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1-
101-
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( ^ω^)一年無法組!ミセ;゚ー゚)リのようです
1
:
同志名無しさん
:2015/04/09(木) 22:10:30 ID:oNmPDv6IO
皆さん初めまして!
私の名前はミセリ。15才です
この春から、国立極道(きょくどう)校に通う、一年生になります!
この学校は、本土からかなーり離れたとある島にありましてですね
全校生徒合わせて25人しかいないそうなんです(笑)
そうは言っても、由緒は正しく歴史ある学校だし
校舎の建物自体が、ナントカって(すみません、詳しくなくて;)有名な建築家の作で
国の文化遺産にも指定されている程だそうですよ
……なんて
私にとっては在校数が少ないってだけの、フツウの高校
離島での、静かで無難な学校生活を送るだけになる場所
……のはずでした
93
:
同志名無しさん
:2015/04/20(月) 03:02:22 ID:udsQGoooO
人通りの多いアーケードからはずれて行く小さな脇道
地下街入り口の階段前に、何故だか私は立っている
それに何も理由はない。自分でも分からないが、そうしたいと感じた
雨が降りだしたからか、空気がひんやりしだしたけれど
寒い程ではなく立っていても全く辛くはない
ふと
流れては去っていく、描き割り背景のような人々の中から
一人だけ命を持っているかのように、背の高い男性(ひと)が私に近づく
その男性はまるで私を覗きこむように見つめ
何かに小さく驚いたような、ちょっと困ったような……照れたような……表情をする
急な雨だったからか、その男性の髪は濡れているようなのに、街灯の光を写し込まず
だから輪郭がぼやけず。くっきりと
私はその男性(ひと)の次の行動に、期待しながら待った
もしかしたら。
声を掛けてくれるんじゃないだろうか?
94
:
同志名無しさん
:2015/04/20(月) 03:18:50 ID:udsQGoooO
けれども
男性は何も云わずに、アーケードの方に去ってしまい
私は何故か、その初めて会ったばかりのその男性(ひと)を目で追った
たぶん、すがりつくような目で
私はまた一人、地下街入り口で立ち尽くしている
そうしていればさっきの男性がまた足を止め
私を見てくれるような。そんな気がしたからだ
私が男性を追えば良かったのかも知れない
でも嫌だった。私の方から男性に何かをしたくはなかった
そうしたら負け。負けるのは悔しいし、負けたら終わりだと思った
私は一人地下街入り口で立つ
しばらくしても、やはり一人で立っていた
95
:
同志名無しさん
:2015/04/20(月) 03:33:48 ID:udsQGoooO
ちょっと腹が立ってきた
我ながら理不尽だとは思うけれど
来てくれなくて当たり前のあの男性(ひと)が戻って来ない事に腹が立ってしまった
私はムッとしながら、あの男性(ひと)が向かったアーケードへ歩いてみた
とにかくもう一度会いさえすれば
次こそは何か私に言ってくれるはずだと、そう信じた
そうしてあの男性(ひと)に会う事ができたなら
悔しさをぐっと抑え、微笑みを投げかけたい……
けれど、アーケードにたどり着いた私を待っていたのは
描き割りのような人の流れと
ネオンや天井灯が投げかける黄色い灯りだけだった
私は
あの男性(ひと)を見失ってしまった
96
:
同志名無しさん
:2015/04/20(月) 03:46:24 ID:udsQGoooO
なすこともなく、私は地下街入り口に戻ってきた
まだ雨が降っていた
やはり立っているのは全然辛くないけれど
あの男性(ひと)がもし戻ってきてくれたとしたら
その時、あの男性(ひと)は濡れてしまうだろう
私は、地下街の階段を降りて行くことにした
そうすれば、あの男性(ひと)が雨を気にする必要はなくなると思って。
薄暗い螺旋階段を降りてゆく
螺旋階段の外壁には、古着屋やら、輸入雑貨の店等が立ち並ぶ
特に私の目に止まる店はなく
私は地下街螺旋階段の底にたどり着き
そこで化粧室に入った
97
:
同志名無しさん
:2015/04/20(月) 03:59:24 ID:udsQGoooO
私は何気無く鏡を見た
鏡には、私が思う私より、数段上のかわいい私が、ちょっと驚いた表情で映っていた
髪に触れて見れば、鏡に映るかわいい私がやはり髪に触れる
私はこんな巻き毛だったのか
こんな黄色い髪色だったのか
なんだか、かわいいよ
私が男の子なら、絶対放って置かないよ
隙あらば、路地裏に引っ張り込んじゃうかも知れないよ
いつまでも鏡にみとれているのが気恥ずかしく
私はなに食わぬ顔で化粧室を出た
大丈夫だ。次にあの男性(ひと)に会えたとしても
この外見なら自信が持てる
98
:
同志名無しさん
:2015/04/20(月) 04:16:16 ID:udsQGoooO
来たときとは逆に、螺旋階段を登ってゆく
地下街入り口のガラス戸に古着屋の貼り紙をしながら、二人の男性がなにやら話をしている
「必ず売り切ってみせますよ」
「正直難しいと思うがね」
「できなかったら俺が責任を取ります」
二人は古着屋の店員だろうか
ニット帽を被った若い店員は、ヒゲの店員に己の自信を言い聞かせている
その二人が入り口を遮っている格好になってしまっていたので
私は
道を開けてくれるように頼んだ
ガラス戸から外の様子を伺ったが、雨はすでにあがっているようだ
それなら
地下街から出て、入り口であの男性(ひと)がまた足を止めてくれる事を期待しつつ
立っていよう。
と思ったのだ
99
:
同志名無しさん
:2015/04/20(月) 04:17:17 ID:udsQGoooO
わたしのようです
終わり
100
:
同志名無しさん
:2015/04/25(土) 18:59:53 ID:GwKyJ66U0
乙ー!
