- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:06:53.21 ID:WwTDdfDW0
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――――宇宙は、無重力である。 それは、大質量にから発生される万有引力の圏内から外れているからである。 その世界は、上下左右という概念はあっても落下や上昇という概念はない。 全てが、その場で佇み、漂い続け、もしくは、 やはり引力圏から外れず、しかしそこにむかって落ちることはなく永遠と振り回され続ける。 大地の上では撒けば粉微塵となり、土に吸い取られ跡形もなく消える水ですらも、 コップに注げば円柱に、金魚鉢に注げば球形に、奇々怪々の形をした箱にいれば奇々怪々の形に成る 自己という概念を持ち合わせないように思える「液体」ですらも、 この宇宙では、水自身の表面張力によって、ジャボン玉のような… そしてとても美しく、ひとつの生命体のような存在となるのだ。
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:08:13.91 ID:WwTDdfDW0
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◯。 + ,.. : : ...、 ,.:':o゙ :::`, ;:,:.: ...:.:.:.:; ;:,:.: ...:.:.:.:; ―――もし、あなたが初めて宇宙に来たのであれば ';:::::.:....:::::◯;;;' そっと、手持ちのウォーターパックをそっと握りつぶしてみて欲しい ::;:;:;:;:;:;:;;;;:' `~゙"~´ きっと、あなたは宇宙の神秘を感じることができるだろう o◯ 0 + ・ * ゚
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:09:38.04 ID:WwTDdfDW0
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o ,.. : : ...、 。 _,. - ' ´ ̄ ̄` ー 、._ ,.:':o゙ :::`, O + r' ,、 \ ;:,:.: ...:.:.:.:; / / /! / \ ト、 i ヽ.ヽ ';:::::.:....:::::◯;;;' 7 ./ ァl‐/-L< -、|‐t十l l ハ 、::;:;:;:;:;:;:;;;;:' ,' / / j/ニァ=、 ,r=ニヽN| l l + O `~゙"~´ {. /!/ / { {ト=.ノ} :::::: { {ト=リ.} Nハ! o /⌒!' { ゝ二ソ :::::: ヽ二ソ .ノ ト^l} { { ( i ` リ ! ヽ ヽj u ,. -──-、 レ′ ゚ ヽ. / l 。O \. ! l / ヽ、` u─一 '´_,./ }` ー‐一 T´ 『 (゚A゚* ) 宇宙ではゲロも丸くなるようです 』 _,, ーi''´ ! / `|ヽ 、 _,, ー | ヽ / | ヽ / .| ヽ / | \ ./ |v v v 、◎v 、v 、| ヽ . / ii \;;;;;;;;;不;;;;;;;;;;;/ i .ヽ
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:10:37.03 ID:WwTDdfDW0
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コロニー:とある研究所 ('A`)「…ブーン!出来たぞ!!」 ( ^ω^)「お?本当かお?」 ('A`)「前回までの問題点、食感と香りを改良した栄養ゼリーだ!」 ( ^ω^)「相変わらず素敵な色してるおね」 ('A`)「おう。俺の語彙を持ってしてもこの色を表現するのは難しい!」 ('A`)「さて、早速試食だが…」 ('A`) ( ^ω^) ('A`)「ブーン腹減って…」 ( ^ω^)「断わる!」
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:11:40.98 ID:WwTDdfDW0
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(;'A`) 「くそ…なぜだ…!なぜブーンは食べてくれないッ?!」 (;'A`) 「初めて作った第一号も!二号、三号も!!それ以降の百超える作品すべても…」 (゚A゚) 「なぜ君はそこまでにして俺の栄養ゼリーを食べてくれないのか?!」 ( ^ω^) 「逆に考えるんだお」 ( ^ω^) 「その栄養ゼリーを、独り占めにできると!!」 ('∀`) 「たべたい?たべたい?新作たべたい?あーげないよ―――!!きぇっえっえっえっえー!!」 ( ^ω^) ('A`) 「さて、横取りされる前にさっさと食べるとすっか!」 プチッ…チュルル… ^ω^))) ('A`) ごく… ω^)
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:12:41.16 ID:WwTDdfDW0
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('A`) スリー ('A`) トゥー ('A`) ワーン (゚A゚)※※※「おろっ?!おるぉうろろろっ!!おろろろほろろろろろろろろろろろろっっっ」 ^)(ああ、乳白色に胃液のくすんだ黄色を混ぜたステキ粘液がドクオの口から勢いよく吹き出している……) (゚A゚)「ろろっがふっかっっ…ぉぇ…」 ^)(かの地球には、ライオン頭のオブジェが水を吐く風景が名物の街があるそうだが) ^)(これを見ている立場としては、マジキチと言わざるを得ないお) (ヽ'A`)「……ブーン…水のボトルをくれ…」 ^ω^)つ白⊂('A`/) ^ω^)「ちなみに味はどうだお?」 (ヽ'A`)「全人類の舌から味蕾を取り除くべきだと確信する程度には不味かった」 ^ω^)(いつも通りか…)
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:13:44.89 ID:WwTDdfDW0
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('A`) 「しかし、これで終わったわけではない!!今日の作品はあと3っつあるのだ!」 ('A`) 「どうかね?!ブーンくん!!」 ( ^ω^) 「僕のことは遠慮なさらず!どうぞ、おもいっきり独り占めしてってくださいお!!」 ('∀`) 「やったぁ~~~わーい!!ありがとう!!死ね!!」 ( ^ω^) クンクンッ… _, ( ^ω^) 「……ところで、やったらと香ばしいけど、なにこれ?」 ('A`) 「おう、『宇宙食品栄養ゼリー』といっても、栄養を補給するだけなら味気ないからな」 ('A`) 「苦心の研究の末、ようやく芳しい香りのゼリーをつくれるようになったのだ!!あと食感とか!!」 ( ^ω^) 「だから、どの食品の匂いをサンプルにしたんだお?」 ('A`) 「海苔」 ( ^ω^)
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:14:50.57 ID:WwTDdfDW0
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( ^ω^) 「なぜ」 ( ^ω^) 「そんなものを」 ('∀`) 「香りが」 ( ^ω^) 「なぜ!!!そんなものをッ!!!」 (*'∀`) 「だってよぉ…ほら、この香しい匂いが…ふわっと…たまらんよね…」 ( ^ω^) 「そんな白濁したゼリーにそんな臭いをするものを飲んだのか!!」 ( ^ω^)b+ 「―――だが、そんな君に、僕は尊敬するお」 (*'∀`)ゞ 「よせやいよせやい!んもーんもー!よーせやいやい!!」 ( ^ω^) 「おっおっおっ いやはや、お―――っおっおっおっおっおっお―――ッ!!!」 ヾ(*'∀`)ノシ 「きぇ―――っえっえっえっえ―――!!」 ( ^ω^) 「ゲロの掃除は僕やっとくから、それ廃棄しとけお」 ('A`) 「おうよ、そのあと反省会な」
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:16:38.94 ID:WwTDdfDW0
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('A`) (しっかし、仮にも食品だからなーこれ) ('A`) (ただ捨てちゃうのは勿体無いよな) ( ^ω^)つ゚※ ヒョイッ ヒョイッ つ|袋|と彡 ('A`) (…ブーンは慣れた手つきでゲロの処理をしている) ('A`) (手袋一つで床に散らばったゲロを片付けるのは最早人間技じゃないぞブーン!正直引く!) ( ^ω^)「なにしてるんだお。早く捨ててくるお」 ('A`) 「それなんだけどさ」 ( ^ω^)「お?」 ('A`) 「このゼリー、焼いてみたらどうかな。海苔フレーバーだからいけると思うんだけど」 ( ^ω^) ( ^ω^)「お前は」 ( ^ω^)「お前は何を言っているんだお」 ('A`)b+ 「遺書はかいてあるから大丈夫だ!」 ( ^ω^)「もっと別のことに気を使えおッ!!」
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:18:37.76 ID:WwTDdfDW0
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- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:19:38.03 ID:WwTDdfDW0
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コロニー:研究街中の通り ウロウロウロ… ~( *゚A゚) (゚A゚* )~ ウロウロウロ… ( *゚A゚) 「…」 ( ;゚A゚) 「いや…まて、マジか…?!ここは全技術の最縁端の『宇宙コロニー』やぞ…?!」 (゚A゚; ) 「だってんのに…歩けとも歩けとも、湿っぽい研究所ばかりやで?!」 ( ;゚A゚) 「あ…あかん!せっかく教授についてって宇宙まできたのに…」 ( ;゚A゚ ) 「このままじゃかなり遠い田舎に行ってまずいもん食って帰ってきただけになってしまうで!!」 ドーン! ( ;゚A゚) 「くっそぉぉぉ…無重力体験出来るかと思ったら、「コロニーには重力装置があるから全面重力効果がある」って!! んなあほな?!…そういえば未だに青い地球も拝めてへんで!!『地球は青かどうかわからんかった』 ってやかましいわ!あほか!!」 (゚A゚* ) 「んあー…!」 ,_ (゚A゚* ) 「な、なんかあらへんのか?こう、まっとうな『宇宙体験』な…」
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:20:43.55 ID:WwTDdfDW0
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~~。゚+。: 。 * ←いい匂い (゚A゚* ) 「…ん?なんやいい匂いがする……」 (゚A゚* ) 「……のーちゃん知ってるで!!これ海苔の香りや!!」 (゚A゚* ) 「それにこの香ばしさ……炙ってるな…!炙ってるんやな!!」 (゚A゚* ) 「なんやなんや!宇宙なんてパンを潰して干からびさしたようなもんしか無いんかと思っとったけど」 (゚A゚* ) 「ちゃんとした食べものもあるんやないか!!」 (゚A゚* ) 「匂いは……クンクン……こっちや!!」タンッ (゚A゚* ) 「…長かった……長かったで……宇宙に来てから薬みたいな無機質なおまんまばっかりやった……」 (゚A゚* ) 「それが!こんな懐かしい香りに出会えるなんて……うちにもやっと運が回って来たな!!」 (゚A゚* ) 「待っててや海苔ちゅぁーん!!今のーちゃんが食べに行ったるからなー!!」
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:21:42.24 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「くんくん…!あっちや!だんだんと香りが濃厚なってきてるで!!」 (゚A゚* ) 「海苔や海苔!!間違いなくこれは地球の海苔や!つーことは…」 (゚A゚* ) 「醤油つけた焼きもちに巻くのか?それともそばか丼に散らす? いや、砂糖たっぷり醤油チョロチョロのタレに海苔だけ食べるというのも通や…!!」 (゚A゚* ) 「みえた!!あそこだ!!あそこの一段とちびっこく寂れた研究所から匂いがきとるで!!」 (゚A゚* ) 「…あん?張り紙?」 ┏ ┓ ぶんどく宇宙食材研究所【宇宙食協第三級認定】 我らは宇宙の明日のために日夜、宇宙食材研究 をしています。 我らの生み出した新しい宇宙食材を試食してみたい方 お気軽にノックしてお入りください。【無料受付中!】 ┗ ┛ (゚A゚* ) 「ほー、いいじゃない。いいじゃないの。こういう『宇宙体験』なのはッ!」
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:22:51.45 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「しかも試食!この香しい匂い!!これを逃す手があるかいな!!」 (゚A゚* ) コンコン <ハーイ 扉|A`) ω^)「どちらさまですか?」 (゚A゚* ) 「ちわ!うちはのーいうんやけど、表の張り紙見てな!試食しに来たんや!」 ('A`) ( ^ω^) ('A`) (カモだ) ( ^ω^)(カモがネギと鍋と焼き豆腐までしょってやってきた) (゚A゚* ) 「?」
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:24:01.98 ID:WwTDdfDW0
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('∀`) 「まぁ、とりあえずどうぞどうぞお入りください!歓迎するよ!」 ( ^ω^) 「さささ、椅子をどうぞ、今丁度焼きたてほやほやのがございますので持ってきますお!」 (゚A゚* ) 「お、おお、なんやぁえらいサービスええなぁ」 ('∀`) 「あ、試食なされるまえにこちらのデバイスに名前と指紋認証をねがいます!」 (゚A゚* ) 「お、なんやこれ?これに書けばええんの?」 ('∀`) 「はい、我らは仮にも宇宙食協認定なされた所!こうして協力を申しだしてくれた方に もしものことがないように、こうしてチェックをさせてもらってます!」 (゚A゚* ) 「ほほー、さすが宇宙!安全管理もしっかりしとるんやなぁ!」 (っ^ω^)っニ二ニ 「お料理もって来ましたお!最新技術のオーブンで焼いた新しい宇宙食材でございますお!」 (゚A゚* ) 「おお…!あれかそうなんやな?!ごっつぃ濃厚で荒削り!しかしながら滋養を感じる海のような香りや…!」 ('A`) 「ピッピッピ、指紋照会・特定…個人データチェック。健康上問題なし。優良素材キタコrゲフンゲフン。 生まれは…あ、お地球の方で?」
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:25:33.96 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「せやで!」 (゚A゚* ) 「大学の実習の一環で宇宙に来たんや!」 ('A`) 「ふむふむ、大学生ですか…」 ( ^ω^)(18歳……最高じゃないかお?) ('A`) (ああ、検体としては申し分ない) ( ^ω^)(ぴっちぴち健康体の地球人の女…) ('∀`) 「ふひっ…ひひっ…ふひひひっ」 ( ^ω^)「くっ…くくくっ…きひっ……」 (゚A゚* ) 「なー、これ食べええの?」 ('∀`) 「ええ!もちろんでございさす!!」 ( ^ω^)「一気に、どうぞ思いっきりご賞味ください!」
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:26:34.69 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「えっと…この容器を開ければええんのか?」 ( ^ω^) 「はい!オーブンで水分を飛ばしてカリカリさせたものを更に 密閉容器に入れ、我が研究所の誇る精密機械によって加工!」 ( ^ω^)+ 「そうして出来上がったものがこちら、【海鮮風味カロリーメイト】でございますお!」 ,_ (゚A゚* ) (;^ω^) 「あ、あれ?!」 ('A`;) 「バカッなに勝手に弄ってんだよ?!本当はそれ栄養ゼリーだったはずだろ?!」 (;^ω^) 「あんな代物で食欲湧くと思ってんのかお前は?!むしろここまで無難に整えてやったボクを褒めろお!」 ,_ (゚A゚* ) 「いや…もっとちゃんとした料理でてくると思ってたんやけど…まぁ…食べ物無駄にしたらアカンしな…」 (゚A゚* ) 「ほな、いただきやす」 パクッ (゚A゚* ) サクサク… モグ… モグ…
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:28:22.70 ID:WwTDdfDW0
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( *゚A゚) スリー ( *゚A゚) トゥー ( *゚A゚ ) 、∵ '。; コフッ ( * A ) 「うぼっ…ぶるるるぶぅっ……うぇぇぇぇぇっ!!」ぎぇろげろげろッ ('A`) 「あちゃー、やっぱり地球の人じゃスリーカウント保たないかー」 ( ^ω^)「ツーカウント耐えただけ凄い方だお」 ('A`) 「おい、見ろよほら。お前があんなパッサパサにするから水分吸われて吐くに吐けてないじゃねーか」 ( ^ω^)「うわ、すげ、胃液唾液と混ざってペースト状になってる。ああなると喉に張り付いてきついんだお」 ('A`) 「だからゼリーでよかったんだよ!せっかく女だったんだし、白濁ゼリーの方が楽しいぞ」 ( ^ω^)「いや、最初から攻め過ぎると逃げちゃうし」 ('A`) 「食ったらどっちにしろ逃げるだろ…虚しいから言わせんなよ…」 (;A;* ) 「いいから水よこさんかいボケェェェェッ!!!!」
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:29:53.51 ID:WwTDdfDW0
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( ^ω^)っ白 「はいどうぞ!お水です!」 (゚A゚* ) 「カッ カヒッ!かぶ!!ゴクッ!ごきゅきゅきゅきゅきゅ!!」 ('A`) 「あ、ちょっとまって」 (゚A゚* ) ゴク… (゚A(゚* ) グプゥッ ('A`) 「あーあ、元はゼリーだから保水性がすごいんだよ。そんな一気に飲み込んだらふくらむって」 オゲェェェェ――――ッ!!! ( ^ω^) 「そういえばそうだったお、めんごめんご!」 ボ゙ェェェェ――クォアッバ――ッ!!! ( ^ω^) 「いや待てよ…いっそ乾燥させておけばカサも減って軽くなって、運搬が楽に…」 ァ"―――ッ!!ハァ―――ッ!!! ('A`) 「おお、水さえあればお手軽に頂けますってやつか!そりゃいい!今度研究してみるか!!」」 ,_ (;A;* ) 「んなもん流通させるなクォノボゲェェェェェェエエエエッッッ!!!!!」
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:31:42.79 ID:WwTDdfDW0
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('A`) 「え?でも、軽くて運搬が楽で水さえあればお腹いっぱいって凄いでしょ」 (゚A゚* ) 「バイオテロでも起こすつもりか!!!」 (゚A゚* ) 「利便性の前にもっともっと気にすることがあるやろ!!」 ( ^ω^)「?」 ('A`) 「?」 (゚A゚* ) 「あんたら、本気か?これを美味いと思うんか!?今まで食った宇宙食の中でもダントツやで!?」 (*'A`)ゞ 「ダントツだなんて、やだ…照れる…」 (゚A゚* ) 「褒めてへんわぁぁぁぁぁ!!お願いぃぃ!!ちゃんとウチと会話してぇぇぇぇ!!」 ('A`) 「あれ、俺今告白された?お話ししたいって言われた?」 ( ^ω^)b 「やったね!」 (*'A`) 「ひゃっほぉぉぉーーーい!!」 (゚A゚* ) (もうやだ ちきう かえりたい)
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:32:59.96 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「ええわ、もうお前らそこで正座しろ!!そら、正座!!!」 ('A`) 「星座?おいおい地球からならわかるけどこのコロニーじゃ星間座標が変わっちまうから…」 ( ^ω^) 「いや、コロニー座標は月のよりちょっと離れてるくらいだからズレは微細であって…」 (゚A゚* ) 「 す ・ わ ・ れ 」 (::::)^ω^)('A`(:::) 「はい座ります!!」 (゚A゚* ) 「ええな、まぁ利便性を考えるのもええ。色は置いといて香りもわりと良かったし」 (゚A゚* ) 「だがなんだあの味はぁぁぁあー―!?例えるならば夏場の台所の三角コーナーに入ってる 生ゴミを口にふくんだようなあの生臭さはよぉぉ―――ッ??!! ( ^ω^) 「ドクオ、海苔の他になに入れたお?」 ('A`) 「タンパク質摂取も視野にいれて、牛乳と鶏卵にサンマの味覚アンプル。 あと香りの強化のために数種のバクテリアを」 (゚A゚# ) 「食べ物で遊んでんじゃねーぞッゴラァッ!!! 地球の農家に謝れ!!!大気圏突入土下座して謝れ!!!」
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:35:04.75 ID:WwTDdfDW0
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(#'A`) 「遊び…?遊びと言ったか貴様!!」 (#'A`) 「俺が試食で何回ゲロを吐いたと思う?!言ってやれブーン!!」 ( ^ω^)「今日のも含めて326回だお」 (#'A`) 「お陰でなぁ!!俺の食道はなぁ!!ズタボロじゃぁ!!」 (#'A`) 「慢性逆流性食道炎じゃ!!このままじゃ食道癌も夢じゃねーぞ!!」 (#'A`) 「俺達はな、それくらいこの研究に本気なんだよ!!」 ( ^ω^)「そうだ!そうだ!」←一度も試食してない (゚A゚# ) 「じゃかしゃぁぁ!!」 (゚A゚# ) 「だったらいつまでも生ゴミ作ってねぇでまともなもんつくれやぁぁぁぁぁ!!!」 ('A`) (正論だ) ( ^ω^)(至極正論だ) (゚A゚# ) 「跪け!!頭を垂れろ!!お前たちの無駄にした食材の分まで大地を舐めろぉぉぉぉ!!!」
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:36:13.06 ID:WwTDdfDW0
