91 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 20:50:21 ID:DP6b4WdYO
ありがたいまとめ様
http://eksr.blog115.fc2.com/blog-category-3.html?cr=5745e65bacedd43688fc12dd511ae650
( ・∀・)と六つの銃弾のようです
第五話
:宣言
92 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 20:50:47 ID:DP6b4WdYO
一の弾
???
モデル:?
能力:?
兵装:?
二の弾
ζ(V)゚ ゚(V)
モデル:蠍
能力:???
兵装:アスモ・チェーン
三の弾
( Φ ..Φ)
モデル:蛇
能力:エネルギー操作
兵装:レヴィアタン・スタッフ
93 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 20:51:12 ID:DP6b4WdYO
四の弾
???
モデル:?
能力:?
兵装:?
五の弾
???
モデル:?
能力:?
兵装:?
六の弾
???
モデル:?
能力:?
兵装:?
94 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 20:53:02 ID:DP6b4WdYO
('A`)「アイツ…運よすぎねぇか…?」
土埃のまだ残る展望台から、ドクオは庭園を見下ろしていた。
蠍の仮面を付けたモララーが、庭園南側の落葉樹の上に立つ。
その意識は城の四階バルコニーに佇むダイオードに向けられていた。
ダイオードがしばらくは洗脳能力を使わないであろうと判断し、ドクオは耳栓を外した。
96 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 20:54:38 ID:DP6b4WdYO
/ ゚、。 /「…。」
ダイオードは今の状況を考える。
敵は一人。
退避の際に城南側まで下がった。
敵の能力はわからない。武器はあの鎖と考えて良いだろう。
もし遠距離での攻撃が可能ならば、あちらから牽制があるだろう。
/ ゚、。 /(だが、それがない…。)
反逆者はどう考えてもこちらの攻撃を待っている。
98 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 20:56:51 ID:DP6b4WdYO
先程から彼の言葉は挑発的だった。
その事がダイオードの冷静さを取り戻させた。
「誘いすぎている」、と。
また、特殊能力についても判断材料はある。
/ ゚、。 /(さっきの樹の動きが不自然すぎる。)
囲まれた状況から回避する時、まるで樹が彼を引っ張り上げた
。
まだ情報が少ないが、兵をぶつければ何か解るだろう。
99 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 20:59:17 ID:DP6b4WdYO
もう一つ確かめたい事がある。
もし彼の言葉が嘘であれば、勝負は一瞬で決まる。
本当であっても彼の不利に働く部分が多すぎる。
それを確かめるため、彼は動いた。
片手をあげ、声を張り上げる。
ζ(V)゚ ゚(V)「!」
発光するダイオードにモララーは身構える。
100 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:02:05 ID:DP6b4WdYO
/ ゚、。 /「南門弓兵よ!
敵左肘を狙え!」
モララーはダイオードに向けて構えるだけで、飛来する矢を避ける素振りを見せない。
矢は容易に左肘に突き刺さり、モララーは木から落ちた。
/ ゚、。 /(全く、音が聞こえていないのか。)
これで、一つ情報が手に入った。
彼には私の能力が効かない。
そのかわり、兵の動きを悟られることは無い上、戦闘で重要な聴力を自ら封じている。
101 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:04:07 ID:DP6b4WdYO
落下に合わせ、兵を突撃させる。
モララーは落下しながら鎖を走らせ、器用に周囲を一掃する。
突撃した兵を下げ、牽制攻撃を行う。
ただの時間稼ぎだ。
この隙に、攻撃を受けた兵から伝言で報告させる。
/ ゚、。 /「…身体に異常は?」
( ∵)「全く無いそうです。」
/ ゚、。 /「…?」
102 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:06:15 ID:DP6b4WdYO
突撃する兵に、「攻撃直前の身体状況と、被弾後のわずかな変化を報告するように」、と命令しておいた。
/ ゚、。 /(特に能力は無いのか…?)
いや、そんなはずは無いだろう。
何かが…
その時、痺れを切らしたモララーが動いた。
104 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:07:10 ID:DP6b4WdYO
木の根元へ移動し、強く幹を叩いた。
直後、しゃがんだモララーの真上を木の幹が通り過ぎ、枝葉で兵をなぎ倒した。
/ ゚、。 /(…。)
再び、ダイオードの心の奥底がチリチリと音を立て始めた。
効果の無い鎖で、兵を叩き続けている惨めな男を見下す。
105 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:07:56 ID:DP6b4WdYO
彼は先程なんと言ったか?
