( ^ω^)チームラッキーセブン のようです
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:31:17.42 ID:ye8ix5eJ0
- ―――VIP刑務所
「さて、お前は今日をもって出所というわけなんだが・・・」
「ありがとうございます。社会のために一生懸命貢献します」
「もう窃盗なんて馬鹿なことやめるんだぞ??」
「はい。お世話になりました」
ガチャッ コツコツ・・・
「さて、久しぶりの外だ。楽しくやるとするお・・・」
-
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:32:09.99 ID:ye8ix5eJ0
ブーンは子供の頃から盗みを働いていた。家は貧しかったのがそもそもの原因だった。5歳のとき万引きをし、歳をとるにつれどうしたら気づかれずにスリができるのか、など非道徳的なことばかり考えるようになっていた。
しかし、それは彼にとって生活していくためのすべであり、この世の忌々しい格差社会に対するせめてもの抵抗だった。
彼が大人になった頃、周りにはそれ相応の仲間ができていた。
いつしか彼は様々な意味で有名な存在となり、そして誰にも告げずに消えていった。
-
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:33:09.44 ID:ye8ix5eJ0
- ―――VIP街:バーボンハウス
カランコロン・・・
(´・ω・`)「やあ、いらっしゃ・・・!!」
( ^ω^)「やあショボン、久しぶりだお」
(´・ω・`)「ようやく出てきたんだね??・・・今店を閉める。ゆっくり話をしよう」
(´・ω・`)「それで、またここに来たってことはまだ『懲りてない』って事だよね??」
( ^ω^)「まあそういう事だお。しかも今回のヤマはでかいお・・・君も手伝ってくれるかお??」
-
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:34:06.16 ID:ye8ix5eJ0
- (´・ω・`)「・・・kwsk聞こうか」
( ^ω^)「今回のターゲットは『FOXカジノ』の金庫・・・ここにh」
(´・ω・`)「何言ってるんだい??ここだけはだめだ。君も知ってるだろ??奴の金庫だけは手をつけちゃいけない。」
( ^ω^)「『百面相の詐欺師』ことショボンがまさかそんなこと言うとは聞いてあきれるお」
-
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:35:02.52 ID:ye8ix5eJ0
- (´・ω・`)「こいつは危険だ。もし見つかったりなんかしたらお前殺されるぞ??」
( ^ω^)「どういう事だお??」
(´・ω・`)「こいつは自分の物を盗むようなやつは警察に届けない。自分でそいつを痛めつけるためにだ。危険すぎる」
( ^ω^)「そんなことはもうわかってるお。それも踏まえたうえで言ってるんだお」
(´・ω・`)「・・・しかたない、君の願いだ。聞くとしよう。ただ・・・僕らだけじゃ無理だ。仲間がいる。」
( ^ω^)「それについては任せてくれお。」
-
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:37:00.84 ID:ye8ix5eJ0
―――ラウンジ:大通り
ガヤガヤガヤガヤ
( ^ω^)「いつきてもここは人通りが激しいお・・・」
ドンッ!!
( ・∀・)「あっ、すいませんっ」
( ^ω^)「ああ、かまわんお」
( ・∀・)つ■「ハハハ、楽勝楽勝wいくら入ってるかなーっとww」
( ^ω^)「やあやあ、モララー君。残念だけどそれはハズレ、だお。」
(;・∀・)「うわっ!?さっきのおっさんじゃねーか!!」
( ^ω^)「てゆーか、落し物だおw」
(;・∀・)「お、俺の財布!!?(このおっさん・・・)」
( ^ω^)「・・・君のその『特技』を見込んで是非手伝って欲しいことがあるお」
-
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:39:07.09 ID:ye8ix5eJ0
- ―――シュミレート市:住宅街
( ´_ゝ`)「暇だな・・・」
(´<_` )「ああ・・・兄者はパソコンでもいじってるといいさ。俺はラジコン操ってるから。」
( ´_ゝ`)「俺パソコン飽きちゃったwwラジコン貸してwww」
(´<_`;;)「あ、兄者らしくない発言におれは耳を疑ったぞ・・・」
ピンポーン
-
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:40:29.08 ID:ye8ix5eJ0
- ( ´_ゝ`)「弟者、客だ。出ろ」
(´<_` )「兄者が出ればいいだろう」
( ´_ゝ`)「嫌だよ。俺今忙しいし」
(´<_` )「ったく・・・はいはーいっと・・・ブーン!!」
( ^ω^)「やあやあ、流石兄弟。元気にしてたかお??」
( ´_ゝ`)「それはこっちのセリフだ。」
(´<_` )「兄者・・・」
( ^ω^)「すまんお。あっさり牢屋にぶちこまれてたおww」