101
:
同志名無しさん
:2015/04/28(火) 01:57:25 ID:HhI1Pr3IO
( ^ω^)「おい鹿島。てめえ、新学期までに50メートルは泳げるようになれお」
突然そんな事を言う先生
それはいくら何でも無理じゃないかと……
(*゚ー゚)「え?どうしてですか?」
( ^ω^)「夏休み明けに、毎年学校の遠泳大会があるお。生徒は全員参加だお」
( ^^ω)「でも50メートル程度じゃ遠泳とは言わないホマ?」
そりゃは瀬川君にとっては何て事はないでしょう
「死ぬ思いをして初めて、何かを為した気になる」などと言ってる位の人だし
( ^ω^)「最低50メートルは泳ぐ。と言い直しておくお。二月戸と不細工、それから番長には3キロは泳いでもらうお」
ミセ;゚ー゚)リ「ひええ……私とか残りの人はどれだけ泳がされるんですか?」
( ^ω^)「見たところ、ショボ公と毒ノ進、アマッ子の泳ぎはそこそこのようだから……1キロかお」
('A`)「わたくしは3キロで結構でございます」
平然とした顔で毒ノ進さんは言います
('A`)「坊っちゃんと同じだけの辛さを受け入れてこそ、付き人でございますからして」
102
:
同志名無しさん
:2015/04/28(火) 02:24:43 ID:HhI1Pr3IO
(;゚ー゚)「うう、どうしよう……15メートルすら泳げないのに」
( ^ω^)「誰かに無理やりにでも教われお。遠泳は強制参加なんだお」
( ^ω^)「てめえが泳ぎを教わるかわりに処女を奪われるとしたら、二月戸か不細工か番長……」
( ^ω^)「もしくは俺かお?ま、俺ならてめえを立派な……」
立派な肉奴隷にするつもりですねわかりたくありません
ミセ*゚ー゚)リ「二月戸君しかいないわよねぇ。その中じゃ」
(*゚ー゚)「でも、なんだか私、二月戸君に避けられてるみたいだし……」
避けられてるのとは違うと思います
むしろ、二月戸君は純情な青少年らしくどぎまぎしているんだと思うんです
私に普通に対しているのが少々納得いかないですが(笑)
( ^^ω)「私からも二月戸さんにお願いしてみますホマ」
は瀬川君はいい人です
紳士で、かつ女性から見た自分の立場をよく理解していて、しかもその逆境を平然と受け入れて笑う不屈の人
卑屈さを感じさせない高潔な魂があります
( ^ω^)「ま、誰に教わるにしろ……」
( ^ω^)「避妊はきちんとしろお?ギャハハハハ!」
この先生には不潔な魂があります
103
:
同志名無しさん
:2015/04/28(火) 02:47:35 ID:HhI1Pr3IO
夜
防波堤に二人の釣り人が腰掛け
イワシやアジを釣ったそばからカッターでさばきつつ、なにやら話している
(,,*゚Д゚)「鹿島……かわいいっすよね?」
/( ∀゚キ)「ああ。ジャリっ娘は俺の好みじゃねえが」
/( ∀゚キ)「いい身体してやがるよな。キシシ」
(,,*゚Д゚)「一緒に泳げたらって思うんすよ。けど」
/( ∀-キ)「……はっきりしな」
(,,゚Д゚)「え?」
/( ∀゚キ)「鹿島を犯せ」
(,,;゚Д゚)「なっ!?」
/( ∀゚キ)「欲しいんだろ?なら力づくでてめえのモノにすればいい」
無茶苦茶を言う番長。さらなる無茶苦茶を言う
/( ∀゚キ)「おめえがしねえのなら俺が犯すか。俺の女にするのもいいな」
(,,#゚Д゚)「番長!ふざけないでくれよ!」
/( ∀゚キ)「ふざけちゃいねえさ。ヤりてえなら犯す。当たり前のこった」
104
:
同志名無しさん
:2015/04/28(火) 03:06:26 ID:HhI1Pr3IO
(,,#゚Д゚)「あんたはいつだってそうだ!勝手で、自由気ままで、言いたい放題で!」
(,,#゚Д゚)「傲慢で!独りよがりで!他人の悩み事を嘲笑って!」
/( ∀゚キ)「そしてイケメンで自信家だぜ?キシシ」
すくっ、と立ち上がる二月戸
拳を硬く握りしめ、吐き捨てるように
(,,#゚Д゚)「俺は番長みたいに割り切って生きられない!でも、俺が間違っているとも弱いとも思わない!」
番長は肩に担いだ鉄棒をカランと捨て、やはり立ち上がり
二月戸に真っ向から向き合う
( ∀゚キ)「俺も、俺が間違っているとも弱いとも思ってねえ」
(,,#゚Д゚)「俺はたぶん鹿島が好きなんだと思う。でも」
( ∀-キ)「でも?なんだ?」
(,,#゚Д゚)「それは別としても、俺は」
(,,#゚Д゚)「番長!あんたをぶちのめす!」
( ∀゚キ)キシシ「しっかりやれよ?ヘマしたら鹿島は……」
(,,#゚Д゚)「黙れッ!」
105
:
同志名無しさん
:2015/04/28(火) 07:31:37 ID:oh9NLF2w0
つまらん
106
:
同志名無しさん
:2015/04/28(火) 08:58:56 ID:rYLlXd1U0
ギコ、男になるんだ……!
