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姉大好き【旧:リアル姉に恋をした奴、ちょっと来い】
前スレ
45 名前:ねーちゃん大好き:2010/02/11(木) 16:42:33.16 ID:VN9S9as0
しばらく酉やめます。
本物かどうかは、IDのVN9S9as0と夜に書き込んだ時間帯で判断してください。
しばらく質問を受けて、夕方またはじめようかと思いましたが
偽者がいるようなので再開します。

次は大学編です


48 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/11(木) 16:45:27.43 ID:c48nQXAo
>>45
wwktk
ただ赤は早めに考えたほうがいいよ。


49 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 16:53:24.61 ID:VN9S9as0
>>48

やっぱりつけました。
単純なのは駄目みたいです。


受験が終わってから10日ほどたってついに合格発表の時が来た。
俺と姉は再び東京に行った。残念ながら今度は日帰りだ。

お金がもったいないので、新幹線は使わず、普通列車でいった。

もう、とくに勉強する必要はなかったのでハッキリ言えば遠足気分だ。
よほどのことがない限りは受かっているだろうし
姉も大丈夫だろう。事実、姉はテンションが高かった。

しかし、合格発表を見に行く途中でとんでもないアクシデントに
俺は巻き込まれた。

地元から東京まで普通電車だと4時間ほどかかる(特定されないため、時間は適当です)
朝、家を出るも到着は昼過ぎの予定。昼飯はどこかで駅弁でも買って済ませようと
考えていた。ところが、

姉「お弁当作ってきたよ」

満面の笑みで姉は恐ろしい事を宣言した。

俺「・・・そう。ありがとう・・・」

こんなトラップありかよ・・・



51 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/11(木) 16:55:24.34 ID:23UdDroo
>>49
sageてね

55 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 17:02:59.76 ID:VN9S9as0

>>51
了解しました

弁当はサンドウィッチだった。
また、これなら大丈夫だろう。変な味付けもできないし。

甘かった・・・楽観的な考えをした俺がバカだった。

姉の作ったサンドウィッチは恐ろしく甘かった。
見た目はタマゴサンドなのに、なんでコンデンスミルクが入ってるんだ。
胃の中身が逆流する感覚を覚えた。

俺は横にあるお茶をとって一気に流し込んだ。

姉はニコニコしてこっちを見ている。俺涙目。
姉もサンドウィッチを食べてるが、平気な顔をして食べている。
とても同じものを食べて育ったとは思えない。

姉の期待を裏切ることは出来ず、根性でこの難関を俺は乗り切った。

この記憶が鮮明すぎて、東京までの電車の中でのことは
これ以外はほとんど覚えていない。

57 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 17:08:02.46 ID:VN9S9as0
東京に着き、電車を乗り換え、まずは俺が受けた大学へ行った。

合格発表が始まってから時間がたっていたせいもあって
受験生らしき人影はほとんどいなかった。

掲示板の前まで行き、自分の番号を確認する。
もっとドキドキするものなのかと思っていたが
不思議に緊張はしなかった。

番号は、あった。合格していた。
俺は

俺「ふぅ・・・」

とため息をもらし、さて、次は姉の大学だなと思い

俺「ねーちゃん、行こう」

と姉に話しかけた。姉は泣いていた。
良くわからないけど泣いていた。そして、

姉「よかった、よかった・・・」

と小声で繰り返していた。

56 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/11(木) 17:05:05.42 ID:c48nQXAo
たまにケーキに似たサンドウィッチってコンビニで売ってるけど、
それをまねしたのかな?ww

61 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 17:13:52.62 ID:VN9S9as0
>>56
山崎パンでそんな感じの菓子パンがあったと思う。
多分それを作ろうとしたと俺は思った。

姉が泣き止むまでしばらく待った。そんなに時間はかからなかったと思う。

続いて、電車に乗って姉の受験した大学へ向った。

駅を降りて大学まで向う。心臓がバクバクしてきた。
校門まで差し掛かると、ついに俺の脚は動かなくなった。

足がガクガク震えている。のどもカラカラだ。
俺の脚が急に止まったので姉は不思議そうな顔をして

姉「どうしたの?」

と聞いてきた。
全くこの人は、さっきは自分が動けなかったくせに・・・
人のこと言えないか・・・

俺「ちょっと待って・・・」

深く2回深呼吸をして

俺「行こう」

と掲示板の前に姉と二人で向った。

65 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 17:21:41.05 ID:VN9S9as0
掲示板の前に来て、姉の番号を探す。探せない。
怖くて目を開けられない。俺って結構ヘタレだ。

神様、仏様、お姉さま。

覚悟を決めて俺は目を開けた。当たり前であるが姉の番号はあった。

俺「うおっしゃー!ねーちゃんあったよ。番号あったよ」

ガッツポーズをした後、俺は泣きながら姉に話しかけた。

姉「だから、さっきから言ってるでしょう。受かったよって」
俺「へっ?」
姉「へっ?じゃない。何回も言ったじゃない」

俺は全く聞こえてなかった。
この後、感動のハグ&キスかと思い俺は手を広げた。
しかし、姉は

姉「行くよ」

と言い、体を返し校門の方へ歩いていってしまった。
しかし、小さくガッツポーズをしたのを俺は見逃さなかった。

72 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 17:33:19.98 ID:VN9S9as0
とにもかくにも、二人そろって合格し大学生になることが
確定した俺たちは家に帰ることにした。

途中、本屋により賃貸情報を買った。
当然、二人で住む家を探すためだ。

帰りの電車の中で賃貸情報誌を二人で読んだ。
家賃および生活費はバイトで捻出しなければならないので
高いところには住めない。しかし、ワンルームってわけにもいかない。
あーだこーだいいながら結局、新居の目処は立たなかった。

実家に帰って姉と俺は親に結果を報告した。
喜んでくれたが、結局仕送りはゼロとのことだった。

次の日から俺はネットで奨学金制度を調べた。
所得制限は大丈夫だろう。
成績も問題ない。学費は育英会としてそれ以外にも
県の奨学金等、申し込めるところはすべて申し込んだ。

80 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 17:41:28.65 ID:VN9S9as0
時は過ぎ、俺の卒業式の日だ。
去年、この日に鶴屋さんに告白されたことを思い出す。
来年からまた、鶴屋さんの後輩だな。

2年生の送辞の後、俺は答辞を読み上げた。
なんだかんだで卒業式も無事終わり、俺は教室に戻った。
これでこの学校も最後かと思うとちょっと切なくなった。
そんなセンチな気分でいると、それをブチ壊しにする声が聞こえた。

ヲタ友A「よう、卒業だな」
ヲタ友B「あきも大学東京だよな」
俺「そうだよ、お前らもだよな。そういえばどこの大学?」

俺は合格確定後、敷金礼金を貯めるため、バイトをしており
学校にはほとんどと言うより全く来てなかった。

ヲタA「俺は○○大学」
ヲタB「俺は××大学。東京行ったら3人で秋葉いこうぜ」
俺「!!」

なんと、ヲタBは姉と同じ大学・・・聞いてないよそんなの・・・orz

106 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 21:53:53.84 ID:VN9S9as0
遅くなりました。再開します。

ちょっとショックなことがあったが、しょうがない。
卒業パーティーにでることを約束し、俺は一旦家に帰ることにした。

校門を出ようとするとそこには姉が待っていた。

姉「卒業、おめでとう」
俺「ありがとう」
姉「この後、卒業パーティーあるんでしょ?」
俺「うん、あるけど。時間あるから一回家に帰る」
姉「それじゃ、一緒に帰ろ」
俺「うん」

校門を出た俺は姉と家に向った。
ところが、

姉「ちょっと、バイト先に行くから付き合って」
俺「昨日で最後じゃないの?」
姉「そうだけど、ちょっと荷物あるから。もって帰るの手伝ってよ」
俺「別にいいけど」

家の前をとおりすぎて姉のバイト先だった牛丼屋に向った。


109 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 22:00:08.30 ID:VN9S9as0
牛丼屋に着いた姉は、通用口から中へ入っていった。
しばらく外で待ってると、姉と一緒に手提げ袋を提げた男が
出てきた。こいつは・・・

かつてバイト先をスネークした時にこれの[ピーーー]リストに入った男だ。

姉「店長の店長さん」
店「ユキさんの弟さんだね。はじめまして」
俺「・・・はじめまして(なに名前で呼んでるんだこいつは、[ピーーー]ぞ!)」
店「ユキさんはよく働いてくれて助かってたんだよ。
  大学が東京だから残念だよ。地元の大学行けばよかったのに」
俺「・・・(余計なお世話だ。[ピーーー]!)
姉「店長、それではお世話になりました~」

帰り道、俺は不機嫌だった。

姉「どうしたの?不機嫌な顔して」
俺「別に」
姉「ひょっとして、やきもち?」
俺「うるさい!」
姉「かわいい」

その後、卒業パーティーへ行ったが
ヲタ友Aによると、ずっと不機嫌な顔をして
カルア・ミルクを飲んでたらしい・・・

108 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/11(木) 21:59:16.80 ID:/w0g/zko
>>106
パー速は50行まで書けるからもっと有効に使えよ
あと投下は全部まとめてからにしてくれ

111 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 22:08:50.87 ID:VN9S9as0
>>108
わかった。まとめてみる。
でも、勢いで書いているところもあるんだ・・・スマン。
>>110
了解!


卒業式も終わり、姉と俺は再び東京に出た。
新居の契約を行うためだ。

満喫でネットを使い、めぼしいところをピックアップし
電話で借りたい旨を伝え、必要な書類等もそろえた。

相変わらず普通列車にのって東京へ行く。
この前みたいなアクシデントが起こらないように
今回は俺が弁当を作った。

不動産屋に行き、最後の確認ということで部屋を見せてもらった。
今、考えると間取りだけで決めるとは・・・無知って恐ろしい。

実際の部屋を見たが、特に不満はなかった。
スーパーも近いし、駅からも歩いて10分位だ。
何よりもドラッグストアが近くにあるのがありがたかった。

姉も特に不満がないみたいで、書類を渡し印鑑を押した。
いろいろ準備があるとのことで、入居は5日後とのこと。

せっかく東京に来たのだから観光をしようと俺は行ったが
姉はどうせすぐ東京に来るから、そのときにゆっくり見ようと
俺の案を却下した。

姉「それより、家具とかも買わなきゃいけないから見に行こ」
俺「そうだね。行こう」

で、結局、見に行ったのはドンキ・・・
姉はドンキに行って目を輝かせていた。
安そうなソファを見て、

姉「これが2980円だって、買っていい?」
俺「今買ってどうするんだよ。イメージしとけばいいよ」
姉「売り切れたらどうするのよ」
俺「大丈夫だって、在庫はたくさんあるはずだから」
姉「うぐぅ」

こんな調子だ。

電車の時間も迫ってたので、結局何も買わずに帰った。
本音を言えば、アダルトコーナーにあった
バイブを買ってみたかった。俺ってエロいだろ?

