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( ^ω^)ブーンは合作作者のようです
249タフガイ:2007/03/14(水) 21:38:44

通常の病室に戻されたツンは、静かに寝息を立てている。
その横で、俺はいつものように椅子に腰掛けていた。

「なあ、ツン。俺、気がつかなかったよ。お前がこんなに苦しんでたなんてさ」

俺はツンの手を握る。
その小さな手から、暖かい体温が伝わってきた。

「俺、兄貴失格だよ…。でもさ、せめてもの償いに、名誉挽回するチャンスをくれないか?」

返事は無い。それでも、独り言のように話し続ける。

「KOBに勝って、手術代を持ってきてやる。…約束だ」

俺は小指をツンの指に絡める。
そして、静かに立ち上がり、病室を後にした。

目指すは、夜の街……秋葉原。

負けられない想いを背負い、俺は決戦の舞台へと向かった。




:誇りの戦士タフガイ 第3話
:( ^ω^)ブーンは合作作者のようです――外伝 つづく

250←な……何ぃ?     パンッ ◎ ◎:2007/03/14(水) 21:49:56
乙。
KOBは秋葉原で開催されてたのか。

251←な……何ぃ?     パンッ ◎ ◎:2007/03/14(水) 21:55:03
>>250
第一回エキシビジョンマッチ参照。

252←な……何ぃ?     パンッ ◎ ◎:2007/03/14(水) 22:17:37
これは確実に秋葉原氏の支持がwwwwwwwww

253秋葉原 ◆zD.tvziESg:2007/03/14(水) 22:25:14
これはwwww
続きwktkwwww

254豆兵士 ◆X5HsMAMEOw:2007/03/15(木) 07:31:36
でもタフガイは負けてしまった…

255タフガイ:2007/03/15(木) 10:47:10



( ^ω^)ブーンは合作作者のようです 外伝

              【誇りの戦士 タフガイ】 第四話

256タフガイ:2007/03/15(木) 10:47:40
裏路地にひっそりと佇む、小さな酒場。
その店の奥にある扉を開けると、そこには地下へと続く長い階段がある。

一歩一歩、降りていくたびにどこからか歓声のようなものが聞こえてくる。
やがて一筋の光が見えてきた。


「K・O・B! K・O・B!」


興奮のるつぼと化した観客の視線の先。
中央に位置するリングの上に……俺は、立っていた。

257タフガイ:2007/03/15(木) 10:48:10

(司´∀`) 「レディースエンジェントルメ―ン!
       俺は司会のジョンソン。そしてこちらが解説のミッシェルさんだ!」

(ー´ー`)「よろしくお願いします」

司会役がマイクで紹介を始めると、会場の熱気は一気に上がった。

(司´∀`)「さて、今回は3on3によるエキシビジョン!」

(ー´ー`)「ツワモノが揃ってますねー」

何百人という観客の視線がリングに釘付けになる。
俺はただ、じっと立っていることしかできなかった。
未だかつて、こんなにも人に注目されたことは無い。
緊張のあまり、視線は宙を舞い、頭は熱をもったようにぼーっとしている。

(M'A`)「ねえ…君、見ない顔だね」

ふと、隣で妙な機械をいじっていた男が話しかけてきた。
小柄な体で、見たところまだ未成年と言った所か。

「ああ…俺は今回が初出場だ」

(M'A`)「そうなんだ。僕は同じチームのドク。よろしくね」

ドクは右手を前に出し、握手を求める。
俺は「よろしくな」と、軽くドクの手を握り答えた。

258タフガイ:2007/03/15(木) 10:48:51

(,,゚Д゚)「馴れ合ってんじゃねえよ。餓鬼とデカブツが」

「……何?」

腕を組みながら、こちらを睨みつけている男。
その背には翼……のような物を装着している。

(,,゚Д゚)「今回は楽勝みたいだな。相手は馴れ合い野郎と新参デカブツ、そしてジジイだ」

从'ー'从「うん、そうだね〜。あ、初めまして〜。今回対戦させて頂くアヤカ・ワタナベです。
     こっちの人は、ギコさん♪」

緊張感の無いしゃべり方で、ワタナベはぺこりと頭を下げた。
馬鹿にしたような微笑み。…分かり易い挑発だ。

259タフガイ:2007/03/15(木) 10:49:49

(M#'A`)「なんだと! お前ら……なめるなよ」

ドクが睨み返す。
ギコはふ、と鼻で笑い

(,,゚Д゚)「餓鬼は家でママに甘えてな。ギコハハハッ!」

(M#'A`)「ッ!」

ドクの顔色が一気に変わった。
瞬間、スパナを拾い上げ笑っているギコ目掛けて振りかぶる。

(,,゚Д゚)「馬鹿が。引っかかってんじゃねえよ糞餓鬼…」

ギコの右腕に、火球が握られている。
俺は咄嗟にドクを止めようとするが、間に合わない。

「ドク! ちっ――!」

ドクのスパナが振り下ろされようとした瞬間、ギコも攻撃動作に入る。
直撃する、誰もがそう思い歓声が挙がる。

260タフガイ:2007/03/15(木) 10:50:23

だが、二人の攻撃は重い音と共に止められた。

(,,゚Д゚)「――ッ!?」

(M#'A`)「あ、あなたは…」

二人の間には、さっきまでリングの後ろで静かに座っていた男。
両手には野球のグローブを装着し、二人の攻撃をものの見事に受け止めていた。

一茂「お前ら、まだ試合開始の合図は鳴ってないぜ……」

(M'A`)「一茂……さん」

261タフガイ:2007/03/15(木) 10:51:16

一茂と呼ばれた男は、静かに立ち上がりズボンを掃った。

(,,゚Д゚)「一茂……? チッ! 命拾いしたな、糞餓鬼」

ギコはばつが悪そうに自分のコーナーへ戻る。
一茂は、ドクのほうに振り返ると「落ち着いていこう」と笑顔で言った。

(M'A`)「…すいません。興奮し過ぎました」

俺はすれ違う一茂を横目で見る。
一茂は小声で「肩に力が入ってるぞ」と俺の肩を叩いた。
……何者なんだ? あの落ち着き様、相当な大物だろう。

(司´∀`) 「えー、試合開始……したいのですが、秋葉選手がまだのようですね」

262タフガイ:2007/03/15(木) 10:51:47

司会が首をかしげながらマイクで話す。
会場の歓声は、直ぐにどよめきへと変わった。

(司;´∀`) 「えーっと、どうしましょうか……少々、話し合いの時間を頂きたい」

強烈なブーイングが会場を包む。

(M'A`)「まだ来てない選手がいるみたいだね」

「遅刻、か」

遅刻と聞いて、苦い思い出が頭に浮かぶ。
どんな理由であれ、試合に遅れれば罰は免れない。

(思えば、あの時もツンは…気付いていたのかもな)

