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( ^ω^)性欲豚がオトナのお店に入り浸るようです 第5話
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151 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 14:06:19 ID:C/CnSiRIO
( ・∀・)「……さて」
( ・∀・)「金は溜まったな」
(´・ω・`)「うん」
( ^ω^)「お」
( ・∀・)「……本丸、攻めるか」
( ^ω^)「……行きますか」
(´・ω・`)「……あぁ」
( ・∀・)「さよなら数万円!!僕たちは今から最高の幸せを手にしてきまあああああす!」
僕らの財布の中の諭吉さんは、今すぐにでも財布から出たがっているように見えた。
153 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 14:08:53 ID:C/CnSiRIO
( ^ω^)性欲豚がオトナのお店に入り浸るようです
その五「性欲豚、遊郭に行く」
154 :>>152 ごめんなさい、ながらなの……。:2012/04/09(月) 14:14:19 ID:C/CnSiRIO
~数日前~
先日の馬鹿勝ちの後に、モララーがこんな事を言い出した。
( ・∀・)「ビッパー新地行こうぜ!」
(´・ω・`)「いいね!なんたってお金はあるからね!」
( ^ω^)
( ^ω^)「あの、ビッパー新地ってなに」
( ・∀・)「やっぱそこから入るのか……」
155 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 14:26:05 ID:C/CnSiRIO
( ・∀・)「ビッパー新地は、売春防止法の厳しいVIP県の中で唯一!」
( ・∀・)「……最後まで出来ちゃうところなんだよ……」
( ^ω^)「……最後というと」
( ・∀・)「そう……」
( ・∀・)「Cだ!!」
( ^ω^)「C!!」
(´・ω・`)「まぁ昔風に言えば遊郭だね」
( ^ω^)「遊郭!!」
( ・∀・)(……ところでこいつ、なんかだんだんノリ良くなってきてないか?)
(´・ω・`)(吹っ切れたんだろうね)
162 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 18:12:57 ID:C/CnSiRIO
( ^ω^)「そんなもんがまだ日本にあるのかお……!」
( ・∀・)「うん。あるんだおあるんだお。といっても糞高ぇんだよな」
( ^ω^)「高いってなに?お金が?」
( ・∀・)「うん。お金が」
( ^ω^)「……とりあえず相場だけ聞かせてくれお」
( ・∀・)「うん。12000~15000円くらいかな」
( ^ω^)「うん……高いな……ホテヘル以上かお」
( ・∀・)「15分でな」
( ^ω^)
( ^ω^)
(;゚ω゚)「!!?」
163 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 18:28:02 ID:C/CnSiRIO
(;゚ω゚)「じッ……15分」
(´・ω・`)「あ、30分なら20000ちょっとくらいだよ」
(;゚ω゚)「狂気の沙汰だお……」
( ・∀・)「いや、価値はある」
( ・∀・)「女の子が超絶可愛いんだよ」
(;^ω^)「お……値段に見あった可愛さなのかお?」
( ・∀・)「アイドル級だぜ、アイドル級」
(;^ω^)「おお……そうなのかお……」
( ・∀・)「どうだ、行きたくなっただろ?」
(;^ω^)「う……ううん……?」
164 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 18:40:02 ID:C/CnSiRIO
( ・∀・)「まぁまぁ、とりあえず行くだけ行けばいいじゃないの」
