597 名前: ◆zSmq2c3xe. :2006/03/15(水) 09:35:48.80 ID:VVlb0n7AO
そして数日後…
課題曲を覚えたブーンは、初めての作曲を始めた。
( ^ω^)「うーん…
とりあえず適当に弾いて歌ってみるお」
ブーンはコードを適当に弾き、歌い出した。
♪〜〜♪♪〜♪♪
およそ言葉になっていない、音の塊を吐き出しブーンは歌い続ける。
何度か歌った所でブーンは良かったフレーズを頭の中で覚え、日本語に変換していく。
それを繰り返し、ようやく一曲作る事が出来た。
( ^ω^)「出来たお!
とりあえず流してみるお!」
♪〜〜♪♪〜♪〜
ブーンは日本語に変換した曲を歌いながら、悪い部分をピックアップする。
一曲弾き終えて、ブーンはあることに気付いた。
598 名前: ◆zSmq2c3xe. :2006/03/15(水) 09:54:47.21 ID:VVlb0n7AO
( ^ω^)「駄目だお…日本語に変えると違和感があるお」
ブーンは違和感を払拭する為、また言葉を変換していく。
ブーンがその曲を作り上げた時、気付けば夜中になっていた。
(;^ω^)「ふぅ…お腹空いたお…」
フラフラとした足取りでブーンは居間に向かい、あまりにも遅い夕食を食べる。
今日の夕食はカキフライと天丼だったようだ。
丁寧にラップで包まれており、暖めればすぐに食べられるようになっていた。
ブーンはそれらを暖め、自分の大きい口の中に次々と入れていく。
食べ終えると、ブーンはまた部屋に籠り曲を作り始めた。
外はもう太陽が少し顔を覗かせていた
600 名前: ◆zSmq2c3xe. :2006/03/15(水) 10:10:42.25 ID:VVlb0n7AO
翌日ブーンは目の下に大きなクマを作って学校に登校していた。
教室に入り自分の席に座ると、ブーンはそのまま夢の中へと誘われていった。
「…藤!…内藤!」
ブーンは眠い目を擦りながら声がした方を見る。
( ^ω^)「お?もう授業かお?」
どうやら話し掛けたのはドクオのようだった。
('A`)「イビキかいて寝てた癖に何言ってんだよ
もう昼休みだぞ、学食行こうぜ」
( ^ω^)「もうそんな時間かお…
まぁ良いお、行くお」
('A`)「今ジョルジュ呼んで来るから待ってな」
( ^ω^)「わかったお!」
数分経たずにドクオはジョルジュをつれてきた。
( ゚∀゚)「よっしゃ、飯食いに行こうぜ!」
三人は学食へ向かった
602 名前: ◆zSmq2c3xe. :2006/03/15(水) 10:29:21.90 ID:VVlb0n7AO
学食に着いた三人はお互いに食券を買い始めた。
ブーンは学食に貼ってあった『本日のメニュー』を見て何にしようか悩んでいた。
( ^ω^)(どうしようかお…冷やしたぬきそばも良い。
でも玉子丼も捨てがたいお…ウーム…)
ドクオとジョルジュはもう決めてしまったようで、お互いに頼んだ玉子丼を待っている。
( ^ω^)(二人は玉子丼かお…じゃあ僕も玉子丼にするお)
ブーンはそう決めて、食券を買い学食のオバチャンに食券を渡した。
先に頼んでいた二人はテーブルで玉子丼を食べている。
出来上がった食べ物を持ち、ブーンは二人の座っているテーブルに向かった。
三人はそれぞれの飯を食べながら今日の授業の事や、ドクオのポーション料理の話などをしている。
ある程度無駄話をした時、ドクオが不意にブーンに問いかけた。
605 名前: ◆zSmq2c3xe. :2006/03/15(水) 10:49:08.03 ID:VVlb0n7AO
('A`)「そう言えばよ、今日お前ずっと寝てたよな?
何か珍しいよな、お前が寝てるのって」
( ^ω^)「気付いたら眠っていたお、昨日ずっと曲を作っていたお」
( ゚∀゚)「マジで?じゃあ今日聞かせてくれよ!」
( ^ω^)「あんまし自信ないけどOKだお!」
そんなこんなで三人は昼食を食べ終えるとそれぞれの教室に向かう為、ブーンとドクオはジョルジュと別れた。
そして放課後…
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