- 2 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 10:53:41.15 ID:rL51Hl0q0
- 雨の日は憂鬱だ、とかの文句がどこかの小説に書いてあった。
私も同じで憂鬱だ。
雨の日は憂鬱だ。
憂鬱を並べていくと指が20本あっても足りない。
/' / / ,:'/,: ' / ' / / ,:'/, :'/ /' / / ,:'/,: ' / ' / / ,:'/, :'/ /' / / ,:'/ /,: ' / ' / / ,:'/, :'/ /' / / ,:'/,: ' / / / / ,:'/, :'/ ('A`) は 雨 に 打 た れ る よ う で す:'/ /' / ,:'/,' / / ,:'/ /,: ' / ' / / ,:'/, :'/ /' /:'/ /' / / ,:'/,: ,:/// /' / / ,:'/,: ' / ' / / ,:'/, :'/ /' / / ,:'/,: ' / ' / / ,:'/, ,: ' / ' / / ,:'/, :'/ /' / / ,:'/,: ' / /' / / ,:'/ /,: ' / ' / / ,:'/,: ' / ' / / ,:'/, ' / ,:'/, :'// / ,:'/ /,: '/ / ,:'/, ' / /' / / :'/ /' / / ,:'/ /,: ' / ' / / ,:'/, :'/ /' / / ,:'/,: ' //,: ' /// /' / /(>'A`)> / ' / / ,:'/, :'/ /' / / ,:'/,: ' / ' / / ,:'/, ,:'/, :'/ ( ヘヘ/ / ,:'/,: ' / /' / / ,:'/ /,: ':'/ /' / / ,:'/,: ' /
- 5 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 10:54:34.90 ID:rL51Hl0q0
- ザアアアアア・・・
外では降りしきる雨たちが悲しい音を立てている。
テレビ「梅雨前線はこのまま北上し・・・」
テレビでは見たことも無いような若いアナウンサーが 微笑を投げつけながら今日の天気を読み上げていた。
暗い部屋の中でドクオは毛布に入っていた。 ('A`)「早く梅雨なんか終われよな・・・」
梅雨は嫌いだった。自分みたいに家から出ない人が 増えてしまうと思ったから、というのが理由だった。
('A`)「・・・バイト、行くか・・・。」 先週にやっと見つけたコンビニのバイトに、 少なからずともドクオは満足していた。 普通の人に比べたら悪い条件だが、初めて仕事が できることにドクオは満足していた。
- 6 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 10:55:09.09 ID:rL51Hl0q0
- ザアアアアア・・・
( ^ω^)「また今日も雨かお・・・」
財布の中を見ると2万ほどしかなかった。 昨日の新台で少しばかりだが稼いだ。
( ^ω^)「今日も行くかお・・・」 パチンコ屋「スケキゴールド」はそう遠くなかった。 ドアを開けると外は水と薄闇にあふれた世界で、 雨はザーザーと音を立てていた。
中通を歩くと、人は自分を避けて通った。 まあパンチパーマに白い背広だ、無理も無い。 少し暗い微笑み(暗黒微笑w を浮かべながら歩く 男もいた。鬱患者がうれしいことでもあったみたいだ。
相変わらずパチンコ屋の中は満員だった。 田舎なのにどうもこのパチンコ屋は人気が高い。
- 8 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 10:56:20.73 ID:rL51Hl0q0
- 白い背広にパンチパーマの大柄の男が
前から来たのでドクオはとっさに思った。 ('A`)。oO(うわ、ヤクザだ、近寄らないようにしよう・・・。)
('A`)。oO(一瞬こっちに興味をしめしたけど俺大丈夫かな・・・) ヤクザに絡まれるとロクなことはなかった。
('A`)「おはようございまーす・・・」
(´・ω・`)「あ、ドクオ君だね。今日からよろしく。」
('A`)「はい、がんばります。」
(´・ω・`)「じゃあレジお願いできるかな?研修のとおりによろしく。」
('A`)「はい、分かりました。」
- 9 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 10:57:48.25 ID:rL51Hl0q0
- ザアアアア・・・ ピチャン、ポチャン
从'ー'从「クーちゃん、ちょっと麦茶買ってきて」
川 ゚ -゚)「あ、うん、わかった。」
外は雨が降りしきっているのに、なぜ承諾したのか。 しばらく軽い自己嫌悪に陥った。 まったく母は不意におつかいを頼むから困る。
近くのコンビニ「アミリーマート」はそうとおくなかった。
雨の中は冷たくて寒かった。 久しぶりに人の温もりというのがほしかった。
