店長「刹那・F…セイエイさん…ですか??」その1
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 17:30:59.40 ID:eP4Abx9q0
刹那「はい。またの名をガンダムといいます」
店長「…。で、この店で働こうと思ったきっかけは何ですか?」
刹那「この国の内情を探るにあたって、相応の資金を調達するという任務がありまして」
店長「…。えー、その任務とやらはどういった…」
刹那「極秘です。詳細はお教え出来ません」
店長「…。」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 17:37:27.49 ID:eP4Abx9q0
店長「…それに何ですか、この資格欄に書いてある
『ガンダムマイスター』とやらは…ふざけてるんですか?」
刹那「ガンダムを操り、世界の歪みを正す資格を持つ者の総称です。
一般的なガンダムパイロットとは違います」
店長「…。それで、そんな資格(?)を持つ刹那さんが何故この店に…」
刹那「マイスター…いや、一人のガンダムとして数々の死線を乗り越えた
経験を接客や牛丼作りに生かせたらと思いまして…」
店長「…。」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 17:44:42.00 ID:eP4Abx9q0
翌週
刹那(危うかったが、どうにかこの店に潜入することが出来た…
あわよくばここでアロウズの何らかの情報が手に入るといいのだが)
「おはようございます。今日からお世話になる刹…」
ティエリア「せ、刹那!!…何故ここに!?」
刹那「ティエリア・アーデ!!お前こそどうして…」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 17:53:10.17 ID:eP4Abx9q0
ティエリア「まさかこんなところで再会するとはな…」
刹那「変わらないな…ティエリア」
ティエリア「それにしてもキサマと思惑がかぶるとはな。何故この店に入ってきた、言え!」
刹那「極秘任務だ。それ以上は口に出来ない」
ティエリア(まさか…こんな馬鹿げた作戦を
スメラギ李ノリエガ、あなた以外に考える人がいようとは…)
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 18:00:49.17 ID:eP4Abx9q0
店長「よく来たね刹那君。それでは今日から研修を経て、そのうち現場に立ってもらうよ。
分からないことがあったら遠慮なく、そこの望君か、私ビリーに聞いてくれたまえ」
刹那(望!?ティエリア、そんな偽名でこの店に…)
ティエリア「よろしく、刹那君」
(刹那…キサマその名前でよくこの店で雇ってもらえたな…)
刹那「よろしくお願いします」
(エプロンがよく似合っている…悔しいがさすがだ。)
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 18:06:37.50 ID:9vUODZygO
ティエリアのエプロン姿・・・
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 18:09:58.06 ID:eP4Abx9q0
ティエリア「…以上が調理器具の基本的な使い方だ。」
刹那「わかりました。ありがとうございます」
店長「それじゃあ今日はもう時間だから、二人ともあがっていいよ」
刹那・ティエリア「お先に失礼します」
ティエリア「…刹那、消息不明になって4年… 今までお前はどうしていたんだ」
刹那「あの戦いの後、とある戦艦に拾われた。しばらくはそこに
身をおいていたが、後に抜けて…世界の行く先を見つめていた。」
ティエリア「お前とアレルヤがいなくなってからというもの、我が組織は廃れる一方。
マイスターどころか、肝心の戦術予報士もやけになって
しまいにはこんな任務を俺が任されるざまだ。」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 18:16:59.55 ID:eP4Abx9q0
ティエリア「このままではソレスタルビーイング、いやこの世界の未来が危ぶまれる。
キサマがしつこく言っている世界の歪みとやらも酷くなる一方だ。」
刹那「…俺に何を言いたいんだ。ティエリア」
ティエリア「キサマが今何をしているかは知らないが、ソレスタルビーイングに戻る気はあるか」
刹那「今となってはロックオンはおろか、アレルヤの消息もつかめないんだろ。
力にはなりたいが、今のままで俺達に出来ることはあるのか」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 18:25:06.87 ID:eP4Abx9q0
ティエリア「ロックオンのことなら、いい心当たりがある」
刹那「何だと…まさか、ロックオンは生きて…」
ティエリア「そういう訳ではないのだがな。そのうち分かる」
刹那「そうか。
…ティエリア・アーデ。お前はまだ、ソレスタルビーイングで…」
ティエリア「キサマが生きていると信じていたから」
刹那「…え?」
ティエリア「何でもない。それより、明日は早い。遅刻などしないようにな」
刹那「…あぁ。(ティエリア…少し変わったか?)」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 18:29:45.05 ID:sS8P5p310
えぇい、刹那の接客はまだか!?
