January 16, 2011
( ^ω^)さよならアスキーアートのようです 中編
【警察署の一室】
( <●><●>;)「ですからね!?あの人が自分から突っ込んできたんです!」
( ФωФ)「……それで?」
( <●><●>;)「それで…だ、だから私は避けようがなかったんですよ!」
( ФωФ)「あんたがもう少し速度落としてればこんなことにはならなかったんじゃないか?」
( <●><●>;)「いや…僕は法定速度ないでしたよ!」
( ФωФ)「まったく…デルタは何をやっているんだ…」
( <●><●>;)「あの…ちゃんと聞いてくれてます…」
( #ФωФ)「おい!」
( <●><●>;)「は、はい?何ですか?」
( #ФωФ)「なんでさっきから電話が繋がらないんだ!」
( <●><●>;)「し、知りませんよ!朝の地下鉄の事故の影響じゃないですか?」
( ФωФ)「何故電車の事故が携帯に影響するんだ!」
( <●><●>;)「だから知りませんよ!ただみんな電話して…回線全体が込み合ってるんじゃないんですか?」
( #ФωФ)「ふん……」
( <●><●>;)「……………」
( ФωФ)「…………………」
( <●><●>;)「…………あ、あの」
( ФωФ)「なんだ」
( <●><●>;)「ちょっとトイレに行きたいんですけど…」
( ФωФ)「…………我慢しろ」
( <●><●>;)「いえ…もうそろそろ限界が……」
( #ФωФ)「チッ………行くぞ」
【喫茶店】
(,,゚Д゚)「……ん?」
(,,゚Д゚)「なんだ…………?」
(,,゚Д゚)「どうした渡辺さ………」
从 ー 从
(,,;゚Д゚)「え………?なっ…え?」
(,,;゚Д゚)「渡辺さん…?おい…しっかりしろ!おい!!」
从 ー 从
(,,;゚Д゚)「…死んでる……なんで……」
(,,;゚Д゚)「う、うう嘘だろ………?」
(,,;゚Д゚)「どうしよう…どうすればいいんだ?…?」
(,,;゚Д゚)「……そ、そうだ!し、しぃに連絡しないと……」
【住宅街の公園】
( ;><)「ふぅふぅ…ようやく完成ですね!」
(*‘ω‘ *)「最後に旗を掛けるっぽ!」
(*∵)
( ゚д゚ )「よし。行くか」
( ゚д゚ )「一人につき…そうだな3000万は固いな」
( ゚д゚ )「一体親は何をやってるんだか…」
( ゚д゚ )「…………まぁいい。恨むなら親を恨めよ」
( ><)「じゃあ山のてっぺんに旗をさしま……………」
( ;><)「あ…ああああああああああれ?」
(*‘ω‘ *)「早く刺すっぽ!!」
( ;><)「手が…動かないです!!たいへんなんです!!」
( ゚д゚ )「…………………………?」
(*‘ω‘ *)「びろーどどうしたっぽ?」
( ;><)「手が!手が!!ううわあああああああああああ!!」
(;∵)
( ゚д゚ )「なんだ…?喧嘩か?」
( ;><)「うわあああ…あ、足も曲がっ…て…うごかな…!」
(*‘ω‘ *)「びろーどなんかカッコ悪いっぽw」
( ;><)「グカッ!!………く…くひ…も……」
( ;∵)
( ; )「カ……カカ…………モフッ」
( )
(*‘ω‘ *)「何っやってんだっぽwさっさと旗を指すっぽ!」
( )
(;∵)
(*‘ω‘ *)「あんまり面白くないっぽ!!早く刺すっぽ!!」
( ゚д゚ )「何だ?…様子がおかしいな…」
( )
( ゚д゚ )「…なぁ君達」
(*‘ω‘ *)「なんだっぽ?」
( ゚д゚ )「そこの……砂山に顔を突っ込んでいる子は…どうしたんだい?」
(*‘ω‘ *)「さっきからずっとこんな感じっぽ!」
(;゚д゚ )「…………?おい、君?」
(;∵)
( )
(;゚д゚ )「まさか……………」
( )
(;゚д゚ )「し…死んでる…のか?」
(*‘ω‘ *)「びろーどは寝てるっぽ?」
(;゚д゚ )「あ、ああ…どうやらそうらしいな」
(;゚д゚ )「(この子たちに過失があったようには見えなかった…)」
(;゚д゚ )「どうなってるんだ………」
(*‘ω‘ *)「なんか砂場飽きちゃったっぽ。ビコーズ、びろーどなんかほっといて帰るっぽ」
(;∵)
(;゚д゚ )「や…ちょっと待ってくれ!」
(*‘ω‘ *)「…?」
(;゚д゚ )「(このままこいつらを帰したら…間違いなく俺が殺したと疑われる…)」
(;゚д゚ )「ケーキでも食べないか…?おじさんが御馳走するよ」
(*‘ω‘ *)「えー…でもママに知らない人についてっちゃだめって言われてるっぽ」
(;゚д゚ )「いや…大丈夫だよ…おじさんは…ビロード君の伯父なんだ」
(*‘ω‘ *)「そうなのかっぽ!?知らなかったっぽ」
(;゚д゚ )「だからさ…一緒に来ない?美味しいケーキを売ってる喫茶店に行こう」
(*‘ω‘ *)「んん……じゃあ行くっぽ!!」
(;゚д゚ )「そっちの君も来なさい」
( ∵)
(*‘ω‘ *)「こらビコーズ!一緒に行くっぽ!」
( ゚д゚ )「(とりあえずは…一安心か)」
(*‘ω‘ *)「びろーどの伯父さん!」
( ゚д゚ )「な…なんだい?」
(*‘ω‘ *)「びろーどはどうするっぽ?」
( ゚д゚ )「!!…ああ、ビロードは眠いそうだから…後で家に連れていくよ…」
(*‘ω‘ *)「こんなときに寝るなんて…馬鹿だっぽ!」
( ゚д゚ )「(まさかこんな形で誘拐が成功してしまうとは……)」
【警察署のトイレ】
( ФωФ)「さっさとしろ」
( <●><●>;)「そ、そんなに見ないでくださいよ…」
( ФωФ)「お前を見る以外に何故吾輩がトイレに入らなければならないんだ」
