長岡速報 |
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1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 22:29:45.93 ID:oQs2WOCG0
今から1週間前、カーチャンが死んだ。 トーチャンが俺が1歳の頃に死んでからというもの、 女手一つで俺を育てくれた、 カーチャンが、とうとうくたばった。 ('A`)「カーチャン……」 葬儀を終えても、俺の心のは なにか大きな穴が空いてしまったかのように、 びゅうびゅうと隙間風が吹き抜けていた。 ('A`)「ついに、嫁の顔も、孫を抱かせることも無いままに、 死なせてしまったな」 ('A`)「ごめんよ……」 カーチャンは、誰よりも俺のことを大事に思い、 大切にしてくれた。 カーチャンがいなかったら、今の俺は存在してなかった といっても過言ではない。 カーチャンが死んでから、あれもこれもさせてやれなかった、 ロクな親孝行もできなかったと色々な事を後悔するようになり、 また、カーチャンとの思い出も次々と 泡のように俺の頭の中に浮かび上がっていった。 ('A`)「カーチャン……」 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 22:34:06.68 ID:oQs2WOCG0 小さいころには、甘えん坊で泣き虫で怖がりの俺に 子守歌を歌ってくれたこともあった。 ('A`)「カーチャン……」 J( 'ー`)し「あらあらドクちゃん?どうしたの?眠れないの?」 ('A`)「うん……」 J( 'ー`)し「じゃあ、カーチャンがドクちゃんの為に、 子守歌を歌ってあげるわ」 そういって、カーチャンは4歳かそこらの俺を膝に 乗せ、歌い始めた。 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 22:36:07.98 ID:oQs2WOCG0 ________ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |__|__|__|_ __J( 'ー`)し < ♪モーニング娘は |_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________ ||__| | | \ 'A`) / 丿/ |_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/ |__|| 从人人从. | /\__/::::::||| |_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/|| ────────(~~ヽ::::::::::::|/ ________ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |__|__|__|_ __J( ゚。゚)し < Wowwowwowwow |_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________ ||__| | | \ ゚д゚) / 丿/ |_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/ |__|| 从人人从. | /\__/::::::||| |_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/|| ────────(~~ヽ::::::::::::|/ 心に染み渡るような名曲だった。 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 22:39:04.20 ID:oQs2WOCG0 また、俺の家庭は貧乏であった。 学生時代は、いつもカーチャンは弁当を持たせてくれたが、 その弁当も、とても腹を満たせるようなものではなかった。 高校の時、こんなことがあった。 ('A`)「ふう、やっと昼休みだ。さて、飯食うか」 パカッ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | ● | チョーン | | |_______| その弁当は、白飯の中央にぽつんと置かれたウメボシ以外には 何一つおかずが無い、いわゆる日の丸弁当という奴だった。 ('A`)「まあ仕方ないか」 ('A`)「味のあるものがウメボシ1個しか無いから、計画的に食っていかないと」 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 22:41:31.13 ID:oQs2WOCG0 さっそく、俺は真ん中の梅干しを箸でつまみ、 口に放り込んだ。 ('A`)アーンパクッ /' ! ━━┓┃┃ -‐'―ニ二二二二ニ>ヽ、 ┃ ━━━━━━━━ ァ /,,ィ=-;;,,, , ,,_ ト-、 ) ┃ ┃┃┃ ' Y ー==j 〈,,二,゙ ! ) 。 ┛ ゝ. {、 - ,. ヾ "^ } } ゚ 。 ) ,. ‘-,,' ≦ 三 ゞ, ∧ヾ ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ '=-/ ヽ゚ 。≧ 三 ==- 「あまああああああああああ!!」 / |ヽ \-ァ, ≧=- 。 ! \ イレ,、 >三 。゚ ・ ゚ | >≦`Vヾ ヾ ≧ 〉 ,く 。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・ ウメボシではなくサクランボだった。 後で聞いた話だが、これはデザートが無いことを気に掛けたカーチャンが、 せめて少しはデザートを、の思いで入れてくれたのである。 そんなお茶目なところもあるカーチャンであった。 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 22:48:17.29 ID:oQs2WOCG0 ('A`)「いっけねえや、あんまりメソメソしてると、 またカーチャンに心配掛けさせちまう」 俺はこぼれかけた涙を拭くと、頭を軽く振り、 次々浮かぶ思い出を振り払った。 ('A`)「これからはカーチャンなしで生きていくんだ、 たくましくならないとな」 つま先でトントンとアスファルトを蹴ると、 俺は我が家こと4畳半のボロアパートへと歩き始めた。 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 22:48:40.48 ID:oQs2WOCG0 その頃、天界では。 J( 'ー`)し「ついに私も死んじゃったねえ、ドクちゃんの成長する姿を、 いつまでも見ていたかったけれど、やっぱりこれも仕方のない事ねえ」 ( ФωФ)「そこの女、ちょっと来なさい」 J( 'ー`)し「あら?私に何か用かしら?」 ( ФωФ)「わしは天界魔王ロマネスク、死者のアフターサービスを 司るものなり」 J( 'ー`)し「天界のシステムって意外としっかりしてるのね」 ( ФωФ)「お前は、小さな悪事も働くことなく、一生を自身の愛で 息子を護ることに捧げた。わしは、その姿にモーレツに感動してしまった」 J( 'ー`)し「別に大した事無いですよ、可愛い子供を守ることぐらい、 母として当たり前じゃないですか」 ( ФωФ)「その当たり前のことができない奴が、人間には多いのだ」 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 22:52:11.69 ID:oQs2WOCG0 ( ФωФ)「そこでだ。わしはお前に、『生き返る』以外の願いは なんでも一つだけ叶えさせてやろうと思う。これはわしからの ダイデイプレゼントだ」 J( 'ー`)し「バースデイプレゼントみたいに言わないでくださいよ」 ( ФωФ)「さあ、願いを言いたまえ、何を望む?ギャルのパンティか? あ、言っとくけど『願いを増やして』みたいなのはダメだからね」 深く考えることも無く、カーチャンはすぐに答えた。 J( 'ー`)し「それじゃあ、私はドクオをずっと護り続けたいねえ」 ( ФωФ)「その願い、承知した」 その瞬間、まばゆい光が、カーチャンを包み込んだ。 その光消えた後、中からすさまじい力を持った、一人の勇士が、 姿を現した。 カーチャンである。 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 22:55:34.38 ID:oQs2WOCG0 ( ФωФ)「今お前は、愛さえあれば何事にも負けぬ 最強の勇者として、蘇らせた。 もしおまえの息子に重大な危機が迫る時、 お前はその力を持ってして危機に立ち向かうのだ」 J( 'ー`)し「すごい力が、体の中でシャッキリポンと踊るわ…… ありがとうございます」 カーチャンは、魔王に深く頭を下げた。 ( ФωФ)「礼には及ばん、それではわしは別の仕事に戻るぞ」 魔王は去り際に、一つ言葉を残した。 ( ФωФ)「わしも貴方のような母のもとに生まれていたら、 こんな所にはいなかったかもしれんな」 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 23:00:44.04 ID:oQs2WOCG0 その日、俺はカーチャンの声を聞いた。 俺はその時、明日の仕事に備え、布団の中で ぐうすかといびきをかき、眠っていた。 すると突然、誰かが俺を呼ぶ声が聞こえた。 「ドクちゃん!ドクちゃん!」 何か、懐かしい、どこかで聞いたことのある声だ。 誰だ、いや、この声はもしや。 ('A`)「……カーチャン」 「そうよ」 夢かもしれないが、夢でも、カーチャンに会えて 俺は飛びあがらんほどに嬉しかった。 話したいことがいっぱいあったが、カーチャンは言った。 「ごめんね、カーチャンのドクちゃんといっぱいお話したいところだけど、 あんまり時間が無いの。