30話
- ('A`)………フ゛ー……ン……
('A`)…イ…シー…………
('A`)う……あ……
兄:おぉ、目が醒めたかね。大丈夫か、ト゛ッキー?
('A`)……兄貴、か……ここは?
兄:起きなくていい。ここは首都だよ。覚えてないのかね?
('A`)あぁ、そうだったな。首都に来たんだった
兄:黒い煙に包まれながら着陸して驚いたよ
('A`)そうだ…相打ちだったな……多分アイツも生きてるか
兄:腹筋を鍛えていたのが幸いしてそれ程傷は深く無いそうだ
('A`)やっとくもんだな、トレーニングってのは
兄:3日もすれば治るそうだ。まったく君は丈夫だな、感心する
('A`)そうじゃなければとっくに砂漠に呑まれてるさ
兄:そうかも知れんな
('A`)ここは王宮か?
兄:その通り。作戦は大成功だ。見たまえ
('A`)ここが、首都か
兄:まだ全て火は消えていないが戦闘は終わった。この国は最早私たちのものだ
('A`)とは言え、国王になるのは国王の弟だろう
兄:所詮は傀儡だよ、それにもう正気は保っていないさ
('A`)薬か…
兄:さぁ、これで土台は出来た。間も無くだ、間も無くあの国と戦える
兵士:失礼します!!
兄:ん?どうかしたかね?
兵士:間もなく将軍が南米からお着きになります!!
兄:おぉ、そうだったな。謁見の間にお通ししてくれたまえ
兵士:ハッ!!
('A`)まだ鎌を振るうチャンスはありそう、だな
- ('A`)反政府軍から政府軍に。立場は変わっても俺は変わらない
('A`)寝てる間に何か思い出せたような気がしたが、気のせいのようだ
兄:では私は将軍を迎えてくるよ
('A`)ナチスの将軍か?
兄:あぁ。君は寝ていたまえよ。じきにマックバーン君も見舞いに来る
('A`)そうさせて貰う
兄:お待ちしておりました、将軍
将軍:待たせたなサイモン君。良い手並みだった
兄:お褒めに預かり光栄です
将軍:これで我が第三帝国の復興を成し得る
兄:喜ばしい限りです
将軍:新国王はどちらにいらっしゃるかな?
兄:自室にて寛いでおられますが
将軍:そうか、元々彼の王宮だったな、ここは
兄:お会いになりますか?
将軍:いや、いい。どうせ正気ではあるまい
兄:将軍も恐ろしい方でいらっしゃる
将軍:私は今は亡き総統閣下の理想が実現できればそれで良いのだよ
将軍:それで戦力の方はどうなっている?
兄:地上空母は損失しました。が、他は9割保持しています
将軍:そうかそうか。では早速、隣国へ進軍しようではないか
兄:それは出来ぬ相談ですな、将軍
チャキッ
兄:敵は合衆国。あの巨大な薄汚いアメリカただ一つでしてね
兄:たかだか中東のちっぽけな国々に戦力は割けんのですよ
- 兄:色々と感謝しておりますよ、将軍
兄:お礼に私自らの手で、あなたの敬愛する伍長殿の下へ送ってさしあげよう
兄:いやはや。色々と感謝しておりますよ、将軍
将軍:始めからそのつもりでここに!?
兄:おやおや、第三帝国将軍ともあろう方が取り乱すとは
将軍:どういうつもりだ!助けてやった恩を忘れたのか!!
兄:ですから、感謝しておりますよ。色々と
将軍:なら馬鹿な真似はよせっ!今なら反逆の罪は許す!
兄:ですがね、あなたの考え方は些か軟弱なのですよ
将軍:軟弱だと!
兄:まさかあのアメリカと友好関係を結ぼうとは
将軍:当然だ!まだそれだけの国力が無いのだぞ!!
兄:それが軟弱だと言うのです
兄:外が見えますか?あのまだ燃え尽きぬ炎が
兄:敵の兵器はほとんどがアメリカ製。その兵器を一蹴しました
兄:我々には素晴らしい兵器があるのですよ?
兄:これさえあれば国力など取るに足らない問題です
将軍:馬鹿な!貴様は戦争を何だと思っている!!
兄:手段ですよ。復讐のね
将軍:そのような私怨で!?
