January 2011
January 08, 2011
(∵)「かゆいところはございませんか?」のようです
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/08(土) 09:29:38.31 ID:70doq+Xk0
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プロローグ
コックをひねってほどなくすると、シャワーが温まりだした。
もうもうと立ち込める湯気の中に、ぼんやりと女性のシルエットが浮かび上がる。
つややかな明るい色の肌と、腰までを覆う長い黒髪。
彼女の名前はクー。クールな性格だからクー。
川 ゚ -゚)「……」
電球のオレンジに照らされながら、彼女は額から湯を浴びる。
彼女の肉体は、やわらかでありながら、まるで大理石の彫刻のように引き締まっている。
顔にあたった湯が、筋の通った鼻梁から、首筋、鎖骨、さらにふくよかな乳房の間を通りながら、太ももを伝って排水溝に流れていく。 - 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/08(土) 09:30:23.33 ID:70doq+Xk0
身体の汚れと一緒に、一日の疲れが取り除かれていくようだ。
暖かく湿った空間に、クーは安心しきっていた。
全身のこわばりがほぐれたので、クーはシャンプーのボトルに手を伸ばした。
しかし、押せども押せども、シャンプーが出てこない。
「……ない」
あきらめずに何度かボトルの頭を圧したものの、中身が切れてしまったようだ。
「私としたことが迂闊だったな。……仕方ない取りに行くか」
クーは眉根を寄せて蛇口を閉めた。
('A`)が出会い系ででサポ希望JSを釣り上げるようです
('A`)「突然だがブーンよ。俺は明日からしばらくバイトを休む」
( ^ω^)「は?」
('A`)「この二カ月で十五万ほど貯めた」
('A`)「俺はこの虎の子の金を使って」
('A`)「JSを喰い尽くす旅に出る」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 22:26:53.73 ID:hCfjuich0
( ^ω^)「うわあ帰ってこなければいいのに」
('A`)「黙れ肉汁野郎! これはっ、俺のっ、いや俺だけではないっ!」
('A`)「全ロリコンたちの夢なのだ!」
( ^ω^)「そうですか」
('A`)「なんだその犯罪者を見るような蔑んだ目は」
( ^ω^)「実際に犯罪者じゃないかお。発覚した瞬間有罪確定だお」
('A`)「案ずるな。俺には必ず無罪判決を勝ち取れる自信がある」
( ^ω^)「無茶言うなお。どう考えても無罪放免は不可能だお」
('A`)「お前は何もわかっちゃいないな。この世に無罪なんてものはない」
('A`)「有罪か有罪にならなかったかのどちらかなのだよ」
( ^ω^)「その発言は……黒い……」
('A`)「第一実家に十分な蓄財のある俺がなんのためにバイトする必要があるってんだ」
('A`)「すべてはこのためだ! 支出不明金が欲しかったのだ!」
('A`)「自分食う分には困ってないんで」
( ^ω^)「うぜぇ……」
('A`)「そして今! 俺は楽園行きの切符を相当数確保した!」
('A`)「いたいけなJS漁りまくるぞ! うひょひょー!」
( ^ω^)「心の病もここまでこじらせると医療保険対象になってもおかしくないお……」
('A`)「お前に俺の情熱など分かるまい……」
( ^ω^)「分かりたくないんで……」
('A`)「っつーわけでしばらく休むから」
( ^ω^)「その間早く死んでくれることを心からお祈りしとくお」
January 05, 2011
( ^ω^)ブーンは涙を流せないようです
宇宙船の窓から見るこの星の空はオレンジ色をしていた。
水が無くなり、海の光を反射しなくなったためだろうか。
まだ満足にこの星の調査は出来ていないため、その私の考えが正しいかはわからない。
ξ゚⊿゚)ξ「……」
どうせ宇宙に出れば外は真っ暗なのだからこんな窓をつける必要なんてないのに。
そんな事を思いながら私はVIP星の地上を宇宙船の中から見ていた。
私が読んだ本にはこの窓は、出発の時に見送りに来た人にギリギリまで姿を見せるためと聞いた。
