('A`)テイルズオブドクオトコのようです
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 00:35:08.73 ID:ZJlZ5VFg0
- 西暦20××年――――
人類は滅亡の危機に瀕していた・・・・・・!
( :::::::)「フハハハハ!!下等な人間どもなんぞこの世から滅んでしまえばいいのだ!!」
突如として現れた魔王『エルビラ』が生命の源であるマナを大量に搾取しだしたのだ・・・
それによりマナが枯渇し、緑は枯れ、湖は干上がりだし人々の生活は二進も三進もいかなくなった
このままでは人類が息絶えるのも時間の問題だった・・・・・・
が、しかしっ・・・・・・!
( ::::::)「世界は僕が守る!!」
そう勇気ある若者たちが世界を守るべく立ちあがったのだ・・・!
今から始まるのは世界を救うべく立ちあがった勇者たちの物語である・・・・・・!
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 00:36:08.62 ID:ZJlZ5VFg0
('A`)テイルズオブドクオトコのようです
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- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 00:42:19.00 ID:ZJlZ5VFg0
- 第1話 出発の日
サファテ村のはずれの森にて
(;'A`) 「ハァハァハァ・・・・・」スタタタタタタッ
('A`) ドクオ・ウツダー(自由人)
(・(エ)・) 「フガフガー!!」
(;'A`) 「くそおっ・・・!なんでこんな時期にグリズリーが徘徊してるんだよ!」スタタタタタッ!
(・(エ)・) 「フガフガー!!」
(;'A`) 「ちくしょう!こんなとこで死んでたまるかっ!!」スタタタタッ!
(・(エ)・) 「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 00:46:52.73 ID:ZJlZ5VFg0
- (;'A`) 「ぬおおおおおおおお!!!!」スタタタタタッ!
ガチャン
(・(エ)・) 「ガルルゥ?!」
(;'∀`) 「ふぅ・・・家のなかなら安心だぜ・・・」
三三三(・(エ)・) 「ゲドババァ!!」トコトコ
(;'A`) 「ホッ・・・諦めて帰っていったか、肝を冷やしたぜ」
('、`*川 「ドクちゃんお帰り」
(;'∀`) 「あ、母ちゃんただいま、いや参ったぜまさかグリズリーに襲われるとは思わなかったよ」
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 00:55:33.36 ID:ZJlZ5VFg0
- ('∀`) 「いやぁ災難災難、命拾いしたぜまったく!」
('、`*川 「そう・・・」
('∀`) 「この季節にグリズリーに襲われるなんてな、普通この季節は冬眠してるハズなのに」
('、`*川 「うんそうね」
('∀`) 「最近森の動物たちの様子がおかしいんだよなぁ、なんかいきり立ってるしさ」
('、`*川 「たしかにそうね」
('∀`) 「あ〜あ動物たちは良いよな冬眠できて!俺も冬眠してぇなぁ!」
('、`*川 「……」
(*'∀`) 「母ちゃんメシ!久々走ったらはらへったぜ!母ちゃんのシチューくいてェなぁ!」
('、`*川 「そんなことよりドクちゃん?」
(*'∀`) 「ん?なんだい母ちゃん!」
('、`*川 「仕事のほうはどうなの?ハローワークに行ってきたんでしょ」
('A`)「いや、それは、あの・・・」
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 01:04:26.80 ID:ZJlZ5VFg0
- ('、`*川 「ドクちゃんももう23歳なのよ、普通だったら自立して働いてなきゃいけない年齢なのよ」
('A`)「い、いやあの、そ、その・・・」
('、`*川 「もうお母さん疲れちゃった・・・もうすぐ58だしそろそろお母さんを楽させてほしいな・・・」
(;'A`)「う、うん・・・」
('、`*川 「そろそろ冬眠から目覚めてよ、お願いね」
(;'A`)「……」
('、`*川 「じゃあご飯を作るから自分のお部屋で待っててね」トコトコ
(;'A`)「……」
('A`)「ハァ・・・働くのマンドクセェ・・・」
('、`*川 「そうそうドクちゃんの部屋に求人広告置いといてあげたから目を通しておいてね」
(;'A`)「は、はい・・・」
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 01:11:39.56 ID:ZJlZ5VFg0
- ドクオの部屋にて
('A`)「ハァ・・・」ペラ
『初心者歓迎!和気あいあいとした楽しい職場です!』
('A`)「なにが楽しい職場だよ嘘吐き野郎が・・・」ポイッ
('A`)「・・・・・・」
('A`)「今年ももう半分過ぎちまったなぁ、結局なにもせずじまいか・・・」
('A`)「・・・・・・」
('A`)「ああ働きたくねぇなぁ・・・ハァ・・・」
('A`)「まぁ今年も半分残ってるしなんとかなるだろ、余裕余裕」
コンコン
<ドクちゃんお友達が来てるわよ
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 01:23:01.99 ID:ZJlZ5VFg0
- ( 'A)
('A`)「良いよ連れてきてよ」
('A`)「・・・・・・」
('A`)「俺に友達・・・?そんな奴は俺にはいないはずだが・・・」
トコトコ……
(;'A`)「まさかまた・・・シャキンおじさんか!」
(#'A`)「あのババァまた騙してシャキンおじさんに会わせる気だな!
