- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 18:36:46.53 ID:9hbXwp3E0
-
/⌒ヽ ( ^ω^) 今日はブーンが先生だお! ノ つ つ 世界の歴史について教えてあげるお!! (_ ,、 `^)^) ____ ⅲ■∧ / (,, ゚Д゚) / どうせ、すぐ俺に頼るくせに・・・ | つ | | \| | ∪∪
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 18:37:53.68 ID:9hbXwp3E0
-
,__ それじゃあ授業を始めるお~ iii■iii みんな注目するお! (^ω^)ノ <( ) ││ ┛┗ ,__ 今回の範囲は………ズバリヨーロッパの中世だお! ヽ iii■iii (^ω^) おまいらは中世ってどんな時代か知ってるかお? ┗-ヽ ○ ┏┘
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 18:38:54.60 ID:9hbXwp3E0
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,__ ふむふむ、教会? ギルド? 十字軍? iii■iii なるほどなるほど。 (^ω^) V ノ> えっ? ………謙虚なナイト? ││ ┛┗ ,__ ヾ iii■iii ふーむ、まずはそんなに難しく考えなくてもいいお! (^ω^)┐ もっと言葉の意味をとらえてみるんだお! ┌ヽ ノ┐ ┛ ┗
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 18:40:31.90 ID:9hbXwp3E0
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バビロンバビロン == 8(^ω^)8 ( ´ω`) ノ ノ\ v(^ω^)v 人 : 人 ┏┘│ ┗-ヽ ノ | | ┗ ┏┘ ┛┗ 古代 中 世 近代 - - - - ┿━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━┿ - - - - → ,__ そう! ヨーロッパにおける中世とは、 iii■iii ヽ(^ω^)/ 文字通り 「古代」 と 「近代」の『間の時代』 ヽ ノ / > のことなのです! ┛ ┗
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 18:42:03.42 ID:9hbXwp3E0
-
,__ ヽ iii■iii ではどういった意味で『間の時代』なのか、 (^ω^)-┐ そこを意識して授業を聞いて欲しいお! ┗-ヽ ノ ┏┘ // / / パカ / /,__ それじゃあ、中世の世界へレッツら――― / ∩ iii■iii / .|( ^ω^)_ // | ヽ/ " ̄ ̄ ̄"∪
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 18:43:32.20 ID:9hbXwp3E0
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ガッタン!! ∧,,∧ ミ^Д^,,彡 内藤が主役かと思ったか? 俺だよ!! ミ∪__∪ / / =(⌒;;)  ̄ ̄ ̄ ̄" 題 「フサギコで中世西洋史 前編」 ******************************************************************************************************************
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 18:45:26.49 ID:9hbXwp3E0
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●登場AA紹介 フランク族 ∧,,∧ →フランス王国 ……ミ,,゚Д゚彡 フサギコ イスラムの攻撃はヒキョウ者ではないから正正堂堂と避けないが 現在失われし財産である皇帝位を使って名実ともに唯一ぬにの西欧の盾 ∧∧ 西ゴート族 ……(,,゚Д゚) ギコ猫 アワレにも盾の役目を果たせず死んでいた西ゴートだが近世にスペインとして復活するのはヨミヨミですよ? w w ∧w∧ ∧ ∧ その他ゲルマン人の皆さん ……W,,゚Д゚W ( ゚Д゚) (,,>∀<) ちょとsYレならんしょ略奪は・・? これからは草むしるやつが荒らしでFA! クソスレくらいも楽しめないエセVIPERはマジでかなぐり捨てンぞ? ちょwwなんか人多いなwww
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 18:47:11.48 ID:9hbXwp3E0
-
西ローマ帝国 →ローマ教皇 ……\(^o^)/ 人生オワタ 古代では皇帝だが中世では教皇タイプだからな リアルでは俺は武器なんか持たなくても宗教で破門できるから強い 東ローマ帝国 ……(´・ω・`) ショボーン 俺はただの通りすがりの古代からいる皇帝 攻撃もギリシア火薬手に入れれば敵はそのまま骨になる アングロ=サクソン人 ……( ^ω^) 内藤ホライゾン /sh 白き白銀の白濁した神!wwww内w藤w降w臨w!!!wwwwwwwwwwww ノルマン人 ……ξ ゚⊿゚)ξ ζ(゚ー゚*ζ ツンデレ・デレデレ これ建てたの絶対ノルマンだろ・・汚いなさすがノルマンきたない 俺はこれでイングランドきらいになったなあもりにもひきょう過ぎるでしょう? 神聖ローマ帝国 ……('A`) ドクオ かく言う私も皇帝でね。あまり出番はない。
- 53 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 18:48:59.24 ID:9hbXwp3E0
-
(*゚∀゚) (=゚ω゚)ノ ('、`*川 イスラム教徒のみなさん ここらへんはもう適当です。 ttp://vipmain.sakura.ne.jp/end/710-top.html 詳しくは前作をどうぞ。 ******************************************************************************************************************
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 18:50:16.64 ID:9hbXwp3E0
- ,,-、く~~ヽ、 っ ヽ, /~~ (
( __ノ ヽ-, | ) /´ _/ | _ ,ノ ヽ `) ~| \___ノ )`´ | おっ! __ ,) レ~、 ,-´、_(^ω^ ) /~~~´ ,,-~~` ,,ノ / ´~~~~、_ノ ,~-´ 、-、 ,,-ノ |~~~~` ∧,,∧ `ヽ, ミ;゚Д゚彡 ~ヽ (゚∈゚ ) ) ∧w∧ ,,、,,-、 | ( ゚Д゚)フォルァ! | `‐- 、, ノ ,--, / ~`~~´ __ ) ヽ / ,~、__ _~´ `丶 ヽ `ヽ / ∧,,∧ | `-´ _、 `| `|, \ / (,,^Д^) ,__,-´ ( ! \オワタ!!\ ~~~`ヽ,,_ `/ / 、二, /(^o^)\ ̄く | /, ( _ 、‐、 ο ´i | `-、 ,~_\ i ~ `´ヽ, /´ ~ `´ ) ,,_| `i ヽ, `´ ヽ |__,,-‐‐-、,, ,,-‐` `´ ) ,-! ) ,,-‐、 ~ i~~`-‐フi_/ _,,/ ` ‐-´i_ - ‐ ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐ ´`‐`―´~ヽ,っ `\_ ) W,,゚Д゚Wゴロォww 4世紀~5世紀ごろ。 さーて、まずはこの地図からいきましょうか。
- 62 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 18:51:53.78 ID:9hbXwp3E0
-
●ゲルマン人の大移動が終わる頃にはズタズタにされたローマの皇帝がいた ~ 前回までのあらすじ ~ 且且~ 且且~ ∧__∧ 且且~ ( ´・ω・) 且且~ /ヽ○==○且且~ \(^o^)/ / ||_ | 且且~ ││ し' ̄(_)) ̄(_)) ̄(_)) 『西ローマ帝国』 『東ローマ帝国』 古代西洋の覇者『ローマ帝国』。 最近ではテルマエ=ロマエなんかで有名なローマだけども、 西暦4世紀末ごろになると、さすがに滅亡の危機に瀕していた。
- 67 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 18:53:36.14 ID:9hbXwp3E0
- ノノノノ
(゚∈゚ ) ─_____ ____ ̄ 丿\ノ⌒ ____ ___ / /\/ /ヽ __ ___ / / / / ) = 彡彡ミ_ = 彡= 彡/ /===彡彡ミ彡ミ=- ( ( //-__ ̄____ ミミ彡__ _____ \\\ 彡 彡 『 フ ン 族 』 ∧,,∧ ミ;゚Д゚彡 「りょりょりょ、呂布だああああああああ!」 ∧∧ (;゚Д゚) 「呂布じゃねええええええ! フン族だ! フン族が出たぞおおおおおおおお!!!」 というのも、遊牧民『フン族』が突如やってきたことで大規模な民族大移動が発生。 ローマ帝国に大量の野蛮人が押し掛けたのである。 仲よく学んでね、楽しく学んでね チンポ
- 73 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 18:55:11.68 ID:9hbXwp3E0
-
こうして起こったのが『ゲルマン人の大移動』であった。 ローマ帝国にのりこめー^^ .∩∧,,∧ (´´ ,,,,,,,,,,ミ^Д^,,彡 (´⌒(´ ど,,,, ,,,,,二⊃≡≡(´⌒;;;≡≡≡ ~''(,,,,,づ゙゙ (´⌒(´⌒;; ズザーーーーーッ!! わぁい^^ ∧∧ ) (´⌒(´ ⊂(^Д^⊂⌒ ̄`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡  ̄ ̄ ̄ (´⌒(´⌒;; ズザーーーーーッ のりこんできたゲルマン人たちは帝国内に勝手に住み着き、 最終的には自分たちの王国を作ってしまう。 このころになると東西に分裂していたローマ帝国は、彼らの前になすすべもなかったのだ。
- 79 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 18:56:59.04 ID:9hbXwp3E0
-
\(^o^)/ 「ちょwww蛮族強すぎオワタwwwwww」 そして476年。 西ローマ帝国はゲルマン人によって滅ぼされてしまった。 中世という時代は、ここから出発したのである。 ttp://vipmain.sakura.ne.jp/end/485/003_4.html だいたいのあらすじはこっちを読んでみてね。 というか4年以上も前のスレなのか……思えば遠くにきたものだ。
- 82 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 18:58:32.26 ID:9hbXwp3E0
-
それでは、のりこんできたゲルマン人たちについて、代表的なものを見てみよう。 ちょっとわかりづらいけど、この地図も参考にしてみて下さい。 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Invasions_of_the_Roman_Empire_1.png
- 84 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:00:13.14 ID:9hbXwp3E0
-
①西ゴート族 .∧∧ (,,゚Д゚) 「フン族? ええ、ヤツらはとてもとても強そうな敵でした。 でも、同胞が必死にヘイトを稼いでくれたおかげでね…… 運よく逃げ出すことができたんです」 ∧ ∧ (,,;Д;) 「ですが、盾役となってくれた同胞は………」 ┏(;^o^)┛ 「だからって略奪していいわけないでしょう! やめなさい!」 ∧ ∧ (,,^Д^) 「やだぴょーんwwwwwwwww略奪うめえwwwwwwwwwwww」 フン族の直撃をいち早く受けた『西ゴート族』は、 最初にローマ帝国へ侵入してきたゲルマン人である。 彼らはローマを略奪して回ったあと、フランス南部からスペインにかけてを根城にした。
- 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 18:59:45.92 ID:0W9SsLbK0
- 暗黒時代ってこのへん?