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('A`) 「だが、断る!!!」ドォンッ!! (゚A゚* ) 「ッッ!!」 ('A`) 「確かに、俺らは今まで無数の食材を吐瀉物に変えてきた!!そしてこれからも!!」 (゚A゚# ) 「ッ!! なッッ!!こいつ!!」 ('A`) 「―――そして…完成させてみせる!!」 ('A`) 「―――火星!木星エウロパ!冥王星!そして太陽系外地球型惑星!!未踏の宇宙領域ッッ!!! 世の中は宇宙開拓時代だ!しかし、長く過酷な宇宙の旅に地球の軟弱食材ではおっつかねぇ!」 ('A`) 「だから、俺は完成させてみせる!!軽くて、栄養満点で、タフで、腹いっぱいになれる食材をッ!!! 宇宙のどこでも誰でも美味しい『万能ごはん』をよッ!!」 ('A`) 「だからよぉ…俺は!!」 (゚A゚) 「――『明日の宇宙の食卓のために』!!俺は研究をやめェェェ――ぇぇえんッ!!!!」 ドォォ―――ンッッッ (ノ^ω^)ノ 「いよ!!科学者の鏡!!」 ヤンヤッヤンヤッ
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:36:52.21 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「ええやろう…宇宙開拓時代に必要なのはそういう食材や… それはウチもちゃんと認めたるわ」 (゚A゚* ) 「けどな!それと不味いのは別や!!」 (゚A゚* ) 「長く辛い宇宙渡航だからこそ!クルーの弱った心をうんまいおまんまで救うのが!」 (゚A゚* ) 「本当の「栄養食品」や無いんかい!!」 ババーン ('A`) 「うぐぐ…悔しい、でも……」 ( ^ω^)「僕らの食品じゃ、生身の人間にはダメージなのは否めないお……」 (゚A゚* ) 「ええか、ウチがあんたらに本当のおまんまを教えたるわ!!」 ( ^ω^)'A`) 「えー…なんかめんどくさ (^ω(○三 ('A(○三 (゚A゚* ) 「ええな?」 ヾ( ^ω(::) 'A(::)ノ 「わーい…」 (゚A゚* )。 「ええか、まずはなぁ…」 o ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:37:38.77 ID:WwTDdfDW0
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゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜ r=-ーーーー‐‐---ー--ーーーーーー--==---=ー--ァ ∥ _ノ三ニ=-―'''三二ニ=-ー--v- 、__ } ノ i,二二三三三三二二ニニ==--==ニ=、 ヽ, ij /二二三三二二二二ニニニニ==---===j__ ソ ∥_ ソ三三三三ニニニニニ,,=-―‐- 、三三ニ=-,ヽ ハ _, - ' ´ `" ' =,,,_`ー---ー---ァ"´::::::::::::::::::::::`"'ヾ ) ,, '´ _,、=-、 `"' 、-==-ァ":::::::r==、ハ__,.:.:.:.:.:.:.:'ヽ==--=-=-"´ / ,、_、/ / : : : `-v、 ヽ、 ∥:::::::∥ そヲヽーァ.:.: ハ ./ _i^: : : : : / `ー、 ', .i.{:::::::〃 <くi !フ}__ノ.:.: i _ ../ ,、ノ: : : : : : j : : : : : : : 7 ハ .ヽ 、::ト、__ノ iVハ八.:.: _,,=-^~ ̄ `"' - 、 ∥ ,,j: : : : : : : ,,ノ . :::::::::: ∥ ∥ .ヽヽーvn、__V、 ノ / ,;;;;;;'" ̄ ̄`"' - 、 ヽ、 i { : : : : : i ヾ.. ::::::: / ∥ __ `'-=,,__ >__,,=ァ/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘv:;:;:;`ハ ハ ∨ `} : : : ::::::ゝ.. ソ /;;;;´::::::::`::ヽ、ー二ニ=イ i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:O:;:;:;:;:;:;.', .ハ ..∨ ヾ,: : : : : ノ ::::.. ノ /〈三三ニニコ;;;;;ヽ .i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:@o。:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ハ リ ヽ、 `,_: : : : : : : ::::;;;,,,''"´_/;;;ノ,ニニ>、ヽ,,/i ヽ、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;Cハ:;:;:;:;:;:;:;リ∥ ヽ, `ー==-~´_,, -' " ヾ;;;((_,-----、::::/∥ ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/./ ` ー--==‐'"´ `ヽ、t____ノノ:::ノノ ヽ、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;..// `ー-=-'"´ `ー-...,,,___,,,...=‐"´ *・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:38:48.25 ID:WwTDdfDW0
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- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:39:34.59 ID:WwTDdfDW0
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- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:40:45.93 ID:WwTDdfDW0
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(-A-* ) 「ーって、おまんまにのっけたソイツを頬張るとなぁ…」 (*'A`) (゚A-* ) 「…すると、じわぁっと、くるんだよ。暖かくて優しくて、それでいて甘みもあって…」 (*^ω^) (゚A゚* ) 「口の中だけじゃない…体の中からもホカホカなってくるんや…。そんでよぉ…」 (;'A`)Ф 「ちょ、ちょっとちょっとまって。いまノートとってるから!」 (;^ω^)Ф 「赤線ひくから!あ、質問!!やっぱり『熱温度』は『旨み』と密接な関係はありますかお?」 (゚A゚* ) 「あんじゃねぇかな?あーでも、冷たいフルーツでも旨みとかはあるな」 (゚A゚* ) 「でも、やっぱ、暖か~~いおまんまこそが最高と思っとる!」 (;^ω^)Φ;'A`)Φ 「ほうほうほうほう、成程成程」メモメモカリカリ (゚A゚* ) 「……っかー!!やっぱり地球に帰りてぇ!!おまんま食っておみそ汁すすりてぇよ!!」ジタバタッ
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:41:35.06 ID:WwTDdfDW0
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('A`) 「あれ、そういえばのーちゃんはなんで宇宙に来たの?」 ( ^ω^)「大学の実習?だっけお?」 (゚A゚* ) 「あー、なんかな、宇宙病がなんちゃらかんちゃらで薬の効果がどーたらこーたらで」 ('A`) 「……ああ、要は実験検体なんだ」 (゚A゚* ) 「せやで、毎日毎日ヘドロみたいな緑色のドリンク飲むだけで暇なんや! 担当の眼鏡はなんか頭おかしいしな」 ( ^ω^)「よくそんな気味が悪い実験に参加したおね」 (゚A゚* ) 「なんかなー、お金とか結構もらえんねん。あと通年分の単位」 ('A`) 「うわぁ」 ( ^ω^)「気軽に売春しちゃう女子高生の理由みたい…」 (゚A゚* ) 「というわけで、しばらく宇宙おらなあかんねん…あぁ…お味噌汁に、おまんまぁ…」
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:42:31.31 ID:WwTDdfDW0
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( ^ω^) 「あるよ、ここに」 ( ^ω^)つ【乾燥ライス】【カップミソスープ】 (゚A゚* ) ( ^ω^) (^A^* ) (*^ω^) あんならとっとと出さんかクォラッ! ヽ○ノ ) 「あぱっぷ」 ・。’*○<V /\ >\ (;'A`) 「ブーン氏ぃぃぃぃいいいッ!!!」
- 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:43:36.67 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚# ) 「あるならなんではよ出さんねん!!あんなゲロの素よりそっち先にだしぃや!!」 ( ´ω(#)「そんなん言われても、君研究食品の試食に来たんじゃないかお!」 (゚A゚# ) 「うっせ!ネズミが腐ったワカメにババしたようか味だって分かってたら初めっからこんわ!アホ!!」 ( #^ω^)「てめ!人が下手に出れば!この乾燥ライスとカップミソスープあげないお!」 Σ(゚A゚* ) 「そ、それはあかん!それは堪忍して!!」 (゚A゚* ) 「と、とりあえず蹴ったことは謝るわ、ごめんなさい」 ( ^ω^)「くっくっく…それだけで僕が許すと思うかお…?」 (゚A゚* ) 「な、なんや!エッチなのはあんで!」 ( ^ω^)「いや、きみの体に欲情はないわ」 ('A`) 「無いわ」 (゚A゚* ) (やばい、ごっつしばき倒したい)
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:44:56.72 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「―――で、他になにやればいいんの?」もっしゃもっしゃ ( ^ω^) (レトルト食品で懐柔できちゃうんだ…この人は…) ('A`) (地球の貞操概念が心配になってくるな…おお嘆かわしい!やはり、地球はもう捨てるべき世界なんだ!」 (゚A゚* ) 「おい、途中から声になって漏れとるぞ」 ('A`) 「とかく、改めてのーちゃんに折り入って頼みがある!」 ('A`) 「明日以降にも、我らのアドバイサーとしてここに足を運んでいただけませんか?!」 (゚A゚* ) 「地球をもう捨てようとかほさぐヤツの元なんぞ誰がいくかボケ!!」 (゚A゚* ) 「アホか!!」 ぱくぱく… (゚A゚* ) 「死ねッ!」 ずずず… (゚A゚* ) 「次からはこのおまんまと味噌汁用意しとけよ!!」ケプッ ( ^ω^) (この女、ちょっれぇ) ('A`) 「ところで、ブーン。今日のオレたちの晩御飯全部、くわれちゃったけど?」 ( ^ω^) 「………明日、ぃしさんくるから」 (ノ∀`) 「ッカァァ―――…!!!そうきたかッ!飯抜きときたかぁ~~~!ふっザッけんっナ!!」
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:45:41.29 ID:WwTDdfDW0
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コロニー中央病院: (-@∀@)「おや、のーちゃん。今日は随分長い外出だったね」 (゚A゚* ) 「ちょっとな!」 (-@∀@)「んん?随分とご機嫌だね?」 (゚A゚* ) 「別にそんなことあらへんよ」 (-@∀@)「いいや、上機嫌だね。僕には分る」 (-@∀@)「……まさか、友達が出来たのかい!?」 (゚A゚* ) 「んー、まあ、そんなとこやな」 (-@Д@)「そ、そんな…のーちゃんと親しげに話すのは、この宇宙に僕一人だと思っていたのに…!!」 (*-@∀@)ゾクゾクゥッ (*-@∀@) 「いい!!いいぞ!!なんだかよく分らないが色んな感情の入り混じる素敵な心理状態だッ!」 (*-@∀@)「喜、怒、哀入り混じるこの感覚……興味深い。記録しなければ!!」 (゚A゚* ) (宇宙には変態しかおらん)
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:46:36.72 ID:WwTDdfDW0
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コロニー市場港: ('A`) 「お、いたいた。ぃしの姉御ー」 〈::゚-゚〉 「む、来たか。物資は?」 ( ^ω^) 「このとおり、今月は1袋あたり150gで5箱ほど詰めてきたお」 〈::゚-゚〉 「じゃあ…カチカチカチ・チーンッ♪ 1箱あたり5万ほど仕入れてもらうとするか」 ('A`) 「あ、この一箱はいつもののゼリーじゃなくてカロリーメイトなんだ」 〈::゚-゚〉 「修正…カチカチ・チンッ♪ じゃあそっちは3万で、あわせて23万だな」 (;^ω^) 「しかし…あのゲロモドキをあの人達はほんとに喜んで食べてるんですか?」 〈::゚-゚〉 「ああ、我らサイボーグには、栄養の数値が高ければそれだけで喜ぶからな」 ( ^ω^)'A`) (この人達がいてくれるから俺らは研究を続けられるけど、やっぱり同じ人間として引くわ) チュンッ (-^ω^)'A`) ドゥッ> 〈::゚-゚〉⊇一~ 「……おや、おかしいな?いまとても失礼な事を考えたように思えたか?」シュゥゥゥ… (┬;^ω^);'A`) 「すんませんっした!!!」
- 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:48:14.80 ID:WwTDdfDW0
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('A`) 「ところで、仕入れの話なんですけど…」 〈::゚-゚〉「ああ、いつも通りでいいのか?」 ( ^ω^)「それがですね……」 〈::゚-゚〉「…何?地球産の食材を増やして欲しい?」 (;'A`) 「無理にってわけじゃ無いんです!今も頑張って貰ってるのはわかってるし」 〈::゚-゚〉「うーん…分かった検討してみよう」 (*^ω^)A`) 「本当ですか?!」 〈::゚-゚〉「ああ、君らの製品には感謝しているしな」 ( ^ω^)A`) (ゲロ誘発以外に使いどころがあって本当によかった…)
- 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:49:30.84 ID:WwTDdfDW0
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( ^ω^) 「そ、それではこの食材のリストを渡しますので!」 〈::゚-゚〉 「ああ、それ通りに集めてくればいいんだろう。任せておけ」 ('A`) 「はい、お願いします!お支払いは…」 〈::゚-゚〉 「まてまて、リストチェックしてから…トレース・カチャカチャチンッ♪」 〈::゚-゚〉 「…野菜に肉類に魚類…加工食品…味覚アンプルではなくれっきとした食物か…。 50万ほどの出費だぞ。お前ら生活大丈夫なのか?」 ( ^ω^) 「食協から支出してくれる原料素材のゼリーがありますので」 ('A`) 「加工前だからけっこういけるぜ!無味無臭で最低限の栄養しかないけどな!」 〈::゚-゚〉 ( ^ω) 'A) …チラッ …チラッ 〈::゚-゚〉 〈::゚-゚〉 「…差し入れの乾燥ライスとミソスープだ…これでもくいな…」 ( ;ω;);A;) 「ありがとうございます!ありがとうございます!」
- 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:50:38.52 ID:WwTDdfDW0
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〈::゚-゚〉「それにしても、こんな沢山、何に使うんだ?新しい研究か?」 ('A`) 「えっと…」 ( ^ω^)「おいしさ、を研究してみたくて」 〈::゚-゚〉「……おいしさ?」 ( ^ω^)「はいですお」 〈::゚-゚〉「……随分な方向転換だな。君たちは補給効率最優先で、味は二の次だと思っていたが」 ('A`) 「とはいえ、ちょっとやってみようかな…くらいなんですけど」 〈::゚-゚〉「……」 〈::゚-゚〉「…まぁ、生ゴミボックスの底に溜まった汁の味、とか 〈::゚-゚〉「未処理の下水の方がマシだ、とか」 〈::゚-゚〉「細胞の死ぬ声がする、とか」 〈::゚-゚〉「証拠の残らない暗殺道具とか言われていれば、味を改善したくなる気持ちも分かるが」 ( ^ω^)'A`) (そこまで言われてたんだ……)
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:51:37.09 ID:WwTDdfDW0
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〈::゚-゚〉 「おっと…出発の時間も迫ってるし、そろそろいくよ」 〈::゚-゚〉 「…そうそう、味の研究も結構だが、そのかわり栄養の質だけは落とさないてくれよ」 〈::゚-゚〉 「意外にお前らののファン、結構いるんだぞ?サイボーグ限定だが」 ( ^ω^)Σ 「マジで!?」 〈::゚-゚〉 「…私も、そのファンの一人だからな?」ニヤッ ( ^ω^)'A`) ( ^ω^)'A`) 「…?」 〈::゚-゚〉 「ん?」 ( ^ω^) 「…あ、いま笑ったつもりだったかお?」 ('A`) 「サイボーグのは顔まで機械化するんだから、表情読み取りづらいんだよ」 〈::゚-゚〉 「ははは、そうだ、検品する必要があったな。お前らちょっとこのゼリー食ってみろ」
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:52:37.19 ID:WwTDdfDW0
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( ^ω^) ('A`) 〈::゚-゚〉「?どうした、検品するのは当然だろ?」 ( ^ω^)(ドクオ!) ('A`) (ブーン!) ( ^ω^)(任せた!) ('A`) (死ね!) 〈::゚-゚〉「ん?すまんが早くしてくれ。こっちにも都合があるからな」 (;'A`) 「ぐ、くそっ!ブーンめ…ッ」 (;'∀`) 「……!」 ( ^ω^)? (;'3`) プチッ…パクッ…チュルルルルルッ
- 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:53:29.73 ID:WwTDdfDW0
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('A`) スリー ('A`) トゥー ('A`) ワーン ( ^(` ) チュッ…… ( ;゚(` ) ドチュルルルッルウ ぐちゅつるるううるうううう ぷちゅる―――ッ (;゚ω゚) 「げっぼらぁ―――ッ!!!おげぇぇぇ―――ッ!!!」 ('A`) 「俺のキスとゲロの味はどうだ?甘かったか?」お口フキフキ (; ω ) 「ガヒッ!!ひぃぃ、かぁっ ゴ!!!ほのかに甘いッッッ!!!ヒィッ!!」 〈::゚-゚〉 「もっと検品してもらいたいと思ったが流石に時間が迫ってきたな…私はそろそろ行くよ」 ( ω ) 「 コ コ カ ヒュ ャ ェ ン …」 ('A`)ノシ 「いってらっさいませぇぇぇ!!間違ってもサイボーグ化されてない方には売らないでくださいねー!!」
- 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:54:39.72 ID:WwTDdfDW0
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ぶんどく研究所: (゚A゚* ) 「ちわー!」ウィーン ('A`) 「お、約束通りの時間だな」 (゚A゚* ) 「当たり前田のクラッカー!!さァ早く!!おまんまと味噌汁を出しな!!」 ( ^ω^)「おっおっお、その前に試食だお!」 ('A`) 「そうだ、あくまで試食の報酬だからな」 (゚A゚* ) 「うわー、気ぃ乗らんなぁ…」 ( ^ω^)「さぁ!早くこのニューゼリーを食べろ!」 ('A`) 「そして吐け!!」 (゚A゚* ) 「吐く前提なんかい!!」
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 21:55:34.11 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「まぁ食うけど…もぐもぐ…」 ( ^ω^) スリー (゚A゚* ) 「…お?なんかさっぱりしてて…」 ('A`) トゥー (゚A゚* ) 「これは…リンゴか?いや他にッ も”ッ?!」 ( ^ω^)('A`) ワンッ! (;A;* ) 「おご―――ぉぉぉッ!!お―――ッおッおッごッぉぉお!!!」 ( ^ω^) 「やった!3カウント耐え切ったお!!」 ('A`) 「よし、この路線で研究を続けよう!目指せ5カウント!」 (;A;* ) 「おまんら宇宙ゴミになって永遠に冷闇の中で彷徨えぇぇぇぇぼろぇぇぇぇッ!!!」
- 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:03:13.74 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「うー、あかん…口の中から喉にかけてまだ味が残っとる……」 ( ^ω^)つ白「水飲むかお?」 白⊂(゚A゚* ) 「おー、あんがとなー」 (゚A゚* ) ゴクゴク (゚A゚* ) (!!?!この味は!?) ('A`) スリー (゚A゚* ) (やっぱりただの水やない!おもっくそ不味い!!) ( ^ω^)トゥー (゚-(゚;* ) (うぷ…だめや…ッせめてスリーカウント……ッ!!) ( ^ω^)'A`) ワン! ゚。 ( -( * ) あsdfghjkl@!!!111! ブシャー ( ^ω^)'A`) (うわー…鼻から吹き出してる…)
- 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:05:12.10 ID:WwTDdfDW0
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( ^ω^) 「実は食協から支出される原料素材ゼリーの他に自分で新しく素材をつくってみたんだお」 ('A`) 「その名も『栄養飲料水』!!! 地球のポカリ以上の栄養が詰まってるぜ!!!」 \ゞ从レ/ ∩ ∩ _ )r'; ;;て, '、; ゜・ , | ∪ | /i'乂ゞ\∧∧ `;' (^ω(#)つ ヽ , ヽ. (;A;# ) 普通の水だせっちゅーねん!! ゜ ヽ つヽ '; ⊂(#)A`) _三´ |) ) , 二⊃ ’,;∪.-=三{ヨu,ノ〉 イrjj} (,, ノ \ゞ从レ/ γ `ー-三ニ― _ )r'; ;;て, / ノ`ー-.,_ `) /i'乂ゞ\ / / / / / /,、 (___く (___丿 ノ (,、 ――――こうして…
- 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:06:42.14 ID:WwTDdfDW0
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彼ら三人の―――― (゚A゚) 「おろろろろろろろろろろっっ!!!」 ――――ゲロと… (゚A゚* ) 「かふっごっぶぉぇええええええええええっ!!!」 ――――ゲロと… ( ^ω^)(いい加減吐瀉物処理も嫌になってきた) ――――ゲロに塗れた研究生活が…… 始まったのである……!
