長岡速報 |
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301 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/21(火) 21:26:15.82 ID:GMdzMVNZ0
日曜日は昔から嫌いだった。 某長寿アニメのエンディングを聞く度に終わりを実感させられ、寂しかったから。 夜を目を瞑って、次に目を開ければまたつまらない授業の日々が始まったから。 小学生の俺には、その寂しさが、たまらなく嫌だった。 ('A`) なー、今日はどこ行く? (,,゚Д゚) ブーンの家でいいんじゃね?それとも、カップル公園とか? (;^ω^) カップル公園てなんだお? (´・ω・`) 公園に林があるでしょ?あそこにカップルが入ってって、長いこと出てこなかった…んだっけ? (,,゚Д゚) おう、そうだ。兄貴から聞いたんだが、割と頻繁にあるらしいぞ ( ^ω^) … ( ^ω^) (頻繁にある→今日もあるかも→生でアンアン見れる) (*^ω^) そ、そういえば今日はブーン家は無理だお!行くお! (;'A`) (;゚Д゚) (;´・ω・`) (分かりやすすぎんだろ…!) 小学生の割にちょっとマセてた部分もあるけど、それが日常。 つまらなかった平日の、唯一楽しかった時間。 授業自体はつまらなかったし、クラスがバラバラだから休み時間はそれぞれ自分の教室にいたから。 放課後だけが俺の楽しみ。学校帰りにそのまま遊ぶ。休み時間の分も、精一杯。 俺にとっては放課後だけが、楽しみだった。
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 08:19:40.58 ID:TkMSiiYUO
ξ゚⊿゚)ξ「遅い。イライラさせないで」 (;^ω^)「あうあう」 ξ゚⊿゚)ξ「ほら、行くわよ」 僕の名前はブーンでこの巻き髪の女の子の名前はツン 僕が19の時に付き合い初めて今は21歳だから付き合って2年になる 付き合い始めは愛しくて仕方ないが今は ξ゚⊿゚)ξ「あんた見てるとイライラするわ」 分からない
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/14(火) 22:10:07.29 ID:9LwgXKkb0
昼休み、教室で昼食を食べながら、ツンはとびっきりのネタ話を披露していた。 ( ;ω;)「マジかおwwwwwwwwww信じらんねーおwwwwwwwwww」 (;A;)「ひゃっはーwwwwwwwwwあひぃwwwwwwwwwwwwwwww」 (´;ω;`)「ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃwwwwwwwwwwwwwww」 ξ;⊿;)ξ「マジwwwwwwうけるでしょwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」 彼女は人形のように整った顔を、ぐしゃぐしゃにして笑った。 鼻水が出ている気もしたが、拭くのは後回しにする。 オチのテンポが死んでしまうからだ。
105 :恐怖ドライブのようです:2009/04/15(水) 00:06:54.36 ID:0n/PJz9SO
(;A;)「うわぁぁぁああぁぁっ!!」 (;A;)「うわぁぁぁああぁぁっ!!」 (;A;)「うわぁぁぁああぁぁっ!!」 ( ・∀・)「うるさい」 ( ^ω^)「ちょっと黙れお」 (;A;)「そう思うならスピード落とせぇぇぇぇっ!」 ( ・∀・)「「無理に決まってんだろ、JK」」( ^ω^) (;A;)「うわぁぁぁああぁぁん!!」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/14(火) 22:34:29.47 ID:UYJJ746N0
かつて、「セーラー服と機関銃」というドラマがあった。 かつて、「THEメイド服と機関銃」というゲームがあった。 なるほど、よろしい。 それでは、私が、今、ここに。 新たなる境地を開拓しよう。 それは── 川 ゚ -゚)ナース服と狙撃銃のようです
6: ◆xh7i0CWaMo :2009/04/14(火) 22:36:01.91 ID:jRo/zMdi0
虚無は虚無の色をしている。知覚しようにも不可能な色。 そして音と空間。死者よりも感覚を失ってしまったかのように、何も感じられない世界。 三人はその中で佇んでいる。立っている感覚も寝ている感覚もなく、 あえて言うならば、わずかに浮沈伸縮しているような錯覚はある。 何もかも消えてしまった。全部自分が殺したのだろうか。ブーンには分からない、 ただ、消えてしまったことだけは確かだ。全て。時間も音も、空間も。 残ったのは自分たち三人と、異次元媒体としての文字のみ。 川 ゚ -゚)「……夢・特殊性夢遊病・集合的無意識・身体醜形障害・批評 主観的時間・客観的時間・記憶・妄想・メタフィクション・スターシステム」 クーが言葉を一つ一つ、ゆっくりと並べていく。 彼女の声は反響しない。消え入りもしない。音波の傷跡はいつまでも空間に残り続けた。 川 ゚ -゚)「……この物語で語られてきたことだ。 導入部を終えた後は、ほぼ首尾一貫であると言って良い」 ( ^ω^)「きみは、やっぱり主人公なのかお?」 川 ゚ -゚)「違う。私は狂言回しの役割にすぎない。強いて言えば、 物語の中で出てきた不必要なフラグメントを、適宜『魔法で』処理していくという役割か。 たとえば、そこにいる女のような断片を」 言われてブーンはハインを見た。 それは、さっきまで無数にいたハインの中で、間違いなくこの物語の登場人物としてのハインだ。
