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( ゚∀゚)ジョルジュがシヤワセを探すようです 2008.07.10
宇宙の最果てに、まだ誰にも知られていない惑星がある。
地球人が住むことができないくらいに、汚染された星であるが、その星には生命があった。
そこに生きる生命は、人間に酷似した容姿の動物のみであった。
後の世界で彼らが発見された時、その人種は“オクトピアン”と呼ばれるが、これはまた関係のない話だ。
その惑星には、争いはない。
“圏外第137惑星”では、争いで得られるものなど一つもないからである。
更に、“オクトピアン”は、その種としての特性から、男女がそばに居なければ、生命を維持できない事もある。
そしてもう一つ、常に砂が嵐と共に舞うこの星の大地では、小さな村が賽の目のように点在していること。
この為、単に隣村へ軍を動かすだけでも死者が出る。
そんな大地で今、旅を始めようとする青年がいた。
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ブーンは殺してしまったようです 2008.07.10
('A`)「……何で『アイツ』を殺した?」
( ω )「……僕のせいじゃないお」
ブーンの返事を聞いたドクオは、わざとらしく溜息を吐いた。
ブーンへの失望感を隠さず、むしろ見せ付けるように。
そして今度はブーンに対する憎しみを隠そうともせず、責めるような口調で質問した。
('A`)「誰のせいかは聞いてないんだよ。何で『アイツ』を殺したかって俺は聞いてるんだが?」
責めるような、ではない。実際ドクオはブーンを責めているのだ。
見かけの割には頭が切れる彼のことだ。
ブーンが『アイツ』を殺した理由の見当はついているのだろう。
彼はブーンの心を痛めつけようとしているのだ。
( ω )「殺すつもりなんて無かったんだお! まさか死ぬなんて思ってなかった……
僕に生意気なこと言ってきたから、ちょっと脅しただけだお。
……人があんなにあっけなく死ぬなんて、知らなかった。僕は悪くない」
('A`)「『僕は悪くない』? 本気でそう思ってんのか?」