6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/27(木) 21:45:20.15 ID:iFvPmS+sO
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―――郊外、とある森の中。
深く生い茂る、背の高い樹木に遮られ、まだ昼間だというのに辺りは薄暗い。
そんな陰鬱な森の中を歩く、複数の影があった。
ノパ⊿゚)「もうちょっとで着きます。ここからは出来る限り音を出さないように進みましょう」
集団の戦闘を歩いていたのは、長い髪を一つにまとめた少女、ヒート。
彼女は後ろを振り向き、小さな声で他の者に注意を呼び掛けた。
(,,゚Д゚)「今までのところ、これといって敵の気配がねぇな」
川 ゚ -゚)「まだあちらは気付いていないのか、何らかの罠なのか……。
いずれにせよ、油断は禁物だ」
ヒートの後ろを行くのはギコとクーの二人。
前に進みながらも、前後左右上下、全てに気を配り、
些細な物でも見逃さぬよう万全の態勢を組んでいる。
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