116 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 22:23:24.51 ID:VN9S9as0
>>113
わかった。ソフトエロぐらいにしておく。

結局、家具は俺たちの入学祝いということで
父親が、最低限の家具を買ってくれた。
買ってくれたものは

姉用のタンス、化粧台、食器棚、ベッド、システムデスク。
俺用は・・・ベッドのみ。・・・差別だ。

ベッドはダブルベッドが欲しかったけど、そんなことは言えず
姉とおそろいのベッドを買ってもらった。二つくっつければダブルになるし、へへ。
家具はすべて到着日指定で、新居に送っておいた。

実家から持ち出すものも結構あったのが
それも到着日指定で、宅急便で送った。

そした、いざ引越しの日になった。
姉はコロコロバッグ(スッチーがつかうようなバッグ)
俺はドラムバッグを担いで家を出た。母親が見送りに行くと言ったが
大丈夫とそれは断った。

駅まで歩いていく最中。

姉「なんか、駆け落ちみたいだね」
俺「ブッ。なんで駆け落ちなんだよ」
姉「だって、最低限の荷物抱えて二人で東京にいくなんて
  駆け落ちみたいでしょ?」
俺「よくわからん」

こんなバカっプルみたいな会話は新居のある駅に着くまで
永遠に続いた。

新居のある駅(仮に菊前駅としておく)につくと、
そこにはなんと、予期もしなかった人がいた。

126 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 22:42:08.24 ID:VN9S9as0
駅の改札を降りるとそこには・・・鶴屋さんがいた。

鶴「よ~、ユキ、あき。待ってたよん」
姉「ごめんね鶴屋さん、せっかくの春休みなのに」
俺「・・・よう」
鶴「ははは、どうせ彼氏もいないし、時間だけは余ってるんだよ。
  飯でも食わせてくれればいいから、いいから。ウニ食べたい
  あ、お酒は日本酒でいいから」

この人は全く・・・。

新居に到着し、郵便で送られてきた鍵をドアに差し込む。
ガチャリという音を立ててドアは開いた。
これからしばらく姉と暮らす部屋だ。
ちょっと、感慨深いものがあった。

当然といえば当然であるが、中はガラーンとしていた。
6畳間が二部屋ある2DKの間取り。
とりあえず、俺たち3人は中に入った。

俺は近くのコンビにでサッポロポテトとペットボトルのお茶と紙コップを買ってきた。
そして、荷物が着くまで、3人で話をした。
話の中身は子供の頃の話と、俺がまさか後輩になるとは思わなかったという話だった。
ちなみに俺はこのとき初めてゴムを買った。
どんな種類を買えばいいかわからなかったから、適当なやつを買っておいた。
そして、部屋に入ると同時に靴箱の奥に放りこんどいた。

しばらく話をしていると、ピンポーンとチャイムが鳴った。
ドアを開けてみると、宅急便だった。
ダンボールが都合10箱くらい一気に届いた。
中身はほとんど、服だとか生活必需品なので
とりあえず、端っこに寄せておいた。

それから30分位すると、また、チャイムがなって
今度は運送屋さんが家具を運んできた。

家具はダンボールの中に入っており、俺は組み立てる係りになった。

組み立てるといってもそんなに難しいものではないので
家具はドンドン完成していった。

129 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 22:52:46.01 ID:VN9S9as0
まずは、食器棚。そしてタンス。机はまだいらないから後回し。

ベッドは大きいので組み立てるのには少し時間がかかった。
ひとつ作り上げて、さらにもうひとつ作り上げる。

リビング(予定)とは別の部屋で組み立て、2つのベッドを端に並べて寄せておいた。
家具を完成させて俺はリビングに戻ってきた。

俺「やっと、組み立て終わったよ」
鶴「どれどれ、おねーさんに見せてみな」
俺「見ても面白くないぞ」

寝室(予定)に鶴屋さんは入っていった。

鶴「なんかやらしい。ベッドが二つならんでる
  あき、なんかやらしいこと考えてない?」

すると、なぜか姉が

姉「なに言ってるの。そんなわけないでしょ!」

姉が真っ赤になっていいわけをしている。
言い訳をすればするほど論理が破綻するのに・・・

俺「そんなことを考えているおまえが一番やらしい
  だいたい、これで終わったな。ありがと、鶴屋さん」
鶴「ふふーん、どういたしまして。ところでこの後は?」
俺「布団も買わなきゃいけないし、食器も買わなきゃいけないから
  ドンキに買い物行く予定だよ」
鶴「買い物ってどれくらい時間かかる?」
俺「2時間もあれば帰ってくるよ」
鶴「それじゃあ、私やることないからここで待ってるよ。
  いってらっしゃい。そう、帰りにハーゲンダッツのバニラ買ってきて」
俺「・・・わかりました」

引越しを手伝ってもらった手前、無下に扱うことはできない。
俺と姉は生活用品の買出しにドンキへ向った。

132 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 23:09:00.07 ID:VN9S9as0
ドンキにつくと、姉は目を輝かせていろいろなものを物色していた。
とりあえず、布団。俺はダブル用の布団を探すもドンキには置いてなかった・・・orz
やむをえず、シングルの布団を二つ買うことにした。
当然、一番安いセットを二つ。貧乏はつらい。
でも、このお金は姉がバイトして貯めたお金なので文句は言えない。
俺は入試の後にバイトしてもらった2万ちょっとしか持ってないし・・・

布団は目星をつけて、最後にするとして
食器を選びに行く。茶碗と味噌汁用のおわんと皿のセットを何枚か。
安そうな食器がたくさんならんでいる。
俺が適当に選んでカゴにいれようとすると

姉「だめ、ちゃんと選ばないと」

と止められた。姉は大して変わらない食器を両手に持って
必死に品定めをしている。どれも同じだよねーちゃん・・・

俺「それじゃあ、俺あっちの方にいってるから」
姉「んー、わかった」

俺が向ったのは電気製品のコーナー。
ドライヤー等の電気製品はあらかた実家から持ってきたが
いくつか足らないものもあった。
しかし、本当の目的はそれではない。

そこのドンキは電気製品コーナーのすぐよこに
18禁コーナーがあるんだ。これは前回来た時にチェック済み。

そのコーナーに入るまえからそこにはアダルトお楽しみ袋といった
魅惑的な商品がならんでいる。
俺。は周りを気にしながら手に取り、感触をチェックする。
さわっても良くわからん。当たり前だ。

ノレンの前で俺はしばらく考え込んだ。
考える内容はどうやって姉にバレずにエログッズを買って
家まで持ち帰るかだ。

そうやって考えているうちに俺は手をつかまれた。

姉「何、ボケーとしてるの。買い物終わったから帰るよ」
俺「エッ・・・」

姉に手をとられてレジまで連行される。途中で布団を持たされて。
そのときの俺はきっと(´・ω・`)な顔をしていたことだろう。

すべての会計を追え、荷物をほとんど持たされてアパートへ帰る。
布団×2セット・・・正直死ぬ。

やっとの思いで、アパートにたどりついたら
そこには更なるサプライズが待っていた。

135 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 23:20:26.24 ID:VN9S9as0
アパートに帰ると、二人とも両手がふさがっていることもあり
ドアを開けてもらべく、チャイムを鳴らした。

ピンポーン

鶴「はーい」

鶴屋さんの声が聞こえる。

俺「俺だよ、帰ったよ」

ガチャとドアが開けられた。俺は布団を玄関に下ろし

俺「はー、しんどかったよ」

と言いながら顔を上げた。

「よう、結構時間がかかったな」

そこにはヲタ友Bがいた・・・

俺「なんでお前がいるの?」
ヲタ友B「いやー、お前もこっちにいるのかなって思って
     お前ん家に電話したんだよ。そしたらおばさんが
     今日引越しだよって教えてくれて。住所も教えてくれた
     そして、来てみてチャイムを押したら生徒会長が
     出てきたから、ビックリしたよ。あきの彼女ですか?
     て聞いたら、おねーさんの友達って言われて」
俺「そうか、ありがとな・・・」
ヲタ友B「お前だけ童貞失ったかと思ったよ。疑って悪かった。同士!」

すまん、ヲタ友B。俺はお前をとっくに裏切ってるぞ。

その後、ヲタ友Bは姉にヲタとは思えない立派な挨拶をして
率先して働いていた。

引越しもあらかた終り、夕飯を食べようってことになった。
俺は近くの小僧寿しに寿司を6人前ほど買って
鶴屋さんがリクエストしていたハーゲンダッツ×2(姉の分も)と日本酒
それとビールやサワー等を買った。ヲタ友用のうまい棒も忘れなかった。

138 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 23:33:51.81 ID:VN9S9as0
最近、ヲタ友ばかりでてくるが、説明しておくと
俺が高3になったころは、姉べったりで友達づきあいをほとんどしなくなっていた。
そんな俺でも、かまってくれたのがヲタ友たちであった。ホントに心の友達だ。


そして、夕食兼宴会が始まった。
はじめの挨拶は元生徒会長の鶴屋さんがしてくれた。
懐かしい気分だ。「諸君!前を見ようぜ」っていう臭い台詞を久しぶりに聞いた。

食事も酒もすすみ、空き缶がドンドン増えていった。
姉は酒がほとんど飲めないので、サワーをなめるくらいだった。

鶴屋さんは豪快にぐびぐび飲んで、酒が残り少なくなると
1万円札を姉に渡し、

鶴「ユキ~、日本酒と梅酒。あと、つまみでスモークチーズ(ウソです。柿ピーでした)」

とオーダーをして、コンビニへ買い物へ行かせていた。

一方、ヲタ友Bは、酒をほとんど飲んだことがないくせに
結構なペースでサワーを飲んでいた。
もう、完全に酔っている。

鶴屋さんにブライト艦長の偉大さを力説している。
こいつは放っておこう。

姉が酒とつまみを買って帰ってきた。
鶴屋さんは姉から日本酒を奪い取ると紙コップにそれをそそぎ
グビっとあおった。おっさんだよ、鶴屋さん。

そして、もうひとつの紙コップに酒を注ぎ、ヲタ友Bに勧めた。

鶴「おひとつどうぞ(はあと)」
ヲタ友B「エッ、俺はあまり酒は強くないですから
     会長、気にしないでやってください」
鶴「え~、私の注いだお酒は飲めないなんて・・・グスン」

やめとけ、鶴屋さん。こいつは免疫ないんだ。
絶対勘違いするぞ。

141 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/11(木) 23:45:32.25 ID:VN9S9as0
ヲタ友B「それでは会長!いただきます!」

ヲタ友Bはコップに注がれた日本酒を一気した。
はい、死亡フラグ確定ですね。

ヲタ友B「会長って、すごくかわいい。激萌えだよ」

などと俺に感想を漏らしていたが、
2分もたたずにヲタ友Bは酔いつぶれた。
しかも、鶴屋さんの膝を枕にして。
俺はヲタ友Bが酔いつぶれて鶴屋さんの膝に倒れこんだ後
さりげなく、太ももをストッキングの上からなでていたことを見逃さなかった。

ヲタ友B、お前はある意味勇者だよ。そして、リア充だ。
鶴屋さんは結構男子から人気があった。
成績はいいし、かわいいし、豪快だし、差別もしないし。
まあ、姉には負けるけどもな。

ヲタ友はしばらく鶴屋さんの膝枕で寝ていた。
絶対覚えていないだろう。
そして、奴は覚えていないことを後悔することになるだろう。

ヲタ友が酔いつぶれてから30分くらいは
たわいもない話をして時間をすごした。

ヲタ友が寝息をたて、そして鶴屋さんの太ももに
よだれをたらし始めたころ、

鶴「あき、この子そっちの部屋に運んで
  寝かしてくれる?」
俺「うん、わかった。B、起きろ!おい」

ヲタ友Bはゆすっても、叩いても起きない。
こいつを抱っこするなんてまっぴらだ。

俺はヲタ友Bの足をつかんで隣の部屋につれていった。

ヲタ友Bを隣の部屋の床に捨て
またリビングに戻ってくると鶴屋さんは

鶴「寝た?」
俺「うん」
鶴「それじゃあ、そこ閉めて」

と襖を閉めるように俺にいった。

149 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/12(金) 00:03:57.64 ID:Nr873QE0
俺が襖を閉めると鶴屋さんはコップに日本酒をついで俺に渡す。
そして、姉が買ってきた梅酒をついで姉に渡す。
あぐらをかきながら酒を注ぐ鶴屋さんはオヤジそのものだ。
ちなみにそのときの鶴屋さんの服装は高校の制服みたいな
スカートをはいていたので、パンツが丸見えだった。ちなみに色は水色。
まあ、見た瞬間に姉に肘打ちを食らったけど・・・

鶴「いいから、あんたたち、とりあえず飲みなさい」

鶴屋さんは結構飲んでいるはずだけど声は冷静だった。
ヲタ友Bがいたときはいい気分で酔っ払っている感じだったが
シラフに戻ったみたいだった。
すでに鶴屋さんのオーラはラオウ級になっていたので
姉と俺は逆らうことが出来ず、一口だけ飲んだ。

俺たちが飲んだのを見計らうと鶴屋さんは口を開いた。

鶴「で、いつからなの?」

何を言ってるんだ?この人は・・・
何を聞いているかわからず、ポカンとしていると

鶴「二人はカレカノなんでしょ。だから、いつからなの?」

バレてる・・・でも、この人は俺たちが血がつながっていないことを
知らないはずだけど・・・なんとか誤魔化さなければ。

俺より先に姉が口を開いた。

姉「何言ってるの鶴屋さん。そんなことあるわけないじゃない」

姉・・・そんなに強く否定しなくても・・・

鶴「ユキ、何年の付き合いだと思ってるの?
  15年以上だよ。アンタのウソなんて直ぐにわかるんだから」

さすが、するどい鶴屋さん・・・

178 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/12(金) 02:37:18.17 ID:8zzQDhU0
>>126
初めてホテル行ったあたりでゴム買ったけど備え付けのがあったから使わなかったとか
そんな話なかったっけ?