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 18:30:35.41 ID:eP4Abx9q0
しばらくして
店長「刹那君、だいぶ慣れてきたみたいだね。
それじゃ今日から、望君といっしょに店頭で働いてもらおうか」
ティエリア「お昼過ぎはピークの時間帯だからな。
戸惑うかもしれないが、足は引っ張るんじゃないぞ」
刹那「はい。」
(前日言っていた『ロックオンのことは心当たりがある』とはどういう意味だ…
良い後釜がいるということか…ティエリアの性格からは考えにくいが。)
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 18:37:39.88 ID:eP4Abx9q0
ティエリア「いらっしゃいませー!」
刹那「いらっしゃいませ。」
店長「刹那君、あいさつはもっと明るく!望君を見習って!」
刹那「らっしゃいませぇ!」※後半裏声
(ティエリア…任務の一環とはいえ見事なキャラの変わりようだ。
それに目が違う…4年もの間、お前は…)
コーラサワー「おい店員さん!生野菜まだ来てないぞ!」
ティエリア「刹那君!ほらボーッとしない!」
刹那「…あ、すみません!少々お待ち下さい…」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 18:46:35.53 ID:eP4Abx9q0
ソーマ「牛丼大盛りをひとつ、つゆだくでな」
セルゲイ「豚生姜焼き定食をいただこうか」
マリナ「私はみそ汁だけで結構です」
刹那「はい!…えーと、大盛りと豚定と…あと、みそ汁一丁!」
コーラサワー「おい生野菜まだかよ!」
刹那「あぁしまった、申し訳ございません」
ティエリア「刹那…4年前のお前はもっと機敏だったはずだぞ…
やはりガンダムに乗っていないと…」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 18:51:16.09 ID:eP4Abx9q0
刹那「この作業、甘く見ていた…ここまで過酷だったとはな。
しかしこの程度、あの忌まわしい日々にくらべれば…」
店長「けっこう参っているようだね。でも休憩時間、あと少しで終わるよ。」
刹那「大丈夫です。要領が分かってきたのでもう平気です!」
店長「君、なかなか覇気が出てきたね。クジョウ君とは偉い違いだ。
それじゃあともう少しだから、頑張ってね。」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 18:56:46.29 ID:eP4Abx9q0
ティエリア(そろそろ…だな。)
刹那「生野菜たいへんお待たせいたしました!」
ティエリア「来た。いらっしゃいませー!」
ライル「あー疲れた。よっ美人さん、今日もいつものやつ頼むね」
刹那(!!! ロックオン・ストラトス!)
ティエリア「カツカレー大盛りですね。かしこまりました」
刹那「ティエリア!まさかあの男…!!」
ティエリア「…例の男だ。詳しいことはこのあと説明する」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 19:02:23.32 ID:eP4Abx9q0
ティエリア「カツカレーお待たせいたしました」
ライル「ありがとよ。それじゃ頂くぜ!」
店長「刹那君そろそろ時間だよ、引継ぎの準備を始めて」
刹那「はい。」
ティエリア「それじゃ刹那、俺はまだ仕事が残っている。
詳細はここにある通りだ。あとのことは任せた」
刹那「あぁ、分かった。」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 19:07:58.96 ID:eP4Abx9q0
ライル「ごっそさんでした、っと… ?何だ、お前は。」
刹那「ライル・ディランディ…いや、ロックオン・ストラトス」
ライル「な…何者なんだ、お前さんは」
――刹那は詳細を説明した。
ライル「そうか、兄さんは…。それにあの店員さん、男…」
刹那「そういうことだ。これが組織の概要だ。一緒に来てほしい」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 19:36:03.45 ID:eP4Abx9q0
後日
店員「…ということで今日から一緒に働くことになったロックオン君だ。」
ロックオン「よろしく。かわいい先輩さん」
刹那「あぁ。」
(しばらく協力してもらうぞ、ロックオン・ストラトス)
ティエリア(どんな名前でも違和感持たないのかこの店長は…)
店長「望君、刹那に引き続きロックオン君の指導も頼むよ」
ティエリア(まるで俺だけ間抜けみたいじゃないか!)