( <●><●>;)「そりゃそうですけど………」
( <●><●>;)「……………」
( ФωФ)「……………………」
( <●><●>;)「………………痛っ!!」
( <●><●>;)「え?……な、なんだこれ?」
( ФωФ)「どうした」
( <●><●>;)「ちょ…お、おしっこから…血が……」
( ФωФ)「お前…その歳で血尿か…」
( <●><●>;)「ち、違う!………なんで?なんでだ?」
( ФωФ)「溜め過ぎただけだ。じきに治る」
( <●><●>;)「と………止まりませんよ!!血が…血が止まりませんよ!!」
( ФωФ)「何を言ってるんだ…どうした?」
( <●><●>;)「え?ちょ…ちょっとちょっとちょっと!嘘!嘘!血が!血が!!」
( ;ФωФ)「おい、どうした!?ちょっと見せてみろ!!」
( <●><●>;)「や…みな…見ないで!!止めて下さい!!」
( ;ФωФ)「見ないと分からないだろう」
( <●><●>;)「いやそうですけ…あっうわあああああああああああああああ!」
( ;ФωФ)「おい!良いから早く見せろ!」
( < >< >;)「駄目です!見ないでください!!」
( ;ФωФ)「恥ずかしがってる場合か!!」
( < >< >;)「だめ…です!!…見ないで!!」
( ;ФωФ)「おい!ふざけるな!!」
( < >< >;)「見な…………いで………」
( < >< >)
( ;ФωФ)「……?おい……」
( < >< >)
( ;ФωФ)「どうした…?」
( < >< >)
( ;ФωФ)「な…」
( ;ФωФ)「死んでる…」
( ;ФωФ)「血が……流れ続けて………」
( < >< >)
( ;ФωФ)「…………うっ」
( ;ФωФ)「ぐっ…………おぇ…げぇえええええええええええええええええ!!」
( ;ФωФ)「はぁ…はぁ……」
( ;ФωФ)「久しぶりに…吐き気が湧いた……」
( ;ФωФ)「何が…どうなっているというのだ……」
【大学の駐車場に停めている車】
从 ゚∀从「おい、買って来たぜ」
(=゚ω゚)「サンキューだょぅ」
从 ゚∀从「コーヒーで良いんだよな」
(=゚ω゚)「微糖?」
从 ゚∀从「うん」
(=゚ω゚)「そういえば…ここの大学病院…この前うちの雑誌で特集してたょぅ」
从 ゚∀从「マジで?なんの?」
(=゚ω゚)「たしか…都市伝説みたいなやつ」
从 ゚∀从「あっ、そっちか」
从 ゚∀从「この大学はやたらうるさかったイメージしかないな」
(=゚ω゚)「何がだょぅ?」
从 ゚∀从「俺んちの道路挟んだ先に敷地があって、そこが吹奏楽部の部室だったんだよ」
(=゚ω゚)「へぇー」
从 ゚∀从「興味ないだろ」
(=゚ω゚)「無いょぅ」
从 ゚∀从「………それにしても姉貴は何なんだよ」
(=゚ω゚)「お前が介護を放棄するからだょぅ」
从 ゚∀从「何言ってんだよ。お前がいっつも仕事で忙しいから帰れなかったんだろ?」
(=゚ω゚)「どうせ帰るつもりもなかったんだょぅ」
从 ゚∀从「うるせーよ。とっと車出せ」
(=゚ω゚)「………………?ちょと待てょぅ」
从 ゚∀从「どうした?」
(;ノω゚)「ちょっと目が痒くて……」
从 ゚∀从「何だよ」
(=゚ω゚)「ん…………おし、もう大丈夫だょぅ」
从 ゚∀从「お前めっちゃ充血してるぞ」
(=゚ω゚)「ほっとけょぅ。ほらシートベルト、シートベルト」
从 ゚∀从「あいあい…っと」
(=゚ω゚)「帰りも同じルートでいい?」
从 ゚∀从「おう」
(;=゚ω゚)「……………?……」
从 ゚∀从「とりあえず帰ったら建設会社に電話するか」
(;=゚ω゚)「あれ?…………あれ?」
从 ゚∀从「だから何だよさっきから」
(;= ω )「目が…目が見えないょぅ!!」
从;゚∀从「ああ?大丈夫かよお前……」
(;ノω )「な…なんでだょぅ!!なんで!!」
从;゚∀从「お、おい!!前見ろよ!」
(;ノω )「だから見えないんだょぅ!!」
从;゚∀从「前の車にぶつかる!!おい!ぶつかる!」
(;ノω )「なんで!?目が…目が!!え?ええ!え」
从;゚∀从「おい!ブレーキを踏めよ!お……おおおおおおおおおおおおおお」
从; ∀从「う……………」
从;゚∀从「おい!何やってんだよぃょぅ!!」
从; ゚∀从「道路だったら死ぬとこ…………」
(= ω )
从;゚∀从「………ぃょぅ?」
从;゚∀从「どうしたんだよ………おいぃょ…」
(=iωi)
从;゚∀从「ひっ!!……め、めめめめから…!!血ぃ!!」
从; ∀从「いや…いやああああああああああああ!!」
从; ∀从「だ、…誰か…助けて!!いやあああああああああ!!」
【高校の職員室】
( ;´ー`)「なんだ…?連絡がつながらない…」
( ´ー`)「シュール!いるか!?」
lw´‐ _‐ノv「いるよー」
( ;´ー`)「すまない!遅くなっ…」
( ´ー`)「……………」
lw´‐ _‐ノv「いや、御方の言いたいことは分かる」
lw´‐ _‐ノv「5分で終わらせる予定のヨガがまだ終わっていないことを突っ込みたいんだろう?」
( ;´ー`)「そんなことよりも!…シュール!お前は早く帰れ!」
lw´‐ _‐ノv「どうしなさった」
( ;´ー`)「学校にいる生徒や先生がバタバタと倒れていってるんだ」
lw´‐ _‐ノv「おやおや物騒なことだこと」
( ;´ー`)「だからお前も早く帰れ!」
lw´‐ _‐ノv「それは無理な注文で」
( ;´ー`)「悪いがお前のギャグに付き合ってる場合じゃ…」
lw´‐ _‐ノv「体が動かないのさ」
