2 :
krsw:2010/04/11(日) 02:24:18 ID:
a.w.FJSE0【レイヤード北工業区画 第三道路】
『事件発生!事件発生!ご通行中の市民の皆様は迅速に非難所まで退避して下さい!』
白色の軽量級AC【イングラム】を中心とした民間警備部隊【ラウンジ】の一個小隊が後背部のブースターを限界まで吹かして次々と車両を追い越して行く。
コクピットのディスプレイからは、その道路の先、赤く滲んだ工業区画の空が映し出されていた。
_
( ; ∀ )「ドクオ・・・」
『心配か?ジョルジュ』
_
( ;゚∀゚)「っ団長」
耳元のインカムから、通信が入る。
相手は輸送機で移動中の重量級MT部隊からだ。
『初のイングラム投入事件がそのパイロットの友人の工場とはな、
ここの神さんはどうにも悪戯が過ぎる』
_
( ;゚∀゚)「ははっホントッスよ」
『後続部隊は到着までにまだ時間がかかる。分かるなジョルジュ?
お前とイングラムが、彼等を助けるんだ』
その言葉を受けてジョルジュは汗ばんだ手に握られたグリップを握りなおした。
_
( ゚∀゚) 「了解ッス!」
ジョルジュは後方で車両間を縫うように移動する高機動装甲車達への通信回線を開く。
3 :
krsw:2010/04/11(日) 02:26:40 ID:
a.w.FJSE0 _
(#゚∀゚)「間もなく現場に到着する!
各自、ブリーフィング通り被災者達の救助を最優先に行え!
敵ACとの交戦は極力回避しろ!デカブツは俺の仕事だ!」
『グレイポア1、了解しました!』
『同じく2、了解!』
『3!オッケ!』
『グレイポア4了か『5だ!任せろ隊長ォオォ!』だぁっうるせえよエクスト!』
_
(*゚∀゚) 「だははwよっしゃテメエ等!ヒーロー見参とイコウゼ!!」
『『『『『 了解! 』』』』』
これが後のレイヤード史上、もっとも多くの民間人を救出する民間警備部隊【ラウンジ】。
その伝説的高機動救助部隊【2nd getter】初の実戦投入となる。
_
( ∀ ) 「ドクオ・・・死んでんなよ・・・!」
間もなく、部隊はVIP重工に到着する。
('A`)ドクオはBrigade Projectにカラサワをぶち込むようです
4 :
krsw:2010/04/11(日) 02:27:45 ID:
a.w.FJSE0 Act04-巨人達のワルツ-
【演習区画上部 モニタリングルーム】
突如響き渡る爆発音、撒き散らされた強化コンクリートが研究員達を打ち付ける。
(;´・ω・`)「ぐああああああああっ!!」
その鋭利な破片がショボンの肩口を強く抉り、衝撃がショボンを床に叩きつけた。
モニタリングルームの壁を破壊し現れたダークブルーの4脚AC【タイムテーブル】
一見緩慢にも思えるゆっくりとした動作で左肩のミサイルポッドが展開し、
その光景が為すすべなく見上げる研究員達の目に確かな絶望を宿らせる。
『試作機は、脱出済みという訳か』
(´ ω `;)「・・・まあね。ディリジェントか」
機材に背中を預け、肩をおさえたショボンは皮肉な面持ちで正面のACを見上げた。
(´・ω・`)「ハハッ噂よりもだいぶ時間にルーズみたいだな」
『・・・・・・消えてもらう。・・・?』
その時タイムテーブルは不意に動きを止め、自らが破壊した入り口に向かいその機体を旋回した。
(#゚;;-゚)(レーダーに反応、実験機か?)
5 :
krsw:2010/04/11(日) 02:28:57 ID:
a.w.FJSE0 レーダーからは接近する熱源が一つ見てとれた。
そして現れた、高防型人型MTギボン。
しかしそのMTは装備された射突ブレードやロケット砲を構えるでもなく
ただ、沈黙と共にそのACと相対していた。
(´・ω・`;)(受注メンテ中だったギボン?誰だ?)