……おっと、今は思い出に浸っている場合じゃない。
集中、しなければ。

263タフガイ:2007/03/15(木) 10:52:22

从'ー'从「あれれ〜試合が始まらないよぉ?」

(,,゚Д゚)「面倒くせぇ……おい、司会! こっちは二人で十分だ。さっさと始めろ!」

ギコが司会席に向かい、大声を張り上げる。
司会の人はひっ、と小さく悲鳴をあげ、

(司;´∀`) 「で、では。試合を始め――

ゴングを鳴らそうとした時だった。

(秋#^ω^)「もるすぁぁぁっぁあっぁああああ!!」

奇声と共にドアが蹴り開けられた。
会場の誰もが、その音の方へ視線を移す。

「な、なんだあいつは…」

アニメのキャラが印刷された紙袋を手に持ち、妙な服に身を包んだ男がそこにいた。
男はふん、と小さく気合を入れ、跳躍――リングの上に降り立った。

264タフガイ:2007/03/15(木) 10:52:52

(秋#^ω^)「ふ……アニメイトは俺を狂わせるぜ。秋葉、ただいま参上!」

秋葉が手を高々とあげる。
すると、静まり返った会場が再び興奮に包まれた。

「あ、あいつが相手チームの三人目か?」

その滑稽な見た目に、俺は我が目を疑う。
華奢な体に、猫背。どう見ても格闘家には見えない。

(秋#^ω^)「おー、なんかでっかい人もいるねぇ。楽しみ楽しみ!」

(,,゚Д゚)「秋葉、てめぇ遅れやがって……一言くらいしゃ――

ギコが秋葉の胸倉を掴む。
だが、その手は瞬く間に捻りあげられた。

(,,゚Д゚)「痛っ――! は、離せ!」

(秋#^ω^)「あ〜やだやだ、文化を知らない奴は」

観客から、また歓声があがる。

265タフガイ:2007/03/15(木) 10:53:22

(司;´∀`) 「ええっと……ブーンファイトぉ!」

収拾がつかないリングに、甲高いゴングの音が鳴り響いた。
俺は素早く構え、戦闘体制に入る。

一茂「……いくぞ、二人とも」

一茂は、争っているギコと秋葉を目掛けて突進した。





:誇りの戦士タフガイ 第4話
:( ^ω^)ブーンは合作作者のようです――外伝 つづく

266←?? ↑機械 マヨタ(^o^;≡;^o^) 魔法↓ 英雄→:2007/03/15(木) 11:01:02
一茂wwwwwwwwwwww

267タフガイ:2007/03/15(木) 12:23:00



( ^ω^)ブーンは合作作者のようです 外伝

              【誇りの戦士 タフガイ】 第五話

268タフガイ:2007/03/15(木) 12:23:42

一茂は、獲物を狩る獣のように低い姿勢で秋葉とギコを狙う。

(秋#^ω^)「!?」

秋葉が気付いた瞬間には、すでに一茂は体を二回転させ遠心力をつけていた。
一茂の体が秋葉とギコの足元に現れ、強烈な回し蹴りが放たれた。

一茂「奇跡の泉――!」

(,,゚Д゚)「うっ!」

強烈な一撃がギコの下腹部に襲い掛かった。
衝撃に耐え切れず、ギコの体が宙を舞う。

(秋#^ω^)「ち、あぶねー奴だお」

(M'A`)「…す、凄い」

秋葉は超人的な反射神経と跳躍で回避。
ダメージを受けたギコは、ゆっくりと立ち上がる。

269タフガイ:2007/03/15(木) 12:24:17

从'ー'从「ギコ君、大丈夫〜?」

(,,゚Д゚)「ぐ…、油断したぜ。一茂ぇ…!」

まともにあの蹴りを喰らって起き上がるとは、達者なのは口だけではない様だ。
俺はこの機会を逃すまい、とギコに向かって突進する。

「ふんっ!」

体重を乗せたフックを、まだ膝を突いているギコ目掛けて振り下ろす。
直撃――そう思った。
だが、俺の右腕は見事に空を切った。

从'ー'从「危なかった〜」

(,,゚Д゚)「ワタナベ……余計なことを、くっ」

ワタナベがギコを抱きかかえ、回避したのだ。

(M'A`)「タフガイさん、ドンマイです! 見てろよ…レオパルト?、起動準備!」

ドクは機械に乗り込み、操作をしている。
俺は一茂の方へ視線を移す。
そこには、秋葉と一茂が激しい打撃戦が繰り広げていた。

270タフガイ:2007/03/15(木) 12:24:55

一茂「ふっ!」

一茂は素早いステップインからのワンツーを繰り出す。
だが、秋葉はその一撃を寸前で見切り、カウンターを放つ。

(秋#^ω^)「トキメイテ死ね!」

強烈なストレート。
だが、その拳より先に一茂はガードを固める。

一茂「軽い……!? 下か!」

(秋#^ω^)「糞ッ!」

一茂が反応するより先に、秋葉のローキックが一茂の太腿に打ち込まれた。
鈍い音がリングに響き渡り、一茂の表情が苦痛で歪む。

(秋#^ω^)「お前に足りないのはッ!情熱思想理想思考気品優雅さ勤勉さ!
       そして何より――

       速 さ が 足 り な い !」

観客からの激しい秋葉コール。
まるでショーのように振舞う秋葉。
だが、その動作はまったく無駄が無く、あの一茂が押されていた。

271タフガイ:2007/03/15(木) 12:25:25

(,,゚Д゚)「余所見してていいのか? デカブツ」

いつの間にか立ち上がっていたギコは、自らの体に火をつける。
一瞬でギコの体は燃え上がり、周囲に熱気があふれ出した。

「貴様、何をするつもりだ……!」

(,,゚Д゚)「クックッ……いい具合に燃えてきたぜ。力が、沸いてくる、ぜ!」

ギコの翼が炎に包まれ、やがて不死鳥の如く、その炎は巨大な物へと変貌した。

(M'A`)「た、大変だ。このままじゃ僕らも炎に巻き込まれる!」

「ちっ、なんなんだこいつは!?」

炎から逃げるようにリングの端へと走る。
燃えさかる火炎は、見る見るうちにリングを覆い始め、逃げ場を塞いでいく。

272タフガイ:2007/03/15(木) 12:26:05

(,,゚Д゚)「俺は……異能者だ!」

(M'A`)「くそ、タフガイさん! 乗ってください!
    これで上空に行けばリングアウトにはならないはずです!」

「あ、ああ」

ドクの言うがままに機械の船に乗り込む。
炎の渦は、寸前にまで迫っている。

(M'A`)「レオパルト?、発進!」

レオパルト?は激しいエンジン音と共に、ゆっくりと上昇する。
だが、直ぐに赤いランプが点灯し警告音が鳴り響く。

(M'A`)「重量オーバー…!? く、こんな時に!」

機体は激しく揺れ、炎の渦がレオパルト?に襲い掛かる。
レオパルト?は衝撃と共にリングの上に座礁した。

「うおっ!」

(M'A`)「うわぁ!」

273タフガイ:2007/03/15(木) 12:26:36

(,,゚Д゚)「終わりだ」

ギコが両手を空高く掲げ、巨大な火の玉を作り出す。
その大きさから計算して、俺達が避けられないのは確実だ。

「くそ……ドク、俺の後ろに隠れてろ!」

(M'A`)「で、でもタフガイさん。そんなことしたら…」

「いいから早く! 俺なら耐えられるかもしれん!」

俺は腰を落とし、両手で顔をガードする。
火の玉の強烈な熱気で、体中から汗が噴き出ている。

(,,゚Д゚)「この星ごと、消えてなくなれぇぇぇぇ!」

ギコが火の玉を発射。
俺はぎゅ、と拳を固める。

「うおぉぉぉぉぉ!」

迫り来る火の玉を両手で押さえ込む。
だが、その重みは俺の体を押しのける。

274タフガイ:2007/03/15(木) 12:27:09

(,,゚Д゚)「無駄だ無駄だ無駄だぁぁぁ!!」

ギコはクンッ、と力を入れると、火の玉の重みがさらに増す。

「うがぁぁぁぁぁ!!」

徐々に体は後退し、リングの表面が剥がれ始める。
掌は熱さに、足はその重みに悲鳴を上げている。

(M;'A`)「タフガイさん!!」

「ドク……! に、逃げろ!」

俺の足は、また一歩後ろに下がる。
もう、限界が近い。
このままでは二人共々あの世行きだ。

(M;'A`)「そ、そんことできないよ…タフガイさん、タフガイさん!」

「馬鹿野郎! 早く、逃げ……ぐっ!」

左足が嫌な音を立てる。
俺はバランスを崩し、火の玉の圧力が一層増す。

275タフガイ:2007/03/15(木) 12:27:44

(,,゚Д゚)「タフな奴だ。だが、ここまでだ…死ね!」

ギコが気合を入れ、纏っている炎が燃え上がった。

(ここまでか…。ツン、すまない。俺は…!)