だから、大事なことだけ、言うわね」 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 23:04:21.63 ID:oQs2WOCG0 「もし、ドクちゃんが、悪い人に襲われたり、 死にそうな目にあったら、すぐにカーチャンを呼びなさい。 私は、ドクちゃんのためならすぐ飛んでいくからね」 ('A`)「……!?それってどういう」 「じゃあね、元気で、頑張って生きるんだよ、ドクちゃん」 ブツリと、ラジオの電源を切ったような音が聞こえ、 カーチャンの声は聞こえなくなった。 ('A`)「なんだったんだろう……」 カーチャンを恋しく思う俺の気持ちが生んだ夢だったのだろうか。 良く分からないままに、俺は再度布団を被り眠った。 不思議と、安心して眠れた気がする。 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 23:07:54.16 ID:oQs2WOCG0 次の日の昼休み、そろそろ彼女の一人でも作るかと思い、 女子社員に声を掛けてみようと思ったが 結局話しかける勇気が出ず、一人寂しくダイドーの自販機と 会話している時に、事件は起こった。 ダイドー「冷たい飲み物でもどうでっか?」 ('A`)「おっ、気が効くじゃん!」 ダイドー「お金を入れてな!」 ('A`)「ちょwww結局金取るのかy……」 大地が、激しく揺れた。 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 23:13:39.11 ID:oQs2WOCG0 ダイドー「おおにき!おおきに!まいど!おおきに!」 ('A`)「バグってる……」 なんとかバランスを取り、周囲を見回す。 ('A`)「地震か?」 ビル街の方へ眼を向けた瞬間、 俺はこれが地震では無かったことを実感した。 なぜなら、鉄筋コンクリのビルをなぎ倒し、 数十台の自動車を踏みつぶし、 線路を引きちぎる怪物の姿が、そこにあったからだ。 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 23:15:36.22 ID:oQs2WOCG0 すらりと伸びるタワーのような脚。 四角い胴体に、空を覆わんばかりの布を頭部に 纏うその姿。 _,,..i'"':, |\`、: i'、 \ \`_',..-i \|_,. -┘ タタタッ _ノ ) ノ ノ /// _// | (_ .. レ´ ー` 第4使途 エリエル 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 23:23:29.13 ID:oQs2WOCG0 ('A`)「か、怪獣だ!」 俺はすぐさま、その場から離れようとしたが、 恐怖で足が思うように動かない。 逃げよう、逃げようと頭は指令を出し続けるのに、 その場から一歩も、動けないのだ。 怪物は、地響きを立てながら、俺の方へと 確実に向かってきている。 あと何メートル? どの道、このままじゃあのチリ紙野郎に踏みつぶされる! もうだめだ、そう思った時、昨日のカーチャンの言葉が脳裏に浮かんだ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ごめんね、カーチャンのドクちゃんといっぱいお話したいところだけど、 あんまり時間が無いの。だから、大事なことだけ、言うわね」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ これじゃない、これだ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「もし、ドクちゃんが、悪い人に襲われたり、 死にそうな目にあったら、すぐにカーチャンを呼びなさい。 私は、ドクちゃんのためならすぐ飛んでいくからね」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 23:26:37.07 ID:oQs2WOCG0 困った時の母頼み。 最後まで、母親から離れられないなんて、情けないな俺と 思いつつも、力いっぱい俺は叫んだ。 (;'A`)「助けて! カアアアアアアアアアアアチャアアアアアアアアアアン!!」 「はいはい、すぐに行くわよ」 というカーチャンの声が街に響き渡ったかと思うと、 俺の体から光が、空に向かって発射された。 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 23:27:53.19 ID:oQs2WOCG0 シュババババババーン * o ∵.:∵.∵ o * o :∴:.: : .:: ::∴ o * +o ∴:::.. ..:::∴ o + * o ∴::. .:: ∴ o * o ::::.. J( 'ー`)し○ .:::∴ o +o ∵::.... O 丿 .: ::∵ o * * o ∵:.: :.. ̄ ̄ :. .: :∵ o + + o ∴∴∴∵∵ o * * + o o o o + * + + * MOTHER IN THE SKY 48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 23:36:04.08 ID:oQs2WOCG0 その頃ネルフでは。 (ネルフのスペルってなんだっけ?あんまりネルフっぽくなかった気が) ミサトさん「なんて使途なの!?こんなの初めて……」 ゲンドウ「やむを得ない。エヴァ零号機から参号機を出動させろ」 シンジ「嫌だよ僕……乗りたくない」 ゲンドウ「じゃ俺が乗る」 ミサトさん「ちょwwwww」 リツコさん「ちょっと待って。使途の前に何かが現れたわ!」 ミサトさん「アレって……!?」 ゲンドウ「なんと……」 49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 23:39:29.53 ID:oQs2WOCG0 家族の為なら、修羅となる! 愛の力で、一家を支える人間の海! 母は強し!息子はタケシ! その名は! 勇者カーチャン! J( 'ー`)し ( ) | | マザアアアアアアアアアアアアアン!! 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 23:49:50.78 ID:oQs2WOCG0 目覚めたとき、俺は黄金色の光に包まれていた。 「私の声が聞こえるかい?」 と、カーチャンの優しい声が聞こえる。 ('A`)「ああ、聞こえるよ」 「そうかい、ドクちゃんはねえ、今私の中にいるの」 ('A`)「ぬぁにぃ!?」 これは聞き捨てならんぞ!ならんですぞ! 「この中が一番安全だからね、ゆっくりするといいよ。 後はカーチャンに任せなさい、怪獣をやっつけちゃうから」 (*'A`)「カーチャンの中……あったかいなりぃ……」 俺は、その場に座り込み、光の感触を味わい続けた。 59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 23:54:39.93 ID:oQs2WOCG0 対峙するカーチャンとエリエル。 J( 'ー`)し | ̄ ̄| ( ) | ̄ ̄ ̄| __ '|ロロ|/ ̄\A.::.|ロロ|/ ̄\ __ |ロロ|..__ / ̄\ _|田|_|ロロ|_| ロロ| | | _|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_|田|_.| ロロ|_ 両者は、お互いに間合いを取りつつ、攻撃のチャンスをうかがう。 てかこのAAってあんまティッシュに見えないな。 J( 'ー`)し「観念しなさい怪獣!ドクちゃんをいじめた罰は重いわよ!」 エリエル「クリネックスウウウウウウウウウ!」 奇妙な雄たけびをあげ、エリエルは少しカーチャンから距離を取ると、 頭部の布を彼女に向かって連続で飛ばした。 J( 'ー`)し「なんのこれしき!」 それに対しカーチャンは、たるんだ両乳でそれを弾き飛ばす。 なんという熱い展開。 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 00:02:40.80 ID:4NSHPoLF0 J( 'ー`)し「さあ!今度はこっちから行くわよ!」 そう言うと、カーチャンは手に提げていたビニ袋から 長芋を取り出し、右手に持った。 J( 'ー`)し「リボルカーチャンケイン!」 J( 'ー`)し _|_ ( )つ== |__|= || 人 || / \ 彼女は長芋をティッシュ箱の側面に 思いっきり突き刺した。 戦略も何もあったものじゃないが 厨二バトルなんて書いた事無いから仕方がない。 というかAAひどい。 63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 00:08:35.12 ID:4NSHPoLF0 エリエル「グ、グガアアアアアア」 芋によって開けられた穴から、 ポケットに入れたまま洗濯してしまった後に洗濯機から 出てきたティッシュのなれの果てのゴミカスのようなものを 飛ばしながら、怪物はアスファルトに沈んだ。 J( 'ー`)し「やっぱりティッシュよりキッチンペーパーのほうが便利ね、 高いけど」 エリエル「鼻セレブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!」 次の瞬間、エリエルは木っ端みじんに爆発した。 67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 00:20:29.98 ID:4NSHPoLF0 外で、爆発音が聞こえた。 光の中で寝ていた俺は、その音で目が覚めてしまった。 ('A`)「んあ……」 「ドクちゃん、起きたの?」 カーチャンの声がする。 いつ聴いても安心させられる声だ。 ('A`)「うん……」 「安心して、ドクちゃんをいじめてた怪物はカーチャンが倒したからね!」 ('A`)「本当!?」 「でもね、カーチャンもうドクちゃんとお別れしなきゃいけないの、ごめんね」 ('A`)「そんな……!