自動ドアはガコンというふるい音を立てて開いた。
- 10 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 10:59:04.59 ID:rL51Hl0q0
- 不意に自動ドアが開いたんでドクオは少しびっくりしていた。
まあ給料が入ったときの食費だとかを考えていた自分が悪いのだが。
('A`)「いらっしゃいませー」
その客は美人だった。 気を抜くと一目惚れしてしまいそうだった。 初めての客に顔を紅潮させないようにするのに必死だった。
川 ゚ -゚)「これお願いします」
買った物は弁当と、麦茶か。
('A`)「お弁当温めますか?」
川 ゚ -゚)「・・お願いします。」
意味ありげな間がドクオの気にかかった。
- 14 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 11:04:20.76 ID:rL51Hl0q0
- ( ^ω^)「あーっくそ!」
また金が減っていく。もうとまらない。どうにもとまらない。 この台はハズレだったか。そう思い台を叩くと 隣のホームレスらしきジジイがびびっていた。 この風貌のせいだろう。
台をかえるにしても開いてない。 最悪だ。
今日は家に帰るか、そう考えた。 そうだ、コンビニよって帰ろう。
あなたのコンビニアミリーマートだ。
外に出ると、雨は激しくなっていた。
- 15 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 11:07:42.11 ID:rL51Hl0q0
- 川 ゚ -゚)「・・・。」
('A`)「少々お待ちください」
コンビニの何ワットか忘れたが重厚な感じのレンジは ゴーと重い音を立てていた。
ピピ ピピ
不意な電子音に少しびっくりする。
('A`)「お会計580円になります」
川 ゚ -゚)「はい、これで。」
すばやい速度で580円ぴったり出してきた。 すごいなぁと思った。
- 17 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 11:11:16.06 ID:rL51Hl0q0
- 川 ゚ -゚)「・・・。」
レンジに弁当を入れて暖めている間の気まずさといったら。 孤独に近い。 まあそれはもっとも店員が感じてると思うのだが。
「お会計580円になります」
自分の計算ぴったりだった。このコンビニのことは知り尽くしている つもりだったが、この店員は知らなかった。
川 ゚ -゚)「はい、これで。」
少しびっくりしている店員を見て、どうだという優越感に少し浸った。
新しい店員だ、名前を聞いておこうと思った。
川 ゚ -゚)「あの、お名前、なんていうんですか?」
- 21 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 11:14:56.63 ID:rL51Hl0q0
- ( ^ω^)。oO(アミリーマートで弁当買うか・・・)
まあ今日の夕食分はあった。 相変わらず道では人が避けていく。
これもこれで孤独なんだ、と言いたかった。
残金は1万円。1万円の損をしてしまった。
雨は相変わらず人の心を暗闇に引っ張っていく。
自分は雨は嫌いではなかった。 子供時代、同級生が雨に打たれながら 「雨っていいね。心が、洗われるみたいで。」 といったのだった。
- 24 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 11:19:54.70 ID:rL51Hl0q0
- ('A`)「え、名前ですか。」
不意に客の女が聞いてきたのだ、びっくりしないはずがない。多分。
('A`)「僕はドクオといいます。毒田、毒男です。」
川 ゚ -゚)「面白い名前ですね。」
少しムっとしたがまあいいかと思った。
そのまま客の女は雨が一層激しくなったような外に出て行った。
少しいい気分だった。しばらく考えるともうほれてたのかもしれない。
店内には誰のかしらない音楽が流れていた。
雨の日は憂鬱だ。
- 27 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 11:25:11.21 ID:rL51Hl0q0
- 名前を聞くと店員はさらにびくっとしたのだが、
素直に名前を教えてくれた。
面白い名前ですね、というと少しムっとした顔をしたので、 もうすこし考えて発言すればいいと思った。
弁当はいつものやつで、これだけはおいしかった。 アミリーマートは新製品が多いので、いつなくなるか心配だったが 少ない客の中で私が買うからだろう、なくならなかった。
川 ゚ -゚)「ただいまー。」
傘をたたみながらいった。
从'ー'从「あらあ、早かったわね。ありがとう。」
川 ゚ -゚)「なんか新しい店員さんが入ってた。ドクオさんだって。」
从'ー'从「クーちゃんはあのコンビニに関したら誰にも負けないわね。」
母がほめてくれたので、少し心に光が差した感じがした。
