January 29, 2011
( ^ω^)は欲望に支配されているようです 第五話
もし、この世の全ての欲望を満たしたとき、人はどのような行動を取るのだろうか?
きっと新たな欲望を探してさ迷うのだろう。
では、隅から隅まで探してもそれが見つからなかった場合、どうなってしまうのだろうか。
恐らくその答えはこの物語に書いてあるかも知れない。
様々な欲望渦巻くこの世界で、私は答えを出すための方程式を書き続ける。
―――ブーンは欲望に支配されているようです―――
( ><)「お姉ちゃん、遅いんです・・・・・・」
ビロードは約束の五分前に、VIP駅に着いたのだが、肝心の渡辺が時間になっても来ないので、困っていた。
( ><)「一人は寂しいんです・・・・・・」
そう嘆いていると、突如後ろから目隠しされ、視界が暗くなる。
「だーれだ♪」
(* ><)「わかったんです!!お姉ちゃんなんです!!」
ビロードは嬉しそうな声で答えた。
从* ー 从「あらら、ばれちゃったか♪」
渡辺も嬉しそうに答えた。
(* ><)「なんか・・・・・・今日のお姉ちゃん綺麗なんです!!」
子供は素直だ。
そこら辺の成人男性よりも、子供のほうが女の子を喜ばせる言動に長けている場合が割りと多い。
渡辺はとても嬉しかった。
从* ー 从「うふふ、ありがとう♪」
渡辺はビロードの頭を優しく撫でてあげた。
ビロードも目を瞑って嬉しそうにする。
从* ー 从「さあ、行こうか♪」
(* ><)「はいなんです!!」
私達は切符を買い、改札口に向かう。
それにしてもビロード君、はしゃぎ過ぎだよ。
可愛い、可愛いビロード君・・・・・。
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・・・・・・・
ガタン。ゴトン。電車は揺れる。
一匹の雌と少年を乗せて・・・・・。
左右に揺れる天井の吊革は、部屋に放置してきたものと重なる。
あの汚物をどうしようと考える。
ビロード君は私に寄り添うように、スヤスヤ眠る。
電車の揺り籠さん、ありがとう。
可愛い寝顔をありがとう。
先のことはどうでもいいや。
私は今を満足したい。
ガタン。ゴトン。電車は揺れる。
欲望を乗せて電車は揺れる。
それにあわせて、吊革も揺れる。
全てがひとつになるように。
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12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 21:23:09.53 ID:jdY9xoz+0
从* ー 从「ほら、もうすぐ着くよ♪」
( ><)「むにゃむにゃ・・・・・よく寝たんです・・・・」
从* ー 从「ふふ、涎出てるよ♪」
私は、ビロード君の涎をハンカチで拭いてあげた。
ビロード君は顔を真っ赤にして恥ずかしそうにする。
私はクスリと笑う。
この幸せ、ずっと続けばいいな。
ねえ、ビロード君?
これから私がすること許してくれるよね?
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(: ><)「えー!!チケット忘れちゃったんですか!?」
从* ー 从「そうみたい・・・・、ごめんね?」
私はチケットを忘れたことを、今知ったかのように振舞う。
ビロード君はすっかり演技に騙されているようだった。
(: ><)「うぅ、楽しみにしていたのに・・・・・・」
酷くガッカリしているビロード君も可愛い。
从* ー 从「とりあえず、映画館行ってみようよ。もしかしたらまだ空いているかもよ?」
( ><)「わかったんです・・・・諦めたら試合終了なんです!!」
从* ー 从「うんうん♪人生前向きに生きなきゃ駄目だよ♪」
(* ><)「はいなんです!!」
私達は映画館に向かった。
映画館に行く途中、繁華街を歩いている男達が私を汚い目で視姦する。
特に、私の胸を重点的に。
その時から、顔を見るだけで相手の考えていることが理解できるようになった。
私はますます大人の男を毛嫌いするようになる。
少なくとも、この繁華街でビロード君だけが対等な目で見てくれる。
それ以外の人間は汚物以下の存在。
