January 26, 2011
('A`)ブーン系小説業界雑談のようです
現状に疑問のある人。
それなりに楽しくやってる人。
読者、作者、その他。
以上を対象。
その1
職業、ブーン系小説出演AA。
この業界はやばい。
何がやばいって、色々な部分で気力が続かない。
ほら、もうすぐ俺の出番だ。
声が響く。
呼ばれた俺が立ち上がる。
('A`)「……はい。お願いします」
何で辞めないのかって?
そんなの分からないよ。
('A`)ブーン系小説業界雑談のようです
台本を憶えて、地の文と合わせて演ずる。
その辺のドラマと変わらない。
台本を書いているのは『作者』と呼ばれる連中だ。
彼らも大変だけど、今は俺の話をする。
俺達AAが身近なのは、やっぱりVIPなのかな。
VIPにブーン系小説が投下される訳だから。
さて、その制作現場だ。
('A`)「えーと、これは……短編でバトルものか」
地の文に合わせて刀を持ち、尋常じゃない動きでスタジオを駆ける。
時折ワイヤーの力も借りる。あとスタントとか無い。
ケガとかもするけどすぐ治る。AAだからね。
理屈はよく分からないけど。
先程撮影した短編から台本を出すけど、アクションに注目してもらいたい。
― 総合短編 台本より ―
('A`)「いくぞ!」
ドクオの体が宙高く舞い、無数の光刃を放った。
( ^ω^)「そんなもの!」
一方のブーンはドクオの攻撃をはたき落とし、
刀を構えて空中へと斬りかかる。
二人の刀がぶつかり、火花が散った。
その時既に二人は地上に立っている。
何も無い空中で数度、火花が散った。
二人の剣撃だ。
続いて爆風が巻き起こる。
互いの剣が噛み合い、数瞬の鍔迫り合い。
('A`)「その程度か、ブーン」
( ^ω^)「何を言っているお。そろそろ本気を出していいかお?」
('A`)「ぬかせ!」
再び、二人の姿が消えた。
押し出された空気が、空へと抜けて、剣同士がぶつかり合う。
戦いは続く。
― ― ―
正直、俺は飽きあきしている。
一体作者は俺達をどれだけ戦わせたいんだ。
だいたい戦っている最中に喋る暇なんかあるのか。
もう戦死してもおかしくないんだぞと。
こうしたリアリティの無さ、短絡さはどこから来ているのか。
短編をクランクアップし、ワイヤーを外す。
同僚のブーンと一緒に楽屋に戻る。
何故かスタジオは二十四時間体制なのだ。
( ^ω^)「痛い痛い。マジで斬るとか」
('A`)「書いてあるんだもん。『ブーンを斬り倒した』って」
こんな事を言い合いながら通路を進む。
互いに無表情だ。
ありがちな短編の後はこうなる。
つまらないのだ。
俺が思うに、作者の書きたい事を書いたのが、こういった短編だ。
わかっている。文句を言うのは筋違いだ。
書いているだけでも凄い事なのだから。
毎度毎度、疲れる。
書いているだけでも凄いブーン系。
最近の俺は業界に不満を持っているのだと自分でも思う。
しばらく歩いて、俺とブーンは楽屋に着いた。
( ^ω^)「息苦しい」
このブーンについて書く。
彼こそがブーン系小説きってのエース。
主人公にして代名詞。看板にして、業界のアイデンティティー。
にもかかわらず扱いは酷い。
剣を持たされ、馬鹿な役を押し付けらる。
殺人鬼にもなるが基本的にはお人よし。
多面的な役を演ずるのは俺も同じだが。
そんな彼が息苦しいと言っている。
ブーン系小説業界は若い。誕生から約六年程だ。
だが、既に黎明期を終え、黄金期を過ぎた。
衰退期、もっと言うなら『終った』と言われ早数年。
読者の言う事は適当だ。
しかしながら俺もブーンの言葉には同意したい。
適当極まる読者の言葉も、一定の真理を含んでいる。
自身はブーン系小説を演じるので終ってほしくない。
一方で、業界は息苦しいので変化してほしい。
妙な自己矛盾を、読者以外は抱えているのだと思う。
無論、読者の中にも存続を願う者がいるのだろう。
重さが違うのだ。
無くなれば、作者は表現の場を失うという事実がある。
だからこそ考えている。
今のブーン系って、どうなんだ。
('A`)「いや、別にいいんだよ。今のままでも」
( ^ω^)「昔は良かったお」
ブーンは、いわば懐古の精神を持っていた。
( ^ω^)「名作の毎日投下。まとめサイトも一杯あったお」
('A`)「名作ねぇ」
( ^ω^)「色々あったお」
確かに数年前までは多くの、今では名作と呼ばれる作品群が投下されていた。
俺達も憑かれたように演じ、時には作者の地の文に口を出した。
毎日が祭りのようであった。
( ^ω^)「今では長編すらもスルーされる時代だお」
確かに俺達の拙い演技のブーン系黎明期。
名作と言われるものは多かった。
('A`)「でもさ、今また読み返してみろよ」
そう言われて読み返す奴が、どれだけいる?
