長岡速報 |
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1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/19(土) 20:29:46.41 ID:unRpKIRq0
(´・ω・`)「ぴことちこのアナホール新たに入荷しましたよー! 子どもや奥様へのプレゼントにいかかですかー!!」 夕方のアーケードの下、一人の男が店の前で声を張り上げています。 彼の名はショボン。 この商店街に店を構える、オナホ屋の店主です。 彼は、穴で世界中の人々を幸せにするのが夢でした。 ですが、彼の売るアナホやオナホは、ちっとも売れないのです。 2 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/19(土) 20:30:57.99 ID:LTg3Xgof0 なんという
531 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/05(土) 03:00:19.58 ID:cQeKeCqh0
( ・∀・)「いっぱい部活があって迷うな~」 やあみんな! 僕の名前はモララー。 青春真っ盛りの高校一年生さ! 今年から高校生になって、テンションも真っ盛りだよ! ( ・∀・)「どれにしようかな……テニス部……バスケ部……」 川 ゚ -゚)「君。新入生だろ? まだ部活決めていないようだな」 ( *・∀・)ティン! むは! 超絶美女の上級生に声をかけられた! 流石高校ともなると逆ナンパなんて日常茶飯事なんだね!
作者 ID:OGYp5gfOOさん
※休止中なようです 第一輪 黒魔術研究会 第二輪 携帯貞子 第三輪 72の呪い 第四輪 早くも廃部の危機 第五輪 新入部員 第六輪 影の門 第七輪 チャーム部 第八輪 悪魔 ■絵 ID:BVJdVyspOさん作 貞子 ![]() くそみそイズムさん作 川д川どうやら貞子を召喚してしまったようです ![]() 作者さん作 川д川lw´‐ _‐ノv ![]() FLASH 武雲さん作 ■PC用(設定はできない) PC用 PC用 PC用 ■携帯用(すみません、ロダから流れてしまったようです) ノロマース メールずりずり 別Ver. ■スレ 第一輪/第二輪/第三輪/第四輪/第五輪/第六輪/第七輪/第八輪
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:27:52.42 ID:OGYp5gfOO
黒魔術研究会というものがある。 黒魔術とは黒い魔術だ。字ぃ見てわかるだろう。 そして魔術とは、あれだ。マントヒヒが十匹。嫌だなぁ、これも常識じゃないか。 つまり、マントに秘められた力を研究する会なのだ。ほら、アソパソマソはマントがあるから空を飛べるんだぞ。 興味を持ってくれたかな? いいやそれどころか、既に入部したい気持ちでいっぱいだろう? だが残念ながら、おかんのアップルパイは微妙だ。 さあ、君も我が黒魔術研究会に入部するのだ。いいか、他の部活など青春の汗が破裂するだけだ! あ、それと、入部の際には必ず米を持ってk こんな勧誘ポスターあるかっ! カッコいい男の子が入ってこなかったらどうすんのよ! 从#゚∀从つ<´‐ _‐>⊂ζ(゚ー゚#ζ うは、やべ、クセになりそう ( ФωФ) 落ち着くのだ二人とも (* ´_ゝ`)(じゃれる女子中学生ハァハァ) 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:29:44.40 ID:OGYp5gfOO 第一輪 黒魔術研究会
作者 変態 ◆NAMAASHIms さん
※規制中なようです 第一話「出会い」 第二話「しょっぺえお」 スレ ( ^ω^)が童貞卒業を目指すようです ttp://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1219680213/(第一話・第二話)