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从* ー 从「ねえ、ビロード君」
( ><)「?」
从* ー 从「映画館に行く前に、ご飯食べない?」
( ><)「そういえば、確かにお腹空いたんです!!」
从* ー 从「じゃあ、決まりだね♪なに食べたい?」
( ><)「うーん、ミラノ風ドリアが食べたいんです!!」
从* ー 从「じゃあ、サイゼリアに行こうか♪」
(* ><)「はいなんです!!」
サイゼリアに向かう途中に、さり気無くビロード君の手を握った。
ビロード君も何も抵抗せず素直に受け入れてくれる。
ふふ、なんだか恋人同士みたい。
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20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 21:56:02.95 ID:jdY9xoz+0
(* ><)「わーい!!美味しそうです!!」
私とビロード君の正面に、熱々のミラノ風ドリアが運ばれてきた。
この安さで、これだけ美味しいものが出せるのは流石としか言いようがない。
从* ー 从「火傷しないようにね」
ビロード君は熱さに苦戦しながら料理と格闘している。
その間、私は二人分のジュースをコップに注いでいた。
ジュースを注いでいる最中、可愛らしい親子を見つける。
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 22:02:13.57 ID:jdY9xoz+0
('、`*川「今日はクーちゃんの誕生日だから、好きなだけ選んでいいからね」
川* ゚ -゚)「わーい!!じゃあ、クーはさーろいんすてーきたべたいな!!」
('、`*川「はいはいw じゃあ私は・・・・・」
川* ゚ -゚)「あと、かるぼなーらってやつと、はんばーぐもたべたい!!」
('、`*川「もう、そんなに食べられるの?」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 22:07:30.15 ID:jdY9xoz+0
川* ゚ -゚)「だいじょうぶだよ!!きょうのために24じかんなにもたべなかったんだから!!」
('、`*川「そうだったわねw 本当はもっと良い場所に行きたかったんだけど・・・・」
川* ゚ -゚)「ここもじゅうぶんすごいよ!!おかあさん、ありがとう!!わたしこんなところでたべるのはじめてだよ!!」
('、`*川「ふふ、もうクーちゃんったら・・・・」
綺麗なおかあさんは子供の頭を撫でる。
子供は精一杯嬉しそうな表情をしていた。
なんだか和むなぁ。
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さっきの仲がいい親子を見て、私の気持ちが揺ぐ。
本当にこんなことをやっていいのだろうか?
私はビロード君を汚そうとしている。
これでは、パパと一緒じゃないか。
でも、私はビロード君に体を綺麗にしてもらいたい。
この気持ちはどうしても抑えられなかった。
そして私は、行動を実行する。
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 22:18:45.05 ID:jdY9xoz+0
从* ー 从「あっ!!」
( ><)「えっ?」
私はわざと、ビロード君の前で転ぶような素振りをした。
手に持っていた二つのコップは宙を舞い。
ビロード君を襲った。
(; ><)「うう、冷たいんです・・・・・」
从* ー 从「大丈夫?怪我はない?」
(; ><)「怪我は大丈夫なんです・・・・、ただ服がずぶ濡れなんです。」
頭からジュースを被ったビロード君は全身がずぶ濡れになっていた。
シャツも透けて、少年の肌が露になる。
私は生唾を飲んだ。
その後ウエイターは、急いでおしぼりを持ってきて、ビロード君の濡れている部分を拭く。
私はウエイターに平謝りした。
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・・・・・・・
(; ><)「うう、パンツまで濡れて、気持ち悪いんです・・・」