- 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:07:35.42 ID:WwTDdfDW0
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〈::゚-゚〉 「あのふたり共、食材の受取りにこないとはいい度胸してるじゃないか」ブロロロ 〈::゚-゚〉 「全く…まぁ今日の仕事はこれで最後だし」ブロロロ…ガチャッバタン 〈::゚-゚〉 「たまには、あいつらを労って料理してやるのもいいかもしれんな…フフ」テクテクテク 〈::゚-゚〉 「おーい、ブーン、ドクオー。今月分の食材仕入れてきたぞ―」 し~ん 〈::゚-゚〉 「…?」 〈::゚-゚〉 「おい、どうした?勝手に入るぞ?」 ピーッキング カチャカチャチーンッ 〈::゚-゚〉 「おい、ブーン、ドクオー…」 Σ( *゚A゚)彡 ! (ヾ゚ω。) ('@`/) ((〈::゚-゚〉)) 「――――ッッ!!!」
- 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:08:49.86 ID:WwTDdfDW0
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〈::゚-゚〉「こっ、これは…?!」 (゚A゚* ) 「え?どちらさん?」 〈::゚-゚〉「それはこちらのセリフだ!貴様、この二人に何をした!!」 (゚A゚* ) 「え、いや、軽く叩いただけやけど…」 (ヾ゚ω。)コヒュー ('@`/) コヒュー 〈::゚-゚〉「どう見たってそんなレベルの事態じゃないだろうが!!」 〈::゚-゚〉⊇一「私の客に手を出したのがお前の運の尽きだ…」 ジャキッ (゚A゚; ) (サ、サイコガンや…っ!!) 〈::゚-゚〉⊇一「二人共いい奴だった…いい奴だったんだ…仇は取らせてもらう!!」 (゚A゚; ) 「ちょ、ま!!まだ生きとるから!!」 〈::゚-゚〉⊇一 「問答無用!!」ジャキッ
- 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:11:02.52 ID:WwTDdfDW0
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(ヾ゚ω。) 「ま…待つお…!のーちゃんは悪くない…!」 ユラァ… 〈::゚-゚〉⊇一 「ッ! ブーン?!」 (ヾ゚ω。) 「徹夜と試食の繰り返しでちょっと疲れてただけだお…?!」 フラ…フラ… (゚A゚* ) 「そ、そうやで!あんま元気なかったんで、ひっぱたたいてやったら…」 (ヾ゚ω。) 「そうだお…それにのーちゃんは我ら研究所の大事なアド…バ…」 (ヾ゚ω。) (ヾ゚ω。) 「ゲロロロロロッ」 〈::゚-゚〉 「ブゥゥ――ン!!あれは人間が食べてもいいものじゃ、なかったはずだろうが―――ッッ!!」 ('@`/) *。・ < 'A`) + やぁ これはこれは ぃしさん ようこそ おいでくださいました (゚A゚;) 「あかん!!SF世界観でそういうオカルト的描写はあかんで!!」
- 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:12:42.03 ID:WwTDdfDW0
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~ そんな こんなで ~ ( ^ω^) ゴキュッ ('A`) ゴキュッ <( ^ω^ )> + キュピーン <('A`)> + キュピーン (゚A゚* ) 「すごっ、あの状態から一気に回復したで…」 〈::゚-゚〉「本来はサイボーグ用の強壮ドリンクで、生身の人間には強過ぎる代物なんだが…」 ( ^ω^)「ちょっとケミカルな味はしたけれど」 ('A`) 「俺たちの作るもんよりは美味しかった」 (゚A゚* ) 「あかん、やっぱりレベルがちゃうわ」 〈::゚-゚〉(こいつら実はサイボーグなんじゃ)
- 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:13:58.90 ID:WwTDdfDW0
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〈::゚-゚〉 「ーで、何をやってたんだ?」 ( ^ω^)'A`) 「え?」 〈::゚-゚〉 「え?じゃないだろう。え?じゃ」 〈::゚-゚〉 「お前らの体をスキャンさせてもらったが、なんだこれは食道がん一歩手前じゃないか」 〈::゚-゚〉 (むしろ、なかなかガンにならんあたりに非人性を感じるが) (;^ω^) 「あー…その…」 しどろ ('A`;) 「宇宙食材の研究といいますか…地球産のをね…」 もどろ (゚A゚* ) (こいつらなんで、おかんにイタズラを見つけられた子供みたいになってんねん) 〈::゚-゚〉 「なるほど…地球産の食材の味を研究しようとして体調を崩したわけか」 〈::゚-゚〉 「阿呆か」
- 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:16:50.65 ID:WwTDdfDW0
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〈::゚-゚〉「そもそも、君達の研究目標は効率良く栄養を摂取できる食品の開発だっただろう」 ( ;^ω^)「はい…」 〈::゚-゚〉「同じ宇宙民にまで不味いと罵られ、時には暴力を、 時にはゲロを吹きかけられながらも諦めず頑張ってきたのだろう?」 (;'A`) 「はい…」 (゚A゚* ) (ゲロについては完全に自業自得やないか) 〈::゚-゚〉「私も、君たちの栄養食を素晴らしいと思ったから協力してきたっていうのに…」 ( ;^ω^);'A`) 「すいません…」 (゚A゚* ) 「ちょっと待ってーや。そこまで言うことは無いんちゃうの?」 (゚A゚* ) 「こいつらだって別に遊びでやってる訳やないんやで?」
- 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:26:30.54 ID:WwTDdfDW0
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〈::゚-゚〉 「死んだら元の子もないだろうか!!」 バンッ! (゚A゚; ) 「ひぃッ!」 〈::゚-゚〉 「事故で死ぬのはしょうがない…だが、自分から死にいくようなマネは許さん!」 〈::゚-゚〉 「わかったかッ!!!返事ッ!!!」 (;´ω`)'A`) 「は、はい!! ごめんなさい!!!」 (゚A゚; ) 「えれぇすんません…」 〈::゚-゚〉 「まったく…」 〈::゚-゚〉 〈゚-゚::〉 「ところで、あなたはどこのどなた様で?」 Σ(゚A゚* ) 「今きくの?!」
- 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:28:26.67 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「ウチは のーっていうもんや、ちょっと宇宙病の研究の為に宇宙に来とるんや」 〈::゚-゚〉「……どうにも、研究者には見えんが」 (゚A゚* ) 「ウチはただの大学生やで。教授に見込まれて投薬の研究献体になっとるだけや」 ('A`) (見込まれてるっていうか、舐められてるだけじゃねーか) 〈::゚-゚〉「若い身空で、そんな危険な仕事を……よほど熱心な大学生なんだな」 (゚A゚* ) 「…せやで!」 ( ^ω^)(お金と単位に釣られただけじゃねーか) 〈::゚-゚〉「…君が、二人に味のアドバイスを?」 (゚A゚* ) 「せやで!」
- 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:38:32.34 ID:WwTDdfDW0
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〈::゚-゚〉 「ふむ…」 〈::゚-゚〉 「―――で、その二人が味に興味を示して、こうなったわけか…」 〈゚-゚::〉 「この二人が悪いなコレは。馬鹿者め」 (ヽ´ω`)'A`) 「ごもっともです…!」 〈::゚-゚〉 「まったく…ほとんどサプリメントとカロリーメイトを食べて育った月都民が 料理するなんて無謀にもほどがあるだろうに…」 〈::゚-゚〉 「仕方ないだろう。どれ、地球生まれの私が一肌脱いでやるか」 (ヽ´ω`) 「…お?」 〈::゚-゚〉 「おい、のーとやら。お前料理できるか?」 (゚A゚* ) 「え?でけへんで?」 〈::゚-゚〉 「じゃあ野菜の皮剥きでも頼むとしよう。おい、こっち来い」 〈゚-゚::〉つ(゚A゚; ))) 「え?いや、ちょっとまって!あたしは…やだ機械人ってパワフル!!」 ズルズルズル
- 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:43:34.18 ID:WwTDdfDW0
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( ;^ω^)「ぃしさん、一体何をするつもりなんだお…?」 (;'A`) 「いや、わからん…」 (;'A`) 「でも、野菜の皮剥きってことは…」 ( ;^ω^)「まさか!」 (;'A`) 「料理を!?」(^ω^; ) (;'A`) 「でもここに調理器具らしいもんなんてほとんど無いぞ!」 ( ;^ω^)「いや、ぃしさんのことだからきっと何かギミックが」 <うわー!!なんでそんなとこにそんなんついとんねん!? <便利だろう? ( ^ω^)'A`) ( ^ω^)'A`) (超覗きてぇ)
- 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:48:25.34 ID:WwTDdfDW0
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〈::゚-゚〉 「まずは、こいつからだ」 〈::゚-゚〉 「宇宙ゼリーを温めて、醤油と調味料と粉微塵切り刻んだ野菜を入れて煮込んだもの…」 〈::゚-゚〉 「あんかけ風宇宙温野菜スープだ」 ホワァ… ( ゚ω゚) 「お…おお…お? なにこれ?」 (;'A`) 「器の中に熱湯が…え?これ食うの?やけどしない?」 〈::゚-゚〉 「いいから食え。ああ、ふーふーしとけよ」 ('A`) 「ふ…ふーふー…」 ( ^ω^) 「…熱を使って料理か…。これじゃ長期宇宙探検においては非効率では…」ちゅる… ( ^ω^) ( ゚ω゚) ちゅる ちゅる ちゅる ちゅるる ハフッ ちゅるッ ハフッ ハッ ちゅるるるるうううううううう。 ('A゚) 「うめぇ!!!なんだこれ??!!甘?酸っぱい?いや、ほんのりピリ辛?!なに?!たくさん味がある?!」
- 127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:51:35.13 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「これは……味がただ多いだけやない……」 (゚A゚* ) 「素材、調味料一つ一つの味が引き立てあい、存在感のある旨味を生み出しとる…ッ!!」 (゚A゚* ) 「それでいて口当たりは優しく……後味にも嫌味がない……ッッ」 (゚A゚* ) 「……くぅぅぅっうんまぁぁぁい!! 美味いで!!久々に旨いもん食うたわ!」 (*'A`) 「同じものを使っているのにこんなにも差がでるものなのか…」 (*^ω^)「うへえええええ!!とまらんお!!」ペロペロ 〈::゚-゚〉「どうだ?ところどころ代用品で済ませたが、中々のもんだろう」 (゚A゚* ) 「凄いで!正に料理の鉄人やな!!」ガハハッ 〈::゚-゚〉^ω^)'A`) (゚A゚* ) 「サイボーグだけにな!」 〈::゚-゚〉^ω^)'A`) (゚A゚* ) 「急に冷めんなや!!」
- 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:53:02.63 ID:WwTDdfDW0
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〈::゚-゚〉 「…好きでサイボーグになったわけじゃないがな…」 ('A`(^ω^ ) ( ^ω^)'A`) (゚A゚; ) (え?あれ?あたいのせい?) 〈::゚-゚〉 「さ、次行くぞ」 〈::゚-゚〉 「ミキサーに豆富とひき肉、タマネギ、それから乾燥パンをつなぎとして入れる」 〈::゚-゚〉 「できたペースト状のものをパックで包んで電子レンジで加熱」 〈::゚-゚〉 「焼けたこいつにパンとレタスで挟んで食え。これがハンバーガーというやつだ」 ( ^ω^) 「ガツガツガツ!!!あ、これボク好きかもしんない!!」 ('A`) 「く、くそ!悔しいけど美味しい…!!しかし、甘みが足りない気がする。あんこを入れたらどうだろう?」 (゚A゚* ) 「そうかわかった。お前ら科学以前に、料理としての才能が壊滅的なんやわ」
- 132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:53:52.70 ID:WwTDdfDW0
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('A`) 「そんなことないだろ!?」 (゚A゚* ) 「あるわ!!なんや!バンバーガーにアンコって!!食材舐めてんのか!!」 (#'A`) 「舐めてねーよ!!」 ( ^ω^)「ソースうめぇwww肉汁うめぇwww」ペロペロ ('A`) (゚A゚* ) ('A`) 「とにかく!俺は俺なりに理論を用いて、バランスのいい味をだな…」 〈::゚-゚〉つ[ゼリー] 「その、お前が考えたバランスのいい味、食うか?」 ('A`) 「勘弁してください!!」
- 134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:55:24.43 ID:WwTDdfDW0
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数時間後――― ( )^ω^) げふッ (;'A`) 「も…もう食えん…」 〈::゚-゚〉 「あー作った作った。持ってきた食材かなり使ってしまったな…」 〈::゚-゚〉 「…ああ、余ったのは冷凍庫に閉まっておいたぞ。食べたくなったらチンして食え」 ( )^ω^)'A`) 「はーい」 (゚A゚* ) (どっからどうみてもおかんと息子ニ名やな…) (゚A゚; ) 「ってもうこんな時間や!やべ、はよう病院にもどらんと!」 〈::゚-゚〉 「む、帰るのか?なら私の車にのってけ」 (゚A゚* ) 「え?いやでも…」 〈::゚-゚〉 「構うな、コロニー病院なら市場に戻るついでに寄れるな…。そら、来い」
- 138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:56:22.67 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「え、あ、はい!」 (゚A゚* ) 「ほな、二人ともまた今度な!」 ( )^ω^)'A`) 「おー、またなー!」 (゚A゚* ) 「ほな、お願いします」 〈::゚-゚〉「ああ、ちゃんとベルトは締めておけよ」 (゚A゚* ) 「はい」 〈::゚-゚〉 ブロロロ… (゚A゚* ) 「あの、ぃし、さん」 〈::゚-゚〉 「なんだ?」 (゚A゚* ) 「…その、鉄人とか言って、ごめんなさい」 〈::゚-゚〉「いいさ、間違いではないしな。あまり気にしていない」 (゚A゚* ) (ちょっとは気にしとるんや……)
- 140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:57:15.23 ID:WwTDdfDW0
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〈::゚-゚〉 ブロロロ… (゚A゚* ) ブロロロ… 〈::゚-゚〉 「…」 〈::゚-゚〉 「あーだめだな。私に、こういう空気のは苦手なんだよ」ポリポリ (゚A゚* ) 「え?」 〈::゚-゚〉 「いいか、のー君!今から私の過去をぶっちゃける!」 (゚A゚* ) 「え?ええ?」 〈::゚-゚〉 「昔!宇宙シャトルバスで事故があって家内が死んだ!ついでに体も脳髄以外イカれた!」 (゚A゚; ) 「え、ええ、ええーッ!」 〈::゚-゚〉 「で、いろいろあって個人宇宙貿易業をやっている。そのついでにあいつらの失敗作も売ってる」 (゚A゚; ) 「いろいろはしょった!!」 (゚A゚* ) 「っていうか、あのゲロモドキのヤツ食うやつおるんのか?!」 〈::゚-゚〉 「舌とかいろいろ無くしたサイボーグとか重宝してるぞ、栄養は文句なしだ」
- 141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:58:15.14 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「そういえば、吸収効率がどうのとかしょっ中言っとるな」 〈::゚-゚〉「……目が冴え、疲れが吹き飛んだ」 (゚A゚* ) ? 〈::゚-゚〉「十秒チャージ、一日キープ ポスト核燃料 膝腰ラクチン 外にはさっと塗って、中にはチューッと注入」 〈::゚-゚〉「あいつらのファンの、サイボーグ達がよく言う」 (゚A゚* ) 「なんやようわからんけどベタ褒めなんやな」 〈::゚-゚〉「それだけ凄いってことさ。味覚を失ったサイボーグには、効率と効果が一番大事なんだ」 〈::゚-゚〉「だからって訳でも無いが、あいつらが味の研究に力を入れると聞いて、少なからず落胆した」 〈::゚-゚〉「そこそこ食える宇宙食は多々あれど、あれだけ補給に特化した宇宙食は他に無いからな」
- 142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:58:32.16 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「…別に、宇宙はサイボーグだけというわけでもないやろ?」 〈::゚-゚〉 「たしかにな。しかし、人口比率でいえば人間のほうが遙かに少ないぞ?」 〈::゚-゚〉 「地球民や月都民もいるが、コロニー外装の修理や清掃業。貿易なんかじゃサイボーグが大部分だ」 (゚A゚* ) 「そ…そうなんか…」 〈::゚-゚〉 「そして、人間が少ない理由が、もう一つある」 (゚A゚* ) 「? なんや?」 〈::゚-゚〉 「宇宙病だ」 〈::゚-゚〉 「無重力酔い、筋肉衰弱、宇宙線による被曝など…まぁ、それらを統括して宇宙病と呼ぶが」 〈::゚-゚〉 「人間、特に地球育ちの人はそれらに免疫がほとんどない。だから地球生まれの人は…」 〈::゚-゚〉 「サイボーグでもならんかぎり、宇宙で長時間居続けることはできない」 〈::゚-゚〉 「だから、そんなに人間のために味を作るのは…傍目からみて止めたくもなるし…な…」
- 144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:59:00.36 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「…でも、宇宙産まれの人も、今日のあの二人みたいに食えばうまいって思うんやろ?」 〈::゚-゚〉「それはそうさ。地球育ちよりは劣るだろうが、味覚はあるしな」 (゚A゚* ) 「なら、あながち無意味でも無いんじゃないの?」 〈::゚-゚〉「今日作ったあの料理、材料費だけで十万近くかかるぞ」 (゚A゚* )そ 「そんなに!?」 〈::゚-゚〉「昔よりははるかに安定しているが、地球と宇宙はまだまだ「遠い」んだよ」 〈::゚-゚〉「莫大な輸送コストを払ってまで地球の食糧を買うのは、金持ちと一部の研究者くらいなのが現状だ」 (゚A゚* ) 「そっか、ウチが来るのにもいっぱいお金かかったって言ってたしな…」 (゚A゚* ) 「あの病院の飯が不味いんも、単純に研究のためだけや無いんやな…」 〈::゚-゚〉「…病院の飯が不味いのは、どこも同じさ」 (゚A゚* ) 「ははっ、そりゃ言えとるわ」
- 147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 22:59:54.78 ID:WwTDdfDW0
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〈::゚-゚〉 「…ついたぞ。病院だ」キキッ (゚A゚* ) 「おお、おおきに!」 (゚A゚* ) 「………」 ( *゚A゚) 「よぉ、ぃしさん!」 〈::゚-゚〉 「ん、なんだ?」 ( *゚A゚) 「うちからも、もう味のヤツはやめて、いつもの研究に戻れって言っとく!」 ( *゚A゚) 「でもよぉ!うちゃ、他に友達おらへんねん!!だから、たまに遊びにいくくらいはええやろ?!」 〈::゚-゚〉⊇一 「貴様…ブンドクのなにが目当てだ?!まさか貞操とかいうんじゃないだろうな!!泥棒デブリめ!!」ジャキッ ( *゚A゚) 「おいwwwww」 〈::゚-゚〉 「ふふふ、冗談だ。アストロジョーク」 〈::゚-゚〉 「いつでも遊びに行ってやってくれ。ついでにぶっ倒れないように見張ってくれるとありがたいな」
- 149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:00:38.42 ID:WwTDdfDW0
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病院: (-@∀@)「のーちゃん遅いなあ」 (-@∀@)「ここ最近、いっつも出かけて帰りが遅いからなあ」 (-@∀@)「僕だってのーちゃんのために薬の改良頑張ってるんだけどなあ」 (-@∀@)ペロッ (-@∀@)「うーん、いいね!飲めなそうでなんとか飲めるギリギリの苦さ」 (-@∀@)「これならのーちゃんもきっと嫌そうな顔で飲んでくれるぞ!」 (-@∀@)「……ん?見慣れない車が…………のーちゃん!?」 ::((;-@∀@)):: 「の、のーちゃんが、知らない車に乗って!しかも運転手にしたしげに声をかけて!!」 (;-@∀@)「もう、のーちゃんは僕の知らないのーちゃんになってしまったのか……」 (*-@∀@) ゾクゾクゥッ
- 152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:05:02.04 ID:WwTDdfDW0
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(*-@∀@) 「き…記録しなければならん!!こ、この心理状態も貴重だ!!」 (-@∀@) 「ああ、のーちゃんが来てから私の研究生活というのは、 桜がさいて春風がふいて花粉症で顔面が汁まみれになってしまったかのようだ!!」 (-@∀@) 「ここコロニーだから花粉症ないけど」 (*-@∀@) 「これがアストロジョークwwwwオフッ!!キヒッ!きぇッえっえっえっえーwww」 ( *゚A゚) 「よう変態」 ウィーン (*-@∀@) 「やwぁwwwwのwーwちwゃwんw今新しいジョークできたけど聞く?wwwww」 ( *゚A゚) 「宇宙病と、宇宙食料問題…あといろいろ勉強したいんやけど」 (-@Д@) ( *゚A゚) 「どした?」 (;-@Д@) 「あの…のーちゃんが……勉強したい…だって……?明日には太陽磁気嵐がくるぞ…!!」 ( *゚A゚) 「しばくぞ」
- 155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:07:47.13 ID:WwTDdfDW0
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(-。@∀@)「のーちゃん…何時の間にか立派になって……」 (゚A゚* ) 「なんやねん。そんな長い付き合いやないやろ」 (-。@∀@)「いや、ついのーちゃんにモルモット以上の感情を持ってしまって」 (゚A゚* ) 「おいこら。本人の前でモルモットっていうな」 (-。@∀@)「研究者にとっては自分自身すらモルモットみたいなもんだから気にしないで!」 (゚A゚* ) 「あんな、研究者がみんなあんたみたいな変態とちゃうで…」 ______________________________ (゚A。) 、;゚∴ ←自分をモルモットにしている研究者 (ヾ゚ω。)、;゚∴ ←自分も友達もモルモットにしている研究者  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O o (゚A゚* ) (゚A゚* )「あかん、やっぱり研究者変態ばっかりや」 (-@∀@)?
