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( ´_ゝ`)兄者は押入れから出てこないようです |
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 18:50:54.12 ID:S7K1hYPT0
- (´<_` )「ただいまー」
いつもの通り玄関の扉を開けた、弟者には一つ心配なことがあった。 学校の授業を昼休みで放り出して帰ってしまった双子の兄のことである。 そんな弟者の心配を煽るように、小さな妹が弟者に駆け寄った。
l从;∀;ノ!リ人「たいへんなのじゃ、ちっちゃいあにじゃー! おっきいあにじゃが~~」
(´<_`;)「どうした 妹者? 兄者に何かされたか?」
l从;∀;ノ!リ人「おっきいあにじゃがひきこもっちゃったのじゃ!」
(´<_` )「何だいつものことじゃないか、びっくりさせないでくれよ」
l从;∀;ノ!リ人「ちっちゃいあにじゃのわからずや~~~!」
大きな瞳に負けないほど、大粒の涙を零しながら階段を上っていく。 弟者は半分呆れ顔でその後姿を見送った。
(´<_` )(まあちょっとは心配したけど、ひきこもったくらいなら大丈夫か)
安堵の溜息をついて自室の扉を開ける。 しかしいくら見渡しても、いるはずの人物は見当たらなかった。
(´<_`;)「…どこいった?」
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 18:52:53.76 ID:S7K1hYPT0
-
( ´_ゝ`)兄者は押入れから出てこないようです
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 18:53:31.15 ID:S7K1hYPT0
- l从・∀・ノ!リ人「もぐもぐ…もぐっちゃいもにじゃー」
(´<_`;)「妹者。食べ終わってから喋ってくれないか?」
l从・∀・ノ!リ人「おっきいあにじゃはまだでてこないのか?」
(´<_` )「うーん…気配0だなあ。一応飯はおいてきたけど」
【 】『ほっといてくれ!!』
(´<_` )「って言われたからな」
l从;∀;ノ!リ人「うっ…ううっ……」
(´<_`;)「ってどうした妹者」
l从;∀;ノ!リ人「やなのじゃ…おっきいあにじゃ押入れなんかにこもっちゃいやなのじゃー!!」
(´<_` )「妹者……」
l从;∀;ノ!リ人「押入れにいたらおっきいあにじゃは耳がなくなってしまうのじゃ! 泣きすぎで喉がかれてしまうのじゃ!塗装がはげてしまうのじゃ!」
(´<_`;)「!?」
l从・∀・*ノ!リ人「はっ!でも、10次元ポケットがでてくるかもしれないのじゃ! どこにもドアで海につれてってもらうのじゃ!」
(´<_`;)「何かと思えばノマえもんか」
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 18:54:24.31 ID:S7K1hYPT0
- (´<_` )「おーい兄者。いい加減出てこいって」
【 】「………」
(´<_` )「無視ですかそうですか。何だかんだ言いつつ結局飯食べてるし」
(´<_` )「しかもニンジンだけ残すなよ。全部食えよ」
【 】「自分だってピーマン残すくせに」
(´<_`#)「そういう微妙なとこだけ反応しないでくんない?」
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 18:55:57.00 ID:S7K1hYPT0
- 携帯電話のアラームが鳴る。
弟者は布団の中から腕を伸ばしてアラームを止め、一度大きく欠伸をしてから体を起こした。
いつものように布団をたたむ。 兄者の使っていたベッドを使おうかとも思ったが、何となくやめた。
(´<_` )「よっ…と 布団を毎朝あげるのも面倒なんだけどな」
そしていつものように押入れを開ける。 いつもと違っていたのは、そこに人がいた、ということだ。 弟者はすっかり失念していた。 しかし布団をこのまま部屋に出しっぱなし、というのもはばられる。
( ´_ゝ`)「zzz…」
(´<_` )「………」
ドサ ぐえっ
ピシャッ
(´<_` )「さーて朝飯朝飯」
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 18:58:04.69 ID:S7K1hYPT0
- l从・∀・*ノ!リ人「おっきいあにじゃ~~!遊んでほしいのじゃ~!」
【 】「なんだ妹者、俺は今忙しいのだ」
l从・∀・;ノ!リ人「引き出しはとんでもないものを盗んでいきました。それはあにじゃの心です」
【 】「いや引き出しじゃないし」
l从;∀;ノ!リ人「うっ…ひっく…」
【 】「や、すまん!ひきだしです!何してあそぼうか!」
l从・∀・*ノ!リ人「かくれんぼをするのじゃ!妹者が鬼するからあにじゃは隠れるのじゃ!」
l从・∀-ノ!リ人「10数えるうちに隠れるのじゃ!」
l从-∀-ノ!リ人「いーち、にーい、さーん ……… きゅーう、じゅう!」
l从・∀・ノ!リ人「よーし!あにじゃはどこいったか!」
嬉々として開いた押入れの中には、どうしようかとうろたえる兄者。 妹者は満面の笑みで指をさした。
l从・∀・*ノ!リ人「みつけたのじゃー!おっきいあにじゃは隠れるのがへたなのじゃ!」
( ´_ゝ`)「……押入れの前で数えるとは何という策士…将来は大物だな妹者」
l从・∀・ノ!リ人「負けたほうはバツゲーム!」
(;´_ゝ`)「ええ!聞いてないよ!?」
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:00:48.29 ID:S7K1hYPT0
- l从・∀・*ノ!リ人「おっきいあにじゃ~~!遊んでほしいのじゃ~!」
【 】「なんだ妹者、俺は忙しいのだ」
l从・∀・;ノ!リ人「引き出しの壁いっぱいの『死にたい』…ちっちゃいあにじゃにばれたら…」
【 】「書いてない!書いてないから!」
l从;∀;ノ!リ人「おっきいあにじゃはそれでも生きたいというのか!人生むなしいだけなのに!」
【; 】「さあ何して遊ぼうか妹者!」
l从・∀・ノ!リ人「最近の流行なのじゃ!リアルかくれんぼなのじゃ!」
【 】「リアル…聞いたことあるような名前だよな…」
l从・∀・*ノ!リ人「妹者は鬼なのじゃ!見つけたら半殺しなのじゃ!」
【 】「それ本当に流行ってるの!?」
l从・∀-ノ!リ人「いーち、にーい、ごーお、じゅう!」
【 】「飛ばしたよな、今絶対飛ばしたよな!」
兄者の訴えをスルーして、妹者は押入れを開く。 見つけた。そう開いた口は、そのままの形で止まった。
l从・∀・;ノ!リ人「…あれ?いないのじゃ」
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:04:42.33 ID:S7K1hYPT0
- (´<_` )「ただいまー。兄者は今日も押入れですか、っと」
l从;∀;ノ!リ人「ちっちゃいあにじゃー大変なのじゃー」
(´<_` )「どうした、兄者になにかされたか?」
l从;∀;ノ!リ人「おっきいあにじゃが次元の狭間にすいこまれたのじゃー! いなくなってしまったのじゃー」
(´<_` )「そりゃ大変だなーどこにいったんだろうなー」
l从;∀;ノ!リ人「ちっちゃいあにじゃのわからずやー!」
(´<_`;)「あ おいおい」
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:06:52.27 ID:S7K1hYPT0
- (´<_` )「おーい兄者ー」
弟者は押入れを開いた。 いつもならそこにいるべき者がおらず、ぽっかりと暗い空間が空いているだけ。 中をぐるりと見渡す。
(´<_` )「…本当にいない。どこいったんだろ」
兄者はどこにもいなかった。 布団の中に埋もれていることもなかったし 勿論机の一番上の引き出しにもいなかった。
もしやと思い、兄者の楽しみに取っておいていたプリンの蓋を開けてもみたが そこには黄色くプルプルしたプリンがいるだけで、 やはり兄者はいなかった。 仕方なく弟者はプリンを食べた。
どこに行ってしまったのだろうか。 外にでることを、ましてや押入れから出ることすら殆どなかった兄者が 外出をしたとは考え難い。しかし、現に彼はいないのだ。
(´<_` )「さよなら兄者。あんたのことは、忘れるまで忘れないよ…」
ガタガタと揺れるタンスを、開かないように色んな方法で固定する。 中から聞こえる声は、恐らく弟者の疲れからくる幻聴だろう。
【 】「―――けて…!たすけてー!あけてくれー!」
(´<_` )「俺は何も聞いてない聞いてない。っと」
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:07:48.12 ID:NEbl8loh0
- 誰かが引き込もった時はアマテラスオオミカミ作戦が有効だ。
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:10:30.41 ID:S7K1hYPT0
- 【 】「おーい弟者」
(´<_` )「なんだ押入れ」
押入れからの声に、弟者は雑誌を捲りながら答える。 どうせ大した用事じゃない。とわかっての対応だ。
【 】「とうとう名前も呼んでくれなくなったか…。べ、べつにないてなんか」
(´<_` )「いいから用件を言え押入れ」
【 】「電池買ってきてくれんか?」
(´<_` )「電池?何につかうんだ?押入れのくせに」
【 】「懐中電灯の電池が無くなってしまったのだ」
(´<_`;)「…今までずっと懐中電灯だったのか、流石だな押入れ」
【 】「これがないとマンガも読めません!だから早く買ってきてくれ」
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:10:50.30 ID:39qjevwsO
- どうやって閉めたんすかww
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:11:24.81 ID:S7K1hYPT0
- マンガくらいパソコンの光で見ろよ。と思うも、暗くてきっと見えないのだろうと改める。
それでも懐中電灯は如何なものか。 つらつらと考えつつ、弟者は机の引き出しを漁った。
【単三電池】⊂(´<_` )「ほらよ」
【 】「おお、流石は弟者準備が…って単三ではないか!単一持って来いよ!」
(´<_` )「自分で買いに行けよ。そこまで面倒みてられるか」
【 】「べ、べつにないてなんか」
(´<_` )「早く行け」
わざとらしい啜り泣きは、弟者の冷たい声に消された。
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:13:54.72 ID:S7K1hYPT0
- 兄者はしぶしぶと押入れから降りる。
いつもであれば諦めるのが兄者なのだが、あかりがないと何もできないらしい。
普通に部屋でやればいいのでは。 弟者は兄者に言ったのだが、即答で却下された。 何を押入れにこだわっているのか、弟者には全く理解できない。
(´<_` )「…一つ質問していいか?」
出発の準備をしていた兄者を弟者はぼーっと眺めていた。 あえて何も言わないでいたが、元来のつっこみ精神に負けたのだ。 部屋の中にいる、一匹の奇怪なモンスターが振り向く。 甲羅の変わりにコタツを背負った、でかい亀が。
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:14:24.91 ID:S7K1hYPT0
- 【 】ゝ`)「なんだ」
(´<_` )「その…コタツは電池を買いにいくのに必要なのか? 正直劣化棺桶死オサムなんだが」
【# 】ゝ`)「当たり前ではないか!きさま外を舐めているな! 危険がいっぱい夢いっぱい!一歩を進むにも戦いが秘められている!」
(´<_` )「夢いっぱいなんだったら別にいいじゃん」
【# 】ゝ`)「今日からは棺桶氏兄者でいこうと思う」
(´<_` )「………」
【 】ゝ`#)つ「ええいうるさいうるさい! とにかく行ってくるから!」
(´<_` )「うん、いってらっしゃい」
踏み出した一歩は、それ以上進まなかった。 頭上から鈍い音がして、兄者は立ちすくむ。 前には行けず、後ろには戻りたくない。 兄者のコタツは、完全に扉に引っかかっていた。
【 】_ゝ`)「………」
(´<_` )「とりあえず炬燵はずしていきなよ」
【 】ゝ`)「…うん」
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:16:10.03 ID:S7K1hYPT0
- (´・ω・`)「やあ(´・ω・`) ようこそバーボンハウスへ
この単一電池はサービスだから、まず落ち着いて飲んで欲しい」
( ´_ゝ`)「ありがとうさようなら」
(´・ω・`)「あれ?もういっちゃうの?」
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:16:55.53 ID:S7K1hYPT0
- (*´_ゝ`)「よーし。これで素晴らしき引きこもり生活が再開するぞー!」
ノハ*゚⊿゚)「おねえさま!布団が歩いてる!布団が歩いてるよ!捕まえていい!?」
川 ゚ -゚)「駄目だヒート、あれは"布団"ではない。"布団"だ!」
ノパ⊿゚)「ぬの…だん……?」
川 ゚ -゚)「人々の朝を脅かす、布団…やつに関わってはいけない」
