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('A`)こどもぶきやドクオのようです
1
:
同志名無しさん
:2014/05/26(月) 13:36:23 ID:mjwfzgmsO
('A`) 「竹槍、中空の槍かぁ……」
そうきたか
ギコのちょっと変わった注文に、ドクオはしかめ面をしながらも
内心、わくわくしていた
(,,゚Д゚) 「おう。竹槍は俺達日本人の魂。かも知れない」
(,,゚Д゚) 「戦国時代の農民だけじゃなく」
(,,゚Д゚) 「航空戦力飛び交う第二次世界大戦中ですら、まともに竹槍の訓練をした国なんだぜ」
('A`) 「馬鹿馬鹿しいね。でも、それが正しい事だと、国を守る事に繋がると信じたんだね」
m9っ(,,゚Д゚) 「そこで今、現代人の「こどもぶきや」のお前が」
ギコはドクオを指さす
(,,゚Д゚) 「竹槍を作ってみろよ」
('A`) 「……」
ドクオはちょっと考えて、答えた
('A`) 「いいよ。やってみよう」
('A`) 「でも、ギコ君はそれを使って一体誰とケンカするの?」
66
:
同志名無しさん
:2014/06/19(木) 01:13:42 ID:13xrim5E0
気になるところで切りおって!
しかしこれほどニコニコという擬音が似合わないAAもないな……
67
:
同志名無しさん
:2014/06/19(木) 13:20:43 ID:UgI6VkK60
ひとまず乙
この焦らし上手さんめ
68
:
同志名無しさん
:2014/06/21(土) 00:26:46 ID:.o5tpRuQO
('A`) 「最後の最後まで、形は悩んだんだ」
(,,゚Д゚) 「こ、これは……」
ギコは己の左腕に装備されたそれを見て、思わず絶句
('A`) 「どうかな?」
例の電気屋の作業用革手袋の二の腕の部分に、厚さ4?o直径約25?pの金属円盤が、革紐によってしっかりくくり付けられている
金属円盤は縁が鋭く磨ぎあげられ、かつ、肘から手の甲までを完全にカバー
さらにその円盤には二人が叩き上げた釘ナイフが、手の先を越えて伸びるように5本、並んで備わっていた
(,,゚Д゚) 「武装盾……!」
クローバックラー……とでも言うべきそれは、もはや鈎手甲とは呼べない
見た目は小型の丸盾だ。ただし
敵を切り裂く爪つきの
('A`)ニコニコ 「ちょっとした刃物なんか、こいつなら充分に捌けるとおもうよ」
それはそうだろう。盾なのた
69
:
同志名無しさん
:2014/06/21(土) 00:37:39 ID:.o5tpRuQO
(,,゚Д゚) 「……」
ギコは驚愕しているため、言葉を発することができない様子
興奮で小さく震えているようでもある
ドクオは説明を続ける
('A`) 「これを作るのに、どうしても電気屋さんの手袋が欲しかった。左手だけでも壊れてないのが落ちていて良かったよ」
('A`) 「実は鈎手甲の弱点はもうひとつあってね?」
('A`) 「それはスタンガン、スタンロッドに弱いってこと」
ギコは聞いているのか聞いていないのかただ無言
('A`) 「至近戦の時、せっかく丸盾で防いでも、金属では電気を通してしまうだろ?」
('A`) 「だから、電気工事用手袋がベースに欲しかったんだ」
(,,゚Д゚) 「な、なるほど……」
やっと口を開ける程には落ち着いたギコ
そうなると今度は黙っていられなくなる
たくさんの質問をぶつけるのだ
70
:
同志名無しさん
:2014/06/21(土) 01:09:36 ID:.o5tpRuQO
(,,゚Д゚) 「この丸盾は、エッジが立っているけど……」
('A`) 「そう。言わば刃物だから、切りつけるのにも使える」
('A`) 「革手袋とは革紐でむすんで固定してあるだけだから、ほどけばフリスビーのように投げつけることもできる」
(,,゚Д゚)ゴクリ 「……」
('A`) 「ギコ君。盾の裏を見てみて?」
言われるがままギコは盾の裏を確認
そこには20本の釘ナイフが、並べて隠されていた
('A`)ニコニコ 「ナイフなら隠し持ち易いって、ギコ君言ってたよね?」
