( ^ω^)がjojoの世界に現れたようです 8話目
- 1 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:05:41 ID:YThTDaC50
- 第8話
ガチャガチャ
ワイワイ
ザワザワ パクパク
ムシャムシャ
ズズーッ カタッ
ズビズバーッ
ネアポリスを出て2週間が経ったお。皆、初めはスタンド使いに
襲われるのを警戒していたけど、実際に襲われたのは
ネアポリスを出た時一回のみ。少し緊張も和らいできて、12月の
終わりに待ち構えている『予定』もほとんど忘れられている
ようだったお。
- 7 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:11:17 ID:YThTDaC50
- (;^ω^)「・・・・・・」
ザワザワ パクパク
ムシャムシャ
ズズーッ カタッ
ミスタ「・・・なぁ、アバッキオ。」
ミスタ「覚えてる?この間、夜の見張り代わってやったのよォ〜・・。」
アバッキオ「・・・」
ミスタ「・・・恩着せがましい事言うわけじゃあないんだよ。いや、
本当に。そういうわけじゃあないんだけど・・・その羊の肉、
一切れだけでもくれると嬉しいなぁ〜ッって思ってんだけど。」
- 9 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:12:46 ID:YThTDaC50
- アバッキオ「・・・別にお前にやるために残してあるんじゃあないんだよ。
自分の食ったんだろーが。さっさと食器片付けろよ。」
ミスタ「・・・テメー、恩を仇で返す気か!?良くないぜ、アバッキオ。人として
そいつぁ良くない・・・。俺はお前に、人として成長する機会を
与えてあげようと思ってんのよ。な?だから、それ一切れ
ちょーだいよ。ネッ。」
アバッキオ「・・・」ムシャムシャ
- 10 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:13:35 ID:YThTDaC50
- (;^ω^)「・・・・・・」チラッ・・・
ナランチャ「・・・別に食えないわけじゃあないんだよ。ただ今日は
食べたくないってだけでさぁ〜。」
フーゴ「ナランチャ、誰だって好き嫌いはあります。でも好き嫌いばかり
して野菜を全然食べないと、大きく
なれませんよ?この前だってピーマンちゃんと食べたじゃあない
ですか。人参だって食べられますよ。」
- 11 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:14:08 ID:YThTDaC50
- (;^ω^)「・・・・・・」チラッ・・・
ブチャラティ「・・・」パクパク ムシャムシャ・・・
(;^ω^)「・・・・。」
(;^ω^)「ブ、ブチャラティ。」
ンッ?
ブチャラティ「どうした、ブーン。」
(;^ω^)「・・・今日もツンがいないんだお。」
ピクッ・・・
ブチャラティ「・・・朝からずっと食べてないのか?」
( ^ω^)「・・・そうなんだお。。。」
- 20 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:23:27 ID:YThTDaC50
- ブチャラティ「・・・」カタッ・・・
ブチャラティ「・・・今日は誰がツンの部屋に食事を持って
行ったんだ?」
ナランチャ「・・・!あ、俺が行ったよブチャラティ。」
ナランチャ「朝と昼、両方俺が届けたんだけど、部屋の前に
置かれたまんま、全然減ってなかったよ。」
ブチャラティ「・・・。」
(;^ω^)「・・・もう5日くらいこんなカンジだお。どんどん
食べる量が減って来てるお・・・。」
ブチャラティ「・・・ネアポリスを出て2週間か・・・。そろそろまいってきても
おかしくない時期だな。」
- 21 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:24:48 ID:YThTDaC50
- 2週間、確かに無事に過ぎてはいたんだお。でも潜伏している期間が
長くなるにつれて、ツンの元気もなくなって来てたんだお。最近は
もう食事もほとんど口にしなくなってきて、いつ倒れても
おかしくない・・・皆そう心配してたんだお。
- 25 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:25:56 ID:YThTDaC50
- フーゴ「でも、こればっかりはしょうがないですよ。ブチャラティ。」
フーゴ「彼女におおっぴらに外を歩かせるわけには行かない。
軟禁のような状態にはなってしまってますが、彼女の
安全を考えてのことです。」
(;^ω^)「で、でもツンが倒れたりしたら、それこそ旅に支障が出るお・・・。」
ブチャラティ「・・・。」
- 27 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:27:07 ID:YThTDaC50
-
(;^ω^)「て、提案があるんだお、ブチャラティ。」
ブチャラティ「・・・?なんだ、ブーン。」
(;^ω^)「・・・もし良かったらツンを一日外に出してあげたらどうかと
思うんだお・・・。」
ミスタ「おいおい、そいつはまずいぜ、ブーン。忘れたのか?外にはツンを
探してるやつらがうようよいるんだぜ?」
フーゴ「そうですよ、ブーン。可愛そうですが、ここにいてもらうのが
一番安全なんです。」
- 30 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:29:29 ID:YThTDaC50
- (;^ω^)「・・・わかってるお・・・。でも、ツンが・・・心配なんだお。今の
ままじゃあ、明日にでも倒れるお!」
ガタッ・・・
アバッキオ「テメー、新入りのくせにわかったふうな口きいてんじゃねーぞ。
これは俺達全員の安全に関わる問題だ!お前が決めて良い事
じゃあ無いんだよ!」
(;^ω^)「・・・」
(;^ω^)「ブ、ブチャラティ・・・お願いだお。ツンは変装だってしてるし、パッと見
まったくの別人だお。外を歩いてる所を敵が見てもわかんない
と思うんだお。お願いだお。」
アバッキオ「テメー!俺の話を聞いてなかったのか!?」ガタッ!
- 31 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:30:49 ID:YThTDaC50
- バッ・・・!