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 19:44:16.66 ID:eP4Abx9q0
ロックオン「ところで、ここで稼いだ金は組織にどう…」
刹那「勤務中は任務のことは口にするな。情報が漏れるぞ」
コーラサワー「おい、生卵が来てないぞ!」
ロックオン「あ、すんませーん!今お持ちしまーっす!」
ティエリア「いい年して手の掛かりそうな素人だな…」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 19:55:09.14 ID:eP4Abx9q0
店長「それじゃ今日はあがっていいよ。
あとロックオン君、慣れてないのはいいとして、もっとちゃんと仕事しようね」
ロックオン「すんません。まだ勝手がよく分からなくて」
ティエリア「その言い草も鼻につく…」
刹那「それじゃお先に失礼いたします」
ロックオン「んで…俺を連れて行きたい場所ってのは何処なんだい?」
刹那「ここからは静かにしてもらいたい。」
ティエリア「今からソレスタルビーイングの母船、プトレマイオスへと案内する」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 20:04:07.97 ID:eP4Abx9q0
ロックオン「ここは…どう見てもつぼ八じゃないか」
刹那「どういうことだ…おいティエリア、4年間の間に何があったんだ。」
ティエリア「心配はいらない。まぁ、問題はあると思ってはいるが…
この事務員室の内部が入り口だ。」
ラッセ「久しぶりだな、刹那… ロックオン!?」
フェルト「刹那…生きて… !!!」
ロックオン「おや、えらい歓迎だな」
ティエリア「くわしいことは後で説明する。それより…」
刹那「スメラギ李ノリエガは…」
ティエリア「それが…」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 20:12:01.01 ID:eP4Abx9q0
つぼ八店員A「お客様、やめて下さい!」
スメラギ「んうるさいわねぇ…いいからピッチャーで持ってきなさいよぉ…」
つぼ八店員B「飲みすぎですよ。他のお客様の迷惑にもなりますし…」
スメラギ「ビリーの馬鹿…ポニーテールやろー…うぅ…Zzz」
つぼ八店員A「ここんとこ毎日だ…困ったものだ」
ラッセ「仕方ない。ここは俺にまかせて、君達は早く仕事に戻れ。」
つぼ八店員B「すみません、店長。」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 20:16:49.90 ID:zhYFfCVm0
ラッセ店長wwwwwww
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 20:23:31.74 ID:W80HpO1uO
テラシュールwwwww
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 20:25:17.09 ID:eP4Abx9q0
ラッセ「全く…かんじんの戦術予報士がこの調子じゃ…」
ミレイナ「これじゃ世間から『ソレ廃レルビーイング』って言われるのも無理ないですぅ」
スメラギ「うーん…むにゃ…!!! 刹那!?
それに…ロックオン?どうして?」
刹那「予想はしていたが、こんなまでになっていたとは…」
ティエリア「これでアレルヤを除いたメンバーは一通り揃いましたよ。
今こそ、このソレスタルビーイングを立て直さなければいけないのではないですか!?」
スメラギ「…だからって今更何が出来るっていうの。私たちが動いたところで、所詮
世界は変わりっこないじゃない。むしろ犠牲は増えるだけ…
こうやって居酒屋でもやってたほうが、よっぽど世の中のためじゃない…」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 20:33:38.30 ID:eP4Abx9q0
ミレイナ「でも実際経営してるのはラッセさんですぅ」
ラッセ「それに毎日飲んだくれてるだけの方が、よっぽど世界のためになりやしない」
スメラギ「ほっといてよ!現にあなたたちを危険な目に何度もあわせた私に
今更戦術予報士に戻る資格なんてないでしょ…」
刹那「けど、あんたのやってきたことは決して無駄じゃなかった。」
スメラギ「!!」
刹那「確かに世界は、まだ歪んだままだ。ネットで殺人予告をして逮捕される輩は未だ数知れず、
この国の首相は簡単な漢字さえ読み間違える。」
ティエリア「しかし俺達は、自分達のやってきたことに後悔はしないし、
これから先も、世界を歪ませる者たちと戦い続けるつもりだ」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 20:45:49.23 ID:eP4Abx9q0
刹那「世界を変えていくためには俺達が、そしてあんたが必要だ。
スメラギ李ノリエガ。俺達に戦じゅちゅ…戦術をくれ」
ティエリア「大事な場面で噛むなよ…」
ラッセ「俺達からもお願いだ。いくら経営状況が良くないからって
ティエリアにまでバイトさせるなんて、そんな日々はもう…」
フェルト「スメラギさん…」
ロックオン(…よく分からないが、こんな複雑な環境下で仕事をしていたのか、兄さんは。)
スメラギ「…。」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 20:58:22.67 ID:eP4Abx9q0
