378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 19:49:19.47 ID:yznoAqbx0
(;^ω^)「うっうっう…結局二千円も飛んだお…」
ツン一緒に話をしながらいろいろ注文したらあっさり限度を超えたお…
楽しかったけど、財布は一気に軽くなったお…
ξ^−^)ξ「ごちそうさま♪今度何か奢るからそれでちゃらにしてよ」
( ^ω^)「…むー、まあそれでよしとするお!」
そういいながら、帰り道をとぼとぼと歩く。
( ^ω^)「…お。久々にこの公園見たお」
ξ゚ー゚)ξ「あー!そうねー。久々だわ。学校に行く道だと来れないしねー」
ブランコ、滑り台、砂場…色んなものが懐かしく感じる。
ξ゚-゚)ξ「……ちょっと、寄って行きましょう。」
そう言って、ツンは公園の中に入っていった。
(;^ω^)「ああー、待ってくれお!!」
382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 19:58:16.13 ID:yznoAqbx0
う、なんかもう続き書かないほうがヨサス?
ξ゚ー゚)ξ「ホーント、懐かしいわね…あんたとはここまで腐れ縁になるとは思ってもなかったけど」
(;^ω^)「ひ、ひどい言い草だお!」
ξ^−^)ξ「冗談よ冗談!結構楽しかったわよ?」
そう言って、私はブーンの数歩前に歩き出す。
…凄く、ドキドキしている。今までの何倍も緊張している…
今からヒモなしバンジーにチャレンジするようなものだ…!
深呼吸をひとつ。
ξ///)ξ「ほ、ホントに楽しかったわよ?一緒にいれて…」
( ^ω^)「…そうかお?ならよかったお!!僕もたのしかったお!」
本当に鈍感なんだから…バカ。
ξ///)ξ「私さ、私…」
( ^ω^)「??どうしたんだお?ツン?」
手が震える、汗も背中にびっしりとかいている。
思わずいつものように憎まれ口を言いそうになる。でも…
――――今が、しぃのくれたチャンスなんだから!!!
ξ///)ξ「あんたのことが、ずっと…ずっと好きだったの…!!」
385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 20:06:04.76 ID:yznoAqbx0
Σ(;^ω^)「えええええええくぁwせdrftgyふじこlp!!!??」
ツンが、ツンが、ツンが、ツンが、ツ(ry)が、告白したのかおおおおおお!!?
(;^ω^)「なななななななななな何をいきなり言いだすんだおツン!!!」
ξ///)ξ「…今のが、私の正直な気持ちよっ!何度も言わせないでよばかっ!!」
なにをなにをなにをなにをなにを言い出すんだあああああ!!!!!!
だって、友達と思ってた女の子がいきなり告白するなんてこれなんてエロゲ?
じゃなくてうわああああもちつけ漏れ!!!!!!
ξ///)ξ「イヤ…かな…?」
(*^ω^)「そんなことないお!!!でも…ちょっと気持ちの整理がつかないお…」
「だけど、だけど…ツンのこと、僕も好きだと思う…お…」
386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 20:11:18.18 ID:yznoAqbx0
>>384
wktkしてくれてdクスw
ξ///)ξ「ほ、ホントに…?」
(*^ω^)「ま、まだ混乱してるけど…でも、きっと本当だと思うお…」
夢…?だって、こんなに、こんなに幸せだなんて信じられない…
ξ///)ξ「ありがとう、ブーン…!」
私は、彼に抱きつく。
(*^ω^)「うわわわわツン!は、恥ずかしいお!!!」
私だって、恥ずかしいけど…でも、でもうれしい!!
何か言い返そうとして、手を上げようと――――
ξ゚听)ξ「(――――――――え?)」
体が…急にだるく…あれ、何で……
ξ゚-゚)ξ「(…あれ、あれ…どうして…ブーン。ねえ、ブーン…)」
言おうとした言葉は…声にならなかった。
387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 20:16:05.19 ID:yznoAqbx0
(;^ω^)「ツン!!どうしたんだお…ツン!!!」
ツンが急に倒れてしまった!?何で…?何で何で!?
