32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/07(金) 23:12:03.09 ID:9QQsoGUh0
第3話「出会い」
運び屋のブーンはツンをミムラ駅まで連れて行く仕事を受けた。
その途中で自転車が壊れてしまったため運び屋の会社に代わりの自転車を取りに来たブーン。
しかし、自転車が整備中のため使える自転車は1台もなかった。
また、ブーンの壊れた自転車もすぐには直せないくらい酷い状況だった。
(;^ω^)(うーん、どうしようかお・・・。)
ブーンが手を組んで考えていると、ツンの携帯電話の着信音がなった。
『あんぱーんはあんぱん!あんぱーんはあん!ぱん!
ここはあんぱんとった敵もあたり!ここは林檎食って逮捕はあり!』
(;^ω^)(なぜリビア国家だお?)
ツンは携帯電話に出るとしばらく話をしていた。そして、携帯電話を切るとブーンに言った。
ξ゚听)ξ「交通事故の処理の方が終わったらしいわ。道路の封鎖も解除されたみたい。」
( ^ω^)「と、いうことはトレーラーと護衛車にここまで来てもらえばいいかお?」
ξ゚听)ξ「そうね。いろいろあったけど護衛車で移動するわ。」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/07(金) 23:13:54.91 ID:9QQsoGUh0
(´・ω・`)「じゃあ、コーヒーでも出すから待ってなよ。」
ブーン達は事務所の方へ移動し、コーヒーを飲みながら休憩した。
ブーン達が雑談をしていると『運び屋ニュー速』の前にトレーラーと護衛車がやって来た。
護衛車から降りてきたモナーと白服の男達数名が店の中に入ってきた。
( ´∀`)「ツン部長、トレーラー到着しましたモナ。護衛車の方に乗ってくださいモナ。」
ξ゚听)ξ「わかったわ。」
ツンは椅子から立ち上がるブーンに言った。
ξ゚听)ξ「それじゃ行くわ。コーヒー美味しかったわ。」
( ^ω^)「また、何かあったらお仕事しますお。」
ξ゚听)ξ「ありがとう。じゃあね。」
ツン達は運び屋の店の外へ出ると護衛車に乗った。
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/07(金) 23:15:22.49 ID:9QQsoGUh0
ブーンとショボンは店の中からトレーラーが発進するのを眺めていた。
しかし、トレーラーが発進する前に後ろから大型トラックがトレーラーにぶつかってきた。
(;^ω^)「ええっ!?」
(´・ω・`)「店まで突っ込んできたらぶっ殺す。」
トラックに押し出されるように数m前進するトレーラー。
幸い、周りには車がなかったので事故には至らなかった。
突っ込んできたトラックは前面が大破していた。
しかし、トレーラーには傷1つついていなかった。
(;^ω^)「トレーラーに全く傷がついてないお。なんでだお?」
ブーンが不思議がっていると黒い車が護衛車に横付けしてきた。
黒い車から黒服の男達がゾロゾロと降りてくる。
( ^ω^)「あっ!またあいつからかお!」
ブーンは店の外へ出て行った。
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/07(金) 23:16:56.27 ID:9QQsoGUh0
ブーンが護衛車のほうを見ると護衛車に乗っていた白服達が黒服達と応戦していた。
人数と実力は五分のようだが乱戦ぎみなので白服達はツンを守れる余裕はなかった。
やがて黒服の1人がツンを護衛車から引きずり出そうとした。
ξ゚听)ξ「ちょ、ちょっとやめてよ!」
そこへブーンが駆け込んできた。
( ^ω^)「成敗だお!」
ブーンがスタンガンでツンの腕を掴んでいた黒服を倒した。
ξ゚听)ξ「ブーン、ありがとう。」
( ^ω^)「ツン、大丈夫かお?」
ξ゚听)ξ「うん、大丈夫。」
ブーンがツンの無事を確認していると対向車線の方から数台の黒い車がやってきた。
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/07(金) 23:17:22.59 ID:9QQsoGUh0
(;^ω^)「ええっ!まだ黒服いるのかお!」
ξ゚听)ξ「・・・これはまずいわね。」
黒服と戦っていたモナーがツンの元へやってきた。
( ´∀`)「ここは我々が食い止めますので逃げてくださいモナ!」
ξ゚听)ξ「・・・わかったわ。あなた達も無理はしないでね。」
( ^ω^)「逃げるったってどうやって逃げるんだお?もう自転車はないお。」
ξ゚听)ξ「そうでもないのよね。こっちに来て、ブーン。」
そう言うとツンはトレーラーの後方へ移動した。
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