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( ФωФ)手が届かないようです 2008.10.04
戦況
( ФωФ)(ああ、可憐だ)
从'ー'从 「あれれー、何ぶつぶつ言ってるのかなー」
( ) 「……くん ……ネスクくん!」
( ФωФ)(まったく人のモノローグに割り込むなど、渡辺め無礼にもほどがあろう)
( ) 「杉浦ロマネスクくん!」
( ФωФ)!
(*゚ー゚) 「VIP幼稚園薔薇組 田中杉浦ロマネスクくん!」
( ФωФ)「はい!」
(*゚ー゚) 「何を考えていたの?」
( ФωФ)「い、いえ何も」
(*゚ー゚) 「そう? 先生のお話はちゃんときいていてね」
( ФωФ)「は、はい!」
(*゚ー゚) 「それじゃ、田中渡辺ちゃん」
从'ー'从 「はーい」
(*ФωФ)(このすてきな女性はしぃ先生。我が輩のスイートハート(予定)だ。)
从'ー'从 「全然相手にされてないけどねー」
(#ФωФ)「うるさい。人のモノローグに勝手に割り込むな」
( ФωФ)「今はしぃ先生の心に届かなくてもいつか必ず」
グッ
( ФωФ)「彼女の心を掴んでみせる」
ガシッ
ξ゚⊿゚)ξ 「ちょっと何いきなり人の縦ロールつかんでるのよ」
( ФωФ)「す、すまぬツン。少し気が動転しておったのでな」
ξ゚⊿゚)ξ 「あんたごときがあたしに触れるなんて10年は早いわよ。貧相な渡辺でも触ってなさい」
从*'ー'从 「ふぇぇ、まだ早いよう」
( ФωФ)「照れるな! というか「まだ早い」ってなんだよ! そもそも我が輩の双子の妹だろうが」
('A`)たちが学園祭を盛り上げるようです 2008.10.04
私立VIP高校 放課後、
( ^ω^)「おいドクオ、生徒会の人が呼んでるお。学祭のイベントの相談らしいお?」
('A`)「そういえば手伝うって約束してたわ。ちょっと行ってくるわ」
('A`)たちが学園祭を盛り上げるようです
温かいようです 2008.10.04
ハインの体重を預かっていたはずの右腕が、今はもぎ取りたい程に軽い。
咄嗟に振り返ったけれど、遥か下の分厚い雲が何もかもを白く飲み込んだ後だった。
突き刺した鉄串を握る左手が俺を生かしていた。
内藤が落ちた。
兄者が吹き飛ばされた。
渡辺は泣き叫びながら視界から消えた。
ハインの愛しい体温が残る掌はからっぽになった。
('A`)「ふざけんなよ」
【+ 】ゞ゚)棺桶死オサムは行き来するようです 2008.10.03
【+ 】ゞ゚)棺桶死オサムは行き来するようです
( ゚ゞ゚)「人間について知識を深めたいのだが、いい方法はないだろうか」
川 ゚ -゚)「はいオサム様。やはり人間のことを知るには人間になりすまし、人間界に潜むのがよいかと」
人間界とは別世界に位置魔界。そのとある断崖に聳える古城の、人型の吸血鬼達による定例会議。
今回の議題は城主の棺桶死オサムが述べたように、来る人間界侵攻に向けての人間の理解であった。
ζ(゚ー゚*ζ「私も同感ですわ兄様」
正式な部下であるクーとモララーに、彼の妹にあたるデレを加えて、会議は粛々と進んでいる。
( ゚ゞ゚)「だろうな。だが如何せん手段がない。開発部部長よ、アレの完成はまだかね?」
( ・∀・)「オサム、ナイスタイミングだ。大量生産にはコストの都合上まだ難しいが、
少数なら既に完成した。一つは完全にテスト済み、なんなら今すぐいけるぜ」
( ゚ゞ゚)「ふむ。……ならば試してみるか」
目視の方が伝聞よりも把握しやすいというオサムの意見に、クーとデレは反対したが、
本人の意思と失敗時の立ち回りを考慮し、最高の魔力を持つ彼が出向くことになった。
出立の準備は瞬く間に整う。転送機である棺桶を祭壇に立て、中にオサムが入り、蓋をするだけ。
ζ(゚ー゚*ζ「気をつけていってらして、兄様」
( ・∀・)「ふむ、では僕は土産を頼もうかな」
川 ゚ -゚)「オサム様、あなたが持ち帰れるのは情報だけです。くれぐれも頓痴気の戯言を真に受けないよう」
旅立つオサムに、彼らなりの激励が飛ぶ。棺桶を取り囲んで城の重鎮が話しかけているその様は、
もし部下が見ていたら絶句し、白昼夢だろうと思うくらいシュールであった。
僕らの夏の一夜のようです 2008.10.03
(´・ω・`)「皆で夜更かし や ら な い か 」
あんまり興味がそそられない言葉で、それは開始された。