( ^ω^)がjojoの世界に現れたようです 10話目
- 6 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:16:18.59 ID:N6dlykMM0
- 第10話
ツン「おはよう、ブーン!」
( ^ω^)「おはようだお!」
ツンがモナリスという男を倒してから3日経ったお。『あの日』を
境にツンは少し変わったお。それまで見せていた
暗い顔も笑顔に変わっていき、昨日は前まで見ていた夢も
見なかったそうだお。
- 12 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:19:03.96 ID:N6dlykMM0
- ツン「私がしてきた事は許される事だとは思っていません。
結果としてたくさんの子供達の命を奪ってしまったのですから。」
( ^ω^)「・・・でもツンが悪いんじゃないお。」
ツンが言うには、自分の意思で行った事ではないにしても
『たくさんの子供達が死んだ』という結果を
引き起こした自分に責任は無いとは思えないらしいお。でも
前までとツンが違ってきたのは、
- 13 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:19:49.50 ID:N6dlykMM0
- ツン「・・・今、私が世の中で出来る事を探していこうと思っています。
後ろばかり振り返るんじゃなく、前を見て、たくさんの人の
ために力を尽くしていけたらいいと―――そう思ってるんです。」
だそうだお。
- 14 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:20:34.62 ID:N6dlykMM0
- ( ^ω^)「(良かったお、ツン)」
( ^ω^)「・・・」
( ^ω^)「・・・」クルッ
ブチャラティ「・・・」
対して最近ブチャラティは考え事をしている事が多いお。あまり寝てない
みたいだし、ご飯の量もツンの食べる量と反比例して減ってきてたお。
考えてる内容は・・・多分、5日後に迫った『計画』の事だお。
- 16 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:22:40.11 ID:N6dlykMM0
- ( ^ω^)「・・・」ジーッ・・・
ブチャラティ「・・・ンッ?」
ブチャラティ「どうした、ブーン?」クルッ
( ^ω^)「!」
(;^ω^)「イヤ・・・なんでもないお。な、何か手伝う
事とかあるかお?やる事もなくて暇なんだお。」
ブチャラティ「・・・そうだな。」
ブチャラティ「・・・」ビリッ!
ブチャラティ「じゃあここに書いてある品を買ってきてくれないか。」
- 17 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:24:01.32 ID:N6dlykMM0
- ( ^ω^)「・・・ロープ・・・ノート・・・?これ全部かお?」
ブチャラティ「あぁ、全て必要な物なんだ。」
( ^ω^)「わかったお!行ってくるお!」
ブチャラティ「あー、ちょっと待て。ブーンを一人で行かせるわけには
いかない。誰かもう一人・・・」キョロキョロ
(;^ω^)「!!(まずいお・・・)」
- 18 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:26:24.83 ID:N6dlykMM0
- ブチャラティ「・・・」
ブチャラティ「お前しかいないみたいだな。頼まれてくれるか?」
ムクリ・・・
ガタッ
アバッキオ「あぁ、問題ないぜ、ブチャラティ。」
(;^ω^)「(やっぱりだお・・・)」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
- 19 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:28:36.80 ID:N6dlykMM0
- 〜ベルナルド家、書斎〜
コンコン・・・
従者「失礼します。」
モンタギュー「・・・入れ・・・。」
ガチャッ・・・
バタン
従者「モンタギュー様、」
モンタギュー「・・・悪い・・・知らせかな?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
- 21 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:29:31.54 ID:N6dlykMM0
- 従者「・・・」
モンタギュー「・・・まぁ良い。話せよ。」
従者「モナリスがバーリの病院で発見されました。意識は
あるようですが・・・何も喋れず・・・動くことも
出来ないようです。」
モンタギュー「そうか。」
従者「病院に運ばれた時にはすでに・・・」
モンタギュー「もういいよ。」
モンタギュー「別にモナリスの詳しい容態には
興味はないんだ。報告はそれだけか?」
従者「・・・ハイ。」
- 22 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:30:15.98 ID:N6dlykMM0
- モンタギュー「スーゥゥッッッ・・・」
モンタギュー「ハァァーーーッッッ・・・」
モンタギュー「・・・ショスタコービッチ、交響曲の5番。」
従者「?」
モンタギュー「今聞いてる曲だよ。」
- 23 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:32:34.25 ID:N6dlykMM0
- 従者「・・・は。」
モンタギュー「ジンクスっていうのかな。こういうのは。
私が彼の曲を聴いてる時に入ってくる
知らせは必ず悪いものだ。」
従者「・・・」
従者「・・・では、あまりこの曲は聴かれないほうが
良いのでは・・・。」
モンタギュー「フッ、ハハハハハハ・・・」
従者「・・・」
モンタギュー「フフ・・・。そうだな。それが良いのかもな。
だが、私はこの曲が好きでね。曲自体が、
深く、重いせいか、聞いていると
何か考えさせられる。」
- 24 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:34:15.75 ID:N6dlykMM0
- 従者「ハイ」
モンタギュー「あるだろ?好きな事だが、やるとなると
ある程度のリスクを負わなきゃあならないって
事。年末、取締りが厳しい中、運転して
帰らなくっちゃあならないのに
ついつい酒を飲んでしまうとか
バーで出会ったばっかりの女と
セックスする時にしたって、もしかしたら相手が
AIDS持ちかもしれない。」
従者「・・・」
モンタギュー「だからって皆、年末に酒を飲むのをやめたり
セックスする前に相手が病気持ちかどうか確認したり
はしない。」
従者「・・・ハイ。」
モンタギュー「それと同じかな・・・。私はこの曲が好きなんだ。
聞いてる時に入ってくる知らせが悪い物だと
わかっててもね。『つい』聞いてしまうんだよ。」
モンタギュー「・・・フゥ。」
- 25 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:34:52.22 ID:N6dlykMM0
- モンタギュー「しかし、ブチャラティは何をするつもりなんだろうな?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・・・
- 26 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:35:46.98 ID:N6dlykMM0
- 従者「?」
従者「ただ逃げ回っているように思えますが・・・。」
モンタギュー「・・・」チラッ
モンタギュー「それは違うな。」ガタッ・・・
