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川 ゚ -゚) 少女は戦争犬と駆け抜けるようです
第4話 おまけ 安価>>48で選択肢2、3が選ばれていたら
選択肢2
*****
('A●) 「半分借りるぞ」
寝返りを打った、トソンの傍で俺は横になる。
少し気まずい気もするので、トソンに背を向けるような形で眠ることにした。
薄掛けを引っ張り、自分の身にも被せる。
枕は丁度半分ずつ分け合っているような形となって頭を置いていた。
(-、-トソン 「スー……スー……」
寝息がよく聴こえた。
そして背にはトソンの温もりを感じている。
俺達は背中合わせで眠っていた。
(-A●) (少し意識するが……不思議と、落ち着くな……)
いつもは一人で眠っているベッドで、二人で眠る。
睡眠とは一人で行うものである。
例え二人でいようとも、意識は個人の物でしかない。
だが、普段感じることの出来ない他者の存在を、
背中合わせではあるが温もりと共に感じることで、
俺は今までに覚えることの無かった安堵感を得ているのだと思う。
('A●) 「……」
好奇心から、振り返った。
彼女の存在が気になった。
どんな寝顔をしているのだろうかとか、そういう問題じゃあなかった。
ただ見てみたかった。自分と同じ空間を共有している彼女を。
トソン ) 「スー……」
もちろん、背を向けている為に顔は見ることが出来なかった。
だが、呼吸のたびに少し上下する肩が、見ていて愛らしい気もした。
触れてみたくなった。
だから少し手を伸ばした。この温もりをもっと欲しい。そんな思いも少しあった。
だが、トソンが寝返りをうち、こちらを振り返ったことで俺の手は動きを止めた。
('A●) (-、-トソン 「………」
('A●) (-、-トソン 「……顔ちけぇよ」
何故かそこで興が覚めてしまった。
緊張もあったと思う。
俺は再び背を向けて、そのまま眠りに落ちることにした。
(-A●) 「……」
('A●) 「!」
触られる感触を覚えた。
そして、引き寄せられていく。
トソンの温もりが間近に感じられ、身体の柔らかみが心地よかった。
身を寄せられ、耳元でささやかれる。
(-、-トソン 「少佐、私は……行きずりでも構いませんよ?」
(-A●) 「……」
それには応えず、俺はそのまま眠りに落ちることにした。
選択肢3
*****
('A●)y━~~ 「爺ちゃんはちゃんとトソンのフォローしてやってくれよ」
/ ,' 3 「了解じゃ」
('A●)y━~~ 「作戦の決行は30日だ、エクスト。それじゃ解散。訓練に戻るぞ」
タバコをの火を消して、灰皿に捨てる。
エクストと爺ちゃんは出ていき、トソンもまた出ていこうとした。
俺もイスから立ち上がり、部屋を出ていく。
('A●) 「トソン、身体は大丈夫か?」
(゚、゚*トソン 「あ、あんなにしておいて……よくそんなことが言えますね」
('A●) 「いやすまんな。自制できなかった」
(゚、゚*トソン 「別に嫌だったわけでは……」
('A●) 「あれ、ああいうのが好きなの?」
(//、//*トソン 「……はい」
('∀●) 「次回があれば、もっと過激にいきたいもんだね……要領はつかんだしな」
(゚、゚*トソン 「しょ、少佐。仕事」
('∀●) 「あぁ、悪い」
少々浮かれていたらしい。
顔がニヤけているのが、自分でもわかった。
……それじゃあ、気を引き締めまして。
('A●) 「それじゃ、行くぞ―――」
(゚、゚トソン 「はい!」
応えた部下と共に、俺は訓練場へと向かった。
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- 2011/10/08(土) 20:03:52|
- 自作品まとめ
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