- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 00:31:44.07 ID:snlija1tP
- でぃの部屋。布団が敷いてあり、枕元に電柱。
小さく音楽がかかっている。 http://www.youtube.com/watch?v=D_P-v1BVQn8 布団の中にでぃがうずくまっている。 部屋のドアをノックする音。 でぃ、反応しない。 ノックの音が除所に大きくなる。 でぃ、起き上ってイヤホンをとり、MP3の電源を切る。音楽が止む。 相変わらずノックの音。 (#゚;;-゚)「…入っていいよ。」 ペニサスが入ってくる。何故か手には包丁が。
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 00:34:20.50 ID:snlija1tP
- ('、`*川「でぃ、調子はどう?」
(#゚;;-゚)「…普通」 ('、`*川「(でぃの傍に座り)でぃ調子はどう?」 (#゚;;-゚)「普通って言ってるじゃん」 ('、`*川「普通じゃわからないでしょう」 (#゚;;-゚)「だって普通なんだもん」 ('、`*川「何普通って。お母さんそういうあれが一番嫌いなの。ちゃん言いなさい」 (#゚;;-゚)「何、アレって」 ('、`*川「ですから、普通とか、別にとか、微妙とか、そういう類のあれですよ。 本当に駄目なの。そういうあれを言ってれば何でもまかり通るとでも思ってるんでしょうけど。 そういう考え方が人を駄目にしてしまうんですよ」
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 00:39:21.26 ID:snlija1tP
- (#゚;;-゚)「別にそういう……」
('、`*川「(遮って)でも実際まかり通ってしまうですよ。そういうあれを言っていれば。 性質が悪いったらないわ。そう思わない? お母さんね、そういうあれを聞いていると首の裏の付け根辺りにブツブツができるんです。 凄く痒いの。だからでぃ、ちゃんと言いなさい。 いいのか悪いのか。もう一度聞くわよ。でぃ調子はどう?」 (#゚;;-゚)「だから普通だって……」 ('、`*川「(遮って)でぃ調子はどう?」 (#゚;;-゚)「……悪くない」 ('、`*川「でぃ調子はどう?」 (#゚;;-゚)「うるさいな……」 (;#゚;;-゚)「何持ってんの……?」 ('、`*川「これですか?これは包丁です」 (;#゚;;-゚)「だから何でよ!?」 ('、`*川「お梨を剥いてあげようと思って」
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 00:42:31.37 ID:snlija1tP
- (;#゚;;-゚)「……梨は?」
('、`*川「忘れました」 (;#゚;;-゚)「取ってきなよ!」 ('、`*川「だから今取りに行こうと思っていたところだったんです」 (#゚;;-゚)「……いいよいらないから」 ('、`*川「食べなくては駄目です。あなた昨日からお手洗いに行ってないでしょう。 梨は便を柔らかくしてくれる大変良い果物なのよ」 (#゚;;-゚)「……何でトイレ行ってないって知ってるの?」 ('、`*川「でぃのことは何でも知っていますよ」 (;#゚;;-゚)「ずっと見てたの?」 ('、`*川「いいえ」 (#゚;;-゚)「じゃあ何で……」
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 00:45:28.67 ID:snlija1tP
- ('、`*川「でぃが何をしているかなんて気配で解りますよ。それが母親というものです。
でぃが昨日夜十一時に眠りに付いたことだって、夜中の三時に目を覚ましたことだって、 その後リビングに降りてきて、冷蔵庫から生茶を出して、お母さんのコップを使って飲んだ事だって知ってるんです」 (;#゚;;-゚)「何でよ…」 ('、`*川「ですから気配で解るんです」 (;#゚;;-゚)「嘘」 ('、`*川「解りますよ何でも。体調のことだって、でぃが用を済ませた後のお手洗いの臭いを嗅げばわかるんですよ」 (;#゚;;-゚)「や、やめてよ!」 ('、`*川「じゃあ自分の口で言いなさい!でぃ調子はどう?」 (;#゚;;-゚)「やめてって!」
