代理<><>2007/08/30(木) 01:00:22.28 ID:NnvqOwkR0<> 立つかな <>( ^ω^)ブーンがオーバーラップするようです 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:00:49.51 ID:oEfUk/710<> オーバーラップとクリアランス <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2007/08/30(木) 01:00:51.54 ID:A4CBsLeo0<> 5.1068115234375
世界の凄腕ハッカーさんにメールを出して
2ちゃんへ招待しようぜw

↓世界の凄腕ハッカーさんのメアドはこちら↓
jamaycka_1@hotmail.com
Jamaycka@gmail.com

メールの最後にhttp://wwwww.2ch.net/news4vip/を忘れずにw
5.1068115234375 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:04:19.17 ID:E3eFV1VX0<> 「フェード」という映像効果をご存知だろうか。
「フェードイン」と「フェードアウト」という二つの種類がある。
前者は、画面に何もない状態…、一色だけの状態から徐々に映像が見えてくる効果のことだ。
白い画面から、ゆっくりと人が浮かび上がってくるように。
後者は逆に、映像が徐々に一色だけの何もない画面に映っていく効果のことを指す。
そしてその人物がもう一度白へと消えていくように。


そして、その二つの効果を重ねることによって画面を切り替える手法を「オーバーラップ」という。


人生にも、フェードインとアウトはある。
ゆっくりと産声を上げ、ひっそりと死んでいく。それが人…、いや、万物の生だろう。
しかし、オーバーラップはない。僕たちが生きている時間軸は重複することがない一本の直線だからだ。




…もし、人生にオーバーラップがあったなら。
そんなことをふと僕は病室で考えていた。二つの時間が重なるならと。





薄暗い病室の照明の下。
今ここに、フェードアウトしそうな命の灯火を燃やす少女がいた。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:05:09.65 ID:E3eFV1VX0<> ( ^ω^)「……。りんご、むくお?」

ξ゚听)ξ  「ううん。いま、食欲がないの。ありがとう」

( ^ω^)「栄養とらなきゃ、駄目だお」

ξ゚听)ξ  「…うん。じゃあ、一切れだけもらおうかな」



ツンが入院してから、僕の果物ナイフさばきは中々上達した。
彼女はいつでも食欲がないような状態で、病院の食事も喉を通せなかった。
しかし、僕が剥いた果物は必ず食べてくれた。それが彼女の栄養源だ。
自分から要求するときは滅多にない。
だけど、林檎が欲しいと言ったらすぐさま用意したし、アイスが食べたいと言ったらコンビニへ飛んでいった。


( ^ω^)「どうぞだお」

ξ゚听)ξ  「わあ…。ウサギさんだ。かわいいね」

( ^ω^)「お母さんにやり方教えてもらったお!さあ、食べるお」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:07:19.30 ID:E3eFV1VX0<> ξ゚听)ξ  「もぐもぐ…」

( ^ω^)「…」

ξ゚听)ξ  「…?そんなジッと見られちゃ食べられないよっ」


(;^ω^)「ごめんお」




ツンは僕の大切な大切な妹だ。
生まれたときは母と同じくらい彼女を抱っこをしたし、幼少の頃はいつも遊び相手になっていた。
困った顔をして算数や理科のドリルを持ってくれば、気が済むまで個人授業をしてあげた。
今、僕は17歳でツンは10歳。年が離れた兄妹の割には、異常なほど仲が良いとよく周囲に言われた。
僕はいつだって妹を常識の範囲内で溺愛した。同じように、妹も僕を心から慕っていた。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:07:45.43 ID:rmieoIQl0<>     ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
           -=ニニニニ=-


                          /⌒ヽ   _,,-''"
                       _  ,(^ω^ ) ,-''";  ;,
                         / ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
                     (.゙ー'''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'
                   _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) ./| _ノ  __ノ
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:09:16.52 ID:E3eFV1VX0<> ξ゚听)ξ  「ねえお兄ちゃん…」

( ^ω^)「なんだお?りんごもう一つ食べるお?」

ξ゚听)ξ  「ううん。もうお腹いっぱい」

( ^ω^)「…そうかお」

ξ゚听)ξ  「はなび」

( ^ω^)「?」

ξ゚听)ξ  「花火がしたいなあ」



( ^ω^)「花火……」

ξ゚听)ξ 「うん!今年さ…。何も夏らしいことしてないし」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:09:42.67 ID:rmieoIQl0<>     ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
           -=ニニニニ=-