('A`)ニコニコ 「いいアイディアだと思って、盾の裏にたくさん隠してみたよ」
('A`) 「ガラス手裏剣&20本の釘ナイフの投擲連打で遠距離を制し」
('A`) 「中空槍「日本号」で中距離戦をこなし」
('A`) 「そして至近戦ではこの鈎手甲……いや、「武装盾」の出番になるってわけ」
ドクオは早速ギコのつけた名前を使いだし
それはその瞬間から「武装盾」と呼ばれることなった
(,,゚Д゚) 「……盾の表のこの模様……」
('A`) 「ダーツの的みたいだろ?」
確かにダーツの的そっくりに赤と黒に塗りわけられ、ご丁寧に点数まで書き込まれている
('A`)ニコニコ 「ど真ん中に百点って書いたのは」
('A`)ニコニコ 「敵がつい、盾の中心であるそこを狙っちゃうことを期待してさww」
('A`)ニコニコ 「そうしてくれたら、ギコ君の身は絶対安全だよね?w」
(,,゚Д゚) 「ドクオ……お前はやはり、すごいぞ……」
71
:
同志名無しさん
:2014/06/21(土) 01:31:12 ID:.o5tpRuQO
(,,゚Д゚) 「お前のその「こどもぶき」の発明力は、きっと俺を救うと思うぞ」
('A`)ゞ 「いやあそんな……って」
('A`) 「いやいや救うとかないよ?だってギコ君は僕と同じ普通の小学生じゃない」
('A`) 「この「武装盾」を実際に君が使うことはない訳で……」
(,,゚Д゚) 「革手袋の感触もいいな。手のひら側にゴムのイボイボがあって、槍を掴んで滑らない」
('A`)ニコニコ 「でしょでしょ?手袋にもとからついてたんだけど、いいよねそのゴムイボ」
なにかをはぐらかされていることに気づかないドクオ
気づけなかったふりをしているドクオ。と言い直そうか
(,,゚Д゚) 「まさか忍者の鈎手甲が、こんな形に生まれ変わるとはなあ」
('A`)ニコニコ 「ギコ君の何気ない意見のおかげさ。君の協力で、こんなにもすごいものができたよ」
(,,゚Д゚) 「俺も「こどもぶきや見習い」ぐらいにはなれたのかなあwww」
('A`)ニコニコ 「立派な「こどもぶきや」になれたさ!だってこれは僕らの合作だもの!」
(,,゚Д゚) 「へへへ……」
('A`)ニコニコ 「えへへ」
二人は心底嬉しそうに笑っている
それは決して
ドクオの母親が、おやつにドーナツを持ってきたからではな……
……というのも、まぁ、あろう
72
:
同志名無しさん
:2014/06/21(土) 02:03:36 ID:.o5tpRuQO
釘ナイフ「束ね爪」改め「武装盾」
材料
長い釘、ネジなど50本程
電気作業用革手袋一組(左手のみそのまま使用。やぶれていた右手袋は裂いて革紐にする)
鉄板
使用する工具類
鍛造用ハンマー
金床(の代わりの鉄道用レール)
金物用ドリル
金ヤスリ
金切りノコ
「武装盾」スッペク
左の二の腕を中心にした、鈎爪つきバックラー
5本並んで植え込んだ爪には、釘ナイフを使用してあるが
元が少々不揃いのため、これで傷つけられると傷口は治りにくくなる
さらに毒を塗っておく事で殺傷力が増す
円盤状の盾部分も刃そのものであり、切りつける刃物として使用可能
又、盾部分を手袋から取り外すのも手間がかからないため投げつけることも容易
当たれば敵の腕くらいはその自重と鋭さで楽にはね飛ばす
裏には大量の釘ナイフを収納し、隠し持てるようになっている
盾(バックラー)であるので、敵の武器の受け流しにももちろん有効
電気作業用革手袋の上に「武装盾」を事前に革紐で留めておけば
いざ装備する時は、「革手袋をはめるだけ」で済むのでスピーディー
電気作業用革手袋のおかげで、通電式武器に対しても強い
73
:
同志名無しさん
:2014/06/21(土) 02:06:32 ID:.o5tpRuQO
そのさんおわり
74
:
同志名無しさん
:2014/06/21(土) 08:41:35 ID:.o5tpRuQO
('A`) 「鎖分銅?」
(,,゚Д゚) 「そう。万力鎖とも言うらしいな」
('A`) 「ふむぅ……鎖鎌みたいな刃物つきじゃなく、万力鎖がいいのかい?」
(,,゚Д゚) 「殴打するタイプのぶきがひとつあればなーと」
ドクオはちょっと考えてみる
そしてすぐにその訳を理解する