頭の中を、いろんな想いが駆け巡る。


もう……駄目だ。




「諦めるな!」

276タフガイ:2007/03/15(木) 12:28:17

「か、一茂……さん!?」

声の方を見ると、向こう側で秋葉と戦っていた一茂がこちらへと走って来る。
それは、まるで離陸前の飛行機のように素早く、飛ぶように。

(,,゚Д゚)「な、一茂!? 秋葉はどうした!?」

一茂「奴なら今頃、俺の幻術にはまっているだろうな」

(,,゚Д゚)「幻術……だと!?」

ギコは秋葉の方へ視線を移す。
そこには、頭を抱えて倒れている秋葉。

(秋#^ω^)「蒼星石のマスターになれたらいいのにぃぃ!!」

277タフガイ:2007/03/15(木) 12:28:57

一茂「タフガイ! ドク! 今、助けてやる!」

一茂は空中にいるギコに向かい跳躍する。

(,,゚Д゚)「く、来るな来るな来るなぁ!!」

一茂「ファザーズ・レインボー(父親の七光り)」

強烈な閃光が会場を覆う。
七色に輝く一茂の拳が、ギコの体を貫いた。

(,,゚Д゚)「ば……か……な」

力を失ったギコは、纏っていた炎を失いリングへと落下した。

「ぐ……はぁ、はぁ……」

ギコのダウンと共に、燃えさかる火の玉はその姿を消した。
俺は一気に力が抜け、その場に膝をついた。

278タフガイ:2007/03/15(木) 12:29:28

(M'A`)「タフガイさん! 大丈夫ですか!?」

ドクが心配そうに駆け寄ってくる。
俺は「大丈夫だ…」と言い、一茂の方を見た。

一茂「よく頑張ってくれた。タフガイ」

「一茂さん……」

一茂は親指を立て、俺の前まで来る。
その笑顔に、俺もつられて頬がゆるんだ。

(M'A`)「タフガイさん……本当にありがとう。
    僕、タフガイさんがいなかったら……」

「何、ドクのレオパルド?に助けられたんだ。これでお互い様だ」

一茂「二人とも、まだ戦いは終わっていない。タフガイ、立てるか?」

279タフガイ:2007/03/15(木) 12:30:03

一茂さんが右手を差し出す。
俺は「すいません」と言ってその右手を掴む――


从'ー'从「戦闘中に、油断はいけないよね〜♪」



背後に、巨大な楽器を持ったワタナベ。
一茂が振り返る。
だが、その瞬間にはもう、楽器は振り下ろされていた。


从'ー'从「ちくしょぉ〜くらえぇ〜新必殺・ライトハンド奏法ッ!」」


頭蓋骨の割れる、鈍い音。


一茂さんは、ゆっくりと、リングに倒れこんだ……




:誇りの戦士タフガイ 第5話
:( ^ω^)ブーンは合作作者のようです――外伝 つづく

280←?? ↑機械 マヨタ(^o^;≡;^o^) 魔法↓ 英雄→:2007/03/15(木) 13:59:16
うわああああああああああああ

281←?? ↑機械 マヨタ(^o^;≡;^o^) 魔法↓ 英雄→:2007/03/15(木) 14:17:01
一茂……

282←?? ↑機械 マヨタ(^o^;≡;^o^) 魔法↓ 英雄→:2007/03/15(木) 18:07:55
ちょwwwギコwww性格最悪wwwwwwwww

283←?? ↑機械 マヨタ(^o^;≡;^o^) 魔法↓ 英雄→:2007/03/15(木) 18:31:21
アイドルワタベ酷えwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

284アイドルマスター ◆YhrftnhMQI:2007/03/15(木) 18:32:48
熱い友情を確かめてる一茂達を後ろから不意打ちするなんて……卑怯者!

アイドルなんて大っ嫌いになりました。

285タフガイ:2007/03/15(木) 21:05:00
目の前で起こっている出来事が、スローモーションで再生される。
掴もうと伸ばした手は、届かない。

(M'A`)「一茂……さん?」

ゆっくりと、まるで吸い込まれるように一茂の体はリングへと沈んだ。
俺は何が起こったのかわからず、呆然とその様を間抜け面でただ、見つめていた。

(M'A`)「一茂さぁぁぁぁぁん!!」

「一茂――――!!」



( ^ω^)ブーンは合作作者のようです 外伝

              【誇りの戦士 タフガイ】 第六話

286タフガイ:2007/03/15(木) 21:05:31

(司´∀`) 「強烈な一撃――! 一茂、耐えられずダウンです!」

(ー´ー`)「これは強烈ですね。おもしろくなってきました」

ワタナベの一撃に、歓声がリングを包む。
俺とドクはすぐに一茂の元へ駆け寄り、声をかける。

「一茂、聞こえてるんだろ!? おい、しっかりしろ!」

(M;A;)「一茂さん……! 死なないでください!」

俺とドクは必死で一茂に呼びかける。
一茂の頭からは、大量の出血。

一茂「ドク……タフ、ガイ……」

(M;A;)「一茂さん!?」

一茂は、体を震わせながら声を絞り出す。
その声から、もはや一茂の命が長くないことを悟った。

287←?? ↑機械 マヨタ(^o^;≡;^o^) 魔法↓ 英雄→:2007/03/15(木) 21:05:50
>>284
ちょwwwwwwww




それにしてもタフガイ編面白過ぎ。合作に集中できない。作者自重するな。ゆっくりと着実に行け。

288タフガイ:2007/03/15(木) 21:06:06

一茂「お前達……は、よくやった。お、俺の……最高のチームメイトだ……」

「一茂! わかった、わかったからもう喋るな! 今、病院に……!」

一茂は、吐血しながらも首を横に振る。
そして、ゆっくりと口を動かし続ける。

一茂「いや……自分の体だ。もう、もた……ないのは、自分が、よくわかって……グッ!」

一茂の呼吸が荒くなる。
俺とドクは、目に涙を溜めながら一茂の顔を見続けていた。

一茂「俺の……為に、泣いてくれる…とは、な」

(M;A;)「やめて……くださいよっ! そんな、死ぬような言い方……」

一茂は、泣きじゃくるドクの頭を、ゆっくりと撫でた。
俺はもはや涙を堪えることは出来ず、ぽろぽろと涙をこぼす。

一茂「俺ァ……幸せ者だ……」


――その言葉を最後に、一茂の呼吸はゆっくりと止まった。

289タフガイ:2007/03/15(木) 21:06:56

リングの外からドクターが駆けつける。
ドクターは脈と心音を確認し、心臓マッサージを行う。
「早く病院へ!」という叫び声。
運ばれていく一茂。

何故だ。
何故……こんな、ことに。

从'ー'从「あはは〜。なーんだ、思ったより手ごたえ無かったなぁ」

背後から、小ばかにしたような声。
俺の頭に血が昇る。

「貴様ァ――――!!」

怒りに身を任せ、突進。
許せない、こいつだけは……!

从'ー'从「あ〜あ、冷静さを失ったらだ・め・だ・よ♪」

ワタナベまで後2歩の位置。
不意に、ワタナベの背後から秋葉が跳躍し、強烈な蹴りを放つ。

290タフガイ:2007/03/15(木) 21:07:40

(秋#^ω^)「波夷羅一伝無双流奥義 黒龍モーニングデストロイヤー!」

その足から放たれるのは竜だ。
竜の姿をした、気合による衝撃波の波が襲い掛かってくる。

「何ッ!?」

俺は咄嗟に足を止めるようと試みる。
だが、勢いは直ぐには止まらない。

瞬間、頭をハンマーで殴られたような衝撃。

(秋#^ω^)「制御できない力はただの暴力、だ」

俺の体はサッカーボールのように回転し、リングに叩きつけられた。
そのあまりの衝撃に、一瞬、視界が歪む。

(M'A`)「タフガイさん!!」

「だ、大丈夫だ。多少効いたがな……」

俺は立ち上がり、秋葉とワタナベを睨みつける。
……一茂を餌に、俺の怒りを誘い不意打ちを叩き込むとは。

291タフガイ:2007/03/15(木) 21:08:45

「外道め…!」

俺は唇を噛む。
それを見て、秋葉はふ、とため息を吐きながら

(秋#^ω^)「でも、世の中ってそういうものよ」

その一言。
その一言が、俺の魂に火をつけた。

「お前は……俺が倒す」

会場の雑音が聞こえなくなる。
すっ、と腕を上げ、構える。
頭の中が完全にクリアになり、相手の動きが完全に見える。

この感覚……何度か経験したことがある。
完全なる集中、そう言った表現が一番しっくりくるだろうか。

(秋#^ω^)「…あぁ、最早何も言うまい
        語るべき言葉ここにあらず
        話すべき相手ここにおらず
漢、ただ前を向き、ただ上を目指す
ただ前を向き、ただ上を目指す」

292タフガイ:2007/03/15(木) 21:09:24

戦いは、己の為に。

戦いは、愛する者の為に。


悲しみは牙へ、想いは拳へ。




「うおぉぉぉぉぉ――!!」



――俺は咆哮と共に、拳を繰り出した。


:誇りの戦士タフガイ 第6話
:( ^ω^)ブーンは合作作者のようです――外伝 つづく

293←?? ↑機械 マヨタ(^o^;≡;^o^) 魔法↓ 英雄→:2007/03/15(木) 21:15:03
一茂……

294←?? ↑機械 マヨタ(^o^;≡;^o^) 魔法↓ 英雄→:2007/03/15(木) 21:17:30
一茂のくせに……
タフガイの妹ってどうせゴローン♀のくせに……
ちょっとうるっときた

295←?? ↑機械 マヨタ(^o^;≡;^o^) 魔法↓ 英雄→:2007/03/15(木) 21:21:27
外伝ってレベルじゃねーぞ!
ってか、ほとんど関係NEEEEE!

タフガイよいしょーっ!