「天罰を下してやる」だったか?
木を操る能力で?
この程度の能力で?
この私に対して?
…私をナメているのか
106 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:09:27 ID:DP6b4WdYO
/ 、 /「聞け天使達よ…
貴様らは完璧な戦士だ。
殴られようと止まるな。痛みに怯むな。
命令を成し遂げるまで倒れるな。」
息を吸い込み、命令を下した。
/ ゚、。 /「…命令だ。
反逆者の手足の腱を切り、木に縫い付けろ。」
107 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:11:26 ID:DP6b4WdYO
ζ(V);゚ ゚(V)「…きた…!」
ダイオードが改まって何かを高らかに宣言してから、能天使達の猛攻が始まった。
108 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:12:22 ID:DP6b4WdYO
周囲の敵を一度薙ぎ払う。
鎖に怯まず距離を詰めてくる。
東側の木へ鎖を伸ばし、距離をとる。
近くにいた兵が襲いかかる。鎖を振り回し弾き飛ばす。
数人の骨を折った感触があったが、怯まず剣を振るってくる。
西側へ退避するがかわしきれず左手首を切られる。
109 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:15:36 ID:DP6b4WdYO
ζ(V);゚ ゚(V)「ぅ…ああ゙っ!」
止まるな。止まればやられる。
兵を払い、使えない左手を盾に突き進む。
西側の木に着いた時には左手はズタボロになった。
また鎖で周囲にスペースをこじ開ける。
兵が来る前に、木をしならせた反動で北側の木へ飛ぶ。
北側へ逃れたが、木の幹がダイオードとの死角を作る。
110 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:16:38 ID:DP6b4WdYO
ダイオードの見える位置へ振り返ろうとするが、右足が引っ掛かる。
右太股が熱い。
剣が右脚を木に縫い付けた。
ζ(V);゚ ゚(V)「ああああああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!」
鎖で近くの数人を叩く。
腰が使えないため上手く威力が伝わらない。
切っ先が数本モララーへ襲いかかる。
111 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:18:24 ID:DP6b4WdYO
/ ゚、。 /「よく逃げたものだ…フフ。
お疲れ様。」
ガス、ガスと剣が突き刺さる音を聞きながら、ダイオードは嘲笑した。
何本もの剣が木に突き刺さる。
後は兵を待機させ、私が直々に辱めてやろう。
その前に被害を確認しようと、庭園全体に目を走らせる。
/ ゚、。 /「……?」
奇妙な事に気が付く。
112 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:20:25 ID:DP6b4WdYO
/ ゚、。 /「兵が…減ってる?」
背後の扉が勢いよく開いた。
(;∵)「……」
兵が十数人、バルコニーへ入ってきた。
/ ゚、。 /「異常の報告があるのか?
もう良い。戻って庭園で待機だ。」
(;∵)「いえ……ちが…」
先頭の兵が答える。
その後ろにいた数人の兵が、バルコニーにいた兵を斬る。
113 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:22:21 ID:DP6b4WdYO
/ ゚、。 /「……………え」
手足に同時に痛みが走る。
そこには剣が生えていた。
(((;∵)))「ダイお……さま……タス…け」
気が付けばバルコニーに入ってきた兵が全員痙攣しながら倒れている。
なぜか庭園からは音が消え去っていた。
/ ゚、。;/「クソッ…何が起こった…?」
床を這いずり、庭園が見える場所まで移動する。
庭園には痙攣する兵と斬り殺された兵が転がっていた。
114 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:24:02 ID:DP6b4WdYO
/ ゚、。;/「!」
気配を感じ、後ろを振り向いた。
扉がゆっくりと開く。
ζ(V);゚ ゚(V)「芋虫みたいに転がっちゃって。
お似合いだよ。
その惨めな姿…イイね。」
左手、右足から血を流したモララーが、兵に支えられながらバルコニーに降り立つ。
115 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:25:57 ID:DP6b4WdYO
ζ(V)゚ ゚(V)「責められるのは好きじゃないけどね。
全員支配しときたくてさ。
絶望させれるかと思うとゾクゾクして我慢出来たよ。
左手なんて安いもんさ。」
/ ゚、。;/「貴様!何をした!