ふざけるな!俺は絶対土方なんてやらねぇからな!絶対だからな!」
ガチャン
( ・3・) 「おぅわーどっくん久しぶりじゃんかYO」
('A`)「なんだお前か」
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 01:38:26.63 ID:ZJlZ5VFg0
- ( ・3・) 「相変わらず湿気た面してんじゃんかYO」
('A`)「油でテカテカしてるお前よりマシだわ、てかなんの用だよ」
( ・3・) 「どっくんがニートと聞いて飛んできたんだYO」
(;'A`)「ひ、人聞きの悪いこと言うなよ!俺はニートじゃなくて家事手伝いだよ!」
( ・3・) 「あるぇー?ならなんで家事を手伝わないで部屋でゴロゴロしてるんだYO!」
(;'A`)「英気を養ってるんだよ!夜とか泥棒とか怖いだろ!」
( ・3・) 「おぅわー自宅警備員って奴かYO!恥ずかC!」
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 01:44:47.78 ID:ZJlZ5VFg0
- (#'A`)「冷やかしなら帰れ!こっちは生半可な気持ちでニートをやってるんじゃねぇんだ!」
( ・3・) 「めんごめんご、そんなことよりどっくんに大事な話をしにきたんだYO」
('A`)「プロポーズなら勘弁してくれ、俺はノンケなんだ」
( ・3・) 「そんなことじゃないYO!それに僕彼女いるC」
('A`)「え、マジで」
( ・3・) 「うん、呼んで来ようかE?」
(;'A`)「お、おう、今すぐ呼んでこいよ」
三三三( ・3・) 「わかったYO、ちょっと待てってNE」
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 01:53:57.95 ID:ZJlZ5VFg0
- ('A`)「ぼる公に彼女・・・」
『( ・3・)』
(;'∀`)「ハハハまさかな、あんなぶっさいくな奴に彼女なんてできるわけ無いさ・・・」
(;'A`)「もしくは・・・」
( ‘3‘)『私はぼる子だYO!ぼるじょあの彼女だYO!よろしくNE』
(*'∀`)「きっとあいつと同じこんなぶっさいくな面して馬鹿な喋り方してる女だろうさ!
