2007年10月13日

J( 'ー`川 ゚ -゚)'A`)・ω・`)ショボン一家は今日も愉快なようです

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:08:47.99 ID:QQdveiBt0

( ´・ω・`)「かーさん、おかわり」

J( 'ー`)し「はいはい」

川 ゚〜゚)モグモグ

('A` )「醤油取って」

J( 'ー`)つ占「はいはい」

('A` )「ん」

('A`)クチャクチャ


(´・ω・`)「……」


('A`)「?」



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:11:13.94 ID:QQdveiBt0
川 ゚ -゚)「母さん、お代わり」

('A` )「あ、俺も」

J( 'ー`)し「あらあら、ハンター錠二もビックリ」

川 ゚ -゚)「……」

(´・ω・`)「……」

(;'A`)「なんで二人してこっち見てんだよ」

(´-ω-`)「なあ、ドクオ」

('A`)「あん?」




(´・ω・`)「はたr川 ゚ -゚)「働かなくても飯は美味いか」




(´;ω;`)ブワッ


J( 'ー`川 ゚ -゚)'A`)・ω・`)ショボン一家は今日も愉快なようです 第一回 そらぁ美味いもんは美味いっすわ



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:12:19.02 ID:QQdveiBt0
(;'A`)「なんだよいきなり」

川 ゚ -゚)「大学には行かないと言い出したのはお前だろう?自分で決めた事だからそれは別にいい。だが卒業してからこっち、何かするワケでもなく日がな一日部屋に篭もって……」
 
川 ゚ -゚)、「……あの、アレだ」

('A`)「?」

川 ゚ -゚)「ピコピコばっかりやってるだけじゃないか」

('A`)「ゲームって言えよ。何時代の人間だよ」

川 ゚ -゚)「何かやりたい事があるんだろう? それならそれで行動に移さないと」
     
川 ゚ -゚)b「いいか? 昔から光陰矢の如しと言ってだな……」

(;'A`)ノシ「いやいや! ほら今まで勉強ばっかで心の平穏みたいのがなかったし? なんつーの?俺なりの充電期間ってのを設けてから? それが終わってから? やろうかなーみたいな?



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:13:17.79 ID:QQdveiBt0
      (;'A`)ノシ
       
ショボ沼ドクオ(18)通称『現代に蘇ったポコ』ニート
座右の銘「明日の事は明日の自分に任せる」



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:14:24.93 ID:QQdveiBt0

川 ゚ -゚)「言い訳はどうでもいい。働かざるもの食うべからずと言うだろう?」

('A`)(うぜえ)
  _, ,_
川 ゚ -゚)「ドクオ? 聞いてるのか? 私はお前の為を思って言ってるんだぞ」

              
  _, ,_
 川 ゚ -゚)
ショボ沼クー(20)通称『鉄仮面』大学二年生
座右の銘「自分に厳しく、他人には更に厳しく」



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:15:36.03 ID:QQdveiBt0
(#'A`)「っ、つーかさあ、つーかさぁ!」

川 ゚ -゚)「なんだ?」

(#'A`)「なんなのさっきから偉そうに! 何様のつもり!?」

川 ゚ー゚)「ふふん、お姉様だ」

(#'A`)「うざっ」

川 ゚ -゚)「だが事実だ。それに私は学校に行きながら、ちゃんとアルバイトもしてるしな。説教する権利がある。いいか? 人生っていうのはお前が思っているよりも──」

(゚A゚)「るっせー!! 大体俺が何したっつーんだよっ!!!」

川 ゚ -゚)「何もしてないから言ってるんだ」

(((゚A゚)))「き、きえええええええっっ!! バーカ、バーカ!」

川 ゚ -゚)「語彙が貧弱すぎて話にならんな」

(((゚A゚)))「だだだったら言ってやんよ! あのな、そ、そんなんだからいつまで経っても男ができねーんだよ!」



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:16:36.08 ID:QQdveiBt0

川 ゚ -゚)









川#゚ -゚)))