モンタギュー「いいか。ブチャラティは馬鹿じゃあない。肩書きだけ
見ればそこらへんのチンピラとそう変わりなさそうに見える
がな。」
- 27 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:36:55.03 ID:N6dlykMM0
- 従者「・・・といいますと・・・」
モンタギュー「ただの馬鹿はここまで出来はしないってことだ。行方不明の
女を写真と名前だけで警察より誰より早く見つけ出し
組織や私に逆らって女をさらった。」
従者「ツンをさらったのはやはりブチャラティに間違いないのでしょうか?」
モンタギュー「それは間違いないだろうな。ただブチャラティの感心すべき所は
組織を騙せるだけの『信頼』を持っている事だ。『信頼』
ってのは人が思うほど簡単に手に入れられるものじゃあない
。大きな『組織』の中に入れば入るほどな。」
- 28 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:37:42.11 ID:N6dlykMM0
- モンタギュー「さらにブチャラティは私の配下の追跡をことごとくかわしている。
これだけの事を、そこらへんをアホみたいなツラして歩いてる
ギャングどもに出来ると思うか? 答えは『NO』だ。」
従者「・・・」
- 29 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:38:22.89 ID:N6dlykMM0
- モンタギュー「ただ1つだけ解せない所がある。わざわざ『イタリア』の中を
逃げ回ってるって事だ。足の着かない国外への逃亡の
方法はいくらでもあるのに、なぜヤツはそれをしない?」
従者「・・・何か目的があると?」
モンタギュー「そう睨んでいるんだがね。しかし、ヤツらの目撃情報を見ても
何か闇雲に動いているようにしか見えない・・・。」
従者「・・・」
タラランタン・・・
モンタギュー「・・・曲が終わってしまったな。」チラリ・・・
- 31 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:41:00.97 ID:N6dlykMM0
-
コンコン!!
ガチャッ!
!!
従者「おい!失礼だぞ!」
従者B「すいません!モンタギュー様!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
- 50 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:49:22.52 ID:N6dlykMM0
- モンタギュー「何だ?」クルッ
従者B「ブチャラティチームの目撃情報が入りました!ペスカーラからです!」
従者「!!いかがなさいますか?」
モンタギュー「・・・ペスカーラにはベンデルが居たな?」
従者「はい。」
モンタギュー「じゃあ、アイツに任せておけば問題ないだろう。」
モンタギュー「・・・(ブローノ・ブチャラティ・・・何を企んでいる?)」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
- 51 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:50:13.24 ID:N6dlykMM0
- ・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
朝ごはんを食べた後、僕らは早速『買い物』に行ったお。
買い物リストに載っていた物は、使い道がよくわからない物も
いっぱいあったお。僕とアバッキオは街中を歩き回って全ての
物を揃えたお。買い物が終わった時には午後2時だったお。
- 53 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:51:44.49 ID:N6dlykMM0
-
ハァハァ・・・
(;^ω^)「ハァハァ・・・」
(;^ω^)「アバッキオ・・・」
ピクッ・・・
アバッキオ「あ?」
- 55 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:54:09.57 ID:N6dlykMM0
- (;^ω^)「・・・さん」
アバッキオ「・・・なんだ。」
(;^ω^)「少し休みませんかお?」
アバッキオ「ダメだ。」
(;^ω^)「・・・でももう4時間も歩きっぱなしですお。」
アバッキオ「・・・フゥ」
アバッキオ「何度も言わせるな。俺がダメと言ったらダメだ。
お前は『新入り』で『年下』だ。俺がお前の意見を
聞き入れる必要はないんだよ。」
- 56 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:55:17.57 ID:N6dlykMM0
- (;^ω^)「・・・テラヒドス・・・」
アバッキオ「・・・!」ピクッ・・・
(;^ω^)「(ヤバイ・・・聞こえたお!)」
アバッキオ「今・・・なんて言った?」グルッ
(;^ω^)「な、何でもないですお!」ビクッ・・・
- 57 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:56:19.67 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「・・・お前わかっていないようだな。
俺は別に理由なく、お前をいじめるために言ってるんじゃあ
ないんだぜ。」
(;^ω^)「・・・?(違うのかお?)」
アバッキオ「俺達は今、敵の追跡から逃れるために『逃走中』なんだ。
本来外に出るのも出来るだけ避ける必要がある。外に
出るってことはそれだけ人に見られるって事だからな。
俺達の目撃情報がベルナルドの所に伝わっちまうかもしれない。」
( ^ω^)「・・・」
- 58 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:57:54.52 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「そんな中お前は、『歩くのが疲れたから』っていう理由で、
結果としてチームの皆が危険に晒されるかもしれない
のを承知の上で『カフェで、お茶でもしませんか?』
って俺に提案してんのか?」
(;^ω^)「・・・(アバッキオの言うとおりだお。)」
(;^ω^)「ごめんだお。」
- 59 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:58:42.71 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「・・・それに俺はお前が好きじゃあないしカップルみたいに
お前と一緒に並んで街を歩くのもごめんだ。
さっさと帰りたいんだよ。」
( ^ω^)「!!!」
(#^ω^)「(このクチビル・・・)」
アバッキオ「何だと?」
(;^ω^)「・・・なんでもないですお。胸元がセクシーですね」
- 60 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 20:59:29.68 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「・・・」
(;^ω^)「・・・」
アバッキオ「・・・チッ、調子に乗るなよ、ブーン。」クルッ
カツッ カツッ カツッ カツッ・・・
(#^ω^)「・・・(やっぱりコイツ嫌いだお)」
- 61 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:02:28.50 ID:N6dlykMM0
- オエッ!!
