太陽が地の向こうへ沈み、闇が辺りを支配する時間。
一組の夫婦がその場所で、足を止めた。
(;´∀`)「この時間になると、暑さもちょっとはましになるモナね」
|゚ノ ^∀^)「えへへへー、夜のデートなんてひさしぶりねっ」
高台にある小さな公園。
昼間は賑やかだった町も今はすっかりと闇に沈み、街灯の明かりがぽつりぽつりと見えるだけ。
しかし、空へと目を向けてみれば、幾億もの星が川や宝石のように輝いている。
|゚ノ ^∀^)「よかった~、今年は晴れたみたい。
せっかくの日なんだから、星が見えるのがいーよね」
( ´∀`)「まったくモナ
――って、あ、レモナレモナ! ほら、流れ星モナ!」
|゚ノ*^∀^)「ほんとほんと? 早く、早くお願いしなきゃモナーくん!!!」
|゚ノ*‐∀‐)「……早く、モナーくんとレモナの赤ちゃんができますよーに」
( ´∀`)「来年は絶対に、僕とレモナと子供の三人でここに来るモナ」
二人は顔を見合わせて、幸せそうに笑う。
――彼らの願いを乗せて、星は瞬いている。
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