以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/10(月) 22:49:01.62 ID:nsYtI/Uv0<> ( ^ω^)おいすー

ようこそ、( ^ω^)ブーン系小説練習&総合案内所へ。
このレスはテンプレだから、まず読んで落ち着いて欲しいお。

うん、「練習スレ」なんだお。済まないお。
仏の顔もって言うし、長編を今すぐ書いて許してもらおうとは思ってないお。
というか、書く自信がないんだお。

でも、他の作品を読んだとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「創作意欲」みたいなものを感じてくれたと思うお。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを形にして欲しい、そう思って
このスレを立てたんだお。

じゃあ、さっそく書いてくれおwwwwwwwwwwwww



まとめ
http://www.geocities.jp/nullpo_2006/s/s.html
http://boonsoldier.web.fc2.com/
http://boon.harisen.jp/
http://ameblo.jp/boooon/
http://motoki--web.hp.infoseek.co.jp/
http://www.geocities.jp/boon_died/
http://horizon.nukenin.jp/ <>( ^ω^)ブーン系小説練習&総合案内所 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/10(月) 22:49:36.38 ID:Mib8kbpx0<>     | ̄ ̄\/\_
    |        \/ ̄\
    |             \
__/               \
|                    \
|   |∨∨∨∨∨∨∨∨∨|     \
|   |  __     __ \     \
|   |              |\    \ 
|   |  ´ ̄ ̄`  ´ ̄ ̄` | \    \
|   |  、、   、   、、 |  \    \
|   |              |   \    \     >>1ってば、良スレ
|   |\   エエエエ   /     \    \
|   |  \ |     | /       \     \
∨∨∨    ̄| ̄ ̄| ̄          ∨∨∨∨
       「 ̄ ̄ ̄ ̄|
  ∩∩ /        ̄ ̄ ̄\
  | || |              \
∪∪  |                \
     ⊃                \
 ̄ ̄ ̄ ̄|          |\      \
      | :::::::::::::::::::::::::::::: | \      |
      |          |  |      /
      |          |  /     / <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/10(月) 22:49:47.73 ID:nsYtI/Uv0<> 投下してもいいですか?わかんないです(><;)
( ^ω^)作品はいつでも自由に投下していいお!

でもいきなり投下するのはなんか気まずいです(><;)
( ^ω^)それなら「始めます」とか「今から投下するwwっうぇw」とか一言あれば十分だお!

他の作品が投下されてる途中みたいです(><;)
( ^ω^)名前欄に作品名を書いたりトリップを付けたりすれば他の作品と区別がついて分かりやすいお!

タイトルが決まってないしトリップ付けたくないです(><;)
( ^ω^)全部投下した後アンカーを当てて自分の作品をまとめるってのもありだお!



避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/6178/

まとめのまとめ
http://wiki.livedoor.jp/dokkuu/d/FrontPage <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/10(月) 22:52:00.84 ID:3hPukmsN0<> 「小説」って書いたらいらぬ手間がかかると言ったのに…
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/10(月) 22:52:01.10 ID:mNpkR3ot0<> また新まとめはないのか <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/10(月) 22:54:28.48 ID:OFQvmzkrO<> ショボンがクラスでってスレ落ちた? <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/10(月) 22:57:29.93 ID:ouvJgaNd0<> >>6
アンチスレで糞餓鬼なところ見せてくれたからみんな愛想を尽かしたのよ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/10(月) 22:59:16.32 ID:nsYtI/Uv0<> >>5
つhttp://max.45.kg/boon/
いれようと思ったけどもうすぐ移転するようなので見送った <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/10(月) 23:00:45.80 ID:OFQvmzkrO<> >>7
そうなんだ。
あの話もそれなりにwktkしてたんだけど
いじめ体験談書いてた人のその後が気になるんだよね… <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/10(月) 23:24:19.56 ID:6KHEgyzwO<> 保守 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/10(月) 23:30:59.06 ID:G+rqSWGr0<> ほしゅ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/10(月) 23:52:29.31 ID:nsYtI/Uv0<> ほ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/10(月) 23:53:10.53 ID:3hPukmsN0<> おや、あっち落ちたのか <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/10(月) 23:56:54.97 ID:IJLB1OR+0<> >>7
kwsk <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/10(月) 23:58:48.36 ID:40n/3sUs0<> ショボンスレの作者なんて来てたっけ? <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:04:25.55 ID:gQHl0OZcO<> 投下したいと思います。
もし表現に変な所がありましたらご指摘お願いします。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:06:07.25 ID:gQHl0OZcO<> *『戦況はあまり良くないのはわかっているな?フレイヤ?』

(*゚ー゚)『はい。承知しております』

*『ほう…お前のことだから考えはあるのだろうな?』

(*゚ー゚)『はい…ミズガルズから戦士を選定し、アースガルドへ連れてくるというものです』

*『ほう…しかしそんな事をしてヘイルダムがゆるすのか?』 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:06:46.05 ID:9rMxSD/P0<> なんか専門用語みたいなのがあってわかりにくい(´・ω・`) <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:07:19.62 ID:gQHl0OZcO<> (*゚ー゚)『彼にはすでに話しを通しております。選定する戦士は…死者限定ということで…』

*『魂の選定か…よかろう。フレイヤ、その件はお前に託そう。お前にアースガルドの運命がかかっているといっても過言ではない』
(*゚ー゚)『もったいないお言葉…このフレイヤ必ずやオーディン様のご期待に添えるよう努力します』 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:09:25.51 ID:oXwxJFGq0<> ('、`*川 「北欧神話か……やだなあ。
      何が嫌って、エニ糞のせいで厨臭いイメージなのが嫌」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:10:08.92 ID:gQHl0OZcO<> ―ミズガルズ―
*『右舷!弾幕うすいよ!なにやってんのっ!』

(;^ω^)「ちょwwwミルナ隊長それ時代ちがうおwwwうひゃぁ」

ズガァァァンッ

激しい爆音・爆風とともに50m前の仲間たちがバラバラに空へ舞っていく。

( ゚Д゜)「ちくしょう!魔法使いの野郎まだいやがったのか!?」

バチンッ―――――パァンッ!!

『ぐぁぁあああ』『ぎゃあああ』

まばゆい白い光りが横一線に走った瞬間、一瞬にして仲間が黒い炭へ変わる。


>>18 やはり用語解説を付けたほうがいいのでしょうか? <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:11:30.44 ID:eKkOOte10<> 用語解説をつけるんじゃなくて、専門用語を減らしたほうがいいんだと思う
特に序盤は極力ないほうがいいんじゃないかな <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:12:42.05 ID:NQ3VWXW30<> >>21
用語解説って…わかる奴がいると思うのかね、お前さんは
文章で説明もできるならいいが、駄目ならせめて解説書いときなさい <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:13:57.24 ID:gQHl0OZcO<> (;^ω^)「ちょwww魔法使いはいないっていってたじゃないですかお!!」
(;'A`)「魔法使いに白兵戦なんて無茶だぞ!」
( ;゚Д゜)「そういう話しだったはずだ!くそうっ…このままじゃ部隊は全滅――内藤!?」

(;^ω^)「仕方ないお!隊員一人が犠牲になって1少隊が助かるなら僕も本望だおっ!」

内藤が取った行動…それは使えるが使う事が禁止されている古代魔法。

( ゚Д゜)「やめろっ!何故お前がその呪文を知っている!そいつは特風の自爆部隊だけが使えるものだろう!」

>>22 なるほど。少し砕いたほうがいいんでしょうか <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:15:51.70 ID:fTXE1WcuO<> ひとつ質問

