( )はξ゚⊿゚)ξツンを愛するようです、の別視点シナリオになります。
致命的なネタバレが含まれるので、未読の方は本編を先にどうぞ。
投下時に誤字が多すぎたため、かなり修正してます。
俺は修正前が見たいんじゃ!という方は各まとめサイトさんへどうぞ。
内藤殺害シーンを内藤視点&クー視点
【 ( ^ω^) 】
警察は頼りにならない。そんなことを、思い知らされた。
推理ドラマや、交番密着スペシャルの警官はあんなにもたくましいのに、実際は何の役にもたたない。
ストーカーに会ったときからツンは、おどろくほど元気がなくなった。
人前で決して素直になれないツンが、二人っきりでもなかなか好きと言えないツンが、
驚くほど変わってしまった。
ξ*^ー^)ξ「愛してる」
そう言って笑うツンは本当にかわいいけど、あれは本当のツンの姿じゃない。
口が少し悪くて、気が強い女の子。本当は優しいのに、それを素直に出せない恥ずかしがり屋。
それが、僕の知る本当のツン。
少しでもツンを元気にしてあげたくて、僕は授業が終わるとニュー速駅に来ていた。
犯人が捕まれば、きっとツンは元気になってくれるはず。
僕はそう信じていた。いや、そう信じることで何も出来ない自分をごまかしていた。
ロマネスクとツンが名付けたぬいぐるみはニュー速駅近くの個人商店に売られていたものらしい。
(*‘ω‘ *)「その店なら知ってるっぽ!」
僕はぽっぽから教えて貰った道順を頼りに、その店『スカルチノフ』へと向っていた。
すぐに犯人がわかるとは思ってなかったけど、少しでも情報が欲しかった。
川;゚ -゚)「あの、ひょっとして内藤さんですか?」
( ^ω^)「おっ?」
気がつくと僕の前には、すごい美人が立っていた。
ツンとは違うタイプの知的な美人だ。
だけど、どうして僕の名前を知ってるんだろう?
【 川 ゚ -゚) 】
みつけたみつけたみつけたみつけた!
あの豚だ!私からツンを奪った憎い豚!
ようやくみつけた、ツンの手がかり!ツンの居場所を知る唯一の男!
(*^ω^)「ツンの幼なじみのクーさんでしたかお
お噂はかねがね」
川 ;-;)「ここ一週間ほどずっと、彼女と連絡が取れないんです!
あなたのことは、ツンから聞いていたから。貴方なら何か知ってるんじゃないかと思って」
はやく、私にツンを返せ。
かえせかえせかえせかえせかえせかえせ!!!!
※
豚は事情を話すと、あっさりと私をツンのもとに案内すると約束してくれた。
ツンは私にこの豚のことは話していないんだが、その言い訳は後で考えよう。
ああ、これでようやくツンに会える。
ツンの声が聞けない日々は地獄のようだった!
(*^ω^)「僕の家は総合駅のほうなんですお」
川 ゚ -゚)「私も、総合駅なんです。ツンと同じマンションで」
なんとうことだ!ツンはこんなに目と鼻の先にいたのに!全く気づかなかった。
私は、自分の愚かさを痛感する。
私は馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ
※
駅で、電車を待った。電車が来るまでが嫌に長い。
さっきから、豚が妙にそわそわしているがどうしたのだろう?
( ^ω^)「クーさんって空中庭園が好きなんですおね?」
川;゚ -゚)「ルーフガーデンですか?」
( ^ω^)「ああ、それですお」
ルーフガーデン?確かにルーフガーデンは好きだけど、どうして豚がそれを?
(*^ω^)「いい、空中庭園があるんですお。
ツンとも何度かデートしたことがあるんですお」
川 - )「……デートですか?」
(*^ω^)「ツンがクーさんが空中庭園が好きだっていうから探したんですお」
今、何て言った?
お前は、私の好きな場所でデートをしたというのか?
そうか、お前達がルーフガーデンなんてわざわざ辺鄙なところでデートをしたのはそのためだというのか?
ツンが私の為にさがした場所で、お前達はデートをしたというのか?
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
抱きあった、キスもした!一回なんかはディープキスだった!
証拠もあるぞ!ツンに送ったあの写真。ツンが汚されていく姿!
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!
私がいくら望んでもかなえられないことをお前はしたのか!
私が、長年どれだけ苦しんだかもしれずにお前はっ!
( ^ω^)「おっおっ、もうすぐ電車が来るみたいですお」
川 - )「そうですね」
私は、その手を内藤の背中に伸ばし
※
ドンッ
ざまあみろ
葬式のときのクーの心情
【 川 ゚ -゚) 】
豚を殺してしまったときは、ツンへの再会への道は絶たれたと思った。
だけど、神様は私に味方してくれたらしい。
人身事故で葬式をやる内藤家なんて滅多にないから、葬儀場を張っていればそれはすぐ見つかった。
ξ ⊿ )ξ
愛しい愛しいツンがそこにはいた。
何故か遺族席にいたが、そんなことはどうでもいい。
可哀想に、こんなにやつれてしまって。でも、私がいるからもう大丈夫。
川;゚ -゚)「ツンっ、大丈夫かっ?!」
ξ゚⊿゚)ξ「……クー?」
川;゚ -゚)「友達から聞いたんだよ。内藤っていうVIP大の学生が死んだって。
君は内藤という男を気にしていたから、来てみたんだよ
よかった。君に会えて。これまで、どうしていたんだ?」
かなり苦しい言い訳だ。
だけど、ツンと再開できたのだから、私はそれだけでもう幸せだった。
見ろ豚!私はようやくお前からツンを取り戻すことができたんだ!
ああ、なんて幸せ。なんて幸運。
だけど、葬式の席で笑うのは不自然だから、私は必死で笑いをこらえた。
ツンの部屋に向うドクオ
【 ('A`) 】
彼女から電話があったとき天に昇るほど幸運だった。
よかった。バイトもやめて彼女を守り続けること、幾日!
駅で偶然彼女と会えたときもうれしかったけど、今はそれ以上に報われた思いだった。
( )「ストーカーを倒すのに今は、男の人の助けが欲しいんです。
鍵は部屋のすぐ前の消化器の下に置いてあるので、入って待っていて下さい
私は同じマンションの友達をつれてくるので、少し遅れます」
電話を通して聞こえる彼女の声は、恐怖のためか小さく震えていた。
彼女の名前と、彼女がストーカーに狙われていると教えてくれた、
同士ともいえる男が死んだ時はどうしようと思ったが、
どうやら誤解は解けたらしい。
俺は、お気に入りのオレンジ色のマフラーを手に家を出た。
('A`)「絶対に、君を守るから」
だから、君を俺に守らせてくれツン。