(;^ω^)「と、とりあえず救急車を!!それと…おばさんにも!!」
慌てて電話をする。まず、救急車を呼んで…
(;^ω^)「もしもし?おばさんかお!?」
ノ('ー`)し「その声は…ブーン君?どうしたの、そんなに慌てて?」
(;^ω^)「ツンが…ツンが倒れて!早く来て欲しいお!!」
ノ(;'ー`)し「!!…わかったわ!!すぐ行くから待ってて!!」
そう言って、おばさんは電話を切った。
そこまで遠くないから、3分もあればここに着くだろう…
(;^ω^)「(ツン…ツン!しっかりするんだお!!ツン!!!)」
388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 20:20:24.26 ID:yznoAqbx0
-----病院-----
( ,' 3 )「…まさか、たった一日でここまで弱るとは…」
先生は、重い顔をして一人で呟く。
( ,' 3 )「とりあえず今日はここで休ませてください。明日、病状を見てどうするか決めましょう…」
ノ('ー`)し「――――はい…ありがとうございます…」
シャッ
先生は、部屋から出て行った。
…部屋は、病院の相部屋ではなく一人部屋だった。
ツンはそこのベッドで眠っている…
( ^ω^)「おばさん…ツンは、どうしちゃったんだお…?」
ノ('ー`)し「…そうね、わかったわ。全部…話すことにするわ…」
おばさんは、何か決心したような表情をしていた。
389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 20:25:48.08 ID:yznoAqbx0
ノ('ー`)し「本当はね…ツンから、ブーン君にだけは話さないでくれって…言われてたの」
(;^ω^)「な、なんでだお!!?」
ノ('ー`)し「…きっと、あなたに心配されるのが嫌だったのよ。あの子意地っ張りだから…」
おばさんは、悲しげな目でツンをちらりと見る。
ノ('ー`)し「ツンはね…生まれつき、心臓が弱いの…」
(;^ω^)「…え?で、でも普通に僕と遊んでたりして…」
ノ('ー`)し「それは、薬のおかげだったのよ…でも年を重ねていくにつれ、効かなくなっていった」
――――おばさんの瞳から、一筋の涙が落ちた。
ノ('ー`)し「移植の手術をすれば、助かるかもしれない…だけど、ドナーがいなかった…」
「いいえ、正確には適合する人が居なかった…」
(;^ω^)「………」
390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 20:31:49.04 ID:yznoAqbx0
ノ('ー`)し「それでも、延命治療を病院で続ければまだ何とかなるって言われたわ。」
「そのことで、昨日ツンと話し合ったわ。…だけどツンは、それを拒否したわ…」
(;^ω^)「――――どうして――――?」
ノ('ー`)し「…それは…、私の言うことじゃない。この子から直接聞いて…ちょうだ…」
おばさんは、そういうや否や泣き崩れた。
(;^ω^)「おばさん…」
ノ(;凵G)し「…どうして…!どうしてこの子なのよ!?私が代わりになるから…」
「だから!!この子を助けてよっ!!!うわあああぁぁぁっ!!!」
僕は、静かに部屋から出て行った。
――――おばさんが落ち着くのを、待とう。
391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/20(金) 20:36:28.35 ID:yznoAqbx0
しばらくして…おばさんは、部屋からゆっくりと出てきた。
目は赤く、腫れ上がっていた…
ノ('ー`)し「…ごめんね。ブーン君。取り乱しちゃって…」
( ^ω^)「…僕も、その気持ち分かりますお。だから、謝らなくていいですお…」
ノ('ー`)し「………ありがとう、ブーン君…」
弱々しく笑いながら、おばさんはそういった。
ノ('ー`)し「あの子、そろそろ起きると思うから…部屋に行ってあげて。」
( ^ω^)「…わかりましたお。」
僕は、ほんの少しだけ怖さを覚えながら、
ツンの病室へと入っていった――――
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