ブチャラティ「アバッキオ、やめるんだ。」
アバッキオ「・・・」スッ・・・
ブチャラティ「ブーン、彼女に部屋の中にいてもらってるのは、彼女の安全を
第一に考えての事だ。そのまま彼女の外出を許可すれば敵に
見つかりやすくなるのは目に見えてるからな。」
(;^ω^)「・・・・・わかったお。」スッ・・・
ブチャラティ「・・・ただ、」
ブチャラティ「ブーンの言うことも一理ある。」
( ^ω^)「!」
- 32 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:31:49 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・ブチャラティ、何を言ってるかわかってるんですか?ツンを外に出すって
ことはわざわざ彼女を危険に晒すってことだ。」
ブチャラティ「そうだ。だが、これからあと2週間、彼女には同じような生活を
続けてもらうことになる。そしてこの生活が終わる日、俺達は
彼女を連れてテラポリスに潜入しなくてはならない。」
フーゴ「・・・」
ブチャラティ「その日に、彼女が満足に動けないようじゃあ困るんだ。俺達の
作戦自体が潰れかねないからな。」
全員「・・・」
- 35 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:34:57 ID:YThTDaC50
- ブチャラティ「ブーン、彼女に、明日一日限りの外出許可を与える。ツンに伝えて
来てくれるか?」
( ^ω^)「!!!わかったお!ありがとうだおブチャラティ!!!」
フーゴ「・・・ブチャラティ、リーダーはアンタだ。俺はアンタの言う事には従うが、この
決定は正気とは思えません。
- 36 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:36:49 ID:YThTDaC50
- ブチャラティ「・・・」
ブチャラティ「かもしれないな。」
フーゴ「・・・ブチャラティ?」
ブチャラティ「・・・・・・フーゴ、彼女の護衛に付いていってくれないか?」
フーゴ「!?俺がですか!?」
ブチャラティ「あぁ、頼む。」
フーゴ「・・・さっきも言ったが、リーダーはあんただブチャラティ。俺は決定に従う
までです。ただ命令してくれればいい。」
ブチャラティ「・・・」
ブチャラティ「(・・・何か・・・ブーンが付いていれば何とかなる。そんな
気がしてしまっている・・・。俺の気が緩んでいるのか?)」
全員「・・・」
- 37 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:37:28 ID:YThTDaC50
- 僕はブチャラティに言われてすぐにツンの所にこの事を伝えに行ったお。
伝えた瞬間にツンの顔は見る見る明るくなって、食欲も沸いてきたよう
だったお。夕食の差し入れも半分はたいらげていたお。
( ^ω^)「ツン・・・どこか行きたい所はあるのかお?」
ツン「・・・」
ツン「動物園に行きたい・・・です。」
僕らは次の日の朝、動物園に向けて出発したんだお。
- 39 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:39:36 ID:YThTDaC50
- ブォォーーーン・・・
フーゴ「・・・・・・」
ツン「・・・・・・・」
(;^ω^)「・・・(何か気まずいお・・・)」
- 42 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:41:15 ID:YThTDaC50
- ツン「あの・・・」
フーゴ「・・・なんですか?」
ツン「今日はありがとうございます。わざわざ私のために。」
チラッ・・・
フーゴ「・・・別に僕が提案したわけじゃあありません。お礼なら
そこにいるブーンに言った方がいいですよ。」
クルッ・・・
ツン「?あなたが?」
(*^ω^)「・・・べ、別に大した事じゃないお。ツンが元気になれば
いいと思ってブチャラティに聞いてみたんだお。」
フーゴ「ブーン、これは『大した事』なんですよ。だから僕は
反対してたんだ。」
- 43 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:43:27 ID:YThTDaC50
- (;^ω^)「・・・」
ツン「・・・す、すいません。」
フーゴ「・・・。」ハッ
フーゴ「・・・いえ、僕の方こそすいません。ただこの外出はあなたを危険に
晒す事になる。出来るだけそれは避けたかったんです。」
ツン「・・・」
フーゴ「・・・(ハァ・・・)」
フーゴ「しかし今日のこの外出許可はブチャラティが出した命令です。
そして僕は彼の部下だ。ですから今日は精一杯
あなたのガードをします。思いっきり羽を伸ばしてください。」
ツン「・・・ありがとうございます。」ニコッ
- 45 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:44:18 ID:YThTDaC50
- (;^ω^)「(フーゴの機嫌がテラワルスwwww)」ハラハラ・・・
(*^ω^)「(でも良かったお。喜んでるお。ツン。)」
( ^ω^)「(今日は僕もしっかりガードに徹するお・・・。)」
- 47 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:45:23 ID:YThTDaC50
-
フーゴ「そうだ。言おう言おうと思ってたんですが。」
ツン「・・・はい?」
フーゴ「その言葉遣い、どうにかしたほうがいい。せっかくの男装が
台無しですよ。」
ツン「・・・え・・・。」
フーゴ「あなたは今は一応ギャングの一員です。誰が聞いてるかもわかりません
ので、ギャングらしい喋り方でお願いします。」
( ^ω^)「・・・」
( ^ω^)「・・・(フーゴも十分ギャングらしくない喋り方だお・・・)」
ブォォォーーーーーーーーーーンッッッ・・・
- 49 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:47:04 ID:YThTDaC50
- 動物園についたのは1時だったお。着いてからのツンのはしゃぎ様は
すごかったお。入園してからなんと3時間、ぶっ通して歩きとおしたお。
昨日までのツンとは打って変わったような満面の笑み。
僕の心配も取り越し苦労だったかもしれない。
そう思えるほどの変わりようだったお。
- 50 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:48:38 ID:YThTDaC50
- (;^ω^)「・・・ま、まだ歩くのかお?」
ツン「えぇ!だってこんなにたくさん動物たちがいるんですも・・・
いるんだよ!」
(;^ω^)「(・・・それはギャングっぽい喋り方なのかお?)」
ツン「・・・わた・・・僕、動物園って始めてなんだ。」
( ^ω^)「!!そうなのかお・・・!」
( ^ω^)「(・・・というか僕もなんだお・・・よく考えると。)」
ツン「・・・こんな所に来れるなんて、1ヶ月前は夢にも思ってなかった。」
ツン「だから今、涙が出そうなほど嬉しいんです。」
( ^ω^)「・・・ツ・・・」
(;^ω^)「(危ないお・・・名前呼びそうだったお・・・)」
- 71 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:54:52 ID:YThTDaC50
- クルッ
( ^ω^)「・・・」
車から降りてからのフーゴの行動はまさに『完璧』だったお。常に
周りに怪しい人物がいないか警戒し、襲われた時に僕らがとっさに
動けるように、僕らを誘導しながら園内を動いていたお。
フーゴ「・・・」キョロキョロ・・・
フーゴ「・・・(動物園に入場して3時間・・・。今の所怪しい影はないな。
すれ違った人の顔も一応全部記憶はしているが・・・
二回以上すれ違った観光客はいない。)」