从* ー 从「このままじゃ、風引いちゃうね・・・・・どこかでシャワー浴びる?」
( ><)「確かに、このまま映画を見るのはちょっと嫌なんです。シャワー浴びたいです・・・・」
計画通り。
从* ー 从「じゃあ、どこかでシャワー借りようか?」
( ><)「はいなんです・・・・。」
ちょっと元気がない少年とは対照的に、私は興奮していた。
さて、問題はこの子と一緒にラブホテルに入れるかどうかだ。
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・・・・・・・
少年と手を繋ぎながら思考を廻らせていると、あるものが目に映った。
それはビジネスホテル。
渡辺は心の中で歓喜した。
从* ー 从「ここでシャワー借りられるかも、それでいい?」
( ><)「はいなんです!!」
少年を外で待たせて、私ひとりで部屋を借りに行くことにした。
二人で行くと怪しまれるような気がしたからだ。
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・・・・・・・・・・
・・・・・・・
無事に部屋を借りることができ、私は先に部屋に入る。
この高まる鼓動はなんだろう。
私は今までに無いほど興奮している。
自我の決壊が近いと感じた。
私は少年の携帯に電話を掛ける。
「ビロード君、私は303号室に居るからね♪」
「はいなんです!!早くシャワー浴びたいんです!!」
「そうね、じゃあ後でまた会おうね。」
そう言い、私は電話を切った。
ニヤニヤが止まらなかった。
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
コンコン。
部屋のドアが音を出す。
この音は少年が来た合図。
私はドアを開ける。
目の前にはよく見知っている少年がニコニコしながら立っていた。
私は少年を中に入れ、ドアのチェーンを掛ける。
これで誰にも邪魔されない。
从*∀从
えへへ、ビロード君・・・・・いただきます♪
私はシャワー室にビロード君を入れる。
一枚、一枚、丁寧に服を脱がす。
少年は嫌がる素振りを見せない。
そして、上半身が露出する。
顔の日焼けと反比例して、体は白く、美しかった。
少年の乳首はピンク色で、本当に素晴らしかった。
从* ー 从「綺麗な体ね」
(; ><)「そんなこと無いんです!!ジュースでベトベトなんです!!」
私は独り言のつもりだったが、声に出していたようだ。
从* ー 从「ねえ、私も一緒に入って良いかな?」
(* ><)「勿論なんです!!」
少年は即答してくれた。
从* ー 从「私ね、今日パパにレイプされちゃったんだ」
( ><)「レイプってなんですか?」
嗚呼、本当に純粋で汚れのない子だ。
身体がゾクゾクする。
从* ー 从「ふふ♪知らないならいいの」
( ><)「?」
私は少年のズボンに手を掛ける。
ゆっくり、少しずつ、下ろしていく。
ズボンは完全に少年から剥がされ、パンツに手を伸ばす。
これもゆっくり、ゆっくり、剥がしていく。
そして・・・・・・・、少年の肉が目の前に姿を現した。
それは陰毛も生えていなく、女の味も知らない純粋な肉。
気がついたら、私は少年の肉を口に含んでいた。
(; ><)「お、お姉ちゃん!!そんなの舐めたら汚いんです!!」
少年は抵抗したが、私はそれを無視して周到に口で弄った。
少年の肉と皮の間に舌を入れ、優しく愛撫する。
味はちょっとしょっぱかったが気にしなかった。
ゆっくりと舌で皮を剥いでいき、口の中で肉を完全に露出させる。
最初は抵抗していた少年は立つことができなくなり、足をM字に広げて、肩で息している。
足はガクガクさせていた。
(; ><)「お、お姉ちゃん、なんか変なのがきそうです、止めて欲しいんです・・・・・」
その声を無視して、私は容赦なく口でピストン運動をする。
2回の上下運動で、
少年は体を仰け反らせ。
肉がビクビクと脈を打った。
しかし、熱いものは放出されない。
どうやらまだ精通していないらしい。
少年は私の前でグッタリしている。
初めての感覚に戸惑っているようだ。
(; ><)「ハア・・・・・・ハア・・・・」
从*∀从
嗚呼、なんて素晴らしいんだろう。
もっと犯したい。
もっと弄りたい。
そして、私の玩具になって?
