川 ゚ -゚)‐ _o川*゚ー゚)゚听)素直姉妹一同は('A`)を支持するようです
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 00:42:25.49 ID:cEZQDfgf0
ξ*゚ー゚)(^ω^* ) イチャイチャ…
('A`)「……」
('A`)「殺してえ……」
-
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 00:44:21.99 ID:cEZQDfgf0
('A`)「生まれてこの方十数年……」
('A`)「こんなにも殺意を抱いたのはあの時のモナー以来だ」
( ´∀`)「ま、お前にもその内彼女くらい出来るよ」
('A`)「ちくしょう……ちくしょう……」
-
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 00:46:10.56 ID:cEZQDfgf0
「一番上はシューちゃん。シューちゃん」
('A`)「ん?」
「一番下はクーにゃん。クーにゃん」
('A`)「だ、誰だ……!」
「間に挟まれキューちゃんとヒーちゃん」
('A`)「ちょっと無理あるだろ」
lw´‐ _‐ノvo川*゚ー゚)oノパ听)川 ゚ -゚)「素直四姉妹〜ちゃんちゃん」
-
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 00:49:23.81 ID:cEZQDfgf0
('A`)「ああ……お前らか……」
川 ゚ -゚)「残念そうだね」
('A`)「別に……」
ノパ听)「元気出してよドクにぃぃぃぃぃ!」
('A`)「でねえよ……“ぃ”多いよ」
o川*゚ー゚)o「ドックンどうしたの?」
('A`)「……何でもないよ」
lw´‐ _‐ノv「……」
('A`)「喋れよ…………」
-
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 00:51:55.18 ID:cEZQDfgf0
川 ゚ -゚)「ドク兄ぃ、また女の子にふられたの?」
('A`)「……まあ、そんなところかな」
lw´‐ _‐ノv「大変ね。顔面に大きなハンディを背負っている人って。
でも安心して。私はそういう差別とか絶対しないタイプだから」
('A`)「そうスか…………」
o川*゚ー゚)o「誰に振られたの?」
('A`)「えっと……」
ノパ听)「二次元か!? 二次元かドクにぃ!?」
('A`)「ちげえよ……そこまで墜ちてねえよ……」
-
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 00:55:54.15 ID:cEZQDfgf0
lw´‐ _‐ノv「最近占いを始めたの」
川 ゚ -゚)「唐突だねシューお姉ちゃん」
lw´‐ _‐ノv「唐突よ。それでドクオが誰に振られたか当ててみせるわ」
('A`)「やってみてよ」
lw´‐ _‐ノv「むむむむ……見えてきた……見えてきたわ!」
o川*゚ー゚)o「何が?」
lw´‐ _‐ノv「今日のドクオの運勢は小吉。ラッキーアイテムは傷だらけのグローブ。
ラッキーパーソンは初めての野外演奏で緊張して時々声が裏返る人よ」
ノパ听)「凄いぞシュー姉! 格好いいぞシュー姉!」
('A`)「もう帰れよお前ら……20円やるから」
-
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 00:58:25.48 ID:cEZQDfgf0
川 ゚ -゚)「ひょっとして、ツンデレっていう人?」
(゚A゚)
('A`)「全然ちげえし。そんな人じゃねえし。そんな可愛くもねえし」
川 ゚ -゚) (今一瞬凄い顔した……)
ノパ听) (“マジか!?”って顔した……)
o川*゚ー゚)o (当たったわね……)
lw´‐ _‐ノv (カレー食いたい……)
-
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:01:50.04 ID:cEZQDfgf0
o川*゚ー゚)o「元気出しなよー。星の数程女の子はいるんだから。ね?」
('A`)「夜空の星に手は届かないけどな」
o川*゚−゚)o「ああ……」
lw´‐ _‐ノv「違う違う。星は星でも星一徹の事だから」
(;'A`)「一人しかいねえよ!」
ノパ听)「ナイスフォロー姉ちゃん!」
(;'A`)「お前は何でも褒めるな!」
-
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:04:29.11 ID:cEZQDfgf0
('A`)「あ……」
( ^ω^)「ツン、次は何処行くお?」
ξ*゚ー゚)ξ「ポニョ観に行きたい!」
( *^ω^)「ポーニョポーニョ」
ξ*゚ー゚)ξ「うふふふふ」
(`A´)「殺戮の限りを尽くしたい……」