ブーン小説で女キャラといえばツンとしぃ以外に誰がいる?
まぁ小説毎違うだろうけど、作ろうとしてる奴でどうしても必要なんだ

出来れば一行AAで頼む <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:16:52.27 ID:gQHl0OZcO<> ( ^ω^)「僕のお父さんが特風だったんだお…大事なひとが危ない時使えって…。毒男、ミルナ隊長はかげがいのない仲間だお!こんな所で死なせるわけにはいかないお!」

('A`)「おいっ!すぐに援軍が来るから平気だっての!!忘れたのか!?おれらは陽動するだけであって時間さえかせげりゃいいんだよ!」

(;^ω^)「えっ?ちょ、えっ?どうしよう…僕…キャンセルの方法なんてしらないお?」

(;'A`)( ;゚Д゜)「ちょwwwバカスwww」

(;^ω^)「うわあああああ!こんな間抜けな最後なんていや―――― <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:17:03.83 ID:9rMxSD/P0<> >>25
川 ゚ -゚)素直クール
(*゚∀゚)つー <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:17:09.90 ID:oXwxJFGq0<> >>25
川 ゚ -゚) 素直クール
(*゚∀゚) つー
('、`*川 ペニサス伊藤 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:18:26.15 ID:eKkOOte10<> 砕くとかじゃなくて・・・
物語の序盤ってのは特に「分かりやすさ」が大事だと思う
そこで専門用語の連発や設定の説明が連続すると読む気が萎えちゃう
最初はすんなり話に入れるような構成にすべきなんじゃないかな <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:18:42.50 ID:gQHl0OZcO<> ( ´∀`)「援軍だモナー。おくれてごめんだモナー!」

(;^ω^)「ヒドスwww」

そういった瞬間内藤の体が黒い空間に飲み込まれていった。

( ゚Д゜)「…。」

( ´∀`)「え?自爆呪文?」

('A`)「ないとおおおお!!」

内藤をおおった空間は宿主である内藤を筆頭にまるで意志があるかのように、すべての敵を飲み込んでいった…。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:22:36.98 ID:gQHl0OZcO<> 第1章―選別

( ^ω^)「ん…あれ?ここはどこだお…?」

どこまでも続くと思われる草原。霧がかった幻想的な山。透き通っている緩やかな小川。穏やかな陽光。そして内藤を守るようにそびえ立つ大きな木。

( ^ω^)「そうだお。僕は死んだんだお…だとするとここは天国?」

*『残念ながら違うわ』

穏やかな風が吹くとともに突如目の前に羽の生えた銀色の兜かぶり、真紅剣を携え銀色の巨大な槍を持つ、神秘的な女性が現れた。

(;^ω^)「だっ、だれだお!?」

>>29 とても参考になります ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:22:45.24 ID:fTXE1WcuO<> >>27-28 d

とりあえずバランス的に素直クールで行こうと思う

・・・って性格とか知らんがな(´・ω・`) <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:24:38.42 ID:wDoEeQTB0<> VIPに勝利宣言
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/mlb/1144529639/l50
821 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/10(月) 23:51:51 ID:tWsVHP/6
ついにVIPPERに勝つときが来た!
もう今日中に1000は行けない!
横浜最強!2chも制覇!VIPPERは清峰より弱いww
827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/11(火) 00:03:52 ID:tWsVHP/6
>>823
心配すんな もうVIPPERは来ねーよw 野球総合板はVIP板に勝った!
甲子園の覇者と同時に2chの覇者!
829 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/11(火) 00:04:11 ID:lWgJTbpb
>>821
vipperて終わってる?って気がしてたけどおまえの書き込みで確信できた
おまえ凄い、まじ凄い。ほんと天才

ほんとvipはもう駄目だね <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:24:41.87 ID:HSaKZu7W0<> >>24
最初ちょくちょく出てくるカタカナは国名?
国名なら初めに国同士の関係を簡単に書いた方が
読み易いんじゃないか?
話が進むにつれて読者に判らせるって技法なのかも知れないけど
そこに辿り着くまでにギブって読者もいると思う

>>25
(*‘ω‘* ) ちんぽっぽ
∬´_ゝ`) 姉者
从・∀・ノ!リ 妹者
(*゚∀゚) つー <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:24:53.13 ID:gQHl0OZcO<> ∬゚ー゚)「私は魂の選定者ヴァルキュリア。おめでとう。お前は死の先をゆく者に選定された。」

(;^ω^)「ちょwww頭大丈夫かお!?
ああ!ドッキリかお!ブーンは死んでなかったんだおwww
毒男達も趣味わるいお。こんなメイド病院に入れなくたっていいじゃないかお」

∬゚ー゚)『ここが病院で私がメイドに見えたのなら今すぐ魂を粉砕してくれるっ!ニーヴェルン――――

ヴァルキュリアと名乗った女性の槍が青白い炎に包まれ内藤に標準を合わせる。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:26:17.01 ID:9rMxSD/P0<> >>32
素直クールでぐぐれ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:27:33.53 ID:HUL6aMml0<> 今の小説がえにくすのあれだと今気付いた <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:28:03.58 ID:gQHl0OZcO<> (;;^ω^)「ぶひゃああああ!わかったお!!よーくわかったお!!だからやめてくれだおあああ」

( ´_ゝ`)「よさないか」
いつの間にか長身の男が二人の間に立つ。

∬゚ー゚)『邪魔をするな兄者!私はこいつにっ!!』
( ´_ゝ`)「仮にも貴女が選んだ戦士だろう?それにそんなもんを鍛練していない魂にぶち込んでみろ。こいつは二度と生まれ変われん。貴女はアースガルドの仮にも神格の位置にある者だ。ついカッとなって素人抹消しましたなんて笑い者になってしまうよ」
>>34 ミズガルズが人間界でアースガルドが神界という感じです <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:29:11.83 ID:8cgKpkYL0<> >>35
つ照準 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:29:26.78 ID:oXwxJFGq0<> 前にVPのパロ書いてた香具師も叩かれてたな <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:30:02.90 ID:HSaKZu7W0<> >>32
素直クール出てくるブーン小説2〜3読めば
大体の雰囲気は掴めるんじゃね? <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:32:23.24 ID:gQHl0OZcO<> ∬゚ー゚)『…。それもそうだな。コイツは兄者お前にまかせる。私は選定の報告に行く』

そういった瞬間、彼女は青い光りとともに居なくなった。

>>39 すみませんありがとうございますorz

自分では気付けないことがわかってとても勉強になりました。もっとほかの方の小説をみて勉強したいと思います。ありがとうございました! <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:34:30.58 ID:fTXE1WcuO<> >>36>>41 把握した
ほいじゃ頑張ってくる <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:42:55.47 ID:NwoDrLoyO<> ブーン小説だけ読んで小説書くなんて無理だよね
練習すれば上手くなるって言ったって、それは
駄目なところを指摘できて改善策を出せる、良いところは良いって言える
そういう人が居てくれて初めて成立することだよね

たまに真面目に書いてる人居るけど、
本気で書くならブーン小説を参考にしようなんてやめてよね

ギャグとかネタは例外 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:45:30.98 ID:WZAqTIeJO<> ギャグまでオリジナルだったらブーンじゃねえな。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:47:11.56 ID:NQ3VWXW30<> 真面目に書いてんのかふざけてんのかわかんない奴いるけどな <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:50:28.73 ID:VjwNP/WSO<> イラストとか見てみたいな <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:50:32.18 ID:heUgWz1S0<> http://nullpo.notlong.com <> 前半の元ネタは筒井康隆 ◆GuTbk9G1MQ <>sage<>2006/04/11(火) 00:52:06.28 ID:SA4hPVoO0<> ちょっくら投下