296タフガイ:2007/03/15(木) 21:22:55
たけしの分の穴埋めで書き始めた物なのにいつの間にか6話目。


さて、戦護を見守るとしよう。

297←?? ↑機械 マヨタ(^o^;≡;^o^) 魔法↓ 英雄→:2007/03/15(木) 21:31:29
>>296
この熱さ……おまいは間違いなくスクライダー。

298タフガイ:2007/03/15(木) 22:52:36


( ^ω^)ブーンは合作作者のようです 外伝

              【誇りの戦士 タフガイ】 第7話

299タフガイ:2007/03/15(木) 22:54:52
(司;´∀`) 「……」

(ー;´ー`)「す、すご過ぎる…!」

会場に響くは壮烈な打撃音。
リングの上に立つは、二人の熱き戦士。
突きが、蹴りが、互いの体をぶつけ合い衝撃音を放つ。

「らぁぁぁ――!!」

(秋#^ω^)「イァァァァァッ!!」

超越した速さの打撃戦。
2手先を読み、その裏を狙う。
否。その手を読み回避。

300タフガイ:2007/03/15(木) 22:55:22

「でぁぁぁぁっ――!」

(秋#^ω^)「ふんっ!」

俺の渾身の蹴りを読み、秋葉は突きで潰しにかかる。
鈍い音と共に、腰の効いた突きが俺の顔面を打ち抜く。

(秋#^ω^)「っ!?」

だが、俺は蹴りの起動を強引に秋葉に合わせる。
秋葉は咄嗟に頭を腕で庇うが、体重の乗った蹴りはその腕ごと吹っ飛ばした。

「ハァ……ハァ……」

(秋#^ω^)「ヒュー…ヒュー…」

荒ぶる呼吸を整えつつ、次の手を思考する。
奴の動き、攻撃パターン、癖……あらゆる情報を頭に叩き込み、計算する。

301←?? ↑機械 マヨタ(^o^;≡;^o^) 魔法↓ 英雄→:2007/03/15(木) 22:55:50
北wktk

302タフガイ:2007/03/15(木) 22:55:56

从;'ー'从「嘘……あんな巨体で、秋葉のスピードについていけるなんて……」

リングの端で、呆然とその戦いに見入るワタナベ。
次元が違う――そう、彼女は本能で感じ取った。

从'ー'从「ありえない…! 私がナンバー1……マスターでなきゃ嫌っ!」

ワタナベは地面を勢いよく踏み、タフガイの方へ走り出す。
血のついたギターを握り締め、一心不乱に飛びかかる。

(M'A`)「戦いに油断は禁物……でしたよね?」

从'ー'从「!!」

目の前に現れるはドク。
否、レオパルド?に乗り込んだ勇敢なるダイバーだ。

(M#'A`)「一茂さんの仇だ……! くらえぇぇぇ!」

レオパルド?の前部が展開し、銃口が姿を現す。
瞬間――凝縮されたエネルギーがワタナベ目掛けて発射される。

从'ー'从「――ああぁぁぁッ!!」

ワタナベは横へ回避。
だが、光線はワタナベの左腕を捉え、焼き尽くした。

303タフガイ:2007/03/15(木) 22:56:40

从'ー'从「痛いぃぃ! う、うう……」

ワタナベは左腕を押さえながら、苦痛の表情を浮かべている。
光線をまともに受けた左腕からは夥しいほどの出血。

(M#'A`)「……痛いか?」

ドクはレオパルド?を操作しながら、再びワタナベに標準を向ける。

(M#'A`)「一茂さんが……一茂さんが受けた痛みは、まだまだこんな物じゃない」

从'ー'从「……何!」

(M#'A`)「お前だけは、たとえ神が許そうと俺が許さない――!」

レオパルド?の銃口に、再びエネルギーが集まる。
だが、ワタナベは跳躍し、レオパルドの上空へ移動。

304タフガイ:2007/03/15(木) 22:57:10

从'ー'从「私怨って訳ね。いいよ〜別に。だって、私は――」

強烈な金属音。
レオパルド?のガラス部分が音を立てて割れる。

从'ー'从「あなたに負けるつもりなんて……これっぽっちもないもん」

ワタナベはギターの前部分を蹴る。
すると、表面が剥がれ、銀色――明らかに今までとは違う、戦闘用のギターが姿を現した。

从'ー'从「本気でいっくよ〜」

ワタナベは銀色のギターを構え、レオパルドに飛び掛っていった。

305タフガイ:2007/03/15(木) 22:57:43

リング中央。
俺の拳は未だに秋葉の顔を捉えることは出来ない。

(秋#^ω^)「シャァァァ――!」

「くッ!」

秋葉の突きが顔面をかすめる。
やはり、さっきの一撃を受けた分、こちらのが分が悪い。

秋葉は口調とは違い、格闘に関しては計算高いタイプだ。
こちらの手を初期動作から読み、最小限の動きで避けてくる。

ならば、打つ手は一つ。

「ぬおぉぉぉぉ――!!」

腕を適当に振り回す。
何も考えず、かつ相手に反撃の余地を与えない連撃。

306←?? ↑機械 マヨタ(^o^;≡;^o^) 魔法↓ 英雄→:2007/03/15(木) 22:57:48
なあ、そんなに頑張るならいっそこれを予備日に投下すればよかったんじゃ
ん、誰かk

307タフガイ:2007/03/15(木) 22:58:19

(秋#^ω^)「な……何ぃ!?」

戸惑う秋葉。
瞬間、パンッという音。
俺の拳には、たしかな感触。

(秋#^ω^)「ぁっ!」

「はっ……やっと拝めたぜ。あんたの苦痛に歪む表情……」

秋葉は血の塊を軽く吐き出す。
そして、俺の目を見て軽く微笑む。

「何がおかしい」

(秋#^ω^)「クク……一撃を喰らわせたことには敬意を払おう。
        その集中力、見事だ。いや、見事すぎるが故に弱点にも成り得るかな」

「何……?」

308タフガイ:2007/03/15(木) 22:59:40

その言葉の意味を理解したのは、背後から声が聞こえた後だった。

从'ー'从「ずるいよ〜。注目の的に相応しいのは、わ・た・し♪」

光を反射する、銀色のギター。

振り向いた瞬間、風を切る音。





――――強烈な衝撃と共に、俺の視界は流転した。





:誇りの戦士タフガイ 第七話
:( ^ω^)ブーンは合作作者のようです――外伝 つづく

309←?? ↑機械 マヨタ(^o^;≡;^o^) 魔法↓ 英雄→:2007/03/15(木) 23:04:56
アッーーーーーー!!!( ;ω;)

310タフガイ:2007/03/15(木) 23:10:41
>>306
元々タフガイというキャラはKOB出身なので合作として出すのはお門違いかな、と思います。
というか、この話は3話ぐらいで終わらせるつもりだったんですがね……。
ついでに言うと、こういった書き方をするのは初めてなので練習の意味も込めて
ここに投下してます。

作品内に無断でキャラを出してしまいました。
アイドルマスターさん、noobさん。秋葉原さん申し訳ありませんです。

※作品内のキャラはフィクションであり、上記の作者さんの作品とは全く関係ありません。
 レオパルド?に銃とかねーよ。秋葉強すぎワタナベダーク杉とかいろいろすんません。

311タフガイ:2007/03/15(木) 23:13:13
追記

異能者さんへ
ギコに勝手に翼つけてすいません。

合作作者さんへ
頑張ってください。

312←?? ↑機械 マヨタ(^o^;≡;^o^) 魔法↓ 英雄→:2007/03/15(木) 23:25:43
タフガイさんへ

この状況でツン編投下とか言う余裕がありません
楽しみに待っていますのでさっさと完結しないと許さないんだから!
べ、別に楽しみになんてしていないんだからね!

313タフガイ:2007/03/15(木) 23:59:45
>>312
スレが私物化してしまうのは断じて許せません自分。
どうぞお気になさらずに投下しちゃってください。
タフガイ編は、間もなく完結ですのでご安心を。


VS復習感染編は書く余裕と繋がりが無いです。
不審者の方、申し訳ないです

314タフガイ:2007/03/16(金) 01:41:43

(M;'A`)「う……くぅ」

ドクは、リングの端で仰向けになって倒れていた。
全身に傷を負い、体力も底をついている。

(M'A`)「僕は……痛っ! そうだ、ワタナベにやられて……!」

ドクは己の身体に鞭を打ち立ち上がる。
すぐさまリングを見渡し、戦闘状況を目視した。

(M'A`)「あっ!」

ドクの視線の先――リング中央。

そこには、ワタナベと秋葉を同時に相手するタフガイの姿があった。


( ^ω^)ブーンは合作作者のようです 外伝

              【誇りの戦士 タフガイ】 最終話

315タフガイ:2007/03/16(金) 01:42:25

从'ー'从「ハッ――!」

(秋#^ω^)「リャッ! トゥル! ヨンソッ!」

左右から打ち込まれる打撃の嵐。
俺は後ろに下がりながら、必死にガードを固める。

从'ー'从「ほらほら〜どうしたの? さっきの勢い、は!」

ワタナベのギターが俺の腹に打ち込まれる。
あまりの痛みに、自然と歯を食いしばる。

(クソ……二人相手じゃ防御が精一杯だ!)