(´・ω・`)「そうそう。気に入る子がいなけりゃそのまま帰ればいいし」
( ^ω^)「お……まぁそりゃあ、確かに」
( ・∀・)「今までの店と違って女の子を直で見れるから、歩くだけでも楽しいぜ」
( ^ω^)「ほぅ」
(´・ω・`)「そうそう。楽しいよ」
( ^ω^)「じゃあまあ、行くかお……」
( ・∀・)「うん、そうしよう」
165 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 18:49:12 ID:C/CnSiRIO
プシュー。
「西ビッパー、西ビッパーです。お忘れ物の無いよう、ご注意ください」
( ∵)( ∵)( ∵)西ビッパー駅到着(∵ )(∵ )(∵ )
( ・∀・)「とうちゃーく!」
(´・ω・`)「ついたね」
( ^ω^)「普段通り過ぎてる駅で散策とかワクワクするお」
( ・∀・)「とりあえず、行きますか!」
(´・ω・`)「さっそく?」
( ・∀・)「もちろんだろ!行くしかねぇ!」
( ^ω^)「絶倫すぎワロタ」
166 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 18:58:00 ID:C/CnSiRIO
というわけで、僕たちはいくつかの地下鉄を乗り継ぎ、西ビッパー駅にやってきた。
地上改札口不気味なくらい物静かな世界を目の当たりにする。
今は、時刻で言えば19時。
ところどころに人が歩いているのを見かけるが、都会らしい華々しさがない。
モララーとショボンが先導する中、辺りを見回してそう感じていた。
( ^ω^)「まだつかないのかお?」
( ・∀・)「もうちょい。あの先、あそこを右に曲がったらへんからスタートだな」
( ^ω^)「スタートって?」
(´・ω・`)「とりあえず行けばわかるさ。なんせ、そこらへん一体が風俗店だからね」
( ^ω^)「……右も左も風俗って事?」
( ・∀・)「右も左も曲がる先も忍び込んだ通路も風俗。ねーちゃんが待ってるぞ」
(;^ω^)「うおお……まじか」
167 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 19:06:46 ID:C/CnSiRIO
そうして雑談しながら歩く事5分。
モララーが「スタート」と言った曲がり角を曲がってその先を見てみる。
すると、世界がだんだんピンクに染まっていくのがわかった。
今まで感じなかった人影も、ずいぶん多くなってくる。
賑わいを見せる風俗街。
ビッパー新地、スタート。
( ^ω^)「うおおおお……」
( ・∀・)「はは、今日は可愛い子いるかなー」
(´・ω・`)「安くしてくれるおばちゃんもね」
( ^ω^)「うおおおおお……!」
思わず、息が漏れた。
時代に取り残されたかのような古き建物たち。
その建物たちの一つ一つの中に、女の子がいた。
横開きの玄関扉が取り除かれ、その中から見えるには
从 ゚∀从
綺麗に化粧をし、ちょこんと座ってこちらを見る女の子と
(゜д゜@
同じく隣に座ってるおばちゃん。
(;^ω^)
お……おばちゃん?
168 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 19:13:43 ID:C/CnSiRIO
(゜д゜@「あらやだ」
目が合った。話しかけられた。
(;^ω^)「えっ?」
(´・ω・`)(あっバカ反応すんなよ)
(;^ω^)「えっ?なんで?」
(゜д゜@「お兄さん、この子どう?気に入った?可愛いでしょ?」
(;^ω^)「え?あ、え…ああ、可愛いですおね」
从 ゚∀从ノシ
(゜д゜@「そうでしょ、いいこだよ。この子が11000円だよ。安いからちょっとイチャイチャしていきなよ」
(゜д゜@「ホントは12000円だけど、お兄さん若いから安くしたげるよ。これ逃したら次ないよ」
(;^ω^)
思いっきり捕まった。
(^ω^;)「モラ……!」
(・∀・ )))(・ω・` ))) スス……
助けを求めようとしたやつらは逃げようとしていた。
あらやだ。
(^ω^;)(あの野郎ども!!)