( ^ω^)「あっ」

突然、道の横の林のなかに走っていくブーン

('A`)「おい、ブーンどこいくんだ? ちょっwwwまてよwww」

林のなかでドクオに背中を向けてしゃがんでるブーンにドクオが顔の汗を拭きながら近づく

(;'A`)「・・・はあ、はあ、やっと追いついた、かってに行動すんなよ、
    お前班長だろ、みんな待ってるぞ・・ん?何だそりゃ?」

( ^ω^)「フフ・・妖精を捕まえたんだお」

ブーンは右手で蝶の羽をつまみ、首からさげた虫かごに蝶をいれた

(;'A`)「なんだ?その蝶???」

その蝶の羽は黒と白と黄が複雑な幾何学を模様を描いており、アゲハ蝶の羽のように見えた、大きさも近い
しかし胴体はアゲハ蝶には似てなかった、というより人間以外のどの動物にも似てなかった。
きれいな曲線を描く胴体も、ほっそりとして長い手足も、
頭部から髪のように生えた金色の沢山の触角に隠れそうで隠れないその顔も、
全部が人間の少女にそっくりだった
二人ともその美しさに釘付けだった

(´・ω・`)「だめだよブーン、勝手に行動しちゃあ、それに・・」

('A`) ( ^ω^)「ショボン先生・・」 <>
◆GuTbk9G1MQ <>sage<>2006/04/11(火) 00:52:54.79 ID:SA4hPVoO0<> (´・ω・`)「それに、そのツンデレ蝶はここにしかいない希少種だ、すぐ逃がしなさい」

( ^ω^)「でも・・」

(´・ω・`)「飼いたいんだろ?でもだめだよ、誰がやってもダメだったんだツンデレ蝶は。
    いろんな学者、芸術家、金持ちとかが飼おうとしたよ、でも成功例はないんだ
    そもそも発見例も捕獲例も少ない、よっぽど人間が嫌いなんだろうね
    ツンデレ蝶は人が飼うとすぐ死んでしまう」

ブーンはうつむいたまま黙って聞いていた、うつむいて蝶をずっと見ていた

(´・ω・`)「じゃあ、早く逃がしなさい、たかが小学校の遠足でその蝶が見れただけでも十分だろ?
    それとも警察に捕まってもいいのかい?逃がさないと・・ぶち殺すぞ」

( ^ω^)「・・・・・・」

ブーンは黙って後ろを向き、虫かごのふたを開け、三時間ほど前に捕まえていた普通のアゲハ蝶の
羽をつかみ宙にやさしく放った、アゲハ蝶は一度地面に落ちそうになったが
なんとか体勢を立て直し、すぐに林の奥に消えていった
ブーンは後ろをむいたままアゲハ蝶の消えていったほうを黙って見ていた

(´・ω・`)「ブーン・・みんな待ってるから、早くもとの道に戻らないと」

('A`)「早くしないとバスにおいてかれっぞ」

ショボンとドクオはすでに歩き出していた、
虫かごをリュックに急いでつっこみ、ブーンもあわてて後を追う

帰りのバスの中ブーンは一言もしゃべらずリュックを両腕に抱いたまま笑みを浮かべていた
<>
◆GuTbk9G1MQ <>sage<>2006/04/11(火) 00:53:47.17 ID:SA4hPVoO0<> その日の夕方

( ^ω^)「倉庫の中にちょうどいい大きさの鳥かごがあったお」

埃まみれの鳥かごを掃除が嫌いなブーンは丹念に綺麗にした、遠足で汚れた服がさらに汚れた 
ブーンは鳥かごの中に蝶を入れ、机の上に置き、机に頬杖つきながら蝶を見つめていた
蝶は鳥かごの底に羽をたたんだまましゃがみ、俯いていた
いつのまにか日が沈み、ブーンの部屋は薄暗くなっていた

J('ー`)し「ブーンご飯よ、早く来なさい」

(;^ω^)「っおお、もうそんな時間かお」

あたりを見渡すとだいぶ暗くなっていた、時計は六時五十分をさしていいる

J('ー`)し「ブーン、何してんの?開けるわよ」

ブーンは急ぎつつ、蝶が傷つかないように慎重に鳥かごを机の下に隠す、とほぼ同時にドアが開いた

J('ー`)し「?部屋が真っ暗じゃない・・」

(;^ω^)「き、今日は遠足だったから、疲れてて寝てたんだお」

J('ー`)し「ああ、そういえばそうだったわね、って弁当箱早く出しなさいよ
    汚れが落ちにくくなっちゃうでしょ」

ブーンはリュックから急いで弁当箱を出しカーチャンとともに食卓にむかった

<>
◆GuTbk9G1MQ <>sage<>2006/04/11(火) 00:54:35.30 ID:SA4hPVoO0<> ブーンは夕飯を食べながら考えていた、蝶を見つめるのに夢中になり、考えなきゃならない
大事なことをすっかり忘れていたのだ
夕飯の時にいつもカーチャンに話す今日学校であったことも話さず
カーチャンが不思議そうな顔で自分を見ているのにも気づかずブーンは考え続けた

真っ暗な自分の部屋に戻ったブーンは机の下から鳥かごを机の上に戻し、蝶に向かって話しかけた

( ^ω^)「今日から君の名前はツンだお、さっき思いついたばっかだけど
    とてもピッタリだお、改めてよろしくだおツン」




その後もブーンはツンに話かけ続けた、しかしツンはその言葉に答えず、反応もほとんどなかった
ツンデレ蝶は見かけは人間の体に蝶の羽を持った妖精のようだが、中身は完全に昆虫である
当然高度な知性はない、見かけ以外は他の蝶と何も変わらないのだ
しかし、ブーンは話かけ続けた、最愛の者に向かって

( ^ω^)「ツン可愛いおツン」

( ^ω^)「顔の横の触角がくるくるしてるお、巻き髪みたいだお」

( ^ω^)「ツン、なんで花の蜜を吸わないお?これと違うのがいいかお?」

( ^ω^)「ツン・・・」

<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 00:55:02.45 ID:iB965dJ8O<> レイヴン落ちたのか
残念 <>
◆GuTbk9G1MQ <>sage<>2006/04/11(火) 00:59:00.34 ID:SA4hPVoO0<> ブーンは家にいる間じゅうずっと部屋にこもり、ツンを見つめ続けて、話しかけ続けた
学校に行ってる時は鳥かごを押し入れの中に隠し、そわそわしながら学校生活を送った
親友のドクオや教師のショボンの呼びかけにも上の空で会話も長続きしない
そんな生活が一週間ほど続いた
ツンはブーンが与えた花の蜜を吸わずどんどん弱ってゆく
ブーンは何度かツンを逃がそうかと考えたか、今のブーンにはそれが出来なかった
ブーンは林や花屋に行き何種類もの花を集めてツンに与えた
いつか自分の愛情にツンが応えてくれると信じながら



ブーンが蝶を捕まえてから10日目の朝

( ;ω;)「うあああああああ!!」

J('ー`)し「!?」

ブーンの悲鳴でカーチャンは目を覚ました、急いでブーンの部屋に向かう
ブーンの部屋の前に立つとブーンの泣き声が聞こえてきた、何を言ってるかは不明瞭で分からないが
泣きながら何かを呟いてるのは分かった

J('ー`)し「ブーン!どうしたの!?」

ドアを開けると、ブーンは机に突っ伏して号泣していた、
机の上には内藤夫妻が昔使っていた鳥かごが置かれていて
その中のものがブーンを悲しませている原因なのはすぐに分かった

J('ー`)し「ブーン、なんだい?これ?」

おそるおそる中を覗いた、中にいたのは黒い羽を持つ蝶。のようなものだった <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 01:01:02.29 ID:ibXBRaLNO<> ―オリジナル―

スーパー

( ^ω^)「何々…『おいしいおウリジン弁当』
      ブーンも有名になったもんだお」

( ^ω^)「あ、逆に見てただけだったお…」

('A`)「そうですねー」

<ヽ`∀´>「何々…『米おいしいお』
      ウリナラもイルボンを引き離してるニダ」

('A`)「そうですねー」


シュールって難しいニダ


―終― <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 01:04:27.68 ID:iB965dJ8O<> ( ^ω^)凸ドクオよ、天に帰る時が来たのだお
('A`)ならば砕いてみせよう 我が全身全霊をかけて!