オゥエェッッ!!
アバッキオ「・・・(なんだ?)」
***「オエッ!!ゲホッ・・・!」
アバッキオ「・・・(病人か?)」
***「オッオッオエッ・・!」
- 62 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:06:38.57 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「(俺には構ってる
暇はないな・・・それに)」チラッ
(#^ω^)「・・・」ムスッ
アバッキオ「(コイツも連れてるからな・・・余計な事に
関わるわけには・・・)」
***「ゲッオゲッ・・・」
アバッキオ「・・・(ヤレヤレ)」フゥ・・・
アバッキオ「おい、あんた大丈夫かい?
救急車を呼んでやろうか?」スッ・・・
- 65 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:08:42.45 ID:N6dlykMM0
- ***「・・・オゲッ・・・グゥ・・・」
アバッキオ「?おい、どうした?」
***「・・・」スッ・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
***「・・・イヤ、大丈夫だ。ありがとう。」
アバッキオ「・・・何か悪いモンでも食ったのか?」
***「・・・コーヒーだ・・・。」
アバッキオ「・・・」
アバッキオ「・・・『何』だって?」
***「昔から胃が弱くてね。すぐに腹を壊したり吐き気がしたり
するんだ。ストレスがたまったりすると特にね。オエッ」
アバッキオ「・・・」
- 66 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:09:29.80 ID:N6dlykMM0
- ***「コーヒーを飲む時もそうなんだ。決まって吐き気がする。多分、
カフェインか何かのせいだと思うんだが・・・好きでね。
コーヒー。特にここのカフェで飲むコーヒーはやめられないんだ。」
アバッキオ「・・・(時間の無駄だったな)」
アバッキオ「そうか。まぁあまり無理はしない事だな。」スッ
- 67 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:10:10.71 ID:N6dlykMM0
- ***「でも・・・」
ベンデル「随分やさしいんだな・・・思っていたのとは大違いだ。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
- 82 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:16:07.86 ID:N6dlykMM0
- ピタリ・・・
アバッキオ「何だと?」
ベンデル「元、汚職警官でギャングって聞けば誰だって酷いやつだと
思うだろ?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
- 83 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:18:36.53 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「!!」
ベンデル「『テンプル・オブ・ジ・アブサード 』」
ドォォォンッッ!!!
ドズゥゥッッ!!!
- 85 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:20:46.41 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「!!グフゥッッ!!!(む、胸に・・・!)」
ド ド ド ド ド ド ド ド!!
ベンデル「じゃあな。アバッキオ。また後で会おう。」
アバッキオ「くっ!!ムーディブルース!!!」
ドガァッッ!!!
ベンデル「おほっ・・・危ない・・・。」
ダァァーーッッ!!!
アバッキオ「!!!クソッ!!」
アバッキオ「(逃げるってことは遠隔操作のスタンド・・・
ここで逃がすと厄介だ。ここでケリを
つける!!)」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド・・・!!
- 87 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:22:50.25 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「・・・」ニヤリ・・・
ピタッ
アバッキオ「!?(止まった??諦めたのか??)」
ベンデル「・・・後でな、アバッキオ・・・」
パッ・・・
アバッキオ「!!!???」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
アバッキオ「き、消えた!?」
ドォォーーーーーンッッ!!
- 88 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:25:03.60 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「・・・!?(どこへ行きやがった!!俺は瞬き1つ
しちゃあいなかったハズだ・・・!)」キョロキョロ・・・
アバッキオ「クソッ!!」
ダァァーーーッッ!!
バッ!!
アバッキオ「・・・こっちにも居ない・・・完全に逃がした・・・」
アバッキオ「(ムーディーブルースで追うか・・・)」
- 90 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:25:47.21 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「おい、ブーン!!!」
シィィーーーーーンッッ・・・
- 91 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:27:43.41 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「おい!呼んでんだぞ!ブーン!」カツッカツッ
バッ!!
シィィーン・・
アバッキオ「・・・あのガキ・・・まさかまた勝手にどっかに
いっちまったのか・・・!!」
『ガタッッ・・・』
アバッキオ「・・・!!」
ガタガタッ・・・
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
- 92 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:29:30.06 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「・・・あの店の裏だな・・・」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
アバッキオ「・・・」
ゴゴゴゴゴゴ・・・
スッ スッ・・・ ピタッ
アバッキオ「(行くぜ!!)」
アバッキオ「喰らえっ!!!ムーディーブル・・・!!」
ガバァァッッ!!
アバッキオ「!?」ピタッ
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
- 93 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:30:41.04 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「ブ・・・ブーン!!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!!
(;^ω^)「・・・ア・・・」
アバッキオ「大丈夫か!!何があった!!!」ガシッ!
( ^ω^)「アバッキオ・・・」
アバッキオ「何だ!!どうしたんだ!」
( ^ω^)「・・・。」スゥッ・・・ガクッ
アバッキオ「ブーン!!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
- 94 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:31:32.52 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「クソ!!!(馬鹿な!!いつ攻撃を受けたんだ!!)」
( -ω-)「・・・」
アバッキオ「おいブーン!!皆の所に連れていくからな!!
死ぬんじゃあねーぞ!!!」
ガシッ!!
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!!
- 96 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:41:57.83 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「ハッ!!」
ブォォーーーン・・・
バッ!!!
ドライバー「!!!」
キキィィーーーッッ!!!!
ドライバー「テメェ、何考えてんだ!ボケッ!!ひき殺すぞ!!」
ガチャッ・・・
バタン!!
ドライバー「お前、何勝手に乗っ・・・!!!」クルッ・・・
アバッキオ「9930 Soprano streetまでだ。」ハァハァ・・・
- 97 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:43:22.75 ID:N6dlykMM0
- ドライバー「テメーふざけん・・・!」グワッ
ガ シ ィ ッ ッ !!!!
