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川 ゚ -゚)は死に神を探すようです
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/23(土) 23:37:01.91 ID:2J5T9ij60
- スレを立てられねえような奴はよぉ
『不運』と『踊』っちまったんだよ
代理
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/23(土) 23:39:16.25 ID:kFYhuifUO
- さざめく風は森を渡り、涼やかな葉音を奏でる。
その音に誘われるように、ふらりと少年は現れた。
その身形は如何にもみすぼらしく、だがその眼に宿る光は鋭く。
第二話 浅緑の運び
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/23(土) 23:40:22.97 ID:kFYhuifUO
- まとめサイト
http://nanabatu.web.fc2.com/boon/quu_death_seeker.html
7xさま
http://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-7237.html
蛇屋さま
_
( ゚∀゚) 始まるよ。
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/23(土) 23:41:06.53 ID:bHjGfEy5O
- 川 ゚ -゚) 「そんな出鱈目なことをやって、どうする気だ? お前、本当は何でも良かったのだろう?」
('A`)「そりゃ何でも良いよ。だって」
罪を告白する幼子のように、ドクオは言う。
( A )「……友達が欲しかったんだ。だけど、理由がないと誰も俺とは居てくれないから」
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/23(土) 23:41:09.19 ID:wEhS9EK0O
- 死神……だと……?
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/23(土) 23:41:58.19 ID:kFYhuifUO
- 風は優しく頬を撫でていく。
葉は心地よい音をたてる。
川 ゚ -゚) 「いい風だな……」
先の湿原での戦で路銀を稼ぎ、再び旅路を進み始めた。
そうして出くわしたのは森。
温暖な地域によく見られる、豊かで広大な森。
地図で確認すると、この森は南北に伸びている大陸の中部に位置し、かなりの広さを有しているようだった。
それでも人の往来はあるらしく、草が削れ、道が出来ていた。
それをよくよく見れば、新しめの轍が残っていた。
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/23(土) 23:43:21.23 ID:kFYhuifUO
- 馬の蹄の跡もあるので、恐らくは馬車だろう。それが二台から三台。
行商人のキャラバンだろうか。
川 ゚ -゚) 「森に残っているだろうか……?」
もし残っているとするならば、昔の、あるいはこれからの情勢について聞けるかもしれない。
それに。
川 ゚ -゚) 「懐かしみながら行くのも悪くない」
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/23(土) 23:44:48.25 ID:kFYhuifUO
- 繁る木々は陽光を求め、その身で空を埋める。しかし、天井を作らずに所々に綻びが見られる。
昼前の太陽は、綻びから柔らかな木漏れ日を投げかける。それはまるで、水中のような。
その中をしばらく行くと、急に視界が開けた。
人工か自然かは分からないが、見上げる程の大木を中心に、円く広場が出来ている。
大木の向こうからは数人の話し声。
辿ってきた轍も向こうに続いている。
この轍の主だろうか。
取り敢えず、大木を回るとする。
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/23(土) 23:47:25.34 ID:kFYhuifUO
- 「しかし……」
「……か? ハァ……」
三台の馬車の前で、話し込んでいる三人。
こちらに背を向けているのが――体格からして男だろう――二人に、正面を向いている少女、だろうか。
何やら困った風で話し合っている。
ξ゚听)ξ 「引き返すしか……あら?」
少女はこちらに気付いたようだ。
小さく首を傾げ、後ろを見るよう他の二人に促す。
(*´_ゝ`) 「まさか、あの街で出会ったオレの追っかけ!?」
(´<_` ) 「それはない。そもそもそんなものはいない。……アンタ、旅人か?」
頬を染めて物凄い勢いで振り向く男と、冷静に突っ込みを入れた男は、瓜二つだった。
川 ゚ -゚) 「まあ、そんなところだ」
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/23(土) 23:48:30.79 ID:kFYhuifUO
- 川 ゚ -゚) 「それより……行商人か? あなた達は」
大木の下にある、三台の馬車を見ながら彼らに問う。
馬は休ませているようで、三頭とも荷車から離され留められている。
荷車にはそれぞれ幌がかけられ、中には前の街で見た事のあるような工芸品や、中身は分からないが小さめの木箱が積まれている。
(´<_` ) 「ああ。色んな街の工芸品に保存食、少しだが野菜もあるぞ」
少し誇らしげな彼の口調は、商人のそれであった。
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/23(土) 23:50:02.46 ID:aZr7U4XQ0
- 支援
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/23(土) 23:50:40.08 ID:kFYhuifUO
- ―――このご時世に行商人は珍しい。
そこら中で戦争をやっているのだ。安全な路などあるわけがない。
ただでさえ賊がいる上、敗残兵や脱走兵による強奪の危険性もある。
多少腕がたたない限りは難しい。
それでも、こうして少女を連れて旅をするのだから、自信があるのだろう。
男二人の腰を見れば、やはり剣を下げている。
(´<_` ) 「そういえば、名乗るのを忘れてたな。オレはオトジャ」
( ´_ゝ`)+ 「オレはアニジャ。そっちのしょぼいのとは双子で、オレが兄だ」
格好つけるな、とオトジャがアニジャを小突く。
最後に、そのやりとりを微笑みながら見ていた少女が喋り出す。
ξ゚ー゚)ξ 「私はツン。この人達の……さしずめ娘ってトコかしら?」
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/23(土) 23:52:24.41 ID:kFYhuifUO
- その言葉を聞いた双子は、半分取っ組み合いになっていた形のまま、呆けたように動きを止めた。
その眼は二人とも、潤んでいた気がした。
( ´_ゝ`) 「……やっぱりいい……なぁオトジャ」
(´<_` ) 「変態っぽいからやめてくれ」
淡白に返すオトジャも、心なしか嬉しそうに見えた。
家族には見えないが、まあ、そういう事なのだろう。
川 ゚ -゚) 「私はクー。……それより、どうしたんだ?
