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4 名前:
◆HJkAGxFZpI : 2006/11/23(木) 00:05:08.84 ID:mBU8l9Cq0
第30章 イヨウのこと
県予選の試合会場はなんとも異常なふいんきであった。
全国レベルと大いに盛り上げられ、もてはやされてきたVIP高校が
全くの無名校に惨敗。
「なんか勝っちゃった」といった感じで、わけのわからぬまま戸惑いながらも喜ぶ対戦相手。
ため息を漏らす他校の選手や記者達。
彼らはダークホースや超新星、などと話題になっていたチームを観に来たらどうでもいいような
試合を大差で落としていた。
これほど落胆を感じる事は無いだろう。
( ・∀・)「しかしVIP高校には一体何があったんだ…?」
( ><)「わかんないんです!!!!」
( ・∀・)「今回ばかりは君に同意するよ…」
会場に訪れた記者の中で、おそらく最も長い間VIP高校を見てきたこの二人にも原因は
全くわからないようだ。
恐らく6番のアウトサイドプレーヤー、得点源のイヨウの不在が最大の原因であることは
確かなのだが、如何せんその原因がわからない。
イヨウ一人が抜けただけでここまで弱体化するようなチームでもないはずなのだ。
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- 2006/11/23(木) 14:03:46|
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130 名前:
◆HJkAGxFZpI : 2006/11/20(月) 22:51:36.08 ID:20TVeOBm0
第29章 禍福はあざなえる縄の如し
徐々に気温が下がり始める季節は晩秋。
ブーン達VIP高校バスケ部には悪夢が訪れていた。
場所はVIP市スポーツセンター。
バスケットボールの冬の祭典、ウィンターカップの出場校を決める予選大会が行われていた。
今行われているのは県予選の2回戦。
ブーン達VIP高校バスケ部ももちろん参加している。
2回目の地獄の夏合宿を乗り越え、昨年は途中で敗退した県内公立高校大会でも、決勝で
ニー速工業をダブルスコアで下し、見事優勝を飾った。
ニー速工業は進学率が低く、部活動に参加している3年生は、就職を
基本的な進路としているために部活動には夏休みを過ぎても引退せずに残っている場合が多い。
しかし夏休みのニー速工業には八頭身がいなかった。
あぷー曰く、
(*ノωノ)「あぷー!!!あぷぷっ、あぷーーっ!!!!」
『八頭身先輩は自分のカッコよさを活かしてモデルになることを決めた。
いずれは海外でのコレクションもでるとして活躍するつもりでいるらしいが、
まずは手始めにファッション雑誌の読者モデルになることを決めたらしい。
インターハイ予選が終わってからは毎日のようにお洒落をして繁華街を一日中
歩き回っている』
と言う話だそうだ。
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- 2006/11/21(火) 13:10:47|
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49 名前:
◆HJkAGxFZpI : 2006/11/19(日) 23:17:55.84 ID:KQLBDmS90
第28章(番外編) カオスだよ全員集合
さてさて皆様。
作者の都合により投下のペースがランダムになってしまい申し訳ないです。
本編の方もとりあえずは大きな山を越えたかな、といった感じです。
一体どれだけ続くのか、もう完璧にgdgdじゃないか……これらについては
作者も常々感じておりますw
しかし
道なんてものは見えないから良いのです。
これは自分への言い訳だったりもします。
ですがこの話を始めた頃にも何度も申していたように、途中で辞めるつもりは
毛頭ありません。
読者の方々にも最後の最後までお付き合い頂きたいと思う作者でした。
では…番外編というかおまけというか…お楽しみいただければ幸いです。
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- 2006/11/20(月) 20:07:11|
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10 名前:
◆HJkAGxFZpI : 2006/11/19(日) 22:28:09.38 ID:KQLBDmS90
第27章 ヒーロー
('A`)「ふぅ……」
ドクオはバイトに勤しんでいた。
生活費の問題はなんとか解決した。
昔バッシュを譲ってくれた従兄弟の家庭の、ドクオにとっては伯母にあたる人物が
月6、7万ほどだが生活費を送ってくれることになった。ドクオの母親には色々と
世話になったようで、少ないながらも恩返しになれば、とのことだった。
君のようにできのいい子ならぜひうちに、ともほのめかされた。
気持ちの整理がつくまで回答は差し控えることにした。
葬儀の費用を出してくれたショボンに、香典から支払おうとしたが、ショボンは
それを断った。ドクオもそんなわけにはいかない、と食い下がり、結局は香典の2割を
ショボンは受け取った。
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- 2006/11/20(月) 19:58:43|
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3 名前:
◆HJkAGxFZpI : 佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 21:50:41.19 ID:vR1Lizwe0
第26章
あれから結局どうなったのだろう。
母親に関することはショボンが全て手を回してくれた。
葬儀屋の手配から始まり、葬儀の受付も、葬儀が始まれば後見人として葬儀を仕切る。
喪主はドクオだったが、何もわからないドクオには酷であろうから、とショボンが
全てを引き受けた。ドクオはずっと焦点の合わない目でどこかを見つめている。
ブーン達が声をかけても生返事しかしなかった。
('A`)「……………」
ドクオはこの数日で随分とやつれてしまった。
ショボンが無理にでも食べさせようとしたが、すぐに吐いてしまう。
今のドクオには明るかった頃の面影はなかった。
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- 2006/10/28(土) 19:04:29|
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