『MT、なんのつもりだ?』
『―――――それがミラージュのやり方ですか』
6 :
krsw:2010/04/11(日) 02:31:19 ID:
a.w.FJSE0【VIP重工 開発区画 屋外】
予備格納庫から脱出したビショップ。
先ほどからガタガタと不穏な振動を響かせていたブースターがついに今、
黒い煙を巻き上げて停止した。
( ゚д゚ ) 「やれやれ限界か、まぁここまで逃げれば大丈夫だろう」
o川;゚ー゚)o 「・・・すいません、ミルナさん」
( ゚д゚ )「いや、どうせさっきの一戦でミサイルも撃ち尽くしてしまった。
あれで仕留めるのが最善だったが、甘くはないな。
どの道このビショップではAC戦は無理だったさ」
o川//ー//)o 「あとあの、いえ、そうじゃなくて・・・あの、今、気付いたんですけど、その」
( ;゚д゚ )「ん?・・・ああ、気にするな非常事態だ」
o川////)o「・・・・・・・・・はい」
狭いMTのコクピットには薄っすらとアンモニア臭が漂っていた。
顔を林檎のように赤らめて俯くキュート。
そんな彼女を見てミルナは、こんな事態でもそんな事を気に出来るのは
ある意味肝が座ったものだ、などと考えていた。
やがてMTは逆脚を畳み、搭乗用のハッチが開放される。
( ゚д゚ ) 「さて、すまないが俺はこのまま演習区画へ向かって主任達の脱出を援護する」
o川;゚ー゚)o 「・・・分かりました。でも、警備の方達は」
( ゚д゚ )「・・・あいつ等も仕事だ、なに、上手くやるさ」
その場にキュートを下ろし、ビショップは再び脚を起こした。
7 :
krsw:2010/04/11(日) 02:32:48 ID:
a.w.FJSE0o川;゚ー゚)o 「ミルナさん!どうかご無事で!」
『ああ、君もな』
MTは一騎、燃え盛る戦場へと還っていく
( ゚д゚ )「・・・・・・」
『あいつ等も仕事だ、なに、上手くやるさ』
キュートにそうは言ったものの、
ミルナ自身あの警備3名が生存している事に全くの希望を抱いていなかった。
完全に相手の意表を突いていた筈の奇襲を回避した、パイロットの驚異的な勘。
すぐさま脱出中のMTに弾丸を命中させる、反射神経。
煙の中、被弾した数発はビショップの機動力を根こそぎに奪った。
並のレイヴンではない。
( ゚д゚ )(あの場に残って、俺は生き残れたか?)
時間は限られている。ミルナには、新しい機体が必要だった。
しかし、現状それの意味するところは、絶望と同意だった。
『ようwまた会えたな愛しい人ww』
立ち塞がる白い死神。
ミルナの頬を一筋の汗が伝った。
8 :
krsw:2010/04/11(日) 02:33:44 ID:
a.w.FJSE0【演習区画上部 モニタリングルーム】
『―――――それがミラージュのやり方ですか』
(;´・ω・`) 「ノン、なのか?」
MTから発せられた音声がその搭乗者を知らせる。
そしてその内容が、研究員達に搭乗者の裏切りを告げていた。
『答えろミラージュ!それが貴様らのやり方かっ!?』
(#゚;;-゚)「・・・オペレーター」
『どうやら件の内通者のようですね。無論、消去リストに入っています』
ディリジェントは一度、手元の懐中時計を伺う。
(#゚;;-゚)「・・・・・・了解した」
『ミラーーージュ!!!』
響き渡る怒声が室内を震わせ、次の瞬間ACから発射されたミサイルがその声を掻き消した。
轟音を上げて転倒するMTギボン。
9 :
krsw:2010/04/11(日) 02:34:52 ID:
a.w.FJSE0 『うぐ、あ・・・!?』
じたばたともがきながら身体を起こそうとするギボン、
その機体をタイムテーブルの4つ脚が踏みつける。
『素人が、無駄な時間をとらせる』
『っぐぅぅぅぅ!!ミラージュ!!ミラージュめぇ!?』
(;´・ω・`) 「―――っ!」
『さらばだ』
(;´・ω・`) 「―――っノォン!!!」
タイムテーブルの右肩のチェインガンが足元のそれへと狙いを定めた。
何が出来る訳でもない、ショボンは立ち上がり叫んだ。
ノンは残る人生全てを呪詛に変えた。
だが、皮肉にも忌み言を天に向かい吐き出していた男の目に
(; e )「・・・・・・!?天井が」
天井を砕き、それは現れた。
10 :
krsw:2010/04/11(日) 02:35:58 ID:
a.w.FJSE0(#゚;;-゚)「っ!?なんだと!?」
突如予期せぬ方向から強烈な衝撃を受けたタイムテーブルが後方に吹き飛ぶ。
(;´・ω・`) 「まさか」
粉塵を上げて舞い降りた、灰色の中量2脚。
(;´・ω・`) 「―――ドクオッ!!!」
『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!』
OBの蒼い俳火を翼のように広げ、雄叫びを上げたACがタイムテーブルに突進
迎え撃つチェインガンが装甲を抉るのも無視し、
その超速度の機体を直接タイムテーブルに叩きつけた
『なにっ!?』
『どぉおぉすこォォォオオオォイッッッ!!!』
正面からACの強烈なぶちかましを受けたタイムテーブルが背後の強化硝子を粉々に砕き
灰色のACごと階下の演習場に落下する。
ディリジェントはブースターを点火してその速度を殺そうとするも、
OBを吹かしながら、がっちりと組み付いたACがそれを許さない。
11 :
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/04/11(日) 02:36:30 ID:.USwnY1kO
待ってた!待ってたぞ!
でも睡魔が限界だから朝読む。支援!頑張って!