( ;´ー`)「………は?」
lw´‐ _‐ノv「数分前から筋肉が硬直し始めてしまって。足に回した手が抜けなくなってしまった」
( ;´ー`)「何を言ってるんだお前は…」
lw´‐ _‐ノv「それと、さっきから頭痛が痛い。頭痛が痛いよ」
lw´‐ _‐ノv「おそらく他の生徒と同じ症状が現れたんだろう」
( ;´ー`)「そんなのまだ分からないだろう?」
lw´‐ _‐ノv「わかるさ。とりあえず先生…手を握ってくれないか?」
( ;´ー`)「え…」
lw´ _ ノv「一人は…さびしいよ」
( ;´ー`)「…………………」
lw´ _ ノv「ありがとう」
lw´ _ ノv「私…将来は……先生のお嫁にでも……なろう…かな」
( ;´ー`)「……………………」
( ;´ー`)「(なんで…俺は…こんなヨガをしている生徒に…プロポーズされているんだろう…)」
lw´ _ ノv「もういいよ…先生……手を離しても」
( ;´ー`)「あ、ああ………」
lw´ _ ノv
( ;´ー`)「しゅ…シュール………」
lw´ _ ノv
( ;´ー`)「な………なんなんだよ……」
lw´ _ ノv
【大学の道】
( ; ∀ )「はぁ…はぁ………」
(; A )「はぁ…………はぁ……」
(;'A`)「い、医者呼ばないと…!」
( ;・∀・)「死んでたよ!」
(;'A`)「何で逃げるんだよ!」
( ;・∀・)「だって、自分も逃げたじゃん!!」
(;'A`)「だって…2人になるの…?2人になるわけには…いかないよ…」
( ;・∀・)「……」
(;'A`)「ツン……」
(;A;)「う…うわああああああああ!!ツン…ツーーーーーン!!」
(;A;)「ああああああああああああああ…ああああああああ」
( ;・∀・)「…………」
(;A;)「あああああああああああああああああああああ!!」
( ・∀・)「………おい」
(;A;)「な…なに………」
( ・∀・)「ツンは俺の彼女だ」
(;A;)「つ…ツン!!」
( #・∀・)「お前が泣くなよ!!」
(#;A;)「なんでだよ!!」
( #・∀・)「お前が俺より泣くなよ!!」
(#'A`)「お前…!!」
( #・∀・)「く…あああ!!」
(#'A`)「痛っ!!お前…!!!」
( #・∀・)「おらっ!!……っ!!」
(#'A`)「糞!!いい加減に…いてっ!!おい!!」
( ;・∀・)「痛っ!!く、糞!うわっ!!お…おい!!」
(#'A`)「ああああああああああああああ!!」
( ;・∀・)「う…うわああ…………っ!!」
(#'A`)「いい加減にし…………」
( ;∀;)「…………ヒッグ…うう…」
(;'A`)「………………」
( ;∀;)「うわああああああああああああああ」
(;'A`)「…………」
( ;∀;)「ツン!!ツーン!!」
(;'A`)「………………」
( ;∀;)「どうして……どうして!?」
(;'A`)「ツンって……なんか、あの…なんていうか…持病があったりした?」
( ;∀;)「……しらない」
(;'A`)「心臓が弱いとか…」
( ;∀;)「知らない!!」
(;'A`)「……………」
( ;・∀・)「!!…ツンは殺されたんだ」
(;'A`)「え?…なんで?」
( ;・∀・)「わかんないけど…だって死ななくない?そんな簡単に」
(;'A`)「…」
( ;・∀・)「あっ…もしかしたらまだ生きてるのかも!」
( ;・∀・)「俺ちゃんと分からないから本当に死んでるのかどうかなんて!」
(;'A`)「…確かめに行く?」
( ;・∀・)「え…」
(;'A`)「でも、なんかおかしいよ今日…電車の事故だって続いたし…」
(;'A`)「なんか…なんか起きてんじゃない?戦争とか…わかんないけど」
( ;・∀・)「せ…戦争?」
(;'A`)「わかんないけど……ウイルスかなんかじゃないのかな…」
( ;・∀・)「!!…病院の地下の…ツンが言ってた?アメリカ軍?」
(;'A`)「分かんないけど…それで、ツンが殺されたとしたら…」
( ;・∀・)「そんなわけないだろう?病気でしょ」
(;'A`)「あんな急に死ぬの?あの酢昆布毒だったんじゃないの?」
( ;・∀・)「酢昆布に毒!?なんで…」
(;'A`)「あれどこで買ったんだろう…駅前のスーパーかな…」
( ;・∀・)「知らないけど」
(;'A`)「……………俺達は?」
( ;・∀・)「え?」
(;'A`)「ツンが殺されたとしたら…俺達は?」
( ;・∀・)「いやいや殺されたって……」
(;'A`)「自分が言ったんだぞ」
( ;・∀・)「そうだけど…そんな…」
(;'A`)「どうすんだよ…」
( ;・∀・)「知らねぇよ」
(;'A`)「どうすんだよ!!」
( ;・∀・)「…………………」
( ;´_ゝ`)「おっ」
(´<_` )「………………人だ」
(;'A`)「あ………こんにちは」
(´<_` ;)「………」
( ;´_ゝ`)「こんにちは…」
(;'A`)「……」
( ;´_ゝ`)「…………」
( ;・∀・)「あの…何か知ってます?」
( ;´_ゝ`)「何かって」
( ;・∀・)「何が起きてるかとか」
( ;´_ゝ`)「さあ」
(´<_` ;)「今…ここまで歩いてきたんですけど」
(;'A`)「はぁ……………うっゲホッ!」
(´<_` ;)「いや、なんか人がいっぱいいて…何人か死んでる人もいて」
( ;´_ゝ`)「凄かったですよ…みんななんかパニックのような感じで」
( ;・∀・)「そうですか…僕らも」
(´<_` ;)「何が起きているんですかね…」
