mesimarja
気に入ったスレを集めてみました。
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( ・∀・)看板はかけていなかったようです。
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 21:03:52.26 ID:Kh1HQGW/0

-ここ、良いですか。

-ええ、どうぞ。

東京に向かう汽車は空いていた。

だから、いくらだって座席は開いているのに、
何故か、茂羅の向かいを選んで、男と少年が座った。





( ・∀・)看板はかけていなかったようです。




4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 21:18:06.25 ID:Kh1HQGW/0

旅すがら訪れた村は小さかった。

野良仕事をしていた老人に宿はないかと尋ねると、老人は人懐こく「んなもんねえべや」と茂羅に言った。
それで仕方なく、今夜も野宿をしようと、適当な場所を探していた時、1人の女に話しかけられた。

(#゚;;-゚) あの・・・宿さ、お探しだって・・・

女は茂羅と目を合わせようとはしなかった。
うつむき加減のまま小さい声を出し、時折ちらりと伺うような上目遣いでこちらを確認する視線を投げかける。
しかしそれも、茂羅の視線とぶつかると、たちまち顔を下に向けて逃げていってしまう。

きっと、話しかけるのにも相当の勇気を要したのだろう。
両の手は、粗末な木綿の着物の裾を、ぎゅっと握り締めていた。

( ・∀・) 君は村の人?

(#゚;;-゚) はい・・・

( ・∀・) もしかして、泊めてくれるの?

(#゚;;-゚) もてなしは、なんもできませんが・・・・



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 21:29:15.91 ID:Kh1HQGW/0

( ・∀・) 見ての通り、俺もそんなに持ち合わせがあるわけじゃない。
      例え身包み剥がしたところで、高が知れてるよ。
      だから、大層なお礼なんて出来ないけど・・・

(#゚;;-゚) そ、そんな、とんでもない・・・
     ただこの村は、夜、海から流れてくる特別しゃっこい風が吹くですから・・・

女は、口では茂羅を心配するような事を言っていたが、
その声は、どこか縋り付くような必死さが見え隠れしていた。

若いが、醜い女だった。
酷いあばた面を、少しでも隠すためだろうか、髪は長く、
櫛も入れられた様子の無いそれは、乾いた風にはためいていた。

( ・∀・) それじゃあ、世話になろうかな

そうして、茂羅は、女の家へと向かう事となった。



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 21:41:45.68 ID:Kh1HQGW/0

( ・∀・) これが・・・君の家?大きいね

(#゚;;-゚) はい・・・あの・・・おっかさんが居た時には、民宿もしてたんですが・・・

( ・∀・) なるほど。だから、俺に声をかけたのか

(#゚;;-゚) はい・・・旅人を泊めたら、死んだおっかさんも喜ぶと思って・・・

( ・∀・) ふうん


身の上話など聞きたくないと思い、茂羅は気の抜けた相槌を打った。
慣れた様子で静々と引き戸を開けながら、女はそれ以上は何も言わなかった。

疎まれる気配に、敏感な女なのだろう。

女は、以前も旅人を泊めていたのであろう、広い客間に茂羅を案内すると、
それでは、夕飯になったらお呼びします、と言って、名乗ることもせぬままに、居なくなってしまった。

他に家族はいないようだった。


日は既に傾きかけており、屋根と布団とまともな食事にありつける事に安堵した茂羅は、
深いため息をひとつ、落とした。

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 21:49:37.76 ID:Kh1HQGW/0

夕飯は、麦の混じった白米と、大根の葉の入った味噌汁、それに漬物と、小さいアジの焼いたのが出てきた。


質素なそれらはきっと、普段女が一人で食べているものより、数段良いものなのだろう。
精一杯上品に盛り付けられた夕飯を、茂羅は全て平らげた。


(#゚;;-゚) ・・・・お粗末さまです。


空になった皿を見て、女の表情が、少し和らいだ気がした。

( ・∀・) 有難う。美味しかったよ

(#゚;;-゚) いえ・・・

( ・∀・) 見たところ、この家に一人のようだけど、何か男手が必要な用事はないかな?
      一宿一飯の恩に、せめて何かお手伝いが出来ればいいのだけど

(#゚;;-゚) ・・・・・・・

女は、どうしてだか、黙り込んだ。
そうして、しばらく考えたあと、消え入りそうな声で、いいえ、とだけ応えた。





12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 21:58:01.66 ID:Kh1HQGW/0

真夜中、茂羅は女の足音で目を覚ました。



忍び足のそれは、迷うことなく茂羅のいる部屋の前までやってきて、すすす、と障子を開ける。
茂羅は、布団の中、眠ったふりをしながら、それを聞いた。

ああ、やはり身包み剥がしにきたのか。
荷物を検分しているところを捕まえて、素直に聞くようなら許してやろう。女だもの。



そんな事を考えていると、茂羅の予想に反し、女は茂羅の枕元と荷物など気にもとめずに、




そっ、と、茂羅の布団に手をかけた。



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 22:09:20.65 ID:Kh1HQGW/0

茂羅は、目を瞑ったまま、女の出方を待った。

茂羅には、例え女がその手に包丁をたずさえていても、
やりあえば女の首など容易く締められる自信があった。

(#゚;;-゚) 申し訳ありません・・・申し訳ありません・・・

布団に手をかけた女は、小さく謝罪の言葉を口にしながら、
胸のあたりまで布団をはがした。

そうして、片手を茂羅の胸のあたりに沿え、
もう片方の手を、布団の中に潜り込ませ、
茂羅の下半身をまさぐった。


( -∀-) (ああ・・・これは、参ったね)



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 22:10:55.84 ID:Kh1HQGW/0

ξ ^ω^)ξ ごめん・・・

ξ ^ω^)ξ これから、にゃんにゃんする予定だったけど・・・

ξ ^ω^)ξ ちょっと、あれで、これで、あれだから・・・

ξ ^ω^)ξ このスレは、落としてくれ・・・

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 22:19:06.60 ID:FAQxY+/AO
俺のわくてかした時間を返せ

コメント

な、なんという生殺し…
[2010/10/24 16:21] URL |    #- [ 編集 ]


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