- 159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:11:17.90 ID:WwTDdfDW0
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(-@∀@) 「まぁいいけどね!ぶっちゃけ私は宇宙までくんでやってきて薬飲んでゴロゴロしてもらうだけで 単位とれっちゃうような、君のこの境遇に甚だ疑問を感じてたんだ! 果たして自堕落な日々をおくるだけでいいのか?!否ッ!!人間は苦労をもって花咲く存在!! 故に悩め!!苦しめ!!悶えて!!絶望し!!美しく咲き乱れるのだ!!そう冬を偲ぶ花のように!!」 (゚A゚* ) 「あ、やっぱええわ。おやすみ変態」 (三@∀@) 「ニガサナイヨ… 君は私の患者でもあるが同時に…私の可愛い生徒でもあるのだよ…」ゴォォォ… (*-@∀@) 「ほぉら、まずは月面大学で教鞭とれるくらいには知識を叩き込んちゃうよ…責任もってね!!ウフフフケヒケヘ」 (゚A゚; ) 「ヒッ、ひぃぃぃい変態!!!やっぱり関わるんじゃなかった!!!」 (-@д@) 「ところでなんでそんな急に?」コロッ (゚A゚; ) 「もうちょっと情緒を安定させろよ!」 **** フムフム (-@∀@))) カクカクシガシガ (゚A゚; ) トユーワケ **** (-@д@) 「成程、ぶんどく宇宙食材研究所か…私にもその名は聞いてるよ。なかなか評判らしいね」
- 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:14:06.90 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「評判て、どっちの意味で」 (-@∀@)「?素晴らしい栄養バランスと吸収効率だと聞いているけど」 (゚A゚* ) 「そのかわりめっちゃまずいんやで」 (-@∀@)「それのどこに問題が?食事として最も重要なものは満たされているじゃないか」 (゚A゚* ) 「ウチもそう思うんやけどな、レベルがちゃうねん。食べたら確実に吐くねん」 (*-@∀@)「え?!吐いちゃうの!?それは逆に凄いなぁ!!」 (*-@∀@)「僕も色んなケミカルフードの味見をしてきたけど、不味くて吐くなんて経験無いよ!!」 (*-@∀@)「うわー!!羨ましい!!人体に直接的な害が無いのに吐いちゃうなんてよっぽど凄いんだろうなぁ……」ジュルリ (*-@∀@)「ねぇ!ゲロって一周回って気持ちいいってほんと?ねぇほんと?」 (゚A゚* ) 「…もっとまともな人間と会いたいわ」テクテク (*-@∀@)「ああん!まってよのーちゃん!!」
- 163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:17:31.39 ID:WwTDdfDW0
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(-@∀@) 「まぁ、積もる話はあとにして、この薬飲んで就寝しようか!ね!?」 (゚A゚* ) 「うわ、どうせ絶妙に苦く調節した薬なんだろソレ」 (-@∀@) 「そのとおりだ!!さぁ飲んでくれ!!そして苦渋に満ちた可愛い顔を見せてくれ!!」 (゚A゚* ) 「ごくごく」 (゚A゚* ) 「ぷは、ごっそさん」 (-@Д@) (゚A゚* ) 「見たかったか?苦しそな面をよ…残念だったな! ウチの舌はもう毒薬でも無い限り耐えられるくらいに鍛えられてるんやで!!」 (*@∀@) 「成長したね…!のーちゃん…!!僕の試練を乗り越えて一回りおおきくなったね!!Amazing!! ああ、もはや君は核融合反応された太陽のようにまばゆい!!ああ、なんて―――美しい―――」 (゚A゚* ) 「お前、なんでも感動すればいいと思うなよ」 (゚A゚* ) 「んじゃ、勉強の話は頼んだで。じゃおやすみ変態」 ウィーン
- 165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:20:36.95 ID:WwTDdfDW0
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数日後:ブンドク研究所: ('A`)「…ブーン!出来たぞ!!」 ( ^ω^)「お?本当かお?」 ('A`)「説明は不要だ!とりあえず食べるぞ!」 ( ^ω^)'A`)プチッチュルルルルル ( ^ω^)'A`) スリー ( ^ω^)'A`) トゥー ( ゚ω゚)゚A゚) スポーン 三*。・ < ^ω^)'A`) < ;^ω^)「うおおおおおいい!!改良どころか魂はみ出す程悪化してるじゃねーかお!!」 < 'A`) 「あははー見てブーン!!無重力無重力!!」フワフワ < ;^ω^)「一応宇宙だからNE!!」
- 169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:22:31.31 ID:WwTDdfDW0
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< 'A`) 「しかし…なんでこう、味とかが一向によくならないんだろうなぁ・・・?」 < ^ω^) 「ついでに聞くけど、何入れた?」 < 'A`) 「さっぱり感を目指して、前回と同じくリンゴのすりおろしを入れてみたんだ」 < ^ω^) 「うんうん、そこは普通だおね。ちゃんと過去の成功を活かしてるおね」 < 'A`) 「それから、深みを出すためにコーヒー抽出液、炭水化物のために里イモを」 < ^ω^) 「あと、数種のバクテリアも、だろお?」 <;'A`) 「え?なんでわかったの?!やだ、ブーン氏ってばESP?!」 < ^ω^) ( ゚ω< ^ω^)))) スー・・・ッ ( ^ω^) パチッ フンッ!! ( ^ω^)三つそA゚) ゴッ <;゚A゚) 「俺の無抵抗な肉体を殴るナァァァァ!!!」
- 173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:24:21.67 ID:WwTDdfDW0
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( ^ω^)つ※ バババッ つ|袋|と彡 ('A`)つ□ フキフキ ←戻った ('A`) 「そういえば、今日だっけ?」 ( ^ω^) 「お?」 ('A`) 「重力装置の点検整備」 ( ^ω^)「そうだお。あと一時間も無いお」 ('A`) 「固定されてない物、さっさと片付けないとな」 ( ^ω^)「だおね。飛び回って機械壊されても困るし」 ('A`) 「流石に今日はのーも来ないだろうし、ゆっくり無重力を楽しむか…」 (゚A゚* ) 「ちわー!のーちゃんが来たで!」ウィーン ( ^ω^)'A`) ( ^ω^ )'A` )
- 176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:25:31.20 ID:WwTDdfDW0
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('A`) 「おい…のーちゃん…今日何の日かわかってるのか?」 (゚A゚* ) 「あん?いつもの金曜日だろうか?」 (゚A゚) 「まぁ、のーちゃんったらお馬鹿!!今日は重力装置の点検整備の日よー!!!」 (;^ω^) 「今日この日は重力装置が止まるので数時間だけ無重力になるんだお」 ( ^ω^) 「だから、普通は外出厳禁。コロニー内とはいえ上地まで数キロあるから 下手すれば空中にぶっ飛んちゃう上、漂ってるうちに重力戻っておっこちちゃうお」 (゚A゚* ) 「こわ!ってかそうだったんやな。それで今日の病院戸締りがやたらと厳しかったのは」 (゚A゚) 「脱走してきたのかよ!!」 (゚A゚* ) 「お、置き手紙はしておいたぞ?!」 【(^ω^ ) 「はい…はい… ええ、のーちゃんこっちにいますお… あ、はい、すみません…」 ( ^ω^) 「アサピーっていう先生から電話きたけど、すっげぇ焦ってたお。 『僕の責任だ。のーちゃんに何かがあったら自分も死んでお詫びする。』って」 (゚A゚; ) 「あちゃぁ…悪いことしたのぉ…」
- 178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:29:42.16 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚* ) 「どーしよ、今から帰って間に合うかな」 ( ^ω^)「うーん…場合によっては予定より早く低下することもあるし…」 ('A`) 「しばらくは出歩かない方がいいぞ」 (゚A゚* ) 「せやなぁ…ふとした拍子に飛び上がって天井激突とか笑えんし……」 ( ^ω^)「とりあえず、病院にはこっちで預かるよう連絡しておくお」 (゚A゚* ) 「頼むわー」 ( ^ω^)】「はい、こちらで、はい…はい、終わったらすぐに帰しますお」 (゚A゚* ) 「なんて」 ( ^ω^)「まるで娘を嫁がせる父親のように頼まれた。正直怖かった」 (゚A゚* ) 「すまんのぉ…」
- 181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:31:46.81 ID:WwTDdfDW0
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ウ―――ッ ウ―――ッ ('A`) 「お、サイレンだ」 ウ―――ッ ウ―――ッ 重力装置点検が始まります。 皆様、身の回りの物を片付け、体を固定してください。 外を出歩かないようにお願いします。 これより安全のため3分あたり重力10%軽くなります。 30分で完全無重力になります。そして1時間ほどで点検が終え 重力が戻ります。繰り返す… (゚A゚* ) 「な、なんや面白そうやなぁ…」ソワソワッ ('A`) 「言っとくけど、ベルト外すなよ?!立つなよ?!」 ( ^ω^) 「あ」 ('A`) 「ん?どした?」 ( ^ω^) 「ドクオ、君がさっき作ってたゼリーの余った奴、片付けた?」 (゚A゚) 「あ」
- 185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:33:34.51 ID:WwTDdfDW0
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(゚A゚) 「しまった!出しっぱなしだ!!」 ( ;^ω^)「まじかよ!?あんなんが研究所内でプカプカ浮かんだりしたら!!」 (゚A゚* ) 「ば……バイオハザードや……」 (゚A゚) 「まだだ!今ならまだ間に合う!!」カチャカチャッ (゚A゚* ) 「ちょ、危ないんちゃうの?」 ('A`) 「バーロー!いざとなってもこちとらチキチキの月ッ子でい!!」カチャチャ ウウーッ!! ( ;^ω^)「一回目のサイレンだお!ドクオ早く!」 ('A`) 「……」 ( ^ω^)「ドクオ?」 ('A`) 「ベルト噛んじゃった」テヘペロ☆
- 188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:36:10.68 ID:WwTDdfDW0
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( ゚ω゚) 「アホーッ!!そっちの緊急レバー引くお!!座席ほど外れるお!」 ('A`;) 「レバーってどこだ?!あれ?裏か?!」 ウウーッ!! ガチャッバシュン ('A`;) 「よし、外れた!いくぞ!!」 ┌( 'A`)┘ ( ^ω^)( *゚A゚) 彡 ┘l ポーンッ ________________ ┌( 'A`)┘そ ガンッ 彡 ┘l ( ^ω^)( *゚A゚) (;'A゚) 「いてぇぇぇぇ!!!」 ( ^ω^) 「重力が20%OFFされた状態で勢い良く走ればそらそうなるお!!」
- 189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:40:21.02 ID:WwTDdfDW0
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(;'A`) 「痛ァい…」 (゚A゚* ) 「気張れや!月育ちやろ!」 (;'A`) 「んなこと言ったって、こんな半端な重力で動くの久々なんだよ」 (;'A`) 「っと、そんなこと言ってる場合じゃなかったな…」サササッ ウウーッ (;'A`) 「ととっ、この軽くなる感じ気持ちわりぃな」テキパキ ( ^ω^)「急げー!間に合わなくなっても知らんぞー!!」 ウウーッ!! .
