February 27, 2011
('A`)俺は幸せ──ようです
──昨夜は
( ・∀・)「あー、ちょっと。君、君」
──美しい
('A`)「……はい?」
──月明かりの下で
( ・∀・)「こんな時間にこんなとこで何やってんの? 住所、氏名は?」
──職務質問を受けたのです
('A`)「……え?」
('A`)俺は幸せ──ようです
(#゚;;-゚)スコ!のようです
(;゚∀゚)「ヤバイヤバイヤバイヤバイ」
(*゚ー゚)「つー……また失敗したの?」
(*゚∀゚)「だって作んの難しいよ、トリュフ!」
(*゚ー゚)「いやいや……トリュフって意外と簡t」
(#゚∀゚)「うるせー! 料理が上手い奴は黙ってろい!!」
(*゚ー゚)「はいはいw」
(*゚ー゚)「じゃあ私はラッピングでもしよっかな~」
(#゚;;-゚)「しぃのチョコケーキ……美味しそう」
(*゚ー゚)「まあねー。愛を込めて作ったからね」
(#゚;;-゚)「彼氏……ギコ君の為だもんね」
(*゚ー゚)「そうそう。あいつ甘党だから、喜んでくれると良いな」
(#゚;;-゚)「しぃ、可愛い」
(*゚ー゚)「やだ、何かちょっと恥ずかしくなってきたw」
魔法使いと踊るようです
('皿`#川 だぁぁれが地味かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!
ミセ*゚ー゚)リ キャー! 地味な魔女が怒ったー!
( ・∀・) 怒っても地味だ! 地味だよ!
(゚、゚トソン まぁ地味ですね
('、`#川 テメェらぁぁぁぁぁ! もう知らん! 一生日の当たらん生活でもしてろ! 夜になぁれ!
ミセ;゚ー゚)リ あぁ、魔女が何か地味な魔法を!
('、`*川 イソイソ
( ;・∀・) く、黒い布を空に張り出したぞ! スゲェ地味だ!!
('、`*川 ほい、ほい
(゚、゚;トソン そして星や月をぶら下げてますがプラスチック……これまた地味ですね……
('皿`#川 地味地味うるせぇぇぇぇぇぇッ!!
February 26, 2011
('A`)はボンクラのようです
部屋を久々に出ようと思ったが、出られない。
出ようとすれば背後のクソ女が全力で妨害をしてくるからだ。
そいつを振りきるのが面倒で、俺は結局椅子にもたれる。
(゚A゚)「死ぬぞ」
川 ゚ -゚)「死ぬな」
ペンタブを握る指がこちこちに固まっていた。
つーか、タブレット部分が油まみれでやばい。
ギトギトだ。俺自身ももう、四日は風呂に入っていない。
外に出る時=風呂に入る時の生活の俺ってことは、四日外に出てないことになる。
外の景色が恋しい。外の空気が恋しい。太陽光も、窓越しじゃ気持ち悪い。
川 ゚ -゚)「描け」
さて、なぜ俺が描けと強制されているのか。
顛末から全てを話すと長くなるんだが、端的に言えばヒモのような状態だからだ。
こいつにある程度の生活の保障はされている。つまり、俺は働いていない。
('A`)「描く。描くよ描くよ描くから」
目の前のディスプレイには、俺の描いた肉感豊かな全裸の少女が居る。
そいつは眼球がでかく頭もでかく、乳もでかけりゃ尻もでかい、立体的平面少女だ。
頭のてっぺんに猫耳がついているが、生物的にどういう仕組みなのかわからない。
川*゚ -゚)「いいぞ、そのまま汁まみれにしろ」
世間様から見れば気持ち悪いものを描いてんだろう。だがそうしなきゃならねえんだ。
('A`)浮世は一分五厘でファンタスティックのようです
ニコチン中毒とは恐るべきものだった。
気がつけば僕はアルカロイドの甘い沼地に嵌って、ツイストに似た動きでもがいていた。
底無し沼は木工ボンドのように僕にベタベタと絡みついている。
溶けた飴が自然と固まるように、ジワジワと体は動かなくなるだろう。
それでもそんな状況を割と楽しんでいることに、僕はまだ気付いていなかった。
川 ゚ -゚)と小さな騎士のようです
川 ゚ -゚) 「……」
(=゚ω゚) 「……」
川 ゚ -゚) 「……」
(=゚ω゚) 「……」
川 ゚ -゚) 「……」
(=゚ω゚) 「……」
川 ゚ -゚) 「……なんだお前」
(=゚ω゚) 「ぃょぅ」
川 ゚ -゚) 「……いよう?」
(=゚ω゚)ノ 「ぃょぅ」
川 ゚ -゚)ノ 「……いよう」
(=゚ω゚)ノ 「ぃょーぅ」
フェラーリバイクのようです
□<えにしんごーずそのこころが♪
( ^ω^)「今、バイクが熱い」
( ^ω^)「買うかお」
潤オバイク屋潤オ
川 ゚ -゚)「いらっしゃいませー」
( ^ω^)「あ、すみません。中型バイク欲しいんですけど。予算はこれくらいですお」
川 ゚ -゚)「それでしたらおすすめがございます。なんとあのフェラーリ社のバイクですよ」
( ^ω^)(フェラーリにバイクなんてあったっけ?)
川 ゚ -゚)「こちらです」
( ^ω^)「……明らかにエンブレムだけ後から貼っつけた感じだお」
川 ゚ -゚)「こちら今なら50万ポッキリとなっております」
(;^ω^)「高ッ!予算大幅にオーバーじゃないかお……ていうか」
川 ゚ -゚)「?」
(;^ω^)「ハンドルないんすけど」
( ^ω^)('A`)(,,゚Д゚)ブーン系ラッパーのようです
>>1
Thenk you! チェケラッ!
ブーン系短編フェス
ゲリラ投下
始めます
世界のすべてを初めて読んでから
ずっと読者を続けてきて
言いたかったけど
言えなかったこと
全部
言います
('A`)路上から始まるようです
川 ゚ -゚)「誰も聴いてないのに、どうして君は歌うんだ?」
('A`)「……」
真夏の陽射しが肌を焼く、ある日のこと。
路上の隅に座り、ギター一本を抱えて歌う男に、黒髪の女が話しかけました。
('A`)「……」
川 ゚ -゚)「ずっとこの場所で同じ歌ばっか歌ってるだろ。
ぶっちゃけ誰も聴いてないし、誰も君なんて気にも留めてないのに」
川 ゚ -゚)「何の為に歌ってるんだ?」
川 ゚ -゚)「言っちゃ悪いけど、あまり歌もギターも上手くないし」
会って数秒で、ダメ出しです。
オブラートに包むなり、もっとやんわりとした伝え方をすればいいのに、
女はキツイ言い方のまま、無表情で言いました。
川 ゚ -゚)「他のストリートミュージシャンのが上手いし、君よりやる気もあるよ」
川 ゚ -゚)「君の歌にはさ、こう…グッとくるもんがないんだよね」
川 ゚ -゚)「ダラダラと同じ歌を歌うだけ。それじゃあ、業界には入れないぞ」
('A`)「別に、いいよ」
一言ぼそりと答え、男はまたギターを爪弾きます。
彼の歌は、涼しさを求める人ゴミの中に消えてゆきました。
( ^ω^)シベリア殺人事件のようです
*モチーフ
ZABADAK/オハイオ殺人事件
*原曲スキーな方、ごめんなさい。
*音楽短編祭参加作品