しばらくして
イアン「おお!刹那じゃないか!今までどうしていたんだ」
刹那「色々とあって。…ソレスタルビーイングも大変だったようだな」
イアン「まぁな…それよりこれを見てくれ。こいつをどう思う?」
刹那「すごく…Oガンダムに似ているが違う…これは一体。」
イアン「OOガンダムだ。まだ安定領域に達してはいないがな」
刹那「それにしても、ティエリア。お前のバイトの理由って…」
ティエリア「それについてはもう言わないでくれ」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 21:10:27.51 ID:eP4Abx9q0
フェルト(ライル…ディランディ…)
ロックオン「…よっしゃ!第二ステージクリア!ハロ、スコアは?」
ハロ「2400テン、2400テン」
ロックオン「あー…やっぱ兄さんのようにはいかないなぁ…ん?」
フェルト「ハッ! …」
ロックオン「君ぃ、たしかフェルトって言ったとね。こんな所でどうしたの?」
フェルト「い、いや…別に…」
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 21:16:37.89 ID:eP4Abx9q0
ロックオン「そういや…さっきからずっと君の視線を感じるんだ。
ラッセさんがモノマネ披露してた時もずっと俺の方見てただろ」
フェルト「ドキッ …そ、そんなこと…」
ハロ「フェルト、ロックオン、スキ。」
フェルト「ここここら!ハロ!」
ロックオン「…俺は兄さんじゃないけど、もし君がそれでも良ければ…」
フェルト「…!!!」
ドグォ
ロックオン「ぐはぁ!!!」
フェルト「…。」 ダッ
ロックオン「…何もハロで殴らなくても…」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 21:25:04.95 ID:eP4Abx9q0
翌朝
ティエリア「おい刹那、バイトの時間だぞ」
刹那「もう準備は出来ている。…ロックオン、どうしたその右目」
ロックオン「いや…何でもない」
ティエリア「俺は先に行く。刹那達もすぐに来い、遅刻だけはするなよ」
ロックオン「はいはい。」
ミレイナ「それじゃハッチオープンですぅ」
ティエリア「ティエリア・アーデ。ヴァーチェ、行きます!」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 21:27:37.76 ID:zvMxB7ZIO
ヴァーチェで出勤してんのかwww
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 21:30:15.77 ID:eP4Abx9q0
ロックオン「何だってんだあいつ。
吉野家まで自転車でせいぜい20分だってのにガンダムで出勤しやがって」
刹那「俺達も急がなければ。OOガンダムを出してくれ」
イアン「かまわないが、トランザムは使うなよ」
刹那「そんなもの使わなくても十分間に合う。
ロックオンも、そっちのケルディムに早く乗ったほうがいい」
ロックオン「おいおい、俺は別に自転車でいいぜ」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 21:36:20.35 ID:eP4Abx9q0
20分後
ロックオン「おはよーございーっす」
店長「おいロックオン君、急いで準備したまえ!」
刹那「だから言っただろ。ケルディムを使えと」
ロックオン「まだ操縦の仕方も怪しいんだぜ。万が一事故でも起こしたら大変だろ」
ティエリア「全く…これだから素人の扱いは困る」
店長(正直いつもガンダムで来る君達にも困ってる。おかげで前の大通りはいつも通行止めだ)
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 21:43:25.13 ID:eP4Abx9q0
刹那「チーズカレーお待たせ致しました!」
マネキン「納豆定食を頼もうかしら」
ロックオン「納豆定食一丁!」
コーラサワー「おい!この牛丼、メガネ入ってんぞ!!」
ティエリア「ああ!申し訳ございません」
刹那「らっしゃいませぇ!」
ソーマ「牛丼特盛り、つゆだくで」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 21:47:50.35 ID:ojt6LoNCO
メガネwww
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 21:50:06.93 ID:eP4Abx9q0
刹那「牛丼特盛り、お待たせ致しました。」
ソーマ「・・・・・・披見体E57・・・・・・」
セルゲイ「・・・披見体E57・・・・・・・披見体E57・・・」
刹那(あの二人…何を話している…)
店長「ロックオン君!何をしているんだ!!」
ロックオン「すいません、女性限定サービスのつもりだったんスけど…」
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 21:55:50.90 ID:eP4Abx9q0
その夜
ティエリア「お疲れさまでしたー。」
ロックオン「あー疲れたぜ。それにしても二人とも、ガンダムで通勤はよした方がいいぜ」
刹那「…なぁ、ティエリア。」
ティエリア「どうした、刹那。」
刹那「勤務中に、一組の常連から不可解な会話を耳にしたんだが…」
