mesimarja
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('A`)朝を待ちますのようです
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 02:44:15.29 ID:R26yLvCWO
ごめん


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 02:46:33.27 ID:R26yLvCWO
('A`)「あぁ」

('A`)「どうしたものか」

('A`)「困ったもんだ」

('A`)

('A`)「…」

('A`)「今日もきたようだ…」


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 02:48:51.08 ID:R26yLvCWO
('A`)「困ったもんだ」

('A`)「どうしたらいいのだろう」

('A`)「こう毎晩続いてしまうと…」

(;'A`)

(;'A`)「頭が痛くなってしまうではないか」

(>;'A`)>「どうしたらいいのだろう…」



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 02:51:43.52 ID:R26yLvCWO
('A`)「…」

('A`)「どうして私のところにばかりやってくるのだ」

('A`)「どうしてだ…」

(;'A`)「突然やってきては私を困らせ…」

(;'A`)

(;'A`)「困らせるというのにそちらは」

(;'A`)σ「なぜニヤニヤと笑っているのだ」

(;'A`)「なんなのだ…」


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 02:54:14.62 ID:R26yLvCWO
(;'A`)「…なぜなのだ」

(;'A`)「私は見た通りのどうしようもないダメな人間だというのに…」

(;'A`)「…」

(;'A`)「わわ笑うな」

(;'A`)

(>;'A`)>「なぜなのだ…なぜ私のような弱い者のところにあらわれるのだ」

(;'A`)

(;'A`)「…やめて」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 02:56:56.26 ID:R26yLvCWO
(;'A`)「…近寄るな」

(>;'A`)>「あわわわわ」

(>;'A`)>「くるな」



(;'A`)「…」

(;'A`)「毎晩のように一体なにをしにやってくるのだそちらは」

(;'A`)「どうして開いてもない窓からすぅっと私の部屋に入ってこれるのだ」

(;'A`)

(;'A`)「そのニヤニヤ笑うのやめてよ…」



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 03:00:01.98 ID:R26yLvCWO
(;'A`)


('A`)「そうだ」

('A`)「ひとまず落ち着こう」

('A`)「何も今日がはじめての事ではないのだ…」


( 'A`)y-~


('A`)「ふぅ」

('A`)「ただニヤニヤ笑うそちらにおびえてばかりはいられない」


('A`)「…それに私は色々と考えることもあるのだ」



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 03:03:08.72 ID:R26yLvCWO
('A`)「夜中というのは不思議に頭が働くからね」

('A`)「…私は色々考えてしまうのだ」

(>;'A`)>「嫌なことだったり苦しいことだったり」

('A`)「頭が痛くなってしまうのだ」

('A`)

( 'A`)σ「だからそちらさんの事にばかり集中できないのだ」

(;'A`)「そちらが何者で何が目的かは知らないが」

('A`)「私は誰かの事を考える余裕なんてないのだ」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 03:06:40.98 ID:R26yLvCWO

('A`)「自分のことで精一杯なのだ私は」

('A`)「どことどこが戦争しているとか」

('A`)「誰が好きで誰が嫌いだとか…」

('A`)「どうでもいいのだ…」

(>;'A`)>「自分のことで精一杯なのだよ」


(;'A`)「それ以上を私が考えてしまったら頭が大変なことになってしまう」

('A`)「働きすぎはよくないから頭を休ませないといけないのだ」

('A`)

( 'A`)σ「だから私のところに来ても意味はない」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 03:09:37.13 ID:R26yLvCWO

('A`)「ささっといなくなってくれ」

('A`)

(>'A`)>「私以外のところへ行けばいいではないか」

(>'A`)>「笑うな」

('A`)「…」

('A`)「なぜなのだ…」

('A`)「はぁ」

(;'A`)「どうしたらいいのよ…気味が悪い」



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 03:14:51.74 ID:R26yLvCWO
('A`)「困ったものだ」


男は毎晩のように現れる怪しい存在に大変困ってはいたが
男は一人早口で喋り続けた

('A`)「夜中とは私にとって」

('A`)「貴重な時間でもあるのだ」

( 'A`)σ「頭が働く時間でもあるが落ち着きたい時間でもあるのだ」

( 'A`)σ「明るい時は私は私ではないからね」

('A`)

( 'A`)σ「つまり明るい時は私は私という服を脱いで別のものを着ている状態なのだ」

('A`)「笑うなよ」

('A`)「伝わっていないようだな」

(;'A`)「あぁ…困った私はばかだ」



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 03:19:00.43 ID:R26yLvCWO
('A`)「なにを私は話かけているのだ…」