何か問題でもあったのか?」
話を振ると、三人とも困った顔になった。
(´<_` ) 「それが……行きがけのアンタに話すのもなんだが……。
……そこに馬車があるだろ?」
指差す先には確かに馬車がある。
車輪部分を見てくれ、と言われ目をやると、一台だけ車輪が一つ外れている。
(´<_` ) 「壊れちまってな。いや、それだけならいいんだが……。
この森の奥、盗賊がいるらしいんだよ」
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/23(土) 23:54:40.75 ID:kFYhuifUO
- 川 ゚ -゚) 「それならその剣を振るえばいいだろう? ……まさか」
(´<_` ) 「さすがに、術式は使えないさ」
ため息をつき、肩を落とすオトジャ。
他の二人も俯いている。
(´<_` ) 「車輪は一応は直せる。だが、あくまで応急処置にしかならない。
出くわしても走り抜けるってのは厳しい」
ξ゚听)ξ 「だから、前の街まで戻ろうかと、話し合ってたところなの」
そしてそこに自分がやって来た、という事らしい。
(´<_` ) 「だが、戻っちまうと野菜なんかが腐る。それも前の街で買った物だからな……。
おそらく売れないだろう。これは結構痛い損だ」
ξ゚听)ξ 「だから私は行くべきだって言ってるんだけど……」
ツンが言葉を濁らせると、まるで打ち合わせたように今までぼんやりしていたアニジャが反応する。
( ´_ゝ`)=3「ダメダメ! ツンを危険な目に合わせられるか!」
ほらね、とツンは呆れたように笑う。
- 15 名前: ◆eaGPXv4a4E :2008/08/23(土) 23:57:42.47 ID:kFYhuifUO
- 場を、重い空気が満たす。
その中を、森を渡る風は知らん顔で葉音を残し、過ぎていく。
その音が止むのを待ち、自分はある提案をした。
川 ゚ -゚) 「私が護衛をしようか?」
考え込んでいた三人は、その言葉に驚いたようにこちらを向いた。
(*´_ゝ`) 「まさかオレに惚れたから一緒に行こうなんゲボラッ!!」
台詞の途中でオトジャの蹴りが炸裂。数メートル吹っ飛んだ。
オトジャはすぐに表情を戻し、訝しむように問いかける。
(´<_` ) 「……オレ達でも無理なのに、自分は出来る、と?」
怪訝な顔をする彼に、ただ一つ、静かに頷きを返す。
しばらくオトジャはこちらの眼を見ていたが、ふっと堅かった表情を崩した。
(´<_` ) 「……よし、わかった。クーさん、アナタを信頼しよう。
報酬はどうしたらいい?」
- 16 名前: ◆eaGPXv4a4E :2008/08/24(日) 00:03:05.58 ID:x/EJdR6rO
- なかなかに切り替えが早い。
それだけ経験を積んでいるという事だろう。
ならば兄の方も―――
(*´_ゝ`*)
……顔がにやける、というよりふやけている。
川 ゚ -゚) 「…………ん。そうだな、金に困っているわけではないのでな。
保存食でも分けてもらえないか?」
(´<_` ) 「それでいいのか? ……まぁこっちにはその方が有り難いが……。
では、森を抜けたら保存食を幾らか差し上げよう」
オトジャが手を差し出す。
こちらも差し出し、握手に応える。
(´<_` ) 「交渉成立。短い間だが、宜しく頼む」
ξ゚ー゚)ξ 「これで野菜を腐らせずに済むわ。ありがとう、クーさん」
(*´_ゝ`*)
(´<_` ) 「何か言えアニジャ。……今日はもう暗いな。
今夜はここで野宿だな。ツン、夕飯の支度を頼む。オレ達は車輪を直す」
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:04:29.58 ID:x/EJdR6rO
- ξ゚听)ξ 「分かったわ。……そうだ、出来ればクーさん手伝ってくれませんか?」
適当な場所を見つけ、座っているとツンが近寄ってきた。
そうだな、気軽に応じ立ち上がるとアニジャが声をかけてきた。
(´<_` ) 「いいんですか? クーさんもお疲れじゃ……」