ノハ*゚⊿゚)「そうなのかああ!おねえさまは博識だな!」
川 ゚ -゚)「そうだろう、そうだろう」
ノハ*゚⊿゚)「捕まえていいかな?家で飼いたいな! 名前も考えたんだ!ふーとんっていうんだよ!空も飛べるんだよ!」
川;゚ -゚)「またんかヒート!……あいつめ人の話全く聞いてないな」
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:18:22.97 ID:tSgSc5+eO
- ヒートw
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:19:22.41 ID:S7K1hYPT0
- ノパ⊿゚) が あらわれた
ノパ⊿゚)「ぬのた~~~~~ん!!覚悟だああああああ!!」
(;´_ゝ`)「は?おいおい、ちょっ…ひっぱんな!」
ノパ⊿゚)「捕まえたぞおおおおおおお!!」
(;´_ゝ`)「重い重い重い重い!!!」
ノハ*゚⊿゚)「さあ飛べえええええええええええええ!!」
( ;_ゝ;)「痛い痛い痛い痛い!!!」
川 ゚ -゚)「ぬのだんめ!!私が成敗してくれる!」
( ;_ゝ;)「ぎゃぁぁあああ!火はやめて!!燃える!燃える~~!!」
ノハ*゚⊿゚)「燃え尽きるぞヒーーート!!」
川 ゚ -゚)「燃えたよ…まっ白に…燃えつきた…まっ白な灰に…」
ノハ;゚⊿゚)「おねえさまあああ!ぬのたんが逃げたああああああ!」
川 ゚ -゚)「そしてあとにはまっ白な灰だけが残る 燃えかすなんか残りやしない。まっ白な灰だけだ」
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:21:56.01 ID:S7K1hYPT0
- (;´_ゝ`)「な、なんだったんだあいつらは…」
( ´_ゝ`)「まあここまでくれば安全だろう」
息切れをしながら、兄者はあるマンションの下を歩いていた。 足取りは重い。普段の運動不足と、布団の重みのせいだ。
そんな、だらだらと歩く彼の遥か頭上、マンションの屋上から、 男の緊迫した怒鳴り声が微かに聞こえる。
(,,゚Д゚)「バカなことは止めるんだ!早くこっちへ戻ってこい!」
(*゚ー゚)「あなたはバカなことだと笑うかもしれない。でも私にとっては重大なことなの」
フェンスを間に挟んで、二人は対照的な表情だった。 女は薄く笑みを浮かべ、男は焦りを含んだ顔を強張らせている。
(,,゚Д゚)「大丈夫、治る可能性だってあるんだ、ゆっくり話し合おう だから飛び降りなんて…」
(*゚ー゚)「夢も希望もありません。私には未来がありません。ギコ君さようなら」
戸惑いなど微塵も感じさせず、女は軽やかに飛び降りた。 後には、男が女の名を呼ぶ声だけが虚しく響き渡る。
(,,TДT)「しぃ…何故だ、何故なんだ…!」
「きゃー!!! いやー!!」
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:24:15.65 ID:S7K1hYPT0
- (;*゚ー゚)「だだだだだいじょうぶですか!?すみません、下を見ていなかったもので!」
(; _ゝ )「俺は天使をみた。空から降ってきた」
(;*゚ー゚)「可愛くてごめんなさい!」
(,,TДT)「しいいいいいいい~~~!!!無事だったかああああ!」
( ゚_ゝ゚)「!」
(;*゚ー゚)「あ」
(,,TДT)「布団がクッションになってたのか! きっと今ここに布団が通りがかったのも、神様がしぃに生きろと言ってくれたからなんだよ」
(*゚ー゚)「ギコくん…」
(,,゚Д゚)「だから…例え確立は低くても…もし先が短くても…一緒に生きていこう」
(*゚ー゚)「…うん。ありがとう…ごめんね」
(,,TДT)「しぃ…」
(*゚ー゚)「もうっ、なんでギコ君が泣くの?」
( _ゝ )「…う…ぐええ……早く……おりて…ください………」
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:27:09.65 ID:S7K1hYPT0
- (;´_ゝ`)「はぁ…はぁ、えらい目にあった…。これだから下界は…」
火をつけられそうになっても 空から人が振ってきても 更に踏み潰されても、負けない人にならなくてもいい。
ただ僕は、平穏な日常を手に入れたいのだ。
と軽くポエムを脳内で描いたところで、兄者は布団越しに背中を殴られた。 衝撃で3mほど前にぶっとんで転んだ。 前に転んだので、布団はクッションにはならなかった。
先ほどの姉妹かと、緊張の面持ちで振り返ると 鼻先10cmの近さで、満面の笑みでは表しきれないほど笑顔の知人が居た。
(*゚∀゚)「オーッス!なんだおめー最近みねーと思ったらこんなとこで布団被って何してんだ?」
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:29:57.95 ID:S7K1hYPT0
- (;´_ゝ`)「何だつーか、びっくりさせんなよ」
兄者よりも背の高いつーを見上げる。 彼女はあと3cmで2m。 背はそこまで低くない兄者だが、つーと並ぶと子供にしか見えない。
(*゚∀゚)「何だとは何だ、心配してやってんじゃねーかよ!なあおい、なんで学校休んでんだ?」
問いに、兄者は答えようとはしなかった。 つーは不満を全面に表した声色でもう一度問う。
(*゚∀゚)「アン? ちゃんといわねーと聞こえねえよ」
(;´_ゝ`)「………」
(*゚∀゚)「おい何俯いてんだよ。あ、この布団邪魔だな、何で被ってんだ?馬鹿じゃねー…」
( ;_ゝ;)「じんいるなんて滅んでしまえ!!」
(*゚∀゚)「セリフ噛んでるぞ」
( ;_ゝ;)「じんるいなんて滅んでしまえ!!」
(;*゚∀゚)「ゲッ! 脱皮しやがった!」
かぶっていた布団を、トカゲの尻尾の如くその場に残し、兄者は全力で走り去る。 追いかけようとしたつーは、掴んでうた布団に戸惑い、結局追いつけなかった。
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:32:58.51 ID:S7K1hYPT0
- ミセ*゚ー゚)リ「パパー。布団さんが歩いてるー」
(;´・_ゝ・`)「み、ミセリ!指さしちゃ駄目だよ!」
ミセ*゚ー゚)リ「なんでー?おとうさん、布団さんに挨拶しないとー」
(;´・_ゝ・`)「声が大きいよ。しーっ!」
(#゚∀゚)「………兄者のやろー、次あったらただじゃおかねえ」
ミセ*゚ー゚)リ「布団さんこんにちはー!」
(*゚∀゚)「おう!威勢の良いガキだな!挨拶が出来るなんて上出来だ!」
(;´・_ゝ・`)
(*゚∀゚)
(;´・_ゝ・`)
ミセ*゚ー゚)リ「布団さんにほめられたー」
(;´・_ゝ・`)「そ、それはよかったね。ほら、行くよ」
(*゚∀゚)「………」
(*゚∀゚)「ゼッテー殺ス」
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:35:29.68 ID:S7K1hYPT0
- ( ;_ゝ;)「こんにちはさようならまた会う日までただいま帰りました」
( う_ゝ;)「外なんか大っ嫌いだ、俺はもう二度と外になんかでない」
決心してから、不貞寝をしようとタンスを開ける。 開けて、来る前にはなかったものを発見して、兄者は一瞬固まった。
(´<_`;)「………」
( ´_ゝ`)「………」
(´<_`;)「あ、お帰り」
( ´_ゝ`)「………」
( ´_ゝ`)「…何してんの?」
(´<_`;)「べ、別に兄者のパソコンなんか使ってないから」
( ´_ゝ`)「………」
(´<_`;)「………」
( ;_ゝ;)「帰れよ!!そこから出ろよ!!!俺のFMVたんを"なんか"呼ばわりすんなよ!! リア充なんかにPCは必要ないだろ!!!俺の安息の地を汚すなよ!!」
(´<_`;)「あー……いや、なんかすまんかった」
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:39:04.08 ID:S7K1hYPT0
- ピンポーン ピンポン ピンポン ピピピンポン ポンポコポン
(´<_` )「一度鳴らせば聞こえるというのに誰ですか、と」
(*゚∀゚)「そこにいるのはわかってるんだ!さっさと開けろ!」
(´<_` )「つーちゃんじゃないか、どうしたんだ?布団なんか被って」
(#゚∀゚)「お前の馬鹿兄者が追いてったんだよ! 持って来てやったオレに感謝しろ!兄者はどこだ!」
(´<_` )「帰ってきて速攻押入れに入っていったけど」
(#゚∀゚)「首洗って待ってやがれよおおおお!」
(´<_` )「何か飲んでく?」
(*゚∀゚)「カントリーママン」 (´<_`;)「…了解」
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:41:01.29 ID:S7K1hYPT0
- (*゚∀゚)「オハコンバンニチハー!ヒキオタニート君はどこにいるのかな?」
【 】「ほっとけ」
(*゚∀゚)「え、マジで押入れいんの?何で?」
【 】「煩い帰れ」
(*゚∀゚)「………」
【 】「………」
(#゚∀゚)「ワザワザ テメーノ 布団 持ッテキテ ヤッタノニ ソノ イイグサハ ネーンジャネーノ!?」
【 】「おまえが剥いだんだろ!ああっ!鍵壊れる!止めて!」
(#゚∀゚)「ウルセー 壊シテヤル!」
(´<_` )「鍵壊すのは良いけど、家は壊さないでくれ。あと半角になってるぞ」
(*゚∀゚)「オヤ 弟者クン」
(´<_` )「それとあんまり兄者をせめないでやってくれないか …こうなったのも俺のせいなんだ」
(;*゚∀゚)「何かあったのか?喧嘩でもしたのか?」
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:43:37.33 ID:S7K1hYPT0
- (´<_` )「兄者が引きこもり始めた日…っていっても1ヶ月くらい前なんだが」
その日兄者は隣のクラスの渡辺さんに告白をしようとしていた。 どうせまた振られるだろうと簡単に予想ができることだったので、 ふられる度に死ぬほど落ち込んでいる兄者を、弟者は励まそうと思っていた。
(*゚∀゚)「っていうか、何で知ってたんだ?」
(´<_` )「日記に書いてあった」
兄者は校舎裏に渡辺さんを呼び出した。 渡辺さんは相変わらずぼーっとした感じだったのだが、 兄者は雰囲気もへったくれもなく
(*´_ゝ`)「すきでえええええす!付き合ってください!」
从'ー'从「え~。弟者君ならいいけど、兄者君はやだなー」
(;´_ゝ`) ドビーン
ショックを受けている兄者に弟者はクラッカーを鳴らした。 甲高い音が響いて、二人は驚いて弟者を見る。
(´<_` )「100人抜き達成おめでとう兄者!」
( ゚_ゝ゚)「……………」
从'ー'从「あ、弟者君~」
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:45:46.55 ID:S7K1hYPT0
- (;*゚∀゚)「………」
(´<_` )「…それで何故か泣いて帰ったんだよな。何が悪かったんだろ」
首を傾げる弟者の質問には答えずに、つーは兄者のいる押入れに声をかけた。 可哀想だと言う声色で、嬉しそうな表情で。
(*゚∀゚)「振られたくらい別にいいじゃねーか」
【 】「よくない!おまえらに俺の気持ちなんかわかるか!」
(*゚∀゚)「本当にそいつのことが好きなのか?」
【 】「好きだね!!」
(*゚∀゚)「本当に好きなら、好きな人をそんなに簡単に変えれねーと思うけどな 100人とか、手当たり次第女なら誰でもいいとかおもってんじゃねーの?」
【 】「………」
(*゚∀゚)「そんなやつらに振られたって別にいいじゃねーか 兄者は……いいものいっぱい持ってるんだからさ」
【 】「つー…」
(*゚∀゚)「兄者…」
つーは、弟者の持ってきたカントリーマームを袋ごと、食べることなく手の中で揉みくだいた。 既にクッキーではなく、ただの粉と化している。
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:47:12.98 ID:S7K1hYPT0
- 【 】「なんだ、貸して欲しかったんなら
そんな遠まわしに言わずに直接言えばよかったのに」
(*/∀/)「あ?」
【 】「ほら」
そう言って押入れの隙間から差し出された数枚のケースをつーは受け取る。 何かと思ってみてみれば
(*゚∀゚)つ【 エロゲ 】
つーは言葉を失った。 嫌な汗を流しながら、その中身を開ける。 メロンにも負けじと膨らんだ胸を持った登場人物が、つーに向かって微笑んでいた。
(;*゚∀゚)「………」
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:47:31.47 ID:S7K1hYPT0
- 更にもう一枚。
全てのキャラクターが巨乳。
つーは即座に下を見た。 冬なのに薄着なつーには、胸よりも先に足が見える。 割れているものといえば、二つの乳の間よりも、六つの鍛えられた腹筋。 洗濯だってできそうだ。
(*゚∀゚)「………」
代わって、エロゲの女の子たちは、つーにある筋肉はない。 更に彼女たちにある柔らかい胸がつーにはない。
(#;∀;)「ばかやろおおおおおおおおおおおおお!!!」
2階の窓から、泣きながら飛び出して行ったつーを 弟者は手を振って見送った。
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:48:29.54 ID:S7K1hYPT0
- めでたしめでたし!
