mesimarja
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lw ´‐ _ ‐ノ v 六度目の大量絶滅のようです
6 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 16:58:21.52 ID:zIK4RvTxO
>>1 ありがとうごz……シュ、シュール……!?


このスレは、

~~~~~~

319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/18(火) 16:36:13.50 ID:zIK4RvTxO
人いるかなあ

代理スレ立て頼みたい

タイトルは自由に決めてくれ
スレタイに使うAAはテンプレ1か2のどちらかから選んでほしい

そのタイトルから即興・ながらで書いていきたい

よろしくお願いします

~~~~~~

という試みのもとに立てていただきました

ながらで、ゆっくりじっくりだらだら進めていきます




8 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 17:05:23.20 ID:zIK4RvTxO





 ――地球の長い長い歴史の中で、幾度となく起きた、大量絶滅。

 そして今。まさに現在。

 「六度目の大量絶滅」が、進行しているのだという。――










lw´‐ _‐ノv「……ふむ」

 ぱたん。ぼろぼろの本を閉じる。



9 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 17:12:52.96 ID:zIK4RvTxO

(;´_ゝ`)「シュー! おおい、シュー!」

lw´‐ _‐ノv「あいよ。何ぞや何ぞや」

(;´_ゝ`)「ああ、良かった、いたか……。
       いや何、見当たらないから、心配になっただけだ」

lw´‐ _‐ノv「あっそ。多少はね、1人きりになりたいんだけどなあ」

( ´_ゝ`)「すまん……でも、不安になるだろう、この状況じゃ」

lw´‐ _‐ノv「んー、まあ、分からんでもない」

( ´_ゝ`)「そうかい……それは?」

lw´‐ _‐ノv「さあ。知らない人の本」

( ´_ゝ`)「食い物じゃないのか……」

lw´‐ _‐ノv「君がヤギなら良かったのにね」

( ´_ゝ`)「はは、たしかに」



10 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 17:20:40.19 ID:zIK4RvTxO

 本を放り投げ、立ち上がった。
 みんなのところに――学校に、戻ろう。

lw´‐ _‐ノv(……六度目の大量絶滅、ねえ)

 果たしてそれは、実現していた。

 森林が、とか、気候変動が、とか、関係なく。

 よく分からん病気。
 それが世界中に広がって。

 人類は、半分以上も、消えてしまったのだ。










          lw´‐ _‐ノv六度目の大量絶滅のようです






11 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 17:34:06.86 ID:zIK4RvTxO



(´<_`#)「2人して勝手に外出しよって……」

(;´_ゝ`)「いやあ、すまん弟者。でもな、シューが」

(´<_`#)「生徒のせいにしない!」

(;´_ゝ`)「ごめんなさいごめんなさい!」

 学校に帰ると、早速、私を呼び戻しに来た男の人――流石兄者先生に
 彼の双子の弟、流石弟者先生が説教を始めた。

lw´‐ _‐ノv「まあまあ、そう怒らない怒らない」

(´<_`#)「俺はお前も叱る気満々なんだが」

lw´‐ _‐ノv「あらいやん」

(´<_`#)「あのな、外に出るときは必ず誰かに言っておけと、あれほど――」

lw´‐ _‐ノv「あっ、デレ先生!」

(´<_`*)「え」

lw´‐ _‐ノv「馬鹿め!」

(´<_`#)「あっ……――こら、シュー!」

13 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 17:44:13.65 ID:zIK4RvTxO

 すたこらさっさ。
 隙をつき、弟者先生から逃げる。

 後ろから怒鳴り声がしたが、追ってくる気配は無い。
 きっと兄者先生が私の分の説教も引き受けてくれるだろう。

lw´‐ _‐ノv「お説教長いんだもんよ、弟者先生」

 廊下が、ぎしぎし、音を立てた。
 これだから木造は困る。

o川*゚ー゚)o「あ、お姉ちゃん!」

ξ゚⊿゚)ξ「シュー、おかえり」

lw´‐ _‐ノv「おっと」

 ある教室の前を通ると、その中から声が飛んできた。

 片方の声は、私こと素直シュールの2つ下の妹、キュート。
 もう片方は、私と同い年である、出連ツンの声だ。



14 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 17:54:46.94 ID:zIK4RvTxO

 2人と話をするため、教室に入る。
 入口の前に下げられたプレートに記された文字は、「3年1組」。私とツンのクラスだ。
 まあ、1組っつったって、2組や3組は無いんだけど。

ξ゚⊿゚)ξ「弟者先生が心配してたわよ。どこ行ってたの?」

lw´‐ _‐ノv「荒巻じーちゃんの家。面白いものがないか、探してた」

o川*゚ー゚)o「何かあった?」

lw´‐ _‐ノv「小難しい本ばっか。……んで、君達は何してんの」

 見れば、ツンとキュートは黒板の前に立っていた。
 黒板には、漫画のキャラや、学校の生徒や先生の似顔絵が描かれている。

ξ゚⊿゚)ξ「落書きして遊んでたの」

lw´‐ _‐ノv「っかぁーっ、小学生か、君達は。
       私も混ぜい! チョーク!」

o川*゚ー゚)o「ついさっき全部使っちゃった」

ξ゚⊿゚)ξ「だから今……あ、来た来た」

 隣の教室の引き戸が開く音。
 それから、ばたばた、ぎしぎし、足音が近付いてきた。



15 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 18:05:57.24 ID:zIK4RvTxO

(*^ω^)「あったおー、チョーク!
       白と赤と黄色、さらに青と緑の5色セット!」

ξ゚⊿゚)ξ「お疲れ様」

( ^ω^)「おっ! シュー、帰ってきてたのかお」

lw´‐ _‐ノv「ういっす」

 足音の主が、3年1組に飛び込んでくる。
 私とツンのクラスメート、内藤ホライゾン。
 ちなみに、あだ名はブーン。

 どうやらチョークの調達に行かされていたらしい。

o川*゚ー゚)o「新品だー」

ξ゚⊿゚)ξ「よしよし、シュールの似顔絵を描いてあげましょう」

 白いチョークを取り、ツンが私を書き始める。
 1分も経たず、私の似顔絵が完成した。

     lw ´‐ _ ‐ノ v

lw´‐ _‐ノv「……おい、こら、私はこんなボリュームたっぷりじゃないぞ」

ξ*>v<)ξ テヘッ

lw´‐ _‐ノv「そんなんで誤魔化せるか阿呆」

17 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 18:17:32.58 ID:zIK4RvTxO





 ――3ヶ月ぐらい前だったかな。夏が終わって、秋になった頃。

 ある日、唐突に。
 世界中で、謎の病気が流行り出した。

 何の前触れも無しに死んでしまうのだ。
 痛みや発熱なんかも無し。
 本当、いきなり。

 元気に歩いてるかと思えば、急に動かなくなり、ぶっ倒れ、そのまま死ぬ。
 それぐらい突拍子もなく死んでしまう。

 私の母さんは米を炊いてる最中に死んだし、
 父さんは帰宅して靴を脱ごうとしたときに死んだ。

 ツンやブーンの親も、大体そんな感じだったとか。



20 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 18:33:14.70 ID:zIK4RvTxO

 私達が住んでいるのは、山に囲まれた小さな村だ。
 どこの誰其が死んだ、そこの誰其は生きている――そういった情報は、
 ほぼ一瞬の内に村中に広まる。

 そうして分かったことは。


 この村で病気にかからなかったのが、
 ここ、VIP中学校の全校生徒10名と、
 一部の教師4名だけだったということ。


 他の村人? 全員死んだよ。

 私達は一斉に孤児になったわけだ。

 親を亡くした悲しさと寂しさ。
 孤独感、絶望。

 そこで――兄者先生と弟者先生が、ある提案をした。


     『みんなで、学校に住もう』。


 村で生き残ったのは、どうせ、学校関係者のみだ。
 その案を拒絶する者は、誰ひとり、いなかった。



21 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 18:51:52.15 ID:zIK4RvTxO


 学校で共同生活を始めて、1週間? 2週間? まあ、それぐらい経った頃。
 電源をつけっぱなしにしていたテレビから、ある情報が流れた。

 この病気にかかった者の共通点が判明したのだという。

 それは、「日光に当たったこと」。

 もっと詳しく言おう。

 これは我が国の場合だけど、「10月25日の正午から午後4時にかけて、
 僅かでも日光を浴びた」――

 発病者に共通していたのが、これだった。らしい。
 国によって時間は違うそうだけれど。



 そのニュースを聞いて、私達は心の底から納得した。

 10月25日の正午から午後4時。

 そのとき――私達14名は、カーテンを閉めきった教室内で、
 映画を見ていたのだから。



22 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 19:08:40.97 ID:zIK4RvTxO


   『校長留守だから授業とか放って、6時間ぶっ通しでDVD見ようぜ』

 そんな兄者先生の提案が、全校生徒と4人の教師の命を救ったのだ。
 それが判明したときは、みんなで兄者先生を胴上げしたなあ。
 やめるタイミングが掴めなくて、最終的に兄者先生は床に頭を打ちつけてたけど。



 ――というわけで、今、この村には私達しかいない。

 外部への連絡手段は断たれているため救援は呼べないし、
 村を離れるにしても、山を越えるのは、そう簡単ではない。

 学校に留まり、
 いつ来るとも分からない救助隊を待つ日々である。

 まあ、楽しいよ。





*****





24 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 19:16:41.08 ID:zIK4RvTxO





ξ゚⊿゚)ξ「でも似てるわよね、これ。シュー。ねっ」

(;^ω^)「う、うーん……」

lw´‐ _‐ノv「似てないって似てない似てない」

o川*゚ー゚)o「似てるよ!」

lw´‐ _‐ノv「てめえ妹このやろう」



*****




25 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 19:18:20.99 ID:zIK4RvTxO

人いなさそうだけど

お題ください!!!!!!!!!!