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 00:48:38.85 ID:snlija1tP
- 突然、木が軋むような音がする。
二人、会話を中断し電柱を見る。 ……が、すぐに会話に戻る。 ('、`*川「……お梨を持ってきます」 (#゚;;-゚)「……いいよ」 ('、`*川「ですから……」 (#゚;;-゚)「良くなったよ」 ('、`*川「はい?」 (#゚;;-゚)「体調」 ('、`*川「……そう。でも梨は食べなさい。梨は高血圧にも効くんですから」 ペニサス、部屋を出ていく。 でぃ、伸びをする。そして電柱を見る。 (#゚;;-゚)「(電柱に)おはよう。……もう、こんにちは、か」
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 00:51:43.07 ID:snlija1tP
- 電柱を撫でる。
ペニサスが梨を持って戻ってくる。 布団の傍に正座で座り、梨を剥き始める。 ('、`*川「……どんな果物でも一年中食べられると、季節の変わり目を感じないわね。 そう思わない?部屋だって常に適温ですし」 (#゚;;-゚)「……」 ('、`*川「時代も変わりましたね。そう思わないでぃ?」 (#゚;;-゚)「……」 ('、`*川「でぃ」 (#゚;;-゚)「そうだね」 ('、`*川「……そういえば、今朝お庭を掃除していたら素直さんに会いましたよ」 (#゚;;-゚)「……」
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 00:54:48.05 ID:snlija1tP
- ('、`*川「学校へ行くところだったみたい」
(#゚;;-゚)「そう……」 ('、`*川「でぃに学校に来るよう伝えてくれと言われました」 (#゚;;-゚)「ふ~ん……」 ('、`*川「何て無責任な人なんでしょう。自分の事しか考えてないんでしょうね。 あんなウジ虫だらけの場所にでぃを行かせようだなんて。信じられないわ。 ああいうタイプの人間は友達にするべきではありませんよでぃ」 (#゚;;-゚)「私の勝手でしょ?」 ('、`*川「彼女はハゲタカのようなところがあるんですよ。こう、人の獲物を横取りするような……」 (##゚;;-゚)「私の友達を悪く言わないでよ!」 ('、`*川「じゃああなた学校へ行きたいの?」 (;#゚;;-゚)「……」
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 00:57:54.10 ID:snlija1tP
- ('、`*川「もうあんな思いしたくないでしょう。いいのよ。あんなところ行かなくても。
素直さんにはでぃはもう学校に行かないと伝えておきましたから」 (#゚;;-゚)「だから勝手にそういうこと……」 ('、`*川「じゃああなた学校へ行きたいの?」 (#゚;;-゚)「……別に」 ('、`*川「じゃああなた学校へ……」 (##゚;;-゚)「(遮って)行きたくないよ!」 ('ー`*川「それでいいのよ。勉強はお母さんが教えてあげます」 (#゚;;-゚)「……自分で勉強するよ」 ('ー`*川「お母さんが教えてあげます。そもそもこうなったのは私の責任ですもの。 もっと慎重にでぃの学校を選ぶべきだったんだわ」 (#゚;;-゚)「違う。……全部私が悪いんだよ」 ('、`*川「でぃは悪くありません。一番悪いのはあのウジ虫達だわ。あいつらさえいなければ……」
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 01:00:52.52 ID:snlija1tP
- (#゚;;-゚)「……」
