以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 00:36:52.48 ID:9UcN43bR0<> ( ^ω^)おいすー
ようこそ、( ^ω^)ブーン系小説練習&総合案内所へ。
このレスはテンプレだから、まず読んで落ち着いて欲しいお。
うん、「練習スレ」なんだお。済まないお。
仏の顔もって言うし、長編を今すぐ書いて許してもらおうとは思ってないお。
というか、書く自信がないんだお。
でも、他の作品を読んだとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「創作意欲」みたいなものを感じてくれたと思うお。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを形にして欲しい、そう思って
このスレを立てたんだお。
じゃあ、さっそく書いてくれおwwwwwwwwwwwww
まとめ
http://www.geocities.jp/nullpo_2006/s/s.html
http://boonsoldier.web.fc2.com/
http://boon.harisen.jp/
http://ameblo.jp/boooon/
http://motoki--web.hp.infoseek.co.jp/
http://www.geocities.jp/boon_died/
http://horizon.nukenin.jp/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/6178/
( ^ω^)ブーン系小説スレ勝手にピックアップ
http://p2p.jisaku.org/boon/ <>( ^ω^)ブーン系小説練習&総合案内所
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 00:39:36.82 ID:RuwnFeP5O<> 落ちてたのか <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2006/03/21(火) 00:54:20.99 ID:9UcN43bR0<> ―――くちゃ……くちゃ……
肉片を、ブーンは無心で口に運ぶ
調理どころか血抜きさえされていない肉は―――ひどく生臭い
だが、そんなことも気にせず、いや、気にしてもいられず、口に運ぶ
「まずいお……まずいお……」
淡々と不平を口にしているが、感情はまるでこもっていない
まるで、まずいと言うことだけで、自分がまだ正常である証明とするかのように、つぶやく
「まずいお……くさいお……」
肉と呼べる部分を食いつくし、次に手を伸ばしたのは細長い内臓
まだ内容物が残っているその部位は、ひどく不衛生だ
口に残る後味は、さっきの比ではないぐらいに、まずい
それでもブーンは、胃の中に詰め込めるだけ、肉を、内臓を、血を、詰め込む
くちゃくちゃ、くちゃくちゃと………
……しばらくして、ブーンは食事を終えた
残ったのは、骨までなめつくされた、まだ小さい骸骨
そして、食材の解体に使った、大ぶりの鉈
「…………」
ブーンは鉈を手に取ると、骸骨の頭を叩き割った <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 01:13:12.58 ID:VUqpgbR5O<> >>1乙
ガンガレ書き手超ガンガレ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2006/03/21(火) 01:15:01.19 ID:9UcN43bR0<> 壁にもたれかかり、自分のいる部屋を見渡す
食事の後は、決まってそうする
何が変わっているというわけでもないのだが、食後の気だるい感覚を紛らわす、儀式のようなものだ
「…………」
照明一つない部屋は、真っ暗だった
何も見えないはずの闇の中。しかし、ブーンの目ははっきりとその細部までを見ていた
壁はコンクリートのように見えて、それ以上に頑丈(鉈で砕こうとして気づいた)な、よくわからないもので出来ている
床も同様の素材で、隅のほうにプラスチックだろうか。上半分をカットされたパイプが横たわっている
パイプはわずかに傾斜していて、上の部分は壁に空いた小さな穴から流れる水を受け止め、流している
真正面に見えるのは、暗褐色の鉄格子。錆びきっているようなのに、なぜかこれも壊れない
端的に言ってしまえば、ここは牢獄なのだろう
飾り気の一切ない内装、一箇所しかない出口は人間的な生活臭を完全に殺し
さらに水の流れるパイプは、飲み水兼トイレで、とても人の扱いとは言えない
だが、そんな牢獄に、一つだけ――いや、無数にあると言うべきだろう――そぐわないものがある