展開が思い浮かばなすぎてヤバイので
お題消化形式に切り換えます

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 19:21:17.93 ID:5kOjzJHz0
>>25
花壇とo川*゚ー゚)o

27 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 19:28:54.46 ID:zIK4RvTxO

>>25 花壇とo川*゚ー゚)o】


o川*゚ー゚)o「じょーろじょーろ」

lw´‐ _‐ノv「あ、キュー」

o川*゚ー゚)o「お姉ちゃん!」

lw´‐ _‐ノv「水やりか。えらいえらい」

o川*゚ー゚)o「今日は私が当番だからね!」

lw´‐ _‐ノv「この花壇、何だっけ」

o川*゚ー゚)o「さつまいもと、じゃがいもだったかな」

o川*゚ー゚)o「……元は……パンジーとか植えてたのにね……」

lw´‐ _‐ノv「食べていくためには仕方ないのだ」

o川*゚ー゚)o「うん、分かってるけど……何かね……何かね……」



30 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 19:35:14.67 ID:zIK4RvTxO

o川*゚ー゚)o「何か、こう……うん……」

lw´‐ _‐ノv「わがまま言うな」

o川*゚ー゚)o「でも、『野菜植えるから』って
      可愛い花達を引っこ抜かされたときは、もうね。切なかったね」

lw´‐ _‐ノv「弟者先生も必死だったんだよ。急に世界がこんなんになって」

o川*゚ー゚)o「うん……」





o川*゚ー゚)o「でも畑とか、その辺に結構いっぱlw´‐ _‐ノv「必死だったんだよ」





29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 19:34:42.79 ID:5kOjzJHz0
lw´‐ _‐ノv自分で頑張りたまえ

シベリアよりお題

32 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 19:39:29.61 ID:zIK4RvTxO
>>29
お、お題なのか? 叱咤なのか?
ごめんなさいマジで

そして俺とID:5kOjzJHz0しかいない予感



ちょっと飯食いながら話考えてくる
>>1に申し訳ない

43 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 20:03:49.95 ID:zIK4RvTxO
やばい、飯に手間取りそう
8時半までに戻れるか否か

お題ください! じゃんじゃんください!
もう、1人につき5個とかでもいいからとにかくお題を!

50 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 20:24:17.82 ID:zIK4RvTxO
ただいま
みんなありがとう お題は募集し続けます、一応


じゃあ、再開します



>>46
動物も結構死んだ感じです
スレタイ通り、絶滅してしまった種もあります。多分
か、考えてなかったとかじゃねーし

52 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 20:30:09.84 ID:zIK4RvTxO

あ、こっから地の文が絶滅します


>>29 lw´‐ _‐ノv自分で頑張りたまえ】


 ~とある民家~

( ・∀・)「これは……」

(´・ω・`)「ああ……」

<_プー゚)フ「エロ本……!」

( ・∀・)「ギコのおっちゃん、結構どぎつい趣味してたんだな……」

(´・ω・`)<_プー゚)フ ゴクリ…


lw´‐ _‐ノv「あ、2年生男子共」

(;・∀・)(;´・ω・`)<_フ;゚ー゚)フ ビクーン!!



57 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 20:38:30.81 ID:zIK4RvTxO

(;・∀・)「シュー! 何でここに!」

lw´‐ _‐ノv「何でって、食べ物とか雑貨を漁りに」

(;´・ω・`)「あわわわわ」

lw´‐ _‐ノv +

lw´‐ _‐ノv「何か面白そうなニオイが」

<_フ;゚ー゚)フ「なっ、何も無いし!」

lw´‐ _‐ノv「ほーらお姉さんに見せてごらん」

<_フ;゚ー゚)フ「お姉さんって、1歳しか違わな――うっぎゃあ!」

lw´‐ _‐ノv「何じゃこりゃ。……うおぉう……」

(;・∀・)「……こっ、ここにあったやつだからな……」

lw´‐ _‐ノv「中二だもんなあ。真っ盛りだもんなあ」

(;・∀・)(やだなんか恥ずかしい!)



61 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 20:48:04.36 ID:zIK4RvTxO

lw´‐ _‐ノv「しっかし、エロ本かー!」

<_フ;゚ー゚)フ「でかい声出すなあっ!」

lw´‐ _‐ノv「トソーン! 君のクラスメートはドスケベだな!」

(;´・ω・`)「えっ――」


(゚、゚トソン「……」


(;・∀・)(;´・ω・`)<_フ;゚ー゚)フ ドキーン!!

(;・∀・)「トトトトトトソン!?」

(;´・ω・`)「なっ、なっ、何で……」

(゚、゚トソン「シューさんについてきたんですが」


(゚、゚トソン「不潔ですね」


グサーー(; ∀ )ーー(;´ ω `)ーー<_フ; ー )フーーン!!




67 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 20:58:17.89 ID:zIK4RvTxO

(; ∀ )(とっ、年上のシューにバレるのは、まだマシ!)

(;´ ω `)(だけど、同い年かつ真面目なトソンに見付かってしまうのは!)

<_フ; ー )フ(何故か羞恥心と罪悪感が当社比3割増!!)


(゚、゚トソン「しばらく話しかけないで下さい」スタスタ


(;・∀・)(;´・ω・`)<_フ;゚ー゚)フ「……」


(;・∀・)「……シュー……」

lw´‐ _‐ノv「仲直りの手伝いなんかしないぞ」

lw´‐ _‐ノv「自分で頑張りたまえ」

(; ∀ )(元はといえばシューがトソンにエロ本見せやがったからなのに――――!)ズガビーン




39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 19:54:54.22 ID:6hXo10Hz0
来たぞー支援
お題出したらいいの?

お題、生徒達で探検

69 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 21:10:17.84 ID:zIK4RvTxO

>>39 生徒達で探検】


 ~夜 3年1組教室~

((lw´‐ _‐ノv モソ

lw´‐ _‐ノv「ツン、ツン」

ξ゚⊿-)ξ「んー……なあに、もうちょっとで寝られたのに……」

lw´‐ _‐ノv「探検しない?」

ξ゚⊿゚)ξ「探検?」

lw´‐ _‐ノv「夜中の校内。歩いてみたくなるだろ」

ξ-⊿-)ξ「パス。キュートかトソンと行けば?」

o川*- -)o(-、-トソン スヤスヤ

lw´‐ _‐ノv「こいつら一度寝るとなかなか起きないんだもん」

ξ-⊿-)ξ「じゃあ1人で行けば?」

lw´‐ _‐ノv「行こうよー。ねーねーツンちゃん行こうよー」

ξ;゚⊿゚)ξ「ええい、ノリが欝陶しい」

74 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 21:19:35.46 ID:zIK4RvTxO

lw´‐ _‐ノv「……仕方ない。じゃあ、ブーンと2人きりで行ってくるよ」

Σξ;゚⊿゚)ξ「だっ、駄目!」

lw´‐ _‐ノv「だってツンが一緒に行ってくれないんだもーん」

ξ;゚⊿゚)ξ「行く、行くから!」

lw´‐ _‐ノv(ちょろいな)

lw´‐ _‐ノv「よーし、レッツゴー」

ξ;゚ -゚)ξ「むむ……何か、はめられたような……」

 カラカラ ピシャン




*****


 ヒタヒタ…

ξ;゚⊿゚)ξ「すごく暗い……」

lw´‐ _‐ノv「そりゃあ夜だし」



80 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 21:30:42.91 ID:zIK4RvTxO

lw´‐ _‐ノv「……寒いなあ」

ξ゚⊿゚)ξ「そうね」

lw´‐ _‐ノv「苦しゅうない、近う寄れ」

ξ゚⊿゚)ξ「私で暖まりたいだけでしょ」ピトッ

lw´‐ _‐ノv「『くっついてるのがシューじゃなくてブーンだったら良いのに』
       と思うツンであった」

ξ゚⊿゚)ξ「殴ろうか」

lw´‐ _‐ノv「勘弁」



 ヒタヒタ ヒタヒタ…


lw´‐ _‐ノv「――そういえば、ツン」

ξ゚⊿゚)ξ「なあに?」

lw´‐ _‐ノv「この学校の、とある怪談を知ってるかい?」



86 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/18(火) 21:46:07.99 ID:zIK4RvTxO

ξ゚⊿゚)ξ「怪談?」

lw´‐ _‐ノv「怪談」

ξ゚⊿゚)ξ「……知らない、と思う」

lw´‐ _‐ノv「うむ、そうか。
       私も、つい最近兄者先生から聞いたんだけどね」

ξ゚⊿゚)ξ「うん」

lw´‐ _‐ノv「むかーしむかし、学校の窓から転落してしまった女子生徒がいた」

ξ゚⊿゚)ξ「……うん」

lw´‐ _‐ノv「その子は、打ち所が悪くて、死んでしまったそうだ」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

lw´‐ _‐ノv「――ちなみに、転落した原因は、友達とのふざけ合いね」

ξ゚⊿゚)ξ「あ、何か話読めた」

lw´‐ _‐ノv「てめえ」



127 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 03:43:57.09 ID:G4yRpPanO

ξ゚⊿゚)ξ「どうせ、その友達に復讐を~って感じでしょ」

lw´‐ _‐ノv「その通りだよ畜生。
       友達を探して、夜な夜な校内を徘徊しているそうな」

ξ゚⊿゚)ξ「嘘くさいなあ。あんまり怖くないや」

lw´‐ _‐ノv「何だと。じゃあ、ほら、ツン」

ξ゚⊿゚)ξ「ん?」

lw´‐ _‐ノvσ「想像してみたまえ。
        たとえば、あそこの暗がりに女子生徒の霊がいたら――」ビシィ!!



lw´‐ _‐ノvσ      川д川



ξ゚⊿゚)ξ

lw´‐ _‐ノv

川д川



128 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 03:47:39.80 ID:G4yRpPanO

ξ゚⊿゚)ξ「で」


ξ;゚⊿゚)ξ「出たぁあああああああああああああああああああああ!!」


lw´‐ _‐ノv

ξ;゚⊿゚)ξ「シュ、シュー! 逃げ……っ」

ξ;゚⊿゚)ξ

ξ;゚⊿゚)ξ「立ったまま気絶してる……!」

川д川「あ、あの」

ξ;゚⊿゚)ξ「きゃあああああああ!」

川д川「ツ、ツンさ、」

ξ;゚⊿゚)ξ「いやあああああああ!」

川д川「……」

川д川 グスン



129 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 03:54:34.87 ID:G4yRpPanO

 バタバタ…

(´<_`;)「おい、何事――……」

川д川「せ、せんせえぇ……」

(´<_`;)「貞子? 何してんだ、ツンもシューも」

ξ;゚⊿゚)ξ「ひゃああああ……えっ」

川д川

ξ;゚⊿゚)ξ

ξ;゚⊿゚)ξ

ξ;゚⊿゚)ξ「1年生の貞子だぁあああああ!!」

川д川「そうです……」

lw´‐ _‐ノv「何だ人間か」

ξ;゚⊿゚)ξ「こっ、こいつ何食わぬ顔で……! 今さっき気絶してたくせに!」



130 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 04:03:41.33 ID:G4yRpPanO

lw´‐ _‐ノv「すまん、あまりにも影が薄いから、君の存在を忘れていたよ」

川;д川「ひ、ひどい……」グスングスン

(´<_` )「ところで何で廊下にいるんだ、3人共」

ξ;゚⊿゚)ξ「えっと――」

lw´‐ _‐ノv「私とツンはトイレに行くところでした!」

ξ;゚⊿゚)ξ(堂々と嘘つきおった)

