※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

「( ^ω^)図書館で会いましょう のようです 3」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

( ^ω^)図書館で会いましょう のようです 3」の最新版変更点

追加された行はこの色になります。

削除された行はこの色になります。

 .
 
 図書館夜話pt3 
 
 ひっそりと2周年記念 
 
 
 419 :( ^ω^)図書館で会いましょう のようです :2012/02/01(水) 00:01:00.23 発信元:221.30.151.167 
 
 シベリアにブーン系専門の図書館が設立されて早2年になろうとしている。 
 
 ( ^ω^) 
 
 温かな日差しが窓から差し込んで、座っているブーンの膝にまで届く。 
 
 おなじみの館長ブーンは、真新しい本を胸に抱えて座っていた。 
 それは彼にとって特別な本であった。 
 
 ブーンは長いこと読み専を貫いてきたが、いろいろな本や読者の様相に触れるにつれ、 
 自分でも物語を執筆したいという意欲が募っていた。そしてそれが形になった。 
 
 この本はブーンの処女作である。 
 
 無論、慣例にならって著者は匿名となっていたが、今もなおおびただしく発行され続ける 
 ブーン系の中で、自分の作品がどう評価されるのだろうか・・・。 
 
 まさに処女のような初々しさが、ブーンの胸中を去来していた。 
 
 
 
 420 :( ^ω^)図書館で会いましょう のようです :2012/02/01(水) 00:02:02.33 発信元:221.30.151.167 
 
 
 そんなわけで、今日は司書に混じって貸し出しカウンターに座って、 
 自分の本がどんな人に貸し出されているのか、見ようとしている。 
 
 
 
 
 
  ・・・つくづく迷惑な男だ。 
 
 
 ( ^ω^)図書館で会いましょう のようです 
 
 
 
 
 421 :( ^ω^)図書館で会いましょう のようです :2012/02/01(水) 00:03:39.55 発信元:221.30.151.167 
 
 ( ^ω^)「僕の本、どれだけ借りられてるかおー」 
 
 ξ゚⊿゚)ξ「匿名で書いたんでしょ?じゃあわかりませんよそんなもの」 
 
 ( ^ω^)「だからここで返して来た人に感想などを聞きたいお!」 
 
 ξ゚⊿゚)ξ「あの、館長。正直キモイんですが」 
 
 ( ^ω^)「キモいのも館長のつとめだお!」 
 
 ξ゚⊿゚)ξ「まったく・・・・あ」 
 
 
 ('、`*川 
 
 ξ゚⊿゚)ξ「あ、こんにちは。ご返却ですね」 
 
 ('、`*川 「えぇ・・・」 
 
 ξ゚⊿゚)ξ「えーと借りたのは五冊、ちょっと確認しますね」 
 
 ( ^ω^)(あっ、僕の本だお!) 
 
 ( ^ω^)ニヤニヤニヤニヤ 
 
 ξ#⊿)ξ「あの」 
 
 ξ#⊿)ξ「気が散るんで向こうへ言っててください」 
 
 
 
 
 422 :( ^ω^)図書館で会いましょう のようです :2012/02/01(水) 00:05:40.41 発信元:221.30.151.167 
 
 ブーンは少し離れたところに立って、返却者をニヤニヤと眺めていた。 
 女性はその視線にうろたえている様子であった。 
 
 ('、`;川 
 
 ( ^ω^)ニヤニヤニヤニヤ 
 
 
 キモイ館長をよそに返却作業は行われていた。 
 
 ξ゚⊿゚)ξ「あれ・・・ちょっとこれは・・・」 
 
 (-@∀@)「なに、なに、なに?あーこれは・・・」 
 
 ('、`*川 「・・・すいません」 
 
 ξ゚⊿゚)ξ「ちょっとヨゴレがひどいですね・・・すすでも撫でたように真っ黒、 
 
       この本も、この本も、この本も、この本も・・・」 
 
 
 
 
 423 :( ^ω^)図書館で会いましょう のようです :2012/02/01(水) 00:06:52.77 発信元:221.30.151.167 
 
 ξ゚⊿゚)ξ「でもこの本だけは綺麗なままですね」 
 
 
 ( ^ω^)(あれは僕の処女作、『ウンコは苦くて甘いようです』だお・・・) 
 
 ( ^ω^)(僕のだけ丁寧に取り扱ってもらってるお・・・感無量だお) 
 
 
 (-@∀@)「こんだけヨゴレがひどいとねー、ちょっと修繕云々じゃだめだね 
 
       弁償してもらうかもしれません」 
 
 ('、`*川 「すいません、ほんとうにすいません」 
 
 ξ゚⊿゚)ξ「うーん、やむにやまれぬ事情があってこうなるんであれば、こちらとしても 
       対処出来るんですけどね・・・ 
 
       なんでこんな真っ黒に?」 
 
 ('、`*川 「・・・わたしは、近くのシベリア炭鉱で事務員をやっているんです。 
       娯楽の少ない労働者のために、本を借りようと思って。 
 
       でも、労働者の手から手へ渡る度に、こんな事に・・・ 
       申し訳有りません」 
 
 
 
 
 425 :( ^ω^)図書館で会いましょう のようです :2012/02/01(水) 00:08:28.28 発信元:221.30.151.167 
 
 
 女性の話に心を動かされたブーンは突如割って入った。 
 
 
 ( ^ω^)「大丈夫、心配することありませんお」 
 
 
 ξ゚⊿゚)ξ「館長」(-@∀@) 
 
 
 ( ^ω^)「そこまで繰り返し読んでもらえるなら、本にとっても本望でしょう。 
 
       幸いなことに何冊かスペアが有ります。いま返却した本は、おたくの鉱山で 
       引き続き楽しんでくださいお」 
 
 
 ('、`*川 「あ、ありがとうございます! 
 
       返却するの惜しむくらい、皆読み込んでいたんで、きっと歓びます!」 
 
 ξ゚⊿゚)ξ「ではお持ち帰りください」 
 
 ('、`*川 「本当に、本当にありがとうございます!!」 
 
 
 
 
 
 426 :( ^ω^)図書館で会いましょう のようです :2012/02/01(水) 00:11:13.31 発信元:221.30.151.167 
 
 
 ( ^ω^)「あれ?一冊残ってますお」 
 
 ('、`*川 「あ、その本、ほとんど読まれなかったんです・・・みんな内容にドン引きして」 
 
 ( ^ω^) 
 
 (-@∀@)「まだ綺麗だから再利用できるけど、『ウンコは苦くて甘い』ねえ・・・」 
 
 ( ^ω^) 
 
 ξ゚⊿゚)ξ「貸し出しの頻度もなんだか鈍いんで、閉架図書に移動しときましょうか」 
 
 ( ^ω^) 
 
 ( ^ω^)(僕の処女作・・・苦くて甘かったお・・・本当に) 
 
 
 
 ( ^ω^)やはり「本は人なり、人は本なり・・・だお」 
 
  (^ω^)「図書館で会いましょう」 
 
 
 
 
 
 #ref(http://www18.atwiki.jp/librariberia?cmd=upload&act=open&pageid=208&file=798370.jpg)
 
 
 
 
 
-[[戻る>http://www18.atwiki.jp/librariberia/pages/208.html]]
+[[戻る>http://www18.atwiki.jp/librariberia/pages/213.html]]