('A`) 「刺突と斬撃は、だいぶカバーされてるからだね」
('A`) 「そして、これまでの全ての攻撃軌道が直線的なものばかりだから。かな」
(,,゚Д゚) 「そうそう。変わり玉がひとつ欲しいんだけど」
75
:
同志名無しさん
:2014/06/21(土) 08:48:40 ID:.o5tpRuQO
('A`) 「今思いついたんだけどさ」
('A`) 「すでに中空槍と武装盾を構えている。とすると、装備箇所がないよ?」
(,,゚Д゚) 「だいじょぶ」
('A`) 「?」
(,,゚Д゚) 「こどもぶきやドクオ」なら、なんとかしてくれるだろ?」
('A`)コクリ 「わかった。なんとかしてみよう」
ドクオはちょっとおだてられただけで、簡単に乗せられたかのようだが
実はもういくつか、案が浮かんでいたのだ
(,,゚Д゚) 「さすがに話が早いなあ」
76
:
同志名無しさん
:2014/06/21(土) 12:56:31 ID:.o5tpRuQO
('A`) こどもぶきやドクオのようです
そのよん
('A`) 万力鎖「最後の鎖」のようです
77
:
同志名無しさん
:2014/06/22(日) 00:18:12 ID:Hx7XAA520
来てたのか、乙&支援
78
:
同志名無しさん
:2014/06/22(日) 13:40:48 ID:uzahygx60
いいねいいね
79
:
同志名無しさん
:2014/06/25(水) 14:18:12 ID:5WGOO43U0
乙 小学生がなんつーもん作って使ってんだよ…
80
:
同志名無しさん
:2014/06/26(木) 00:50:14 ID:sWg4icHcO
('A`) 「……」
ドクオは自室で悩んでいた
発想が枯渇したためではなく
逆に色々といくつも思い付いてしまい、決めきれないのである
('A`) 「鎖武器には色んなのがあるけど……」
確かに鎖を利用した武器は昔からある
鎖自体を武器として捉えたものとしては、チェーンウイップがあるし
鎖の先端に凶器をつけたものは、鎖分銅、モーニングスター、鎖鎌、ヌンチャクなどなど
竿の先に可動部として鎖をつけたタイプには、フレイル、多節棍……
それら全てについて、ドクオには独自のアイデアがあったのだ
81
:
同志名無しさん
:2014/06/26(木) 01:09:31 ID:sWg4icHcO
もちろん全てを作る訳にはいかないし
既に槍と盾を装備しているという前提条件もあるから、あまりかさばる物はいただけない
('A`) 「……」
('A`) 「そうなんだよな。槍と盾の邪魔にならない形で考える必要がある」
('A`) 「んだけど、多分ギコ君が望む鎖ぶきは……多分……」
ドクオはいつでも客が「こどもぶき」を有効に使用できるよう作っているし
かつ客の要求に添う努力をしている
('A`) 「お客様のニーズにはとことん応えたいよなぁ。ぼくは「こどもぶきや」なんだもの」
ドクオは
ギコが今回、何故鎖分銅を指定してきたのかという理由を
「打撃ぶきが欲しい」と言葉で言われたからでなく
ギコが話さなかった部分までちゃんと汲み取った上で理解しているのだ
根底まで理解しているのだ
82
:
同志名無しさん
:2014/06/27(金) 17:50:40 ID:qg4hlHE.0
来てたのか、支援
83
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 17:14:05 ID:L81izVjkO
一週間後
('A`) 「できた。と、思う」
(,,゚Д゚) 「?」
ドクオは神妙な顔でそう言った
(,,゚Д゚) 「思う?って?」
('A`) 「今回の「こどもぶき」は、「完成はしない」んだ……」
ギコは怪訝
(,,゚Д゚) 「うまく行かなかったのか?」
('A`) 「うまくはいった。はずなんだ」
('A`) 「とことん考えた。考え抜いたら、逆に「完成しないのが完成」だと思い至ったんだ」
(,,゚Д゚) 「よくわからないなぁ。とりあえず見に行ってもいいのか?」
('A`) 「うん。是非ギコ君の意見を聞きたい」
('A`) 「ぼくの考えが正しいのかどうか、わからなくなってるから」