ξ゚⊿゚)ξ「……」
空から地面へと視線を下す。
そこには彼がいる。
( ^ω^)
普段と何も変わりない、いつもの笑顔のままで。
あのロボットの彼は私を見送っていた。
( ^ω^)ブーンは涙を流せないようです
爪'ー`)y‐小泥棒のようです
「大泥棒」ってのは、どんな奴のことを言うんだ。
たくさんの物、馬鹿みてえに高価な物を盗む奴か。
しっかりと信念を胸に抱えた奴か。
そういったのを「大泥棒」と言うのなら。
小金にしかならない物ばかり盗む俺は、
何の信念も無い俺は、
さしずめ「小泥棒」ってとこか。
まあ――そんなもんはどうだっていい。
とりあえず、今日も何か盗むか。
爪'ー`)y‐「あい失礼すんぜ」
窓をぶち破り、一軒家の中に飛び込む。
まずは、さっさと住人を殺すなり気絶させるなりして――
/#,' 3
J(;'ー`)し
爪'ー`)y‐
おう。
包丁なんか持ち出しちゃってまあ随分過激な夫婦喧嘩の最中ですね。
/#,゚ 3「ッんじゃコリャ貴ッ様ァアアアアアアアアアアアア!!」
J(;'ー`)し「たっ、助けて!」
爪;'ー`)y‐「ちょっ、な、何、何」
/#,゚ 3「貴様も、この売女の愛人なんかコルァアアアアアアアアア!!」
キレすぎだろオッサン。
J(;'ー`)し「きゃあ!!」
オッサンが、包丁をめちゃくちゃに振り回す。
オバサンの方が、俺に駆け寄りしがみついてきた。
/#,゚ 3「ま・と・め・て、ブッッッッッッッ殺す!!」
待て待て待て、何で俺まで狙われなきゃならん。
こっち来んなこっち来んな!!
爪;'ー`)y‐「ちっくしょう!」
今さっき入ってきたばかりの窓から逃げ、全力で走る。
そして、曲がり角に停めておいた車に飛び乗った。
エンジンをかけ、すぐに発車させる。
――糞ッ、新年最初の失敗だ。
まさか盗みに入った家であんなことになってるとは思わないだろう。
爪;'ー`)y‐「はあ……」
J(;'ー`)し「はあ……」
溜め息が漏れる。
今日は、おとなしく寝ていよう――
爪'ー`)y‐「あ?」
J(;'ー`)し「助かった……ありがとうねえ」
おい。
何で助手席に、殺されかけてたオバサンが座ってんだよ。
爪'ー`)y‐小泥棒のようです
January 04, 2011
ξ゚Δ゚)ξちゃんが( ^ω^)に告白するようです
(*゚∀゚) 嘘つけボケがあああああああああ!!!!!!!
*(‘‘)* マジなんだってマジ!!!!!
昨日ね、お姉ちゃんの日記帳をシスタースネークと呼ばれている私が盗み出したの
(*゚∀゚) おまえそんな通り名あったんだ
*(‘‘)* そしたらこう書いてあったの!!!
月曜日になったら、ブーンさんに告白するって!!!!
(*゚∀゚) う…嘘つけボケがあああああああああああ!!!!!!!
*(‘‘)* マジだってマジ!!!!!私も嘘だと思ったけど!!!!!
(*゚∀゚) だってあのツンさんだよ?
偏差値73、成績はオールA、ハーフでもないのに元から金髪で超絶美少女だけど
時折優しい笑顔を垣間見せる謎多き少女が!!!!!
*(‘‘)* そんなFFみたいな設定じゃねーけどまあそんな感じだよね!!
でもマジなんだって!!!!!!!
((((;゚∀゚))))) やべえ、震えてきた…私ら、ヤバイ情報握っちゃったんじゃないの?
*(‘‘)* ヤバイよ。だって世界の摂理がひっくり返るような事実なんだもの!!!!!!!
(*゚∀゚) 世界がひっくり返るような事実を中学二年生の少女が知ってしまっていいの!!!???
*(‘‘)* いいのよ!!!!ジャンは13歳でナディアと世界を冒険してたから!!!!!!!!
(;゚∀゚) 駄目だ!!!どうしていいかわかんない!!!!兄貴に相談する!!!
*(‘‘)* つーちゃんの兄貴って、ジョルジュさん?
北日本の暴走族をまとめてるってもっぱら噂の?
(*゚∀゚) 噂じゃなくてマジだけどね!!!!!
(*゚∀゚)& もしもし、兄貴?
*(‘‘)* うわースゲー斬新な携帯だあああああああああ!!!!!!
アンドって記号に見える!!!!これアンドじゃね?
January 03, 2011
( ^ω^)は神の鎖(チェイン)を手にするようです
>>1スレ立てありがとうございます!
あとスレタイをミスりました。
( ^ω^)ブーンは神の鎖(チェイン)を手にするようです
です!
