January 02, 2011

( ^ω^)ブーンはモンスターハンターのようです  第1話

2 : ◆bUYB7.cOOs:2010/07/29(木) 18:21:42 ID:8sF2p/920

はじめに。


この作品はタイトルの通り、モンスターハンターシリーズの
『モンスターハンターP2G』
を元ネタにしています。

が、後から色々と目茶苦茶になっていく予定です。
お暇がありましたらお付き合い下さい。

そして、作者は携帯厨ですので、どこかしら見にくい点はあると思いますが、ご了承下さい…

では、いきます!



3 : ◆bUYB7.cOOs:2010/07/29(木) 18:23:41 ID:vpe/sankO

~プロローグ~



―――――とある雪山の、山頂付近の道。

激しく雪が吹き付ける中、一つの人影が歩いてゆく。

防寒具を身に着けているようで、寒さに凍えている様子はない。

その人影が、背から何かを構える。

・・・どうやら、武器のようだった。

片手で振るえる、小型の剣と、盾だ。

そして、その近辺に生息していた、大型の草食動物に切りかかる。

一振り、二振り、三振り。
無心で剣を振るう人影。

やがて草食動物は息絶える。

小型のナイフを取り出し、解体作業を始めようとしたところ、ぞくりとした感覚が背中に伝わる。



4 : ◆bUYB7.cOOs:2010/07/29(木) 18:24:35 ID:vpe/sankO

死の感覚が近付いてきた時に第六感が感じとる、不気味な感覚。

人影が辺りを見回すが、何もいない。

ふと、頭上を見上げたところ―――――





―――――“それ”は、いた。

凶悪な姿をした“それ”は、すでに人影を視線に捉えている。

そして、人影の前に降り立った。

大気が裂けんばかりに轟く咆哮をあげ、人影にその爪を振りおろす。

人影は咄嗟に盾で受けるものの、勢いは押さえ切れずに背後の崖へと落ちてゆく。

残った“それ”は、人影が消えた崖を見下ろし、再び咆哮をあげるのだった―――――





( ^ω^)ブーンはモンスターハンターのようです



 
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boonkei_honpo at 10:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ブーンはモンスターハンターのようです | ファンタジー

January 01, 2011

( ^ω^)それでも転がる石を追いかけるようです

4 :>>1ありがとう!:2010/12/31(金) 21:26:57.10 ID:pygvnsMI0

参考
Bob Dylan 「Like A Rolling Stone」

Eagles 「Desperado」



5 : ◆24es8un4MA :2010/12/31(金) 21:29:17.28 ID:pygvnsMI0

0.

肥溜めのような風俗街。

腐ったように深い緑のネオン。
そして君の瞳のような青いネオン。


( ^ω^)

僕みたいなならず者にはお似合いの場所さ。


でも、本当に君はこんなところで働いているのかい?


ξ゚⊿゚)ξ

ミス・ロンリー。
落ちぶれちまったもんさ。


君はいつだって人を突っぱねてきた。
お金があって、遊んで、それが全てだと思っていたんだろう?



6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:33:06.28 ID:pygvnsMI0

「気をつけろよ、こんなことしてたら、堕ちるとこまで堕ちるぜ」
冗談だと思ってた?
そうだろうな。


いつだって僕のようなろくでなしを見下してた。
いい時にはコインも投げてただろ?


こんなところにいたんじゃ、君も同じだな。

ああ。そうだよ。
君の見下してた僕みたいなろくでなしと、さ。


でも今はそんなに声を上げないんだろうな。
そして、今の君は何にも誇らしく見えない。
目も当てられないね。


それでも。
それでも、君に恋してる。

くだらない男だろ?
なあ、ツン。



8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:37:11.01 ID:pygvnsMI0








( ^ω^)それでも転がる石を追いかけるようです







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boonkei_honpo at 22:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)恋愛 | 短編

川д川おばけやしきのようです

11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/30(木) 16:22:31.24 ID:kXlAg+eLQ

川д川「……」

( ・∀・)「それじゃあ、失礼しまーす」

川д川「あ、はい……」

 引っ越し業者の人が、ぺこりと頭を下げて出ていった。
 彼を玄関先まで見送って、私は部屋の中へ振り返る。

 ちょっと古いアパートの一室、1DK。

 今日から私が住む部屋だ。

川д川「……」

川д川「なんだか、妙な感じ……」

 ねっとりした空気。
 湿気かな。

川д川「とりあえず、荷物片付けなきゃ……」





***** 


13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/30(木) 16:27:00.70 ID:kXlAg+eLQ


     いたい  いたい







             川д川おばけやしきのようです







   やめて ねえ
                  あ





 ぬちり

 ごとん



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boonkei_honpo at 02:16|PermalinkComments(1)TrackBack(0)ホラー | 短編

December 30, 2010

【+  】ゞ゚)は異世界で出会ったようです

 
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 13:41:22.82 ID:b5IBNt2jQ



【+  】ゞ゚)



 目が覚めた。

 頭の中に靄が広がっている。

 まともに思考出来たのは、何だか寒いな、ということだけ。


【+  】ゞ-)


 まだ眠い。
 もう一回寝よう――


     「あ」

【+  】ゞ゚)


 ――自分のものではない声に、眠気が霧散する。
 声のした方へ顔を向けると、



8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 13:42:40.69 ID:b5IBNt2jQ



川 ゚ 々゚)



 幼い少女が、そこに居た。










          【+  】ゞ゚)は異世界で出会ったようです











 



 
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boonkei_honpo at 01:05|PermalinkComments(1)TrackBack(0)ほのぼの | 短編

December 29, 2010

(-@∀@)ベルの音を響かせるようです(・∀・ )

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 02:30:57.32 ID:wahQkhKwP

(-@∀@)「どうだモララー」

( ・∀・)「おーけい。進路は完璧だ」

モララーはオペラグラスを外すとそう言った。

(-@∀@)「よし、じゃあ行こうか」

ハンドルを握る拳に力を入れ前傾姿勢になり、ペダルを強く踏んだ。
2つの大きな車輪がゆっくりと回転する。
モララーはそれに合わせ、後ろの荷台に飛び乗った。

車輪は下り坂に乗り、僕が漕がなくてもスイスイと進む。
今日は「雪」が積もっており、足場はとても不安定だ。
けれども僕の運転は世界一。
こんなもので簡単に転倒なんかしないさ。



6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 02:32:38.78 ID:wahQkhKwP

( ;・∀・)「おい、なんかすっごいスピード出てないか?」

(-@∀@)「いやこんなもんでしょ」

( ;・∀・)「いやいやいやいやどんどんスピード上がってるじゃねーか」

(-@∀@)「大丈夫だって言ってるだろ?急なカーブでもない限りコケやしないって」

( ;・∀・)「おい馬鹿!前見ろ前!!」

(-@∀@)「え」

自転車はガードレールに前輪を強くぶつけ、前方の崖に空高く舞い上がった。

真っ赤な自転車、眼鏡の僕と、右手に地図と左手にオペラグラスを握るモララー。
二人の背中には沢山の宛先が詰まっている。


僕らはポストマンだ。



7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 02:34:57.51 ID:wahQkhKwP





                  【(-@∀@)ベルの音を響かせるようです(・∀・ )】







 
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boonkei_honpo at 11:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)SF | 短編