長岡速報 |
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188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 18:01:55.51 ID:BLmBeXOP0
ξ゚⊿゚)ξは廻り合うようです 189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 18:02:39.05 ID:BLmBeXOP0 ~B,C,1200頃~ ぶどう酒色なせる海にて ξ゚ー゚)ξ「綺麗ね・・・」 (*^ω^)「お・・・ ツンのために見つけたんだおw ツン、なかなか外に出ることができないし・・・」 ξ゚ー゚)ξ「しょうがないわ 女は子を産み、家を守る者だものw それに、こんなだらしない夫がいるんだから尚更がんばらなきゃw」 (;^ω^)「手厳しいお・・・」 ξ゚⊿゚)ξ「さ! こんな綺麗な景色も見れたし、今日はご馳走にするわよ!」 ( ^ω^)「そうするお! 今日はブーンも手伝うお!」 ( ゚д゚ )「先のミケーネとの戦いでな、アイツは真っ先に突っ込んで行った 勇敢な最後だったよ ツンが待っているから・・・ それが最後の言葉だ」 ξ゚⊿゚)ξ「そう、ですか・・・」 ( ゚д゚ )「惜しいヤツを亡くした 俺の・・・無二の友人を、な・・・」 ξ゚⊿゚)ξ「いえ、わざわざありがとうございました 戦死した兵の詳細は、家族にも教えてもらえない事ですのに・・・」 ( ゚д゚ )「いいや、俺はアイツの願いを届けただけだ 何にもしちゃいないさ それとコレだ アイツが遺した、唯一の私物だ」 ξ゚⊿゚)ξ「これは・・・ アタシがあげた銀の首飾り・・・」 ξ-⊿-)ξ「・・・」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーン アナタの事、絶対に、忘れないからね・・・」 192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 18:03:51.23 ID:BLmBeXOP0 ~A,D,100頃~ ローマの七丘最高峰にて (メ^ω^)「ツーン!!!」 ξ゚⊿゚)ξ「もう! 遅いわよ! って、アンタまた怪我をして・・・」 (メ^ω^)「お! こんくらい全然平気だおwww ブーンは剣闘士なんだからへっちゃらなんだおwww」 ξ゚⊿゚)ξ「まったく! 心配してあげてるのに・・・ そんなことより、何よ? こんなところまで呼び出して」 (メ^ω^)「お・・・ ツン、よく聞いてほしいお 次の闘技が終わったら、結婚してほしいお!」 ξ///)ξ「えっ! ば、ばかばか! アンタ何言って・・・」 (メ^ω^)「ツン、ブーンは本気なんだお それが終わったら、剣闘士はやめるお ツンに心配かけたくないんだお」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーン・・・」 ξ゚ー゚)ξ 193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 18:04:30.06 ID:BLmBeXOP0 ξ゚⊿゚)ξ「アンタ他の仕事ちゃんとできるの~?」 (;^ω^)「お・・・ そ、そこは頑張るお・・・ で、でも!」 ξ゚ー゚)ξ(まったく・・・ アンタがいれば、それでいいんだから・・・) ( ^ω^)「お? 何か言ったかお?」 ξ;゚⊿゚)ξ「な、なんでもないわよ! さ、さっさと行ってきなさい! もうそろそろ闘技場に集合でしょ?」 (;^ω^)「アッー! いかんお! 遅刻するお! じゃ、じゃあツン! また後で!」 ξ゚⊿゚)ξノシ「さっさと行ってらっしゃーい!」 195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 18:05:13.75 ID:BLmBeXOP0 ( )「知ってる? また皇帝が新しい獣を捕まえてきたの・・・」 ( )「ああ あの獰猛な生き物だろ? なんでも捕まえるのに20人以上犠牲が出たとか・・・」 ( )「それが今夜! 闘技場に投入されたんだってさ! 見物だったんだろうなー」 ( )「俺、見ちゃったんだけどさ、もうみんな一瞬で引き裂かれてたんだよね・・・ とても見れたモノじゃ・・・」 ( )「なあなあ! 今日の闘士、全滅だってさ!」 ( )「あ~ やっぱりか 気分悪くなっちゃって途中で抜けてよかった・・・」 197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 18:06:25.89 ID:BLmBeXOP0 ~A,D,1300頃~ 黄金の小麦畑にて ξ゚⊿゚)ξ「・・・うん! 