107
:
同志名無しさん
:2015/04/30(木) 02:45:50 ID:ocAV.a7UO
今にも掴みかからんとばかりな二人に水を浴びせるが如く
その場に更に二人が追加される
('A`)「やあどうも。いい夜ですなあお二方」
( ^^ω)「私達も夜釣りと言うものを体験したいと思って来てみたホマけど、」
( ^^ω)「それよりもずっと面白そうな事になってるホマね?」
不細工二人組は、二月戸と番長の間に割り込む
(,,#゚Д゚)「な、なんだよ!?邪魔するな!」
( ∀゚キ)「おめえさんら、何のつもりだい?仲裁かい?」
('A`)「仲裁などとんでもございません」
( ^^ω)「私達も是非、その決闘に混ぜて頂きたいのです」
単なるいさかいを決闘と称するは瀬川
(,,;゚Д゚)ハァ?「何だって!?」
( ^^ω)「男同士の決闘ならば、他人が止める事は不粋ホマ」
('A`)「坊っちゃんは、お二方の決闘に高潔なものを見出だし、それゆえ」
('A`)「ご自分もその高みへの参加を希望されておられる訳です」
('A`)「となれば、坊っちゃんの付き人であるわたくしも、決闘に参加せねばなりますまい」
108
:
同志名無しさん
:2015/04/30(木) 03:52:51 ID:ocAV.a7UO
( ^ω^)「……と、なれば」
( ^ω^)「当然、俺も参加するわなぁ?フヒヒ」
丘の方角から、人知れず様子を伺っていた内藤が歩みよる
( ∀=キ)「先公。おめえ、さてはこの場が乱闘になるのを待ってやがったな?」
('A`)「内藤様も荒事がお好きなんですねえ」
この状況変化についていけてないのは一人。二月戸
(,,;゚Д゚)「な、何がどうなって……」
内藤は二月戸にわざわざ説明する
こんな所だけ、教師らしい
( ^ω^)「なんのこたあねえお。殴り合いで勝った奴が、鹿島に泳ぎを教えるってこったわな」
(*^ω^)「おかしなもんだおな?むしろ勝った奴が面倒を引き受ける。って話なんだからお?ギャハハハハ!!」
( ∀^キ)「ちげえねえや。キシシ」
番長は頭を掻いて笑うが、しかし決闘から降りる気もない様子
( ^^ω)「なんと楽しい夜でしょうかホマ?皆さん」
('A`)「では……皆様。いざ尋常に……」
( ∀-キ*)「勝負……」
(*^ω^)「始めッ!」
乱闘の防波堤
楽しむ者、理解できないままある者、理解しようとすらしない者、ただ何となく参加する者、それらが入り交じり
それはまるで夏祭りの体で……
109
:
同志名無しさん
:2015/04/30(木) 04:18:13 ID:ocAV.a7UO
次の日
(;´・ω・`)「どういうこと?」
教室の黒板にはでかでかと「本日休講だお。内藤」と書かれています
ミセ;゚ー゚)リ「ショボン君以外の男子も全員来てないわね」
(;゚ー゚)「これは、何かあったんだよね。きっと」
(´・ω・`)「休講って……毎日休講みたいなもんじゃないか。今まで授業なんて受けた記憶がないよ」
(*゚ー゚)「それはそうだよねえwww」
ミセ*゚ー゚)リ「ま、元気だけが取り柄の連中だし、明日はみんな出てくるでしょ」
(*゚ー゚)「だね」
私もどうやら、すっかりこの学校に馴染んでしまったようですね
110
:
同志名無しさん
:2015/04/30(木) 04:43:12 ID:ocAV.a7UO
そこに現れたのは、二月戸君です
(,,#Дメ)「よう。おはよ……」
(;゚ー゚)「どうしたの!?酷いケガじゃない」
(,,#Дメ)「いや、見た目程酷くはないんだ。すぐ治るよ」
(,,#Дメ)「それより、鹿島……お前に俺達男子と親分が交代で泳ぎを教える事になったから……」
(;゚ー゚)「え、それは、ありがたいような、別にいいような……」
(,,#Дメ)「そう決まったんだ。うんと言ってくれ。でないと困る」
有無を言わせない強引さ
二月戸君にこういう所があったなんて意外です
(;゚ー゚)「う、うん。そこまで言うんなら……ありがとう」
ミセ*^ー^)リ「鹿島さんモテモテねえ。いいなぁ」
イヤミじゃありませんよ?