 
ごめん、めんどくなった <>
◆GuTbk9G1MQ <>sage<>2006/04/11(火) 01:05:54.95 ID:SA4hPVoO0<> ツンは鳥かごの底に横向きに倒れていた、
まるでフィギュアのように不自然な姿勢で硬直している、足はピンっと伸ばされ
手は胸の前で何かを掴むように硬直している、腹は異様に凹み、あばらが浮いてるにも見える
肌は所々ドス黒く変色している、頭部は黒っぽく変色した触角に隠され見えない
黒と白と黄の綺麗だった羽も黒一色になっていた

カーチャンは意を決してツンの死体を新聞紙で包み、
ブーンに墓を作ろうと促した
ブーンは墓を作る作業の間もずっと泣いていた、掘っては泣き、埋めては泣いた

( ;ω;)「ツン・・どうしてだお・・」

その日からブーンは部屋にこもった、学校にも行かず
カーチャンの呼びかけにも耳を貸さず、好物のオムライスも殆ど食べない
ただベットに横たわり悲しみ続けた


<>
◆GuTbk9G1MQ <>sage<>2006/04/11(火) 01:11:37.11 ID:SA4hPVoO0<> 五日後の朝、vip小学校職員室

ショボンは電話に出ていた

(´・ω・`)「えっ今日もですか?・・はい・・そうですか、あとどのくらいで学校に・・はあ・・
    ブーン君はまだそんなに悲しんでるんですか・・
    えっ?警察?・・大丈夫ですよ、黙ってますから・・
    そりゃあ、ツンデレ蝶は希少種ですからね、お母さんが心配するのも分かります
    でもツンデレ蝶は目撃例も捕獲例も非常に少ないんです、警戒心が強くて・・・
    なのにブーン君に簡単に捕まった、ということは相当弱ってたと思うんです
    多分ブーン君に捕まらなくても、他の動物に食べられてたでしょう
    捕食者に生きたまま食べられるよりは、ブーン君に見守れながら死んでいったほうが
    ツンデレ蝶は幸せだった、と僕は思います・・・・

    大丈夫です、すぐ元気になりますよ
    男なら誰もが一度は経験することです・・」


    おしまい




ツンの死から五日経ってもブーンの悲しみは癒えなかった
机の上にはまだ鳥かごが置かれ、中には枯れかけた何種類もの花がある
ブーンはふとベットから上半身を起こし鳥かごのほうを見た、しばらく見ていると
突然ベットから飛び起き机に駆け寄り鳥かごの中を見る
中の枯れかけた花を見て、深くため息をつく
ブーンはもう何度もこの行動を繰り返していた、鳥かごの中を見るたびに絶望した
とっくに枯れたと思ってた涙があふれてきた <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 01:12:11.23 ID:ibXBRaLNO<> ―( ^ω^)凸ドクオよ、天に帰る時が来たのだお
 ('A`)ならば砕いてみせよう 我が全身全霊をかけて!―


鬼束「破片がぁー破片がぁー」

ムスカ「目がぁーがぁー」
('A`)「ロマンシングぅーロマンシングぅー」

( ^ω^)「 rァ チェーンソー」


ムスカは バルバルスに なった!


―終― <>
◆GuTbk9G1MQ <>sage<>2006/04/11(火) 01:20:12.73 ID:SA4hPVoO0<> ( ;ω;)「ツン・・」

ブーンは泣きながらベットに戻った、そしてあの妄想がまた始まった
ツンが死んでからの妄想はブーンとツンが仲よく暮らしてる、というものであった
妄想の中でのツンは妖精の姿をしたただの蝶ではなかった
少女のような可愛いらしい性格とブーンと同等の知能を持っていた
そして、ブーンにとって都合の良いことしか言わなかった
ブーンにとっての理想の妖精であり、理想の女性だった


ξ゚-゚)ξ「ねえブーン、前から思ってたんだけどその語尾に「お」をつける癖
    とっても格好いいわ」

( ^ω^)「おっ、さすがツンだお、このしゃべり方の格好良さが分かるのかお
    ドクオやカーチャンでさえこのしゃべり方の格好良さには気づかなかったんだお
    お目が高いお、そうそうドクオといば去年の運動会でドクオは・・・・」

妄想の中でベットに腰を掛けたブーンは自分の肩の上に可愛く座るツンに話しかけ続けた
そのまま妄想を続け数時間後、ブーンは自分でも気づかない間に久しぶりの深い眠りに落ちた

夢の中でブーンは見たこともない広大な平原に仰向けに寝っ転がっていた、太陽がまぶしい
四方を寝ながらゆっくり見渡してみると遙か遠くに青白い山脈が見える、ここは山に囲まれていた
心地よい風がブーンの頬をなで、甘くいい匂いがブーンのまわりを包んでいる
生えてる草は見たこともない草ばかりだったが、花はとても綺麗だった
半袖からのびる腕に葉の先が触れても不思議とチクチクしない <>
◆GuTbk9G1MQ <>sage<>2006/04/11(火) 01:26:08.85 ID:SA4hPVoO0<> ( ^ω^)「ここはどこだお?・・全然知らないとこだお・・うーーん・・
    まあ、どこでもいいお、とってもいいとこだお・・」

ブーンは目をつぶって寝ようとした、夢のなかで

しばらくすると胸の上に何かがとても軽いものがのった感触がして、目を開けた

( ^ω^)「あっツン!」

胸の上にはツンが立っていた

ξ゚听)ξ「あら、起こしちゃった?」

ブーンが眠たそうな目をこすりながら答える

( ^ω^)「ツンならいつでも歓迎だお」

ξ////)ξ「べ、別にあんた歓迎されてもうれしくないわよ・・」

( ^ω^)(なんかいつものツンと様子が違うお、でもこういうツンも可愛いお)
    「ところでツン、ここってどこだお?気づいたらここにいたんだお」
<>
◆GuTbk9G1MQ <>sage<>2006/04/11(火) 01:31:59.55 ID:SA4hPVoO0<> ξ゚听)ξ「・・ここは私の故郷よ」

( ^ω^)「お?あの時ツンと出会ったニー速山にはこんなとこなかったはずだお」

ξ゚听)ξ「そりゃそうよ、ここはニー速山じゃないもの、ここはね・・」

( ^ω^)「・・ここは?」

突然、ブーンの見てる光景から色が消えていった、カラーの夢から白黒の夢に変わってゆく
そして体も重くなってきた、プールの中を潜水してるような圧力を全身に感じる
今、体を動かしても水の中にいるようにゆっくりとしか動かないだろう
いつもブーンが見てるような不自由で不思議で不条理な普通な夢に戻ってゆくようだ
ツンの口の動きも、羽のかすかな羽ばたきも、風に揺れる触角も
スローモーションのようにゆっくりになってゆく
しかしブーンはそれに気づかない、ツンの口の動きをじっと見ている

ξ゚听)ξ「ここはヒロスエ村ってところよ」

( ^ω^)「え?ひろs・・」



( ^ω^)「え?・・・」
<>
◆GuTbk9G1MQ <>sage<>2006/04/11(火) 01:34:37.72 ID:SA4hPVoO0<> ブーンが目を覚ますと目の前には自分の部屋の天井が見えた、周りはもう薄暗い
辺りを見渡し、誰に言うでもなく呟く