(´<_` )「ふうん……貞子は?」

川д川「わ、私は……」


川д川「見知らぬ女の子に起こされて、『一緒に遊ぼう』って言われて……」


lw´‐ _‐ノvξ゚⊿゚)ξ

(´<_` )「女の子?」

川д川「は、はい」



131 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 04:07:54.65 ID:G4yRpPanO

川д川「たしか、私達と同じ制服着てました」

川д川「シューさんとツンさんの声が聞こえた瞬間、その子、消えちゃったんですけど」

川д川「……そういえば、顔に、たくさん血が付いてたような……」





lw´‐ _‐ノv

ξ;゚⊿゚)ξ「また気絶した――――――!!」



川;д川(´<_`;)「?」




42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 20:02:07.83 ID:g1yf0Lvi0
じゃあだしとく
家庭科室での料理風景

137 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 07:22:28.83 ID:G4yRpPanO

>>42 家庭科室での料理風景】


ζ(゚、゚;ζ「あっ、あちちっ」

ξ;゚⊿゚)ξ「お姉ちゃん、お味噌汁が吹きこぼれてる!」

ζ(゚、゚;ζ「きゃあ!」

(;^ω^)「お、お、お……」

(;・∀・)「おいブーン、危なっかしい手つきで野菜切るなよ! 包丁震えてる!
      見ててハラハラするわ!」

lw´‐ _‐ノv「いいからモララーは、その火傷した手を早く冷やしんしゃい」

ξ;゚⊿゚)ξ「もーっ! 今日の当番の中でマトモに料理出来るの、私だけじゃない!」

ζ(゚、゚;ζ「ああっ、焦げてる焦げてる!」



(´<_`*)「デレ先生可愛いなあ」

(;・∀・)「……で、当番じゃないのに、何で弟者先生がいるんだ」

ξ#゚⊿゚)ξ「お姉ちゃんを眺めてる暇があるなら手伝えー!!」



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 20:07:44.26 ID:g1yf0Lvi0
>>43
じゃあ
つ 家族の遺体の処理

138 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 07:31:41.52 ID:G4yRpPanO
 
>>44 家族の遺体の処理】


 ~3ヶ月前 学校~

o川*; -;)o『うっ、うえっ、うええ……お母さん、お父さん……』

lw´‐ _‐ノv『……』

(´;ω;`)『ひぐっ、う、うう……』

(゚、゚トソン『……ショボン。鼻水、拭きなさい』

( ・∀・)『泣くな泣くなー』


  < なお、人から人へ感染する恐れは無いと見られ……


( ´_ゝ`)『……感染はしないのか』

(´<_` )『そうか。それじゃあ、ひとまずは安心出来たな』



*****



140 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 07:42:41.03 ID:G4yRpPanO

 ~とある民家~

(´<_` )『……やっぱ、臭うな』

( ´_ゝ`)『もしも今が夏だったらと思うと恐ろしい』

(´<_` )『さ、やるか』

( ´_ゝ`)『庭は……うむ、スペースはあるな。よし、掘るぞ』

(´<_` )『あいよ』

 ザクッ ザクッ…


*****


(´<_`;)『ふう。こんだけ掘れば、2人とも入れるだろ』

( ´_ゝ`)『んじゃあ……失礼しますよ、っと』グイッ

(` ω ´)

 ドサッ

从 ー 从

 ドサリ

141 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 07:49:12.17 ID:G4yRpPanO

( ´_ゝ`)『土かぶせますよー』

 バサバサ バサッ

(´<_` )『息子さんのショボンは、俺らが面倒見ますんで、安心して下さい』

 バサッ…

( ´_ゝ`)『……』

(´<_` )『……うっし、次行くか……』

( ´_ゝ`)『次は、ええと』

lw´‐ _‐ノv『私の家に行っていい?』

(´<_`;)『うおおっ!?』

(;´_ゝ`)『シュー! 学校に居ろって言っただろ!』

lw´‐ _‐ノv『ごめんちゃい。何しに行くのか気になって』

(;´_ゝ`)『……ああもう』



143 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 07:57:13.64 ID:G4yRpPanO

lw´‐ _‐ノv『遺体、埋めてるの』

(´<_` )『……ああ。感染しないと聞いたから、触っても大丈夫だろうと思って』

lw´‐ _‐ノv『手伝う』

(;´_ゝ`)『駄目だ駄目だ、子供に見せられるもんじゃない』

lw´‐ _‐ノv『手伝う』

(´<_`;)『駄目だって。学校に帰りなさい』

lw´‐ _‐ノv『このまま学校に戻った場合、
       「兄者先生と弟者先生は何してたの」という皆からの問いに、私は
       「掘ってた」としか答えられないじゃないか』

(;´_ゝ`)『やめろ! 誤解されそうだ!!』

lw´‐ _‐ノv『勿論デレ先生もそれを聞くことになる』

(´<_` )『さあシュールさん、あなたの家に行きますよ』

lw´‐ _‐ノv『うむ、苦しゅうない』

(;´_ゝ`)『まったく……』



146 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 08:04:35.17 ID:G4yRpPanO

 ~素直家~

川  - ) ( _ )

lw´‐ _‐ノv『……久しぶり、2人共』

( ´_ゝ`)『……』

lw´‐ _‐ノv

lw´;‐ _‐ノv『……っ、うえ……っ』

(´<_` )『ほら。……外で待ってろ』

lw´;‐ _‐ノv『や、やる。出来る』

lw´;‐ _‐ノv『――庭、行きますか……』


*****

 ザクッ ザクッ

lw´‐ _‐ノv『2人だけでやろうとしてたの? 遺体の処理』

( ´_ゝ`)『俺らしか、出来る奴がいないだろう』



147 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 08:16:21.28 ID:G4yRpPanO

(´<_` )『子供達にやらせるわけにもいかないし、
       大人の男は、俺らだけだし』

lw´‐ _‐ノv『……2人だけで、村の人、全員分やるつもりだったの』

( ´_ゝ`)『放置してちゃ、可哀相じゃないか』

lw´‐ _‐ノv『……』

lw´‐ _‐ノv『ありがとう。母さん達も、みんな、喜ぶと思うよ』

( ´_ゝ`)『どういたしまして』


*****


川  - )( _ )

lw´‐ _‐ノv『それじゃあね。母さん。父さん』

lw´‐ _‐ノv『……おやすみなさい』

 バサ バサッ…

*****



149 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 08:23:21.23 ID:G4yRpPanO



(´<_` )『日が暮れてきたな。今日は一旦引き上げるか』

( ´_ゝ`)『ああ』

lw´;‐ _‐ノv『おええ……』ヨロヨロ

(´<_`;)『……だから、駄目だって言ったのに』

lw´;‐ _‐ノv『明日も手伝うからね』

( ´_ゝ`)『――はいはい』


*****


 ~学校~

o川*゚ー゚)o『おかえり! 兄者先生と弟者先生、何してたの?』

lw´‐ _‐ノv『掘ってた』

(;´_ゝ`)『予感はしてた!!』(´<_`;)

(*´・ω・`) ドキン…



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 20:10:00.24 ID:iVM5KsMz0
せっかくだから俺も
つ 愛ってなんだ

150 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 08:35:41.17 ID:G4yRpPanO

>>45 愛ってなんだ】


ζ(゚ー゚*ζ「あ、弟者先生」

(´<_`*)「はい!」

ζ(゚ー゚*ζ「申し訳ないんですが、これ、保健室に持っていってくれますか?
      私、ちょっと家に物を取りに行かなきゃいけなくて」

(´<_` )「これは……」

ζ(゚ー゚*ζ「洗濯物です。今日、洗う日ですから。
      シューちゃんとブーン君が待ってると思うので、彼女達に渡して下さい。
      こっちが女の子のもので、こっちが男の子の」

(´<_` )

+(´<_` )「任せて下さい」

ζ(^ー^*ζ「ありがとうございます!」



151 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 08:49:19.84 ID:G4yRpPanO

ζ(゚ー゚*ζ「それでは」パタパタ…

ヾ(´<_`*)

(´<_` )

(´<_`;)(――洗濯物って、洗濯物って、つまりそれは、しっ、下着とか、
       何かそんな感じの素敵なアイテムが詰まってるってことか!?
       デ レ 先 生 の 下 着 が あ る っ て こ と か !)

(´<_`;)

(´<_` )(……いかんいかん、それは教師としていかん。
       人としてもいかん)

(´<_`;)(でも心は少年のままだもの!
       恋という字は下心! ヒャッホォオオオオオオウ!!)

(´<_` )(いやあ……でもなあ……自分で自分に引くわ……。
       やっぱ駄目だろ、これは)

(´<_`;)(でもさぁあああああああ! 気になっちゃうじゃあああああああん!)



152 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 08:58:44.17 ID:G4yRpPanO


壁|^ω^)
 |‐ _‐ノv       (;´_>`)グオオオオオ!!


( ^ω^)「……犯罪者一歩手前?」

lw´‐ _‐ノv「まあ……愛だろ、愛」

( ^ω^)「愛って何なんだお……」

lw´‐ _‐ノv「真心だよ」

( ^ω^)「何も上手くまとめられてねえからな?」




46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 20:11:30.72 ID:8RpHtv740
>>43
生徒ズ先生ズの紹介
停電
先生たちの必死の救護要請
お遊び
記念碑作り

しかし動物とかは大丈夫なの?