169 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 19:17:43 ID:C/CnSiRIO
(゜д゜@「にしても若いねぇ、大学生?大学生ならお金ないでしょ。ないよねぇ」
(゜д゜@「ならフラフラ迷ってチャンス逃すよりここでスパッと決めて満足して帰る方がいいわよ」
(;^ω^)「あ、でもすいません、友達が行っちゃうし……また後で」
(゜д゜@「気ぃ使ってくれたんでしょ。なおさらここでイっちゃいなさいよ」
うっわめんどくせぇこのおばちゃん。
(;^ω^)「いや、また後で……」
(゜д゜@「あらやだ。また後で来てよ?ちゃんと。待ってるからね」
从 ゚∀从ノシ
女の子は手を振ってくれていた。
かなり可愛い。
170 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 19:26:15 ID:C/CnSiRIO
(´・ω・`)「お帰り。降り切れてよかったね」
( ・∀・)「押しに弱いお前ならやられると思ってたが、よく生き延びたな」
先を歩いていたモララーとショボンに、ようやく追いついた。
しれっとしやがって、こいつら。
(;^ω^)「冗談じゃねえお、システムを先に言えよお前ら……ハァ……ハァ」
( ・∀・)「まぁ今ので体感しただろ」
(;^ω^)「おお。女の子がいて、横にマネージャー的におばちゃんがいるのがデフォなんだおね」
( ・∀・)「そゆこと」
(;^ω^)「そんな感じのやつが、ここの通り中に広がってるってのか……」
( ・∀・)「ああ。こんな感じの店があと100か200はあるぜ」
(;^ω^)「そんなに!?」
( ・∀・)「ああ。だって、まだ俺らが通ってるここの通りだって1つ目の通りだもん。まだ10本は通りがあるぞ」
(;^ω^)「……想像を遥かに超える規模だお」
(´・ω・`)「でも楽しいでしょ。こうやって自分で吟味して女の子選べる。パネルマジックが無いのはいいよね」
(;^ω^)「……まぁ」
正直、かなりわくわくする。
どちらを見ても女の子が座りこみ、こちらを見ているこの通りが、あと10本もあると言うのだから。
比喩でなく、異世界に飛ばされた気分だ。
171 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 19:33:43 ID:C/CnSiRIO
( ^ω^)「おお……見てあれ可愛くね?」
( ・∀・)「そうか?俺茶髪の子はあまり好きじゃねえな……」
(・ω・` )「モララーはあっちの子の方が好みでしょ。見て見て」
(・∀・* )「ん?どれどれ……ってうっほぉ!ナースちゃんじゃねえか!」
( ^ω^)「コスプレしてる子もいるんだおね。ありゃあ可愛いお……」
ノシ
( *・∀・)ノシ「あっちの着物美人は手ぇ振ってんぞ!可愛ええええ!」
( *^ω^)ノシ「確かに!納得の可愛さ!ってかうなじエロっ!」
(´・ω・`)「あっ、手ふるなよばか」
(゜д゜@「あらやだ!あなたたち、着物好き?だったらこの子にうんたらかんたらぺちゃくちゃぺちゃくちゃ」
↑呼び込みのおばちゃん。さっき見た気がするのは気のせいry
(;・∀・)(;^ω^)(ギャアアアアアア!!!!)
172 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 19:44:35 ID:C/CnSiRIO
( ^ω^)「……にしてもホントに女の子のレベル高いんだおね……」
(´・ω・`)「だろ。どこぞの48人に負けず劣らずって感じだろ」
( ^ω^)「お……こんなとこで働かずに、アイドル目指した方がいいだろうに……」
(´・ω・`)「そこは人には話せない事情があったりするところなのさ」
( ^ω^)「切ねぇ……」
( ・∀・)「……まぁまぁ」
( ・∀・)「今から通るこっちの通りは、少しレベルが下がるぞ」
(´・ω・`)「通称『妖怪通り』だからね……」
( ^ω^)「ほう……妖怪って……」
( ・∀・)「言わせるな。察しろ」
( ^ω^)「そうしようか」
175 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 20:00:32 ID:C/CnSiRIO
( ^ω^)「う……うおお……」
( ^ω^)「か、カーチャン……?」