                          /⌒ヽ   _,,-''"
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                         / ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
                     (.゙ー'''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'
                   _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) ./| _ノ  __ノ
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:12:46.00 ID:E3eFV1VX0<> そう言ってツンは病室のカーテンを少しだけ開けて、敷地内の電灯を眺めていた。
電灯の周りには虫が沢山集っている。
季節はもう夏の終わり。8月の下旬、残暑だった。
力尽きるまで鳴き続け、木からポロっと落ちる蝉のように、
やっと羽化したあと、数時間だけ飛行しすぐに天命を全うするウスバカゲロウのように、
彼女の命もいつか静かに終わってしまうのかと思うとやり切れなかった。

蝉も蜉蝣も彼女も命の重みは一緒だ。
だが、なぜかやり切れなかった。
そんな簡単に終わってたまるかと思っていた。


その気持ちはきっと、彼女が夏休みが始まるまでは元気な姿でいたからだと思う。
「あんなに元気だったのに、なぜ?」という、憤懣やるかたない単純な気持ちだ。



__彼女がこの夏休みを白い肌のままで過ごしているのは、ちょうど一ヶ月前の事件がきっかけだった。

思い出したくもないはずなのに、その気になれば、気持ち悪いほどに鮮明に思い返してしまうあの日の出来事。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:13:53.65 ID:E3eFV1VX0<> __




( ^ω^)「花火…。そういえば今年は一度もやってないお」

ξ゚听)ξ  「そうでしょ?ね、やりたいな」

( ^ω^)「でも、ツンは外出許可が下りてないお…」

ξ゚听)ξ  「ぶぅー」

( ^ω^)「ツンの体がちゃんと治ったら、花火なんかいくらでもやってやるお」

( ^ω^)「今ならちょうど花火が値下げされてる時期だお」

( ^ω^)「店中の花火を買い占めてやるお!」

ξ゚听)ξ  「ほんとー!?」

( ^ω^)「ああ、ほんとだお」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2007/08/30(木) 01:15:08.43 ID:rmieoIQl0<> 自己満足ならsageてやろうぜ^^ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:15:28.83 ID:KYeolELw0<> si <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:19:43.05 ID:E3eFV1VX0<> ξ゚听)ξ  「私ねぇ、ロケット花火したいなあ…」

ξ゚听)ξ  「知ってる?」

( ^ω^)「うん。知ってるお」

ξ゚听)ξ  「ひゅーーん!って音だして飛ぶんだよ!手持ちの花火なんかより楽しいよ!」

( ^ω^)「いやあ、お兄ちゃんはベーシックな線香花火が一番だお」

ξ゚听)ξ  「あ、うんうん!あれも楽しいよ!」

ξ゚听)ξ  「どっちが長く落とさないでいられるか競争しようね?」

( ^ω^)「はは…。お兄ちゃんは線香花火のプロと呼ばれてるお…」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:20:40.40 ID:E3eFV1VX0<>



ツンが入院してからというものだ。
僕は彼女との歓談の中で、どうしても滲み出てしまう哀しさを抑えながら言葉を発するのが辛かった。
彼女の腕は日に日に細くなっていくし、眩い微笑みと相反する青い顔がどうしても僕には耐えられなかった。



<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2007/08/30(木) 01:21:45.44 ID:rmieoIQl0<> sage <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:22:15.28 ID:AciPCG+g0<> 嫌いじゃない
支援 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:22:35.16 ID:E3eFV1VX0<> ξ゚听)ξ 「…はーあ」

ξ゚听)ξ  「二学期がもうすぐ始まっちゃうよ…」

( ^ω^)「僕なんか一週間前からもう始まってるお〜」

ξ゚听)ξ  「高校たのしい?お兄ちゃん」

( ^ω^)「ツンと話してるほうが楽しいお!」

ξ゚听)ξ  「もうー。そこまでくると気持ち悪いよ!!」

( ^ω^)「おっおっ。ツンの前なら気持ち悪くてもいいお!」

ξ゚听)ξ  「はあーあ!」

( ^ω^)「そんなにため息ばっかついちゃ駄目だおー」

ξ゚听)ξ 「うんっ」



…会話に一区切りがつくと、僕は携帯電話を開いた。もう21時だ。家に帰らなければいけない。
お母さんの世話をしなくてはいけない。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:24:24.90 ID:E3eFV1VX0<> ( ^ω^)「そろそろ九時だお…」

