392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 20:42:37.64 ID:yznoAqbx0
うわああああ人居るのかこれ?続き書くのこええええええ!
( ^ω^)「ツン?…起きてるかお?」
そろり、そろりと静かに近づく。
ξ゚听)ξ「…ぶ…ブーン?」
起きていたらしく、顔をこちらへとゆっくり向ける。
先ほどとは違い、とても弱って見える…
( ^ω^)「あ、無理…しなくてもいいお。」
ξ゚听)ξ「ありがとう…それと、ごめんね…今まで…黙ってて…母さんから聞いたんでしょ…?」
諦めたような微笑を浮かべながら、ツンはぽつりぽつりと話す。
( ^ω^)「…別に黙ってたのは構わないお。それよりも、何で延命治療を受ける気がないのか…」
「それを教えて欲しいお。」
ξ゚ー゚)ξ「――――やっぱり、そうよね…わかったわ。」
ふっ、とツンは笑った
397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 20:47:24.03 ID:yznoAqbx0
人が居てくれてほっ…グダグダだけど最後までみてくれお!
ξ゚听)ξ「延命治療をしたくないのは…そうね…あなたは偽善だって思うかもしれない。」
「…だけど、これが私の考えなの。笑ったりしないでね…」
( ^ω^)「笑ったりなんか…絶対にしないお!!」
ξ゚ー゚)ξ「…そうね。それが、私の好きになったブーンだもんね…」
にっこりと微笑んで、言葉を続ける。
ξ゚听)ξ「私の病気は…心臓の病気だってことは知ってるでしょ?」
( ^ω^)「おばさんから、話は聞いたお。でも、時間があればドナーだって…」
ξ゚-゚)ξ「…そこなの。私の理由。」
(;^ω^)「へっ?」
399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 20:54:46.65 ID:yznoAqbx0
ξ゚-゚)ξ「ドナーがいれば助かる…確かにそうよね。心臓の手術が出来るんだから。」
(;^ω^)「………」
ξ゚-゚)ξ「でも、それって「誰かの死」を待つってことでしょ?」
(;^ω^)「!!」
ξ゚-゚)ξ「その人には、家族がいて、恋人がいて、友達がいて…たくさんの待ってる人がいるはずよ。」
「そして、私はその誰かの死を待っている。…そう思うと、悲しくなるの。」
ξ゚听)ξ「私は、嫌な女だなって…誰かの死を望んでまで、生きていたいのか?って…」
(;^ω^)「で、でも!!僕や、おばさんはツンに死んでほしくないお!!!」
ξ^−^)ξ「…ありがとう…でも、ね。私はこう思ってるの。」
「きっと、これが神様がくれた命の終わりなんだって。」
ξ゚-゚)ξ「だから、私はその命が終わるまで…懸命に生きようと思うの。」
「母さんと買い物にいったり、ドクオ君やショボン君、それにしぃ…」
「…そして、ブーン。あなた達と一緒に色んな思い出を作りたいの。」
( ;ω;)「で、でも…!!そんな、ツン…!!」
耐えられなかった。僕の瞳から、涙があふれ出た。
ないていると…ツンが、やさしく頭をなでてくれた。
400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 20:59:22.01 ID:yznoAqbx0
ξ^−^)ξ「…ホント、あんたは昔から変わらないわね。泣き虫…」
顔を上げると、ツンもぽろり、ぽろりと涙を流していた。
泣きながら、優しく微笑んでいた。
ξ;−;)ξ「私も…死にたくない…でも…!誰かの死を待つのは…嫌なの!!」
「ブーンの側にずっといたい!甘えたいしデートだってしたい!!」
「だけど…だけど、これが…私の命の終わりなの…」
ツンは、布団に顔をうずめて泣き出した。
僕は、さっきツンがしてくれたように…優しく頭をなでていた…
401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 21:04:39.37 ID:yznoAqbx0
ξ゚-゚)ξ「ねえ、ブ−ン」
大分落ち着いた私は、ブーンにひとつ尋ねてみることにした。
( ^ω^)「なんだお?ツン?」
ブーンは、無理に笑顔を作って私を見た。
…こんな時まで、無理しなくても…いいのに…
ξ゚-゚)ξ「あなたは、私にどうしてほしいの?」
(;^ω^)「…え?」
こんなことを聞くのは、意地が悪いかもしれない。
でも、聞いておきたい…
ξ゚-゚)ξ「私は、自分の寿命を最後まで色んなことに使うつもり。」
「無論、延命治療はしないわ…」
――――彼が、どう思っているのかを。
ξ゚-゚)ξ「あなたはどう?私に同意するの?否定するの?」
(;^ω^)「………」
402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 21:07:57.21 ID:yznoAqbx0
ξ゚-゚)ξ「教えて。あなたの答えを…」
僕は、どう答えたらいいのか迷った。
彼女の意思を守り、一緒にいるか。否定し、彼女の治療をさせるのか。
( ^ω^)「僕は…」
いや…僕の答えは――――これだ!
( ^ω^)「僕は…!!」
さてここで安価。
>>420
「ツンを肯定するor否定する」で
先の展開を変えさせていただきます。
403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 21:11:51.90 ID:+uyxB0zd0
遠くね?
404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 21:12:13.08 ID:yznoAqbx0
じゃあ
>>410でw
410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 21:15:42.78 ID:K0UT0yQ40
否定
413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 21:18:11.95 ID:yznoAqbx0
圧倒的に否定だなw把握した。
>>412
スマン、どっちがいいか迷った…
( ^ω^)「…それでも、だめだお!僕は、ツンに長生きして欲しいお!!」
ξ゚-゚)ξ「ブーン…」
( ;ω;)「醜いかもしれないお…でも!でもそれが、僕の願いだお…!!!」
ξ゚-゚)ξ「……………そっか。」
ツンは俯いた。
414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 21:20:59.78 ID:yznoAqbx0
ξ゚ー゚)ξ「…わかったわ。あなたの願いを…受け入れるわ。」
( ;ω;)「じ、じゃあ…!!」
ツンは困ったような顔をして言った。
ξ///)ξ「あ、あんた一人にしたら余計泣きそうだし…受け入れてあげるわよ。」
「延命治療、受けてみる。」
( ;ω;)「ツ…ツン!!!」
ぼくは、ツンを抱きしめた。
ξ///)ξ「…ちょっと、痛いってば…」
強く、強く…抱きしめていた…
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