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ミ,,゚Д゚彡彼への依頼はV・I・Pのようです:四話 「その先にある物」

2 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:29:47.31 ID:up/zqORX0
四話 「その先にある物」



(,,゚Д゚)「お前は俺のパートナーだ、違うか?」

从 ;∀从「うん…うんっ!!」

彼女はすがるようにフサの手を取る

重なる手と手

そうして二人は黙って見つめ合う
ほんの僅かな、永遠にも感じられる時間の中で

(,,-Д-)「…」

そっと呟く

(,, Д )「…これで胸が小さければなぁ…」


从 ∀从「………」

音を立て、散らばるガラスにひびが走った

続いて階下まで響く轟音
3 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:30:28.65 ID:up/zqORX0
从♯゚∀从「なんか言ったか?」

「…だんでぼないでず」


从*゚∀从「ほら早く行こうぜ! 早くしないと椎ちゃんが危ない!」

先までの曇り顔はどこへやら、すっかり元気になった彼女に言われ
ボロボロになりながら立ち上がると、フサはウィッグを付け直し、答えた

  _,
ミ,;゚Д゚彡「行くってお前、どこか分かってるの?」

从 ゚∀从「ふん…お前の事だ、どうせ連中に発信機でもつけたんだろ?」

ミ,,-Д-彡「その通り!」

从 ゚∀从「なら早く!」
4 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:31:15.13 ID:up/zqORX0
  _,
ミ,,゚Д゚彡「いやでもなぁ…正直あんまり乗り気しないんだよねー…」

从♯ ∀从「お前…まだそんな事を」

ミ,;゚Д゚彡「いやいやいや!違う!違うの!そう言う意味じゃなくて!」

そうして慌てて何かを弁明しようとする彼に
ハインは巨大ハンマーを振り被った所で止めた

从 ゚∀从「どういう意味さ?」

  _,
ミ,;゚Д゚彡「それがさぁ、調べてて分かったんだけど…」

从;゚∀从「?」
5 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:31:42.44 ID:up/zqORX0
【??】


夕暮れの光が淡く照らす廃ビルの中
ソファーの上で静かに寝息を立てる彼女と
それを囲むように群がる男が数人


(* − )「……」

目を閉じたまま、何の反応を示さない彼女に
突然一人が覆い被さった

「…」

二人の顔が近づき、荒い息が彼女の髪を微かに揺らす

すぐに男の震える手がゆっくりと胸元へ伸びていき、微かに上下する双丘に触れ
被せた掌でゆっくりと撫でまわし、まるで確認するかの様に衣服の奥の柔らかさを楽しみ
やがて充分に堪能したのか、指先をゆっくりと押し込んでいく


(* − )「…ん」

微かな反応、椎は身を捩りその手から逃れようとするが
逆に男の指は離されまいと乳房をしっかりと掴んだ
6 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:32:31.82 ID:up/zqORX0
掴まれた膨らみは形を変え、指の間からはみ出す様な錯覚を覚える
そんな感触と目の前にある彼女の存在に興奮しきった男は腕に力を込め
一気に握り、回し、こねるように揉みしだく


(* − )「ん、んん……っ」

激しい愛撫に椎は苦しそうな声を上げ身体を横に捻った
すると手が離れ、僅かな安堵の表情を浮かべる

無音の中、誰かの喉が鳴る音が響く

男は手から離れた柔らかさを求め手を伸ばさんとするが
ふと手を戻し、今度は少しはだけた衣服の隙間に手を差し入れた

温かく、滑らかな柔肌に指を滑らせる


(* - )「んっ、ふ…ぅ」

突然の冷たさに身体を震わせ、彼女は更に身を捻るが
それよりも早く男の手が進入し胸部を覆い、そのまま横を向き
自ら男の手を抱き抱える様な形になった
7 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:34:27.22 ID:up/zqORX0
彼女の腕の中で、男の掌を包むように膨らみが形を変える