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:50:00.22 ID:eTYBy81K0
- 終わり?
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:52:32.07 ID:S7K1hYPT0
- おわりだよ!
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:55:33.27 ID:d5wKexSjO
- >>56
続きないのか 面白いのに
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:55:58.96 ID:B62hewCg0
- 乙
兄者はどうなったw
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 19:59:48.79 ID:S7K1hYPT0
- >>59
続きが思いつかなかった 安価しようとも思ったんだけどね
>>61
>>65になりました
- 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 20:01:12.12 ID:39qjevwsO
- 逆レイプ
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 20:10:02.59 ID:SqoFhsH+0
- >>74 この後のつーの行動
ならなかったら即落として
- 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 20:12:38.23 ID:39qjevwsO
- 誰もいないなら再びかく
逆レイプ
- 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 20:14:41.57 ID:SqoFhsH+0
- そんなにお前は逆レイプが見たいのか
遅筆だからしばしまて
- 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 20:20:42.09 ID:SqoFhsH+0
- 三(*;∀;)
街を歩いていたツンの横、つーが泣きながら走っていく。 すれ違い様に手を振ったツンだが、完全に無視された。
ξ゚⊿゚)ξ「………」
三(*;∀;)
ξ#゚⊿゚)ξ「待てこらあああああああああ!!!」
手も足もツンよりも遥かに長いつーに負けないほどの早さで、 ツンはつーに体当たりをした。
- 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 20:24:32.42 ID:SqoFhsH+0
- (*;∀;)「おお、おおツンじゃねーか、どうしたんだこんなとこで」
ξ;゚⊿゚)ξ「あんたこそ、その図体で涙流しながら何走ってんのよ」
(*;∀;)「心の汗だ!オレは猛烈に汗をかいているんだ!」
ξ゚⊿゚)ξ「あんたは目から汗がでるのか」
頭二つほど高いつーを、ツンは必死に見上げる。 上から水分が飛んできて顔にかかったので嫌そうに拭う。
ξ゚⊿゚)ξ「まあまあ、話を聞いてあげようじゃないの。 そこの喫茶はいりましょ。昨日バイト代入ったばかりなの」
- 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 20:29:16.52 ID:SqoFhsH+0
- ツンはつーの手を引いて喫茶店へと入る。
未だに目を擦りながらついてくるつーは、身長が扉に対応しきれずに頭をぶつけた。
ξ#゚⊿゚)ξ「ええい!いつまでないてんのよ!私が悪いみたいじゃないの!」
(*;∀;)「ごめんね…カーチャン頼りなくてごめんね……」
('、`*川「ご注文はお決まりですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね、ブレンドコーヒーとカフェオレとエスプレッソとカプチーノ」
- 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 20:32:15.75 ID:SqoFhsH+0
- ('、`*川「4つをブレンドしてよろしいでしょうか?」
ξ゚⊿゚)ξ「しね。ああ、つーは何か食べる?奢るわよ」
(*゚∀゚)「パフェ全種類下さい!」
('、`*川「かしこまりました」
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、ちょっと!!」
引き止めるツンの気も虚しく、店員は遠くへ行ってしまった。 つーは先ほどまでの落ち込みようが嘘のようにワクワクして座っている。
ツンはほっとしたように溜息をついた。
- 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 20:38:03.22 ID:SqoFhsH+0
- ξ゚⊿゚)ξ「それで、何かあったの?」
(*゚∀゚)「兄者に振られた」
ξ#゚⊿゚)ξ「なにそれー!マジありえない!何で?」
(*゚∀゚)「お前は貧乳だからマジ半端ねえって…」
ツンは一瞬下を向いた。つーと同じように胸を確認したのだ。 暫くの間二人の間に沈黙が下りたが、ようやくツンが声を絞り出した。
ξ#゚⊿゚)ξ「……貧乳が何よ、自分に自信をもって!」
(*゚∀゚)「でもさー、こんなん貰ったらさ…」
そっと、つーはポケットに仕舞っていたエロゲを渡す。 ツンは表紙に固まった。 そして顔を真っ赤にして、はやく戻せと突き出す。
- 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 20:42:57.43 ID:SqoFhsH+0
- ξ゚⊿゚)ξ「つー……あのね、言いたくないんだけどね」
(*゚∀゚)「なんだ?」
ξ゚⊿゚)ξ「あんた、多分男だと思われてるわよ…」
誰も何も言わなかった。 周りに座っている客の声。外の車の音。 それだけが二人の耳に届いた。
('、`*川「お待たせしました~。ブレンドコーヒーと、カフェオレと、カプチーノ。 それとパフェ全種でございます」
店員がそれぞれをテーブルに並べていく。 ツンとつーは静かにテーブルを見つめ、最後に店員が「ご注文の品は以上でおそろいですか?」 と聞いて、ようやくツンが動いた。
ξ゚⊿゚)ξ「エスプレッソが………きてません」
重い、非常に重い空気だった。
- 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 20:47:33.09 ID:SqoFhsH+0
- ('、`*川「申し訳ございません、只今お持ちいたします」
そそくさと店員が立ち去って、つーもようやく口を開く。 彼女の落ち込みよう。高い身長がツンよりも小さく見えた。
(*゚∀゚)「………」
けれど、開けただけで声は出なかった。 ツンはほろりと涙を流す。
(*゚∀゚)「オレ、そんなに男っぽいかなあ」
ξ゚⊿゚)ξ「………」
「そんなことないわよ!つーほど可愛い子はいないわ!」 言いたかったが、何故か言えなかった。
- 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 20:56:18.94 ID:SqoFhsH+0
- 身長約2m。ツンとの身長差40cm強。
テーブルを挟む二人は、まるで別れる寸前のカップルだ。
ξ#゚⊿゚)ξ「そう思うなら、色気を出せ!乳もケツも出す勢いで!」
(;*゚∀゚)「ツン、乳とかケツとか大声で言うな!ほら、皆こっち見ちゃったよ!」
ξ#゚⊿゚)ξ「そんなんだからいけないのよ!身長がなんだ!貧乳がなんだ!」
(*゚∀゚)「微妙に私念はいってねえ?」
ξ#゚⊿゚)ξ「貧乳こそ正義よ!巨乳より美乳よ!」
('、`*川「大変お待たせいたしました。エスプレッソです」
ξ゚⊿゚)ξ「………」
(*゚∀゚)「………」
('、`*;川「大変申し訳ございませんでした」
店員がテーブルに置く。その際に胸を凝視してしまった。 巨乳で美乳。それに越したことはないのではないかと、考え改める。
ξ゚⊿゚)ξ「………」
(*゚∀゚)「………」
('、`*;川「あの、何か……」
- 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 20:59:18.24 ID:8CHL5iWD0
- ペニサスwwww
- 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 21:00:51.41 ID:SqoFhsH+0
- ξ゚⊿゚)ξ「………」
(*゚∀゚)「………」
('、`*;川「……すみませんでした。し、失礼致します」
ξ゚⊿゚)ξ「………」
(*゚∀゚)「………」
ξ゚⊿゚)ξ「………」
(*゚∀゚)「………」
ξ゚⊿゚)ξ「貧乳だって顔がよければいいのよ。可愛いのが正義よ」
(*゚∀゚)「………」
- 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 21:04:59.68 ID:SqoFhsH+0
- ξ#゚⊿゚)ξ「あんたは顔は悪くないわ!むしろ可愛いほうよ!」
(*゚∀゚)「………」
ξ#゚⊿゚)ξ「ちょっと身長高くて、筋肉があって!」
(*゚∀゚)「………」
ξ#゚⊿゚)ξ「兄者よりかなり男らしくて、女の子にもててるだけよ!」
(*゚∀゚)「………」
ξ#゚⊿゚)ξ「兄者はそれに嫉妬しちゃってるのよ!」
(*゚∀゚)「………」
ξ#゚⊿゚)ξ「だからつーの女らしさを前面にね!」
(*゚∀゚)「………」
ξ#゚⊿゚)ξ「パフェ食ってないで人の話をきけえええええええ!!!」
- 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 21:07:49.90 ID:SqoFhsH+0
- (*゚∀゚)「あ、ごめんごめん。なんだっけ?」
ξ;゚⊿゚)ξ「いい加減怒るわよ?」
(*゚∀゚)「で、どうやったら女らしいの?」
ξ#゚⊿゚)ξ「ちゃんと話し聞いてるんじゃないの」
(*゚∀゚)「怒ってばっかいると皺増えるぜ」
ξ#゚⊿゚)ξ「誰が怒らせてると思ってるのよ!」
- 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 21:10:11.46 ID:SqoFhsH+0
- ξ゚⊿゚)ξ「まあそうね……女らしさ………」
(*゚∀゚)「wktk」
ξ゚⊿゚)ξ「………」
(*゚∀゚)「………」
ξ゚⊿゚)ξ「………」
(*゚∀゚)「………」
ξ;゚⊿゚)ξ「押し倒せ!」
(;*゚∀゚)「ないのかよ!!」
- 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 21:13:48.04 ID:SqoFhsH+0
- ξ゚⊿゚)ξ「そうね、狭目で薄暗い感じの部屋に二人でいて
ちょっとボディタッチとかしちゃえば、男なんてめろめろよ。こっちのものよ」
(*゚∀゚)「狭目で薄暗い感じ………」
ξ゚⊿゚)ξ「そう。カラオケとかね」
(*゚∀゚)「………押入れじゃだめかな」
ξ゚⊿゚)ξ「………」
(*゚∀゚)「………」
- 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 21:19:05.51 ID:SqoFhsH+0
- ξ゚⊿゚)ξ「もしもし、あのね、兄者君?」
(*゚∀゚)「………」
ξ゚⊿゚)ξ「そうそう。隣のクラスのツンよ」
(*゚∀゚)「………」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね。それで話があるんだけど」
(*゚∀゚)「………」
ξ゚⊿゚)ξ「ううん、電話じゃなくって、直接言いたいことがあるの」
(*゚∀゚)「………」
ξ゚⊿゚)ξ「本当?ありがとう!学校まで来てくれない?教室でいいから」
(*゚∀゚)「………」
ξ゚⊿゚)ξ「うん、じゃあまた後でね!」
(*゚∀゚)「………」
ξ゚⊿゚)ξ「よーし、これでおっ……」
(*;∀;)「………」
ξ;゚⊿゚)ξ「………なんかごめん…」
- 115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 21:31:11.02 ID:SqoFhsH+0
- 教室の扉が勢い良く開いた。
夕暮れに、部屋は橙色に染まっている。 その中で一人、窓から外を見ている生徒が振り返った。
(*´_ゝ`)「ツンちゃん、おまたせ!待った!?」
逆光でその表情は見えない。 だがあれはツンである。本人から電話が来たのだ、それ以外はない。 ラブレターで呼び出されて、行ったら誰もいなくて残念でした。などというイタズラではない。 そう確信して兄者は駆け寄った。
(*:::::::::)
その表情は依然として見えない。 しかし近づいて身長がおかしいことに気がついた。 兄者よりも小さいはずのツンを、見上げるなど出来ないはず。
(;´_ゝ`)「え、ええと……」
ξ゚⊿゚)ξ(がんばって!!)