( ´_ゝ`)「・・・まあいい、俺達を訪ねてきたのには訳があるんだろう??」
( ^ω^)「ん、物分りがよくて助かるおw手伝ってくれるかお??」
(´<_` )「ああ、俺らは丁度暇してたしな。なんだってやるさ」
( ´_ゝ`)(´<_` )「「うむ、我等『流石兄弟』にまかせろ」」
-
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:41:40.22 ID:ye8ix5eJ0
―――シベリア:シベリアデパート
('A`)「よーし、もういいかね・・・」
ガッガガー・・・
('A`)『やあみなさん、楽しい楽しいお買い物、いかがお過ごしかな??』
('A`)『えー、突然なんだけど・・・私、このデパートで開催されている美術展の絵を盗むべく、いたるところに爆弾を仕掛けさせてもらいましたww』
('A`)『つーことで死にたくないお客様はすみやかにお逃げくださいww』
-
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:44:20.81 ID:ye8ix5eJ0
- ('A`)「うーし、放送終わりだ。ジョルジュ、そろそろ頼んだ。いいか??店の金も持ってくるんだぞ??」
( ゚∀゚)「はいよ、ちゃっちゃと済ませてくるわ」
( ゚∀゚)「さーて、目的の一枚は〜w・・・あれ??」
('A`)「もうとってきたのか。相変わらず仕事がはや」
( ゚∀゚)「いや、金しかなかったw」
(;'A`)「・・・なんだと??クソ!なぜだ・・・ふざけやがって・・・もういい、爆破しちゃおう爆破」
-
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:45:08.62 ID:ye8ix5eJ0
- ('A`)「秒読みー。さーん、にー、いーち・・・ぽちっとな」
シーン・・・
(;'A`)「あ、あれ??」
( ^ω^)「やあ、ドクオにジョルジュ。久しぶりだお」
(;'A`)「ブ、ブーンじゃねえか!?いつもどってきたんだ??つーかお前が爆弾と絵を・・・」
( ^ω^)「絵??ああ、ここにあるおwほいww」
(;'A`)「あ、ああ・・・」
( ^ω^)「突然なんだけど手伝って欲しいことがあるお」
-
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:46:15.48 ID:ye8ix5eJ0
- ('A`)「ん・・・それって俺にか??」
( ^ω^)「いや、君たち二人に、だお」
('A`)「しかたねーな・・・お前のt( ゚∀゚)「やるやる!!ブーンの頼みって事は相当いい仕事なんだろ??この『キャットマン』に任せてくれ!!」
('A`)「・・・無論俺もだが」
( ^ω^)「ありがとう。それじゃ、早速移動だおw」
( ゚∀゚)「あーよかったwドクオとの仕事はショボい仕事ばかりだったからな」
('A`)「・・・悪かったな。で、ブーン、どこに行くんだ??」
( ^ω^)「そりゃもちろん」
( ^ω^)「アジト・バーボンハウス、だお」
-
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:47:10.66 ID:ye8ix5eJ0
( ^ω^)『仕掛人』:内藤ホライゾンことブーン
(´・ω・`)『百面相の詐欺師』:ショボン
( ・∀・)『窃盗の一族』:モララー
( ´_ゝ`)(´<_` )『ハックマン』:流石兄弟
('A`)『爆弾狂』:ドクオ
( ゚∀゚)『キャットマン』:ジョルジュ長岡
( ^ω^)チームラッキーセブン のようです
-
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:48:11.47 ID:ye8ix5eJ0
―――VIP街:バーボンハウス地下
( ^ω^)「さて、僕はあの大富豪FOXのカジノ・・・その金庫の金品を盗む為君たちを呼んだわけだけど・・・ショボン」
(´・ω・`)「わかった。今から君たちにこの金庫について説明したいと思う」
○FOXカジノの金庫について
・金庫は地下。入るにはスタッフが持っているカードキーで専用のエレベーターに乗らないといけない。
・エレベーターを降りると沢山のモーションセンサーがお出迎え。奥の金庫の扉の前にはガードマン。
・金庫はパスワード式。毎日パスワードは変わる。
・金庫の強度は最高クラス。
-
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:49:03.50 ID:ye8ix5eJ0
- ( ^ω^)「さて、これらを潜り抜けるには君たちの手伝いが必要なんだお」
('A`)「つまりもう考えがあるってことだな??」
( ^ω^)「もちろんだお。」
-
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:49:28.70 ID:ye8ix5eJ0
―――VIP街:カジノ街
まずはショボン。君には大富豪に成りすましてほしいお。国籍やパスポートの偽造はもう済ませてあるお。
わかった。それで何をすればいいんだい??