ロックオン「あの熊みたいな親父と、髪の毛の分け方の凝ったお嬢さんのことか?」
ティエリア「…なるほど、披見体E57…調べてみる必要がありそうだな。」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 22:05:44.81 ID:eP4Abx9q0
ティエリア「ただいま戻りました」
ロックオン「ミス・スメラギは…まだあの調子か、やれやれ」
つぼ八店員「お客様、いい加減にしてください!」
スメラギ「んるさいわね〜ティエリアは私の嫁なのよ!んあ〜…Zzz」
刹那「帰ってきて早速だが、これについて調べてほしい」
フェルト「披見体…たしか先ほど届いた資料の中に…確認してみます」
ミレイナ「パパはどうしてるですか?」
刹那「まだOOの整備中だ。調子がどうにも良くならないらしい」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 22:13:59.43 ID:eP4Abx9q0
一方…
ソーマ「起きろ!披見体E57!」
アレルヤ「んん〜…まだ昼3時じゃないか…もう少し、あと一時間だけ…」
セルゲイ「この更生施設に入ってもう4年になるか…彼の生活状況は?」
ソーマ「依然として昼夜逆転、起きている間もパソコンかゲームをして過ごす毎日です、大佐」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 22:17:32.22 ID:zhYFfCVm0
アレルヤがこんなんだと
正反対のハレルヤはまともなんじゃないかと思う
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 22:18:46.66 ID:eP4Abx9q0
セルゲイ「ほら、起きないか!!」
アレルヤ「いやだ…外には出たくない…まぶしい…」
ソーマ「起きろ披見体E57!いやクソ野郎!!」
アレルヤ「あぁ…もっと言っ…!! マリー!!」
セルゲイ「?」
アレルヤ「マリー…やっと会えたね…僕だよ、アレルヤだよ!」
ソーマ(うわぁ…何言ってんだよコイツ…)
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 22:20:14.06 ID:ZOKRoY7ZO
なんだお前等か
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 22:21:34.02 ID:7ng3WaZ20
ダメ人間とフリーターとニートしかいねえwww
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 22:24:59.28 ID:eP4Abx9q0
従業員A「スミルノフ大佐、これを!」
セルゲイ「ふしぎ魔女っ子マリーちゃん…何だこれは!?」
ソーマ「大佐!」
セルゲイ「待て!お前は見ないほうがいい…刺激が強すぎる」
アレルヤ「僕だよ…覚えてないの…かつて僕の彼女だった…マリー…」
ソーマ「近寄るな!皆、このクソ外道を拘束しろ!」
従業員「はっ!!!」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 22:27:11.68 ID:7ng3WaZ20
マジキチじゃねえかwww
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 22:27:20.92 ID:wdKKe5rV0
風間君っすかwwww
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 22:33:30.44 ID:eP4Abx9q0
フェルト「披見体で検索したら、こんなものが…」
ティエリア「…さしずめ精神を病んだ者たちの更生施設ってことか」
ミレイナ「実際は親が面倒を見切れなかったり、
社会に出る気のない若者達が集まってくる施設らしいですぅ」
ロックオン「おいおい、それじゃあニート共の巣窟ってことじゃねぇか」
刹那「まさにこの国を…世界を歪ませる原因じゃないか…!!」
ラッセ「スメラギさんも一歩間違えれば、この施設行きじゃないか…」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 22:42:37.98 ID:eP4Abx9q0
ティエリア「引き続きこの施設について調査してくれ!」
ミレイナ「はいですぅ!」
フェルト「…わかったわ。」
刹那(こんな奴等がいる限り、世界は良くならない…何も変わらない…)
ティエリア「さて刹那、我々も明日はバイト休みだ。調査のため街へ出るぞ」
ロックオン「悪いが俺は明日もシフトが入ってる。二人で頑張ってくれよ!」
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 22:51:34.68 ID:eP4Abx9q0
また一方…
コンビニ店長「今週から入ってくださるマリナ・イスマイールさんだ」
マリナ「よろしく…お願いします。」
(生活資金も底をついた…シーリンもいないし、わたし自身がが何とかしないと)
コンビニ店長「分からないことは遠慮なく、私クラウスに聞いて下さい。」
マリナ「お世話になります… あ、いらっしゃいませ。」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 22:59:51.86 ID:eP4Abx9q0