12 :
krsw:2010/04/11(日) 02:37:13 ID:
a.w.FJSE0 『離れろォッ!』
超近距離で掃射されたチェインガンが灰色のACの装甲に次々と弾痕を穿ち
被弾したACは堪えきれず拘束を解く。
しかし間もなく訪れた強化コンクリートの床がタイムテーブルを
強打してその機体を軋ませた。
(# ;;- )「くぅっ!」
『ディリジェント!平気ですか!?』
予期せぬ奇襲にオペレーターから焦燥めいた通信が入る。
一拍の間を置いて着地する灰色のAC。その機体も無傷ではない。
(#゚;;-゚)「・・・問題ない。実験機ふぜいが、やってくれる!」
機体を起こすタイムテーブル。ライフルを構え叫ぶ灰色の実験機。
『来いやぁぁああぁあぁっ!!!』
燃え盛るVIP重工、その演習区画中央で
演習ではない、AC対ACの実戦が開幕した。
13 :
krsw:2010/04/11(日) 02:38:03 ID:
a.w.FJSE0【VIP重工 開発区画 第三格納庫】
『いやぁもう吃驚したぜwまさか旧式のMTに
この俺が出し抜かれるなんて思ってもみなかったw』
敵ACからは、おおよそ戦場とは不釣合いな調子で音声が発せられる。
( ;゚д゚ )(どうする、この機体で、どう切り抜ける!?)
ミサイルは撃ち尽くし、ブースターはいかれている。
敵パイロットのふざけた言葉遣いにもミルナの動悸は激しく乱される。
『こういっちゃなんだけどさwファンにwwファンになっちゃいまいたwww
なんつーか通信で目標位置が特定出来たんだけどww貴方の事を思えば
仕事なんてw仕事なんてwww』
( ; д )(ドクオ・・・!何か手は・・・ッ!?)
『つーかなに黙ってんだよ、殺すぞ』
マシンガンの鈍く光る銃口が、MTに突き付けられる。
しかしその時ミルナは唐突に笑い声を上げた。
14 :
krsw:2010/04/11(日) 02:38:45 ID:
a.w.FJSE0 『なんだ?もう壊れちm・・・』
( д ) 「ククク、なに、MT如きに遅れをとるレイヴンなぞこれが笑わずにいられるか?」
『あ?』
( ゚д゚ )「【パニッシャー】、虐殺の申し子も噂ほどではないようだな」
『おwなんだw知ってんの?ww』
( ゚д゚ )「警備はどうした、【棺桶死】」
乳白色の軽量級2脚AC【パニッシャー】。
5年前突如現れたその新人レイヴンは破竹の勢いでアリーナでの順位を上げていた。
その容赦のない戦闘スタイルで、当時のアリーナランキングを搔き回し
カルト的人気を誇る程だった。
しかしそれから間もなく、とある事件をきっかけにグローバルコーテックスは
【棺桶死】からレイヴンの資格を剥奪する。
『あんたが居ないんだww10秒ともたなかったよww』
アリーナBクラス、ランキング争奪戦。
Cクラスの最上位と、Bクラスの最下位がBクラスのランキングを賭けて衝突する一戦。
当時アリーナに観客を総動員したこの試合で事件は起きた。
( ゚д゚ )「【カロンブライブ】のようにか」
『なwwつwwかwwしwwいww』
15 :
krsw:2010/04/11(日) 02:39:57 ID:
a.w.FJSE0 不死鳥の字(あざな)で知られていたB-4ランカー【カロンブライブ】。
しかし、当時有数の腕利きとして知られていたレイヴンは試合開始10秒足らず
今までとは明らかに違なる動きを見せるパニッシャーの猛攻の前に
その愛機【ファイアーバード】の膝を呆気なく地に落とした。
しかし、試合終了の合図がアリーナに響いてもパニッシャーの掃射は止まず。
待機中のランカーAC達が到着する頃、ファイアーバードは無残な残骸と化していた。
『手術直後の試合でテンションがやばかったんだよwwそれにww
不死鳥がホントに死なないか気になったしww死んだけどww』
( ゚д゚ ) 「・・・・・・」
『あいつw発火系の武装で固めてたもんだからwめっちゃ綺麗に燃えてたぜww』
アリーナとは、単にレイヴンの力を誇示する為の舞台ではない。
ともすれば虐殺者になりうるその偶像に、意図的に英雄的幻想を刷り込む事が
主催者であるグローバルコーテックスの考えだ。
その意にそぐわず悪戯に民衆の恐怖を煽動するレイヴンは資格を剥奪される。
( ゚д゚ ) 「資格を剥奪されたと聞いていたが」
16 :
krsw:2010/04/11(日) 02:41:41 ID:
a.w.FJSE0 『まぁ建前っしょ、この天才様がテロ組織にでも拾われたら事だかんな・・・』
構えられたマシンガンとブレード。加えて両肩のチェインガンが展開し、かつて
