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夏の前の のようです 2008.12.16
最近この手のニュースが後を絶たない。自分も娘を持つ身なので心配だ。
こんなやつはさっさと逮捕されてほしいものだ。
( ^ω^) 「最近はこんなニュースばかりだお」
ξ゚⊿゚)ξ 「そうね、あまり遠いところじゃないし心配だわ」
( ^ω^) 「そういえばそろそろしぃを起こす時間じゃないのか?」
ξ゚⊿゚)ξ 「あら、もうこんな時間。起こさなきゃね」
ぱたぱたと妻が階段を上る。
こんな日常が幸せというのだろう。
僕は幸せ者だ。 (*゚ー゚) 「お父さんおはよう」
( ^ω^) 「おはよう、しぃ。早く支度をしないと遅刻するお」
(*゚ー゚) 「はーい」
ξ゚⊿゚)ξ 「あの子も自分で起きてくれないかしらね」
( ^ω^) 「でもツンは毎朝しぃを起こすのが家族という実感が持てていいって言ってたお」
ξ//⊿/)ξ 「なんでそんなことはちゃんと覚えてるのよっ」
( ^ω^) 「おっおっおっ、ツンはかわいいお」
ξ//⊿/)ξ 「んもうっ」
( ^ω^) 「そろそろ行くかお」
玄関に向かう。今日もいつものように会社へ向かう。
人によっては苦痛を伴うが、僕にはそんなことはない。
愛する妻と可愛い娘の生活を支えるためだ。
(*゚ー゚) 「お父さんいってらっしゃい」
( ^ω^) 「行ってくるお。今日もいい子でいるんだお」
(*゚ー゚) 「あたしはいつでもいい子だもん」
( ^ω^) 「そうだったおね」
ξ゚⊿゚)ξ 「今日も大体いつも通りの時間?」
( ^ω^) 「そうだお。遅くなるときは連絡するお」
ξ゚⊿゚)ξ 「わかったわ。それじゃあ今日もお仕事がんばってください」
(*゚ー゚) 「がんばってください」
( ^ω^) 「がんばってくるお。いってきますだお」
今日も汗ばむぐらいの陽気だ。夏が近づいている証拠だろう。
今年の夏は家族で海にでも行こうか。
そんなことを考えていると目の前に見たことのある人影がある。
( ^ω^) 「おはようだお、ドクオ」
('A`) 「おう、ブーンじゃねえか。久しぶりだな」
( ^ω^) 「一年ぶりぐらいかお?そっちは相変わらずかお?」
('A`) 「そうだな。特にお変わりもなくってとこだよ」
( ^ω^) 「いい加減ちゃんとした職に就かないのかお。おふくろさんも心配してるお」
('A`) 「もうちょっと時間がほしいんだ。会社員になると縛られちまうだろ」
( ^ω^) 「まあ、そうだおね」
彼はドクオ。中学からの親友だ。
高校を卒業して
('∀`) 『俺、夢を探す旅に出るぜ』
といってしばらくどこかに行っていたが二週間もしないうちに帰ってきたらしい。
それからはひきこもり生活。ここ数年になってやっとアルバイトを始めたらしい。
( ^ω^) 「最近変質者が出てるみたいだおね」
('A`) 「お、おう、そ、そうみたいだな」
( ^ω^) 「娘を持つ身としては心配だお」
('A`) 「今年から小学生だっけか。それは心配にもなるよな」
( ^ω^) 「そんな奴はさっさと逮捕された方がいいんだお」
('A`) 「・・・」
( ^ω^) 「おっと、電車に遅れちゃうお。じゃあドクオ、こんど呑みにでも誘うお」
('A`) 「ああ、期待しないで待ってるよ」
ブーンが走り去る。相変わらずの俊足だ。
あいつは家庭を持ってるんだよな。それに比べて俺は…。
('A`) (変質者はさっさと逮捕されるべきねぇ・・・)
(*゚ー゚) 「いってきまーす」
( ^ω^) 「しぃは今日もデートかお」
ξ゚⊿゚)ξ 「そうみたいね、ギコ君のとこに行くって言ってたわ」
( ^ω^) 「仲がいいことはいいことだお」
ξ^ー^)ξ 「そうね」
( ^ω^) 「僕たちも仲良くするかお?」
ξ//⊿/)ξ 「ば、ばかっ」
(*゚ー゚) (ギコ君のうちにいくにはっと)
次の角を右に曲がってその次を今度は左。
何回も通った道をいつものように走っていく。
だけど今日はいつもと少し違った。
(*゚ー゚) 「きゃっ」
(*゚ー゚) 「ごめんなさい、急いでて」
( ) 「いいよいいよ、それよりお嬢ちゃんかわいいね」
(*゚ー゚) 「え?」
(*゚ー゚) (なんでこの人こんなに暑いのにコートなんて着てるんだろ)
( ) 「いいものを見せてあげるよ」
男はコートを広げる。
普通は服を着ているはずだ。
だが、男は着ていなかった。
(*゚ー゚) 「い、いやああああああああああああああ」
いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
たすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけて
たすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけて
たすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけて
たすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけて
たすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけて
助けてよギコ君
息が苦しい。でも止まりたくない。
振り向いたらすぐ後ろにいる気がする。
走って走って家にたどりついた。
(*゚ー゚) 「お、お父さんお母さん!!」
( ^ω^) 「どうしたんだお、そんなにあわてて」
(*゚ー゚) 「そ、そとでへんなおじさんが・・・」
(*-ー-) 「う、ううん・・・」
(; ^ω^) 「ど、どうしたんだおしぃ!?
と、とりあえずしぃを部屋に運んでおいてくれお、ツン」
ξ;゚⊿゚)ξ 「わかったわ」
家を飛び出した。犯人はまだ近くにいるかもしれない。
薄い希望だったがじっとなどしていられなかった。
犯人を殴りつけたい。娘を、しぃを、ひどい目にあわせた人間を。
( ω ) 「ド、ドクオ!!」
('A`) 「おう、ブーンじゃねえか。どうした、そんなにあわてて?」
( ω ) 「変質者が出たんだお。しぃがショックのあまり倒れたお」
('A`) 「そ、そりゃあ大変だな。俺ちょっと急いでるんだ悪いな」
ドクオは足早に立ち去る。
なんだかあわてているようだ。
しかし、ドクオは何でこんな暑いのにコートなんて着ているんだ?
数日後、地方新聞の片隅にある記事が掲載される。
『三十歳男性自殺、自室からは最近出没している
変質者の特徴と同じコートなどが見つかる。
警察は犯人ではないかと捜査中。』
それ以来変質者は現れていない・・・。
お題
・白昼の変態
タイトルがなかったのでそれっぽい感じのをこちらでつけました
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