アバッキオ「・・・さっさと行け。テメーの顔がフザケた事になる
前にな・・・。」ベキベキベキ・・・!!
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
ドライバー「ひっヒィィ・・・!!!うぁぐりまじだ(わかりました)!」
キキィッ・・・
ブォォーーーーンッッ!!!
- 98 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:44:02.90 ID:N6dlykMM0
- グォォーーン・・・
アバッキオ「・・・ブーン・・・」チラッ・・・
( -ω-)「・・・」
アバッキオ「・・・(2時15分か。10分もあれば着くハズだ。)」
アバッキオ「・・・」ギリギリギリ・・・!!
ドガァァッッ!!!
ドライバー「ひぃっ??」
- 99 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:45:14.63 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「(クソが!!どうなってやがる・・・・!!!)」
アバッキオ「・・・」グッ・・・
アバッキオ「(・・・落ち着け・・・。最初っから整理するんだ・・・。
まず、俺がアノ男に話しかけて、立ち去ろうとした
所をスタンドで攻撃された・・・。そしてあいつは・・・逃げる
途中で消えた!!一瞬で・・・、まるで始めからそこに
居なかったかみてーに・・・。)」
アバッキオ「ただ・・・何か違和感があったが・・・」
アバッキオ「(瞬間移動するスタンドか?)」
- 101 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:46:53.61 ID:N6dlykMM0
- ( -ω-)「・・・」
ブォォーーーーーーン・・・
アバッキオ「・・・(しかも、俺が気付かないうちにブーンまで一瞬で
やられていた・・・。それも10メートルは離れた
位置で・・・。)」
アバッキオ「・・・クソッ・・・!!!」
- 102 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:47:44.75 ID:N6dlykMM0
-
ブォォーーーーーンッッ・・・
アバッキオ「・・・(ブーンは間に合うハズだ・・・)」
アバッキオ「・・・あと8分ぐれ・・・」
ゴゴゴゴゴゴ・・・
エッ・・・???
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・・・
アバッキオ「2時22分だと!!???もう7分も経ってたのか・・・!?」
- 103 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:48:25.01 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「・・・あと3分とちょっとだ、ブ・・・!!!」クルッ・・・
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!!
- 107 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:51:05.43 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「何・・・だとッッッ!!!???」
アバッキオ「 ブ ー ン が 消 え た !!!??」
バァァァーーーーーーーンッッ!!
- 108 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:52:00.10 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「テメ−!車を停めろーーーーーーーーーーッッ!!!」
ガシィッッ!!
ドライバー「ヒィィッッエエッッ!????」
キキィィーーーーーーッッッ!!!!
ド ド ド ド ド ド ド ド ド・・・!!!
- 109 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:52:54.16 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「テメーもスタンド使いか!?ブーンをどこへやった!!??」
ドライバー「なっ何・・・!?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!!
アバッキオ「さっさと言え・・・ブーンを・・・俺の横にいたやつを
どこへやったァァァァーーーッッ!!!」
- 110 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:56:13.87 ID:N6dlykMM0
- ドライバー「なっ、何言ってんだよォォーーッッ…!!??」
アバッキオ「喰らわせなきゃあわかんねーのか?
ムーディーブルース!!!!」
ドォォォーーーッッ!!!!
ドライバー「ヒィィッ!!!???」
アバッキオ「・・・!?」
ビタァッ・・・!!!
- 111 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:57:28.38 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「・・・(コイツ・・・見えてないのか?ムーディーブルースが・・・)」
ドライバー「何なんだよアンタ!何言ってんだよさっきからァ〜!!」
アバッキオ「・・・!!!」クッ
アバッキオ「・・・・・・教えてくれ。俺の隣に居たヤツはどこか
知ってるか・・・??早くしないと・・・手遅れになる・・・!!」
- 112 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 21:58:22.07 ID:N6dlykMM0
- ドライバー「だから何言ってんだよ!!??」
ドライバー「さっきあんたが自分で窓から
放 り 投 げ た ん だ ろ ォ ー ッ !!??」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・!!!
- 115 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:00:05.68 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「・・・ な に ・・・?」
ガシィッッ!!
アバッキオ「くだらねー事言ってんじゃあ・・・!!!」
ドライバー「覚えてないのかよォ〜!!あんたが自分で放り投げたんだ!
俺が止めたのに、『問題無い』とか言って横に
いた動物を!!!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!!
- 117 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:00:50.36 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「馬鹿な・・・!!!俺がいつ・・・!!」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド・・・
アバッキオ「・・・?」
アバッキオ「ミラーに・・・(何だ・・・コレは?)」
アバッキオ「・・・(俺がさっき攻撃された所に・・・砂時計みてーな
モンが・・・。それにこれは数字の10・・・?)」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!!
- 121 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:02:54.55 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「ハッ・・・!!まさか・・・!」
アバッキオ「ムーディーブルース・・・再生しろ!!再生対象は『俺』だ!!
時間は・・・2時16分からだ!!!」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド !!!
- 122 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:03:30.06 ID:N6dlykMM0
- ムーディーブルース「ジッ・・・ジジッ・・・!!!」ブブ・・・ン!
ムーディーブルース「・・・ブーン・・・」チラッ・・・
ムーディーブルース「・・・」ギリギリギリ・・・!!
ドガァァッッ!!!
アバッキオ「・・・そこらへんは覚えてる!!早送りしろ!!」
キュルキュルキュルキュル・・・!!!
- 124 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:03:59.26 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「!!!??」
アバッキオ「!!止まれ!そこから再生だ!!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・・・
- 126 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:05:02.45 ID:N6dlykMM0
- ムーディーブルース「・・・」
ムーディーブルース「・・・やっと5分・・・経ったのか?」
ムーディーブルース「どこだよ、ここは?おい運転手!」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!!
