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697 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/07(火) 23:57:43.98 ID:ypwkSDED0
その頃、病院ではブーンの治療に関してのミーティングが第2会議室で行われていた
('A`)「なかなか前進しないが、どうしたものか」
院長は主要メンバーに問いかけた
(*゚-゚)「私は患者を看護する立場から意見を述べさせて頂きたいと思います」
最初に挙手したのは、しぃ看護婦長だった
(*゚-゚)「私達看護師は、もっと患者に寄り添った看護を心がけるべきだと思います」
ξ゚⊿゚)ξ「確かに日々の雑務に追われ、私達看護師は基本精神をおろそかにしている感があるわ」
( ´∀`)「私もそう思います」
ツン看護部長に続いて、モナー看護士長も、しぃ看護婦長の意見に相槌を打った
ブーンの看護に関しては、今や看護部の主要スタッフ全員が携わるようになっていた
708 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/08(水) 00:06:28.21 ID:B/lDpGQt0
昏迷状態が続くブーンの介護はかなりの激務であった
また生命の危険もある為、普通の看護師では、不安な点もあった
(・∀・)「看護部長、看護師の皆さんはよくやってくれてると思いますよ」
ξ゚⊿゚)ξ「確かにその通りです
しかし、患者と心を通わせる看護ができないと患者は心を開いてくれません
形式的にならず、私達はもっと患者と密着する看護をとるべきだと思います」
('A`)「・・・看護部には本当に負担をかけていると思う
しかし患者を昏迷から救えるのは、看護の力だと私は思う」
714 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/08(水) 00:12:33.63 ID:B/lDpGQt0
院長は話を続けた
('A`)「患者と一番接してるのは誰か
それは我々医師ではなく看護師だ
日々の細かいケアを通して、患者が一番信頼できるのは看護師だろう」
(*゚-゚)「私達は引き続き全力で患者の介護にあたります」
(`・ω・)「話は変わりますが、徐々に薬の処方量が増加しております
今のところ、薬による改善は見られません
薬剤師の立場からは、さらに投与する方がよいのか、判断に迷います」
716 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/08(水) 00:18:25.08 ID:B/lDpGQt0
('A`)「副作用はどうだ?」
院長はけわしい表情で薬剤科長に尋ねた
(`・ω・)「はい
看護部からの報告では、現在、微熱、嘔吐が見られるとのことです
他にも副作用がでている可能性が考えられますが、患者との意思疎通が
できない為、確認できない状態です」
(・∀・)「恐らく、ほぼ確実に他にも副作用が出ているでしょう
既存の錠剤ばかりにたよるのではなく、漢方薬を使うのも良いかもしれません」
719 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/08(水) 00:22:26.78 ID:B/lDpGQt0
( =゚ω゚)ノ「漢方薬ですか?
効果はあるのでしょうか?」
モニュ研修医は漢方薬に関して、効果に疑問を感じた
(・∀・)「神経の治癒には漢方薬は大きな成果をあげている
これまでにも多くの臨床例で効果が証明されているよ」
(=゚ω゚)ノ「なるほど」
855 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/08(水) 17:55:19.45 ID:B/lDpGQt0
(`・ω・)「漢方薬に加えて、ビタミン類などもよいと言われています」
( =゚ω゚)ノ「そうなんですね」
研修医であるモニュは現場で学ぶ事が多かった
(*゚ー゚)「今後はより頻繁に患者の状態をチェックしに行くようにします」
('A`)「よろしく頼む
診療部長、近々脳学者に来てもらおうと思っている
誰か心当たりがあれば、推薦してほしい」
(・∀・)「わかりました」
('A`)「それでは、ミーティングを解散する
それぞれ自身の業務に戻ってくれ」
(ヽ゚ω゚)ブーンが精神病になったようです 第二部 第十五話
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