- 28 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 11:29:31.16 ID:rL51Hl0q0
- 雨の中をヤクザがこっちに向いて歩いてくる、
これほどの恐怖は無いと思った。たとえコンビニの客でも。
('A`)「い、いらっしゃいませー」
ヤクザは弁当コーナーで弁当を選んでいた。 ここの弁当は実はあまりおいしくはなかった。 あたりはあるのだが。
ヤクザは無言でレジに弁当を置いた。
('A`)「お弁当温めますか?」
「いいよ、別に。」
言葉は柔らかい感じで、少し安心した。 会計を済ませると、さっさとヤクザは出て行ってしまった。
- 29 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 11:32:50.69 ID:rL51Hl0q0
- 少なからずともコンビニの店員はびくついていた。
この風貌のせいだろう。
よく見れば、中通で暗黒微笑を浮かべてた男だ。
「お弁当温めますか?」
と聞かれたので、 ( ^ω^)「いいよ、別に。」 と答えておいた。この弁当は温めると少しまずい。
雨がさらに強くなった気がしたので、さっさと帰路についた。
明日はどこに行こう、どう稼ごう。そんなことを考えていた。
- 31 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 11:38:03.74 ID:rL51Hl0q0
- 客は二人しか来なかったのだが、
早くも昼休憩になった。
店長と昼休憩中は弁当のあまりを貰うようにしていたので、 昼の食費には困らないだろう。
今この時間は店員は俺しかいなかった。なんということだ。
('A`)「店長、僕以外にバイトの人いるんですか?」
(´・ω・`)「うん、深夜とか、あと3人くらいいるかな。」
それを聞いて少し安心した。
昼ご飯を食べると眠くなりそうだったが、なぜか医療用酸素が 置いてあったので、店長に承諾を得て眠気覚ましに使った。 酸素を吸うとなかなか気持ちいい。
- 32 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 11:42:50.54 ID:rL51Hl0q0
- 新しい店員「ドクオ」は働いてくれるかな、と少し心配だったのだが
なかなか働いてくれそうだった。
急に心配そうな顔をして俺以外にバイトはいるのか と訊いてきたが、あと3人ほどバイトはいたので そのとおりに答えてやると、また弁当を食べ始めた。
暗い顔だが、根はいいやつだろう。 そう思っていた。
医療用酸素を吸ってもいいかと訊かれたので、
(´・ω・`)「うん、いいよ。」
と答えてやると、どうやら眠気覚ましに使うみたいだった。
大きくすって深呼吸していた。
さあ、今から客が増える昼時だ、と店長は自分に喝を入れた。
- 33 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 11:48:14.75 ID:rL51Hl0q0
- 母は台所で昼ご飯を作っている。
先ほどの弁当は夜に食べるのだ。
母は、夜いないので私は弁当をあらかじめ買ってきた。 そう考えると、なんで温めたんだろう。どうせ冷蔵庫に入れるのに。 母の背中は見ただけで暖かそうで、 今にも抱きつきたかった。 布団の暖かさには飽きていた。
川 ゚ -゚)「ねえ母さん」
从'ー'从「んー?」
川 ゚ -゚)「雨、すごい強いけど、夜大丈夫?」
从'ー'从「そうねぇ、バイクでカッパ着なきゃねぇ」
母はおっとりした口調でしゃべっていたが、 手はせわしなく昼ご飯を作っていた。
- 34 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 11:53:13.80 ID:rL51Hl0q0
- 余裕が無い。 余裕が無い。 余裕が無い。 余裕が無い。
手が千本ほしい。
昼時の忙しさはピカイチなコンビニだ。 ('A`)「お弁当温めますか?」 ('A`)「お会計700円になります」 ('A`)「ありがとうございました」
もう考える暇も無い。 隣で店長も忙しく動いていた。
昼時に来るのは隣で工事をしているマンションの工事の男たちだ。 初めてだというのに試練だった。
200円の会計なのに1000円札出すなよ、と 思わず口に出しそうになったが、耐えた。 昼時は、嵐だった。外ももう嵐に近かった。
- 35 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 11:57:52.60 ID:rL51Hl0q0
- ( ^ω^)「ただいまだお・・・」
家に帰ると自分の薄暗い部屋が迎えてくれた。 ここ3日間の雨でボロアパートの一室はじめっとしていた。
買ってきた昼飯の弁当を口に入れると、 テレビの電源を入れた。
「現在、○○ダムでは放流が始まり・・・」
よほどの大雨なんだろう。
チャンネルを変えて競馬を何も考えずに眺めていた。