(,,゚Д゚) 「おk」
84
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 17:35:17 ID:L81izVjkO
公園
(,,゚Д゚) 「ん?お前の家に行くんじゃないのか?」
('A`) 「うん。今回の「こどもぶき」は、じゅうとうほう違反にはならないから」
('A`) 「実は既に装備してきたんだ」
(,,゚Д゚) 「鎖分銅だから、暗器みたいに隠して持てるのか」
('A`) 「隠してっていうか……堂々と装備してきたんだけどもね」
ドクオが上着のGジャンを脱ぐと
ギコはすぐに理解した
('A`) 「これ」
ドクオは己の腰のベルトを指差す
いや、それはベルトではない
ベルトのように巻き付けられた鎖
バックル代わりに、大きめな南京錠がついている
(,,゚Д゚) 「……それ?」
('A`) 「ちょっと腰から外してみるね」
85
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 17:51:43 ID:L81izVjkO
南京錠を外して、伸ばした鎖の長さはおよそ1メートル弱
ドクオは鎖の先端に南京錠をつけ直してギコに差し出す
('A`) 「これが今回、ぼくの考えた「こどもぶき」の……」
('A`) 「鎖分銅なんだけど……」
(,,゚Д゚) 「いや、ただの鎖じゃん……」
(,,゚Д゚) 「どっかの倉庫の入り口とか縛ってる南京錠つきの鎖にしか見えないぞ?」
(,,゚Д゚) 「説明してくれよ。これについてのお前の考えをさ」
('A`) 「うん」
86
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 18:13:19 ID:L81izVjkO
('A`) 「まずはぼくからギコ君に聞きたい事があるんだけど」
(,,゚Д゚) 「おう?」
('A`) 「今回、刃物じゃなくて打撃ぶきを指定してきた、本当の訳」
(,,゚Д゚) 「……するどいな……お前は俺が答えなくてもちゃんとわかっていそうだぞ」
('A`) 「相手を殺してしまわないように。じゃないかい?」
(,,゚Д゚) 「……ハハ」
(,,゚Д゚) 「お前がこれまで作った「こどもぶき」を、実際に俺が使って、誰かと戦ってるとか思ったのか?」
('A`) 「……」
(,,゚Д゚) 「……」
(,,゚Д゚) 「そんなわけ……ないだろ」
('A`) 「……だよね」
87
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 18:21:53 ID:L81izVjkO
('A`) 「手加減は油断の元だよ?ギコ君」
(,,゚Д゚) 「馬鹿だな……そんなんないって……」
('A`) 「鎖分銅で敵を打ち据え、かつ殺さず弱らせるまでに止める」
(,,゚Д゚) 「……」
('A`) 「一見ただの小学生にしか見えないギコ君なのに」
('A`) 「ギコ君にはそれが普通にできるんじゃないかな?そんな気がする」
('A`) 「……」
(,,゚Д゚) 「……」
('A`) 「だとしたら、ぼくがギコ君の為に作る「こどもぶき」は」
('A`) 「この、「ただの鎖に南京錠をつけたもの」が一番いいと思えるんだ」
(,,゚Д゚) 「……なんでだ?」
88
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 18:28:50 ID:mr/BJlQs0
怖いこと言ってやがるな……
89
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 18:49:36 ID:L81izVjkO
ドクオはギコから間合いを取るように数歩、後退る
目の色がおかしい
雰囲気がおかしい
何かが圧倒的におかしい
('A`) 「ギコ君」
('A`) 「……」
急変し、ただならぬ様子のドクオ
目が座っている
(,,゚Д゚) 「まさか、お前……!」
(,,゚Д゚) 「やめろ。何を考えてる?ドクオ!」
ドクオはギコをまっすぐに指差す