コーラサワー「おい店員さん!俺ファミチキ頼んだのにセブンスター入ってたぞ!」
マリナ「も、申し訳ございません、只今お取替えいたします…」
コンビニ店長「んー、まだやっぱりぎこちないな」
マリナ「ご面倒お掛けします…接客はほとんどやったことなかったもので…」
コンビニ店長「今はまだ大目に見るけど、早く慣れてもらわないと困るよ!」
シーリン「おはようございます」
コンビニ店員「おっ、おはよう!今日もよろしくね」
マリナ「!!!」
シーリン「!!マリナ姫…どうして…」
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 23:22:31.87 ID:eP4Abx9q0
シーリン「…国を救うために日本に来てみたものの、何をしたらいいか
分からず、早くも資金が尽きたとはね…」
マリナ「…。」
シーリン「まぁいいわ。あなた一人でこの国を彷徨っていても
成果が挙げられそうにないしね。こういうことになってむしろ幸運だわ」
沙慈「…。」
シーリン「いらっしゃいませ!…ほら、マリナ。」
マリナ「ぁ…らっしゃいませぇ!」※後半裏声
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 23:26:40.96 ID:eP4Abx9q0
沙慈「…。」
シーリン(…あの客…様子が変ね。)
マネキン「ちょっとぉ!温めるのはお弁当よ!!」
マリナ「す、すみません…」
沙慈「…」 ダッ
マリナ「ありがとうございましたー。」
シーリン「マリナ、あの客を追って!」
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 23:30:22.25 ID:eP4Abx9q0
マリナ「え…ぁ…」
シーリン「あーもう!ちょっと、そこのお客さん!」 ダッ
店長「どういうことなんだ、これは。
これが立派な犯罪だってことぐらい、いい年なんだから分かるだろ!え?」
沙慈「ごめんなさい…」
店長「ともかく、この事は君の家族と、警察にも連絡するからね」
沙慈「…。」
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 23:33:04.42 ID:Yqy6CMXg0
沙慈って、あのさえない少年か……
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 23:36:13.99 ID:eP4Abx9q0
沙慈「・・・・いないんだ…。」
店長「なんだって?グズグズ言ってないで、いいから教えろ!」
沙慈「だから・・・・いないんだ。」
店長「とぼけるな!ちゃんと家庭、職場、警察に連絡させてもらうからな。
それにしても息子が万引き、しかもこんな内容の本を5冊も盗んだなんて知ったら、君の親…」
沙慈「僕には家族も!…仕事も…恋人さえも…いないんだよ…!! うっ…ううっ…」
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 23:41:40.99 ID:kPsrEbSE0
エロ本かよwwww
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 23:45:11.35 ID:eP4Abx9q0
店長「何だって…」
沙慈「僕には家族なんていない…唯一の肉親の姉さんも死に
大切な人も…やっと就けた…小さい頃からの夢だった仕事さえ…失った…
一生懸命やってきたのに…何も後ろめたいことなんてしてないのに…どうして…」
マリナ「…でも、今のあなたは間違ったことをしてしまっている。」
沙慈「!!」
マリナ「一生懸命やってきたことが上手くいかないことに腹を立てて、
今まで一生懸命やってきたことを無駄にするのは悲しいことだわ。」
店長「君が辛い思いをしてきたのは分かった。しかし罪は償わないといけな…!!!」
ドンッ
マリナ「きゃっ!!」
店長「ま、待て!おい!」
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 23:50:44.55 ID:eP4Abx9q0
沙慈「誰も…誰も僕の気持ちなんて分からないんだ!!!」
店長「シーリン、そいつを捕まえてくれ!!」
シーリン「!!マリナ… お前、よくもマリナを!」
ドカッ
沙慈「ぐはぁ!!!」
店長「悪あがきは良くないな。
もう警察には通報したから、観念するんだな。」
沙慈(…ルイス…僕は…)
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 23:58:41.97 ID:sGZjyHfiO
まともな人すくねぇwwwww
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/13(木) 23:59:05.46 ID:eP4Abx9q0
警察官「それじゃ行くよ。」
沙慈「…はい。」
マリナ(…どうして。どうして人々はこんなにも心が荒んでしまっているの…)
シーリン「マリナ。なにを泣いているの。そんな暇はないわよ」
マリナ「あなたは何とも思わないの!?
かつては健全だった青年が悲しみのあまり人を憎み、罪を犯し…」
シーリン「それが、目の前の現実よ。だけど時は待ってくれないし、やるべき事はたくさんある。
あなたのようにいちいち人の悲しみに構って、立ち止まってる暇はないのよ」
「いらっしゃいませー!」
店長「さぁ、新しい便がもう来てしまってるぞ。仕切りなおしだ」
