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ずっと一緒のようです 2008.12.31
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( ^ω^)のアナルにコードが刺さったようです 2008.12.31
彼のエネマ穴からは、回虫のように白く輝く細いコードが伸びていた。
そのもう一方は彼が手に持つ携帯電話にどのような理屈かはしらんが繋がっていた。
菊門に異物が挿入なんて事になれば、常人ならば慌てふためくか快楽に身を捩らせるかのどちらかだと思うが、
この前面に惜しげもなく卑猥な形状の口をさらけ出している微笑み青年は、そんな無様な真似はしなかった。
( ^ω^)「とりあえず携帯いじるお」
先程一行目の台詞からして彼が自分の意志でにゅぐりと差し込んだ訳では無さそうであったが、
彼はとりあえず、そのコードのもう一端、彼とコードで連結されている、
言わば運命共同体。傷が至る所についている、
年季の入った携帯電話をぽちくりぽちくりやり始めた。
(・∀・)グラスホッパーのようです 2008.12.31
――ピョンピョン
(・∀・)「たのしい」
――ピョンピョン
(・∀・)「たのしい、たのしい」
(・∀・)「あ、美味しい草だ」
「………」
(・∀・)「お腹すいた!!」
君に声は届かないようです 2008.12.31
九十八のようです 2008.12.31
ショボン。
君は、私の全てだった。
ゆっくりと私の体が落ちて、大地に叩きつけられるまでの僅かな時間だが、
君との思い出を語ってみようと思う。
所詮は敗者の戯言だ、真剣には聞かないで欲しい。
いや、真剣に聞いてほしい。
私は、君を、ショボン。どうしようもなく愛していたのだから。
正確な日付はすっかり忘れてしまったが、君と出会ったのは、春の日。
陽光零れるアンティークショップで、陳腐なセリフだがまるで運命の赤い糸に
導かれたかのように出会い、そうして惹かれあったな。
「一目惚れしたんだ」
今でもそのセリフを思い出すと、気恥ずかしく、くすぐったく感じるよ。
君と出会い、君を知り、そうして君と共に暮らすようになるのに、時間はさほどかからなかった。
それからの、君と紡いだ私の日々は、恐ろしいほどの幸福に満ち溢れていたんだ。
君の瞳に映りこんだ私は、自分でも気恥ずかしくなるほどに輝いていたよ。
壊れ物を扱うように、いつだって繊細な手つきで私に触れてくれる度、私はほんの僅かばかりの
照れと、溢れんばかりの愛情をもって、自分という存在がこんなにも輝くのかと感動すらしたんだ。
君は、今までのどんな相手とも違う。
君が見せてくれた風景は、これまでの年月に見てきたものを風景と呼ぶのもおこがましい程に輝き、
鮮やかな色彩に包まれていたんだ。