鹿島さんがやる気になったので、なんだか嬉しくてついそんな事を言っちゃっただけです
本当ですよ(笑)
(;´・ω・`)「男子全員って……僕も?僕は泳ぎはあんまり得意じゃないんだけど」
(,,#Дメ)「今は男の中ではショボンが一番元気だからな。一番手で頼むよ」
(´・ω・`)「分かったよ。でも僕で力になれるかな……」
ミセ*゚ー゚)リ「……」
何があったか、そして何がなんだか良く分からないけど
ミセ*^ー^)リ「……」
まー、ウチのクラスも案外悪くないんじゃないですかねー?(笑)
111
:
同志名無しさん
:2015/04/30(木) 04:58:53 ID:ocAV.a7UO
( ^ω^)一年無法組!(,,;゚Д゚)のようです
8月
密売!?(,,;゚Д゚)とれとれぴちぴち闇料理!('A`)のようです
112
:
同志名無しさん
:2015/04/30(木) 06:46:16 ID:4xrgojyM0
乙ー!
その協定だと、引き分けだったのか……
ギコよく頑張ったなぁ
113
:
同志名無しさん
:2015/05/02(土) 03:00:05 ID:rhyppYTsO
皆さんこんにちは!
私の名前はミセリ。16才になりました!
夏休み突入!です!
ショボン君と私、そして鹿島さんの三人は、本土に帰って実家で過ごします
は瀬川君と毒ノ進さん、それから番長は島に残る……と言うのは(変人達だし)分からなくもないんですが
何故だか二月戸君も夏休みを島で過ごすと言い出しまして
彼がかなり島暮らしに馴染んでいたのは承知してましたけど、さすがに夏休みに帰郷しないとは予想できませんでしたよ
残留組は多分、新学期には相当逞しくなっているんだろうなあ……って……いや……
番長達が今まで以上に逞しくなっても困るかも(笑)
本土への船には上級生はみんな乗っているようでして
私達は座席に座れそうもありませんが(汗)
甲板で海を眺めながらの移動もおつなもんですよ。うん
……ショボン君はショボン君はグロッキーみたいですけどね
114
:
同志名無しさん
:2015/05/02(土) 06:13:15 ID:rhyppYTsO
(´;ω;`)ゲボ「やっどぶんがでぎなぜがいにがえれるどぼぼうど」
ミセ;^ー^)リ「吐きながら喋らないの!」
(*´;ω;`)ゲボボボ「べいぎだよぉぶなよいなんでなんでもないぼぼぶおおゲホゲホ」
ミセ;^ー^)リっ「……はい水。もう少しで着くからね?」
(*゚ー゚)「ショボン君は本土に帰りたがっていたもんねー」
(*´;ω;`)ゲボゲボ「あああああじがどうあじがどう……」
ショボン君はひどく船酔いする質のようですが、本土に帰りたいという強固な意志が彼を突き動かしているみたいです
もしかしたら……と私は思いました
ショボン君は新学期になっても、島には戻らないんじゃないかな?って
そうだったらちょっと寂しいなって
ミセ*゚ー゚)リ「……」
でも、それを聞くことは出来ず
(*゚ー゚)ノシ「じゃ二人とも、夏休み明けにね!」
(*´・ω・`)ノシ「元気で」
本土の土を踏んだショボン君は、すっかり元気を取り戻した様子で……
ミセ;゚ー゚)リノシ「またね?」
そして私達はめいめいに実家へと戻って行くのでした
115
:
同志名無しさん
:2015/05/02(土) 06:59:57 ID:rhyppYTsO
島残留組は、揃って防波堤で釣糸を垂れている
(,,゚Д゚)「いやまあ、帰っても別に何することもないし」
(,,゚Д゚)「小遣い稼ぎのバイトができるって言うから残ってはみたけどもさ」
('A`)「はい。小遣い稼ぎどころか、大金が転がり込む可能性だってありますよ?」
/( ∀゚キ*)「それはマジな話なのかよ?」
('A`)コホン「勿論でございます。わたくし、ただ日々を遊び呆けていた訳ではございません」
('A`)「この島の近海は、皆様もご存知の様に素晴らしい珊瑚礁が広がっておりますね」
/( ∀゚キ)「だな。潜りの得意な奴なら絶景が見られるよな」
( ^^ω)「……なるほど。大体読めたホマ」
('A`)「さすがは坊っちゃん。既に理解済みの御様子……」
('A`)「そこで泳ぎが達者なこの四人なのでございます」
(,,;゚Д゚)「まさか」
(,,;゚Д゚)「珊瑚の密漁か……」
('A`)ニタリ「はい」
116
:
同志名無しさん
:2015/05/02(土) 07:34:54 ID:rhyppYTsO
やはりろくでもないことを考えていた毒ノ進
/( ∀゚キ)「サンゴ?あんなもん売ってカネになるのか?」
('A`)「ご存知ありませんでしたか?ちょっと前、中国籍の密漁船団がニュースになりましたけれど」
/( ∀゚キ)「俺はテント暮らしでテレビなんて見てねえからな」
( ^^ω)「確かに見事な赤サンゴホマ。優に一財産以上になるホマね。でも売りさばくには輸送船が必要ホマ。下手を打てばそこから足がつくホマ?」
は瀬川は毒ノ進の悪巧みを聞いても、それを止める様子がない
むしろ意見を述べている
/( ∀゚キ;)「一財産!?そんなに儲かるのかよ!」
(,,;゚Д゚)「中国では赤サンゴの価値は宝石並みらしいよ」
/( ∀゚キ;)「な、なにぃ?馬鹿なんじゃねえのか中国人!」
己の馬鹿さ加減を棚にあげる番長
( ^^ω)「……毒ノ進。続けてくれホマ」
('A`)「当然、足がつかない輸送手段についても既に考えてございます」
(,,;゚Д゚)「もしかして、は瀬川に毒ノ進さん……初めから密漁の為にこの島に来たんじゃないか?」
('A`)フフ「ま、無意味にスワンボートで海を渡るような事はしませんよね?普通」
117
:
同志名無しさん
:2015/05/02(土) 08:52:24 ID:fYd.4vRc0
おはよー
読んでるんだぜ
118
:
同志名無しさん
:2015/05/02(土) 08:55:47 ID:pHRS9EJA0
スワンボードで足つくわけがねぇ……!