251 :1/17 ◆kT8UNglHGg :2009/04/13(月) 11:13:26.70 ID:mqDvFlGe0
ああ、離れていく どれだけ手を伸ばしても どれほど声を嗄らして叫んでも 決して届かない場所へ 私を乗せた船は行ってしまう そして 私自身もまた 決して届かない所へ ならせめて この想いだけでも届いて欲しい そう思い 私は 手放した
36 :( ∴)狼男のようです:2009/04/12(日) 20:27:29.59 ID:ACrCd81q0
( ∴)狼男のようです 僕は普段普通の人間なんだが、満月の夜に狼男になる。 普段は普通の人間だと言ったが、狼男になるのだから、 普段もどこか普通の人間とは違っているのかもしれない。 でも、とりあえず見た目は普通の人間なので、 普通の人間ということにしておいてもいいだろう。 ( ∴)「気持ちがいい。」 春の風は気持ちがいい。僕の顔には3つ穴が開いていて、 そこを通っていく風を感じながら、僕は草原を下っていく。 僕が歩いている所は傾斜が緩やかで、足を急かされることも無い。 ( ∴)「ゆっくりと僕は、その坂を下っていた。」 僕の下っている草原は、どこまでも続いていた。 途中に狼娘がいた。 ( ∴)「あの、違ってたらすみません。狼娘、ですよね?」 リi、゚ー ゚イ`!「え、そうですけど、なにか?」 ( ∴)「実は、僕、狼男なんです。」 僕は普段、全くの人間ということになっているが、 狼男であった方が都合がいいであろう時は、狼男と名乗る。
3: ◆xh7i0CWaMo :2009/04/12(日) 22:39:37.09 ID:rdhGop0Q0
快楽のせいで、視界がぼんやりと霞んでいる。 上下左右にうごめく、色彩豊かなモザイクたちを、彼は丁寧に分類していった。 あそこで駆けているのは逃げまどう記者たちだろう。 転んでる奴もいる。鈍くさい奴だ。単純反応すぎてつまらない。 ストロボを炊いている奴もいる。記者根性万歳。ヒロイズムが疼いているのがよくわかる。 こちらへ向かってくる勇猛果敢な奴らが数人いた。ブーンを取り押さえようと言う魂胆なのだろう。 ブーンは短くケケと笑った。雨に悦ぶ蛙のような笑い声が吐き出された。 ちょっとひしゃげた金属バットを持ち直す。じりじりとブーンを囲う人間たちを眺望。静寂。 集団が一斉にブーンへ飛びかかった。軽く体を浮かせて迫りきた奴の側頭部を殴ってたたき落とす。 その勢いでバットを振るった。その先端が面白いように襲撃者の頭や顔面、 つまり致命的部分にヒットしていく。まるで彼らは自殺志願者だ。 あえてバットにぶつかろうとしているようだ。時代劇ドラマで見るような殺陣シーン。 三十秒もたたぬうち、ブーンの周りに即死したものや, 死にきれなかったものの横臥する肉体が十数人、積み上がった。バットはもう使いものにならない。 ブーンは壁に向かってそれを投げつけ、床に落ちていたAK-47を拾い上げた。
4: ◆xh7i0CWaMo :2009/02/10(火) 22:12:20.12 ID:gNPPOJmN0
( ´ω`)「……」 虚空に浮かんでいる四つのアラビア数字を、ブーンはぼんやりと眺めている。 いつの間にか自分は、これほどに長い物語を歩んできたらしい。 しかし、その記憶は無い。植物人間となって意識を断絶していたかのように、 遥か昔であるらしい時から、今この瞬間までの経過がほとんど一瞬であったように思える。 重たい頭を動かして、ブーンは自分の身体を見下ろした。 一瞬ほど前、自分は高校生だったはずだ。我が肉体は若者らしい、壮健な肉体であるはずなのだ。 だが、どうだろう。今ブーンが纏っている肉体は、とても十代のそれとは思えない。 曲がった腰、直立しているだけで震えてくる足、錆びたブリキ玩具のように軋む節々。 視界の上側に、少しばかりの前髪が映り込んでいる。指でつまんでつくづく眺めてみるとそれは、 ほとんどが色素の抜け落ちた白髪なのだ。黒髪を探してみてようやく一本だけ、掴むことができた。 恐る恐る、両手の平で頬を、頭を撫でてみる。張りなどとうに失われ、幾重の窪みがある顔面、 顎や鼻の下からは、沙羅沙羅とした髭が伸び放題に伸びている。頭髪の量も失われ、 僅かに残った髪は脂ぎり、四方八方へ、まるで静電気を当てられたかのように伸び散らかしている。 そんな重たく傷んだ身体を、ブーン老人は随分と着古しているらしい、色褪せた背広で包んでいる。 それによって、少しばかりはきちがいじみた外見が軽減されてはいるが、 乞食と間違われてもおかしくない恰好であることは間違いなかった。 ( ´ω`)「……」 ここはどこだろう、とブーン老人は考える。 それまで聴覚と視覚は外界との接続を完全に遮断していたが、ブーンが自覚することによって、 その機能は回復していく。都会の景色、雑踏の喧騒が徐々に現実感を伴ってブーンを包んだ。 |
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