簡単だお。僕の隠しておいた金はちゃんとこのバーボンハウスに残っているかお??
从'ー'从「大変高額になりますが・・・ショボーヌ様のオフィスにするには最適な場所かと・・・」
(´・ω・`)「うむ・・・素晴らしい・・・」
その金を使って・・・空いているビルの部屋を借りてほしいお。
(´・ω・`)「借りましょう」
-
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:50:21.64 ID:ye8ix5eJ0
―――VIP街:FOXカジノ
次は流石兄弟、ジョルジュ。君たちにやってほしいことがあるお。
俺らはなにをやればいいんだ??
まずジョルジュ。君にはFOXカジノの防犯カメラの配線にこのチップを取り付けてほしいお。
( ゚∀゚)「この部屋だな・・・」
―――それだけか??まあ、潜入はお手の物だが・・・
( ゚∀゚)「ここと・・・これと・・・」
この配線図を覚えておいてほしいお。
うむ、了解。
( ゚∀゚)「よし・・・完ry(´・_ゝ・`)おい!!」
(;゚∀゚)「な、なんすか??」
えーと、作業員にはくれぐれも見つからないように。
(´・_ゝ・`)「いつも仕事お疲れさんww」
-
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:51:13.75 ID:ye8ix5eJ0
- 兄者はジョルジュの取り付けたチップの情報を受信して防犯カメラをハッキング、監視役になってもらうお。
了解。
そして弟者。君にはこのスロットに細工をしてもらうお。
把握。だが・・・このスロットに何らかの細工をしたとして、FOXカジノのスロットとどうやってすりかえるんだ??
(#-_-)「これは俺のコインだ!!」
(#^Д^)「うるせえ!!何度言ったらわかる??こ れ は 俺 の コ イ ン だ !!」
もう手はうってあるおww
-
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:51:53.15 ID:ye8ix5eJ0
(;><)「どうされましたお客様??」
(#-_-)「こいつが俺のコインを取りやがった!!」
(#^Д^)「いーや、こいつが俺のコインを!!」
(#-_-)「もういい、何度言ってもわかんねー奴はこうしてやる!!」
(#^Д^)「んだと!?やるかコラ!!」
(;><)「や、やめてくださいお客様!!」
ガシャン!!ドンッ!!ガシャッ!!!
チンピラとスロット会社にはもう金を握らせてあるお。後は君がある条件で当たるようにプログラムを書き換えて欲しいお。
-
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:52:52.09 ID:ye8ix5eJ0
―――VIP街:下水道
ドクオ。お前は爆弾の強さの調節はできるかお??
誰に聞いてんだお前。朝飯前だ。
助かるお。それじゃあドクオにはエレベーターのワイヤー、電線、を壊す程度の爆弾をそれぞれ作って欲しいお。
了kそしてだ。機械系の稼動を止める電磁波爆弾・・・あるおね??
