『( ^ω^)ブーンが高校バスケで日本一を目指すようです』まとめさせていただいています。
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第28章──(番外編)カオスだよ全員集合

49 名前: ◆HJkAGxFZpI : 2006/11/19(日) 23:17:55.84 ID:KQLBDmS90
第28章(番外編) カオスだよ全員集合



さてさて皆様。
作者の都合により投下のペースがランダムになってしまい申し訳ないです。
本編の方もとりあえずは大きな山を越えたかな、といった感じです。
一体どれだけ続くのか、もう完璧にgdgdじゃないか……これらについては
作者も常々感じておりますw

しかし

道なんてものは見えないから良いのです。

これは自分への言い訳だったりもします。
ですがこの話を始めた頃にも何度も申していたように、途中で辞めるつもりは
毛頭ありません。

読者の方々にも最後の最後までお付き合い頂きたいと思う作者でした。

では…番外編というかおまけというか…お楽しみいただければ幸いです。


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  1. 2006/11/20(月) 20:07:11|
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第27章──ヒーロー

10 名前: ◆HJkAGxFZpI : 2006/11/19(日) 22:28:09.38 ID:KQLBDmS90
第27章 ヒーロー

('A`)「ふぅ……」

ドクオはバイトに勤しんでいた。
生活費の問題はなんとか解決した。
昔バッシュを譲ってくれた従兄弟の家庭の、ドクオにとっては伯母にあたる人物が
月6、7万ほどだが生活費を送ってくれることになった。ドクオの母親には色々と
世話になったようで、少ないながらも恩返しになれば、とのことだった。
君のようにできのいい子ならぜひうちに、ともほのめかされた。
気持ちの整理がつくまで回答は差し控えることにした。
葬儀の費用を出してくれたショボンに、香典から支払おうとしたが、ショボンは
それを断った。ドクオもそんなわけにはいかない、と食い下がり、結局は香典の2割を
ショボンは受け取った。



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  1. 2006/11/20(月) 19:58:43|
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第26章──

3 名前: ◆HJkAGxFZpI : 佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 21:50:41.19 ID:vR1Lizwe0
第26章

あれから結局どうなったのだろう。
母親に関することはショボンが全て手を回してくれた。
葬儀屋の手配から始まり、葬儀の受付も、葬儀が始まれば後見人として葬儀を仕切る。
喪主はドクオだったが、何もわからないドクオには酷であろうから、とショボンが
全てを引き受けた。ドクオはずっと焦点の合わない目でどこかを見つめている。
ブーン達が声をかけても生返事しかしなかった。

('A`)「……………」

ドクオはこの数日で随分とやつれてしまった。
ショボンが無理にでも食べさせようとしたが、すぐに吐いてしまう。
今のドクオには明るかった頃の面影はなかった。


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  1. 2006/10/28(土) 19:04:29|
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第25章──tragic destiny

10 名前: ◆HJkAGxFZpI : 佐賀暦2006年,2006/10/25(佐賀県職員) 23:23:23.96 ID:O4MASrGV0
第25章 tragic destiny

(;A;)「うわあぁぁぁぁっ!うあぁぁぁぁっ!カーチャン!カーチャン!うあぁぁぁぁっ!」


カゼ一つひかなかった母。「健康なのが取り柄だ」と言っていつも笑っていた母。
そんな母があっさりと死んでしまった。
人間はなんて脆いんだろう。すぐに壊れてしまう。

(;A;)「カーチャン!あはは!あはははははっ!カーチャン……カーチャン!」

霊安室に座り込み、狂ってしまったかのように泣いたり笑ったりを繰り返すドクオ。
ショボンも医師も看護士も警察官も…その場に居合わせた人間はかける言葉も見当たらず、
静かに涙を流すしかなかった。

もしも神がいるのなら、今こそ神を恨まない時はない。
どうしてドクオが。
母親思いで仲間思いで…誰よりも優しいドクオが、どうしてこんな目に
あわなければならないのか。

(´;ω;`)「(…どうして…)」


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  1. 2006/10/25(水) 23:38:39|
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第24章──喪失

7 名前: ◆HJkAGxFZpI : 佐賀暦2006年,2006/10/24(佐賀県警察) 22:10:37.24 ID:2j6WesXM0
第24章 喪失

('A`)「(入れ!)」
( ^ω^)「(入れお!)」
( ´∀`)「(入ってくれモナ!)」
( ゚∀゚)「(入れ入れ入れ入れ入れよこの野郎!)」
(*゚ー゚)「(お願い入って!)」
ξ゚⊿゚)ξ「(入って…!!)」
(´・ω・`)「(入ってくれ……神よ!)」
( ,,゚Д゚)「(落ちろ落ちろ落ちろ落ちろぉっ!)」
<ヽ`∀´>「(延長に入ったら疲れるからもう勘弁してくれニダ…!)」
(■_■;)「(6番は今日の試合、ノーマークからのスリーは外していない…!やられた…)」
(=゚ω゚)ノ「入れぇぇぇっ!」

しかし非情にもシュートはリングの奥に当たり、高く、大きく跳ね上がる。

(=゚ω゚)ノ「…あ……ぁ…」

跳ね上がったボールが放物線の頂点に達する頃、試合終了を告げるブザーが鳴り響く。


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  1. 2006/10/24(火) 23:57:31|
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第23章──最後の攻防

5 名前: ◆HJkAGxFZpI : 佐賀暦2006年,2006/10/23(佐賀県民) 21:16:05.70 ID:PefFanzp0
第23章 最後の攻防