- 38 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 12:02:54.71 ID:rL51Hl0q0
- 気づけば昼時は過ぎていた。
店内の音楽にたまにニュースが入るのだが、 ダムの放流やら大雨の被害やら喚いていた。
聞いていると、自分の実家の地域の名前が出た。 堤防が決壊した。 青ざめた。 梅雨でここまでやるものか。神は台風と勘違いしてるんじゃないか。
店長も察して、 (´・ω・`)「どうする?もう昼時過ぎたし、行ってもいいよ。」
と言ってくれた。
もうすこしバイトすることにした。きっと大丈夫だ。
- 40 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 12:08:42.03 ID:rL51Hl0q0
- 川 ゚ -゚)「やっぱり母さん、車で行ったほうがいいんじゃない?」
从'ー'从「そうねぇ。」
川 ゚ -゚)「なんか母さんの行く地域で堤防が決壊したみたいだよ。」
从'ー'从「それは心配ね。」
母は食器を片付けながら言っていた。
雨は激しかった。まるで地をすべて洗い流すようだった。 台風じゃないのか、と思ってみたが梅雨だ。 これも地球温暖化、か?と考えてみた。
テレビにはレスキューが必死になって救助作業をする様子が写っていた。
死亡者が出たようだ。 「毒田 毒朗」 あのコンビニの店員の父であろうか。 気づけば私はコンビニに向かって走っていた。
- 42 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 12:14:06.70 ID:rL51Hl0q0
- ( ^ω^)「すごい雨だお・・・。」
テレビでは競馬が中止になった。
ニュースを見てみると、アナウンサーが喚いていた。 これは台風じゃないか。 「お天道様が怒ってるんじゃないか」 子供のときの同級生が言った言葉だ。
死亡者が出た様子で、毒田 毒朗という名前だった。 毒田? 毒田って言えば・・・
同級生だ。ああ、あの同級生だ。 たぶんその父親が死んだ。
あいつの顔は完璧に忘れたのだが、 携帯の番号だけは知っている。
電話をかけよう。そう思った。
- 44 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 12:17:55.93 ID:rL51Hl0q0
- ピピピピピ・・・
普段は電話のかかってこない自分の携帯がなるのに気づいた。 マナーにし忘れたようだ。
('A`)「はい、もしもし・・・」
裏の部屋で電話に出た。
「ああ、毒田か?」
なにか聞いたような声。
('A`)「どなたですか?」
「ブーンだよ、ブーン」
ブーン・・・10秒ほど考えて思い出した。 ああ、同級生か。
('A`)「どうしたんだ?」
「言いにくいんだけど、お前の父親が、なくなったらしいぞ」
('A`)「え?」
状況が理解できない。
- 46 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 12:22:11.36 ID:rL51Hl0q0
- 急に女が駆け込んできたので、
(´・ω・`)「どうしましたか?」 と声をかけると、女は 「毒田さんいますか?」 と真っ先に聞いてきた。バイトの毒田。それならいまこちらで・・・
といおうとした時に、毒田が飛び出してきた。
('A`)「すいません店長、抜けます!」 意味が分からない。
(´・ω・`)「あ、ああ、うん。」
女が 「毒田さん!お父さん亡くなったよ!」 と言うと毒田は知っていると言い大雨の外に出て行った。
- 47 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 12:26:15.49 ID:rL51Hl0q0
- ああ、飛び出してしまった。
そうドクオは考えていた。実家の地域までは車で30分。 電車で20分だ。 電車に飛び乗る。
電車の中で、ドクオは青ざめていた。 父が、死んでしまった。
今すぐ叫びたい気分だった。
電車は自分をさらに惨めにするように動かなかった。
なきたかった。
- 48 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 12:28:04.19 ID:rL51Hl0q0
- 電車からとぼとぼと外に出る。
雨に打たれる。 雨はドクオの涙も洗い流した。
雨の日は憂鬱である。
ああ、憂鬱である。
ドクオは、雨に打たれていた。 涙を雨はごまかしてくれた。
('A`)は、雨に打たれていた。
- 50 名前: ◆lTD3CH.css :2008/02/24(日) 12:29:24.49 ID:rL51Hl0q0
- 投下終了です。
最後流れがえらく速くなりました。 またいつかブーン系小説を書こうと思います。 支援・保守してくれた人ありがとうございました。 ではまたいつか
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