支援
119
:
同志名無しさん
:2015/05/02(土) 12:18:57 ID:McDdfl3A0
スワンだからな!!完璧だぜ!
積載量とか難易度とか目立つとか疲れるとかオールグリーンだぜ!
120
:
同志名無しさん
:2015/05/03(日) 01:46:14 ID:0JGYoZuAO
(,,;゚Д゚)「……まさかスワンボートで輸送する……とか……そういう……」
/( ∀^キ*)「ようし集めるぜ〜」
('A`)「一人あたりのノルマはポリ袋一つ位にしておきましょうか。最初の取り引きであまりに大量じゃ、モノの出所が怪しまれますから」
( ^^ω)「では私はスワンボートの点検と準備をしておきますホマ」
(,,;゚Д゚)「あの……」
('A`)「どうかいたしましたか?二月戸様?」
(,,;゚Д゚)「密売ルートって言うのか?買い手はいるんすか?」
(,,;゚Д゚)「あと、スワンボートって目立つっすよね?海上保安庁の人とか平気っすか?」
(,,;゚Д゚)「そ、それから、ボートでどこまで運ぶんすか?まさか中国まで?」
二月戸の狼狽、というか、呆れ半分の言い分を聞き
三人は笑う
(*^^ω)(*'A`)( ∀^キ*)「ぶっはははははは!!!」
(,,;゚Д゚)「いや、なに笑ってんすか……あんたら……」
121
:
同志名無しさん
:2015/05/03(日) 02:20:54 ID:0JGYoZuAO
/( ∀^キ)「まあ落ち着いてちょっと聞きねえ」
(,,;゚Д゚)「いや、俺が一番落ち着いてると思うんだけど」
/( ∀゚キ)「見方を変えれば、コイツは最高に馬鹿で面白ぇシノギじゃねえか?」
/( ∀^キ)「頭の悪いガキが、夏休みにやらかすお茶目な冒険だ……楽しまなきゃ嘘だぜ」
(,,;゚Д゚)「面白い。のは認めるけど、発想がまるっきりマンガだよ……」
('A`)「買い取りの手配は、は瀬川コーポレーションに動いてもらいましょう」
('A`)「本土までたどり着ければ、後はサンゴをコーポレーションに引き渡し、取り引きはプロ同士に任せるのがよいかと」
('A`)「袋で4つ位なら、コーポレーション側もスムーズに取り引きできるはずです。多すぎませんからね」
('A`)「また、海上で巡視船に見つかっても、スワンボートで密輸とは誰も考えますまいから」
('A`)「スワンのフィギュアの内部に隠して積み込めば、おそらく問題ないと思われます」
(,,;゚Д゚)「その自信はどこから……」
( ^^ω)「私達がこの島に来た時も、海上保安庁の巡視船は大して調べずに行きましたホマ。馬鹿なマリンスポーツみたいなものと思ったんホマねwww」
現実味があるような気がそこはかとなくしなくもなくもないが
綻びだらけ計画だとしても、この三人は止めるまい
(,,;゚Д゚)「……」
/( ∀゚キ)「二月戸。なんでも楽しんだモン勝ちだぜ?」
(,,゚Д゚)「この計画に関わらなきゃ、俺は15の夏休みを棒に振るのは確かだよ……」
二月戸は心を決める
(,,*゚Д゚)「乗った!もうどうにでもなれだ!」
/( ∀゚キ*)「そうこなきゃ嘘だぜ!ギャハハハ!」
122
:
同志名無しさん
:2015/05/03(日) 02:40:59 ID:0JGYoZuAO
(,,゚Д゚)「ただ、頼みがあるんだ」
二月戸は三人に向かって言う
(,,゚Д゚)「俺さ。この島が好きだよ。特に、この綺麗で波も穏やかな海が」
( ^^ω)「……ホマ」
は瀬川は腕組みをして大きく頷く
実は最も冷静なのは、二月戸ではなくこの不細工である
(,,゚Д゚)「珊瑚礁を荒らすのは……止めないか?」
/( ∀-キ)「……」
('A`)「しかしせっかくのお宝ですよ?大儲けのチャンスをふいにするのですか?」
(,,゚Д゚)「密漁するのは……海産物ぐらいにしておかないか?」
( ^^ω)「魚貝類は鮮度が命ホマ。スワンボートでの輸送は、四人交代で必死に漕がなきゃならなくなるホマね」
(,,゚Д゚)「そうだな……でも、俺はこの海の珊瑚礁を傷つけたくないと思うんだ」
/( ∀-キ)「うんめえアワビやサザエならゴロゴロしてるぜ?あれらはカネになるのか?」
('A`)「なります。が、等重量の赤サンゴに比べれば、かなり価格は落ちますよ」
123
:
同志名無しさん
:2015/05/03(日) 03:11:12 ID:0JGYoZuAO
( ^^ω)「皆さん。思い出して欲しいホマ。いや、思い出せなければ、実際に海に飛び込んでみてもいいホマけど」
は瀬川も思いを口にする
( ^^ω)「二月戸さんのように、無私に美しい珊瑚礁を守りたいと思う方が、誰も「いなかった」とすれば」
( ^^ω)「この海はとうの昔に、珊瑚礁なんてなくなっていたはずなんですホマ」
