10分で小説どこまで書けるかな?
2:33分ちょうどから。レディ――――ゴ――――(゚q 。川――――!
その日の夜、わたしはサンダルを引っ掛けて砂浜に出た。
南国の夜気はゆったりとしていて甘く、潮の香りの中にハイビスカスの芳香を含んでいる。
海岸沿いに足跡を残して歩きながら、わたしはふと思った。
「今なら海を手刀で割れるんじゃないか」
B4用紙を軽く3枚は破れる腕前のわたしだから、このくらいは出来るのだという自信がある。
(もっとも4枚で試割をやった時は手首の骨が折れてしまったが)
指先をぴんと立てて真っ直ぐに星空に向け、腰を落として呼吸を整える。
夜気が胸を満たし、わたしの心は呼吸と共に静かにその鼓動を緩めてゆく。
時間の流れすらもが緩く、緩く……
「ホレテマウヤローッ!!!」
ある時の瞬間、己の内に溜め込んだエネルギーを爆発させた。
その一点にのみ全身全霊を燃焼させるのだ。
打ち落とされたわたしの手刀は空中で九十度曲がり、わたし自身のこめかみへと直撃した。
脳髄を衝撃が貫く。体の中身が飛び出してしまうのではないかというほどだった。
「どうしてこんなことになったのだ……」
わたしは呟きとともに砂浜に沈み込んでいったが、不思議と仕事をやり終えた満足感があった。
一人の戦士として死ねるという、誇りすら感じた。
今はただ眠ろう、潮風の中で、ハイビスカスの香りに包まれて……
よっしゃピッタリ10分。
書き出しに2分くらいかかったかな。
俺は長考タイプだからこういうのはあんまり得意じゃないんだよ。
その日の夜、わたしはサンダルを引っ掛けて砂浜に出た。
南国の夜気はゆったりとしていて甘く、潮の香りの中にハイビスカスの芳香を含んでいる。
海岸沿いに足跡を残して歩きながら、わたしはふと思った。
「今なら海を手刀で割れるんじゃないか」
B4用紙を軽く3枚は破れる腕前のわたしだから、このくらいは出来るのだという自信がある。
(もっとも4枚で試割をやった時は手首の骨が折れてしまったが)
指先をぴんと立てて真っ直ぐに星空に向け、腰を落として呼吸を整える。
夜気が胸を満たし、わたしの心は呼吸と共に静かにその鼓動を緩めてゆく。
時間の流れすらもが緩く、緩く……
「ホレテマウヤローッ!!!」
ある時の瞬間、己の内に溜め込んだエネルギーを爆発させた。
その一点にのみ全身全霊を燃焼させるのだ。
打ち落とされたわたしの手刀は空中で九十度曲がり、わたし自身のこめかみへと直撃した。
脳髄を衝撃が貫く。体の中身が飛び出してしまうのではないかというほどだった。
「どうしてこんなことになったのだ……」
わたしは呟きとともに砂浜に沈み込んでいったが、不思議と仕事をやり終えた満足感があった。
一人の戦士として死ねるという、誇りすら感じた。
今はただ眠ろう、潮風の中で、ハイビスカスの香りに包まれて……
よっしゃピッタリ10分。
書き出しに2分くらいかかったかな。
俺は長考タイプだからこういうのはあんまり得意じゃないんだよ。
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No title
まあ様々だ
昔書きかけでほったらかしてたのを見つけて続き書いたり
勢いだけで一晩で完成させたりな
かなりムラがあるので一概には言えん
昔書きかけでほったらかしてたのを見つけて続き書いたり
勢いだけで一晩で完成させたりな
かなりムラがあるので一概には言えん
お久しぶりです。
…普段は作品書くのにどれくらいかけてるんですか?
…普段は作品書くのにどれくらいかけてるんですか?