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/26(火) 06:11:12.89 ID:s63CTDlvO
( ゜ω゜)「アッー!」 (*゚〇゚)「ごへん、かんひゃっひゃ」 ( ゜ω゜)「喋んなよ!痛い、痛いから!マジで」 (*゚ー゚)「ぷはぁ、本当にごめんね」 ( ;ω;)「悪びれもせずに言うなお、ああ、僕のおちんちんから血が出てるお」 66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/26(火) 06:14:04.40 ID:s63CTDlvO (*゚ー゚)「ごめんね、その代わりに血が止まるまで舐めててあげるから、ね?」 ( ;ω;)「お~ん」 第二話「しょっぺえお」
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/26(火) 01:03:33.11 ID:X8frBhc00
近未来。 性行為の経験は、もはや社会で生きていく上で必要不可欠なものとなっていた。 童貞の就職率は非童貞の半分以下というクレイジーな世界。 じゃあレイプしたらどうなんの?と思う人もいるだろう。 しかし、強姦犯に課せられる罪は、額に”犬”の文字を彫られた後、一生を丸見えスケルトンハウスで 過ごすという過酷なもの。 また、風俗なのでの性行為も、童貞卒業とは認められない。 つまり、同意のもとでのセクロスのみ、童貞卒業が認められるのだ。 これは、こんな過酷な世界で非童貞を目指す若者たちの青春のドラマである。
作者 ◆tOPTGOuTpU さん
プロローグ 1.明けるステージ 第一章 2.挨拶風景 3.霊視ショウ 4.少女の朝 5.剣百合 第二章 6.アンチ・スリップアウェイ 7.惑る妾とその運命 8.万華鏡の日々 9.過剰の美学 第三章 10.「心母少女 1」 11.「心母少女 2」 12.「心母少女 3」 13.「暗転」 インタールード 14.明暗とを架ける橋 第四章 15.ステディ 16.忘れ去られた少女 17.二人だけの世界 18.絶望的な愛 第五章 19.交換日記 1朱いろのつぶやき 20.交換日記 2ワンダランドへの想い 21.交換日記 3ワンダランドへようこそ 22.交換日記 4蒼い失楽 23.Fall Out ~Theme of "Dear Friends"~ 24.Attack Of The Grey Heart 25.ALL MY TRUE LUVnew 26.your graduation ~Theme of "Dear Friends"~new エピローグ 27.暗がりのステージ new ■スレ 1~3/4/5/6/7/8/9/10/11・12/13/14・15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25・26・エピローグ
2 : ◆tOPTGOuTpU :2008/08/21(木) 23:56:47.71 ID:eBPpnD4f0
17.二人だけの世界 一九九五年。九月十日。新学期が始まるも、なおも照りつく太陽に苛立つ頃。 授業はもう長期休みなど忘れたかのように進んでいくけれども、 生徒たちのエンジンが暖められているはずもない。 その温度差のせいで、叫びに似た軋みが校舎じゅうに響いているようであった。 ζ(゚ー゚*ζ それでもしかし、内藤邸でデレはしゃがみ続けていた。 ただもう、ぼんやりとしているか過去の輝きを求めているかで、 さしあたっての未来など何一つ望まない。 父の説得も虚しいままに終わるし、妹の蔑む視線などもはやどうでもいい。 知っていて酒に溺れていくような、怠惰な生活……。
2 名前: ◆tOPTGOuTpU :2008/07/26(土) 23:32:00.51 ID:Sk4UYwuR0