o川;゚ー゚)o「ど、ドックン?」
('A`)「何でもねえよ」
o川;゚ー゚)o「あるよ! 殺戮の限りを尽くそうとしてたよ!」
-
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:08:54.57 ID:cEZQDfgf0
lw´‐ _‐ノv「手伝うわよドクオ」
('A`)「行きましょう」
川 ゚ -゚)「お、お姉ちゃん? ドク兄?」
('A`)「もう駄目ぽ。破壊の衝動がこの身を焼き尽くしてしまう」
o川;゚ー゚)o「おおお、落ち着こうよ」
lw´‐ _‐ノv「この星は発展しすぎた。もう一度、ゼロに戻さなくては……」
川 ゚ -゚)「お姉ちゃん、ラスボスなの?」
ノハ;゚听)「ラスボスだったの!? すげえよ姉ちゃん! かっくいー!」
o川*゚ー゚)o「落ち着けおまえら。殴るぞ」
-
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:11:32.15 ID:cEZQDfgf0
−数分後−
lw´‐ _‐ノv「落ち着きました」
('A`)「落ち着きました」
o川*゚ー゚)o「一時はどうなるかと思ったわ」
ノハ(#)听)「何で私だけ叩かれたの……?」
o川*゚ー゚)o「それも何故かシュー姉ちゃんにね……」
lw´‐ _‐ノv「ごめん。空気読もうとしたら、何か殴っちゃった」
ノハ(#)听)「そっか……そっか………………」
川 ゚ -゚)「ヒー姉のテンションがた落ち」
-
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:14:16.85 ID:cEZQDfgf0
(;A;)「うああああああああ!」
o川;゚ー゚)o「え、何!? 何!?」
lw´; _;ノv「ひいいいいいい!」
川;゚ -゚)「ひいいいいいい!?」
(;A;)「ツンちゃんとお付き合いしたいよお! ツンちゃんとお付き合いしたいよお!」
ノパ听)「ドク兄ぃ……」
o川*゚ー゚)o「ドックン……」
川 ゚ -゚)「ドク兄はわかるけど、何でシューお姉ちゃんも泣いてるの?」
lw´‐ _‐ノv「ごめん……」
川 ゚ -゚)「あ、謝られても……」
-
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:16:49.32 ID:cEZQDfgf0
(;A;)「ううう……」
o川*゚ー゚)o「あのね、ドックン」
(;A;)「何……」
o川*゚ー゚)o「ツンちゃんがいなくても、わた」
lw´‐ _‐ノv「諦めるのはまだ早いわよ」
('A`)「え?」
lw´‐ _‐ノv「恋人を 奪ってしまえ ホトトギス」
lw´‐ _‐ノv「かの有名な豊臣秀吉が残した言葉とかそうでないとか……」
('A`)「う……奪う……?」
-
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:20:02.56 ID:cEZQDfgf0
ノパ听)「流石はシュー姉! 歴史にも精通しているわ!」
lw´‐ _‐ノv「ふふふ。もっと褒め称えなさい。崇めなさい。奉りなさい」
ノパ听)「いや、奉りはしないけど……」
('A`) (そうだよ……奪っちゃえばいいんだ……)
('A`) (相手はあのブーンだ。隠れイケメンの俺が誘えば、ツンデレなんか簡単になびくはず……)
('∀`)「いける!」
lw´‐ _‐ノv「笑い顔気持ち悪い……」
('A`)「出鼻を粉砕された……もう駄目ぽ」
-
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:23:29.93 ID:cEZQDfgf0
川 ゚ -゚)「ドク兄ならいけるよ」
('∀`)「本当か!? 根拠は!?」
川 ゚ -゚)「塵一つ無いけど……」
('A`)「塵一つ無いんだ……」
ノパ听)「ドク兄ぃはいつもこんな状況から逆転してきたじゃない!!」
('∀`)「あ、ああ。そうだな! 例えば、何があったっけ!?」
ノパ听)「…………」
('A`)「…………うん……」
lw´‐ _‐ノv「お前は本当に駄目な奴ね」
('A`)「生まれてきてすいません……」
-
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:27:10.83 ID:cEZQDfgf0
(#'A`)「あーもういいさ!」
川 ゚ -゚)「何が?」
(#'A`)「お前らどうせ俺なんかはツンデレと付き合える訳無いって思ってるだろ!?」
lw´‐ _‐ノv「そもそもツンちゃん彼氏いるからね」
(#'A`)「いーよいーよあーもういいよ! 見てろよお前ら! 逆転ホームラン飛ばしてくるからな!」
o川;゚ー゚)o「あ……待って……!」
川 ゚ -゚)「……行っちゃったね」
ノパ听)「行っちゃったね」
o川*゚ー゚)o「ドックン……」