だが、こちらのチームで戦えるのは、もはや自分一人。
ひたすら攻撃に耐え、解決策を頭の中で探る。

316タフガイ:2007/03/16(金) 01:42:57

(秋#^ω^)「カットカットカットカットカットォォ!!」

秋葉はリズム良く連続フックを繰り出す。
対し、俺は顔面のみを重点的にガード。

ボディーへの攻撃はノーガードだが、これは策の一つでもある。

(秋#^ω^)「シャッ!」

秋葉が姿勢を低くし、俺のボディー目掛け蹴りを放つ。
重い衝撃が体中に響く。

「ぬんっ!」

(秋#^ω^)「つぁッ!?」

蹴り足の戻っていない、無防備な秋葉の顔面へ肘を放つ。
骨に当たる鈍い音。秋葉のまぶたが切れ、俺は返り血を浴びる。

317タフガイ:2007/03/16(金) 01:43:30

从'ー'从「秋葉っ!」

ワタナベの攻撃が止まる。
その隙を逃さずに、俺はタックルをぶちかます。

从'ー'从「うっ!」

ワタナベは勢い良く吹っ飛ぶが、ダメージは少ない。
ぶつかる瞬間、バックステップで衝撃を逸らしたのだろう。

「ぐ……はぁ……はぁ……」

血を流しすぎたせいか、集中力が途切れる。
体力も限界を超え、体中が悲鳴をあげている。

(M;'A`)「タフガイ…さ…ん!」

「はぁ、はぁ……ドク、無事だったか」

リングの端で、煙を上げるレオパルド?。
その横に、血だらけのドクが座っている。

318タフガイ:2007/03/16(金) 01:44:01

(M;'A`)「あいつは……秋葉は?」

「恐らく、この程度でくたばる奴じゃないだろう……」

視線を前に向けると、ワタナベが倒れている秋葉の身体を起こしている。
秋葉の顔もまた、血だらけになっている。

(秋#゜ω゜)「う、あぁぁっぁぁっぁあああ!!」

突如、秋葉の叫び声がリングに響き渡った。
体を大きく反り、飢えた狼の咆哮の如く声をあげる。

319タフガイ:2007/03/16(金) 01:44:41

从'ー'从「あ、秋葉……?」

(秋#゜ω゜)「どけっ!」

秋葉はワタナベを突き飛ばし、こちらへと迫ってくる。
その目に満ちるは狂気――バーサーカー、そう呼ばざるを得ない姿であった。

「ドク、なるべく離れていろ!」

(M;'A`)「は、はい!」

ドクを安全地帯まで逃がし、俺は再び拳を握り、構える。
対して、秋葉は構えも取らず、ただこちらへと向かってくる。

(秋#゜ω゜)「求めていたのはこれだ、これだよ。
        自らを最強と名乗る為の、最強の相手。
        我が拳を高みへと昇天させる興奮。
        超えていく、私はお前を超え高みへ――」



(秋#゜ω゜)「――逝く」


瞬間、体中に幾多もの衝撃。
俺は何が起きたのか確認する間もなく、次なる衝撃。
正拳、裏拳、掌底、ロー、ミドル、ハイ。
ありとあらゆる打撃が襲い掛かってくる。

320タフガイ:2007/03/16(金) 01:45:15

「ぐ…ぁっ!?」

ガードがガードの役割を果たさない。
その連打に耐え切れず、俺は膝をつく。

(秋#゜ω゜)「波動球…っ!」

超越した速さで間合いを取った秋葉は、手の平に意識を集中している。
手の平の上に現れるは赤い球。

从;'ー'从「は、は、波動球……!」

ワタナベは座ったまま後ずさる。
秋葉の手の平に現れた赤い球は、みるみる内に巨大化する。
…来る、そう直感した俺は立ち上がり、回避動作に入ろうとする。

「う…!?」

だが、足に力が入らない。
それどころか、もう片方の膝も地面についてしまう。

(秋#゜ω゜)「さらばだ」

強烈な波動がリング内に吹き渡る。
秋葉の手から、それは投げられた。

321タフガイ:2007/03/16(金) 01:45:46

「くっ!」

俺は覚悟を決める。
これで最後……。全てに悔いが残る結果で終わるのか。


しかし、放たれる赤い球の軌道は、俺を狙ったものじゃない。


(M;'A`)「え……!?」


その軌道の直線上にいるのはドク。
俺は目を見開き、瞬時に脳へ指令を送る

(動け、動け、動け、動けぇぇぇ!!)