- 72 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:55:31 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・」
飼育員「すいません。」
フーゴ「・・・」
飼育員「お客さん・・・!」
クルッ
フーゴ「・・・?」
- 74 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:56:50 ID:YThTDaC50
- 飼育員「お客さん、一応園内はペットは持ち込み不可なんですよ。」
フーゴ「・・・・?ペット?」
フーゴ「あぁ・・・(ブーンのことか)」
飼育員「たまにお客が持ち込んだペットが病気を園内の動物に
伝染す事があるんでね。」
フーゴ「・・・ フゥ・・・」
フーゴ「・・・すまないな。コイツで許してくれないか?もうすぐ出る。」
飼育員「1万円・・・」
飼育員「随分と沢山くれるんですね?」ニコッ・・・
- 75 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 18:57:39 ID:YThTDaC50
- フーゴ「あぁ、そいつをやるから見逃してやってくれ。」クルッ
飼育員「・・・これじゃあ足りませんね・・・。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
ピタッ・・・
フーゴ「・・・なんだと?」
- 77 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:00:39 ID:YThTDaC50
-
飼育員「1万円じゃあ足りないって言ったんだよ。」
フーゴ「・・・ヤレヤレ。いくら欲しいんだ?」
飼育員「・・・そうだなぁ・・・」
飼育員「 3 0 0 0 万 かな。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
フーゴ「 何・・・?」
飼育員「あんた達の
首には今それぞれ3000万の懸賞金がかかってる。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
- 78 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:01:11 ID:YThTDaC50
- 飼育員「パンナコッタ・・・」
フーゴ「!!!!」
飼育員「パンナコッタ・フーゴだな?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
- 81 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:02:30 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・」
フーゴ「・・・まさか園内の飼育員に追手がいるとは思わなかったな。」
飼育員「ククッ、そうか。本当に我が目を疑ったぜ。俺達がイタリア中で
今探し回ってるお前らが、動物園(こんなとこ)にいるんだから
なぁ・・・。」
飼育員「最近どうも俺はフォルチュナート(ついてる)みたいだなぁ・・・。昨日も
仲間とかけポーカーをやってね、3万も勝ったんだよ。」
フーゴ「・・・」チラッ・・・
フーゴ「・・・(こんなに園内に人が居たんじゃあスタンドを使うわけには
いかないな・・・。)」
- 82 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:04:06 ID:YThTDaC50
- フーゴ「ブーン!!!!敵だ!」
( ^ω^)「!?」
ツン「!!」
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
飼育員「あの男、豚を連れてる・・・ブーンって言うのか?変わった名前だな。」
フーゴ「・・・ブーン、聞こえたのか?豚を連れて逃げるんだ!」
ツン「・・・!行こう!」
ガシッ・・・!
(;^ω^)「!!(豚って僕かお)」
- 97 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:16:09 ID:YThTDaC50
- ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
飼育員「逃がすと・・・思うのか?」
キャーーー!!!
ワーーーーー!!!
ダダダッ!!!
ドドドドド!!!
観光客A「怪物だーーーーー!!!」
観光客B「怪物が・・・!怪物が出たぞーッ!!」
フーゴ「!?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・!
飼育員「お前達は決して逃がさない。どんな手を使ってもな・・・」
- 101 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:19:08 ID:YThTDaC50
-
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!
フーゴ「何だ!?怪物だと!?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
ドーナクス「怪物・・・だろーよ。一般人にとっちゃぁなぁ・・・。」
フーゴ「!?」
- 102 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:20:03 ID:YThTDaC50
- ドーナクス「フッ・・・」
ドーナクス「怪物っつーのは何なんだろーなァ、パンナコッタ。例えば、鯨の存在を
全く知らないどっかの原住民にでもよォ、その写真とか
現物見せたら、間違いなく『怪物』って言うんだろーぜ?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
フーゴ「・・・何を言ってる?」
ドーナクス「つまりだな。怪物っつーのはよォ、『正体のわからない生き物』
の事を指すんだよ。パンナコッタ。」
フーゴ「・・・僕をファーストネームで呼ぶな。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
- 104 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:23:11 ID:YThTDaC50
- ドーナクス「ククッ、まぁそう言うなよ。つまり『正体』がわかってればだな、
人にとっちゃあ、ソレは怪物じゃあないんだよ。」
フーゴ「・・・もういい。お前の話には興味がなくなった。」
ドーナクス「聞けよ。パンナコッタ!俺が言いたいのはだな。あいつらにとっちゃぁ
怪物なのかもしれないが俺にとっちゃぁ怪物じゃあないってことさ。」
フーゴ「・・・お前こそ聞こえなかったのか?僕の事をファーストネームで呼ぶなと
言ったんだよ!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!
- 107 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:24:45 ID:YThTDaC50
- フーゴ「周りに人もいなくなったな。お前の運もこれまでのようだ。」
ドーナクス「・・・あ?」
フーゴ「喰らえ!パープルヘイ・・・!!」
ドガァッッッッ!!!!
ドガァッッッ!!!
フーゴ「(何だ!?後ろで!?)」
- 108 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:26:06 ID:YThTDaC50
- ダダッッ!!
ツン「フーゴ!!!向こうに怪物が!!!」
フーゴ「!?」
ドーナクス「・・・お前・・・ブーンだっけか?女みたいな声してるな・・・。」
ツン「!!」
ドガァッッッ!!!
