415 :>>405 お手本と言う字を当てはめるなんて、とんでもない!:2006/03/23(木) 03:10:02.31 ID:QGcdd9Hc0
今日は、とにかく体がだるかった。
体から負のオーラを発して布団―――我がサンクチュアリに戻る。
もう学校は間に合わない、それならいっそのこと休んでしまおう。

( ^ω^)「今日もこれで暇になったお。早速2chでもするかお。」

部屋のノートパソコンを開き、電源を入れる。
このパソコンは中学を卒業する時、勉強に役立つからと言って母が買ってくれたものだった。
だが今では2ch閲覧とエロ画像探し、winnyくらいにしか使っていない。
要するに、自分の趣味にしか使っていなかった。
少し罪悪感を感じながらも、自分の欲望に勝てない内藤。

( ^ω^)「今日もクソスレだらけだお。」

そう言いながら煽り文句を乳酸菌(2getスクリプト)を使って書き込んでいく。
全くもって残念なこの少年は、ウザい部類の人間だった。

( ^ω^)「はいはいワロスワロス」

独り言まで言う始末。だが、彼の眼はあるスレで止まった。

『 ( ^ω^)に普段いえないことを言わせるスレ』

興味で青い文字をクリック。
そこでは、普段の生活でも2chでも、人に言えば必ず非難、良くて遠慮される
ようなことが書いてあった。

( ^ω^)「このスレ、ROMってみるお。」

内藤はしばらく眺めていることにした。


423 :>>405:2006/03/23(木) 03:25:36.85 ID:QGcdd9Hc0
208  name: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  mail: 

 ( ^ω^)金持ち全般をぶっ頃したいお 

date: 2006/03/23(木) 11:02:25.37 ID:7hFsSxPH0

210  name: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  mail: 

 ( ^ω^)どうやって友達つくるかわからないお

date: 2006/03/23(木) 11:02:34.24 ID:g+Sw5LiM0

211  name: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  mail: 

 ( ^ω^)寂しいお

date: 2006/03/23(木) 11:02:39.63 ID:iVbBVrVgO

どこか哀愁を感じる発言、なんだかヌクモリティーを感じる返し、笑わせてくれるネタ。
内藤も何か書き込もうと思ってタイピングする。

『( ^ω^)親にパソコン買って貰ったけど、得ろ画像と2chしかやってないお。カーチャンゴメスwww』

( ^ω^)「っと。さて、他のスレも見てくるか…。」

しばらくはおっぱいうpスレ等のkskをしていたが、どうなっているか気になりもう一度あのスレを覗く。


430 :>>405 がいなくなってしまった…。:2006/03/23(木) 03:37:08.74 ID:QGcdd9Hc0
294  name: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  mail: 

( ^ω^)息子が学校サボって2chやってるようだお
     パソコン買ってあげたけどエロ画像収集とwinnyと2chしかやってないお。 

date: 2006/03/23(木) 11:16:28.40 ID:+jlXxneS0

295  name: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  mail: 

( ^ω^)>>294はチンポのことかお?

date: 2006/03/23(木) 11:17:08.65 ID:qObT7v1g0

296  name: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  mail: 

( ^ω^)>>212と>>294親子ktkr

date: 2006/03/23(木) 11:17:10.43 ID:J1wlKae/O

はっとして>>212を探す。
それは自分のレスだった。

(;^ω^)「まさか…カーチャン!?」

確かめたくなり、一階へと降りてドアのガラス越しに居間を見る。
カーチャンは―――パソコンをしていた。
どうやら階段を下りる音に気付いていたらしく、丁度電源を切っているところであった。
内藤はドアを開ける。


435 :>>431 そうか、それは良かった。:2006/03/23(木) 03:58:24.73 ID:QGcdd9Hc0
J('ー`)し「ブーンかい?お腹でも空いた?」
( ^ω^)「そうじゃないお。聞きたいことがあって…。」
J('ー`)し「言ってごらん。」
( ^ω^)「今、2ch覗いてたかお?」
J('ー`)し「違うよ、料理のレシピさがしてたのよ」

嘘。そう確信が持てた。
料理のレシピ探すのであれば、内藤が一階に下りてきたことに反応して電源を切る必要などない。
それにカーチャンはなんとなくおどおどしている。

( ^ω^)「ほんとの事を言うお。ネタは挙がってるお!」
J('ー`)し「さぁ、何のことかしらね?」

そう言うとキッチンへ逃げ込むカーチャン。なんだか小さい背中が可愛らしい。

( ^ω^)「書き込み、見たお。ごめんだお、カーチャン。不満もいっぱいあるんだと思うお。」
J('ー`)し「…なかなか言えないものよね、自分の息子は可愛いからいつでも甘やかしちゃって。」
( ^ω^)「カーチャンは何も悪くないお!」

内藤は、午後から学校へ行くことにした。
こんな書き込みを残して

319  name: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  mail: 

( ^ω^)カーチャン、いつもありがとうだお。カーチャンの事、大好きだお。

date: 2006/03/23(木) 11:20:50.36 ID:YalbTIPd0


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