February 24, 2011

浮遊追想のようです

31 : ◆zynqho4iRI:2011/02/20(日) 19:31:12 ID:CfVdoC9I0
( <●><●>)「…」

彼は 見つめている

じっと じっと



ベッドの下の、ほんの数センチの闇を


浮遊追想のようです


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boonkei_honpo at 19:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)シリアス | 音楽短編フェス

夜のガスパールのようです ―スカルボの哄笑のようです―

90 : ◆hfKn5LG2r6:2011/02/21(月) 20:13:35 ID:mG7KrPCE0


      Scarbo



91 : ◆hfKn5LG2r6:2011/02/21(月) 20:15:37 ID:mG7KrPCE0

  夜に渡っていく小悪魔の笑い


92 : ◆hfKn5LG2r6:2011/02/21(月) 20:16:10 ID:mG7KrPCE0

  スカルボの哄笑のようです



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boonkei_honpo at 19:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ミステリー | 音楽短編フェス

February 23, 2011

夜のガスパールのようです ―終わらぬ縄目のようです―

46 : ◆hfKn5LG2r6:2011/02/20(日) 21:16:58 ID:CRE.W6vQ0
*注意*

今夜の投下にはグロテスクな表現が含まれます
苦手な方は読むのをお控えください

47 : ◆hfKn5LG2r6:2011/02/20(日) 21:19:32 ID:CRE.W6vQ0


Le Gibet

48 : ◆hfKn5LG2r6:2011/02/20(日) 21:20:14 ID:CRE.W6vQ0
吊られたのは、一人の女



49 : ◆hfKn5LG2r6:2011/02/20(日) 21:20:52 ID:CRE.W6vQ0


   
    終わらぬ縄目のようです



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boonkei_honpo at 02:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)閲覧注意 | 音楽短編フェス

夜のガスパールのようです ―('A`)と水の精のようです―

2 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/20(日) 00:10:08 ID:CRE.W6vQ0
    夜のガスパール
  Gaspard de la Nuit
 
      Ondine


3 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/20(日) 00:10:45 ID:CRE.W6vQ0

水の精は雨とともに



4 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/20(日) 00:11:11 ID:CRE.W6vQ0



('A`)と水の精のようです



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boonkei_honpo at 02:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)恋愛 | 音楽短編フェス

February 21, 2011

( ^ω^)ブーン達はジェット世代のようです

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2011/02/19(土) 23:04:57.43 ID:VxXi2M600
へたっぴが自信満々でやることで後続に勇気をもたせるラモーンズ的なアレ
パンクならばゲリラ参加だろう
※音楽祭出展作品

元ネタは"ギターウルフ"の『ジェットジェネレーション』


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 23:07:19.05 ID:YFO+mgDK0

ブーン達は自分達がまだもっと未熟な時期――小学校の時から、自分達はジェット世代だとしっかり認識していた。
気に入らないモノは破壊すべきだと思っていたし、その反面で各人は好きなものには異常なまでに執着した。

ジョルジュ長岡はポルノ写真を蒐集することに情熱を燃やした。
ドクオは盗撮が趣味だった。流石兄弟は楽器いじりばかりしていた。
そして、内藤ホライズンは強くなりたかった。

「ツンはね。あのね。強い人が好きなの」

幼き頃の記憶ほど強く刷り込まれるものはない。
内藤ホライズンは強さを求める理由を、幼稚園の時に好きだった娘が"そう言った"からだとは記憶していない。
が、その記憶の断片は彼の脳裏にびっしりと刻印され、最早消すこともままならないものとなっていた。

いつの頃からか、彼らは集い始めた。
ジェット機のように、ただ、目標まで一直線に、走るために。

――チーム名を決めないか?