- 87 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:01:50.16 ID:9hbXwp3E0
-
では、彼らの国『西ゴート王国』はそのあとどうなったのだろうか? ∧∧ (,,゚Д゚) 「さて、スペインに移住してきたはいいが………」 -=≡ ( ´^ω^) 「ローマ帝国の正統後継者の拳をくらえ~~!!」 ∧ ∧ (;^Д^) 「やべっ、なんか来たwwwwwこれはわら――」 >>83 おっと中世をあんこくwと呼ぶと逆に頭がおかしくなって死ぬ
- 91 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:03:32.42 ID:9hbXwp3E0
-
从⌒゙ヽ, ,; |i γ゙⌒ヾ, |! _,.ノ'゙⌒';、人 l! ぬぅん!! 从~∧_∧ イ ,〉 k γ゙ (´・ω・)/ 〈,k_ノ ( ハ.,_,ノ~r )'‐-‐'l γ´⌒゙ヽ、 ,、-ー''( |!~、,il ゝ、 γ |! 〈 ヽ ミ、 丿 ゝ ( | ノ _,,,..、,,ゝ、 _,.イ / \'´ γ゙ヽ.,_ ) ゙|! ̄  ̄~゙il γ⌒ヽ`(/ Σ ゝ.,__゙゙'k{ ヾ / !、,___丿 て > ゝ-ー'゙ < 東ローマ皇帝 ユスティニアヌス ∧ ∧ (;゚Д゚) 「うおおおお!?wwwwwwなんだこいつwwwwwあぶねえwwwwwwwwwwwww」 まず6世紀中ごろには、『ユスティニアヌス』の下で勢力を盛り返した東ローマ帝国と一戦を交え(※後述)ている。 彼らは辛くもこれを撃退したものの………
- 96 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:06:01.17 ID:9hbXwp3E0
-
∧ ∧ (゚∀゚#) ≡=- 「あひゃひゃひゃ! 神からお告げが出たぞー!!」 ∧ ∧ (;-Д-) 「こんどは何だ!」 ∧ ∧ (;゚'Д゚') 「………げぇっ! イスラム教徒っ!! アッーーーー!!!」 8世紀にはイスラム教を信じる『ウマイヤ朝』が登場し、西ゴート王国に襲い掛かった。 イスラム教徒の猛攻の前に、西ゴート王国は滅亡してしまうのであった。 イベリア半島のイスラム教徒についてはここらへんをドゾー。 ttp://vipmain.sakura.ne.jp/end/710/003.html
- 99 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:07:34.45 ID:9hbXwp3E0
-
②東ゴート族 一方、西ゴート族の片割れである『東ゴート族』は何をしていたのかというと……… ヒギャアアアアアア!! ∧,,∧ Σ('(>Д<,/) ミ ⊂,,_,,O@ ミ /ミ / / ノノノノ | (゚∈゚# ) \ |/⌒ヽ ヽ彡 \ \\./ | \__\ミ/ / / ( / \) 彡ヽ 実はこいつら、最初はフン族の進撃に巻き込まれて支配下に置かれていたりするww
- 103 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:09:34.90 ID:9hbXwp3E0
-
だが、その後フン族が衰退すると、東ゴート族は息を吹き返すことになった。 そして、復活した東ゴート族も例のごとくローマ帝国の領域に移住してきたのだが……… ∧,,∧ (lil>д<) 「ハァ、ハァ…… ひどいめにあったデチ……」 ∧,,∧ (;・д・) 「でもここまでくれば……… って、あれ?」 (#´ ω ) 「んあああああdがえりおdふぉ;jが;ごhv!!!!」 ∧,,∧ (;・∀・) 「そ、そんなに怒り狂ってどうしたんデチか…… 怒ると体に悪いデチ」 (#´゚ω゚) 「どうもこうもあるか! 西ローマの皇帝がやられちまったんだ!!!!」
- 105 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:11:02.10 ID:9hbXwp3E0
-
∧,,∧ (;・д・) 「そうなんデチか……大変デチね。 そっ、そんなことより! チビタンたちに住むところを分けて欲しいんデチが………」 (#´゚ω゚) o0(こいつらもかよ! うぜえ……………いや、ちょうどいいか) (#´^ω^) 「そうかそうか! そしたらイタリアにいるあの蛮族どもをぶち殺してこい! 話はそこからだ!」 ∧,,∧ (;・∀・) 「えっ? ほんとうデチか!?」 なんと、東ゴート族の王様は東ローマの皇帝から依頼を受ける形で、 イタリア半島にいたゲルマン人の討伐を行ったのであった。
- 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 19:10:16.98 ID:4NAvxJ9v0
- >>1
民族大移動で長距離移動した部族ほど早く滅ぶのには理由があんの?
- 106 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:13:09.36 ID:9hbXwp3E0
-
キャッキャッ!! ∧,,∧ (*>∀<) 「やたーデチ!wwwwこれでチビタンもマターリできるデチ!wwwwww」 デチデチデチデチwwwww ∧,,∧ イタリアに行くデチ!!!wwwwwwww (>∀<,,)@ ⊂⊂,,_つ=3 かくして東ゴート族は、西ローマの皇帝を追放した『オドアケル』(※)の王国を滅ぼし、 イタリアの地に『東ゴート王国』を建国したのである。 (※)>>79の最後の方にちょろっとだけ出てきたやつです。 >>104 長距離移動うんぬんよりも、ローマの遺産をうまく継承できたかどうかがでかい気がするなあ。 その点フランク族は神がかってた希ガス
- 109 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:14:35.11 ID:9hbXwp3E0
-
だが、彼らの王国は短命に終わることとなった。 ,...、 _,.-‐---‐''"¨τ三ミ ヒギャアアアアアッ!! > . _,.-‐-'´^ー<.... ,.._ 、,/'"π丿 _,,.._ ,/`‐、_'´´.._,,./ `ヽ', --'ゞ ,.... ∧_∧" ,.-、 リ´ ,/´  ̄ _,,.._-'" _,. ( ´・ω・) ..,,_ノ-''" はああああああ!!! _/´ `ーヽ、ヽ.`ニニ´.λ'´ .{ ,. '´ '{′ ; ,, ' _゙.`ーv''´ , ' ,| _/〉-._,人,._,.,.'__≠''´ .',│ ,.. ' / ,'´ ヽ_,ィ /'"λ `゙ } 、_, .ノ /.'"`ー、ノー-‐へ ,ノ 《 ゙ヽ、.__.. ノ , ', リ ヽ. 、. 、!_,-'.ー. \ヽ._ - 、._, '",)ノ ヽ、ヽ,-'"ニ  ̄} .ヾミ゙ヽ_,'"´ /,、_〃 `ヽ._ ヽ '"〉 {ヘ, ,(`ー_,./,.-'/ ``ー--'' 東ローマ皇帝 ユスティニアヌス というのも、やはり『ユスティニアヌス帝』の下で勢力を盛り返した東ローマ帝国によって、 東ゴート王国の討伐が行われたからである。 彼らは西ゴート王国とは違い、ユスティニアヌスの遠征で滅ぼされてしまったのだ。
- 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 19:13:27.23 ID:1IAsiXJCO
- 世界史18点の理系だけどどこから読めばいい?
- 111 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:16:37.32 ID:9hbXwp3E0
-
③ヴァンダル族 W,,゚Д゚W 「船で来たwwwwwゴロォwwwwwwwww」 同じくユスティニアヌスに滅ぼされたゲルマン人には、 ヴァンダル族という部族があった。 彼らはなんと海を越え、アフリカのチュニジア(『カルタゴ』の跡地)にまで移住していたのである。 >>107 どこから読んでもあまり変わらんけど、イスラム史の前半はとっつきづらいかも
- 112 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:18:13.36 ID:9hbXwp3E0
-
W,,゚Д゚W 「wおwれwたwちゃw海w賊wwwwwwwおwれwたwちゃw海w賊wwwwwww」 /(^o^)\ 「海軍奪われた! オワタ!!」 (#´゚ω゚) 「略奪だとぉ! なっ、何をするだァーッ! ゆるさんッ!」 彼らの国『ヴァンダル王国』は、地中海沿岸の地域から幅広く略奪する海賊みたいな国であった。 こいつらは海軍に力を入れていたらしく、 遠くギリシア方面までをも荒らしまわっていたという。 ちなみにこのことから、荒らしのことを英語で「ヴァンダリズム」と言うんだと。
- 117 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:19:55.30 ID:9hbXwp3E0
- ∧_∧
(´・ω・`) ____ノ `ニニニ´ i__ =ミ、 _,.ィ'´ ヽ_ /_ >  ̄`ヽ. / /│'´ ̄ `Y´  ̄ ̄`ヽ ハ /_ 〈 i ニ! }__\ _..l_ 、、 _ノ二 ̄ ヽ \ー-- l--─ -- 、_ノlノ \ )) /_ \ \__\__⊂ニヽ. ¨丶、__,ノ ヽ } ∠..__\ \ノ/「{:::{ニニO:\_、ノ | /ヽ--、___i. . / ./  ̄7::"¨´:::::::} |::::ヽニニ⊃:::::}`iー----ヽ ̄¨ヽ \ / // |:::::::::::::::::::j l;イ´ ̄¨ヽ:::::/ /::::::::::::::::::| \ 〕 V / i ヽ:::::::::/〈/N V⌒丶、:::::ノ ヽノ ヽ |-‐ '" `フ ヽ lVl、____トイ!'´「L ` 、 リ \└--‐フ´ 、{ヽ{ (二l 」__>'"´ ̄ヘ__ `¨  ̄ ` ̄ ´ ト、:::::::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ 、、 i l 〈ヽヽ:::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| )) ヽヽ }\:::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉 東ローマ皇帝 ユスティニアヌス だが、このため彼らもユスティニアヌスに目をつけられてしまい、 6世紀半ばには滅ぼされてしまった。 荒らしは逝ってよし! W,,゚Д゚W 「うわwww俺様の出番wwww少なすぎィ!wwwwwwwwwwもっと使われたいぞゴロォwwwwwwwwwww」
- 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 19:19:36.46 ID:pK6BM5JT0
- ところで中世ってどの辺までを扱う予定?
・ビザンツ帝国滅亡と英仏百年戦争終結(1453年) ・イベリア半島のレコンキスタ完了と新大陸発見(1492年) ・ルターの宗教改革開始(1517年) あたりが時代の節目になるかと思うけど
- 118 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:21:26.88 ID:9hbXwp3E0
-
④ランゴバルド族 さて、こうしたユスティニアヌスの奮闘もむなしく、 イタリア半島には新たにゲルマン人がやって来たりもしている。 /::;;::::::ヽ,:::::::::::::::i∧_∧:::::),-ー-、::i (゚Д゚,,):::::! ∧_∧::::,-ー-、 .(゚Д゚,,):::::/::::;;::::::::ヽ !:::::::::::::::i げーるまん げーるまん (゚Д゚,,γ::;;::::::::ヽ!:::::::::::::::::i ∧_∧:::::),-ー-、::! たぁっぷーりーげーるまん !::::::::::::∧_∧:::::::) ,-ー-、 .(゚Д゚,,):::γ::;;::::::::ヽ !:::::::::::(゚Д゚,,)::::::γ::::;;::::::::ヽ!:::::::::::::::i∧_∧::::::) げーるまんが ヽ:::::::::::!:::::::::::::::::i∧_∧:::::::) ,-ー-、(゚Д゚,,):::::! やーってくーる )::::::::::!::::::::::::::::(゚Д゚,,):::::γ::::;;:::::::ヽ,::::::::::::::! .(_;;;;;;;:ノヽ::::::::::::::i.!::::::::::::::::i∧_∧::::::)::::::::::::::! )::::::::::i .!:::::::::::::::!(,,゚д゚):::::!、:::::::::::::! (_;;;;;;;:ノ. ヽ:::::::::::::! !::::::::::::::! )::::::::::i 彼らの国は『ランゴバルド王国』といい、 東ローマが撤退したあとのイタリアを長らく脅かすことになった。 >>116 最終目的地は1453年の予定です。 今日はノルマン・コンクエストを起こして終わらせるけどねー。
- 123 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:23:04.73 ID:9hbXwp3E0
-
┌────────┐ .476年 │.オドアケルの王国..│(=西ローマ帝国滅亡) └────────┘ ↓ ┌────────┐ 5世紀末 │ 東 ゴ ー ト 王 国 │ └────────┘ ↓ ┏━━━━━━━━━━┓ 555年頃 ┃ユスティニアヌスの支配.┃ ┗━━━━━━━━━━┛ ↓ ┌────────┐ 6世紀末 │..ランゴバルド王国..│ └────────┘ ↓ ちなみにイタリアの変遷はだいたいこんな感じね。
- 125 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:24:24.00 ID:9hbXwp3E0
-
\もうね、アボカド/ \バナナと/ ┌┐ ヽ / / γ⌒^ヽ / / i /:::::::::::::ヽ | (,,゚Д゚) /::::::::(,,゚Д゚) |(ノi |) i:::::(ノDole|) | i i ゙、:::::::::::::ノ \_ヽ_,ゝ U"U U" U ブルグント族 スエビ族 ┏(;^o^)┛ 「主よ……こいつらどうにかしてください………」 余談ではあるが、このようにゲルマン人が跋扈する混沌とした世の中では、 『キリスト教』がどんどんと信仰を獲得していったのだが………
- 124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 19:23:45.60 ID:1IAsiXJCO
- >>111
豊臣秀吉とコンスタンティヌスの違いが解らないくらい歴史について真っ暗暗なの できれば時系列的に最初から詠みたいかなーなんて
- 128 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:26:36.54 ID:9hbXwp3E0
- ____________________./
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..::..:| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ \: . :::| カトリックとかwwwwwwwww三位一体(笑) ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ノ ヽ、_ .ヽ.:: | ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;o゚(●)) (( ●))゚o ..ヽ| だせええwwwwwwうはwwwwwwwwwww :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| (__人__)' i:| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\_`⌒´ .⌒ゞ'´| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::~'/⌒/⌒/ / |::::| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(つ/_/ /\.|::::| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(____/ .ヽ::| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;/ / \ ._丿| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(__(___):: ̄: :: .:| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : :::::| つ ttp://ansokuwww.blog50.fc2.com/blog-entry-376.html キリスト教がどのように受け入れられていったのかは、このやる夫スレで述べましたね。 復習も兼ねてこちらもご覧ください。 >>124 いちおう時系列的には古代西洋史が一番古いかな。 古代オリエントからローマの滅亡までやってたお。 ttp://vipmain.sakura.ne.jp/end/485-top.html
- 130 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:28:17.17 ID:9hbXwp3E0
-
⑤アングル族・サクソン族・ジュート族 _ = ― ̄ _ 三 ( ^ω^) うはwwwwwwおkkkkkkwwwwwwwww さて、ここまで見てきたゲルマン人とはちょっと毛色が違うヤツらがいる。 『アングル族』・『サクソン族』・『ジュート族』の3部族だ。 以下大草原注意。
- 129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 19:27:03.53 ID:MEY27gM40
- そういえばローマ帝国滅亡した後
ローマ人はどこいったの?