('A`)「確かに文章のレベルは上がった」
( ^ω^)「そうかお? 地の文が増えただけじゃないかお?」
('A`)「それもあるが……今はリアル志向だからな」
( ^ω^)「言わば『世界の全て』みたいな雰囲気は受けぬと」
('A`)「ああ。徐々に変化していったが、『アルファ』と『歩く』の影響かな」
台本からは台詞が減っている。
俺達は動きにこだわるようになり、皆、文法にうるさくなった。
問題だったのは、新規の作者がその影響を受けてしまった事だ。
('A`)「これじゃあ地の文重視になっても仕方ない」
こうして、厳しい目線を持つ業界になった。
余談だが俺達のアクションも細かく激しい物になった。
( ^ω^)「……辞めるのはどうだお?」
('A`)「それが出来れば、一番良い」
しがみついている。
別に、他に仕事はある。
こだわる必要などは無いはずなのだ。
('A`)「でも俺は、ブーン系をやりたいと確かに思っている」
( ^ω^)「普通の小説には僕達は出れないからかお?」
('A`)「それもある。もうブーン系と一般小説も、AAがあるか無いか位の差だけど」
たぶん、辞めるかどうかを突き付けられて、僅かでもこだわった方。
それが俺達なのだろう。
('A`)「ブーン系人口が減った今だからこそ、まともな作品を演じたい」
正確には分からないが、俺には人口が減っているように思える。
( ^ω^)「結局、僕達演じる側は何を求めているんだお」
ブーンの質問の答えは持っていない。
俺も探しているからだ。
('A`)「作者の場合は、知名度とか信者とか。馴れ合える場所とか」
( ^ω^)「そんなものの為に書いているのかお」
('A`)「初期は、盛り上がりたい、面白そうという理由で始まったんだろう」
('A`)「だけど、この業界は厳しくなった」
( ^ω^)「乖離なんだな。読者と作者の」
('A`)「俺たちゃ板挟みだな」
きっと、みんな盛り上がりたいと思っている。
('A`)「いつからか、お客様気分が蔓延していると思う」
例えば、新しい現行のスレを開く時。
( ^ω^)「この作品はどれだけ俺を楽しませてくれるのか」
('A`)「つまらんから、この作品は読まなくていいや」
だから変化が訪れる。
('A`)「読まれるには、どうすればいいのか」
この発想こそに問題があり、ブーン系の息苦しさの元。
そして、ブーン系が小説として進化した原点。
今なお、多くの作者が心を砕く点だ。
('A`)「やはり……」
その時、俺達を呼ぶ声がかかった。
( ^ω^)「収録だお」
('A`)「シベリアスタジオだったかな」
楽屋から出て、新設された収録現場に向かう。
二人のため息が廊下に響いた。
その2
― 比較 ―
例① 『朝』
やかましいアラームが部屋を満たしている。
俺は起きるかどうか迷って、結局起きる事にした。
変わらない自室が視界いっぱいに広がった。
('A`)「今日も、学校だ」
変わらない日々。終らない毎日。
部屋からのろのろと出て、洗面所へ。
顔を洗うと頭がすっきりしてきた。
('A`)「おはよう」
何気なく、自分に言ってみると凄く恥ずかしかった。
そして適当に朝食を終えて、だらだら着替えて家を出る。
春の空が俺をまっていたとばかりに出迎えてくれた。
('A`)「さぁて……今日も一日」
頑張りますか。
桜の花が風に乗って近くを舞う。
反対に俺の休日は遠かった。
― ― ―
例② 『夢』
そこは無限に広がる白い空間だった。
俺は、漂っている。
動いても意味が無いからだ。
やがて空間に変化が訪れ始めた。
目の前に巨大な窓が現れて、開く。
草原があった。
今度は遠くの足元で窓が開いた。
海が煌めいている。
次々と、無数に世界が開いていく。
山脈、町、城。
幾つもの景色の中心で、声が響く。
己が世界はどれか。
('A`)「……!」
何か応えなければいけないような気がした。
咄嗟に叫ぶ。
('A`)「俺の世界は――!」
全ての起点は、この妙な夢だった。
俺の毎日が急激に変わった、この夢なのだ。
― ― ―
('A`)「困ったねぇ」
俺がリア充っぽい。
( ^ω^)「多いなぁ」
最近ブーンが主人公じゃない。
('A`)「これ何なんだろう? 差別化?」
( ^ω^)「主人公が僕じゃなければ目立つから? んな馬鹿な」
もはや誰を主人公にしようが優位性は無い。
そもそも俺が主役と言うのは多い。
('A`)「何を意味するのかって、AAが誰でも良いって事だよな」
AAの個性を生かすのではなく、役割を押し付ける。