(*::::::::)
彼女は兄者の後方、扉に向かって頷いて、一歩下がった兄者の肩を掴んだ。 緊張しすぎて、爪が食い込む。 兄者の顔が自然と引きつった。
- 118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 21:41:29.66 ID:SqoFhsH+0
- (;´_ゝ`)「ご、ごめん、誰?…ツンちゃんがいるはずなんだけど」
(;*゚∀゚)「お、オレだよオオオオレオレ!」
(;´_ゝ`)「いやどう見てもツンちゃんじゃないじゃん… って、つー?何でいんの?ツンちゃんは?」
つーの腕を兄者ははがそうと掴み返す。 が、どうにも動かない。
どうしたものかと振り返ったら、教室の入り口で覗いていたツンと目があった。
(*´_ゝ`)「ツンちゃん!」
ξ;゚⊿゚)ξ(おっとっと)
(;´_ゝ`)「ちょ、待ってツンちゃん!!何で逃げんの!?」
(;*゚∀゚)「ア、兄者!オオオオレ!オレサ!兄者ノコトガ、ススキなのだ!」
そう言ってつーはススキの束を兄者に渡す。 むりやりに手に持たされたが、兄者は首を振ってツンを追おうと走りだした。
(;´_ゝ`)「いや、悪いけど俺そういう趣味ないから!」
(;*゚∀゚)「マ、待テヨ兄者!誤解ダッテ!!!」
- 121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 21:43:58.88 ID:MRDbLRDIO
- 兄者ふつうに外にでてるwww
- 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 21:53:04.25 ID:SqoFhsH+0
- 逃げるツンを追う兄者を更に追うつー。
完全に鼠と猫と犬が出来上がって廊下を走る。 走って走って、ツンは体育倉庫前で誰かを発見した。
ξ;゚⊿゚)ξ「ブーン!助けてーー!!」
( ^ω^)「おっ?」
(;´_ゝ`)「ちょwwwwwwww呼んだのツンちゃんじゃないかwwwwww」
(;*゚∀゚)「ブーンのやつこんなとこで何やってんだ」
(#`ω´)「兄者!自分がもてないからってツンを襲うのかお!!」
(;´_ゝ`)「ちげえwwwwwwwwwww」
(#`ω´)「おかあさん言い訳は聞きたくないお!」
(;´_ゝ`)「いつお前が俺の母親になったんだよ!」
(#`ω´)「悪い子は反省するまでおしおきだお!」
(;´_ゝ`)「ちょwwwwwwwww」
ブーンに庫内に投げ込まれ、後を追ってきたつーがツンに押し込まれた。 そして鍵をそっと閉める。
( ^ω^)「ベタだお……」
ξ;゚⊿゚)ξ「うるさいわね」
- 127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 21:59:13.81 ID:SqoFhsH+0
- ξ゚⊿゚)ξ「まあ、そのうち開けてあげるから」
「そのうちっていつだよ!今すぐあけてよ!ツンちゃんーー!!」
ξ*゚⊿゚)ξ「ねえ、何でブーンここにいたの?」
(*^ω^)「何かツンが呼んでるような気がして……でも気のせいだったかもだお」
ξ*゚⊿゚)ξ「そんなことないわよ!すっごい助かった!」
( ^ω^)「よかったお。あ、鍵返してくるお」
ξ*゚⊿゚)ξ「私も行くわ」
「おい!!開けてって!どこいくんだよ!!」
(*^ω^)「帰りにどこかよってから帰るお」
ξ*゚⊿゚)ξ「うん!」
「ちょっと!!」
- 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:07:59.20 ID:SqoFhsH+0
- 何度も扉を叩く。
けれど今日は休日。通る人を期待するのはかなり確立が薄い。 ブーンとツンの声が聞こえなくなって、兄者は半泣きで後ろを向いた。
(*゚∀゚)「…あのさ」
(#´_ゝ`)「こっちくんなよ!そこの平均台からこっちは俺の陣地だからな!」
(*゚∀゚)「わかった」
つーは俯いて平均台を見た。 しょんぼりとした雰囲気を漂わせているように見えるつーに、兄者はちくりと良心が痛む。
(;´_ゝ`)「うおっ!」
(*゚∀゚)「これでオレの陣地だな?」
(;´_ゝ`)「………」
のも束の間、平均台が兄者に向かって飛んできた。 咄嗟に避ける。凄まじい音を響かせて扉に激突すた。 その衝撃で鍵が壊れていないかと兄者は思ったが、かなり頑丈な扉だ。
- 131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:08:26.11 ID:SqoFhsH+0
- 激突すたwwwwwバカスwwwww
- 135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:18:28.83 ID:SqoFhsH+0
- (*゚∀゚)「あのさ、だからさ、オレ、兄者のことが好きやってん」
(;´_ゝ`)「だから俺はそういう趣味ないっちゅーの」
(;*゚∀゚)「兄者は勘違いしとる!オレ正真正銘女やねん!」
( ´_ゝ`)「ありえへんわー。それどんなギャグ?」
(#゚∀゚)「なんでわからへんの!ミンナもしっとるで!」
( ´_ゝ`)「ミンナが?そりゃ知らんかったわ。あいつ、あんましゃべらんしなあ」
(*゚∀゚)「なんでオレの話、ちゃんと聞いてくれへんの…」
( ´_ゝ`)「じゃあなんで行き成り似非関西弁なんだよ」
(*゚∀゚)「………」
- 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:21:27.37 ID:x7bSd5wNO
- ワロタww
- 137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:22:32.97 ID:n5EI0LsC0
- でかいつーに迫られたら怖いだろうなw
- 138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:23:28.02 ID:6xOwmBWC0
- 結構好きだw
- 139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:24:45.04 ID:bmpcwNE50
- これはいいwww
- 140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:25:55.46 ID:SqoFhsH+0
- (;*゚∀゚)「だってよ、だってよ……」
おろおろと、その場を行ったり来たりする。 兄者は相変わらず、なるべく遠ざかろうと壁に背を付けてつーを見ていた。
微妙な空気の中、音量最大にした着メロがなり、二人とも驚いて飛び跳ねる。
(;*゚∀゚)(あ、ツンからだ……)
ガンバレ!と一言だけ書いたメッセージだった。 思わず「ガンバル!!」と叫んだら、兄者が再びびくついた。
- 142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:31:57.23 ID:SqoFhsH+0
- (*゚∀゚)(そうだ!生徒手帳!女って書いてあるじゃねーか!)
(*゚∀゚)(それみせりゃ兄者だってわかってくれんだろ!)
いそいそとポケットを探る。 それはズボンのポケットに入っていた。
(*゚∀゚)「兄者!これを受け取ってくれ!!!」
思いっきり投げた。それは弧を描かず、直線的に兄者へと向かった。 兄者の顔の横すれすれに、
(;´_ゝ`)「ひっ!」
ガツ、と嫌な音を立ててナイフが壁に刺さった。
(*゚∀゚)(あ、生徒手帳なんて持って歩いてねーんだった)
- 143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:33:59.14 ID:B62hewCg0
- ナイフwwwww
- 144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:34:10.49 ID:bmpcwNE50
- 兄者が危険w
支援www
- 145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:35:03.28 ID:x7bSd5wNO
- ナイフもってるのにwwww
- 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:36:35.94 ID:SqoFhsH+0
- 兄者はへなへなと壁沿いに座り込む。
恐怖のためか、両手で心臓を押さえていた。
(;´_ゝ`)「おまえは俺のことを殺すつもりか!」
(;*゚∀゚)「いや、そういうわけじゃねーんだけどよ」
(;´_ゝ`)「じゃあどういうつもりだ!」
(;*゚∀゚)「生徒手帳をだな……」
(;´_ゝ`)「生徒手帳とナイフをどうやって間違えるんだよ!」
(*゚∀゚)「………」
(*゚∀゚)「それもそうだな」
( ´_ゝ`)「………うん」
- 155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:49:01.82 ID:SqoFhsH+0
- (*゚∀゚)「だからな、さっきから言ってるように、オレは」
徐々につーが近寄ってくる。 地面に座るとつーの背の高さが余計に分かる。 この体勢だと、まるで不良と苛められている生徒だ。
(#゚∀゚)「女ダッツーノ!!男ジャネーノ!」
(;´_ゝ`)「いや、その……すいません!ごめんなさい!!」
つーは、腰が抜けて動けないでいる兄者の胸倉を掴み、目線を合わせさせる。 本人にとっては兄者を立たせてるだけなのだが、 実際には兄者の身長が足りなくて、足が宙に浮いていた。
(#゚∀゚)「ソングライ、ダチ ダッタラ 何年モ ツキアッテテ ワカンンダロ!」
(;´_ゝ`)「本当にごめんなさい!わかりませんでした!」
(#゚∀゚)「ワカレヨ!制服キテンダロ!ドウミタッテ ワカンダロ!!」
(;´_ゝ`)「そういう趣味のお人かと……」
(#゚∀゚)「ブチコロスゾ!」
(;´_ゝ`)「ごめんなさい!すいません!」
(#゚∀゚)「違うんだよ!!」
(;´_ゝ`)「何が!?」
- 159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:59:50.34 ID:SqoFhsH+0
- (;*゚∀゚)「違うんだよ、違うんだよ!オレガンバルって言ったじゃねーか!」
(;´_ゝ`)「はあ……」
(*゚∀゚)「っていうか、オレ女!そこまでおk!」
(;´_ゝ`)「OKOK」
頑張っても>>74にならないので >>162、どうやって>>74にもってくか。 安価成功しなかったら下
- 162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 23:00:47.93 ID:SRk6/NsG0
- ショタに目覚める
- 163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 23:01:21.50 ID:ceFc0Ed/0
- >>162
なんという解決策www
- 167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 23:06:36.31 ID:n5EI0LsC0
- 2m以上のショタなんて認めeeeeee!!