フーゴ「!!ハッ!」
クルッ
フーゴ「!!!!な!何だあれは!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
- 127 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:36:23 ID:YThTDaC50
- ???「グォォォーーーーーーーーーーーンッッ!!!!」
ドーナクス「『アレ』はデイノテリウムっつーんだよ。」
フーゴ「デイノテリウムだと!?」
ドーナクス「・・・何だ?知ってんのかよ、パンナコッタ?」
フーゴ「テメー・・・、3回目だぜ低脳野郎。僕の事をファーストネームで
呼ぶなって言ってんだよ・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
クルッ
フーゴ「ブーン!!!ペットを連れて僕のスタンドから最低5メートルは
離れてろ!!!」
ツン「!!わ、わかった!」
( ^ω^)「(ま、まずいお!)」
ダダーッッ!!
- 130 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:38:17 ID:YThTDaC50
- フーゴ「喰らわせろ!パープルヘイズ!!!!」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド !!!
ドグッシャァーーッッ!!!
デイノテリウム「ブォォーーーーーッッッ!!!!」
ブスブスブス・・・ グシグシ・・・
ドーナクス「・・・!?」
ドーナクス「な、なんだ!?『腐って』んのか!?」
- 131 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:38:44 ID:YThTDaC50
- フーゴ「お前のスタンドは・・・もうお終いだ。僕のパープルヘイズを
喰らって、死なないモノは地球上にはいない。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!
- 134 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:43:41 ID:YThTDaC50
-
ドーナクス「ホッ、オホッ!」
ドーナクス「やっぱり俺はフォルチュナート(幸運)だな!!ついてる!」
フーゴ「!?」
ドーナクス「教えてやるよ、パンナコッタ。あれは俺のスタンド本体じゃあない。」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド!
- 136 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:44:58 ID:YThTDaC50
- フーゴ「なんだと!?」
ドーナクス「あれは俺の手ごまの1つだ。」
フーゴ「・・・!まさか・・・」
ドーナクス「なんだ、もうわかったのか?お前もしかして頭良いのかよ?
ムカつく野郎だな。」
ドーナクス「俺のスタンドは遠隔自動操縦だ。」
ドーナクス「お前達が死ぬまで追い続ける。しとめた『獲物』は
俺の所に持ってきてくれるよ。」
フーゴ「・・・!!!」
ドーナクス「そしてお前のスタンドの異常な破壊力はよーくわかったからよォ。
離れた所から双眼鏡でゆっくり見物させてもらうぜ。」
ドンッッッーーーーッッッ!!!
- 137 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:46:07 ID:YThTDaC50
- フーゴ「待っ・・・」
フーゴ「くそっ!!!」
クルッ・・・
フーゴ「(ここにツンとブーンを置いていくわけにはいかない・・・!)」
ツン「フーゴさん!これは!?」
( ^ω^)「何なんだお!見たこともない生き物だお・・!」
フーゴ「・・・これは・・・デイノテリウムという巨獣だ。像に似ているが
厳密には違っていて、アゴの下に牙が生えているのが大きな特徴
だ・・・。」
( ^ω^)「・・・そんな動物がいたのかお・・知らなかったお。」
フーゴ「・・・ただ、こいつは200万年前に絶滅しているはずだ・・・!!」
( ^ω^)「!?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!
- 138 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:46:36 ID:YThTDaC50
- フーゴ「こいつは『ここに居て良い動物』じゃあない!」
フーゴ「何が・・・起こってるんだ!?」
グゥゥオオオオオオーッッッ!!!!
フーゴ「ハッ!!」
( ^ω^)「向こうで何か大きな鳴き声がしたお!!」
ドッドッドッドッドッドッド!!!
フーゴ「・・・まさか・・・。」
(;^ω^)「で、でっかい猪が向かってくるお!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
フーゴ「まさか、あいつのスタンドの能力は・・・!」
- 139 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:47:25 ID:YThTDaC50
- ********************************************
ドーナクス「俺のスタンド『スティーブ・アルビニ』は生き物を『退化』させるスタンド・・・!
そして『退化』させた生き物は、俺の手ごまとなって
お前らを死ぬまで追い詰めるぜ!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
********************************************
- 140 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:50:05 ID:YThTDaC50
- フーゴ「そうだ・・・。間違いない・・!コレは、生き物を
退化させるスタンドだ!!」
( ^ω^)「!?」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!!
フーゴ「走るぞ!!!ブーン!!!ツン!!!!」
ドンッッッ!!!!
(;^ω^)「ど、どういう事なんだお!?フーゴ!」
フーゴ「・・・走りながら聞いてくれ・・・」
フーゴ「こいつは・・・今後ろから追いかけて来てる
猪は・・・、『ダエオドン』という巨大な猪だ。
体長3.3m、肩高2.1m。現在のバイソンやスイギュウ
をしのぐ巨体だったといわれている。」
( ^ω^)「・・・」
フーゴ「だが、それより問題なのは
こいつも『何万年も前に絶滅してる』ってことだ。」
(;^ω^)「!!」
- 141 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:54:03 ID:YThTDaC50
- ツン「!!!もうすぐ追いつかれそうです!!」
フーゴ「くッッ!先に行くんだ!!ここは僕が食い止める!」
ツン「!!すいません!行こう!ブーン!」ガシッッ!!
( ^ω^)「フーゴ!!!!」
ド ド ド ド ド ド ド ド !!
ダエオドン「グォォォーーーーーーンッッ!!!」
フーゴ「・・・こいつはただの動物だ。スタンドは見えないハズ・・・。」
フーゴ「パープルヘイズッ!!!」
ドォォーーーーンッッ!!!
ダエオドン「・・・グォォン!!」
ギラッッ!!!
ブンッッ!!!
フーゴ「!?」
ドグァシャァァッッ!!!