ある日、ドクオはそう言った。

流石兄者が「ジェット ジェネレーション」と答えた。

特に意味はない。
なんとなく豪そうだ、と、いうことだ。

それでも彼らクソガキ連中は、薄々ながらジェット思想というものを理解していた。

「わかった。俺達は今日からジェット ジェネレーションだ」
拳を突き上げて、叫んだ。



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 23:08:00.72 ID:YFO+mgDK0












                         「「「「「ジェット ジェネレーション!!」」」」」











5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 23:08:41.68 ID:YFO+mgDK0

( ^ω^)ブーン達はジェット世代のようです




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boonkei_honpo at 01:05|PermalinkComments(1)TrackBack(0)青春 | 音楽短編フェス

February 20, 2011

('A`)おしりをかじらなければ虫になるようです

1 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/20(日) 00:30:30 ID:4iCBooAAO

(;゚A゚)「はっ……はぐっ、はぐおおおああああ!!」

(;゚A゚)「何だ、何だこれ……! く、苦しい……ぐああああああああ!!」





――病院――


(´・ω・`)「これは……!」

(;'A`)「せ、先生、俺は一体何の病気に!?」


(´・ω・`)「おしりかじり虫病です!」



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boonkei_honpo at 10:59|PermalinkComments(1)TrackBack(0)ギャグ | 音楽短編フェス

( ^ω^)自殺ウサギについての告白のようです

1 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/19(土) 20:46:27 ID:hRaAR.KU0
最初に

「ブーン系音楽短編フェス」参加作品です。


モチーフ曲は、

C.ドビュッシー作曲 「前奏曲第一巻 第八曲『亜麻色の髪の乙女』」


です。

本来ならば歌詞、曲にまつわるエピソード、その曲の持つ意味等々を題材とするのがセオリーだと思いますが、
この作品はそういったことを全く考えていません。
ふいんきです。ふいんき。

最初に言っておきますが、この曲の通り、落ちも薄ければ山も薄いです。
それでも宜しければ、僕のオナニーにお付き合いください。


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boonkei_honpo at 10:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)シリアス | 音楽短編フェス

爪 ゚Ⅳ〉禁じられた契約のようです

3 : ◆zynqho4iRI:2011/02/19(土) 19:37:19 ID:f3XKS80g0
人の欲は尽きない
金を 富を 地位を 権力を
人を 心を 体を 命を

“永遠”という 夢物語すらも
人は欲する
人は手を出す

たとえそれが 禁じられたものだとしても




爪 ゚Ⅳ〉禁じられた契約のようです


禁じられた契約/フレディ波多江とエレハモニカ



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boonkei_honpo at 10:29|PermalinkComments(1)TrackBack(0)シリアス | 音楽短編フェス

/ ,' 3 荒巻老人は80代にして妻以外の女性を愛したようです

2 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/02/19(土) 17:31:45 ID:A0QeEa2sO

 とっくに日も暮れた、午後10時。
 尾富商店街の中にある居酒屋「ぎこ」。

 賑わう店内には、5つのテーブル。
 どのテーブルの上にも料理や酒が置かれており、
 それを飲み食いしながら大人達がわいわいと雑談している。

 あるテーブルには、仕事帰りのサラリーマン達。
 あるテーブルには、デート中の恋人達。

 それぞれグループは出来ているが、しかし、誰もが隣のテーブルにちょっかいをかけたり
 料理を分けてもらったりと、テーブル毎のテリトリーなどまるで無視していた。

 というのも、この町の住人は皆、
 何年、何十年もの付き合いがある顔なじみ同士だからだ。
 この店に来る者全員が飲み仲間と言っても過言ではない。



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boonkei_honpo at 01:24|PermalinkComments(5)TrackBack(0)恋愛 | 音楽短編フェス

( ^ω^)ブランニューサンセットのようです

2 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/19(土) 16:21:53 ID:eOhr3I8A0

夏の終わり。
いくらか冷たくなった潮風が、肌を撫でる。

聞こえるのは、静かな波の音。
空気が揺れる音。
背後の道路を通り過ぎる、自動車やバイクの排気音。

眼前に広がる浜辺には、誰もいない。
打ち捨てられたボートの亡骸がいくつか、棺桶のように横たわっているだけだ。

沖に並ぶテトラポットの群れが、悲しげに波を受ける。
少ない海鳥たちが、彼らの上で翼を休める。

他には何もない。
誰もいない。
誰も泣かない。
喋らない。

浜を一望する駐車場の柵に寄り掛かって、煙草に火をつける。
湿気と微風のせいで、安物のライターは、なかなか命を灯してはくれなかった。
ようやく溢れだした煙を一息吸って、空に向かって吐きだす。

疲れ切った夕日が海の藻屑となるまで、まだしばらく時間があった。

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boonkei_honpo at 01:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)スタイル | 音楽短編フェス