('A`)「つまり坊っちゃんは、誰かがこの海の珊瑚礁を昔から守ってきた。と、そうおっしゃってる訳ですか」
( ^^ω)「そうホマ。その人達の気高い心を、行いを、汚すような真似は……私にはできないホマ」
( ^^ω)「二月戸さんの言葉で目が覚めたホマ。ありがとう二月戸さん」
(,,;゚Д゚)「え、あ、いやそんな、礼を言われる事じゃないけど……」
/( ∀-キ)「……」
は瀬川の精神性は高みにある。顔は下等生物だが
( ^^ω)「毒ノ進が初めからサンゴを狙ってこの島に来たというのは私は知らなかったし、それ悪いと非難したり責めたりもしないホマけど」
( ^^ω)「皆さんに、私の思慮が浅かった事をお詫びいたしますホマ。申し訳ありませんホマ」
深々と頭を下げる不細工
(,,;゚Д゚)「い、いや、なにもそこまで」
(;'A`)「坊っちゃんにそうまでされては、わたくしの浅はかなど勿論撤回させて頂きます」
毒ノ進は、防波堤に額を擦り付け土下座する
┌(-A-)┐「皆様。わたくし大変出過ぎた真似を致しました。お許しを……」
124
:
同志名無しさん
:2015/05/03(日) 03:31:55 ID:0JGYoZuAO
話を逸らすかのように、番長は笑いながら言う
/( ∀-キ)キシシ「そうと決まれば、アワビの穴場を教えちゃるぜ!」
/( ∀゚キ)「とりあえずはみんなで潜って採って来ようぜ?」
(*^^ω)「番長。私、恥ずかしながら養殖モノしか食した事がないので」
(*^^ω)「一つ頂いてみても宜しいでしょうか」
ちょっと湿った空気を、あっという間に乾かしてしまう二人
(,,*゚Д゚)「あ、俺も食ってみたい!アワビ!うまいんだろ?」
/( ∀^キ)「極上よ!刺身でも炙ってもうめえぞ!」
/( ∀゚キ)「俺ぁ、あんまし料理のレパートリーはねえんだけどな」
/( ∀゚キ)「じゃあ今日のところは俺達が食う分を集めようぜ。売る分は明日からってことでよ!」
( ^^ω)「毒ノ進。いつまで土下座してるホマ?料理は毒ノ進の腕の見せどころだホマ」
┌(;-A-)┐「は、はい」
(*^^ω)「今夜は海産物パーティーだホマ!」
(*'A`)「わたくし、料理に腕によりをかけ……それを以てお詫びとさせて頂きます」
125
:
同志名無しさん
:2015/05/03(日) 03:43:23 ID:0JGYoZuAO
( ^ω^)「……」
丘の方角。人知れず腕組みをしながら様子を伺っていた男
内藤雲助である
ポツリと独り言
( ^ω^)ウム「……許す」
何の事やら意味不明ではあるが「許す」と
そして内藤は思うのだ
( ^ω^)(今夜は焼酎位持ってってやるかお……)
晩餐に乱入する気まんまんの
よいどれ不良教師であった
126
:
同志名無しさん
:2015/05/03(日) 06:37:36 ID:ignEHnok0
おお、そういうことか!
4人とも危なかったな、本土に着く前に海に叩き沈められる所だったじゃん。
127
:
同志名無しさん
:2015/05/03(日) 19:26:48 ID:0JGYoZuAO
そして数日後、海上
(;'A`)コキコキ「し、死ぬゥ!今度こそ死ぬゥ!」
(,,;>Д<)コキコキ「だから欲張り過ぎなんだってば!アワビ積みすぎだって言ったじゃないかー!」
(;^^ω)コキコキ「ま、まだまだホマああああ!」
( ∀゚キ;)コキコキ「お、おい!あっこに渦潮が……!」
(;>A<)(,,;>Д<)(;^^ω)( ∀<キ;)「フンギャアアアアアアア!!」
……………
。
。
。
。
ブクブク
128
:
同志名無しさん
:2015/05/03(日) 19:41:29 ID:0JGYoZuAO
(*^ω^)9m「ブッハハハハハハハ!!」
浜辺に命からがら泳ぎ着いた四人を指さし
大笑いする内藤
スワンボートは転覆。明らかな積載オーバー
(;'A`)(,,;゚Д゚)(;^^ω)( ∀゚キ;)「死ぬかと思った……」
各員10キロ弱を泳ぎきり
ヘトヘトずぶ濡れ海難ゾンビの如くの有り様
(*^ω^)「夏休み明けに遠泳大会があるお。いいリハーサルになったおな!フヒャヒャヒャ!」
(*^ω^)「ウチのクラスの優勝は間違いナシだお!ギャハハハハハハハ!」
(;-A-)(,,;-Д-)(; ̄ ̄ω)( ∀-キ;)「……」
(*^ω^)「ウヒャヒャヒャヒャ!!!」
浜辺には、いつまでも内藤の高笑いが響いていた
129
:
同志名無しさん
:2015/05/03(日) 19:57:19 ID:0JGYoZuAO
( ^ω^)一年無法組!( ^^ω)のようです
9月
誘拐!?(*^^ω)涙の流刑(EXILE)!(*´;ω;`)
130
:
同志名無しさん
:2015/05/04(月) 14:22:12 ID:jeCfDyxI0
EXILEてどういうこっちゃw
乙!