もっと話させてくれよ!もっと俺カーチャンと居たいのに!」 「ごめんね、ごめんね……」 何度も謝りながら、光はだんだん俺の周りから消えていった。 俺はそれが寂しくて寂しくて、泣きそうになった。 70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 00:27:41.75 ID:4NSHPoLF0 気づいた時には、俺の元のダイドー自販機のあった場所へ 戻ってきていた。 今までの出来事は夢かと思っていたが、一部破壊された街や、 散らばるティッシュ片の様子を見て、現実であることを思い知らされた。 ('A`)「どうしてカーチャンは、蘇ったんだろう……」 いくら考えても結論は出なかったが、 自分を救ってくれたことは確かなのだ。 俺は、カーチャンがいるであろう青空に向かって、 手を振った。 ('A`)「ありがとう、カーチャン」 73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 00:31:58.68 ID:4NSHPoLF0 後でわかったことだが、あの怪物の正体は、 人々に捨てられたティッシュたちが、 それを包まれていた精子によって意思を持ち、 巨大化してしまったものらしい。 実は使途では無かったのだ。ネルフ涙目。 まったくこれだからティッシュは怖いのだ、 チンコに貼りつくし。 PC・電話の前の君たちも、 オナニーするときはキッチンペーパーを使えよ! 高いけど。 J( 'ー`)し勇者カチャーン第一話 「光の国からドクオのために」 終わり 77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 00:34:50.74 ID:g0GLOp/W0 __ __ __ __ l__ゝ / /_,へ, / /======へ, =======へ /ヽ / / , //ノ7 l7/ / / // 7/ / / ______「`´r´~,へ, ノ/=/ /=へ // / (´ / / // // / /  ̄ ̄/ / ̄// =====/_/===へ l l / 人 \ / /.//=// / / ___/ / ´ /7=====,へ, l_| 〆´ `ヽ/ /_/======/__/ ヽ___ノ /_/=====/_/ 78 : ◆wV78i2v2/M :2008/12/14(日) 00:35:11.69 ID:4NSHPoLF0 EDテーマ 「カーチャン節ユーロビートバージョン」 作曲:小林亜星 作詞:>>1 _,,..,,,,_ _,,∩,_ )) _,,..,,,,_ _,,∩,_ )). _,,..,,,,_ / ,' 3 `ヽ / ,' 3 `ヽ / ,' 3 `ヽ )) / ,' 3 `ヽ / ,' 3 `ヽ )) l U j! (( と j! l ⊃ j! (( と j! .l ⊃ j! `、_l⌒ト、 `、_ ⌒ヽ (( `、_l⌒ト、 `、_ ⌒ヽ、 (( `、_l⌒ト、 ,)ノ`J ,)ノ `J )) ,)ノ`J )) ,)ノ `J )) ,)ノ`J )) _,,∩,_ )) _,,∩,_ )) / ;' 3 `ヽ _,,..,,,,_ / ,' 3 `ヽ .と j! ./ 。' 3 `ヽーっ (( と j! (( `、_ ⌒ヽ l m9 ⌒_つ `、_ ⌒ヽ ,)ノ `J )) `'ー---‐'''''" ,)ノ `J )) _,,..,,,,_ _,,∩,_ )) _,,..,,,,_ _,,∩,_ )). _,,..,,,,_ / ,' 3 `ヽ / ,' 3 `ヽ / ,' 3 `ヽ )) / ,' 3 `ヽ / ,' 3 `ヽ )) l U j! (( と j! l ⊃ j! (( と j! .l ⊃ j! `、_l⌒ト、 `、_ ⌒ヽ (( `、_l⌒ト、 `、_ ⌒ヽ、 (( `、_l⌒ト、 ,)ノ`J ,)ノ `J )) ,)ノ`J )) ,)ノ `J )) ,)ノ`J )) ドンドンドン!ドドンがドン! 79 : ◆wV78i2v2/M :2008/12/14(日) 00:36:54.52 ID:4NSHPoLF0 |┃ |┃ ____ |┃/⌒ ⌒\ |┃ (―) (―)\ ――‐.|┃:⌒(__人__)⌒:::::\ |┃ | |┃ / |┃ヽ・ ・ ̄ / |┃ \ ,.:∴~・:,゜・~・:,゜・ , |┃ヽ_)つ‘∴・゜゜・・∴~・:,゜・・∴ |┃ (::)(::) ヽ ・゜゜・∴~゜ |┃/ > ) ゜゜・∴:,゜・~ |┃ (__) :,゜・~:,゜・゜゜・~ 深夜の二時に便所に起きて~ 母の顔に放尿するよ~ あ~あ~大興奮 ハアドッコイドッコイ! J( 'ー`)し勇者カーチャンのようです ttp://jfk.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1229174985/ コメント
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