153 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 09:07:03.52 ID:G4yRpPanO

>>46 生徒ズ先生ズの紹介】

lw´‐ _‐ノv「キャラ紹介って一番大事よね」

lw´‐ _‐ノv「まず3年生からいってみよう」

 ~3年生~

lw´‐ _‐ノv
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)

lw´‐ _‐ノv「この3人だけだ」

ξ;゚⊿゚)ξ「え、何、急に」

lw´‐ _‐ノv「今更紹介することもないな」

(;^ω^)「何なんだお……」



154 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 09:16:20.70 ID:G4yRpPanO

 ~2年生~

( ・∀・)(´・ω・`)<_プー゚)フ(゚、゚トソン

lw´‐ _‐ノv「男3人、女1人。
       左からモララー、ショボン、エクスト、トソン」

(;・∀・)「?」

lw´‐ _‐ノv「まあ一般的な中学生だよな、モララーは」

(;・∀・)「あ、ああ……うん?」

lw´‐ _‐ノv「ショボン。変態候補だな」

(´・ω・`)「たまに男にときめきます」

lw´‐ _‐ノv「エクスト。普通。ただし馬鹿」

<_フ;゚ー゚)フ「いきなり失礼すぎるだろ!」

lw´‐ _‐ノv「トソン。多分、この学校で一番大人。精神的な意味で。
       モララーショボンエクストの三馬鹿の、お姉さん的存在だな」

(゚、゚トソン「はあ」

lw´‐ _‐ノv「見ていて和む4人組である」



155 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 09:27:49.47 ID:G4yRpPanO

 ~1年生~

o川*゚ー゚)o('A`)川д川

lw´‐ _‐ノv「女2人に男1人。
       左から、キュート、ドクオ、貞子」

lw´‐ _‐ノv「キュート。顔が可愛い。というか全体的に可愛い妹」

o川*゚ー゚)o「えへへ」

lw´‐ _‐ノv「ドクオ。顔がマズイ。おとなしい」

('A`)「マズイって何だよ……」

lw´‐ _‐ノv「貞子。顔が見えない。内気。影薄い」

川;д川「あうあう」

lw´‐ _‐ノv「みんなの妹分と弟分だ」



157 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 09:40:18.16 ID:G4yRpPanO

 ~教師~

( ´_ゝ`)(´<_` )ζ(゚ー゚*ζ('、`*川

lw´‐ _‐ノv「左から、兄者先生、弟者先生、デレ先生、ペニサス先生」

lw´‐ _‐ノv「兄者先生。我ら3年1組の担任。精神年齢は同年代。
       さりげなく私達の命を救った人」

(*´_ゝ`)「いえーい」

lw´‐ _‐ノv「弟者先生。キュートら1年1組の担任。
       黙ってればイケメン。喋れば変態」

(´<_`;)「ち、違う、好きすぎるだけだ!」

lw´‐ _‐ノv「デレ先生。モララーら2年1組の担任。ツンの姉。可愛い」

ζ(゚ー゚*ζ「やだ、シューちゃんったら」

lw´‐ _‐ノv「ペニサス先生。保健室の先生。名前が卑猥。普通。そこそこ美人」

('、`*川「やっと出番……ってコラ『そこそこ』って何よ『そこそこ』って」



lw´‐ _‐ノv「以上、14名、紹介終わり! みんなで楽しくやってます」



161 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 10:02:40.42 ID:G4yRpPanO

>>46 停電】


lw´‐ _‐ノv「……」

 < 現在、全国各地の生存者の救出を……

ξ゚⊿゚)ξ「ここには、いつ来るかしら」

lw´‐ _‐ノv「いつだろうなあ」

( ^ω^)「おーん……」

 < 下手に動かず、その場に――

  プツン フッ…

ξ゚⊿゚)ξ「あら……」

(;^ω^)「電気消えた!」

lw´‐ _‐ノv「……停電?」



162 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 10:08:40.30 ID:G4yRpPanO

(;^ω^)「先生達のところに行くお!」

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、待って、暗くて見えな……」

lw´‐ _‐ノv「手をつないで行こう」

ξ;゚⊿゚)ξ「1年生と2年生にも声をかけましょう」


*****

 ~職員室~

ζ(゚、゚;ζ「みんな、いるね?」

o川;゚ー゚)o「うー、暗ぁい……」

('A`)「先生、蝋燭なかったっけ」

('、`*川「ある! えーっと、この辺……」

 ガタッ ガサガサ  ガツンッ!

('、`;川「いったぁい! 頭打った!」

(゚、゚トソン「大丈夫ですか?」



163 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 10:17:50.17 ID:G4yRpPanO

('、`;川「大丈夫大丈夫……。
     うーん、蝋燭は見付けたけど、マッチとかライターがなあ……」

ζ(゚、゚;ζ「マッチなら、理科室にたくさんあったと思います」

<_プー゚)フ「持ってくるか!」

( ・∀・)「ついてくぜ」

(´・ω・`)「僕も」

('、`*川「お願いね。――階段に気を付けてよ!」

<_プー゚)フ「おう!」

lw´‐ _‐ノv「怪談にも気を付けろよ」

ξ;゚⊿゚)ξ「ひっ」

(;・∀・)「?」

('A`)「そういや……兄者先生と弟者先生は?」

ζ(゚、゚*ζ「停電の原因を確かめに――」

(´<_`;)「あー、もう、参った」

川д川「あ、お、おかえりなさい……」

164 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 10:26:23.09 ID:G4yRpPanO

(゚、゚トソン「どうでしたか」

(;´_ゝ`)「発電機が動かない。故障しちまったみたいだ」

ξ゚⊿゚)ξ「直せないの?」

(;´_ゝ`)「業者を呼ばないといけないが……こんな状況じゃ、無理だ」

(;^ω^)「先生達は出来ないのかお?」

(´<_`;)「校長なら、ある程度の処置は出来るんだが……」

('、`*川「……死んじゃったしねえ」

o川*゚ー゚)o「じゃあ――」


(;´_ゝ`)「――これからは、電気の無い生活になるってわけだ」


lw´‐ _‐ノv「……」



*****




165 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 10:39:02.54 ID:G4yRpPanO


 ~翌日 とある民家~

( ^ω^)「あったお! 蝋燭とマッチ!」

ξ゚⊿゚)ξ「ライターも」

lw´‐ _‐ノv「荒巻じいちゃん、色々貰っていくよー」



 ~隣家~

( ・∀・)「この辺に、母ちゃんが仕舞ってたような――よっしゃ、見っけ! 懐中電灯!」

<_プー゚)フ「電池はー?」

( ・∀・)「そっちの戸棚にあった筈」

(´・ω・`)「モララー、おばさん達の部屋に入っていい?」

( ・∀・)「入れ入れー。たしか親父がペンライト持ってたと思う」




166 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 10:54:39.87 ID:G4yRpPanO



( ´_ゝ`)「――結構集まったな」

('、`*川「これで当分、明かりの心配はしなくていいわね」

(´<_` )「ドクオが家からラジオを持ってきてくれたし、情報も大丈夫だ」

( ´_ゝ`)「ただ、ストーブがなあ……」

ζ(゚、゚*ζ「ストーブが使えないのは困りますね……。
      みんな、風邪引かなければいいんだけど」



*****


lw´‐ _‐ノv「……」

lw´‐ _‐ノv(暗いな)

lw´‐ _‐ノv(静かだ)



167 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 11:04:17.58 ID:G4yRpPanO

lw´‐ _‐ノv(明かりは無い)

lw´‐ _‐ノv(暖房が発する音も無い)

lw´‐ _‐ノv(暗くて静かだ)

lw´‐ _‐ノv(……)

lw´‐ _‐ノv(世界中に、私達しかいないような気分になる)

lw´‐ _‐ノv(寂しい)

lw´‐ _‐ノv(けど。何だか、心地いい)

 ガラッ

ξ゚⊿゚)ξ「シュー、いる?」

lw´‐ _‐ノv「うむ」

ξ゚⊿゚)ξ「ご飯だって。一緒に行こう、懐中電灯借りてきたから」

lw´‐ _‐ノv「ああ、行こう行こう」



 パタパタ

 カラカラ ピシャン

169 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 11:25:06.94 ID:G4yRpPanO

>>46 先生たちの必死の救護要請】


(´<_` )「さてさて……今日は電話繋がるかね」

【(´<_` ) ピッポッパ

【(´<_` )(いっつも繋がらないんだよなあ)

【(´<_` )(……どうせ今日も駄目なんだろうな)

【(´<_` )(でも、かけずにはいられない)

【(´<_` ) プルルルル プルルルル プルルルル プルッ…

『――はい! 大変お待たせいたしました!』【(´<_` )

『もしもし? 生存者の方ですか!?』【(´<_` )

『……もしもし?』【(゚<_゚ )

【(゚<_゚ )

【(゚<_゚ )



171 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 11:37:54.11 ID:G4yRpPanO

【(゚<_゚;)「きききききききキタァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

『!?』【(゚<_゚;)「わあああああああああああああああああああああああああ」

『あ、あの、落ち着いてくだs』【(゚<_゚;)「あああああああああああああああ」

【(゚<_゚;)「やったああああああああああああああ
       デレ先生大好きぃいいいいいいいいい!!」

(;´_ゝ`)「なっ、何だ!? どうした弟者! あと携帯に告白するなよ!」

【(´<_`;)「電話! 電話繋がった!」

( ゚_ゝ゚)


~~~~~救護要請中~~~~~

ヾ(;´_ゝ`)ノシ 【(´<_`;)ノシ

~~~~~~~~~~~~~~~



173 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 11:53:32.36 ID:G4yRpPanO

【(´<_`;)「電気も止まったし、水もいつまでもつか――」

【(´<_`;)「……」

【(´<_`;)「それは、……いや……」

【(´<_`;)「……くっ……」

【(´<_`;)「わ、分かりました……」

(;´_ゝ`)「弟者?」

(´<_`;)「……はあ」

(;´_ゝ`)「何て言ってた」

(´<_`;)「14人も生活していけてるだけ、まだマシだと。
       もっと酷いことになってる場所の方が多すぎる。
       そっちを優先させたいそうだ」

(;´_ゝ`)「むう……」

(´<_` )「――ようやく連絡がとれたかと思えば……こんな結果か」

( ´_ゝ`)「……気長に待つさ」



174 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 12:05:12.35 ID:G4yRpPanO

>>46 お遊び】


('A`)「……待てよ、キュート……どういうことだよ」

o川*゚ー゚)o「分からないの? あなたとは遊びだったのよ」

o川*゚ー゚)o「私はね、モララーと生きていくの。
      あなたと違ってイケメンだし、お金持ちだし……」

( ・∀・)「そういうこった。人の女に付き纏うなよ、糞野郎」

('A`)「……許さねえ……絶対に許さねえぞ……」

( ・∀・)「ふん、言ってろ。――さ、キュート、ホテル行こうぜ」

o川*゚ー゚)o「やぁだ、モララーったら。うふふ」

(;A;)「畜生……畜生……!」

壁|д川「ドクオ君……可哀相……」

壁|д川「待っててね、あんな女、私が始末するから……」



175 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 12:15:06.35 ID:G4yRpPanO



('、`*川「……何してんの?」

<_プー゚)フ「おままごと」

lw´‐ _‐ノv「いい歳してやるままごとは、なかなか楽しいものがある」

(´・ω・`)「次は『狂気に駆られた貞子に無意味に殺される通りすがりの女』のシーンだね」

ξ゚⊿゚)ξ「私の出番ね!」

<_プー゚)フ「俺は通報する役な!」

( ^ω^)「僕はツンがなかなか待ち合わせ場所に来なくて心配する彼氏の役だお」

(゚、゚トソン「私は婦警です」

('、`*川(どんだけ暇なのかしら、この子達……)