(;'A`)「さぁ…………ぐっ…ゲホッ…エホッ!!」
( ´_ゝ`)「…………………」
( ;・∀・)「……………」
(´<_` ;)「………………」
( ´_ゝ`)「…その人大丈夫ですか?」
( ;・∀・)「何がです?」
( ´_ゝ`)「その咳」
(;'Λ`)「いや…ん゛ん゛っ!!」
( ;・∀・)「………」
(;'A`)「ちょっとのどが渇いて張りついちゃっただけですよ」
(´<_` ;)「な、何が張り付いたんです?」
(;'A`)「……皮膚」
(´<_` ;)「…………」
( ;・∀・)「その人は大丈夫なんですか?」
( ´_ゝ`)「俺は…今日電車の事故をモロに見てちょっと気持ち悪くなっただけだから」
( ;・∀・)「本当ですか?」
( #´_ゝ`)「何で嘘つくんだよ」
( ;・∀・)「…………ドクオさん?」
(;'A`)「何が?」
(;'Λ`)「うっ!!………ん゛ん゛ん゛っ………ん゛ん゛っ!!」
( ;・∀・)「それ……」
(;'A`)「ちが、違うよ!!」
(;'A`)「グッ!!…ゴッホゲホガホ!!オェ…グェッホ!!」
( ;・∀・)「…………」
(; A )「もら…ら…」
∩ ;・∀・)∩「……………」
202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 02:30:39.48 ID:ShGOEw+YP
( ;´_ゝ`)「呼んでるぞ」
( ;・∀・)「………………」
(; A )「俺…だめだ…!」
( ;・∀・)「ドクオさん…」
(´<_` ;)「行こうか兄者」
( ;´_ゝ`)「そうだな…」
( ;・∀・)「ま、待って!」
(; A )「もら…ら…もらら……抱きしめて」
( ;・∀・)「え?」
(; A )「ゲホッ!!…グホッ!ゴホッゴホッ!!」
(; A )「苦しい……抱きしめて…」
( ;・∀・)「ええ!?」
( ´_ゝ`)「……抱いてやりなよ」
( ;・∀・)「………」
(; A )「モララー……ぐっううううううううっ!!」
( ;・∀・)「うつらない?」
(; A )「………」
(´<_` ;)「やっぱり…病気なのか?」
( ;・∀・)「なんかそういう噂があって…」
( ´_ゝ`)「噂?」
(; A )「モララー……もらら…ぁ…」
( A )
204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 02:36:01.99 ID:ShGOEw+YP
( ;・∀・)「なんかそういう、大学病院の地下で軍事用のウイルス作ってるみたいな噂が」
(´<_` ;)「え?それでこうなってるってことか?」
( ・∀・)「知らないですけど…、そういう都市伝説っていうか噂だから」
( ;´_ゝ`)「おい…」
( ・∀・)「え?」
( ;´_ゝ`)「お友達が…」
( ;・∀・)「え?…あ、ドクオさん…」
( A )
( ;・∀・)「……………ドクオさん…なんで…」
( ・∀・)「………いや違うな…」
( ;∀;)「わーんドクオさんわーん!!なんでー!!なんでー!!」
( ;∀;)「……………」
( ・∀・)「……………」
( ・∀・)「………終わりました」
(´<_` ;)「やっぱりウイルスなんですかね。もし…そうだとしたら俺達もやばいんじゃないんですかね」
( ;・∀・)「知りませんよ」
( ;´_ゝ`)「もうヤバいとして…どうしよう?何をすればいいんだ?」
( ;・∀・)「…………」
(´<_` ;)「何をすればいいんだろうな」
( ;・∀・)「死なないように努力するしかないでしょう」
(´<_` ;)「どうやって」
( ;・∀・)「分かんないですけど…」
(´<_` ;)「病気を治すんだったら…病院しかないでしょう」
( ・∀・)「あっ病院じゃないですかねやっぱり!」
( ・∀・)「ウイルスだったとしたらなんか解毒剤みたいな…なんていうんでしたっけそういうの?」
( ・∀・)「なんかそういうのがあるとしたらやっぱり病院だと思うんですよ」
(´<_` )「はぁ…どうする?」
( ´_ゝ`)「…でも他に行くとこもないしなぁ…」
( ・∀・)「僕は行ってみよう。どうせ、他にやることないし」
241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 02:50:49.08 ID:ShGOEw+YP
( ´_ゝ`)「じゃあ…行ってみようかな」
( ・∀・)「行きましょうよ」
( ´_ゝ`)「ああ」
( ・∀・)「モララーです」
( ´_ゝ`)「俺達は兄弟で…流石です。こっちが弟」
(´<_` )「どうも」
( ・∀・)「…どうも………」
( ・∀・)「あっじゃあ…行きましょう」
( ´_ゝ`)「ああ」
【駅のホーム】
( ; ∀ )『ガッ…グッ…!!ああああああ!!』
( ∀ )
『………………………』
(;*゚∀゚)「…………」
ζ(゚ー゚*;ζ「…………」
(´・ω・`;)「…………」
(;*゚∀゚)「何…今の音」
(´・ω・`;)「アナウンスだね…」
ζ(゚ー゚*;ζ「な…なんなの?さっきから…」
(;*゚∀゚)「怖い…怖いよ…」
(´・ω・`;)「とりあえず…私が見てこよう」
ζ(゚ー゚*ζ「あっ…お願いできますか?」
(´・ω・`;)「君達は車内にいなさい。少なくとも外よりかは安全かもしれない」
(;*゚∀゚)「う…うん」
(´・ω・`;)「じゃあ…行ってくるよ」
ζ(゚ー゚*;ζ「はい………」
(;*゚∀゚)「…………………」
ζ(゚ー゚*;ζ「………………………」