- 133 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:30:09.56 ID:9hbXwp3E0
-
∧,,∧ (*^Д^) 「今日も略奪うまーwwwwwwwwwwwww」 ( ^ω^) うはwwwwwwwww最近はローマにお引越しするのが流行りかよwwwwwwwwwwwww ( ^ω^) wwこれは俺様も参戦せねばwwwwwみwなwぎっwてwきwたきたぜぇえええええええええええwwwwwwwwwwwwwwwwwwww W,,゚Д゚W 「海賊捗りすぎwwwwwwwwww修正されるねwwwwwwwwwwwゴロォwwwwwwwww」 ( ^ω^) あっwwwでも手ごろなところは先に取られてるwwwwwww俺様としたことが乗り遅れるとわwwwwwwwwwwwwww >>129 皆殺しにされた訳じゃないから普通に農民やってたり。 最終的にはゲルマン人と融合して、フランス人とかイタリア人になっていきます。
- 135 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:31:43.19 ID:9hbXwp3E0
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( ^ω^) くそwwwwどこか人気のない狩場はwwwwwwwwwwwwwwwあっ!wwwあったった!!wwwwwwwwwwwwwww ttp://en.wikipedia.org/wiki/File:Britain_peoples_circa_600.svg ( ^ω^) wwwwダボイwwwwwwwじゃないwwwwwブリタンニィア!!wwwwwwwwww ( ^ω^) 俺様の剣術はwww海wもw超wえwるwはwずwwwwwwwwwwwww 彼らの故郷は、今のデンマークあたりだったと言われている。 流石にここからイタリアまでは行きづらかったのか、 彼らは他のゲルマン人とは異なり、なんとイギリスに移住したのであった。 ちなみにこうした彼らのことを、ひっくるめて『アングロ・サクソン人』と呼ぶ。
- 136 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:33:39.71 ID:9hbXwp3E0
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( ^ω^) /sh 今からここブリタンニアを乗っ取って内藤国を建国するwwwwww俺様www鮮やかに光臨wwwwwwwwwww ( ^ω^) ってwwwww同じこと考えるやつ大杉wwwwwwwwwココは俺様の狩場だっつうのwwwwwwwwww イギリスに移住した彼らは、先住民の『ブリトン人』(=ローマ化したケルト人)を追い払いつつ領地を広げていく。 そして6世紀ごろには、いくつかの王国に分かれて互いに争うようになった。 いわゆる戦国時代というやつです。
- 139 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:35:33.72 ID:9hbXwp3E0
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ヘプターキー 彼らの代表的な国は7つあり、それゆえまとめて『七王国』と呼ばれる。 ( ^ω^) エセッ○スwwwwwwサセッ○スwwwwwwwウェセッ○スwwwwwwwwwwあらやだいやらしいwwwwwwwwwwwww ( ^ω^) ワグ○ス!wwwwwwwww評議会は我らの国名を検閲対象と決定したぞ!wwwwwwwwwwwwwwwwww そして9世紀初頭、これらの王国はウェセックス王の『エグバート』によって統一されるのだが………
- 141 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:37:45.18 ID:9hbXwp3E0
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ξ ∀ )ξ あ~ら♪バカ内藤がまたなにか騒いでいるみたいね♪どうしてくれようかしら♪^^ ( ゚ω゚) おうふ.............................................. エグバートによるイングランドの統一前後から、イギリスには新たな移住者がやってくることになる。 こいつらの確執については、章を改めて説明することにしよう。 ******************************************************************************************************************
- 142 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:39:17.17 ID:9hbXwp3E0
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●さすがにカールは格が違った ⑥フランク族 さて、ここにきてようやく主役の登場である。 ∧,,∧ ミ,,^Д^彡 「今日の主役は俺だからwwwwwwwww内藤じゃないからwwwwwwwwwwwwww」 今回フランク族が主役になったのは他でもない。 彼らこそが『ヨーロッパ』を作ったと言っても過言ではないからだ。
- 144 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:41:12.10 ID:9hbXwp3E0
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フランク族の特徴。 それはいち早くローマ人の遺産を取り込んだところにある。 ∧,,∧ ミ,,^Д^彡 「いやーwwww俺たちも最初は草生やしてばっかのゲルマン人だったんだけどねwwwwwwwwwwwww」 ∧,,∧ ミ,,^Д^彡 「人づきあいが下手っていうかwwwwwwwwwww ローマ人はこうだからとか全部周りのせいにしてさwwwwwwwwでもwwwwwwwww」 キッ ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 「現に俺は変われた。キリスト教に入って俺は変われたんだ」 5世紀末、フランク族は『クローヴィス』によって統一され、 『メロヴィング朝』としてまとまった動きをとるようになった。 そして彼らはクローヴィスの下でキリスト教に改宗したのである。
- 146 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:43:22.45 ID:9hbXwp3E0
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この時に重要なのは、彼らが選んだキリスト教が『アタナシウス派』であったことだ。 他のゲルマン人は異端と決定された『アリウス派』を信仰していたから、これは大きな違いであった。 ∧ ∧ (*^Д^) 「俺たちはアリウス派wwwwwwwwキリストは人間だよ派wwwwwwwwww」 ( ^ω^) 「うちんとこはケルトっぽいキリスト教だはwwwwwwww」 ┏(;^o^)┛ 「この異端どもめ! いつか神罰が下りますよ!」 ←アタナシウス派
- 143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 19:39:38.75 ID:JJYef7xT0
- 世界史とか海の民強すぎワロタしか印象にないわ
- 149 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:46:17.64 ID:9hbXwp3E0
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┏(;^o^)┓ 「くそー、異端を信じる蛮族どもめ……… もはや頼れる部族があなたたちしかいないみたいですね………」 ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ ○ о 。 ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 「ってな感じで、ローマ人が味方に付いてくれたんだよな。 他の部族だと結構対立がひどいことになってるらしいが………」 こうして『フランク王国』は、同じアタナシウス派のよしみと言うことで、 かろうじて生き残っていたローマ人の豪族を取り込むことに成功した。 この結果、フランク族は国内の支持基盤を確かなものにできたのだ。 >>143 それ覚えてたら俺の勝ちだわwwww
- 152 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:47:47.79 ID:9hbXwp3E0
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その後フランク族は、フランス南部にいた『ブルグント族』を征服したり、 西ゴート王国なんかと争いを続けて勢力の拡大に努めた。 ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 「人をバカにする暇があるなら自分を磨け つよくなる秘訣はここにあるのかも(謙虚)」 なお、フランク王国は6世紀半ばにはフランス一帯(ガリア)を統一することに成功したが、 その後は権力争いやらなんやらが起こっており弱体化の道をたどっている。 うはwwさるキタコレwww
- 158 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:49:14.52 ID:9hbXwp3E0
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そして8世紀初頭。 こうした『メロヴィング朝』にも重大な転機が訪れる。 カトリックやら何やらの詳しいあらすじについてはこちらのやる夫スレを。 ttp://ansokuwww.blog50.fc2.com/blog-entry-422.html つまり、イスラム教徒が侵入してきたわけです。 ここでは簡単に復習をして終わりにしましょう。
- 161 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:50:40.20 ID:9hbXwp3E0
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侵入してきたイスラム教徒は、>>96で述べたとおり西ゴート王国を滅ぼし、 ついにはフランク王国の領土にまで進撃してきた。 .∧ ∧ (゚∀゚#) ≡=- 「あひゃひゃひゃ! 神からお告げが出たぞー!!」 ∧,,∧ (;゚'Д゚') 「………げぇっ! イスラム教徒っ!! アッーーーー!!!」 ┏(;^o^)┓ 「イスラム強すぎオワタ…… このままではキリスト教が危ない!」 しかし権力争いで弱体化していたメロヴィング朝は、これをうまく撃退できる指導力に欠けていた。 このためイスラム教徒の侵入は、とりわけ『ローマ教皇』に大いに恐怖感を与え、 キリスト教世界を守ってくれるような強い勢力――― つまりメイン盾が求められるようになったのだ。
- 166 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:53:00.34 ID:9hbXwp3E0
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そんな中で登場したのがご存じ『カール=マルテル』である。 /(^o^)\ 「はやくきて~はやくきて~」(切実) ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 「やはりメロヴィング家よりカロリング家の方が頼りにされていた!」 Karl Martellは、グラットンスウィフトの構え。 ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 「西ゴートはアワレにも盾の役目を果たせず死んでいた近くですばやくフラッシュを使い盾をした」 カール=マルテルはメロヴィング家の家来であったが、 彼は『トゥール=ポワティエ間の戦い』を主導してイスラム教徒を撃退することに成功。 内外にメイン盾としての実力を示したのである。
- 173 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:55:17.98 ID:9hbXwp3E0
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∧ ∧ (#゚∀゚) 「勝ったと思うなよ・・・」 ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 「もう勝負ついてるから」 ┏(;^o^)┓ 「カールのおかげだ」「助かった、終わったと思ったよ」「房津成分皆無でごまんwww」 この結果カール=マルテルの家系である『カロリング家』はガリア界隈で人気者となったのだが 一度は国王を位を簒奪しようと汚い相談を持ちかけられたが謙虚にもこれを断った すごいなーあこがれちゃうなー だがキリスト教界伝説のメイン盾を求める必死の懇願はカロリング家の心を動かしカール=マルテルの子 『小ピピン』はあきらめが鬼なってみずから国王になることを決心したらしいぞ? こうして751年、『カロリング朝』が成立したのであった。 酉なんて投下する時しかつけねえww 名無しデフォに決まってるだろww
- 175 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:56:47.72 ID:9hbXwp3E0
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これにはローマ=カトリックの教会の支持があったのは確定的に明らかであり、 フランク王国とローマ教皇の協力関係は最高潮に達した。 \(^o^)/>こんにちはKarlさん ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡> 何か用かな? \(^o^)/> ランゴバルドを倒しましたか? ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡> 倒した \(^o^)/> そうですかありがとう鉄王冠すごいですね ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡>それほどでもない そしてこの流れを受け、800年に小ピピンの子『カール大帝』の時に起こったのが『カール戴冠』なのである。 イスラム教の成立はとんでもないものを生み出していきました。