177 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 12:37:45.67 ID:G4yRpPanO

>>46 記念碑作り】


o川*゚ー゚)o「記念碑作ろう!」

lw´‐ _‐ノvξ゚⊿゚)ξ( ^ω^)( ・∀・)(´・ω・`)<_プー゚)フ(゚、゚トソン

              「は?」

('A`)川д川( ´_ゝ`)(´<_` )ζ(゚ー゚*ζ('、`*川

lw´‐ _‐ノv「急に何言い出したの、この妹は」

o川*゚ー゚)o「救助が来たらさ、もう、ここに戻ってこれないかもしれないじゃない」

o川*゚ー゚)o「だから何か、こう……みんな、ここで暮らしたんだよーみたいな。
      そういうの残そうよ」

(´<_` )「記念碑、ねえ……」

(*´_ゝ`)「やろうやろう!」

(´<_`;)(案の定ノリノリだ)

ζ(゚ー゚*ζ「まずは、大きな石を探そうか」

<_プー゚)フ「よっしゃー、行くぞ!」



179 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 12:54:46.83 ID:G4yRpPanO




「重い!」(;´・ω・`)⊃[ 石 ]⊂(・∀・;)「重ッ! おっも!!」

lw´‐ _‐ノv「うわ、デカッ」

(;・∀・)「だろ!」

<_プー゚)フ「どっから持ってきたんだ?」

(;´・ω・`)「山の麓」

(゚、゚トソン「山は危ないから近付くなって弟者先生に言われてるでしょう」

( ・∀・)「どーせ動物なんて死んでるか冬眠してるかのどっちかだ。平気平気」

(*^ω^)「かなり大きいお! これ持ってくお」

(;´・ω・`)「交代で持ってこう……すごく重たい」

<_プー゚)フ「俺に任せろー」



*****




180 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 13:09:11.95 ID:G4yRpPanO



(´<_` )「校庭の真ん中に置くか、折角だし。
       それにしても、こんな大きいの、どこから持ってきたんだ」

( ・∀・)「えーっと……エクストん家の畑」

( ´_ゝ`)(……山から持ってきたな)

('、`*川「何を使って文字彫るの?」

ζ(゚、゚*ζ「技術室からドリルでも持ってきます?」

(´<_` )「ドリルじゃ子供達が使えないからなあ」

o川*゚ー゚)o「へっへーん! キューちゃんに抜かり無し!」

o川*゚ー゚)o|「じゃーん!」

川д川「……チョーク?」

o川*゚ー゚)o「チョークなら簡単に書ける!」

('A`)「すぐ消えちゃうだろ……」

o川*゚ー゚)o「めっちゃ濃く書く」

ξ゚⊿゚)ξ(そういう問題かしら)

182 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 13:23:26.27 ID:G4yRpPanO

<_プー゚)フ「んで、何を書くんだ?」

(´・ω・`)「記念碑っぽい内容って何だろ」

( ・∀・)「えー……『VIP中学校一同 ここに眠る』?」

(゚、゚トソン「それ死んでます」

o川*゚ー゚)o「似顔絵とか!」

( ^ω^)「似顔絵かお?」

o川*゚ー゚)o「石が大きいから、全員分の似顔絵描けると思う」

ξ゚ー゚)ξ「なかなか良いじゃない」

lw´‐ _‐ノv「決まりだな」

o川*゚ー゚)o「1人ずつ、誰かの似顔絵を描いていこう!
      じゃあ最初は兄者先生から!」

(;´_ゝ`)「人の顔を描くのは苦手なんだが……ううむ、分かった、頑張る」




*****



185 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 13:40:09.80 ID:G4yRpPanO

 ~1時間後~

o川*゚ー゚)o「出来たー!」





          (・∀ ・)   ⊂_プー゚)⊃ 
                 (´・w・`)    (゚,゚トリリ

    ( ´_ヽ`)       VIP中学校       lw ´‐ _ ‐ノ v

    ξ゚△゚)ζ ( ^^ω)   o川*゚ -゚)o
                ('A')      爪д爪   ('⊂_` )
            ("、"*川   ζ(゚ー゚*ζ





lw´‐ _‐ノv「揃いも揃って絵下手だなオイ」



188 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 13:51:04.50 ID:G4yRpPanO

lw´‐ _‐ノv「つか、おい、私描いたのお前だろツン」

ξ*>v<)ξ テヘッ

lw´‐ _‐ノv「気に入ったんかソレ」

('、`*川「この、場違いなほど上手いデレ先生は……」

(´<_` )「俺が描いた」

('A`)「えらい時間かけてると思ったら……」

ζ(゚ー゚*ζ「すごーい! ありがとうございます!」

(゚、゚トソン「とり……り……?」

<_プー゚)フ「結構上手く描けたと思うんだけどなあ、トソン」

(゚、゚トソン「貴様か」


(;^ω^)「まあ、味があって良いと思うお、なかなか」

o川*゚ー゚)o「キューちゃん満足!」



189 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 14:01:11.12 ID:G4yRpPanO

( ´_ゝ`)「んじゃあ、こんな感じで」

( ・∀・)「雨が降ったらどうする?」

(´・ω・`)「あ、そっか。ブルーシートで屋根作ろうよ」

<_プー゚)フ「おー、作ろう作ろう」




o川*^ー^)o

lw´‐ _‐ノv「嬉しそうな顔しやがって」

o川*゚ー゚)o「本当に嬉しいもん」

lw´‐ _‐ノv「そうか」

o川*゚ー゚)o「お姉ちゃんは?」

lw´‐ _‐ノv

lw´‐ _‐ノv「うん。まあ」

lw´‐ _‐ノv「こういうのを残せて、私も嬉しいよ」




47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 20:13:21.65 ID:8UkQTmxL0
>>43
野菜に飽きる

190 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 14:15:33.82 ID:G4yRpPanO

>>47 野菜に飽きる】


 ~夜 家庭科室~

( ・∀・)

( ・∀・)「飽きた」

(´・ω・`)「え?」モッシャモッシャ

(#・∀・)「飽きた!」

(゚、゚トソン「何にですか。それと、食事中に騒がないで下さい」

<_プー゚)フ「トソン、大根取ってー」

(゚、゚トソン「はいはい。ダシがよく染み込んできた頃合いですね」

(#・∀・)「それだよ、それ!」

(´・ω・`)<_プー゚)フ「どれ」(゚、゚トソン

(#・∀・)「野菜に飽きたんじゃーい!!」



191 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 14:29:57.14 ID:G4yRpPanO

lw´‐ _‐ノv「やかましいぞモララー」

('、`*川「どうしたのよ」

(#・∀・)「どうしたもこうしたも! 今日のメニューは!?」

ξ゚⊿゚)ξ「おでん」

(#・∀・)「具は!」

( ´_ゝ`)「大根」

(´<_` )「じゃがいも」

ζ(゚ー゚*ζ「里芋」

('A`)「ほうれん草」

o川*゚ー゚)o「白菜」

川д川「こ、昆布」

(#・∀・)「野菜ばっかじゃねえかぁああああああ!」

(゚、゚トソン「昆布は海藻です」

(#・∀・)「そんなんどうでもいい!」



192 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 14:42:01.56 ID:G4yRpPanO

(;^ω^)「どうでもよくないお!
       野菜じゃないというだけで、その希少価値がどれほどのものか!」

ξ゚⊿゚)ξ「ブーンの家に保存されてた昆布よ、ありがたく味わいなさい」

(#・∀・)「俺が言いたいのは! 肉が食べたいってこと!!」

(#・∀・)「育ち盛りで食べ盛りの身に、肉無しはキツいんだよ!」

<_プー゚)フ「別に気にならねえけどなあ」モシャモシャ

(´・ω・`)「エクストはベジタリアンだもの」モシャモシャ

( ´_ゝ`)「そりゃあ俺達だって、たまには肉が食べたくなるさ」

(´<_` )「だが、実際、肉が無いんだ。仕方ないだろう」

(;・∀・)「うむむ」

lw´‐ _‐ノv「……いや、あるにはある」

ζ(゚、゚*ζ「え?」



193 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 14:54:02.76 ID:G4yRpPanO

lw´‐ _‐ノv⊃□ ジャーン

('A`)「それは……生肉……?」

lw´‐ _‐ノv「荒巻じいちゃんの家の冷蔵庫にあった肉だ。恐らく牛肉」

( ´_ゝ`)「何? 冷蔵庫の中の食料なら、
       3ヶ月前に全ての住宅から持ち出した筈じゃないか」

lw´‐ _‐ノv「奥の方に隠れてた」

(´<_` )「それ……要するに、3ヶ月以上前の……」

('、`*川「……保健教諭として見過ごせないわあ」

ξ゚⊿゚)ξ「保健教諭とか関係なしに見過ごせないわよ」

lw´‐ _‐ノv「というわけだ。食べるか食べないかは――あなた次第!
       食べるというなら、今すぐモララーのために肉を焼いてあげよう」

( ^ω^)「いや食べるわけないお」

(;・∀・)「……肉……3ヶ月以上前……焼く……熱消毒……?」

( ^ω^)



194 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 14:56:41.21 ID:G4yRpPanO





*****





(゚、゚トソン「モララーは?」

(´・ω・`)「トイレから出てこないや」

<_プー゚)フ「本物の馬鹿だ」




48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 20:21:49.53 ID:BvcVeZzB0
いいんだな? 本当にいいんだな

・一方その頃南極では
・産めよ増やせよ
・UFO襲来

198 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 15:20:55.46 ID:G4yRpPanO

>>48 一方その頃南極では】


o川*゚ー゚)o「他の国は、どんな感じなんだろうねえ」

lw´‐ _‐ノv「ラジオ聞く限りじゃ、ここと大して変わらんみたいだけど」

(゚、゚トソン「あれ以降、死人が出てないのが救いですね。
     一瞬の流行り病でしたか」

ξ゚⊿゚)ξ「そういや、南極のペンギンとかもいなくなっちゃってたらしいわよ」

川д川「ええ……そうなんですか」

lw´‐ _‐ノv「南極か……」

lw´‐ _‐ノv「生物のいなくなった南極大陸――そこに上陸する、
       UMA『ヒトガタ』。
       奴らは群れをなし、大陸に住み着く!」

lw´‐ _‐ノv「そして、奴らは次第に活動区域を広げていき、
       ついには南極を離れ、人の住む陸地へと……!!」

川;д川「こ、恐いです……!」

o川*゚ー゚)o「お姉ちゃんの独り言は聞くだけ無駄だよー」



199 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 15:35:14.92 ID:G4yRpPanO
 