もしくはプロットに合ったAAを適当に当てはめる。
('A`)「まぁこれは前からだけどね」
( ^ω^)「問題はこれだお。この……導入部?」
例①と例②の事だ。今朝撮影を終えた部分である。
('A`)「うむ。悩ましい部分だな」
ただし、ブーン系のシステム上、一般小説と同じとは一概に言えない。
('A`)「導入さえしっかりしていれば読まれる」
というのが、一般的な小説に言われる。
実際どうなのだろう。
('A`)「ラノベや一般小説とのでかい違いがある」
( ^ω^)「タダなんだお。ブーン系って」
('A`)「俺、序盤面白くても中盤で容赦なく切るぜ?」
( ^ω^)「厳しいっすね。演じてる割には」
('A`)「作者=読者ってもの、素人集団の基本だからな」
('A`)「そりゃ収録だったら否応なくやるけどさ。仕事だし」
( ^ω^)「逃亡は怖くないかお?」
('A`)「AA的にもあれが一番怖い」
逃亡については後記する、避けては通れぬ問題だ。
('A`)「導入に力を入れるのは大切だが、問題は燃え尽きる事だ」
序盤で燃え尽きては話にならない。
否、完結しない。
( ^ω^)「終らぬ名作より、完結した駄作」
('A`)「俺は後者を評価する」
('A`)「この評価と言う言葉自体、立場を見誤ってるよな」
( ^ω^)「結局どんなのが読まれるんだお?」
('A`)「インパクトだよね」
( ^ω^)「最終的な答えがそれかお? 死であがなう覚悟が」
('A`)「最近で言えば、『現実的ヒーロー』。元祖は『アルファ』、狙いを絞った『あらチー』」
('A`)「爆発的にレスを貰えるのは、それなりの仕掛けかインパクトが必須」
( ^ω^)「聞けお」
('A`)「さて、ここで元ネタ無しでインパクトもないが、冒頭に戻る」
( ^ω^)「え? ああ、例①と例②かお」
('A`)「例①は『よくあるパターン』」
( ^ω^)「学園物ってことは何となく分かるお」
('A`)「これ、読む?」
( ^ω^)「うーん、評価が高ければ一応」
('A`)「そう。こういったありがちな導入なら、読者は離れて様子見をする」
( ^ω^)「面白いと背中を押されれば読む人間は増えるのかお」
('A`)「作者の力量がより必要になるな」
( ^ω^)「下手だと支援も乙も減少し、最悪の場合逃亡かお」
('A`)「一方、例②は『意味不明系』だ」
( ^ω^)「僕はとりあえず、一話に進むお」
('A`)「この場合は合う人、合わない人をふるいにかける」
( ^ω^)「一定数の初期読者なら得られる。その後は評価次第かお」
('A`)「結局のところ、現在のブーン系にありがちな冒頭では技量が必要になる」
('A`)「昔は少々馬鹿なオープニングでも済んだが」
( ^ω^)「ジャンルは細分化したお」
('A`)「俺も俺で演じ分けてるよ。顔文字バリエーションも増えたし」
( ^ω^)「僕にはかなわないけどNE」
('A`)「表出ろ」
('A`)「まぁいい。導入部だけ見ても、皆で盛り上げていくジャンルではなくなっている」
( ^ω^)「昔は僕が登場しただけでも感想が飛んできたもんだお」
('A`)「今でも収録は公開されているけどな」
( ^ω^)「支援支援」
('A`)「ギャラリーそんなんばっかだよな」
( ^ω^)「何なのあれ? ブーン系見に来て、シエンって……」
('A`)「怖いよな。急にやってきてシエンシエン、オツとかさ」
*出演AA達の意見です
( ^ω^)「つーか疲れてきたお」
('A`)「今のブーン系。導入から下手では話にならん」
('A`)「お前と俺の意見はだいたい同じだな?」
( ^ω^)「まぁね」
('A`)「申し訳ないが、今日はとことん俺の考えをぶつける」
( ^ω^)「勘弁してよ、収録あんだから」
('A`)「俺もあるよ。お前と同じ短編と中編」
( ^ω^)「……」
お呼びがかかった。
今度はヒナンジョスタジオだ。
いそいそと楽屋を後にした。
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 22:03:59.13 ID:MMlgPelf0
その3
('A`)「どこかで聞いた事はないか『面白いは正義』」
( ^ω^)「あるお」
('A`)「これは逃げだよな」
( ^ω^)「え?」
― ながら撮影風景 ―
('A`)「それが、あなたの目的か」
| ^o^ |『ドクオは言った。世界を虚無に還す事こそが、冥王の望みだと』
| ^o^ |『かの者こそが、今まで、世界に起きた異変の元凶であると明言したのだ』