重みさえも感じる感触を堪能し、指に力を込めた
押し返す弾力が負け、指先がどこまでも埋もれていく


(*; − )「…っ!」

椎は胸を強く掴まれた痛みに掠れた声を上げ、苦し気な表情を見せた

「おい、いつまで自分だけ楽しんでるんだよ!」

「交代しろ交代!!」

そこへ周りから非難の声が上がり
文句を言われた男は渋々離れていく


「はぁ〜、待ちわびたぜ…」

離れた男に代わって現れた次の男は横たわる彼女の側へ寄り
上半身だけを抱き起こし、背中へ回り込むと股の間に座らせるような姿勢を取った
彼女は完全に身体を背中に預け、力無く男に寄りかかる
腰には男の股間が押し付けられ、固い物が当たる
8 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:37:28.56 ID:up/zqORX0
「んじゃ、まずは脱いで貰おうか」

そう言うとナイフを取り出し、彼女の顎の下から衣服の中心に切れ目を入れると
両腕で前側をゆっくりと破いていき
ワイシャツのボタンを外した様な状態になった


(* − )「んゃ…ぁ」

彼女は小さく呻き声を上げるも、それでも目を覚まさない
破かれた衣服の隙間からは白い素肌が覗き、その大きな胸は谷間を魅せる

「おーおー、綺麗な肌しちゃって…それでは、いただきますっと」

片手を伸ばし、ブラの隙間に手を差し入れた
生の感触、温もりの中を進んでいくと、指先に突起物が触れる


「ははっ、なんだもう立ち上がってるじゃねえか!」

(* − )「…っ…はぁ…」

突起を指で挟み、優しく擦る
そんな愛撫がしばらく続き、椎は苦悶の表情を浮かべた
9 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:39:26.16 ID:up/zqORX0
(* − )「ふぅ…ぅう、ん」

やがてそれにも飽きたのか両手を使い、掌に突起を感じつつ強く握ると
二つの胸が大きく形を変え、その度に辛そうな吐息が漏れた


「さて、下の具合はどうかな…?」

言って男は指に唾液を着けると片手をゆっくりと下へ向かわせる

するりとパンツの中へ手が差し込まれ
這うように中心へと進んでいく

中指が折れ内側へ侵入していき、やがて小さな溝へ辿りついた


「こっちはまだまだかぁ、どれ、すぐに良くしてやる」

(* − )「ん…ぅ…」

片手は強く胸を握ったまま
片手で溝を軽く擦る

寄りかかる体が大きく震え、彼女の腕が動いた
10 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:41:15.73 ID:up/zqORX0
「おっと…」

(*; − )「ぁ……ぁ…はぁ………はぁっ…」


胸を掴む腕をどかそうと男の腕を細い指が掴むが離れない

秘部を擦る指を止めようと白い手を股間へ手を伸ばすも
ズボンの上からでは中を蠢く指は止めようが無い

腰に当たる異物から逃れようにも掴まれた身体は動けない


彼女の頬は紅潮し、いつしか息が荒くなっていく


(*; − )「ふ…ぁ……はっ……はぁっ…ん」

「よーし、そろそろいいかな?」

抵抗が強まるにつれ艶かしい声が上がり
下は既に男の唾液以外の物が熱く濡らし初め
ついに指が溝の奥へと滑り始めた頃


(*゚−゚)「…はぁ…ん……ぇ?」

椎はようやく目を覚ました
11 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:43:49.10 ID:up/zqORX0
「お目覚めかい?」

背中から声がかかる


(*;゚−゚)「……え?」

あまりの状況に把握しきれないのか、しばし周囲を見渡す
周りにはニヤけた表情で彼女を見下ろす男達の姿

そうこうする間にも指は蠢き、男は椎の首筋に舌を這わせた


(*;゚−゚)「ぃ…」


「いやああああああああああああああああああぁ!!!!」


首を舐めまわされる不快感
今現在、何をされているかを把握した椎は絶叫し
自らを弄る手から逃れようと身を捩り、気が狂った様に暴れだした

「っ!!」

突然の抵抗に男は痛みを訴える声を上げながらも逃がすまいとするが
半狂乱の暴れっぷりに負け、男の手には彼女の千切れたブラジャーだけが残った
12 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:45:25.08 ID:up/zqORX0
(*;ー;)「いやっ!! いやあああああ!!!」