頭を割られた、骸骨
数えるのも馬鹿らしいぐらい、それは部屋を埋め尽くしていた
「…………」
視界に骨の山が入ると、ブーンは自分の手をなんの気もなく眺める
あの骨たちに、本来ついているべき肉は……すべて自分の腹に入れたのだ
この手も、そんな死肉から出来ているのだろうか。そんな意味のないことが頭をよぎった <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2006/03/21(火) 01:22:19.56 ID:9UcN43bR0<> 食事から数日、ブーンは空腹のまま過ごした
流石にもう慣れた
食事があるのは、大体数日おき。平均すれば3日ぐらいだが、長ければ一週間空くこともある
骨の数を数えれば、自分がどれだけここにいるのか計算できるとも思ったが、やったことはない
単なる食事ではなく、生きた、自分と同じ立場かもしれない獲物
骨だけになったとは言え、その顔を見ればいやでもそいつのことを思い出してしまうから
「……この前の、あいつは……」
一瞬でもそんなことを考えたからだろうか、先日の獲物のことが、鮮明に脳裏に浮かんだ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 01:23:27.00 ID:tpJLZjMq0<> ドアを探す 明かり
鍵をこじ開ける 識別
テア.仲間を捜す 保護
冒険を中断する. 浮遊
仲間を捜しています………
見つかりました。
3の人 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 01:26:04.80 ID:9UcN43bR0<> >>7
またエスパーか
鳥はずした意味がないし、タバコでむせたじゃないか <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 01:27:26.97 ID:tpJLZjMq0<> >>8
ゴメスwwwwwwwww <>
◆3mfWSeVk8Q <>sage<>2006/03/21(火) 01:37:00.60 ID:9UcN43bR0<> いつものように壁にもたれかかり、次の食事をブーンは待っていた
ここに放り込まれて、もうずいぶんと長い
以前のことを忘れるぐらい、と言えば、どれだけ前のことだか想像できるだろうか
唯一覚えているのは、自分の腹から突き出した、包丁のようなかぎ爪
何をどうしたらそんな状況になるのか、わからないし思い出せない
ただひたすらに痛くて、のどまで上ってきた血液が苦しくて、自分の死だけを実感した
気を失い、再び目が覚めたとき、自分はここにいた
どうして助かったのか、どうしてこんなところに入れられたのか、わからない
はじめは、命があることに感謝した
だが、その数分後にあいつの声を聞いて……そんなものは吹き飛んだ
『検体564番。食事の時間だ』
「…………ちっ」
回想と、現実の声がはもった。不愉快な声が二倍に増えたような気がして、余計に腹が立った
―――ガシャン……
牢獄の鉄格子が、開かれた <>
◆3mfWSeVk8Q <>sage<>2006/03/21(火) 01:49:15.77 ID:9UcN43bR0<> 鉄格子から入ってきたのは……少年だった
「あ……あ……」
入院患者が着るような、簡素な服に身を包んだ少年は、
部屋中の骨の山を目の当たりにして、顔を白くしていた
そんなことは、ブーンには関係ない
今はどうしようもなく、腹が減っているのだ……
「……鉈が欲しいお」
大腿骨を一本拾い上げ、言う
ぽつりとつぶやいた声と同時、ブーンの足元から砂が舞い上がった
砂は右手に持った骨にまとわりつくと、一気に粉砕する
粉砕された骨と砂は混じりあい、渦を巻き、縦長に広がると、
「インフィニティ・ウェポン……」
ブーンの右手に、大ぶりの鉈となって、復元した
二、三度、振って感触を確かめる。相変わらず、鉈はよく手になじんだ
だが、そんなこともどうでもよかった
「腹、減ったお……」
さっさと終わらして、食事にしたい。それだけだ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 01:53:21.48 ID:tpJLZjMq0<> ∧∧
( ・ω・) 言うの忘れてた
_| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スレ立て乙
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/ <>
◆3mfWSeVk8Q <>sage<>2006/03/21(火) 02:03:06.80 ID:9UcN43bR0<> 「うあ……うあ、うあ、うあああああああああああああああッッッ!!!!!」