ξ゚听)ξ  「うん。バイバイだねお兄ちゃん」

( ^ω^)「バイバイだお。また来るお」

( ^ω^)「本当は一晩中ツンに付き添ってやりたいけどお…」



ξ゚听)ξ  「その台詞も、何回目かしら?大丈夫だよ!」

ξ゚听)ξ  「お母さんも大変だしね…」




( ^ω^)「すまんお」

( ^ω^)「一応、りんご全部剥いたんだお。腹が減ったら食べるんだお」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:25:57.48 ID:E3eFV1VX0<> ξ゚听)ξ  「うん…。ありがと」

( ^ω^)「それじゃ…」


僕はシャツのボタンを閉め直し、ツンが解いたドリルの添削を置いて病室を後にした。
病院の廊下は、学校の廊下なんかよりずっと冷え冷えとしていると思う。
色んな負のオーラが滲んでいるような気がして、僕はさっぱり好きじゃなかった。


( ^ω^)(今は自由に面会できるけど、そのうち…)


無表情でツカツカと歩く看護婦や医師に、なんとなく嫌悪感を感じながら僕は病院を出た。
生暖かい風が体を包む。もう少し日付が進めば、すぐにこの風は冷たく鋭くなるだろう。
そんなことを予感しながら街を歩いた。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:28:41.20 ID:E3eFV1VX0<> 病院から少し離れた、安い貸しアパートが僕の家だ。
狭いながらも楽しい我が家だった。ちなみに僕とツンに父はいない。僕が小さい頃に逃げてしまったらしい。
お母さんは昼間はパートで働き、夜は内業をしている。今はそれ以外にも、いくつかの仕事を掛け持ちしている。

ツンと僕は、一日中働いている母を少しでも助けるべく、家事などは出来るだけ分担で行っていた。
今はツンが入院しているので、その分僕が働かなくてはいけない。

最近は九時半に母が仕事から帰ってくるので、その時間に合わせて食事の準備をしなければならなかった。


( ^ω^)(今日は何にするお…)


( ^ω^)(そうだ、お母さんが好きなエビチリにするお)



薄暗い街頭の道を抜け、錆だらけの階段を上り、部屋に着いた。


真っ暗な部屋。


…………… <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:33:02.57 ID:E3eFV1VX0<> いや、違う。台所のところだけ、小さな豆電球がついていた。
包丁がまな板にトントンと当たる音が聞こえる。


( ^ω^)「お母さん?帰っているのかお?」


そういいながら僕は部屋全体の明かりをつける。
見覚えのある、シミがついたエプロンが目につく。お母さんだ


( ^ω^)「ただいまだおー」


J( 'ー`)し 「ああ、おかえりなさいブーン」

( ^ω^)「ごめんお。ちょっと遅れてしまったお」


J( 'ー`)し「いいのよ。お母さん、今日早く仕事終わったの」

J( 'ー`)し「たまにはお袋の味ってやつを味あわせてやりたくてね!」



母の髪はいつでもボサボサで、手はカサカサで、背中は丸まっている。
それが僕にとっての母の姿だった。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:37:59.29 ID:oUg/JaDKO<> 支援 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:38:08.36 ID:E3eFV1VX0<> ( ^ω^)「手伝えること、ないかお?」

J( 'ー`)し「いいよいいよ。今日、ツンのところにも行って疲れてるんでしょう?」

J( 'ー`)し「それにテストの二日目だって、さっき気付いたし…」

J( 'ー`)し「テレビでも見てなさいお」

( ^ω^)「そんなこと言うならお母さんだって」


J( 'ー`)し「いいんだって!ほら、いったいった!」




普段とはちょっとだけ強情な母を後に、僕はテレビがある部屋に行った。
徐に電源をつける…。ツンが好きなドラマだ。
あいつも今頃病室のテレビで見ているのだろうか。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:39:05.51 ID:3uE63E8P0<> スレタイみた瞬間キングゲイナースレだと分かったぜ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:43:46.45 ID:E3eFV1VX0<> ( ^ω^)「確かこの俳優さんがツンが好きなんだおねえ…」