- 177 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 19:58:08.46 ID:9hbXwp3E0
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さて、ここまで読んでくれた方ならもうお分かりだろう。 ①フランク王国はゲルマン人としての習慣を維持しつつも、 ②キリスト教に改宗してローマ人の遺産を受け継ぎ、 ③最終的にはローマの象徴でもあった『皇帝』に即位したのである。 ‡ ∬ /三\ ~━nミ゚Д゚,,彡 ∀ _L_~ _⊃_ ━┳┷| (⌒ヽミ ┃| ̄ ̄し`J ̄ ̄ ̄ ┻  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ つまり、カール戴冠が意味するところは ローマ・ゲルマン・キリスト教の 完 全 融 合 ローマとゲルマンとキリスト教が3つそなわり最強に見える これで完全に中世は始まったな認識を改めるべきそうすべき
- 178 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:00:00.65 ID:9hbXwp3E0
- ↓西ヨーロッパ
ヾ. `ヽ ∧,,∧ │ ミ゚Д゚; 彡 _ / ̄\ ゝ .│ __ | └┐ / ∨ \ _____ノ ┌へノ' ヽ `丶 └┐ ノ `\ | | ∩ \ \ ``| |__~ ̄へ___| | (#゚∀゚) ,,」~`` |´ | ~\ `\ | _,~`く く | |_| ``| ..ゝ`| | | ̄` (;´・ω・) ←東ヨーロッパ |_ __ノ _____ ⊂ ̄|し´ L_ノ | レ~´ _、~´ | `´  ̄`~~~~~ノ |ヽ――´~ | ⊂⊃ ノ /´ く__, ノ ↑ イ ス ラ ム `丶_ / ̄`ヽ~ヽ_ _ ノ ヾ(^ω^=) ←イスラム `し´ `´ `~´ ついでにですが、カールの戴冠は地中海世界の分断も象徴しています。 上の地図を見ればわかるかと思うけど、イスラム教の拡大からカール戴冠までの流れの中で、 「ローマ=カトリックによる西ヨーロッパ世界」 「ギリシア正教会による東ヨーロッパ世界」 「イスラム教による中東~北アフリカ世界」 この3つが並び立った訳ですな。 これでローマで統一されていた『古代』は完全に崩壊しちまった、ということです。
- 182 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:01:43.16 ID:9hbXwp3E0
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ぶっちゃけると、「カール戴冠の意義」は解答するのがかなり難しいです。 政治的にみれば西ヨーロッパ世界の成立になりますが、 宗教的にみれば教皇と皇帝の力関係を定めた重要な事件ですし、(→叙任権闘争) 文化的にみれば古代文化の「復興」も始まります。(→カロリング=ルネサンス) また、イスラム勢力と東ローマ帝国との対立なんかも触れたい所であり、 閉鎖的な封建制度成立の象徴とも言えそうであり、 非キリスト教世界への拡大の始まり(→ザクセン人討伐)なんかも語れそうです。 「マホメットなくしてシャルルマーニュなし」 単純なだけ奥が深い設問なんだなあ。
- 186 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:03:11.29 ID:9hbXwp3E0
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さて、余談ではあるが、西ヨーロッパ地域は800年のカール戴冠以降どうなったのだろうか? 実はカール大帝の築き上げた帝国は、カール自身のカリスマで保っていたものであったので、 彼の死後早々に分裂してしまうのであった。 ‡ ∬ /三\ ~━nミ゚Д゚;彡 < おいィ? ∀ _L_~ _⊃_ ━┳┷| (⌒ヽミ ┃| ̄ ̄し`J ̄ ̄ ̄ ┻  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 187 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:04:32.94 ID:9hbXwp3E0
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∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 「カールのいないフランク王国に未来はにい」 ('A`) 「お手本がいなくなる・・」 \(^p^)/ 「カールさんが抜けるならわたしも抜ける」 ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 ・・・・・ ∧,,∧ ミ;゚Д゚彡 「・・・ておいィィィイィィィィィィイイ!!? 何いきなりPOPして来てるわけ!?」 家臣達は「存在があまりに大き過ぎた」「これじゃ何も出来ない」系の事を言っていたがもうだめ
- 188 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:06:07.82 ID:9hbXwp3E0
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,,-、く~~ヽ、 っ ヽ, /~~ ( ( __ノ ヽ-, | ) /´ _/ | _ ,ノ ヽ `) ~| \___ノ )`´ | __ ,) レ~、 ,-´、_ ´つ /~~~´/ / ,,-~~` ,,ノ / / | ´~~~~、_ノ ,~-´ | | 、-、 ,,-ノ \ | ('A`) | |~~~~`ツ \ | | `ヽ, ∧,,∧ | | \__ ~ヽ ミ,,゚Д゚彡 | | │ ) | |___ / | / \ / ノ / \(^p^)/ ,--, ~~´\ | __ ) ヽ \_ ,~、__ _~´ `丶 ヽ `ヽ \| `-´ `| `|, \ ,__,-´ \ \ 843年 『ヴェルダン条約』 843年の『ヴェルダン条約』によって、フランク王国は縦にすっぱり三分割され、 『西フランク王国』・『中部フランク王国』・『東フランク王国』の三国に分かれてしまい……
- 191 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:07:30.32 ID:9hbXwp3E0
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,,-、く~~ヽ、 っ ヽ, /~~ ( ( __ノ ヽ-, | ) /´ _/ | _ ,ノ ヽ `) ~| \___ノ )`´ | __ ,) レ~、 ,-´、_ ´つ /~~~´ / ,,-~~` ,,ノ /\ | ´~~~~、_ノ ,~-´ | | 、-、 ,,-ノ | ('A`) | |~~~~`ツ | | `ヽ, ∧,,∧ | \__ ~ヽ ミ,,゚Д゚彡 | │ ) .|_____ / | / \ / ノ / /(^p^)\ ,--, ~~´\ / __ ) ヽ \_ ,~、__ _~´ `丶 ヽ `ヽ \| `-´ `| `|, \ ,__,-´ \ \ 870年 『メルセン条約』 次いで870年の『メルセン条約』で中部フランク王国が分割され、 今のドイツ・フランス・イタリアの土台が完成したのである。
- 193 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:08:50.56 ID:9hbXwp3E0
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その後東フランク王国は、从 ゚∀从1世の後を継いだ『オットー1世』が皇帝に即位したことで、 10世紀半ばには『神聖ローマ帝国』へと成長。 ,イ ━┓¨ / | ━┛ ,r‐、λノ ゙i、_,、ノゝ ━┓¨ ゙l ゙、_ ━┛ .j´ ヽ('A`)ノ (. ━┓¨ { ( ) / ━┛ ) ノω| ,l~ ('A`) 「かくいう私も皇帝でね」 カール大帝以来の西ローマ皇帝は、これ以降ドイツを中心とした地域に受け継がれる。 皇帝はドイツ国内の分裂状況に頭を悩ませながら、ついでにイタリアにいる教皇と殴り合いつつ、 完全に西フランクとは別の道を歩み始めるわけですね。
- 195 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:10:36.93 ID:9hbXwp3E0
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一方、分裂した後の西フランク王国も弱体化の道をたどっている。 ∧,,∧ ミ,,-Д-彡 「カールはフランクのトップに立つ大物だったから尊敬がすごかったらしい だから死んだときは鬼の首取ったように周囲が騒ぎ王国は深い混乱に包まれた」 こちらも単純明快で、カール死後の西フランク王国では権力争いが相次いだので、 国内の統一がみだれて弱体化してしまったのである。 国内では「地方分権化」(※次回やります)が進んだために、国王の言うことを誰も聞かなくなったのだ。
- 197 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:12:17.41 ID:9hbXwp3E0
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地方分権化、すなわち『封建制度』が広まった世の中では、 国を挙げて何かをやることができなくなっていた。 < ・えちょ 国王弱すぎんだろwwwww自分の身は自分で守れということか ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 「諸侯が国王であるおれに対してナメタ言葉を使うことでおれの怒りが有頂天になった」 ∧,,∧ ミ;゚Д゚彡 「………のだがこのあるさまでは言い返せにい このままでは外敵が侵入してきたらフランクの領地が非常にまずい事になる」 ('A`) ウボァー \(^p^)/ あうあうあー つまり、こんな時に「野蛮人が侵入してきたらひとたまりもない」わけですね。(フラグ 東西フランクともに国内が分裂状態にあったということで、まずは一旦話を切りましょう。
- 199 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:14:04.58 ID:9hbXwp3E0
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●前門のブルガール前門のイスラム状態でビザンツはなす術なし _ミ`ー‐、 `⌒丶、'ー-、_ + 十  ̄\―ヽ._ 二_‐- \ \  ̄ ‐-  ̄二二_ ―_,r'⌒ヽー、  ̄\ ̄ \‐- ╋__..ニ -―― ´ ̄ __... -―一┘ + ニニ ー--\ ⌒Y´ ̄ `丶 __,. -‐二´  ̄ ― +  ̄\ ! =,. -‐ 二_ /ヽヽ _ ヽ.._ ノ /ヽヽ \  ̄ 〉 ー- ノ三二 + \ _ 十  ̄―/ ,' /二  ̄ _ _ ∠、 ニー/⌒∨ / 二/ /⌒'l  ̄ ∠、 oノ _ / l /二 / ,イ |二_ oノ / / /| / .ノ 〈. ′ / | _|__ ╋ / /^ヽノ  ̄_/ _/_ヽ_, .__,/ | |_ /^ヽノ 彡ニ ,ノ __( )_ 〈__ 三ミ + + `⌒  ̄∨ ̄∨― では、西ヨーロッパ世界とは分離してしまった世界はどうなったのだろうか? すでにイスラム世界については述べているので、 今回は残った『東ローマ帝国』のその後について眺めてみよう。
- 202 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:16:24.36 ID:9hbXwp3E0
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┏(;^o^)┛ 「ルドン送りはやめてえええええええ!!!!」 ティウンティウンティウンティウン……… (;´・ω・) 「西ローマの皇帝が………殺られた!?」 476年、西ローマ帝国は『オドアケル』によって滅ぼされてしまった。 この大事件に際し、東ローマ帝国がただ傍観していただけだったのは>>105のとおりである。
- 205 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:18:11.83 ID:9hbXwp3E0
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∧∧ ミ _ ドスッ ( ,,)┌─┴┴─┐ / つ. ゲルマン │ ~′ /´ └─┬┬─┘ ∪ ∪ ││ _ε3 ゛゛'゛'゛ (#´・ω・) 「ちくしょーちくしょー! 完全体に…… 完全体にさえなればー!」 ∧,,∧ (*>∀<) デチデチデチデチwwwwwwwwwwww W,,゚Д゚W ゴロォwwwwwwwwwwwwwwww .∧ ∧ (,,^Д^) ギコハハハwwwwwwwwwwwwwww (#´゚ω゚) 「ちくしょう……… ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
- 208 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:23:28.26 ID:9hbXwp3E0
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(´^ω^`) 「 な ー ん ち ゃ っ て ! 」 ∧,,∧ (;>∀<) W,,゚Д゚W .∧ ∧ (;^Д^) (´^ω^`) 「バカ笑いしやがって、この私が古代ローマの血を引いていることを忘れたのか?」 しかし、西ローマが滅びても東ローマは健在である。 この世に生き残った唯一のローマ皇帝として、東ローマはゲルマン人を殴り殺していくのであった。 すまんさるったww
- 211 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:25:33.44 ID:9hbXwp3E0
- _,,,,、-ー( ´・ω・) ,,,,,、 ローマ帝国 正統後継者の拳を食らえ!
