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ノパ听)が日本シリーズの実況をするようです:第四話 二回の表裏

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 19:27:53.55 ID:sRedIHBv0

第四話 二回の表裏

ノパ听)「さあ、ちゃっちゃか一回の裏が終わりまして、
    続いて二回の表、テラロハスヴィッパーズの攻撃です!」

ノパ听)「続いてのバッターは三番、サードのブーン選手ですね」

( ´_ゝ`)「彼は非常にいい選手です。なにせ、にょリーグの快眠、快食、快便で三冠を取りましたからね」

ノパ听)「厳しいシーズンにフル出場してこれですからね。すさまじい選手です」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 19:28:56.42 ID:sRedIHBv0


( ^ω^)「ばっちこーい!」

ブン!


ノハ#゚听)「美しい! なんて美しいスウィングだああああああああ!」

( ´_ゝ`)「まさに芸術ですね!」


(`・ω・´)「アウト!」


ノパ听)「しかし、三振でした!」

( ´_ゝ`)「残念!」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 19:33:48.46 ID:sRedIHBv0

ノパ听)「続いては四番のショボン選手です!」

( ´_ゝ`)「彼はとても特殊なバッターですよ」

ノパ听)「ええ。資料をみればわかります。
    打率は0割。ヒットは無し。それなのに出塁率は5割を超えます!」

ノパ听)「そうこうしているうちにピッチャー、投げた!
    ショボン選手、堂々と見送った! 自信満々だ!
    しかし、ど真ん中! これはストライクかあああああああああ!?」

(;´_ゝ`)「いや、まだわかりませんよ!」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 19:36:42.57 ID:sRedIHBv0


(´・ω・`)「……」

(;`・ω・´)「……」


ノハ;゚听)「ショボン選手、ふんぞり返ってボブをにらみつけていますよ?」

( ´_ゝ`)「これが彼の凄いところなんです。
     どんなボールも堂々と、えらそうに胸を張り、見送る。
     その態度に、審判が自分の判定に自信をなくしてしまうんです!」

ノハ;゚听)「なるほど! しかも審判は誤審のボブだ! これは効果はばつぐんか!?」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 19:38:00.31 ID:sRedIHBv0

(´・ω・`)「……おい、ボブ」

(;`・ω・´)「な、なんだ?」

(´・ω・`)「この世で一番えらいのは誰だかわかるか?」

(;`・ω・´)「……あいどんのう」

(´・ω・`)「この世で一番偉いのは……」










(´・ω・`)「このショボン様さ!」

(;`・ω・´)「フォアボール!」


ノハ;゚听)「なーんと! まだ一球しか投げていないのにフォアボールだあああああああああ!」

( ´_ゝ`)「流石は四番ですね」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 19:46:20.47 ID:sRedIHBv0

ノパ听)「さあ、ワンアウトランナー一塁で五番、ファーストの荒巻です!
   えー、荒巻選手は今年98歳。文句なしに球界最年長です!」

( ´_ゝ`)「今年はぎっくり腰で一年を棒に振ったくせに、ちゃっかり日本シリーズには出てきました」

ノパ听)「老害とはこのことですね」

( ´_ゝ`)「チームのみんなも、うざがっているようですね」

ノパ听)「さあ、ピッチャー投げました!」


/ ,' 3「絶好球!」


ブン!


/ ,' 3「ぐわあああああああああああああああああああああああああああああああ」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 19:47:11.36 ID:sRedIHBv0

ノハ;゚听)「おおおおおっと! 荒巻選手、バッターボックスに崩れ落ちたあああああああああ!!」

( ´_ゝ`)「ぎっくり腰が再発したようですね」

ノハ;゚听)「ここは代打か!? しかしベンチは動きません!」

( ´_ゝ`)「ベンチは荒巻選手を見捨てるようですね。むしろここで死んでほしいようです」


(`・ω・´)「バッターアウト!」


ノパ听)「バッターアウトになってようやく、
     荒巻選手がモナー監督に引きづられてベンチへと帰っていきます」

( ´_ゝ`)「もう彼の姿を見ることはないでしょうね」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 19:52:38.79 ID:sRedIHBv0