必死に体を動かそうとするが、足がもたついてうまく動かない。

(M;'A`)「あ、あああぁぁぁぁ!!」

322タフガイ:2007/03/16(金) 01:46:18

迫る赤い球。
ドクは回避することが出来ない。

「ドク―――ー!!」

(M;'A`)「うわぁぁぁぁぁ!!」

ドクは死を覚悟し、目を瞑る。


強烈な閃光。


そして、リングを揺るがす衝撃。



(M;'A`)「あ……あ……」


(秋#゜ω゜)「馬鹿な……!?」

从;'ー'从「な、なんで?」


誰もが目を疑った。


その男は、どう考えても移動することは出来ない位置にいたのだ。

323タフガイ:2007/03/16(金) 01:47:03


だが、現実として、彼――否、俺はこうして、守ってやれたじゃないか……。

「ドク、危なかった、な…」


ドクを守るように仁王立ちし、波動球を受け止めた。
俺は、全ての力を使い果たし、その場に倒れこんだ。


(M;A;)「タフガイさ――――ん!!」

324タフガイ:2007/03/16(金) 01:47:34

「ああ……怪我は無いんだな、ドク」

(M;A;)「タフガイさん、どうして……どうして僕なんかを!」

ドクの目から溢れ出す涙が、俺の頬へ落ちた。
ああ、なるほどな。
今、一茂さんの気持ちがわかった。

「誰かが、自分の、為に、泣いてくれるってさ……いいもんだ、な。ドク…」

(M;A;)「……っ!」

ドクは嗚咽しながら、俺の体を揺さぶる。

(M;A;)「タフガイさん……勝手ですよっ! そんな、かっこつけちゃって…」

「はは、す、少しかっこつけすぎた、かな」

会場を静寂が包み込む。
聞こえるのは、俺のかすかな声と、ドクの泣きじゃくる声。

325タフガイ:2007/03/16(金) 01:48:05

「秋葉……いる、か?」

(秋#^ω^)「……ああ」

秋葉はすでに戦闘モードを解除している。
戦いの終わりを悟ったのだろう。

「お前、が、最強だよ。最後に、格闘家として、お前と、戦えてよかった」

(秋#^ω^)「……私もだ、タフガイ」

「すまない、が、Gを、呼んで、くれないか?」

俺はまだ、言い残すことが多すぎる。
秋葉は静かに頷き、司会席へ目を向けた。

(@?@)「呼んだかね?」

「ああ、G。こ、今回は、俺達の、負けだ。ギブアップ、するよ」

(@?@)「…わかった。だが、一つだけいいかな?」

「ん……?」

Gはふぅ、と息を吐き、続ける。

(@?@)「今回のKOBは、近年稀に見る熱戦だった。
     君のチームは負けたとは言え、健闘した。
     その健闘を称えて、君達にも賞金を与えたい」

326タフガイ:2007/03/16(金) 01:49:20

Gは早口で、まくし立てるようにそう言った。

「それ、は、規約違反、じゃ、ないのか?」

(@?@)「馬鹿を言え。KOBに規約なんてあって無いような物だ。
     ……妹さんが大変なんだろう?」

「な、なんで、それ、を?」

Gはふん、と鼻を鳴らす。

(@?@)「何でもお見通しだ。私はKOBの主催者だからな」

「はは……意味、わかんねぇ……あ、後、一茂さんは無事、かい…?」

(@?@)「心配するな、KOBで死人は出さん。優秀な闇医者によって一命を取り留めたよ」

「そう、か。よかった……」

俺はゆっくりと、体を起こす。
話すべきことは、全て話した。

(M;'A`)「ま、まだ起きちゃだめですよ! 今、ドクターがきますから…」

「ドク、もし……よければ、俺の代わりに、妹の見舞いにいってやって、くれない、か?」

327タフガイ:2007/03/16(金) 01:51:27

俺はドクに病院名と、病室Noを書いた紙を渡す。

「あいつ、病弱で、素直じゃなくて、寂しがり屋で…。ドク、と、友達になって、やってくれないか?」


(M'A`)「…はい!」

ドクは、静かに紙を受け取る。
俺はドクの頭を軽く撫でてやり「またな」と挨拶をする。
痛む身体を動かし、会場の出口へと向かう。

(M'A`)「タフガイさん……どこへ?」

「何、妹への手術代、は、アテができた…。手術前に、妹は不安だろうから、
 ちょっと、い、いってくる」

俺は、最後にリングを振り返り、一礼した。

それと同時に、試合終了を知らせるゴングが鳴り響く。
会場は静かな拍手と共に、しめやかな閉幕となった。

328タフガイ:2007/03/16(金) 01:51:58
(M'A`)「タフガイさん…」

(秋#^ω^)「……最強は、私なんかじゃない。彼だよ」

(M'A`)「え?」

秋葉は静かに、呟く。

(秋#^ω^)「……あの時、君を庇う為に動いたタフガイのスピード。
        躊躇無く飛び込む、心の強さ。
        ……私には、真似できない」

秋葉はふう、とため息を吐き、上を見つめる。




(秋#^ω^)「タフガイ……最強、いや、誇りの戦士として記憶に留めて置こう」

329タフガイ:2007/03/16(金) 01:52:56


夜の街は、相変わらず賑やかだった。
そんな大通りから離れた、薄暗い路地。
俺はゆっくりと、その道を歩いている。

「っと、ちょっとキツイな……」

息を切らし、俺は路地の隅に座り込む。
もう立つこともないだろう、と思うと、何だか寂しい気もした。

「今日は夜空が綺麗だ……」

空を見上げる。
そこには、雲も無く、いくつもの星がはっきりと輝いている。
ツンもこの星を見ているのだろうか。

330タフガイ:2007/03/16(金) 01:53:27

「ツン……」

ふと、口から名前が出る。

「ツン、ツン……」

やさしいけど、少し素直じゃない妹。
辛い環境でも、自分を見失わない強い妹。
辛い時、苦しい時、一緒に乗り越えてきた、自慢の……


ξ゚?゚)ξ


ツンの顔が、不意に頭を過ぎる。
そして、走馬灯、というのだろうか。

今までの思い出が、まるで映画のように頭の中で再生される。

331タフガイ:2007/03/16(金) 01:53:59


   ξ゚ー゚)ξ  小さい頃、俺と遊んで笑っていた思い出。


   ξ゚?゚)ξ  落ち込んでいる時、喝を入れてくれた思い出。


   ξ^ー^)ξ  病気になっても、俺に対して笑顔であり続けた思い出。




「ツン」


気づくと、俺は涙を流していた。

でも、何故だろう。

泣いているのに、悲しくない。

一人なのに、寂しくない。



――ああ、これは、きっと、ツンから貰った思い出のおかげなんだ。

332タフガイ:2007/03/16(金) 01:54:39

今まで、ありがとう。

そう言おうとしたが、どうやら時間切れのようだ。

もっと、一緒にいてやりたかった。

もっと、ツンの笑顔を見ていたかった。


でも、俺は満足だ。


勝手かもしえないけど、お前が幸せに生きてくれれば、悔いは無い。




    ――神様、願わくば、ツンに、幸せな未来を。

333タフガイ:2007/03/16(金) 01:55:10

――…

真っ白な病室、私は静かに窓の外を見ていた。
手術から1週間経ち、私の身体は順調に回復に向かっているらしい。

ξ゚?゚)ξ「ふぅ、それにしても暇……」

お兄ちゃんも、あれから姿を見せていない。
高額な手術代をどうやって払ったのかも、未だに謎のままだ。

ξ゚?゚)ξ「連絡くらいくれればいいのに……」

早く会いたい。
そんな気持ちが、ずっと私の中で引っかかっている。

あの日、お兄ちゃんに不安をぶつけてしまったことを謝りたい。
そして、いつものようにたわいも無い話をしたい。

ξ゚?゚)ξ「……」

そして、私はもう一つ言いたいことがある。
ありがとう、その言葉をちゃんと伝えたい。

334タフガイ:2007/03/16(金) 01:55:44

「ツンさん、こんにちは〜。調子のほうはどうですか?」

看護婦さんが部屋へ入ってくる。

ξ゚?゚)ξ「全然元気です。看護婦さん、まだ退院できないんですか?」

「うん、まだ体力も回復してないからね」

ξ゚?゚)ξ「そうですか…」

「んー、どうしてそんなに退院したいのかな?」

ξ゚?゚)ξ「そろそろ、お兄ちゃんに手料理食べさせたいなって思って…
     きっと、コンビニのお弁当とかばっかり食べてますから」

「そうなんだ…。ツンちゃんはお兄さん想いなんだね」

335タフガイ:2007/03/16(金) 01:56:16

窓から吹いてくる風が、病室を駆ける。
花瓶に添えられた白い花が、ゆらりゆらりと揺れている。

「あら、可愛い花ね。エーデルワイスかしら?」

看護婦が白い花を見て、そう言った。

ξ゚ー゚)ξ「それ、お兄ちゃんが買ってきてくれた花なんです。
     お兄ちゃん、お花なんて全然知らないのに……
     変に気取った花を買ってきちゃってw」

「あら、そんなこと無いわよ。素敵な花じゃない」

看護婦は、そう言いながらツンへ微笑みかける。
ツンも、静かに頷いた。

「えっと……確か花言葉は―――

336タフガイ:2007/03/16(金) 01:58:02




        

            『大切な思い出』





ベットの隣に置かれている椅子が、ぎしぎしと音を立てていた。





( ^ω^)ブーンは合作作者のようです  【外伝】

                 【誇りの戦士タフガイ】 



             fin

337← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 01:58:47
乙!
これは間違いなく名作……

338← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 01:59:04
魔女狩りwwwwww

乙!! 良い話だった!

339 ◆wSaCDPDEl2:2007/03/16(金) 02:00:45
やっとオワタ。
長いことこのスレを利用してしまいすいませんでした。
では

340← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 02:01:57
乙!

だが、タフガイは帰ってくるんだぜ?

341 ◆wSaCDPDEl2:2007/03/16(金) 02:03:22
>>340
もちろん帰ってきますよ。
彼はこの程度でくたばる男じゃありませんから。

342← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 02:13:24
おかしい。俺は夢でも見ているのか?


339 名前:1 ◆wSaCDPDEl2[sage] 投稿日:2007/03/16(金) 02:00:45
やっとオワタ。
長いことこのスレを利用してしまいすいませんでした。
では

898 名前:1 ◆wSaCDPDEl2[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 22:50:07
いちいち名前変えるのメンドクサイぜ。


全てガンファイターに踊らされていたというのか……!
それにしても、ガンファイターの真面目な文章を初めて読んだが読みやすいし上手いじゃないか……!

343← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 02:15:46
ちょっとウルッときてしまったじゃないか

344← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 02:28:47
ξ゚?゚)ξ「ふぅ、ようやくね……」

昨日深夜から様々な無実の罪を着せられ、大変な目にあった。

漫画喫茶で突然殺人の容疑者にされてしまい警察へ連行された時は何事かと思った、おこがましいにも程があるふざけないで!
お陰で昨日は警察署で用意された個室(地上19階、冷暖房完備、トイレ・バス個別)に閉じ込められる始末だ。

次の日にパパ(警視庁長)が誤認逮捕だったと連れ戻しに来てくれた。
使えない下っ端を持つと大変だと思ったわ、世の中警察にも腐った連中が多すぎる。


そしてPCが壊れているという現実、既に財源は尽きていたがパソコンが無くては作品も作れない。
しかしクー様に合作の後を頼まれたのであれば、ここで頑張らねば女が廃るというもの。
携帯電話でちまちま書き上げるだの私の高貴なイメージに似合わない事間違いない。


仕方なく家族に頼る事にした。

ξ゚?゚)ξ「もしもし? あ、お兄ちゃん?
   うん、そう今病院から電話しているの。
   大丈夫だって全然体は平気ッ……ごほごほっ!」

ξ゚?゚)ξ「……うん、ゴメンね、本当に辛い、もう私きっと長く無いんだ……。
   そう、3000万円が手術に必要だって……無理だよね、ゴメンいいよ私なんかのために……。
   私はもう長く無いけどお兄ちゃんと一緒で幸せだった……ありがとう、お兄ちゃん」


――今朝

ξ#゚?゚)ξ「チッ、口座振り込まれてねぇじゃねぇか使えねぇ……」

345← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 02:29:41
仕方なく、朝からひたすらにアキバ狩りとアイドル狩りと異能者狩りを敢行し、
本日30アキバ15アイドル4異能者を狩り上げた所でようやくまとまった金額を手に入れる事が出来た。


ξ*゚?゚)ξ「ウフフ、中古で4万3800円のHITACHIプリウスちゃんご開帳〜♪」


洗練された白いボディ、一目見て気に入った。
ペロッ……これは間違い無く愛着!