182 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/12(金) 11:33:00.17 ID:fkz.CAAO
気になったんだけど>>1は鶴屋さんがいるのに近藤さん買ったの?袋見られたらアウトじゃね?

185 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/12(金) 17:12:20.32 ID:MwRK2X20
再開します。

>>178
はい、買ったのは2回目です。
一回目はコンビニではなく、自販機ですはい。
>>182
玄関入って、すぐ靴箱に放りこんだので無問題。

姉「でも・・・」
俺「ねーちゃん、もういいよ。鶴屋さん、いつから気付いた?」

この人に隠し通すことは出来ないだろう。
この人はウソは下手だが、ウソを見抜くのは上手いのである。

鶴「やっぱりそうか・・・、前々から怪しいとは思っていた。
  アンタら姉弟は、子供のころからブラコン、シスコンだったけど
  私がひょっとしてって思ったのは、中学の頃かな?
  あきが自作自演やったバレンタインの頃かな」
俺「・・・そんなことあったけ?(黒歴史・・・)」

鶴屋さんは俺のおとぼけをスルーしてそのままつづけた。

鶴「始めユキから聞いた時、私、大笑いしたんだ・・・
  だって、あきが自作自演している姿が簡単に想像できたし。
  そしたら、ユキも笑ってたけど「かわいい」なんて言ってるんだ」
俺「・・・」
鶴「その時の顔が、どう見ても弟をかわいいと思う表情じゃなかったんだ
  なんというか、よくわからないけど。まあ、その後もユキとの会話は
  あきのことばかりだし、高校へ行ってもあきが女の子と話していると
  あれ誰なの?あきの彼女?聞いてきてよなんて会話ばかりだし
  あれはどっからどう見ても、シスコンを超えていたよ」
姉「そんなこと言ってないよ~勝手に作らないでよ」

姉は真っ赤になって否定していた。かわいい。

鶴「言ってました。それと、あきが文化祭か何かでクラスの子と二人でいる時なんかは」
姉「あら、失礼!タオルタオル」

姉はコップの中身をぶちまけ、段ボールの中からタオルを取りだした。
絶対わざとだ。鶴屋さんは姉に渡されたタオルで足を拭きながら

鶴「まあ、ともかく。そんな気がしていたんだ。あきもあきで
  彼女を作らないし、噂も聞かない。後輩に聞いても
  極端なシスコンでヲタとしか言わないし、一説にはホモじゃないかとも
  考えたよ。でも、覚えている?卒業式の日?」
俺「ブーッ。思わず吹いた」

鼻水が出たが、姉はすぐにティッシュを渡してくれたが不思議そうな顔をしていた。



190 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/12(金) 17:25:58.36 ID:MwRK2X20
鶴「ユキ、卒業式の日、私の部屋で振られたって言ったでしょ?」
姉「うん」
鶴「実は、振られた相手というのはあきなんだ」
姉「エッエッエッー!そんなの聞いてないよ!」
鶴「当たり前だよ、言ってないし」
姉「聞いてない、聞いてない」

姉は半分パニック状態になっている。

姉「あき!あんた何で言わなかったの!」
俺「言えるわけないだろ!そんなこと」
鶴「痴話ゲンカは後にしなさい。昔のことだし・・・あの時、私が告白したら
  あきは「好きな人がいる」っていったでしょ?」
俺「多分・・・」
鶴「なんとなくユキのことかな~って思ったよ」
姉「・・・」
鶴「多分から確信に変わったのは、ついこの間」
俺「いつ?」
鶴「先月の終わりに駅で見たと言えばわかるか?」
俺&姉「??」

よくわからなかった。二人して顔を見合わせていると

鶴「もういい。入試の日の夜!駅でアンタ達抱き合ってたでしょ」
姉「!!」
鶴「あれはどっからどう見ても姉弟じゃないよ。恋人同士だよ
  それですべてが繋がったんだよ。言っちゃ悪いが地元の国立
  落ちていたくせに、1年でレベルアップするし、大学も二人して
  東京だし・・・」
俺「御見それいたしました・・・」
鶴「で、ところでいつから?」
俺「俺が高2の頃から。ちょうど留学するちょっと前ぐらいからだよ」
鶴「そうか・・・」

そして鶴屋さんはさらに話を続けた。

192 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/12(金) 17:39:07.39 ID:MwRK2X20
・・・

193 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/12(金) 17:41:02.38 ID:/dUxCgIo
釣りでもいいから続けて

194 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/12(金) 17:44:08.65 ID:ZT80H0go
>>192
ちょっ、どったの
気にせず続けてほしい、すごいおもしろいよ

196 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/12(金) 17:50:16.25 ID:63NhplcP
>>192
早く続きを書け

197 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/12(金) 17:50:58.76 ID:18ue5oAO
>>192
続き頼む

200 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/12(金) 17:52:29.95 ID:MwRK2X20
>>193
>>194
>>196
>>197
ありがとう。煽りとかなれてなくて、耐性ないんだ。再開する。

鶴「でもね、アンタ達ね姉弟同市はどんなに好き合っていても
  結婚したりできないんだよ。いずれ別れることになるんだから
  ちゃんと覚悟はしてるの?まさか、一線を超えてないでしょうね?」
姉「・・・」
鶴「チョッ・・・待って。超えたの?」
姉「うん・・・」
鶴「子供が出来たらどうするの?近親交配だとなんとかかんとか。
  子供の戸籍だってなんとかかんとか。信じられない!」

鶴屋さんは大声でわめいてる。もう、時間も遅いんだから・・・

俺「あんね、鶴屋さん。時間も遅いし、近所迷惑になるから
  もう少し、声を下げて落ち着いて」
鶴「これが落ち着いていられるわけないでしょう!だって、
  アンタ達姉弟でしょ。なんでそんなに冷静でいられるの?」
俺「だからね・・・」
鶴「あ~、幼馴染が二人ともこんなになっちゃった・・・」

正直、鶴屋さんが完全にパニってるところを初めて見た。

鶴「これなら無理やりにでも私が・・・」
俺「話を聞いて」
鶴「無理やりにでも、無理やりにでも・・・」

鶴屋さんは泣いていた。鶴屋さんが泣いているところを見たのは
子供の時以来だ。姉はオロオロしているだけだ。役に立たない。

俺「いいから聞けって!」
鶴「・・・」
俺「あんね、実は俺達は血が繋がっていないんだ」
鶴「へっ?」
俺「だから、実の姉弟じゃないんだ」
鶴「ちょっと待ってね。フー。もう一回言って」
俺「何度でもいいよ。ねーちゃんと俺は血が繋がっていない
  遺伝子的には赤の他人だ」
鶴「えーーーーーーーーー!!」

207 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/12(金) 18:05:13.87 ID:MwRK2X20
鶴屋さんは叫んだ後、しばらく固まっていた。

鶴「そうなんだ・・・初めて知った」

当たり前だ。初めて話したんだから。

鶴屋さんの顔はさっき泣いていたこともあって
化粧ははげ落ち、鼻から鼻水が垂れていた。
俺はティッシュを取って鶴屋さんに渡す。

鶴屋さんはティッシュを受け取るとチーンと鼻をかみ、そしてコンビニ袋に捨てた。

意を決したように、コップの中身を一気に開ける。

鶴「そうかそうかそうか。繋がってないんだ」
姉「ごめんね、今まで黙っていて」
鶴「いいって、思いっきりビックリしたけどなんかいい話だ」

鶴屋さんはすっかり笑顔に戻り、相変わらず胡坐を組んで
ぐびぐび飲み続けていた。

それから、しばらくするとタチの悪い親父に変化した。

どっちから告白したのか?だとか、初めては痛かった?とか
限りなくセクハラまがいの発言のオンパレード。

飲む→セクハラ発言→飲む→俺を叩くの繰り返し。
ところで鶴屋さん、あんたパンツが丸見えだよ。

そうとうイイ気分になったみたで、しばらくすると床に転がり
寝息を立て始めた。いわゆる潰れた状態だ。

ヲタ友Bの様子も見たが相変わらず潰れている。
今日はこのまま泊めるしかないだろうな・・・せっかくの初夜なのに・・・

209 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/12(金) 18:15:25.27 ID:ZT80H0go
>>207
連日書き込みしてるけど大丈夫?
ぜひ完結させてほしいから無理してほしくないんだけど

210 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/12(金) 18:17:24.65 ID:K.TClEIo
全部まとめてからテキストでうpしたほうが速いんじゃないの?