lw´‐ _‐ノv「どうでも良いけどCoCo壱行かない?」
-
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:29:59.36 ID:cEZQDfgf0
(#'A`)「ちくしょう……あいつらめえ……」
('A`)「ちょっと顔が良いからって俺の事見下しやがって……」
(#'A`)「何様だよ!」
('A`)「……」
(#'A`)「何様だよ!」
('A`)「二回目はいらなかったな」
-
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:32:14.75 ID:cEZQDfgf0
('A`)「……」
('A`)「ポニョ観に行くって言ってたな……」
('A`)「ということは今、近くの映画館にいるはず……」
('A`) (妨害するか……はたまたツンデレ自体をこちらに誘うか……)
川 ゚ -゚)「ドク兄」
('A`)「く、クー。どうした? 一人で……」
-
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:34:51.41 ID:cEZQDfgf0
川 ゚ -゚)「アドヴァイス隊第一号なの」
('A`)「そうか……議論が纏まらないから、一人ずつ俺の所に寄こそうって事なんだな?」
川 ゚ -゚)「うん」
('A`)「みんなは何処に?」
川 ゚ -゚)「CoCo壱」
('A`)「俺もいきてえ……」
川 ゚ -゚)「私も食べに行きたい」
('A`)「くそう……どうして俺は恋なんてしちまったんだ。
恋なんてしなければ、今すぐカレーを食べられるのに……」
川 ゚ -゚)「食べれば良いと思うけど……」
-
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:39:05.16 ID:cEZQDfgf0
('A`)「それで、どんなアドバイスをくれるんだ?」
川 ゚ -゚)「アドヴァイス」
('A`)「アドバ……アドヴァイスね、うん。細かいのね」
川 ゚ -゚)「私のクラスでは、好きな人は屋上に呼び出す事になってるの」
('A`)「ほうほう。屋上ね」
川 ゚ -゚)「時間は絶対放課後」
('A`)「はいはい。昼休憩の時間は駄目と」
川 ゚ -゚)「日にちも決まってて、第一水曜日か第三水曜日の二つ」
('A`)「なるほど。カレンダーを見てチェックしないとね」
川 ゚ -゚)「それを守ったら成功するらしい」
('A`)「うんうん。ジンクスね。うん」
-
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:40:50.40 ID:cEZQDfgf0
('A`)「……それで?」
川 ゚ -゚)「終わり」
('A`)「……………………」
川 ゚ -゚)「……………………」
――何のアドヴァイスだよ………………
――恋のアドヴァイスです
-
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:45:44.91 ID:cEZQDfgf0
(゚A゚)「俺と関係ねえ――! 一切! 何の! 関係も! ねえええ――――!!」
川 ゚ -゚)「役に立った?」
(#'A`)「立つ訳ねえだろ!」
川 ゚ -゚))
('A`)「あ……」
川 ; -;)「や……役に……わ、わた……アドヴァ……」
(;'A`)「あーいやこれは役に立つわ。これは凄い。うん、応用力がある。
あと何か……あの……何か凄いわ。言葉に出来ないくらい凄い」
川 ; -;)「ほんとに?」
(;'A`)「マジマジマジ。これはやばい。感銘を受けた。感動した!」
川 ゚ -゚)「じゃあお小遣い頂戴。カレー食べてくるから」
('A`)「うん……20円しかないけど、どうぞ…………」
-
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:47:53.30 ID:cEZQDfgf0
川 ゚ -゚)「わーい。ドク兄大好き。ちゅっちゅしてあげようか」
('A`)「いやいい。将来にとっとけ」
川 ゚ -゚)「じゃあね」
('A`)「……」
('A`)「あれが第一号という事は、あと三人も来るのか……」
('A`)「帰りてえ……」
-
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:51:37.47 ID:cEZQDfgf0
('A`)「恋なんて……恋なんてもうしない!」
('A`)「ふ……」
('A`)「そんな事言ったところで、落ちてしまうのが恋という落とし穴」
('A`)「そんな気持ちを込めて唄います。恋しぐれ」
ノパ听)「オイース!!!!!!」
('A`)「タイミング悪いよお前……あとエクスクラメーション多いよ……」
-