- 192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:41:41.74 ID:WwTDdfDW0
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('A`) 「よし!片付いた!!あとは固定ボックスにしめてしまいだ!!」 ( ^ω^) 「あ、そういえば研究室にバクテリアいれたシャーレそのまんまだったお」 (;'A) 「バカやろう!!暗証番号、なんだっけ?!」 ( ^ω^) 「そんくらい覚えてろお!!」 (゚A゚) 「うっせバーカ!!セキュリティのためだからって糞長いランダム文字列を パスワードしてんじゃねぇ!!お前が居ないと研究室入られねぇよッ!!」 (;^ω^) 「ああ、もう!!しょうがねぇお!いまそっち行くお!」 パキンッ _______________ ゛r・;そ ガンッ // \\ (゚ω゚(#) // \\ ノノ // ゞ从レゴンッ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( *゚A゚) 「うわぁ!スーパーボールみたいにあちこち弾みながら飛んでってく!!」
- 195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:44:01.53 ID:WwTDdfDW0
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ウウーッ!! (゚A゚* ) 「うわっシートに座ってても分かるくらい身体軽くなっとる!!」 (;'A`) 「うわー!!ブーン避けてーーー!!!」 「ブゥゥン氏ぃぃぃい!!!」 三 ○ノ 三 ノ\_・'ヽ○. 「ひでぶッ!!」 三└ _ノ ヽ 〉 (゚A゚* ) 「…あかん、なんや楽しそうや」カチャ… (;'A(:::) 「のーちゃん?!なぜベルトに手をかけているの?!」 ( (::)ω^)「ドクオー!!避けてー!!」 /// ヽ○ノ / /> 「あべし!」 ・゚.○ /\ >\
- 198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:47:18.98 ID:WwTDdfDW0
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( (::)ω^) 「そこ遊ばない!!飛び跳ねないー!!」 ('A(::) 「それより早く暗証番号いれてくれよ!!シャーレがプカっちゃう!!」 ( (::)ω^) 「7d8j 3j89 fsh4 76hd nam9 76dn 39va 6e99」ガチャ (ココまで1秒) ('A(::) 「たまにお前が怖くなる!!ほんとに人間か?!」 ( ^ω^) 「いいから行け!!僕はのーちゃんの相手をする!」 ('A`) 「よし任せた!!」タンッ ('A`) (( ◯ )) フワフワ ('A゚) 「げげぇぇ―――ッ!!あれは昔戯れに作った生ゴミ処理用バクテリア!! 野菜に腐食すればみるみる分解されて土くれにしてしまうヤツだぁぁ―――ッ!!」 ( ^ω^) 「お前、なにガチでバイオテロ起こそうとしてんだお?!焼却しろバカッ!!!」 ⊂(゚A゚*⊂ )三=- (スーパーマンごっこ)
- 201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:48:59.97 ID:WwTDdfDW0
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-=三(っ*゚A゚)つ 「飛べるッ!!飛べるで!」 三( ^ω^)「のーちゃん!ぶつかると怪我するからやめなさい!!」 ⊂(゚A゚*⊂ )三=- 「嫌や!!ウチはこういうことがしたくて宇宙来たんや!!」 (^ω^ )三 「だめええ!!精密機械とかあるからぁぁぁ!!!」 ('A`) 「あんのバカが…あ、」 , 壁|○))) カンッ ビキッ ` ('A`) 「あ」 ○~~。゚+。: 。 * ←処理用バクテリア (ヾ゚A゚) 「ノオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!」
- 203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:50:31.73 ID:WwTDdfDW0
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(ヾ゚A゚) 「く、くそがぁぁぁぁああ!!! こうなったら被害を最小限に留めるためにこの部屋を密閉するしかねぇ!!」 ('A`) 「…あ」 □~ ふわふわ (゚A゚) 「あ…あれは!!あれだけはダメだ!!! あのダンボールだけは最優先で確保せなあかんねん!!」 ('A`;)三=― 「うぉぉぉおおおおおおーッ!!」 パシッ □⊂('∀` )三=ー 「よし、とれたぁぁぁ!!!」 | \、_,ノ 、_/ | _,ノ /⌒ヽ□ ( | `) ('ヽ )) ___── | ヽ /  ̄ ̄ ̄ | / ,- ヽ  ̄ ̄ ̄── | '⌒)(__,/ ヽ__)(` | /' '^\ 【 慣性力 】
- 206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:50:59.28 ID:WwTDdfDW0
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( ;^ω^)「ドクオさん?!今なんかえらい音が…!!」 ウウーッ!! ⊂(゚A゚*⊂ ) 三=- 「さらに軽くなるでー!!」 ⊂(^ω^ )三 「のーちゃん!!もう好い加減にッ」バッ ミ( *゚A゚) サッ ( ^ω^)「あ」 | \、_,ノ 、_/ | _,ノ /⌒ヽ ( | `) ('ヽ )) ___── | ヽ /  ̄ ̄ ̄ | / ,- ヽ  ̄ ̄ ̄── | '⌒)(__,/ ヽ__)(` | /' '^\ 【 慣性力 】
- 210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:52:57.85 ID:WwTDdfDW0
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(;'A`) 「うぉぉぉおおおおお!!よし!慣れてきた!!月っ子なめんなよ!!」 ('A`) 「あとは…ココから出て部屋を密閉!そんでおとなしく点検終わるまで座っていよう!!」タンッ! ウウーッ ただいま完全無重力になりました。皆様身近なものをおつかまりください… -ニ三( 'A)三ニ- ぐるんぐるんッ -ニ三(A` )三ニ- ぐるるんッぐるんるんッ -ニ三(; )三ニ- 「ブ―――ンッ!!助けてくれ―!!!」 ぐるぐるぐる ( ^ω^) 「あのバカ!溺れてやがる!!無重力用携帯スプレー忘れてやがったのかお?!」 (゚A゚* ) 「携帯スプレー?」 ( ^ω^)っ占 「これこれ。中身はただの酸素だけど、噴きかけることでその反動で姿勢制御するんだお」 (゚A゚* ) 「へぇ~~そんなのもあるんやな!」 ―――=三( ;')三= 「いいからはやく助けてくれよ!!!」 ぐるぐるぐるぐるぐる
- 212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:54:10.15 ID:WwTDdfDW0
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(ヾ゚A。) 「うぷ…サンキュー……」 ( ^ω^)「ったく、仮にも月生まれがこの体たらく、のーちゃんを見て見るお」 ヒュンッ l! |l| i|li __ _ _ l (゚A゚* ) :l. __ ̄ ̄ ̄ / *゚A゚) !i ;li  ̄ ̄ ̄ キ 三 i!| |i  ̄ ̄  ̄ =`'ー-三‐ ― / ; / ; ;. ; / / / ヒュンッ (゚A゚* / / | / i/ //ー--/ : / ( *゚A゚) / /; ⊂ ⊂ノ ニ _ ( ⌒) / *゚A゚ヽ ニ≡ タンッ 彡 c し キ 三 三 =`'ー-三‐ ―_ ( ^ω^)'A`) (末恐ろしい…)
- 214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:56:18.40 ID:WwTDdfDW0
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('A`) 「あとはこの部屋のドアもガムテで目張りしてっと…。 ブーン、後でこの部屋、殺菌剤散布して消毒するからな」 ( ^ω^) 「お、ところでそのダンボールなんだお?」 ('A`) 「あ、これ?ぃしさんが送ってくれた食材の…」 (。∀。* )三 「ええ―――ッ?!」ズィィッ ('A`) 「うわ!逆さまの状態で接近するな!なんか怖い!!」 クルンッ(゚A゚* ))) 「食材って…お前、まだ味の研究やめてなかったんか?!」 ( ^ω^) 「今日も軽く魂がぬk…トランス状態になったお」 ('A`) 「ブーン、言い換えても危ない感じが変わってないぞ」 (゚A゚# ) 「お…おいおいおいッ」 (゚A゚# ) 「約束したハズやろ!研究はしな…」 (((゚A゚* ))) クラッ
- 217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:57:43.68 ID:WwTDdfDW0
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( ;^ω^)「?どうしたんだおのーちゃん?」 (゚A゚* ) 「なんやろ、動き回った上に叫んだせいか気分悪いわ…」 ('A`) 「だから言ったんだよ!ほら、シート座って」 (゚A゚* ) 「うう…すまんのぉ…」 三( ^ω^)つ白 「とりあえず、ボトルタイプの水、飲んで楽になるお…」 (゚A゚* ) 「おーきになぁ…」カポッ (;'A`) 「ん?そのボトルは……!?のー!飲んじゃ駄目だ!!」 (゚A゚* ) 「ふぇ?」グビッ (;'A`) 「それ前に作った栄養飲料水だ!!」 ( ^ω^)「な」 ( * A )。' ; 、コフッ
- 219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:58:25.55 ID:WwTDdfDW0
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- 223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/28(月) 23:58:50.30 ID:WwTDdfDW0
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('A`) ( ^ω^) ( *゚A゚) 僕たちは、見とれていたのかもしれない。 重力から開放され、自由に浮かぶその液体に。 昼に飲んだという、緑色のドリンクをベースに 胃液、カロリーメイトの破片が混じり合う お世辞にも美しいとは言えない、その―――…… ……―――ゲロに。
- 225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:00:05.43 ID:HkLSMX2s0
- o
,.. : : ...、 。 _,. - ' ´ ̄ ̄` ー 、._ ,.:':o゙ :::`, O + r' ,、 \ ;:,:.: ...:.:.:.:; / / /! / \ ト、 i ヽ.ヽ ';:::::.:....:::::◯;;;' 7 ./ ァl‐/-L< -、|‐t十l l ハ 、::;:;:;:;:;:;:;;;;:' ,' / / j/ニァ=、 ,r=ニヽN| l l + O `~゙"~´ {. /!/ / { {ト=.ノ} :::::: { {ト=リ.} Nハ! o /⌒!' { ゝ二ソ :::::: ヽ二ソ .ノ ト^l} { { ( i ` リ ! ヽ ヽj u ,. -──-、 レ′ ゚ ヽ. / l 。O \. ! l / ヽ、` u─一 '´_,./ }` ー‐一 T´ 『 (゚A゚* ) 宇宙ではゲロも丸くなるようです 』 _,, ーi''´ ! / `|ヽ 、 _,, ー | ヽ / | ヽ / .| ヽ / | \ ./ |v v v 、◎v 、v 、| ヽ . / ii \;;;;;;;;;不;;;;;;;;;;;/ i .ヽ
- 226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:01:15.94 ID:HkLSMX2s0
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(゚A゚* )そ 「…はうぁ!!」ガバッ
- 229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:04:05.71 ID:HkLSMX2s0
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(-@∀@) 「あ、おはようのー君。気づいたかい」 (゚A゚* ) 「あ…あー…病院か?」 (;-@Д@) 「そうだよ!そう!ここは地球の病院だよ!! まったくびっくりしたよ!!まさか君が急にゲロ吐いたっていう連絡を受けてね!!」 (;-@Д@) 「僕はいてもいられなくなって即効君を助けにいったんだよ! 血液採取!身体スキャン!脳波スキャン!腸内洗浄!投薬!!その他もろもろやりまくったからね!!」 (-@∀@) 「ぅぅぅ…気づいてよかった…よかったよぉぉぉお…う、うぇえええ―――んッ!!」 ゴクァッ (-@∀(::⊂(゚A゚# ) 「何勝手に腸内洗浄までやらかしてんねん!!!」 (゚A゚# ) 「ーったく!ただのたちくらみとゲロ吐いたくらいで…」 (゚A゚* ) 「…『地球の病院?』」
- 233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:05:33.46 ID:HkLSMX2s0
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(゚A゚* ) 「ちょっとまってーや!!なんで地球におるねん!!」 (-@∀@)「なんでって、戻って来たからだよ。君が気を失っている間に」 (゚A゚* ) 「だから!その理由を聞いとるんや!!」 (-@∀@)「……のーちゃんさ、研究所で吐く前に、眩暈がしたんだって?」 (゚A゚* ) 「せや、無重力やからってはしゃぎ過ぎて…」 (-@∀@)「それね、宇宙病の症状なんだ」 (゚A゚* ) 「…え?」 (-@∀@)「もちろん極々初期の、大したことないレベルなんだけどね」 (゚A゚* ) 「そ、そんな!!毎日ちゃんと薬飲んどったやないか!!」 (-@∀@)「あれはあくまで試薬。そして、実験結果は」 (-@∀@)「効果、無し」
- 237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:07:22.28 ID:HkLSMX2s0
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(゚A゚* ) 「……ッ」 (-@へ@) 「…申し訳ない。こちらの研究不足だった」 (-@へ@) 「その上…のーちゃんに危うく宇宙病をこじらせてしまうところだった…」 ;(-@へ@); 「…ッ 申し訳… うっ…!」 (゚A゚* ) 「ちがう…!違うんや!」 (゚A゚* ) 「ウチはいつもブンドク研究所でくっちゃ吐いとったんや!だから…」 (-@∀@) 「ああ、あの緑色の薬?あれ関係ないよ」 (゚A゚* ) 「え」 (-@∀@) 「ほら、一ヶ月おきに注射してたでしょ?アレが薬なの」 (゚A゚* ) 「なんで、緑色の薬を」 (*-@∀@) 「君のいやそうで、でも頑張らないといけないっていう顔を、見たくて見たくて!!!」
- 239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:08:07.63 ID:HkLSMX2s0
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∧∧ /⌒\_ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' )#) ∀) -@-@ / -'' ̄ ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ / / -―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i / ノ | / ノ | / , イ ) , ー' /´ヾ_ノ / _, \ / , ノ | / \ `、 / / / j / ヽ | / / ,' / ノ { | / /| | / / | (_ !、_/ / 〉 `、_〉 ー‐‐` |_/ (,;#∀。)√@ 「素晴らしい右ストレートだのーちゃん!!眼底がガッツリ砕けそうだ!!」 (゚A゚# ) 「ウチはなんの効果もない不味い液体を飲まされていたんかい!!」 (-@∀@) 「そうさ!!」 (゚A゚# ) 「ぶちころすぞ!!!」 (-@∀@) 「きみなら殺されてもいい!!」
- 242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:08:45.51 ID:HkLSMX2s0
- ________
____──── ̄ ̄ ̄ ̄___________──────_______ ∴ / / / | ; , ______  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _______  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄____ ;' fィ!! ノノi. | +; .;゛ ________  ̄ ̄ ̄─────────_______ ────── ;'゙ + / // ヽミ >< 、 __  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ──────  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ─────_____─── ∴ / /./ √@、 ________──────────___________──────__ '; | | 〈 ─@ ──────  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ──────  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ __ ' | ト、 \ ___ ________─────_________ ────── ____ ̄ ̄ ̄ ̄ ノ 〉 〉 ) ── ̄ _____──────  ̄ ̄ ̄────── ________ ──────__ (__/ ( _/´ __ ──────  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ──────  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ __ r´ `ヽ、 、,从、,/  ̄ ̄─ ─『 双破掌 』\,『 裏拳 』ゞ从レ/『 鳩尾 』 ─ 『 顎砕き 』二,『 肝臓殺し 』ヘ''~ヽ 『―天井点穴拳ッ!!』  ̄ ̄__ .∧∧-γ⌒ ∧∧ γ⌒ヾて .∧∧ ── .∧∧ ゞ,从,/ .∧∧  ̄ ̄ ,── `・、 ''i;、 }/ __ ‐ ─_(*゚A゚) -_ ̄・ ( *゚A゚)__ 彡r`) そ ( *゚A)ヽゞ从ル_ ( *゚A゚) ); ;;,て_( *゚A)\ゞ从レ゙/ λ'・, ,i' i;, ____ ‐ ─ ̄( _ ‐ ─ ̄=´_-ノ‐ ─= 二 / ゞ\( ヽ、_ ii'r( __ |○ )'⌒ヽ、( _ =ニ ); ' ;;て rjj(´ ノ';、 ; ─___ __ ── 〉 イ二-‐´__(ム〉 イ /Y⌒ 〉 ヽ、-=丿;;そ〉 イ( j_j_j_j`ヾ 〉 イ二─乂ゞ\_ヽ,ノ イ 'i,/ ── ̄ ̄ ̄  ̄ ̄─ / ( _ ̄`)/´ ___ ̄,!i. 二─/ ( _  ̄ )/Y/ _ ̄`)´─/ ( __ ̄`) /´ ̄__(´ ノ / __─── (:::へ/ /,;/ // ./ヘ,、(,;へ|i i! i, ) / /ヘ,i|' ,|!',)/ / ,/ / ゛/ / ,il' ,i|! / ./ , ヽ ヽ、 ───── \从(_ ノ从 ( _ ( _丿人,/)从i|i|i!从、/_〈’从i|i |! 'i!从;;)__ ),ゞ(__ヽ从,_〈ル从i|i ,i 'i!从___ ノ从ヘ ;) \ __`)从/;;) ─__ ─ = _━ ── __ '⌒'Y'⌒'─__─'⌒'Y'⌒' = _━ __ '⌒'Y'⌒'__ ━━ __─ ____ ─ __ __ ━━ __─ _ - ___ -__ ── = _━ ── __ ̄-__ ─ =
- 246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:09:45.71 ID:HkLSMX2s0
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(,;,#*,#,)~@~@ 「素晴らしい連撃……僕が医者じゃなかったら本当に死ぬところだったよ……」 (゚A゚* ) 「いやまじで、なんで平気なん。おかしすぎるやろ」 (,~@∀,@) 「もしこれで僕が死んだら、君が殺人犯になってしまうからね!!」 (,~@∀,@)「君が刑務所に入る一部始終にも興味はあるけど、死んじゃったらみれないしね!!」 (゚A゚* ) 「はぁ、もうええわ……」 (,~@∀,@)「おろ?」 (゚A゚* ) 「なんや、ちゃんとバイバイもできひんかった」 (,~@∀,@)「のーちゃん…」 (,~@∀,@)(寂しそうな顔もグッド!!)
- 249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:10:35.39 ID:HkLSMX2s0
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(゚A゚* ) 「……」 ´( ^ * ) 「……」 ( ^ * ) 「ブーン…ドクオ……ぃしさん…」 (,~@∀,@) 「ん?なに上をみてるのかな?ああコロニーの事だね!」 (,~@∀,@) 「コロニーなら真下の方だよ!今の時間ならこの地球の裏側あたりに有るはずだからね!」 ( ^ * ) (,~@∀,@) (…?あれ?殴ってこない?) ( ^ 。*) ポロッ… (,~;@Д,@)そ (;A;* ) 「う、うぉ、うぉぉぉお!ふぐぅぅぅううううう―――ッ!!」ボロボロボロ ゚(@Д,@;~三,~;@Д,@)。 「あ、あわわ、あわわわわわ!あわっあわわっあわわわ―――ッ!!!」
- 251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:12:50.10 ID:HkLSMX2s0
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(;~@∀,@)(えええっとこんなときどうすればいいんだ?!?!) (;~@∀,@)(クソッ!考えろ!考えるんだ!昨日まで誰も調べなかったことを調べて考えて実証してきたのが僕だろ?!) (;~@∀,@)(女の子を泣き止まずことくらい、簡単なはずだ!) (;~@∀,@)(いけ!アサピー!!やれば出来る子!!) (,~@∀,@)「のーちゃん!」 (∩A∩* ) ヒッグ、ヒッグ (,#・∀,・)つ~@-@ 「ケントデリカットだよ~」 (∩A∩* ) 「ふぇえええええええん!!!」 (,~@∀,@)(見てさえ貰えない!!僕も泣きそう!!) (゚A゚。* ) 「…ブーン…ドクオ…ぃしさん……」
- 254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:16:35.93 ID:HkLSMX2s0
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(,~@∀,@) 「しかし、アサピーは屈強な科学者!!こんな失敗も幾重も経験してきた!!」 (,~@∀,@) 「二弾、いきます!!」 @-@、 (@∀@-) メガネメガネ ノ(_ ノ)_ ))) ,@-@ (*゚A゚)。 「みんな…」 0 。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。
- 256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:18:15.15 ID:HkLSMX2s0
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。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。 (゚A゚* ) 「前から思ってたんやけど、ゼリーの原料も地球産の食べ物なん?」 ( ^ω^)「お?ゼリーは物によるけど、大抵は食用バクテリア由来だお」 (*'A`) 「すげーだろ?先人達が宇宙でも安定して供給できる食料としてバクテリアの遺伝子を……」 (゚A゚* ) 「え?じゃぁなに?アタシは宇宙来てからずっとバイキン食べとったってこと?」 ( ^ω^)「?そうだお」 (゚A゚* )「…ふざけんなや!!なんでバイキンやねん!もっとあったやろ!真空で野菜作るとか!!」 ( #^ω^)「そんなこと出来るか!!」 (#'A`) 「先人の研究を馬鹿にしやがって!!」 ( #^ω^)「これだから地球育ちは!!オーガニック生活気取りやがって!!」 (#'A`) 「こっちは生まれてこの方バクテリック生活だぞコラ!!」 (゚A゚* ) 「知るか!!バクテリックってなんやねん」 (#'A`) 「宇宙生まれバクテリア育ち悪い菌は大体友達!!」 (゚A゚* ) 「意味わからんわー!!」 。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。
- 259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:19:26.57 ID:HkLSMX2s0
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。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。 ('A`) 「いやー今日もゲロったゲロった」チューゴクゴク (゚A゚; ) 「が、がふっごくごくごくごくごく!!」 ('A`) 「おいおい、がぶ飲みするなよ。コロニーに水は貴重だぞ」 ( ^ω^) 「そうだお、コロニーの水は限られているのでリサイクルされているんだお」 (゚A゚* ) 「へーぇ、エコなんやなぁ。もっとその話聞かせてくれや」チューゴクゴク ('A`)「宇宙だと尿や便の水分も濾過して飲料水として利用される」 (゚A゚* ) ピタッ ('A`)「お前が今、口を洗うのに使ったその水」 (゚A゚* ) ('A`) ('A`)「昨日した俺の ( A ; ) 「おろろろろろろろろッ!!!」 。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。
- 262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:20:21.77 ID:HkLSMX2s0
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。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。 ( ^ω^)「ドクオー、電子レンジの設計図見てて思ったんだけど…」 ('A`)「ん…?」 ( ^ω^)「ここを、こうして、こうすると…」 ('A`)「ほほう!!」 (゚A゚* ) 「なんや二人とも熱心やなぁー」 〈::゚-゚〉「勤勉な若人ほど、好ましいものは無いだろう」 ( ^ω^)「人体も一瞬で破裂するマイクロ波兵器が」 ('A`)「よし、さっそく開発だ!!」 〈::゚-゚〉「やめんか馬鹿共!!!」 (゚A゚* ) 「感心したそばからこれや!!」 。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。
- 265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:21:37.82 ID:HkLSMX2s0
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。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。 ((〈::゚-゚〉)) 「う~~~栄養が染み渡る…!!」 ('A`) 「どうでしょうか?配合を変えてみましたが、これで三日三晩ぶっ続けて働けるようになるはずです」 (゚A゚* ) 「それ、大丈夫なのか?!なんかやばくないか!!」 〈::゚-゚〉 「ああ…脳細胞が再構成されていくような気分だ…」 (゚A゚; ) 「それやばい!!脳細胞しんでるんじゃないかそれ?!」 ('A`) 「で、肝心の味の方はどうだろう?」ゴクッ ( ^ω^) 「ああ、そういえばいい忘れてた。味の配合量のことさ」 ('A`) 「んー?」 ( ^ω^) 「美しくないので、2:4:8:16の割合に修正。4に納豆、16にアオミドロを入れてみたお」 ('A`) 「ゴォオオオオオオオオッ!!!ゴッゴッゴゴゴッ!!!」 (゚A゚* ) 「ドクオ―――ッ」 ((〈::゚-゚〉)) 「う~~~…もう1パック!」 。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。
- 267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:22:54.68 ID:HkLSMX2s0
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。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。 ('A`) 「お前の話聞いてて分かったんだけどさ、お前の担当の研究者、俺らの大学の先輩だわ」 (゚A゚* )「ええ……その大学、ロクなもんやないな……」 ('A`)「ばかな、受験倍率30万の超エリートで、月都市唯一の大学たぞ?!」 〈::゚-゚〉「お前ら…一応エリートなのか……」 ( ^ω^)「え?ぃしさん…?え?何その目。そんな目で見ないで」 (゚A゚* )「…んまぁ、旨いスープを作ろうとしたら、灰汁がでるのはしかたないことやからなぁ」 〈::゚-゚〉「なるほど一理ある」 ( ^ω^)「え?それで納得すんの…?僕ら灰汁なの?」 ('A`) 「アクの科学者ドック&ブーン」 ( ^ω^)「全然かっこよくない!!」 。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。
- 269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:25:15.58 ID:HkLSMX2s0
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。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。 ('A`) 「そういえばさ、のーちゃんの喋り方って独特だよな」 ( ^ω^)「そうだおね。昔見た古典映画の関西弁に似てるけど、微妙に違うおね」 (゚A゚* ) 「あー、アタシのおとーちゃんは東北の人なんやけどな、おかーちゃんは関西の人やねん」 (゚A゚* ) 「でな、生まれ育ちも東北なんやけど、おかーちゃんに影響されて半端に関西弁なんや」 (゚A゚* ) 「ウチのおかーちゃんめっちゃ喋るからな、すごいで!」 ('A`) 「そっかー!だから純粋な関西弁にしては違和感があるんだNE!!」 ( ^ω^)「ハハハ、それなら「のーちゃんの関西弁なんか変だね」って言うのは野暮ってもんだお!」 (^A^* ) 「せやで!」ガハハ 〈::゚-゚〉(言い訳がましい) 。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。
- 271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:28:40.12 ID:HkLSMX2s0
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。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。 /⌒V⌒Yヘ プシュー /◎ ) =| ) プシュー ( ^ω^)っ 「あれが『蒸気王』。高温蒸気で蒸したり適度な湿度で菌や野菜などを栽培してるお」 ('A`) 「あっちがエンジン王。ゼリーや生地などをこねてくれる優れ物だ」 ___.EΞ∃___ \ [ Д`]/ ゴゥンゴゥン ( ^ω^) 「そいつが『電気王』。瞬間冷凍から瞬間沸騰までできるスーパー電子レンジだお」 ('A`) 「そして、これが『原子王』!なんと原子レベルの操作が可能でDNA配列もいじれる精密機械だ!!」 | ̄| A A /▽▽ <チーンッ♪ (十) ウィーン ウィーン ( ゚ω゚)゚A゚) 「そして、これらの機械を同期し、歯車のように連携させることで通常以上の働きをしてくれる『歯車王』だぁぁぁ!!」 ┌──┐ ∪ |::━◎┥∪ ギャーン □\(゚A゚* ) 「これは?」 (ヽ´ω`)ヾA`) 「この機械群のローン40年契約書っす…」 。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。
- 274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:30:25.42 ID:HkLSMX2s0
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。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。 (#'A`) 「こんのおおおおおお!!!よくもやりやがったなこの暴力デブリ女!!!」 ( ^ω^)(※デブリ…宇宙船やコロニーなどの故障原因になる、宇宙を漂うゴミのこと) (゚A゚* )「デブリってなんや!ウチはジブリしかしらん!!」 ('A`)「これだから地球民は!!地球民は!!!」 (゚A゚* )「あんたがジブリの話するから腹へってきたわ!あんたらもジブリの飯を見習いや!」 〈::゚-゚〉「ジブリって、相当古いアニメスタジオじゃないか」 ('A`)「地球へかえれ!人間は大地の上でないと生きられないのよ!!」 (゚A゚* )「おまえ知ってんのかよ」 ('A`)「本で読んだ」 〈::゚-゚〉 ^ω^)*゚A゚)(……どこまでも童貞か…) ('A`) 「なんかお前らすっげぇ失礼なこと考えてるだろ」 。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。
- 276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:32:15.71 ID:HkLSMX2s0
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。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。 (゚A゚* ) 「そういえばの、お前らいつなんや?」 アタシは18 ( ^ω^) 「25だお。それにしてもこのポテトサラダうめぇ」 モグモグ ('A`) 「24だ。ブーンは4ヶ月年上だな。にしてもこの大根の浅漬けうめぇ」ぽりぽり (゚A゚* ) 「へぇーブーンのほうが年上なんか」 〈((::゚-゚〉 「次はサンドイッチとおむすびつくってみたぞ」 ( *゚A゚) 「あ、ぃしさん。そっちはいつなんや?」 〈::゚-゚〉 「サイボーグになると老化遅行化されるうえ、パワーもあがるから みんな20くらいにエネルギッシュだぞ。永遠の二十歳なんだぞ。ハハハッ」 ( *゚A゚) 「…………あ、へ、へぇ~~そうなんだ…………」 ( ^ω^) 「ほんとうはさn」 ( ::米:: ) 「すみませんでしたお。だから機械の手で顔面パンチしないでくださいお」 。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。
- 278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:35:37.39 ID:HkLSMX2s0
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。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。。o ゚〇゚ o。 O o ( *。-A-)゚ (;~@∀,@)「アサピー第八弾いきます!!!」 (;~@∀,@)つ=- ←マッキー キュッキュッ (,-●∀,●)髪切った? ( *。-A-) プッ (,-●∀,●)そ ::( *。-A-):: 「くくっ…あかん……」 ::( *。-A-):: 「おセンチになれるほど……まともな思い出ないわ……プクク…」 ( *。゚∀゚) 「ふひっ…くくっ……くふふっ」 (;-●∀,●)(え?何?ついにウケたの?タモリがツボだったの??)
