番外編 ロッキーと沢
513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/06(日) 10:37:09 ID:gLabxg9t0 ロッキー:アメリカってのはどうにも俺には合わねぇ
ロッキー:けど、酒のうまさってのはどこでも変わらないもんだ
沢:やっぱりうまいもんですな。つまみが物足りませんが
ロッキー:そうだな。あとは綺麗なお姉ちゃんいりゃ言う事無いんだがね
沢:そりゃ贅沢ってもんです
ロッキー:違いない。お姉ちゃんといやぁ、あの眼鏡の人とはどうなんだい?
沢:安田女史ですか?なんとも
ロッキー:あの人も綺麗な人だよな
沢:えぇ。ですけど、私には高嶺の花のようで……
ロッキー:初対面でプロポーズしたって聞いたけどどうだったんだ?
沢:右頬いっぱいに真っ赤な手形を頂戴しました
ロッキー:ハハハ!そりゃいい。気が強そうだもんな
沢:気も強いですが、実力も相当なもんですよ
ロッキー:今は政治家秘書やってるが前はどうだったんだ?
沢:社の役員になったお嬢の秘書やってましてね
ロッキー:へぇ、筋金入りの秘書って訳かい
沢:あっと言う間に頭角を表して、社長も信頼していたようです
ロッキー:信頼には足る人物だな。それは初見で分かる程だ
沢:ちょいと近づき難い雰囲気ではあるんですがね
ロッキー:で、どこに惚れたんだ?
沢:ヨーロッパの代理店で拝見しましてね。仕事の手並みに感動しまして
ロッキー:ふぅん。枠に収まった答えであんまり面白く無いんだな
沢:何て言うか追いかけても追いつけそうに無いじゃないですか
ロッキー:それは違いないな。あれは男を置いていくタイプだ
沢:退屈しないでしょう?置いてかれると何糞って追いかけるタイプなんですよ、私
ロッキー:なるほどね。ま、頑張ってみれば?まんざらでも無さそうだし
沢:この仕事が終われば、改めてプロポーズさせて頂きますとも