211 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/12(金) 18:23:53.67 ID:MwRK2X20
>>209

>>210
軽く突っ込んでくれると思いだしやすいんだ。
忘れてたことなんかも思いだす。さっきの自販機とか。

泊めるといっても、鶴屋さんをこのままにしておくわけにはいかない。
暖房もまだ完備されていないので、夜は冷える。

俺は鶴屋さんをとりあえず隣の部屋に運ぼうとし
抱きかかえようとした。

姉「だめ、私が連れていく」
俺「なんで?すぐ隣だし、ねーちゃんじゃ抱きかかえられないだろ」
姉「いいから、あきはすぐ女の人をヤラシイ目で見るから
  どさくさにまぎれて触るつもりでしょう。鶴屋さんは
  私と違ってオッパイ大きいし」

そうだったのか・・・俺は直接みたことがないからわからなかった。
着やせするタイプか・・・そんなことを考えていると

姉「ほら、今ヤラシイこと考えていたんでしょう?
  いいから、どいたどいた」
俺「わかったよ」

鶴屋さんを姉に任せて、俺は片づけを始めた。
片づけと言っても食器があるわけではないので
使った紙コップやツマミの空き袋をコンビニ袋に捨てるくらいだ。
残った飲み物は捨て、まだ開けていない奴は窓の外に出しておいた。

姉が鶴屋さんを隣の部屋に連れて行き戻ってきた。
やっと、静かになった。

姉「今日はすごかったね。ホントいろいろなことがあった
  まさか、あきの友達のB君まで来るとは思わなかったよ」
俺「そうだな、いろいろあったな。俺もまさか奴が来るとは思わなかったよ」
姉「そうだね」

姉と俺は床に座り、壁によりかかりながら残ったお茶を飲んでいた。
自然に手を重ね、東京に来て初めてのキスをした。

鶴「へへへー、みーてーたーぞー」

鶴屋さんはゾンビの如く顔だけをこっちに向け、
このセリフを吐いて、また寝てしまった。

220 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/12(金) 18:36:22.46 ID:MwRK2X20
俺「さてと、俺達もそろそろ寝ようか。疲れたし」
姉「うん、そうだね。でも、鶴屋さんたちあれで風邪ひかないかな?」
俺「ちょっと寒いかもね。布団かけてやるか」
姉「そうだね」

俺はさっき買ってきたばかりの布団を開け、掛け布団を一つ取りだした。
布団は二つしかないし、それ以外の毛布とかはまだ買ってなかった。
一組は姉と俺で使うとして、そうするともう一組しかない。
ま、いいか。

俺は寝室(予定)に布団を二組敷いた。

まず、鶴屋さんを姉に頼んで布団の上まで転がしてもらった。
スカートが完全にめくり上がり、転がる鶴屋さんのパンツを
ガン見していたら、姉から蹴りをもらった。

鶴屋さんが布団の上にセットされた。
あと、残るはヲタ友Bだけだ。

向きが違うので、ヲタ友Bをけっ飛ばし、転がし安いようにセットする。
結構乱暴に蹴ったのだが、全く起きる気配がない。

その後、大玉転がしの要領で転がす。ヲタ友Bは鶴屋さんにぶつかって
転がるのをやめた。

俺「B、俺に感謝しろよ。一生ないぞこんなこと。
  鶴屋さん、何かあったら自分のふがいなさを呪うがいい」

二人の上に布団をかけ、ちょっと離れたところに俺達用の布団を引いた。

そして、二人で布団に入り、軽くイチャイチャして眠りについた。
寝ているとはいえ、他の二人もいるから軽くでガマンした。
初夜は明日に取っておこう。

こうして俺達の東京初日は幕を閉じた。

余談であるが、次の日姉と俺は鶴屋さんの悲鳴で目をさますことになった。
どうやら、ヲタ友Bが鶴屋さんのオッパイを寝ぼけながら揉んだらしい。
故意か無意識かわからないが・・・

223 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/12(金) 18:46:54.91 ID:MwRK2X20
今日はちょっと時間がないのでこれで終わります。

打ち切りにならなければ
あと、2つの話し位で終わる予定です。

支援ありがとうございました。

241 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/13(土) 00:15:58.13 ID:HYb/2NE0
みんな、ありがとう。感謝感激だよ。
顔も見えない2ちゃんで・・・
ちょっとだけ再開します。引越し編を書いてて思い出したので
番外編ということで鶴屋さんと出会ったときのことを書きます。

鶴屋さんと出会ったのは俺がまだ、小学校に上がる前だった。
姉と出会った時のことは覚えていない。
戸籍によると、俺が2歳の時だったから当たり前と言えば当たり前だ。

昔からねーちゃん子だった俺は、いつも姉と二人で遊んでいた。
よく、幼稚園時代の話をする奴がいるが、
俺の家は貧乏だったこともあって
俺たちは幼稚園に行っていない。

今、考えればとんでもない親たちだが、
姉と俺は俺が物心つく前から留守番をさせられていた。

結構、抜けている姉だが、いつも俺のことを思ってくれていた。
俺が転んで泣いたら、泣き止むまで頭をなでてくれてし、
おやつが足りない時も、自分の分を半分くれたりした。

俺が多分、4歳くらいのときだったと思う。
いつものように姉と部屋で遊んでいたら

姉「あきくん、お外いこうか?」
俺「うん、行きたい。でも、怒られない?」
姉「ちょっとだったら大丈夫だよ」
俺「うん」

姉と俺は家を出て、外に出た。
姉と二人で始めて出た外はいつもより日がまぶしかったことを覚えている。

姉は俺の手を引いて近くの公園まで連れて行った。

公園の中には子供たちが砂場や滑り台で遊んでいる。
近くの幼稚園の子だろう。

幼稚園に行っていない俺たちは当然、知り合いもいない。

俺「おねーちゃん、お砂場で遊びたい」

砂場で遊んでいる子たちを見て、砂場で遊びたくなった。

姉「ちょっと、待っててね。今、いっぱいみたいだから」

俺と姉は近くのレンガに座り、砂場で遊んでいる
子供たちを見ていた。


242 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/13(土) 00:25:30.90 ID:ZLwsD5oo
ここは2ちゃんねるじゃないけどね

243 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/13(土) 00:28:31.41 ID:HYb/2NE0
>>242
スマン、パー速でした・・・

小学校に入ったころには、姉は鶴屋さんと組んで
男の子たちを追い回すような子になっていたが、
今、考えると結構内気な子だったような気がする。

姉と俺は、砂場にいる子供たちをうらやましそうに見ながら
彼らが早く帰らないかな?って考えていたんだと思う。

その視線に気付いた一人の女の子がいた。鶴屋さんだ。
女の子はこっちに歩いてきた。
その頃の俺たちはイメージとすれば
貧乏姉妹ってアニメしってる?あんな感じだ。
彼女たちよりみすぼらしい格好をしていた。
そして、彼女は俺たちに話かけた。

鶴「一緒にあそぼ」
姉「・・・」
鶴「今、トンネル掘ってるんだ、一緒に掘ろうよ」
姉「・・・うん」

ちなみにその時の俺は姉の後ろに隠れていたと思う。

鶴屋さんに連れられて俺たちは砂場に入った。

ガキA「なんだよ?こいつは?」
ガキB「そうだよ、兄ちゃん。なんでこいつらいるんだよ」
鶴「先生に言われたでしょ。みんな仲良くしなさいって」
ガキA「でも、ブホッ」

鶴屋さんの鉄拳が飛んでいた。
思い出すと、姉のグーパンチや蹴りの師匠は多分、鶴屋さんだ。

結局、鶴屋さんはガキA、Bを黙らせ、俺たちを仲間に引き入れた。
俺らは完全にヨソ者だから、ガキたちにとってそれは当然の行為だと思う。

関係ないけど、このときのガキBは後のヲタ友Bである。
大学の時に二人で飲んだときに

ヲタ友B「覚えてないかもしれないが、お前との出会いは
     小学校入る前なんだぜ。」

と告白された。
後で書くことになるが、その時、奴は幸せの絶頂だったので
姉仕込みの裏券と飲み代のおごりのプレゼントを渡しておいた。
奴は今でこそ、空手の段もちだが、そのときはただのヘタレだった。


鶴屋さんは俺たちを仲間に引き入れたあと、
一生懸命トンネルを掘っていた。

244 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/13(土) 00:39:42.19 ID:TnTsxDko
>>243
ぐぐったけど、あんまりみすぼらしい格好じゃなくね?

http://www.toei-anim.co.jp/tv/binboushimai/topix/images/dvd_jacket04.jpg

246 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/13(土) 00:48:23.20 ID:HYb/2NE0
>>244
イメージです。このアニメを見て昔を思い出しました。
実際はこんない衣服は着ていませんでした。
シマムラは高級品、金持ちにはそれがわからないのですよ。

砂を積み上げ、いくら掘ってもトンネルは完成しない。
すぐに崩れてきて、トンネルが埋まってしまう。
鶴屋さんはトンネルが崩れても、そのたびに新しくトンネルを掘っていった。

姉「ちょっと、水をかけた方がいいんじゃない?」
鶴「??」
姉「あき、ちょっと水を汲んできて」

俺は近くにあったガキAのバケツを持って公園の水のみ場に向った。
水を汲んで砂場まで戻ると姉はバケツを俺から奪い、手に水をつけて砂山をさわった。
何回か繰り返すと砂山は固まっていった。

姉「ね、こうすると掘りやすいでしょ?」
鶴「おまえ、天才だな。はじめに言えよ」
姉「・・・ごめんなさい」
鶴「おまえはいいことをしたんだ。なんで誤るんだ?」
姉「謝ってない!誤ってないんだから」
鶴「誤ってるだろ」

この辺の台詞は適当だが、良くわからないけど姉と鶴屋さんのケンカが始まった。
当然、俺は何もできず。今だったら姉を傷つけた奴は37564にするけど。
俺と同様にガキAとヲタ友Bも何も出来ず。

しばらくすると、取っ組み合いのケンカになった。

247 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/13(土) 00:49:24.94 ID:HYb/2NE0
俺、ガキA、ヲタ友Bは住みに非難して行く末を見守っていた。
この頃から女は怖いって思うようになったのだろう。

エロモードに入る以外は基本的に俺はMです。そして姉はSです。鶴屋さんもSです。
ケンカが収束したのは、5時のチャイムがなったあとだった・・・多分

姉「いくよ!」

とのお声かけで俺は姉に手を引かれ家に帰った。鶴屋さんも

鶴「帰るよ!」

の号令をかけ、ガキA、ヲタ友Bを連れて帰っていった。

家に帰ると、すでに母親は帰宅しており、姉はこっぴどく叱られていた。
後で聞いた話だが、俺は

「おねーちゃんが、おねーちゃんが」

と繰り返していたらしい・・・俺ってカス・・・orz







248 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/13(土) 00:54:13.65 ID:GoGRZLoo
東京の国公立大学で医学部あるのって医科歯科除いたら東大だけだな

250 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/13(土) 01:04:01.53 ID:HYb/2NE0
>>248
医学部は人数が少ないので、その辺はスルーしてもらうと助かります。
ちなみに住んでたところは東京ですけど、大学は東京とは言ってません。

次の日も姉は俺を公園に連れて行った。

俺「おカーさんに怒られるからやめようよ」

と抵抗するも

姉「くやしくないの?おねーちゃんバカにされたんだよ」

と訳のわからない理論で俺は公園につれていかれた。

公園に行くと、当然のように鶴屋さんはいた。

その時は訳のわからんマントみたいなのを羽織っていた気がする。
小学生の時に問い詰めたが本人は否定していた。

もう、ここまでくると砂場はどうでもよくなっていた。

俺とガキA、ヲタ友Bはそのケンカの流れを見ているだけ。

しょせん、ガキなんでケンカを見るのも飽きて
俺たちは砂場で当時はやっていたなんかのキャラクターの
像を作ることに夢中になっていた。

でも、最後はいつも、姉と鶴屋さんの

「帰るよ」

の一言で俺たちの楽しい時間は終了を告げさせられていた。

日に日に争いはエスカレートしていき、
彼女らはほとんどキャットファイト状態になった。

髪の引っ張り合いはデフォルトとして、
噛み付きも反則ではなかったような気がする。

家に帰ると、いつも姉に次の作戦について
レクチャーされてた。

その犬猿の仲が変わったのが姉の小学校入学だった。

251 名前:パー速のローカルルールが変わりました:2010/02/13(土) 01:07:18.56 ID:47K641ko
貧乏なのに生活費に無駄に金かける意味がわからん

252 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/13(土) 01:16:50.60 ID:HYb/2NE0
>>251
俺もがんばってバイトしたんだぜ。
生活費はほとんどねーちゃんが稼いでいたけど。
ちなみに俺の得意技は食費を削るだから。

小学校に入ったら鶴屋さんはお嬢様だった。
姉と同じクラスだったが、おしとやかな自己紹介だったらしい。

鶴屋さんに聞いても

鶴「昔のことは覚えていない」

の一言で終了させられる。
俺はお医者さんごっこに付き合わされたり
スカートをはかされたりしたのは忘れていないけど・・・

その後は家が近かったこともあり、良く一緒に遊んだ。
鶴屋さんは性格が男っぽかったこともあり
ヒーローごっこもよくやった。

言わなくてもわかるだろうが、俺はショッカー扱いだ・・・

こうして、姉とクラスが一緒ということもあり、
姉と鶴屋さんは親友と言える関係になっていった。

俺はとんでもない目にあうことが多かったが・・・

それ以来、姉と鶴屋さんはつるみだし
俺が下僕として扱われる日が続く。

年が過ぎてもお世話になりっぱなしなので今でも鶴屋さんには
頭があがらない。でも、もう少し謙虚になってね。

299 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/13(土) 23:37:42.29 ID:HYb/2NE0
再開します。

