長岡速報 |
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15 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/01(土) 23:49:02.50 ID:sQDtxj540
~七不思議 其の一怪~ ( ω )「燃え尽きたお・・・」 ξ゚⊿゚)ξ「当たり前じゃない。勉強してないのに手ごたえあったら逆にびっくりだわ」 ( A )「ウツダシノウ…」 ξ゚⊿゚)ξ「あら、こっちには蛆虫がいるわね。」 ドクオとブーンのテストは凄惨を極め、結果など見なくとも分かるほどだった。 ブーンは机から立ち上がりのっそりと歩き出す。 ( ´ω`)「もういいお…とにかく早くショボンのところに行って話を聞くことにするお」 ('A`)「そうだな。ってかツンは蛆虫言うな。」 肩を落として教室を出る2人。まさに負け犬。 ξ゚⊿゚)ξ「……」 ツンは、その後姿を廊下を消えるまでじっと見つめていた。 その目には僅かながら、暗い光が揺らめいていた…。 ( ^ω^)「ということで2年生の教室に来たお」 ('A`)「えーと…2の3、ここだな」 教室の中に入ると、ドクオがドアを閉める。 ( ^ω^)「閉める必要あるのかお?」 ('A`)「ん?あぁ。癖なんだよな。カーチャンがこういうの五月蝿くてな」 確かに内藤も何度か遊びに行っているが、礼儀や行儀には厳しい人だった。 でもいつも優しい人だ。内藤も相当お世話になっている。 ('A`)「ところでショボンは?」 ドクオに言われて内藤が教室を見渡すと、ショボンが教室の隅の席で机に突っ伏してい寝ているようだった。 ( ^ω^)「ショボン来たおー!」 内藤が声をかけるがショボンからの反応はない。 18 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/01(土) 23:57:34.29 ID:sQDtxj540 ('A`)「おーい、ショボーン」 ドクオも大声で呼びかける しかしそれでも反応がない。 (;'A`)「おい、内藤、どうなってんだ?」 (;^ω^)「おっおっ、分かんないお。もうちょっと近づいてみるお」 (;'A`)「まさか…」 ドクオがそう言いかけたとき、急に教室のドアが開いた。 突然の事に2人の心拍数は一気に跳ね上がる。 (;^ω^)「!!??」('A`;) そして2人が振り返ると、そこには―― _、_ ( ,_ノ` )y━・~「どうした?2人してそんな青い顔して」 20 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/01(土) 23:59:11.31 ID:sQDtxj540 ( ^ω^)「渋沢先生、ショボンに用事があってきたんですお!」 (;'A`)(ショボンはまだ突っ伏したままだ…) 明らかにショボンの様子はおかしい。 もし、もしもショボンの身に何かあったのだとしたら。 この時点で一番疑うべき、気をつけるべき人間は、渋沢以外ないだろう。 しかも、ドクオにはある心当たりがあった。 ドクオは一人警戒する。 _、_ ( ,_ノ` )y━・~「そうか。俺もショボンに用事があってな。」 少しの沈黙のあと (;'A`)「…なぁ内藤?こんな時に話すのもなんだと思うんだが」 内藤はきょとんとドクオを見やる。 (;'A`)「ショボンから朝聞いた話っていうのは、この学園の七不思議なんだよ。」 その間にも渋沢が変な動きをしないか目を逸らさないようにしつつ、ドクオは話を続ける。 21 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/02(日) 00:01:06.21 ID:Kwt2mzKn0 (;'A`)「そのうちの1つなんだがな、昔演劇部でセットの落下で死んだ部員が、そのセットを落とすミスをした他の部員を恨んで教師に取り付いた話なんだよ。」 (;'A`)「そいつは温厚な教師だったが豹変したように人を殺して、最後に自殺したって話だ…」 (;'A`)「それ以来何年かに一度、教師が取り付かれるんて、生徒殺すんだそうだ」 (;'A`)「その教師の名前が…『澁澤』だったらしい」 そのドクオの話を聞いたとたん、渋沢は急に笑い始めた。 。、_ ( ,_ノ゚ )y━・~「あはははははははははははははははは」 甲高い声で、壊れたように笑い続ける。 23 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/02(日) 00:03:39.66 ID:Kwt2mzKn0 (;^ω^)「……」 (;'A`)「……」 そして少しずつ、距離を縮めてくる。 。、_ ( ,_ノ゚ )y━・~「面白い事を言うなぁ、お前ら」 そして、教卓から鋏を取り出しドア側へ戻ってくる。 。、_ ( ,_ノ゚ )y━・~「俺がその教師と同じ名前だからってそんな話、ある訳がないだろう」 1歩1歩。近づいてくる。 。、_ ( ,_ノ゚ )y━・~「所詮、偶然って奴だよ」 ははは、と乾いた笑いをしながら 。、_ ( ,_ノ゚ )y━・~「だが、偶然って怖いよなぁ?お前らショボンに用事があって来たようだが、俺の用事を先に済ませるぞ?」 24 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/02(日) 00:07:01.46 ID:Kwt2mzKn0 ――内藤とドクオのの横を通り過ぎた。 