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彼らは文房具のようです 2008.08.06
( ゚∀゚)「いててっ! いて、いてぇよっ!」
(´・ω・`)「すまない、ジョルジュ。少しだから耐えてくれ。これが僕の使命だからね」
_
( ゚∀゚)「んなこと言ってもよー……いでっ! おい、またかよ!」
(´・ω・`)「そんなこと僕に言われたって困るよ」
_
( ゚∀゚)「大体よー、お前らの持ち主ちょっと誤字多過ぎなんじゃねーの?漢字ならともかく平仮名でこんなに間違える奴そうそういねーよ」
( ^ω^)「ツンのこと悪く言うなおっ!」
(´・ω・`)「ブーン……」
( ^ω^)「30分前に出会ったばかりのテスト用紙にツンの何がわかるんだお」
_
( ゚∀゚)「なんだとこのやろう……ボロボロのボールペンのくせに……」
( ^ω^)「ジョルジュなんか今日初めて使われたんだお~? ノートや教科書ならまだしも、テスト用紙なんか使われるのは1日だけだお!」
(´・ω・`)「まぁまぁ、2人とも落ち着いてよ。ツンの誤字が多いのは事実なんだしさ」
( ^ω^)「確かに……。ショボンなんか今回のテストの為に買ったのにもう半分くらいになっちゃってるお」
_
( ゚∀゚)「30分の間に“す”と“う”を6回も書き間違える奴なんていねーよ」
( ^ω^)「5分に1回かお。そりゃ消しゴムも半分になるお」
_
( ゚∀゚)「次誤字したら紙グシャッてするからな」
(;´・ω・`)「なっ……!」
(;^ω^)「それだけはやめてくれお!」
(;´・ω・`)「グシャッのあと強めに消しゴムかけられたら君だって困るだろう!?」
(;^ω^)「ツンはそれでテスト用紙を何枚もごみ箱送りにしてきたんだお! ジョルジュも同じ道を歩むことになるお!」
ξ゚⊿゚)ξ「あっ」
( ^ω^)「やった! やりやがったこの女ぁぁぁ!」
_
(♯゚∀゚)「ショボン来いやぁぁあ!!」
(;´・ω・`)「い、いやだ……。僕は、僕のせいじゃない……!」
(;^ω^)「ジョ、ジョルジュ!やめるお!」
_
(♯゚∀゚)「いいやっ!限界だ!やるねっ!」
グシャッ
_
(;゚∀゚)「くっ……! まさか俺もこれほどのダメージを受けるとは……」
( ;ω;)「だから、だからやめろって言ったんだお……」
_
( ゚∀゚)「だが後悔はしてないぜ!! さぁ!早く回答の続きを書け!!」
ξ゚⊿゚)ξ ……
コト、
(`・ω・´)「お前たち楽しそうだな」
_
( ゚∀゚)「鉛筆が……なんでここに?」
(´・ω・`)「シャキン、どうしたんだい? テストはまだ終わってないだろう?」
(`・ω・´)「それが俺にもよくわからないんだ。見たところまだ問題は残っていたんだが……」
( ^ω^)「こ、これは……!」
( ^ω^)「 飽 き た ん だ お ! ! 」
_
( ゚∀゚)「なん、だと……?」
(´・ω・`)「そんなバカな。このテストにはツンの進級がかかっていたんじゃないのかい?」
( ^ω^)「確かにそうだお。けどツンは生粋のスイーツ脳! 朝読書には恋空(笑)を読み、休日には高校生の分際で買い物三昧! はっきり言ってこのテストもなめてかかってるお!」
(`・ω・´)「まぁ、ツンならテストに落ちてもどうにかなると考えていてもおかしくはないな」
( ^ω^)「これはもう完全に終わったお……テストが終わるまであと15ふ、ん……?」
ξ゚⊿゚)ξ ♪
(`・ω・´)「ツン!? ブーンを手にとって何をするつもりなんだ! 続きを解くなら俺を!」
(´・ω・`)「そうだ! ブーンはボールペン……それで間違えでもしたら僕にもフォローはできない!」
(`・ω・´)「ジョルジュ! ツンが何を書いてるかわかるか?」
_
( ゚∀゚)「これは……この感触は……」
_
( ゚∀゚)「似顔絵だ!似顔絵を描いてやがる!」
(´・ω・`)「本物だ……。この女は本物だ……」
(`・ω・´)「しかし俺達にはどうすることも……」
(´・ω・`)「しょせん僕たちは文房具……無力な存在さ。ツンのやる気を引き出すことも、ブーンを助ける方法も持っていない。ていうかそもそも勉強なんか真面目にしたことないツンがテストをパスするなんて無理な話さ」
_
( ゚∀゚)「おいおいお前らよー……諦めるにはちょっとはやいんじゃねぇか?」
(`・ω・´)「君は、ツンに勉強をさせる方法を知っているっていうのか?」
_
( ゚∀゚)「あいにく俺は嬢さんと出会ってもうすぐ45分ってとこだ。やる気を出させる方法なんて検討もつかない。だが……」
(´・ω・`)「だが?」
_
( ゚∀゚)「絵を描く気を失わせる方法なら知っているッ!!」
(`・ω・´)「そ、それは一体……!」
_
( ゚∀゚)「こうするんだよぉぉぉ!!」
グシャッ
ξ♯゚⊿゚)ξ ……
グシャッ
ξ♯゚⊿゚)ξ …………
ビリッ
ξ♯゚⊿゚)ξ「先生! 紙が破れました!」
川 ゚ -゚)「どれどれ。 ……お前これ落書きしてるじゃないか」
ξ゚⊿゚)ξ「え」
川 ゚ -゚)「回答は半分も書いてないし……落第だな」
ξ゚⊿゚)ξ「え」
川 ゚ -゚)「ざっと見た感じ点数は……40点といったところか」
ξ゚⊿゚)ξ「え」
川 ゚ -゚)「どうする?」
ξ;゚⊿゚)ξ「ど、どうするって……」
川 ゚ -゚)「来年また同じ学年をやるか、春休み毎日全科目補習のどちらかだが」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、あぁぁ……」
結局ツンはテストに落ちてもどうにかなってしまい、進級することができたのでした。スイーツ(笑)
お題
・紙とペンのようです
・消しゴムと鉛筆
・似顔絵
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