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ノパ听)が日本シリーズの実況をするようです:第六話 ラッキーセブン
- 101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 21:24:24.46 ID:sRedIHBv0
第六話 ラッキーセブン
ノパ听)「さあ、二回以降両チーム点を取れずに3−0のまま七回、ラッキーセブンに入ります。
テラロハスヴィッパーズは一番、ジョルジュ選手からの攻撃です」
( ´_ゝ`)「ここまで彼はノーヒットですからね。そろそろ何か仕掛けてきますよ」
ノパ听)「今打席はジョルジュ選手、何も忘れてはいません。準備万端で挑みます!」
- 102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 21:27:02.98 ID:sRedIHBv0
ノハ#゚听)「ピッチャ、一球目は外に逃げるカーブ! 見送ったジョルジュ選手!
二球目、インハイぎりぎりに直球! ストラーイク!」
( ´_ゝ`)「これは打てません。いい緩急ですね」
_
( ゚∀゚)(……次は外角か?)
ノパ听)「三球目は内角低目いっぱいのカーブ! 見事にストライク!
ジョルジュ選手、簡単に追い込まれたああああああああああ!!」
( ´_ゝ`)「いやー、いいピッチャーですねー」
- 104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 21:29:14.36 ID:sRedIHBv0
_
(;゚∀゚)(畜生……次は一球外してくるのか?
しかし、ここまで制球がいいとぎりぎりを狙ってくるかもしれん……)
_
(;゚∀゚)「た、タイム!」
ノパ听)「ジョルジュ選手、いったん打席をはずします! ベンチの指示を仰ぐのでしょうか?」
( ´_ゝ`)「こう弱気になっては打てませんよ。ジョルジュ選手、まずいですね」
- 105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 21:33:14.46 ID:sRedIHBv0
- 〜ジョルジュとモナー、ボディーランゲージで会話中〜
_ ∩
(;゚∀゚)彡 (監督、どうすればいいですか?)
( ⊂彡
| |
し ⌒J
∧_∧
あれをやれ━━━━━━(´∀` )━━━━━━い!!!!!
/ ヽ
/ 人 \\ 彡
⊂´_/ ) ヽ__`⊃
/ 人 (
(_ノ (_)
- 107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 21:33:57.88 ID:sRedIHBv0
マジっすか・・・
_, ,_
( ゚Д゚) ガン!!
( ∩ミ ____
| ωつ☆
し ⌒J |
*'``・* 。
| `*。
,。∩ * お前なら出来る
+ ( ´∀`) *。+゚
`*。 ヽ、 つ *゚*
`・+。*・' ゚⊃ +゚
☆ ∪~ 。*゚
`・+。*・ ゚
- 109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 21:34:42.58 ID:sRedIHBv0
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- 111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 21:36:36.65 ID:sRedIHBv0
ノパ听)「さあ、ジョルジュ選手打席に入ったあああああああああ!」
( ´_ゝ`)「打てないと思いますけどねぇ……」
ノパ听)「さあ、ピッチャー、振りかぶって……」
_
( ゚∀゚)「いまだ!」
ノハ;゚听)「投げたああああ!! ってジョルジュ選手ううううううううううう!!
同時にバットを投げ捨てて一塁へと猛ダッシュだあああああああああ!!」
(;´_ゝ`)「これはまさか!?」
ノハ;゚听)「まさか、なんなんです!?」
(;´_ゝ`)「彼はやるつもりですよ! かつて誰も成しえていない、一塁への盗塁を!」
- 113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 21:40:01.28 ID:sRedIHBv0
ノハ;゚听)「一塁への盗塁!? そんなこと、理論上可能なのですか!?」
(;´_ゝ`)「無理です。それはあのイチローさえ成し遂げられなかった事実から見ても明白です。
それでも、それでも彼はやるつもりなんですよ!」
ノハ;゚听)「そんな無謀な! キャッチャー、ボールを受け取って一塁に投げます!
しかし、ジョルジュ選手はまだホームと一塁の真ん中くらい!
これは間に合わないぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
( ´_ゝ`)「いや、わかりませんよ」
ノハ;゚听)「なんですって!?」
( ´_ゝ`)「彼の目を見なさい」
_
(#゚∀゚)「うおおおおおおおおおおおおおおおおっぱい!」
( ´_ゝ`)「あの目はまるで、童貞の少年が生おっぱいを目撃したそれだ。
こんな目を出来る選手にこそ、野球の神、いわゆるゴッドは奇跡を与えるのです」
ノハ;゚听)「し、しかし……」
( ´_ゝ`)「見守りましょう。私たちに出来るのは、それしかない」
- 116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 21:42:58.44 ID:sRedIHBv0
そのとき、敵チームの一塁手は見た。
一塁に猛然と駆けてくるジョルジュの美しい瞳を。
そして、ジョルジュの背中から湧き出てくる、光り輝くオーラの泉を。
(敵一塁手)「うおっまぶし!」
その眩しさが、彼の心を洗い流した。
昨日、鬼畜物の裏AVで抜いた彼の心の汚れを。
一塁内野席から腕を降ってくるかわいい幼女を犯したいと思っていた彼の心を。
(敵一塁手)「ふっ……このポールはとれねーよ」
そして、敵一塁手はキャッチャーからのボールを後逸した。
- 118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 21:44:32.47 ID:sRedIHBv0
(一塁塁審)「セーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーフ!!」
_
( ;∀;)「やったああああああああああああああああああああああああ!!」
ノハ;゚听)「セーフ!セーフだああああああああああああああああ!