カロンブライブを滅殺した、その姿がそこに現れる。
『つか、飽きたわ残念。時間稼ぎのつもりだろ?さっき通信傍受したけどよ
自警団到着までまだ間があるよん?ヒャハw』
( д ) 「いや、充分だ」
『なに?』
『ヤラナイカ?』
壁を砕き轟音を上げて、OBしたそれは射突ブレードをパニッシャーに叩き込んだ。
側面から強烈な衝撃を受けたパニッシャーの機体がくの字に折れて吹き飛ぶ。
『ぐあああっ!!また不意打ちィぃいぃっ!?』
( ゚д゚ ) 「レーダーを見ろ、アホゥが」
『むしろ見てくれミルナ、こいつをどう思う?』
阿部のACから通信が入る。どうやら新調した機体の装備を聞いているようだ。
( ゚д゚ ) 「すごく・・・大きいです。というかピッタリだな、阿部」
17 :
krsw:2010/04/11(日) 02:42:51 ID:
a.w.FJSE0【KWB-MARS】玄人向けの武装を多く開発しているキサラギに措いて
抜群の扱い辛さを誇る射突式ブレード。
その中でも最高峰の威力を持つ大型射突ブレードを重量級ACは掲げた。
『だろう?この前の一戦で思いたったんだが、自分でも恐いくらいに良く馴染むんだ』
間髪入れずに阿部の駆るAC【ナイスガイ】からパニッシャーに向けて投擲砲が連射される。
バックブーストで間合いをとったパニッシャーは機体上部の重量を使って機体を傾け
紙一重でそれをかわす。
『こォのゲイヴンがぁぁぁああぁぁ!!!』
跳躍したパニッシャーの三点バーストがナイスガイもろともビショップを襲う。
『おっと』
まるで自ら盾になるように、ナイスガイが肩側面のエネルギーシールドを
展開させ銃弾を受け止める。
(; ゚д゚ ) 「阿部!ここは任せた、俺はあの馬鹿の救援に向かう!」
『逃がすかァ!!!』
上空から鋭角的に移動したパニッシャーが、スライドするように退避中のビショップ側面
へと回り込み数発の弾丸はビショップの装甲を穿つ
しかしその位置を予期していたかの様に、発射された投擲弾がパニッシャーを弾き落とした。
18 :
krsw:2010/04/11(日) 02:43:34 ID:
a.w.FJSE0 『ぐっ!?』
『いいのかい、俺から目を逸らして?俺はレイヴンでも食っちまうような人間なんだぜ?』
脱出するビショップを背に、投擲砲を携え立ち塞がるナイスガイ。
炎に包まれながら、火花を散らすパッニシャーは甲高い嬌声を上げてナイスガイに向き直る。
『ヒャハハハハハッ!ww良いね良いね良いねぇ!!wwあー・・・燃えてきたw
機体も限界!立ち塞がる障害!恋愛っていうのはこうでなくっちゃなァ!!!』
『おいおい、あんまり痛くしないでくれよ?』
『AHHHHHHHHH!燃えるぜェ!!!!!』
棺桶死の狂気がVIP重工に響き渡る。
19 :
krsw:2010/04/11(日) 02:44:26 ID:
a.w.FJSE0 【演習区画 演習場】
演習場では2機のACが火線を挟んで飛び交っていた。
現状は均衡しているとは言えず。灰色のACは懸命に弾を撃ち込んでいるものの
対する4脚ACはそれをそよ風のように受け流し、正確な射撃で相手を追い詰めていく。
また一つ灰色のACに新たな弾痕が刻まれた。
(#'A`)「ぬううっ!!!」
『・・・ファーストフレームに挑まれるとは舐められたものだ』
ドクオの駆る灰色の実験機は多くのレイヴン達がまず初めにギルドから支給される、
安価なクレスト製AC。俗に言う初期機体に幾つかテスト用の調整を施したものである。
武装は最安価の低火力ライフル、加えて肩側面のミサイル迎撃装置。
(#'A`) (せめてブレードさえ有れば・・・!)
『時間が無い、終わらせてもらおう』
言うや否やタイムテーブルの武器腕から大量のミサイルが射出される。
(; 'A`) 「くっ!?」
20 :
krsw:2010/04/11(日) 02:45:33 ID:
a.w.FJSE0 実験機はバックブーストで急後退しながらライフルを連射し幾つかのミサイルを撃墜する。
さらに速度を保ったまま後方へ機体を持ち上げ、上空でミサイルを引き付けながら
コの字を描いて機体を振り、ミサイルの誘導性を利用した回避を行う。
(; A ) 「ぐああっ!?」
しかしそれでも回避が間に合わず、避け切れない3発の小型ミサイルがドクオを襲った。
耳を馬鹿にするような爆裂音と衝撃がコクピットを揺さぶる。
『良く避けるものだ、それが新型FCSの性能か?』
(#'A`) 「じゃなかったら何だつっーんだよ!?」
『なに、お前の腕が良いというだけの話だよテスター』
(#* 'A`) (・・・くそ!ちょっと嬉しい!!)