兄:ふん、喋り過ぎましたね。敬愛する伍長殿に鉄十字でも貰って下さい
将軍:……う!?
兄:さようなら、将軍
将軍:やめろ!後生だ!助けてく……
兄:さぁあとは待つだけだ。待っていればやってくるぞ
兄:早く来い!今すぐ来い!!あぁ待ち遠しいぞ!我が祖国よ!!
- ('A`)国、か。アメリカにも随分帰ってないな。帰る理由も無いが
('A`)兄貴は本当にアメリカと戦うつもりなんだろうか
コンコン
('A`)開いてるよ
ケ゛イリー:よう、調子はどうだ?
('A`)3日もすれば治るそうだ
ケ゛イリー:そいつは良かった。飯食うか?
('A`)お、ソーセージじゃないか。分かってるな
ケ゛イリー:あれだけ食うの見てりゃ嫌でも分かるさ
('A`)次の作戦はいつだ?目標は勿論エリアVIPだろ?
ケ゛イリー:ト゛ッキー、残念だがエリアVIPを目標とする事はもう無いだろう
('A`)なんだと…?どう言う事だ?
ケ゛イリー:ついさっき、新政権が樹立した
('A`)早いな、昨日制圧したばかりだろうに
ケ゛イリー:政府軍、反政府軍含めて全軍に戦闘停止命令が出された
('A`)あいつらが命令如きでどうにかなるもんかよ
ケ゛イリー:あぁ。エリアVIPだけは武装解除に応じなかった
('A`)だろう!だったら攻撃かけるしかないだろ!
ケ゛イリー:ついさっき出撃命令が下ったよ。全軍にね
('A`)何だと!?
ケ゛イリー:再度の武装解除命令に応じない場合、総攻撃をかけるそうだ
('A`)じゃあ今すぐ行くしかねぇじゃねぇか!!
ケ゛イリー:今更遅い!諦めろ、ト゛ッキー
('A`)ちくしょう……
('A`)やっぱり俺には運が無いのか!?
('A`)それとも思い出しちゃいけないってのか…?
- ( ^ω^)俺達が地上空母を相手にしている間に首都が制圧されてしまったお!
( ;^ω^;)ナムリス、俺は生き残るお。しばらくお別れだお
FOX:先程、武装解除の勧告があった
ラウンデル:我々は勿論その勧告を無視した
ウォーリー:じゃあ、戦うのか?
FOX:無論、そのつもりだ
津雲:この国は最早ナチスの傀儡でしか無くなってしまったからな
ラウンデル:だが、反政府軍である事に変わりは無い
FOX:君達に金を払う事も出来なくなってしまった
ラウンデル:よって、外人部隊は本日を以って解散だ
(;^ω^)か、解散かお!?
FOX:これは私の私闘だ。諸君らが命を張るようなものでは無い
ラウンデル:2度目の勧告を無視すれば、制圧部隊が差し向けられるだろう
FOX:そうなっては遅い。元外人部隊諸君はすぐに荷物をまとめて母国へ帰れ
ラウンデル:機体は退職金代わりに持っていっていいぞ
サ゛ワサ゛ワ
グレッグ:全員か?残るのは無しなのか?
FOX:金を払える宛ては無いぞ?それに勝ち目の戦いかも知れんぞ?
グレッグ:金なんかじゃないし、何に命張るかは自分で決めるさ
FOX:勝手にしろ
FOX:では、解散だ。皆、ここを出たらエリアVIPの事は忘れろ
( ^ω^)外人部隊は解散になってしまったお……
( ^ω^)日本に帰れるお。けど…それだと……ナムリスが死んだのは……
- ( ^ω^)外人部隊が解散になって、何機もの機体が去って行ったお
( ^ω^)エリアVIPはいつもよりずっと広くなったように感じるお
ウォーリー:よう、お前らも残るのか
( ^ω^)ここで逃げたら、ナムリスは無駄死にだお
グレッグ:そうか。俺もバクシーの事があるしな
(´・ω・`)なんだかんだで結局半分くらいが残るみたいだね
ロバーツ:あんな戦いがあった後だからな。みんな引きたくねぇだろうよ
ウォーリー:まったく、傭兵部隊の俺達が仲間を思って戦うなんてな
( ^ω^)それだけ、苦楽を共にしてきたんだお
グレッグ:そう言えば、キムもか?ショホ゛ン、帰さなかったのか?
