44 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 22:34:34 ID:XaYwGlZIO [1/20]
o川*゚ー゚)o「わ、私も嘘だもん!」
lw´‐ _‐ノv「手伝わないなら、初めから言うなし」
o川;゚ー゚)o「シューちゃんに言われたくないよ……」
45 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 22:35:44 ID:XaYwGlZIO [2/20]
しゅーきゅうっとそーん!のようです
第二話後編
46 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 22:40:39 ID:XaYwGlZIO [3/20]
lw´‐ _‐ノv「テレビつけるよ―」
o川*゚ー゚)o「うん」
トタトタトタッ
(゚、゚トソン「呼びましたか?」
o川;゚ー゚)o「いやいや、トソちゃんのトの字も言ってないよ!?」
(゚、゚トソン「そうですか……」
(`、`トソン~
lw´‐ _‐ノv「……」
o川;゚ー゚)o「……」
lw´‐ _‐ノv「……トソ」ボソッ
47 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 22:43:52 ID:XaYwGlZIO [4/20]
トタトタッ
(゚、゚トソン「何でしょう?」
o川;゚ー゚)o「うおっ!」
lw´‐ _‐ノv「カゴメとハウス食品、どっちがいいかなって話してただけだよ」
o川;゚ー゚)o「ミートソースの話!? それも全くしてないよ!」
lw´‐ _‐ノv(よく分かったな……)
(`、`トソン~
o川;゚ー゚)o(シューちゃん、トソちゃんで遊ぶなよ……)
lw´‐ _‐ノv(かわええな、あいつ……)
48 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 22:49:06 ID:XaYwGlZIO [5/20]
ヤサイハアトデ……
o川;゚ー゚)o(台所から終始独り言が……)
lw´‐ _‐ノv「豆腐ってさ」
o川*゚ー゚)o「豆腐?」
lw´‐ _‐ノv「うん、豆腐。わりと万能だよね、最近気付いたよ」
o川*゚ー゚)o「麻婆豆腐とか作って、余ったらお味噌汁作ればいいもんね」
lw´‐ _‐ノv「そうそう。もやしも万能っていうけど、傷むのが早いよね」
o川*゚ー゚)o「もやしは野菜炒めくらいにしか使わないなぁ」
49 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 22:57:04 ID:XaYwGlZIO [6/20]
lw´‐ _‐ノv「あとラーメンとか?」
o川*゚ー゚)o「恥ずかしながら、ここ最近ラーメンはインスタントです……」
lw´‐ _‐ノv「その上にもやし炒めて乗せちゃえば?」
o川*゚ー゚)o「だったら、始めからラーメン作ってるよ……」
lw´‐ _‐ノv「そっか……」
o川;゚ー゚)o「あ、あの」
o川*゚ー゚)o「インスタントなのに美味しい、ていうのがいけないんだと思う」
lw´‐ _‐ノv「あー、ひとのせいにしてるー」
o川;゚ー゚)o「……人というか食べ物だけど、今度はちゃんと作るよ」
50 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:01:59 ID:XaYwGlZIO [7/20]
ガラガラッ
(゚、゚トソン「オプーナを買う権利要りますか!?」
o川;゚ー゚)o「何で窓開けながらの登場!?」
lw´‐ _‐ノv「さ、寒い……」
(゚、゚トソン「すいません、熱気を逃がそうと」
lw´‐ _‐ノv「た、耐えろ、私の体」
o川*゚ー゚)o「4月なのにまだ寒いよねー」
lw´‐ _‐ノv「雨ばっかりだしね……」
(゚、゚トソン「私の地元では雪が降ったみたいです」
o川*゚ー゚)o「トソちゃんの地元どこだっけ?」
51 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:06:05 ID:XaYwGlZIO [8/20]
(゚、゚トソン「北海道の函館市ですね」
o川;゚ー゚)o(雪が降ることに珍しさを感じないよ……)
lw´‐ _‐ノv(そりゃ降るだろ……)
o川*゚ー゚)o「この間は東京でも降ったみたいだよ」
lw´‐ _‐ノv「Snow in Aprilだね」
(゚、゚トソン「なんでしょう?」
lw´‐ _‐ノv「うたがあるの」
lw´‐ _‐ノv「さむたいむ~いっと、すの~いん、え~ぷりる~」
o川*゚ー゚)o「ロマンチックな歌だねー」
lw´‐ _‐ノv「ふふん」
o川*゚ー゚)o「シューちゃんが誇らしげになってどうするのー」
52 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:11:03 ID:XaYwGlZIO [9/20]