ノパ听)「続いて、ツーアウト一塁でバッター、六番レフトのギコです」

( ´_ゝ`)「彼は顔や声の割に地味ですからね。ここは地味にヒットでも打つんじゃないですか?」


(,,゚Д゚)「ごるぁあああああああああああ!!」


ノハ#゚听)「ギコ選手、すさまじい雄たけびとともにスウィングだああああああああああ!!
   しかし、打球は緩やかに上がります! レフトとショートの間に落ちた! 
   ポテンヒットだああああああああああああああああああああああ!!」

( ´_ゝ`)「いやー、本当に地味ですね」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 20:03:31.32 ID:sRedIHBv0

ノパ听)「さあ、ツーアウト一二塁で、続いてはセカンド、ツンデレ選手です」

( ´_ゝ`)「彼女は別名『乱闘王』ですからね。ここは乱闘を期待しましょう」

ノパ听)「ピッチャー投げた!」


ヒューン。バキッ!!

ξ#)凵G)ξ「いたああああああああああああああい!!」


ノハ#゚听)「デッドボール! デッドボールでええええええええええええす!
   おいしい! ツンデレ選手おいしすぎまあああああああああああああああああああす!」

( ´_ゝ`)「さあ! 乱闘がきますよ!」
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 20:06:20.56 ID:sRedIHBv0


ξ#゚听)ξ「この糞ピッチャーが! ぶっ殺おおおおおおおおおおおおおす!」

(敵ピッチャー)「はわわ〜!」


ノハ#゚听)「ツンデレ選手、マウンドへと駆け出しました!
   走る勢いを利用してまずはコテはじめのドロップキック!
   続いて倒れこんだピッチャーの顔面にその大きなお尻を利用したヒップアタック!
   さらにピッチャーを肩で担ぎ上げてアルゼンチンバックブリーカー!
   そこで、泡を吹いて倒れるピッチャーに二塁のショボン選手が駆け出してきて、
   ツンデレ選手と力をあわせて必殺の友情!筋肉バスターだああああああああああああああ!!」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 20:08:55.05 ID:sRedIHBv0


(`・ω・´)「ワン! ツー! スリー!」

カンカンカーン!


ノハ#゚听)「ピッチャーノックアウト!」

(;´_ゝ`)「レギュレーションによれば、これは二塁打以上、
    うまくいけばホームラン扱いになりますよ!」

ノハ#゚听)「さあ、主審ボブの判定は如何に!?」

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 20:10:12.38 ID:sRedIHBv0


(`・ω・´)「……ホームラン!」

ξ#゚听)ノ「うっしゃあああああああああああああ!!」


ノハ#゚听)「ツンデレ選手! なんとスリーランホームランです!
     高々と拳を突き上げましたあああああああああああああああああ!」

( ´_ゝ`)「アルゼンチンバックブリーカーから筋肉バスターまでの流れを評価されたようですね。
     塁審の三人が、満場一致で10点のプレートを掲げています」

ノハ#゚听)「いやー、お見事でした! 実況の冥利に尽きるってもんです!
     いいもの見せてもらいました!」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 20:16:56.57 ID:sRedIHBv0

ノパ听)「さて、ピッチャーが交代したところで、
    続いては八番、テラロハスヴィッパーズの紅一点、ショートのしぃ選手です!」

(*´_ゝ`)「しぃ選手かわいい……ハァハァ……」

ノハ#゚听)「私、しぃ選手のような萌えキャラがだいっ嫌いであります!
    ピッチャー! 顔面にデッドボール当てろやあああああああああああ!」


(*>ー<)「えい!」

(`・ω・´)「三振! バッターアウト!」


( ´_ゝ`)「いやー、しぃ選手、三振してもきゃわいいです」

ノパ听)「……クソ! 今度スパイクの中に画鋲仕掛けたろか……」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/12(火) 20:20:11.30 ID:sRedIHBv0

ノパ听)「二回の表、テラロハスヴィッパーズはツンデレ選手のスリーランで三点を先制しました。
   ここから二回の裏、敵チームの攻撃に移ります!」


川 ゚ -゚)「くらえ。レインボーサイクロン」

(敵四番五番六番)「わー、魔球だー」


ノハ#゚听)「敵チームあっけなく三アウト! 
    続いて三回、テラロハスヴィッパーズの攻撃に移りながら次回に続くううううううううううううう!」