目の前で起こった、ありえない光景
目の前にいる、殺気に満ちた人物
目の前から襲いくる、死
そのすべてが合わさった恐怖に、少年のもろい心は容易く折れ、砕け散り、
そして……少年は壊れた
「わああああああああああああああああああッッッ!!」
均衡を失った精神は、肉体の均衡すらも奪うように、少年を翻弄する
叫び声を上げた口は、耳まで裂け、
頭を抱えた両腕は、人の胴回りほどに膨れ上がり、
全身ははちきれんばかりの筋肉と、獣のような剛毛に覆われた
「ううう……ううう……ウウガガ・・・ガアァァァァァァアアアアッッッ!!!!!」
そこに立っていたのは、少年とはとてもじゃないが言えない、異形の怪物が存在した
正気を失った瞳は、赤く輝き、ブーンをにらみつけ
咆哮をあげた口の端からはよだれをたらし、
イヌ科の獣のような足は、はたから見ても明らかな臨戦態勢をとっていた
しかし、ブーンはそれを見て、怯えるどころか、腹立たしげに吐き捨てた
「……くそ、余計、腹が減ってきたお!」
いつもそうだ。こういう奴を見ると、食い尽くしたくて、仕方ない <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 02:07:20.07 ID:8IZHoc3rO<> わくてかほしゅ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 02:12:47.03 ID:3P+KBqo3O<> 何も練習スレ立てないで単独スレ立てればいいんじゃ…
と思ったのは俺だけ? <>
◆3mfWSeVk8Q <>sage<>2006/03/21(火) 02:16:05.29 ID:9UcN43bR0<> 殺し合いは、一瞬で決着がついた
怪物の豪腕は、ブーンにかすることもなく、避けきられ
代わりにブーンの振るった鉈は、一撃で怪物の首をはねた
「………」
「いたいよ………いたいよ……たすけて……たすけて……」
首だけになってなお、怪物は少年の声でそううめいた
「やかましいお」
「たす……ヒガッ!?」
―――ガッ……グシャ
無造作に蹴り飛ばされた首は、壁にぶつかり、ひしゃげた
それっきり、言葉を発することもなく、怪物の首は、少年のそれに戻っていった
振り向くと、体のほうもまた、元に戻っていた
『よくやった、564番。それが今日の食事だ。よく味わえよ』
どこから見ているのだろうか、あの声がまた聞こえてきた
言われなくても、そうするつもりだ
ブーンは鉈を使い、少年の体を解体し始めた
慣れた手際で服をばらし、続いて肉を分解しようとして、気づく
「ロケット……?」
首を失った少年の胸。そこにぶら下がる、七宝焼きのロケットに <>
◆3mfWSeVk8Q <>sage<>2006/03/21(火) 02:24:22.96 ID:9UcN43bR0<> 「………」
食えない物に、興味はない
さっさとどかして肉をばらそうと、ロケットを握った
その拍子で、ロケットのふたが開く
中にあったのは――今よりも幼い少年と、その家族らしき人物の写真
「…………」
だからどうした
だからどうした
だからどうした
だからどうした
だからどうした
「…………」
豚肉だって牛肉だって鶏肉だって、親がいる、子供がいる、兄弟がいる
それと同じことだ、何も変わらない
生きるために食うんだ、何が悪い
こいつが強ければ自分が食われていたんだ、こいつが弱いから食われてしまうんだ
「…………」
だから、だから、だから、だから、だから、だから、だから………
「………!! うわあああああああああああああああッッッ!!!!」
取り留めのない思考を斬るように、ブーンは鉈を振り下ろした <>
◆3mfWSeVk8Q <>sage<>2006/03/21(火) 02:33:31.89 ID:9UcN43bR0<> ―――くちゃ……くちゃ……
食っても、食っても、腹が満たされない
もう、肉も皮も内臓も食い尽くして、もう食べるとこなんてどこにもない
いくら少年と言っても、20kはくだらない量を食ったというのに、満腹にならない
「……もっとだお……もっと、もっと……」
取り憑かれたような足取りで、ブーンは壁に向かう
そこにあるのは、さっき蹴飛ばした、少年の首だ
……あれだ、あれを食えば、きっと腹も膨れる
「……いただきますお」
片手で首を持ち上げ、かぶりつこうとする
ほとんど口付けをするかのような形で、首をほおばろうとすると、少年の顔が、目に入った
少年の顔は、死してなお、涙を流し続けていた
「!!!」
名状しがたい感情に襲われ、思わず、首を地面に投げ捨ててしまった
それだけで飽き足らず、ブーンは首をなんども踏みつけた
―――ガッ、ガッ、ガッ、ガッ……
「くそ、くそ、くそ……!!」
なんで……なんでこいつは泣けるんだ……?
