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以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 00:43:57.05 ID:
9sBITA0e0 ヒーローとは格好良くてはならない。
困っている弱きを助け、邪知暴虐を働いて高笑いする強きを挫かねばならない。
相手が怪獣でも人型でも関係なく、その正義の力を存分に行使して、悪を蹴散らすのだ。
多勢に無勢。一人の悪に五人の正義のヒーローが襲い掛かってもなんら問題はない。
一般人を苦しめる弱い悪なのだから、思い切り暴力を振るっても問題はない。
組織から支給された、莫大な金額をつぎ込まれて出来上がった新しい武器の性能を試すのもいいだろう。
しかし、ちょっと待って欲しい。
見てくれの良い、清潔感のあるほうが正義で、不格好で、醜い姿のほうが悪者。
そういった先入観とは、ただの偏見ではないだろうか?
なまじ知能が発達しているから(あるいは幼い頃から見ている特撮番組での刷り込み)固定概念に縛られているのだ。
誰も本質なんて気にしていない。上辺だけの現実――自分たちが確認できるモノを全て信じきっているのだ。
市民たちは集団洗脳を幼い頃から現在に至るまで延々と受けているのだ。周囲を取り巻く全ても同じように。
一体誰が、この世界観を崩すことができようか。
『彼らは正義』
『彼らが正しい』
『悪者が間違っている』
『なにをしようと! ヒーローが正義!』
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