アバッキオ「・・・な・・・何ィ〜〜〜〜ッ!!???」
アバッキオ「馬鹿なッ!俺が!!」グァァッ・・・
- 128 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:06:22.09 ID:N6dlykMM0
- ムーディーブルース「・・・9930 Soprano street?そこに向かってんだな?」
ムーディーブルース「・・・そうか・・・そこに仲間がいるんだな。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!!
アバッキオ「間違いない・・・!こいつは!!さっきの
男のスタンド攻撃だ!!!」
- 129 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:07:07.66 ID:N6dlykMM0
- ムーディーブルース「・・・うざってー髪だ。後ろで結んどくか。」
ムーディーブルース「おい運転手!!お前輪ゴム持ってねーか??」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!!
ムーディーブルース「・・・これでよし・・・」パチン・・・
アバッキオ「コイツ・・・何やってやがる・・・俺の体で・・・」ハァハァ・・・
- 130 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:08:45.50 ID:N6dlykMM0
- ムーディーブルース「・・・」
ムーディーブルース「・・・ところでコイツは何なんだ?」チラッ
アバッキオ「!!(ブーン!!)」
ムーディーブルース「豚か何かか??緊張感に欠けるやつらだな。
敵に追われてる中、ペットの散歩中とはなァ〜ッ・・・。」
アバッキオ「・・・ちょっと待て・・まさか・・・」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
- 131 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:09:34.91 ID:N6dlykMM0
- ムーディーブルース「しかし変な顔だな・・・!俺がさっきボコボコにして
やる前からおかしな顔してたが・・・!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!!
- 133 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:11:01.46 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「!!!コ イ ツ が!!!
俺 の 体 で!!!」
ムーディーブルース「・・・気持ち悪いから捨てるか」ガシッ・・・!!
ウィィーーン・・・
アバッキオ「やめろーーーーーーーッッ!!!」
ムーディーブルース「・・・あ?問題ねーよ。」
ポイッ・・・
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!
アバッキオ「クソがあああああああああああああああ!!!」
- 134 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:11:49.48 ID:N6dlykMM0
- ムーディーブルース「・・・?そろそろ5分か?やれやれ・・・」パチン・・・
ファサッッ・・・ サッ・・・
アバッキオ「!!!」バッ・・・!
ドドドドドドドドドド!!!
アバッキオ「・・・(俺のポケットに・・・輪ゴム・・・!!)」
アバッキオ「!!!!」ギリギリギリ・・・!
- 135 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:12:27.61 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「おい!!ドライバー!!」ガシッ!!
ドライバー「ヒィッ!??」
アバッキオ「コイツ・・・いや、『俺』が、横にいたヤツを
窓からぶん投げた場所まで戻ってくれ・・・!」
アバッキオ「・・・頼む・・・。」ググッ・・・
ドライバー「・・・???わ、わかったよ!」
ギャギャギャギャ・・・!!!
ドォォーーーーーンッッ!!!
- 136 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:14:53.53 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「・・・!!」
アバッキオ「・・・(俺が・・・ブーンを!!)」
アバッキオ「ハッ」
アバッキオ「砂時計・・・!!」バッ・・・
アバッキオ「・・・(さっきの『俺』は『5分経った』と言ってた・・・。)」
アバッキオ「・・・とっくに5分は経ってるハズだが・・・。
・・・・・・・・・数字の10・・・?まさか、この『時間』って
やつは増えていくのか!?」
ドドドドドドドドドドド・・・!!!
- 138 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:16:22.24 ID:N6dlykMM0
- ドライバー「着いたぞ!!!」
アバッキオ「ハッ・・・!」クルッ
ガチャッ!!
アバッキオ「ブーン!!!」
( -ω-)「・・・」グッタリ・・・
ガシッ! バタン!!
アバッキオ「・・・!!(クソ!!俺のせいで!!)」
アバッキオ「・・・(あと3分・・・くれーか?見た所・・・。
俺が持ってる時間は・・・)」
アバッキオ「・・・ここから皆の所まで・・・多分、どうやっても4分はかかる。
この交通量・・・どう考えても3分以内
なんてのは無理だ・・・。」
- 139 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:17:10.55 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「出せ!!!」
ドライバー「え?」
アバッキオ「さっさと出せっつってんだろーが!!!
ブッ殺すぞ!!テメー!!!!!」
ドガァァッッ!!!
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・・・!!!
ドライバー「ひぃぃーーー!!(頭おかしいぜコイツ!!)」
キキィィーーーーッ!!!
ブォォーーーーーーーーーーーンッ!!!
- 140 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:18:22.69 ID:N6dlykMM0
- ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
アバッキオ「・・・クソ・・・!3分以内に戻らなければ・・・3分以内に・・・
皆の所に帰って、状況を報告。俺が『本当の俺』じゃあ
ない事を伝えなきゃあならない・・・」
グォォーーーーーーーーンッ!!
- 142 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:19:21.75 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「・・・今やらなければ・・・
10分・・・また『アイツ』が現れる。俺の替わりに!」
チラッ
( -ω-)「・・・」
アバッキオ「・・・そうなったら間違いなく皆殺される・・・。不意打ちで。
『俺』に!!!!」ギリギリ・・・!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!
- 143 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:20:01.18 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「何か・・・方法が・・・!!!」
グォォーーーーーーーーーンッッ!!
アバッキオ「クソがァーーーーーーーーーーーッッ!!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
- 144 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:20:45.33 ID:N6dlykMM0
- *************************************************
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
ベンデル「・・・パニクってんだろーなァ・・・、アバッキオ」
ベンデル「俺のスタンド『テンプル・オブ・ジ・アブサード』は、
敵の『精神』の中に発現する。」
グビッ・・・
ベンデル「オエッ!!!オエッ!!濃いな・・・。このコーヒー・・・」
- 145 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:21:57.46 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「・・・最初は1分だが・・・5分・・・10分・・・と『使用』できる
時間は多くなる。ま、その分待つ時間も長くなるが・・・。」
ベンデル「アバッキオ、俺の計算では、そのペットを拾いに行った時点で
お前が、持ち時間内に仲間の所に帰って俺の事を
説明する時間は絶対に無い。」
ベンデル「ペットを捨ててそのまま帰ってるんなら別だがな・・・」
ベンデル「・・・」
ベンデル「・・・そろそろ10分か?」
オエッ・・・!!