マリナ「…。」
126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 00:08:41.41 ID:XSxt2qRo0
舞台は変わって翌日…
ティエリア「たまにはガンダムを降りて、街を歩いてみるのも悪くない」
刹那「情報によると、例の施設はこの地点から徒歩3分の駅から電車に乗り、
さらにそこから約30分ほどで到着するらしい」
ティエリア「フェルトが路線図と交通料金まで調べてくれたのには助かったな」
刹那「電車に乗る前にまず、食料の調達だ」
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 00:15:24.04 ID:XSxt2qRo0
マリナ「いらっしゃいm…刹那!!」
刹那「マリナ・イスマイール…何故こんなところに!」
シーリン「お前は…刹那・F・セイエイ…一体マリナに何の用だ」
刹那「いや…普通に買い物しに来ただけだ」
マリナ「…。」
ティエリア「これと、あとカレーまんとピザまんを一つずつもらおうか」
刹那「ティエリア。何だその本は」
ティエリア「お前と二人きりというのはどうにも気まずい。気晴らしだ」
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 00:22:06.94 ID:XSxt2qRo0
マリナ「…以上で4180円でございます。」
刹那「元から幸薄そうだが、いつになく浮かなそうだな。どうした」
シーリン「いや…昨日ちょっといろいろあってだな」
マリナ「…お願い刹那!彼を救ってあげて!」
刹那「!?」
シーリン「こら、マリナ!」
ティエリア「何の話だ?」
マリナ「…もうすぐ休憩時間、そのときお話するわ」
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 00:26:59.90 ID:XSxt2qRo0
刹那「悪いが、そっちの私情に構ってる暇は俺達にはない」
マリナ「そんな…せめて話だけでも!」
シーリン「やめなさいマリナ、勤務中よ」
マリナ「このままじゃ…彼はいずれあの施設に…」
刹那「!! 施設…まさか、」
ティエリア「まさかその施設とやら、我々が行こうとしているここではないだろうな」
マリナ「!!!」
シーリン(…この二人、何か仲良さそうだな)
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 00:36:47.11 ID:XSxt2qRo0
マリナは刹那達に内情を話した。
そして、シーリンはその施設の実態を説明した…
刹那「なるほど。そういう腐った人間を集めて保護、監視しながら」
ティエリア「実際は彼らを様々な実験に活用している、というわけか…」
シーリン「聞いた話では、そういった実験を繰り返すことにより廃人たちの生活はさらに廃れ、
救いのあった者でさえ社会復帰困難になるのが現状らしいわ」
マリナ「彼は決して腐った人間ではなかったはず…
けど、あそこに収容されてしまったら、今度こそ彼の人生は…」
137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 00:46:24.57 ID:XSxt2qRo0
ティエリア「確かに我々の目的は施設の調査、そしていずれは
施設への武力介入をすることです。しかし」
刹那「特定の人物を救出するとなると、本来の目的とは異なるうえ
戦術も変更、しかもより困難なものとなる」
シーリン(なんかこの二人、どんどん息がピッタリになってきてないか…?)
ティエリア「悪いが、リスクが大きいうえに作戦が失敗してしまっては元も子もない。
申し訳ないが、要求を受け入れることは出来ません」
マリナ「そんな…」
店長「コラ!休憩時間はもう終わっているぞ!」
刹那「ティエリア、急ぐぞ。俺達もいつまでもここにはいられない」
ティエリア「言われなくても分かっている」
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 00:55:16.15 ID:XSxt2qRo0
数十分後
施設の従業員「なんだ貴様らは」
ティエリア「と、東京ガスの者です。機器の点検に参りました」
刹那(…スメラギ李ノリエガ。やはり彼女がいなければ…)
従業員「それを証明するものは?」
ティエリア「こちらが社員証と、本日の作業内容書です」
従業員「…入れ」
刹那(やはりティエリアにあえて女装させたのは正解だったか)
141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 01:04:01.03 ID:XSxt2qRo0
ティエリア「くそっ…ここ数ヶ月の間、任務でもこんなのばっかりだ…」
刹那「ティエリア。従業員、そして特に収容された人間の前では発言に気をつけろ」
ティエリア「キサマに言われるまでもない!」
刹那「しかしこの調子では、あの奥の収容所付近に侵入するのも困難ではなさそうだ」
ティエリア「よし俺が掛け合ってみる。刹那はそこで作業をしていろ」
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 01:10:24.26 ID:XSxt2qRo0
従業員「何だ?何か用か?」
ティエリア「すみませ〜ん、そちらの部屋の奥を点検させていただけますかぁ〜?」
刹那(! ティエリア!何だその喋り方は!?その声は!?)