その途端に立ち上がり肌が晒される事も気に止めず
二つの膨らみを激しく揺らしながら叫び声を上げ、出口へと駆け出した


「くそがっ…おい!逃がすな!!」

(*;ー;)「ひっ!?」

すぐさま誰かが叫び、出口に男が二人並ぶ

「そんな格好でどこ行くつもりだい」


(*;−;)「あ…あ…」

「ほら戻ってさ、楽しもうぜ?」

逃げ道を塞がれ、立ち止まった椎に背中から一人が組み付く
潰れてしまいそうな程の悲鳴を上げながら彼女が暴れるも
身体を持ち上げられ、その場で仰向けに床に伏された
13 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:48:10.65 ID:up/zqORX0
「おい、しっかり押さえてろ!」

「おうよ!」

(*;−;)「やだ!!やめて!!やめてよォ!!」

「おおー!とうとうおっぱい初披露〜」

衣服も横にずれ、最早隠す物の無くなった胸部が晒され
男の目に二つの突起が映る

「…」

「やっぱいい乳してるぜ…」

椎の両腕に圧し掛かるように押さえつける男二人は息を飲み
膨らみを見つめ手を伸ばす


(*♯;−;)「バカァ!変態!触らないで!!」

非難の声は当然届くはずも無く
二つの手がそっと椎の胸に触れ、撫でるように揉み始める


(*;−;)「ひっ、く……ぅうう、やめてよっ…きもちわるい」
14 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:51:12.20 ID:up/zqORX0
(*; − )「!!」

そんな様から必死に目をそらしていた椎だったが
ふと腰に違和感と共に背筋の凍るような怖気

見れば男が椎のズボンに手をかけ、パンツごと一緒に一気に膝元まで下げた


(* − )「――――――!!!!!!」

言葉にならない悲鳴を上げ必死に身体の動く限りを暴れさせる

「ちっ…くそ、この!!」

男は必死に彼女の股を開かせようとするが
足を閉じたまま暴れるのでどうにもならず
やれやれ、と胸元から何かの瓶を取り出すと中の液体を口に含んだ


(* − )「…っう…ひっく、ううぅ、もう…やだよぉ…!」

そして癇癪を起こす彼女へ上から組み付き、両手で顔を押さえると


(*;−;)「え」

僅かに怯んだ隙を狙い、男は一気に唇を重ねた
16 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:53:11.11 ID:up/zqORX0
(* − )「ん゛―――――っ!!!」

頭をしっかりと掴まれ、何の抵抗も出来ない彼女の口内に何かが流れ込む

男の唾液の混じった、妙な液体

それが口内に溢れ、飲み込む事を拒否するも呼吸する度に喉の奥へ流れてしまう


(*; − )「ん……ん゛ん゛ん…っ!!」

次いで今度は生暖かい気持ちの悪い何かが口内へ侵入
何かが舌の上を這って行く

すぐに目の前の男の舌だと気付くが、既に彼女の身体には異変が起きていた

(*; − )(ぁ…ぁ…な、に…これ…)

心臓の鼓動がはっきりと耳の奥に響き

身体に異常な熱を感じ

思考は混乱し、理性が飛ぶ

頭の中が白く染まり、やがて一つの想いが芽生えた
18 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:54:55.14 ID:up/zqORX0
(*; − )(も……もっ…と…)


