286 名前:( ^ω^)どうやらブーンはぬこを拾ったようです :2006/01/31(火) 14:16:12.29 ID:myioYoKGO
季節は冬、冷たい空気が肌を刺激する

ブーンはいつも通り学校の下校中でした


( ^ω^)「それじゃ、僕はこっちから帰るお」
(´・ω・`)「ああ、気をつけて」
('A`)「じゃーな」


(;^ω^)「それにしても最近寒すぎるお…」
(*^ω^)「家に帰ったらカーチャンにストーブ出してもらうお」


ニャ〜ン



( ^ω^)「ん?」

ξ´兪)ξ「ニャーン…」

(*^ω^)可愛いぬこだお!ぬこ大好きだお!

ξ´兪)ξ「ニャ…」パタッ
(;^ω^)「おお!?ぬこが倒れたお!」

ブーンは大急ぎで家に走りました

三三三⊂二二二(;^ω^)二二⊃ブーン


287 名前:( ^ω^)どうやらブーンはぬこを拾ったようです :2006/01/31(火) 14:17:00.45 ID:myioYoKGO
(;^ω^)「ハァハァ カーチャン!あれ?カーチャンいないお!?」

ξ゚听)ξ「あー あったか〜い やっと生き返るわ〜」
(*^ω^)「あ!ぬこ元気になったお?」
ξ゚听)ξ「ええ、アンタのお陰でね」
(;^ω^)「なんかさっきとえらい態度が違うお」
ξ゚听)ξ「当たり前よ、あんなの家に入るための演技だったんだから。」

( ^ω^)・・・。

ξ#゚听)ξ「それよりミルクくらい出しなさいよ!失礼な男ね!」
(;^ω^)「はい」


(^ω^;)なんてズル賢いぬこだお…

ξ#゚听)ξ「なんか言った?」
( ^ω^)「いえ 何も言ってません。ミルクの方、持ってきました」
ξ゚听)ξ「よろしい」


288 名前:( ^ω^)どうやらブーンはぬこを拾ったようです :2006/01/31(火) 14:17:36.66 ID:myioYoKGO
こうしてぬこの奴隷になる日々は続いていきました。
しかし、ブーンは少しながら幸せを感じていました


(*^ω^)「そういえば、ぬこに名前つけてなかったお!」
ξ゚听)ξ「名前なんてどうでもいいわよ」
( ^ω^)「じゃあ『ツン』にするお!」
ξ゚听)ξ「話聞いてないし……てかツンって何よ?」
( ^ω^)「ツンツンしてるから…」

ガブッ ブチッ ボキッ

( ;ωメ)「目玉くりぬかれたお」
ξ゚听)ξ「ガタガタ言ってないでミルク!」
( ^ωメ)「はい」


(^ω^;).。ο(デレ要素がまったくないお…)

ξ゚听)ξ「ツンか……なかなか良い名前ね」

ξ〃凵V)ξ「べ、別に嬉しくなんかないんだから!」

壁|ω^*).。ο(デレ要素ktkr)


289 名前:( ^ω^)どうやらブーンはぬこを拾ったようです :2006/01/31(火) 14:18:01.96 ID:myioYoKGO
そして学校でも――


(´・ω・`)「おはやう諸君」
( ^ω^)「おいすー」
('A`)「おっす 聞いてくれよショボン。こいつがぬこ持ってきてさー」

ξ゚听)ξ「…」
('A`)「可愛いだろ〜 ツンって名前だとよ。
ツン!お手!」

ガブッ ブチッ ボキッ

('Aメ)「目玉くりぬかれた」
(´・ω・`)「なかなか狂暴なメス猫だなぁ」

(*^ω^)「そこがツンの良いところだお」

ガブッ ブチッ ボキッ

( ^ωメ)「目玉くりぬかれたお」
(´・ω・`)「愉快だ」


290 名前:( ^ω^)どうやらブーンはぬこを拾ったようです :2006/01/31(火) 14:18:33.49 ID:myioYoKGO
帰り道――


( ^ω^)「ツン、ツン?」
ξ゚听)ξ「なに?」
( ^ω^)「ここ、覚えてるかお?」

ξ゚听)ξ「……ええ ブーンが私を拾った場所だわ」
(*^ω^)「そうだお ここから始まったんだお」

ξ゚听)ξ「私が捨てられた場所でもあるわね」

(;^ω^)「ツン…(声が震えてるお)」

( ^ω^)「大丈夫だお!僕は捨てたりしないお!ツンが死ぬまで
ずっと一緒にいるお!」
( ;ω;)「でもツンと別れるのも辛いお!ツン、一生一緒にいてくれや!」
ξ;゚听)ξ「な、なに泣いてるのよ!バッカじゃないの?三木道三古いのよ!」
( ;ω;)「ツン…ううぅ…」

ξ;;)ξ「ホント……バカみたい…」


291 名前:( ^ω^)どうやらブーンはぬこを拾ったようです :2006/01/31(火) 14:19:55.23 ID:myioYoKGO
家に帰ったブーンは、泣き止むとすぐに眠ってしまいました


( ´ω`)「ツン…zzZ」
ξ゚听)ξ「ふん…ホント馬鹿みたいね…」

ξ´兪)ξ「私も幸せよブーン……おやすみなさい」


その日 ツンは生まれて初めて人間の腕の中で寝ましたとさ…


おわり


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