一瞬ビックリした2人だが、すぐにそちらにあるものに気付く (;^ω^)(そっちにはショボンが!)('A`;) 。、_ ( ,_ノ゚ )y━・~「本当偶然は怖いよ。こいつが演劇部なんだからな!!」 渋沢がショボンの頭に鋏を振り上げる、その瞬間内藤は渋沢めがけて飛び出して行った。 ⊂二二( `ω´)二二つ「させないお!ブーン!!!」 (;'A`)「おい!内藤っ!」 ――鋏が硬いものにあたる音がした 26 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/02(日) 00:08:52.75 ID:Kwt2mzKn0 _、_ ( ,_ノ` )y━・~「ほら、ショボンいい加減に起きろ。」 渋沢は鋏の刃ではなく、柄で軽くショボンの頭を小突いた。 (´‐ω・`)「うーん…、もういいんですか?」 _、_ ( ,_ノ` )y━・~「あぁ。終わりだ。これだけやればもう充分だろう」 (;^ω^)「……」 (;'A`)「……」 2人は呆然としてショボンと渋沢の会話を聞いていた。 _、_ ( ,_ノ` )y━・~「おぉ、悪かったな2人とも」 (´・ω・`)「まぁ今のは嘘なんだ。落ち着いてこのコーヒーでも飲んでほしい」 先に現実に立ち直ったのはドクオだった。 (;'A`)「…あの、事態がまったく読めないんですが」 (;^ω^)「……」 内藤はまだ硬直している 27 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/02(日) 00:14:26.52 ID:Kwt2mzKn0 _、_ ( ,_ノ` )y━・~「まぁ俺よりもショボンから聞いたほうが早いだろ」 それだけ言って渋沢は教室を出て行く。 (´・ω・`)「安心してください、七不思議の話は本当ですから」 (;'A`)「それよりまず他に言うことあるだろ常考…」 (´・ω・`)「そしてすごく簡単に言ってしまえばドクオさんに教えた話は嘘です」 ( ゚ω゚)「な、なんだってー!?」 内藤が大声をあげて膝から崩れ落ちる。 28 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/02(日) 00:17:06.59 ID:Kwt2mzKn0 (´・ω・`)「最後まで聞いてください、ぶち殺すぞ」 (;'A`)(後輩だったよなコイツ・・・) (´・ω・`)「学校の七不思議の話をするんでしたよね?」 (;'A`)「あぁ、それで朝聞いた話と今の状況が似てたから…」 (´・ω・`)「はい。それは僕があの話を『実行』する役だったので」 (;'A`)「どういうことだ?」 (´・ω・`)「学校の七不思議の一つ一つには『役』がいるんです」 ショボンは少し間をおいてから再び続ける。 29 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/02(日) 00:19:34.69 ID:Kwt2mzKn0 (´・ω・`)「僕は演劇部の『役』で次の『役』の人もいます。僕はその人は知りませんが」 (;'A`)「つまり七不思議っていうのは作り物ってことか?」 (´・ω・`)「そうも言えます。ただ僕の知ってるのは『七つ目をといたら死ぬ』と六番目までは『役』がいるって事だけです」 (;'A`)「じゃあ、七番目は?」 (´・ω・`)「『役』はいないみたいです。それ以上は知らんがな」 (;^ω^)(たまに敬語が崩れてるお…てか僕空気化してるお) ('A`)「だそうだがどうする?内藤。七不思議は作り物だそうだが」 ( ^ω^)「問題ないお!最後の七つめは本当なら試す価値があるお!」 (;'A`)「死ぬかもなんだぜ?」 30 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/02(日) 00:22:06.00 ID:Kwt2mzKn0 ( ^ω^)「怖いなら家で震えてろよファッキン童貞早漏」(問題ないお!解決してみせるお!) ( ^ω^) ('A` ) ( ^ω^) (;A;)ウッ… ( ^ ω ^ ) 32 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/02(日) 00:24:38.48 ID:Kwt2mzKn0 (;´・ω・`)「と、とりあえず七不思議を解決しましょうよ!もう動き出したんですから!」 ( ^ω^)「お?動き出したって?」 (´・ω・`)「恐らく二番目以降の『役』がもう動いてるはずなんです。今まで七不思議なんて聞いたことなかったでしょう?」 (;^ω^)「おっおっ、そういえば…」 (´・ω・`)「今までどの『役』も動かなかったからですよ。ここからが本番なんです」 ( うA`)「なるほどな」 ( ^ω^)「ドクオも復活したし、こっちもここからが本番だお!頑張るお」 33 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/02(日) 00:27:09.38 ID:Kwt2mzKn0 3人の少年は知らなかった。 その時3人を見ていた影を。 ┃ ⊿ ) この先待ち受ける『謎』が一つめとは比べ物にならない大きな闇を含むことを。 (其の一怪・完) コメント
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