いやぁこんな奴と付き合うなら童貞のままでいたほうが幸せだな!ハハハ・・・」
ガチャン
( ・3・) 「どっくん連れてきたYO!」
ミセ*゚ー゚)リ 「ドクオさん初めまして、ぼるちゃんの恋人のミセリです!どうぞよろしく」
(゚A゚)
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 02:03:08.98 ID:ZJlZ5VFg0
- (゚A゚) ソンナバカナアリエナイ…ジョウシキテキニカンガエテ…
( ・3・) 「どうしたんだYO!そんなに僕の彼女が羨ましいのかYO」
(;'A`)「う、羨ましくなんかねぇよ!お、俺の彼女のほうがもっと可愛いわ!」
ミセ*゚ー゚)リ 「え!ドクオさんにも彼女さんがいるんですか!」
(;'A`)「え、まぁうん」
ミセ*゚ー゚)リ 「きっとドクオさんのことだから可愛い彼女さんなんでしょうねぇ」
(;'∀`)「ま、まぁね!ハハハ」
( ・3・) 「そんなこと言ってるけDO、本当はゲームの彼女とかじゃないのかYO」
ミセ*゚ー゚)リ 「お兄ちゃん!そんなこと言ったらドクオさんに失礼だよ!そんなわけないですよねドクオさん」
('A`)「あ、いやゲームです」
ミセ*゚ー゚)リ 「そう・・・」
( ・3・) 「どっくんキミキス好きだったしNE」
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 02:13:08.11 ID:ZJlZ5VFg0
- ('A`) ウツダシノウ
ミセ;゚ー゚)リ 「お兄ちゃん!ドクオさんが落ち込んでるよ!ちゃんと謝って!」
( ・3・) 「めんごめんご、別に傷つけようとしたわけじゃなかったんだYO」
('A`)「別に良いよ、傷つくのには慣れてるしさ・・・」
('A`)「てかなんでお兄ちゃんって呼ばれてるの?恋人同士だろ?」
(;'A`)「もしかしてお前らそーゆー関係?!うわぁ・・・さすがに二次元以外でそういうの引くわ・・・」
( ・3・) 「違うYO!ただの幼馴染だYO」
ミセ*゚ー゚)リ 「お兄ちゃんは年下の女の子からお兄ちゃんって呼ばれるのが好きなんだよねぇ!」
( ・3・) 「NE!」
('A`)「それはそれで引くわ・・・」
ミセ*゚ー゚)リ 「イケる!イケる!」
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 02:22:42.82 ID:ZJlZ5VFg0
- ('A`)「で、なんの用よ、用が無いなら帰ってくれないかな、俺だって忙しいんだし」
( ・3・) 「ゴロゴロするののどこが忙しいんだYO」
('A`)「ゴロゴロしながら色々将来のことを計画してるんだよ
明日はこうして明後日はこうやって来月からは頑張るぞと・・・」
( ・3・) 「で、実際に実行にうつしたことはあるのかYO」
('A`)「いや一度も無いですけどね」
( ・3・) 「ダメじゃん」
('A`)「うるせぇ」
ミセ*゚ー゚)リ 「そんなことよりお兄ちゃん本題に入ろうよ」
( ・3・) 「おぅわーごめんYO、実はどっくんに頼みがあるんだC」
('A`)「彼女と付き合う自信が無いから俺にくれるって?そこまで言うならしょうが・・・」
( ・3・) 「僕たちと世界を救う旅に出ようYO!」
('A`)「なん・・・だと・・・」
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 02:36:06.18 ID:ZJlZ5VFg0
- ('A`)「俺たちが世界を救う・・・?」
( ・3・) 「そうだYO、魔王『エルビラ』を倒して奴のマナ搾取は止めるんDA!」
(;'A`)「いやなにそれ意味わかんないちょっと待ってよ?え?」
( ・3・) 「ちょっとうろたえすぎだYO!」
(;'A`)「だってエルビラってあれだろ?元近鉄のあいつだろ」
( ・3・) 「そっちのエルビラじゃないYO!僕の言ってるのは魔王のほうのエルビラだC」
(;'A`)「え?なんであいつを倒しにいくの意味わからないなんで?」
( ・3・) 「それはNE」
ミセ*゚ー゚)リ 「お兄ちゃんが世界を救う勇者だからだよ!」
('A`)「なん・・・だと・・・」
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 02:43:53.85 ID:ZJlZ5VFg0
- ('A`)「ぼるじょあが・・・世界を救う勇者・・・だと・・・」
( ・3・) 「そうだYO!」