/~ _,,,,、</ ∧ -/ヽ, ,/~ .ラ、\ ( /~>>、\~Y'''~~'''゙r''゙゙~ヽ,r'''゙~>''~  ̄ ト/'''T~  ̄ i゙ ∧ ヽ/ノ / V ト、--'''^'ー-<ノ.^ヽ-ニ-ー'' /''゙~~゙''-i ヽ `i (ニニYノ-ー''~ ̄~'''ヽ / `ー- \,,Y'゙'''''ー'''''7 -ー ヽ `ヽ、 // / ト、 ヽ /:::::::::V::::::::i /^i \ \ / / i゙ ヽョ、_/:::::::::ー:::::::ヽ、,,、='゙ ゙i i \ i /i ノ ~~''ー-ー'^''ー-='~ ̄ ゙ヽ,__、 .\ ./ / /~ `-、 \ ,/ / \ ヽ、 ,-' -.) ........................................... `) ノ 'ヽ、 / / = ):::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(___ハ \ ::::::::::`tt,ノ''゙::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ(_i-''゙:::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 東ローマ皇帝 ユスティニアヌス こうしてゲルマン人をぶち殺していったのが、『ユスティニアヌス大帝』である。 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Justinien_527-565.svg 彼は「ローマ帝国」の復活を目指し、配下の武将に命じてヴァンダル王国、東ゴート王国を滅亡させ、 さらには西ゴート王国まで遠征をさせたのであった。 ちなみに今日のテーマは天丼です。
- 213 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:27:01.03 ID:9hbXwp3E0
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まさに彼こそが「古代的な意味での最終皇帝」であったと言えるかもしれない。 だが、彼のローマ帝国復活の野望は……… つ ttp://vipmain.sakura.ne.jp/end/710/001.html (´・ω・`) 「Sassanian Dynasty, All your base are belong to us !!」 从#゚∀从 「変な言葉使ってんじゃねえ! ぶちころすぞ!」 『ササン朝ペルシア』の『ホスロー1世』との戦いが激化したため頓挫することになった。 それどころか、イスラム教徒の台頭すら招いてしまったのはよく知られているところである。
- 215 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:28:37.75 ID:9hbXwp3E0
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(中央アジア) ┏━━━┓ ×───┐ ┌───┃ 突 厥..┃────→│ 柔 然..│ │ ┗━━━┛ └───┘ ↓ 乂 ×───┐ ×───┐ │.エフタル..│──┐ │ 北 魏..│ ×────┐ └───┘ │ └───┘ │ 東ゴート . │←┐ ↑ │ (中国) └────┘ │ ┏━━━━━┓ ┏━━━━┓ .│ │ ├──┃ユスティニアヌス.┃ 乂 ┃ホスロー1世┃───┘ │ ×────┐ │ ┗━━━━━┛ ┗━━━━┛.. └→│ グプタ朝 .│ ×────┐ │ │ └────┘ │.ヴァンダル..│←──┘ │ (北インド) └────┘ │ ↓ ┏━━━━━┓ ┃ イスラム教.┃ ┗━━━━━┛ ちなみにユスティニアヌスが在位中の世界地図はだいたいこんな感じ。 年号も「555年ごろ」と覚えておけば役に立つかもね。
- 216 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:30:21.13 ID:9hbXwp3E0
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そしてユスティニアヌス以降、東ローマ帝国は凋落の一途を辿る。 ∧∧ _(,,゚∀゚) / ) ドゴォォォ _ / ∩ / ,イ 、 ノ/ ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _ | | / / | ( 〈 ∵. ・( 〈__ > ゛ 、_ | | | | ヽ ー=- ̄ ̄=_、 (/ , ´ノ \ | | | | `iー__=―_ ;, / / / | |ニ(!、) =_二__ ̄_=;, / / ,' ∪ / / / /| | / / !、_/ / 〉 / _/ |_/ ヽ、_ヽ ↑ ↑ イスラム教徒 ヘラクレイオス1世 7世紀初頭の皇帝『ヘラクレイオス1世』の頃には、 イスラム教徒の台頭によってシリアとエジプトを奪われ、帝国は大いに弱体化(※)した。 ※シリアとエジプトは穀倉地帯であり、帝国の貴重な財源でした。
- 219 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:31:57.84 ID:9hbXwp3E0
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: <<ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,,从,ノ《《ミ 彡ミ彡)ミ彡 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 人ノ" ⌒ヽ ミ彡ミ)ミ彡ミ ::::::::::∧_∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,,..;;~”゛ ) 从 彡ミ彡ミ彡 ::::::::(:::ω; )::::::::::::::/ ̄ ̄ヽ_,,..、;;:~-;”゛″⌒" 彡 ,, ⌒ヽ ミ" ::::::::::::::i:: i⌒\__ノ ノ::::";" ゛″ ,,,,,,,ミ彡)ミ彡 :::::::::::::::ヽヽ ヽ / / `"⌒`゛”~-_、;;;,_ ) 彡,,ノ彡,,~" ::::::::::::::::::)):: )-─/:: /:::::::::::::::::::::::::::::: ⌒`゛゛″~-;;; ,,. ∧∧β ;;;;彡゛⌒"~ミ :::::::::::::::://:: /:::::://:: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `⌒";;,Д゙メ,;ノ "" ::::::::::::::((::_ノ:::::://::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ⊂::):: ::::::::::::::::::::::::::::://:: ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ ::|:::::::::::: ↑ギリシア火薬 また、帝国の首都『コンスタンティノープル』は幾度もイスラム教徒に包囲され、 そのたびに辛くも撃退することを繰り返すようになる。
- 223 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:33:44.49 ID:9hbXwp3E0
- ,,, `!,, __,,,__,、 `ヽ, {、 `‐-,
.`==二}`‐-‐´ ‐,、,,_ , ,,,} ヽ, {,,,、 .`7 ~~ ~~ `,ッ {´ { (;ω;` ) っっっ ,{ `ヽ ´ッ,, , {, } ミ ゜ "‐´ ヽ,,__, -‐-ッ `‐、,___,,-ゝ 从 +Д从 、--,‐ { `" ,} / c c c (=^ω^)ノ ~、,-‐‐-、,, ,/´ , (゚∀゚*) { } ,,、 _,,,-、,, ヽヽ,// ヾ ヽ,, `i ヽ, ヽ, \_, _,,、 ヽ ヽ, ヽ,, \-,/,,、 i,, ヽ }, ヽ,∩ / |  ̄ ̄` ―´ | `ヽ, ``!、_,--ノ´ ヽ-,,,,、 {-、 ヽ ヽッ ヽ ,{ ,/ { ヽ, ,--! { `ヽ ,,! ヽ, !, ,,,ノ´ }, ヽ ,,,ノ | } ,/~ `ヽ,,, { ,,--‐´ `ヽ, } __,--‐´~ ヽ!,,,_,、,-‐‐´ (´;ω;`) 「圧倒的パワーでイスラム化された………死にたい」
- 218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 20:31:26.87 ID:pK6BM5JT0
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(´・ω・`) 「ササン朝よ、貴様の全ての拠点は我が軍門に降ったぞ!!」 的な意味でおk?
- 224 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:35:02.83 ID:9hbXwp3E0
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( ´;ω;) 「悔しい…抗えなかった………」 トントン つ( ´;ω;) 「パワー、スピード、信仰心……すべてにおいて相手が上だった……」 つ (;ω;` ) 「迂闊だった……私としたことが、背後に気づかないな―――」 しかし、東ローマの受難はそれでは終わらない。 >>218 つttp://ja.wikipedia.org/wiki/All_your_base_are_belong_to_us
- 225 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:36:41.45 ID:9hbXwp3E0
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川д川 スラヴー!! (゚ω゚` ) (-_-) \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/ ≧ < ≧ ブ ル ガ ー ル の 予 感 !! ニ=- ≧ ≦ /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
- 227 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:38:59.04 ID:9hbXwp3E0
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こ こ ! ヾ. ↓ `ヽ ∧,,∧ │ ミ゚Д゚; 彡 _ 川д川 / ̄\ ゝ .│ __ | └┐ / ∨ \ _____ノ ┌へノ' ヽ `丶 └┐ (-_-) .ノ `\ | | ∩ \ \ ``| |__~ ̄へ___| | (#゚∀゚) ,,」~`` |´ | ~\ `\ | _,~`く く | |_| ``| ..ゝ`| | | ̄` (´゚ω゚`) |_ __ノ _____ ⊂ ̄|し´ L_ノ | レ~´ _、~´ | `´  ̄`~~~~~ノ |ヽ――´~ | ⊂⊃ ノ /´ く__, ノ イ ス ラ ム `丶_ / ̄`ヽ~ヽ_ _ ノ ヾ(^ω^=) `し´ `´ `~´ 東ローマ帝国がアジア方面でイスラム教徒と死闘を繰り広げている中、 今度はヨーロッパ側からあらたな勢力が殴りこんできたのである。 こいつらは『ブルガール人』という遊牧民(=ブルガリアのご先祖)や、 『セルビア人』を初めとする南スラブ人の一派であった。
- 230 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:42:38.86 ID:9hbXwp3E0
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川д川 (´゚ω゚`) ヽ(゚ω゚=) (-_-) は さ み う ち だ ! イスラム教徒とブルガール人のはさみうちを食らった東ローマには、 もはやギリシア人の住む領域しか残されていなかった。 つまり東ローマ帝国は、7世紀が終わるころには「ローマ帝国」とは名ばかりの、 「ギリシア人のための国」になってしまったのだ。
- 234 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:45:02.58 ID:9hbXwp3E0
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(#´゚ω゚) 「ちくちくちくちくちくちくちくちく ちっっっっくしょーー!! ローマ帝国の正統後継者様をナメやがって!!!!」 ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 「地位と権力にしがみついた結果がこれ一足早く言うべきだったな?お前調子ぶっこき過ぎてた結果だよ?」 これはつまり、>>178で述べた 「ギリシア正教会による東ヨーロッパ世界」 が成立したことに他ならない。 いや、マジでさるってるww でもP使ったら負けかなと
- 236 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:46:40.94 ID:9hbXwp3E0
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よって、これ以降の東ローマ帝国のことを、 ギリシア化したローマ帝国の意で『ビザンツ帝国』と呼ぶことにしよう。 (当の本人は死ぬまで「ローマ帝国」だと言って憚らなかったけどねw) ちなみに「ビザンツ」とは、帝国の首都コンスタンティノープルの旧称が ギリシア語でビザンティオンであることにちなんだものだとか。
- 237 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:48:23.92 ID:9hbXwp3E0
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/~ヽ、 ,、=^'-、_ E∧! \~゙゙''= 、 ,r‐''~゙/!∧K''' ヽ、_ ヽ-、 ∧,,∧ ,、r゙ ./ `i \i トミ,,゚Д゚彡,.rー゙ トイ \ Y!! 。I ミ . ヽ-\ /ヽ-ン' .Y シー゙-ノ/゙゙ラi 人ミ 十レ y 人) )::ヽー''フ い ./ i::;r-‐‐ヽ ノ,i /,、 ∧_∧ K i, ノ ー' .3 (゚ω゚`#) ヽ ヽ V-'" ̄ r--、_ r<_,゚ yミ'''~>=-、 \ い 〆-''ヽ,゙ヽr'~ハ ̄. T 〆W゙i,ノ ゙7、 ゙ヽ, ヽ、_,=-イ\,ノt-ノリ~リ .い \ /''゙ ̄`=+、_ニシ( .ン゙''~"'ヽ ヽ、ヽ \ ./ ー人 .)`゙~:::::Y ハ `r、 \ \ ./ ノ / ヽ、_ノ::::_;:::::::`、,,r''"i ヽ ヽ .\\ / __,r-'゙  ̄ ~"'''~~ ヽ、 ! ( \ /./ \ ゙! `i_, ヽ ,-''゙ ( ! \ なお、その後西欧では『カール戴冠』で西ローマの皇帝が復活し、 再びヨーロッパに二人の皇帝が並び立っている。 これによって西ヨーロッパ世界と東ヨーロッパ世界の分裂は決定的となったのであった。
- 238 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:49:46.38 ID:9hbXwp3E0
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さて、イスラムとブルガール、こんな二正面作戦を強いられることになったビザンツ帝国は、 いったいこの危機をどのように乗り切ったのだろうか? (#´・ω・) 「くそー、はさみうちをされたら僕一人だけじゃ対処できないじゃないか………」 | \ __ / _ (m) _ピコーン |ミ| / .`´ \ (´・ω・`) 「そうだ! 軍事指導者の数を増やせばいいんじゃね!?」 どっかで見たことがある気もするが、まず一つ目は行政制度の改革である。
- 243 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:51:17.42 ID:9hbXwp3E0
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それまでの東ローマの制度は、『属州』やら『大土地所有制』やらといった 古代ローマの制度をそのまま受け継いだものであった。 だがこれらの制度は平和な時には役立ったものの、相次ぐ外敵の侵入には無力であったので……… (;´・ω・) 「これじゃあ流石に古臭すぎるっしょー。いまどき大土地所有とか見かけねえし」 テ マ ( ´・ω・) 「とりあえず国内をいくつかの『軍管区』に再編して………文武両道の司令官を派遣して………」 テ マ 『軍管区制』と呼ばれる行政制度が代わりに整備されたのであった。 これによって、最前線の司令官が柔軟に対応できるようになったという。
- 244 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:52:29.81 ID:9hbXwp3E0
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/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | あとは農業振興もかねて兵士に耕させよう(提案) \___ _____________ |/ ミ _________ ヽ \ ./\|//////\ ./ \ \ ./// .|___|./////:::::\\ ∧_∧/  ̄ /∠∠∠∠∠∠∠∠∠/:::::::::::::::::\\ (;´・ω・) i i i  ̄| ┌┬┐┌┬┐ |::::::::::::::::::::::::::::| ̄ ''""~"'''"/ ヽ''"~"__i i i--、 .| ├┼┤├┼┤ |::::::::||||||||||:::::::| ./| | | |  ̄ ̄ ̄ |:::::| ..| └┴┘└┴┘ |::::::::||||||||||:::::::| iiiiiiiiiiiii/ \ヽ/| |iiiiiiiiiiiiii::.. ノ__ノ..|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| |::::::::||||||||||:::::::| / \\| | ||_||_||_||_||_||_|__.||||||||||:::::::| / /⌒\ し(メ .i i i . ..|| ̄ ̄|| ̄ ̄|| ̄ ̄|| ̄ || ||乃三三-_ / / > ) \ ノノノ / / / / .\_ ザックザック し' (_つ /:::::/::... ザックザック ノ・ ./∴:・: ちなみに軍管区制は兵士に土地を与え農業に従事させたことから、 一種の『屯田制』であるともとらえられる。 三国時代の曹操が取り入れた制度と同じものですね。
