435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/14(火) 21:14:19.64 ID:ZfDLpeKi0
てんちょ「おっしゃやるか・・・って人魚さばくのは初めてだな・・・」

ヤス「マグロみたいな感じでいいんじゃないっすか?」

てんちょ「それもそうだな。じゃ、改めて・・・」

てんちょが後ろから包丁を取り出すと、それを見た人魚の恐れが確信にかわったようです。

ξ;゚听)ξびちびちびちびちっ

(;^ω^)「あうあう・・・」

てんちょ「うわっ!ヤス、マサ、おさえとけ!」

ヤスとマサ「へ、へ〜い」

てんちょ「活け造りは無理そうだな・・・まずは首を落して・・・」

(;^ω^)「や、やめてお!!」

てんちょ「!?」


436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/14(火) 21:15:04.41 ID:ZfDLpeKi0
(;^ω^)「その子は人間だお!その子を解き放つお!!」

てんちょ「し、しかし・・・これは人魚で・・・」

(;^ω^)「おねがいだお!その子を僕に譲ってくださいだお!!」

ξ*゚听)ξ「・・・」

(;^Ω^)「俺からも頼む!ブーン君の言うとおりにしてやってくれないか!?」

てんちょ「おまえが言うなら仕方ないが・・・」

(;^ω^)「てんちょ!ありがとうだお!この水槽!借りてくお!」


437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/14(火) 21:15:50.38 ID:ZfDLpeKi0
がらがらがらがら

(;'A`)「ブーンのやつ、あんなの見て平気なのかよ・・・ってブーン!?」

(;´・ω・`)「その水槽は・・・まさか!?」

(;^ω^)「ににに、人魚だお・・・」

(;'A`)「ひぃっ!」

(;^ω^)「安心するお!捌かれる前に連れて来たお!」

ξ*゚ -゚)ξ「・・・」

そうこうしているうちに、おじさんがお勘定を済ませて出てきました。

(;´・ω・`)「おじさん、お金のほう大丈夫ですか・・・?」

( ^Ω^)「ぜんぜん大したことないよ。店長もブーン君に関心しててね、
    人魚は無料で譲ってくれた。それよりブーン君。その子、どうするんだい?」


438 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/14(火) 21:16:41.49 ID:ZfDLpeKi0
(;^ω^)「どうにか海に帰してあげたいお」

( ^Ω^)「でもここは内陸部だし、すぐにっていうわけにはいかないよ?」

( ^ω^) 「それなら僕の家のお風呂にしばらく住んでもらうことにするお!
     水槽じゃ狭そうだし、てんちょに返さなきゃいけないお!」

( ^Ω^)「そうかそうか・・・ぐすっ・・・兄貴はいい息子を持ったな・・・
    じゃあおじさんは水族館とかに問い合わせて、
    イルカ用の輸送車なんかを手配してもらえるか聞いてみるよ。」

( ^ω^) 「ありがとうだお!おじさん!」

ξ*゚听)ξ「・・・」


440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/14(火) 21:17:59.36 ID:ZfDLpeKi0
街の人たち「なんだなんだ?」
水槽を運ぶブーンたちに街の人たちの視線は釘付けです。
なにしろ人魚なんて、つい最近まで伝説上の生き物だったのですから、無理もありません。

ぷるるる・・・ぴっ
( ^ω^) 「あ、カーチャンかお?今から帰るからお風呂を水でいっぱいにして欲しいお。
      ・・・うん・・・うん・・・あ、違うお!お湯じゃなくて水を入れて欲しいんだお!
      ・・・うん・・・帰ったら分かるお!・・・うん・・・はいお。じゃ、切るお!」

(;'A`) 「みんなの視線がいてぇな・・・」

(;´・ω・`)「だね・・・」

ξ*゚ -゚)ξ「・・・」

こうして人魚がブーンちのお風呂に住むことになったようです。


453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/14(火) 22:36:46.87 ID:ZfDLpeKi0
一介の保守要員が書いた駄作だから目を細めて読んでね

J( 'ー`)し「ブーンおかえ・・・ぇ!?」

ξ*゚ -゚)ξ「・・・」

(;^ω^)「カーチャン・・・この子、家で預かることになったお・・・」

J(; 'ー`)し「ぇ?ぇ?」

ξ;゚ -゚)ξ「・・・」
人魚は不安そうな目でカーチャンを見つめます。

(;^ω^)「たのむお・・・じつはかくかくしかじか・・・」

J( 'ー`)し「そういうことだったの・・・じゃぁしばらくは銭湯だね。」

( ^ω^) 「カーチャン!ありがとうだお!ありがとうだお!!」

('A`) 「それじゃ、俺もう帰るな!なんかあったら言えよ!」

(´・ω・`) 「また明日ね。」

こうして人魚は内藤家の一員として迎えられたようです。


454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/14(火) 22:38:16.65 ID:ZfDLpeKi0
( ^ψ^)「ただいまー」

(;^ω^)「と、トーチャン・・・お、おかえりなさいお・・・」

( ^ψ^) 「ん・・・どうした?・・・ああ話ならおまえの叔父さんに聞いてるよ。
     大変だったなぁ」

(;^ω^)「そ、それで・・・」

( ^ψ^)「事情もわかってる。あいつにもせがまれちまったしな。飼っていいぞ!」

( ^ω^) 「ありがとうだお!」

(;^ω^)「(飼う・・・)」

( ^ψ^)「ただし、世話はお前がしてやれよ!餌やりとかな!」

(;^ω^)「う、うんお!」

(;^ω^)「(餌・・・)」

( ^ψ^) 「風呂が使えないならしょうがないな・・・おーい!かあさん!飯の前に銭湯いこうか!」

J( 'ー`)し「はいはい」

( ^ψ^)「ブーン、おまえも仕度しなさい。」

(;^ω^)「僕は今日はシャワーで済ますからいいお!二人でいってらっしゃいお!」


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