( ^ω^)「それを汝が知り、汝は何をなす?」
| ^o^ |『冥王ブーンは厳かに答えた』
| ^o^ |『VIP国国王の真の顔。この場にいるのは名君ではない』
('A`)「私はVIPの騎士だ。騎士は何のために生きるか、俺はあなたの前で誓った」
| ^o^ |『声高らかに。ドクオは、かつて、王の前で行われた騎士叙勲を思い出す』
( ^ω^)「ならば! 今、その答えを告げよ」
('A`)「我がVIP国の為に! 忠誠を誓った王の為に」
| ^o^ |『ここに契約が破棄された。あるいは、新たなる契約がなった』
| ^o^ |『全ての魔物達の王。全ての人々の王』
| ^o^ |『民の騎士、王の騎士』
| ^o^ |『真実に辿りついた、二人の男』
| ^o^ |『VIP国、そして世界の命運は!』
('A`)「いざ参る」
( ^ω^)「汝、我を滅せよ。我、汝を滅す」
| ^o^ |『ここに、世界最後の戦いが幕を開けるのだ!』
― ― ―
('A`)( ^ω^)「お疲れ様です」
| ^o^ |「あうあうあー」
('A`)「そんなんでよく『ながら』できますね」
| ^o^ |「かきためとか むりです」
( ^ω^)「さすがはブームさんだお……」
この時点で俺達の演技に、作者の『地の文』処理がかかっている。
しかも完成していた。
直せないのは『ながら』の弊害だ。
('A`)「現行の推敲はどうしてるんですか?」
| ^o^ |「すいこうって なんですか」
昔はこれでも良かったのだ。
ブームさんも、口ではこんな事を言っているが、現行では大変だ。
何度も推敲を繰り返し、納得のいくまで完成度を高める。
まるで刀を研ぐように。
('A`)「今格好良い事書いたよな、俺」
( ^ω^)「わざわざ言うな」
| ^o^ |「わたしは 読者のみなさんに あいさつして 一度帰ります」
('A`)「それじゃあ」
( ^ω^)「またですお」
帰り際、ブームさんは見に来ていた読者達に手を振っていた。
| ^o^ |「おつおつー」
俺も疲れているな。
ブームさんが、あのブームさんが。
| ^o^ |「あうあうあー」
('A`)「頭がおかしいように見えちまうぜ」
( ^ω^)「前からだろ」
楽屋には戻らず、表に出る。
真冬の風が身にしみた。
('A`)「総合案内所にでも行くか?」
( ^ω^)「お茶でも貰うのかお」
('A`)「今日はもう撮影ねぇしさ」
( ^ω^)「あぁ、今日は推敲処理の日かお」
今日は午前で撮影が終わる。
基本的には俺達の仕事は終わりだが、作者には最も重要な仕事が残っている。
件の『推敲』だ。
('A`)「地獄だぜ、あれ」
現場をのぞいた事があるが、ひどい物だった。
筆舌に尽くしがたい。よって書かない。
( ^ω^)「でもクオリティの為には」
('A`)「お前の言うクオリティって何だよ」
俺は少し前に、『技量』と書いた。
これはつまり高い完成度の作品を書ける力を持っているか。
ところが完成度と一口に言っても色々ある。
('A`)「文章技法に優れる者。展開力が高い者。意表を突く設定や、読者参加をまとめる力」
( ^ω^)「ううむ。特化するのか、バランスを求めるのか」
('A`)「読者どころか、作者によっても違う」
('A`)「今回は個々人の求める物が違うという点を忘れないで貰いたい」
( ^ω^)「ドクオさんとの約束」
('A`)「ところで先日、この案内所でとんでもない書きこみを見た」
('A`)「『批評してやろう』」
( ^ω^)「これは酷い」
('A`)「もうね、ダメだよね。発狂しそうだったよね。今西暦何年? 明けまして2011年だぞコラ」
( ^ω^)「落ち着けお」
( ^ω^)「きっと作者的にも批評を受け、完成度を高めたいんだお」
('A`)「批評っておかしくね?」
( ^ω^)「そりゃ全員、多分素人だお。批評というのは意見がバラけるかもしれないお」
('A`)「皆、分かっているのに批評や感想を求めるんだよな」
( ^ω^)「つーか感想を求めたのに批評される例もあるお」
('A`)「感想と批評の違いを分かっていないのかもな」
( ^ω^)「投下作品の粗ばかり探すからこうなるお」
('A`)「そこでようやく冒頭の伏線が生きるというわけだ」
( ^ω^)「そこは黙って伏線回収をやれ」
('A`)「 だ か ら 面 白 い っ て 何 ? 」
( ^ω^)「演出強化してぶっちゃけましたね」
('A`)「一度言ってみたかった、そしてやってみたかった」
面白ければ良い?