(;*゚∀゚)「ねぇどうなってんの?」
ζ(゚ー゚*;ζ「わかんない…」
(;*゚∀゚)「今のも…駅前で人がたくさん倒れていたのと何か関係があるのかな」
245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 03:04:11.16 ID:ShGOEw+YP
ζ(゚ー゚*;ζ「そんなの分かるわけないじゃん!!」
(*;∀;)「怖いよ…助けて…パパ…」
ζ(゚ー゚*;ζ「何で…?何でこんなことに…」
(*;∀;)「………嫌だ…もうやだよ…」
ζ(゚ー゚*;ζ「………………」
(*;゚∀゚)「………………帰る」
ζ(゚ー゚*;ζ「え?」
(*;゚∀゚)「私家帰る」
ζ(゚ー゚*;ζ「駄目だよ」
(*;゚∀゚)「どうして?」
ζ(゚ー゚*;ζ「帰ってどうするの?」
(*;゚∀゚)「怖いもんこんなとこ。家帰る。それでママと相談する」
246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 03:10:14.86 ID:ShGOEw+YP
(*;゚∀゚)】「……………」
ζ(゚ー゚*;ζ「だれ?」
(*;゚∀゚)】「家…」
(*;∀;)】「デレ…駄目…駄目!」
ζ(゚ー゚*;ζ「な、何が?」
(*;∀;)「いない…親…いない」
ζ(゚ー゚*;ζ「あ……あれじゃない?電話全体が込み合ってるんじゃない?」
(*;゚∀゚)「ああ…そ、そうか…何かやばいからみんな電話してるんだ」
ζ(゚ー゚*;ζ「…………」
(*;゚∀゚)「……………」
ζ(゚ー゚*;ζ「ねぇ」
(*;゚∀゚)「な…何?」
ζ(゚ー゚*ζ「おしっこしたいんだけど…」
(*;゚∀゚)「行ってくれば?」
ζ(゚ー゚*;ζ「怖いから…ついてきてくれない…?」
(*;゚∀゚)「え?…い、嫌だよ!」
ζ(゚ー゚*;ζ「いいじゃん!お願い!」
(*;゚∀゚)「やよ!一人で行ってくればいいじゃん!」
ζ(゚ー゚*;ζ「無理よ!だって…そんな…こんな…あれじゃない!!」
(*;゚∀゚)「とにかく外に出るのは絶対にいや!お願い分かって!!」
ζ(゚ー゚#ζ「じゃあもういいよ!頼まないから」
250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 03:19:53.20 ID:ShGOEw+YP
(*;゚∀゚)「だ、だってしょうがないじゃない!」
ζ(゚ー゚#ζ「なんでいっつもそうやって自分を正当化しようとするの?」
(*;゚∀゚)「なっ…え?」
ζ(゚ー゚#ζ「つーのそういうとこ…私嫌い」
(*;゚∀゚)「ちょ…ちょっとデレ待って…」
(*;゚∀゚)「………………」
(*;゚∀゚)「何よ…デレの馬鹿…」
(*;゚∀゚)「……………………」
(*;゚∀゚)「…………………………あっ」
(*;゚∀゚)「そうだ……メール…!」
(*;゚∀゚)「メールなら…何とかなるかも…!」
(*;゚∀゚)「とにかく…お母さんに…めーr…」
(*;゚∀゚)「…………………え?」
(*;゚∀゚)「手が…震えて………打てない」
(*;゚∀゚)「な……何で?」
(*;゚∀゚)「ちょ…ちょっと…やめて……うっ!」
(*; ∀ )「な…何?なんなの?」
(*; ∀ )「震えが…止まらないよ…」
(*; ∀ )「だ…誰か……」
(* ∀ )
ζ(゚ー゚*ζ「ふぅ…」
(´・ω・`)「あっデレちゃん」
ζ(゚ー゚*ζ「あっショボンさん…どうでした」
(´・ω・`;)「…車掌さん…死んでたよ」
ζ(゚ー゚*;ζ「やっぱり……」
(´・ω・`)「とにかく…この駅から出た方がいい」
ζ(゚ー゚*;ζ「えっ…でも」
(´・ω・`)「このままここにいてももう2度と電車は動かないと思う」
ζ(゚ー゚*;ζ「でも…どうするんですか?」
(´・ω・`)「とにかく…君達は家を目指して帰りなさい。できる限り付き添うから」
ζ(゚ー゚*ζ「あ…はい…。じゃあつー呼んできますね」
(´・ω・`)「ああ、僕も鞄を置いてきたから一緒に行くよ」
255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 03:37:24.38 ID:ShGOEw+YP
(* ∀ )
ζ(゚ー゚*;ζ「う…嘘…」
(´・ω・`;)「まさか……そんな」
ζ(;ー;*ζ「つー!!いやあああああああああああああ!!」
(* ∀ )
ζ(;ー;*ζ「なんで…なんでよぉ…!!」
ζ(;ー;*ζ「ごめん…つーごめんね…!!」
(´・ω・`;)「……行こうか」
ζ(;ー;*ζ「わああああああああああああああああ!!」
【喫茶店】
*( '')*「…………」
*( '')*「誰もいないのかな……」
从 ー 从
*(;'')*「うわ…店内にも…」
*( '')*「この飲み物…飲んでいいのかな」
*( '')*「…いただきま…」
ミ,,;゚Д゚彡「誰だ………?」
*( '')*「!!…………」
ミ,,;゚Д゚彡「あ……こ、こんにちは」
*( '')*「…お店の人?」
ミ,,;゚Д゚彡「え?…まぁ…君は?」
*( '')*「病院から来ました…。」
ミ,,;゚Д゚彡「………」
*( '')*「あの…ここにあった飲み物いただきました」
ミ,,;゚Д゚彡「あっ…いやいいよそれは」
*( '')*「…じゃあさよなら」
ミ,,;゚Д゚彡「!!どっかに行くの?」
*( '')*「…うん、まあ」
ミ,,;゚Д゚彡「どこへ行ったって同じだよ、みんな死んでる」
*( '')*「海へ行きます」