「…?」

唇を押し付ける男の表情が喜びを帯びる

彼女の舌は、自らの中を蠢く物を求めるようにゆっくりと動き出した

(* − )「んっ…………ん…む……」

まるで溶け込む様に絡み合い、小さく口の隙間から音が漏れた

(* − )「…っぷぁ……はぁっ…はぁ…」

長く濃厚なキスを終え、男の顔が離れても彼女は抵抗する事無く
身体を押さえていた男も既に離れていた

(* − )「はぁ…はぁ…ぁ」

熱を帯びた荒い呼吸、横になったまま手を広げどこか虚ろな目で空を見つめる
そして男が横に座り込むと椎は恍惚の表情でちらりとそちらを覗いた

「いや、すげぇ効き目だなこいつ」

男は瓶を摘み、中の液体を揺らし笑みを作る
19 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 16:57:39.87 ID:up/zqORX0
(* − )「あっ…はぁ…っ」

すると突然椎が身体を震わせる

見れば二人が彼女の胸に吸い付いている

「……ふん」

そんな必死な姿を軽く嘲笑し身を引くと
今度はズボンを片足から外し、閉じられた膝に手を置く

「…ん?」

が、軽い抵抗を感じる

(*; − )「だ…めぇ」

それが最後の一線、椎は全ての理性を総動員して止めようとするも
まるで力無く、ゆっくりと足が開かれていく

「フヒヒwwwご開帳〜」

男の両腕が広がり、彼女の足が大きく横へ――
20 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 17:02:24.13 ID:up/zqORX0
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。

   (…フヒヒwww椎ちゃんの、ザ・あそこ丸見えー…)



(,;■Д■)「うへぇ、気持ちわりーなぁ…こいつ気絶しながら笑ってやがる」

黒マスクを被った男が寝転び、何やら幸せそうに眠っている
そんな累々と重なる屍の山の中でフサが言った

从;゚∀从「椎! しっかりしろ、大丈夫か!?」

(*゚−゚)「…」

一部始終を見ていた椎は何やら呆けた顔でフサを見つめている

从;゚∀从「椎?」

(*゚ー゚)「あ、はいっ! 大丈夫です!」

問いかける言葉に我を取り戻した椎
元気良く返事をする姿にハインは安堵するように溜息を吐いた
そんな二人へとフサが呆れ顔で近寄る
21 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 17:03:03.20 ID:up/zqORX0
  _,
(,;■Д■)「だから言ったろ、んな心配する必要はないってな」

从;゚∀从「だ、ねぇ…」


では、男の長い妄想の間にここで何が起きたのか
少し時間を巻き戻してみよう


――椎が連れ去れた後、発信機の信号を追い外へ出たフサ達

反応はどうやら彼女のマンションのすぐ近くにある廃ビル

从 ゚∀从「ここ?」

(,,■Д■)「そうみたいだな…ん、声?」

从;゚∀从「よ、よし。慎重に慎重に」



そして中へと入り込んだ彼等の目に飛び込んできたのは――
22 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 17:04:15.26 ID:up/zqORX0
「椎ちゃんだ! 本物だぁ!!」

「こっち向いて! 視線こっち!!」

(*;゚ー゚)「え? え?」

「あー!いいよいいよー!その表情!」

「あ、視線こっちにもお願いしまーす!!」


沢山のカメラを持った男達に囲まれた彼女の姿だった

从; ∀从「だあああっっ!」

そんな様子に思わず拍子抜け、ハインは勢い良く足を滑らせ
身体を小刻みに震わせながら倒れている

そんな二人の姿を見つけた集団が入り口を睨み、声を荒げた

「な、誰だ貴様等は!!」
  _,
(,;■Д■)「なんか馬鹿馬鹿しくなってきたなぁ」
23 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 17:06:31.51 ID:up/zqORX0
「邪魔するつもりか!」

「そうか…お前が椎ちゃんをたぶらかしたんだな!!」

「許せねえ!やっちまえ!!」

(,♯■Д■)「じゃかぁしい!!」


――そうしてその場に居た集団全員をぶちのめし、今に至る


(,,■Д■)「それじゃあ…そろそろ説明してもらおうか」

(*;゚ー゚)「え?」

(,,■Д■)「悪いがちと調べさせてもらったよ」

(* − )「…」

从;゚∀从「な、何言ってるんだ?」

(,,■Д■)「脅迫やら何やら、そういうのは全部自分でやった、そうだろ?」

从;゚∀从「へ?」

(*; − )「…っ」
24 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 17:08:30.14 ID:up/zqORX0
黙り込んだまま微かな反応
しばし続く睨み合いの末、彼女は口を開いた