16.忘れ去られた少女 長岡と弟者の論争を制止しておきながら、まるで謙遜にみちた様子だった兄者だが、 熱もほとほと冷めたのをしるや、静かな調子でこんな風につづけた。 ( ´_ゝ`)「たとえば長岡君の推理についてだけれど、やはり弟者が 指摘したとおり、肝心要の部分が曖昧で信憑性に欠ける。 かといって弟者の話も、クー・ルーの感情について無視し過ぎている」 (´<_` )「感情だと?」 弟の問いかけに、すらっとした顔で、 ( ´_ゝ`)「あのパーティーには支部長である私も出席したが、そのとのクー・ルーの 表情、仕草は並大抵の怒りではなかったよ。 まあ参加しなかったお前なら、どうせ演技だろうと片付けただろうが……」 (´<_` ;)「だが……」 ( ´_ゝ`)「まあ聞け。たしかにクー・ルーはいくらでもコネを持っているだろう。 内藤様の、ひいてはウチの敵に掴まされていたっておかしくはない。 だが、デレさんと親友だったという彼女が、あれほどの怒りを見せたのだ。 私には演技だのとは思えない。なにかしらの因縁があると確信する。 そもそも、親友だったという情報を抜きにして、他者からの使いだと 想像すること自体、おれには難しいな」 (´<_` ;)「うう……」 そこまでやり込められると、さすがの弟者も閉口するしかなかった。
10 名前: ◆tOPTGOuTpU :2008/07/23(水) 00:09:00.32 ID:YYPnUt9e0
15.ステディ(第四章) 二〇一〇年。天候の不安定な、喪服の似合う五月の頃。 「心母少女」を読了した内藤は、まず困惑した。 ツンがこんな妙な創作をしていたのにも驚いたが、なにより小説の真意が掴めない。 唐突にはじまり、唐突に終了する、その奇妙な筋書きに辟易させられる。 頭を悩ませたが、わからないものはどうしようもない。 やはりデレの失踪の手掛かりには為り得ないのか。 内藤はすぐさま長岡に渡したが、その彼も、 手早く読みきると、たちまちしかめ面になった。 (;゚∀゚)「これは……」 (;^ω^)「やっぱ無関係なんかお?」 内藤の恐る恐るな質問に、長岡はしばらく沈黙し続けたが、 むつかしい顔をしながらも力強い声で、 (;゚∀゚)「……いや! 手ごたえはありますよ」 (;^ω^)「ほんとかお!?」
2 名前: ◆tOPTGOuTpU :2008/07/22(火) 23:59:45.74 ID:OVtX/UY80
14.明暗とを架ける橋(インタールード) いつになっても、少女の心には、仄暗い雲のような翳りが篭った。 が、もとよりそれを引き剥がすつもりなどない。 いわばその翳りとは、少女にとって納得のできる足枷なのだ。 視界はどこまでも仄暗く、なにかが浮遊するたびに見定めようとすると、 その寸前でなにもかも遮断されて暗闇へ閉じ込められてしまう。 なにかをしなくては、と思い立つたびに心は萎んでゆく。 十五年。それはあまりに長く、一日々々が絶望的に歯痒かった。 しかも、それだけ待って、会えるのがわずかな時間とは、少女自身も 不満を抱かずにはいられなかったが、しかし待ち侘びるこの喜びも一入だった。
3 名前: ◆tOPTGOuTpU Mail: 投稿日: 2008/06/20(金) 22:49:10.04 ID: T2L0gbz30
13.「暗転」 一九九五年。八月十五日。この日のN市の空は、異常透明に 遠くの英国ではoasisとBlurがシングル同日発売による 若者たちの行動ぶりも勢いをましてい、 (,,゚Д゚)「あーあ、あさって学校うぜーよ」 ζ(゚ー゚*ζ「って、登校日なの?」 (,,゚Д゚)「そうそう、制服とか埃まみれなんだけどw」 ζ(゚ー゚*ζ「洗濯、しといてあげたのに……」
15 名前: ◆tOPTGOuTpU Mail: 投稿日: 2008/06/03(火) 23:19:34.83 ID: +Jfu9JOd0 そこに愛がありますように。
その日は快晴であった。陽光の金色がまぶしい。 そよ風が涼しげであった。絶好の散歩びよりであった。 けれども、プルトニーは立ち尽くしても、空気の穏やかな 冷や汗がとめどもなく溢れ、彼女の背中をぬらすし、 手がおののいて、細かに汗がとびちった。 それでも、目の前の光景から逃げようとは思いもしなかった。
