第14話
698 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/07(月) 00:09:32 ID:tPSslSM20
( ^ω^)謎の戦闘機の事でエリアVIPに緊張が走ったお
( ^ω^)けど一週間経ってもあれ以来、遭遇する事は無かったお
( ^ω^)ほんとにそんな戦闘機いたのかお?
(´・ω・`)どうだろうね。けど、このままじゃ二人への風当たりが厳しくなるね
ラウンデル:本当にいたのか、怪しくなってきましたな
FOX:自分達の不手際で嘘を付いたと言う事もあり得る話ではあるな
津雲:せめて他に目撃情報があれば信じてやれるのですが
トム:もう、誰も信じちゃいない……
ハヤオ:俺達は本当に敵に撃墜されたんだ……
ウォーリー:ランディ
ランディ:分かってる
( ^ω^)もうすぐ哨戒の時間だお
(´・ω・`)そろそろ格納庫の方へ行こう
ウォーリー:ショホ゛ン
(´・ω・`)ウォーリー、ランディ。どうかしたのかい?
ランディ:ちょいと手伝ってくれないか?
( ^ω^)なんだお?
(´・ω・`)そう言う事か。分かったよ
ウォーリー:すまねぇ。俺達はあいつらを信じてるんだ
ランディ:嘘なんて言うようなヤツらじゃねえんだ
( ^ω^)分かったお。協力するお!
( ^ω^)幾らFOXでも今回の件は見逃せないかもしれないお
( ^ω^)このままじゃあの二人は軍規違反で銃殺になりかねないお
704 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/07(月) 00:20:25 ID:tPSslSM20
( ^ω^)小隊規模で飛んでるから出てこないと言うのがウォーリー達の予測だお
( ^ω^)だから、ウォーリーとランディは二人で出撃したいと言ってきたんだお
ウォーリー:じゃあ済まないが、宜しく頼む
(´・ω・`)分かってる。少し時間を遅らせてから追いかけるよ
ランディ:すまねぇ。FOXには話を通してあるから
( ^ω^)気持ち分かるお。けど、絶対に生き残るんだお!
ウォーリー:分かってる。遭遇したらすぐに脱出するさ
ランディ:そのためにこんなオンボロ載ってるんだからな
ウォーリー:じゃあ、行くぜ
(´・ω・`)グッド・ラック!!
コ゛ォォォォ
( ^ω^)ショホ゛ン、どう思うお?
(´・ω・`)僕は…出てくると思う
( ^ω^)俺もそう思うお。あらかじめ作戦立てておくお
(´・ω・`)そうだね。危険な敵かもしれない
( ^ω^)時間だお。みんな準備OKだお
(´・ω・`)よし。みんな、行くよ!
ウォーリー:もうすぐ二人が墜落した地点だ
ランディ:どこからでも来やがれってんだ
ランディ:ウォーリー!レーダーに反応だ!!
ウォーリー:ついに出てきやがったか!
712 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/07(月) 00:29:42 ID:tPSslSM20
( ^ω^)二人は敵が出てきても気付かない振りをして撃墜されるんだお
( ^ω^)そして帰っていく敵に俺達が遭遇するって寸法だお
ウォーリー:よし、ランディ。気付かない振りをするんだ
ランディ:分かってる。真っ直ぐ飛べばいいだけだろ
ウォーリー:結構速度があるな…もうすぐ来るぞ
ランディ:もう脱出装置のレバー握ってるぜ!
キィィィィィィィン
ハ゛シュッハ゛シュッ
ウォーリー:撃ってきたぞ!!よし脱出だ!!
ランディ:ほいきた!
ハ゛シュッ!ハ゛シュッ!
ト゛ォォォォォォン!
ウォーリー:後は頼むぜ…ショホ゛ン、フ゛ーン
(´・ω・`)もし出てきていたなら、そろそろ遭遇するはず
( ^ω^)全機、低空から中空まで上昇するお!
キム:大尉!!滑走路です!!滑走路が見えます!!
(´・ω・`)そんな馬鹿な!?砂漠のど真ん中に滑走路なんて!
( ^ω^)けど確かにあるお!!戦闘機がちょうど着陸しているお!!
( ^ω^)突如砂漠に滑走路が現れたお!
( ^ω^)あんなの昨日までは無かったお!!
717 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/07(月) 00:39:32 ID:tPSslSM20
( ^ω^)どうしてだお!?昨日の夜の内に作ったのかお!?