('A`)9m 「ギコ君。ぼくと一勝負してもらう」
('A`) 「ぼくを倒してみせてほしい」
(,,゚Д゚) 「何を言ってる?俺はお前とケンカする理由なんかない!」
('A`) 「ぼくの今回の「こどもぶき」の本質を知るには」
('A`) 「君はぼくを倒さなきゃならないんだ」
90
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 19:13:27 ID:L81izVjkO
(,,゚Д゚) 「いや意味わかんないぞ!そんなんなら、別にその鎖のことは知らなくても……」
('A`) 「問答……無用!うおりゃあ!」
ギコに向かって走り出すドクオ
ケンカなどしたこともない少年が、何故突然の暴力に走るのか
片やギコはその動きを見ただけで、ドクオが繰り出そうとしている攻撃が読める
パワー、体格、体重、経験、戦闘知識、テクニック。全てギコが上。実力差は比べるべくもない
(,,゚Д゚) (ドロップキック……だな)
ドロップキックを予測
横抱きにキャッチしてやらねば、無茶ドロップキックを出したドクオは着地でケガをするだろう。と考えたギコは
考えの通り、見事かつ軽々と飛んできたドクオをキャッチ
そっと下ろす
('A`) 「さすがに……でも、まだだよ」
(,,゚Д゚) 「もうよせ。お前とケンカなんかしたくない」
91
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 19:35:21 ID:L81izVjkO
('A`) 「えええーい!」
ドクオは両腕をぐるぐると回し
いわゆる「こどもパンチ」「ぐるぐるパンチ」をでたらめに繰り出す
(,,゚Д゚) 「やめ、ろって」
言いながら、すかさずドクオの両手首を捕らえるギコ
関節を取ったり抑えつけたりはしない
ただ防いだだけ
('A`) 「そう。この状態」
(,,゚Д゚) 「?」
ドクオは普段のように語りだす
('A`) 「ぼくを構って、今ギコ君の背中はがら空きだ」
ドクオは続ける
('A`) 「君は油断する。優しいから。ぼくをなぐらないから」
('A`) 「今君が後ろから他の誰かに攻撃されたら、どうなると思う?」
('A`) 「ではあらためて。鎖を見て欲しいんだ」
92
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 19:46:07 ID:L81izVjkO
(,,゚Д゚) 「……なるほど」
やっとギコは理解したようだ
この、「鎖に南京錠をつけたもの」が
どういう意図で作られたのか
('A`) 「ギコ君は多分、できるだけ敵を殺さずにおきたいんじゃないかな?」
(,,゚Д゚) 「……」
('A`) 「南京錠をつけたのはね」
('A`) 「つまり、それで縛って、南京錠で固定して」
('A`) 「動けなくしてしまえばいいんじゃないかって」
('A`) 「つまり、敵を殺さず生け捕りにする為のアイデアなんだ」
('A`) 「君の戦いの最後の締めとして使えるようにって」
('A`) 「例えば今、ぼくを縛って動けなくすれば、君の両手が空くだろ?」
('A`) 「そうすれば次の敵へ安心して当たれるよね?」
93
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 19:53:39 ID:L81izVjkO
(,,゚Д゚) 「そうか!これは「最後の鎖」……か!」
('A`) 「いつもながら君のそのネーミングセンスはどこからくるのさ?wwww」
(,,゚Д゚) 「だめか?www」
('A`) 「いや、いいと思うけどさww」
二人はすっかりいつもの二人に戻り
楽しげに笑いあっている様子
(,,゚Д゚) 「考えさえ変えれば、普通に鎖分銅だよな。これ」
('A`) 「そうだよ。分銅が南京錠になってるだけだしね」
(,,゚Д゚) 「ちょっと短い気がするけどな」
('A`) 「言うと思った。南京錠なんだから、鎖を繋げればいいじゃない」
(,,゚Д゚) 「あ!そうだよな!便利だな南京錠!」
('A`) 「でしょww」
94