でもつーなら可愛いからいいか
- 171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 23:12:12.60 ID:SqoFhsH+0
- (*゚∀゚)「オレおまえが好き!おk!」
(;´_ゝ`)「いや、ちょっとそれは……」
(#゚∀゚)「なんでだよ!そんなに貧乳が嫌か!」
(;´_ゝ`)「貧乳とかの前に、筋肉しかないじゃん……」
(*゚∀゚)「………オレを」
( ´_ゝ`)「ん?」
(*゚∀゚)「オレを見ろ」
(;´_ゝ`)「見るも何も、手を離してくれないと別なとこをみれんのだが」
(*゚∀゚)「よし」
- 172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 23:12:58.76 ID:SqoFhsH+0
- (*゚∀゚)「くらえ!」
__人__人__人__人__人__人__人__人__ ) これぞ必殺「悪のマンダラ」! ( ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ /\ /\ ((゚∀゚)) /\ ((゚∀゚)) / ハ ヽ ((゚∀゚)) __人__人__人__人__人__ / ハ ヽ |____| / ハ ヽ _) 見つめていると ( /\___| / \ |___/\ ) だんだん意識が ( ((゚∀゚)) | ̄  ̄| ((゚∀゚)) ) なくなるのだァ!( / ハ ヽ< >/ ハ ヽ ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ |__/\ |_ _| /\__| ((゚∀゚)) /\ ((゚∀゚)) / ハ ヽ ((゚∀゚)) / ,ハ ヽ .|______| ,/ ハ ヽ |______| |____|
- 176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 23:26:35.76 ID:SqoFhsH+0
- 兄者は目の前で回転する物体にぐるぐると目を回した。
見ていなければ良いだけなのに、目が離せない。
(;*゚∀゚)「………あれ?」
更に持ち上げられていた服で首が絞まり、とうとう兄者は気を失った。
(;*゚∀゚)「おーい、兄者!起きろー!」
しかし兄者は動かない。 つーが、胸倉を持ったまま揺するも目が覚めない。
(;*゚∀゚)「兄者!おい、兄者!」
(;´_ゝ`)「ううーん……」
(*゚∀゚)「ああよかった。死んだかと思ったぜ」
( ´_ゝ`)「つー……」
- 177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 23:26:45.32 ID:68kd2HW2O
- わくてか
- 179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 23:28:10.55 ID:bmpcwNE50
- wktkが止まらない
- 181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 23:34:33.89 ID:SqoFhsH+0
- ( ´_ゝ`)「悪いけど、俺おとこにょこが好きなんだ」
(*゚∀゚)「へ?」
( ´_ゝ`)「うん、だから諦めてくれ。ていうか、早くツンに電話でもして鍵を開けてくれ」
(;*゚∀゚)「い、いや、なんだよ急に!」
( ´_ゝ`)「なんだよじゃなくてなあ。俺だって小学校覗いたりするので忙しいの。 つーと遊んでる暇なんてないから」
(;*゚∀゚)「………」
つーは促されてツンに電話を掛けた。 3コールで出たツンの声色は楽しそうだ。
『どうだった?』
(*;∀;)「ツンに教えてもらったおまじない、全然きかなかったぜ!?」
『ええ?ちゃんと見てもらった?』
(*;∀;)「なんかショタになっちゃったよ?」
『それ間違ってない……』
- 183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 23:36:07.89 ID:n5EI0LsC0
- あれっ
- 184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 23:36:15.25 ID:68kd2HW2O
- えっ!?
- 185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 23:36:53.26 ID:bmpcwNE50
- あ、…れ?
- 189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 23:45:31.91 ID:SqoFhsH+0
- 暫くの小声での電話のあと、つーは振り返った。
鋭い目で兄者を睨む。 目力だけでビームが出せそうなほどだったが、兄者は慣れているのか相変わらずだった。
( ´_ゝ`)「お、どうだった?いつくるって?」
(* ∀ )「ツンは………こない」
(;´_ゝ`)「じゃあどうするんだ?他の人に頼むのか?」
(* ∀ )「頼まない」
(;´_ゝ`)「しっかりしてくれよー俺番号知ってる人少ないんだから」
(*゚∀゚)「オレのせいだ……ごめん、オレが変なおまじない何かに頼ろうとしたせいで…」
(;´_ゝ`)「つー?どうした?」
(#゚∀゚)「オレがちゃんと元の兄者に戻してやるからな、安心しろよ」
(;´_ゝ`)「え?」
- 192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 23:59:03.77 ID:SqoFhsH+0
- つーは兄者を抱えてマットの上に放り投げ、
何をするんだと叫びかけた兄者の口を自分の口で塞ぐ。 全力で抵抗する兄者を自慢の筋肉で押さえつけた。
(*゚∀゚)(兄者やわらけー)
(;´_ゝ`)(こいつ女なのにかてえ。鉄……いや母者だろこれ)
逃げようとしても逃げ場も隙もない。 本当にこいつは女なのかと兄者は問いたかったが、実際つーは女だった。
- 193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 00:05:39.24 ID:+DFyjOXBO
- つよすぎwww
- 194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 00:05:51.05 ID:qWnRjQGT0
- ξ;゚⊿゚)ξ「別に忘れてたわけじゃないわよ!つーがまだ良いっていうから!」
外も暗くなり、寒さは更に増す。 既に閉まった校舎に忍び込み、二人は倉庫の扉を開けた。
(;^ω^)「返事がない…」
ξ;゚⊿゚)ξ「まさか凍死したとかないわよね…」
(;^ω^)「多分……」
「おお、やっときたのか、おせーよ!危なく寝るとこだった」
奥でもぞ、と動いた物体が声を発した。 暗くて中はよくみえないが、どうやらつーらしい。
ξ゚⊿゚)ξ「つー!」
(;^ω^)「兄者は?」
(;*゚∀゚)「いや…それがな……」
- 195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 00:09:06.23 ID:Pj48YgoF0
- 鉄より上位とか母者どんだけだよwww
- 198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 00:16:36.46 ID:qWnRjQGT0
- つーは口を濁す。
庫内から出てきたのがつーだけで、ブーンは慌てて中に入った。
(;^ω^)「あ、兄者?おーい!兄者ー!?」
暗くて足元が見えず、ブーンは何かに躓き盛大によろめく。 よろめいた先で跳び箱に衝突した。8段の壁が若干ずれる。
ほんの一瞬、中から小さく悲鳴がしたことに、ブーンは気付いた。
(;^ω^)「あ、兄者!?ここにいるのかお!?」
【 】「………」
(;^ω^)「やっぱり!早くでてくるお!凍えちゃうお!」
【 】「……うううるさい!ほっといれうれ!」
(;*゚∀゚)「何か跳び箱の中から出てこなくてさあ…」
(;^ω^)「口回らないほど寒いんだったら早く出てくればいいお…」
【 】「うるさい!早く帰れ!」
ξ゚⊿゚)ξ「そんなこと言うと本当に帰るわよ。 言っとくけど明後日の月曜まで誰もこないからね」
【 】「………」
(;^ω^)「……泣くなお」
- 200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 00:18:01.51 ID:+DFyjOXBO
- バカwwww
- 206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 00:23:16.00 ID:qWnRjQGT0
- ξ゚⊿゚)ξ「でも安心して。こういうときの助っ人を呼んでるわ!」
( ^ω^)「さすがツン!」
(´<_` )「すまんな。バカ者が世話になった」
ξ゚⊿゚)ξ「いえいえ」
(;^ω^)「ツン!元はと言えば……!」
ξ゚⊿゚)ξ「私悪くないもん」
(;^ω^)「すいません僕が全部悪いんです。ごめんなさい」
(´<_` )「気にしないでいいよ。 兄者、棺おけ持ってきたから中に入れ」
【 】「弟者……」
(´<_` )「そしてそのまま海に行こう」
(;*゚∀゚)「流す気かよ」
- 207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 00:26:50.56 ID:UAvoZNE80
- ひでえwww
- 214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 00:39:13.22 ID:qWnRjQGT0
-
(*゚∀゚)「お、兄者ー!」
制服を身に纏ったつーが、兄者に駆け寄った。 スカートの下からは、細いが無駄のない引き締まった筋肉が2本伸びていた。
(;´_ゝ`)「!」
声を聞いて、猛ダッシュで兄者はつーから逃げようと走る。 走って、走った。兄者にとっては全力疾走。計っていたら最高記録が出せたかもしれない。 けれど、校内2位を誇るその足からは、下から数えた方が早い兄者は逃げられない。
(*゚∀゚)「おはよー!」
(;´_ゝ`)「お、おはよう」
(*゚∀゚)(やわらけー)
(;´_ゝ`)(相変わらずかてえ)
長い腕に抱きしめられて、兄者はまた足が浮く。 胸が当たっていたが、硬い胸板に嬉しがることもできなかった。
- 217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 00:44:52.21 ID:qWnRjQGT0
- (*゚∀゚)「いやー今日も良い天気だな」
(;´_ゝ`)「曇ってるけどな」
(*゚∀゚)「ほら、あのへんが良い天気」
ξ*゚⊿゚)ξ「ブーンお早う!」
(*^ω^)「おはようだお!お、もしかして髪切ったお?」
ξ*゚⊿゚)ξ「そうなの、ちょっとだけだけどよくわかったわね」
(*^ω^)「ツンのことだから当たり前だお!」
ξ*゚⊿゚)ξ「ブーンってば!」
(*^ω^)「ツン……」
(;´_ゝ`)「………どうでもいいから降ろせ」
(*゚∀゚)「ちぇっ」
- 218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 00:49:11.96 ID:2T2r7CErO
- どんなに頑張っても和田アキコしか出てこない
- 219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 00:51:30.68 ID:qWnRjQGT0
- (*゚∀゚)「ところでさー」
( ´_ゝ`)「耳に息ふきかけんな気持ち悪い」
(*゚∀゚)「………」
(#゚∀゚)「………ところでさーいつも思ってんだけど」
(;´_ゝ`)「痛い!いたいいたい!!!」
(*゚∀゚)「おまえ、何かしらかぶってないと落ち着かないわけ?」
( ´_ゝ`)「………」
(*゚∀゚)「………」
( ´_ゝ`)「………うん」
- 220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 00:51:42.41 ID:qWnRjQGT0
- おわり
- 222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 00:53:34.32 ID:+DFyjOXBO
- おつ!!