フーゴ「グゥッッ!!!馬鹿な!スタンドに攻撃を!?」
- 142 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:54:41 ID:YThTDaC50
- *********************************************
ドーナクス「ここまで来れば大丈夫だろーよ・・・。」
ドーナクス「双眼鏡を使えば・・・ここからお前の姿もよく
見えるしなぁ・・・。」
ドーナクス「そして・・・くくっ。言っただろパンナコッタ・・・。そいつらは俺の
手ごまだぜ。もちろんスタンドも見えるし、攻撃も
可能なんだよ・・・。」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!
***********************************************
- 143 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:55:33 ID:YThTDaC50
-
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド !!
フーゴ「・・・馬鹿な・・・なんてスピードと破壊力だ・・・。」ガクッ・・・ガクガク!
フーゴ「今ので、もう・・・足が・・・!」
ダエオドン「グォォォォォーーーーーーー!!!!」
ゴバァッッッ!!!!
フーゴ「・・・ま、マズイ!!ガードが間に合・・・!」
- 145 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:56:19 ID:YThTDaC50
-
ドォォォォォン!!!
ドォォォォォン!!!!
ドォォォォォン!!!
ダエオドン「グォォッ!!?」グルッ
フーゴ「!?」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!!!
VIP「VIP・ザ・クオリティ!!『50回分ノレスポンス』デ石油タンクヲ爆発サセマシタ!!!」
- 148 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:57:09 ID:YThTDaC50
- ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!
( ^ω^)「フーゴ!!今だお!!!パープルヘイズだお!!!!」
フーゴ「ハッ!!!!」
フーゴ「うォォォォォッ!パープルヘイズ!!!!」
ドガァァッッッ!!!!
ダエオドン「・・・!」
ダエオドン「グォォォッッッッ!!!!!」
ブシャァァッッッ・・・!
ブスブスブス・・・!!!!
フーゴ「・・・!!(倒れてくる!)」
ダァッッッ・・・!!
ドズゥゥゥゥンッッッ・・・!!
( ^ω^)「やったお!!フーゴ!!倒したお!」
フーゴ「ありがとう、ブーン。さぁ行こう!ひとまず
逃げないとダメだ・・・!」
ツン「・・・」
ダァァァッ!
ドドドドドドドドドドドド・・・
- 149 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 19:58:05 ID:YThTDaC50
- ***********************************************
ドーナクス「・・・なんだ・・・さっき。石油のタンクが爆発したのか・・・?
ただの『運』か?パンナコッタがとびきりフォルチュナート(幸運)だったのか?
・・・気になるな・・・。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
************************************************
- 153 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:01:52 ID:YThTDaC50
- ダッダッダッダッ・・・
ギィッッッ、バタン!!!
フーゴ「はぁ・・・はぁ、ひとまずココまでくれば安心だろう。」
ガクゥッ・・・!
フーゴ「ぐっ・・・!」
ツン「大丈夫ですか!?」
ツン「プリンス!!!」
ドォォォンッッ!!
- 157 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:03:05 ID:YThTDaC50
- ツン「これを飲んでください。体の傷は全回復するはずです!」
フーゴ「だ、大丈夫だ。このくらいかすり傷さ。」
( ^ω^)「フーゴ!何意地張ってるんだお!」
フーゴ「意地なんかじゃあないぜ、ブーン。もう僕は大丈夫だと
言ったんだ。それより考えなくっちゃあならない事が
たくさんある・・・。」
( ^ω^)「フーゴ!!!」
フーゴ「・・・わかった。ありがとう貰っておくよ、ツン。」
ツン「・・・どうぞ。」
フーゴ「・・・」スッ・・・
- 160 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:06:48 ID:YThTDaC50
- フーゴ「さて、僕達はあいつを倒さなくっちゃあならないんだが・・・」
フーゴ「問題がいくつかある。」
( ^ω^)「!?」
フーゴ「・・・まず・・・僕のスタンドの事だ。」
( ^ω^)「スタンド!?」
- 161 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:07:48 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・いいか、二人に言っておく。僕のスタンドがその拳を使う時
何者も近くにいちゃあならない。最低5メートルは離れていて
くれ。もし5メートル以内に入った場合、僕のスタンドのウィルスが
君達を襲う事になる。ウィルスは凶暴で、もし体内に侵入されると
30秒以内に君達を殺す・・・。これは僕も例外じゃあない。」
- 162 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:08:18 ID:YThTDaC50
- ツン「その事なんですが・・・」
( ^ω^)「心配いらないお!」
フーゴ「・・・なんだって?」
ツン「あらゆる身体異常は私のプリンスで『予防』出来ます。あなたの
スタンドの毒も例外じゃあないはずです。ブーンにはさっき『薬』
を渡しました。」
フーゴ「・・・そうか。よかった。」ホッ
フーゴ「・・・だが、まだあるんだ。」
( ^ω^)「?」
- 164 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:09:58 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・僕のスタンド、パープルヘイズの『ウィルス』は、拳についた
カプセルが『割れ』、空中に撒き散らされることに
よって発動する・・・。」
( ^ω^)「知ってるお!」
フーゴ「だが・・・、このカプセルは1つの拳に3つずつ・・・計6つしかない。
そして、もう2つ割れているんだ・・・。」
( ^ω^)「!!」
フーゴ「・・・さらに困った事に、これから、本体を倒しにいくまでに
まだまだ使わなくっちゃあならないだろう・・・」
(;^ω^)「・・・」
- 168 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:11:56 ID:YThTDaC50
- ハッ
( ^ω^)「・・・!そうだお!」
フーゴ「・・・・?」
( ^ω^)「スタンドを使うのを夜になるまで待ったらどうだお?」
フーゴ「・・・なるほど。僕のスタンドのウィルスの拡散範囲を広げ、スタンド
本体まで届くようにするのか・・・。」
( ^ω^)「そうだお!前にブチャラティが話してたのを聞いたお!」
フーゴ「良いアイディアだが、問題が二つある。」
フーゴ「1つは、それをやってしまうと、
際限なくウィルスが拡散して、この街の住人に大きな被害が出る。
さらに、もう1つは、夜になるまでなんて待っちゃぁ
いられないってことだ。」
( ^ω^)「・・・どういうことだお!?」
- 169 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:13:40 ID:YThTDaC50
- フーゴ「夜になる・・・というか暗くなるまであと大体3時間ほどだが・・・、
そうなると間違いなく警察やマスコミがかぎつけるだろう。
軍隊まで出てくるかもしれない。得体の知れない怪物が歩き
回っているんだからな。」
(;^ω^)「・・・」
フーゴ「そうなると、間違いなくツンが生きている事。そして僕達が
組織を裏切っていた事が明らかになる。これは最悪だ。僕達が
モンタギューを倒したとしても一生、組織に狙われることになる。」
(;^ω^)「・・・!!」
フーゴ「さて、あと1つ最大の問題なんだが・・・」
ガキンッッ!!!!