- 281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:37:11.68 ID:HkLSMX2s0
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( *。^A^) 「ヒャハハハハハハッ!!あーっはっはっはっはっはっはっは!!」 (*-●∀●) 「やった!!ようやく泣きやんでくれたぞ!! よし、さらに追い打ちをかけてやる!!とどめはしっかりと刺さないとねぇぇぇ~~ッ!! ( *゚A゚) 「よし、きめた!!おいアサピー先生」 (-●∀●) 「いいんだよッ!グリーンだよッ!?」 ( *゚A゚) 「あたし、もう一度コロニーへ行きたい!!なんとかにならんか?!」 (-●∀●) 「イーックション!カトちゃんっぺ!」 ( *゚A゚) 「話聞いてるか? ぉう? あ? ん?」 ((:::-)@∀,@メ) 「はいはい聞いてますよそりゃもう!」 (;-@∀@) 「といってもなぁ…コロニーねぇ…う~~ん」 (;*゚A゚) 「金ならアルバイトして返すさかい!あ、そや、投薬実験もうちょっとつきあってもええで?」 (;-@∀@) 「いや、そういう問題じゃなくてねぇ…いま、コロニーがね…」
- 283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:39:05.93 ID:HkLSMX2s0
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(゚A゚* ) 「コロニーに行けへんの?」 (-@∀@)「うん。宇宙病に罹る人がまったくもって減らなくてね。 今はサイボーグや宇宙産まれ以外の宇宙渡航が制限されているんだ」 (゚A゚* ) 「そこをなんとか!アサピー大先生のお力で!!」 (-@∀@)「うーん、協力してあげたいのはやまやまなんだけどね……」 (-@∀@)「宇宙病研究者の僕はともかく……一度発症したのーちゃんは厳しいかもしれない」 (゚A゚* ) 「そんな、のーちゃん平気やで!ピンピンやで!!」 (-@∀@)「仮にのーちゃんが平気でも、もう一個問題がね…」 (゚A゚* ) 「なんや?」 (-@∀@)「コロニー内で、野菜などの有機物が次々腐敗する、という謎のバイオハザードが起きていてね」 (-@∀@)「そろそろ治まるとは思うけれど…………のーちゃん?」 (∩A∩* ) 「のーちゃん何も知らへんで!!」
- 287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:40:19.10 ID:HkLSMX2s0
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(-@∀@) 「まぁ、とりあえずまたコロニーにいくなら、最低でも1,2年は待ってもらわないと」 (゚A゚*;) 「そんなに?!」 (-@∀@) 「そんな頻繁に宇宙行ってたら宇宙病かかりやすくなるし、最悪内蔵とかいかれっちゃうよ?」 (゚A゚* ) 「そこをなんとか!」 (-@∀@) 「命が関わっている以上、無理です。私は博愛主義なのです」 (゚A゚*;) 「ぬ~~~…」 (゚A゚* ) 「わかったよ、諦めるで」 (-@∀@) 「うん、そのほうが賢明だよ!」 (゚A゚* ) 「でも、そんかわりコロニーでやってた勉強、倍乗せで!!」 (;-@∀@) 「え、それはちょっと。流石に無償で家庭教師やってあげられるほどボクは暇じゃ…」 (゚A゚。*) 「だめか…」うるうる (;-@∀@)そ (゚A゚。*) 「のーちゃんはな…もっと宇宙を知りたいんや…そんではやくブンドクんところに行きたいんや…」 (;-@∀@) 「ぐ、ぐぬ!!ぐぬぬ!!!かわいい…虐めたい…いや、でもちゃんと教えてあげたくもある… ああ、私は彼女を愛すべきか?!それとも虐めるべきか?!くそ!!神の試練はこうも厳しいのかッ!!」
- 288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:42:30.02 ID:HkLSMX2s0
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(゚A゚。* ) ウルウル (-@∀@)プチン ←理性が切れる音 i|.(*-@□@):|!「ハァ――――――――――――――――――ァッン!!!!! (*-@∀@)「教えます!!休憩も睡眠も食事もトイレも我慢して教えますー!!!」 アサピー、齢30を超え、奉仕の心、目覚める――――――!! (*-@∀@)「じゃ!!さっそく教科書作成にかかるね!!」 (*-@∀@)狂気的に殺人的に破壊的に難しい問題集作るね!!」ダダダツ (゚A゚。* ) (゚A゚∩ ) グシグシ (゚A゚* ) 「ちょろいな」
- 291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:45:21.47 ID:HkLSMX2s0
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一方 コロニー ぶんどく研究所… (ヽ´ω`) ('A`「) (ヽ´ω`) ('A`「) (ヽ´ω`) あ ('A`「) (ヽ´ω`) あたらしいのできた ('A`「) (ヽ´ω`) …もぐもぐ ('A`「)
- 293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:47:45.38 ID:HkLSMX2s0
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('A`「) …どう? (ヽ´ω`) ('A`「) (ヽ´ω`) おいしくない ('A`「) そっか (ヽ´ω`) ('A`「) (ヽ´ω`) これからどうしよう ('A`「) どうしよう 〈::゚-゚〉「…お前ら、何してるんだ」
- 297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:50:31.42 ID:HkLSMX2s0
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(ヽ´ω`) あ ('A`「) 〈::゚-゚〉 (ヽ´ω`) はく ('A`「) 〈::゚-゚〉 (ヽ´ω`) ゲロロ… ('A`「) 〈::゚-゚〉 〈::゚-゚〉 「起きろお前ら!!着替えろ!!掃除しろ!!サイコガンぶっぱなすぞ!!」バンバンバン (ヽ´ω`) う ('A`「) モチベでない ((〈::゚-゚〉))⊇一 そ 「 起 ・ き ・ ろ ボケがッ!!!!」バァンッ!!
- 299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:53:52.48 ID:HkLSMX2s0
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バギュンッ , ' ヽ('A` )ノ ヒャー " , ゞ从レ へヘノ 〈::゚-゚〉「お前らがそんなウジウジしてたら!これまで協力してくれたのーだって浮かばれんだろうが!!」 (ヽ´ω`) のーちゃん… ('A`「) のーちゃん… 〈::゚-゚〉「それに!君らの飯を待っているサイボーグは山ほどいる!!」 (ヽ´ω`) それはわかってるお… ('A`「) ……のーちゃんにちゃんと美味しいの食べさせたかった…… 〈::゚-゚〉「ああ、もう…………」 〈::゚-゚〉(とは言え、のーがコイツらの数少ない理解者であり友人だったのは事実だしな…) 〈::゚-゚〉「……そうだ、いいこと思いついたぞ」
- 301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:55:47.32 ID:HkLSMX2s0
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〈::゚-゚〉 「お前らを地球に連れてってやろう」 (ヽ´ω`) ('A`「) li( ゚ω゚)il 「ちきゅー!!!??」 がばぁぁぁ li('A゚)il 「Go to The Earth?!」 がばぁぁ 〈::゚-゚〉 「お、食いつきがいいな」 (*^ω^) 「バーベキュー!!焚き火マシュマロ!!豚の丸焼き!!」 (*'A`) 「採れたて山菜てんぷら!!釣りたてお魚お刺身!!あ、シュールストレミングっていうの食べてみたい!!」 〈::゚-゚〉 「なんだ、コロニーではたべれないものばかりじゃないか…はは。あとシュールのはやめとけ。死ぬぞ」 〈::゚-゚〉 「ただし、条件があるぞ。のーちゃんのために、もうすこし頑張ってみたらどうだ?」ニヤッ ( ^ω^) 「…だって?どうするお?」 ('A`) 「愚問だな」
- 303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:57:25.40 ID:HkLSMX2s0
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( ^ω^)「のーちゃんのためとあっては、頑張らない訳にはいかないお」 ('A`) 「そうさ!もれなくゲロったけど、あんなに沢山試食してくれた人間は後にも先にものーちゃんだけだった!!」 ( ^ω^)「恩返しってわけじゃないけど、ちゃんと完成させたいお」 〈::゚-゚〉「…ふふ、その意気だ」 ( *^ω^)*'A`) 「あと!地球の食べ物!!」 ( *^ω^)「寿司!!」 (*'A`) 「天ぷら!!」 ( *^ω^)「フジヤマ!!」 (*'A`) 「ゲイシャ!!」 〈::゚-゚〉「動機の不純さが丸見えな上に、盛大に間違ってるが…」 〈::゚-゚〉「…ま、いいか。こいつらをひっぱたくのは、私の役目じゃないし」
- 304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:58:28.05 ID:HkLSMX2s0
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( ^ω^) 「しかし、食材がない…」 ('A`) 「ぜんぶ腐らせてしまったもんな」 〈::゚-゚〉 「ひどい話だったな…幸い市場にあった品物は隔離されていたから無事だったらしいが」 〈::゚-゚〉 「総合被害額で30億はくだらんという話らしいな」 ( ^ω^) ('A`) 〈::゚-゚〉 〈::゚-゚〉 「おまえら、あのバイオハザードになにか心当たりは」 ( ^ω^) 「うーん、この腐った野菜の群れ。なんか転用できねぇかなぁ」 ('A`) 「むりだろこれ、捨てっちまおうぜ」 〈::゚-゚〉 「おいおまえら」 ( ^ω^) 「…ん? 『腐る』?」
- 306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 00:59:49.41 ID:HkLSMX2s0
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( ^ω^)「…腐った野菜は、食べられないだけで、栄養は豊富……肥料としての価値は充分……」 ('A`) 「ん、ブーン何ごちゃごちゃ言ってんだ?」 ( ^ω^)「それだけじゃない…いざ食ってみたら意外とイケる☆ってなるかも……」 ※大抵の発酵食品のルーツはそんな感じ ( ^ω^)つ(uU) ←腐った元野菜 ('A`) 「ブーン?」 ( ^ω^)) ぱくっ 〈::゚-゚〉;'A`) !!!??? ( ^ω^) ( ^※^)「ゲロロ」 (;'A`) 「ブゥゥゥン!!何やってんだよ!!死ぬ気か!!」 ( ^ω^)「うん、食うのはやっぱり無理だ。これ、肥料にしよう」
- 309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:01:12.32 ID:HkLSMX2s0
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('A`) 「全く…どういうつもりで考えてんだが…。てかそれ肥料もできねぇぞ?」 ( ^ω^)つ※ 「え、なんで?発酵できね?」 つ|袋|と彡 (#'A`) 「野菜を腐らせるバクテリアがよけい増えんだろうが!!焼却だ!!焼却!!」 ('A`) 「もしくは宇宙投棄…ん、発酵?」 ( ^ω^) 「うん、発酵」 (;'A゚) 「…………ッ…………?…‥……ぁぁ…あッ!!」 (;゚A゚) 「…いや、まて…まだ試してなかった…!そうか、アレがあった…!! まて…なら触媒は…そうだ、アレとアレを組み合わせて…だったら…」 ブツブツブツブツ (゚A゚) 「ブーン!!!いける!!こんどはいけるぞ!!!あの食材があったハズだ!!」 ( ^ω^) 「え、なに?」 ('A`) 「あの無重力時間の時、オレがかろうじて回収してきた食材だ!!」
- 311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:01:49.15 ID:HkLSMX2s0
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( ^ω^) 「そういえばそんなのあったおね…で、それが?」 ('A`) 「あの食材こそが!!オレらの希望になるかもしれん!!!」 ('A`)っ□ 「そう、この食材がそうだ!!!」 バンッ!!! (゚A゚) 『ヨーグルトだ!!!』ババァン!! ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ (.、 ,,__ __ ,,..、 -‐ '| | ~~ ~~ | | (●) ,、 (●) | | 〈___〉 | | `ー' | | | | □□ | | □□ | | ヨーグル | (.、 ,,__ __ ,,..、 -‐ ' ( ^ω^) 「なんだこれ」 ('A`) 「と言っても、重要なのは『ヨーグルト』じゃない…問題はその中にある…」 ('A゚) 『 乳 酸 菌 だ!! 』 ( ^ω^) 「なんだこれ」
- 313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:02:35.19 ID:HkLSMX2s0
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( ^ω^) 「……なんだこれ」 ('A`) 「だから、ヨーグルトだって」 〈::゚-゚〉 「ああ、それは私が地球でお前らに差し入れるつもりで買ってきたやつだ。一本98円」 〈::゚-゚〉 「『ト』の文字を消すのが趣味らしいぞ」 ( ^ω^) ('A`) 〈::゚-゚〉 「そうそう、『さて、どうでしょうかね?』が口癖らしいぞ。コイツ」 ( ^ω^) ('A`) 〈::゚-゚〉 ( ^ω^) 「―――で…」
- 315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:04:11.43 ID:HkLSMX2s0
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( ^ω^)「この面妖な飲料は置いといて、乳酸菌を使うのかお?」 ('A`) 「ああ、そうだ。乳酸菌が地乳製品に留まらず漬物や調味料など 発酵食品の代表格と言っても過言じゃないくらい幅広く活躍しているのはお前も知ってるだろ? ( ^ω^)「……なるほど。乳酸菌は他の菌の繁殖を抑えるから、保存食には適しているお」 ('A`) 「そのとーり!!」 ( ^ω^)「保存料の量も、今までより減らせるかもしれないおね…」 ('A`) 「だろ?発酵により味が熟成して旨味も増す、なんて言うしな!」 〈::゚-゚〉「それはわかったが、肝心の素材はどうするんだ?」 〈::゚-゚〉「いくら乳酸菌が優秀でも、それだけではなんともならんだろう」 ( ^ω^)「そうだおね、少なくとも糖質は無いと話にならないお」 ('A`) 「ククク、俺がそんなことすら考えて無いとでも?」
- 319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:07:26.21 ID:HkLSMX2s0
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('A`) 「いまある既存のゲロマズ宇宙ゼリーを素材とし!発酵させればいい!!」 ( ^ω^) 「それがあったかッ!!宇宙ゼリーはもともと栄養満点!! おまけにどの養分でも好きなようにいじられるお!!」 ('A`) 「そのためには、今から宇宙ゼリーで繁殖し、あまぁく発酵してくれる新しい乳酸菌を交配してみせる!」 ('A`) 「さぁ、忙しくなってきたぞ!サンプルはコレの他にもっとほしいから ブーンはとりあえずそこらにある腐った野菜から天然乳酸菌とってくれ!」 ( ^ω^) 「よし、きたお!!」 ('A`) 「俺はいまからDNA分析して交配図をひいてみる!!」 ( ^ω^) 「設計は任せたお!できたら持ってきてくれ!原子王でDNA配列をいじってみるお!!」 ('A`) 「よし、目標は明日までにサンプル20種だ!!」 ( ゚ω゚) 「いくおおおおぉおおおお!!!」 〈::゚-゚〉 〈::゚-゚〉=3 「どうやらもうほっといても大丈夫そうだな…」
- 321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:09:29.76 ID:HkLSMX2s0
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翌日 (ヾ゚ω゚) 「結果からいえば、」 (ヾ゚A`) 「うむ」 (ヾ゚ω゚) 「乳酸菌とされる細菌は21種発見したお」 (ヾ゚A`) 「うむ」 (ヾ゚ω゚) 「おそらく僕らの…謎のバイオハザードにより変異したと思われる物が何種かあったお」 (ヾ゚A`) 「うむ」 (ヾ゚ω゚) 「ついでに、腐敗原因の謎の細菌と相殺する菌をいつくか採取した」 (ヾ゚ω゚) 「これの性質を流用すれば、発酵の調整が可能だと思われる」 (ヾ゚A`) 「よくやったブーン!!」 (ヾ゚ω゚) 「あとは任せた!寝る!」バタッ
- 322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:12:15.28 ID:HkLSMX2s0
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ブーンが寝てから3時間後 :ノヾA゚"」: 「ブーンが採取した菌のDNAを全て解析を済ませた」 プルプル ( ^ω^) 「お」 ネムッテ スッキリ :ノヾA゚"」: 「そして、『歯車王』の予想では、従来のヨーグルトやヤクルトと同程度の 味覚度、それ以上の栄養が期待できる菌は、A-B-FとB-B-G。そしてB-H-Lの 3つ通り組み合わせが良いとされた」 プル… プル… ( ^ω^) 「お」 サワヤカ オメメパッチリ ノヾA゚"」 「これがそのサンプルの乳酸菌を詰めたアンプルと、交配図。割合量。DNA完成予想図の データが書いてある」 プ… ( ^ω^) 「お」 ノヾA゚"゚」 「この通りに、DNAを組めば、最高の乳酸菌が生まれるはずだ。」 ガクッ ( ^ω^) 「腐敗する菌と相殺する菌は?」 ノノヾA゚"゚」』 「これからそいつらの解析をはじめる。まずはこのサンプルの製造と量産から入るのだ!」ガクガクガクガ ( ^ω^) 「よし、わかったお!!任せろお!!!あとお前ちょっと寝ろ!!」
- 325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:14:37.52 ID:HkLSMX2s0
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ドクオが寝てから一時間 /⌒V⌒Yヘ プシュー /◎ ) =| ) プシュー A A (十)ウィィィン ┌──┐ ∪ |::━◎┥∪ ガガ...ガガガ ( ^ω^)「よし、この調子で組み換え、培養、分析を続けるお……」 ( ^ω^)「頼むお!!40年ローンのスーパーマシン!!」 ( ^ω^)…… ( ^ω^)「……やっぱりこの配合図、美しくないお」 (^ω^ )彡 チラッ (ヽ A ) ←もはや気絶 ( ^ω^)「……よし」
- 329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:16:13.12 ID:HkLSMX2s0
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( ^ω^) 「こことここをこうして、ここにこれを加えれば鮮やかな―…ッ!」 『 〈::゚-゚〉 「お前らがそんなウジウジしてたら! これまで協力してくれたのーだって浮かばれんだろうが!!」 』 ( ^ω^) ピタッ ( ^ω^) 『 (゚A゚* ) 「食べ物で遊んでんじゃねーぞッゴラァッ!!! 地球の農家に謝れ!!!大気圏突入土下座して謝れ!!!」 』 ( ^ω^) 『 ('A`) 「よう、お前が機械科の異端児ブーンだって?俺はドクオ。生物科の怪人と呼ばれている」 』 『 ('∀`) 「お前の腕に見込んで、頼みたいことがある!俺と一緒にうめぇ万能ごはん作ろうぜ!」 』 (^ω^ ) (ヽ A ) 「すー…すー…」 ( ^ω^)
- 332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:17:19.76 ID:HkLSMX2s0