結局ヤったの?
- 223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 00:53:36.16 ID:qWnRjQGT0
- >>218
和田アキ子は身長174らしいぜ!
- 224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 00:56:38.88 ID:qWnRjQGT0
- >>222
一方的にね、安価逆レイプだから でも流石にそのシーンは書けなかったわ
- 228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 01:00:52.22 ID:+DFyjOXBO
- >>224
つまりあまりの恐怖に跳び箱に…?
- 229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 01:02:11.11 ID:qWnRjQGT0
- 兄者が押入れから出た瞬間にこの話は終わってます。
疑問質問いちゃもんあったら答えるよ
支援乙ありがとう
- 230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 01:03:00.71 ID:qWnRjQGT0
- >>228
y
- 233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 01:07:57.66 ID:+DFyjOXBO
- ああ今分かった。
>実際つーは女だった。 上手いなw
前に何かかいてた?
- 234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 01:13:05.55 ID:qWnRjQGT0
- 書いてたよ
そして今書き溜めてる息抜きっていうか勢い
でも空気だからな。知らんと思う
- 235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 01:14:36.17 ID:+DFyjOXBO
- んなこたない。貴方の作品好きだよ。
かきためがんがれ
- 236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 01:20:49.66 ID:qWnRjQGT0
- サンクス、雰囲気全然違うやつだけどがんばるわ
ちなみに前かいたのは兄者高校なんとかってやつ
これ以上ないぽいので後落としてくれ
- 240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 01:40:52.19 ID:qWnRjQGT0
- 別なの見てた。
すまんトリ忘れた、ちょっとテストさせてくれ
落としてって言ったのにわざわざありがとうおまえらw 新作頑張るよ、番外編も頑張るよ……
まとめは良いけど、これ気分だけで書いたやつだぞwwww
続編はないw
- 241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 01:42:29.16 ID:qWnRjQGT0
- メル欄いれてんのにトリでねえしwww
まあいいや、改めてサンクス
- 242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 01:43:17.57 ID:+DFyjOXBO
- 続編て、兄者高校生活のやつな?まあ無いか、ごめんww
つか、俺一回も現行で会えなくてさ、なんか超感動してるwwwwうぇww 大ファンここにいるから!!トリも何もなくても惹かれたんだぜ?凄くね?
- 243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 01:43:23.96 ID:fqBzMGPC0
- >>241
メル…欄…?
- 244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 01:47:13.39 ID:qlVJdpYW0
- 乙!楽しみができた
ガンガレ超ガンガレ
承諾ありがとう まとめさせてもらいます
- 245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 01:47:54.42 ID:lJbsVUNd0
- IDGTO
- 246 名前: ◆xpWeb2unS6 :2008/01/17(木) 01:49:51.62 ID:qWnRjQGT0
- >>243
ちょwwwwそりゃでねえよwwwwwバカスwwww素で気付かなかったw 教えてくれてありがとう、最近こなすぎてsageと勘違いしたw すまんもっかい落ちる前にテストさせてくれ
>>242 ありがとう、あいしてると言うしかねえw 続編はないが番外編は今がんばっとる
>>244 ありがとう、あんたも愛してるわw
それじゃ今度こそ落としてくれ、おやすみー
- 262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 10:56:43.76 ID:zp/Sq3czO
- ちょっと男子!本人が言ってるんだから
ちゃんと落としなさいよっ!
- 263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 11:00:07.44 ID:iC+LRdnOO
- 掃除なら女子だけやってればいいだろ!
- 264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 11:03:09.39 ID:hAHjejWq0
- そうだそうだ!
- 265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 11:30:35.70 ID:zp/Sq3czO
- もー!あんた達、終わりの会で発表するからね!
- 266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 11:55:06.53 ID:iC+LRdnOO
- 待てよ!女子だってこの前授業中に手紙のやりとりしてただろ!
- 267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 12:05:51.16 ID:hAHjejWq0
- そうだそうだ!
- 268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 12:10:30.14 ID:zp/Sq3czO
- …っそれは今は関係ないと思いまーす!
男子はちゃんと落としてくださーい!
- 269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 12:17:49.31 ID:iC+LRdnOO
- 授業を聞かないのも悪いと思いまーす!
みなさんどうですかー!?
- 270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 12:21:21.17 ID:hAHjejWq0
- そうだそうだ!
- 274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 12:38:17.81 ID:zp/Sq3czO
- うー!せんせー!せんせー!
男子が言うこと聞いてくれませんー!
- 275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 12:42:01.32 ID:iC+LRdnOO
- 先生は女子の味方なんですかー!?
- 277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 12:45:15.44 ID:cdiaO1sc0
- おまえら全員先生の話きいてないだろー
退学だ退学ー
- 278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 12:52:13.66 ID:zp/Sq3czO
- (小学生退学にできると思ってんのかよ…氏ねオッサン)
だって…だって男子がぁ…グスンひっくひっく
- 279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 12:56:45.75 ID:0ktpB6pI0
- 先生が男子泣かしたー!
校長にちくるぞー!
- 280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 12:56:51.74 ID:iC+LRdnOO
- (や・・・やべ、委員長泣きだしちゃったよ・・・)
せ、先生!退学は・・・ほら、委員長も泣かないで・・・
- 281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 12:59:48.53 ID:OrNCloelO
- せんせー泣いた委員長がロッカーから出てきませーん!
- 283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 13:05:58.26 ID:zp/Sq3czO
- あーん!もう外になんか出ない!
一生ロッカーの中で暮らす!
- 284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 13:07:42.38 ID:iC+LRdnOO
- 落ち着けよ!牛乳雑巾臭くなっても知らないぞ!
- 287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 14:00:03.31 ID:UAvoZNE80
- お前らー昼休み終わったぞー
さっさと席につけー
- 290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 14:09:06.32 ID:zp/Sq3czO
- 外は誰も言うこと聞いてくれない…
もう絶対でるもんか! iC+LRdn00は乾電池買ってこい!
- 292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 14:28:38.62 ID:UAvoZNE80
- お前ら授業中に携帯いじってるんじゃない!
廊下に立ってろ!
委員長?あーわかったわかった! ロッカーごとでいいから早く行け!
- 296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 15:23:50.15 ID:UoQY08ro0
- 落としてって言ったはずなのに残ってたから
誰もいないようなら、空気読まずに軽く投下したいんだが誰かいるか?
っていうかなんだよこの流れ…
- 300 名前:なんとなく出会い編:2008/01/17(木) 15:29:03.80 ID:UoQY08ro0
- ( ^ω^)「ところで、つーってどうして兄者のことが好きなんだお?」
(*゚∀゚)「あ?」
( ^ω^)「だって、どう考えたっておかしいお? ブーンが言うのもなんだけど…兄者はどっちかというともてないっていうか…」
(*゚∀゚)「どっちかもなにも、完全にもてないだろ」
(;^ω^)「じゃあなんで…」
(*゚∀゚)「そうだなー」
- 301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 15:32:38.47 ID:UoQY08ro0
- オレが高校にあがりたてのころ、その時既にあいつは有名だった。
2m近くもある身長は、他のやつらよりも頭一個分飛び出てて、どこから見ても一目瞭然。
ζ(゚ー゚*ζ「あ、兄者よ。 からんできたニュー速高の人を一人で30人も倒したっていう」
( ><)「野蛮なんです!怖いんです!」
ζ(゚ー゚*ζ「弟の方は頭もよくてかっこいいのに、同じ双子なのにねー」
( ><)「世界不思議発見なんです!」
(メ´_ゝ`)「………」
道を歩けば後ろ指さされる。兄者はいつも一人だった。 係わってくれる人も、友達も少なく、ずっと一人だった。
- 304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 15:36:01.87 ID:UoQY08ro0
- 兄者は日々のイライラをどこにもぶつけられず、喧嘩ばかりしていたんだ。
そしたら、この街ではってるギャングに目をつけられて、近所のつぶれたゲーセンの中に呼び出されていたのを偶然見かけた。
(*゚∀゚)「オイオイ、大丈夫かよ…」
半分野次馬も入っていたと思う。 それでもオレは寂しそうな目をしていた兄者をほっとけなかった。
ミ,,゚Д゚彡「クックック…。よく逃げないできたなあゴルァ!!!」
(メ´_ゝ`)「………」
ミ#゚Д゚彡「この街はおまえの好きなようにはさせんぞ!みなのもの、かかれー!!」
(*゚∀゚)(どこの時代劇だっつーの)
100人はいたかもしれない。そんな人数の不良達にオレは冷や汗を流した。 そこで帰っておけばよかったんだろうけど、目が離せなかった。
(;*゚∀゚)「警察呼んだほうがいいかな……」
ミ,,゚Д゚彡「よお、小さなお譲ちゃん。 こんなところで何やってるのかな?」
(;*゚∀゚)「っ…!?」
- 306 名前: ◆xpWeb2unS6 :2008/01/17(木) 15:40:11.32 ID:UoQY08ro0
- ミ,,゚Д゚彡「こんな可愛い子が来る場所じゃないよ?
それとも何かな? ……ヤッちゃうか」
(;*゚∀゚)「なにっ!?」
オレは逃げようとした。 けど、ヤツの腕がオレをつかむ。 か弱いオレはその腕を振り解けなかった。
あいつはオレを地面に組み敷いて、下卑た笑いを浮かべる。 あの時は本当に殺されるんじゃないかと思った。
(#´_ゝ`)「そいつは関係ないだろーが!! その手を離せ!」
けど、そんなヤツのわき腹を思いっきり蹴って兄者はオレの手を取った。 外に放り出して扉を閉める。 その中で、しばらくは嫌な音しかならなかったな。
- 309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 15:44:12.44 ID:UoQY08ro0
- やっとのことで全員を倒し終わった兄者だけど、疲労は激しかった。
満身創痍で壁によりかかって座っていた。 その時、もう既に帰ったかと思っていたつーが目の前に居た。
(*゚∀゚)「大丈夫か?」
(メ´_ゝ`)「なんだよ、俺にかかわんじゃねえ」
(*゚∀゚)「まあそう言うなって、助けてもらったのにほっとけるか」
(メ´_ゝ`)「………」
(*゚∀゚)「こう見えて怪我の治療は慣れてるんだ。 殴られなれてるからな」
(メ´_ゝ`)「…バカじゃねーの」
- 310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 15:45:03.67 ID:UoQY08ro0
- (*゚∀゚)「そうやって兄者は段々オレに心を開くようになり、次第に恋心を抱き始め、
今となってはめでたく恋人同士になりました! と、おしまいおしまい!」
(;^ω^)「え? なに?どういうことだお? 兄者が2m? それに兄者はそんなに強くないし、つーはそんなに弱くないお」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン…本気にしなくていいからね。 人物設定逆な上に、妄想がかなり入っちゃってるから」
(;*゚∀゚)「いいじゃねーか!! 想像上くらい小さくたっていいじゃねーか!」
ξ゚⊿゚)ξ「現実を見たときに悲しくなるだけよ…」
(;*゚∀゚)「想像上くらいラブラブだっていいじゃねーか!」
ξ;゚⊿゚)ξ「………だ、大丈夫。 あんたたちは既にらぶらぶだから」
(*゚∀゚)「ほ、ほんとか!?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうそう、照れてるだけで、兄者はつーが居ないと生きていけないほど大好きよ」
(;^ω^)「つんっ!そういう嘘は…」
ξ゚⊿゚)ξ(いいのよ! つーがかわいそうじゃないの!?)
