ホラー

February 26, 2011

ξ ^ー^)ξ愛しているようです

2 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/20(日) 16:45:52 ID:211/obnoO
ξ ゚⊿゚)ξ ―――で、どういうこと?

(;^ω^) ……

川 ゚ -゚) …すまない

ξ ゚⊿゚)ξ 謝るのは後にして

ξ ゚⊿゚)ξ 私は今、アンタたちが何をしたかを聞いてるの

(;^ω^) ……浮気しました……

ξ ゚⊿゚)ξ 聞こえないわ

(;^ω^) 浮気…しましたお……

ξ ゚⊿゚)ξ ……

ξ ゚⊿゚)ξ そう

川;゚ -゚) わ、悪いのは私だ!

川;゚ -゚) 内藤と君が付き合ってるのを知ってて、私が声をかけて、それで…

ξ ゚⊿゚)ξ その誘いに乗った時点でブーンも同罪でしょ

(;^ω^) ……

川;゚ -゚) ……


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boonkei_honpo at 09:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

February 14, 2011

( ^ω^)美味しいカレーのようです

6 : ◆qvQN8eIyTE :2011/02/13(日) 20:04:25.40 ID:844bw27f0
とてもカレーが好きな国がありました。
その国は、朝にカレー。昼にもカレー。夜だってカレー。
あげくのはてには三時のおやつでさえもカレーを食べるような国柄でした。

( ^ω^)「カレーうめぇwwwwwwww」

そんなカレー好きな国の中でも、ことさらにカレー好きの男の人がいました。

( ^ω^)「うめえぇwwwwwwwww」

もともとはこの国の中でも平均的な(といっても、一般で考えれば非常識なほどに)カレー好きの彼でしたが、
ふとしたひらめきから、いくらカレーを作ってもこびりつかない鍋を作り出し、巨額の富を得たので、
自分に幸せをもたらしてくれたカレーをさらに輪をかけて好きになるのでした。

( ^ω^)「マジカレーぱねぇwwwwwwwwwww」

今ではこのカレー好きの国有数の権力者となった彼ですが、そんな彼の住まいはもちろん大邸宅。
家から離れた場所にまで、カレーの食欲を誘う香りがぷんと届き、
ふと目を見遣ると、カレー粉で作られたレンガによって組まれた、茶色くスパイシーな壁。

その壁にいくつかある出窓から中を覗けば、壁と同じ色をした、天まで届くかというほどの家屋。

そして象さえ飼えそうなほどの広大な庭では、噴水からやはり茶色いカレーが吹き出ています。
その噴水を取り囲むかのように芽吹くのは、にんじんやじゃがいもなどの葉に、水田の中で風に揺れる黄金色の稲。
茶色と緑色に彩られた庭で、嬉しそうに駆け回るのは健康な鶏や豚。

そうです。彼はカレーを全て自宅で作れるほどに、カレーを愛しているのです。


8 : ◆qvQN8eIyTE :2011/02/13(日) 20:07:21.31 ID:844bw27f0
そして、つい最近のことです。彼は最高級の米を生み出しました。
一粒一粒が、どれほど炊いても形を崩すことなくピンと立っていて、適度な甘みと柔らかさを保つ米です。
今まではどちらかといえばナン食派であった彼も、この米を前にしてはカレーライス派に移るしかないほどのお米でした。

( ^ω^)「米うめぇwwwwwwwwwwwwww」

ところが、この米によって彼は深い悩みを抱くことになってしまうのです。
確かに、彼の家はカレーハウスです。
ですが、その極上の家から作られるカレーでさえも、この米には吊り合わなかったのです。

カレーライスは、カレーのスパイスを米のふくよかな甘みで受け止め、うまみをふくらませることによって味の深みを作り出します。
ですが、米があまりにも強いとカレーがただの付属品になってしまうのです。

彼はひたすらに悩みました。
朝に食べるカレーの最中でも、昼に食べるカレーの最中にも、夜に食べるカレーの最中でさえも。
充分においしいカレーを食べながらも、彼は極上の米に吊り合う極上のカレーへと思いをはせていました。
そこで彼はひらめくのです。自宅で極上のカレーを作れないのならば、国中に募集をかければいいと。

( ^ω^)「うはwwwww僕天才wwwwwww」

彼は大々的に募集をかけました。
当然、報酬は望むだけ与えるとのことも。
すると、彼のもとへ何百もの応募者が訪れました。


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boonkei_honpo at 08:50|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

January 08, 2011

(∵)「かゆいところはございませんか?」のようです

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/08(土) 09:29:38.31 ID:70doq+Xk0
         
  プロローグ



 コックをひねってほどなくすると、シャワーが温まりだした。
 もうもうと立ち込める湯気の中に、ぼんやりと女性のシルエットが浮かび上がる。
 つややかな明るい色の肌と、腰までを覆う長い黒髪。
 彼女の名前はクー。クールな性格だからクー。

  川 ゚ -゚)「……」

 電球のオレンジに照らされながら、彼女は額から湯を浴びる。
 彼女の肉体は、やわらかでありながら、まるで大理石の彫刻のように引き締まっている。
 顔にあたった湯が、筋の通った鼻梁から、首筋、鎖骨、さらにふくよかな乳房の間を通りながら、太ももを伝って排水溝に流れていく。


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/08(土) 09:30:23.33 ID:70doq+Xk0

身体の汚れと一緒に、一日の疲れが取り除かれていくようだ。
暖かく湿った空間に、クーは安心しきっていた。

全身のこわばりがほぐれたので、クーはシャンプーのボトルに手を伸ばした。
しかし、押せども押せども、シャンプーが出てこない。
「……ない」
あきらめずに何度かボトルの頭を圧したものの、中身が切れてしまったようだ。
「私としたことが迂闊だったな。……仕方ない取りに行くか」
クーは眉根を寄せて蛇口を閉めた。



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boonkei_honpo at 11:20|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

January 01, 2011

川д川おばけやしきのようです

11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/30(木) 16:22:31.24 ID:kXlAg+eLQ

川д川「……」

( ・∀・)「それじゃあ、失礼しまーす」

川д川「あ、はい……」

 引っ越し業者の人が、ぺこりと頭を下げて出ていった。
 彼を玄関先まで見送って、私は部屋の中へ振り返る。

 ちょっと古いアパートの一室、1DK。

 今日から私が住む部屋だ。

川д川「……」

川д川「なんだか、妙な感じ……」

 ねっとりした空気。
 湿気かな。

川д川「とりあえず、荷物片付けなきゃ……」





***** 


13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/30(木) 16:27:00.70 ID:kXlAg+eLQ


     いたい  いたい







             川д川おばけやしきのようです







   やめて ねえ
                  あ





 ぬちり

 ごとん



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boonkei_honpo at 02:16|PermalinkComments(1)TrackBack(0)