19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/11(金) 19:58:07.68 ID:pS1MvkmlO
プルルルル……
プルルルル……
部屋に、特有の電子音が鳴り響く。
プルルルル……
プルルルル……
その電話は自分の仕事をしっかりとこなしていた。
人がそれにいわゆる『電話』としての機能を求めていたのならば、
文句なしに合格点が与えられるほどの働きである。
プルルルル……
プルルルル……
しかし非常に残念な事に、その健気な彼の努力に答えようとするものはいなかった。
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