あとどこか【1話英雄誕生】~【6話敗北】
までをまとめてくれるとありがたいです!
では前回の続きを投下します。
あっ言い忘れてました!
書き溜めが終わってないので途中からながらになります!
それでは始まります!
January 02, 2011
(・ ∀・) また明日、のようです
(・∀ ・)
|(・ ∀・)|
(・∀ ・)
(・∀ ・)「鏡なんか嫌い」
がしゃん。
大きな音が、鳴りました。
( ^ω^)ブーンはモンスターハンターのようです 第12話
第十二話「珍獣の中の珍獣」
(`・ω・´)「ダメだ。 素材が足りない」
( ´ω`)
先日、苦闘の末に怪鳥“イャンクック”を倒したブーン。
今日は、手に入れたイャンクックの素材を持って鍛冶工房へとやってきていた。
もちろん、新しい防具を作ってもらう為である。
しかし、素材の量が足りなかった様だ。
(`・ω・´)「どうしても作りたいなら、また“イャンクック”を倒して来るしかないな」
( ´ω`)「またあいつと戦うのかお…」
しかし、怪鳥の素材を使った防具【クック】シリーズの強固さは、余りに魅力的だ。
( ^ω^)ブーンはモンスターハンターのようです 第11話
第十一話「密林の大怪鳥」
―――ポッケ村―――
(*^ω^)「遂にこの時が来たお!」
(*'A`)「まじかよ、羨ましいぜ」
興奮気味に話し合う、ブーンとドクオ。
そのきっかけは、つい先程でぃの元に依頼を請けに行った時の話だ。
―*―*―*―*―*―*―*―
(#゚;;-゚)「ブーン殿、今日の依頼は今までのものより、きついかも知れないよ」
(;^ω^)「おっ?」
いつもの様に、でぃに依頼を紹介してもらいに行った時の事だ。
開口一番にそのような事を言われる。
(;^ω^)「ど、どんな依頼なんですかお…?」
(#゚;;-゚)「やる事は狩猟なんだけどねぇ。
相手はあの“イャンクック”さ」
( ^ω^)ブーンはモンスターハンターのようです 第10話
第十話「小さな仲間、アイルーたち」
―――ポッケ村・ブーン宅―――
( ^ω^)「あ、〈回復薬〉が少ないお」
狩りに使う道具を整理していると、必須の品である〈回復薬〉の在庫が少なくなっていた事に気付く。
( ^ω^)「んー…
他にはないおね」
早速、買い出しに向かった。
―――ポッケ村―――
( ^ω^)「おいすー、ビロード!
〈回復薬〉を八個くらい下さいお」
( ><)「ブーン君、いらっしゃいなんです!
〈回復薬〉八個で、480z(ゼニー)になるんです!」
彼は、ブーンの友人の一人であるビロード。
親友とまでは言えないけれども。
( ^ω^)ブーンはモンスターハンターのようです 第9話
第九話「大地を泳ぐモンスター」
―――ポッケ村―――
('A`)「俺も、そろそろ“ドスギアノス”に挑もうと思う」
(;^ω^)「なんだおいきなり…
…それで、自信の程は?」
('∀`)「自信? ある訳無いだろ!」
(;^ω^)「じゃあ、まだ挑まない方がいいと思うお…」
村のとある一角にて他愛もない雑談を楽しむ、ブーンとドクオ。
ドクオは、以前のちょっとした手違いによる共闘の後、どんどんと実力を伸ばしてきているようだった。
武器も、【ウォーハンマー改】へと強化させている。
( ^ω^)「今のドクオなら勝てるはずだお」
('A`)「そうか、ありがとよ」
( ^ω^)ブーンはモンスターハンターのようです 第8話
第八話「猪突猛進!ドスファンゴ…?」
―――雪山・エリア8―――
舞台は再び、極寒の地、雪山。
そこを、一人のハンターが駆けて行く。
(iiメ゚ω゚)「はぁ、はぁ……ッ!
じょ、冗談じゃないお…!」
岩影に身を隠し、息を整えようとするが。
ざっ、ざっ、と雪を踏み鳴らす音が聞こえてくる。
まずい。
“あれ”に見つかってしまえば、また大変になる。
しかし、このままじっとしていても、いずれは見つかってしまうだろう。
少年は意を決して、赤い刃を持つ剣を握り締める。
彼が、何故このような状況に陥っているのか。
それは、二時間ほど前まで溯る。
( ^ω^)ブーンはモンスターハンターのようです 第7話
第七話「ドスランポスを狩猟せよ!」
―――ポッケ村―――
ブーンが“ドスギアノス”を倒した翌朝、彼はまっすぐにでぃの元へと向かっていた。
新たに紹介してもらえるようになった依頼を請けに行くためである。
( ^ω^)「おはようございますお、村長さん!