( ^ω^)「夢かお・・?」

ブーンは仰向けに寝ながら首を起こし、自分の胸を見つめる

( ^ω^)「この感触・・」

胸には、ツンの体重と足の裏の感触がしっかりと残っている
ブーンは夢の内容を思い出し考えていた、妄想とは違う感じのツンの言葉の意味を

( ^ω^)「・・ヒロスエ村?・・聞いたことないお」

夢の内容やヒロスエという地名を考えながらブーンの心のなかに希望が生まれた
ツンの故郷に行けばツンに会えるという希望が


ブーンが台所のドアを開けるとカーチャンが二人分の食事を前に黙って座っていた

( ^ω^)「カーチャン、それが今日の夕飯かお?」

カーチャンがものすごい速さでこっちを向いた、目が赤く充血している <>
◆GuTbk9G1MQ <><>2006/04/11(火) 01:40:53.57 ID:SA4hPVoO0<> とりあえず、今日はここまで書いた
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 01:44:48.29 ID:P4aMInfc0<> 乙!
期待してるおw <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 01:47:17.33 ID:O1s21O4kO<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 01:48:49.86 ID:9rMxSD/P0<> 乙
wktkして待ってるぜ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 01:58:27.19 ID:ibXBRaLNO<> ―ミズガルズ・アースガルド―

( ^ω^)「ここはミズガルズ、その名のとおりミズの国」

土竜「ぐねぐね」

('A`)「こちらはアースガルド、その名のとおりアースの国」

バルサン「いや、うちアースと違うし」


―で?― <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:03:49.46 ID:9rMxSD/P0<> ブーンが神さまに会いに行く様ですってどうなった訳? <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:04:46.30 ID:oXwxJFGq0<> 書き溜めたら作者がスレ立てるらしい <>
◆GuTbk9G1MQ <><>2006/04/11(火) 02:06:22.93 ID:SA4hPVoO0<> wktkっていうレス貰ったのこれが初めて、ちょい続き投下

―――続き―――

J('ー`)し「ブーン!・・そ、そうかい、今日はブーンの大好きなオムライスだからね」

ブーンは冷めたオムライスを食べながら、できるだけ動揺を隠し、
カーチャンに真意がばれないよう、いつもの調子で話しかけた
あの夢の内容は人に話してはいけない、となぜかブーンは思っていた

( ^ω^)「・・ところでカーチャン、ヒロスエって地名は知ってるかお?」

J('ー`)し「え?ヒロスエ?・・・聞いたことないねえ、ってなんだい?いきなり」

(;^ω^)「おおっ、そ、それはショボン先生が前になんか変な話をしてて・・」
    
J('ー`)し「ああ、あの先生はオカルトなことが好きだからねえ・・」

( ^ω^)(我ながらうまい言い訳だお、でもやっぱり地理に詳しい人に聞かないとダメみたいだお)

J('ー`)し「・・あんた、まさかまた妄想へk・・」

(;^ω^)「ちょwwカ、カーチャン、あ、そうだ!僕明日から学校いくお、wktkだお!」

J('ー`)し「え!本当かい?カーチャンもwktkだよ!」
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:08:21.55 ID:NQ3VWXW30<> >>71
聞き流してくれても構わないんだが、お前さんは何か書くようになってからまだ日は浅いんじゃないかね <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:16:10.38 ID:WZAqTIeJO<> 携帯で書きつつ保守。
妖精さんわくてか <>
◆GuTbk9G1MQ <><>2006/04/11(火) 02:16:40.36 ID:SA4hPVoO0<> >>72
メモ帳開いて書くようになったのは一昨日、コピペ改変は三年ぐらい前からやってた
妄想はずっと前から

<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:18:36.90 ID:iB965dJ8O<>      
     ξ
     ('A`)
     ( ^ω^)
    (´・ω・`)
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:19:13.91 ID:NQ3VWXW30<> >>74
なんか探り探りな感じがしたもんだから…コピペ改変ってよくわからんけど

とにかく、ガンガレ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:20:59.94 ID:ibXBRaLNO<> >>76
ガ板へどうぞ




―本気とネタ―

( ^ω^)「僕は本気でブーン小説を書いてるお!」

('A`)「俺はてきとーにブーンネタ書いてるけどな…」

読者A「ブーンつまんね。総合でやれ」

読者B「ドクオおもすれー!wktk」


( ´ω`)「なぜだお…」

('A`)「それはね、君がイカ素麺だからだよ」

( ^ω^)「そういうあなたは?」

('A`)「居酒屋クーポン♪」

( ^ω^)「あ、もう終わってます」


―終わってます― <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:22:41.58 ID:L0ln++Pu0<> ここに来て下さい
http://school5.2ch.net/test/read.cgi/part/1143834097/l50 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:31:38.57 ID:ibXBRaLNO<> ―ここに来て下さい―

( ^ω^)「宣伝うざいお」

('A`)「そう言うなよ、何かの役に立ってるかもしれんぜ」

( ^ω^)「例えば?」

('A`)「えーと…」

(><)「スポンサーが無いと、TVも見れません!」
('A`)「えーと…」

( ^ω^)「ほら、何も無いお」

('A`)「だなぁ…」


最近TVつまんねー

―終― <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:36:01.35 ID:NQ3VWXW30<> ID:ibXBRaLNOは精力的だな <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:39:27.11 ID:rTpuiwae0<> セリフ前の顔文字ってブーン系小説に必須なんだろうか <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:41:33.40 ID:ibXBRaLNO<> ―精力的―

( ^ω^)「念願のバイアグラを手に入れたお!」

( ゚∀゚)「おっぱい!おっぱい!」

( ^ω^)「なにをする きさまらー!」

( ゚∀゚)「おっぱい!おっぱい!」

('A`)「こいつ…立ったぞ!」


燃え上がれ 燃え上がれ
ガンガル


―終わりだぞーアァー― <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:41:55.56 ID:8y058Uu30<> >>81
それは作者次第 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:42:18.55 ID:xCxwrouQO<> >>81
必須ではない <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:44:54.99 ID:WZAqTIeJO<> 顔入れた方が読者の俺としてはとっつきやすいな <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:45:36.40 ID:ibXBRaLNO<> ―セリフ前の顔文字―

( ^ω^)「確かに無しでも良いかもだお」

('A`)「消して見るか」


( ^ω^)「    」

('A`)

( ^ω^)

('A

( ^

かゆ
(゚д゚)ー


―糸 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 02:54:27.36 ID:8y058Uu30<> 題:しょおおおおおおおおおおおおおおおおどう!! <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 03:11:04.98 ID:WZAqTIeJO<> ほし <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 03:11:31.21 ID:ibXBRaLNO<> ―しょおおおおおおおおおおおおおおおおどう!!―

・AAに一問一答

Q:汚物は?

( ^ω^)「しょおおおおおおおおおおおおおおおおどく!!」

Q:しょおおおおおおおおおおおおおおおおどう!!

('A`)「おが多いお」

Q:正直このお題は?

(´・ω・`)「…それは読者が本当に聞きたい質問?」

Q:もちのロン

(><)「LV4デス」

Q:戦闘不能

ξ゚听)ξ「死んでないのにデスとはこれいかに」

Q:ですよねー^^


―スージーQ― <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 03:14:43.73 ID:iB965dJ8O<> 必須アミノ酸 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 03:21:03.82 ID:ibXBRaLNO<> ―必須アミノ酸―

( ^ω^)「アミノさん!」

僕が名前を呼ぶと、
その美しい少女は振り返り、こう言った。

('、`*川「ちゃんとした下着を、履こう!」


タンパク質取ってるぅ?


