川 ゚ -゚)「クリスマスをな、守ってほしいんだ」
そう言ったのは、白いセーラー服を着た女だった。
季節を無視した夏用の制服に、長い真っ黒な髪。
まっすぐにこちらを見つめてくる顔は、芸能人か人形かと思うほど整っていた。
('A`)「――は?」
川 ゚ -゚)「む、聞こえなかったか?
私は、クリスマスを君に守ってほしいと言ったんだ」
ただひとつ問題があるとすれば、この女とはまったくの初対面ということだ。
初めて見る顔の知らない女。
どう反応していいのかわからず、アホみたいな顔をする俺に向けて、女は再び口にした。
川 ゚ -゚)「そうだな、私はサンタみたいなものだ」
――それは年の瀬の迫る、12月23日の出来事だった。
('A`)聖夜にサンタがやって来たようです川 ゚ -゚)
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