>>48 産めよ増やせよ】


 < ――『病気』の研究が完了し……

(*^ω^)「おっ、本当かお!」

(;・∀・)「デカい声出すな、ラジオ聞こえないだろ!」

(;´_ゝ`)「お前も声大きいわ!」

(´<_`#)「まとめて黙れ!!」

('A`)「無限ループ……」

 < 再び病気が広がることは、恐らく無いかと――

(´・ω・`)「『恐らく』なんだよなあ」

<_プー゚)フ「とはいえ、一安心か」

 < 念のために、予防薬を作ることを検討――

( ´_ゝ`)「……ま、俺らが『病気』になることはなさそうだな」



201 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 15:57:59.94 ID:G4yRpPanO

(´<_` )「『これから』の安全は保障されたか……。
       でも、『これまで』の被害が被害だからなあ」

( ´_ゝ`)「多数の動物が絶滅……特に人口激減がキッツイな」

('A`)「じゃあ――産めよ増やせよ的な政策とか」

( ´_ゝ`)「有り得る有り得る」

( ・∀・)「え。一夫多妻制も夢じゃない!?」

<_フ*゚ー゚)フ「それはたまんねーな!」

( ´_ゝ`)「中坊丸出しだな、お前ら。しかし同感です!」

(´<_` )「俺はデレ先生だけいればいい……」

('A`)(誠実なこと言ってるのにキメエ……)



202 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 16:09:14.73 ID:G4yRpPanO

>>48 UFO襲来】


lw´‐ _‐ノv「世界は『ヒトガタ』に支配されつつあった……。
       しかし! そこに新たな敵が!」

lw´‐ _‐ノv「突如現れたのは未確認飛行物体!
       UFO!」

lw´‐ _‐ノv「降り立った宇宙人は『ヒトガタ』に宣戦布告する――」

lw´‐ _‐ノv「この世界は、自分達が支配するのだと!」

川;д川「えっ、ええっ! 頑張れヒトガタ!
     あっ、でも人類がヒトガタ応援しちゃ駄目だ!
     ええっと、ど、どっちも頑張れ? いや、それも駄目だ!」



ξ゚⊿゚)ξ「まだ話してる……」

(゚、゚トソン「もう2時間は経ってますよ」

o川*゚ー゚)o「案外相性いいのかなあ、2人共」



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 20:22:26.91 ID:Z6+Dtc3r0
つ ロボット開発

204 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 16:25:50.90 ID:G4yRpPanO
 
>>49 ロボット開発】


( ・∀・)「ロボットとか作られねえかなあ」

(´・ω・`)「ロボットって……たとえば、どんな?」

( ・∀・)「肉を食わせてくれるロボット……」

(´・ω・`)「肉が食べた過ぎて意味分かんないこと言い出した。これは限界かもしれんね」

(゚、゚トソン「救助用ロボットとかどうでしょう。
     量産出来れば、こんな村なんかにも、すぐに来てくれます」

<_プー゚)フ「いいな、それ」

(´・ω・`)「本当に、そんなのが来てくれたらいいのに」

( ・∀・)(´・ω・`)<_プー゚)フ(゚、゚トソン  ハァ…

('、`*川(何か見てて可哀相……中2の哀愁じゃないわアレは……)



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 20:26:41.32 ID:g1yf0Lvi0
>>50
がんがれー
あともひとつお題
「目が覚めたら、全部元に戻ってますように」

207 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 16:39:15.29 ID:G4yRpPanO

>>51 「目が覚めたら、全部元に戻ってますように」】


lw´‐ _‐ノv「……」

lw´‐ _‐ノv(相変わらず、真っ暗。静か)

o川*- -)o (-、-トソン ξ-⊿-)ξ 川д-川

lw´‐ _‐ノv(みんな、よく寝ておるわ)

lw´‐ _‐ノv(……)

lw´‐ _‐ノv(今の生活は、楽しい)

lw´‐ _‐ノv(けど)

lw´‐ _‐ノv

lw´。‐ _‐ノv

lw´∩ _‐ノv

lw´‐ _‐ノv(おやすみ)


      (――目が覚めたら、全部元に戻ってますように)



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 20:30:49.32 ID:cCLhZVhU0
お題
・スライム が あらわれた!
・緊急来日

208 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 16:51:45.14 ID:G4yRpPanO
 
>>53 スライム が あらわれた!】


     「ツンー!」

ξ゚⊿゚)ξ「ん?」

  ベチャァア!!
ξ゚⊿○≡

ξ;゚⊿゚)ξ「わぶっ! な、何これ!?」

(*^ω^)「おっおー! シュー達と一緒に、理科室でスライム作ったんだお!」

ξ;゚⊿゚)ξ「スライム?」

○⊂lw´‐ _‐ノv⊃○「まだまだあるぜよ!」

 ドベチャァアア!!
ξ゚⊿○≡

ξ゚⊿゚)ξ⊃○


ξ゚⊿゚)ξ「――よろしい、ならば戦争だ」



209 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 16:58:49.24 ID:G4yRpPanO

ξ#゚⊿゚)ξ「おらあ!!」

lw´‐ _○≡≡≡

  ズルベチャア

( ^ω○≡≡≡

lw´‐ _‐ノv「……ふっ。やりおる」

( ^ω^)「おっおっおっ」

lw´‐ _‐ノv「ならば、この特大スライムをくらえ!」

( ^ω^)「紙製の目と口を貼った、リアルドラクエスライムだお!!」

ξ#゚⊿゚)ξ「かかってこいやぁあああああああ!!」


*****




(´<_`#)「 掃 除 し ろ 」

lw´‐ _‐ノv(;^ω^)ξ;゚⊿゚)ξ「ごめんなさい」

川;д川(うわあ、あちこちに飛び散ったスライムが……)

210 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 17:10:26.69 ID:G4yRpPanO

>>53 緊急来日】


lw´‐ _‐ノv「ヒトガタと宇宙人の争いは、日本を舞台として繰り広げられる!
       10億体ものヒトガタに対し、宇宙人はたったの5体!
       しかし圧倒的戦力差にも関わらず、宇宙人優勢!」

lw´‐ _‐ノv「次々と殺されていくヒトガタ!
       あわや世界は宇宙人のものになるかと思われた、そのとき!」

lw´‐ _‐ノv「ある人物が、ヒトガタの手助けをしに緊急来日!」

lw´‐ _‐ノv「その人物とは……」

川д川 ゴクリ…

lw´‐ _‐ノv「――セガール」

川д川「せ、セガール!!」



ξ゚⊿゚)ξ「まだ続いてたの、あの話」

o川*゚ー゚)o「お姉ちゃんのどうでもいい話をあんなに真剣に聞いてくれる人、
      今までいなかったからなあ……」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 20:31:45.62 ID:6hXo10Hz0
おっおかえり
お題、ピンクの河童を探しにいく

がんばれ支援

212 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 17:23:19.60 ID:G4yRpPanO
 
>>53 ピンクの河童を探しにいく】


ξ゚⊿゚)ξ「シュー。シューってばー」

lw´‐ _‐ノv ガバッ

ξ゚⊿゚)ξ「あ、やっと起きた。おはよう」

o川*゚ー゚)o「お姉ちゃん、もうお昼近いよー」

lw´‐ _‐ノv

lw´‐ _‐ノv「ピンクの河童」

(゚、゚トソン「……はい?」

lw´‐ _‐ノv「ピンクの河童を探しに行く」

川д川「やっ、山瀬まみ?」

o川*゚ー゚)o「あ、寝ぼけてる」

ξ;゚⊿゚)ξ「またぁ?」

lw´‐ _‐ノv「河童。ピンクの河童」フラフラ

(゚、゚トソン「寝ぼけてるんですか、これ」

213 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 17:33:43.80 ID:G4yRpPanO

o川*゚ー゚)o「たまに寝ぼけて意味分かんないこと言い出すの。
      その内容を達成するまで、なかなか覚醒しないんだよ」

ξ゚⊿゚)ξ「いつだったかしら……『豚を撫で回す』とか言い出して、
      寝ぼけたまま山に入ろうとしたことがあったわ。
      そのときはブーンを撫でさせることで事無きを得たの」

(゚、゚トソン「迷惑極まりないですね」

ξ゚⊿゚)ξ「その日のブーンは一日中、
      『みんな僕のことを豚だと思ってるのかお』って泣きじゃくってたわね。
      寧ろそっちの方が迷惑極まりなかったわ」

川;д川「……じゃあ、今はピンクの河童を用意しなきゃいけないんですか?」

o川*゚ー゚)o「そういうことになるね!」

lw´‐ _‐ノv「ピンクの……河童……」ブツブツ



214 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 17:46:30.17 ID:G4yRpPanO





( ´_ゝ`)「で、何で俺のところに来た?」

o川*゚ー゚)o「だって……河童かもしれないかな、って」

ξ゚⊿゚)ξ「血筋的に……」

(;´_ゝ`)「俺は違うからね!? 失礼だなお前ら!
       俺に対してだけじゃなく父者にも失礼だな!!」


~~~~~~~~~~~~~~~

     彡⌒ミ    ←河童容疑
    ( ´_ゝ`)

~~~~~~~~~~~~~~~




215 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 17:55:59.12 ID:G4yRpPanO

ξ゚⊿゚)ξ「とりあえず、はい、これ着て」

(;´_ゝ`)「何このドピンク」

o川*゚ー゚)o「ピンク色の合羽! 『カッパ』にかけたわけじゃないよ!」

ξ゚⊿゚)ξ「手っ取り早く全身ピンク色になれるでしょ」

(;´_ゝ`)「俺にはちょっと小さいけど」

ξ゚⊿゚)ξ「お姉ちゃんのだもん。文句言わない!」

(;´_ゝ`)(良かった……この場に弟者がいなくて……)ゴソゴソ

o川*゚ー゚)o「着た?」

( ´_ゝ`)「何とか……腕とか出てるけど」

o川*゚ー゚)o「よし! お姉ちゃーん、おいでー!」

lw´‐ _‐ノv「んー……?」

o川*゚ー゚)o「ほら見て! ピンクの河童!」

(;´_ゝ`)「ど、どうも」

lw´‐ _‐ノv



216 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 18:01:46.59 ID:G4yRpPanO

lw´‐ _‐ノv

( ´_ゝ`)

lw´‐ _‐ノv「河童じゃない……」

( ´_ゝ`)(ですよねー)

lw´‐ _‐ノv「まだ……」

( ´_ゝ`)

( ´_ゝ`)(まだ?)