今日の仕事も完璧ね!」 ( ^ω^)「ツンさん、あちらにまだクワが残ってありますお」 ξ;゚⊿゚)ξ「い、いけない! 早く片付けないと領主様に怒られ・・・って!」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーンさん?! ダメよ!騎士のアナタがこんなところに!」 ( ^ω^)「ツンさん、今は水車小屋で牛の世話をしていた頃のブーンじゃだめかお?」 ξ゚⊿゚)ξ「もうっ・・・ 怒られても知りませんからね?」 ( ^ω^)「おっおw 怒られてるのは慣れてるおw 所詮ブーンは力があったから補充で騎士になっただけだおw 本当の騎士とは程遠いんだおw」 ξ゚⊿゚)ξ「それでも、お城に入れるだけいいじゃないですか 私たち農奴は、今日もワラの中で眠るんですから 騎士ならさぞ美味しいものも食べられるんでしょうね~」 ( ^ω^)「そう言うと思って、今日は果物を持ってきたんだお! 一緒に食べるお!」 ξ;゚⊿゚)ξ「だ、だめよ! アタシにはそんなモノもったいな・・・」 ξ;゚⊿゚)ξ「あ・・・」 198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 18:07:10.71 ID:BLmBeXOP0 ( ^ω^)「おっおっw やっぱりツンはそうでなきゃダメだおwww 無理して言葉使いを直さなくたっていいおw」 ξ゚⊿゚)ξ「あーあ せっかくおしとやかに決めてたのにな~ まったく、さっさと分けなさい! で?お城の調子はどうなの? なんだか最近、領主様の具合も悪いみたいだけど・・・」 ( ^ω^)「お・・・ ちょっと体調を崩しているらしいお・・・ ブーンの周りも咳き込んでる人が多いし・・・ それに、なんだか騎士団長殿の体があざだらけなのも気になるお・・・」 ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと心配ねえ・・・ ブーン、アンタは平気なの?」 ( ^ω^)「ぜんぜんへっちゃらだおw ブーンは体だけは丈夫なんだおwww」 ξ゚⊿゚)ξ「もうっ! 心配してやってんのよ? アンタってドンくさいとこあるし、失敗ばっかだし・・・ ま、元気そうで何よりだわ これなら当分死ぬことはなさそうだしw」 ( ^ω^)「おっおw ツンと暮らすまでは絶対死なないおw」 ξ///)ξ「ア、アンタまだそんなこと覚えてたの?!」 ( ^ω^)「もちろんだお! ちゃんとお給料も貯めてるし、準備はばっちりだおw じゃ、そろそろブーンはいくお! ツンも仕事頑張るんだお!」 ξ゚⊿゚)ξ(ふう・・・ 小さい頃の約束を覚えてるなんて、アイツもいいとこあるじゃない・・・) 200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 18:07:52.14 ID:BLmBeXOP0 川;゚ -゚)「ツン! 早く逃げるんだ! 火の手がもうそこまできている!」 ξ;⊿;)ξ「イヤよ! まだブーンが!ブーンが・・・!」 川;゚ -゚)「生き残っていたとしても、もう無理だ! 黒死病が蔓延していた城勤めの奴らは全滅なんだよ!」 ξ;⊿;)ξ「でも! まだ生きているかもしれない! 苦しんでいるかもしれないのに・・・!」 川;゚ -゚)「クソッ・・・いくら伝染病だからって焼き払うだなんて! どうかしてるぞ!皇帝! 私たちは城にいなかったから幸いなもの、全く関係のない農奴にまで危害を加えるとは・・・」 川 ゚ -゚)「さあ逃げるぞ! とにかく、修道院まで走るんだ!」 ξ;⊿;)ξ「離して!! ブーン!ブーーーーーーーーン!!!!!」 202 :さるったのでp2カキコ:2009/01/15(木) 18:09:14.31 ID:6Nf1uo9OP ~A,D,1920頃~ 闇にまぎれる酒場にて (`・ω・´)「ツン これ、あそこのヒゲ面に」 ξ゚⊿゚)ξ「はいはい! で、これがあの炭鉱夫ね!」 ( ーωー)「~♪」 ξ゚⊿゚)ξ(綺麗なサックスの音色・・・) (,,゚Д゚)「おいねーちゃん! こっちにも酒くれや!」 ξ;゚⊿゚)ξ「は、はい! ただいま!」 ( ^ω^)(・・・) ( ・∀・)「こっちにもウイスキーちょうだいね~」 ξ;゚⊿゚)ξ「はーい!」 204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 18:10:03.32 ID:6Nf1uo9OP ξ゚⊿゚)ξ「ふう、やっとひと段落したわ・・・ あ、お疲れ様です。