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/15(土) 00:11:10.04 ID:oWHQFpVv0
少年は立つのもままならない状態だったので、渡辺がお姫様抱っこをする。
そのままベッドの上にもっていき、優しく降ろしてあげた。
从*∀从
そして、ビロード君の上に跨る。
跨りながら少年の手を握り、自分の秘部に小さな手を誘う。
(; ><)「・・・・・熱くて凄いヌルヌルなんです。」
从*∀从「女の子が気持ちよくなるとね、こうなるんだよ♪」
薄暗い部屋で、女は呟く。
从*∀从「もっと気持ちよくなりたいな、今触っているところマッサージして欲しいな♪」
少年に語りかける雌。
( ><)「・・・・・わかったんです」
それに答える少年。
从*∀从「あっあ・・・・・・」
少年のぎこちない手の動きに歓喜をあげる。
この世にこんな快楽があっていいのだろうかと思ってしまう。
この快楽はビロード君だからこそ味わえる。
くちゅくちゅと部屋中に広がる、響き。
それに連動するように渡辺も喘ぐ。
( ><)「・・・・・?この穴、なんですか?」
それと同時に少年の手が蜜壷に進入する。
从*∀从「ああっ!!」
身体を仰け反らせ、力いっぱい歓喜をあげる。
少年の問いに答えられないほど、頭の中が真っ白になっていた。
从*∀从「!!ストップ!!ストップ!!」
渡辺は達しそうになったのでストップを掛ける。
が、しかし、少年は無視し、それどころか出し入れするスピードを速める。
从*∀从「だめだって!!あっ!!」
( ><)「・・・・・・」
そして・・・・・・・・・
(; ><)「あ、お姉ちゃんがオシッコもらしたんです。」
从*∀从「・・・・・」
(; ><)「お姉ちゃん・・・・・・大丈夫ですか?」
渡辺は果てた。
グッタリしている渡辺を見て少年は混乱していた。
从; ー 从「止めてって言ったのに・・・・」
(; ><)「お姉ちゃんも止めてって言ったのに止めなかったんです・・・」
从* ー 从「じゃあ・・・・これで御相子だね?」
( ><)「はいなんです」
お互いの顔を見つめ合い、暫くして二人でクスリと笑った。
渡辺は心の汚れが落ちていくのを感じた。
从* ー 从「ねえ、もっと楽しいことしない?」
( ><)「えっ?」
从* ー 从「ビロード君のこれを、さっきの穴に入れたいの。駄目?」
( ><)「・・・・・ちょっとやってみたいんです」
うん、子供は素直だ。
私は口で少年の肉を愛撫する。
それにあわせて少年は喘ぐ。
大きくなった少年の肉は、渡辺を悦ばせるのに十分なサイズになる。
渡辺は糸の引く下着を少年に見せるように脱ぎ。
馬乗りのまま秘部に少年の肉をあてがって。
思い切り、腰を下ろした。
(; ><)「わ!!何かまた来ちゃうんです!!」
そう言いながら、少年はまた背筋を仰け反らせる。
少年の肉も脈を打っているが、やはり熱は放出されない。
从* ー 从「うふ、ビロード君可愛い♪」
渡辺はそのまま容赦なく上下運動をする。
少年は苦しそうな顔をしているが、そのまま無視して動く。
何度も、何度も、少年は背筋を仰け反らす。
それを見て渡辺は悦ぶ。
二人の喘ぎが重なる。
ぐちゃぐちゃと肉が混ざるような音が響く
まるで人間の姿をした淫魔のように、夢中で腰を振り続ける。
その行為は、少年が気絶するまで続いた。
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
ガタン。ゴトン。
少年は覚醒する。
( ><)「いい匂いがするんです・・・・・」
その匂いは甘くて、優しい匂いだった。
「ふふ、おはよう♪」
どうやら僕は、お姉ちゃんにおんぶされているらしい。
窓の外を見ると既に日が落ちているようだった。
「ありがとう、ビロード君」
そんな声が聞こえたが、僕は返事ができないまま、再度眠りにつく。
そうとう疲れているようだ・・・・・・・。
ガタン。ゴトン。
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
从* ー 从「ふふ、ビロード君大好き」
少年が寝ている間に、渡辺は自分の家に少年を招き入れた。
このときの渡辺は、少年を運命共同体だと思っていた。
だから、少年を家に招き入れ、例の物を見てもらいたかった。
きっとビロード君なら理解してくれるよね?
そして少年は覚醒する。
从* ー 从「おはよう、ビロード君♪」
「ここはどこなんですか?」
从* ー 从「ここは私の家だよ。ねえビロード君、見てもらいたいものがあるんだけど良いかな?」
「見せたい物ってなんですか?」
从* ー 从「私を汚して、私の日常を全て壊した物だよ♪挙句の果てに、復活のチャンスも与えたのに自分でそれを壊した者の末路を見て欲しいの」
「うーん難しいことはわかんないんです」
从* ー 从「ちょっと難しかったかな?じゃあ見せてあげるから私についてきてね」
「うーん、はいなんです」
あまり理解できていない少年を見て、女は頭を優しく撫でてあげた。
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
二人は一階に下りて、リビングに向かった。
少年はまだ眠気眼で、いまいち足がおぼつかない。
「なんか臭いんです。」
少年は異変を感知する。
糞と尿が混ざったような異臭が部屋に充満している。
その臭いは前に進む度にどんどん酷くなっていく。
「お姉ちゃん、なんか怖いんです」
「大丈夫、怖くないよ。ただの汚物だから」
「ああ、だからこんなに臭いんですか」
「そうそう♪」
少年は勘違いしていた。
お姉ちゃんはドブか何かを見せたいのだなと勝手に解釈していた。
その理由は不明だったが、それで納得してしまう。
そして少年は。
リビングに入り。
汚物の正体を知ってしまう。
「ひ、ひいいいい!!」
少年は暫く眺めてから、悲鳴を上げる。
少年にとって常識離れした現実が目の前に広がっている。
「なんでそんなに怖がるの?ただの汚物だよ?」
渡辺が問いかける。
このとき少年は、渡辺が殺したのだと勘違いしており必死で逃げようとするが。
足に力が入らなかった。
そして、自分も殺されると勘違いしていた。
「くっくるなあああ!!人殺しいいいいいい!!」
少年は近くにあったあらゆる物を思い切り渡辺に投げつける。
その一部が渡辺の頭部に当り、渡辺は血を流す。
渡辺はポカーンっとしていたが、次第に狂気に染められた表情になる。
ビロードはそれを見て、更に大泣きする。
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/15(土) 01:24:08.41 ID:oWHQFpVv0
私が人殺し?
