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( )はξ゚⊿゚)ξツンを愛するようです
ネタバレ有り
( )はξ゚⊿゚)ξツンを愛するようです
まとめ先はオムライスさん
去年リアルタイムでこの作品を見かけた時、気になっていた物の今まで読んでいなかった。
つい先日、思い出したようにこの作品に手を取ったが、激しく後悔をした。
リアルタイムで読んでおけば良かったと、もう少し早く読んでおけば良かったと思った。
そう思うのは今に始まった事ではないが、リアルタイムで見ておきながら読まずにいたのは本当に悔しい。
タイトルで誰がツンを愛していたのかわからなくしている通り、この話には重要な仕掛けが盛り込まれている。
時折ツン視点からストーカー相手へと視点が変わっていく中で進むこの話は
幸せな日常から一転、悲しみに明け暮れながらも幸せを壊したと思われる相手に立ち向かう様子が描かれている。
一連の流れがしっかりしていて、まるで映画を見ている気分。
ツンが徐々に酷くなって行くにストーカーからの恐怖に怯える場面は
読んでいるこっちも不安になっていった。
タイトルにて隠れたAAを予想してはいたのですが
実際見るとドキっとくるような驚きが有る。
わかっていてもそんな気持ちにさせる事って本当に凄いです。
ネタバレを含んだ話をすると、一連の騒動に関して思う事が多々あった。
ドクオ視点について。全て読んだ後に読み返すと確かにドクオはツンが好きなだけで
そこから邪な思いは読み取れない。
あくまでツンと付き合いたい、守りたいと思うだけ。
>だけど、それは叶わぬ想像。
>少女――ツンは男を拒絶したのだから――。
ツンがブーンと一緒にいる場面をドクオ視点で見ているモノローグ。
そこには嫉妬ではなく、どちらかといえば妄想めいたものがある。
改めて見て、凄いと思ったと同時にこれから先のドクオを思うと少し切ない気持ちになった。
>('A`;)「俺は君を見ていた。だから、知ってる。
> 君の周りに不審者なんていなかった!いないんだよそんな奴は!
> ストーカーがいるなら、それは君のすぐ身近だ!!!」
真剣に考えたら残り考えうる身近な人は……。
そう思いながらも、真実を言っているのにストーカーな事をして信じてもらえないドクオがやっぱり哀れ。
自業自得と言えばそれまでだけど、ドクオが利用されるまでは予想できなかった。
作者さんのあとがきでも言っていたように、この話は読者にだけ真の犯人がわかるようになっている。
それがまたよりいっそう恐怖を抱かせる。
サスペンスでよくある、本当の犯人は近くにいるというオチはわかっていながらも好きなので
最後まで楽しめました。
読後、思わず溜め息を吐いてしまうくらい見入ってしまう作品。
決してハッピーエンドとは言えませんが
新たな希望に向かうという意味ではもしかしたらハッピーエンドなのかもしれない。そう思った。
去年のクリスマス時期の作品なので季節的にタイムラグがありますが
そんなの気にしないくらい濃厚で面白い作品でした。
コメント
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>>※1
そう言っていただけるととても嬉しいです。こちらこそありがとうございます。
作者さんに読んでもらえると嬉しい反面少し緊張します。なのでこういう言葉は感無量です。
あなたの書いた作品が好きです。これからも無理せず頑張ってください。
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