妖怪通り。
そこに並ぶ姫達を見流していき、僕は感想としてそう言った。
( ・∀・)「いや、俺らのカーチャンよりは若いはずなんだけどな……」
(´・ω・`)「……あ、あのひと西川史子に似てる」
( ・∀・)「それ思った」
( ^ω^)「言い方悪いけど、人来るのかお……ここ……」
(´・ω・`)「あ、ほら、いまサラリーマン入ってったよ」
(;^ω^)「うおっまじだ!……勇気あるなぁ……」
( ・∀・)「よくやるな。頑張れリーマン」
(;^ω^)「……世の中、いろんな性癖があるんだおね……」
176 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 20:10:46 ID:C/CnSiRIO
心なしか皆だんだん早歩きになり、すぐに妖怪通りを抜けた。
そしてようやく着いたのが、ビッパー新地メインストリート街だ。
( ・∀・)「本番はこっからだな」
(;^ω^)「……すっげ」
通称、青春通り。
街を歩いていれば振り返り、勇気あらば声をかけたくなるような
そんな極上レベルの可愛い女の子達がずらりと見えた。
(;^ω^)「……」
こんな可愛い子たちが、金さえ払えば自分と性行為をしてくれるのだ。
なんという世界だろう。
(;^ω^)「15分そこらで1万が飛ぶのも頷けるお……」
(´・ω・`)「……うわ!あの子めちゃくちゃ可愛くね?」
( ^ω^)「お」
ノシ
OL姿の女の子が、体育座りでこちらを見ていた。
扇情的な視線。やらしい。
そして何より、太ももの間にギリギリ見えない魔の三角形。
バミューダ・トライアングル……!
思わず愚息も反応しそうになる。
(´・ω・`)「決めた。ぼくあの子と遊んでくる」
( ・∀・)「おう。いてらー」
(;^ω^)「お……」
このただの観光にまずショボンが、いちぬけた。
177 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 20:46:36 ID:C/CnSiRIO
( ^ω^)「ぼくも早く決めないと……」
( ・∀・)「そーだな。ちと迷うけど……ここらへんで決めちまうのがベストか」
( ^ω^)「緊張するお……お」
( ・∀・)「おや!」
( ・∀・)( ^ω^)「「あの子可愛っ……」」
( ・∀・)(^ω^ )「「……」」
从'ー'从ノシ
( ・∀・)「……」
( ^ω^)「……どうする?」
( ・∀・)「……ブーン」
( ・∀・)「 真 剣 勝 負 だ」
( ^ω^)「 望 む と こ ろ」
178 :名も無きAAのようです:2012/04/09(月) 20:54:08 ID:C/CnSiRIO
从'ー'从
(゜д゜@「あらやだ。お兄さん、この子に決めたの?見る目あるねぇ」
↑呼び込みのおばちゃん。どk(ry
( ^ω^)「おっ。可愛いですお……」
モララーとの真剣勝負(じゃんけん)を制した僕は、この子にこぎつける事が出来た。
( ^ω^)「おいくらですかお?」
(゜д゜@「あらやだ。値段を言うの忘れてたわね」
(゜д゜@「15分12000円ね」
(;^ω^)「えぇ~。おばちゃんまじで?ぼく、遅漏だからなぁ……なんとか時間、伸びない?」
(゜д゜@「伸ばして欲しいの?なら20分でもいいけど」
( ^ω^)「さすが!決まりだお!」
ついでにモララーに教わった交渉術を駆使し、少し時間も伸ばせた。
完璧だ。
186 :名も無きAAのようです:2012/04/10(火) 00:38:56 ID:FqTR.QVMO
(゜д゜@「決まりね。ささ、上がって上がって」
从^ー^从「どうぞ」
(;^ω^)「お……」
笑いながら手を取られ、二階に連れていかれた。
その先にあったのは、小さな和室。
从'ー'从「じゃあこちらに」
簡素な座布団を示され、座る。
部屋は……うまい例えが浮かばないけど、修学旅行で泊まった和室にそっくりだと感じた。
本当に、時代に取り残された場所のようだ。
从'ー'从「まずは、来てくれてありがとうございます。今日は時間は20分でいいの?」
(;^ω^)「う、うん。いいお」
しかし改めて近距離で見ても、めちゃくちゃ可愛い。
緊張から思わず目を反らしてしまう。
それがバレたのか、そのまま軽く笑われてしまった。
从^ー^从「ふふ、飲み物はどうしますか?」
(;^ω^)「あ……いらないお」