ミセ*゚ー゚)リ 「お兄ちゃんは2000年前に魔王ガルベスを滅ぼした勇者ミコライオの末裔なんだよ!」
( ・3・) 「新しい勇者であるこの『ぼるじょあ・ミコライオ』が世界を救うんDA!」
ミセ*゚ー゚)リ 「勇者様ステキ!」
('A`)「あのちょっと良いですか?」
( ・3・) 「サインなら広報を通してくれYO」
('A`)「いやそうじゃなくてよ」
( ・3・) 「うん」
('A`)「23にもなって勇者勇者って恥ずかしくないの?」
( ・3・) 「HA?」
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 02:53:14.44 ID:ZJlZ5VFg0
- ('A`)「だから恥ずかしくないのかって聞いてんだよ」
( ・3・) 「なんで恥じきゃなきゃいけないんだYO!僕は良いことをしようとしてるんだYO
そういうのに年齢とかそういうのは関係無いYO」
ミセ*゚ー゚)リ 「そうだよ!私だって13だけど世界を救いたいからお兄ちゃんと旅に出るんだもん!」
( ・3・) 「ミセリは良い子だNE!」
('A`)「お前10コ下の子に手ェ出したのかよ・・・最低だな・・・」
( ・3・) 「そういうことだからどっくんも一緒に行こうYO!」
(;'A`)「ええ嫌だよ俺なんて足手まといになるだけだぜ」
( ・3・) 「でもどっくん回復技が使えるとか昔言ってたじゃんかYO」
('A`)「あれは通信教育で習った程度だから巻爪程度しか治せんぞ」
( ・3・) 「実戦を経験してけばそのうち腕も上がってくYO!行こうどっくん!」
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 03:01:35.00 ID:ZJlZ5VFg0
- ('A`)「ええでもなぁ・・・」
( ・3・) 「なにぐずぐずしてるんだYO!僕たちで世界を救おうZE!」
ミセ*゚ー゚)リ 「うん!イケる!イケる!」
('A`)「あのさ、あと7年待ってくれないかな、そうすれば俺は大魔道師になれる気がするんだ」
( ・3・) 「7年も待ってたら世界が滅んじゃうYO!」
('A`)「うーんじゃあさ、あと1カ月だけ考えさせてくれ」
( ・3・) 「一か月?」
('A`)「うん、今ユーロ2012が開催してるからよ、それ終わってから来てくれよ」
( ・3・) 「NA!」
('∀`)「あ、そういえばオリンピックもあるしあと2カ月待ってほしいな、あ、でも高校野球もあるしなぁ・・・」
( 3 ) ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・
('A`)「ん?」
( #・3・) 「BA・KA・MO・NOOOOOOOOOOO!!!!!!!!」
(゚A゚) 「ギニヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 03:13:11.08 ID:ZJlZ5VFg0
- ミセ;゚ー゚)リ 「お兄ちゃん落ち着いて!」
( #・3・) 「どっくんには一度ぐらいGATUNと言ったほうが良いんだYO!」
(;'A`)「な、なんだよ・・・」
( #・3・) 「どっくんはそんなんだからいつまでたってもクズなんだYO!
いつもそうやって先延ばしにしてきた結果がこの体たらくなんだYO!」
(;'A`)「た、たしかに・・・」
( #・3・) 「親に甘えに甘えきってダラダラしてたらもう23!人として恥ずかしくないのかYO!」
(;'A`)「返す言葉も無ェ・・・」
( ・3・) 「23と言ったらもうみんな社会に出て真面目に働いてるもんなんだYO!
それなのにどっくんの生活ときたら毎日ダラダラと親のすねをかじって・・・」
( #・3・) 「君は赤ちゃん以下なんだYO!」
(゚A゚) 「うわぁあああああ!!!やめろやめろ!!!やめてくええええええ!!!!」
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 03:23:42.86 ID:ZJlZ5VFg0
- ( ・3・) 「どっくんのお母さんの体を見てごらんYO、あんなにやせ細って腰を曲がって・・・
これ以上すねをかじるとお母さんの体をポキっと折れちゃうYO」
(;A;) 「うおおお・・・うおおお・・・」
( ・3・) 「もうお母さんに楽させてあげYO!NE?」
(うA;) 「う、うん・・・」ゴシゴシ
( ・3・) 「この心にムチうって頑張ろうYO!」
ミセ*゚ー゚)リ 「えいっ!!」ベチンベチン!!
