January 02, 2011
( ^ω^)ブーンはモンスターハンターのようです 番外編
~とある休日・ブーン編~
(#゚;;-゚)「済まないね…
今日は狩猟依頼は届いていないんだよ」
今日も今日とて、依頼を請けに村長の元を訪れたブーンだったが、今日は依頼が無いらしいのだ。
(#゚;;-゚)「今日くらいは、ゆっくり身体を休めても良いんじゃないかい?」
そういえば、ここ最近はずっと依頼をこなしてばかりだった。
たまには、休むのもいいかも知れない。
でぃにその旨を伝えると、優しい顔で微笑み、ブーン殿が二人目だったかい、と呟いていた。
―――ポッケ村・ブーン宅―――
(;´∀`)「………」
ノリ,;^ー^)li「………」
休むとはいったものの、なんだか落ち着かない。
いつもは身体を動かしている時間に、じっとしていられる筈が無いのだ。
(;´∀`)「そんなに身体を動かしたいなら、『訓練所』にでも行って来るといいモニャよ…?」
モナーの言葉に、興味深い単語が含まれていた。
『訓練所』とは、と聞いてみる。
( ´∀`)「名前の通り、武器の扱いとかを訓練出来る施設モニャ
…って、知らなかったモニャ?」
生まれてこのかたポッケ村で暮らしていたが、聞いた事は無かった。
(;´∀`)「…ハンターズギルドの隣りのでっかい敷地にある建物モニャ。
そんなに暇なら、行ってみるといいモニャ…」
モナーにお礼を伝え、早速その訓練所へと寄ってみることにした。
―――ポッケ村・訓練所―――
広い敷地の中に、幾つもの建物があり、なにやら複雑な作りの場所。
(# ゚∋゚)「ドゥードゥドゥー!!」
突然、背後から何者かの叫びが聞こえた。
自分も驚き、素頓狂な声を上げてしまう。
( ゚∋゚)「ハッハッハ! いいリアクションだ!
どうした少年、この訓練所へは何用か?」
やる事が無かった為に訪れたが、これといって訓練したいと思う事も無かった。
そのように、訓練所の管理者らしき変人に伝える。
( ゚∋゚)「ほぅ… なら、ここの敷地をぐるっと周ってみるのもいいかも知れないぞ。
気を引く物が見つかるかもな」
思いのほかまともな答えが帰ってきた事に心の中で感心しつつ、目の前の変人の意見に同意する。
( ゚∋゚)「何か分からない事があれば『クックルさーん』と叫ぶがいい。
飛んで駆け付けてやるぞ」
やんわりと、そして丁重にお断り申上げて、敷地の中を歩き始めた。
しばらく歩いていると、どこからかすとん、といった木に何かが突き刺さる小気味のいい音が、定期的に聞こえてくる。
少し気になったので、音のする方向へ向かう。
('A`)「ほっ」
そこにいたのは、ドクオ。
なにかを投げているようだ。
('A`)「よっ」
ドクオが腕を振るのに数瞬遅れ、すとん、という音が鳴る。
声を掛けつつ、ドクオに近付く。
(;'A`)「ん!? …あぁ、ブーンか。
お前もやる事無くてここに来たのか」
ドクオの言葉に肯定し、何をしていたのかを聞く。
('A`)「んー…。 以前、お前と雪山で鉢合わせた時あったろ?
そん時、お前が〈投げナイフ〉を使うの見ててさ。
俺もやってみたくなってな」
ドクオが〈投げナイフ〉を的に向かって投げるも、枠を外れた位置に突き刺さる。
(;'A`)「でも、これだよ。 なかなか難しいもんだな…。
ちょっとお前、やってみせてくれないか?」
ドクオの頼みを快く引き受け、〈投げナイフ〉を手に取る。
軽い動作で、〈投げナイフ〉を放つ。
投げられたナイフは、引き寄せられる様に的の中心を捉えた。
(;'A`)「うぉ、すげぇ」
今は右手で投げたが、左手に〈投げナイフ〉を持ち替え、再び投げる。
投げられたナイフは真直ぐ的の中心へと向かい、先ほど投げたナイフに命中し、弾かれた。
(;'A`)「おいおい、冗談だろ……?」
ドクオの反応が楽しくなってきて、次は〈投げナイフ〉を両手に握る。
(;'A`)「ちょ、まさか」
両手を同時に振る。
全く同じタイミングで投げられたナイフは、同時に的に突き刺さっているナイフのすぐ横に。
挟み込む様に突き立った。
(;'A`)「なんでこんな投擲が上手いんだ…?」
ドクオの質問に答える。
別に対した理由ではないとは思うけれど。
(;'∀`)「はは、そりゃあ上手くもなるわな…」
その時、どこからか女性の声が聞こえた。
少し心配になったが、管理者らしき変人が飛んでこないという事は対した事では無いのだろう。
気が付けば、既に日が傾いている。
そろそろ家に戻る事をドクオに伝える。
('A`)「おう、分かった。
んじゃ、これからもお互い頑張ろうぜ」
そのままドクオと別れ、帰宅する。
武具の手入れを済ませ、その日は眠りにつく事にした。
~とある休日・ブーン編~ end