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:53:42.90 ID:cEZQDfgf0
('A`)「お前もアドバイスをくれるのか?」
ノパ听)「アドヴァイス!!」
('A`)「うん……アドヴァイスね。うん」
ノパ听)「漢ならッッ! 面と向かって! 愛しているの一言でいいの!」
('A`)「そうか。俺はな、それを言って振られたんだぞ」
ノパ听)「なら諦めろ!!」
('A`)「お前何のアドバイスをしにきたんだよ……」
-
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:55:56.41 ID:cEZQDfgf0
ノパ听)「ドク兄ぃはいつもそれだ!」
('A`)「え、何が?」
ノパ听)「自分で駄目と決めつけて諦める! ドク兄ぃの悪い癖!」
('A`)「お前が言ったんだぞ?」
ノパ听)「一度振られたくらいで諦めちゃ駄目だ! 男なら何度でも当たって砕けるんだ!」
('A`)「ツンデレには、もう十回以上も告白したけど……」
ノパ听)「諦めろぉぉぉぉぉぉ!!!!」
('A`)「わかりましたぁぁぁぁぁ!!!!」
-
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 01:58:11.33 ID:cEZQDfgf0
ノハ;゚听)「はあ……はあ……」
(;'A`)「はあ……はあ……」
ノハ;゚听)「お……おこ、お小遣い……」
(;'A`)「もう……無いけど……」
ノハ;゚听)「だったら帰る!」
(;'A`)「帰れ! しっしっ!」
ノハ;゚听)「ふーんだ! ふーんだ! お兄ちゃんなんかドクオだ!」
(;'A`)「ドクオだよてめえ! 悪口みたく言うな!」
-
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:00:29.93 ID:cEZQDfgf0
ノパ听)ノシ
('A`)ノシ
('A`)「はあ……」
('A`)「それでは改めて唄います。恋しぐれ」
lw´‐ _‐ノv「もう 恋なんて……しないわーわーたーしー!」
('A`)「唄うのあんたかよ……来るの早いよ……」
lw´‐ _‐ノv「お小遣いくれ」
('A`)「ねだるのも早いよ……がめついなあんた」
-
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:03:19.71 ID:cEZQDfgf0
('A`)「三人目はてっきり、キューが来ると思ってた」
lw´‐ _‐ノv「キューちゃんはね、今十倍カレーに必死に挑戦してるから最後なの」
('A`)「なんで十倍カレーなんか……」
lw´‐ _‐ノv「血走った目で『今日こそは……奴を越える……』って言ってたわ」
('A`)「キューのキャラがよくわからなくなってきた」
lw´‐ _‐ノv「私も。あの子変わってるのよね」
('A`)「あんたに言われたらもう終わりだな」
-
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:06:20.23 ID:cEZQDfgf0
('A`)「それじゃあ、まあ、さっさとアドヴァイスをくれよ」
lw´‐ _‐ノv「アドバイス」
('A`)「あんたはそっちなのかよ……めんどくせえよ素直家」
lw´‐ _‐ノv「私は画期的な求愛方法を知ってるから、貴方に教えてあげるわ」
('A`)「そうか。全く期待出来ないが聞いてやろう」
lw´‐ _‐ノv「まず服を全部脱ぐの」
('A`)「この時点で聞く気無くなったよ……」
-
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:09:11.54 ID:cEZQDfgf0
lw´‐ _‐ノv「ちゃんと聞いてよ。ここからが凄いのよ?」
('A`)「既に凄い格好になってるけど……」
lw´‐ _‐ノv「ちなみに言っておくけど、ちゃんと乳首は隠さないと駄目だからね。変態って言われるから」
('A`)「下は?」
lw´‐ _‐ノv「モロだしよ」
('A`)「へ、変態だ!」
-
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:12:07.81 ID:cEZQDfgf0
lw´‐ _‐ノv「そして告白する」
('A`)「うん…………え?」
lw´‐ _‐ノv「え?」
('A`)「え? 何? 告白?」
lw´‐ _‐ノv「え? そうだけど?」
('A`)「全裸で……こく、はく?」
lw´‐ _‐ノv「告白だよ。え、何? どうしたの?」
('A`)「全裸に……なる意味は……?」
lw´‐ _‐ノv「ふふふ。わからないの?」
('A`)「わからん……」
-
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:13:45.16 ID:cEZQDfgf0