(;^ω^)(う、うーん……)
- 311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 15:46:33.03 ID:OrNCloelO
- >>310
妄想だったのかw
- 313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 15:50:09.64 ID:UoQY08ro0
- (;´_ゝ`)「ええっ!? つーの家に?」
(*゚∀゚)「そうそう、遊びにこいよ!」
( ´_ゝ`)「なんで?」
(*゚∀゚)「なんでって、家族に紹介したいじゃん。 妹も、オレの彼氏見たいって言ってくるしさー」
( ´_ゝ`)「そう…んじゃ今度あそびにいかせていただ…」
(*゚∀゚)「今日来いよ! じゃねーとお前先延ばしにしようとすんだろ」
(;´_ゝ`)「………ほら、ご家族の皆さんに迷惑じゃないか?」
(*゚∀゚)「大丈夫大丈夫! 言ってあるから!」
(;´_ゝ`)「…マジっすか」
- 314 名前:ドキドキお宅訪問妹編:2008/01/17(木) 15:55:59.37 ID:UoQY08ro0
- (*゚∀゚)「じゃーん、ここがオレん家でーす」
( ´_ゝ`)「でけえ。 おまえもでかいが家もでけえ…」
(*゚∀゚)「まあまあ遠慮せず入れよ。 早く入れよ」
(;´_ゝ`)「押すなよ!」
(;´_ゝ`)(なんだこの家…扉からしてでかい…ていうか天井高すぎだろjk)
(*゚∀゚)「ただいまー! 兄者つれてきたよー!」
( ´_ゝ`)「犬つれてきたみたいに言うなよ」
「ほんまー!? まってな、今いくわー!」
(*゚∀゚)「1コ下の妹です! バレー部期待のホープ!」
(*゚A゚)「わー、ほんまやー! ホンマに姉さんが彼氏つくっとるー!」
( ´_ゝ`)「わあ!可愛いねえ! でも、背、大きいね……」
(*゚A゚)「ほんとう?うれしいわあ。 でも家の中で一番小さいんよ? まだ190しかあらへんもん」
( ;_ゝ;)「そ、そうですか…… 頭なでないでください……」
- 316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 15:57:27.03 ID:xIDZwyGiO
- でけぇwwwwwwwwww
- 318 名前:2m超えの壁:2008/01/17(木) 15:59:04.87 ID:UoQY08ro0
- (*゚∀゚)「何おちこんでんの?」
( ´_ゝ`)「別に何も……」
つーに先導され、巨大な家の廊下をとぼとぼと歩いていた兄者は巨大な壁にぶつかった。 こんなところに壁があるはずがない、と前を向くと、やはりそれは壁。 けれど微妙に暖かい気がした。 兄者は不思議に思ってそれを触る。
(*゚∀゚)「あ、これがアニキでーす!」 _ ( ゚∀゚)「これって言うな」
(;´_ゝ`)「げっ」 _ ( ゚∀゚)「げっ?」
- 319 名前:兄弟喧嘩:2008/01/17(木) 16:01:33.19 ID:UoQY08ro0
- (;´_ゝ`)「いいいいいや、壁だと思ってたら人で! こんにちは!」
_ ( ゚∀゚)「おう、ちっちゃいの。 乱暴ものだけど妹をよろしくな」
(#゚∀゚)「乱暴とか言うなよ! 自分だってすぐ暴力で解決しようとするくせに」 _ ( ゚∀゚)「なんだと?やるか? 今まで喧嘩でオレに勝ったことなんかあったっけ?」
(*゚∀゚)「ふん、図体ばっかでかくなりやがって、スピードならまけねーよ、タコ顔」 _ (#゚∀゚)「オレがタコ顔だったらおまえもタコだろ、このタコ!!」
(#゚∀゚)「なんだと!?」
(;´_ゝ`)「む、むぐぐ……」
(;´_ゝ`)(は、挟まってる! けど言いだしにくい…! っていうか苦しい…!)
- 320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 16:04:38.52 ID:UoQY08ro0
- (#゚A゚)「ばっかもーーーん!!!」
バキ ガツ ゴツン
(#゚A゚)「兄者はん困ってるやないか! 折角家に来てもらったんやで、ちゃんともてなさなあかんやろ!!」
(;*゚∀゚)「………」
(#゚A゚)「大体なんや! あんたは長男としてはずかしないのか! つーはんもつーはんや! ちゃんと兄者はんの身長考えてあげえ!」 _ ( ゚∀゚)「………」
(#゚A゚)「なんや、その目ぇ!」
(*゚∀゚)「…した見てみろ」
(#゚A゚)「?」
( ;_ゝ;)「うっ……うううっ………」
(*゚A゚)「………」
(;*゚A゚)「………」
- 322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 16:08:13.93 ID:UoQY08ro0
- 回想――――――――――――――――
(#゚A゚)「ばっかもーーーん!!!」
バキ ガツ ←これ ゴツン
(#゚A゚)「兄者はん困ってるやないか! 折角家に来てもらったんやで、ちゃんともてなさなあかんやろ!!」
終り――――――――――――――――
(;*゚A゚)「……えらい、すんまへん………」
- 325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 16:11:57.10 ID:UoQY08ro0
- つーは自分の部屋を見渡した。
いろんな人形や、ぬいぐるみが自分たちを見ている。
(*゚∀゚)「…いやー悪かったなー。 乱暴ものな兄弟で」
( ´_ゝ`)「おまえもあんまり変わんないけどな」
(*゚∀゚)「あはは、ひでえなーそれ」
( ´_ゝ`)「………」
(*゚∀゚)「………」
(;´_ゝ`)(会話が続かねぇ…)
- 328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 16:19:50.43 ID:UoQY08ro0
- (*゚∀゚)「………なあ」
( ´_ゝ`)「ん?」
(*゚∀゚)「あのさ、兄者」
( ´_ゝ`)「なに?」
(*゚∀゚)「………」
つーは何も言わずに、そっと兄者の頬に手を添えた。 その手のせいで、兄者は顔をつーと向き合わせるようになり、 ゆっくりと、その距離は縮まっていく。
- 330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 16:23:20.78 ID:UoQY08ro0
- (*゚A゚)「いやーさっきはすんませんでした!
これお茶とお菓子ですわ、食べてください!」
(;´_ゝ`)「――――ッ!!!」
(* ∀ )「ぐばっ!」
(;´_ゝ`)「や、やあやあありがとう! そんなお構いなく!」
(*゚A゚)「ほんと申し訳ないですー。頭大丈夫ですか?」
(;´_ゝ`)「微妙に失礼な言い方だよね君。 でも大丈夫だからあははは!」
(*゚A゚)「そうですかー。 それならよかったですわ! それじゃあゆっくりしてってくださいね」
(;´_ゝ`)「あは、あはははは! ありがとうね!」
(# ∀ )「おい、兄者…?」
(;´_ゝ`)「あははは……」
- 331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 16:27:45.05 ID:RYaLTOENO
- 妹www
- 333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 16:30:44.44 ID:iC+LRdnOO
- 頭大丈夫ですかwwww
- 335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 16:32:09.96 ID:UoQY08ro0
- (#゚∀゚)「なあ兄者。 乙女の顔をぶん殴るっつーのはどういう了見だ?」
(;´_ゝ`)「いや、あれはつい…」
(#゚∀゚)「つい?」
(;´_ゝ`)「つーだって、家族に見られたら嫌だろ?」
(#゚∀゚)「おいこら。話そらすなよ、こっちみろ」
(;´_ゝ`)「………なんかほんと、男とつきあってるみたいだよ…」
(*゚∀゚)「………」
(;´_ゝ`)「………」
- 338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 16:35:11.53 ID:UoQY08ro0
- (#゚∀゚)「テメー!! ヤッパブッコロス!!!!」
(;´_ゝ`)「ぎゃー!やめてー!!いたいいたい!服破れる!!」
(#゚∀゚)「ウルセー! ソンナノ シッタコトカ!!!」
_ ( ゚∀゚)「おーい! おまえの部屋どうせなんもないだろ? 何かゲームでもす……」
(#゚∀゚)「ウルセエ! ヒッコンデロ コノスットコドッコイ!!」 _ ( ゚∀゚)「………」
(;´_ゝ`)「………」 _ (;゚∀゚)「た、大変だ! 妹が襲われてる!! 兄者君止めるんだ!!」
(#´_ゝ`)「どうやったらこいつを襲えるのか逆に問いたいよ!」
- 343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 16:42:41.70 ID:UoQY08ro0
- _
(;゚∀゚)「だ、大丈夫だ! こういうときはスットコドッコイって叫べばなんとかなる!」 _ (;゚∀゚)o彡゜「すっとこどっこい! すっとこどっこい! すっとこどっこい!」 _ (;゚∀゚)o彡゜「さあ兄者君も一緒にすっとこどっこい!」
(;´_ゝ`)「………」 _ (;゚∀゚)「あれ? おっぱいだっけ!?」 _ (*゚∀゚)o彡゜「おっぱい! おっぱい! いっぱい! 俺は精一杯!」
(*;A;)「おにいはん…もうやめて! バカ丸出しや!!」
(;#゚∀゚)「…オマエラモウデテケーーー!!!!」
- 348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 16:56:10.40 ID:UoQY08ro0
- 「おっぱい! おっぱい! おっぱい!」
「おにいはん、気を確かにー!」
「れっつおっぱいダンシング!!」
「おにいはん待って! 腕振りながら走るのは危険やで!」
(*゚∀゚)「さーこれで邪魔者は居なくなった」
(;´_ゝ`)「………」
(*゚∀゚)「オレのどこが男みたいだって? よーく聞いてやろうじゃねーか」
両腕で、兄者の肩をベッドに押し付ける。 つーが力を込めるたび、兄者の肩はミシミシ言った。 もうちょっとで外れるか、このまま折れるかもしれない。
(;´_ゝ`)o彡゜「……すっとこどっこい、すっとこどっこい」
(#゚∀゚)「バカの真似してごまかすな!」
- 349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 17:00:17.56 ID:zp/Sq3czO
- 兄者www
これはwktk
- 351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 17:07:01.97 ID:UoQY08ro0
- (*゚∀゚)「確かにな、背は兄者より大きい。兄者より力あるし、喧嘩だってできる」
(*゚∀゚)「不本意ながら、女の子にもててるかもしれねえ」
(*゚∀゚)「本棚の上の方が届かなくて、背伸びしてるのを見て陰で笑ってなんかしてねえぞ」
(#゚∀゚)「だから!オレの方がかっこいいからって、嫉妬してんじゃねーよ!」
(#゚∀゚)「兄者は料理だってうまいし、裁縫だってできる! オレにできないこといっぱいできんじゃねーか!」
( ;_ゝ;)o彡゜「てやんでい、このすっとこどっこい……」
>>354 この後の展開たのむ
- 354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 17:13:30.67 ID:pqhNneVxO
- 泣き落とし
- 363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 17:28:01.36 ID:UoQY08ro0
- (#゚∀゚)「おい、オレの話きいてんのか?」
(;´_ゝ`)「きいてるよ…」
(#゚∀゚)「じゃあなんで、ちゃんと返事しねえんだ」
( ;_ゝ;)「………し、しようにもできないじゃないか…」
(#゚∀゚)「何でいえねえんだ。泣いてごまかせると思ってんなよ」
( ;_ゝ;)「思ってるわけないだろ…けどな、何言ったっておまえ怒るじゃないか」
(;*゚∀゚)「そんなに怒ってねーよ!」
( う_ゝ;)「本当か?」
(*゚∀゚)「そうそう!おこらねえから言ってみろ!」
( ´_ゝ`)「俺だって、おまえが嫌いなわけじゃない。 まあ最初はあれだったが、最近は慣れたし…」
(*゚∀゚)「あれってなんだよ」
( ;_ゝ;)「けどな、何かするたびに男の役割をおまえがするから、 男としてのプライドが…俺だって一応あるんだぞ……」
(*゚∀゚)「兄者……」
- 364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 17:30:36.71 ID:+DFyjOXBO
- うっかり兄者に萌えてしまった
- 365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 17:32:13.43 ID:2ckzezuo0
- このスレの兄者可愛いな
