428 名前: ◆zSmq2c3xe. :2006/03/07(火) 08:04:35.10 ID:Zdy9i3H7O
次の日…
学校が終わったブーンはすぐに自分の家に急いだ
( ^ω^)「楽しみだお、早く弾きたいお」
ブーンは自分の部屋に入ると、鞄を下ろしギターを取り出した
( ^ω^)「まずは教則本を見るお」
『step1:コードを覚えよう
まずCコードから覚えましょう、Cはドの複合音で・・・』
( ^ω^)「面倒だからとりあえず弾くお」ブーンは教則本に書かれていた運指に合わせて弾いてみた
プチ〜ン
( ^ω^)「おかしいお、ちゃんと鳴らないお」
ブーンは教則本を再度確かめた
『上手く鳴らすコツは、指を立てて弾く事!
寝かせたままだと音が消えてしまうから気を付けてネ(はぁと)』
( ^ω^)(きめぇwwwwwww)
( ^ω^)「とりあえず書いている通りにやってみるお」
ジャラ〜ン
( ^ω^)「鳴ったお!テラウレシスwwww」
ブーンはちゃんと音が出た事が嬉しくて一晩中弾きまくった、Cだけを
431 名前: ◆zSmq2c3xe. :2006/03/07(火) 08:35:59.55 ID:Zdy9i3H7O
それからブーンはコードを練習し、いよいよ初心者の難関Fコードに挑戦していた
プチュ〜ン
(;^ω^)「上手く鳴らないお…マジ参るお…」
上手く鳴らない事にイラついたブーンはとある事を思い出した
( ^ω^)「そうだお!ショボンに電話するお!」
早速ブーンはショボンに電話した
Prrrrrr・・・・
((もしもし?))
( ^ω^)「ショボンかお?ブーンだお!」
((やぁブーン、どうしたんだい?))
( ^ω^)「ちょっと困った事になったお、協力して欲しいお」
((わかった、今から行くよ))
( ^ω^)「ありがとうだお!早く来るお!」
((はいはい))
ショボンは20分程でやってきた
(´・ω・`)「やぁブーン」
ショボンは愛用のギター・リッケンバッカーとエフェクターケースを持ってやってきた
( ^ω^)「良く来たお、まぁ上がれお」
(´・ω・`)「お邪魔しま〜す」
432 名前: ◆zSmq2c3xe. :2006/03/07(火) 08:55:11.16 ID:Zdy9i3H7O
ブーンとショボンは部屋に入り、お互いにギターをセッティングした
(´・ω・`)「で、ブーン。困った事とは何だい?」
( ^ω^)「Fが上手く弾けないんだお」
(´・ω・`)「Fか…Fは人指し指の側面を寝かせる感じで弾けば上手く弾けるよ」
( ^ω^)「分かったお!早速試してみるお」
ブーンは数十分練習してようやく上手く音が鳴らせるようになった
ジャラ〜ン
( ^ω^)「やったお!上手く弾けたお!」
(´・ω・`)「中々飲み込みが早いね、じゃあこの曲を練習してみたらどうだい?」
ショボンはブーンの部屋にあったCDラジカセの電源を入れ、持参してきたCDをセットした
『…今〜は飛べる〜よ…♪』
( ^ω^)「何の曲だお?やたら暗いお」
(´・ω・`)「syrup16gの空をなくすって曲さ、練習曲にピッタリかなと思ってね」
(´・ω・`)「これがコード進行だよ、カポも使うから貸しておくよ」
そう言うとショボンはエフェクターケースからプリントと大きなクリップのような物を取り出した
435 名前: ◆zSmq2c3xe. :2006/03/07(火) 09:14:56.73 ID:Zdy9i3H7O
( ^ω^)「それがカポかお?」
(´・ω・`)「そう、これは簡単に言うとギターのキーを簡単に変えられる物なんだ」
( ^ω^)「凄いお!ありがとうだお!」
( ^ω^)「ついでに何か弾いてくれお」
(´・ω・`)「そうだな…じゃあIggy popのLust for lifeを弾こうか」
『〜♪〜♪♪〜♪〜』
ショボンの演奏は見事だった
歌はまぁそれなりなのだが、ギターの上手さは天才的であり、そして変態的なギターリフを刻む
( ^ω^)「すごいお!ビックリだお!」
演奏を聴き終えたブーンが感激したように話し掛けた
(´・ω・`)「そうかい?そう言って貰えるとありがたいね」
(´・ω・`)「じゃあそろそろバイトだから帰らなきゃ、音源は置いておくよ」
小一時間お互いに練習したショボンはそう言った
( ^ω^)「分かったお、今日はサンキューだお」
そしてショボンは帰って行った
( ^ω^)「よし!部屋に戻って頑張るお〜!」
部屋に戻ったブーンは早速練習曲を練習し始めた
【第三話・完】
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