―終― <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 03:23:15.38 ID:8y058Uu30<> なんか味があるね <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 03:26:13.36 ID:ibXBRaLNO<> ―とりあえず一休み―


―乙― <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 03:54:49.35 ID:yBawwl1a0<> 題くれ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 03:55:47.50 ID:NwoDrLoyO<> 徹夜でVIP <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 04:31:06.78 ID:ibXBRaLNO<> ―徹夜でVIP―

( ^ω^)「腐ったみかーん腐ったみかーん、
      四個でミリオネラ〜♪」

ξ゚听)ξ「何歌ってんの?ブーン」

( ^ω^)「初恋の人」

ξ///)ξ「あらあら、うふふ」

( ^ω^)「僕は、ツン!君の事が…」

ξ゚听)ξ「みなまで言うな…
      分かっておる」


―セックス!― <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 04:41:07.20 ID:xCxwrouQO<> ID:ibXBRaLNOなら
('、`*川
こいつに強烈な個性を見出だせる気がする <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 05:05:10.48 ID:47Uj50rO0<> ほ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 05:17:18.25 ID:ibXBRaLNO<> ―('、`*川の個性―


('、`*川「はーい、今日から始まりました『ペニサス・ファクトリー』
     パーソナリティのペニサス伊藤です!」

('、`*川「ちなみに伊東という字は、
     ヴァギナにペニスを突き刺す、と書いて井藤です、
     よろしくねー!」


('、`*川「えー、初めてという事で、
     私のキャラが掴め無いという方も多いと思いますんでー、

     今日は私の自画像を描いて来ました!

     パチパチパチ〜!」

 ttp://www.linet.gr.jp/~kojima/Kyogokudou/Sekien/akaname.jpg


―番組打ち切り― <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 05:24:19.44 ID:xCxwrouQO<> 垢舐めきめえwwwwww <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 05:47:32.59 ID:LbNJntKyO<> ほ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 05:50:56.92 ID:ibXBRaLNO<> ―('、`*川の個性・第13章―

('、`*川「な、なめぇっ!
     そんなに舐めたら…垢が出ちゃうぅッ!!」

('、`*川「という官能小説を書いてみました」

( ^ω^)「つまんね」

('、`*川「鬱田氏脳」

('A`)「死ぬな!君が死んだら…」

( ^ω^)「垢が出ちゃうぅッ!!」

('、`*川「汚物は消毒だ」


なめりん大佐って個性的よねー


―終― <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 06:03:26.99 ID:VRIY4LcuO<> 不覚にもワロタw <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 06:04:11.14 ID:xCxwrouQO<> もう訳分からんね <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 06:28:59.40 ID:ibXBRaLNO<> ―もう訳分からんね―

( ^ω^)「シュールですから」

(><)「履き違えてます!」

( ^ω^)「あ、本当だお。
      靴下のマークが内側になってたお」

(><)「履き違えてます!」

( ^ω^)「あ、ズボンが後ろ前だったお」

(><)「履き違えてます!」

( ^ω^)「秘孔が左右逆になってたお」

(><)「履き違えてます!」

「おたてっなに逆が葉言」(^ω^ )


この先で泣点始まり、
また先週


―シュール度が落ちてきた― <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 06:31:11.45 ID:xCxwrouQO<> ('、`*川「ふかわに500ペニサス」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 06:38:32.96 ID:ibXBRaLNO<> せっかくだから次の作者さんに任せるぜ!

というわけで今日は\(^o^)/オワリ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 06:40:41.12 ID:xCxwrouQO<> >>107
乙 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 06:59:26.00 ID:sSzG5BHK0<>             ▂▃▂  ▂
      ▂〓◣◢◤.:░▂〓━░◥◣▂
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     ◥▀◣░::::░▓░░::▎
         ◥◣▂▓▀:░::▍
           ◥〓◣▬▀ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2006/04/11(火) 06:59:51.03 ID:sSzG5BHK0<>         ,.-─ ─-、─-、
      , イ)ィ -─ ──- 、ミヽ
      ノ /,.-‐'"´ `ヾj ii /  Λ
    ,イ// ^ヽj(二フ'"´ ̄`ヾ、ノイ{
   ノ/,/ミ三ニヲ´        ゙、ノi!
  {V /ミ三二,イ , -─        Yソ
  レ'/三二彡イ  .:ィこラ   ;:こラ  j{
  V;;;::. ;ヲヾ!V    ー '′ i ー ' ソ
   Vニミ( 入 、      r  j  ,′
   ヾミ、`ゝ  ` ー--‐'ゞニ<‐-イ
     ヽ ヽ     -''ニニ‐  /
        |  `、     ⌒  ,/
       |    > ---- r‐'´
      ヽ_         |
         ヽ _ _ 」

     ウプレカス [ Uprecus ] <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 07:32:21.94 ID:NwoDrLoyO<> は <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 07:44:18.27 ID:Ve/jomGg0<> 長ったらしくて理屈っぽくなると思うが、一つ投稿してみる
グロ耐性無い奴は注意。たとえ見ても俺は決して謝らん <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 07:46:19.85 ID:Ve/jomGg0<> 空は鮮やかな青だ。しかし薄皮一枚の青を破ると果ての知れない黒がある。
黒に触れた者はどれくらい居るのだろうか。どれくらい


『( ^ω^)ブーンの街が狂気に染まるようです』



( ^ω^)「はぁ・・・今日は模試で土曜登校だお。だるいお」

今日の空には雲ひとつ無い晴天。
もし普段の休日なら散歩でもしたくなるほど気持ちの良い陽気だったのだろうが
休日登校というひとつの要因が内藤を空も気にならなくなるほど不快にさせていた。

「あら、おはよう内藤」

( ^ω^)「お?何だツンかお、おはようだお」
ξ゚听)ξ  「何だとはなによ、なんだとは!待ち合わせしようって言ったのはあんたじゃない!!」
(;^ω^)「そうだったかお?な、何にせよ腕を雑巾絞りするのはやめてほしいお、地味に痛いお…!」
ξ゚听)ξ  「…ふんだ」

隣のクラスの子であり、唯一の女子の友達であるツンは…完璧にへそを曲げてしまった。
普段からプライドの高いツンだが、朝から待ちぼうけを食らわされれば誰だって怒るだろう。
哀れ、ささやかな楽しみとなるはずだったツンとの登校はツンの機嫌を恐る恐る伺うだけで終わってしまった。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 07:51:48.64 ID:Ve/jomGg0<> クラスに入ると、時間が早めなせいか居る生徒はまばらだった。
皆好き勝手に机を蹴り飛ばしてコミュニティーの縄張りを作っている。
辺りを見回すと、隅のほうに遠慮するように二人。幼馴染のショボンとドクオが居た。

(´・ω・`) 「やぁ、バーボンハウs」
( ^ω^)「正直もうそれ秋田」
(´・ω・`) 「……」
('A`) 「どした内藤登校するなり。えらくご機嫌ナナメだな」
( ^ω^)「…それが……」

報告を皮切りに始まるたわいのない話。
昨日のテレビの内容、ゲームの進み具合、最近はまっている歌手。

( ^ω^)「ツンは許してくれるだろうかお…」
('A`)「…そりゃお前が完璧に悪いよなぁ」
(´・ω・`)「ちゃんと謝っておいたほうがいいと思うけど。彼女へそを曲げると長いから」

一通り話し終えたところで模試が始まり、自分の机に座って一息つくと…


(;^ω^)「…!!?うきょおぉぉっ!!!」

筆箱を取り出そうとした自分の手に絡みついたのは何故か柔らかい感触と、綿毛のようなふかふかしたもの。
反射的に手を抜くと、勢いにしたがってそれがコロリと床に転げ落ちた。


……ご丁寧にティッシュで包まれた跡のある、まだ新鮮な猫の頭。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 07:54:30.58 ID:XA1gGssVO<> >>32
(*ノωノ)あぷー


(*ノДノ)「ロリータって言うなー」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 07:56:26.64 ID:Ve/jomGg0<> 「何事ですか、内藤君」
(;^ω^)「せ、先生……あう…」