('、`*川「梨食べなさい」 (#゚;;-゚)「……うん」 ('、`*川「(電柱を見て)……それにしても大きくなったわね」 (#゚;;-゚)「ああ……」 ('、`*川「懐かしいわ。でぃが生まれた日にお向かいの高岡さんに頂いたのよ。初めはでぃよりも小さかったのに」 (#゚;;-゚)「何度も聞いたよ、それ」 ('、`*川「日曜日になったら庭に植え替ましょうか」 (#゚;;-゚)「……うん」 インターホンが鳴る。 ('、`*川「……?誰かしら」
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 01:05:48.74 ID:snlija1tP
- ペニサス出ていく。
でぃ、じょうろを取り出して電柱に水をやる。 ペニサス、タカラを連れて戻ってくる。 (#゚;;-゚) ('、`*川 (^Д^;,,) ('、`*川「でぃ、タカラ先生ですよ。後ウジ虫共です」 男子3人、入ってくる。 (#゚;;-゚) ('、`*川 (^Д^;,,) ('A`) (゚∈゚ )(^ω^ ) でぃ、そっぽを向く。
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 01:08:55.12 ID:snlija1tP
- (;,,^Д^)「お母さん、ウジ虫はないでしょう」
('、`*川「だってウジ虫ですもの。ウジ虫にウジ虫と言って何がいけないのかしら。ごめんなさいでぃ。 本当はこんなウジ虫なんていれないつもりだったんです。でもはっきりさせておきたかったの。 でぃ、さっき話したこと、ちゃんと自分の口で説明しなさい」 (#゚;;-゚)「……」 ('、`*川「でぃ」 ( ,,^Д^)「まあまあ、お母さん。……でぃさん、元気ですか。 皆早く学校に戻って来てって言ってますよ」 ('、`*川「何を、無責任なハゲタカ共」 (;,,^Д^)「は、ハゲタカ?」 ('、`*川「でぃ、早く言ってやりなさい」 (#゚;;-゚)「……」
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 01:13:13.61 ID:snlija1tP
- (;,,^Д^)「あ、今日ですね、彼らがでぃさんに謝りたいって言い出したんですよ」
( ,,^Д^)「……確かに彼らはウジ虫と言われても仕方のない連中です。でも、そんな彼らが自分の口から謝りたいって。 私は彼らの気持ちを尊重したかった。だからこうして、授業を自習にしてまで連れてきたんですよ。 でぃさん、彼らの話を聞いてやってください」 ('、`*川「いやらしい」 (;,,^Д^)「……いやらしい?」 ('、`*川「いちいち聞かないで貰えません?」 (;,,^Д^)「ああ、すみません」 ('、`*川「あなたは少しマダコのようなところがありますよ。マダコ。こう、絡み付いてくるようなところが」 (;,,^Д^)「ま、マダコ?」 ('、`*川「だからそういうところですよ。……もういいです」
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 01:19:07.33 ID:snlija1tP
- (;,,^Д^)「はあ……」
( ,,^Д^)「あ、君たち、……謝りたいんだろ。ほら、鬱田君」 (#゚;;-゚) ('A`;) (^Д^,,) ('、`*川 ('A`;)「あ、その……僕が……人見知りで……、友達作れずにいた所為で、 でぃさんにいじめさせてしまい……」 ('A`;)「あの、本当に申し訳ありませんでしたっ!」 (#゚;;-゚) ('A`;) (^Д^,,) ('、`*川 ('、`*川「意地汚い言葉だわ。あなたでぃがどんな気持ちだったかわかっているの? でぃはあなたの下駄箱やロッカーに毎朝一杯になるまで生ごみを詰めていたんですよ」 ('A`;)「え……」 ('、`*川「早朝にわざわざ街中を回ってより汚いごみを集めていたんです。あなたはでぃにとってそれだけ不快な存在だったんです。 全然わかっていないでしょう。このウジ虫」 (;A;)「え……う、うそ……え?」 (;,,^Д^)「お母さん!彼は彼なりに反省しているんですよ」 ('、`*川「反省してません。そういうのわかるんです私。心の中で嘲笑っているのが」