- 246 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:53:48.34 ID:9hbXwp3E0
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そして、異民族撃退のためにビザンツ帝国が取ったもう一つの対策は……… (´・ω・`) 「ショボ沼ショボンさんの~~~~!」 (´゚ω゚`) 「楽しいキリスト教講座 はっじまっるよー!!」 ザワザワ…… 川;д川 (;-_-)
- 248 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:55:34.53 ID:9hbXwp3E0
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(´゚ω゚`) 「はい! こちらに取り出したりますは一枚の絵!」 ( ´゚ω゚)つ ttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/fb/Christ_Icon_Sinai_6th_century.jpg (´゚ω゚`) 「そう、ここに書かれてるおっさ……ゲフンゲフン お方こそ、イエス=キリストなのです! すごいでしょう!?」 (´゚ω゚`) 「イエス=キリストは石をパンに変えたりとかの奇跡を起こすめっちゃすごい方で―――云々」 川;д川 (;-_-) といった感じで、ビザンツ帝国は侵入してきたスラヴ人やブルガール人に対し、 キリストが描かれた『イコン』(絵)を用いて、積極的に『ギリシア正教』を広めていったのである。 これによってギリシア正教は東ヨーロッパの大部分に広まり、 西方のローマ=カトリックと張り合う宗派となっていくわけですね。
- 250 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:57:06.31 ID:9hbXwp3E0
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_,..、 , -‐-<¨¨` . `ヽ、 ノ-' ´ Y´ / ,} } ブルガロクトノス ∧_∧ /ヽ、 ノノヽ、' __|、__ バシレイオス2世 「ブルガリア人殺し」! .(・ω・` )! } ≫ーィ''′ ,/__ _ ヽ. /リ.`ニニ´〈,リ_,/ヽ ,ノ ヽゞιソソノ いざ参る!! /},/,. ''、_ノ,.)゙ヾ-' ! / ,''′ ,‐''Y ', i′ | { .iリ, h_.,ノ ', ! ノノ _,. -''ナ,フ,,......__ ,. -'}、._ ,ノヘ≦、__彡レ´ ゙ヽ、``ヽ、 /´/´{ { `ヽ }ー--イ´ } ゙ ヽ / ノ '"´〉ヽ.ィ. /、__ ノ.'''´¨`、 ,...ハ、_ノ ,/ ,.イ´ ト _,、 'ヽ  ̄ ` ーイ´゙Y, y.} /,/ ,,' ,.入 リ {、 ヽ ノ ノ ノ ' i′ / ノ ヽ-、.ノ! ヽ-|ー‐''" ! ,リ ,.. ィ''Y'´ ', ヽ‐.ァ ノ i `ー'"´ ./′} /,} . { i′ リ !__,ノ /n.、i´',i | / `υ'J ` こうした地道な努力の結果、ビザンツ帝国は10世紀末ごろに ようやくブルガール人を撃退することができた。 これによって束の間の繁栄を楽しむことになったが……
- 251 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 20:58:30.63 ID:9hbXwp3E0
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ィハヘヽ ('、`*川 < ギリシャたんやっほ^^ (( ( つ ヽ、 〉 とノ ) )) (__ノ^(_) 『 セ ル ジ ュ ー ク 朝 』 ('、`*川 「ドーモ。ビザンツテイコク=サン。セルジュクトルコです」 (lil´゚ω゚) 「アイエエエエ!?トルコ!?トルコナンデ!?」 (←スゴイ・シツレイ)
- 257 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:02:18.38 ID:9hbXwp3E0
-
('、`*川 「やだなあそんな叫び声あげちゃってw私とあなたの仲じゃない^^」 (;ω;`lil三lil´゚ω゚) 「コワイ!ゴボボーッ! iいっ、いやだ!おおおお俺のそばに近寄るなあああ――――――――ッ!!!」 11世紀にもなると今度はトルコ人が主体の『セルジューク朝』が襲来。 ギリシア人のトルコ嫌いはここから始まるのであった……… ttp://vipmain.sakura.ne.jp/end/710/006.html その後の顛末はご存知のとおりですね。
- 254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 20:58:46.57 ID:JaKPEWqX0
- フランクが分裂したのってあの民族は息子達に領地を分けて相続させるって習慣があるからみたいに習ったんだけどあれは間違いやったんかな?
確かに当時からそれじゃすぐ弱体化するやんと思ってたけど
- 260 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:04:22.94 ID:9hbXwp3E0
-
ちなみに『軍管区制』のその後ですが、 最前線の司令官が権力を握ることになったので皇帝の統制が行き届かず、 次第に有力な貴族がはびこるようになってしまいます。 このため最終的には貴族の土地所有を認める 『プロノイア制』を採用していく訳ですが……… この辺は唐代の節度使なんかに似ているところがあるよね。 ****************************************************************************************************************** >>254 すまん、今回はそれに触れてなかったわw カールの帝国あたりまではゲルマン人の習慣でよく分割されてた訳だけど、 そのあとキリスト教が完全に普及すると長子相続が基本になるっぽい。
- 258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 21:02:41.94 ID:G71LDrui0
- トルコ来たー!
ユーロスレイヤー来たー!!
- 262 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:06:21.66 ID:9hbXwp3E0
- >>258
これがいわゆるトルコ・リアリティ・ショック症状、通称TRSw すまんちょっと飯食ってくるわ
- 277 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:22:09.42 ID:9hbXwp3E0
-
========冂======================冂===/ ノ ̄ ̄ ̄.ノ ̄ ̄ ̄|  ̄ ̄ ̄|  ̄ ̄ ̄|  ̄/ / ノ 東 ノ ロ .ノ. ー | マ ノ/ / `'─-─-''-─-─'└─-─└-─-/ / 二二二二二ニ、 二二二二二二 / / /丶 ㈱雄マントルコ ヽヾヾ、| l | | | ;:<彡 L> / / l | \l\_ll ;:l / | l ヾ:j >/ / _ / / >、ヾヾ、 ;/l | ;L ./ /_ / l l / , - ― ミミヽ、 /V l>| };:;;l / / / // | / / ヾ、ー ;> /l | |./ /__ _/ // / 'ー' , ´`ヽ、_ _L,_:;_____//´ /./ // //_/ 、- ' ´ ______/ / / // / , - ' ´ ....::::::.::::| ̄ ̄ヽ、__ ; ヾ l:; lゞ / / ./ //_/ , - ' ´ ::::::::'''. └ 、__ l <l ;: / / L/ , - ' ´ .....::::::::::::''''' ヾ=ー .!ヽ.◇;" .■-/ / , - ' ´ ;:::::::::::''''' ┌-―――-- 、 < ;} ;l.■/ /, - ‐'´ lゝ /ー――--、_ ヾ :┗/ /| ,,,,;;;;''''"" , - ―-| ,ゝ : /==='" /~~ヽ、-― ' ´  ̄ ̄ :| ⊿ ゝ;:../ ,、 .;;;:::---―f;:::::::::::::ハ .| ≧ ;:/ / ! // /::::/`ヽ,| _ :|C ;l L_l/ツ/____|::::/⌒ゝ,リ ヽ' .| ゝ k `|;l|llll|:::::::::::::::/ /⌒ヾヾ-―‐┬――――┴-:::::::_______ / L 、l ソ|l.l.l|:::::::::::::::|::| / |.|.|.|||}}| l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;'''::::::::::: |l ヘ | リ/// ̄|l⌒~l::! l l.|.|.|}}}|.l'''''''''''''''''''''''"""""゛゛゛ |l:::::::::::: __L__ヾ='"___l| |:::l ///ヽニ二ヽ、 ヾ、_;;;;;  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ !::ヽ=f///ノ}ソ_/ ヾ \ 飯食いながら再開
- 279 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:23:39.54 ID:9hbXwp3E0
-
●「出帆しても良いぞ」というと「やっと許しが出たか!」とノルマン人がもじもじしだした ('A`) 「諸侯が言うこと聞いてくれなくてつらい………」 /(^p^)\ 「おぎゃwwwwwぱしへろんだすwwwwwww」 ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 「とうとう家臣までもがネガキャン工作に参戦してきたか kぁーるに個人的な尊敬を持っていた諸侯がヒキョウにも裏切るとは・・・ たしかに抜けるのは勝手だがそれなりの抜け方があるでしょう?」 話を西ヨーロッパ世界に戻そう。 9世紀初頭にカール大帝が死んで以降、西欧世界は分裂してしまった上に深刻な危機を味わうことになった。
- 284 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:25:08.26 ID:9hbXwp3E0
-
というのも、8世紀終わりごろからとある民族がヨーロッパに殴りこんできたからである。 < ふふ…… ついにこの時がきたわね! < 封印が解けられた! ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 「おっととグーの音も出ないくらいにフラグを立ててしまった感」
- 285 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:26:33.29 ID:9hbXwp3E0
-
あたしたち極悪非道の地ageシスターズ! 今日もゲルマン人どもから地ageてやるわよ!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノ(ヘヾゝ lXlノソヘ ζ(゚ー゚∩ζ ξ∩゚⊿゚)ξ (つ 丿 ( ⊂) ( ヽノ ヽ/ ) し(_) (_)J 遅れてきた民族 『ノルマン人』 ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 Oh....
- 287 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:27:53.64 ID:9hbXwp3E0
-
''''''─- .....,,,_  ̄"゙'"''''''─‐- ゙"ニ ─__ _人_人,_人_.人_从.,_人人_人人_人人_人从_人人_人人_人从_人_ r──--- ...___ ) 待ってけさい! ノルマンば置いで行ぐな!!! ( 三/⌒ヽ .| "''i ニ ≡_ ) 待ってけさい! ノルマンば永遠に北国さ置いで行ぐな!!( .ニ(;^ω^) | ニ |! = ) 待ってけさい! なしてノルマンば置いでぐのっしゃ!!! ( |/ つ つ Lニ-‐''′´ )/⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y '''''゙゙゙゙゙ ̄ _,, -‐ ゚ --─="゙ ̄ ⊂(゚△゚;ξ ゜ 待ってけろ~! ニ─ _,.. -ゝ、 O _,.. -‐'" しへ ヽ __,, -‐''" , ゙ー' ダッ , ' / ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ ○ о 。 ξ -⊿-)ξ 「長かったわ……… 苦節400年、置いて行かれたあたし達の悲しみはいかほどであったか!」
- 288 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:29:13.49 ID:9hbXwp3E0
-
ζ(゚ー゚*ζ 「完全に忘れられてたものねー。あれはひどかった」 ヴァイキング ξ#゚⊿゚)ξ 「フン、一生忘れられないように『入り江の人』の恐ろしさ、とくと味わわせてやるんだから!」 こいつらノルマン人は、通称『ヴァイキング』として名前が知られている。 ノルマン人は「ゲルマン民族の大移動」に乗り遅れてしまった組であり、 およそ4世紀も遅れて活動を始めたのであった。
- 290 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:30:28.82 ID:9hbXwp3E0
- ・9世紀~10世紀のヨーロッパ ,、,;"|ri´`'ヽ, 、
,r-、{ " ~`´"'‐''‐--、,_,、 ,,、{'´ ヽ ,,-",, ノ "~7 "=,‐----´ /´ ヽ ,、 { ,、,-、, ヽ,、ヽ ノ´ { / ` ,、/ ,} / ,-" " / / r‐'~ r' { ,r, { } } , ,、_ `´ { ξ#゚⊿゚)ξ {、, ヽ, _,-‐'' `=- ,=' r'‐‐=´ { `} `'´~,-―-´ " {´" =´,, ! ,-"|, ,ノ , {、 , }= / `'‐‐´ |, |´ ",´`{ , ,r‐-、, "r {, ,-‐´} ヽ }, |/ /´ヽ´ ,} `~ } r,_, | } ", } __// | >- r' } ヽ, ζ(゚ー゚*ζ}_,,,|´ } / r-´ { {,, ヽ", }_,、, ,,,-‐-、ノ´ (::)∀;) -‐'´`" ,-‐" "、, ,--、,-、ノ "'~ `'´~ `;==(;^ω^)ノ / -=´、,、,_,,,-、_ "r ,,ノ~ ,、 ~´/ ̄ ,---、_,,} "-‐'´ (;'A`) "、, ヽ ∧,,∧ ヽ ミ;゚Д゚彡 J('ー`#)し } /
- 292 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:31:56.85 ID:9hbXwp3E0
-
ノルマン人は8世紀の終りごろから海賊や貿易を行い始め、ヨーロッパ中を荒らしまわった。 ξ ^⊿^)ξ ヴァイキングしに来たわよ♪www ζ(゚ー゚*ζ 「死にたくないならお金を出しなさい。たくさんでいいよ!」 ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 「何いきなり話しかけてきてるわけ? というか海賊が川のぼりするのはずるい」 「海賊」とは言いつつも、ノルマン人が使っていた船はかなりの優れものであったので、 彼らはなんと川をさかのぼって内陸部にまで到達している。 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Territories_and_Voyages_of_the_Vikings_blank.png このために、とんでもない所にまでノルマン人の足跡は残されていたりする。
- 294 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:34:17.77 ID:9hbXwp3E0
-
①9世紀 たとえば9世紀中ごろ……… ξ ゚⊿゚)ξ 「ヴァイキングしに川上ってたらなんか広い所に出た」 (・∀ ・) 「あ、巻きグソだ!」 ←ロシア人のご先祖 √ヽlXlソヘ ぃ)ξ ゚⊿゚)ξ ガコッ ! ゝ y ノ、,∴・ ;・¨ .「 {_ン ∧ ∧¨ ガコッ ! . : .と人 ( )
- 296 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:35:43.38 ID:9hbXwp3E0
-
(::)∀;) 「ば、ばーかばーか……泣いてなんかいないんだからな………」 ξ ゚⊿゚)ξ 「次に変なこと言ったら本気でぶち殺すわよ」 ロシアの伝説によると、ノルマン人の一派であるルーシ族が 族長の『リューリク』に率いられてロシアの地に移住をしたという。 彼らは原住民のスラヴ人を従えて、『ノヴゴロド国』と呼ばれる国を建てた………らしい。
- 295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 21:35:40.90 ID:g+n/SRpA0
- Now SPAMing …
- 298 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:38:03.97 ID:9hbXwp3E0
-
その後、ノルマン人はさらに探検を続けて南方に拡大。 新たに興した『キエフ大公国』がルーシ族の中心拠点となり、隆盛を誇ることになる。 ∧ ∧ ξ・∀ ・ξ+ <巻きグソつけてみた <( )v / < 『キエフ大公国』 なお、この頃になるとノルマン人は完全にスラヴ人と同化してしまったので、 この地に住むスラヴ人が「ルーシ人」と呼ばれるようになっていたようだ。 ξ・∀ ・) 「なんかめるぽに似てる」 ルーシ人、すなわちロシア人のご先祖の登場である。 >>295 EGG SPAM and SPAM !!
