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( ´_ゝ`)兄者と魔法のランプのようです
ネタバレ有り
( ´_ゝ`) 兄者と魔法のランプのようです
まとめ先は玉兎の夢さん
リアルタイムでも追っていたんだけど本当にいい話だと思う。
流石兄弟が兄弟ではなく別の人間として存在する話は何度か見たことがあったけど
話の設定的にこういうのもいいな、と思った。
呼び出した人にそっくりな姿でランプの精は出てくるけど、
そこは新人だから微妙に違いがあるような小ネタも出来て面白い。
所々に出てくる兄弟と妹者のやり取りにも笑った。
よく流石兄弟らしい、というこのらしい、が俺にはよくわからないけど
こういう三人でコントみたいな事をするのは見ていていいよなぁ。
完全にボケとツッコミが決まってる訳じゃなくて
兄者もツッコミになるし弟者もボケになる。妹者も然り。
地の文なしだとテンポがないと難しいイメージがあるけど
この話はぽんぽんと読み進められる。
ダレないし駆けすぎない、ちょうどいいスピードだったと思う。
この話には面白さだけでなく、幸せについて考える場面もある。
>(´<_` )「……」
>
>(´<_` )「ええと…10の幸せ……」
>
>(´<_` )「幸せなあ……」
>
>(´<_` )「ランプから出られた」
>
>(´<_` )「チキンカレーがうまくできた」
>
>(´<_` )「おいしいって言われた」
>
>(´<_` )「名前貰えるらしい」
>
>(´<_` )「あと、人間だって言われた」
>
>(´<_` )「あー、あとは……リンゴが美味しかった」
>
>(´<_` )「風呂入ってる」
>
>(´<_`;)「うーむ」
>
>(´<_`;)「後悔。幸せが七個しかない」
>
>(´<_` )「……」
>
>(´<_` )「後悔が一個しかないっていうのは幸せなことなんだろうか」
>
>(´<_` )「じゃあ八個だな。はー。二個たりねえ」
>
どこかで寝る前に今日一日の幸せを探す、という話を聞いたんだけど
後悔が一個しかないのも幸せなこと、って言葉に何だか胸が温かくなった。
ラストの兄者の言葉にもいいな、と思ったけれど
個人的にはこの部分が一番好きだな。凄く身近に感じる幸せな気がした。
面白いだけじゃない。何か大切なものも同時に伝わる。
人間の行動が理解できない弟者と理屈では説明出来ない何かを教える兄者。
その二人の会話に何てことのない幸せを感じた。
こういうのはとても大好きだ。ありきたりだけどとても面白かった。
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