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 19:57:17 ID:L81izVjkO
('A`) 「分銅じゃ繋げられないだろ?」
(,,゚Д゚) 「ふむう」
ギコは感心しきりだ
('A`) 「しかも、ぼくみたいにベルトがわりにすれば」
('A`) 「ちょっと変わったアクセサリーみたいなイメージで、気軽に身に付けられる」
('A`) 「けいさつにも捕まらないよ?多分www」
(,,゚Д゚) 「www」
95
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 20:21:29 ID:L81izVjkO
('A`) 「正直言うとね……」
ドクオは本音を語る
('A`) 「この「最後の鎖」はさ」
(,,゚Д゚) 「ん?」
('A`) 「多分、ギコ君位、強くてテクニックのある人でないと、まともに使えない」
('A`) 「ぼくも試してみたんだけど、全然ダメ。動かない的にすら当てられない」
('A`) 「逆に自分がケガしちゃうレベルで取り回しが難しいんだ」
(,,゚Д゚) 「そうかー?鎖だろ?普通に……」
('A`)ニコニコ 「じゃあ、また缶を的にして狙ってみて?」
ドクオは公園の隅に、空き缶を立てる
(,,゚Д゚)ノ ブンブン「これを……こうだろ?」
カィーン!
('A`) 「いや、だからおかしいから。普通当たらないからね?」
(,,゚Д゚) 「手応えは充分。も少し練習すれば、かんたんに頭骨くらいは砕けるかな」
('A`) 「いや本当に君は何者なの……?」
96
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 20:37:32 ID:L81izVjkO
「最後の鎖」
材料
一メートル弱の鎖数本
大きめの南京錠数個
使用した工具
なし
「最後の鎖」スッペク
長さは南京錠を介して継ぎ足すことが容易にできる
分銅と同じように使用可能
敵を縛って南京錠をかければ、捕縛することもできる
また、単なる鎖と南京錠なので
普通の鎖分銅よりは官権に捕まりにくい
「最後の鎖」真のスッペク
(,, Д ) 「みせてやる!「こどもぶき」がったい!」
(,,#゚Д゚) 「アルティメット・バスターァァァァッ!」
97
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 20:38:36 ID:L81izVjkO
そのよんおわり
98
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 20:41:23 ID:L81izVjkO
('A`) (そう、この「最後の鎖」はつなぐんだ)
('A`) (すべての「こどもぶき」を……)
('A`) (そして、ギコ君とぼくを……)
99
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 21:12:13 ID:/1e1mC9U0
乙
100
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 21:16:55 ID:L81izVjkO
('A`) 「これにて「こどもぶきやドクオ」ぜんぶおわりました」
('A`) 「これらは過去に、実際に作者が作ったものです」
('A`) 「他にも、ステンレスソードとかエクストリーム釘バットとか殺人ワイヤーも作りました」
('A`) 「とはいえ、海に行ったとき遊びでスイカ割りに使ってみたぐらいですし」
('A`) 「また、すべてきちんと処分しましたので」
('A`) 「心配いりませんよ」
('A`)b 「アイム・ノット・ギルティです」
('A`)ノシ 「ではまた。次は怪人で」
101
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 21:17:21 ID:DnYivMHo0
なんかさらっと恐ろしいことになってるのに平然としてる二人が怖い
乙乙
102
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 21:23:07 ID:DnYivMHo0