从'ー'从「わかりました。じゃあ、ちょっと待っててね。準備してくるね」
( ^ω^)「お」
そう言って姫は、がらりと障子扉を開けて出ていく。
僕はどぎまぎしながら見つめているだけだった。
やべ、緊張でたたないかも。
大丈夫か……と股間を一人で確認する辺り、やはり物悲しい。
187 :名も無きAAのようです:2012/04/10(火) 00:47:13 ID:FqTR.QVMO
从'ー'从「あ、そう言えば」
(;゚ω゚)「ふぉおおっ!」ビクッ
踵を返すように、姫が今閉めた再び障子扉を勢い良くあけるので
心配そうに股間いじいじしてるのを見られた。
从;'ー'从「!? どうかしました?」ビクッ
(;^ω^)「い、いや、なにも……!なんだお?」
从;'ー'从「あ、いや……そう言えば、お金もらうの忘れちゃって」
(;^ω^)「あ、ご、ごめんお」
从;^ー^从「い、いえいえ、ホントはさっきもらっとかなきゃいけなかったんだけど……私、ちょっと抜けてて。えへへ」
( ^ω^)
( *^ω^)(……くそ、可愛いこの子……)
恋愛ニートである僕は、こんなとこにもキュンと来てしまうのであった。
( ^ω^)つ「はいお」
从^ー^从「ありがとうございます。じゃあ、また行ってきますね」
( ^ω^)「もう忘れものはない?」
从;^ー^从「ないですよう。からかわないでください……」
( ^ω^)(……めちゃくちゃ可愛い)
188 :名も無きAAのようです:2012/04/10(火) 00:56:06 ID:FqTR.QVMO
すると今度は、すぐに帰ってきた。
从'ー'从「ただいま」
( ^ω^)「お……」
その手には小さな盆があり、上にはおしぼりと……饅頭?あと、水が置いてある。
( ^ω^)「? 饅頭?」
从'ー'从「うん」
( ^ω^)「なんで饅頭なんだお?」
从'ー'从「お客さん、ビッパー新地は初めて?」
(;^ω^)「……うん」
从^ー^从「ふふ、じゃあ、説明したげる」
从'ー'从「あのね、ホントは法律ではね、えっちな店でも最後までしちゃダメなの」
( ^ω^)「え?じゃあ」
从'ー'从「だからね、このお店は、一応形は料亭なんだよ~」
(;^ω^)「りょ……料亭」
从'ー'从「料亭だよ。私は女将さん。お客さんはご飯を食べにくるの」
从'ー'从「そこで『たまたま』出会った女将とお客さんが『恋に落ちて』、『お互いの合意の上で』えっちな事しちゃうんだよ~」
(;^ω^)「な、なるほど……」
なんともまぁ、強引な話だと思った。
これでまかり通っているあたりが、法律の意味の無さを感じさせる。
なんだか、切ない気分だ。
しかし。
从*'ー'从「うふふ、だからね」
从* ー 从「わたしとあなたは、いまから恋に落ちちゃうんだよ……」
耳元で小声で呟かれ、全ての理性は吹き飛ばされた。
189 :名も無きAAのようです:2012/04/10(火) 01:06:42 ID:FqTR.QVMO
気づけば僕は布団の上。
从* ー 从「うふふ」
手際良く脱いで、いや、脱がされ?どっちだっけ。
わかった事は、極度の興奮は人の記憶すら飛ばしてしまうらしい事。
こんなに可愛い子に、話しかけられる事すらほとんどなかった人生。
既に愚息はこれでもかと元気を主張している。
从*'ー'从
姫は無言のままに、まずはその愚息をウェットティッシュで拭いていく。
(;*^ω^)「ぅあ」
从* ー'从「うふ……」
時たま意地悪い手つきで愚息をこねくりまわし、こちらの反応を伺っている。
そして。
从*'ー'从つo「じゃあ……ぱんぱかぱーん」
(;^ω^)「お」
手には、コンドームだ。
从* 从「じゃあ……」
それを口にくわえる。
一瞬、何がしたいのかわからなかった。口に入れたって美味しいものでもなかろう、と。
しかし口にコンドームをくわえたまま、元気な愚息に被せてくる。
するすると、降りていくコンドーム。
( *゚ω゚)(ッ……これは……)
戦闘準備完了。
口だけで、僕にコンドームを装着したのだ。
从* 从「んふふ」
そしてそのまま、ゴムの上からフェラを開始した。
190 :名も無きAAのようです:2012/04/10(火) 01:13:01 ID:FqTR.QVMO
正直、気持ち良さで言えば……一人で皮オナしてるのが一番だ。
でもこれは、違う。
可愛い子にしてもらってるという、満足感。愉悦。快感。
( *゚ω゚)(うわ……うわああああああああああ!)