( ^ω^)「どうみても僕のほうがいい男だお」


( ^ω^)「なんつて」



しばらく茫漠とした時間を過ごしていると、いい匂いが立ち込めてきた。
ちゃぶ台に、皿や箸が並べられる。遅い遅い晩餐の始まりだ。


J( 'ー`)し「できたよー。かーちゃん特製肉じゃが」

( ^ω^)「うわー!久しぶりだお。これはかなり美味しいお…」

J( 'ー`)し「そうだろう?そう思って作ってみたんだ」



( ^ω^)「僕、ちょっとトイレ行ってくるお」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:49:23.26 ID:4xG97kfd0<> しえん <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:51:01.18 ID:E3eFV1VX0<> __母と僕だけで食卓を囲むのも慣れたか。いや、いつまで経っても僕は慣れない。
僕とツンが向かい同士に座り、母がその間に座る。
今はツンの指定席は母の指定席になっていた。母のくたびれた顔を見るのもまた辛い気持ちになってくる。
親戚から援助を受けているとはいえ、入院費やら治療費を稼ぎつつゆとりのある生活を送るなんて、母子家庭には辛すぎる。



J( 'ー`)し「美味しいかい?」

( ^ω^)「もちろん!!お母さん、おかわり!」

J( 'ー`)し「あら…。ついつい私もツンがいるときと同じように米を炊いちゃうわね」

( ^ω^)「ツンの分まで食べるお!」

J( 'ー`)し「そうかい…。ところであの子は、まだ食欲がないのかい?」

( ^ω^)「ん…。僕が剥いた果物とかは食べてくれるお」

J( 'ー`)し「心配ねえ…」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:54:04.64 ID:oUg/JaDKO<> 支援 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:56:01.27 ID:ujYpMRQb0<> Flash勉強スレかと思った    <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:56:02.65 ID:aa7lVzccO<> 支援 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:56:02.95 ID:E3eFV1VX0<> __僕は食器やフライパンを洗いながら、窓の隙間から今宵の月を見ていた。
少しだけ欠けていて、完全に円を描ききれていない月だ。


( ^ω^)「満月になるころ、季節はすっかり秋だお…」


( ^ω^)「ツンは…」


( ^ω^)「いや、そんなことは考えないお」


( ^ω^)「絶対、治るんだお!」



スポンジを握る手に力が入った。
部屋から漏れてくるテレビの笑い声が、癇に障る。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 01:58:46.78 ID:kWtLHp9jO<> バイク関係かと思った

支援 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 02:01:03.72 ID:E3eFV1VX0<>
今から十年前、僕は七歳だった。

現在、ツンが入院している病院の分娩室にて、彼女は生を受けた。

少しも産声をあげず、周囲を心配させたという。

まさに彼女は世にフェードインしたといえる。

そして今、

彼女は僅かな僅かな歳月を重ねただけで、この世からフェードアウトしてしまう。







__それは、僕の性なのだ。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 02:02:38.67 ID:aa7lVzccO<> 支援 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 02:05:08.48 ID:E3eFV1VX0<> もしも人生にオーバーラップがあったなら。



もしもあのとき



重複することがない一本の直線を、折り曲げて重ねることができたなら。




時間よ、戻れ。


時間よ、重なれ。









僕の虚し過ぎる願いは、夜空へと吸い込まれていった。


夏が、終わる。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 02:05:56.60 ID:E3eFV1VX0<> 第1話おわりです。そして今夜の投下も終わりです。
支援ありがとうございました。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 02:07:46.25 ID:aa7lVzccO<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 02:08:10.69 ID:4xG97kfd0<> よく分からんけどなんか引き込まれる文だった
乙 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2007/08/30(木) 02:08:52.25 ID:Io+4SbHo0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 02:13:53.06 ID:E3eFV1VX0<> あ、質問ある方はどうぞ。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2007/08/30(木) 02:15:58.38 ID:Io+4SbHo0<> >>41
まとめると問題が出るでしょうか? <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 02:16:27.47 ID:E3eFV1VX0<> >>42
特に問題はありません。作者が嬉しくなるだけですね。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2007/08/30(木) 02:18:07.48 ID:Io+4SbHo0<> そうですか。ではまとめさせて頂きます。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 02:19:07.08 ID:E3eFV1VX0<> ( ^ω^)

(  ω ) ^^

ありがとうございますです! <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 02:27:41.72 ID:bnYgVwWEO<> よむほ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 02:36:37.25 ID:bnYgVwWEO<> まとめまだかな〜 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2007/08/30(木) 02:39:13.79 ID:Io+4SbHo0<> http://www.geocities.jp/qlimss/boon/over/1.html
念のため、張っておきます。使えそうなら、次回更新時にどうぞ。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2007/08/30(木) 02:40:25.13 ID:E3eFV1VX0<> >>48
どうもです>< 感謝します。 <>