ミ,,;゚Д゚彡「え?」
*( '')*「海に」
ミ,,;゚Д゚彡「な、なんで?」
*( '')*「さあ」
ミ,,゚Д゚彡「み、みんな死んでるんだよ?」
*( '')*「…はあ」
ミ,,゚Д゚彡「俺達も死ぬかもしれないんだよ?」
*( '')*「だって、そんなの当たり前でしょ?みんな死ぬのなんて」
ミ,,;゚Д゚彡「そうだけど…何もしてないのに」
*( '')*「何かしても、何もしなくても死ぬんじゃないの?」
ミ,,゚Д゚彡「………海…何しに行くの?」
*( '')*「別に何ってわけじゃないけど…見たいから」
*( '')*「……それじゃあ」
ミ,,゚Д゚彡「ねぇ…俺も行っていい?」
*( '')*「……駄目だよ」
ミ,,;゚Д゚彡「なんで?」
*( '')*「だって一人が良いから」
ミ,,;゚Д゚彡「なんで?こんな時一人は嫌でしょ…」
*( '')*「私は一人が良いの」
ミ,,;゚Д゚彡「え、なんで」
*( '')*「だって…そうだから」
ミ,,;゚Д゚彡「じゃ、じゃあ少し離れてついて行くよ」
*( '')*「どれくらい?」
ミ,,;゚Д゚彡「え?」
*( '')*「どれくらい離れれば一人?」
ミ,,゚Д゚彡「…どれくらい離れれば一人?」
*( '')*「………100m」
ミ,,゚Д゚彡「…………………」
ミ,,;゚Д゚彡「それだと遠いよ!」
*( '')*「じゃあ50m」
ミ,,;゚Д゚彡「もうちょっと近くがいい」
*( '')*「だってそれ以上近かったら一人じゃない感じがするよ」
268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 04:18:39.68 ID:ShGOEw+YP
ミ,,゚Д゚彡「うん、そうだろうけど…俺今、一人になりたくない派だから…」
ミ,,゚Д゚彡「君は一人になりたいわけだろうけど、俺は一人になりたくないでしょ?」
*( '')*「……」
ミ,,゚Д゚彡「だから間を取って、一人だか一人じゃないんだかわからないくらいの距離に居れたら良いんじゃないかな?」
*( '')*「それってどれくらい?」
ミ,,;゚Д゚彡「分からないけど…」
*( '')*「………ここは?」
ミ,,゚Д゚彡「……あっ一人じゃない気もするけど」
*( '')*「本当に?」
ミ,,;゚Д゚彡「いや…そう言われると一人な気もするけど」
*( '')*「じゃあ…ここは?」
ミ,,゚Д゚彡「ここなら…一人じゃない気がする」
*( '')*「じゃあこのくらいの距離ね」
ミ,,゚Д゚彡「いいよ」
ミ,,゚Д゚彡「……どこ行くの?」
*( '')*「だから海」
ミ,,゚Д゚彡「遠いよ?」
*( '')*「知ってる」
ミ,,゚Д゚彡「大学の中を抜けて行った方が近いかも」
*( '')*「知ってる」
【道】
( ゚д゚ ;)「まずいな……」
(*'ω' *)「おじちゃん大丈夫っぽ?」
( ゚д゚ ;)「だ…大丈夫だ…!」
(*'ω' *)「すっごい汗かいてるっぽ!」
( ゚д゚ ;)「ああ、そうだね…」
( ∵)
( ゚д゚ ;)「もう…長くはないのかもしれないな…」
( ゚д゚ ;)「ん?………誰かいるな」
从;゚∀从「…はぁ…はぁ…」
( ゚д゚ ;)「女性……よし……」
( ゚д゚ ;)「あの…」
从;゚∀从「は?」
( ゚д゚;)「突然…申し訳ありません…。折り入っての…いえ後生の頼みがあるのですが」
从;゚∀从「は?な、なんなんだあんた」
( ゚д゚;)「この…この子達を…あなたに…面倒を…お願いします…」
从;゚∀从「は?なんの話だよ!」
( ゚д゚;)「実は…私は…もうすぐ…死ぬようでして…」
从;゚∀从「いやいや!だからって私に押し付けるなよ!」
( д ;)「もう…意識を保つ事すら…危うい…」
从;゚∀从「おい!死ぬな!おっさん生きろ!!」
( д ;)「あとは…よろしくお願いしますよ…名も知らぬ方」
从;゚∀从「やめろ!!私はガキなんてみねーからな!おい!」
276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 04:49:32.50 ID:ShGOEw+YP
( д )
从;゚∀从「おい…!おいおっさん!!」
从;゚∀从「嘘だろ…冗談じゃねぇよ……!」
( д )
(*'ω' *)「おじちゃんも寝たっぽか?」
从;゚∀从「どう見ても死んでるだろうが!!」
(*'ω' *)「死んでる…?」
从;゚∀从「うっ………」
(*'ω' *)「……?」
( ∵)
从;゚∀从「糞…どうすりゃいいんだよ…それどころじゃないのに…」
277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 04:52:01.43 ID:ShGOEw+YP
【とあるマンションの一室】
川 ゚ -゚)「お父さん…体調は大丈夫かい?」
/ ,' 3「…………」
川 ゚ -゚)「…もうそろそろ夕飯の支度をするよ」
/ ,' 3「……………」
川 ゚ -゚)「…実はな…私はお父さんのことが嫌いだった」
川 ゚ -゚)「私の生涯で私の選択をすべて否定し続けたのはあなただけだ」
川 ゚ -゚)「高校も…大学も…結婚相手も…全て」
/ ,' 3「………………」
川 ゚ -゚)「私はハインのように心から抵抗できるような人間じゃなかった」
川 ゚ -゚)「おかげで私は今まで波乱万丈な人生など掠る事もせずに順風満帆に生きているよ」
川 ゚ -゚)「あなたが私の人生の舵を切ったと言ってもいいだろう」