- 171 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:15:38 ID:YThTDaC50
- ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!
フーゴ「(何か入ってきたな・・・)」
スッ・・
フーゴ「・・・」チラッ・・・
グガァルゥルルル・・・
- 174 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:16:49 ID:YThTDaC50
-
フーゴ「・・・ヤレヤレ。よくもまぁ色々と作るもんだ。」
( ^ω^)「な、なんなんだお?」
フーゴ「あれは・・・」
フーゴ「・・・あれはアンドリューサルクスという数百万年前に地球上に
生息していた動物だ。陸棲の肉食獣の中で
最も大きかったと言われている。全長3.5〜4m。トラと
ネズミが混じったような顔をしてる。」
ツン「・・・!!」
フーゴ「・・・大丈夫です。とりあえず今は心配いらない。まだ
拳のカプセルが残っています。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
- 175 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:17:32 ID:YThTDaC50
- サルクス「 ガグゥゥウッルル・・・ 」クンクン・・・
サルクス「・・・」ピクリ・・・
タッタッタッタッ・・・
( ^ω^)「ちっ、近づいてくるお!」
フーゴ「・・・どうやら気付かれたみたいだな・・・。」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド !
- 176 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:18:41 ID:YThTDaC50
- フーゴ「(皆少し離れててくれ。)」ビッ、ビッ
ド ド ド ド ド ド ド ド ド・・・
フーゴ「(角に隠れて、出てきた所を叩く)」
サルクス「・・・グァルルルル・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!
(;^ω^)「・・・」
チラッ・・・
(;^ω^)「!!!ハッ!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
- 177 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:19:44 ID:YThTDaC50
- ( ^ω^)「上だお!!!フーゴ!!
上にもいるおーーーッッ!!!」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド !!!
フーゴ「何ッ!?」
フーゴ「間に合うかっ!?パープルヘイズッ!!」
ドォォォンッッ!!!
ドグシャァァッッッ!!!
バギィィッッッ!!
サルクス1&2「ゴァァァァァッッッゥ・・・!!!!」
ブシュゥゥゥゥゥ・・・ ブスブスブス・・・
フーゴ「・・・(まずい。カプセルはあと2つ・・・)」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
- 178 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:20:44 ID:YThTDaC50
-
フーゴ「行こう・・・上へ移動するんだ。見晴らしの良い場所で
アイツを探さないといけない。
本体を叩くしか、あいつを倒す方法はないからな・・・。」
( ^ω^)「・・・わかったお!」
ツン「・・・ハイ!!」
ダッダッダッダッダッダッ・・・
- 179 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:21:21 ID:YThTDaC50
- フーゴ「3階・・・ここが取り合えずこの建物の最上階らしいな。」
( ^ω^)「お土産屋・・・?みたいだお。」
ツン「もう人は誰もいませんね。」
フーゴ「皆すっかり避難したようだな・・・。」
シィィーーーーーーーーーンッッ
- 180 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:22:19 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・(さてどうするべきなんだ、僕は・・・)」
( ^ω^)「フーゴッ!!!」
フーゴ「・・・!?」
( ^ω^)「見るおっ!!!ここから外が見えるお!!」
フーゴ「・・・」ガバッ・・・
ダダッ・・・
ド ド ド ド ド ド ド ド ド・・・
フーゴ「こ、コレは・・・」
ギリッ・・・!
フーゴ「・・・囲まれている・・・!!!」
ドオォォーーーーーーーーンッッッ!!
- 182 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:26:34 ID:YThTDaC50
- *************************************************************
ドーナクス「・・・パンナコッタ・・・。まだ生きてるみたいだなァ・・・。俺の所にお前の
死体が届いていないってことはよォ〜・・・。」
ドーナクス「だが、時間の問題だぜ、パンナコッタ。お前がどう足掻いても、その
数全てを相手に出来るはずがないんだよ・・・。」
*************************************************************
- 183 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:27:13 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・この数・・・まさか園内全ての動物を退化させたのか!?」
チラッ・・
フーゴ「・・・(カプセルはあと2つ。)」
( ^ω^)「ど、どうするお!フーゴ!!」
フーゴ「(さらに、僕達には最大の問題が残っている・・・。)」
フーゴ「・・・どうやっ・・・!?」
ズズッ・・・
- 184 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:27:47 ID:YThTDaC50
- フーゴ「!?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
フーゴ「気のせいか・・・今そこの配水管が動いたような・・・」
ズズッ・・・
フーゴ「!!!また!!」
( ^ω^)「なんだお!?」
フーゴ「配水管が動いている!何か中を通って来て
いるのか!?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!!
- 186 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:28:20 ID:YThTDaC50
- (;^ω^)「・・・」
(;^ω^)「!!!」
(;^ω^)「違うお!フーゴ!これは配水管じゃないお!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!
- 188 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:30:14 ID:YThTDaC50
- フーゴ「何ッ!?」
( ^ω^)「これは、巨大な蛇だお!!!!」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!!