頭の中に、声にならない声が流れる。
少し油断すると、現実にも声が出てしまいそうなくらいだった。
从*'ー'从「ふふ……もういいかな?」
( *゚ω゚)「おっ……」
从*'ー'从「じゃあ……」
服がすとんと床に脱ぎ散らされていく。
姫は寝転び、そしてゆっくり股を開いていく。
そして、手を広げて……こう言った。
从*'ー'从「……来て」
( *゚ω゚)
191 :名も無きAAのようです:2012/04/10(火) 01:17:57 ID:FqTR.QVMO
ぼくは初めて、女の子の中に入った。
その快感と来たら、たまったものではない。
柔らかい何かがしたたる液と一緒に、僕の愚息を搾り取るようにして快感を与えてくる。
それは今までの人生で、一番の快楽だった。
195 :名も無きAAのようです:2012/04/10(火) 01:29:40 ID:FqTR.QVMO
( *^ω^)「……ふぅ」
ネット上にはよくネタで、イッた事を意味する為に「ふぅ……」と書き込まれる。
しかしこれがなかなかどうして、現実でも漏れてしまうものだった。
正直、少しの不安があった。
ぶっちゃけて言えばこれまでいった店……ピンサロでもホテヘルでも、僕はただイッた。
うまく言葉に出来ないが……例えるならいつもやるオナニーと変わらない、作業のようにただイッたような印象だ。
しかし今回のこれは比べものにならない。
それは幸せの真っ只中。
まだまだ楽しんでいたいのにと、我慢出来ずに達してしまった。
( *^ω^)「……いやぁ、楽しかったお。もっと、長く遊んでたかった」
从*'ー'从「あたしもだよ。お兄さんみたいな若い人、あんまりいないから……。また来てくれると嬉しいな」
( ^ω^)「お……そうなのかお?」
从'ー'从「うん。お兄さん、22くらいでしょ?そんな人って、あんまり来ないよ」
( ^ω^)「あ、惜しい。20だお」
从'ー'从「そうなの?めちゃくちゃ若いね~」
196 :名も無きAAのようです:2012/04/10(火) 01:33:19 ID:FqTR.QVMO
そして好奇心からか、僕は気になっていた質問をしてみた。
……してしまった。
( ^ω^)「……君はいくつくらいなんだお?正直、僕より若く見えるけど……」
从^ー^从「え?……うふふ」
从^ー^从「じゅーはち、だよ」
( ^ω^)
( ^ω^)
その瞬間、とても切ない気分になった。
年齢を聞いただけ。
それがたまたま年下であっただけだ。
ではなぜこんなにも……胸が痛いのだろう。
これがいわゆる、賢者モードの働きなんだろうか。
197 :名も無きAAのようです:2012/04/10(火) 01:39:35 ID:FqTR.QVMO
( ^ω^)「じゃあ……」
―――じゃあ君は、どうしてこんなところで働いてるの?