甲高い悲鳴にざわめくクラスの中、明らかににやけた顔を此方に向ける一群がいた。
先生達も持て余している、札付きのDQNだ。
平日にも顔を見せないような奴らが何故土曜に来ていたのか、握り拳ほどの球体を見てようやく理解した。
DQN共の視線を感じたのだろう。校内でも小心者で通っている数学の先生は、途端におろおろしてこう告げた。

「…も、模試が終わってから処分しなさい。それまではティッシュを被せておいて」
(;^ω^)「先生、でも……」
「いいから早く!あなた一人のせいでクラス全体の模試が遅延します!」
DQN「たかがボール一つで騒ぎすぎだよ!嫌ならさっさと出てけってんだよなぁ!」

先生の声に混じって、DQNの罵声も聞こえる。
最も隅にある席をクラス全体から見れば、小さくて黒いそれはただのボールに見えるだろう。
しかしこれはボールなんかじゃない。後ろの席にいるショボンも気付いているはずだ。
でも…

( ;ω;)「……うっうっ……」

何も言えないまま席につき、できるだけ体を小さく丸めた。
配られたプリントの上に何度もぽたぽたと涙を落とす。


俯いた拍子に、ティッシュの隙間から猫の目が顔を覗き込んできた。

<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 07:57:48.53 ID:Ve/jomGg0<> 〜あるビルの一室〜

「なぁ見たか、あのウザってぇ顔!」
「悲鳴も予想通りだったなぁwウキョオオオオってマジきめぇ!!」
「スゲェ言えてる、ってか真似すんなよオメーもきめぇよww」

薄暗い打ちっぱなしの部屋で、用が済んで早々に学校を抜けてきたDQN達がたむろしていた。
高層マンションを建てるべく建設中だったところで小火が出たとかで、工事中止になっていた所がチンピラ共の巣窟と化してしまったような所だ。
壁には落書きだらけ、床には空き缶やゴミだらけ。常人なら余程のことが無い限り足を踏み入れたくないだろう。

「しかしあんなにキクとは思わなかったな、次は犬でもぶっ殺して入れとくかw」
「いいねそr………」

突然仲間の一人の声がふつりと消える。

続いて聞こえるのは、グチャリ。ヒューヒュー、ガリガリ ゴキッバキバキッ ボチャボチャンズルッズルッ       ボトリ

余りにも場違いな水音に、背を向けていた二人のDQNは凍りついた。
動けないもう一つの要因は、その音があまりにも聞きなれた音だったからだ。エサにつられて、擦り寄ってきた猫を…
ひたり、ひたりと何かが近づいてくる。そして  緑色の手が    肩に

「なぁっ、おま……」
「ツ ギ ハ コ レ イ レ レバ     ?」

余りに楽しそうな声色。手が伸ばされ、ゆっくりと一人の膝の上に置かれたものは

先程のDQNの、上顎から上の部分だった。
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 08:01:40.08 ID:Ve/jomGg0<> 学校からの帰り道。
本当なら午前中で下校のはずだったが、一件がこじれにこじれて開放されたのは昼飯時を大幅に過ぎてからだった。
人通りの多い繁華街を、内藤を真ん中にして4人が一列になって歩く。

(‘A`)「……スマン、俺が気付いてれば…」
( ′ω‵)「…いいんだお、きっと俺達が来る前から入れられてたんだお。誰も悪くないお…」
(´・ω・`)「僕も謝るよ。あの時かばってやれなくて…」
ξ゚听)ξ「噂を聞いてはいたけど、本ッ当ロクでもない奴らね!!あたしも同じクラスだったら散々とっちめてやったのに…!」
( ;ω;)「みんな…ウッ」
ξ゚听)ξ「なによ、アンタも簡単に泣かないの!そういうの面白がってやってくるんだから、ああいうのは」
( ;ω;)「違うんだお…みんな、そんなに怒ってくれて…俺は幸せ者だお、ウッウッ…」
ξ///)ξ「な…何よ、あたしはアンタ心配してる訳じゃなくて、そいつらのやり方が気に食わないだけよ!勘違いしないで!」
(´・ω・`)「ふふ…水くさいなぁ、幼稚園からの仲じゃないか」
('A`)「そうだぜ内藤。ホラ、気分転換にみんなで飯でも食いに行こう!」

恥ずかし紛れに首を絞めてくる手も、はにかむように笑う声も、場の空気を変えようと明るく振舞う雰囲気も
自分に必要なもの全てがここにある気がして、内藤は幸せだった。

『……リカが、急遽………声明を発表……』

( ^ω^)「…そういえば今日本は戦争をしているんだお」
(‘A`)「こうしてると前となーんも変わらねぇよな。案外このまま終わっちまうんじゃねぇ?」
( ^ω^)「……」
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 08:03:38.65 ID:Ve/jomGg0<> とりあえず今はここまで。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 08:31:02.26 ID:X2XKOi0TO<> 殺人が好きな奴らだな <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 09:07:58.99 ID:ibXBRaLNO<> ほ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 09:39:06.55 ID:ibXBRaLNO<> し <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 10:02:04.88 ID:ibXBRaLNO<> み <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 10:03:46.17 ID:xCxwrouQO<> ん <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 10:50:58.29 ID:ibXBRaLNO<> と <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 11:13:03.82 ID:zNMmm/y70<> あ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 11:43:27.77 ID:ibXBRaLNO<> い <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 11:58:40.17 ID:XA1gGssVO<> ば <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 12:26:57.68 ID:vm2ULe2o0<> 保守ついでに質問
ブーン小説で怪物出すときの総称って何か無いか? <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 12:29:45.47 ID:ibXBRaLNO<> >>129
('、`*川「ペニサス伊藤」
( ^ω^)「まぁある意味怪物」



マジレスすると、特に無いんじゃね?
オリジナルでゴー
(出す前に説明記述よろしく) <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 12:57:19.52 ID:ibXBRaLNO<> あ、別に後でも良いか
まぁそこら辺は作者の判断で

な保守 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 13:24:31.83 ID:XA1gGssVO<> つ FOX <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 13:32:20.02 ID:vm2ULe2o0<> >>130,132
おk、オリで行くわ。
FOXは他の場面に使う予定。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 14:31:54.05 ID:vm2ULe2o0<> 保守 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 14:56:29.52 ID:9stc/dUL0<> 「つまるところ、人生なんてそんなもんだろうさ」

どうしてドクオはこうも達観しているのだろう
いや、もしかすると、達観しているふりをしているだけで、
他人の話は他人事だとでも考え、適当に言っているのかもしれない

「……不満そうだな?」

ああ、大いに不満だった。が、何も言わずに僕は視線をそらす
思って事を口に出さないのは昔からの性分、事なかれ主義な僕の癖みたいなものだ
それでも、さすがに表情までは消しきれなかったみたいだが

「ま、お前が不満なら、それでいいんだろうよ」

何が……と、これも口には出さず、表情で僕は問い掛けた
ドクオは、愉快とも不快ともどちらにでも取れる、複雑な笑い方で、こう言った

「お前が、満足できるように、動けばいいじゃねぇか。な? 『正義のヒーロー』さんよ」

手も触れていないのに、空き缶がひしゃげた
誰がやったのか、そんなことは訊くまでもなく、僕だった
僕はその日……『正義のヒーロー』に、なったばかりだった…… <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 15:09:12.30 ID:9stc/dUL0<> 『ミスター・B。目標は沈黙しました。帰還準備を開始してください』
「了解、だお」

腕時計型の通信機をオフにしてから、僕はヘルメットを脱いだ
汗だくになった額に、夜の風が気持ちいい……

「…………」

いや、本当は気持ちよくなんかなかった。むしろ気持ちがわるいぐらいだ
ただ、そう思い込もうとしていただけだ
メットを脱げば、こうなるって、想像できていただけに……余計不愉快な気分になる