(; 'A`) 「ってウオオオ!?」
懸命な回避を続けるドクオを嘲笑うかのように、
避け洩らしたミサイルは確実に機体の耐久を削っていく。
(; 'A`) (駄目だ!このままじゃジリ貧だ・・・ミサイル・・・)
ミサイル。
(# A ) (・・・くうっ!でも、隙が見当たらねえ!!)
21 :
krsw:2010/04/11(日) 02:46:39 ID:
a.w.FJSE0【演習区画上部 モニタリングルーム】
(; ´・ω・`) 「クッあの馬鹿、ボッコボコじゃねぇか」
ある者は肩を押さえ、ある者は立つこともままならない
しかし、そんな疲弊した身体を引きずって誰もが
階下の光景を見守っていた。
(; e )「く、うう・・・」
「大丈夫か、ノン?」
(; ´・ω・`) 「・・・・・・」
慣れない操縦に加え、連日の実験に疲労した肉体。
ミサイルの衝撃は横たわるMTギボン以上に搭乗した
ノンの身体を打ちのめしていた。
(´ ω `;) 「・・・決めた、俺がギボンで出る!」
「ちょっ!?主任!?」
|;;;;;;;|;; (へ) ,(へ) |シ「落ち着きなさいショボン君!」
(#´゚ω゚`) 「せぇっよァぶらばっしゃ!!!落ち突くも尻突くも
あのディリジェントの四つに裂けた淫乱な股ぐらに
このショボン様の臍まで反り返った極太朝顔を
根元までぶち込んでやんなきゃ気がすまねぇんだよ!!
違うか!?違いますか!?僕ぅ間違ってますかァァ!?」
「「「「「 ・・・・・・・・・ちょっと、主任・・・ 」」」」」
|;;;;;;;|;; (へ) ,(へ) |シ「マジ落ち着け」
研究員達は総がかりでギボンに搭乗しようとするショボンを取り押さえる。
押さえ付けられて尚、ショボンは荒れ狂う冬の駄々っ子のように暴れる。
22 :
krsw:2010/04/11(日) 02:47:52 ID:
a.w.FJSE0(#´゚ω゚`#) 「離さんかい!こんミミっこ共が!?(?)
射○つなんち卑猥な武器はおいどんが使えば
レイヤードで軽ぅてっぺんとれるっちゅうもんだっぺよ!?」
(#´^ω^`#) 「だから離しぃ?な?痛くせぇへんから離しぃよお前さん達
耳上げるけんw後でパンの耳揚げるけん砂糖まぶしてな?
な?な?だから」
(#´゚ω゚`#) 「離んせやぁぁあああああぁぁぁッッッッ!!!!
急がねぇとドクオが死んじまうだろうがぁぁっ!?」
|;;;;;;;|;; (へ) ,(へ) |シ「だから君の気持ちは・・・ん?」
「あ?」
「お?」
遠く、階下の爆音に混じって何か規則的な音が
この部屋に近付いて来る
(#´゚ω゚`#) 「・・・ジーザス」
次の瞬間、確かな現実の中にそれは足音を響かせて現れた。
『・・・・・・取り込み中だったか?』
暴れて半裸になったショボンを取り囲む、数人の屈強な男達
さっき阿部を目にしたばかりのミルナは、そういう事を思った。
23 :
krsw:2010/04/11(日) 02:49:27 ID:
a.w.FJSE0【演習区画 演習場】
( A ) 「・・・・・・」
先程からコクピット内に絶え間なく木霊する、熱暴走を告げる警報。
計器を伺えば機体の表面温度は800度を超えている。
( A ) 「はは、どうりで暑ちぃ訳だ」
―なんで、戻って来ちまったんだろう―
再びタイムテーブルから大量のミサイルが発射される。
―ヒーローにでもなるつもりだったのか?冗談だろ?―
( A ) 「・・・・・・・・・ッそ」
ドクオの機体は相変わらず、最善の回避を尽くし。
そして最低限の被弾が、絶望的な数字を募らせる。
機体からは熱暴走の警告に加え、
損傷の限界を告げる警告音が発せられる。
―仕方ないよな、俺はレイヴンじゃないんだから―
(#:A;) 「ぐっぞおおおおおおおおお!!!」
ドクオは精いっぱいライフルのトリガーを引き絞る。
弾丸がポッドを展開したタイムテーブルの装甲上で跳ねる。
そして狂おしい程に正確なリフレインが始まる。
24 :
krsw:2010/04/11(日) 02:51:13 ID:
a.w.FJSE0 いつも通りそれは発射され、いつも通りドクオはそれを撃ち落し
いつも通り実験機がそれを避け、いつも通り、避けきれず
そして、止めを刺すミサイルは
飛来したロケットに誘爆しドクオの眼前で爆ぜた
前方、タイムテーブルに一騎の人型MTが向かい合っている。
実験機に背を向けたままのその機体から、ドクオへ通信が入った。
『手こずっているようだな・・・どうだ、手を貸そうか?』
戦闘中である事も忘れ、ドクオは涙を拭った。