では、自分の思う『面白い』が説明できるのか?
俺は出来ない。
('A`)「台本を読んでいて思う。これ、何が面白いんだろう」
( ^ω^)「部分部分で切り離すと、ただの台詞だからね」
('A`)「それらを物語として纏めあげた物が作品という訳だ」
('A`)「物語は物語であり、それが意味だ」
( ^ω^)「どうしちゃったの」
('A`)「要するに、面白さの実体は無い。俺的には」
( ^ω^)「そうなのかお?」
('A`)「お前だって、現行の面白さを説明しろと言われても困るだろ」
( ^ω^)「そりゃね。物語全体を評価して、面白いと言っている訳だから」
('A`)「この場合の評価というのは自己完結しているので、上記の『評価』とは異なる」
( ^ω^)「心のうちに秘めるが良い」
('A`)「結局言いたいのは、面白さの実像が無いってのに……」
( ^ω^)「おもしろい は せいぎ!」
('A`)「等と馬鹿みたいに言っているのが、俺には理解できん」
( ^ω^)「だから『逃げ』なのかお」
('A`)「そう。意見を言うなら、正当に自己評価するべきだ」
( ^ω^)「一言つまらないでは駄目だと?」
('A`)「今のブーン系ではな」
('A`)「それこそ一昔前までは大騒ぎだったから問題なかったが」
( ^ω^)「今じゃレスポンス自体が少ないから」
('A`)「一言が、作者のモチベーションを根こそぎ奪い去る」
( ^ω^)「うーん……息苦しいお」
('A`)「その言葉を待っていたぞ」
ここまで俺が言ってきた事は、
自由あるブーン系を求めながら形式と技量を求めてる。
目的と手段の乖離が、現在のブーン系の問題なのでは。
('A`)「俺はより高い文章技法と、小説的なブーン系を求めている」
('A`)「一方で、ほのぼのギャグ顔文字のみ、などの原始のブーン系も望む」
( ^ω^)「不可能くせぇ」
('A`)「現状ではね」
('A`)「だが、風通しが良ければ実現はできそうだ」
( ^ω^)「どういう事よ」
('A`)「かつて、ギャグ作に始まり、『歩く』を書いた作者がいた」
('A`)「『ポケマス』を引き継ぎ、『アルファ』まで書く作者がいる」
('A`)「他にも大勢の、レベルアップを遂げた作者達がいたのだ」
( ^ω^)「今ではどうなのか」
('A`)「つまり! 今はレベルアップする土壌がない」
ようやく言えた。
皆さんお気づきのように、モチベーション維持には悪い環境なのだ。
('A`)「昔は批評なんて言葉は無かった。皆、雑談レベルの書きこみをしていた」
('A`)「自分の作品の雑談をされたら多くの作者とAAはどう思う?」
( ^ω^)「ちょっ、僕の雑談ですか、恥ずかしい、でも嬉しい」
('A`)「お前が作者だったとしたら、台本の執筆速度は?」
( ^ω^)「僕、覚醒」
('A`)「こうした事が、ごく自然に行われていた」
('A`)「SSスレのようにな」
('A`)「正のスパイラル」
('A`)「無限のモチベーション」
('A`)「もう無敵だよ」
( ^ω^)「落ち着け」
('A`)「失礼、普段喋らないから熱くなっちまった」
( ^ω^)「次が『やる気』と『逃亡』の話題になるとエスパーしたお」
('A`)「さすが主人公」
( ^ω^)「じゃあ僕帰るお」
('A`)「ああ、明日な」
( ^ω^)「引きとめねぇのかお」
俺達は総合案内所を出た。
背後では、『オダイ』だとか『ホシュ』だとか、
気味の悪い叫び声が聞こえる。
使われない場所を『ホシュ』し、消化されない『オダイ』を貰う。
冬の夜空に、この光景は寒々しく映る。
そう思ってしまう俺は、AAとして駄目なのかな?
