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川д川あの目は空を映していたようです 2008.12.11
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
………
…
目を開けると澄み切った空が浮かんでいた。
でも、その眩しいほどの青以外はすべて黒で縁取られている。
川д川 ここは…どこ?
意識を完全に取り戻してはじめて口にする疑問。
だが、その問いに答える者はいなかった。
ここはどこだろう…
もう一度問う。
今度は自分の頭の中でだ。
しかし、見当もつかない。
左右を見渡す。
……
ああ、そうだ……
私は……
川д川あの目は空を映していたようです
* * *
(´・ω・`) 貞子…、僕が悪かった。全て僕のせいなんだ。
川д川 痛い… お父さん、やめて……
気が狂ったかのように父は私の首を絞める。
(´・ω・`) お前を生んでしまった僕のせいなんだ……
川д川 いや……ごめんなさい…
父の手に力が篭る度、意識は朦朧としていく。
でも、涙だけはしっかり出ていた……
今日私は力を使ってしまった。
そのせいで人が何人も死んだ。
ううん、私のせいじゃない。
だって、あいつらが……
ξ゚⊿゚)ξ『せんせーい!私、貞子が財布盗むところ見ましたー』
( ^Д^)『あーッ!財布めーっけ!!』
(=゚ω゚)ノ『お前が犯人だったのかよぅー!!』
違う……私じゃ……
( ´∀`) 『これは困ったモナねー……じゃあ、親御さんに連絡するモナよ』
「あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ
あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ
あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ
あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ
あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ
あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ
あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ
あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ、あやまれ
あやまれ………
信じて、私じゃ……
ξ゚ー゚)ξ『クスクス……』
ああ、こいつか……
こいつが私を……
憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎
憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎
怒怒怒怒怒努怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒
怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒
呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪
呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪
怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨―――……
『いやああああああああ!!!!!!』
『ツンちゃん!!??』
『貞子だー!!貞子が殺ったんだ!!!!!』
みんな死ねばいい……
涙が止まらなかった。
今こうして生を終えようとしているのに……
悔しくて悔しくて……
(´・ω・`) ごめんなー貞子……
僕があの女なんかと出会わなければ君は生まれなかったのに。
僕を許してくれ……
お母さんの事、悪く言わないで。
でも、声が出なかった。
必死に叫ぼうとしても力が入らない。
そして、意識が消え始める。
何もなかった私の人生。
何もなく消える私の人生。
もう嫌…
こんな世界、
呪ってやる
* * *
私は死んだのだろうか?
いや、こうして意識がある。
きっと私が死んだと勘違いした父がこの"井戸″に捨てたんだろう…
でも、あのまま死ねばよかったんだ。
私の人生何もなかったんだし…
私はとうとう父にすら捨てられたのだし。
また涙が溢れる。
もう流すことがないだろうと思っていた涙。
でも、止まらなく流れ続ける。
私は生きていた。
でも、ただそれだけ……
今、私は生きているだけ。
この井戸の中でただ死を待つだけなんだ……
上を見上げる。
空が映っていた。
いつもと変わらない。
私は闇の中でただひたすら空を見続ける。
きらきら輝くみんなを見ていたあの頃と同じように。
いいなあ……
うらやましいな……
なんで私はああじゃないんだろう……
なぜ私は濁っている!?
いつの間にか夜になっていた。
もうここは私の世界。
全ては一色の黒に包まれる……
呪おう私の運命を
呪おうあの青空の下に生きる者たちを
私の目にはもう空は映っていなかった―――……
おわり
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