早速依頼を請けに来ましたお!」
(#゚;;-゚)「おはよう、ブーン殿。
……昨日の今日で、休まなくて平気なのかい?」
( ^ω^)「体には元気が漲っておりますお」
(#゚;;ー゚)「ふふっ…。
よし、なら……新しい地域に、行ってみるかい?」
( ^ω^)「新しい地域?
何処ですかお?」
でぃの言っている事は、なんとなくは分かる。
雪山以外の場所での依頼をこなしてみないか、という事だろう。
しかし、その場所がブーンには、全く見当がつかない。
(#゚;;-゚)「雪山の次は『密林』地域と『砂漠』地域の依頼を紹介してるんだけど…。
まぁ、砂漠地域は暑かったり、寒かったりで厳しい環境だから、まずは密林地域の依頼を紹介しようかね」
そう言って紹介された依頼には、先日狩ったモンスターの名が。
(;^ω^)「“ドスランポス”…?
あれ? 昨日倒し…おー…??」
頭を捻るブーンを見ておかしそうに微笑むでぃ。
(#゚;;ー゚)「ふふ、昨日ブーン殿が倒したのは“ドスギアノス”だろう?
こっちは“ドスランポス”。同じ鳥竜種の、“ランポス”達のリーダーさ」
(;^ω^)「“ドスギアノス”みたいのとまた戦うんですかお…」
昨日の“ドスギアノス”戦も、あれは〈閃光玉〉という道具を利用したから勝てたようなもので。
完全に自分の実力だったとは思っていない。
(#゚;;-゚)「そうなるねえ…。
でも、一度勝った相手と戦う様なもの。自信を持ってやってみるといいさ」
(;^ω^)「おー、頑張りますお…」
でぃと別れ、まず向かう先は、二人の師匠の家。
密林での狩りの事や、“ドスランポス”についての情報を得る為だ。
( ^ω^)ブーンはモンスターハンターのようです 第6話
第六話「再戦、ドスギアノス!」
―――ポッケ村―――
(#゚;;-゚)「……そろそろくる頃だと思ったよ。」
( ^ω^)「………」
でぃの言葉に、無言の反応を返す。
(#゚;;-゚)「請ける依頼は、“ドスギアノス”の狩猟でいいんだね?」
力強く頷く。
(#゚;;-゚)「そう。なら、次こそは勝っておいで。
今のブーン殿なら、きっと大丈夫さ。」
( ^ω^)「……はいですお!」
それは、自分へ発破をかけるかのように。
強く、強く言った言葉だった。
すぐに振り返り、雪山へと向かう。
その途中、大きな荷物を両手いっぱいに抱えたドクオを見つける。
( ^ω^)「こんにちはだお、ドクオ。
その荷物はまたお仕事かお?」
('A`)「よう、ブーン。
こいつは違う。俺が欲しかった物さ。ようやく手に入ったぜ。
………お前は、“ドスギアノス”へリベンジしに行くんだな?」
ドクオに対しても強く頷いてみせる。
('A`)「そうか。その様子なら、今度は勝てそうだな」
( ^ω^)「勝てそう、じゃなくて勝つんだお」
('A`)「大きく出るのはいいが、見くびったりはするなよ?」
その問いかけにもちろん、と返しつつ雪山へと向かうブーンだった。
132 : ◆bUYB7.cOOs:2010/08/13(金) 23:07:50 ID:2.3limoUO
―――雪山・ベースキャンプ―――
( ^ω^)「おっお、今度はちゃんとこれらも使わせてもらうお」
支給品ボックスを開き、〈応急薬〉、〈携帯食料〉、〈携帯砥石〉を取り出す。
それに加え、前回は持って行かなかった品も取り出す。
使い方はギコ達に聞いてあるため問題は無い。
必要なアイテムを全てポーチにしまい、ベースキャンプを出発する。
( ^ω^)「……試してみるお」
何やら、作戦じみたものを携えて。
その後はエリア1からエリア4、エリア5と経由し、エリア6へと向かおうとしていたブーンだが、エリア4にて、少し寄り道をしたようだ。
エリア4の中心部にそびえる、氷の柱の下。
そこで、ありふれた物を拾う。
ブーンが閃いた作戦に使うものだ。
その後はまっすぐエリア6へと向かう。