('A`)「一番効率よく・・・かつ効き目が最大限の位置・・・ここだな。」
・・・あるが・・・かなり高いぞ??しかも効き目は20〜30秒ってとこだしな。
充分だおw金も大丈夫だお。
('A`)「・・・俺だけ地味・・・・いや、そんなことないか・・・」
( ^ω^)「そして最後に・・・借りた空き家にカジノと同じセットを作るお」
それから・・・奴のカジノのスタッフの性格、行動、癖・・・その他気になることすべてを調査するお。これはみんなにやってもらうお。
-
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:53:54.23 ID:ye8ix5eJ0
( ^ω^)「これで・・・準備完了だお」
( ・∀・)「お、俺は??」
( ^ω^)「モララーにも仕事はあるお。時期がきたら指示するお」
(´・ω・`)「・・・にしても、なんでFOXカジノなんだ??君ならもっと効率よく安全なヤマがあるじゃないか」
( ^ω^)「僕の親はFOXに殺されたんだお」
('A`)「は?どういうk(´・ω・`)ドクオ、聞くのはやめとけ。ブーンすまなかったな」
-
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:54:46.53 ID:ye8ix5eJ0
-
( ^ω^)「父も母もFOXカジノに勤めていた。いい人だった。ある日カジノの不正が見つかった・・・奴は父に濡れ衣をきせたんだお。母も道連れに・・・」
( ^ω^)「不正を犯したものがまたどこかで勤めることなんてできるわけなかったお。父と母はFOXに命を売ったお・・・僕のために・・・たった数十万のために」
(´・ω・`)( ・∀・)( ´_ゝ`)(´<_` )('A`)( ゚∀゚)「・・・・」
-
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:55:32.25 ID:ye8ix5eJ0
―――VIP街:FOXカジノ
( ^ω^)「さて・・・はじめようかお」
(´・ω・`)( ・∀・)( ´_ゝ`)(´<_` )('A`)( ゚∀゚)「おう」
爪'ー`)y‐「やあショボーヌ様よくいらっしゃいました。我が『FOXカジノ』にようこそ。」
(´・ω・`)「どうも、FOXさん。あなたのカジノは実にすばらしい・・・今日はたくさん遊ばせてもらいますよ??」
爪'ー`)y‐「気に入ってもらえたならよかった。ごゆっくりどうぞ。それでは・・・」
-
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:56:16.26 ID:ye8ix5eJ0
- ( ´_ゝ`)(よし、挨拶も済んだことだし早速例のスロットに向かってくれ)
(´・ω・`)(了解)
爪'ー`)y‐「ショボーヌとか言ったか・・・奴はなにをやってる人間なんだ??」
( ゚д゚ )「それが・・・外国で武器商人をやってるらしいんですが・・・」
爪'ー`)y‐「なるほど・・・道理でリストに名前も顔も載ってなかったのか」
( ゚д゚ )「先日ビルを借りていますし・・・どうやら金持ちには変わりないようです」
爪'ー`)y‐「ハハッw結構結構ww」
-
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:58:41.72 ID:ye8ix5eJ0
「ははは!!やったぞ!!」
ガヤガヤ・・・ ガヤガヤ・・・
爪'ー`)y‐「なんだ?」
( ゚д゚ )「ジャックポットが当たったようですね・・・しかもショボーヌ様です」
爪'ー`)y‐「ほう・・・ラッキーな奴だな・・・まあ後々何倍にもして返してもらうがな・・・w」
(; ゚д゚ )「フ、FOX様・・・野次馬の人数が大変な事になって・・・」
爪'ー`)y‐「大事なお客様だ・・・ガードマンに野次馬を止めにいかせろ」
-
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 14:59:25.43 ID:ye8ix5eJ0
「やめてくださいお客様!!」
「皆さん下がって!!」
ガヤガヤ・・・
「ようやく落ちついたな・・・持ち場に戻ろう」
「了解」
( ・∀・)「・・・毎度ありww」
( ´_ゝ`)(よし、モララーがカードキーを偽者と交換したところで次に移ろう。)
-
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:01:13.15 ID:ye8ix5eJ0
(´・ω・`)「もう勝たせてもらったし・・・もう帰ろうとするかな・・・よし、換金して帰ろう」
爪'ー`)y‐「もう帰られるのですか??」
(´・ω・`)「ええ、もうジャックポットで充分勝たせてもらった。」
爪'ー`)y‐「・・・わかりました。またのお越しを。(クソ・・・)」
( ^ω^)「さて、動くかお」
( ゚∀゚)「はいよ」
-
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:01:55.06 ID:ye8ix5eJ0
( ´_ゝ`)(よしブーン。モララーからカードキーを受け取ったな??じゃあ変装したみたいだし潜入だ。)
( ^ω^)「そろそろ警備の交代の時間だ。」
(´・_ゝ・`)「いつもの二人はどうした??」
( ^ω^)「あの二人は休みだ。連絡は言ってあるはずだが・・・カードキーとガードマンの証明証はここにある(ほんとは眠ってもらったんだけど・・・)」
(´・_ゝ・`)「了解。二人ともほんとお疲れさんだね」
-
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:03:03.45 ID:ye8ix5eJ0
ピピッ
ブーンとジョルジュはカードキーを使い、ひとつしかない金庫専用のエレベーターへ向かった。先ほどのショボンが起こした野次馬騒動でガードマンは手薄になっていた。
( ´_ゝ`)(よし・・・いいかドクオ・・・あと三秒・・・ブーンとジョルジュが乗ってるエレベーターが開く瞬間だ・・・)
( ´_ゝ`)(よしやれ!!)