( うA;)「マジかよ・・・・・・ははw、それなんてゲイヴン・・・?」
一滴の涙がタッチパネルの上で弾けた。
顔を上げた時、そこにはもう絶望した若者の姿はなかった。
『実際やってみるとお前の真似は難しいな、ドクオ?』
( 'A`)「たりめぇだろ?おっさん!!!」
『今更MTが一機増えたところで、スケジュールは変わらない』
タイムテーブル左肩のミサイルポッドがミルナの搭乗する
ギボンに向けてミサイルを発射した。
25 :
krsw:2010/04/11(日) 02:52:04 ID:
a.w.FJSE0『いけるかドクオ?』
ブースターを点火して上空へ回避するギボンを追い、ミサイルが
その弾道を跳ね上げる。
(# 'A`) 「任せろ!」
そのミサイル目掛け次々と撃ち込まれる実験機のライフル弾
それはただの一発もギボンにミサイルを到達させる事無く、
宙空でその一群を爆散させた。
『なに!?』
(# 'A`) 「こいつの遠距離仕様を甘くみんなよ?」
『新型FCS!?ふざけr』
実験機に気を取られた僅かな隙、そこを縫うように上空から
ギボンのロケット弾が浴びせられる。
『――っ!小賢しい!』
タイムテーブルのコアに搭載された全自動迎撃装置
【EO(イクシオードビット)】が接近するギボン目掛け高速で
エネルギー弾を掃射する。
(; ゚д゚ ) 「くっ!・・・いかんな、どうにも慣れない」
26 :
krsw:2010/04/11(日) 02:52:54 ID:
a.w.FJSE0 連続で被弾したギボンは堪らず足裏のローラーを駆動させて距離をとった。
ロケットで牽制しながら回避に勤めるギボンにドクオからの通信が入る。
『おっさん、腕のソレ使えるか?』
( ゚д゚ ) 「なにをするつもりだ?」
『・・・中華料理屋への近道だよ』
( ゚д゚ ) 「ククッw・・・いいだろう試してみろ」
突如機体を翻してタイムテーブルに突進するギボン。
放たれたチェインガンがギボンの分厚い装甲をまるでチーズのように削っていく。
(# д ) 「うおおおおおおおおお!!」
全身に弾痕を刻み火花を散らしたギボンの右腕と
タイムテーブルの腹部装甲が
パイルバンカー状の機構を挟んで衝突した。
『―――くぅっ!?』
ギボンはそのまま勢い余って隔壁に激突し、
関節部から黒煙上げて停止した。
しかしその様子に目をやる事はディリジェントには叶わない。
27 :
krsw:2010/04/11(日) 02:53:37 ID:
a.w.FJSE0(;#゚;;-゚)「なんのつもりだ!?」
モニターを埋め尽くす、灰色のACの頭部。
どうやら実験機が機体の腰に抱き付いているようだ。
『ただの本気だっ!!!』
(;#゚;;-゚)「意味が分からないんだよっこの変態が!?」
実験機の不可解な行動に混乱したディリジェントは
両腕の武器腕を実験機に向け
『それを・・・!』
そのミサイルポッドを展開させた
(# 'A`) 「待っていた!!!」
瞬間、完全手動操作に切り替えられたミサイル迎撃装置が
射出寸前のタイムテーブルのミサイルに向かい連射された。
28 :
krsw:2010/04/11(日) 02:54:59 ID:
a.w.FJSE0【開発区画 第三格納庫】
『くっ・・・・・・!』
先程から熾烈な攻防戦を繰り広げていた二機のAC。
その一角、阿部の重量級ACナイスガイがついにその膝を折った。
「たくっ手間ぁ掛けさせやがって・・・?」
棺桶死はモニターの片隅で点滅するそれにようやく気付く。
阿部の不意打ち時から遮断していた、オペレーターとの
通信回線だ。
「はい、もしもs『サァム!!馬鹿野郎なにしてやがった!!』
あー、今耳きーんってなった」
『無駄口を叩くな!サム・オーランド!!』
「はいはいはい。ピリピリしてっと肌が荒れるぜハイン?」
『はいは一回でい「はーい」・・・!今まで何してた』
「なにって今ゲイヴンに止めを」
棺桶死の言葉を遮って蒼い閃光が、反射的に機体を引いたACの眼前で
空気を焦がす。
「・・・なるほどな、時間切れね」
『そういう事だ、本隊が到達するまでに脱出ポイントまで離脱しろ』
「うーす了解wおい、お前?」
入り口付近、油断無く実シールド構えた白銀のAC
右腕のプラズマ砲の照準が真っ直ぐにこちらを向いている。
29 :
krsw:2010/04/11(日) 02:56:54 ID:
a.w.FJSE0 「あららカラーリングがかぶってンじゃん?おそろ?ちょっと違う?wヒャハw」
『・・・・・・』
超高熱量のプラズマによる第二射。
機体を横に滑らせてその砲撃を難なくパニッシャーは回避し