('A`)「あっ」



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:19:18.38 ID:QQdveiBt0

 『妙な事を口走る口はどれや?』ミチミチ

     『ひぎいいぃっ!!』



        _                
     ノ |_   ll__l---||_ しばらくおまちください
   rj「l__`ー'  ヽlーj  L---┐ Now boating...
   |―┴┴―`ーrュ-‐<  ̄.ィj .__jl
   | i """ _..,,rr=''´ l
   l ̄ ̄ ̄ ̄/7-‐'´     /     
f  jL-、 _-‐'      -‐´~~       
ヽ |  ̄  _j_ -‐'~´~~          
  `ー〜´~~~~          
『これか? これがあかんのやな?』ドグチァッ メメタァ
           『ピギィィィィ!!!!』
       
『そいやっ そいやっ』

       『チョッキップリリィィィ!!!』



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:23:00.45 ID:QQdveiBt0
J( 'ー`)し「あらあらクーちゃん、おイタはダメよ」

川 ゚ -゚)「はっ」

(((メメメメメメ'A`)))「ホンマカンニンシタッテクダサイ…カンニンシタッテクダサイ…」

J( 'ー`)し「女の子はね、もっとスマートにやらなきゃ」

(メメメメ'A`)「俺の心配もしてください」

J( 'ー`)し「ドックンなら大丈夫、お母さん信じてるから」

川 ゚ -゚)「しかし……」

J( 'ー`)b「それにね、お母さんからしてみたらクーちゃんもドックンもドングリの目糞鼻糞よ?」

川;゚ -゚)(;メ'A`)「は、はあ……」



  J( 'ー`)b
ショボ沼カー(38)通称『ショボ沼家の首魁』主婦
座右の銘「愛と平和の両面待ち」



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:24:44.44 ID:QQdveiBt0
J( 'ー`)し「ほらほら、ご飯冷めちゃうから。その話はまた今度」

川 ゚ -゚)「はい」

('A`)「あい」


(´つω;`)「ぐすっ……」

( 'A`)、「あ、この魚うめえ」

J( 'ー`)し「昨日の夜に下ごしらえしといたのよ」

川 ゚〜゚)「なるほど……もぐもぐ」


(´つω;`)「ひっく……」


('A`)「あの人なんで泣いてんの」

川 ゚ -゚)「さあ?」

(´゚ω゚`)「クーがお父さんのセリフ全部取ったからでしょうがーーっ!!!」

川 ゚ -゚)「?」



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:25:39.80 ID:QQdveiBt0

(´゚ω゚`)
ショボ沼ショボン(38)自称『お父さん』会社員
座右の銘「シーフードドリアのシーフーってどういう意味?」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:27:49.42 ID:QQdveiBt0
(((´゚ω゚`)))「お父さんがせっかくさぁ! 寝ずに考えてたのにさぁ!!」

('A`)「カーチャン、おかわり」

J( 'ー`)し「はいはい」

(´゚ω゚`)「人の話は聞こうよ!!!」

('A`)「んだようっせえなあ」

(´゚ω゚`)「分かる!? ここ誰の家か分かる!? お父さんが汗水たらして必死に働いて買った家なんだよね!そんで僕は一家の主なワケ! 家長! か・ちょ・う! ドゥユアンダスタン!?」

川 ゚ -゚)「会社の役職は係長だけどな」

('A`)「残念、カリが足りない」

J( 'ー`)し「あらあら、お父さんたらドリルチンチン」

(´;ω;`)「なんなんだよこの家族!別にカリ細じゃねーよ!むしろ太い方だよ!!」



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:28:30.00 ID:QQdveiBt0
川 ゚ -゚)「飯が不味くなるから自重しろ」

('A`)「親が下ネタとか引くわ」

J( 'ー`)し「ごめんね」

(´;ω;`)「お父さんもう疲れたよ……」

J( 'ー`)し「お父さん、諦めたらそこで死亡確認ですよ」

(;´・ω・`)「勝手に殺さないでくれる?」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:30:21.02 ID:QQdveiBt0


川 ゚ -゚)「ごちそうさま。風呂に入ってくる」

('A`)「ごっそさん」

J( 'ー`)し「お粗末様でした」

('A`)(さて、2ちゃんでもすっかね)

(´・ω・`)「ドクオ、ちょっと待ちなさい」

('A`)「え?」

(´・ω・`)「いや、さっきの話なんだけどね」

('A`)「いや、だから自分なりの充電期間を……」

(´・ω・`)「実際、いつまでもブラブラしてるワケにもいかんだろう」

(;'A`)「……そりゃ、まあ、ごもっとも」

(´・ω・`)「アルバイトはしないのか?」

('A`)「する。します。これは本当。流石にヤバいなーとは思ってるよ。ウン、タブン」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:34:20.20 ID:QQdveiBt0
(´・ω・`)「そうか。それじゃあどんな感じの仕事がいいんだ?」