フーゴ「・・・!!!まさか・・・こんな巨大な大蛇が・・・存在したのか!?」
(;^ω^)「こ、これは何て言うんだお!?アナコンダかお!?」
フーゴ「・・・わからない!アフリカニシキヘビのようだが、これは
全長16メートルはある・・・。」
フーゴ「(ま、まずい。こんな所まですでに動物が侵入して
いるとは・・・。この数・・・。このままでは
間違いなく僕たちは全滅だ・・・!)」
- 190 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:31:19 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・」
グッ・・・
フーゴ「ブーン、ツンを連れてこっちへ来てくれ。ゆっくりと
歩くんだ。」
( ^ω^)「!!何か良い案があるのかお!?」
フーゴ「あぁ・・・。」
フーゴ「ツン、君もこっちへ早く・・・。」
ツン「はっ、ハイ。」
タッタッタッタッ・・・
- 191 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:32:20 ID:YThTDaC50
- タッタッタッ・・・
( ^ω^)「?こ、ここは?倉庫みたいだお・・。」
フーゴ「・・・みたいだな。見た所食料庫だ・・・。」
ピタッ・・
フーゴ「さっ、二人ともこの中に入って。」
( ^ω^)「!?」
( ^ω^)「フーゴはどうするんだお?」
- 194 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:34:29 ID:YThTDaC50
- フーゴ「いいから入るんだ!早く!」
(;^ω^)「わ、わかったお!」ダッ・・・
フーゴ「君も入るんだ、ツン」
ツン「はい・・・!」ダッ・・・
フーゴ「・・・あとすまないが僕にもパープルヘイズ用の『予防薬』
もらえるかな?」
ツン「あっ、はい。どうぞ。」スッ・・・
- 195 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:35:12 ID:YThTDaC50
- フーゴ「ツン・・・」
ツン「・・・?」
フーゴ「今まで君に、ツラく当たってしまってすまなかった・・・。」
フーゴ「僕にとってチームは大切な場所だ。リーダーのブチャラティには
大きな借りもある。そのブチャラティに、組織を裏切る
ような事をさせた君をどうしても認めたくなかった
のかもしれない。許してほしい。」
ツン「・・・そ、そんな私は・・・」
フーゴ「・・・君は、絶対に生きてくれ。生きて、モンタギューを・・・。」
- 196 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:37:42 ID:YThTDaC50
- フーゴ「ブーン、君は何があってもツンを守るんだ。いいな?」
ド ド ド ド ド ド ド ド ・・・
ツン「・・・フーゴさん?」
フーゴ「さぁ、それじゃあここを閉めますよ。」
(;^ω^)「!?フーゴはどうするんだお!!」
フーゴ「僕にはまだやる事があるんだ・・・。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・!!
( ^ω^)「フーゴ!!!何を!!」
フーゴ「いいか。絶対に僕が迎えに来るまでここを
開けるんじゃあないぜ。」
( ^ω^)「フーゴ!!!」
フーゴ「じゃあ、ブーン、ツン。また後で。」ニコッ
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!
(;^ω^)「フーゴ!」
ガシャーーーーーーーーンッッ!!!
ガチャッ・・・!!!
- 198 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:41:20 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・どこをどう間違ったんだ・・・。こんな所で死ぬほど
追い詰められるなんて・・・。僕らしくないな。」
フーゴ「・・・チームにとっての『最悪の事態』。それは敵にツンが捕まり
チーム全体が危機に陥る事!」
フーゴ「それを避けるためなら・・・僕は命だってかける!」
スッ・・・
パクッ パクッ
フーゴ「・・・行くぞ!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!!
- 203 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:43:29 ID:YThTDaC50
- **************************************************
ツン「・・・」
ツン「フーゴさん・・・何か案があるんですよね!?」
( ^ω^)「・・・わからないお。」
- 204 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:44:18 ID:YThTDaC50
- ハッ
(;^ω^)「でもさっき言ってたお・・・。まだ最大の問題が
残ってるって・・・」
(;^ω^)「まさかフーゴは!!一か八か自分独りでさっきの動物の群れに
突っ込む気じゃあ・・・!!!!」
ツン「そ、そんな!そんなことしたら!!」
(;^ω^)「死ぬお!!!間違いなく死ぬおッ!!」
- 206 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:45:17 ID:YThTDaC50
- 『バギバギィッッ・・・!!』
(;^ω^)「!?」
『グッ、グァァァァーーッッッ!!!』
(;^ω^)「!!!あれは、フーゴの声だお!!」
(;^ω^)「くっ僕も出るおッ!!!」
ガキィィン!!!
(;^ω^)「!?」
(;^ω^)「そ、外側から鍵がかかってるお!!!」
(;^ω^)「くっ!!フーーーゴォォォーーーーーーーーーッッ!!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
- 214 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:56:32 ID:YThTDaC50
- ***************************************************
ドーナクス「・・・フゥーーーッ・・・まだ来ねェのか・・・。頑張りすぎだぜパンナコッタ・・・。」
ズズズズズズズズズ・・・!
ドーナクス「オホッ!来たのか!?」
ズルズルズルズルズル・・・!!
ドーナクス「ウハッ!一匹帰ってきたようだな!!!」
- 219 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:58:21 ID:YThTDaC50
- ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
ドーナクス「クククッ・・・これであと一人・・・と一匹か。まぁ豚はどうでもいい。
とりあえずあと一人は生け捕りにして、拷問にかければ
いいだけだからな。それで二人合わせて、最低6000万
は俺のもんだ。」
ズルズル・・・
ドーナクス「・・・帰ってきたのは大蛇か・・・。なんて名前だったっけ?
お前・・・。」
大蛇「グシャァァァーーーーーーッッッ!」
ドーナクス「?どうした?」
- 220 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:58:48 ID:YThTDaC50
- 大蛇「グァァァァァァァッッッッッ!!!」
バダン!!!!バダン!!
ズルズルズルズル・・・!
ブスブスブスブス・・・
ドーナクス「!?なんだ!?」
大蛇「ギュァァァァァァッッッッ!!!」
ドーナクス「こ、これは!?フーゴのスタンドのウィルス!?どこかから
攻撃を受けたのか!?」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド !!!