なんでそんなこというの?
私はチャンスを与えたんだよ?
しかもそれを裏切って、勝手に死んだのはパパだよ?
じゃあ私はどうすればよかったの?
ねえ、答えてよビロード君。
何かしゃべらないとわからないよ?
あんなにいっぱい愛し合ったのに、酷いよ・・・・・
何かしゃべってよ!!ねえ!!!!!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
グシャッ
ブシュッ
グチャグチャ
ギイギイ
ゴトッ
ぐちゃぐちゃ
ブチュブチュ
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
「おい、聞いたかよ。例の事件」
「まあ俺はその事件の担当だったわけだが、酷かったぞ」
「じゃあ、あの話本当なのか・・・・・」
「あぁ、成人男性の遺体は綺麗だったんだが、子供の死体がな・・・・」
「バラバラだっけ。」
「あぁ、しかもご丁寧に臓器を全て取り出してベッドの上に並べてあった。で、そこにいた生存者はリビングのソファーで子供の生首を抱いたまま寝ていたらしいからな。」
「うわあ・・・・・、でも犯人はもう確定したようなもんなんだろ?」
「まぁな、包丁に付着していた指紋も一致しているし、だけど未解決事件になりそうなんだよ。」
「どうして?」
「生存者であり加害者であると思わしき子が、幼児化していてまともに話せないんだよ。」
「なるほどね・・・、よっぽど強いストレスを受けたんだろうな・・・・」
「あぁ、どれほどのストレスを浴びればあそこまで酷くなるんだろうな・・・・」
「その子はどうしているんだい?」
「今は精神病院で治療しているらしい、何でも自分が治療したいと申し出た医師がいて、その人に任せているそうだ。」
「大丈夫なのかよ、よくOKが出たな。」
「何でも、世界でも有名な精神病院に勤務している先生が担当してるからな、まあ大丈夫じゃないの?」
「お前投げやりだな・・・・・」
「そうか?でもあの子は可愛そうだよな。現時点での推測だと、父にレイプされた後に、父は自殺。それを見たあの子は発狂して、シャワーを浴びてから服に着替えて、仲良かった小学生を自宅に呼んで首を絞めて殺害。その後、死体をバラバラにし、
全ての臓器を自分のベッドの上に綺麗に並べて生首だけ抱きしめてそのままソファーで寝たとか、なんでそんなことしたか意味不明だよ。」
「なんかいろいろおかしくないか?」
「そうじゃなきゃ説明がつかないらしい。俺も疑問に思うが。」
「発狂したらそんな行動できないだろ、普通・・・・」
「俺もそう思う。」
「しかし、嫌な事件だったね・・・・・・」
「あぁ、人間ってよく分からない生き物だよな。」
「はは、まったくだ。」
「よーし、俺はまた仕事に戻るわ。」
「おお、がんばってきな。」
「そうそう、大事なことを忘れてた。」
「ん?」
「その少年の死体で、一部なくなっているものがあるんだわ。」
「なんだよそれ、初耳だぞ。」
「まぁ、聞かないほうが良いかもしれんな。」
「え?」
「きっとチンコがキュっとなるぞ?」
「・・・・なんとなく把握した。言わなくていい・・・・・・・」
第五話 渡辺編 完
~to be continued
続き( ^ω^)は欲望に支配されているようです 第六話