7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 20:53:31.45 ID:LRXFuXLrO
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季節は、秋。
辺りが暗くなる時間も日ごとに早くなる。
厳しかった残暑も最近は鳴りを潜め、気温も低下の一途を辿っていた。
町を行き交う人々も、次第に身に着ける衣服の厚さが増していく。
外の暗さも相まってか、皆一様に落ち着いた雰囲気となっている。
しかしそれは決して不快ではない。
どこか和やかであり、それはクラシックが流れる部屋で
何も考える事無くソファーにどっしりと腰を預けている様に似た、心地良い空間だった。
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