(゚A゚) 「痛”っ!!!おいホントにムチうつなよ!!」
( ・3・) 「あるぇー?どっくんのことだから女の子にムチうたれるの喜ぶと思ったのNI!」
(#'A`)「嬉しく無ェよ!どっちかというと女の子をムチでうつほうが好きなんだよ!」
( ・3・) 「どっくんの性癖はどうだっていいYO」
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 03:33:04.83 ID:ZJlZ5VFg0
- ('A`)「ふぅ・・・」
( ・3・) 「決心ついたかいどっくん?」
('A`)「ああ、もう自分に嘘をつくのはやめた、俺も旅に出るぜ」
ミセ*゚ー゚)リ 「やったねお兄ちゃん!」
( ・3・) 「どっくんならOKしてくれると思ったYO」
('A`)「ニートやってる間、俺はずっと死んだような気分だった・・・
俺ときたらごまかし続けて何年も無駄にしてしまった」
(#'A`)「そうだよ!俺は生きてると感じていたかったんだ!」
( ・3・) 「明日を変えるモーメント、それが今かもNE!」
(#'A`)「ぼる公!」
( ・3・) 「どっくん!!」
ガシィッ!
ミセ*゚ー゚)リ (てかお兄ちゃんもニートだから人のことは言えないんだけどね)
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 03:41:01.91 ID:ZJlZ5VFg0
- 次の日
(;、;*川 「ううう、ドクちゃんや・・・」ボロボロ
(;'A`)「母ちゃんそんなに泣くなよ・・・」
(う、;*川 「だってあたしゃ嬉しくて嬉しくて・・・」
(`・ω・´)「まさかドク坊が世界を救う旅に出るなんてなぁ、箸より重いものをもったことがないのに」
('∀`)「なに言ってるんだよシャキンおじさん!さすがにフォークぐらいもったことあるよハハハ!」
(う、;*川 「ううう・・・」
('A`)「それに救うのは俺じゃなくて友達のぼる公のほうだよ、俺はお供をするだけ」
(`・ω・´)「それでも立派だよ、いやぁお前みたいな甥を持って叔父さんは鼻が高いよ!ハハハ!」
('∀`)「なぁに言ってるんだよ豚鼻のくせに!ハハハ・・・」
( ・3・) 「どっくんそろそろ行くYO!」
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 03:48:11.99 ID:ZJlZ5VFg0
- (う、;*川 「ううう・・・」
('A`)「母ちゃん行ってくるぜ」
(う、;*川 「おおおおお・・・」
(`・ω・´)「ペニー、いつまでも泣いてないで笑顔でドク坊を見送ってやろう、な」
(う、と*川 「う、うん・・・」ゴシゴシ
('、`*川 「ドクちゃんや・・・体には気をつけるんだよ・・・」
('∀`)「分かってるよ母ちゃん!世界を救ったあかつきにはでっかい豪邸に建ててやるからよ!待ってろよ!あばよ!」
( ・3・)ノシ 「それじゃあおばさんバイバイ〜」
(う、;*川 「ありがとうございます・・・勇者様ありがとうございます・・・」
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 03:52:42.03 ID:ZJlZ5VFg0
- ('A`)トコトコトコ
('A`)「・・・・・・」
(;A;) ブワッ
(;A;)「か、母ちゃん・・・」
(う、;*川 「うううう……」
(`・ω・´)「ほらもう行ったぞ、いつまでも泣いていたってしょうがないだろ」
(う、;*川 「で、でもあたしゃ嬉しくて嬉しくて・・・・・」
(う、と*川 「あ、あんな・・・・・・」ゴシゴシ
('、`*川 「あんな疫病神がいなくなってくれて嬉しいよホントに」
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/14(木) 03:56:24.29 ID:ZJlZ5VFg0
- (`・ω・´)「ああそうだな!これでもうあんなごく潰しのせいで苦労することもなくなったんだな!」
('、`*川 「ホント勇者さまさまだよ、ああこれで楽できるホントに勇者様ありがとう!」
( ・3・) 「まずはあの山の向こうにあるミンチーシティに行くYO!」
('A`)「おう!」
―――こうして彼らの旅は始まったのである
続く
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