- 221 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:59:24 ID:YThTDaC50
- ドーナクス「馬鹿な・・・しかしスタンドには射程距離が・・・!!」
「・・・その通りだ。」
ドーナクス「!?どこから・・・!!」
ブグワッシャァーーッッ!!!
ドーナクス「なっ!!!」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!!
ドーナクス「『腹』の中からだとォーッ!?」
ドォォォーーーーーーーーーンッッッ!!!
- 222 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:59:44 ID:YThTDaC50
- フーゴ「蛇の腹の中に入った時は・・・本当に死を覚悟したよ・・・。」
ドーナクス「ば、馬鹿な!!生きていられるはずが!」
フーゴ「・・・普通はな。」
ドーナクス「!?」
フーゴ「・・・聞きたいか?」
- 223 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 21:00:18 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・普通、大型のヘビは、獲物を捕食する際に二つの事を
行う。1つは、獲物を絞め殺す事。二つ目は飲み込む事だ。」
フーゴ「このヘビはゆうに15メートルを越える大蛇だ。僕を飲み込む
前に、僕の体中の骨も締め折られたよ。」
ドーナクス「じゃあ、なぜ!!」
フーゴ「まぁ、聞けよ。」
フーゴ「そして次のステップなんだが、飲み込む作業だ。
蛇っていうのは獲物を飲み込む際に歯で噛み砕いたりはしない。
そのまま丸呑みするんだよ。つまり、獲物がほぼ『飲み込まれる
前の状態』で体の中に入る事になるな・・・。」
ドーナクス「・・・!?そうだ!その通りだ!
だから体中の骨を折られてそのまま飲み込まれたら
ひとたまりもないはずだ!!」
フーゴ「・・・そうだな・・・。『体中の骨を折られたまま』の状態で
飲まれたらな・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
- 224 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 21:00:57 ID:YThTDaC50
- フーゴ「だが無傷の状態でなら、話は別だぜ・・・。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
ドーナクス「ハッ!まさか・・・」
フーゴ「もしかして気付いたのか・・・?察しが良いな。」
ドーナクス「まさか、お前らと一緒にいたあの女は!!!」
フーゴ「まぁ、今からここで死ぬお前には関係ないがな・・・。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!
- 225 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 21:01:46 ID:YThTDaC50
- ドーナクス「クッ!!」
フーゴ「パープルヘイズッ!!!!」
パープルヘイズ「グァシュルルルル・・・!!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
フーゴ「皮肉なもんだな。『お前を探す』という最大の問題を
『お前のスタンド』が解決してくれたのだから・・・。』
ドーナクス「うっうわぁ、助け・・・!!!」
フーゴ「URIYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!
AAAAAAAAAAAAAAAA!!!!
ズドドドドドドドドドド!!! AAAAAAAAAAAAAAA!!!!!
ドドドドドドドドドド!! AAAAAAAAA!!!!!!
ドドドドドドドドドドド!!! AAAAAAAAAAAAA!!!!
ドドドドドドドドドド!!! AAAAAAAAAAAAA!!!!」
ドーナクス「ゲブラブッシャーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!」
ズドバァァァーーーーーーーーッッッ!!!!
ドガッ・・・バダッ・・・ブスブス・・・
フーゴ「スフォーチュナ(不運)。それがお前の運勢だ。」
バァァーーーーーーーーンッッ!!!
- 226 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 21:02:22 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・!!」
ガクッッ・・・!
フーゴ「(危なかった・・・。)」
フーゴ「(蛇に飲み込まれる直前に、口に入れておいた
ツンに貰ったカプセルを飲み込んだ・・・。
こいつのいる所まで『持つ』かどうか微妙だったが・・・。
まさにギリギリだった・・・)」
ババババババババババ・・・!!!!
フーゴ「ハッ!!」
ガシャッ!ガシャッ!!
バルバルバルバル・・・!!
- 228 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 21:03:02 ID:YThTDaC50
- フーゴ「まずい・・・!軍隊に警察、それにマスコミが・・・。」
フーゴ「(このままではツンがここにいる事がおおやけになってしまう・・・!
最悪の展開に・・・!!!)」
バリンバリンバリン!!!!
ドォォォォン!!! ドォォォン!!!
ジッジジィッッ・・・!
ワーーーー ワーーー
フーゴ「なんだ!?」
ダッダッ・・・
フーゴ「ハッ!」クルッ
( ^ω^)「VIP・ザ・クオリティでここにいる軍、警察、マスコミの持ってる全ての機器を
破壊したお。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!!
- 229 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 21:04:07 ID:YThTDaC50
- フーゴ「ブーン・・・?どうしてここに・・・。」
ダッダッダッダッ・・・!
ツン「フーゴさん!!」
フーゴ「ツン!?」
ツン「飼育員の制服を借りてきました!これを着ればなんとか目立たずに
ここから出られるはずです!!!」
フーゴ「・・・」
( ^ω^)「フーゴ・・・」
( ^ω^)「確かにフーゴはツンのボディガードだお。でも全部を一人でしょいこむの
は良くないお。」
フーゴ「・・・ブーン」
( ^ω^)「皆で一緒にやっていくのが一番効率がいいお。」
- 230 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 21:04:46 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・どうやら僕は一人で馬鹿やってたみたいだな。」
ツン「・・・」
スッ・・・
ツン「そんなことありませんよ。」
ツン「私達が今こうして助かったのはフーゴさんのおかげです。」
フーゴ「・・・」
フーゴ「ありがとう。」ニコリ
ダッダッダッ・・・
フーゴ「!」
フーゴ「ボヤボヤしてる暇はないようだ。走ろう!」
( ^ω^)「わかったお!」
ツン「はい!」
ダァァッーーーーッッッ!!
ダッダッダッダッダッ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
本体:ドーナクス
スタンド名:スティーブ・アルビニ
死亡
to be continued...