- 297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 21:36:52.65 ID:pK6BM5JT0
- らしい?
- 300 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:40:06.82 ID:9hbXwp3E0
-
ちなみに余談ではあるが、何故ノルマン人がロシアに移住したかと言うと、 ちょうど南に位置していた『ビザンツ帝国』と直接貿易をしたかったかららしいです。 ξ ゚⊿゚)ξ 「毛皮いらんかねー。奴隷も安いよー」 ( ´・ω・) 「見かけない野蛮人だな。誰てめえ」 地図を見ればわかりますが、北欧~ロシア~ビザンツ帝国は意外と近かったり。 ttp://en.wikipedia.org/wiki/File:Varangian_routes.png ちょいと見づらいですが、こいつの青いルートがそれに当たります。 中世の川は交易路でもありました。 >>297 半分伝説に足突っ込んでるんですわ。 日本書紀みたいな感じ。
- 301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 21:41:16.93 ID:aW3zKrHg0
- え、そうなん
教科書にもリューリクが建てたって書いてたのに
- 308 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:46:07.37 ID:9hbXwp3E0
-
∧ ∧ ξ・∀ ・ξ < おっさんがうるさいからキリスト教信じてみた ノ( † )ヽ < > ( ´・ω・) 「………誰てめえ」 さらに余談ではあるが、キエフ大公国はビザンツ帝国と交易をしていく中で 徐々にギリシア文化を受け入れていくことになる。 10世紀の『ウラディミル1世』の時にはギリシア正教を受け入れ、最盛期を迎えたが……… >>301 まあまずリューリクの建国で間違いはないと思います。 ギリシアなんかの記録にでも残ってれば確定でいいはずなんですけどねえ……
- 309 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:47:38.97 ID:9hbXwp3E0
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ノ⌒ヽ ┼┼┼ノ\、 ┼┼ノ \、  ̄ ノノノノ \、 ( ゚∋゚)_/彡 /⌒\/ _/ \、 (__⌒ミ / ノ | ( \/ヽ ∧ ∧ \(_ミ ) ヽ( ; ∀)ノ // (( ノ( )ヽ )) ヽミ ミ三彡 『タタールのくびき』 キエフ大公国はその後分裂期を迎えたのち、 最終的にはモンゴル人によって完全に粉砕されてしまった。 ここから先はまた別のお話で。
- 311 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:49:02.38 ID:9hbXwp3E0
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②10世紀 さて、話をノルマン人に戻そう。 10世紀にもなるといよいよノルマン人は本格的な拡大期に入ることになった。 ξ ゚⊿゚)ξ 「さーて、次はどこをヴァイキングしてやろうかしら」 ζ(^ー^*ζ 「私ちょっと向こうの方に行ってくるね! 面白いおもちゃがあるみたいなの!」 彼らの故地スカンディナヴィア半島には、 『デンマーク王国』・『スウェーデン王国』・『ノルウェー王国』と言った国々が相次いで確立。 海を越えた西欧方面への拡散が始まったのである。
- 314 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:50:27.76 ID:9hbXwp3E0
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ξ ゚⊿゚)ξ 「こんちゃー、ノルマンでーす」 ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 「なんだ急にPOPしてきた>巻きグソ」 √ヽlXlソヘ ぃ)ξ゚⊿゚)ξ ガコッ ! ゝ y ノ、,∴・ ;・¨ .「 {_ン∧ ∧¨ ガコッ ! . : .と人ミ 彡
- 315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 21:51:10.69 ID:xtM/wTrm0
- 巻きグソェ・・・
- 317 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:51:59.86 ID:9hbXwp3E0
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ξ ゚⊿゚)ξ 「もう一遍言ってみろ、そのヒゲむしり取ってやるからな」 ∧,,∧ ミ(::)Д(::)彡 「す、すいまえんでした;;(土下座) 許してくだシあ……」 絶望しひややせかきながら無残に降参してくるフランクにミョルニル(最強攻撃)を食らわせてた 10世紀初頭、ノルマン人の首長『ロロ』は一族郎党を引き連れて北フランスを襲撃。 川を遡って内陸深くに侵入し、弱体化していた末期の西フランク王国に大きな打撃を与えたのであった。 √ヽlXlソヘ ぃ)ξ ゚⊿゚)ξ ガコッ ! ゝ y ノ、,∴・ ;・¨ .「 {_ン ∧ ∧¨ ガコッ ! . : .と人 (>>315)
- 319 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:53:36.54 ID:9hbXwp3E0
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だが、ロロは略奪するだけに飽き足らず北フランスに居座ってしまったのであった。 この時に建てられた国は『ノルマンディー公国』と呼ばれている。 ξ*^⊿^)ξ 「あれ、よくよく見たら結構いいところじゃない♪決めたわ、あたしここに住むわよ♪」 ∧,,∧ ミ(::)Д(::)彡 「ノルマん人の突然の襲撃になすすべもなくプリケツ・・ しかもこれから同居とか・・ マジ震えてきやがった・・怖いです・・・」 この国は西フランクの一地方と言う扱いであったため、形の上ではフランク王に服従を誓っていたものの、 力関係上では明らかに西フランク王国を圧倒していた。 こうした歪な関係は後世(の英仏関係)に大きな影響を与えることになる。
- 323 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:55:20.11 ID:9hbXwp3E0
- 10世紀の西ヨーロッパ
_r,_ {、 ,.、,r-, ,-、__ :=" {´ __},.r‐',_,r' `'フ' ノ,__ .,} /,r'~!' r'´ "r゛' r'i "´ ヽ, ' ̄`ー-、 !、 _r‐´ ` . =' r‐' r' ゝ_ _,ノ´ ='ニ7 ,r' `'´~ . rニ、 ,、, ,__r´ /{ ,.r‐'~'~'z-、 ム、} }  ̄'-、 ,r―'´ ,r' ` ,.z'‐-、,> { ,/ `i ,r= |__ _≧ " { '^'~-ゥ | }、 ,、_,} ヽ、 r‐'´" r'ワ { { }ニ ,r'∥,- _,.r`‐ } ´~ }ャ ヽ、 ,'} r、´ヽ | ,.-、r゛ | 、-、 ノ } {゛ 'ヽ=ヽ}r= ≦ r´ ,-=, `´ } 回 L_.,}ヽ 三_ _,.r―‐--' ~ ノ ) _,._ rム -=r  ̄ ‐'´ ζ(^ー^*ζヽ、 ,r――‐-' }_r' `'i_ } / ,、,.-'、ニ=(;^ω^) ,、r-' / ,.r' ='、 ,.r' r‐'´_r-、__r‐'ヽr-、r==、_ _ r-' _,.-‐´ ~`'´ ' `´ `'´~ i´~ ,、__ ,./ ~ 。 { ( ,rー‐'´ ゚ r―--―、 _ { `'ー‐´ ::(;゚A゚): ≧ `´ `'ー' ξ ^⊿^)ξ~♪ 'ー-、_ ∧,,∧ J(゚ー゚#)し 。!ー, ミ;Д;,,彡 'っ
- 325 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:56:51.92 ID:9hbXwp3E0
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③11世紀 ノルマン人の勢いはしばらくおさまる事を知らない フランス北方のイングランドも、長年ノルマン人の圧力を受け続けていた地域であった。 ( ^ω^) /sh ブリタンニィアに内藤国建国完了wwww最狂俺様wwww爆誕wwwwwwwwwww ( ^ω^) ここから俺の内藤列伝は始まるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww ζ(^ー^*ζ 「こんにちは~、デーン人です~」 9世紀にウェセックス王『エグバート』によって統一されたイングランドであったが、 その後すぐに、ノルマン人の一派『デーン人』の侵略にさらされたのだ。
- 328 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 21:59:32.64 ID:9hbXwp3E0
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( ^ω^) うはwwwwwwwwwカワイコちゃんキタコレwwwwwwwwwwwww ( ^ω^) ゆるふわ巻き毛テラカワユスwwwwwwwwクンカクンカwwwwスーハースーハーwwwwwwwwwwww ( ^ω^) 俺の両手剣もwwwwwww暴ww発ww寸ww前wwwwwwwwww ζ(゚-゚*ζ 「やだ、なにこれ・・・。」 アングロ・サクソン人は『アルフレッド大王』という君主の時、一時的にデーン人を退けることができたものの、 その侵略は年を重ねるごとに大規模になっていった。
- 329 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:00:53.03 ID:9hbXwp3E0
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(;(.;.;)ω^) オウフwwww最近のおにょのこは激しいのねんwwwwwwwwwww ζ(゚ー゚*ζ 「次に変なこと言ったら本気でぶち殺すから♪」 (;^ω^) めんごめんごwwwwwwもう下ネタ言わないからwwwwwwwwww殴るのはマジ勘弁wwwwwwwwwwww デーン人は最初は略奪していくだけだったのだが、徐々に農民としてイングランドに定住。 もちろんデンマーク本国からも定期的にヴァイキングしにくるなど、 状況はしだいに泥沼の様相を呈するようになる。
- 331 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:02:37.28 ID:9hbXwp3E0
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その後10世紀末にもなると、デーン人は略奪を行うだけでなく、 イングランドからの退去代金と言う名のみかじめ料を巻き上げるまでになっていた。 そして11世紀初頭……… (;^ω^) やめてwwwwwお金払うから帰ってwwwwwwwww ζ(^ー^*ζ 「仕方ないな~。支払いが遅れたら殺すからね♪」 ( ^ω^) ・えちょ 支払うわけねーだろwwwwwwwwwwwwwww
- 330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 22:02:26.06 ID:xtM/wTrm0
- 略奪やろなんやら多い時代だけど
どれほどのおんにゃにょこレイプしていったんや・・・ゴクリ
- 333 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:04:13.03 ID:9hbXwp3E0
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ζ(゚-゚*ζ ( ^ω^) みうswwwwwじゃなかったwwミスwwwwww金の玉は命よりも重いwwwwwwwwwwww √ヽノ(ヾゝ ぃ) (゚ー゚*ζ ガコッ ! ゝ y ノ、,∴・ ;・¨ .「 {_ン/⌒ヽ¨ ガコッ ! . : .と人 ( ) >>330 ヴィンランド・サガを読もう
- 336 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:05:40.77 ID:9hbXwp3E0
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((.;.;)ω(.;.;)) ζ(^ー^*ζ 「あはは、面白いかお~! 」 1016年。 デンマーク王『クヌート』が一時的にイングランドを制圧し、『デーン朝』が成立。 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Cnut_1014_1035.jpg ちなみにクヌートはデンマーク・ノルウェー・イングランドの国王となったので、 北海をぐるりと囲むその国は「北海帝国」とも呼ばれている。
- 337 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:06:57.98 ID:9hbXwp3E0
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しかし、その後クヌートが死んだことで北海帝国は瓦解した。 これによってアングロ・サクソン人の国王も復帰した……… ((( ^ω^))) シュッ ( ^ω^) ふはwwwwww死ぬかと思ったwwwwwwwwwwwwwww ( ^ω^) ヴァイキングやべえwwwwwww流石の俺様も少しビビったwwwwwwwwww ζ(゚-゚*ζ 「おわああ、ここの家の主人は病気です」 が、アングロ・サクソン人の受難は終わらない。
- 339 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:08:15.23 ID:9hbXwp3E0
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デーン朝成立からきっかり50年後の1066年のこと。 ( ^ω^) /sh だがwwww黄金の鉄の塊で出来ているアングル族がwwwwww ( ^ω^) /sh 船装備のヴァイキングに後れをwww取wwるwwわwwけwwなwwいwwwwwwwwwwwwww ξ ゚⊿゚)ξ 「こんちゃー、ノルマンでーす」 ( ^ω^) うほっwwwwwwwwwまたおにゃのこキタコレwwwwwwwwwwwwwwww