('A`)「えっとー、月15万くらい貰えてー」

(´・ω・`)「ふんふん」

('A`)「そんで週二日くらいでー、とりあえずラクなら何でもいいかなー、なんて」

(´-ω-`)「なるほど……よし、分かった」

('A`)「……え、もしかしてそんな仕事が」

(´・ω・`)「うん、ブチ殺す」

(;'A`)「ちょ」

(´゚ω゚`)「働く気ゼロじゃねーか! タダでメシ食わせてるんじゃねーぞ!!!」

(゚A゚)「希望を言えっつったのはそっちじゃねーか!!」

(((´゚ω゚`)))「お前はホントによぉ、ホントにお前はよぉ!!」

(((゚A゚)))「一生遊んで暮らしたい!!」



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:36:02.56 ID:QQdveiBt0
(´;ω;`)「かーさんも何とか言ってくれよ……このままじゃ父さん心が折れそうだよ」

J( 'ー`)し「んー、そうねえ」

J( 'ー`)し「そういえばドックン、パソコンのお勉強してるんでしょ?」

(;'A`)「え? ああ、うん」

J( 'ー`)し「今流行ってるんでしょ? アレ」

('A`)「アレ?」

J( 'ー`)し「ほら、アレよ。ブログとかで」

(´・ω・`)「アレだろ? 『あひぃ……理恵、とんじゃう!』みたいなの」

J( 'ー`)し「そうそう、それそれ」

('A`)「アフィリエイトな。今時くりぃむれもんとか知ってる奴いねえよ」

J( 'ー`)し「ドックン、パソコン買う時言ってたものね?『今の時代、パソコンくらい扱えないとダメだから』って」

(;'A`)「う……」

J( 'ー`)し「お母さん、夜遅くまで勉強してるの知ってるんだから。でもあんまり無理しちゃダメよ?」 

(;'A`)「う、うん。頑張るよ」



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:39:06.39 ID:QQdveiBt0
(´・ω・`)「ふうん、『パソコンの勉強』ね」

(;'A`)ドキ






(´・ω・`)「──zip、rar、lzh」

(;'A`)「っ!?」

(´・ω・`)「いやあ、驚いたよ。まさかドクオ君が『あんな趣味』を持っているだなんてね」

(;'A`)「何……だと……?」

J( 'ー`)し「なあに? ドックンの趣味?」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:40:11.32 ID:QQdveiBt0

(´・ω・`)「ああ、フォルダに同人 > ワーーー! < 、ほとんど二次炉> ギャーー! <で埋め尽くされてたかな」

J( 'ー`)し「??」


(;゚A゚)「き、キサマッ! 何故それを!?」

(´・ω・`)「さあ、ね。……ま、パソコンが使えるのは君だけじゃないって事さ」

(;゚A゚)「いきなりキャラ変えてんじゃねえよ! それが親のやる事か!」

(´・ω・`)「これも一つの親心だよ」

(#゚A゚)「そんな心捨てちまえ!」

(´・ω・`)「捨てるべきものを山ほど抱えてるのはそっちの方じゃないのかい?」

(;'A`)「そ、それは……」

(´・ω・`) ノア 働きますか
           働きませんか

( A )「働きます……働かせてください……」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:42:59.07 ID:QQdveiBt0
(*´・ω・`*)「ようし、お父さん全力でサポートするからな!」

('A`)「……ヨロシク」

m9(´;ω;`)9m「くやしいのうwwwwwwwwwくやしいのうwwwwwwwww」

(#'A`)イラッ

  

川 ゚ -゚)「さっきから騒がしいな」

(´・ω・`)「ドクオさんバイト探すらしいっすよwwwwwwwwww」

川 ゚ -゚)「ドクオ、それは本当か」

('A`)「非常に不本意ながら」

川 ゚ -゚)「そうか……」

川 ゚ー゚)「うん、頑張れよ」

('A`)「それなりに」



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:43:50.81 ID:QQdveiBt0
(´・ω・`)「やっぱ父親は偉大っすよねwwwwwクーさん手こずってましたもんねwwwwww」
  _, ,_
川 ゚ -゚)「……まあ」