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 01:25:02.49 ID:snlija1tP
- (;,,^Д^)「まあまあ……。さあ、クックル君。君の番だ」
(#゚;;-゚) (゚∈゚ ) (^Д^,,) ('、`*川 (;A;) (#゚;;-゚) (゚∈゚ ) (#゚;;-゚) (;∈; )ブワッ (;∈; )「ペペペーラポーラポイポイピーッャ」 (;∈; )「パポーラポーラペッピュールリリリィ」 (;∈; )「ピョピョピョムァームァーパイムーア!」 (#゚;;-゚) (;∈; ) (^Д^,,;) ('、`*川 (;,,^Д^)「す、すいません!」 (;,,^Д^)「彼、留学生でして……ピングー語しか喋れないんですよ」 ('、`*川「……」
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 01:30:24.91 ID:snlija1tP
- (;,,^Д^)「……よし、じゃあ最後に内藤君」
( ^ω^)「……(上の空)」 ( ,,^Д^)「おい、内藤君」 ( ^ω^)「……」 ブーン、ゆっくりとでぃの方へ向かって歩き出す。 (#゚;;-゚) (^ω^ ) (^Д^,,) ('、`*川 (;A;) ( ;∋;) (#゚;;-゚)(^ω^ ) (^ω^ ) (#゚;;-゚) ブーン、電柱に向かって小便をし出す。 (;,,^Д^)「おま、何やってるんだ!」 タカラ、ブーンを取り押さえる。
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 01:35:11.88 ID:snlija1tP
- (;#゚;;-゚)「え?え?」
('、`*;川「ちょ、ちょっと!?」 (*^ω^)「もう出るお……」 (;,,^Д^)「出すな馬鹿!(ドクオ,クックルに)君達も手伝いなさい! ('A`;)「は、はい!」 (;#゚;;-゚) 川;*'‐`) ≡(;'A`)(^ω^*)( ;゚∋゚)( ,,^Д^) (;#゚;;-゚) 川;*'‐`) 3人でブーンを外に引っ張り出す。 ペニサスとでぃが残る。 でぃ、呆然としている。
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 01:37:57.90 ID:snlija1tP
- ('、`*川「信じられませんね。あれをウジ虫と言っていたらウジ虫に失礼だわ。
ウジ虫にもいいところはありますからね。釣りの餌になったり。あれはゲジゲジです」 ('、`*;川「ああやだわ。何ゲジゲジって。何のためにあるのよあの足は。 もっと必要最低限にまとめられなかったのかしら。不快だわ……」 (#゚;;-゚)「ふふっ」 ('、`*川「……?何を笑っているのですか?」 (#゚;;-゚)「何でもないよ」 ('、`*川「だからそういうあれが嫌いだと言っているんです」 (#゚;;-゚)「ゲジゲジだって何かしらいいところあるんじゃない?」 ('、`*川「無いです」 (#゚;;-゚)「無いか」 ('、`*川「それよりでぃ。あなた何故言わなかったんですか? もう学校には行かないって。ちゃんと言わなくては駄目でしょう」 (#゚;;-゚)「……わかってるよ」
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 01:40:49.80 ID:snlija1tP
- (#゚;;-゚)「……わかってるよ」
('、`*川「でぃ。あなたは人一倍優しい心を持っています。きっと良い大人になります。 だからあんなところへ行って汚れてほしくないんです」 (#゚;;-゚)「何?突然……。やめてよ」 ('、`*川「兎に角……」 タカラ、戻ってくる。 (#゚;;-゚) ('、`*川 (^Д^,,;) ( ,,^Д^)「いやぁ、本当に申し訳ございません!」 ('、`*川「何だったんですか?あのゲジゲジは」 (;,,^Д^)「ゲジゲジ?」 (#゚;;-゚)「マダコ」 (;,,^Д^)は?