従業員「な…だ、駄目だ!ここから先は関係者以外立ち入り禁止だ!」
ティエリア「でもぉ、作業書ではここの先の機器も点検しなければいけないんですよぉ。
ど〜しても許可していただけませんかぁ〜?」
刹那(くっ…ティエリアめ、トランザムモードに入ってしまったのか)
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 01:11:14.16 ID:Hc1JjjKM0
トランザムモードwwww
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 01:19:11.00 ID:XSxt2qRo0
結局施設をあとにすることになった二人。
ティエリア「肝心の収容室内に踏み込むことは出来なかったか…」
刹那「しかし表面上のではあるが、データを盗ることに成功した。」
ティエリア「あと刹那。…あの場面でのことは忘れてくれ」
刹那「大丈夫だ。誰かに喋る気すら起きない」
ティエリア「…!!!」
刹那「どうした」
ティエリア「CBから緊急通信だ。すぐに戻るぞ!」
刹那「…やはりガンダムで来るべきだったか」
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 01:29:25.60 ID:XSxt2qRo0
ティエリア「すまない、時間が掛かった」
フェルト「これを見て…」
刹那「!! 施設の収容者リスト!…こんなものを一体どこから…」
ラッセ「さっき彼が手に入れてくれたんだ」
ロックオン「結局自転車は置いてきちまったけど、何とかこれだけは持って帰れたぜ」
ティエリア「どういうことだ…今日はバイトだったはずじゃ…」
刹那「味方まで騙すとはな。しかし手柄だ、ロックオン」
ロックオン「でもまぁ、これで少しは汚名が晴れたかな…なぁフェルト」
フェルト「…調子に乗らないで」
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 01:35:06.08 ID:XSxt2qRo0
フェルト「…それより、ここを見て」
ティエリア「!! アレルヤ・ハプティズム!?」
ロックオン「誰だそいつは?」
ミレイナ「知ってるです!その人確かここのガンダムマイスターですぅ」
イアン「あいつ…あの時『シャナは僕の嫁だ!』とか訳の分からない事言って
逃げ出したきり消息がつかめないと思っていたら、こんな所に…」
刹那「アレルヤ…」 ダッ
ロックオン「おい刹那!どこ行くんだ!」
159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 01:41:50.71 ID:XSxt2qRo0
スメラギ「あぁ〜もう地球のオトコ全員コ〜ラサワ〜になっちまえぇ〜い」
つぼ八店員「お客様、そ、そんな所触らないで下さい;;;」
刹那「スメラギ李ノリエガ。」
スメラギ「刹那…今度は何の用なのよ。放っておいてって言ったじゃない…」
刹那「大事な話がある。来てくれ」
スメラギ「ちょ…ちょっと刹那!」
つぼ八店員「…助かった」
161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 01:51:50.47 ID:XSxt2qRo0
スメラギ「前にも言ったでしょ…やっぱり私には…」
刹那「まずはこれを見てほしい」
スメラギ「人の話を… これは!! しかも…アレルヤ!?」
刹那「ある施設について調査していたところ、ここにアレルヤが収容されている
ことが分かった。後日攻め込むつもりだった、名ばかりの社会復帰支援施設だ」
スメラギ「…まさか、あなたたち…」
刹那「俺は…いや俺達は、ガンダム… じゃなくて。
俺達はアレルヤをここから助け出すつもりだ。おそらくこの作戦は困難を極める。」
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 02:00:15.86 ID:XSxt2qRo0
刹那「この作戦には、あんたの力が必要不可欠だ。
スメラギ李ノリエガ。頼む、俺達に力を貸してくれ」
スメラギ「…。作戦が難しいのは私にも分かる。だからこそ、あなた達の命を預かることにもなる。
今の私に、あなた達の運命を授けられる資格なんて…」
刹那「それでも…」
スメラギ「それにもとはといえば、私がいけないんじゃない…私が不甲斐ないばっかりに
アレルヤの精神は日に日に乱れ、いつしか現実逃避するようになってしまった」
刹那「それでも…アレルヤは俺達の仲間だ。
ソレスタルビーイングに必要なガンダムマイスターだ。だから、助ける!」
スメラギ「刹那…」
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 02:08:51.51 ID:XSxt2qRo0
ティエリア「アレルヤは誰よりも優しく、人の幸せを願っていた。
だからこそ人の悲しそうな姿を見るのが耐えられなかった。」
刹那「!」
スメラギ「ティエリア…」
ラッセ「確かに時々性格変わる変なヤツだったけど、
すぐにまた、もとの優しいアイツに戻ってくれるさ」
フェルト「みんな…アレルヤ大好き…アレルヤを助けたい。」
刹那「後悔はしない。たとえ作戦に失敗しても、アレルヤが邪気眼のままでも、
あんたのせいにもしないし、あきらめもしない。」
ミレイナ「みんな覚悟は出来てるですぅ!」
ロックオン「もし変なヤツだったとしても、俺がどうにかしてやるぜ!」
スメラギ「みんな…」
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 02:13:20.28 ID:36qjLa3MO
邪気眼をサラリと入れやがったw
171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/14(金) 02:16:13.72 ID:XSxt2qRo0
スメラギ「…フェルト。あとで施設の詳細データと、周辺の地図を持ってきてくれない?」
フェルト「スメラギさん…」
イアン「よし、そうと決まれば早速準備だ。
OOもすぐ使えるよう、万全の状態にしておくからな!刹那」
刹那「頼む」
ロックオン「ティエリア、今回はあんまり可愛い服装で行かないほうがいいぜ」
ティエリア「言われなくても分かっている!」
ラッセ(ツッコまないのか…)
店長「刹那・F…セイエイさん…ですか??」その2に続く
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eワラントで勝率8割を超える方法!【Safe Trading Lab】at 2008年11月16日 04:57
コンビニで4000円も買うなよwww
何か読みづらいよ
つっこめえw