(´・ω・`)「あ、もしかして怒ってます?wwwww調子こいてサーセンwwwww」

(#'A`)(草生やせばいいと思いやがってこの新参が……)

J( 'ー`)し「ドックンのペースで頑張ればいいのよ」

('A`)「……ハイ」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:51:51.49 ID:QQdveiBt0


( A )クピー

「それじゃあ行って──昼ぐらいに──」

「ええ、予定──」

ガチャバタム





( A )クコー

J( 'ー`)し「ドックン、起きて」

( A`)「んdさhjす……」

J( 'ー`)し「ドクオ、起きなさい」

( A`)「はgkまん……」





J( 'ー`)し



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:54:32.09 ID:QQdveiBt0


どむっ




Σ(゚A゚;)「ふがっ!?」

J( 'ー`)し「こんにちわ。お昼のニュースの時間です」

(;'A`)「あ、おはようございます……」

J( 'ー`)し「ちょっとお願いがあるんだけど」

('A`)「やたら脇腹が痛いんでパス」

J( 'ー`)し「お父さんたら会社に持っていく書類忘れちゃったらしいのよね」

('A`)「つーかさっきなんかしなかっt」

J( 'ー`)し「それで、面倒かもしれないけどドックンに届けに行って欲しいんだけど」

(;'A`)「……」

J( 'ー`)し「お母さん、ちょっと外せない用事があるのよね」



(;'A`)「行きます」



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 02:57:39.30 ID:QQdveiBt0
J( 'ー`)し「ありがとうね。お昼食べてから行く? お昼ご飯」

(;'A`)「そんなに昼を強調しなくても。今から行ってくるよ」

J( 'ー`)つ□「じゃあこれ。よろしくね」

('A`)「把握」



ガタンゴトン 

('A`)(マンドクセ)

('A`)(ま、これくらいやってやってもいいけどね)

プシュー ボウスレマチー オノリカエノゴアンナイヲ──

('A`)「おっといけね」



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 03:00:19.76 ID:QQdveiBt0
ガヤガヤ

('A`)「えーと……あ、あった」

('A`)「あの、すいません」

ξ^ω^)ξ「何でしょう?」

('A`)(うわキモ)

('A`)「あの、ここに勤めてるショボ沼に届け物があるんですが」

ξ*^ω^)ξ「あら、ショボ沼さんの……へえー、ふぅーん」

(;'A`)(きめえ)

ξ^ω^)ξ「あっ、私ったらいっけない! ショボ沼さんは三階の総務課にいるハズよ」

('A`)「そっすか。どうも」




ξ*^ω^)ξジロジロ

('A`)(視線がうぜえ)



64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 03:05:47.29 ID:QQdveiBt0
('A`)「ここか」

('A`)(なんか緊張するな)

('A`)「ちわー、郵便局の方から来たものですg」


『ショボ沼さぁん、あんた何やってんのよ!!!』


(;'A`)ドキ


(#^Д^)「あのさぁ、部下の教育もマトモに出来ないワケ?」

(;´・ω・`)「……すいません」

(;><)「あ、あの、ショボ沼さんは悪くないんです! 自分がっ」

(#^Д^)「お前はすっこんでろ!!」

(;><)「ひっ」

(#^Д^)「ショボ沼さん、分かってんの? 商談ぜーんぶぜーんぶパーになっちゃったワケ!」

(;´・ω・`)「はっ……本当に、なんと申し開きすればいいやら」


('A`)(チッ、何やってんだよアイツ……)



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 03:08:36.75 ID:QQdveiBt0
『まーた始まったよ、プギ山のイヤミ』

『ホント、元はと言えばアイツのせいなのにねぇ』

('A`)「?」

『ちょっと早く昇進したからって偉そうにしやがって』

『シッ、聞こえるわよ?』

『ショボ沼さんもキツいだろうな、年下からいいように言われてさ』

『私だったら耐えられないわ』

(;´・ω・`)「すいません、すいません」

(;><)「ごめんなさいなんです!」

(#'A`)(だっせえ……)


(#^Д^)「ったく……」

( ^Д^)「あ? なんだアイツ」

(;'A`)「げ」

(;´・ω・`)「ドクオ」



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 03:11:50.03 ID:QQdveiBt0
( ^Д^)「何? ショボ沼さんの息子さん?」

