( ><)「あうあう宿題のノートがどこか、わかんないんです」
( <●><●>)「君のことだからどうせ、机の上に忘れてきたんでしょう。家に電話して確認してみたらどうですか?」
私の幼馴染はどんくさい。
毎日のように失敗や、うっかりを繰り返し、そのたびにわかんないんですと口癖のようにこぼす。
だから、そのたびに隣の家に住む幼馴染の私は世話を焼くことになる。
(*><)ノシ「おかーさんに電話したら、本当に机の上にあったんです! すごいんです!」
( <●><●>)「そんなことだろうと思ってましたよ。よかったですね」
(*><)「はいなんです! それにしても、どうしてワカッテマスくんはわかったんですか?」
( <●><●>)「君のことですから、なんだってわかってます」
隣の家の、真向かいの部屋に住む幼馴染。
昔の癖が抜けずについ僕って言ってしまうのも、女の子らしくなりたいといろいろ試していることも、家ではぬいぐるみに話しかけていることも。
そう、君のことなら全てわかっています。
( <●><●>)「――ああ、また扉に頭をぶつけて」
( <―><―>)「着替えをするときくらいカーテンを引きなさい。まったく、私以外の男が見たらどうする気ですか」
だってほら、いつだって私は――ガラス越しに君を見てる。
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