川 ゚ -゚)「だがある日あなたは胃癌を患った」
川 ゚ -゚)「私は長女だ。介護をするのは当たり前だと思った」
川 ゚ -゚)「しかしあなたはそれを拒んだ」
川 ゚ -゚)「あなたはまた私の選択を否定したのだ」
/ ,' 3「……………」
川 ゚ -゚)「これだけは知っていてほしい」
川 ゚ -゚)「私は遺産などいらない。無くてもいい」
川 ゚ -゚)「私があなたの看病をしている理由は一つ」
川 ゚ -゚)「反抗だよ」
/ 3
川 ゚ -゚)「私はあなたが息を引き取るまで介護をしよう」
川 ゚ -゚)「そしたら私は私の思った通りに生きていく」
川 ゚ -゚)「あなたは天国で幸せな私を見て唇をかみしめるんだ」
/ 3
川 ゚ -゚)「もう…寝てしまったか…」
川 ゚ -゚)「夕飯ができたらもう一度起こすよ…」
川 - )「ただ…その前に1度だけ…寝させてくれ…」
川 - )「なんだかとても…眠いんだ……」
川 - )「………お父…さ…ん」
川 - )
【大学の休憩所のようなところ】
ノハ;゚⊿゚)】「なんで…なんで誰も出ないんだよ…」
ノハ;゚⊿゚)「………ん?」
ξ ⊿ )ξ
ノハ;゚⊿゚)「ツン…!!わ…あ……ええ…」
ノハ;⊿;)「うわああああああああああああああ!!」
ノハ;⊿;)「ど…どうして…!?」
_
( ;゚∀゚)「……………………」
_
( ;゚∀゚)「…………(通り辛い…)」
( ;゚∀゚)「とりあえず…行こう…」
_
( ;゚∀゚)「俺もピンチだし……」
ノハ;⊿;)「わあああああああああああああああああああああ!!」
_
( ;゚∀゚)「……………」
ノハ;⊿;)「あああああああああああああああああああああああ!!」
_
( ;゚∀゚)「……………………」
ノハ;⊿;)「いやああああああああああああああああああああああああ!!」
_
( ;゚∀゚)「………………………………………」
_
( ;゚∀゚)「あの…大丈夫?」
ノハ;⊿;)「………ツンが…死んでる…でぃも、タカラも…」
_
( ;゚∀゚)「え、え?……ああ、そう…可哀想に…」
ノハ;⊿;)「うわあああああああ!!こえええええええええええええ!!」
_
( ;゚∀゚)「う、うん」
ノハ;⊿;)「ものすげええええええええええええこえええええええええええええええええ!!」
_
( ;゚∀゚)「お、落ち着いて、どうしたの?」
ノハ;⊿;)「知らない!踊ってたら死んだ!」
_
( ;゚∀゚)「踊り?何で踊るの?」
ノハ;⊿;)「え?え?…踊らないといけない時があるから?」
_
( ;゚∀゚)「ああ、そうか…え?」
ノハ;⊿;)「携帯が通じないの、花火大会の時みたいに、電話がかからない…どっから来た?」
_
( ;゚∀゚)「わかんねぇ…俺ずっと学校にいたから…」
286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 05:34:00.39 ID:ShGOEw+YP
ノハ;⊿;)「……………」
_
( ;゚∀゚)「………………?」
ノパ⊿゚)「…………ジョルジュ?」
_
( ;゚∀゚)「……」
ノパ⊿゚)「VIPPER’sの…ジョルジュ?」
_
( ;゚∀゚)「うん…まぁ」
ノパ⊿゚)「……………」
_
( ;゚∀゚)「……………」
ノパ⊿゚)つ】「…………」
_
( ;゚∀゚)「……………」
ノパ⊿゚)つ】<カシャ「………………」
ノパ⊿゚)つ】「……………」
_
( ;゚∀゚)「………………」
ノハ ⊿ )つ】「…………………あ」
ノハ;⊿;)「わああああああああ!ありがたくねー!今、ありがたみねー!」
_
( ;゚∀゚)「うん、ごめん。ごめんね」
ノハ;⊿;)「わあああああああああああああああああああああ…うっ」
ノハ; ⊿ )「い……嫌だー!!嫌だああああああ!!」
_
( ;゚∀゚)「ど、どうしたの?」
ノハ; ⊿ )「死にそうだあああ!!」
_
( ;゚∀゚)「え」
ノハ; ⊿ )「死にそうになっちゃったあああああ!!」
( ;゚∀゚)「え、頑張って!頑張って!」
ノハ; ⊿ )「苦しいいいいいいいいいい!!」
_
( ;゚∀゚)「う、うん!」
ノハ; ⊿ )「………………」
_
( ;゚∀゚)「…………………?」
ノハ; ⊿ )「……………………お」
_
( ;゚∀゚)「お?」
ノハ; ⊿ )「お母さん?」
297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 10:46:49.09 ID:ShGOEw+YP
( ;゚∀゚)「うん?…俺、お母さんじゃないよ」
ノハ; ⊿ )「お母さん…ごめんなさい…」
_
( ;゚∀゚)「え?」
ノハ; ⊿ )「お母さん…ごめんなさい…知らなかったの」
_
( ;゚∀゚)「え?」
( ^ω^)「……………?」
ノハ; ⊿ )「知らなかったんだよ私」
_
( ;゚∀゚)「え?何を?何を知らなかったの?」
ノハ; ⊿ )「うう………う…う…」
( ;^ω^)「……………?」
298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 10:52:56.18 ID:ShGOEw+YP
ノハ; ⊿ )「許してお母さん…」
( ^ω^)「あの…ちょっと通っちゃっていいですかお?」
_
( ;゚∀゚)「あ、ちょ、ちょっと待ってもらえますか?」
ノハ; ⊿ )「おかあさん………」
_
( ;゚∀゚)「……な、なあに?」
( ;^ω^)「あ、この人?」