キム:シ゛ョルシ゛ュさんは帰らないんですか?
シ゛ョルシ゛ュ:俺は!正規兵!
キム:あ、そうでしたね。正規兵だったら捕まっても政府軍に編入ですもんね
(´・ω・`)それが言っても聞かなくて……
ウォーリー:ハハハ、お前に似たんだろ
(´・ω・`)僕はそんなにガンコかな……?
( ^ω^)王子としてのプライドがきっとあるんだお
グレッグ:守ってやれよ。死なせたくないしな
(`・ω・´)もちろん。絶対に死なせやしないよ
ラウンデル:やはり津雲殿も残られますか
津雲:良い死に場所を得たと思っています
FOX:死に場所、か
津雲:あ、いや、失礼。つい言葉のあやで
FOX:気にせんで下さい。残念ながら事実です
FOX:確かにこれじゃ戦いにもならない。何か手は無いものか
- ( ^ω^)2度目の武装解除勧告をFOXは無視したお
( ^ω^)制圧隊がちょっとくらい来たってこの基地は落とせないお!
( ^ω^)あ、フーン爺さんも国へ帰るのかお?
( ´_ゝ`)馬鹿言え、仕入れに行くだけだ
(´・ω・`)逃げないのかい?
( ´_ゝ`)エリアVIP以上の稼ぎ場所なんざ無いよ
( ^ω^)けど、FOXは払える宛てが無いって言ってたお
( ´_ゝ`)それを払えるようにするのがお前らの仕事じゃろ?
(´・ω・`)新政府を倒せって?
( ´_ゝ`)そしたら政府軍に戻って金は払えるじゃろ?
( ^ω^)けど勝てるかどうかは分からないお
( ´_ゝ`)これは投資じゃよ、FOX達に対するな
( ´_ゝ`)ま、他で商売する気なんざ更々無いけどな
コ゛ォォォォォォォォォ
( ^ω^)フーン爺さんが仕入れに行ったお
(´・ω・`)もう帰る人はいないみたいだね
ウォーリー:さて、そろそろスタンバってようぜ
グレッグ:制圧隊が来るだろうしな
ロバーツ:この基地守ってりゃいつかは活路が開けるだろ
ラウンデル:今ごろ制圧隊がこちらに向かっている頃でしょうか?
FOX:そろそろ来る頃か。ウォーリー達は準備しているな?
兵士:た、大変です!四方向から物凄い数が!!
FOX:ちっ、いくらか様子を見てくると思っていたが甘かったか
FOX:この基地を保つのは無理と言うものか
- ( ^ω^)制圧隊がそろそろ来るお!機体でスタンバってるお!
(;^ω^)大変な事に気付いたお……俺の機体は中破してるんだったお……
(;^ω^)しまったお。この間ので穴空いてて飛べないんだったお……
(´・ω・`)他に余ってる機体は無いよ?
ウォーリー:そういや、FOXや少佐らの機体があるんじゃないのか?
( ^ω^)そうだお!FOXにF-15借りるお!!
(´・ω・`)FOXが入院してる間にラウンデル少佐が新調させてたしね
FOX:よし、貸そう。と言いたい所だが、そいつは無理になった
( ^ω^)FOX!それに少佐たちもどうしたんだお!?
(´・ω・`)パイロットスーツ…もしかして……
ラウンデル:無論出撃する。ただし、戦うためでは無い
FOX:ここの10倍以上の制圧隊がこちらに向かってきている
ウォーリー:じゅ、十倍!?
FOX:私は君たちエリアVIPの猛者達でも守り切れないと判断した
キム:そ、そんな!
FOX:残念だがエリアVIPを放棄する
グレッグ:じゃあ、投降するのか?
FOX:私はどこかで機会を伺う。残った兵士達はその後投降させる
ウォーリー:投降してもどうせ殺されるだけだ。俺は付いてくぞ!
( ^ω^)俺もだお!
