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川 ゚ -゚)嫌いなようです 2008.08.15
休日の騒がしい街を歩く。人ごみは嫌いだ。
すれ違いになったカップルの会話が耳に入る。
( ^ω^)「デレ、この後どうするお?」
ζ(゚、゚*ζ 「ん~、今日はお父さんお母さんかえってこないから~・・・」
ζ(゚ー゚*ζ 「泊まってく?」
(*^ω^)「ぜ、ぜひよろしくお願いしますお!」
私は「恋人」というものが嫌いだ。
「愛があればお金がなくても子供は育てられる!」などとほざくスイーツ(笑)には殺意を覚える。
もし街中でイチャつくスイーツ(笑)カップルを死刑にしてくれる法律を作ってくれるなら、私は迷わずチンパン政権を支持する。
無駄に眉毛の濃い子供がぶつかってくる。母親らしき女性が謝罪の意を伝えた。
(*゚ー゚) 「すいません、大丈夫ですか?ほら、ジョルくんもごめんなさいしなさい」
_
( ゚∀゚) 「ごめんなさーい」
そう思ってんなら頭下げろボケ。
川 ゚ -゚) 「大丈夫です。」
私の名前は鬱田クー。夫は現在服役中。子供と恋愛が大嫌いだ。
o川*゚ー゚)o 「今日の晩御飯はなんにしよっかなぁ~♪」
私の名前は素直クー、じゃなかった。鬱田クー。
旦那は起業したてのブサイクシャチョーさん。結婚3年目のの若奥様ってやつです。
o川*゚、゚)o 「う~ん、あんまり高いものは買えないよなぁ・・・」
♪こっの立っち位置が痛ぁいよ♪
↑着信です。旦那専用着うたなのです。
o川*゚ー゚)白 「もしもしドックン~?今日は焼き魚だよ~?え、話したいことって~?うん。わかった。すぐ帰るよ~」
o川*゚ー゚)o 「よし、お父さんも待ってるし早く帰ろうね~」
( ><) 「う~!」
この子はビロード。生後3ヶ月の乳児です。
「会社の経営が軌道に乗るまでは産むな」って言われてたんですけど「貧乏でも幸せな家庭は作れるよ!」って頑張って説得したらやっと許してくれて・・・。
現在「貧乏でも幸せな家庭」絶賛進行中です!
o川*゚ー゚)o 「ただいまー!」
('A`)「おかえり・・・」
o川*゚ー゚)o 「どーしたのドックン?元気ないよー?」
('A`)「クー、会社が・・・、会社が倒産した」
('A`)「実はビロードが生まれる前くらいから経営が危くなってきていたんだ」
('A`)「なんとか改善しようと頑張ってきたんだが・・・」
(;A;)「・・・本当にすまない」
知っていた。ここ数週間の彼をみれば一目瞭然だ。
いつもより更に不細工な顔に、目の下の隈。苦労と苦悩がストレートに出ている。
ただ、信じたくなかっただけなんだ。
「いつも通りにすれば、いつも通りの日常が続く」
そんな勝手な思い込みで頑なに現実から逃げてきた。
だが、彼の涙はいとも簡単にそんな私を現実の中に引きずり込んだ
それから私の「いつも通りの日常」は崩壊した。
ドクオは毎日、日雇いの肉体労働で家に帰ってこない。
私はその間、ビロードの子守をしながら家事と内職の造花づくりを担当し、二人で「貧乏でも幸せな家庭」だけは何とか守り通そうとしている。
だが、
( ・∀・) 「鬱田さ~ん、いるんでしょ~?さっさと借金返してくださいよ~。」
こいつのせいでそれもいつまで持つのか分からない。さっきからアパートのドアをガンガン蹴っている。
o川*;ー;)o「怖いよぉ、ドックン・・・。」
( ><) 「うぅ~」
ビロードをしっかりと抱きしめて部屋の隅でガタガタ震える毎日。
そろそろ精神的にも限界だ。
( ・∀・) 「鬱田さ~ん?そろそろ『ガン!』てもら『ガン!』いとね~。親戚の『ガン!』払っ『ガン!』らわないと『ガン!』ないんだわー。『ガン!』でもいいの~?」
せめて喋ってる間くらいはドアを蹴るのをやめてもらわないと、何を言ってるのかまったく分かりません。
だがこんな必殺ガガン!ダッシュガンガン!でも人を怖がらせる、お隣さんたちから孤立させるには十二分に威力を発揮する。
まったく、何度もされているのに未だに馴れないのはどういう事か。
あ、やばい。ビロードが・・・。
( ><) 「う、うえぇ、うぎゃぁ~!うぎゃぁ~!」
( ・∀・) 「お、居る『ガン!』ゃん。さっ『ガン!』お金返『ガン!』してよー」
あ~あ。またか。ビロードが泣いちゃうと激しさ3倍なんだよな。
まぁ、でもドクオが毎日鍵閉めてってくれてるから無視してたら3時間くらいで終わるんだけど。
いつもの癖で鍵がかかっているか確認。
うん。しっかりサムターンは横向きに・・・なってない?