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!!!!
- 146 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:23:10.96 ID:N6dlykMM0
- *************************************************
ベンデル「・・・」パチッ・・・
ベンデル「・・・」キョロキョロ・・・
ベンデル「(戻ったな。アバッキオの体だ。)」ニヤリ・・・
ブォォーーーンッッ!!
ベンデル「おい、運転手。」
ドライバー「ヒィッ!!今度は何だよォー!」ブルブル
ベンデル「・・・目的地には・・・着いたのか?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
- 147 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:24:15.09 ID:N6dlykMM0
- ドライバー「・・・」
ドライバー「まっ、まだに決まってんだろォー!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
ベンデル「・・・そうか。」ニヤッ
ベンデル「やはり間に合わないよな。ククッ。」
- 150 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:25:21.90 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「!!・・・?」キョロキョロ・・・
ベンデル「(動物がいないな?拾いに戻らなかったのか?)」
ベンデル「おい!運転手!俺は動物拾いに戻らなかったのかァ??」
ドライバー「なっ、何言ってんだよ!!!さっきから!
もう着いたぜ!!さっさと降りてくれよ!!」
キキィィーーーッッ・・・
ドッドッドッド・・・
- 151 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:26:08.76 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「・・・まぁいいか。ありがとよ。」
ベンデル「おい」
ドライバー「!?」
バギィィッッ!!!
ドライバー「ギャブワッ・・・!!!」
ベンデル「ほんの『気持ち』だ。取っといてくれ。釣りは
いらねーからよ!!ククッ・・・!」
バダンッ!!
キキッ!!
グォォーーーーンッッ・・・!!
バァァーッッ・・・
- 152 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:27:05.48 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「ここか・・・」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・!!
ベンデル「・・・さて・・・まだ1分しか経ってないな。あと9分も
持ち時間がある。」
ベンデル「一応おさらいしとくと、リーダーがブチャラティ。一番若くて
小さいのがナランチャだな。イカレた穴だらけの服着てるやつが
フーゴで・・・、帽子被ってんのがミスタ。あと・・・新入りがいる
んだっけか?コイツの名前がまだ掴めてねーんだよな・・・。」チッ・・・
ベンデル「・・・まぁいいか。あんまり家の外でつっ立ってんのもおかしい
だろーしよぉ、さっさと中に入って全員殺すか。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
- 153 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:27:51.24 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「・・・」
ベンデル「・・・ちょっと緊張してきたな。オエッ・・・!」
ベンデル「オエッ!!オゲーーーーーーーーーッ!!!」グバーッ・・・!
ハァ・・・ハァ・・・
ベンデル「・・・よし行くぜ。」
カツッカツッカツッ・・・
ガチャッ・・・
ド ド ド ド ド ド ド ド ド !!!
- 154 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:28:40.61 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「・・・今帰ったぜ、ブチャラティ。」
ブチャラティ「・・・」
ミスタ「・・・」
フーゴ「・・・」
ナランチャ「・・・」
ツン「・・・」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
ベンデル「(な、なんだ!?)」
- 155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/05(木) 22:29:03.07 ID:N6dlykMM0
- ブチャラティ「・・・」
ブチャラティ「・・・あぁ。悪いな。荷物はそこに置いといてくれ。」
ベンデル「わかった。(フゥ・・・心配させんなよ。)」
ドサッ・・・
- 156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/05(木) 22:29:25.71 ID:N6dlykMM0
- ナランチャ「随分時間かかったね、アバッキオ。」
ベンデル「あぁ、色々あってな。」
- 158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/05(木) 22:32:50.31 ID:N6dlykMM0
- フーゴ「・・・ブーンはどうしたんですか?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
ベンデル「ブーン?(って何だ??『忘れ物』か??)」
フーゴ「・・・」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・!!
- 160 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:33:54.84 ID:N6dlykMM0
- フーゴ「・・・えぇ。一緒に行ったでしょう?ブーンも。」
ベンデル「!(豚の事か!)」
ベンデル「あぁ、アイツは、そこらへん散歩させてるよ。」
フーゴ「・・・させてる?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
ベンデル「!!???(何だ!今度は・・・!オエッ・・・!)」
- 161 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:35:35.66 ID:N6dlykMM0
- フーゴ「・・・そうですか。最近移動時間以外は部屋に居るばかりで
皆運動してませんからね。散歩させてあげるのも
良いですね。」ニコ・・・
ベンデル「あ、ああ。(心臓に悪いヤツらだ・・・)。」
ベンデル「・・・(時間は・・・)」チラッ
ベンデル「(あと5分。そろそろ一人ずつやらないとな・・・)」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
- 162 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:36:28.15 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「ミスタ、ちょっといいか。話があるんだ・・・。」
ミスタ「・・・」
ミスタ「・・・」ガタッ
ミスタ「あぁ、何だ?」
ベンデル「こっちで二人で話したい。重要な事なんでな。」
ミスタ「・・・」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・!!
- 163 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:37:24.62 ID:N6dlykMM0
- ミスタ「わかったよ。どこで話すんだ?」
ベンデル「・・・」ニヤッ
ガチャリ・・・
ベンデル「そうだな。家の外ででも・・・」
ガチャッ・・・!!!
ツン「・・・!ハッ!ダメ!!!」
ベンデル「・・・?」クルッ
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・!!!