(*゚−゚)「そう…全部お見通しって訳ね」

从;゚∀从「椎?」

そうして彼女はゆっくりと語り始めた

まず事務所の方に送られてきた手紙や脅迫電話等
それ等は全て自分が友人に頼み、やった事だと

从;゚∀从「なんでそんな事…」

(*゚−゚)「なんか、ね…嫌になっちゃったんだ、この生活が」

(* ー )「生活範囲は狭まり、行動も全て抑制されて
    そして仕事場では妬みに嫉妬に人間関係もドロドロ…もう耐え切れなくて」

(,,■Д■)「それを理由に辞めるつもりだったか」

(* ー )「そういう事、私は自由になりたかった」

从;゚∀从「そんな…別にそこまでしなくたって辞める事くらい」

(* ー )「無理よ、モナーの正確は知ってるでしょ?
    すーごくしつこいんだから…普通に言ったんじゃ聞く耳持たないわ」
26 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 17:09:24.41 ID:up/zqORX0
从;゚∀从「むぅ」

从 ゚∀从「ん、じゃあこいつらは何だ? なんでまた誘拐みたいな真似を?」

(*;゚−゚)「それは…私もわからないの」

(,,■Д■)「…こいつらはさ、あんたのファンだよ」

(*゚−゚)「え?」

彼女の部屋の盗聴器、それは彼等が仕掛けた物だった

(*;゚−゚)「と、盗聴!?」

(,,■Д■)「ああ、もう壊しておいたけどな
      んであんた、その友人との電話にそれを使っただろ?」

(*;゚−゚)「あっ…じゃあまさか」

あまりに熱狂的なむしろストーカーの域である
彼等はその盗聴で例の話を聞いてしまった、そして

从;゚∀从「もう居ても立っても居られず、暴走行動に出た…と?」

(,,■Д■)「大方そんな所だろ、まあ攫ってどうするつもりだったのかは知らないけどな」
27 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 17:12:31.45 ID:up/zqORX0
(* − )「…」

そこまでの話を聞き、彼女は俯き屈みこんだ

(,,■Д■)「まあ軽率だったな、色々とさ」

(* ー )「みたい、ね…」

从 ゚−从「…」

訪れる静寂、沈黙が続く
そんな中耐え切れなくなったのか、フサが言った
  _,
(,;■Д■)「あー、で…どうだい、まだ辞めたいか?」

問いかけ、彼女はゆっくりとそれに答える

(*゚−゚)「ここまでされて続けようって気は起きないよ…」

(,,■Д■)「だろうなぁ」

从;゚∀从「おいおい」

(*゚−゚)「何が言いたいんですか?」

(,,■Д■)「んー、そうだね…何するにしたって挫折する事はあるもんだ
      大なり小なり、それが良かろうが悪かろうがな」

(*゚−゚)「今がそう…って事?」
28 :機関投資家(栃木県) 2007/04/11(水) 17:13:40.26 ID:up/zqORX0
(,,■Д■)「そうさ、んで全ては責任の上で成り立ってる
      自分がそれを求めて始めて、それを認めている人が居る
      そうやって生まれた責任ってのは決して良い物じゃないさ」

从 ゚−从(始めた責任…ね)


(,,■Д■)「それはさ、苦しい事ばかり、いやきっと辛い事しか無いだろうな
      だから幸せってのは…その先にしか無いんだ」

(* − )「あるの、かな?」

(,,■Д■)「それは分からん…逃げるも続けるも本人の自由、けど折角来てくれた壁だ
      その先にある物、何があるのか、それを見てみたくないか?」

(* − )「…わかんない」

(,,■Д■)「まあ…焦る事ぁない、俺が何を言おうと、決めるのは自分だ
      よく考えるこった、あんたが欲しいのは何だい?」



「私は――」



                    エピローグへつづく