※劇中劇
5 名前: ◆tOPTGOuTpU Mail: 投稿日: 2008/06/03(火) 23:04:46.76 ID: +Jfu9JOd0
11.「心母少女 2」 木漏れ日のピエロの独白。
「あらいやだ。砂糖が固まってるじゃないの」 ドローレスが頓狂な声をあげながら、砂糖がつまった皮袋を取りだした。 「ごめんなさいね、朝のコーヒーはもうちょっと時間がかかりそう」 というので、プルトニーは慌てて、 「あ、いえお構いなく」 昨日の興奮がまるでさめやまない。 狩猟にむかったというカレットさえ居れば、
※劇中劇 4 名前: ◆tOPTGOuTpU Mail: 投稿日: 2008/05/30(金) 23:36:48.34 ID: 1dbFQ8gj0 ドードーナの森に身を寄せて。
「今日はここで死のうかしら」 プルトニーは川辺にたつと、ほほんでつぶやいた。 たとえば、そびえたつ教会の鐘を見上げては、そこから飛び降りたらしねるだろうと空想にひたり、 たとえば、この川辺から身をなげうったら、海にかえるまでもなく息絶えられるかも、などと 死に場所をもとめて旅にでたのに、さしあたって生きながらえているのはこれによる。 けれども、心の傷はいえていない。 とおくない将来のうち、自分は確実にしぬだろうという自覚は、
※今回は劇中劇なのでAAキャラはお休み 2 名前: ◆tOPTGOuTpU Mail: 投稿日: 2008/05/14(水) 22:30:06.09 ID: 9dZxI4QW0 一九九五年、七月三日。いまだ雲は払われず、薔薇の栄華も極め渡る頃。 ・・ ・・・ まさしく神秘的だった。 デレに、男の子と遊ぶ経験は今までまるで無く、ギコとのひと時は全て新鮮に感じられたし、
しかし、対照的にクーの表情は翳りを増していった。 デレは何度も心配したが、そのたびにクーは弱々しく笑ってみせ、 川 ゚ -゚)「大丈夫だ」 しかしその一言には、何の活力も見出せなかった。
2 名前: ◆tOPTGOuTpU Mail: 投稿日: 2008/04/24(木) 23:44:20.20 ID: kC4jDalT0 一九九五年、六月二十日。華やかにアジサイが全盛期を誇り、空には厚く雲が覆う頃。 それまで翳っていたデレの日常は、たちまち色彩が帯びだしたように思われた。 陰険でいながらどこか弱々しい、しぃ達の生臭い苛めも、ある日を境に クーと交換日記をはじめたあの日…… 川 ゚ -゚)「表情が明るくなった」 ζ(゚ー゚*ζ「え、そう?」 照れくさそうに笑ってみせるも、否定はしない。
3 名前: ◆tOPTGOuTpU Mail: 投稿日: 2008/04/16(水) 23:09:49.87 ID: 3XiCbO1A0 二〇一〇年。薔薇が咲き誇るには僅かに早い、春の月。 N県の山間に建てられたその一軒家は、見たところ白亜の賽といった風情で、 その建造物の周りには桜が生い茂っていて、季節の見合ったこの頃は薄ピンクに飾られている。 裏手には見栄えするローゼン・ガルデンがあるという、 家主の名は荒巻スカルチノフといい、内藤の義兄に当たる人物だった。 ツンの実の兄である。
4 名前: ◆tOPTGOuTpU Mail: 投稿日: 2008/04/09(水) 00:19:09.97 ID: Owryz0qq0 二〇一〇年。桜咲く四月の始まり。 クー・ルーの過激な霊視ショウからはや一ヶ月が過ぎた。 くだんのショウについては、さいわい新聞社が嗅ぎ付けていないため、 自社の運営を人に任せ、自らはチッペンデールの寝台で横になっている。
( ´ω`)「………」
3 名前: ◆tOPTGOuTpU Mail: 投稿日: 2008/04/03(木) 23:07:38.28 ID: rd3nStmX0
5.剣百合 一九九五年、六月十五日。月曜日の朝。 週明けの朝は鬱陶しい。 ζ(゚ー゚*ζ「おはよっ!」 川 ゚ー゚)「おはよう」 クーは教壇の上に花瓶を置こうとしていた。 ζ(゚ー゚*ζ「これは?」 川 ゚ー゚)「今日持ってきたんだ。グラジオラスをね」 愛しむように眺めつつクーは返答した。 鞄を自分の机に置いてから、デレはパタパタと教卓の方へ向かった。