lw´‐ _‐ノv「これは……河童になりかけている段階……」

lw´‐ _‐ノv「まだ河童じゃない……」

lw´‐ _‐ノv「が、いずれは河童になる身」

lw´‐ _‐ノv「河童と言っても、差し支えは無いか……」

lw´‐ _‐ノv「うむ……たしかに、ピンクの河童だ」

( ´_ゝ`)



219 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 18:07:26.46 ID:G4yRpPanO

lw´‐ _‐ノv ハッ

lw´‐ _‐ノv「あれ、何で職員室に……」

o川*゚ー゚)o「起きたー!」

ξ゚⊿゚)ξ「良かった良かった。さ、教室に戻って着替えなさい」

lw´‐ _‐ノv「あいあい」

lw´‐ _‐ノv「――ところで」


(  _ゝ )


lw´‐ _‐ノv「何で兄者先生は、あんなにも落ち込んでいるの」

ξ゚⊿゚)ξ「触れないであげて」

lw´‐ _‐ノv「何でピンク色の合羽を着て落ち込んでいるの」

o川*゚ー゚)o「触れないであげて」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 20:32:36.55 ID:YNFc1tiZ0
お題:好き嫌い
シエンタ

221 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 18:21:43.19 ID:G4yRpPanO

>>56 好き嫌い】


 ~夜 家庭科室~

  _,
( ・∀・)ムー

(゚、゚トソン「今度はどうしたんです」

( ・∀・)「人参嫌いだ」

('、`*川「駄目よ、好き嫌いしちゃ」

( ・∀・)「えー」

lw´‐ _‐ノv「モララー、私の玉葱と交換しよう」

( ・∀・)「その話、のった!」

('、`*川「こら」



223 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 18:31:40.87 ID:G4yRpPanO

('A`)「……俺も人参嫌い」

('、`*川「美味しいのになあ……。頑張って食べてみようよ」

lw´‐ 3‐ノv ブーブー

( ・3・)ブーブー

('3`)ブーブー

(´・ω・`)(ドクオの気持ち悪さが異常)

(´<_` )「あのなあ……今はまだ他に食材があるからいいが、
       もしかしたら、これから先、食うのにも困るようになるかもしれないんだぞ」

( ´_ゝ`)「そのときになって食べ物の有り難みを悟っても、もう遅いんだ」

('、`*川「正論! もっと言ってあげて下さい」

ζ(゚、゚;ζ「うう……わ、私も白菜が苦手ですが、頑張って食べます!」

(´<_` )「いいんですよデレ先生、無理しなくて。
       俺が代わりに食べてあげますから」

('、`*川「おもて出ろ」



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 21:10:45.58 ID:qbH0Utl50
お題

打ち切りのため20行で完結することになる
なんとあの人が死亡!

226 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 18:42:55.64 ID:G4yRpPanO

>>70 打ち切りのため20行で完結することになる なんとあの人が死亡!】


lw´‐ _‐ノv「貞子が大変楽しみにしてくれていた『ヒトガタvs宇宙人』ですが」

川*д川「はい!」ワクワク

lw´‐ _‐ノv「作者急病のため、打ち切りが決定しました」

川;д川 ガーン

o川*゚ー゚)o(飽きたな)

(゚、゚トソン(飽きたんですね)

lw´‐ _‐ノv「たくさんのご声援、ありがとうございました」

ξ゚⊿゚)ξ(貞子しか応援してなかったけどね)

川;д川「そ、そんなあ……」

lw´‐ _‐ノv「それでは最終回です。聞いてください。
       『ヒトガタvs宇宙人』」

ξ゚⊿゚)ξ(そんな曲の前置きみたいな)



229 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 19:06:20.70 ID:G4yRpPanO

lw´‐ _‐ノv「ヒトガタの仲間に加わったセガール。
       彼の強さに、宇宙人は圧倒される!
       セガールの活躍により、ついに宇宙人5体の内1体を倒すことが出来た。
       形勢逆転かとヒトガタ達が色めき立った、その瞬間――」

lw´‐ _‐ノv「宇宙人の攻撃が、セガールに命中する」

lw´‐ _‐ノv「倒れるセガール。駆け寄る、1体のヒトガタ。
       そのヒトガタの手を握り、セガールは、ある話を始める。
       ――それは、約1年前のこと。
       世界を支配していくヒトガタに立ち向かったセガールは、
       今のように深手を負ってしまった」

lw´‐ _‐ノv「一思いに殺せと叫ぶセガールに、敵のヒトガタは、こう告げる。
       『お前ほど強い男を殺すのは、実に惜しい』。
       ……そして、セガールは生き延びることが出来たのだった。
       その、一年前にセガールを生かしたヒトガタこそ――」

lw´‐ _‐ノv「『――お前だよ……』。
       自分を抱えているヒトガタに微笑みながらそう言って、セガールは事切れる。
       むせび泣くヒトガタ。その姿を見て、宇宙人達は胸を打たれる。
       そして、宇宙人はヒトガタとの和解を求めた。
       ヒトガタも、宇宙人、そして人類との共存を望んだ。
       そう、それは、ある男と、あるヒトガタの美しい友情のおかげ――」

川;д;川「セガールゥウウウウウ!!」

ξ;⊿;)ξ(イイハナシダナー)

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 21:26:40.68 ID:/eswqyhv0
お題:「兄者のFMV、そして…」

230 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 19:21:46.20 ID:G4yRpPanO

>>77 「兄者のFMV、そして…」】


(#´_ゝ`)「ぬわー!!」

(´<_`;)「おわっ、どうした」

(#´_ゝ`)「ネットに全ッ然繋がらん!!」

(´<_`;)「そりゃあなあ」

(#´_ゝ`)「ネットが出来ない俺のFMVなんてFMVじゃない!
       仮にFMVだとしても、
       F(不要な)M(もの)V……ヴ、ヴ……
       とにかく、こんなもん無駄じゃぁあーい!!」

(´<_` )(『ヴ』で始まる上手い言葉が思い浮かばなかったのか……)

(#´_ゝ`)「ネット……ネット……!
       ブラクラ、ブラクラ……!」

(´<_` )「ブラクラを求めるなよ」



232 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 19:29:26.04 ID:G4yRpPanO

lw´‐ _‐ノv「騒がしいなあ」

o川*゚ー゚)o「何事ー?」

(#´_ゝ`)「こんなもん、お前らにくれてやるわー!!」

lw´‐ _‐ノv「うわっ」

o川*゚ー゚)o「ノーパソ!」

(´<_` )「もう使わんらしい」

o川*゚ー゚)o「わーい! もらったー!」



*****


ξ゚⊿゚)ξ「で、持ち帰ってきたと。
      ネットに繋げないんでしょ? 何に使うのよ」

o川*゚ー゚)o「うーん、たしかに」

( ・∀・)「見せて見せて」

lw´‐ _‐ノv「ほい」



233 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 19:46:19.16 ID:G4yRpPanO

( ・∀・)「おー、テストのデータだ。ああ、こんな問題出てたな、たしか」カチカチ

<_プー゚)フ「俺これ解けなかった」

(´・ω・`)「僕も」

( ・∀・)「難しいんだよなー、兄者先生のテスト」カチカチ

( ・∀・)「ん? 何だ、このフォルダ」

( ・∀・)「『数学参考資料集』……どうでもいいか」

('A`)+

('A`)「貸して……」

( ・∀・)「ん? うん」

( ^ω^)「ふむふむ。
       こういう、いかにもつまらなさそうな名前のフォルダは、大概……」

('A`) カチッ

( ・∀・)(´・ω・`)<_プー゚)フ

(*・∀・)(*´・ω・`)<_フ*゚ー゚)フ「……オウフ……」



235 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 19:56:24.69 ID:G4yRpPanO

(*・∀・)「へー、こう解くんだー、ふーん、へー」

(*´・ω・`)「ためになるなー」

<_フ*゚ー゚)フ「いやー、俺には難しくてよく分かんねえなー」

(*^ω^)「おっおっお、バッテリーが勿体ないお。
       電気が無いから充電出来ないんだお?
       だから続きは夜に……」

(*'A`)「うん、それもそうだ。夜に勉強しよう。うん」

(゚、゚トソン「そういえば数学で分からないところがあったんです、見せて下さい」

(;・∀・)「いやああああああああ! らめえええええええええええええ!!」

(゚、゚トソン



(゚、゚トソン「……不潔です」

(; ∀ )(;´ ω `)<_フ; ー )フ チーン



84 名前:(,,゚Д゚)つ ◆imeMNsH4C. :2011/01/18(火) 21:43:22.71 ID:ixWH+R43O
支援&お題
・お風呂
・バレンタイン

237 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 20:09:33.94 ID:G4yRpPanO

>>84 お風呂】


ξ゚⊿゚)ξ「シュー、今日はお風呂の日よ」

lw´‐ _‐ノv「おうマジかい。
       それを聞くと、急に体がべたべたしてるような気になるな」

o川*゚ー゚)o「トソンちゃんの家のお風呂だっけー」

(゚、゚トソン「はい。一番大きいし、ガスも使えるので」

('、`*川「なるべく節約するために、まとめて入ってねー」

川д川「ご、5人、入れます?」

(゚、゚トソン「余裕です」



*****



238 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 20:19:07.62 ID:G4yRpPanO


(゚、゚*トソン「さっぱりしました」

川*д川「気持ち良かったあ」

ξ゚⊿゚)ξ「お姉ちゃん、次どうぞー」

ζ(゚ー゚*ζ「はあい。ペニサス先生、行きましょう」

('、`*川「ほいほーい」

(´<_` ) ピク…

lw´‐ _‐ノv「……」

o川*゚ー゚)o「……」

( ´_ゝ`)「……」

(´<_` )「……何だよ」

lw´‐ _‐ノv「覗きに行くなよ」

(´<_`;)「行くか馬鹿!!」


*****



240 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 20:30:04.51 ID:G4yRpPanO



ζ(^ー^*ζ「ふう、さっぱり!」

('、`*川「次行けガキ共ー」

(*・∀・)「風呂風呂ー!」

(´<_` )「待て、俺と兄者が先だ」

(;^ω^)「お?」

(´<_` )「何、すぐ上がる――」

('、`*川「デレ先生は体を洗っただけで、湯船には入ってないわよ」

(´<_` )「――やっぱり先に入っていいぞ」

( ´_ゝ`)(……兄弟の縁切ろうかな……)



241 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 20:44:13.72 ID:G4yRpPanO