鶴屋さんの悲鳴で俺たちは目を覚ました。
俺は寝ぼけ眼で鶴屋さんを見た。鶴屋さんは胸を押さえながら
ヲタ友Bを蹴り飛ばしていた。蹴りがヲタ友Bの顔面に綺麗に入った。

まあ、いっかということで俺は再び寝ようとした。

鶴「あき、起きたなら、コイツなんとかしなさい」
俺「なんとかって、何をしたんだよ?」
鶴「コイツ、私の胸を触った」
俺「別に、減るもんじゃないし、いいじゃん。それくらい」
鶴「ユキが触られたらどうする?」
俺「ぶっころす!!」

俺が出るまでもなく、ヲタ友Bは倒れていた。
HPゲージはすでにゼロとなり、ザオリクをかけてもらうのを
待っている状態だ。

こんな、騒ぎもあって、姉も置きだした。
俺は見慣れているが、髪の毛は寝癖だらけだし、目やにもついてる。
姉はメガネをかけて、鶴屋さんとヲタ友Bを見た。

姉「なんで?なんで?」

どうやら今の状況をわかっていないらしい。

俺「みんな起きたみたいだな」
姉「あっそうか。昨日はみんな泊まったんだね」
俺「もう、ボケがきたフゴッ」

腹に肘打ち。急所入ってます・・・

それぞれにタオルを渡し、顔を洗ってきてもらった。
姉がお茶を入れ、しばらくすると、

ヲタ友B「なんか、昨日の記憶ほとんどないんだよな。
     気がついたら会長に殴られているし、
     そしたら蹴りだぞ。なんだったんだよ?」
鶴「蹴りなんかいれてないわよ。夢でも見てたんじゃないのかしら?」

鶴屋さん・・・そのしゃべり方怖い・・・
ヲタ友Bはホントに何をしたのかわかっていないらしい。
かわいそうに、お前はとってもうらやましいことをしたんだぞ。

301 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/13(土) 23:48:45.46 ID:HYb/2NE0
そんなことを話しているうちに時間がすぎ、彼らは帰っていった。

彼らが帰ったあと、姉と俺は実家から送ったダンボールを開けだした。
そういえば、引越し作業中だったんだっけ・・・

すべてのダンボールをあけ、しまえるものはしまったが、
まだまだ収納が足りない。
必要最低限の家具もたらない。

テレビはしばらくガマンするとして
洗濯機や冷蔵庫や調理道具や炊飯器などは買わなくてはならないだろう。

俺「冷蔵庫とかも買わなきゃいけないね」
姉「そうだね、炊飯器もないし、洗濯機も必要だよ
  お金も節約しないといけないから、調理器具も買わないとね」
俺「そうだね、自炊!」

思い出した。これから二人で暮らしていくんだから
飯を作らなくてはならないんだ。
いつも俺が作るわけにも行かないから
姉にも作ってもらわないと。
そして、俺の中で新生活のファーストミッションは
姉に人間が食べられる最低限の料理を教えること決まった。

姉「それじゃあ、お買い物行こう。支度するからちょっと待ってて」

と姉は着替えを始め(当然俺はガン見)
床に鏡を置き、化粧を始めた。普段は化粧をしないはずなのに

俺「なんで、化粧するの?」
姉「だって、もう大学生なんだから化粧くらいしないと
  まあ、しなくたって十分に綺麗だけどね」
俺「はいはい、綺麗です」

パコン、口紅が飛んできた。

そんなことをやっているうちに姉の準備は完了したらしく
姉と俺は昨日に引き続きドンキに向かった。

303 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/14(日) 00:01:27.43 ID:5yH4PVs0
ドンキで昨日買いそびれたカーテンや炊飯器や調理器具などを買った。

冷蔵庫と洗濯機は昨日、ヲタ友Bに聞いたところによると
リサイクルショップの方が安いらしい。
場所も聞いておいたので、一旦、アパートに戻って荷物をおいた後
そのリサイクルショップに向った。

リサイクルショップで洗濯機と冷蔵庫を買い、
次の日、配達してもらうことにした。

そう、後俺たちは大事なことを決めなければならない。
すなわち、バイトを探さなければならないのだ。

このときすでに俺たちの手持ちは10万を切っていた。
姉の銀行口座に10万程入っているが、非常用のお金なので
なるべく使いたくない。

どうせ、これから入学式までは特にやることはないので
俺はバイトをするつもりでいた。

リサイクルショップの帰り道、コンビニで姉と俺は
アルバイト情報誌を買った。

アパートに戻って、姉と俺はアルバイト情報誌を見た。

姉「あ、私は決まった」

読み始めて15秒くらいで姉は言った。

俺「早いな、なんでそんなに早く決まるんだ?」
姉「だって、駅前の牛丼屋さんバイト募集してるんだもん」

また、牛丼屋さんですか・・・アンタは丼だけ牛丼が好きなんだ。
俺はしばらくながめたあと、一つの募集欄に目がとまった。

アー○引越しセンター。

日払いだし、一日やると8000円位もらえるらしい。

大学が始まったら定職を探すとして
これを10日くらいやれば、なんとか過ごすことが出来そうだ。

さっそく、近くの公衆電話に走り、電話をし次の日面接に行くことになった。
姉もさっそく牛丼屋に電話をし、面接の日程を決めていた。

304 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/14(日) 00:15:44.72 ID:5yH4PVs0
バイトの面接も決まり、ひと段落したので
引越しの続きをすることにした。
あらかた片付けが終わると、日も沈みかける時間になっていた。

姉「夕御飯どうしようか?炊飯器も買ったし
  近くのスーパーに買い物に行って何か作ろうか?
  おねーちゃん、腕をふるっちゃうぞ!」
俺「・・・そうだね、とりあえず買い物に行こうか」

恐ろしいこと言わないでください。腕を振るうのは
人様が食べられるものを作れるようになってから言ってください。

姉と俺はスーパーに買い物に行った。
二人で腕を組みながら食材を物色。新婚さんだぜ。

姉は作る気満々なので、なるべく失敗しない料理を
作らせるべく、メニューを考えた。

ハンバーグだ。ひき肉からつくるそれではなくて
ハンバーグになっている奴をただ焼くだけのもの。
それにほうれん草の油いためとサラダをつければ
ちゃんとした夕食になるだろう。

俺「ねーちゃん、俺今日、ハンバーグ食いたい」
姉「えー、今日はカルボナーラにしようと思ったのに・・・」

ねーちゃん、そういう台詞は作れるようになってから言おうね
第一、パスタ茹でたことないでしょうあんたは。

俺「せっかく炊飯器も買ったんだし、御飯が食べたい。
  ステーキとかでもいいけど高いから・・・
  今見たらハンバーグがタイムセールで半額だよ」
姉「そうだね。それじゃあハンバーグにしよう」

アブねー、このメニューなら失敗しようがないだろう。

スーパーで食材と調味料そして米10キロを買って俺たちはアパートへ戻った。

早速、作ろうとすると

姉「その辺に座ってて、私が作るから」

恐ろしいことを言わないでください。

俺「俺も手伝うよ。そうすれば近くにいられるし」
姉「全く、甘えん坊さんなんだから」

俺の奮闘もあって、おいしいハンバーグが出来上がり
そして、二人で食べた。

306 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/14(日) 00:29:57.02 ID:5yH4PVs0
夕食を食べ終わった後、お茶を飲んでしばらく語っていた。
しばらくすると

姉「昨日からお風呂入ってないからべたべたして気持ち悪い
  ちょっと、シャワー浴びてくるね」

と行って、着替えとタオルを用意して姉は
風呂場(と言ってもユニットバス)へ向った。

残された俺は、食器を洗ったあとよからぬ考えを抱いた。

俺「チャ~ンス」

アスカ並みの不適な笑みを浮かべたあと、俺は考えを実行に移した。
何って?決まってるでしょ。風呂場に突ですよ突。

風呂から上がったあとの動きをスムーズにするため
俺は隣の部屋のベッドへ向い、離れておいてあったベッドを
隣同士にくっつた。実質ダブルベッドだ。

そして、昨日靴箱に放りこんだ近藤さんを取り出し
ベッドの下にちゃんとビニールをはがしてスタンバイさせた。

俺もタオルを用意した後、風呂場へ向った。
着替え?どうせ、後で脱ぐからそんなものはいらない。

ところが、風呂場には障害が待ち受けていた。
鍵をかけやがった・・・

ちょっと、ショックを受けたが、俺には鍵を観察する冷静さが残っていた。
鍵の形状を見ると、特殊な鍵は必要なさそうだ。
そもそも、風呂場の鍵なんて不動産屋さんにもらってない。
マイナスドライバーでまわせば空きそうな感じ。
10円玉でも大丈夫そうだ。

俺は風呂場の前で服をすべて脱いだ後、財布から10円を取り出して
ドアノブの真ん中にハメ、クルとまわした。
カチャと軽い音を立てて鍵の解除に成功した。俺ってルパンだ。
そして、いざ突撃!

307 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/14(日) 00:42:10.98 ID:5yH4PVs0
風呂場に突すると、姉は体を洗っていたところだった。
直ぐにこっちに気付いて

姉「何で?鍵閉めておいたのに。何で?」
俺「俺様に不可能はない。鍵を睨んだらあけてくれたんだぜ」
姉「も~、何言ってんの。あー、しかも・・・」

当然俺はフル勃起状態。姉も気付いている。

姉「また、いやらしいこと考えてる」
俺「男は誰でも獣さ」
姉「・・・しね」

そんな会話をしながら俺は浴槽の中に入っていった。
そして、軽く姉にキスをした。

その後、俺は姉に体を洗ってもらい、シャンプーまでしてもらった。

姉「はい、終り。先に上がってて」
俺「はーい」

と返事をして体を拭き、先に上がった。

当然、何も着ずに布団にもぐりこむ。
もう一度だけ、近藤さんの位置を確認した。
ヤベッ、ティッシュをセットしていない。
隣の部屋においてあるティッシュを取りに俺は布団を這い出した。

ティッシュをとって布団に戻ろうとしているときに
姉が風呂場から出てきた。素っ裸にフル勃起、そして片手にはティッシュ。
とても他人様には見せられないマヌケな姿だ。
俺は冷静を装い、寝室に向かい、ティッシュを置き布団に潜り込んだ。
なぜか姉は何も言わなかった。

311 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/14(日) 00:57:57.18 ID:5yH4PVs0
隣の部屋ではどうやら姉が髪を乾かしているらしく
ドライヤーの音が聞こえてくる。

俺は布団の中でワクワクして姉が来るのをまっている。

しばらくしてドライヤーの音が止まった。
キタキタキターーーーーーーーー!!