ジグザグに軌道を描きながら白銀のACへと接敵する。
『・・・クソッ!?』
三射、四射、五射連続して撃ち込んでいくプラズマ弾はまるで自身が
その機体を避けているかのように紙一重で目標からすり抜けていく
「お土産w」
高速で側面へ回り込んだパニッシャーがそのまま慣性をのせた機体を
スピンさせるように回し左腕のレーザーブレードを振り抜く。
関節部に潜り込んだそれは瞬く間に対峙したACの電気系統と骨格を引きちぎり
旋回を試みていた白銀のACの左前腕部を宙に舞い上げた
『・・・・・・ッ!?!?』
旋回を終えたパイロットの眼前で切断された腕がシールドもろとも弾けた
次の瞬間その原因が視界を埋め尽くす弾丸の火花となって操縦者を襲う。
取り乱したパイロットが機体制御を誤り、格納庫の天井を仰ぐ頃
白い死神の影はレイヤードの夜空へと霧散していた。
30 :
krsw:2010/04/11(日) 02:59:47 ID:
a.w.FJSE0【演習区画 演習場】
演習場内を満たす紛煙、炸裂した火薬のツンとした香りがタイムテーブルの
コクピットにまで漂っていた。
(;# ;;- )「有り得るのか・・・?こんな、事が・・・」
晴れていく煙の中、自らの機体を一瞥したディリジェントは苦い呻き上げた。
(;# ;;- )「馬鹿な・・・!」
破裂した両腕のミサイルポッド、高熱で砲身の歪んだチェインガンは
使い物にならないだろう。焼け爛れた装甲が関節部の運動を阻害し
一歩脚を進める毎に4脚は火花を散らしながらギシギシと錆びた
ブリキのような不協和音を奏でた。
それを行った相手は煙の向こうでライフルを構えている。
『・・・・・・』
こちらも同様に穴だらけの灰色の装甲爛れさせ、肩口から左腕を失った
機体が銃を構えた右手に向けて傾いている。
しかし時折視界を遮る濃い粉塵の向こうで、一対のカメラアイが確かに
こちら見据えていた。
(;#゚;;-゚)「化け物か・・・あのパイロットは・・・」
幸いにも左肩のミサイルと、コアのEOはまだ機能している。
残弾は心許ないがあちらも満身創痍。任務遂行はまだ続行可能だ。
だが
31 :
krsw:2010/04/11(日) 03:00:37 ID:
a.w.FJSE0(;# ;;- )
あれは今度は何を仕掛けてくる
ディリジェントは背筋を嫌な汗が伝うのを感じる。
錯覚だという事は分かっている。ミッション開始前から着込んでいる
パイロットスーツの中はとうの昔に汗でグチャグチャになっている。
(;# ;;- )(怯えているのか、私が、あのACに)
いや、あの、レイヴンでもない、只のテストパイロットに
無意識の内に彼女の左手は操縦桿を手放し、胸元に下がった古い懐中時計を
握りしめていた。
そんな時、開かれた通信回線が彼女を状況へと引き戻した。
『ディリジェント!?聞こえていますか!?応答して下さい!!』
(;#゚;;-゚)「!レモナか、大丈夫だ聞こえている」
『ディリジェント!・・・良かった』
(;#゚;;-゚)「少し予定が変わったが、問題ない。任務を続行・・・」
『いいえ、聞いて下さいディリジェント。任務は中断です
自警団の先遣隊が既にVIP重工に到着しています。
これ以上の任務続行は不可能です、速やかに離脱を』
(;#゚;;-゚)「・・・そうか、了解した」
32 :
krsw:2010/04/11(日) 03:02:38 ID:
a.w.FJSE0【演習区画上部 モニタリングルーム】
(;´・ω・`)「ディリジェントが・・・」
「逃げた・・・?」
|;;;;;;;|;; (へ) ,(へ) |シ「・・・・・・」
「・・・・・・まさか」
「これは・・・」
「もしかして・・・」
『VIP重工の皆さん!』
(´・ω・`;)そ
| (へ) ,(へ) |;;;;;;;|そ
響き渡る館内放送。モニタリングルーム内の人間は一様に
意味はないと分かっていてもその音源へと視線を集めた。
『ラウンジ自警団副団長ジョルジュ・フィッツジェラルドだ』
『今、2機のACの離脱を確認した』
『まだ断定は出来ないが、少なくとも敵勢力の主戦部隊は』
『VIP重工から撤退した!』
(;´・ω・`)「・・・・・・・・・う」
「「「「「・・・うう」」」」」
((´゚ω゚`))「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「「「「「うああああああああああああああああああああ!!!」」」」」
33 :
krsw:2010/04/11(日) 03:04:27 ID:
a.w.FJSE0 助かった!!!!!!!
