「( ∵)道端に落ちたてるてる坊主のようです」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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440 :!ninnja:2012/06/16(土) 23:45:23.24 発信元:222.231.81.151 投下する 落ちちゃった ( ∵) 暗雲に覆われた空の涙が、僕を濡らしていく とても冷たくて、止みそうになくて、悲しくなった 「あー…おかーさーん!!てるてる坊主落としちゃったー!」 「拾いにいってらっしゃーい」 「はーい!!」 大きなマンションの上の方からそんな会話が聞こえてきて、少しホッとする こんな僕でも生まれた意味があるんだ いらない子じゃないんだ (。∵) よかった 安心と共に頬に染み込んだ雫が、顔を歪める 困ったな せっかくかっこよく描いてもらえたのに はやく止んで欲しいな 441 :!ninnja:2012/06/16(土) 23:48:37.86 発信元:222.231.81.151 ( ∵) そんな願いを抱く理由は、濡れるのが嫌なだけじゃない 僕の存在意義がそこにあるからだ だけどきっと、小さな僕の願い事なんて、大きな空には届かないだろう それでもどうか、届いてほしい 貴方の涙のおかげで、こうして生まれることが出来ました (*∵) ありがとう、ありがとう 僕を幸せにしてくれてありがとう 442 :!ninnja:2012/06/16(土) 23:55:10.69 発信元:222.231.81.151 ザー… (´∵) やっぱり僕の感謝の気持ちは届かないみたい わかってはいたけれど、悲しい 止まない雨音の向こうに、誰かの足音 ( ∵) - *( ' ')* + *( ' ')* 女の子が懐中電灯を持って歩いている 僕を作ってくれた子だ 443 :!ninnja:2012/06/16(土) 23:56:29.06 発信元:222.231.81.151 (*∵) この子の住んでるベランダからなら、きっと僕の気持ちも届くだろう 少しだけど、空に近くなるし そう思うと嬉しくなった (*∵) 早く僕を見つけて! 今度こそは落とさないで吊るしてね そして一緒に祈ろう! この涙が止みますように - *( ' ')*「あっ、みっけ!」 + *( ' ')*「あっ、みっけ!」 走りよってくる足音に、何かが高なる ドキドキ、ワクワク はやくはやく! - *( ' ')*「…きちゃない」 + *( ' ')*「…きちゃない」 さっきの明るい声色とは違う、暗い声 雨雲と同じくらいに暗いそれに、立ち込める不安 悲しんでるような、残念がっているような目が僕を見下ろす 444 :!ninnja:2012/06/17(日) 00:04:31.32 発信元:222.231.81.151 その目に映った僕の姿 蝶のようにひらひらと揺れていた体はびちょびちょに濡れて地面に貼りついて、 今にも破れてしまいそうなほどに薄くなってて まあるかった頭は水を吸い込んで、重くなってて、歪んでいて 自慢の顔はめちゃくちゃになってて、原型を留めていなかった ( .) - *( ' ')*「………」 + *( ' ')*「………」 去っていく、赤い傘 強くなった雨に、視界が滲んでいった ( .) ( ) (。 ) ( ∵)道端に落ちたてるてる坊主のようです 445 :!ninnja:2012/06/17(日) 00:06:42.43 発信元:222.231.81.151 お終いです ちなみに>>233だったりします [[( ∵)道端に落ちたタコさんウインナーのようです>http://www18.atwiki.jp/librariberia/pages/233.html]]