と思ったが、ドライヤーの音が止まっても姉はなかなか来ない。
なんなんだろう?と思ったがそしてピチピチ頬を叩くような音が
してきた。良くわからんが、化粧水か何かをつけているんだろう。
実家にいたときはそんなことしなかったくせに・・・

その音も鳴り止み、襖が開く音と同時に姉が入ってきた。
姉はバスタオルを体に巻いて、髪をアップにして入ってきた。
なんか、すんげー新鮮だ・・・姉きれいだよ姉

姉は襖を閉めるとそこに立ち止まった。

姉「なんか、恥ずかしい・・・」
俺「どうして?」
姉「なんか、結婚したあとの初夜みたいな雰囲気だから・・・」
俺「!!(萌え~、姉超かわいいよ姉)」
姉「よろしくお願いします」

姉は布団に入ってきた。
俺は姉を引き寄せキスをした。姉も答えてくれる。
それから俺は・・・


(自主規制)



なんだかんだで俺は3回やった。

その後、直ぐに眠りについた。

朝、目覚めると隣に姉はおらず、裸のままコーヒーを入れていた
なんか、こういうのすごくいい。、これが夜明けのコーヒーなんだな。

313 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/14(日) 01:07:03.73 ID:5yH4PVs0
眠くなったので寝ます。続きはまた明日の夜にでも
書きたいと思います。進行が遅くてごめんなさい。
でも、支援すごくうれしいです。



315 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/14(日) 01:10:02.92 ID:gPuUDmQ0
エロ描写サボんなwwwwww

317 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/14(日) 01:12:15.98 ID:5yH4PVs0
>>315
ここってエロ書いてもいいの?
VIPでスレスト食らったから、ちょっとトラウマになってる。
どれくらいでスレストくらうのかわからないし
そのレベルを教えてエロい人

355 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/15(月) 18:45:28.85 ID:6d6X0Ac0
再開します。


こうして、俺達の初夜は無事終了した。
大学が始まるまで、俺は引っ越し、姉は牛丼屋で休みなく働いた。

姉が生理になる以外は毎日セクロス。いままでのウップンを晴らすがごとくやった。

俺もある程度の日銭を稼ぎ、そして入学式を迎えた。
入学式はなんてことなく、終了したがその後少しブルーになった。

大学生を経験した人にはわかると思うが、卒業式直後は
サークルの勧誘が行われる。

まわりは、何人かと一緒にどんなサークルに入るか
話を咲かせている。俺の学部は人数が少ないので
しぜんと俺にもどんなサークルに入る予定かときかれる。

同期A「どのサークルに入ろうか?」
同期B「ヨットとかクルージングとか面白そうじゃない?」
同期C「定番のテニスサークルとかもいいかも」
同期D「ところで、あき君(ホントは名字で呼ばれた)はどのサークルに入る?」
俺「・・・どこにも入る予定ないよ。あまり興味ないし」

はい、これでボッチ確定だね。
まわりのお金持ちについていけそうもないし、何より俺は
生活費を稼がなくてはならず、サークルで遊ぶ暇があるなら
バイトをしなければならないのだ。

俺「それじゃあ、また明日」

俺は大学を後にした。勧誘を断り、正門まで歩をすすめる。
正直、興味はあったが違う世界だと自分に言い聞かせた。

正門を出た後、ちょっとだけ涙が出たのを覚えている。

駅に着くと、たまたま鶴屋さんがそこにはいた。

鶴「よ~、あき。今帰りかい?」
俺「うん、今帰り。ところで鶴屋さん、サークルの勧誘とか
  しなくていいの?」
鶴「いいんだよ。ハハハ。ところでこの後ちょっと時間あるかい?」
俺「大丈夫だけど、でも、夕飯の支度をしなければいけないからその時間までなら」
鶴「そんなに時間かからないから。そこでお茶しよ。おごるよ」
俺「うん、それだったら」

俺と鶴屋さんは駅前の某コーヒー店に入った。

356 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/15(月) 19:02:10.06 ID:6d6X0Ac0
鶴屋さんにホットコーヒーをおごってもらって席についた。

鶴「突然、誘って悪かったね」
俺「いやいや、家に帰ってもバイト探すしかないし」

春休みにやっていた引っ越しは短期バイトで長期でやるつもりはなかった。
姉は引き続き牛丼屋だ。その時の俺はうっすらとガソリンスタンドか何かをやろうと考えていた。

鶴「バイト決まってないんだ?それだったら家庭教師やってみない?」
俺「はい?」
鶴「家庭教師は時給いいし、今、誰か紹介してくれって頼まれてて・・・」
俺「でも俺、人を教えたことないし、下手すれば鶴屋さんのメンツを潰すことになるかも」
鶴「大丈夫だって、ユキから聞いたよ。教え方すごく上手なんだって
  電話でよく話したけど、あきのおかげで成績上がったって言ってよ」

姉、ろくなこと言ってないだろうな。特に罰ゲームとか・・・
まあ、鶴屋さんは俺達が付き合っていることを知らなかった位だから
姉も言ってないだろう。姉の性格を考えても言わないだろうし。

俺「ホントに出来るかな?やるんだったら一生懸命頑張りたいし・・・」
鶴「それじゃあ、確定ね」

鶴屋さんはあっさり確定させ、携帯で電話をかけ始めた。
電話をしながら店の外に出ていき、しばらくすると戻ってきた。

鶴「明日の夕方に一緒に行くから。あけといてね」
俺「うん、わかった」

それにしても素早い動きだ。思い立ったら即行動、変わってないこの人。

359 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/15(月) 19:15:21.52 ID:6d6X0Ac0
すいません、>>358の前にこれが入ります
改行で引っ掛かって分割した分の後半です。


俺「ところで、さっきの話だけど・・・」
鶴「何?」
俺「鶴屋さんはどのサークル入ってるの?」
鶴「ハハハ、実はどこにも入っていないんだ。前は入っていたけどね」
俺「何で辞めたの?」
鶴「実は、入学式で仲良くなった子がいて一緒に入ろうって言われたから
  なんとかっていうサークルに一緒に入ったんだ」
俺「うん」
鶴「はじめはテニスをやったりしていたんだけど、飲み会もよくあったんだ」
俺「うん」
鶴「ある飲み会でね、その子が思いいきり酔っぱらっちゃってね。ヘロヘロになったんだ
  そしたら、横にいた男の先輩が酔っていることいいことに太ももとか触り始めて
  ちょっと、守んないとと思って間に割って入ったんだ」
俺「それで?」
鶴「そうしたら、そいつ、私を触ってきやがった。初めのうちはやめてくださいって
  言っていたんだけど、そしたらそいつはサークルってこんなもんだよって
  言って胸を触ってきたから、蹴り飛ばしちゃった、エヘ」

簡単に想像がついた。多分、蹴りは1発じゃ済まないだろう。
本人はエヘって言ってるが、その時、鶴屋さんはラオウ状態だっただろう。
最低でも、裏拳から中段蹴りのコンボは決まったはず。

鶴「それからそこに行きにくくなって、今に至るだよ。ところであきは?」
俺「入るつもりはないよ」
鶴「そっか」

それ以上、鶴屋さんは聞いてこなかった。
その後、大学の講義の情報や使わなくなった教科書をくれるなどの
話しをして、俺達はコーヒー屋を後にした。

358 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/15(月) 19:13:44.11 ID:6d6X0Ac0
別れ際に鶴屋さんは

鶴「ちゃんと料理教えるんだよ!わかってるとは思うけど
  ユキの料理は殺人兵器だから」

と大声で叫び、電車に乗って帰っていった。
すっかり忘れてたが、今日から姉に料理を仕込まなければならないのだ。

帰りにスーパーへ寄って、食材を買い込む。
今日は簡単な料理、焼き魚と付け合わせにしよう。
姉も俺も魚は好きだし、これだったら基本的に焼くだけだ。
火加減さえ間違えなければ大した失敗もしない。
料理初級編は焼くから始めよう。

そんなことを考えて、メニューはサンマと冷奴。
調味料はあらかた買ってあったので、サンマと豆腐と大根とネギを買った。
しめて、会計は500円。とにかく、節約しなくては。

家に帰ってから、大学のカリキュラムや今後の予定に目を通す。
部屋の片づけと風呂掃除をしていると姉が帰ってきた。

姉「ただいま~、遅くなってごめんね。おなか空いたでしょ?」
俺「おかえり、今掃除が終わったところだよ。一緒にご飯作ろう」
姉「うん、ちょっと待ってね。着替えるから」

姉が部屋着に着替えた後、姉と俺は一緒に夕飯を作った。
俺の仕込みの甲斐もあって、ご飯だけは上手く炊けるようになっていた。
姉に炊飯器をセットしてもらい、味噌汁を作る。
具は豆腐とネギだけの質素なもの。

俺「それじゃあ、ねーちゃん。味噌汁作って。俺大根するから」
姉「うん、わかった。作るね」

早速、姉はやらかした。
鍋に水を入れるまでは良かったが、冷たい水にいきなり味噌を入れ始めた。
先が心配だ。味噌は火を止める直前に入れることを教えた。

なんだかんだで夕飯が出来上がり、二人で食べた。

お互いの学校のことを話しているうちに、サークルの話題となった。

俺「ところで、ねーちゃん。サークルはどうするの?」
姉「入らないよ、バイトもあるし」

多分、姉がサークルに入らないのも経済的な事情であることがすぐにわかった。
この後、バイトが鶴屋さんのおかげで決まりそうなことを告げ
この日は終わった。

361 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/15(月) 19:32:59.15 ID:6d6X0Ac0
次の日、鶴屋さんと一緒に家庭教師先(予定)に行き、簡単な面接もどきみたいなことをした。
採用とその場で言われ、来週から行くことになった。
月曜日と木曜日の夕方からそのお宅にお邪魔して教えることになった。
この家庭教師先Aの教え子は高校受験を控えた中3の女の子だった。
ちなみに、時給は3000円で一回あたり2時間ということになった。

鶴「よかったね、バイト先決まって」
俺「うん、鶴屋さんのおかげだよ。会長、日本一!」
鶴「ほほほほっ」
俺「・・・」

鶴屋さんは訳のわからん笑いをしてご機嫌だった。

鶴「ところで、実は」
俺「何?」
鶴「もう一軒面接があるんだよ」
俺「はい?」
鶴「実は2つ紹介を頼まれていてね、めんどくさいからあきを紹介するって言っちゃった」
俺「・・・」

まあ、こうなったら断っても無駄だろう。この人の場合は。

結局、2件目もあっさりと決まり、火曜日と木曜日の夕方から教えることになった。
この家庭教師先Bの教え子は大学受験を意識し始めた高2の男の子だった。
こちらの方の時給も3000円で一回2時間ということになった。

2件の面接が終わり、無事採用も決まって俺はほっとした。
その心の平穏をぶち壊すように鶴屋さんは言った。

鶴「今からあきの部屋に行くからね」
俺「へっ?」
鶴「だから、今からあきの部屋にいくの」
俺「なんで?」
鶴「バイト紹介してあげたでしょ?お礼にご飯でも食べさせなさい」
俺「・・・わかったよ」

夜は姉と二人っきりで過ごすのが日課なので
ちょっとがっかりしたが、確かにここまでしてもらっては断れないだろう。

俺「ただし、姉が作るけどな」
鶴「貴様!俺を[ピーーー]気か?」

こんな、会話をしながら二人でアパートへ戻った

362 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/15(月) 19:44:23.57 ID:6d6X0Ac0
途中で、買い物をするべくスーパーに寄った。
本日のメニューは鶴屋さんのリクエストにより餃子ということになった。

ひき肉と白菜、ニンニク、そして餃子の皮などの必要な食材を買った。

俺「餃子はこれでよしっと。それ以外のメニューはどうする?」
鶴「へっ?何言ってんの?餃子と言えば餃子だけでしょう。
  餃子だけを食べ続ける。これがいいんじゃないの
  他のメニューと一緒に食べるなんて邪道よ、邪道」

まあ、俺も餃子だけを大量に食べるのには賛成だ。
餃子も作ったことがあるので作ること自体に問題ないが
3人分の量を我が家のフライパンでいちいち焼いていたら
時間がかかってしょうがない。