( ^ω^)けど、それだとトムとハヤオの事が説明つかないお!
(´・ω・`)あの機体。間違いない、メッサーシュミットだよ
( ^ω^)ショホ゛ンも分かるのかお!?
(´・ω・`)本で読んで覚えたんだ
キム:それにしてもこれだけの滑走路、一体どうやって現れたんでしょう?
キィィィンキィィィンキィィン
ナムリス:対空ミサイルです!!
( ^ω^)みんな散開するお!!
ク゛ィィィン
(´・ω・`)みんな大丈夫かい!?
キム:はい!大丈夫です!!
( ^ω^)地対空ミサイルくらい屁でも無いお!
(´・ω・`)目的は達した!これからウォーリーたちを回収しに行くよ!
ナムリス:了解!!
キム:た、大尉!!大変です!滑走路が!!
(´・ω・`)どうしたんだい!?……滑走路が…動いている…?
( ^ω^)後ろにキャタピラの跡が見えるお!!
ナムリス:あ!砂漠に…砂漠に潜り始めましたよ!!
( ^ω^)あっという間に消えてしまったお……
(´・ω・`)まるで空母……地上空母…
( ^ω^)砂漠の下にとんでもないカラクリが隠れていたお!
( ^ω^)動く滑走路……砂漠を航行する地上空母だお!
725 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/07(月) 00:53:27 ID:tPSslSM20
( ^ω^)俺達は砂漠のど真ん中でとんでもない物を見たお
( ^ω^)大戦の遺物を載せた地上空母だお
FOX:地上空母だと!
(´・ω・`)間違いないよ。機体のカメラが撮影してるはず
ラウンデル:一体誰がそんな馬鹿な事を考えると言うのか
( ^ω^)全くだお!想定の範囲外だお!
津雲:過去にいました…地上空母を考えた科学者が
FOX:なに?そんな話があるのか
津雲:しかし考え出された時代ではとても実用出来る代物ではありませんでした
FOX:科学が進歩したから実用化できたと言う訳か
津雲:装甲、電子装備、あらゆる物が進歩しましたから。特に原子力などその最たるものです
( ^ω^)空母とかも最近は原子力だお
津雲:それを考え出した科学者は、あのシュヴァルベを開発した国の科学者です
FOX:やはり、か
ラウンデル:より明確になってきましたな
FOX:とてもじゃないが反政府軍だけで扱える代物じゃない
津雲:もはや、かの大戦の亡霊が一枚噛んでいると見て間違い無いでしょう
ラウンデル:今度は中東で世界大戦をやろうと言うのか……
FOX:いずれにしろ、一筋縄ではいかない相手だな
(´・ω・`)あれだけの規模ならここに攻撃をかける事も出来るはず
津雲:いずれ、攻撃をかけてくるでしょうな
ラウンデル:対策を立てねばなりませんな
FOX:地上空母……エリアVIP始まって以来の強敵になりそうだな
( ^ω^)見え隠れしていた影が段々はっきりとしてきたお
( ^ω^)この先、一体どうなってしまうんだお……?
730 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/07(月) 01:10:05 ID:tPSslSM20
( ^ω^)かつてない強大な敵がエリアVIPに立ちはだかろうとしているお!
( ^ω^)けど俺は絶対に死なないお!死ぬ訳にはいかないんだお!
静かに広がる砂漠に突如出現した巨大な滑走路
それは過去に考え出された大戦の遺物だった
(´・ω・`)みんな!気をつけるんだ!!
徐々に明確になってくる反政府軍の背後に存在する闇
巨大な闇はエリアVIPを抱かんとその両腕を禍々しく広げる
ナムリス:僕だってエリアVIPのメンバーなんですよっ!!
しかしその闇は予想外の所へとその魔手を伸ばす
そして再び、エリアVIPはその存在意義を失う
FOX:これが最後の命令だ…出撃したら全機、自分の国まで振り返るな
次々と明るみに出る遥かに巨大な悪意の痕跡
ロッキー:冗談じゃない!早く…早くあいつらに知らせないと!!
その運命に対するべく、動き始めた世界はどこへ向かおうと言うのか
( ^ω^)空が俺を守ってくれるお!生き残ってみせるお!
ツン:フ゛ーン!待ってて!必ずあなたの元へ行くから!!
彼らを包むのは灼熱の炎か、生存の喜びか
果てしなく続く地獄を彼らは抜け出す事が出来るのか!?
次回、君は砂漠の怨嗟を聞く……
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