終わりか。怪人との接点は終わってからもあるのかな
103
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 21:33:42 ID:.LEGLP2I0
乙
あとがきこえぇよ
104
:
同志名無しさん
:2014/07/03(木) 23:31:13 ID:Ylt/faLs0
怪人の人だったんか
乙。おもしろかったよー
105
:
同志名無しさん
:2014/07/04(金) 23:27:31 ID:xK6zdNmA0
怪人が更新されなくて寂しいんやで
106
:
同志名無しさん
:2014/08/13(水) 14:08:19 ID:mXH8AQ7k0
やっと読み終わった。こういうのワクワクしたなあ
タオルにオイル染み込ませてファイヤーパンチとか
107
:
同志名無しさん
:2014/09/30(火) 07:12:02 ID:gg08KaP.O
('A`) こっちはこっちで何かやっちまえと思ったので
('A`) やるわ。どぎついの
('A`) 大人ちんぽドクオのようです
108
:
同志名無しさん
:2014/09/30(火) 07:20:27 ID:mazLXk760
なんかハジマタ
109
:
同志名無しさん
:2014/09/30(火) 07:23:14 ID:gg08KaP.O
('A`) 大人ちんぽドクオのようです
そのいちもつ
('A`) いたいけな少女にイタズラするようです
110
:
同志名無しさん
:2014/09/30(火) 08:15:28 ID:gg08KaP.O
('A`) つべこべ言わせずに、問答無用でちんぽ入れたい
('A`) 少女の未だ汚れをしらぬまんこに、力づくで己の怒張を捩じ込みたい
('A`) 挙げ句の果てに、溜めに溜めたドロッドロの白濁液を
('A`) 少女が白眼むいてピクピクと痙攣するまで
('A`) おもっくそ中出ししたい!
('A`) と
('A`)m9 一度でも思った事のある奴、手を上げなさい
111
:
同志名無しさん
:2014/09/30(火) 08:44:41 ID:gg08KaP.O
('A`) そう言われて、手を上げるのに躊躇する気持ち。俺には痛いほどわかります
('A`) 私は変質者的妄想癖の持ち主です!
('A`) とは、なかなか言えない。社会的に問題がありますものね
('A`) 第一、それをカミングアウトしても何のメリットも頭皮のフケと痒みを抑えてくれないじゃないか!アポジカ!
('A`) と。ついつい抜け毛を心配してしまいますが抜け毛?
('A`) いや、どちらかと言うとまん毛が生えていない少女が対象ですから、抜けていいんですよ毛は
('A`) しばし、「俺は少女でしかエレクチオンしない」という勇者が来るのを待ちましょう
('A`) いやそんな勇者はいらん。少女をよこせちんぽ入れるから
112
:
同志名無しさん
:2014/09/30(火) 08:58:14 ID:gg08KaP.O
('A`) あの子です。そう。あの子
('A`) たまたま隣の席に座った、笑顔で挨拶を交わしたあの子
('A`) プールから上がったスク水の胸のポッチが、一際あなたの心をえぐったあの子
('A`) あなたがついつい縦笛を盗んでケツにぶっ刺し
何食わぬ顔で戻しておいた
その笛の持ち主のあの子
('A`) いつも図書館で見かける、華奢で色白だけど
眼鏡の良く似合うおかっぱ頭のあの子
('A`) あの子です
(#'A`)∩モッコリ ぶち犯してえ!
113
:
同志名無しさん
:2014/09/30(火) 09:00:25 ID:gg08KaP.O
('A`) 犯します
('A`) ではやります
114
:
同志名無しさん
:2014/09/30(火) 17:40:03 ID:1CZQfgRA0
捕まったか・・・
115
:
同志名無しさん
:2015/09/08(火) 06:05:19 ID:2lzQ8RGw0
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