俺「でも、うちのフライパンではそんなにたくさん焼けないぞ」
鶴「大丈夫だって、心配しない」

よくわからないが、本人が大丈夫だって言ってるので
その流れに乗ることにした。
ちなみに買い物代は鶴屋さんが払ってくれた。感謝です。

買い物を終わらせて、アパートに到着した。
姉はその日はバイトがなかったのでもうすでに部屋にいた。

鶴「ユキ~、来たよ」
姉「鶴屋さん、いらっしゃい。どうしたの?」
鶴「あきにバイト紹介してあげたら、どうしてもご飯食べていってて
  しつこいから、ごちそうになりに来た」
姉「そうなんだ、一緒に食べよ。私も腕をふるうよ」
鶴「・・・いや、あきがお礼をしたいらしいから、あきに作ってもらうよ。
  でも、餃子包むのはやりたいから、一緒に包もう」
姉「そうだね」

さすが、鶴屋さん。無難に姉の料理を断り
失敗しない仕事への誘導をごく自然に行う。恐るべし・・・

でも、肝心なことが解決されていなかった。
どうやって、3人分の餃子をいっぺんに焼くかだ。
その問題はすぐに解決した。しかも、意外な結果で・・・

363 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/15(月) 19:59:39.76 ID:6d6X0Ac0
ピンポーン、部屋のチャイムが鳴った。誰だろう?
新聞の勧誘かな?この前断ったばかりなのに、懲りない奴だ。
などと考えているうちに、鶴屋さんは

鶴「来た、は~い」

と元気に返事をし、玄関に向かって行った。なんでアンタが・・・
ドアが開き、そこを見ると・・・ヲタ友Bがいた・・・

鶴「早かったじゃない、言ったもの買ってきた?」
ヲタ友B「会長、買ってきたっす」

ヲタ友Bは大きめの段ボールとスーパーの袋を抱えていた。

俺「ヲタ友B、お前、何で来てるの?」
ヲタ友B「おー、会長に呼び出されたんだ。ホットプレートと
    餃子用の食材を買って、あきの家に来なさいって」
俺「・・・」

全く、鶴屋さんはトンデモナイことを考えつく。
その考えに乗ってホイホイついてくるヲタ友Bもだ。

結局、俺達4人で餃子を作り、餃子パーティーとしゃれこんだ。
餃子を包むのは姉と鶴屋さんで行い、俺は餃子のアンを作った。
ヲタ友Bは戦力外なので、その辺で腹筋でもさせておいた。

餃子を食べながら、自然にそれぞれの大学の話しになる。

ヲタ友B「ところで、おねーさんはどのサークルに入ったんすか?」
姉「私はサークルには入ってないよ。バイトもあるし。B君は?」
ヲタ友B「漫研っす」

ヲタ友B・・・さすがだ、わかりやすい。

そんな話をしていると、鶴屋さんが話題をぶった切った。

鶴「ところで、ユキもあきもサークルに入っていないんだったら、バンドやらない?」

何を言い出すんだこの人は・・・  

364 名前:ねーちゃん大好き◇ ◆MLGG9FiFSc:2010/02/15(月) 20:07:47.01 ID:6d6X0Ac0
俺「バンドって、あの音楽のバンドのことか?」
鶴「そうよ」
姉「何言ってるの?第一、私楽器なんて弾けないよ」
俺「俺も弾けないぞ、中学でリコーダー吹いたぐらいだぞ。鶴屋さんはなにか弾けるのか?」
鶴「いや、何も弾けないよ。でも、練習すれば何とかなるよ。
  昨日、テレビ見ていて、弾けたらかっこいいな~楽しいな~って思ったから」
姉&俺「・・・」

この人の性格上、やるって言ったらやるんだろうな。
断っても、なんだかんだで言いくるめられるから逆らうだけ無駄だ。
せめてもの抵抗で

俺「でも、楽器もなにも持ってないし、そんなもの買う余裕ないぞ」
鶴「大丈夫だって、私がなんとかする」

非常に頼もしいお言葉であるが、これで姉と俺は完全に断れなくなった・・・orz

確かに、姉と俺は特にこれといった趣味(アニメは別腹)もないし、
夜に一緒に練習出来るならそれはそれでいいだろう。
姉を横目で見ると、鶴屋さんと楽しそうに話している。
姉がそれでいいんだったらやるか。

こんなやりとりをしている間、ヲタ友Bは黙々と餃子を食べていた。

鶴「ところでB、関係なさそうなあんたもやるんだよ」
ヲタ友B「エッ、だって会長、俺、漫研あるし」
鶴「ウダウダ言わない!わかった?」
ヲタ友B「はい・・・」

長い付き合いのある俺達でさえ、鶴屋さんの命令には逆らえないのに
ヲタ友Bごときが断れるはずもない。
こうして、ヲタ友Bも強制的に鶴屋さんと愉快な仲間達の一員に加えられた。

バンドを組むとなったら、パートを決めるのが筋であるが、
これも鶴屋さんの独断と偏見で決められた。

鶴屋さんはとにかく歌いたかったらしいのでヴォーカル決定。
姉はギター、俺はベース、ヲタ友Bはドラムとなった。

まあ、せっかくの大学生活だしこういうのも悪くないか。
この日はこの話で終了し、それぞれ自分の家に帰っていった。

次の日、大学で鶴屋さんにつかまり、楽器がすべてそろったことを
伝えられた。ホント恐ろしい、この人は・・・
よく考えると、鶴屋さんというよりはハルヒに近いかもしれない・・・

368 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/15(月) 20:19:39.35 ID:tcGQrawo
ところでヲタBと鶴屋さんはガキの頃以来ずっと親交あるのか?
それとも一度切れてるの?

374 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/15(月) 23:25:29.92 ID:qcheVcs0
遅くなりました。再開します。

>>368
ヲタ友Bと鶴屋さんは幼稚園は一緒ですが
小学校は別です。中学・高校も一緒ですが、在学中は話したことなかったみたいです。
幼稚園が一緒だったと知ったのは大学入学後です。

鶴「あき、楽器用意したから後でとりにおいで」
俺「エッ、もう揃えたの?」
鶴「善は急げだよ」
俺「わかったよ。取りに行くよ。そういえば鶴屋さんの家は
  どこにあるの?」

そういえば、俺は鶴屋さん家を知らなかった。

鶴「あきのところからそんなに遠くないよ
  私はもう、講義ないけど、あきは?」
俺「あと、一つ聞いていこうと思ってるよ」
鶴「わかったよ。それじゃあ、カフェテリアで待ってるから終わったらおいで」
俺「ほい、それじゃ、終わったら行くね」
鶴「待ってるよ」

同期と講義を受け終わったあと、俺はカフェテリアに向った。
どこかで、お茶していこうと誘われたが丁重に断った。

カフェテリアの前にくると、鶴屋さんはブンブン手を振っていた。
次の日に同期から詰問を受けるのはまた別の話。

鶴「あき~、ここだよ~」

この人は周りを気にしないのか・・・

俺は鶴屋さんと一緒に帰った。傍から見ていたらカポーだろう。
しかも、鶴屋さんはお世辞抜きで美人さんだ。まあ、姉のほうがかわいいけど。

電車に乗り、たわいのない会話をしているうちに
鶴屋さんの家の最寄の駅に着いた。

駅から5分くらい歩いたところが鶴屋さんの部屋だった。

375 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/15(月) 23:33:23.18 ID:KfwlZ32o
鶴屋さんとヲタBが結婚しちゃったりしてww

376 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/15(月) 23:34:54.24 ID:qcheVcs0
結構、高そうなマンションの一室が鶴屋さんの部屋だった。
エレベーターに乗って部屋に向う。
ちょっと、ドキドキした。

エレベーターを降りて、直ぐ前が鶴屋さんの部屋だった。

鶴「はいここです。さあ、上がって」
俺「おじゃましま~す」

俺はドキドキしながら部屋に入った。
玄関を入るとなんか女の子独特のにおいがした。

中へ入るとちょっとしたサプライズが・・・
なんと、ブラとパンツが部屋干ししてあった。

鶴屋さんは俺の視線に気付くと、慌ててそれをしまった。

鶴「見た?」
俺「見てない・・・」
鶴「・・・」

無言だった。見てたのは多分ばれてただろう。

下着をしまった後、鶴屋さんはお茶を入れてくれた。
お茶を入れ終わったあと、テーブルに向かい合わせに座って

鶴「この部屋に入った男の子はあきが初めてだよ」
俺「それは光栄だな」

とりあえず社交辞令を言っておく。
この部屋は初めてだが、鶴屋さんの部屋は昔からよく
行っていたので今更って感じだ。

鶴「そうそう、ちょっと待っててね」

鶴屋さんはそういうと隣の部屋に消えていった。

379 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/15(月) 23:48:27.63 ID:qcheVcs0
しばらくすると、鶴屋さんはギターケース2つと手提げ袋をもってきた。

鶴「こっちがあきの分で、こっちがユキの分ね」

と俺にベースとギターを渡した。

鶴「そうそう、チューナーとかピックとか必要なものは
  こっちの袋に入ってるから」
俺「これ、どうしたの?」
鶴「今日の午前中、ちょっと買ってきた。会長さんから
  二人への入学祝いだよ」
俺「こんなの受け取れないよ。高そうだし」
鶴「まあ、そう言うなって。練習してくれて
  その演奏で私に気持ちよく歌わしてくれよ」
俺「それじゃあ、ありがたくいただくよ。鶴屋さん、感謝!」
鶴「どういたしまして」
俺「ところで、ヲタ友Bのドラムはどうするの?
鶴「ん~、あれはまた考える。後、楽譜とか教則本とかも
  手提げ袋にいれていたから、空いた時間でちゃんと練習するんだよ」
俺「ラジャーですぅ」
鶴「それじゃあ、私バイトに行くから駅まで一緒にいこ」

ほとんどの男はこの笑顔を向けられたらイチコロだろう。
姉がいなかったら俺も鶴屋さんに惚れていたと思う。

駅まで一緒に行って、そこで俺たちは別れた。

アパートに帰って、俺はギターケースを開けた。
俺のベースはアイバニーズ、姉のギターはフェンダージャパンだった。
そして、手提げ袋の中にはさりげなくハードオフのレシートが入っていた。

二つあわせて6万8000円ほど、俺は涙が出た。さすが会長閣下だ。
ちなみに、楽譜は暴威のB・BLUEだった・・・

384 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/16(火) 00:00:43.55 ID:BvL/jTQ0
後日談だが、ヲタ友Bは次の日の夕方、鶴屋さんに呼び出され
御茶ノ水まで連れて行かれ、電子ドラムを強制的に買わされたとのこと。
ヲタ友Bは金がないと言い張ったが、強制的に立て替えれれ
その場で一式を買わされたとのこと。
なお、返済については

鶴「必ず、バイトして返しなさい」

との言いつけで、奴には返済と同時に給与明細の提出が義務付けられた。
と、同時にバイトも斡旋されたらしい。

ちなみに、聞いたわけではないが、鶴屋さんの性格上、
姉と俺に買ってくれたギター&ベースは鶴屋さんがバイトで
稼いだ金で買ってくれたものであろう。
鶴屋さんの実家はハルヒの鶴屋さんほど金持ちではないが
裕福な家だ。バイトをしなくても十分な仕送りをもらっているはずだ。

ヲタ友Bの家は鶴屋さんの家より金持ちだと思う。
中学の頃からヲタグッズを惜しげもなく買っていたほどだから。
バイトも鶴屋さんに言われるまでやるつもりはなかっただろう。

ベースのチューニングをしているうちに姉が帰ってきた。

姉「ただいま~」
俺「おかえり」

姉は俺がベースをいじっているのに気付いて

姉「それ、どうしたの?」
俺「鶴屋さんが入学祝いだってプレゼントしてくれた」
姉「そんなの悪いよ~、お金払わないと・・・」
俺「俺も似たようなこと言ったけど受け取ってくれって」
姉「まあ、そう言ったんだったらありがたくもらっておきましょう」