川 ゚ -゚) 「いや、構わないさ。特にやる事もないしな」
( ´_ゝ`) 「じゃ、夕飯つくりますか」
ツンの後へつくと、アニジャもついて来た。
が、後ろ襟をオトジャに掴まれ、奇怪な声を出す。
(´<_` ) 「アニジャはこっちを手伝え」
( ´_ゝ`) 「ええー……オレも夕飯ツヴェッ」
何か言いかけたアニジャを気にかけず、オトジャは襟を掴んだまま引きずっていく。
ξ゚听)ξ 「? 行きましょう、クーさん」
見惚けていると、ツンが何でもないように促してくる。
成る程、これが彼らのスタンダードらしい。ならばこちらもそれに合わせるとしよう。
川 ゚ -゚) 「ああ、分かった」
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:06:10.46 ID:x/EJdR6rO
-
川 ゚ -゚) 「さて、と」
( ´_ゝ`) 「わーい、メシメシ」
(´<_` ) 「がっつくな、みっともない」
ξ゚听)ξ 「はい、回して」
焚き火を中心に四人で座る。
ツンが、火にかけてある鍋からスープをすくい、木製のシンプルな器によそり、アニジャから自分、自分はオトジャへと回す。
一口大に切った野菜を煮込んだだけの質素なスープだが、食欲をそそる香りがする。
聞けば、別の大陸の特殊な調味料が入っているらしい。後で少し買ってみようかと思う。
ξ゚听)ξ 「ハイ、これも回して」
次に回ってきたのは小ぶりなパン。それと、火に照らされ鮮やかな赤を返す果実、リンゴだ。
身は詰まっているらしく、確かな重みがある。
(´<_` ) 「売り物だが、少しならいいだろう。甘くていい味だぞ?」
そう言われ、取り敢えず一かじりしてみる。
……シャク、という心地の良い音。それに歯触りが良い。
川 ゚ -゚) 「ふむ。いいものだな」
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:06:13.97 ID:KrNbc+iC0
- 支援
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:08:18.63 ID:x/EJdR6rO
- それからオトジャの話が続く。
リンゴが木に生っているのを偶然見つけた事、それを栽培している農家の人と偶然出会った事、交渉の末に遥かに安い値段で買い付けた事。
それを語る彼は自慢気で、誇らしげだった。
ξ゚听)ξ 「ねぇねぇ、クーさんって何故旅をしているの?」
オトジャの話が一段落つくと、ツンが慌てたように割って入ってきた。
おそらく、オトジャが更に続く事を止めるため。
それと、純粋な興味だろう。
行商人も珍しいが、旅人となると尚更だ。しかも女。
川 ゚ -゚) 「……ある人物を……追っている」
嘘ではない。
ξ゚听)ξ 「え……もしかして、生き別れの兄弟を探してるとか?
もしかして、恋人とか!?」
ツンは興奮しているのか、身を乗り出して聞いてくる。
川 ゚ -゚) 「む……そんなもの……かな」
最後の方は聞き取れないくらいボリュームを落とした。
やはり聞き取れなかったらしく、ツンは興奮気味に一人で盛り上がっている。
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:11:36.72 ID:x/EJdR6rO
- 間違いでは、ない。
“奴”を追い求めるこの思いは、恋人同士のそれに近い。
焦がれるのは心と身。
憎悪の火に照らされ、何時かは我が身を賭して炎へと。
川 - ) 「そう……だ。この辺り、もしくは君たちの過ぎた所でもいい。
……“死に神”について聞いた事はあるか?」
―――“死に神”。
その言葉が出た途端、彼等の表情が固くなり、動きが止まる。
一瞬の静寂。
木々すらも黙り込んでしまったような。
その中で盛る火だけが何物にも囚われず、その姿を誇示するように踊る。
(´<_` ) 「…………いや、聞いた事ないな。この大陸にいないんじゃないか?