これ、お水です」 ( ^ω^)「あ、ありがとうございますお こうしてボクが演奏できるのも、ここの隠れ酒場のお陰だお」 ξ゚ー゚)ξ「いえいえw お礼なら父に言ってくださいw 父がアナタを見つけたんですもの」 ( ^ω^)「黒人のボクはこういった隠れた場所でしか演奏できないんだお・・・ でもいつか、必ず表舞台に立って、そしてその時は・・・」 ξ゚⊿゚)ξ「?」 ( ^ω^)(アナタを、迎えに来ますお・・・) (,,゚Д゚)「あんちゃん! 次の曲演奏してくれや!」 ( ^ω^)「はいはーい! まかせろお! ・・・じゃ、また後で」 ξ゚ー゚)ξ「ふふ・・・ もう人気者ね・・・」 207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 18:11:05.76 ID:6Nf1uo9OP (`・ω・´)「・・・また、KKKの奴らだそうだ」 ξ⊿)ξ「・・・」 (`・ω・´)「そう、気を落とすな 次は私たちかもしれないんだ」 ξ⊿)ξ「パパ・・・どうして、彼は死ななきゃならなかったの・・・?」 (`・ω・´)「・・・ここも、移動する時かな」 ξ⊿)ξ「どうして・・・どうしてなのよ・・・!」 ξ;⊿;)ξ「彼は! ただサックスが吹ければそれでいいって! それ以上望むものはないって! なのに・・・! なんで殺されなきゃならなかったのよ! こんなに・・・大事そうにサックスを守っていただけなのに・・・」 (`・ω・´)「それが、社会というものだ ・・・強くならなければならない」 ξ⊿)ξ「せめて・・・名前だけでも・・・知っておけば・・・」 210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 18:12:23.59 ID:6Nf1uo9OP ~A,D,2009~ 死者を弔う園にて ( ^ω^)「ドクオが亡くなって、もう5年・・・ 入り口の若木も、もう立派になったお・・・」 ξ゚⊿゚)ξ「ドクオさん、今日はあなたが大好きだったお酒を持ってきたわよ」 ( ^ω^)「生きていればいろんなことができるのに、死んでしまったら何にもできなくなってしまうお・・・ それに、いつか必ず忘れ去られてしまうお・・・」 ξ-⊿-)ξ「・・・」 ξ゚⊿゚)ξ「ねえ、ブーン アンタは死んでしまったらそれで終わりだと思う?」 ( ^ω^)「お・・・ だって、死んだら食べることも、話すことも、・・・こうして一緒にいることもできないお 遺された者は悲しみに暮れるけど、それもいつしか立ち直り、そして忘れられていってしまうお・・・」 ξ゚⊿゚)ξ「死が必ずしもその人の価値をなくしちゃうとは限らないわよ」 ( ^ω^)「お?」 ξ゚⊿゚)ξ「もしブーンが死んでも、アタシはきっと、ブーンのこと忘れないもの」 (*^ω^)「お・・・」 213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 18:13:27.14 ID:6Nf1uo9OP ξ゚⊿゚)ξ「死んでしまっても、心は残るわ 心は廻り廻って、また必ず、廻り合える だから、後悔しない たとえ死んでもね」 ξ゚⊿゚)ξ「そう、アタシは思うのよ」 ( ´ω`)「でも、ツンが死んでしまうのは悲しいお・・・」 ξ゚⊿゚)ξ「そりゃあアタシだって、大切な人が亡くなるのは悲しいわ だから、悲しみを吹き飛ばすぐらいの想い出を作るのよ 想い出があれば、人は強くなれる そう信じてるの」 ( ´ω`)「お・・・」 ξ゚ー゚)ξ「さ、いつまでもションボリしてちゃ、ドクオさんに失礼だわw」 ( ^ω^)「お!」 ξ゚⊿゚)ξ「そうそう! やっぱりアンタはそうでなくっちゃね! さ、行くわよ! 今日はアンタの好きなカレーにしようかしら!」 ( ^ω^)「おっおっw じゃ、ドクオ また来るお!」 216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 18:14:47.68 ID:6Nf1uo9OP ブーンと一緒にいるから、アタシは大丈夫 アタシは絶対、ブーンを置いて死んだりしない 辛いときも、悲しいときも、心が繋がっていれば立ち直れる だって また、廻り合えるから ξ゚⊿゚)ξは廻り合うようです 終 川 ゚ -゚)ブーン系小説練習+読み物&イラスト総合案内所のようです ttp://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1231945845/ コメント
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