夕食を食べた後、二人で楽器をいじり、教則本を見ながらチューニングをした。
姉に鶴屋さんから言われたことを伝えていると、

姉「ところで、そのB・BLUEってどんな曲?」

俺は知っているが、姉はこの曲を知らない。



385 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 00:06:05.91 ID:f9SEqEoo

                  ''';;';'';';''';;'';;;,.,   ザッ
     ザッ            ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;          うまいん棒はあるかの
                    ;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
うまいん棒はあるかの       ,.~^,.~^,.~^..~^      ザッ
                   ⌒vv⌒yv⌒vv⌒yv⌒vv、
                , '´ ̄`ヽ -^, '´ ̄`ヽ -^, '´ ̄`ヽ         うまいん棒はあるかの
ザッ           ,‐ '´ ̄`ヽ ,‐ '´ ̄`ヽ ,‐ '´ ̄`ヽ ,‐ '´ ̄`ヽ
           ,‐ '´ ̄ ̄`ヽ__‐ '´ ̄ ̄`ヽ _‐ '´ ̄ ̄`ヽ    ザッ
      , ´  ̄ ̄ ̄¨ ヽ       , ´  ̄ ̄ ̄¨ ヽ       , ´  ̄ ̄ ̄¨ ヽ
     //ニニニニヽ  \    //ニニニニヽ  \   //ニニニニヽ  \
    /, '/|__」_」__|_|    i 、 /, '/|__」_」__|_|    i 、 /, '/|__」_」__|_|    i 、
    レレi: ´    ` .| ト  |\> i: ´    ` .| ト  |\> i: ´    ` .| ト  |\>
     ノ| ●    ●从  ,、i|....  ノ| ●    ●从  ,、i|....  ノ| ●    ●从  ,、i|....
     .l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ iノ |.   .l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ iノ |.   .l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ iノ |.
 /⌒ヽ、 ヘ  ゝ._)   j i/⌒i!.. 、 ヘ  ゝ._)   j i/⌒i!..  、 ヘ  ゝ._)   j i/⌒i!..
 \   ヽ[]>,、 __, イ[]/  /|   ヽ[]>,、 __, イ[]/  /|   ヽ[]>,、 __, イ[]/  /|
   \  .i i〉◎_,、_.ノi i、__/ | \  .i i〉◎_,、_.ノi i、__/ | \  .i i〉◎_,、_.ノi i、__/ |
    ヽ| :| 川::::::::::::f|: |  :i i|  ヽ| :| 川::::::::::::f|: |  :i i|  ヽ| :| 川::::::::::::f|: |  :i i|

386 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/16(火) 00:16:05.84 ID:BvL/jTQ0
>>385
おい、385。うまい棒はヲタ友B用だ。今でも奴の家に行くときはうまい棒を買っていく。

俺「・・・」
姉「・・・」

手提げ袋の中に鶴屋さんが作ったと思われるCD-Rが入っていた。
どうやら暴威のベスト版らしい。
鶴屋さんの字で曲目が書かれている。
曲の順番以外にも手書きの歌詞カードまで入っている。
ホントに好きなんだな・・・暴威。
アンタは昭和のヤンキーか?(その時の俺のイメージで暴威=昔のヤンキーだった)

しかし、家にはそのCDを再生させる機器がない・・・

当時の我が家にはPCはおろか、テレビもないのだ・・・
なにせ、貧乏だからな。

次の日、予定外の出費になったがドンキで一番安い
ポータブルCDを買ってきた。

二人でイヤフォンを片方ずつつけながら暴威を聞いた。
姉は気に入ったみたいだ。ちなみに俺も暴威は好きだ。

姉と話し合った結果、毎日夕飯を食べ終わった後、
毎日1時間は練習しようということになった。

土曜日は姉はバイトで、俺もなるべく引越し等の単発バイトを
いれるようにしていたが、日曜日は必ず二人で過ごすようにしていたこともあって、
特にそれ以外の趣味がなかった姉と俺は一日中練習することが多かった。

後に、アニメのけいおん!を見て、俺は納得がいかなかった。
ろくに練習もしないで素人が弾けるわけないと・・・

姉と俺が1曲を弾けるようになるには後1月かかる。

387 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 00:20:32.97 ID:f9SEqEoo
>>386
ヲタ友Bピザっぽいww

388 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 00:27:07.47 ID:fslPMcAO
東京のちょっとお洒落なマンションって結構するだろ…
そんなとこに住みつつ6万+電子ドラム代を他人にポンと出せる生徒会長ってどんな金持ちだよ

390 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/16(火) 00:31:49.90 ID:BvL/jTQ0
>>387
ヲタ友Bは当時ヤセヲタだ。
>>388
鶴屋さんはしっかり者だ。生活は基本的に質素だけど
お金を使うところはきっちりとつかう人だ。自分のためにはあまり使わないが
そのお金もバイトで貯めたお金だと思う。

次の週から俺はバイトの家庭教師が始まった。

家庭教師先Aの教え子のAはかわいらしい女の子だった。
結論から言うと、この1年後、第一志望に合格する。
当時は先生と言われるのがこそばゆかったので、
名前で呼ばせることにした。

教え子A「あきさんって呼べばいい?」
俺「それもなんだか・・・」

呼び名は教えている間、何回か変わったが
最終的には「お兄ちゃん」になった。
うらやましいだろ?おまえら。
でも、今は俺よりも鶴屋さんになついているんだぜ。
二人で俺をイジメることはしょっちゅうだ。

家庭教師先の教え子Bは俺の後輩になった。
俺のことは当時は「兄ちゃん」って呼ばれていたが
教え子Aと違ってぜんぜんうれしくなかった。
今では奴は俺を「先輩」と呼んでいる。

鶴屋さんのサポートもあって、勉強も順調にすすんだ。
ちなみに当時の俺はプロの学生だった。
要するに金がかかっているのだ。
返済義務のない奨学金の条件はよい成績をとることだからだ。

家庭教師も順調にいった。
それぞれの家庭教師先で、よく、食料をもらった。
「御飯食べてきなさい」ともよく言われたが
姉がいるので丁重にお断り申し上げた。

一回、家庭教師先Aに姉とお呼ばれされたが、それを受けたのが俺の誤算だった。
姉と知りあいになり、それから鶴屋さんとも知り合いになるそして俺がイジメられる。



389 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 00:28:40.54 ID:xIl5d9oo
お姉ちゃん食べたい

391 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 00:34:39.34 ID:RdpUweQo
なんで兄系で呼ばせたww
結構ぶっとんでるなww

392 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 00:35:09.77 ID:f9SEqEoo
1のかてきょ先でいったい鶴屋さんは何をしてたのか?

393 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 00:36:12.92 ID:tPT8s1I0
せめて姉のパンツうp

394 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 00:42:03.79 ID:F2eqGwAO
残念だったな、俺には妹属性がない…だからこのスレにいるのさ

395 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/16(火) 00:49:45.87 ID:BvL/jTQ0
>>389
お前にはやらん!
>>391
俺は呼ばせていない。勝手に呼んでいる。今でもだ。
>>392
家庭教師先A、Bともに鶴屋さんの家庭教師先の紹介。
鶴屋さんが彼女の家庭教師先のママさんと一緒に来たときにかち合った。
男の先生には話せない相談をしていたと教え子Aは言っている。
>>393
妄想しろ、得意だろ?
>>394
俺にもない。俺は姉萌えの第一人者だ。

なんだかんだで、大学生活の滑り出しは順調に始まった。

大学での勉強も結構順調に進んだ。結果、俺は6年間奨学金を受けることが出来た。
この影には鶴屋さんの働きがあったことは言うまでもない。
いうなればもう一人のねーちゃんだ。

姉もヲタ友Bからいろんな情報ももらい、勉強も順調だった。
姉も、大学にいる間ずっと奨学金を受けることが出来た。
1年生の時に偶然、ヲタ友Bが姉のパンツを見たと白状したが、
同時に足腰立たなくなるまでボコったのは今はいい思い出。

バンドの方は、1週間に一回、スタジオであわせ練習をした。
それ以外にも鶴屋さんの練習に付き合わされる(カラオケ)もしたが
鶴屋さんは歌がめっさ上手いので聞いてて心地良かった。
まあ、聞かされるのはほとんど暴威だったが・・・
ちなみに、1年目はほとんど暴威の曲ばかりやった。
鶴屋さんが言うには暴威にはすべてのエッセンスが詰まっているとのこと。
今では俺もそれは納得している。
後日本音を聞いたが、ただ暴威が好きだっただけらしい。

話は変わるが、姉と俺は一緒に生活していく上でさまざまな約束をしていた。

まず、日曜日は必ず一緒に過ごすことや
特別な理由がない限りは一緒に夕御飯を食べること
合コンには行かないことetc.
それから、年に2回は二人で旅行に行くこと。
旅行は夏に実家に帰った後に行くことと冬に二人で温泉にいくことだった。

さすがに1年目はお金がなかったのでいけなかったが2年目からは
それが姉と俺の楽しみになった。

396 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/16(火) 00:54:17.38 ID:BvL/jTQ0
眠くなりました。ネットブックを今は布団に持ち込んでます。
パー速は落ちないみたいなので、ちょっと安心です。
続きは明日書きます。
寝るまでの間、応援してくれるおまいらと話したい。
構ってちゃんなので、突っ込んでくれるとうれしいな(はあと)

397 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 00:54:38.51 ID:f9SEqEoo
ただそんな楽しい日々がずっと続くのだろうと、
そのときのおれはそう当たり前のように考えていた…





こういうの↑やめてねww



398 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 00:56:22.33 ID:RdpUweQo
どうしたら勝手にお兄ちゃんと呼ばれるようになりますか?

400 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/16(火) 00:57:46.29 ID:BvL/jTQ0
>>397
サーセン、特に意味はないです。
適当に区切ってます。
>>398
知りません。がんばりましょう。
池面でなくてもチャンスはあるはずです。

399 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 00:57:04.33 ID:uknXcsw0
姉は高学歴だと思うんだが、なんで病院の事務員さんやってるの?
やっぱり…

401 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 00:58:02.62 ID:f9SEqEoo
>鶴屋さんのサポートもあって、勉強も順調にすすんだ。

このサポートって何?

402 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 00:59:16.19 ID:f9SEqEoo
>>400
いたいたそういうスペースじゃなくて、
後に悪いことが起きそうなのを暗に示す文章でつなぐのww

403 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/16(火) 01:01:23.37 ID:BvL/jTQ0
>>399
病院の事務員は姉の第一志望でした。
>>400
教授の癖や過去問などを見せてもらいました。
>>402
特に意識はしていません。もし、あるとすればアニメの影響でしょう。

404 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 01:02:14.20 ID:sHyn0WM0
なんか今の>>1の生活を聞いていたら
姉とは同棲してないんじゃないかと推測してしまうww

406 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 01:03:10.52 ID:uknXcsw0
今まで姉とした変わったプレイをひとつ

410 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/16(火) 01:05:28.54 ID:BvL/jTQ0
>>404
>>407
>>408
この後、書いていくつもりです。
>>406
明日、書こうかなって思ってます。

411 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/02/16(火) 01:06:22.28 ID:f9SEqEoo
やっぱり掲示板でこういうのを書こうと思ったのは
何か変化があったから?

412 名前:ねーちゃん大好き ◆MLGG9FiFSc:2010/02/16(火) 01:09:34.29 ID:BvL/jTQ0
>>411
変化があったことは確かです。
最後まで付き合っていただけたら幸いです。


・・・眠くなりました。今日はこの辺で失礼します。

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