「4番のスリ―――!!!」
「VIP高同点だ!」
「すげぇ!14点差からじわじわと来てついに!」

( ;・∀・)「なんて試合なんだ……!」

ξ;゚⊿゚)ξ「ドクオが…スリー!」
(;´・ω・)「ずっとこの時を待っていたんだろう…ははっ、たいした子だよ」

流れは完全にVIP高校へ。沸き上がる会場内の空気に、田守は平静を保てずにいた。

(■_■;;)「(なんてこった……!まさかあの4番がスリーとは…!)」

VIP高校82-82今北産大附今北


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  1. 2006/10/24(火) 17:56:13|
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第22章──叶えたい思い

7 : ◆HJkAGxFZpI :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 20:09:34.69 ID:MxfWaX1z0
第22章 叶えたい想い

インターハイ出場をかけた決勝リーグ最終日最終戦、VIP高校対今北産業大学附属今北高校。
両校共に負ければ後がなく、インターハイに出場するためにはどちらかが
必ず犠牲にならなければならない。
始動からわずか1年でニュー速県のダークホースとなったVIPと虎視眈々と王座奪還を
目論んでいた今北高校。互いに譲れぬ気持ちとプライドがコート上で激突する。

第2クォーター終盤から波に乗り始めたギコはドクオさえも翻弄する。
点差が広がり始め、それが決定的なものになろうとしていた。
後がないVIP高校はブーンの脚力に全てを託す。
キレや体格を活かし直線的なプレーを得意とするギコと脅威な脚力でそれに迫るブーン。
優位に立ったのはブーンだった。
ギコを完全に上回るスピードでことごとくギコのドライブをことごとく不発にさせる。


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  1. 2006/10/23(月) 22:58:51|
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第21章──cross game

4 名前: ◆HJkAGxFZpI : 2006/10/20(金) 22:40:33.45 ID:QKzuzBpa0
第21章 cross game

インターハイ出場をかけた決勝リーグ最終日。
最終戦となるVIP高校対今北産業大学附属今北高校。
両校共に負ければ後が無く、この試合を精した方がインターハイに出場することができる。
どちらの執念も半端なものではなく、試合は序盤からハイテンポなクロスゲームとなる。
第2クォーターにもそのペースは変わらなかった。一進一退の展開のまま
前半が終わるかと思われたその時、今北⑦ギコのプレーにより流れがわずかに今北に
傾く。前半終了を告げるブザーがその流れを断ち切り、VIP高は残り時間に救われたと
言っても過言ではないだろう。

そして始まった第3クォーター。
恐れていた事態が起こった。
わずか4分で13得点というギコの大爆発。VIP高はたまらずタイムアウトを取るが
具体策を見出せずにいた。そんな中、ある一人の男が口を開く。

( `ω´)「僕が、ギコを止めますお」


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  1. 2006/10/20(金) 23:58:51|
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第20章──make a wish

12 名前: ◆HJkAGxFZpI :2006/10/19(木) 22:50:57.73 ID:Z/n2a2HA0
第20章 make a wish

( `ω´)「僕が、ギコにつきますお」

('A`)「ぶ…ブーン…?」
(=゚ω゚)ノ「ブーンが…ギコを…?」
ξ゚⊿゚)ξ「ば…あんたバカ!?ドクオですら無理なのよ!?あんたなんかには…!」
(´・ω・`)「内藤君、君には申し訳ないがツンさんの言う通りだと思う。
      君の実力は認めるさ。だけど…波に乗ってしまった今のギコは…
      次元が、違う」
('A`)「スリーだけは打たれないように守るからさ、ブーンはフォローを…」
( `ω´)「過去に縛られたドクオじゃ、ギコにはきっと勝てないお」
('A`)「!!」

確かにブーンの言う通り、ドクオはこの試合で『あの試合』の決着を
つけようと思っていた。
しかしそれは自分自身で決めたこと。
チーム内の誰にも話さなかったし、それが原因で迷惑をかけたつもりもなかった。
今日の試合も、この点差は自分がギコに実力で負けていたからだ。
なぜ気付かれたのだろうか。
考え込むドクオをよそに、ブーンは続ける。



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  1. 2006/10/20(金) 23:54:09|
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第19章──Giko-time

485 名前: ◆HJkAGxFZpI : 2006/10/15(日) 21:20:45.99 ID:gARCkStt0
第19章 Giko-time

インターハイ出場をかけた決勝リーグ最終日。
共に1勝1敗を記録したVIP高校と今北産業大学付属今北高校は、2つの代表枠のうち
残る一つをめぐって争っていた。
第1クォーターに引き続き第2クォーターまでも、どちらも突き放すきっかけを
得られずに得点だけが積み重なってゆく。
チームの勝利を第一に優先するドクオと、自らの信念に基づき自らの勝ちを優先するギコ。
両チームのポイントガードも、自らの持ち得る最大限のプレーで互いにコート上で
交錯する。しかし第2クォーター終盤、試合の均衡がギコの連続スリーポイントによって
崩れる。ギコをノせてしまったかと思われたが、VIP高がブーンのシュートで
2点返したところで第2クォーターが終了。VIP高は残り時間に救われた形となった。

VIP46-48今北産大附今北

というハイペースな試合展開にプレーヤーだけでなく会場内までもが
異様な熱気に包まれていた。


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  1. 2006/10/16(月) 23:44:03|
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