男達の歓声が破壊された天井を突き抜けてVIP重工に木霊した。
ある者は手を握りあい、ある者は肩を抱き合い、ある者床に伏せりむせび泣いた
誤って傷口を擦らせた者の悲鳴からも笑みが滲んだ。
「やった!助かったんだよな俺等!?」
「母ちゃん・・・うう」
「おまw泣くなww」
「お前だってww」
そんな光景を崩落したコンクリートの陰で複雑な面持ちで
ノンは眺めていた。
( e )「・・・・・・」
|;;;;;;;| (へ) ,(へ) |シ「・・・ノン君」
( e )「・・・社長、私は、とんでもない事をしてしまいました」
|;;;;;;;| (へ) ,(へ) |シ「・・・・・・」
( e )「たくさんの人が私の愚かな所存一つで命を失いました」
( e )「許されようとは思いません、ただ出来る事なら」
( ; e ;)「どうか私を、私を殺して下さい!」
34 :
krsw:2010/04/11(日) 03:05:44 ID:
a.w.FJSE0 ノンは地に頭をつけ、流れ出る涙でその地を濡らした。
|;;;;;;;| (へ) ,(へ) |シ「・・・・・・そうですね、君は責任を
負わなければならない。それも、沢山の」
( ; e ;)「うぐっぅ、はい」
|;;;;;;;| (へ) ,(へ) |シ「死んでいった者は君を恨む事も、殺す事も
ここで笑いあう事も叶わない」
( ; e ;)「・・・・・・」
|;;;;;;;| (へ) ,(へ) |シ「君が果たすべき最初の責任は一つです」
( ; e ;)「・・・・・・」
|;;;;;;;| (へ) ,(へ) |シ「今、今はただ自らが生きていることを喜びなさい。
笑えとは言いません。ですが、いなくなった皆の代わりに
まずはそれを喜んで下さい」
( ; e ;)「・・・・・・社長」
|;;;;;;;| (へ) ,(へ) |シ「死ぬ事は許しません、ショボン君のように言えば
君にそんな権限はない!・・・ひとつひとつ
己が責務を果たしなさい、ノン君」
( ; e ;)「・・・・・・は、い」
35 :
krsw:2010/04/11(日) 03:06:26 ID:
a.w.FJSE0【レイヤード北工業区画 脱出ポイント付近】
工場からそう遠くない距離、脱出地点に向かいディリジェントは壊れた足を
引きずり進んでいた。
(;#゚;;-゚)「まさか、こんな事になるとはな・・・」
脱出直前、移動中の自警団後続部隊と鉢合わせたディリジェントは
限界を迎えた機体を捨て、生身で目的地まで向かっていた。
(;# ;;- )「はは、スケジュールが、乱れまくり、だ・・・」
ドクオとの一戦で負傷した右大腿部からの出血が彼女の体力を奪い
ついに彼女はその場に崩れ落ちる。
(;# ;;- )「 」
ξ ⊿ )ξ 「・・・・・・あら、ちょっと止めてニダー」
ξ゚⊿゚)ξ 「レイヴン?」
36 :
krsw:2010/04/11(日) 03:07:20 ID:
a.w.FJSE0【演習区画 演習場】
(;'A`)「おっさん!生きてっか!?」
実験機から降りたドクオが壁に衝突したまま微動だにしない
ギボンに呼びかける。
「まったく、無茶をさせる・・・」
機体上部のハッチが開きそこからミルナの手がひらひらと振られる。
(;'A`) 「平気なのか!?」
「平気なものか、ギボンが完全にオシャカだ。脱出装置が壊れて降りられん」
(;'A`) 「ごめーん!!」
「まあ、ここでゆっくり救助を待つさ。それよりドクオ、今日はお前の奢りだぞ」
37 :
krsw:2010/04/11(日) 03:08:03 ID:
a.w.FJSE0(;'A`) 「ああ!?」
「中華だよ」
(;'A`)
( 'A`)
( '∀`) 「ははっ」
「任しとけ!!」
ハッチから覗くミルナの拳から親指が立てられた。
『工場内は至る所に炎が立ちこめ、崩落で幾つかの通路が封鎖されています』
『救助が到着するまで、その場を離れないで下さい・・・ともあれ』
『私達ラウンジはあなた方の生存に感謝します!!!』
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38 :
krsw:2010/04/11(日) 03:15:36 ID:
a.w.FJSE0本日は以上です
次回は火曜ぐらいには書き上げられると思うのですが、VIPに投下出来る状態でなければ
週末にでもこのような形で避難所投下させていただこうと考えています。
ツッコミ等いつでも受け付けております、何卒宜しく御願い致します。
>>16
愛してるぜレイヴン
39 :
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/04/11(日) 08:04:00 ID:.USwnY1kO
おつおつ!
次も期待して待ってるよ!
40 :
krsw:2010/04/11(日) 13:08:10 ID:I0pwWS1M0
うは 間違えた
>>11ね>>11
>>38有り難う頑張る
→
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