3 名前: ◆tOPTGOuTpU Mail: 投稿日: 08/03/24(月) 23:37:12 ID: dkjtdKi50 4.少女の朝 一九九五年、六月十四日。日曜日の朝九時。 梅雨に入り、連日のように雨粒が地上に押し寄せていた。 内藤家の一室にて、思い悩んでいる少女が椅子に座っていた。 ζ(゚ー゚*ζ「う~ん……」 三十分ちかく掛けてようやく髪型を作り上げているのだが、まるで顔は晴れていなかった。 ……これで髪の毛が変になったら、私の顔ももっと変に見えるだろうなぁ……。 ハァーっと溜息をついた辺りで、「コンコン」とドアの叩く音が聞こえたので、少女は振り返った。
30 名前: ◆tOPTGOuTpU Mail: 投稿日: 2008/03/19(水) 22:44:54.43 ID: JAO+O/oE0 ・・ ・・・ ( ^ω^)「……というわけでして、とにかく、えー……皆様の発展も、これからを祈ってですお…… その掛け声の後に、騒ぎ立てるようにして「乾杯!」という異口同音の声が響いた。 若干へどもどしてしまったが、無事に挨拶を終わらせることが出来、ホっとしながらで内藤は壇上から降りた。 (;^ω^)「緊張するんだお……」 「あの、霊視ショウですか?」 (;^ω^)「そうだお」 内藤はコクリと頷いた。
11 名前: ◆tOPTGOuTpU Mail: 投稿日: 2008/03/19(水) 22:16:32.53 ID: JAO+O/oE0 内藤ホライゾンは六十を迎えた現在では、肝臓が弱っており、アルコールを強く嗜むことが出来ない。 そのため、マジシャンの前座も終わり会場の明かりが点いた今では、多くの客が上等な酒を味わっていた。 ホテルのパーティー・ルームが会場なだけあって設備やクオリティは安定しており、 主役である内藤ホライゾンは、会場の隅の円卓に、鷹揚な様子でついていたのだが、 その瞬間、パーティーの参加者は一斉にそちらを向き、遠くの者は会釈をし、
1 名前: ◆tOPTGOuTpU Mail: 投稿日: 2008/03/19(水) 22:01:40.93 ID: JAO+O/oE0 会場の照明が落とされてから間もなくして、ステージを閉ざした臙脂色の緞帳が静かにそよいだ。 観客のどよめきが止み、そうして意識がステージに向けられた辺りになると、 隠された舞台を今、露わにした。 銀色のスポットライトが円光を作り舞台の中央を照らすと、途端に白煙と共にシルクハットを被ったマジシャンが姿を現した。 高尚なハープのアルペジオが会場に響き渡る。 観客は騒ぐのをやめて、マジシャンの存在すら忘れてしまいそうになるほどに、その音色に聞き入ってしまう。 ステージの右脇で、長い黒髪を一束に結ったアジア美女がハープを優雅に奏でており、
作者 ID:v+U2KhWAOさん
第一回 スレ 从゚∀( ´_ゝ`从'ー'从あそぶようです(^ω^ )∀゚*) ttp://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1216205750/(第一回)
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/16(水) 20:03:25.58 ID:v+U2KhWAO
四月。 VIP町の郊外。 春の訪れを教えてくれる風が生まれた。 暖かで気持ちいい日差しをいっぱい浴びながら、風は閑静な住宅街を吹き抜けていく。 道ばたでしゃんと背中を伸ばしてたタンポポが、ふんわり撫でられおじぎした。 物干し台のお子さまパンツは、吹き飛ばされてふわりふわりと空高く。 入学式を終えた中学校をすり抜けて、ついでに新しいスカートをふわりとさせて、風はなおもまっすぐはしる。 |
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