_
( ;゚∀゚)「うん、ちょっと」
ノハ; ⊿ )「……」
_
( ;゚∀゚)「いいのよ、いいのよ。お母さんが悪かったわ」
ノハ; ⊿ )「じゃあ…許してくれるの?」
_
( ゚∀゚)「もちろんよ、お母さんはいつでもあなたの味方よ」
ノハ;゚⊿゚)「……………」
ノハ;゚⊿゚)「……………おま」
_
( ;゚∀゚)「おま?」
ノハ;゚⊿゚)「おまえ………」
ノハ;゚⊿゚)「だれだ……」
ノハ ⊿ )
_
( ;゚∀゚)「…………………」
( ;^ω^)「………………」
( ^ω^)「え、お知り合い?」
_
( ;゚∀゚)「あ、いや、あの僕ちょっとテレビとか出てるんで…あの、それで、あ…VIPPER’sのジョルジュです」
( ^ω^)「ああ、そう、あ、ビッパーズの」
_
( ;゚∀゚)「ええ」
( ^ω^)「俺あれなんですお、ちょっとお勤めしててテレビ見れなくて」
_
( ;゚∀゚)「あ、サラリーマンの?お忙しい?」
( ;^ω^)「あ、ま、ええ違うんですけど」
_
( ;゚∀゚)「ああ…」
( ^ω^)「ちょっと妹探してるんだお」
_
( ;゚∀゚)「ああ」
( ^ω^)「何してんですかお?」
_
( ;゚∀゚)「いや、ちょっと、全然わかんなくて、ちょっとうろうろ、病院とか」
( ^ω^)「やっぱわかんないですおね」
_
( ;゚∀゚)「はい…」
( ^ω^)「あ、じゃあちょっと」
_
( ;゚∀゚)「あ、待って!」
( ^ω^)「ん?何ですかお?」
_
( ;゚∀゚)「あのちょっと、すいません、なんかあれなんですけど」
( ^ω^)「何?」
_
( ;゚∀゚)「いやあの…ちょっとお尻から何かちょっと出ちゃったみたいで…」
( ^ω^)「え?」
_
( ;゚∀゚)「いや…あのちょっとお尻からなんか出てきちゃてるみたいなんすけど」
( ^ω^)「え?え?…トイレ行ってくれば?」
( ;゚∀゚)「いや、いやそうじゃなくて…何か中身的な」
( ;^ω^)「ええ……」
_
( ;゚∀゚)「ちょっと見て」
( ;^ω^)「は?やだよ」
_
( ;゚∀゚)「ちょっと…こっから」
( ;^ω^)「嫌だって!ズボンあげろお!」
_
( ; ∀ )「あ!……………あ…」
_
( ; ∀ )「ああ………」
( ;^ω^)「……………?どうしたんだお?」
_
( ;゚∀゚)「うん、あ、俺そろそろちょっと死にそうなんで、すいません、ほんと見守って貰ってもいいですか?」
( ^ω^)「いや、だから急いでるから」
_
( ;゚∀゚)「すぐ!すぐ!」
( ;^ω^)「ほんとにすぐ?」
_
( ;゚∀゚)「はい!」
( ;^ω^)「…でも本当に急いでね、俺急いでるから」
_
( ;゚∀゚)「何をそんなに急いでるんですか?」
( ^ω^)「いや、あの…だから妹がさ…この近くにいるはずなんだお。だから会いたくて…」
_
( ;゚∀゚)「会ってどうするんですか?」
( ;^ω^)「どうするって、どうもこうもないけど…だって会いたいじゃん」
_
( ;゚∀゚)「妹に?」
( ^ω^)「いやほらあのー、あの義理だから、義理のあれだから」
_
( ;゚∀゚)「ええ、関係ないんじゃないすか?妹でしょ」
( ;^ω^)「いやいや、親父死んですぐ後だから…てかまだかお?」
( ;^ω^)「あの、あれだったらちょっと悪いんだけどそろそろ…」
_
( ;゚∀゚)「待って待って待って下さい!す、すぐだから!」
( ;^ω^)「あのー…ちょっとこれ、なんだろ…すごく良い事かも知れないんだけど…」
_
( ;゚∀゚)「はい」
( ^ω^)「……なんか回復してないかお?」
_
( ;゚∀゚)「いやいやいや、全然!虫の息ですから!」
( ^ω^)「じゃあ行くから…」
_
( ;゚∀゚)「ええ!」
( ;^ω^)「いやいやちょっと待って、あの行くけど…ついてくればいいお」
( ^ω^)「そして、その…途中で?あの、あれしたら…あの逝ってくれて構わないから…そしたら見守るお」
_
( ;゚∀゚)「ええ…でもホント歩くのも辛い…」
( ^ω^)「ちょっと…あれだけど…ちょっとわがままなんじゃないかお?」
_
( ;゚∀゚)「は?いやだって僕死にそうなんですよ?」
( ^ω^)「いやわかるけど、俺だって何時死ぬかわからないお。その時間を?ってか命を?」
( ^ω^)「命って言うとあれかもしれないけど…そんな誇張してないと思うお」
_
( ;゚∀゚)「え、でもだってまだ元気じゃない」
( ;^ω^)「いや、いやいや全然…お腹とか痛いし、頭もさっきからちょっと痛いし」
_
( ;゚∀゚)「嘘だ」
( ^ω^)「でもほんと待ってらんないお…だからついてくるかついてきて良いところであれするか?」
( ^ω^)「今すぐあれするかだから、後は一人で、あのちゃんとしてくれるか」
_
( ;゚∀゚)「やだよ!ずるいよ!待ってよ!」
( ;^ω^)「いやほんとごめん…ちょっとばたばたしちゃってすまんお」
_
( ;゚∀゚)「待って!待って!ほらもう…待って!」
( ^ω^)「じゃあお大事に」
_
( ;゚∀゚)「あ、まっ……あ!」
_
( ; ∀ )「ああ……あ…あ」
_
( ; ∀ )「……………………」
_
( ; ∀ )「……………………」
_
( ;゚∀゚)「あ、駄目だ、やっぱちょっと待って…!」
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1. Posted by ( ;<●><●>) July 27, 2012 02:12