(;'A`)「このようなやつに…」

(>;'A`)>「あぁ困った…」

(;'A`)σ「もういいだろうどこかへ行ってくれ」


(;'A`)「私は別に一人寂しいわけではないのだ」

(;'A`)σ「何度も言うが夜中は私にとって貴重な時間なのだ頭が働くのだ」


('A`)「だからこうしてブツブツと言葉がでてしまうだけで…」

(>;'A`)>「などと…あぁ困った口が動いてしまう」



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 03:22:15.51 ID:R26yLvCWO
('A`)「ところで」

('A`)「何がおかしくてそういつも笑っているのだ?」

(;'A`)「私の顔がか?」

(;'A`)

(;'A`)「何も言わないのか」

('A`)「不快だ」

('A`)「私を追い詰めているようにすら感じる」

('A`)「なぜ私なんだ」

(;'A`)「私は臆病で弱いんだ…なにもこのようなとこを選んでこなくても」

(;'A`)σ「いいじゃないか」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 03:25:37.15 ID:R26yLvCWO
(;'A`)「世界は広いんだ」

('A`)「そんな中でなにも私をえらぶ必要はないじゃないか」

('A`)「どうして」

('A`)「どうして私を笑いにくるのだ」

(;'A`)

(;'A`)「私がそれほど惨めだというのか」

(;'A`)「…私がおかしいか笑えるか…」

(>'A`)>「勘弁してくれ」



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 03:29:25.25 ID:R26yLvCWO
男は薄暗い部屋の隅でブツブツと早口で話続けた
怪しい存在もニヤニヤと笑い続けた
男の顔をじっと見ながら


(;'A`)「はぁ」

(;'A`)「私は自分の時間を大切にしたいのだ」

(;'A`)「夜中は貴重なのだ」

( 'A`)σ「話がしたいわけじゃないんだ」

(;'A`)「朝がくるまで私はこの貴重な時間を自分のために使いたいんだ…」

(>'A`)>「だから」


(>;'A`)>「もうやめてくれよ」

(;´A`)「私は一人でいたいのだ」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 03:32:12.01 ID:R26yLvCWO
(;'A`)「…ああ」

(>;'A`)>「まただ」

('A`)「こんな事をしているうちに朝がきてしまった…」

(;'A`)「また私は貴重な時間をもやもやした状態で過ごすことになったのだ」

(>;'A`)>「これでは私は辛いだけじゃないか」

(;'A`)「はぁ」

('A`)「まぁ…いい」

('A`)「朝がきたのだから諦めよう」



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 03:36:13.85 ID:R26yLvCWO
そういうと男は朝日がさす窓へとすぅと消えていった


「はぁ」

「やれやれ…」


( ^ω^)「まったく困ったものだお」


彼はニコニコと笑いながら
男が消えていた窓を見つめてそう言った



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 03:40:40.39 ID:R26yLvCWO
( ^ω^)「毎晩のようにぼくの部屋に来てはブツブツブツブツと不満や愚痴を垂れ流していくんだお」

( ^ω^)「聞いている方も楽じゃないお」


彼は先程まで自分の部屋にいた部屋の隅にぽつんと立ちながらブツブツと早口で話をする男についてニコニコと笑いながら呟きはじめた

( ^ω^)「なにがなんだかさっぱりだお」

( ^ω^)「でもあぁやって毎晩やってくるんだから本当は寂しいんだお」

( ^ω^)「はぁ」

( ^ω^)「ねむいお」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 03:42:52.17 ID:R26yLvCWO
( ^ω^)「正直朝になるまでいなくならないのはつらいお…」

( ^ω^)「ぼくにとっても夜は貴重な時間…」


( ^ω^)「だというのにうるさくて眠れないお」

( ^ω^)

( ^ω^)「でもまぁ」

( ^ω^)「悪いやつじゃないようだし…」

( ^ω^)「こういうのも貴重な体験なのかもしれないお」




21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 03:46:03.30 ID:R26yLvCWO
( ^ω^)「朝がくるのがちょっぴりがっかりする気持ちも…」

( ^ω^)「…」

( ^ω^)「今晩もくるのだろうか…」


( ^ω^)「困ったもんだお」



窓からはまぶしい光がサンサンと注がれている
外はすっかり新しい朝をむかえていた
ニコニコっと笑いながら男は夜に現れる不思議な来訪者の事を考えていた…



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/27(月) 03:47:50.49 ID:R26yLvCWO
おわり

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