lw´‐ _‐ノv「人はね、アニマルなのよ」
('A`)「……うん」
lw´‐ _‐ノv「考えてもみてよ。猿や犬が、服を着てメスに求愛するなんておかしいでしょ?」
('A`)「………………うん」
lw´‐ _‐ノv「うふふふふふ……」
lw´‐ _‐ノv「つまりそういう事よ……」
('A`)「………………」
――そういう事かあ……………………
-
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:15:33.69 ID:cEZQDfgf0
('A`)「ああ……何か、よくわかったよ……」
lw´‐ _‐ノv「それは良かったわ。じゃあお小遣い頂戴」
('A`)「無い」
lw´‐ _‐ノv「……」
('A`)「無い」
lw´‐ _‐ノv「出せ」
('A`)「無い」
lw´‐ _‐ノv「作れ」
('A`)「無理」
lw´‐ _‐ノv「死ね」
('A`)「断る」
-
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:20:15.03 ID:cEZQDfgf0
('A(#)「いってえ……」
('A(#)「まさか元彌以外に空中元彌チョップが出来る奴がいるとは……」
o川;゚ー゚)o「ドックン……それどうしたの?」
('A(#)「お前と似た遺伝子を持った奴にやられた」
o川*゚ー゚)o「お姉ちゃんね」
('A(#)「すぐに行き着くあたり、あいつはやっぱ駄目だな」
-
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:22:25.63 ID:cEZQDfgf0
o川*゚ー゚)o「ううん。お姉ちゃん、凄く怒ってたから」
('A`)「逆ギレかよ」
o川*゚ー゚)o「何か『スレタイの扱い酷すぎるわ……』って言ってた」
('A`)「今更かよ」
o川*゚ー゚)o「ドックン」
('A`)「何」
-
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:24:18.50 ID:cEZQDfgf0
o川*゚ー゚)o「ツンちゃんは、小さい頃からブーンの事が好きだったの」
('A`)「…………」
o川*゚ー゚)o「二人が幼なじみだって事、知ってたでしょ?」
('A`)「まあ、そりゃあ……」
o川*゚ー゚)o「だから、今ドックンが割って入るのって、おかしいじゃん?」
('A`)「……だろうな」
o川*゚ー゚)o「でしょ?」
-
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:28:41.25 ID:cEZQDfgf0
('A`)「しかし……幼なじみ同士が付き合うなんて、エロゲーじゃあるまいし……」
o川*゚ー゚)o「幼なじみから恋人になるなんて、少ない事じゃないし」
('A`)「……そうなの?」
o川*゚ー゚)o「そうなの」
('A`)「でも、幼なじみは幼なじみだ。
親友になっちゃったら、そこから恋人同士になるなんて難しいはずなのに……」
o川*゚ー゚)o「ツンちゃんは途中からじゃなくて、最初から好きだったからね」
('A`)「ああ……そっか」
o川*゚ー゚)o「ブーンは鈍感だから、全然気付いていないみたいだったけど」
('A`)「あいつは頭も動きも鈍いからなあ……」
-
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:30:02.87 ID:cEZQDfgf0
o川*゚−゚)o「……」
('A`)「……うん?」
o川*゚−゚)o「ドックンもだよ」
('A`)「何が?」
o川*゚−゚)o「ドックンもにぶちんだよ」
('A`)「馬鹿言えお前。俺みたいなクールガイ捕まえてそんな……」
o川*゚−゚)o「…………」
('A`)「あ、あれ? 怒ってる?」
-
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:33:13.24 ID:cEZQDfgf0
o川*゚−゚)o「馬鹿!」
('A(#)「痛い!」
o川*゚−゚)o「何がクールガイよ! ふりかけを学校に持ってきて先生に叱られた癖に!」
('A(#)「小学生の頃の話だろ……それに当時は画期的なアイディアって同級生に褒められたんだぜ」
o川*゚−゚)o「なんであるもので我慢しようとしないのよ!」
('A(#)「だって……ふりかけがあった方が美味いに決まってるし……」
o川*゚−゚)o「だから素のご飯の味にも気付かないの!」
('A(#)「ちょ、ちょっと待てよ……」
-
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:35:22.46 ID:cEZQDfgf0
('A`)「ははーん……さては十倍カレーで頭がおかしくなったな?」
o川*゚−゚)o「十倍カレー頼んだのはシュー姉だよ!