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( ^ω^)ピッピピ ( ^ω^)「……今日はドクオの言うとおりにやるかお」 A A (十)ウィーン ( ^ω^)「出来るかな……どこでも誰でも美味しい、万能ごはん」 (ヽ A ) ( ^ω^)「まー、なんていうの、僕ら天才だし?今まで出来なかったのがむしろ奇跡っていうか?」 (ヽ A ) ( ^ω^)「……今までの失敗と、同じ失敗をしないよう、しっかり記録を確認して…………」 (ヽ A ) ( ^ω^)「よーし、がんばるおー!」 (ヽ ー )
- 336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:19:30.44 ID:HkLSMX2s0
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――― 一年後 宇宙エレベーター:地球側ポート (゚A゚* ) 「アサピー先生!はやくはやく!」 (-@∀@) 「ははは、そう急かさないでくれよ。エレベーターは逃げやしないって」 (゚A゚* ) 「ええから、はよ!この気持ちのたかぶり、収まらんで!!」 (-@∀@) 「しかし、おっどろいたなー…」 (;-@∀@) 「まさか、今の大学やめて、月面大学に入学し直すなんて…倍率30万倍ですぞ?」 (゚A゚* ) 「先生がよかったからな!愛してんぜ!」 (-@∀@) 。・*@ *。@ー "゚・。) 【 ――― Happy 】 ( ー*:。、” ∀ (゚A゚*;) 「うっわ!!!え?なにそれ!!!どうなっての??!!え、うわぁぁ!!!」 〈::゚-゚〉 「…お、どこかで見たことがある面かと思えば」
- 338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:20:48.30 ID:HkLSMX2s0
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(゚A゚* ) 「あー!!ぃしさんや!!!」 〈::゚-゚〉「宇宙病に罹ったと聞いて心配してたぞ。大丈夫なのか?」 (゚A゚* ) 「まぁな!主治医が有能やし!!」 (*-@Д@)、゚・; ' (*-@Д@)(何この至福の連続?死ぬの?僕今日死ぬの?フラグなの?) 〈::゚-゚〉「えっと?」 (-@∀@)「あ、どうも、のーちゃんの主治医兼専属家庭教師のアサピーです」 〈::゚-゚〉「ああ、例の…」 (-@∀@)「……ふむ、素晴らしいフォルムだ…… 機械らしい無駄のないデザインながら人間らしさを失わない流麗なシルエット…素晴らしい」 〈::゚-゚〉 〈::゚-゚〉「できるな貴様」 (-@∀@)「フフフ」
- 339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:21:49.63 ID:HkLSMX2s0
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〈::゚-゚〉 「特にこの脚部は『雷電霹靂株式会社』にオーダーメイドしてもらったものでな…」 (-@∀@) 「ほほぅ…アルミ骨格に特殊プラスチックで軽くしなやかにかつ丈夫か…おまけに雷槌のように…」 (゚A゚* ) 「そんな話はええんねん!!ブーンとドクオは元気しとるか?!」 〈::゚-゚〉 「ん、ああ。というかそいつらなら、私の仕事のついでに密…連れてきたからここにいるぞ」 (゚A゚* ) 「えぇッ?!」 〈::゚-゚〉 「確か…アイツらは『食い放題バイキングを食べに行くお』とか言ってたな」 (-@∀@) 「このポートでバイキングといえば、Bブロックの『DmiSoco』だね」 (゚A゚* ) 「おお、すぐそこや!!いくでアサピー先生!!」 (*-@∀@) 「ワンッ!!」 〈::゚-゚〉 「え? いやお前ら、今どういう関係になってるんだ?あ、おい、ちょっと…」 〈::゚-゚〉 「…まぁいいか、仕事もおわったし、様子くらいは見に行ってやるか…」
- 343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:24:09.60 ID:HkLSMX2s0
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レストラン:DmiSoco (*゚ω゚)ハフッハムッハフッ (*゚A゚) ガフッガブッゴクゴク (*^ω^)「ぅぅぅんまぁぁぁあい!!!」 (*゚A゚) 「のーちゃんじゃねーぞ!!テンションバリ高のドッくんだぞ!!」 (*^ω^)「んーふぅ……さすが地球の飯、味のバリエーションがやべえ!!」 (*'A`) 「いやー、ちょっと無理して高めな店にした甲斐があるな!どれもこれもたまんねーぜ!!」 (*^ω^)「ドクオ!!次はスープだお!!」 (*'A`) 「おうよ!!!」 (゚A゚* ) 「あ!!おった!!」 ヾ(゚A゚* )ノシ 「ブーン!!ドクオ!!!」
- 346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:25:57.37 ID:HkLSMX2s0
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( *゚A゚) 「おおー、のーちゃん!のーちゃんじゃないかッ!!」 (゚A゚* ) 「ひっさしぶりー!!一年ぶりやわー!!」 ( *゚A゚) 「全くだな!!ハーッハッハッハ!!食え食え!!お前も食え!!」 (゚A゚* ) 「おお、頂いてもええんのか?!いただきマンモス―!!」 ( ^ω^) (やばい) ( ^ω^) (女装テンションバリドックン×のーちゃんという絡みとかいけそうだ) ('A`) 「おい、お前、昔から自由奔放な発想には驚かされていたが、今とてつもなくえげつないこと考えたろ?」 (*^ω^) ('A`) 「なぜ」 ('A`) 「頬を、赤らめる」 しばらくして
- 350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:31:20.09 ID:HkLSMX2s0
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('A`) 「はぁーあ…地球のメシはウメェな…あ、イタリアン餃子と餅入りたい焼きももってくる」 ( ^ω^) 「あ、巨人カリーも持ってきて。たっぷり柔らか薄切りビーフな」 (゚A゚* ) 「ところでお前らなんで地球に?」 ( ^ω^) 「お、おー。丁度いいお、実はのーちゃんに、会いに来たんだお」 (゚A゚* ) 「え?」ドキッ (-@∀@)ピクッ (-@∀@)(…………殺るか?) 〈::゚-゚〉「落ち着け」 ('A`) 「精確には、これを食べて貰いたくて来たんだ」 (゚A゚* ) 「……これ」 ( ^ω^)「栄養ゼリーだお」 (゚A゚* ) 「わかるわ!忘れたくても忘れられへんよ」 ('A`) 「まだ、暫定ではあるけれど、現状考えられる完成品なんだ」 (゚A゚* ) 「……」
- 352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:32:58.40 ID:HkLSMX2s0
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(゚A゚* ) ( 'A`)っ白c(゚A゚* ) 白c(゚A゚* ) 「…アタイがコロニー出てから一年」 白c(゚A゚* ) 「ずっと二人でコレ作ってたんかいな」 ( ^ω^) 「いや、二人じゃないお」 ('A`) 「ああ、のーちゃんが試食してもらって、集めたデータもあってこそこの作品はできたのだ」 (ヾ´ω`) 「1年かかったけど…毎日ゲロ三昧。食道がんにならないのが不思議なくらいに」 (ヾA`) 「思い出さすな、バカ」 白c(゚A゚* ) 「…」 (#-@∀@) 「きっきっき、あ、きん貴様ぁぁあぁ――ッ!!のーちゃんにそんなゼリーを食わせてたのか…!!!」 (#-@∀@) 「うらやま…いや、羨ましい!!!僕にも食わせて欲しかった!!!」 〈::゚-゚〉 「だから静かに………ん?…え?」
- 353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:33:54.49 ID:HkLSMX2s0
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(-@∀@)「のーちゃんから散々聞いたさ!!」 (-@∀@)「なんでも、一瞬イケると思わせておいて胃と食道を猛虎の如く攻めたてるんだろ?!」 (-@∀@)「なんだよそれ!?トロイの木馬かよ!!めちゃくちゃ食べてみたいよ!!」 (*-@∀@)「あああ!!吐きたい!!そんなハイスペックゲロマズのゼリーを啜り食べて堪え切れずゲロを吹き出したいぃぃぃぃ!!!」 〈::゚-゚〉 ( ^ω^) ('A`) (゚A゚* ) 「それ平常運転やから、気にしてると疲れるで」 ( ^ω^)'A`) (ここまで噂通りとは…) (゚A゚* ) プチッ チュルル
- 354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:36:26.66 ID:HkLSMX2s0
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。 ::::: * * ::::;;:::: 。 o 。 o ゚ ゚ ::::: 。 。 r、 __ ゚ . ゚ :: . ゚ :: | | (/⌒)) * * ::;;:: ゚ * ::;;:: ゚ ; !」 〔l´ ::: 。 ゚ ::;;;:: ゚ ::;;;:: ` : O O:; * ::;;;: o + :: ::::: :: , ; ; ::::; ::::: 。 . ゚ :: . 。 o ゚ . ゚ :: * ::;;:: ゚ 。 . * ::;;:: ゚ 。 ゚ ::;;;:: . ゚ :: . 。 ゚ ::;;;:: * ::;;;: * ::;;:: ゚ ; * ::;;;: ; ; ::::; ゚ ::;;;:: ` :. ; ; ::::; o ゚ o + :: , ; o ゚ . 。
- 356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:38:05.27 ID:HkLSMX2s0
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. ::゜.゜。・゜゜゜゜ . :::.゜。 ゜・。゜゜. . . . : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜.. ――― 宇宙 … .: ::.゜゜゜゜・ ..: :.゜゜。・。゜.゜. ... ,- 、 :::.゜。 ゜・。゜゜. . . . (''\ / / : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜.. \ i :::.゜。 ゜・。゜゜. . . . 〉 `つ : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜.. (,( ) :::.゜。 ゜・。゜゜. . . . ∨ ∨ : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜.. なんで、暗くて寒い所… そうか…あたしらはこの宇宙の中では…
- 358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:39:43.40 ID:HkLSMX2s0
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- 361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:41:38.96 ID:HkLSMX2s0
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. 。 o ゚ . ゚ :: * ::;;:: ゚ 。 . * ::;;:: ゚ 。 ゚ ::;;;:: . ゚ :: . 。 ゚ ::;;;:: * ::;;;: * ::;;:: ゚ ; * ::;;;: ; ; ::::; ゚ ::;;;:: ` :. ; ; ::::; o ゚ o + :: , ; o ゚ …そうか…これは… . 。 ,- 、 (''\ / / _,,.. -─ ─- .,,.._ \ i , ''"´ ―-'",.、.:.:.:.:.:\、.:.:` 、 〉 `つ ,. '゙'''''"~´:::::::::::::::\\::::::::"''\"'--` .、 (,( ) /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙'-、''l::::_,.-‐' '':.:.\ ∨ ∨ ,< :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::~'‐--‐, '':.:.`.、 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" .:.:ヽ ,'.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ .`. i ....:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ i i ...:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`l l | .:.:.:.::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::j __ | | /:::::::::::::::::::::::::::/~ (:::/ | | ヽ::::::::::::::::::::::::( ノ/ |
- 363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:43:19.43 ID:HkLSMX2s0
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,- 、 (''\ / / \ i あたいは…帰ってきたんやな…… 〉 `つ (,( ) 懐かしい、あそこへ… ∨ ∨ ミ ミ '⌒ヽ、ノ⌒ 、 ミ ,::::::⌒ ゝ::::::::: )::::::: ) (:::::::::::::::⌒) (⌒:::::::::::::::::::::::::::::: ヽ、ノ⌒ 、 :::::::::::::::⌒::::: ) (:::::::_:::::::::⌒:::::::::::::::::::: ,::::::⌒ :: )::::::: ) ::::( :::::::::::::::: ) _ (:::::::::::::::::/ |:::::::::::::::::::::::::::::::::: (:::::::::::::::⌒) :::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::|ヽ/_|__i>─'''''ヽ,::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::⌒::::: ) :::::::::::::::: ,::::: :::::::ノ⌒ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ- ___,, ・・・・ __):::::::::::::::::::(⌒ ::::( :::::::::::::::: ) ::::::::::::::::::::::: ( ::::::::(::::::::::: ヽ_::::::::::::::/ノ::::::::::/二@ ̄::::::::::::::::::: (::::: :::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,::::::::::::::::::::::::: ::::: ::::::::::::::::::::::: )::::::::::::::::::::::::::: / /::::::::::::::::::::: (:::::::::::::: :::::::ノ⌒ヽ::::::::::::::::::::::_):::::::::::::::::::(⌒ ::: :::::::::::::::::::::::::::: ):::::::::::::::::::::  ̄:::::::::(::::::::::::::::::::::::::::(⌒:::: ::::::::(::::::::::: ヽ_:::::::::::::::::::::::: (::::: ::: ::::::::::::::::::::::: )::::::::::::::::: (:::::::::::::: :::::::ノ⌒ヽ:::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::: )::::::::::::::::::::::::::::(⌒:::: ::::::::(::::::::::: ヽ_::::::::::
- 364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:44:32.06 ID:HkLSMX2s0
- ,- 、
(''\ / / \ i 〉 `つ (,( ) ―――………。 (⌒ヽ ∨ ∨ (⌒ヽ ( ,⌒) (⌒ヽ ( ( ⌒ヽ ( ⌒) ゝ ゝ ⌒ヽ,, ,,.( )、,,( ( ⌒ヽ ( ゝ ( ) ( /> />  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,,_p/> ̄ ̄ .....:::::::... .....:::::::....... .....:::::::... .....:::::::... ..: ..::::. ...::::::.. ..::::::::........ 。゚。,,,_p/> .....:::::::::::::::: .....:::::::........:::::::........:::::::........:::::: :........:::::::...... ..::::::: .:::::.... .::::: ....::::... ........ ::::::::....... ...::::::::. ...... .....:::::::... .....:::::::... .....:::::::... .....:::::::... .:::::...............::::::::..:::::.. 。...:::::::::::::..... .::::::::........ ...::::::::::.. ::... 。.... :::::.....:::::::... :::::::.....:::::::...::..:::::.....:::::.... 。..::::...... 。...:: ...... .....::::::::..:::::..::.....::::::::::::::::... ...::::::: .....:::::::... .....:::::::... .....:::::::... .........:::::::... .....:::::::... .....:::::::... .:::::...............::::::::..:::::.. 。...::::::::::::: .....:::::::... .....:::::::... .....:::::::... .:::::...............::::::::..:::::.. ...:::::::::::::..... .::::::::........ ...::::::::::.. ::... .... :::::.....:::::::... :::::::.....:::::::...::..:::::..... .::::::::........ ...::::::::::.. ::... .... :::::.....:::::::... :::::::.....:::::::...::..:::::.:::::::... .:::::...............::::::::..:::::.. 。...:::::::::::::..... .::::::::........ ...::::::::::.. ::... .... :::::.....:::::::... :::::::.....:::::::...::..:::::.....:::::.... ..::::...... ...:: ...... .....::::::::..:::::..::.....::::::::::::::::... ...:::::::
- 367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:46:10.13 ID:HkLSMX2s0
- : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,: :'" . , . 'ヾ. : . 、. : : : : : : ゙.、.