その4
('A`)「読者には主体性がほしい」
( ^ω^)「要するに、自身の影響力を考えて欲しいと」
('A`)「作者には個性があるのに対して、読者はそれ自体が個だから」
( ^ω^)「一人の発言が総意のように錯覚される」
('A`)「例外はあるが」
( ^ω^)「確かにお客様気分なら、そこんとこ勘違いしないでほしいお」
('A`)「もともとは作者と読者で一作品を作り上げたりしたけどな」
( ^ω^)「作品総数が増え、読者はバラけたから、伝統どうこう言っていられない」
('A`)「自然、変化しなければならない」
( ^ω^)「変化の中で、愚かな作者・読者・AAであらぬために」
('A`)9m「勉強から逃れる事は日本人には出来ないぜ?」
( ^ω^)「誰に言ってるお」
― ― ―
('A`)「なんだかんだ言ってきたが、作者も問題だ」
かつて練度は高まりきった感があったが、最近のブーン系は妙だ。
ほのぼの系は減り、地の文みっしりが増えている。
( ^ω^)「現状を見る力」
('A`)「そうだな。今こそ、ほのぼの系とかが流行るだろう」
新人が流入すると、とっつきやすい物が流行る。
新たなる作品が始まり……
( ^ω^)「逃亡の山を築く」
('A`)「去年の完結数は少なかった……」
ブーン系の大問題。
逃亡は、けして消える事の無い呪いみたいなものだろう。
('A`)「呪いをはねのけ完結する作品はあるが」
( ^ω^)「今回は逃亡者に告ぐと?」
('A`)「震えて続きを書け、とな」
やる気をだせ。
読者の目的と、作者の目的は既に変わっている。
('A`)「ここで俺は立場を変える」
('A`)「俺は原理主義を辞めるぞ、ブーンッ!!」
( ^ω^)「バァ~ン!」
( ^ω^)「して、どうするんだお」
('A`)「ここまでは基本的にブーン系業界に文句を言ってきた」
( ^ω^)「だがそれでは変わらんと?」
('A`)「そう。アクションを起こせる者が変化せねばならない」
( ^ω^)「僕達AAとか作者とか?」
('A`)「俺達は俺達でAAの元の設定とかを見直していきたい」
( ^ω^)「作者どもは」
('A`)「メンタルが脆すぎる」
( ^ω^)「少し無視されたくらいで……」
('A`)「お前らの学校での扱いとさほど変わらんだろうにな」
(´・ω・`)「知らない人間の悪口を言うのは感心しない」
申し遅れたが、現地は喫茶オムライス。
目の前でオムライスを喰いながら文丸新聞を読んでいるのは、
同期のショボンだ。
('A`)「確かそうだけど。最近のVIPには、厨房やリア充も増えたし」
(´・ω・`)「市場を見て『売れる』作品を目指すのは、どうなんだ」
市場=ブーン系小説業界であるのは言うまでもない。
ショボンもまた現状に違和感を持っているのだろう。
( ^ω^)「無条件に読んでもらえる場所を想像するお」
(´・ω・`)「横には広がっても上に伸びていかねぇと思うがね」
('A`)「市場にも属性があるのかもしれん」
('A`)「分けてみるか? 一応」
(´・ω・`)「わいわい型」
('A`)「厨房、そして気楽なフィールド。ブーン系初期であり、SSスレに近い」
( ^ω^)「小説サイト型」
('A`)「上を目指すフィールド。匿名ではない分、本意は出にくい。パラドックスだな」
(´・ω・`)「……ふむ。どっちも悪い部分はある」
( ^ω^)「好きなものを書く。ブーン系ではそんな言葉が飛び交うお」
(´・ω・`)「完結すれば読むという言葉もある」
('A`)「嘘だよな、あれ」
( ^ω^)「読んだかどうか分からないなら、作った方には無反応と同じだお」
(´・ω・`)「そもそも完結したら読むというのは、まとめ専に多い」
('A`)「さて、こうした事実がある以上は手を打たねばならないよな?」
('A`)「勿論好きな事を書くのは良い。そうじゃなければ続かないからな」
('A`)「しかし目的を考えて欲しい」
('A`)「何故、自分は『書く』のか」
( ^ω^)「盛り上がりたい!」
('A`)「よそに行け。もしくは適当に投下しろ」
(´・ω・`)「俺の妄想を聞け」
('A`)「そういう人は気をはらう必要がある。読まれる為に」
('A`)「面倒くさいと思うか?」
('A`)「AAの物語を書きたいから、ここにいる。それは間違いないと思う」
(´・ω・`)「たまに聞くが、『これブーン系でやる意味ないよな』」
('A`)「逆に聞きたいよな。ブーン系でやる意味のある話を」
( ^ω^)「確かに思い浮かばないお」
('A`)「だから、ブーン系でやる意味は無いんだろう。どんな話も」
(´・ω・`)「つまりブーン系でやりたいからやっている」
('A`)「たった一つのシンプルな答えだ」
ξ゚⊿゚)ξ「てめぇは俺を怒らせた」
( ^ω^)「お怒りですかお」
ξ゚⊿゚)ξ「探したよショボン、短編の収録だって」
(´・ω・`)「そうか……」
ショボンはオムライスをブーンに渡して、俺には文丸新聞をくれた。