FOX:ダメだ
FOX:状況がが変わった。最後の命令後、君たちは全員クビだ
FOX:これが最後の命令だ…出撃したら全機、自分の国まで振り返るな
FOX:命令違反はここで即刻射殺だ。絶対に従って貰う
FOX:もし私が生きていたら、また雇い直す。だから生きてくれ
- (;^ω^)せっかく残ったのに、エリアVIPを守れそうに無いお
( ^ω^)ナムリス達の犠牲は無駄になってしまうのかお…?
FOX:分かったら全員機体に乗れ!!
(;^ω^)逃げるにしても、俺は機体が無いお
キム:少尉!僕の機体を使って下さい!!
( ^ω^)いいのかお?キムはどうするんだお?
キム:大尉!後ろに乗せて下さいますよね?
(´・ω・`)勿論。フ゛ーン、キムの機体を使うんだ
( ^ω^)分かったお!使わせて貰うお!!
FOX:話はまとまったようだな。では出撃準備だ!
|∀゜)……
( ^ω^)シ゛ョルシ゛ュ……また、どこかで会える事を願ってるお
タ゛タ゛タ゛タ゛タ゛
( ^ω^)どうして来るんだお!危ないお!離れるんだお!
( ゜∀゜)嫌だ!俺も行く!
( ^ω^)シ゛ョ、シ゛ョルシ゛ュ……
( ゜∀゜)乗せろ!乗せろ!
( ^ω^)分かったお、落とされても恨むなお?
( ゜∀゜)大丈夫!信じてる!!
FOX:よし、行くぞ。ポイントAの方位を突破するぞ!
FOX:ではな!諸君らの翼が折れない事を祈る!!
( ^ω^)こうして二度と着陸する事の無い滑走路に別れを告げたお
- ( ^ω^)とうとうエリアVIPから最後の出撃になってしまったお……
( ^ω^)これから俺はどうするんだお?
ラウンデル:数の少ないA方位とは言え、数はこちらの2倍以上だ!
津雲:敵機に構うな!一気に駆け抜けろ!!
コ゛ォォォォォォォォォォォ
ウォーリー:ヒュ〜、ありゃぁ凄い数だ!
グレッグ:突っ込むぞーーー!!
キィィィィィィィン
ハ゛シュッハ゛シュッハ゛シュッ
ク゛ィィィィィィィン
( ^ω^)シ゛ョルシ゛ュ!大丈夫かお!?
lll゜∀゜)……
( ^ω^)ちょっときついかも知れないけど我慢するお!!
シュハ゛ハ゛ハ゛ハ゛ハ゛ タ゛タ゛タ゛タ゛タ゛タ゛ カ゛カ゛カ゛カ゛カ゛カ゛
(´・ω・`)キム!照準は任せるよ!!
キム:はい!抜けるのに専念して下さい!!
FOX:ラウンデル!津雲殿!ついて来ているか!?
ラウンデル:私を誰だと思っとりますか!?
津雲:いやはや、昔を思い出す絶望感ですな!!
FOX:よし!邪魔なヤツらは落として進むぞ!!
( ^ω^)降り注ぐ弾丸と立ちはだかる敵機をすり抜けて俺達は進むお!!
- ( ^ω^)抜けたと思ったらまた敵がいるお!
( ^ω^)もう周りを気にする余裕も無いお!!
シュォォォォォォォォォォォォォ
lll゜∀゜)…うっ!
( ^ω^)戦闘機にエチケット袋なんて無いお!我慢するお!!
コ゛ォォォォォォォォォォォ
タ゛タ゛タ゛タ゛タ゛ ス゛ハ゛ハ゛ハ゛ハ゛ハ゛ハ゛ハ゛ハ゛
FOX:む!後ろにつかれたか!?止むを得ん!!
キィィィィィィィィン
FOX:2人とも!何とかして突破しろ!私は後ろの連中を撒く!!
ラウンデル:FOX様!?ぬおっ!
タ゛タ゛タ゛タ゛タ゛タ゛タ゛
津雲:仕方ありません!了解しました!!
キィィィィィィィィィン
キム:大尉!右です!!
(´・ω・`)分かってる!!
ク゛ォォォォォォォォォォォ
(´・ω・`)前方の敵、落とすよ!!
キム:任せて下さい!!
( ^ω^)もう少し!もう少しで敵の戦列から抜けられるお!
