205 名前:ブーンの家に死体がいるようです。 :2006/04/16(日) 22:38:46.70 ID:V8LCfL8y0
ブーンの家に死体がいるようです。
いつもと変わらない日々。
少なくとも大多数の人がそう感じていた。
特に変わった事件は起こらないし、悲惨な大事件も起こらない。
起るのは強盗や殺人などの当たり前な事件。
人々はいつもの日々をいつも通り過ごしていった。
しかし、いつと同じ一日を過ごせないものもいた。
206 名前:ブーンの家に死体がいるようです。 :2006/04/16(日) 22:39:57.18 ID:V8LCfL8y0
それはあまりにも不可解な出来事だった。
ブーンの目の前に死体が転がっていたのだ。
(;^ω^)「・・・・・・・・・」
朝起きて、死体を見つけたブーンは驚いた。
まず初めに思ったことは、誰が殺したのか、だ。
自分が人を殺した記憶はない。
しかし目の前の状況からいって、一番怪しいのは自分である。
次に考えたのは、どうして目の前に死体が転がってるのか、だ。、
しかしこれも、心当たりがない。
207 名前:ブーンの家に死体がいるようです。 :2006/04/16(日) 22:40:59.36 ID:V8LCfL8y0
ブーンは二日酔いの頭を必死に使い考えた。
何故このような事態になったのか。
何故今まで気づかなかったのか。
本当に自分がこいつを殺したのか。
そして考えている内に、また混乱してきた。
208 名前:ブーンの家に死体がいるようです。 :2006/04/16(日) 22:41:31.60 ID:V8LCfL8y0
かれこれ、そのような無駄な時間を繰り返し、ふとブーンは考えた。
(;^ω^)「・・・まず昨日、何をやったのかを思いだそうお」
昨日ブーンは遅くまで仕事の同僚を酒を飲み、フラフラになって家に戻った。
そこまでは覚えている。
だが、それから先、家に帰った後から彼の記憶はとぎれていた。
きっとその先の事と、この死体が関係あると思ったが、どうしてもその先の記憶が思い出せない。
209 名前:ブーンの家に死体がいるようです。 :2006/04/16(日) 22:42:03.95 ID:V8LCfL8y0
次にブーンはこの死体が誰なのかを考えた。
この死体が知り合いなら自分が殺したと確信していたが、
あいにくブーンの知らない人物であった。
(;^ω^)「・・・どういうことだお・・・?」
知らない人間が自分の家で死んでいる。
そんな事ほど理不尽なことはなかった。
次にブーンは死体の死因について考えた。
死体にはナイフで刺されていた。
つまり死因は刺殺と言うことになる。
しかしブーンの家にはこのようなナイフなどない。
ますますブーンは混乱した。
210 名前:ブーンの家に死体がいるようです。 :2006/04/16(日) 22:43:16.92 ID:V8LCfL8y0
次にブーンは、部屋を見回した。
しかし、これと言った変化もなく、いつもと変わりない自分の部屋だった。
また、死体の手には銃が握ってあった。
もしかしたら泥棒かも知れない、そうブーンは考えた。
泥棒が家に忍び込んで、偶然自分に見つかった。
そしてもつれ合う内に泥棒がナイフを取り出し、何かの拍子に泥棒自身に刺してしまった。
(;^ω^)「・・・そんなわけがないお・・・」
先程見たとおり、部屋は荒らされて無く、しかもそんなことをしたら記憶にも残るだろう。
では、なんなのだろうか。
ブーンは更に考えた。
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