ξ゚?゚)ξ「さてと、とりあえず遅れた予定を取り返さないといけないわね」


14日に予定していた各キャラクタの位置づけだが、どうやらもう設定されているようで不必要だ。
つまり15日に急遽予定された次の作品の紹介文だけ書けばいい訳になる。

ξ゚?゚)ξ「楽勝ね、これくらい猿でも出来るわよふざけないで!」

346← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 02:30:48
  ……  ……

ξ゚?゚)ξ「べ、別に明日の予定を紹介したいわけじゃないんだから!
決められていることだから仕方なく紹介するだけなんだからね!」

( ^ω^)「そうだお、決められたことだからなだけで、本当嫌々だから勘違いしないで欲しいお!」


ξ゚?゚)ξ「明日は『ブーンがモヒカンになったようです』ね」

( ^ω^)「モヒカンってどんなんだお、北斗の拳に出てくる雑魚敵しか思いつかないお」

ξ゚?゚)ξ「そうそう、そんな感じのお話。
愛で空が落ちてくるから気をつけないといけないわよ?」

( ^ω^)「愛を取り戻せー!」

  ……  ……



ξ゚?゚)ξ「よし、こんなものね」←紹介作品未読




:ツン編  タフガイ超乙!
:合作六日目 投下まであと2日
:現在の執筆順位 8/22(報告上完成:現実DAT・フォックスまで調べ済み、読み直し完了、次回予告完了)
:( ^ω^)ブーンは合作作者のようです――ツン編も終盤だし続く

347← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 02:59:37
タフガイまとめ終わったぜヒャッホオォォォゥ
ttp://www26.atwiki.jp/boonmix/pages/73.html

348← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 04:23:01
まさか…今まで全てガンファイターが…

349← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 14:00:16
タフガイ乙だぜ!

>>344
おまwww台無しwwwwwww

350← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 14:56:57
ガンファイターやっぱすげえかもwwwwwwwwww

351← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 18:30:01
これガンファイターだったのか!?
すげぇなwwwwwwwwwwwwwwwwww

352← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 19:32:04
第壱話 タフガイ、襲来
第弐話 見知らぬ、秋葉
第参話 打たない、一茂
第四話 一茂、死んだ後
第伍話 パンッ、心の向こうに
第六話 決戦、エキビジョンマッチ
第七話 裏の造りしもの
第八話 アイドル、来日
第九話 適当、技、重ねて
第拾話 ドクオダイバー
第拾壱話 副音声の中で
第拾弐話 異能者の価値は
第拾参話 アキバ、侵入
第拾四話 ブーン、タフガイの座
第拾伍話 裏と沈黙
第拾六話 死に至る攻撃、そして
第拾七話 四人目の死亡者
第拾八話 一茂の選択を
第拾九話 巨ロボの戦い
第弐拾話 タフガイのかたち、一茂のかたち
第弐拾壱話 狂気乱舞、誕生
第弐拾弐話 せめてエアーらしく
第弐拾参話 涙
第弐拾四話 最後の死者
第弐拾伍話 終わる世界
最終話 世界の中心でタフガイを叫んだ俺ら

空気スレより引用。

353← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 23:16:22
第壱話 合作、襲来
第弐話 見知らぬ、締切
第参話 終わらない、作品
第四話 前編、投下した後
第伍話 ポケモン、心のむこうに
第六話 決戦、首都秋葉原
第七話 異世界の造りしもの
第八話 カレー、来日
第九話 ゴキリ、パンッ、よいしょーっ
第拾話 指輪モララー
第拾壱話 静止した音の中で
第拾弐話 喧嘩の価値は
第拾参話 アフロ、侵入
第拾四話 料理人、魂の包丁
第拾伍話 顔文字と安価
第拾六話 死に至る不幸、ギアス
第拾七話 四人目のアイドルマスター
第拾八話 大地の選択を
第拾九話 科学者の戦い
第弐拾話 兵士のかたち 豆のかたち
第弐拾壱話 天国、誕生
第弐拾弐話 せめて、心開く
第弐拾参話 閉鎖
第弐拾四話 最後の蕎麦屋
第弐拾伍話 終わる合作
最終話 スレの中心で乙を叫んだけもの

354← 〜♪    ペロッ…コレハ『追慕!』┗(^o^)┓三:2007/03/16(金) 23:30:29
あれ?
これは…ガンファイター…なのか?

嘘だろ?ハハ…ガンファイターがこんな文章を…
うそだああああああああああ!!!!

普通に上手いな…

355←Destiny   ( ,_ノ` )  \(^o^)/  (゚∈゚*):2007/03/17(土) 00:55:27
やっぱり、ガンファイターも合作作者だからな。
当然だよなあorz

356←Destiny   ( ,_ノ` )  \(^o^)/  (゚∈゚*):2007/03/17(土) 01:11:18
さてさて、いよいよ投下前日。
気付いたんだけど私は特にプロットを作って書き進めるタイプではなかった。
そう、だから前日である今日の予定も無いわけだ。

ξ゚?゚)ξ「さて、とりあえず新しいパソパソちゃんをネットにつなげようかしら」

ということで色々と設定していく……

ξ゚?゚)ξ「あら、何かしらコレおこがましい!!」


『   HDD Health

      最短寿命・2007/03/16』


ξ#゚?゚)ξ「良く分からないわ、そもそもHDDって何よふざけないで!」

勢いのあまりPCをドンと叩きつける。


  プゥウン......


ξ;゚?゚)ξ「……え、あ、嘘?」

突然画面が真っ暗になったと思うと、パソコンの騒音がなくなり静寂な世界が訪れる。
何が起きたと言うの、PCが、私のHITACHIプリウスがああああああ!!!!1

357←Destiny   ( ,_ノ` )  \(^o^)/  (゚∈゚*):2007/03/17(土) 01:13:24
ξ;?;)ξ「ああああああああもう嫌よいい加減このオチ止めましょうよ今回はオチじゃないとかどうでも良いわよ!!!
   ピンチピンチ、今更どうしろと言うのよ、100レス宣言しちゃったじゃない私オワタ\(^o^)/」

逃亡か、逃亡しかないのか!?


いや、駄目よ私、クー様に後を頼まれたのを忘れたの?
私が作品に込めた愛情は所詮そんなものだったの?

ξ;゚?゚)ξ「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ」

とりあえずは打開策を練らねば、そして今すべき事を的確に把握しなければ。
どっかのバーローが言っていたわ、可能性があるものを消去していったら残ったものが真実やらどうやら。
真実こそ私が今するべきことのはずよ、私に言葉を捧げようなどおこがましいじゃないバーローwwwww!

ξ;゚?゚)ξ「そうよ、こういう時こそ冷静に最善の方法を考えるのよ!
   PCが天命を全うしたのは仕方ないわ、もう諦めるしかない事よ。
   ここでどういう行動に出るかでその人間の人生が現れるというもの、じゃあ私問題ないはずよふざけないで!」

そうだ、こうなると考えられる策は携帯で地味に書き進めるしかない。
携帯で完成させた暁にはどれほどの賛辞レスが来る事か……うん、悪く無いわ。

ξ゚?゚)ξ「とりあえず今日はピアニカの投下日……そして私の作品を紹介のはずね。
   まずは私の作品紹介を見てみようかしら?」

358←Destiny   ( ,_ノ` )  \(^o^)/  (゚∈゚*):2007/03/17(土) 01:14:54
  ……  ……
( ゚∀゚)「おいーっす。次回予告の時間だぞー。司会は俺とショボンがさせてもらうぜ」
(´・ω・`)「司会? 僕はただの『ツンデレ』だよ。それ以上でもそれ以下でもないんだから!」
 (;゚∀゚)「影響されんなよ! まだここピアニカだぞ! えーと、次の世界はツンさんの
      『( ^ω^)ブーンがツンデレになったようです』だ」
 (*゚ー゚)「ショボン何やってんのー?」
 (;゚∀゚)「こら入ってくんな! 次回予告くらいちゃんとやらせろ!」
(´・ω・`)「……本当に残念だ。妹を自分の手でツンデレにしなければいけないとはね」
 (;゚∀゚)「び、微妙に噛みあってて笑えないんだから!」
ξ゚?゚)ξ「何よ、全然駄目じゃない。やっぱり私と代わりなさいよ。私がツンデレの
       魅力について小1時間語るわ」
( ^ω^)「いや、やっぱりここは主人公でありツンデレ世界代表の僕が……」
 (;゚∀゚)「だー! お前ら一堂に会したら話固く作った意味なくなるじゃねーか! ここだけ祭りか!」
(´・ω・`)「それがツンデレって事だよ」
 (;゚∀゚)「あーもういいや。次回、( ^ω^)ブーンが世界を ((((*゚ー゚)ξ゚?゚)ξ<飽きたわ、帰りましょ。
 ( ゚∀゚)「……最後の最後まで俺の扱い酷くない? みんなツンデレ?」


(;^ω^)「……えー、と言うわけで、次回の 『( ^ω^)ブーンが世界を巡るようです』 は
      第8回 『( ^ω^)ブーンがツンデレになったようです』 編です。皆さんお楽しみに」
  ……  ……



ξ゚?゚)ξ「……ま、60点って所ね」

私の作品を紹介すると言う激しいプレッシャーの中よくやったほうじゃないかと思うわ。
まぁまぁね、凡人にしては良くやったと言うところよ。

359←Destiny   ( ,_ノ` )  \(^o^)/  (゚∈゚*):2007/03/17(土) 01:15:52
ξ゚?゚)ξ「さてと、それじゃぁそろそろ日も跨ぐし、今日の計画を立てようかしら」

100レスだから一日24時間で、大体一時間辺りのノルマは4レスだ。


ξ;゚?゚)ξ「……あれ、私いつ寝るの?」


ちょっと待ったこの予定の意外な盲点を発見したわ、そう、睡眠時間をノーカウントだったのよ!
これじゃいけないわ、毎日7時間は寝ないとお肌が荒れるじゃないふざけないで!
もし明日投下後に私のファンから「顔うp」とか言われたらどうするのよ!