「……ごめん、だお」

ぽつりと謝罪の言葉が、漏れた
言葉を向けた相手はもう動かない、僕が動かなくした、黒い奇妙な生物たち
人間のように見えるが、顔はのっぺりとした黒い布地で覆われたそいつらは、れっきとした怪物だ

「ごめん……だお……!」

聞こえるわけもないのに、また、僕はつぶやいていた
戦闘中は極力考えないようにしていた、いやな感触が、懺悔とともに、蘇る

―逃げ惑う、黒い人造生物たち
―強化改造された念力の触手で、それを捕らえる僕
―そして……そのまま……力場の腕を握り、彼らをつぶす……手応え

……ああ、きっとこれは悪い夢だ……目が覚めれば、きっといつもどおりの朝が、待ってるんだ……
夢遊病者のような足取りで、僕は、空を飛んで、基地へと向かった <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 15:18:14.99 ID:9stc/dUL0<> 近頃、記憶がどんどんあいまいになっていく
今朝、何時に起きたのか、何を食べたのか、どこへ行って何をしたのか、わからない
思い出せない、とは違う。わからないんだ

「B? そろそろ休眠とらないと、明日に差し支えるわよ?」

この人はオペレーターの……誰だっけ、わからない
ああ、とうとう人の顔や声までも、わからなくなってきた
でも、それに気づかれると……少し、困る

「わかってるお。もう、寝るお」
「そう、お休み」

電気を消して、暗闇の中、僕は考える
どうして、こんなことになってるんだろう、と

「…………」

意味もなく、寝返りをうつ
どうして? ……そんなのはわかりきっているじゃないか

毎日、毎日、毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
くる日もくる日も、僕は黒い彼らを殺してきたんだ
最初は、後悔した、悔やんだ、懺悔した。これが正義だって、言い聞かせようともした
でも、でも、それでも、毎日積み重なる自分の罪が、重くて、重たすぎて……僕はパンクしたんだ

「だから……僕は、機械になるんだお……」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 15:24:53.39 ID:9stc/dUL0<> こいつらが、何のために、地上に出てくるのか
そんなことを考えなくなって、どれだけたったのだろうか

『B、今日もお疲れ様。すばらしい戦果だわ』
「どうもだお」

本当にどうでもいいことをオペレーターは言った
任務が終わったとは言え、今、僕は戦場にいるままだ
だったら、任務以外のことをしゃべってほしくはない

『……どうしたの? このごろおかしいわ』
「べつに」

心配そうに、口先だけでそんなことを訊くな、不愉快だから
こんなことを続けて、どうして正常でいられるって言うんだ

『まるで……まるで、機械の人形になっちゃったみたいじゃない……』

ああ、そうだ、そのとおりだ
僕はそう望んで、自ら願って、そんな風に自分を変えていったんだ
ここじゃない、そこにいるお前が、口出しするんじゃない

「僕は……」
『え? 何か言った?』

ああ、なんで僕はこんなことを言おうとしているんだろう……

「僕は、きっともう、人間じゃないんだお……こいつら、黒いやつらの方が、よっぽど、僕にちかいお」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 15:25:06.42 ID:soZ1cflD0<> >>86
かゆ ウマーに吹いた <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 15:30:30.51 ID:9stc/dUL0<> 理由もなく、目的もなく、意思などなく、黒いやつらは地上に湧き出てくる
僕は、理由を押し付けられ、目的を掲げられ、意思など奪い去られながら、駆逐する
結局、僕とやつらの違いは、どっち側かってところと、強いか弱いかぐらいしかないんじゃないかな

「ドクオは……どうしてるんだお……」

今でも唯一わかる、思い出せる友人の顔が、ふと浮かんだ
満足するように動け、彼はそう言ってくれたのに、僕はいわれるまま動いているだけ
今の僕を見て、彼は、どう言うんだろうか

『B、至急西部方面に行って。やつらが現れたわ』
「了解」

ああ、まだこんなどうでもいいことを考えるなんて……僕は機械にはなれないのかもしれない
だけど、いつか機械になりたい
何も考えずに、ただただ動く機械になりたい
そうすれば、きっと……つらくないから…… <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 15:38:36.85 ID:9stc/dUL0<> 街がひどいことになっている
方々で火の手が上がり、常に悲鳴と絶叫が耳朶に響き、時折、断末魔のような声が聞こえる
僕は目の前の光景に、しかし何も感じなかった

『急いで、これ以上被害が広がったら……』

これ以上広がったら、どうだっていうんだろう
一人死んでも二人死んでも、同じじゃないか
僕は、結局間に合わなかっただけなんだから……責任は、大して変わらないんだから……

「駆逐、終了したお」
『B、お疲れ様……今回のこと、あまり気に病まないでね……』

気に病むことなんて、何もないのに……おかしなことを言う
気遣いのつもりだとしたら心底無意味だが、自己満足のためなら、何もいわなくていいか

「帰還するお」

通信機に、ささやいてから、僕は気づいた
瓦礫の下から、何か物音がする……なんだろう
黒いやつらの生き残りだろうか
僕は、念力の触手で、瓦礫を持ち上げて……絶句した

「あ……あ……? ブ……ーン……?」

そこで、つぶれていたのは、ドクオだった <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 15:54:33.50 ID:9stc/dUL0<> 視線を、瓦礫に向ける
確か、このビルは……一番最後、僕が到着した頃に、倒壊したはず……

「ブー……ン……久しぶり……だな……w」

おい……おい……何、なにを、笑ってるんだ……?
お前、体、ひしゃげて、足が、足が見えないよ……しゃべるなよ……

「お前……の……おかげ、で……命拾い……した……な……w」

笑うなよ……お前は、命なんか、拾っちゃいないんだよ……その怪我じゃ……もうだめだ
どうやって、どう急いだって、間に合わない、致命傷ってやつなんだ……

「てへへ……たく……もちっと、早くこい……よな……」

僕が……僕が、あの時、もう少し、もう少しだけ、急いでいたら、ドクオは、ドクオは……

「ま……いいから……よ……はやく、はやく、たすけ……!!」グチャッ

瓦礫が、一気にドクオの頭に降り注いだ
当然だ、僕が念力を切って、落下させたんだから
そりゃ、頭に、ダイレクトに、落下、するよな…… <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 15:54:56.70 ID:9stc/dUL0<> 「なんで………なんで………]

なんで、僕は、こんなことを? ―辛かったから……
何が? ―僕のせいで、ドクオが致命傷を負ったのに、それでもあいつが、笑ってたから

―責められて、当然の僕を赦すように笑う、ドクオの顔が、見てられなくて……

だから、見たくなかったから、潰して、楽にして、しまった
どうせ、助からない、助けようがない、だったら笑っていても、仕方ないから
これ以上、あいつを無理に笑わせたくなかったから
だから、潰した

「うあああああああああああああああああああああああああああああっっ!!!!!」

本当に?本当に?本当に?本当に?本当に?本当に?本当に?本当に?本当に?本当に?本当に?

ただ自分がつらかっただけのくせにお前はいったい何を言ってるんだそれで許されるとでも思っているのか
そんなわけないってわかってるくせにお前は自分のエゴでドクオを殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した……

「うわあああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!」



その日……『正義のヒーロー』の基地は、壊滅した
一人の、壊れたヒーローが、自分の心と体を壊しつくすために
『正義』のお題目を掲げた『自分自身』を、完全に壊滅させてしまったのだった

世界の終わりは、ここから始まった

                    −完− <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 15:58:51.72 ID:TPB8ZzA1O<> >>142
乙!!良かった。



ところで
( ^ω^)が歌手になりたいようです
のまとめのURLをどなたか教えてくれませんか?
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 16:21:05.52 ID:vimP55gPO<> 激しくchaosだな… <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2006/04/11(火) 16:23:47.33 ID:UQYD4EO90<> >>143

世界観に引き込まれたよ <>