March 24, 2011

( ^ω^)お腹が空くブーン系のようです 第二話

27 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/03/24(木) 01:18:43 ID:A62hZqso0

お茶漬けは日本のソウルフードだという。概ね同意だ。


だが冷静に考えると、お茶漬けは決して優れた食べ物ではない。
汁ご飯というものは基本的に胃がもたれるし、大量だと飽きる、
朝食に出されたりしたらたまったもんじゃない。


しかし、それでもお茶漬けに言わんし難い魅力があるのも確かだ。






第二話「ただいまお茶漬け中」



28 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/03/24(木) 01:21:46 ID:A62hZqso0

エロサイト閲覧に勤しんでいた午前1時、空腹感に耐えかねた僕は
何か食べようと自部屋から転がりでた。

( ^ω^)「夕食からもう4時間たってるのか、そりゃ腹も減るお」

( ^ω^)「えーと、サッポロ一番は昼に食べてしまったし、ご飯なら炊けてるから…」


その時、お茶漬けのもとのストックがまだあったことを思い出した。

しょっちゅう小腹が空く僕は、ごはんに合うものを常に用意している。
大体はお茶漬け・ふりかけ(旅行の友)・鮭フレーク・味付きメンマなどなど。
こう言うのはあって困らないどころか本当に助かる、ぼっちの僕にとっては唯一の友だ。

今回は、そのお茶漬けのもとを使ってみることにした。

( ^ω^)「そうと決まればさっそくだお」



29 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/03/24(木) 01:25:00 ID:A62hZqso0

台所の棚からお茶漬けのもとを取り出す、もちろん永谷園。
松茸のお吸い物付きのお徳用パックだ。

小袋が連なった帯から一枚をぴりぴりを指で破り、封を開ける。

( ^ω^)スンスン

(*^ω^)「うーん…」

鼻を近づけると、お茶と梅干の香り。これだけでも白飯が行けそうだ。

子供の頃は梅茶漬けは酸っぱくて苦手だったのだが、近頃はもっぱらこれだ。
もはや普通の海苔茶漬は物足りなくてぜんぜん食べない。

最近はすっぱいのが急に好きになり、コンビニ弁当の梅干なんかもいつまでの口の中で転がしたりする。
もしかして、つわりが来たのかもしれない、童貞だけど。



30 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/03/24(木) 01:30:19 ID:A62hZqso0


( ^ω^)カパッ

炊飯ジャーを開け、どんぶり茶碗にご飯をよそう。

ご飯は、割合を少なめによそうのが茶漬けにおいてのポイントである。
茶碗の3・4割程度が埋まるほどでいいのだ、多くするとさらさら感が失われ、米も汁も台無しになる。
それじゃ少ない?茶碗を大きくすれば済むことだ。

( ^ω^)「ごはんはこれぐらいにして、と……」

よそったご飯をしゃもじで軽く叩き、山の形に整える。
この後どうせお茶で崩してしまうから意味ないだろ?、とも言い切れない。
気持ちよくお茶を注ぐには、こういうことが大事だ。



31 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/03/24(木) 01:35:31 ID:A62hZqso0


茶碗にお茶漬けのもとをふりかけ、最後にお茶を注ぐ。

ここが楽しい、お茶漬けという一大イベントでの大アトラクションだ。

あらかじめ淹れておいた急須をつかみ、
茶碗に向かって、お茶を豪快に注ぎこむ!

( ^ω^)サーッ

( ^ω^)コポコポコポ…

溢れんばかりに、なみなみと!お茶でご飯を陵辱してしまうのだ。
遠慮は要らない。これもおいしいお茶漬けのため。

( ^ω^)サッサッ

注ぎ終わると、箸をつかみ、茶碗を軽くかき混ぜてご飯を崩す。



32 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/03/24(木) 01:38:48 ID:A62hZqso0

こうしてついに出来上がったお茶漬け。
湯気の香りが食欲をかきたてる。

( ^ω^)「いただきます」

( ^ω^)ズズ…

箸を持ち、茶碗に口を付けると、音を立てて茶漬けを口に流し込む。

( ^ω^)「…うまい!」

熱々のお茶と梅の風味と米の食感、すべてが上手く合わさっている。
喉を通るたびに、温かな安心が体をめぐる、
となると、もうとまらない。

(;^ω^)ハフハフ、ズズッ!

茶碗をさらに傾け、箸をせわしなく動かし、どんどん食べ進める。



33 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/03/24(木) 01:42:11 ID:A62hZqso0

(;^ω^)ザザ、ハフ、ザブ

米の一粒を残さず平らげ、最後わずかに残るお茶の雫まで飲み干し完食。

(;^ω^)フーッ!

熱い息を吐き、鼻のてっぺんに描いた汗を拭う。

( ^ω^)「あーうまかった!」

一杯でこの満足感。まるで暖房に当たっているかのごとく体が熱をもっている。
手で風を仰ぎつつ、僕はもう一度息を吐いた。



35 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/03/24(木) 01:46:00 ID:A62hZqso0


( ^ω^)ズズ…

その後はもちろん、空の茶碗に緑茶を入れて、ゆっくりと飲む。
ここまでやってお茶漬けだ。


( ^ω^)「ああ、幸せだお…」

と、その時。僕はあることに気づいてしまった。





( ^ω^)「やべ、エロサイトつけっぱなしだったお」

幸福もそこそこにし、PCをシャットダウンするため部屋に戻る僕であった。

みんなも節電に協力しようNE!




第二話「ただいまお茶漬け中」                おわり



boonkei_honpo at 16:39│Comments(3)TrackBack(0)閲覧注意 

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この記事へのコメント

1. Posted by (´・ω・`)   March 25, 2011 19:57
腹減んねーよ、全然伝わってこないよ
2. Posted by ( ・∀・)   March 26, 2011 00:22
うーん……。食べ方の拘りは伝わって来たけど、美味しそう!とは思えないのよね。もうちょっと表現を豊かにして欲しいな
3. Posted by 爪'ー`)y‐   March 29, 2011 10:13
どうせ拘るなら米洗えば良いのに
さらさら具合が全然違う

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