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3 名前: ◆Ymtt.Y6YOc [] 投稿日:2011/03/08(火) 20:14:44.46 ID:5XgX5um60 [1/17]
古い家の屋根を、雨が撃ち続けている。
その中で、若い女の声が響いた。
ξ゚⊿゚)ξ「おばあさん!騙されてるわよ」
またあの女だ。
寺産まれのTを名乗る女のせいで、また一つのビジネスを潰された。
( ω )】「ちっ、ここも撤退だお」
そう呟く男の足跡は雨音に消えていった。
( ^ω^)極悪ビジネス('A`)のようです
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3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/06(日) 08:37:35.69 ID:whBkuYmP0 [2/23]
深夜、ゼミが長引いたためコンビニで余っていた弁当を買って帰宅した私を迎えたものは、白豚だった。
訂正。一応、人間のようにも見えた。
ξ゚⊿゚)ξ「……」
そのとき、私はとても不機嫌だった。
ゼミが長引いた理由は確かに私である。
教授の言っていることに納得できなかったので、違う意見を持っていったのだ。
そのため不機嫌になった教授の相手を一手に引き受け議論を交わしていたためだった。
説き伏せることはできた。しかし、不機嫌だったのだ。
挙句、コンビニで余っていた弁当は498円の少し高いおかずが二種類入ったモノのみ。
いつも398円のお弁当かおにぎり二個+αで済ませているというのに、
無駄な出費になってしまったことがとても不機嫌であった。
女子の癖に自炊もしねーのかよという男尊女卑的な考えは認めない。
諸々の理由から、私はとても不機嫌だった。
とにかく、不機嫌だったのだ。
先ほど出迎えてくれたと書いたが、正確には違う。
この白豚は、私の進路をふさいでいたのだ。
もっと正確に言うならば、私の借りているアパートの部屋のドアの前で座り込んでいた。
かすかにアルコールのにおいもする。酩酊状態なのだろう。
確かに私は不機嫌だった。
しかし、かといって放置したり危害を加えたりする気にはならなかった。
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