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 01:44:43.33 ID:snlija1tP
- ('、`*川「先程のあれは何だったんですかと聞いているんです」
(;,,^Д^)「ああ、すみません。彼、ちょっと頭がアレでして……。後、目に少し障害がありましてね」 ('、`*川「目に?」 (;,,^Д^)「ええ。色盲でしてね。モノクロに見えてしまうんですよ。こう…視界が」 (#゚;;-゚)「……え?」 ( ,,^Д^)「いや、大したことじゃないんですよ。それでですね。 (電柱を指して)あれが電信柱に見えたって言うんです」 (#゚;;-゚)「……電信柱に?」 ( ,,^Д^)「はい。それでね、馬鹿な話なんですけど、電信柱を見ると、その……どうしてもしたくなってしまうそうです。笑っちゃうでしょ?」 (#゚;;-゚)「そう……そうだったんですか……」 (#゚;;-゚)「……」 ('、`*川「……それは幸運ですね」 ( ,,^Д^)「はい?」 ('、`*川「どうせ何色何だかはっきりしない物ばかりなんだから、はっきり見えた方がいいと思いません? 白なのか、黒なのか、灰色なのか」
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 01:48:18.95 ID:snlija1tP
- ( ,,^Д^)「はあ……」
('、`*川「(電柱を見て)どれだけの物が灰色に見えてしまうんでしょうね」 ( ,,^Д^)「……どうですかね」 (#゚;;-゚)「……先生」 ( ,,^Д^)「何ですか?」 (#゚;;-゚)「私……もう学校には行きません」 ( ,,^Д^)「……そうか。そう言うと思っていましたよ。だけど、彼らのことは許してやってほしい。まだ子供なんだよ」 (#゚;;-゚)「同い年ですよ」 ( ,,^Д^)「まあな。ハッハッハ……」 ('、`*川「……そういうことですので。ご迷惑お掛けしますが……」 ( ,,^Д^)「いえいえ、慣れてますから。学校なんて今時行く方が珍しいですよ」 ('、`*川「でぃは私がしっかり面倒見ます」 ( ,,^Д^)「そうしてやって下さい」
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 01:51:28.56 ID:snlija1tP
- ( ,,^Д^)「では、私はそろそろ。突然おじゃましてすみませんでした」
('、`*川「お見送りします」 ( ,,^Д^)どうも……でぃさん、その内、顔を出しに来てください」 (#゚;;-゚)「気が向いたら」 ( ,,^Д^)「ははは、そうか。まいったなぁ……」 (#゚;;-゚)「さようなら」 ( ,,^Д^)「ああ。さようなら」 ペニサス、タカラ、部屋を出ていく。 (#゚;;-゚)「……」 (#゚;;-゚)「(電柱に)お前電信柱だって」 でぃ、電柱を撫でる。 ポケットからMP3を取り出し、イヤホンを付けて再生する。 音が小さくこちらにも聞こえてくる。 さっきと同じ曲。 すると、顔に痣を作ったブーンがフラフラと入ってくる。 (#゚;;-゚) (^ω (#)
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 01:55:15.91 ID:snlija1tP
- (;#゚;;-゚)「!?」
(;#゚;;-゚) (^ω (#) (;#゚;;-゚)「……?」 (#) ω^)「……」 でぃ、驚くも特に何も言わずブーンの様子を見ている。 (;#゚;;-゚) (^ω (#) (;#゚;;-゚) (^ω (#) (^ω (#) (;#゚;;-゚) (#゚;;-゚)「!!」 (#) ω^)~♪ ブーン、電柱の前に立ち、立ち小便をしだす。 音楽に重なる形でジョボジョボという音が流れる。
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 01:57:20.74 ID:snlija1tP
- (;#゚;;-゚)「!!」
(#) ω^)~♪ (;#゚;;-゚)「い……………………………」 (;#゚;;-゚)「いやああああああああああああああああああ!!」 (#) ω^)~♪ でぃはそれから目をそらす様に、布団を被ってしまう。 丸まった布団と電柱にだけ照明が当たる。 音楽と小便の音がひたすら鳴り響く……。 (#゚;;-゚)グレーワールドのようです 完
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 02:00:46.58 ID:snlija1tP
- 戯曲形式で書きたかった。
退廃……とまではいかないけど、廃れたような、下品のような……そんな感じを出したかった。 ただそれだけ
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 02:10:50.51 ID:snlija1tP
- そういう意味ではどんどん荒らしてくれて構わない。
この作品はそんな話だ。 下痢や糞をイメージした話だ。 キチガイ系AAを象った話だ。 ただ、それが美しいと感じる。 それが心地よいと感じる。 このスレに書き込んでくれた人、全ての人に感謝する。
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 02:15:16.49 ID:wJs9qhxR0
- >>54
これはひどい 枕に顔うずめて足バタバタ決定だな
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 02:20:54.56 ID:snlija1tP
- >>55
かっこつけてもいいじゃない 糞スレだもの みつお
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