- 164 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:37:56.53 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「!!!!?????お前は!!!」
( ^ω^)「・・・ここはどこだお??」
ド ド ド ド ド ド ド !!!
ベンデル「何でお前がここにいるんだァーーーーーッッ!!!」
バァァーーーーーーーーーーンッッ!!!
- 165 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:38:22.44 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「ハッ・・・!」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド !!!
ブチャラティ「スティッキーフィンガーズ!!!!」
ドドドドドドドド
ミスタ「セックスピストルズ!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴ
ナランチャ「エアロスミスッッ!!!!」
ズドォォォ
ォォォォ
ォォォォ!!!!!!
- 166 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:38:54.24 ID:N6dlykMM0
- !!!!!!
ベンデル「うッうおおおおおおおおッ!!!」
バッ!!
ドガガガガガ!!!!
バルバルバル!!!
ガガァンガァン!!!!
ドヒャァァッッ!!!!
ベンデル「・・・ひィィッッ!!!」ドザァッッ・・・!!!
ブチャラティ「・・・!逃がすな!!!」
ベンデル「!?なっ・・・オエッ!!??」ダダァーーッ!!!
- 167 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:40:15.27 ID:N6dlykMM0
- ダダダダダァァーーーーーーーッッ!!!
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!
ベンデル「ばっ・・・馬鹿な!アイツだけあそこからあの時間で間に合う
ハズが無いのに・・・!!なんでアイツがあそこに
居たんだ!アバッキオめ!!何をしたんだ!!!」
バキュンッ・・・!!
チュィィンッ!!
ベンデル「!!!」クルッ・・・
ブチャラティ「・・・」ダダダダダ・・・
ミスタ「・・・」ダダダダダダ・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
- 168 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:40:44.29 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「・・・追って来てやがる!!オエッオエッ!!!!」
ハァハァ・・・
ベンデル「逃げ切らないと・・・殺される!!!」
ハッ!
ベンデル「!!!!あれは!」
- 169 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:41:28.41 ID:N6dlykMM0
- 市民A「フンフフフ〜ン♪」
市民A「さて、今日も俺の愛車のエンジンに火を
入れるぜ!!!」
ベンデル「おい!!!」
市民A「?」クルッ
バギィィッッッ!!!!
市民A「ブゲッ!!」ドシャァッ!!
- 171 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:42:03.13 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「どけっ!!!ボケが!!!!」
キュルキュルキュル・・・!!!
ブォォォン!!!
キキィッ
バァァーーーーーーーーーンッッ!!!
- 172 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:42:33.30 ID:N6dlykMM0
- ブチャラティ「・・・!!」
ベンデル「ハハッ!!!残念だったな!!!ブチャラティ!!!」
ブォォーーーーーーーーンッッ!!!
- 173 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:43:21.00 ID:N6dlykMM0
- ブチャラティ「・・・」
ブァァーーーーーーーンッ・・・
ベンデル「・・・危なかった。まさかアイツがあそこにいるとは・・・
アバッキオ・・・何をやった??アイツのスタンドで何かしたのか?
・・俺は敵のスタンドは使えないからな・・・。わからんが・・・。」
ドドドドドドド・・・
ベンデル「・・・まぁいい。殺すのはアバッキオだけでもな。」
ベンデル「・・・」チラリ・・・
ベンデル「まずい!時間がもう無い・・・!」
ベンデル「・・・次にアイツに与えられる時間は20分・・・。それを乗り切って・・・
アイツを殺す!!!」
ドドドドドドドドドドド・・・!!!
- 174 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:44:17.02 ID:N6dlykMM0
- ***********************************************
ベンデル「・・・」パチッ
ベンデル「俺の体に・・・戻ったのか。」
チラリ・・・
ベンデル「今から20分。乗り切って・・・それから
時間ギリギリに、でかい石を足に縛りつけて海に飛び込む・・・。
『俺の時間』の間に殺しちまったら、俺まで死んじまう
からな。」
フゥッッ・・・
- 175 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:45:07.55 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「しかし焦ったぜ〜ッ・・・。何をやったんだアバッキオは・・・?」
コポコポコポ・・・
カタン・・・
グビッグビッ・・・
ベンデル「・・・プハッ!オエッオエッオエエエエエエエッ!!!!!」
- 176 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:46:08.86 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「・・・ふぅ。ま、どうでも良い事か。今となってはな。
アイツに俺は見つけられない。見つける手段があったと
しても、『時間』がない。どうやって探しても人間の
足じゃあ、距離的に30分以上はかかる。全速力で
走ってもな。」
ベンデル「・・・ま、俺はあと15分・・・ゆっくりしてるとするか・・・。」
ドガァァッッッ!!!!
ベンデル「!?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
- 177 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:47:22.77 ID:N6dlykMM0
- キィィッッ・・・
アバッキオ「・・・やっと見つけたぜ・・・!!!!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!!!
ベンデル「!!!!????ここが・・・どうし・・・エェッ???
オエッ・・・!!!」
- 178 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:48:16.84 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「・・・」スッ
バギィィッッッ!!!!
ベンデル「・・・ブギャシュワーッッ!!!」ドザァッッ・・・!
アバッキオ「・・・あと・・・13分・・・残ってんだな・・・。13分。
お前を十分いたぶれる時間だ・・・。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!!
- 180 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:49:02.29 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「ひっ・・・ヒィィィィィィ・・・!!!」
アバッキオ「オラァッッ!!!」
ドガァァッッ!!
ベンデル「ギュバーーーッ!!!」
ドガシャーンッ・・・!
アバッキオ「・・・俺の体を使って・・・仲間を・・・!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!!
- 181 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:49:47.24 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「ど、どうやってここがわかったんだ!!!!なぜ
ブーンとかいう動物が、あそこにすでに居た!!」
アバッキオ「・・・」チラッ
アバッキオ「・・・お前を殺る時間も充分あるみたいだからな・・・。
教えてやるよ。」
- 182 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:50:40.33 ID:N6dlykMM0
- ************************************************
アバッキオ【何か・・・方法が・・・!!!】
グォォーーーーーーーーーンッッ!!
