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从'ー'从は駄菓子屋さんのようです
ネタバレ有り
从'ー'从は駄菓子屋さんのようです
まとめ先はブーン系小説に花束さん
やさしい気分になれる、というのはまさにこの話の事を言うと思った。
子供時代、きっと誰もが思い出の記憶にあるであろう
駄菓子屋のおばあちゃんこと渡辺さんを中心とした話。
特に何か大きな山場がある訳ではないけど、見入ってしまう。
やさしいその話に浸っていたい、なんて言うと大袈裟だと思われそうだけど
渡辺ばあちゃんの優しさと雰囲気の懐かしさに、遠い昔の記憶が思い出されてきた。
一つ、大きな山場をあげるならショボンの泥棒の話。
恥ずかしい話、あの部分を読んで泣きそうになった。
どうして泣きそうになったのか、うまく言えないが
胸が熱くなってもどかしい気分になった。
どこでそんな気分になったなんて言えない。その部分全てがそういう気持ちにさせた。
良くないことをしたときの味。あの話によく合う、胸に刺さるような言葉だった。
他にも、ドクオとクーや、ブーンとツン、でぃの話も良かった。
でぃの話はショボンとシャキンの話の次に好きだ。
子供時代に感じた優しさは、大人になっても忘れないもんだ。
何より、渡辺ばあちゃんが子供たちを見る目がとても優しい。
三人称の地の文だけど、深く話に関与している印象を感じた。
関連作品として、('A`)の宝石箱のようですも一緒に挙げる。
こちらでは駄菓子屋さんで出たドクオ視点の話が出ている。
駄菓子屋さん同様、とてもやさしい気持ちになれる話だ。
子供時代のドクオのあどけなさと
成長していくにつれてどんどん大人になっていく
ドクオの地の文が作品の雰囲気を更に出している。
あれから大分時間も流れたのに
駄菓子屋さんの影響からかドクオもクーも子供に見えて
何だか微笑ましい気分になった。
宝石箱の最後に、おまけで出たハイン視点の続編も書いてみたいとの事が書かれてある。
個人的に気になるので続きがあるなら読みたいと思う。
この日常のどこかにもいそうな渡辺ばあちゃん。
そんな渡辺ばあちゃんからやさしさをもらいたい時は、読んでみよう。
読後、幸せな気持ちになれるような気がした。
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