そして一息つく。
(´・ω・`)「……じゃあ行くよ。二人ともお疲れ」
ξ゚⊿゚)ξ「そんじゃね」
二人は去っていった。
ショボンの言葉づかいが急に変っていた。
( ^ω^)「役作りかお。念の入った事で」
('A`)「俺達は凡庸キャラだからな」
今度、ボウスレ街にでも出かけようかな。
暗い風が窓の外を流れて行く。
曇りの空だった。
― 情景描写 ―
今にも降り出しそうな雨雲。
湿った風。
真昼の街は、暗い。
街にはいつもの人気が無いように見えた。
乱立する高層ビル。
いつもは太陽を反射する窓ガラスも、今は雲を映す。
思えば、今日は平日だ。
人々はビルの中で仕事をしているのだろう。
朝から晩まで。
蟻の様に街をめぐり、そして街を回す。
いつ終わるともしれない。
きっと終らない。
自分もまた街の景色の一つなのだ。
死んだ顔をした電車の人々。
駅で急ぐ人々。
一人一人に歴史がある。
一人一人が風景だ。
街と言う額縁に切り取られた、目に映る世界。
死んだ街。
そう、見えた。
― ― ―
('A`)「確かに俺は今日収録をしたよ」
分かるよ。情景描写がしたいのは分かる。
だからと言って、それで終っちゃダメだろ。
( ^ω^)「凝る部分が間違っているんだお」
('A`)「求めてねぇんだよな。荘厳な景色とか」
( ^ω^)「と言うより、僕じゃ理解が及ばないんだお」
('A`)「AAとしてそれはどうなんだ」
( ^ω^)「あくまでユーザー目線のAAでありたい」
('A`)「目が覚めた」
( ^ω^)「よろしい」
文学作品。
文章どころか、一文字ごとに吟味して生み出された作品群。
圧倒的な表現力。どこまでも現実的。
こうも重厚な文章を、素人が理解できるものだろうか。
それ以前に、書けるものだろうか。
('A`)「俺文学読まないんだよね」
( ^ω^)「読んだけど意味分からない派」
('A`)「純粋なエンターテイメントではないからだと思うんだが」
( ^ω^)「年代が違うお」
('A`)「ブーン系は十代~二十代」
( ^ω^)「文学や大衆文学はもっと上なんだお」
('A`)「だから、独自の体系を持つ事は必要だと思うんだ」
( ^ω^)「どういう意味だお」
('A`)「俺達は中二病あがりたてだ」
( ^ω^)「思い返される黒歴史」
('A`)「だがだ。ちょっと間違えた治り方をしていたら……」
( ^ω^)「傷は開き、痛々しい妄想が唸りを上げると」
('A`)「ブーン系にあてはめる」
( ^ω^)「新人はいきなり『長編+バトル』とかに走りやすい」
('A`)「俺なら出来ると思っちまうんだろうな」
( ^ω^)「随分とリアリティを感じますが」
('A`)「余計な詮索は俺を滅ぼすぜ?」
( ^ω^)「一向に構いませんね」
初心者養成プログラム。
とまでは行かずとも、地図が欲しいと思った。
ブーン系を志した時に何をすればよいのか。
伸ばす土壌が無い今、自力で伸びるには?
('A`)「とりあえずは『オムライス』の『ブーン系入門』なんかがいいよな」
( ^ω^)「あの喫茶店タダで読めるし」
だが、今回は養成プログラムは作らない。
その前に俺はそんなもの作れる身分ではない。
('A`)「しかし一番の間違いは挙げられる」
( ^ω^)「その実体は?」
('A`)「文書力崇拝だ」
('A`)「そもそも文章力の定義があいまいだ」
('A`)「お前は何だと思う?」
( ^ω^)「そりゃ、読みやすくて想像力をかきたてるような……」
('A`)「無難な答えだな。確かに小説世界には必要だろう」
('A`)「だが俺は必ずしもブーン系に必要ではないと考える」
( ^ω^)「憶えなくていいのかお?」
('A`)「あるに越したことはないが、もっと大切な物がある」
('A`)「それは『展開力』だ」
( ^ω^)「文章力と展開力の違いとは?」
('A`)「文章力は表現の力だ。展開力は、構成する力だと考える」
( ^ω^)「プロットの事かお?」
('A`)「近い。どう話を転がせば面白いのか?」
('A`)「驚かせる展開とはどんなものなのか?」
('A`)「文章が上手いよか、こっちの方がブーン系には大切だ」
( ^ω^)「そうかお? 厨臭い文章だったら読まないお」
('A`)「どっちも最低限は欲しい。だが、力を入れるなら展開力だと思う」
('A`)「ライトノベルなんかは、そういった『展開』に特化している」
( ^ω^)「ラノベは確かに難しい表現を省いて、娯楽性を前面にだしているお」
('A`)「そして『展開力』が集約されるのが『導入部』なんだろうなぁ」
( ^ω^)「一太刀で決まるのは現実も小説も同じかお」
('A`)「……うわ雨降ってきた」
( ^ω^)「帰りめんどくせぇお」
('A`)「どうせ今日は徹夜で収録じゃね?」
( ^ω^)「……」
いつだって、俺達は物語を作る。
俺達は物語を待っているのだ。
その5
鐘が鳴ったのだと思う。
それは晴天の霹靂であった。
楽屋に、激震が走った。