131
:
同志名無しさん
:2015/05/05(火) 00:58:55 ID:0VoHTX8gO
(;>ー<)ノシ バチャバチャ「わぷぅ!わぷぅ!もうむりぃ!」
じたばたし始めた鹿島さん
うん。よく頑張ったと思う。優に50メートルは泳いだはずです
(,,;゚Д゚)「鹿島ーッ!大丈夫かあー?」
/( ∀-キ#)「バッキャロウ!大丈夫かあー?じゃねえだろが!!」
私達は改修したスワンボートの上から鹿島さんを応援していましたが
鹿島さんが交代の為にボートまで泳ぎつくのは無理そうでした
番長は二月戸君の背中を押し出すように蹴飛ばして
海に放り込みます
ザバァン!
(,,#゚Д゚)プハ「いきなり何するんだよ!」
/( ∀^キ)「さっさと溺れかけの人魚姫をさらってこいや。童貞王子様よゥ?キシシ」
(*'A`)ヒュー「格好いい所を見せてくださいよっ。二月戸様!」
(*^^ω)「ちょっと位なら触れてもOKホマ!救助の為だから今回は許すホマよ!」
(,,;>Д<)「やめろよは瀬川!そんなんじゃなくて……ええい、ままよ!」
無駄に思えるほどのオーバーアクションのクロールで、鹿島さんの救助に向かう二月戸君
なんだかその水飛沫が、彼の照れ隠しのように思えてしまいます(笑)
132
:
同志名無しさん
:2015/05/05(火) 01:28:17 ID:0VoHTX8gO
あっという間に鹿島さんの側に泳ぎ着く二月戸君
(,,;゚Д゚)「よし、俺の背中にしがみついてろ。すぐに陸に連れてくからな?」
(;>ー<)「ありがとう二月戸君!」
(*>ー(,,*>Д<)「へんに暴れるなよ?なんか、背中に当たるから……」
ゆっくりとした平泳ぎで、鹿島さんを振り落とさないように二月戸君はボートに近づきます
(*'A`)ヒューヒュー!「憎いですぞー!色男!」
/( ∀^キ*)「なんかってなあ鹿島のデカイ乳か?このド助平が!」
ミセ*^ー^)リ「やらしい!」
(*^^ω)「役得ホマねえ!www」
(*^ω^)「不純異性交遊かお?担任の俺の前でよくやるおなぁ?全くよ!」
みんなのからかう声に赤くなりながら
ついに二月戸君は無事に鹿島さんをスワンボートまで送り届けました
( ^ω^)「ヨーシ。交代だお。うちのクラスのアンカーは俺だお!」
言うが早いか、親ぶ……先生はボートから海に飛びこみ
まるで魚雷のような勢いで泳ぎ出しました
ミセ;゚ー゚)リ「うへー!人間魚雷みたい……」
(,,;゚Д゚)「なんて馬鹿げた推進力だよ……」
ズババババ(#^ω^)ズババババ「うおおおおおおお!!!
こうして、今年の遠泳大会は終わりました
二月戸君、番長、は瀬川君、毒ノ進さん、そしてもちろん先生の男子力は
私や鹿島さんというハンデをものともせず
結果、私達一年生クラスがぶっちぎりの優勝!です
やったね!
133
:
同志名無しさん
:2015/05/05(火) 01:52:41 ID:0VoHTX8gO
皆さんこんにちは!
私の名前はミセリ。16才です!
つい先日、新学期が始まり、遠泳大会も滞りなく行われまし……
( ^^ω)「ちょっと待って欲しいホマ」
突然、は瀬川君はこんなことを言い出しました
( ^^ω)「先生。まだ私達の新学期は始められませんホマ」
( ^ω^)「ウム。不細工。てめえの言わんとする所はわかるお」
先生はいつものようにふんぞり返り、腕組みをしては瀬川君にうなずき返します
(,,゚Д゚)「ショボンか……あいつ、やっぱり戻らなかったな」
/( ∀-キ)「しゃああんめえ。奴は島暮らしを嫌がってたからよ」
(*゚ー゚)「大人しい彼が暴れるほどだったもんね」
( ^^ω)「だから見捨てる。諦める……と」
は瀬川君は……静かにですが、はっきりとした意志をみんなに伝えます
( ^^ω)「私は嫌ですホマ!ショボンさんに戻って欲しいホマ!」
('A`)「……坊っちゃん。いくらなんでも、それは坊っちゃんの我が儘でございますよ」
たしなめる毒ノ進さん
('A`)「ご本人の意志で戻らないのですから、その意志を尊重すべきかと」
ミセ*゚ー゚)リ「……」
私には毒ノ進さんの言うことは正しく思えます
でも、やっぱりは瀬川君と同じように
ショボン君に戻って貰いたい……
みんなも、そう思ってるんじゃないかな……?
