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('A`)変なおっさんのようです 2008.09.12
('A`) …
(ヽ/)
<●>
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('A`)ノ ハッ !!
(ヽ )
<●> )))
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(('A`) ハッ !!
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('A`)ノ ハッ !!
(ヽ )
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(('A`) ハッ !!
( /)
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('A`)変なおっさんのようです
( ^ω^)「・・・・・・・。」
僕はさっきからこの異様な光景を眺めている
●
('A`)ノ ハッ !!
(ヽ )
<●> )))
・・通報したほうがいいだろうか。
( ^ω^)「・・・・・・・。」
● ●
(('A`)ノ ハッ !!
( )
<ω>
● ●
((゜A゜)ノ アッ !!
( )
<ω>
うん、そうしよう。
( ^ω^)「え~と・・110でいいんだおね。」
(゜A゜)「ストゥゥゥゥゥップ!!」
∑( ;^ω^)「おっ!?」
('A`)「そこの少年!君今通報しようとしていたな!?」
( ;^ω^)「は、はいだお。」
('A`) 「全く・・もっと可能性を信じなきゃ・・」(やべー・・危なかった・・。)
( ;^ω^)「可能性?」
('A`)「そうだ。俺から何かを学べる、という可能性だ。」(話振っちまったしちょっと語ってやるか)
( ;^ω^)「はい?」
('A`)「お兄さんなぁ・・・・」
( ;^ω^)(なんか語りだしたお・・てかコイツどうみても「お兄さん」ではなく「おっさん」だお)
('A`)「ちょっと聞いてる?」
( ;^ω^)「え、はい。聞いてますお。」
('A`)「んじゃ続けるよ。高2の夏、近所の祭りに行ったわけよ。」
( ^ω^)「ほうほう」
('A`)「んで当時俺はいじめられっ子でさ、クラスの奴らも来てるから露店の後ろの林でいじめられるわけ。」
( ^ω^)「あ~・・」(やっぱりそういうポジションかお)
('A`)「フルボッコくらって財布とられて、おまけに服持ってかれて林の中でスッポンポン。」
( ;^ω^)「ちょ・・・・」
('A`)「田舎だから虫多くてさ、全身蚊に刺されまくりよ。」(デリケートゾーンをアブに刺されたことはヒ・ミ・ツ☆)
( ;^ω^)「うわぁ・・」
('A`)「もう人生がイヤになって死のうと思ってさ・・」
( ;^ω^)「・・・・・・・」
('A`)「でもどうせ死ぬなら何かやっときたいなーと思って、旅にでることにしたんだ。」
( ^ω^)(典型的・・)
('A`)「林の中にほっぽってあったうちわ二枚で体隠して、全速力で家に向かった。」
'A`)「そしたらさぁ・・・」
( ^ω^)「お?」
('A`)「うち、借金のせいで取り押さえになってたんだ。」
( ゜ω゜)
('A`)「全裸で帰ったら服も家具も家もぜーんぶ取り押さえ。トーチャンとカーチャンは失踪。」
('A`)「手元に残ったのは公園に埋めてた貯金箱とうちわ二枚」
('A`)「貯金箱には千円しか入ってなかった。」
('A`)「借金があるとか秘密にすんなよカーチャン・・・・。てかタイミング悪すぎワロタ。」
( ;^ω^)「・・マジ?」
('A`)「マジ。これが証拠だ。」
そう言っておっさんはうちわを一枚僕に渡した。
ボロボロのうちわには「ニュー速商店街 夏祭り 198×年」と印刷されている。
( ;^ω^)「・・・すげー。」
('A`)「だろ。俺もよくここまで生きてこれたと思う。」
( ;^ω^)「・・・・・・。」
('A`)「その後はホームレスの人たちにお世話になったり、ちょっとした治験に手を出して生活してきた。」
('A`)「人としてのプライドさえ捨てれば結構生きられるもんだね。」
('A`)「で、金も溜まったしちょっとした旅にでるかな~ってことでここまで来たのさ。」
( ;^ω^)(信じられないお・・・)
('A`)「まあなんだかんだで運がよかった。無事に今ここで生きてる。」
('A`)(数回豚箱に行ったけど・・・)
( ^ω^)「・・あの~」
('A`)「ん?」
( ^ω^)「質問がありますお。」
('A`)「なんだい?素直に言っちゃいなボーイ!!」
( ;^ω^)(きめぇ・・・)
( ^ω^)
( -ω-)(・・・・・。)
( ^ω^)「幸せなんですかお?」
('A`)「え?」
( ^ω^)「今生きていて僕と話していて、幸せですかお?」
('A`)「・・・・・。」
( ^ω^)(家族を失って・・プライドを捨てて・・。生きていて幸せなのかお?)
('A`)「・・・・・・。」
( ^ω^)「・・・・・・。」
('A`)「ああ。」
( ^ω^)「!」
('A`)「幸せだよ。」
( ^ω^)「・・・・本当ですかお?」
('A`)「醜い格好して見下されて、ゴミを見るのと同じ目で見られる。」
('A`)「でも幸せなんだ。なぜか。」
('∀`)「よくわかんねぇけど・・幸せなんだ。」
( ^ω^)「・・そうですかお。」
('∀`)「ああ。」
おっさんの気持ち悪い笑顔を見て、なぜなのか分からないけど自然に笑みがこぼれた。
( ^ω^)「あともう一つ。」
('A`)「なんだ?」
( ^ω^)「・・なんで服きないんですかお。」
('A`)「・・・・。」
●
('A`)ノ ヒ !!
(ヽ )
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●
(('A`) ミ !!
( /)
<●>
● ●
(('A`*)ノ ツ !!
( )
<ω>
僕は静かに颯爽と、110へ電話をかけた。
('A`)「すまんな、こんなくだらねえ話に付き合わせて。」
( ^ω^)「いえ、いいんですお。」
('A`)「そうかい。いいヤツだ。んじゃさいなら!」
( ^ω^)「・・さよーなら!!」
おっさんは僕に手を振って、うちわを交互に動かしながら夕陽の方へ去っていった。
5月6日午後4時53分。僕はこの変なおっさんのことを、一生忘れないと思う。
__[警]
( ) ('A`)
( )Vノ )
| | | |
('A`)変なおっさんのようです 終
オマケ
('A`)「・・・・。」
(警)「・・・・・・。」
(警)「キミさぁ・・。」
('A`)「はい?」
(警)「なんで服着ないの?」
('A`)「なんでって・・・・」
(警)「・・・・・・。」
('∀`)「見られるの、気持ちイイんだもん☆」
(警)(だめだこりゃ。)
('A`)変なおっさんのようです こんどこそ 終
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