>>84 バレンタイン】


lw´‐ _‐ノv「あー……アレまで、一ヶ月を切ったな」

o川*゚ー゚)o「どれ?」

lw´‐ _‐ノv「バレンタインデー」

(;´_ゝ`)「うわあああああああ!!」

(;^ω^)「!?」

(´<_` )「ああ……二十ウン年間、
       一度も他人からチョコを貰ったことがないからなあ。兄者」

(´・ω・`)「ドクオでさえ、貞子ちゃん達から義理チョコ貰ってるのに……」

(*'A`) テレテレ

( ;_ゝ;)「うわああああああああああああああああああああ!!!!!」

ξ゚⊿゚)ξ「お姉ちゃん、毎年全員分の義理チョコ用意してなかったっけ」

ζ(゚ー゚*ζ「いつも弟者先生に兄者先生の分も渡してたんだけど……」

('、`*川(横領してるんだな、弟者先生……)



243 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 20:59:51.55 ID:G4yRpPanO

(゚、゚トソン「私は三馬鹿の分を用意するだけで精一杯なので」

( ・∀・)「毎年毎年、妙に凝ったやつ作るもんなあ。感心するわ」

<_プー゚)フ「美味いぞ!」

(´・ω・`)「うん。毎年楽しみだよ」

(゚、゚*トソン「あ……あなた達は褒めすぎです」

(*^ω^)「ツンが作るのも美味しいんだおー。
       去年はケーキだったお」

ξ*゚⊿゚)ξ「ふ、ふん。あんたのために作ってるんじゃないからね。
      シュー達にあげるやつが何故かいつも余っちゃうから、仕方なく……」

o川*゚ー゚)o「ドクオ、今年は何味のポッキーがいい?」

('A`)「何で毎年ポッキー……手抜きすぎだろ……貰うけど」

川д川「わっ、私は手作りにするね!」


( ;_ゝ;)「死のう……母者達のところに行こう……」

(´<_`;)「みんな、もうやめて! 兄者のライフは0よ!!」



244 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 21:18:33.28 ID:G4yRpPanO

( ;_ゝ;)「いいんだ、俺なんかどうせ河童だし弟が変態だし、あと弟が変態だし……」

('、`*川「ホワイトデーに30倍で返してくれるなら、チョコあげますけど」

( ;_ゝ;)「畜生……そんな悪徳商法にも縋りたい自分が情けない……」

lw´‐ _‐ノv「ふむ」

lw´‐ _‐ノv「じゃあ、私があげよう」

( ;_ゝ;)「なんだと」

lw´‐ _‐ノv「手作りで」

( ;_ゝ;)「シュー……」

lw´‐ _‐ノv「しかもハート型」

( ;_ゝ;)「シューさん……」

lw´‐ _‐ノv「『すき』という文字も書いてやろう。勿論本心じゃないが」

( ;_ゝ;)「シュー様! シュー様ぁああ!!」

lw´‐ _‐ノv「さあ、涙をお拭き」

( う_ゝ;)「俺は、俺は今日、女神に会った……!」



246 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 21:36:34.37 ID:G4yRpPanO

lw´‐ _‐ノv「そのためには、まず。
       早く、救助が来てくれることだね」

( ´_ゝ`)「……たしかにな」

(´<_` )「果たして2月までに来てくれるかどうか」

ζ(゚ー゚*ζ「気長に、気長に。ね?」

ξ゚⊿゚)ξ「ま、この生活も楽しいし……」

( ^ω^)「おっおっ」

( ・∀・)「すっかり慣れちまったもんなあ」

(´・ω・`)「もうちょっと、ここで暮らすのもいいかもね」

<_プー゚)フ「だな!」

(゚、゚トソン「かといって、ずっと、というのも困りますが」

o川*゚ー゚)o「私は、ずっとでもいいかも」

('A`)「一番楽しんでるもんな、キュート」

川д川「ふふ……」

('、`*川「食べ物がある限りは、まあ、ここに居るのも楽しいわよねー」

247 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 21:40:23.96 ID:G4yRpPanO

lw´‐ _‐ノv「……総意は、あれか?
       早く救助に来てほしいけど、もうちょっと待つのもいい、って感じ?」

( ´_ゝ`)「違いない」

lw´‐ _‐ノv「危機感が足りないよなあ、みんな」

( ´_ゝ`)「お前はどうなんだよ」

lw´‐ _‐ノv「んー」


lw´‐ _‐ノv「……ぶっちゃけ、まるっと同意だ」







*****





248 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 21:48:46.79 ID:G4yRpPanO



 「目が覚めたら、全部元に戻ってますように」。

 何度も願いながら、眠りについて。
 目が覚める度、変わらぬ現実に絶望して。

 でも、やっぱり、みんなと過ごしていると楽しくなってくる。


 最近は、元に戻ってますように、なんて願うことも減ってきた。

 きっと――みんながいたからだ。
 独りぼっちだったら、とっくに駄目になっていただろう。



lw´‐ _‐ノv

 校庭に出て、記念碑の前に座る。
 そのまま、記念碑に寄り掛かった。



250 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 21:56:25.40 ID:G4yRpPanO



          (・∀ ・)   ⊂_プー゚)⊃
                 (´・w・`)    (゚,゚トリリ

    ( ´_ヽ`)       VIP中学校       lw ´‐ _ ‐ノ v

    ξ゚△゚)ζ ( ^^ω)   o川*゚ -゚)o
                ('A')      爪д爪   ('⊂_` )
            ("、"*川   ζ(゚ー゚*ζ




 ……見れば見るほど下手だな。一部除いて。
 でも、それが何だか愛おしい。

lw´*‐ _‐ノv「……ふふふ」



251 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 22:14:57.05 ID:G4yRpPanO

 絵を指で辿る。
 消えないように、ぎりぎり触れないぐらいの近さで。

lw´‐ _‐ノv「これがモララーか、片目だけ離れすぎだろ。エクスト、何か丸いし。
       ショボンの口が凶悪だな……トソンは、……トリリ……?」

lw´‐ _‐ノv「兄者先生、鼻がすっきりしてるな。私は……畜生、ツンの奴……。
       ツンは口が惜しい。ブーンは別物じゃないか、これ。
       キュートは私が描いたんだった。母さんに似せすぎたかな」



 ――六度目の大量絶滅。
 それは実現した。

 一瞬にも近いスピードで広がった病気は、多くの種を絶滅に導いた。
 人類すら、半分以上も死んでしまった。


 「死」が、世界中を覆い尽くした。


 だけど。




253 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 22:36:07.84 ID:G4yRpPanO


lw´‐ _‐ノv「ドクオは、まあ似てるんだけど……似てるんだけどなあ……。
       貞子は最も重要なアイデンティティが残念なことになってやがるし。
       弟者先生――何だこれ……」


 私達は生きた。
 死が広がる世界の中の、学校なんてちっぽけな場所で、
 私達は生きたのだ。


lw´‐ _‐ノv「ペニサス先生は、うわあ、目ぇ気色悪っ。
       デレ先生……うん、紛れも無くデレ先生だ。弟者先生気持ち悪い」


lw´*‐ _‐ノv「はは……ほんと、最高の記念碑だ」


 視線を下ろす。
 白いチョークが一本、転がっていた。

lw´‐ _‐ノv「キュートの奴、ここに放り投げたままにしてたのか」

 拾い上げる。
 しばらくそれを眺めてから、私は、チョークの先を記念碑に宛てがった。




255 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 22:44:03.69 ID:G4yRpPanO


 不意に、声が聞こえた気がした。

 顔を上げ、辺りを見回す――

lw´‐ _‐ノv

 学校の隣にある山。

 そこで、数人の大人が、両手を大きく振っていた。


lw´‐ _‐ノv

lw´‐ _‐ノv「……あ」


 立ち上がる。
 私も、同じように両手を振った。
 精一杯、力一杯。


 相手が、ジェスチャーらしき動きをする。
 私は身振り手振りでそれに答えた。




257 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 22:51:49.96 ID:G4yRpPanO


 いくらかのやりとりを終えると、
 大人達は、こちらに向かって山を下り始めた。
 向こうからヘリコプターらしき音も聞こえてくる。


 私は踵を返し、校舎に駆け出した。
 昇降口にまで回るのももどかしい。
 窓を開けて、そこから飛び込んだ。

 みんなの名前を叫びながら廊下を走る。

 まずは職員室に行って、兄者先生達を呼ぼう。



 ――これは、職員室に入ったときに兄者先生に指摘されて気付いたのだが。
 このとき、私にしては珍しく、満面の笑みを浮かべていたそうだ。





258 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 22:56:18.87 ID:G4yRpPanO



          (・∀ ・)   ⊂_プー゚)⊃
                 (´・w・`)    (゚,゚トリリ

    ( ´_ヽ`)       VIP中学校       lw ´‐ _ ‐ノ v
                       みんな、大好き
    ξ゚△゚)ζ ( ^^ω)   o川*゚ -゚)o
                ('A')      爪д爪   ('⊂_` )
            ("、"*川   ζ(゚ー゚*ζ










          lw´‐ _‐ノv六度目の大量絶滅のようです




                  おわり




259 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/19(水) 23:00:14.96 ID:G4yRpPanO
終わり!
携帯の画面見すぎて、頭がボーッとする


スレを立ててくれた方、読んでくれた方、支援・保守してくれた方、
お題くれた方々、皆さんありがとうございました!

途中、長時間寝オチしてすまんかった


質問・指摘ありましたら、お願いします

266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/20(木) 01:10:07.99 ID:etjnn/pxO
乙!
この>>1凄く好きなんだけど
この他に作品ある?

267 名前: ◆EpvQephXIa3b :2011/01/20(木) 01:32:44.61 ID:EuwmsKkqO
>>266
気付くの遅れた、申し訳ない

長編→( ^ω^)七大不思議と「せいとかい」のようです

短編→('A`)燃え尽きた後のようです
   ξ*゚⊿゚)ξふたりはなかよし(^ω^*)のようです
   (*'A`)ふたなりなかだし(゚- ゚*川のようです
   川 ゚ -゚)日和のようです (乗っ取り)
   ( ^ω^)の川 ゚ -゚)ルなナイトのようです (乗っ取り)
   ( ^ω^)が拳の王となるようです (乗っ取り)
   ( ^^ω)クリスマスには間に合わなかったようです
   ( ∴)早く人間になりたいようです
   ('A`)ドクオには幼なじみがいるようです
   ( ^ω^)ドラゴンボールのようです
   【+  】ゞ゚)は異世界で出会ったようです
   川д川おばけやしきのようです
   (-_-)ストライクヒッキーズのようです
   (・ ∀・) また明日、のようです
   爪'ー`)y‐小泥棒のようです
   ( ФωФ)いつでも変われるようです


こんな感じです

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