o川*;ー;)o 「し、閉めにいかなきゃ・・・」
ダメだ、体が動かない。怖い。恐い。助けて、ドクオ。
o川*;ー;)o 「どうしてよ、何で私がこんな目に逢わなきゃいけないのよ・・・!」
毎日来る借金取りの所為?鍵を開けて行ったドクオの所為?
ふと下を見る。泣き叫ぶビロードが目に入る。
うるさい。うるさい。借金取りが騒ぎ出したのもこの子のせいだ。こいつが泣くからいけないんだ。
こいつのせいでドクオの会社が倒産したんだ。こいつのせいでドクオが帰ってこないんだ。
コイツの所為なんだ。コイツが悪い。コイツさえ居なければ・・・。
川*;ー;)o(><;o)
ビロードの首を両手で掴む
( ・∀・) 「お、あいてんじゃんこのドア。失礼しまーす」
ドアが開いていく。
そこからは覚えていません。気が付いたときには、首に痣を作って死んでいるビロードの隣にいました。
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(*゚ー゚)「ほらジョルくん。もう走っちゃダメだよ」
_
( ゚∀゚)「はーい。あ、父さんだ!」
男の子が通り向こうの体格の良い男性のほうに走っていく。お母さんの注意を聞いていなかったのか。
(,,゚Д゚)「おーう、ジョルジュー。元気か~?」
どうやらあのゴツいのが父親なのだろう。母親も嬉しそうに男の子を追いかけていった。
川 ゚ -゚)「ビロード・・・。」
帰ってきたドクオは、私の罪を被って警察に自首しに行った。
('A`)「クーとビロードに生活、精神面でそこまでの負担をかけた俺の責任だ。」
だそうだ。
私は「恋人」というものが嫌いだ。
誰かが罪を償う時間を奪って自分のものにしてしまう。
自分が犯したのは罪ではなく失敗だというのに。
私は子供が嫌いだ。
いや、どこの世界に子供を殺しておきながら「子供好きです」などと言える人間が居ようか。
しかも、その罪を償いすらしない人間にそれを語る資格など無い。
私は子供と恋愛が大嫌いだ
END
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( ・∀・)白 「あ、もしもし~?オレオレ~。ちょっとさ、お願いがあるんだけどー」
( ・∀・)白 「ちょっとVIP地区の警察に金渡しといてくんない?」
( ・∀・)白 「いや、俺ってガキ嫌いじゃん?最近の取立て先にさ、ビービーうるさいガキがいてさ」
( ・∀・)白 「今日そこの鍵開いてたから無理やり入ったらさー。母親がガキの首絞めながら気ぃ失ってんのww」
( ・∀・)白 「なんか母親が力入ってないみたいでまだガキが泣いてるからさー。ちょっと手伝ってやったんだよww」
( ・∀・)白 「え?まぁどっちにしろあの母親は育てられなかったって。だってうわごとっていうの?アレで『コイツさえいなければ』とか言ってたんだぜ~?仕方ないよなぁ~ww」
( ・∀・)白 「まぁ、そういう事だから頼むわ~。んじゃね」
( ・∀・) 「ふぅ。んじゃぁ。さっさと帰りますか。金積んだって現行犯じゃどうにもならんしね」
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