まるで太陽系が誕生するかのような衝撃が、皆の心にある。
俺は、恐る恐る確認した。
(;'A`)「……もう一度言ってくれ」
(;´∀`)「これをもう一度言わせるのか」
(; ^ω^)「ドクオ、もういい。やめるお」
(´・ω・`)「いや、現状を受け入れねばならない」
ξ;゚⊿゚)ξ「死人が出るかも?」
決定を伝えに来たモナーは言った。
嘘であってくれと願った。
(;´∀`)「新規長編五本が開始、及び祭りが開催される」
デスマーチの開始を告げる、鐘の音だった。
― ― ―
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 23:43:57.40 ID:MMlgPelf0
俺の記述は色々とごっちゃになっている。
ここまでの話は、デスマーチの中で思った事を記録したのだ。
だから、現実と虚構の区別が曖昧になっている。
果たして、ブーンやショボン、ツンといったAAは存在したのか。
いや、俺と言う人格は存在しているのか。
全てが分からなくなるような、ひどい戦いだったのだ。
こうして、生きてボウスレ街にいる事が奇跡に思える。
思い返すだけで、頭がおかしくなりそうだった。
( ^ω^)「いい天気だお」
無論、ブーンと言う隣人は実際し俺は確かに自分の足で歩いている。
('A`)「どのくらいが完結するんだろうな」
祭りは盛り上がり、長編の出だしも悪くない。
( ^ω^)「さぁ? 良くて半分くらいかお」
('A`)「最初に飛ばすとガス欠は早いからな」
( ^ω^)「でも、それでも良いと思うんだお」
('A`)「そうか」
作者は、何を求めるのか。
一番楽しい時とはいつなのか。
('A`)「きっと、妄想して書き始める時なんじゃないかな」
その事を楽しいと思えただけで、価値はある。
( ^ω^)「読んでいる方は、迷惑って言うかもしれないお」
ブーンは言った。
読者が求めるのは、『定義すらもはっきりしない面白さ』。
そんな物実現する事自体が難しい。
重要な点として。
( ^ω^)「自由なんだお。ブーン系って」
('A`)「だから好きな物を書く。好きな物を読む」
今までは、肩に力を入れ過ぎていたのかもしれない。
('A`)「勿論、今まで言ってきた事は一つの意見として正しいと思っている」
( ^ω^)「一方で違う意見もあるお」
('A`)「意見同士をぶつける必要のない、『風通し』」
俺は、それが欲しいのかもしれない。
('A`)「もちろん空気は読んでほしいが」
( ^ω^)「お前が言うかお」
('A`)「間違うのは良い、自分で間違いと分かればな」
一日中ボウスレ街にいるのは間違いだ。
それでも居着いてしまう魔力がある。
気が付けば、月が高々とあがっていた。
きっと俺はまた間違ったんだろうな、貴重な休日なのに。
日付が変わる頃、風が抜けて行った。
昔、ボウスレ街に吹いた風と似ている。
( ^ω^)「ブーン系には自由があるお」
商業には無い自由。
名無しと言う自由。
この二つは、何にも代えがたい、ブーン系の特質だ。
('A`)「深夜のボウスレ街みたいに、もっと自由な風通しがあるといいな」
また、新しい作品と出会える。
俺達AAにとって、それ以上の喜びは無いのだから。
( ^ω^)「さて、帰るかお」
('A`)「ちょっと待って。おでん買いたい」
( ^ω^)「そんなんだから結局お前はドクオなんだお」
日付が変わって暫くは、良い風が吹き続けた。
今のブーン系だってそんなに悪くない。
俺は、そう思うようになっていた。
毎日何かがあるのだ。
これからもブーン系は続くのだろう。
だから、俺の考えを書くのはここまでにしよう。
ダラダラ続けるのは御法度だろう?
予定もあるしな。
('A`)「今日も激務だな……」
予定があるのは良い事だ。
お互いに。
そして今日も、物語は紡がれる。
('A`)ブーン系小説業界雑談のようです
終わり
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 00:02:15.88 ID:EKjDTJfd0
そして他の人はどう思っているのか?
思った事から書き始め、結果として滅茶苦茶な文章になってしまった。
少しでもブーン系を書く、読む、理由を考えてもらう事。
もしくは暇つぶしに。
どちらかになったのなら幸いである。
*このブーン系に登場するAAや団体や現行はフィクションである。
*このお話の作者は、btgrとは何の関係もありません。
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この記事へのコメント
1. Posted by バルデナフィル|シアリスソフトタブ November 28, 2011 07:41
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2. Posted by プレジデント December 07, 2011 09:00
書き込みありがとうございます。