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4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 21:12:45.73 ID:m9pMFcDn0 [2/34]
川 ゚ -゚)
花に埋もれていた。
目が覚めて、むせるようなくすぐったい匂いが鼻につく。
私はとりあえず身を起こした。
それと同時に花が舞う。
視界のあらゆるところで、さまざまな色が舞う。
乱れた髪をさっと手櫛で直すと、今度は花びらは見えない風に揺らされた。
あたりは何もない、白い部屋。
まぶしいくらいに、しみ一つない白い壁が、私を取り囲んでいた。
次に目に映ったのは、色とりどりの花だった。それらが私を埋めている。
ばらが多い。
何かうれしいことがあったときに贈ったり飾ったりする花だろう。
そんな花が、よく見れば棺桶に積められている。
つまり、私は棺桶のなかに花と一緒に入れられていたようだ。
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