134
:
同志名無しさん
:2015/05/05(火) 02:13:34 ID:0VoHTX8gO
ミセ*゚ー゚)リ「みんなはどう?ショボン君と一緒に新学期を始めたい?」
私はみんなに尋ねました
答えは分かっていましたけれど、確認しておきたかったのです
('A`)( ^^ω)(,,゚Д゚)(*゚ー゚)/( ∀゚キ)「……それは、そうだけど」
ですがみんなの返事は歯切れが悪く……
そんな私達に、内藤親ぶ……先生は業を煮やしたように言い切りました
( ^ω^)「俺の教育方針は、「やりたくねえ事はテコでもしねえ」だお」
/( ∀-キ)ピクッ「……先公。おめえ……ククク」
なにやら笑い出す番長。先生の言わんとする事が分かったのでしょうか?
( ^ω^)「つまり逆を言えば「やりたい事は無理でもなんでも押し通す」って事だお」
(;゚ー゚)「も、もしかして……親ぶ……先生!」
( ^ω^)「オウ、てめえら……」
ミセ;゚ー゚)リ「まさか……」
(#^ω^)「あのショボくれを……」
(#^ω^)「ちょっくら拉致ってこいやあ!!!」
(,,;>Д<)「マジっすかー!」
135
:
同志名無しさん
:2015/05/05(火) 08:21:30 ID:0VoHTX8gO
私は、アレじゃないとダメらしい
色々なオモチャを手に入れては試したが
どれも私を満足させるには程遠い
何が足りないのかははっきりしている
オモチャは私を貪らないのだ
136
:
同志名無しさん
:2015/05/05(火) 08:44:33 ID:0VoHTX8gO
私は肉も心もアレに屈し、隅々まで汚されていく
そうして満ち足りるかと思えばまだそうではなく
もっともっととアレをねだり、淫らに腰を振り立てていく
そうしてやると、熱くたぎったアレは私の中でのたうち暴れ狂う
いつしか私は、アレに貪られているだけではなく、逆に私から迎えに行き貪ろうとする、
淫乱で、汚らわしい生き物になっていく
心がなくなり、白くあぶく立ったよだれのような粘液を滴らせる獣
そうして時間を忘れて貪り合うえば
私はやっと、満足できる
137
:
同志名無しさん
:2015/05/06(水) 07:44:13 ID:D3IsjzKsO
_
( ゚∀゚)「ふははは!この世のおっぱいは全て俺様達「アライありんす」のものだぜー!」
ζ(゚ー゚;ζ「いや〜!だれか助けて〜」
(;´・ω・`)「なんてこった……僕がちょっと島暮らしをしている間に」
(;´・ω・`)「本土はこんな世紀末になってしまったのか!」
_
( ゚∀゚)モミモミ「ほうれほれえ!」
ζ(>Q<*ζ「あへえ!上手ぅ!上手なのぉ!」
(#´・ω・`)「アライありんすの奴等め……こうなったら!」
(*´・ω・`)「変身だ!」
ピカピカシャキーン!
(#`・ω・´)「正義の使者シャピーン参上」
_
(;゚∀゚)「なんだよお前は!」
(#`・ω・´)「傍若無人に乳を貪る眉毛怪人ジョルジュ!」
(`・ω・´)「正義のシャピーンパンチとミサイルと」
(`・ω・´)「マシンガンと濃硫酸ビンとブーメランとナイフとハンマーとライフルと石ころとダイナマイトとニンニクとガラスの破片とロケットランチャーとネズミ花火と鉄骨とうんこと」
(`・ω・´)「爪先キックを食らえッ!」
_
( ゚∀゚)「まいりました。ごめんなさいゆるして。マシンガンでおっぱい女の子死んだけど」
(`・ω・´)「よし許す。帰ってよし」
_
( ゚∀゚)「覚えてろよ!次こそは!」
138
:
同志名無しさん
:2015/05/06(水) 07:53:52 ID:D3IsjzKsO
(´・ω・`)「ふう。危ないところだった」
(´・ω・`)「島にうつつをぬかしてる場合じゃないなぁ。僕が本土の平和を守らないと」
(´・ω・`)「いつ第二、第三の「アライありんす」が生まれるとも限らない……」
(´・ω・`)「みたいな」
/( ∀-キ#)「……」
/( ∀-キ#)「……確保ッ!」
ガシッ
(#'A`(;´・ω・`)゚Д゚#,,)
(´;ω;`)「やめてえええ!」
139
:
同志名無しさん
:2015/06/23(火) 12:01:21 ID:zunnR3RY0
本土カオスやなぁ……!
続き待ってるぞ。
140
:
同志名無しさん
:2015/07/31(金) 14:06:57 ID:izAR3Oa60
ああようやく分かった
スワンボートは足がつかないけど、つかれますってか
141
:
同志名無しさん
:2015/08/10(月) 01:08:57 ID:99562DiE0
さすがに人気なさすぎて書けないか
142
:
同志名無しさん
:2015/11/24(火) 07:45:38 ID:uTpaTlHAO
脳味噌暖かい時に置いたエサには、脳味噌が暖かいハエばかりが集まるものだ。と再確認した
醒めた頭にはそれがうるさいのなんの
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