- 368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 17:37:50.45 ID:UoQY08ro0
- (;*゚∀゚)「だ、大丈夫! オレがそのプライド粉々にしてやるからさ!」
( ;_ゝ;)「すごい嫌な慰め方ありがとう。遠慮しておくよ」
(;*゚∀゚)「しかたねーことなんだよ、身長的にさ!」
( ;_ゝ;)「どうせおまえに比べたらチビだよ!チビで悪かったな! 世界中のほとんどの人間はそれでいくとチビになるぞ!」
(*゚∀゚)「悪いなんて言ってねーじゃん。 別にチビでいいよ、オレはきにしないし。」
(;´_ゝ`)「………」
>>371 兄者からつーに何か言ってあげてください
- 371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 17:40:18.29 ID:+hGBvzad0
- セックスさせろ
- 379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 17:57:47.13 ID:UoQY08ro0
- ( ´_ゝ`)「本当に気にしないのか?」
(*゚∀゚)「当たり前じゃねーか。 気にしてたら誰とも付き合えねーぞ」
( ´_ゝ`)「それじゃあさ。 セックスさせろ」
(*゚∀゚)「セッ……」
(*///)「セックス!!!!」
(;´_ゝ`)「叫ばなくて良いから!!」
(*///)「ま、まさか兄者の口から出るとは思わなかった! 散々嫌がられてたけど、生きていて本当によかった!!」
(;´_ゝ`)「喜ばれると心境的に微妙なんだが」
(*゚∀゚)「そ、それでは、お言葉に甘えて…」
(;´_ゝ`)「おい! 待て、待て! それはおかしいだろ!」
(;*゚∀゚)「ごめんなさい我慢できません!」
( T_ゝ)「待て、ちょ…今までとかわんねえ!」
- 381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:01:48.27 ID:UoQY08ro0
- 「セックス! セックス! セックス!!」
「ちょっ…! おにいはん! 声出したらあかんわ!!」
「セックス! セックス! セックス!!」 「セックス! セックス! セックス!!」 「セックス! セックス! セックス!!」
「おにいはん! 今ええとこなのに!!」
「セックス! セックス! セックス!!」
「おにいはん! 黙って!!!」
(*゚∀゚)「………」
(;´_ゝ`)「………」
(*゚∀゚)「…やめとくか…」
(;´_ゝ`)「…うん」
- 383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:07:11.56 ID:iC+LRdnOO
- な・・・なんと破廉恥な
- 384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:09:17.23 ID:+DFyjOXBO
- ちょwww
- 385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:10:34.15 ID:UoQY08ro0
- (*゚∀゚)「…そろそろ帰るか?」
( ´_ゝ`)「そうするわ。 それじゃあまたな」
(*゚∀゚)「家まで送るぜ。 最近はぶっそうだからな」
( ´_ゝ`)「いや、近いし良いよ」
(*゚∀゚)「何でだよ? 変なやつでたらオレがぶっとばしてやんよ」
( ´_ゝ`)「その微妙な心遣いが俺を傷つけてるんだぞ…」
(*゚∀゚)「?」
( ´_ゝ`)「いいけどさ…別にいいけどさ……」
(*゚∀゚)「よし、行くぞ!」
- 387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:12:49.33 ID:iC+LRdnOO
- つー無意識ww
- 388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:12:52.69 ID:+DFyjOXBO
- つーかわいすぐる…
- 389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:14:08.55 ID:zp/Sq3czO
- つー男前すぐる
- 390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:16:02.92 ID:UoQY08ro0
- (*゚∀゚)「そうだなー今日はいなかったから、オヤジとオフクロにも見せてやらねーとな」
(;´_ゝ`)「だからさー物見たいに言うのやめろって」
(*゚∀゚)「だからまた遊びにこいよ」
( ´_ゝ`)「絶対いかない。 二度と行かない」
(*゚∀゚)「だからまた遊びにこいよ」
( ´_ゝ`)「決していかない。 誓って行かない」
(*゚∀゚)「だからまた遊びにこいよ」
(;´_ゝ`)「しつこいなおまえ、行かないって言ってるだろうが」
(*゚∀゚)「だからまた遊びにこいよ」
(;´_ゝ`)「わかったよ!いけばいいんだろ!」
- 394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:21:03.03 ID:UoQY08ro0
- (*゚∀゚)「あー、もう着いちゃった。 なんでおまえの家こんなにちけえんだよ」
( ´_ゝ`)「俺が知るかよ、父者に聞けよ」
(*゚∀゚)「しかも門限厳しいしさ~」
( ´_ゝ`)「俺だけな…信用されてないんだよ…どうせ……」
(*゚∀゚)「大丈夫だ! オレが信用してやる!」
( ´_ゝ)「はいはいありがとう。それじゃあさようなら」
(*゚∀゚)「おい、目をそらすな」
- 395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:28:20.51 ID:UAvoZNE80
- つれねえwwwwwww
- 396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:30:34.40 ID:UoQY08ro0
- 玄関先で、二人はキスをした。
名残惜しげに、何度も。
それは、夕日の光が街の彼方に消えかける時。
(*゚∀゚)(やわらけー)
(;´_ゝ`)(首いてえ…)
ノハ;゚⊿゚)「おねえさま!!男同士でちゅーしてるよ!!あの人たちちゅーしてるよ!?」
川 ゚ -゚)「ヒート、指をさしたらだめだ。 そういう趣味の人だっているんだよ」
ノパ⊿゚)「そんな人がいるのかああああ!世界はひろいなあ!」
川 ゚ -゚)「そういう人たちをksmsっていうんだよ。 覚えておきなさい」
ノパ⊿゚)「あの人たちはくそみそなのかあ! お姉さまは博識だな!!」
川 ゚ -゚)「そうだろう、そうだろう」
( ;_ゝ;)「………」
(;*゚∀゚)「兄者…泣くなって。 オレ気にしないからさ」
- 397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:30:58.52 ID:UoQY08ro0
- おわり!
- 408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:38:58.62 ID:UoQY08ro0
- 軽くっていいながら、普通にながら投下で何時間も付き合ってくれてありがとう
落としてって言ったのに、落としてくれなかったおまえらに俺は軽く泣きそうだった。
疑問質問いちゃもんあったら受け取るよ
- 409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:41:29.15 ID:+DFyjOXBO
- >>408
新作は誰が主人公?
- 410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:42:14.77 ID:pqhNneVxO
- 3年後の2人は?(*゙∀゙)
- 411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:44:03.42 ID:zp/Sq3czO
- 相変わらずながらなのにまとめうめぇ乙
落とさず遊んでてホントスイマセン最初はそんなつもりじゃなかったんだが…
ごめんなさい我慢できませんでした! http://boonpict.run.buttobi.net/cgi-bin/up/src/boonpic_1510.jpg
- 415 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:52:02.54 ID:UoQY08ro0
- >>409
普通にブーンでサブがツン。でも恋愛ものではない。
>>410 盛大に喧嘩しながらも つーのよりきりで相変わらず仲良くやってる
3年目は浮気の年だね、 浮気なんか怖くてできないと思うよ。もてないし
>>411 遊んでたのあんたかwwww いつも絵を描いてくれててありがとうww すげー絵描いてもらえてうれしいっす。右栗右栗!
こうやって視覚化すると、迫られると怖いな、つーw
- 416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:54:04.23 ID:+DFyjOXBO
- >>415 そか、頑張って見つけるわww
- 417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 18:57:04.99 ID:UAvoZNE80
- >>1
こうやって続きなんか書くから 調子乗ってスレ落とさないやつが出て来るんだよ…
ごめんね厨二ごっこして遊んでごめんね 乙!
- 419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 19:01:47.91 ID:UoQY08ro0
- >>416
多分見つけてもあんま面白くないと思うぞwww シリアス苦手な俺の精一杯のシリアスですから^q^
>>417 そうか、じゃあ今度からは自重するわw ついつい残ってると、脳内設定で書き足りなかったこととか書きたくなるんだよな
忠告サンクスw
疑問質問いちゃもんはこのくらいかな
- 420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 19:04:37.02 ID:UAvoZNE80
- >>419
ちょwwwただのフリだってwww 自重しないでwwwww
- 422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 19:06:07.50 ID:+DFyjOXBO
- >>419
高校生活の後半のシリアス部分凄く好きだぞ? 必要以上に卑下しないで欲しい。
- 427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 19:14:22.36 ID:UoQY08ro0
- >>420
そうかなとも思ったが 落としてって言って落とされないのもあれだからさw
>>422 あれにシリアスってあったっけ…やべえ覚えがない。ちょっと見直してくるわ 卑下とかじゃないんだけどな、まあその辺で会ったら見てみてくれればわかるw
あとはおわりっぽいかな。 支援、安価、投下中のコメント、乙、絵、みんなありがとう。
それじゃそろそろゴールデンだから大丈夫だとは思うけど 早めに落としてくれよな!
それではみなさんさようなら。先生さようなら 今は暗くなるのが早いですから、皆さん早目に下校してくださいね
- 470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 21:05:09.40 ID:UoQY08ro0
- 保守してくれる人がいるのは正直嬉しいすっげー嬉しい
だが俺は小心者なんだ。長時間さらされてるとビクビクする。
できれば早めに落としてくれると嬉しいんだが こればっかりは俺にはどうにもできねえ。 まとめてくれる方がいるようだから、保守しなくても見れるだろうし
もしおまえらが保守してくれる優しさを持ってたら 今日のところは落としてはくれないか?
落としたくないって言ってくれるのは本当に嬉しい。 だけど本当にこのノリで1000とか行ったら、俺は立ち直れないかもしれん 好きだと言ってくれてるのに、身勝手言ってすまん。
長文失礼
- 472 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木) 21:11:08.87 ID:UoQY08ro0
- すまん、ありがとう。
落としてくれるみんなの優しさを糧にがんばるよ
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ワーハッハッハッハァ!1はこの新世界様がいただいたぁっ!
[2008/06/28 02:01]
URL | 新世界 #-
[ 編集 ]
面白かった
[2008/06/28 07:24]
URL | #H6hNXAII
[ 編集 ]
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