軽く口から出てしまいそうだった。
しかし、言えない。
そんなの言えるわけがない。
今まで沸いた事の無い感情がそこには在った。
从'ー'从「ん?」
(;^ω^)「いや、なんでもないお。また来たいだけだお」
从^ー^从「ふふふ……ありがと」
姫は今一度ぼくを抱きしめ、そして唇にキスをしてきた。
(;^ω^)「うっ?」
いきなりでびっくりしたが、それがキスだと理解した時には、また愚息が復帰していた。
僕もまだまだ若いという事らしい。
……でも。
从*'ー'从「ふふ、ホントはダメなんだよ?お客さんとちゅーするの。これ、サービスだからね」
極上に可愛い子にこんなセリフを言われても。
( ^ω^)「……ありがとうお」
なぜか、悲しいだけだった。
199 :名も無きAAのようです:2012/04/10(火) 01:47:24 ID:FqTR.QVMO
( ・∀・)y-・~「……よっ、どうだった」
出ると、モララーが既にベンチに座って待機していた。
モララーは僕に気付くと携帯灰皿にタバコをぐりぐりと擦り、そのまましまった。
( ・∀・)「どうだった?初体験」
( ^ω^)「…………最ッッッ」
( ^ω^)「ッッッッッッッ~~~~~~~~」
( ^ω^)「~~~~~ッ高だったお!」
( ・∀・)「そうかいwww何よりだ」
( ^ω^)「……でもなんか、切ねぇお。こんなめちゃくちゃ可愛い子が……なんというか、その」
( ・∀・)「……まぁ気持ちは分かるけどな」
( ^ω^)「……」
隣には、僕と同じくらいの大学生であろう集団がいる。
彼らは僕らがそうしていたように、女の子を見ている。
あの子が可愛い。この子タイプ。
端から見れば、よくわかる。
僕は今になって、自分に恥ずかしさを覚えるくらいだ。
( ^ω^)「……まるで」
そう、これはまるで。
僕らが女の子を見る目は、まるで。
( ^ω^)「動物園の……檻の中の動物を見てるみたいに、女の子を見るんだおね」
( -∀・)「……」
200 :名も無きAAのようです:2012/04/10(火) 01:49:58 ID:FqTR.QVMO
( ^ω^)「なんだか、この町は切ないお」
( ^ω^)「そりゃ今までいろんな店があったけど……中でも特に、女の子が並ぶここは」
( ・∀・)「考えすぎ。お前、賢者モードで理性働いてるからそうなるんだよ」
(;^ω^)「お」
( ・∀・)「……第一な」
( ^ω^)「?」
( ・∀・)「動物園気分なのは、何も俺だけじゃねえよ」
201 :名も無きAAのようです:2012/04/10(火) 01:54:01 ID:FqTR.QVMO
「あいつらに取ったって、ここは動物園みたいなもんだろ」
「どう言う意味だお?」
「だってさ、ここを通るやつ全て、右も左も、豚しかいねぇじゃん。性欲にまみれた豚さ」
「あいつら姫達にも、ここは豚しかいない動物園みたいに見えてんだろ」
後からモララーに聞いた話だが、途中であの姫がお金を忘れたのは、わざとらしい。
僕が延長した5分を潰す為の時間稼ぎだった、というのがモララーの言った言葉だった。
風俗の説明も、ちょっとした時間稼ぎだったのだろうか。
どうしようもない、何か切ない気分になった。
202 :名も無きAAのようです:2012/04/10(火) 01:55:37 ID:FqTR.QVMO
こうして僕は、最高の場所で童貞を捨てた。
でも少し胸が痛いのは、僕がオトナに一歩近付けた証なのだろうか。
おしまい。
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- [2012/04/10 19:02]
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まとめteみた.【( ^ω^)性欲豚がオトナのお店に入り浸るようです 第5話】
151:名も無きAAのようです:2012/04/09(月)14:06:19ID:C/CnSiRIO(・∀・)「……さて」(・∀・)「金は溜な」(´・ω・`)「うん」(^ω^)「お」(・∀・)「……本丸、攻めるか」(^ω^)「...
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