木を操る能力では無いのか!?」
後退りしながら、モララーに問いかける。
ζ(V)゚ ゚(V)「あんたが勘違いしただけじゃん。
自分でルール決めて、木しか操らなかっただけ。」
兵と共にダイオードに近付く。
116 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:27:03 ID:DP6b4WdYO
ダイオードがモララーの手足を見た。
ケガがあるのは左手全体と右太股のみ。
死角に入った後に増えた傷は見当たらない。
ζ(V)゚ ゚(V)「あ、気づいた?刺される『フリ』させただけ。時間稼ぎに、ね。
アスモ・チェーンの能力は、有機物を操る。
もちろん人もね。」
操られた兵が椅子を運ぶ。
117 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:28:40 ID:DP6b4WdYO
モララーがダイオードの前にドッカリと座ると、それを合図に兵が倒れた。
/ ゚、。;/「私の洗脳が…負けたのか…?
バカな…!」
ζ(V)゚ ゚(V)「そりゃ相性の問題だよ。
アンタが操るのは脳。僕が操るのは体。
脳に命令下そうが、体が聞かないからね。」
言葉を切り、ダイオードを見下したまま告げた。
118 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:29:47 ID:DP6b4WdYO
ζ(V)゚ ゚(V)「さて。僕はアナタを殺さなきゃならない。
殺し方としては鎖で絞め殺すか、剣で首落とすかどっちかだね。
けど今イイ気分だからさ、僕の手を汚したく無いんだ。」
その言葉にダイオードの顔が少し明るくなる。
/ ゚、。;/「ほ…本当か!?
見逃してくれるのか!?」
ダイオードが言い終わらない内に、目の前に足が差し出された。
ζ(V)゚ ゚(V)「おねだりの仕方くらい、解るよね。」
120 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:32:49 ID:DP6b4WdYO
一瞬で顔が赤くなったが、躊躇いもせずダイオードは靴を舐め始めた。
/ ゚、。;/「うぅ…お願いです…ペロ…
ペロ…命だけは…」
ダイオードは全てを捨てた。
尊厳も、プライドも、何もかも。
死に神の前では、そんなもの何の役に立たない。
ζ(V)*゚ ゚(V)「あぁ!イイよ!上手上手!
よし!おねだり上手なワンちゃんには御褒美をあげないと!」
鼻息を荒くしながら、モララーは軽く鎖を振るった。
121 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:34:36 ID:DP6b4WdYO
鎖が当たったダイオードは、手足を引きずり、手すりへ向かう。
/ ゚、。;/「な…止めろ!止めてくれ!」
ダイオードの言葉虚しく、体はバルコニーの外を目指す。
ζ(V)*゚ ゚(V)「ホントに偉いワンちゃんだ!
御主人様の手を汚さないために自分で死んでくれるなんて!」
/ ゚、。;/「あぁ…クソッ!クソッ!」
122 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:35:58 ID:DP6b4WdYO
体が手すりを乗り越え、重心が外側へ移動する。そして
ζ(V)*゚ ゚(V)「バイバーイ。」
/ ゚、。#/「ちくしょおおぉぉぉぉっ!」
ダイオードはバルコニーから落下した。
グシャ。と潰れる音と同時に、仮面と鎖が砕け拳銃に戻る。
(;・∀・)「もう!靴ベチャベチャだよ!
何が嬉しいんだよ!