自分はもう……自分が死んだとしても、喜ぶだけだって言うのに……!! <>
◆3mfWSeVk8Q <>sage<>2006/03/21(火) 02:44:15.57 ID:9UcN43bR0<> 踏みつけた首も食べ終えたブーンは、少年のロケットをただ眺めていた
こいつは、こんなところに放り込まれても、家族を忘れなかった
こいつは、帰れないなんて、思ってもいなかった
こいつは、こいつは……自分と違って、絶望なんかしてなかった
「………」
自分は、家族のことなんか、まるで覚えてもいない
自分は、帰るどころか、放り込まれる前に、死んでいた
自分は、自分は……こいつと違って、希望なんて想像した事もない
日々、人を死肉に変え、それを食らう
一度死んだ身だ、こんなことを続けさせられるぐらいなら、いっそもう一度死にたい
でも、出来ない
死ぬのが怖いんじゃない、空腹が、脳のそこから湧き出すような空腹が、こらえられないんだ
こいつは……この少年なら、それに負けないで、いられたのだろうか……
思い、しゃれこうべを見る
黒い眼窩は、答えるはずもなく、ただブーンを引き込むようににらむばかり
「……わかったから、そんな目でみるなお……!!」
ブーンは髑髏を叩き割った。うつろな視線に、責められているような気がして <>
◆3mfWSeVk8Q <>sage<>2006/03/21(火) 02:56:19.52 ID:9UcN43bR0<> 「564番は、今日も勝ったみたいですね?」
「ああ、今回の964番もなかなかの素材だったんだがな……」
暗い部屋で、モニターの前に座る白衣の男たち
右側の老人が、そうため息をつくと、左の中年は、いやいや、と笑った
「キュマイラとしては稀有なほどの膂力でしたがね、あれでジャーム化するようでは、ね」
「確かに、この実験では意味がない……な」
ため息はより色濃くなり、吹き付けられたモニターを、溶かしてしまう
あわてて中年がモニターを持ち上げ、老人から離すが、もう手遅れだ
「教授。何回備品を溶かせば気が済むんですか?」
「ああ、すまない。……だが、ため息もつきたくなる」
それには同意とばかりに、中年はうなづいた
「……人との関わりを絶ってなおジャーム化しない、オーヴァード」
レネゲイドウィルスが発見されて、18年
実験の中、偶然発見された、今まで見たことも聞いたこともない、オーヴァード
もし、その謎を解明できれば……
「……次は、どういう方向で探ってみる?」
研究者は、今日も実験を続ける
自らの知識欲、名誉欲に踊らされ……そして、ブーンを躍らせるのだった
−完?− <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 03:01:35.49 ID:9UcN43bR0<> >>15
スレ立てしても長編だと書く時間がないからね
練習スレで短編ならなんとかなるんだけどね……
それにブーンスレも多いしなw <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 03:03:03.55 ID:9UcN43bR0<> あとこれの元ネタわかった人っている? <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 03:11:23.07 ID:L4YHYuOL0<> いちご100%か <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 03:53:10.03 ID:GjPbAf1T0<> ねーよwwwwwwwwww
ふたりはプリキュアだよな? <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 03:56:50.86 ID:aukerdyl0<> ちょwwwwバロスwwwwwww
スキスキスーフーワフワフー <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 04:04:59.16 ID:9UcN43bR0<> よしわかった
マイナーすぎるというのは理解できた
元ネタわからんでも楽しめるよう書くよ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 04:05:23.71 ID:VUqpgbR5O<> テラビバッチェwwwwwwww <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/03/21(火) 04:39:19.28 ID:aukerdyl0<> ほ <>