December 2010
December 30, 2010
【+ 】ゞ゚)は異世界で出会ったようです
【+ 】ゞ゚)
目が覚めた。
頭の中に靄が広がっている。
まともに思考出来たのは、何だか寒いな、ということだけ。
【+ 】ゞ-)
まだ眠い。
もう一回寝よう――
「あ」
【+ 】ゞ゚)
――自分のものではない声に、眠気が霧散する。
声のした方へ顔を向けると、
川 ゚ 々゚)
幼い少女が、そこに居た。
【+ 】ゞ゚)は異世界で出会ったようです
December 29, 2010
(-@∀@)ベルの音を響かせるようです(・∀・ )
(-@∀@)「どうだモララー」
( ・∀・)「おーけい。進路は完璧だ」
モララーはオペラグラスを外すとそう言った。
(-@∀@)「よし、じゃあ行こうか」
ハンドルを握る拳に力を入れ前傾姿勢になり、ペダルを強く踏んだ。
2つの大きな車輪がゆっくりと回転する。
モララーはそれに合わせ、後ろの荷台に飛び乗った。
車輪は下り坂に乗り、僕が漕がなくてもスイスイと進む。
今日は「雪」が積もっており、足場はとても不安定だ。
けれども僕の運転は世界一。
こんなもので簡単に転倒なんかしないさ。
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 02:32:38.78 ID:wahQkhKwP
( ;・∀・)「おい、なんかすっごいスピード出てないか?」
(-@∀@)「いやこんなもんでしょ」
( ;・∀・)「いやいやいやいやどんどんスピード上がってるじゃねーか」
(-@∀@)「大丈夫だって言ってるだろ?急なカーブでもない限りコケやしないって」
( ;・∀・)「おい馬鹿!前見ろ前!!」
(-@∀@)「え」
自転車はガードレールに前輪を強くぶつけ、前方の崖に空高く舞い上がった。
真っ赤な自転車、眼鏡の僕と、右手に地図と左手にオペラグラスを握るモララー。
二人の背中には沢山の宛先が詰まっている。
僕らはポストマンだ。
【(-@∀@)ベルの音を響かせるようです(・∀・ )】