(;´・ω・`)「はあ、まあ一応……」

( ^Д^)「ふぅん……」

('A`)(コイツ最高にうぜえな)

( ^Д^)「何の用?」

(;'A`)「あ、あの、しょ、しょしょ書類を……」

( ^Д^)「書類?」

(´・ω・`)「整理途中の書類を家に忘れてたもんで」

( ^Д^)「それで息子さんが届けに? 平日の昼に?」

(#'A`)「っ」

( ^Д^)「そりゃあいい孝行息子を持ったもんですなあ?」

(´・ω・`)「……」

(#^Д^)「あ? 何だよその目は」

('A`)(親父……)



67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 03:13:40.59 ID:QQdveiBt0
( ^Д^)「何? 子どもバカにされて怒ってんの?」

(´・ω・`)「……」

( ^Д^)9m「もしかして図星?」




(´・ω・`)






(´・ω・`)「いやあ、図星も図星で何も言い返せませんよwwwww」

(;'A`)「!」

( ^Д^)「あ、そう?」

(´・ω・`)「いやあ、もうホントいい加減働いて欲しいんですけどねwwwまあ子どものやりたいようにやらせようと思いましてwwww」



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 03:19:44.81 ID:QQdveiBt0
(#'A`)「……」

(#'A`)「親父、これ、書類な! そんじゃ!」

(;´・ω・`)「あ、ちょっと!」


バタン!



(;><)「ショボ沼さん……」

(´・ω・`)「……」

(´・ω・`)「ふぅ、やれやれ。困ったバカ息子だ」



72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 03:24:35.45 ID:QQdveiBt0



(#'A`)(なんかすっげーイラつく)

(#'A`)(くそ、くそっ)

(´・ω・`)「ドクオ」

(#'A`)「ああん? 誰かと思えばダメ人間のお父様じゃないっすか」

(´・ω・`)「そうだよ」

(#'A`)「ぐ……」

(´・ω・`)「何か、期待でもしてたのかい?」

('A`)「期待って……何を」

(´・ω・`)「自分の子どもをバカにされて、キレてアイツをブン殴るとでも?」

('A`)「……」

(´・ω・`)「そんな事できるワケないだろう?」

('A`)「そりゃ、そうだけど」

(´・ω・`)「殴るのは簡単だよ。これでも若い頃はならしてたからね」



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 03:32:21.64 ID:QQdveiBt0
(#'A`)「じゃあ何か!? クツ舐めろっつったら舐めんのかよ!」

(´・ω・`)「舐めるよ」

(;'A`)「っ!?」



( A )「……んだよ、それ」

(´・ω・`)「ドクオ?」

(゚A゚)「なんだよそれ!? バカじゃねーの!? なんでそこまでするんだよ!?






(´・ω・`)「お父さんだからだよ」

(´・ω・`)「僕はお前たち家族を守る義務がある。お前たちの為ならアイツのクツ舐めるくらいなんて事ないさ」

( A )「……んだよ、それ」

(;A;)「なんだよ、それ!」



81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 03:39:07.64 ID:QQdveiBt0
(´・ω・`)「他の父親がどうかは知らない。でも、少なくとも僕はそう考えてる」

(;A;)「バカじゃねーの……ホント」

(´・ω・`)「ま、済んだ事だしいいじゃないか。それじゃお父さん仕事戻るから」

(つA`)グシグシ

('A`)「親父」

(´・ω・`)「なんだい?」

('A`)「あのさ、俺……マジでバイトするわ」

(´・ω・`)「……」

('A`)「帰りにバイトの情報誌でも買うよ。ダサすぎて笑えるけどな」

(´・ω・`)「そうか……」

('A`)「なんだよ、息子の言う事くらいたまには信じろよ」





(´・ω・`)「ここまで上手く行くとはな」

('A`)「……はい?」



85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 03:43:40.27 ID:QQdveiBt0
やあ (´・ω・`)

ようこそ、バーボンハウスへ。

このお〜いお茶ははサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。


(;'A`)「ちょ、ちょ、それなんてアルファ」


(´・ω・`)「うん、「ドッキリ」なんだ。済まない。でも、僕の迫真の演技を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。


(゚A゚)「おーいおーい! ちょっと待てーーーー!!」

(´・ω・`)「なんだい」

(((゚A゚))))「ドッキリって何だよドッキリって!!!!!!」

やあ(´・ω・`)