オレ達が寄ってきた場所にも“死に神”の話は聞かなかったな」
川 ゚ -゚) 「そうか……」
ならば今まで通り戦場を―――
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:12:22.90 ID:x/EJdR6rO
-
ξ )ξ 「“死に神”を」
ツンが俯いたまま話しかけてきた。考えに耽っていたため反応が遅れる。
川 ゚ -゚) 「―――……ん?」
ξ )ξ 「どうするの?」
風が吹く。
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:13:36.18 ID:x/EJdR6rO
- 思わず口ごもる。
自分の目的なぞ、ハッキリしているのに。
「殺す」と、そう言えば済むのに。
何故だか言い難い雰囲気がある。
ξ )ξ 「食器、洗ってくる」
急に立ち上がり、皆の空いた器を回収して森の奥へ消えていく。あの先に小川があるらしい。
残された三人の中心では、火が静かに地面に抽象的な模様を映す。
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:14:57.98 ID:x/EJdR6rO
- 不意に、何を契機にしたか分からないが、オトジャが口を開く。
(´<_` ) 「あの子は……ツンは、“死に神”に助けられたんだ」
声が喉に詰まる。言葉は明確な形を成さず、澱を残す。
(´<_` ) 「あの子の両親はな……戦に巻き込まれて、な」
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:16:07.57 ID:x/EJdR6rO
- あの子とあの子の妹だけが生き残ったんだ。両親は二人を庇って……。
しばらく両親の前にへたり込んでたそうだ。
あの子も妹も、ただそうやって過ごしていたらしい。
そしたら、後ろから。
「二人だけか?」
問う声がしたという。
振り向いてみれば黒い外套を纏った男が立っていた。
あの子がうん、と答えたら男は二人の手を取って。
「行こう」
それだけを呟いた。
不思議と恐怖は感じなかったと。
そうして歩いて着いた先は孤児院だった。
気付けば男は既にいなかった。
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:17:05.56 ID:x/EJdR6rO
- (´<_` ) 「その数年後にオレ達があの子を引き取ったわけだが……。
その時の男ってのが、あの“死に神”だと言うんだ」
そこで区切るとオトジャは息をつき、苦笑する。
(´<_` ) 「可変しな話だろ?“死に神”が人助けなんざ。
……でも、あの子はそれを信じてる。
だから、“死に神”に関する話を聞くとああいう風に塞いじまう」
……なるほど。
“死に神”は、彼女にとって命の恩人というわけだ。
その恩人があそこの街を滅ぼした、あの国を滅ぼした、という噂を聞けば塞いでしまうのも、分からなくもない。
だが、な。
川 ゚ -゚) 「“死に神”は“死に神”だ。それ以外の……何者でもない」
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:18:40.02 ID:x/EJdR6rO
- それきり、声を出す者はいなかった。
ただ、葉を揺らす風が時折吹くだけだった。
しかし、静寂はいとも容易く破られる。
「キャアアアァァァッ!」
悲鳴。
それは、ツンが入っていった木々の奥から。
(;´_ゝ`) 「ツン!!」
アニジャが素早く腰から外してあった剣を手に取り、駿馬の如く駆け出す。
(´<_` ) 「まさか、盗賊か!?」
遅れてオトジャが。自分もそれに続く。
空には月が、だが、森には闇が満ちていた。
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:19:31.41 ID:x/EJdR6rO
-
第二話 浅緑の運び 終
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:20:57.61 ID:hkupjCuu0
- 乙
いまから一話読んでこよう
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:25:35.23 ID:x/EJdR6rO
- 新参者のくせに間隔空けすぎた……
人がいない。
次はもっと早く、長く貯めよう。
- 31 名前: ◆eaGPXv4a4E :2008/08/24(日) 00:37:47.41 ID:x/EJdR6rO
- _
( ゚∀゚) 次っ回予っ告〜。
闇夜に翻るは、月を浴び鈍色に輝くナイフ。それを弾くは鋭き剣閃。
少女は少年に、少年は少女と敬うべき存在に出逢う。
木霊するのは悲鳴。
そして、森を抜ける―――
_
( ゚∀゚) 今回眉毛はずれません。……きっと。
_
( ゚∀゚)ノシ
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:44:36.83 ID:nkIqLGkL0
- 乙
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/24(日) 00:53:36.93 ID:a34zAtmT0
- 見てるよー
乙!