('A`)(はいよ。)
-
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:03:50.39 ID:ye8ix5eJ0
- ドンドンドンドンドンッ!!!!!
次の瞬間FOXカジノの電気が消え、それと同時に、妨害電波により電気機器の使用が不可能になった。
―――FOXカジノ:監視室
爪;'ー`)y‐「なんだ!?何があった!!?」
(; ゚д゚ )「停電かと思われます・・・」
爪;'ー`)y‐「そんなことを聞いてるんじゃない!!なぜ内部電源に切り替わらない!!?」
(; ゚д゚ )「わかりません!!」
爪;'ー`)y‐「どういう事だ・・・クソッ!!」
-
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:04:39.95 ID:ye8ix5eJ0
―――FOXカジノ:地下
( ^ω^)「さて、真っ暗な今は・・・『キャットマン』、君の暗闇でも周りが見える特異体質が頼りになるお」
( ゚∀゚)「おう、任せてくれ。ちゃっちゃとやってくるわ」
(;><)「クソ!!どうなってんだ!?」
(; <●><●>)「これじゃガードマンもクソもねーよ!!モーションセンサーもいかれてやがる!!」
「うーし、お前らには少し眠ってもらうよ!!」
( ><)( <●><●>)「「!!?」」
-
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:05:18.10 ID:ye8ix5eJ0
( ゚∀゚)「・・・よし、ブーン、次のステップに移ろうぜ!」
( ゚д゚ )「システムが再起動しました!内部電源が作動したようです!!」
爪;'ー`)y‐「ようやくか・・・」
(; ゚д゚ )「FOX様!!メインフロアが!!」
停電により大混乱となったメインフロア。チップを奪い合うもの、金を奪うもの、たくさんのスタッフがそれぞれに対応していた。
-
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:07:56.33 ID:ye8ix5eJ0
FOXその他監視員は完全にそのフロアの画面しか見ていなかった。
(;´_ゝ`)「よし、今のうちにフロア以外のカメラを偽者のセットに切り替える・・・頼んだぞみんな・・・」
爪;'ー`)y‐「至急対応に急げ!!」
爪;'ー`)y‐「何だっていうんだ・・・」
異常発生!!異常発生!!
爪;'ー`)y‐「・・・今度は何だ!?」
(; ゚д゚ )「金庫に・・・金庫に黒ずくめの集団が!!今の警報はセンサーがそれに反応したものと思われます!!」
-
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:14:14.96 ID:ye8ix5eJ0
爪;'ー`)y‐「なんだと!!?」
(; ゚д゚ )「ガードマンを撃って金庫の扉を開けようとしています!!人数は5人・・・スモーク爆弾でカメラが見えません!!」
爪#'ー`)y‐「・・・今いるガードマンに武装させろ・・・私の分もだ・・・センサー、防犯装置は止めておけ。私が制裁を下しに行くのだからな」
( ゚д゚ )「通報はしないのですね??・・・わかりました。」
-
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:16:46.49 ID:ye8ix5eJ0
―――FOXカジノ:地下室
爪#'ー`)y‐「廊下、その他には異常なしか・・・」
ガードマン「FOX様!!見張りのガードマンが!!」
爪;'ー`)y‐「何てことだ・・・」
ガードマン「どうやら死んでいるようです・・・」
爪;'ー`)y‐「そいつらはそのままにしておけ。今は金のほうが大事だ・・・」
-
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:19:22.45 ID:ye8ix5eJ0
- 爪'ー`)y‐「金庫扉は・・・爆弾か何かで多少ダメージを受けているが・・・」
見た目からすると金庫の扉はダメージを受けているように見えるが、時間から考えると金庫の金を盗めているとは到底考えられなかった。
FOXは金庫のパスワードを押し、金庫の扉を開いた。
爪'ー`)y‐「・・・ハハハハハハハ!!!そうさ、この短時間、しかもあの程度の爆弾で金庫から盗めるはずがなかったのだ!!」
金庫にはしっかりと金が入ってあり、盗んだ形跡は少しもなかった。
-
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:22:05.66 ID:ye8ix5eJ0
- 爪'ー`)y‐「また一度監視室に戻って犯人を捜す。全員戻るぞ」
ガードマン「では私がこの死んだガードマンの代わりにここの見張りをします。」
爪'ー`)y‐「ああ、ご苦労。」
そういい残し、FOXと見張り以外のガードマンはエレベーターの中に入っていった。
見張りのガードマンがモララーだとは知らずに。
( ・∀・)「・・・毎度ありww」
-
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:24:42.19 ID:ye8ix5eJ0
爪;'ー`)y‐「さて、どうしたしたものか・・・」
( ´_ゝ`)(よし、ドクオ。)
('A`)(わかってるよ。)
ドンドンッ!!