- ( ^ω^)戦列は突破したお。けど何発も弾を喰らってしまったお
( ^ω^)機首が上がらなくなってきたからオアシスの脇に不時着したお
lll゜∀゜)おええええ……
(;^ω^)だ、大丈夫かお、シ゛ョルシ゛ュ?
( ^ω^)日が暮れて来たお。このままじゃ遭難してしまうお…
キィィィィィィィン
( ^ω^)あ、あれはラウンデル少佐と津雲少佐の機体だお!!
( ^ω^)無線はまだ生きてたはずだお!連絡するお!!
シュィィィィィィン……
津雲:フ゛ーン君、無事だったか
( ^ω^)少佐たちも無事で良かったお!
ラウンデル:だが、FOX様とははぐれてしまった……
( ^ω^)きっと大丈夫だお!FOXならあれくらい屁でも無いお!!
ラウンデル:しかしFOX様はまだ目が治ったばかり……
津雲:ラウンデル殿…
( ^ω^)……
( ^ω^)そうだお!!
サ゛ッサ゛ッサ゛ッ
津雲:フ゛ーン君、砂に線など引いてどうするんだね?
( ^ω^)俺に考えがあるお!きっとFOXなら気付いてくれるお!!
- ( ^ω^)FOXをここに呼ぶんだお!これなら分かるはずだお!!
タ゛タ゛タ゛タ゛タ゛
( ^ω^)これでOKだお!シ゛ョルシ゛ュ、大丈夫かお?
( ゜∀゜)もう平気!もう平気!
( ^ω^)じゃあ手伝ってくれお!
( ゜∀゜)分かった!どうする!?
( ^ω^)これを砂の上に引いた線の上に置いていってくれお!
津雲:それは非常用の固形燃料かね?
( ^ω^)そうだお。俺の機体のだけじゃ足りないから少佐達のも貰うお
ラウンデル:それは構わんが…どうする気だ?
( ^ω^)うーん、これでもちょっと足りないお
( ゜∀゜)置いたぞ!置いたぞ!
( ^ω^)しょうがないお。足りない分は俺の機体の燃料使うお
( ^ω^)これでいいお。ラウンデル少佐!火をつけて行ってくれお!
ラウンデル:もしや火で文字を…?
( ^ω^)そうだお。上からVIPに見えるはずだお
( ゜∀゜)そうだったのか!そうだったのか!
( ^ω^)前にFOXは自分の戻る所はエリアVIPだけだって言ってたお
ラウンデル:FOX様……
( ^ω^)FOXならきっとこのVIPの文字に気付いて戻ってくるお!
津雲:敵に見つかろうが、そんな事は今更ですな。賭けてみる価値はあるのでは?
ラウンデル:そうですな……FOX様なら、きっと気付いて下さる!
( ゜∀゜)俺も!手伝うぞ!
( ^ω^)オアシスの脇に浮かび上がるのはVIPの文字だお!
( ^ω^)燃料が燃え尽きるまでに2時間。FOX、気付いてくれお!!
- ( ^ω^)FOXが気付いてくれる事を願って火をつけたお!
( ^ω^)2時間の間だけ、ここがエリアVIPだお!!
ラウンデル:神よ…どうかFOX様をここにお導きを……
キィィィィィィン
( ^ω^)あ、あれはショホ゛ンのハリアーだお!!
(´・ω・`)良かった、フ゛ーン。無事だったんだね
キム:少佐たちも!大きくVIPって見えてびっくりしましたよ!
( ^ω^)FOXを呼ぶためだったけど、2人とも生きてて良かったお!
ラウンデル:だが君達はここに来なくても良かったんだぞ?
(´・ω・`)FOXは生きてるよ。どうせすぐに雇われるんならね
キム:最初からここにいた方が楽ですよねー
ラウンデル:お前たち……
キィィィィィィン
( ^ω^)あ、あれはグレッグだお!!
コ゛ォォォォォォォォ
(´・ω・`)あっちはロバーツだね
キム:他の人たちもドンドン来ますよ!!
グレッグ:ま、みんな考えは同じだって事だな
ロバーツ:エリアVIPが俺達を呼んでるってな
津雲:FOX殿は良い部下達を持ちましたな
ラウンデル:えぇ…えぇ……本当に…
( ^ω^)FOX!みんな待ってるお!!早く来てくれお!!
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