、_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : _,: . '´. : , : '. : . :, . ': : : , ' . . . : . : ,. ',: , . : . :',. : . : . : ゙ 、. : ゙、. : . : . : .゙ ー: ': ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : ,: : '. : . . : ,:': : . :, .' : . . : . : . : ,.'. : . : . : . ',: . : ', ',. : .',. : . : . : . :゙、. : ゙、: : : : : : . : : : : : : : : : : : : : : 。: : : : : : : , .' : . . , :': : : : , .' : . : . . : . ; ,.' . : . : . : : , ': ,' ;. : . : . ;:',. : . : ',. : . ', ',. : .',: : : : : : : : .゙、. : ゙、: : : . : . : : : : : : : : : : : : :o : : : , . : . : , . ': : : : :, .' : . : ,:'., '. : .,' ,':' . : ; . : . : , : ,':, . : ;. : . : ..;.',. : . : ',. : . ', ',. : ..',: : : : : : : : : ゙、. : ゙、:: : 、: : : _: : : : : : : : 。: o: , .' :, :" . : : : : : :, .' ;:, '. :, '; . : . :,'.,' . : . : . : . :. :,. :,'. : . : ;. : . : . ; ',. : . : ',. : . ', ',. : : '; : : : : : : : : :.゙、. : ゛、: . :` :゙ . : : : : : : : : ◯'., :'。: : : : _i_: : : ; .'. : . : , ':, .'. : . ,'.,' . : . : . : . : . :;. :,'. : . : ..;. : . : . ; :',. : . : ',. : . ', ',. : . :';: : : : : : : : : : ゛、. : : : : : : : : : : : : ; 。 , :',- 、 : : :.:!、., :' . : . ., ': :; ' . , ':,',.':;'. : . ,.': . : . :,':;. :,': ;'. : ;: ;. : . : . ; :.',. : . ', ',. : ..', ',. : . :',. : . : : : : : : : : :゛、. : : : : : : : : : :,. ';(''\ / /◯ : : ; ' . : . , : ': :; '., ': : ;.',': ,'. ; ':,.' ,';。.: ,': ;. ,': ;'. : .;: .;. : . : o;: :.',. : ゚ ', ',. : .:', ',. : ":',. : . : : : : : : : : : :゛、 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;. ".:.\o i:.:.:.:;. '., ';' ., :': : : ; ', ': : : ;.','.: ,', ' .,.' ,';δ:..,'_i_;.,': ,'. : ..;: :;. :;. ゚. ;:..: :',. _i_ ', ',. : .:', ',. ',.:.:',.:: :._i_: : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉 `つ',: ': ;'. '.:.:.:.:.:.:.'".:.:.:.:.:;.',' : : : : ,.'.,:' ;. :, ' : .! ;'゚:,'o_i_.,'.:.;. :.;. :。゚;: 。.',. .!: : :.',. : _i_.:',. ',.:.:.: : : ! : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ィ=-、.(,( )'. ,: '.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;.',': : : : :.,.',.': .; ,': : : ゚。' .,'゚:..:.!.,': :;: : ;. ;C.;゚ : : : : : : : :',. ', !; :.',. ',: : : : : : : : *: : : : : : .:.:.:.:.:.:.:ィ'´'´,;゚心.:.;∨ ∨ :'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;.','.:.:.:.:.:.:.,.',.': O ,'О: : ;' .,': ;'. : ,': :.;:。;゚,'O.;: : : :0: *:.._i_, .',: ',: ',. ',: : : : : : : : : : 0: : : .:._i_.:.:ゞ‐゚、,;.:ノ.'. ,:'.:.:_i_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_i_.:.;.','.:.:.:.:.:.:.:,.',.': : ;' ,': : : : ;' .,'_i_. : ,'。゚+; :.; ;: ; .;: : : : : : : : .! ',. ', ',_i_,. ',: : : : : : +: : : : : : : .:. !.:.:.:.:.:.:.:.:. ;. '.,. ' .:.:.:.: !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!.;.','.:.:.:.:.:.:.:,.',.': : :;' ,': : +: ;' .,'゚: ! : :;. ,': : ゚_i_.;. ;o: : : : : : : : : : :',. ', ',.! ',. ',: : : : :o : : : : : : : :::::::::::::::::::.; ',: '.:.:.:.:_i_.:.:.:.:.:.:.:.:._i_.:.:.:.:.:.:.:.:,.'.:.:.:.:.:.:.:.:;'_i_: : ;' ,':*。゚: ;' ,'。: : : *.;: : : : ! .; ;: +: : : : : : : : : : ',. ', ',: :',. ',.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ィ=- ::::::::::::::;. '.':::::::::::::::: ! :::::::::::。:: ! .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:. !.:.:.;' ,'_i_+。:;' ,'.:.:: : : ; ;'ο.:_i_: :; ;. : _i_゚ο: 。: .:.:.:.:',. ', ',: :',. ',..:.:.:.:.:.:.:.:.ィ'´'´,;゚ ::::::::;. '.':::::_i_::::::::::::::::::::::::゚:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::::r'´ヽ.:!_人_ ,'.:.:.:.:.:.:.:'.:.:.:.:.: .! .:.; ;. : ..!.:.:.:.:+。.:.:.:.:.:.:',. ', ',: :',. ',::::::::::::::::::ゞ‐゚、,;. :::::::::::::::::0.!:::::::::::::::::::::::::+.::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,ノ+。Y' ,'.:.:.:.:.:.:*.:.:.:o.:.:.:.:.:.:.:<´ヽ.:.:*.:.:.:_i_.:.:.:.:.:.',. ', ',: :',.:::::::::::::::::::::::::::::::::
- 371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:51:54.65 ID:HkLSMX2s0
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(( ,- 、 (''\ / / \ i フワッ… 〉 `つ (,( ) ノノ ∨ ∨ .
- 373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:55:51.56 ID:HkLSMX2s0
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::E三三三三ヨ::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::|┌===┐|:::::::::::::::::::::: , ─ 、 キィ… :::::::::::::| |===十===| |::::::::::::::::::::: ________ /,/\ヾ`、 :::::::::::::| |===十===| |::::::::::::::::::::: |__|__|__|_ __ (( 、, ) ) キィ… | |===十===| |::::::::::::::::::::: |_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ :::::::Γ二二二二二 ̄|::::::::::::::::: ||__| | | \´-`) / 丿/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |__|| 从人人从. | /\__/::::::||| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/|| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ──────── (~~ヽ::::::::::::|/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
- 378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:57:39.53 ID:HkLSMX2s0
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ニ二三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二ニ ニ二三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二ニ 三三三二ニ=-― ¨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄¨ ―-=ニ二三三三 __ 母 ち ゃ ん … __ 三三三二ニ=―- ______ _______ -―=ニ二三三三 ニ二三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二ニ ニ二三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二ニ .
- 379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:57:57.19 ID:HkLSMX2s0
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_,.. ---- .._ ,. '" `丶、 / ` 、 ./ ...: ,ィ ,.i .∧ , ヽ. l .::;',. :::;/..://:: /,':/ ', l、 .i ヽ | .::;',' :;:','フ'7フ''7/ ',.ト',_|, , ',.', . :!'''l/!:;'/ /'゙ / '! ゙;:|:、.|、| 'l { l'.l/ 、_ _,. 'l/',|.';| ';、ヾ  ̄ `‐-‐'/! ';. ' . `‐、 ゝ |'゙ \ 、_, _.,.,_ ノ ・・・ご馳走様です _rl`': 、_ ///;ト,゙ /\ `i;─:////゙l゙ ,.:く、 `:、 |〉゙l / !.| . / |。 `:、/ | | | /. \vvvv◎vl /./ . / \;;;;;;;;;;;{─-'|ー'!` 、 ,'. γ 冫 .|`、 | (*'∀`) ( *^ω^) 〈::゚-゚〉 (おおおおおおおおお!!!!!!??)
- 381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:58:49.86 ID:HkLSMX2s0
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スリー トゥー ワン .
- 383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:59:16.19 ID:HkLSMX2s0
- _,.. ---- .._
,. '" `丶、 / ` 、 ./ ...: ,ィ ,.i .∧ , ヽ. l .::;',. :::;/..://:: /,':/ ', l、 .i ヽ | .::;',' :;:','フ'7フ''7/ ',.ト',_|, , ',.', . :!'''l/!:;'/ /'゙ / '! ゙;:|:、.|、| 'l { l'.l/ 'l/',|.';| ';、ヾ ○ ○ /! ';. ' . `‐、 ゝ |'゙ \ ┌─┐ ノ コパーッ _rl`': 、 :゚ < >゚'。 /\ ..ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ ,.:く、 `:、 。≧ 三 ==- . / |。 `: -ァ, ≧=- 。 /. \vvvv イレ,、 >三 。゚ ・ . / \;;;;;;;.≦`Vヾ ヾ ≧ ,'. 。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・ (;'Д`)そ ( ;゚ω゚)そ 〈::゚-゚〉そ 「吐いたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」 (*-@∀@)(いいなぁ…)
- 385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 01:59:34.22 ID:HkLSMX2s0
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〈::゚-゚〉 「い、いや、違う!!!あれは!!!」 ('A゚) 「ま…まさか…!!」 (;^ω゚) 「そんなばかな!!あれは!!!」 _,.. ---- .._ ,. '" `丶、 / ` 、 ./ ...: ,ィ ,.i .∧ , ヽ. l .::;',. :::;/..://:: /,':/ ', l、 .i ヽ | .::;',' :;:','フ'7フ''7/ ',.ト',_|, , ',.', . :!'''l/!:;'/ /'゙ / '! ゙;:|:、.|、| 'l { l'.l/ 'l/',|.';| ';、ヾ ◯ ○ /! ';. ' . `‐、 ゝ |'゙ \ ┌─┐ ノ> - _rl`': 、 | | ィ’| *゚A゚ `; あー びっくりしたわ… /\ ..ゝ'ゝ、 !、 ヽ、 ノ ,.:く、 `:、 i ; ; / . / |。 ` -ァ( (__,/ ," ふよふよ /. \vvvv \ / . / \;;;;;;;.≦  ̄  ̄ ,'. (-;;@Д@) 「うびゃああぁあああエクトプラズマはじめてみたァァァああああ!!のーちゅわああああああん!!」
- 390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 02:00:45.76 ID:HkLSMX2s0
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| *゚A゚ `i いやー、なんやエライ宇宙感じたわー | *゚A゚ `i なんやまーだ身体がフワフワしとる感じやー (;@Д@)「のぉぉぉぉぅちゃぁぁぁぁん!!!宇宙どころか天国すら届きそうなフォルムになってるぅぅぅぅ!!」 | ;゚A゚ `i うわっ、なんやこれ!! (;'A`) 「だ、大丈夫か!?人工呼吸とかするか??!」 (;@Д@)「やめろ!お前がそんなことしたら完全に逝ってしまう!!(むしろ僕がやりたい!!)」 (;'A`) 「ええ?!」 | *゚A゚ `; ちょ、こんなん戻り方なんかわからんで! ( ^ω^)「こうなったら……プチッチュルル」 ( ゚ω゚)スポーン三*。・ < ^ω^) < ^ω^)今僕が押し戻してあげるお!!! 〈::゚-゚〉←非科学過ぎる現象の連続に言葉が無い
- 392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 02:01:38.10 ID:HkLSMX2s0
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r‐―00. ◯ ◯ ◯ `ア/ ヽつ ( *゚A゚) 「あー…びっくりしたわ…いろんな方面で」 (;'A`) 「すまん、まさか君まで魂飛び出るとは…」 ( ^ω^) 「僕らいつも死にかけてたんで魂抜けやすい体質に変質したのかとばかりに」 (-@∀@) 「それはそれでどうなんだ。僕と契約して研究素材になってよ」 〈::゚-゚〉 「…で、味のほうはどうなんだ?私じゃ良くなったかどうかはわからんでな」 ( *゚A゚) 「えー…あー… まぁ、まず美味いといえば美味いんだけど…」 ( *゚A゚) 「そや、あれだ」 ('A`) 「あれ?」 ( *゚A゚) 「カルピス」 ( ^ω^) 「カル…ピス…?」
- 397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 02:11:04.60 ID:HkLSMX2s0
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〈::゚-゚〉「カラダにピース、のキャッチコピーでお馴染みの乳酸菌飲料のことだな」 (゚A゚* ) 「せや、なんやカルピスみたいな味がしてん」 (-@∀@)「?それって、美味しいってことじゃないのかい」 (゚A゚* ) 「せやねん。うまいにはうまいんや。二人の美味いもの作ろうって気持ちが伝わってくるみたいやった」 (゚A゚* ) 「けど…後味がな……」 (゚A゚* ) 「ふわっとな、なんややけにえげつない味がな」 ('A`) 「そんな……、いや確かに後味に改良の余地は……」 (゚A゚* ) 「気付いたら、カラダにピースどころか、体の中で戦争が始まってん」 ( ^ω^)「うそぉ…本格的にトロイの木馬じゃねぇかお……」 (-@∀@)(ヤバイ普通に飲みたい)
- 400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 02:13:04.02 ID:HkLSMX2s0
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(ヽ´ω`) 「こんどこそいけると思ったのに…」 (ヾ'A`) 「改良の余地あり…かぁ…」 (゚A゚* ) 「まー、そう気ぃおとさんなって!!」 (゚A゚* ) 「1年前のとはえらい進歩したやんけ!」 (ヽ´ω`) 「でもねぇ…たくさん試食しちゃったせいかわからんけど」 (ヾ'A`) 「のーちゃんが言ってた後味とかいうあれ、気づかなかったわ…どないしょ」 (゚A゚* ) 「ならウチを呼べばええやん?」 (ヽ´ω`) 「だから、君は」 (-@∀@) 「どころがぎっちょんギリギリス。のーちゃんはなんとこの間、月面大学を合格したのだ!」 (ヾ'A`) ('A`) 「ほへ?」
- 402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 02:15:06.17 ID:HkLSMX2s0
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('A`) 「ブーン、今年の月大の倍率なんぼ?」 ( ^ω^)「……ええっと、31.49倍。少しだけど、僕らの時より高いおね」 (゚A゚* ) ドヤァ ('A`) 「一体…どんな手を?」 ( ^ω^)「金?コネ?権力?暴力?」 (-@∀@)「裏口前提だね。まぁ、教えた僕の立場からするとよくわかるけれど」 (゚A゚* ) 「ちゃうわ!なんやねん!!死ぬほど勉強してなんとか受かったんや!!!」 ( ^ω^)「宇宙病すらロクに知らなかったのーちゃんが……」 ('A`) 「ついにアンゴルモアが来るのか」 (゚A゚* ) 「お前ら本気でシバキ倒すで」
- 403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 02:17:17.12 ID:HkLSMX2s0
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(゚A゚* ) 「で、や!!」 (゚A゚* ) 「うちもこれで晴れて月面人や!!それに月からなら、コロニーのアクセスも早いし」 ('A`) 「なに?!ということは…」 (゚A゚* ) 「せな!毎日とはいかんだろうけど、頻繁に会いにいけるで!!」 (*^ω^) 「おお!!」 (-@∀@) 「おっと、ちょっと待ちたまえ。そうはたやすく問屋はおろさんよ…」 (゚A゚* ) 「え、な、なんや先生…。ここまでにきて、ケチ臭いことはいうなよ!!」 (#-@∀@) 「当たり前だ!!苦心して育て上げたのーちゃんがそんなところにいかせて 幽体離脱させるわけにはいかん!!これは医者という立場としての警告です!!」 ( ^ω^) 「じゃあ、先生も付き添ってきてよ」 (-@∀@) 「え?」 ('A`) 「社会見学としてくればいいんですよ。オレらの研究所、仮にも三級認定だし」 (-@∀@) 「ええ?」
- 406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 02:19:04.23 ID:HkLSMX2s0
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('A`) 「さっきもゼリー食べたがってたでしょ?」 (;-@∀@)「ううむ、それはそうだけど…」 (゚A゚* ) 「ダメなん?」 (;-@∀@)「…うー?、のーちゃんの家庭教師してたから自分の研究が遅れがちなんだよ」 (;-@∀@)「これでも、医者である前に学者だからね。流石にそろそろ…」 ('A`) 「何だったらウチの機材貸すし」 (-@∀@)「あのねぇ、僕のやっている研究は小さな研究所の機材でできるもんじゃ」 ( ^ω^)「ウチ、王シリーズ揃ってるお」 (-@∀@) (-@∀@)「うそ」 ('A`) 「本当」 (-@∀@)「そっか」 (-@∀@)「のーちゃん抜きで、貸して」 (゚A゚* )そ (研究機材に負けた?!)
- 409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 02:20:19.72 ID:HkLSMX2s0
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―――後に (゚A゚*;) 「おまえ…!!あたしよりもその王なんとかが大事なのか!おう?!」 ―――宇宙開拓史において、名を深く刻まれた「食物」が出現する―――。 (;-@∀@) 「あ、い、いや。だって王シリーズって買うとなると40年ローン組まないといけないんだよ?そんな貴重な」 ―――それは、月の科学者と、地球の少女が生み出した 〈::゚-゚〉 「まぁ、とりあえず食べようか。次は何食べたい?」 ――― かの有名な、『宇宙ゼリー』である―――。 (*^ω^)*'A`) 「スシ テンプラ スキヤキ フジヤーマ!!!」 (゚A゚* ) 「富士山は食い物じゃないぞ!!」 (;"゚ω"゚);ヾ゚A゚") 「…??!!」 (゚A゚* ) 「そんなにショックなんか?!」
- 412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 02:24:49.92 ID:HkLSMX2s0
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,==、 ||| ||| lココココ 三ニ三 , ――――┼┴┼―――― 、 // } 三 { \\ /へ / ̄ ̄ ̄∧ ∧ ̄ ̄ ̄ \ ヘ\ | | /\ ノ ,, ゞ /\ | | | |/ \| | | | ニ.ニ 三 三 三 ニニ | | | | | | | | Boon & dokuo & Noh | | | | | | | | | | | | /COSMOS\ | | | | \ JELLY / | | | | ====================== | | | | ■Nomuto enerugiga | | | | | tamatte kuruyo. | | | | | ――┬ ┬―― | | | | /  ̄  ̄ゞ\ | | |∧ ,ヘ | \ ゝ―――┬――――――┬――ヘ / \_____________/ ―――― END
- 414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 02:25:31.44 ID:HkLSMX2s0
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γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ | 最後まで読んでくれて | ゝ__ ____________,ノ γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ | _______ | ありがとうございました! | 丶 /  ̄>\ ̄ ̄ >\ ,ヘ,ノ;:ゝ__ _____ ______,ノ / >\__ __>\ヾヽ;;;;::::::::::::::::::ヽノ) i / | |_____| | :;:::::::::,ィ:::::;; )、 ノ _|! // /:::ノ:::::ノ、ヾノVi:::::ヽ:::| /  ̄\< .// /::トル (ct fi )l;;::::::ル / __<_ // __ ,/:イ::::::ヽ ┌ ァノ::;;;;;ハ> / /::`::´:::::::`丶\\| / ̄アゝ|::ノ≧≦{::/:::;;ノ |! _|-‐‐―一‐‐‐-',、\\。。/ /ヽヾミヾノ彡へ <´.ノ  ̄ ̄ ̄ \ ̄"シヾゝ旬 )゚イ::.::i::.ト、 (ノ゚丶)> ヽ / ●ノ ● \.∧∨∧\ j、 __ハ | | ` _, |\ヽ_」\\ハ,, == < ヾ ノ \ /__ヾ_」彳i i i ム::| )__/ /::ノ"''フ:ノ|゙ x ''|ヽ!:::_,,,L,,ノ,,ノ_ノ゙>i、:::- |_i_iィ-'ノノlI Ii〉 . i/ヘ" ムノ:::::| i::::! |-''"::::/ ゙ヾノ 〈II II i I I II Iii〉 デミそこ作者 ◆OynLTaqGgo トール作者 ◆酉なし で お送りしました!
- 422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/29(火) 02:34:59.94 ID:HkLSMX2s0
- 以下
相方がレスまとめ(どこがデミそこで、どれがトールなのか)をします。 それをもって終わりにします。 最後までつきあってくださり、私が投下してる間に、さる支援要請やレスまとめなどの 雑用をすすんでやってくれた相方に… (:、ト.ハrハ,ィ、,. ニ三>ァ::::::::::::::て 最大の敬礼と、感謝と、乙を!! ,.イl彡}:::rヘ::::::::::f /l:::::/ハtぇtチ「 r)! . /:::| トイ __', - ハ;j __ , イ:::::::::::/ | \:ノー '__/ //ヽ , '´  ̄\ /´ \:/ /´:l ` ̄ _,. ,..-─-\___/ ,. '´ ̄、_ `ヽ . ノ / /::::::::\-‐ 二..,,_/:::/ ハ、___/ __,.ィ´ ̄ `ソ } ノー- / |、::::::::::::: ̄:::::::::::::::/| ∧.___/._,ノ / `ー‐‐'‐---‐l::::::フ丁¨`ヽ;:::::¨´/ヽ人 / } 「 / . l\/l¨ヽ:::::::\::::i:::::::::| l /l | / V::::i'ヽ;___〕::::::ノ:::::ヽ/l l } | \/ ∨:i-‐l、_::)::::l::::::f´ ヽ_入_j ヽ ,小ト-}、::::):::://:{ i ノ | 〈:::\r‐--‐::'::/::/ハ ! i i
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