- 340 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:09:36.63 ID:9hbXwp3E0
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ξ ゚⊿゚)ξ 「ここがあの変態のハウスね」 ( ^ω^) ………と思ったら巻きグソビッチかよwwwwwwww萎えたwwwwwwwwww ( ^ω^) 俺様の両手け―― ∧,,∧ ミ;゚Д゚彡 「ッ!! おっ、おいやめろ馬鹿!」
- 348 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:19:35.95 ID:9hbXwp3E0
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√ヽlXlソヘ ぃ)ξ#^⊿^)ξ ガゴォッ ! ゝ y ノ、,∴・ ;・¨ .「 {_ン/⌒ヽ¨ ガゴォッ ! . : .と人 ( ) 『ヘイスティングズの戦い』 ガタガタ ∧,,∧ (( ミ;゚Д゚彡 )) 「……アングロ・サクソンの支配は早くも終了ですね」 支援あざーっす
- 350 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:21:10.57 ID:9hbXwp3E0
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1066年。 アングロ・サクソン人の国王が復帰したイングランドに、 対岸のノルマンディー公国軍が突如上陸した。 ξ#゚⊿゚)ξ 「ネカマじゃねえっつってんだろダボが!! あとむかつくからその口調やめろ!!」 (パーティメンバーがいません) この結果アングロ・サクソン人の軍隊は壊滅。 それどころか国王すら戦死するあるさまで、イングランドは完全にノルマン人の支配下に置かれたのであった。
- 353 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:23:25.91 ID:9hbXwp3E0
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これによってイングランドには『ノルマン朝』が成立し、 ノルマンディー公のギヨームがそのままイングランド国王『ウィリアム1世』として即位した。 ξ ゚⊿゚)ξ 「これからあたしがイングランドを統治します。異議はないわね」 ( ;ω;) 「おっ……おっ……」 ここに、現在にまで至るイギリスの基礎が築かれたのである。 そしてこの重大事件のことを『ノルマン・コンクエスト』と呼ぶ。
- 356 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:24:57.55 ID:9hbXwp3E0
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かなり余談になるが、ノルマン・コンクエストは文化や言語にも大きな影響を与えている。 __ ヽ|__|ノ モォ ||‘‐‘||レ _)_, ―‐ 、 /(Y (ヽ_ /・ ヽ  ̄ヽ ∠_ゝ ` ^ヽ ノ.::::::__( ノヽ _/ヽ /ヽ ̄ ̄/ヽ ξ ゚⊿゚)ξ 「牛? ああ、牛肉"beef"のことね?」 ( ^ω^) 「牛さん"cow"かわいいお」 ノルマン人が貴族として君臨する一方で、アングロ・サクソン人は農民として生活を送っていた。 このため言葉が階級ごとで分かれてしまい、同じものを指す単語がいくつも存在するようになったのである。 英語はこの時代から複雑になっていくわけですね。
- 360 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:27:11.35 ID:9hbXwp3E0
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他方、フランスの一地方であったノルマンディー公国がイングランドを制圧したことは、 時のフランス国王にとり重大な心理的圧力を加えることになった。 ttp://en.wikipedia.org/wiki/File:Williams_dominions_1087.jpg (地図右下のパリの位置に注意) ∧,,∧ ミ;゚Д゚彡 「これ建てたの絶対ノルマンだろ・・汚いなさすがノルマンきたない 俺はこれでイングランドきらいになったなあもりにもひきょう過ぎるでしょう?」 イギリスとフランスの対立はこうして11世紀に始まった。 この対立が本質的に解消するのは、なんと20世紀の『英仏協商』まで待たなければならない。
- 361 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:29:26.15 ID:9hbXwp3E0
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④12世紀 さて、おまけ的ではあるが、12世紀にもノルマン人は活動を行っている。 ξ ^⊿^)ξ 「さーて、今度はどこを荒らしてやろうかしら♪」 \(^p^)/ 「おぎゃwwwwwwwおぎゃwwwwwwwww」 ξ ゚⊿゚)ξ 「あら、ここなんて手ごろじゃない♪さっそく遊びに行きましょう♪」 11世紀中ごろにフランスからやってきたノルマン人の一部が南イタリアに侵入。 そのまま居座ってしまったのである。
- 363 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:30:49.64 ID:9hbXwp3E0
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\(^p^)/ 「ぱしへろんだすwwwwwwwおぎゃwwwwwwwww」 ξ ゚⊿゚)ξ 「はー?何わけのわからな………ウグッ」 \(^p^)/ 「おぎゃwwwwwwwwおぎゃwwwwwwwww」 ξ;゚ o゚)ξ 「あ………がが」 ξ ^p^)ξ 「おぎゃwwwwwwあてしはてんすwwwwwwwww」 \(^p^)/ o0(………やはりこの者もてんすになってしまったか)
- 367 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:33:29.98 ID:9hbXwp3E0
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\(^p^)/ 「おぎゃwwwwwwwww」 ξ ^p^)ξ 「おぎゃwwwwwwwww」 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Kingdom_of_Sicily_1154_jp.png その後12世紀に入ると『ルッジェーロ2世』によって独立王国が成立。 この国は南イタリア(ナポリ王国)とシチリア島(シチリア王国)にまたがっていたので、 『両シチリア王国』と呼ばれている。 4世紀にも及んだノルマン人の活動は、これにていったん鎮静化となる。 お疲れ様でした。 ******************************************************************************************************************
- 371 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:34:56.24 ID:9hbXwp3E0
- 12世紀の西ヨーロッパ
,,-、く~~ヽ、 っ ヽ, /~~ ( ( __ノ ヽ-, | ) /´ _/ | _ ,ノ ヽ `) ~| \___ノ )`´ | __ ,) レ~、 ,-´、_ξ ゚⊿゚)ξ /~~~´ _ ,,-~~` ,,ノ / ( ゚∀゚) ´~~~~、_ノ ,~-´ 、-、 ,,-ノ |~~~~`ツξ ゚⊿゚)ξ ('A`) `ヽ, ∧,,∧ ~ヽ ミ゚Д゚;彡 ) ,,、,,-、 | | `‐- 、, ノ ,--, / ∧∧~`~~´ __ ) ヽ / (,,゚Д゚) ,~、__ _~´ `丶 ヽ `ヽ / | `-´ _、 `| `|, \ / ,__,-´ ( ! \ \ ~~~`ヽ,,_ `/ / 、二, \(^p^)/ ̄く | /, (゚∀゚*) ( _ 、‐、 ο ´i | `-、 ,~_\ i ~ `´ヽ, /´ ~ `´ ) ,,_| `i ヽ, `´ ヽ |__,,-‐‐-、,, ,,-‐` `´ ξ ^p^)ξ ) ,,-‐、 ~ i~~`-‐フi_/ _,,/ ` ‐-´i_ - ‐ ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐ ´`‐`―´~ヽ,っ `\_ )
- 372 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:35:41.80 ID:9hbXwp3E0
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●中世とは何か? ∧,,∧ ミ;゚Д゚彡 「hai!!他の人も早く謝ってください!ヴァイキングには遷界令きかない!」 ∧,,∧ ミ ;Д;彡 「必死に逃げてもかわのぼられて内陸から切られたくないです!はやくあやまっテ!!」 このように、「中世」が成立したあとの西ヨーロッパ世界は絶えず外敵の圧力に晒されていた。 ノルマン人については上で述べた通りであるし、他にもいくつかの遊牧民族も西ヨーロッパに侵入してきていたりする。 また、イスラム教徒の圧力も健在であった。
- 374 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:38:14.40 ID:9hbXwp3E0
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ξ ゚⊿゚)ξ (・∀ ・) J('ー`)し _ ( ゚∀゚) だが、こうした異民族は徐々に「ローマ・ゲルマン・キリスト教」の世界に染まっていくことになる。 ノルマン人を始め、東ヨーロッパのスラヴ人やマジャール人、 他にもバルト海沿岸の地域なんかにキリスト教が広まっていき、 それに付随してラテン文字やキリル文字などのギリシア・ローマ文化が広まっていった。 つまり中世は「キリスト教」でヨーロッパが統一された時代である。
- 376 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:39:33.76 ID:9hbXwp3E0
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そしてローマ=カトリックで統一された西ヨーロッパ世界は、 ついには外(=非キリスト教世界)に向かって膨張していくことになる。 ( ^ω^) 「みんなーーーっ!! 聖地エルサレムへ行きたいかーーっ!!」 _ ( ゚∀゚) 「うおおおおおおおお!!」 ( ^ω^) 「どんなことをしても、エルサレムへ行きたいかーーーーっ!!」 ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 「わああああああああ!!」 パパパパパウワードドン
- 379 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:40:44.66 ID:9hbXwp3E0
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ぐえっ うおっ ぎゃあっ _ ∩ . _ ∩ . _ ∩ . ⊂/ ノ ) ⊂/ ノ ) ⊂/ ノ ) |、 / /ノV. |、 / /ノV. |、 / /ノV. 、,_,.! ゙'-'゙(. ∪. 、,_,.! ゙'-'゙(. ∪ . 、,_,.! ゙'-'゙(. ∪. ) (... ) (... ) (... '゙"`ヽ, /`. '゙"`ヽ, /`. '゙"`ヽ, /`. ___ 三三三 -ニ三 三-二三二三 ・ω・)二~~ < 貴公の首は柱に吊るされるのがお似合いだ! 三三三-ニ三 / 三三 -ニ三 ヽノ -ニ三>ノ -ニ三レ 十字軍なんかは「西欧世界の膨張」の最たる例であろう。 中世を暗黒時代と位置付けるだけでは、このような動きを説明することはできない。 中世とは、決して退化の時代ではない。
- 380 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:41:58.03 ID:9hbXwp3E0
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「中世ってなんだ?」 個人的には、「キリスト教にためらわないことさ!」だと思います。 こんなところで今日は一旦おひらきです。 後編では、なぜ西欧世界が膨張できるようになったのかをお話ししていきましょう。 封建制や中世都市の成立など、ちょいとめんどくさい所が続くのでお気を付け下さい。 それではご清聴ありがとうございました!
- 387 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:46:51.80 ID:9hbXwp3E0
- というわけでお疲れさんでしたー。
次回は「ツンデレで中世西洋史 後編」(仮題)ですかね。 十字軍や百年戦争、レコンキスタなど盛りだくさんの予定です。
- 386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 22:46:19.01 ID:pK6BM5JT0
- 乙乙!
次回は何日くらいに来る予定だい? 全力で支援させてもらうよ
- 389 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 22:50:18.51 ID:9hbXwp3E0
- >>386
投下する……!投下するが…… 今回まだその時の指定まではしていない! そのことをどうか諸君らも認識して頂きたい! 正直なところ未定としかww 冬コミに向けて原稿書かなきゃいかんので、また半年後とかになるやもしれません。 まあいつも通りです。
- 396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/21(日) 23:00:43.58 ID:OpVLMx6C0
- あまりのFF11ネタに驚きが鬼なる
- 397 名前: ◆ImMEukpfHw :2012/10/21(日) 23:04:39.17 ID:9hbXwp3E0
- >>396
ネ実は心のふるさと ちなみに前回の投下から一年半放置して今回なので、 半年後ってのも怪しいと思って頂きたく。
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