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223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/01(水) 13:14:50.15 ID:Gu6qnJgB0
第8部
看護婦は母の話す過去の話を黙って静かに聞いていた
J( 'ー`)し「ふう・・・
少し疲れたわ」
看護婦「あ、大丈夫ですか?」
看護婦は心配そうに母を見る
J( 'ー`)し「大丈夫ですよ
ここのところ、あまり人と話をしていなかったから、聞いてもらえてうれしいわ」
看護婦「そんな・・・」
227 : ◆OwJQwsENTI :2006/03/01(水) 13:17:39.12 ID:Gu6qnJgB0
J( 'ー`)し「本当よ
やっぱりお話するのって楽しいわ」
看護婦「・・・」
看護婦はやつれ、生気があまり感じられない笑顔に戸惑いを感じた
J( 'ー`)し「何だか誰でもいいから、話を聞いてほしい気分なの」
看護婦「私で良ければ、いくらでもお付き合いしますよ」
J( 'ー`)し「ありがとう」
母はペットボトルからコップに水を注いだ
232 : ◆OwJQwsENTI :2006/03/01(水) 13:23:20.71 ID:Gu6qnJgB0
看護婦はペットボトルの水がだいぶ減っていたのを見て、水の補充しにいった
J( 'ー`)し「ふう・・・」
母は水を飲みながら、窓の外を見た
J( 'ー`)し「綺麗な桜・・・」
外では桜が満開に咲き乱れていた
J( 'ー`)し(桜は散る直前に最も美しく咲き乱れる
人も人生の最後の瞬間も桜のようにありたいものね・・・)
母は散り行く桜の花びらに自分を重ねていた
J( 'ー`)し「私も綺麗に潔く散りたいものだわ」
234 : ◆OwJQwsENTI :2006/03/01(水) 13:27:11.84 ID:Gu6qnJgB0
看護婦が病室に戻ってくると、母はベッドに横になっていた
J( 'ー`)し「ああ、ありがとう・・・」
看護婦「いいえ・・・」
J( 'ー`)し「お話・・・聞いて・・・下さる・・・」
母の目は虚ろだった
看護婦「・・・はい、聞かせて頂きます」
J( 'ー`)し「ありがとう・・・」
母は目をつぶり、小さな声で昔の思い出をゆっくりと語りだした
(ヽ^ω^)ブーンが精神病になったようです 第八部 第四十七話
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