アバッキオ【クソがァーーーーーーーーーーーッッ!!!】
アバッキオ【・・・クッ・・・どうする!!この車で、この車の交通量の中
じゃあ、どうやって走っても
絶対に間に合わない!!・・・時間がない・・・。俺が
ブーンと一緒に着いた時点で、アイツに入れ替わっちまう!】
アバッキオ【・・・車より早く・・・】
ドドドドドドドドド・・・
- 183 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:51:18.07 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ【・・・!】
アバッキオ【・・・この歩道は・・・】
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
アバッキオ【俺がブーンと歩いてきた道か?】
- 184 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:52:11.24 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ【・・・】
アバッキオ【ここなら・・・可能だ!車より速く!!
ブ ー ン を 送 る 事 が 出 来 る !!】
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
- 185 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:52:45.61 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ【ムーディーブルース!!!】
ドォォォンンッッ!!!
アバッキオ【・・・ムーディーブルースに
『ブーン』と『敵についての
メモ』を縛りつける・・・】
アバッキオ【・・・さらに!
リプレイだ!!対象は午前9時半の『俺』だ!!!】
ムーディーブルース【・・・】ジジッキュィィィーーーンッ!!!
ドドドドドドドドドドドドド・・・!!!
- 186 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:53:28.41 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ【・・・居たな。あそこを歩いてる】
アバッキオ【そして】
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!!!
アバッキオ【 最 速 で 巻 き 戻 す !!!】
ド ォ ォ ーーーーーー ン ッ ッ ッ !!!!
ムーディーブルース【・・・】
ギュバァァーーーーーーーーンッッッ!!!!!
アバッキオ【これで・・・ブーンは助かる。ブチャラティ達に事前に連絡も
行く!!!!何も問題は無い!!!】
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!!
- 187 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:53:53.62 ID:N6dlykMM0
- ************************************************
ベンデル「まっ、巻き戻しただと!!???」
アバッキオ「あぁ。俺のスタンド、ムーディーブルースでな。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
ベンデル「・・・!じゃ、じゃあ!」
アバッキオ「?どうやってここまで来たかも気付いたか?」
ベンデル「・・・今度は『俺』の再生・・・そして早送りか・・・!!」
アバッキオ「自分のスタンドにしがみついて移動するってのは
なかなかマヌケなカンジだったがな・・・。」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!!
- 188 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:54:19.87 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「・・・馬鹿な・・・」
アバッキオ「・・・さて」チラリ
アバッキオ「あまり時間がなくなってきたな。」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!!
- 189 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:54:54.12 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「!!ヒィッ!・・・助け・・・オエッ!!!
モンタギューに言われて・・・オゲッ!!!!!」
アバッキオ「・・・大丈夫か?緊張すると吐き気がする
って言ってたっけなァ?」
ベンデル「オゥエッ!!!オゲエエエエエエッッ!!!」
アバッキオ「・・・大変だな・・・。手伝ってやるよ。吐き気を
止めるのを。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
- 190 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:55:21.15 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「・・・??オゲッ・・・」
アバッキオ「・・・ただ、」
ベンデル「・・・?」
アバッキオ「 呼 吸 も 一 緒 に
止 ま っ ち ま う か も な 。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!!
- 191 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:56:09.40 ID:N6dlykMM0
- ベンデル「ゲヒッ!?」
アバッキオ「ムーディーブルーーーーーーース!!!!
ウリャァァァァァァァ!!!
ズドドドドドドドドドド!!! ァァァァァァ!!
ドドドドドドドドド ァァァァァァァァァ!!!
ドドドドドドドドド ァァァァァァァァ!!!!!
ドドドドドドドドド ァァァァァァァ!!!!
ドドドド ァァァァァァァ!!!!!
ドグッシャァーーーーッッ!!!
ベンデル「フリシュベッダゲーーッッ!!!!」
ドギャーーーーンッッ!!!
ドザァッッ・・・!!!
アバッキオ「治療代は貸しといてやるよ。」
バァァーーーーーーーーーンッッ!!!!
*********************************************
- 194 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:57:20.29 ID:N6dlykMM0
- ***************************************
*****************************
ガチャッ・・・
アバッキオ「おい」
( ^ω^)「・・・!アバッキオ!」
アバッキオ「・・・大丈夫か?」
( ^ω^)「大丈夫だお!ツンが治してくれたお!」
アバッキオ「そうか・・・。」
( ^ω^)「・・・」
アバッキオ「・・・」
- 195 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:57:50.37 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「・・・さっきは・・・」
( ^ω^)「わかってるお!」
アバッキオ「・・・?」
( ^ω^)「アバッキオは悪くないお。悪いのは敵だお。」
アバッキオ「・・・」
( ^ω^)「・・・気にしなくてもいいお。」
- 199 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 22:59:02.80 ID:N6dlykMM0
- アバッキオ「・・・そうか。悪かったな。」
( ^ω^)「OKだお!」
アバッキオ「・・・じゃあな。」
( ^ω^)「また夕飯でだお!ww」
バタン・・・
( ^ω^)「アバッキオとも仲良くなれたおww」
- 200 :1 ◆A/02Sqb2ac :2006/01/05(木) 23:01:01.88 ID:N6dlykMM0
- ガチャッ・・・!
( ^ω^)「・・・?」
( ^ω^)「アバッキオ?どうしたんだお?」
アバッキオ「・・・お前、・・・俺と話す時は敬語使えよ。」ビシッ・・・
バタン・・・
カツッカツッカツッ・・・
( ^ω^)「・・・」
(;^ω^)「・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
本体:ベンデル
スタンド名:テンプル・オブ・ジ・アブサード
全身骨折により再起不能。
to be continued...