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ドクオのちょっと不思議な骨董品屋のようです 2008.07.30
( ^ω^)「おいすー」
('A`)「いらっしゃいま……なんだブーンか」
( ^ω^)「なんだとは失礼な、一応客だお!」
( ・∀・)「あ、いらっしゃいませ、店長知り合いですか?」
('A`)「まぁ昔ちょっとな……」
ドクオのちょっと不思議な骨董品屋のようです
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ξ゚⊿゚)ξの願い事、のようです 2008.07.30
吹く風にさらされ。
ともすれば飛ばされそうに。
ξ゚⊿゚)ξ 短冊……か。
女の呟きは暗い空へと吸い込まれる。
川 ゚ -゚)クーがプリンを食べるようです 2008.07.30
川 ゚ -゚)クーがプリンを食べるようです
クーは甘いものが嫌いだった。
その中でもとくにプリンは、ほとんど大嫌いといってもよかった。
彼女が、その、円錐をまよこに切ったかたちの、
黄色いお菓子を嫌いになったのには訳があった。
彼女の実家は東京の島嶼地方だった。
高校に上がるときに上京したのだが、
彼女の住んでいた島には定期船が出入りしていて、
郵便やお菓子などを運んでいた。
彼女が5歳の時の夏、遊びから帰ってきた彼女は、
定期船で運ばれてきたプリンを食べて、3日寝込んだ。
真夏ということもあって、プリンの原料の卵が原因らしいと、
祖母が言っていたのを彼女は覚えている。
腹を壊して寝込んだのは、彼女だけではなかった。
島全体で、プリンを食べた子供がほぼ全員
食中毒をおこし、結構な騒ぎになった。
幸い誰も命に別状はなく、クーも3日後には
外を跳ね回っていた。
以来、彼女の母親はことあるごとにその話を持ち出しては
彼女の健康ぶりを褒め称え、
日ごろの行いが良かったのだと言った。
それが社会人になっても続くものだから、
彼女はいい加減うんざり気味ではあったが。
そしてそれ以来、彼女の意識の深い所には、
彼女自身もどうしようもないところで
プリンに対するマイナスのイメージが
刻み込まれたのだった。