(゚、゚トソン「それはそうと、ビーフシチューが出来ましたよ」
o川*゚ー゚)o「わ―い、まってました―!」
lw´‐ _‐ノv「おおーいい匂いー」
o川*゚ー゚)o「さっそく食べようよ、お腹空いたー」
lw´‐ _‐ノv「いつでも準備おっけー」
(゚、゚トソン「では」
(゚、゚トソン「主よ、慈しみに感謝してこの食事をいただきます。アーメン」
o川*゚ー゚)o
(゚、゚トソン「どうしましたか?」
o川;゚ー゚)o「今までそんなこと言ってないよね!? 何に目覚めちゃったの!?」
53 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:14:58 ID:XaYwGlZIO [10/20]
(゚、゚トソン「いえ、カッコいいかなと」
lw´‐ _‐ノv「あ、昨日やってたやつでしょ? 私もその番組見たよ」
o川*゚ー゚)o「ドラマの影響かい!」
lw´‐ _‐ノv「ドラマじゃなくて映画だよ」
o川*゚ー゚)o「どっちでもいいよ!」
(゚、゚トソン「お二人は、作った私に感謝のお祈りを毎晩捧げて下さいね」
o川*゚ー゚)o「毎晩って……それはもはや一種の呪いだよ……」
lw´‐ _‐ノv「捧げます、アーメン」
o川;゚ー゚)o「捧げちゃうんだ……」
54 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:19:25 ID:XaYwGlZIO [11/20]
(゚、゚トソン「そんなことより、せっかくのビーフシチューが冷めちゃいますよ」
o川;゚д゚)o「ハッ! トソちゃんが突っ込ませるから忘れてた!」
(゚、゚トソン「では、いただきます」
o川*゚ー゚)o「いただきまーす」
lw´‐ _‐ノvもぐもぐ
(゚、゚トソン「時間も時間ですので、あまり煮込んでいませんがどうでしょうか?」
o川*゚ー゚)o「うん、美味しい!」
lw´‐ _‐ノv「いいお味だよ」
(゚、゚トソン「お粗末様です。でも、作った甲斐がありますね」
o川*゚ー゚)o「ビーフシチューなんて久々だなぁ」
(゚、゚トソン「最近見た映画の1シーンが印象的だったので、作ろうと思ってたんです」
55 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:22:48 ID:XaYwGlZIO [12/20]
o川*゚ー゚)o「そうなんだー、なんて映画?」
(゚、゚トソン「ソイレント・グリーンです。SF映画ですね」
lw´‐ _‐ノv「ソイレントグリーン、イズ……」
lw´‐ _‐ノv「「ピープル!」!」(゚、゚トソン
o川;゚ー゚)oビクッ
o川;゚ー゚)o「え? なになに?」
(゚、゚トソン「面白いですよ、今度DVDを貸しましょう」
o川*゚ー゚)o「うん、ありがとー」
lw´‐ _‐ノv(ネタバレしちゃったけどね)
56 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:26:51 ID:XaYwGlZIO [13/20]
o川*゚ー゚)o「サラダも美味しいなぁ」
lw´‐ _‐ノv「しかし米が欲しいな、米」
o川*゚ー゚)o「シューちゃんはシチューとご飯一緒に食べる派?」
lw´‐ _‐ノv「シチューに限らず何でもご飯と一緒派、かな」
o川*゚ー゚)o「そうだった……」
(゚、゚トソン「レトルトのご飯がキッチンに有りましたが、チンしますか?」
lw´‐ _‐ノv「大丈夫、ちょっとお腹いっぱいになってきた」
o川*゚ー゚)o「そういえば、サトウのご飯ってあるでしょ?」
(゚、゚トソン「レトルトのですか、はい」
57 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:31:03 ID:XaYwGlZIO [14/20]
o川*゚ー゚)o「子どもの頃、初めて知った時にお砂糖のご飯なのかと思ったんだ」
lw´‐ _‐ノv「あ、私も思った」
(゚、゚;トソン「私は特に……」
o川*゚ー゚)o「それで、お母さんにサトウのご飯食べたいって言ったら、凄いツッコミされて驚いたなぁ」
(゚、゚トソン「どんなツッコミだったのです?」
o川*゚ー゚)o「我が家の米にどんな不満を持っているの!?」
o川*゚ー゚)o「ちゃんと銅釜で炊いてるのに……、って」
lw´‐ _‐ノv「きゅーのツッコミは、親譲りのものだったんだね」
58 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:34:17 ID:XaYwGlZIO [15/20]
o川*゚ー゚)o「うん……あの頃は純粋だったなぁ」
(゚、゚トソン「今では心身ともに真っ黒ですか」
o川;゚ー゚)o「うーん、そこまでじゃないと思うけど……」
lw´‐ _‐ノv「グレーくらい?」
o川*゚ー゚)o「色の表現にはこだわってないよ!」