爪;'ー`)y‐「な、なっ!!?なんだ!!」
ガードマン「真上あたりから音が!!エレベーターのワイヤーが切られました!!」
爪;'ー`)y‐「・・・ミルナに連絡d・・・携帯がない!!お前らはあるか!??」
ガードマン「あ、ありません!!」
-
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:25:42.01 ID:ye8ix5eJ0
( ^ω^)つ( ><)「ふう・・・よし、ジョルジュもういいお」
( ゚∀゚)つ( <●><●>)「・・・はいよ。しかしあいつのあせった顔といったら・・・w」
( ^ω^)「モララー、携帯、連絡できるもの等は盗んでおいてたかお??」
( ・∀・)「もちろんwやつらは今エレベーターにすし詰め状態さww」
( ^ω^)「パスワードもさっきFOXが打ったのを確認したし」
( ´_ゝ`)(画像にもちゃんと残ってるぜ??)
-
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:26:43.31 ID:ye8ix5eJ0
ガードマンのがっしりした身体と同じような人工皮膚のスーツ、そして下調べしてわかっていたガードマンの顔のマスク。
血のりで塗りわかりづらくし、スーツ越しに脈を確認したガードマンは死んでいると勘違いしていたのである。
そして事前にエレベーターのワイヤーに小型爆弾を取り付けた。カメラでFOX達がエレベーターに入ったのを確認し爆破。
-
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:29:51.93 ID:ye8ix5eJ0
―――FOXカジノ:監視室(12分後)
( ゚д゚ )「ようやく煙が無くなってきたな・・・なにかおかしい・・・FOX様とガードマンが見当たらない・・・」
プルルルルルル・・・
( ゚д゚ )「FOX様からだ・・・はい」
「やあ。アンタのオーナー様はいまエレベーターの中だよ。早く助けてあげなきゃww」
ガチャ!
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )
-
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:30:32.51 ID:ye8ix5eJ0
―――空港:7番ゲート
( ^ω^)「今回は本当に助かったお。みんなにはお礼をいうお。ありがとう」
( ・∀・)「いいさ。一人あたり15億ちょいなんだぜ??もうほかの仕事なんかやめて南の島に行く事にするよ」
(´・ω・`)「ほかのみんなも後々やつ等に見つからないようにどっかに行くみたいだけど・・・僕はバーがあるから」
-
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:31:09.66 ID:ye8ix5eJ0
( ^ω^)「ん、みんなごくろうさんだお。それじゃ僕も行くお」
( ´_ゝ`)「ブーン、また会えるよな??またなんかあったら言ってくれよな」
(´<_` )「ああ。俺たちはなんだって手伝うぜ」
('A`)「また俺も呼んでくr( ゚∀゚)俺も頼むぜ俺も!!」
( ^ω^)「いい仲間がいて僕は幸せだお。・・・またいつか必ず」
-
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/11(月) 15:31:42.28 ID:ye8ix5eJ0
『本日はVIP空港をご利用いただきまして誠にありがとうございます。この便は・・・』
何が正しくて何が間違いなのか僕はわからないけど・・・自分がやってることが正しいと思うのが一番正しいんじゃないかって思ったりする。
まあ、そういう発言は僕に一番似合わないんだけどね。・・・なんでかって??
( ^ω^)「そりゃ僕が泥棒だからだおww」
( ^ω^)チームラッキーセブン のようです ―完―
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