二の弾、性格悪いから嫌いだ!」
123 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:37:13 ID:DP6b4WdYO
グチグチ呟きつつ、次の行動に移る。
ブーンの行動は時間稼ぎに過ぎない。
ロマネスクが戻る前に済まさなければ。
モララーがマイクの前に立つ。
( ・∀・)「ラウンジに住む皆さん。聞いて下さい。
僕達は神に仇なす者達です。
たった今、ダイオードは死にました。」
同時刻ラウンジから南、遠く離れた海上。
水で出来た球が弾けた。
(;ФωФ)「クソッ!やっと出れたである!」
ブーンが注いだ魔力が切れ、ロマネスクは自由の身となった。
124 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:38:40 ID:DP6b4WdYO
耳栓を外しながら続ける。
( ・∀・)「彼は言葉で貴方達を洗脳して来ました。
神は絶対であると。」
ロマネスクは一度上空へ上がり、方角を確かめる。
(;ФωФ)「あっちか!こんなに飛ばされたであるか!」
陸地は遠くに見えた。
今は上空約百メートル。計算上だいたい四十五キロほど離れている。
125 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:40:33 ID:DP6b4WdYO
モララーの言葉が街中に響き渡る。
( ・∀・)「洗脳者が死んだ今、一度考えて下さい。
貴方は本当に幸せですか?」
ラウンジの位置を確認し、目を閉じる。
( +ω+)「…ふぅ。」
呼吸を整え、制限していた魔力を解放する。
足元から光が広がって行く。
126 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:41:38 ID:DP6b4WdYO
( ・∀・)「それは神が勝手に決めつけた幸せかも知れません。
本当の幸せ、知りたくないですか?」
ロマネスクの足元から登ってくる光が集まり、鎧に変わっていく。
|::━ω+)「…。」
光は彼の顔を覆い始める。
127 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:43:40 ID:DP6b4WdYO
( ・∀・)「我々の目的は、神を倒す事です。
もし本当の幸せを知りたければ、私達に力を貸して下さい。」
光が完全に全身を覆った時、そこには黄金に輝く光の騎士がいた。
|::━◎┥
光の騎士は一際大きな光を放つ。
128 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:45:40 ID:DP6b4WdYO
( ・∀・)「力を貸してくれるなら、VIPに来て下さい。
貴方自身の手で、幸せを掴みましょう。」
|::━◎┥「神を信じるのが幸せの近道である。」
突然現れた光が、マイクを切り落とす。
129 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:47:15 ID:DP6b4WdYO
(;・∀・)「あぁ!?」
南門の上に最強騎士が降り立った。
彼は四十五キロ離れた位置から、一瞬でサンダルフォン城まで移動した。
文字通り、光の速さで。
|::━◎┥「…ダイオード…。」
庭園には倒れた兵と、わずかな死体が転がっている。
バルコニーの真下。そこには七大天使の一角が、手足をめちゃくちゃな方向に曲げて横たわっていた。
130 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:48:11 ID:DP6b4WdYO
|::━◎┥「今すぐ増援を呼べ。」
近くにいた弓兵に言った。
弓兵はすぐさま行動に移し、走り去っていく。
|::━◎┥「よくもここまでやってくれたな。
神への反逆の代償、覚悟してるであるな?」
( ・∀・)「出来てるよ。十年前から。
どんな犠牲を払おうとも、僕は神を殺す。
アンタは出来てるか?
復讐者に殺される覚悟が。」
ロマネスクはそれに答えるように剣を構え直す。
131 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:49:57 ID:DP6b4WdYO
(;・∀・)(どこまでやれるか…試してやる!)
モララーは拳銃をこめかみに当てた。モララーの能力は完全にランダムだ。
相手は最強と名高いロマネスク。
出目によっては戦況は大きく変わる。
もしかしたら全てが通用しないかもしれない。
( ・∀・)(…けど僕にはこれしかないから。)
残り二人となった召喚術士の生き残りの証。
復讐の原因になったこの力しか。
132 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:51:39 ID:DP6b4WdYO
カチッとハンマーが空打ちされる音が響く。
五回、音が響き、六度目にして初めて破裂音が響く。
六連装リボルバー最後の一発。
モララーにとって最強の能力。
133 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:53:32 ID:DP6b4WdYO
光始めたモララーを遠目に、ロマネスクが佇む。
吾が輩は、神に従わなければいけない。
従わなければならない理由がある。
そのために、吾が輩は血で汚れる事を厭わない。
|::━◎┥「『神の如き者、ミカエル』ロマネスク…吾が輩と剣を交えることを、後悔するがいい。」
134 名前: ◆Zb08y4eL/Y[] 投稿日:2011/01/09(日) 21:54:01 ID:DP6b4WdYO
モララーの最強と、大天使の最強が激突した。
続く
( ・∀・)と六つの銃弾のようです 第六話
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