なんとジョルジュ選手! 一塁への盗塁を成し遂げたああああああああああ!」
( ;_ゝ;)「素晴らしい!素晴らしすぎます!
私は今、猛烈に感動しています!!」
ノハ;凵G)「見てくれ、世界のベースボールマンたちよ!
これが近代日本野球の結晶だあああああああああああああああ!!」
素直ヒートはこの台詞で、その年のFNSアナウンス大賞に輝いた。
- 121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 21:46:18.01 ID:sRedIHBv0
続いて、二番、ドクオの打席。
('A`)「えい」
ノハ;゚听)「ドクオ選手、ボテボテのセカンドゴロです!
簡単にダブルプレーを取られましたあああああああああ!」
( ´_ゝ`)「あのセカンドゴロは確実に狙ってやりましたね」
ノハ;゚听)「あんな感動的な出来事の後に……。
なんていうか、性根が腐りきってますね。ドクオ選手」
( ´_ゝ`)「なにせドクオ選手ですからね(苦笑)」
- 127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 21:51:28.69 ID:sRedIHBv0
ノパ听)「続いて、ツーアウトランナー無しで三番、ブーン選手です」
( ´_ゝ`)「見てください。彼の目を」
( ^ω^)「人は……誰かになれる(笑)!」
ノハ;゚听)「すばらしい気合の入った瞳です! これは何かをやらかしてくれそうです!」
( ´_ゝ`)「これは見ものですよ!」
- 128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 21:52:21.10 ID:sRedIHBv0
そして、ボールが投げ込まれた。
それは可憐な音を立ててキャッチャーミットに収まる。
その音は、球場の隅から隅にまで響き渡った。
うるさいはずの球場で、なぜその音は球場の全観客に聞こえることが出来たのか?
それは、観客の、いや、球場にいたすべての人間が、
息を呑んでブーンのスウィングに見とれていたからだ。
まさに理想的な弧を描いたスウィングは空を切り、甲高い風切り音を鳴らす。
そして、ボブをはじめとした審判四人は、手にしたプレートを一気に掲げた。
- 133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 21:56:48.19 ID:sRedIHBv0
( ´_ゝ`)「すばらしいスウィングだ! これは文句ない!」
ノハ#゚听)「レギュレーションによれば、スウィングの判定で合計が38点以上の場合、
それを四で割って四を掛けてさらに四で割った数字が点数となります!」
( ´_ゝ`)「判定は如何に!?」
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|ビール| ___ |らき |
|くれ :|∧_∧ |fuck !| ∧_∧ | ☆すた|∧_∧
〃  ̄ ∩ ´∀`)〃 ̄ ∩ ゚Д゚)〃  ̄ ̄ ∩ ・∀・)
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| スウィング評価認定委員会 |
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- 137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 21:58:22.10 ID:sRedIHBv0
ノハ#゚听)「十点 十点、十点、十点!
四十点満点がでたあああああああああああああああ!!」
(`・ω・´)「満塁ホームラン!!」
( ^ω^)ノ「いやっほおおおおおおおおおおおい! これがVIPクオリティ!!」
ノハ;゚听)「素晴らしい!ブーン選手! ここで誰もが予想しない、まさかの満塁ホームランです!」
( ;_ゝ;)「ジョルジュ選手に続き、ブーン選手まで……
テラロハスヴィッパーズ、素晴らしいチームです。ジャパンの誇りです!」
- 141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 22:06:40.42 ID:sRedIHBv0
ノパ听)「さて、現在7−0でテラロハスヴィッパーズのリード。
ツーアウトランナー無しで四番ショボン選手がいつものように子宮で一塁に出ました」
( ´_ゝ`)「続いて五番、荒巻ですが、ぎっくり腰で昇天したので代打です」
\(^o^)/「ヘロー!」
ノパ听)「ここで代打の外人、ジンセ・O・ワタの登場だあああああああああ!」
( ´_ゝ`)「彼はメジャーで9本の本塁打を打っています」
ノパ听)「微妙ですね! でも期待しましょう!」
- 145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 22:12:40.41 ID:sRedIHBv0
ノパ听)「ピッチャー、第一球を振りかぶらないで投げた!」
\(^o^)/「fly me to the moon!」
ノハ#゚听)「これは凄い! 伸びる! まるでチンコの皮のように!
しかしポールの外! わずかにファール!」
( ´_ゝ`)「しかし、これでピッチャーはびびりましたよ?」
ノハ#゚听)「おおおおおっと! ここでワタ選手、タイムを取ったあああああああ!!」
- 146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 22:13:55.21 ID:sRedIHBv0
/\(^o^)/\「ウデオレタ」
ノハ#゚听)「なああああああああああんと! 今のファールを打って腕が折れたようです!
しかしベンチは動きません!」
( ´_ゝ`)「契約金の一億円分は働かせるつもりなんでしょうね」
(`・ω・´)「バッターアウト!」
ノハ;゚听)「ワタ選手、アウトです!」
( ´_ゝ`)「テラロハスヴィッパーズも一億円無駄にしましたね(苦笑)」