ようこそ、バーb(゚A゚)「それはもういい!」



88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 03:49:31.32 ID:QQdveiBt0
(゚A゚)「どこからが釣りだったんだよ!! 全部説明汁!!!!!」

(´・ω・`)「最初からっすよwwwwwwwwwww」

(゚A゚)「じゃあ何!? カーチャンもこのドッキリに加わってんの!?」

J( 'ー`)し「ごめんね、ドックンごめんね」

(゚A゚)「カーチャン!!」

J( 'ー`)し「ドックンも家計のお手伝いしてくれたら凄い助かるわあ」

(゚A゚)「じゃじゃ、じゃあ、あの怒ってた人も?」

( ^Д^)「まあそういう事ですよ」

ξ^ω^)ξ「私も一枚噛んでるの」

( ><)「騙してごめんなさいなんです!」

((((゚A゚))))「きえええええええええええーーーーーーっっ!!!!!」



94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 03:55:25.01 ID:QQdveiBt0
(´・ω・`)「それじゃあ皆さんご一緒に」


m9(´;ω;`)9m(^Д^)9mJ('ー`)9mξ^ω^)9m( >< )

「「「「プギャーーーーーーーーーーー!!!!」」」」」

(((((゚A゚))))「ちくしょおおおおおおおおお!!」

(´・ω・`)「ドクオ、まさか約束破るつもりじゃないよね?」

(゚A゚)「んなもん破るに決まって──」

(´゚ω゚`)「いつまでもニートできると思ってるの?」

(;'A`)「うう」

(´゚ω゚`)9m「少し頭……冷やそうか……」



100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 04:02:45.08 ID:QQdveiBt0
( ^Д^)「しかしまあ、正直冷や汗出ましたよ」

( ><)「ドキドキだったんです!」

ξ^ω^)ξ「ちなみに私はドクオ君が来てから総務課に電話を入れた役よ」

(´・ω・`)「ま、なんにせよ済まなかったな。私用で迷惑かけて」

( ^Д^)「いやあ、このくらいなら何時でも使ってやってください」

(´・ω・`)「あ、あとからブチ殺すから」

(;^Д^)「話が違うっすよ! それにホラ、事実自分が上司なワケですし!」

(´・ω・`)「それはそうだけどこのままじゃ収まりがつかないんだよな」

(;^Д^)「性的な意味に聞こえるからやめてください!」

('A`)「もう好きにしてくれ……」



101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 04:05:15.68 ID:QQdveiBt0
('A`)】「あ、はい。今フリーターです。はい、はい……それじゃ明日の11時に」

チン

('A`)「……明日面接いってきます」

(´・ω・`)「そうか、何のバイトだ?」

('A`)「コンビニ」

J( 'ー`)し「じゃあ今夜はスキヤキね」

川 ゚ -゚)「おめでとう、ドクオ」

('A`)「まだ始まってもねえよ」

(´・ω・`)「落ちたら笑い者にすっからwwww」

('A`)「いい加減草生やすの自重しろ」

J( 'ー`)し「ドックン、でもね」

('A`)「何?」

J( 'ー`)し「大袈裟な事はするけれど、お父さんの気持ちは本当だから」

('A`)「……」



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/09(火) 04:07:46.17 ID:QQdveiBt0

(´・ω・`)『僕はお前たち家族を守る義務がある。お前たちの為ならアイツのクツ舐めるくらいなんて事ないさ』


J( 'ー`)し「そこだけは信じてあげてね」

('A`)「ああ、分かったよ」

(´゚ω゚`)「今度の件で理解できただろう!? お父さんがいかに偉大か!!!」

('A`)「やっぱ無理だわ」

川 ゚ -゚)「ああ、同意せざるを得ないな」

J( 'ー`)し「ですって」

(´;ω;`)「チクショーーーー!!!」


J( 'ー`川 ゚ -゚)'A`)・ω・`)
ショボン一家は今日も愉快なようです おしまい

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この記事へのコメント
  1. Posted by 名無し@カゼタカさん at 2007年10月14日 06:05
  2. 小芝居、大好きだぜ。
  3. Posted by    at 2007年10月14日 12:24
  4. イイハナシダー(;∀;)

    と、カリ細の俺が書き込みしたぜ‥(;∀;)
  5. Posted by 名無し at 2009年02月18日 22:07
  6. 5
    読みやすくて良かった!