逆算すると、寝る前の軽いお化粧に睡眠で8時間は必要ね。
つまり明日は16時間と言う計算になるわね。


ξ;゚?゚)ξ「100レスだから16で割ると……一時間6レス!?
   ふざけな……いえ、いけるわ! 6レスなら携帯でも全然いけるわ!」


まだまだ余裕じゃない、朝飯前よ。
コレ程度の誤算はたいしたこと無いわ、私がテンパるとでも思って!?
余裕で完成させて投下してやるわよ!

360←Destiny   ( ,_ノ` )  \(^o^)/  (゚∈゚*):2007/03/17(土) 01:16:47
ξ;゚?゚)ξ「……あれ、私いつ投下するの?」


ちょっと待ったこの予定の意外な盲点を発見したわ、そう、投下時間をノーカウントだったのよ!
24時からじゃ予定の日付過ぎてるじゃないふざけないで!
そんな時間まで私のファンを生殺しになんて出来ないわ!

逆算すると、100レスで大体4時間必要みたいね。
つまり16時間から更に4時間が引かれる計算になるわね。


ξ;゚?゚)ξ「100レスだから12で割ると……一時間8レス!?
   ふざけな……いえ、いけるわ! 8レスなら携帯でも全然いけるわ!
   ……いけるかしら? いえ、ちょっと辛くない?」


ちょっとこれってまずくないかしら?
いえ、ダメだと思ったらそこで試合終了だって安西先生も言っていたじゃない!
安西先生、逃亡が……したいです。

361←Destiny   ( ,_ノ` )  \(^o^)/  (゚∈゚*):2007/03/17(土) 01:18:20
ξ;゚?゚)ξ「……あれ、気付いたら1時過ぎてるじゃない!!」


ちょっと待った誤算誤算、想定外よ!
時間カウントの計算に熱中していてあっという間に数時間が経っていたわ、笑えないわよふざけないで!
この調子なら書き始めるのは2時くらいからになるのかしら。

逆算すると、さらに2時間の差を取るわけね。
つまり12時間から更に2時間が引かれて……10時間!


ξ;゚?゚)ξ「100レスだから10で割ると……一時間10レス!?
   ふざけないで、何よコレ無理に決まっているじゃないメチャクチャよこの予定誰が考えたの!?
   あー、嫌だわこうやって浅い思慮で勝手に予定組むの、結局皺寄せは私にくるんじゃないふざけないで!」


はいはい、逃亡逃亡。
生真面目に最後の抵抗だなんてやっていられないわ。
私が悪いわけじゃなし、誰も私を責める事なんて無いわ。

もしかすると同情のレスで埋まるかもね、私と言うメインがいなくなって慌てふためく奴らを明日漫画喫茶でチェキかしら?

ξ゚?゚)ξ「投下を放棄したら肩の荷が降り立って言うのかしら? これは余裕ね」


と、そんな私の脳裏に一つの言葉が過った。

362←Destiny   ( ,_ノ` )  \(^o^)/  (゚∈゚*):2007/03/17(土) 01:19:09



 クー:みんな、あとは……たのm…………



ξ;゚?゚)ξ「ハッ!! クー様!!
   そうよ、クー様もアレだけ罵声を浴びながらも頑張ったじゃない!!
   まさかあのメッセージはクー様が私のために……きっとそうだわ!」

そうよふざけないで、私が逃げるわけ無いじゃないそんな負け犬根性じゃないわよ!


ξ;゚?゚)ξ「よし、頑張るわよ私!
   とりあえずこの状況をどう切り抜けるかね!」

携帯でおよそ100レス、それは当然のように大きな壁だ。
普通に考えれば完成などするわけが無い!


ξ;゚?゚)ξ「まずは純粋なレス数ね、およそ100レスと報告したから90レスは許容範囲でしょう。
   いえ、85……80レスまでなら何とかなるはず……!」

よし、これで一時間あたりのノルマを8レスにまで挽回かける事が出来た。
しかし携帯で一時間辺り8レスとなるとこれも意外に辛いこと間違いない。

363←Destiny   ( ,_ノ` )  \(^o^)/  (゚∈゚*):2007/03/17(土) 01:20:16
ξ;゚?゚)ξ「ここで一レスの分量ね、最大が30行なだけで、それをフルに使う必要なんて無いわ。
   1レス辺り10行……いえ、ここは5行まで減らしても違和感は無いでしょう?」

むしろなんと携帯に優しい仕様である事か?
当日は携帯組からの拍手喝采があるに違いない、崇められる事はほぼ確定だ!

世界のありとあらゆる人間へ選別無く注がれる無数の愛情、それが私!


ξ;゚?゚)ξ「更にここからもう一頑張り削る必要があるわね」


まず台詞、キャラクターが変わるときは当然一行空ける。



例:

 (´・ω・`)「そう言う事は先に言っておこうね。
 マジでぶち殺すぞ」
 (;^ω^)「ゴメンだお、以後気をつけますお」

     ↓

 (´・ω・`)「そう言う事は先に言っておこうね。
 マジでぶち殺すぞ」

 (;^ω^)「ゴメンだお、以後気をつけますお」

364←Destiny   ( ,_ノ` )  \(^o^)/  (゚∈゚*):2007/03/17(土) 01:21:09
ξ;゚?゚)ξ「よし、いけるわ……」

さらに行を跨ぐ時にはカッコを閉じ、キャラクターを被らせる。



例:

 (´・ω・`)「そう言う事は先に言っておこうね。
 マジでぶち殺すぞ」
 (;^ω^)「ゴメンだお、以後気をつけますお」

     ↓

 (´・ω・`)「そう言う事は先に言っておこうね」

 (´・ω・`)「マジでぶち殺すぞ」

 (;^ω^)「ゴメンだお、以後気をつけますお」



ξ;゚?゚)ξ「いいわ、これなら誰かが3行台詞を言えば、それだけで1レスが消費される……!
   別々のキャラクターが3回話しても1レスか、いける、いけるわ……!!」

365←Destiny   ( ,_ノ` )  \(^o^)/  (゚∈゚*):2007/03/17(土) 01:22:10
更に更に、横の文字数を15文字に指定。
こうする事で長い文章は一文で2行や3行を跨いで使用する事が出来る。

そして場面転換の際には5行丸々空欄のレスを一度入れましょう。
そうすれば分かり易く、10回場面転換をするだけで10レスも消費できるわ!


ξ;゚?゚)ξ「か、完璧すぎるわ、私……」


これなら携帯ででも間違い無くいける、書き上げられる!
さすが私よ、やっぱり余裕じゃない任せなさい!


ξ゚?゚)ξ「とりあえず頭を使ったら眠くなってきたわね、今は寝て起きてから頑張る事にしましょう。
   これくらいのノルマなら猿でも出来るわよふざけないで、さーておやすみ……」








:ツン編  最後の晩餐
:合作七日目〜八日目 投下まであと19時間
:現在の執筆順位 8/22(報告上完成:現実DAT・フォックスまで調べ済み、読み直し完了、次回予告完了 作品無着手)
:( ^ω^)ブーンは合作作者のようです――そして運命の日は過ぎていく……続く

366←Destiny   ( ,_ノ` )  \(^o^)/  (゚∈゚*):2007/03/17(土) 01:23:57
つーかこれオムライスさんのとこでまとめてほしいな。

367豆兵士 ◆X5HsMAMEOw:2007/03/17(土) 06:59:20
ツンオタワ

368←Destiny   ( ,_ノ` )  \(^o^)/  (゚∈゚*):2007/03/17(土) 09:31:45
,|_;」_;_:.人;: -─- 、: : :ノー- 、:
/: : : : `Y´     `r〈: : : : r'
|: : : : :./ !     丿 !: : :.|‐、, ξ゚?゚)ξ
L:_: : :.| ト、   ,.イl  |;_;_:.
T':‐:./\1   _|ヒ′ , イ: : T'
\.:」: : :.ヽ. ̄. ,r:'´: :ヽ、: :
  +  .. .   __  .  +..
         .|: |
         .|: |
      .(二二X二二O
          |: |    ..:+ ..
∧∧ ∧∧  |: |
,/⌒ヽ),/⌒ヽ) ,_|; |,_,,
(,,  )(,,  );;;;:;:;;;;:::ヽ,、
  "" """""""",, ""/;

369←Destiny   ( ,_ノ` )  \(^o^)/  (゚∈゚*):2007/03/17(土) 17:18:26
運命喧嘩今日じゃねぇかwwwwwwwww



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