(゚、゚トソン「では、真っ黒で良いのでは?」
o川*゚ー゚)o「その色は未来のためにとっておくよ……」
lw´‐ _‐ノv「もっと自信持てよ、若者」
o川*゚ー゚)o「ありがと、シューちゃん……」
59 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:37:45 ID:XaYwGlZIO [16/20]
(゚、゚トソン「未来もいえば、今年から就活ですね」
o川*゚ー゚)o「だねー、みんな夏くらいから始めるみたいだね」
lw´‐ _‐ノv
lw´‐ _‐ノv「うっ、急に目眩が……」
o川*゚ー゚)o「さっきの言葉返すよ、シューちゃん……」
(゚、゚トソン「未開封のお茶があったんですが、開けていいですか?」
o川*゚ー゚)o「もちろんいいよー」
lw´‐ _‐ノv「お、お前も食べるか、ほれ」
o川;゚ー゚)o「ちょっと、床に向かって何やってるの? 絨毯汚れちゃうよ!」
lw´‐ _‐ノv「あ、ごめん、カメムシに餌をやろうと」
o川;゚ー゚)o「カメムシとかどこにもいないよ!? 現実を直視しろよ……」
60 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:41:43 ID:XaYwGlZIO [17/20]
(゚、゚トソン「あなたも食べますか、どうぞ」
o川*゚ー゚)o「……トソちゃん、悪ノリ大好きでしょ?」
o川*゚ー゚)o「そこには何がいるの」
(゚、゚トソン「すいません、夢見にご飯をあげようと」
o川;゚ー゚)o「私の部屋にファンタジーは広がってないよ……」
(゚、゚トソン「……キューには、見えないんですね」
o川;゚ー゚)o「そして、悲しそうな目をするなよ……」
61 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:45:14 ID:XaYwGlZIO [18/20]
o川*゚ー゚)o「ごちそうさまー」
lw´‐ _‐ノv「おいしかったよ」
o川*゚ー゚)o「トソちゃんは料理上手だよね」
(゚、゚トソン「そんなことはありませんが、出来る限り挑戦はしますね」
(゚、゚トソン「何事も限界を自分で決めたくないんです」
lw´‐ _‐ノv「そうだ」
o川*゚ー゚)o「ん?」
lw´‐ _‐ノv「今度チョコフォンデュ作ってよ、流れるやつ」
o川;゚ー゚)o「それは料理云々より、器具とかの問題じゃ……」
62 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:48:49 ID:XaYwGlZIO [19/20]
(゚、゚;トソン「うーん……考えておきます」
lw´‐ _‐ノv「チョコ跳ねそうだから、もしやるときは公園とかでやろうね」
o川;゚ー゚)o「その配慮は嬉しいけど、公園でチョコフォンデュってどうなの!?」
(゚、゚トソン「面白そうですね、真剣に考えておきます」
o川*゚ー゚)o「気楽に考えていーよー」
lw´‐ _‐ノv「私の力が必要になったら、いつでも呼ぶがよい」
o川;゚ー゚)o「何で上から目線なの!? チョコフォンデュ界の重鎮かよ!」
lw´‐ _‐ノv「おっ、今のツッコミ、美味しんぼで使えそう」
o川*゚ー゚)o「残念だけどシューちゃんは、美味しんぼ製作に何一つ関わってないよ」
63 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:53:54 ID:XaYwGlZIO [20/20]
(゚、゚トソン「ハガキを出してみてはどうでしょう?」
o川;゚ー゚)o「バトル漫画のキャラ募集じゃないんだから……」
lw´‐ _‐ノv「じゃあ私が、美味しんぼって漫画書こうかな」
o川*゚ー゚)o「既にあるから安心して学業に励んで!」
(゚、゚トソン「あ、もうこんな時間ですね」
o川*゚ー゚)o「時間経つの早いねー」
(゚、゚トソン「シュー、そろそろおいとましますか」
lw´‐ _‐ノv「ほんとだ、明日一限やばい……」
(゚、゚トソン「キュー、洗い物は任せました、私たちはこの辺で」
64 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:01:17 ID:rPqmiZZEO [1/3]
lw´‐ _‐ノv「またねー、きゅー」
ガチャン
o川;゚ー゚)o「え? ちょ、ま……」
o川*゚ー゚)o「今日こそはジャンケンで……って、行っちゃったよ」
o川;゚ー゚)o「もー、二人とも逃げ足早いんだから」
o川;゚ー゚)o「三人分のお皿ってわりと大変なんだよ……」
o川*゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「……仕方がない、洗うか!」
終わり
しゅーきゅうっとそーん!のようです 第三話 前編
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