『師匠……仇は討ちます』って呟きながら頼んでおいて全部残したよ!」
('A`)「あのアマ……」
o川*゚−゚)o「もう知らない!」
('A`)「お、おい……待てって……おい!」
('A`)「……」
('A`)「キュー……」
-
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:36:53.50 ID:cEZQDfgf0
('A`)「……」
('A`)「あいつ……」
('A`)「泣いてた……?」
('A`)「……」
('A`)「泣かせたの、俺だよな……」
('A`)「……」
('A`)「……何だろ」
('A`)「俺も泣きたくなってきたぞ……」
-
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:40:11.87 ID:cEZQDfgf0
('A`)「思えば、あいつとはいつも一緒にいたな……」
('A`)「いつの間にかあいつの姉妹もくっついてきたけど」
('A`)「最初からいたのは、キューだけ……」
('A`)「…………」
(;A;)「……うう」
(;A;)「そうか……いつも傍にいたのは……」
lw´; _;ノv「舌がひりひりするよお……」
(;A;)「あんたなんつータイミングだよ……」
-
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:42:29.71 ID:cEZQDfgf0
(;A;)「ぐぅぅぅぅどうしよう……どうしよう……」
lw´; _;ノv「軟膏塗ってぇ……軟膏塗って頂戴……」
(;A;)「俺……もしかしたら……」
川 ゚ -゚)「もしかしたら?」
(;A;)「キューの事が好きかもしれない……」
ノパ听)「何を悩んでいるの!」
(;A;)「何をって……お、お前らいつの間に……?」
-
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:47:58.19 ID:cEZQDfgf0
ノパ听)「当たって砕けるんだドク兄ぃ! 砕け散れ! 塵一つ残さずに!」
(;A;)「それ駄目なパターンじゃねえか……」
lw´‐ _‐ノv「だからまず全裸に……」
(;A;)「もうあんたはいいよ……20円やるから……あ、20円も無かった……」
つ(;A;)「……?」
川 ゚ -゚)つ(;A;)
川 ゚ -゚)「ドク兄」
(;A;)「……」
川 ゚ -゚)「ジンクス、信じてみる?」
(;A;)「……………………」
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100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:51:46.37 ID:cEZQDfgf0
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ζ(゚ー゚*ζ「ばいばーい。また明日」
o川*゚ー゚)o「またねー」
川д川「じゃあねー」
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104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:53:56.96 ID:cEZQDfgf0
o川*゚ー゚)o「あら?」
川д川「どうしたの? ゴキブリの死骸でも入ってた?」
o川*゚ー゚)o「いや違うけど……下駄箱の中に手紙があるの」
川д川「気をつけて。中に何の死骸が入っているかわからないわよ」
o川*゚ー゚)o「妙に死骸をプッシュするわね貞子ちゃん……えーと」
川д川「何の死骸だった?」
o川*゚ー゚)o「『今すぐ屋上に来て下さい』……だってさ」
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105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:56:57.30 ID:cEZQDfgf0
川*д川「ひゅーひゅー!」
o川*゚ー゚)o「ちょ、ちょっとやめてよ……」
川*д川「憎いね! この死骸女!」
o川*゚−゚)o「ちがわい!」
川д川「行くの?」
o川*゚ー゚)o「……うん。この下手な字さ、見覚えあるし……」
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107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 02:58:21.38 ID:cEZQDfgf0
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(;'A`)「やべえ……緊張する……」
(;'A`)「こういう時は掌に……」
(;'A`)「……何描けばいいんだっけ」
(;'A`)「あーもういいや。うんこ描くぞうんこ」
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112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 03:00:29.90 ID:cEZQDfgf0
(;'A`) (落ち着け……クールだ。クールになれドクオ)
(;'A`)「……」
川 'A`)「素直ドクオ」
(;'A`)「何やってんだ俺は……そういうクールじゃねえだろ……」
(;'A`)「うあああああ……振られたらどうしよう……もう友達じゃいられないのかな……」
(;'A`)「キュー以外に友達らしい友達は……モナーくらいしかいねえし……」
(;'A`)「ああでもモナーは最近調子にのって語尾戻してきたからな……」
(;'A`)「イメチェンのつもりか、花輪君みたいな口調になってきたし……」
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117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 03:04:53.85 ID:cEZQDfgf0
(;'A`) (もしキューに振られたら、俺の人生お先真っ暗だ……)
(;'A`) (次第に学校にいかなくなり、家に引きこもる……)
(;゚A゚) (親からは見捨てられ、毎日一人孤独に過ごすんだ……)
(;゚A゚) (自己主張からか、コテをつけるようになり……)
(;゚A゚) (犯罪予告とかしちゃって捕まえられるんだ……)
(;゚A゚) (威力業務妨害で鬱田ドクオ(26歳・無職)逮捕とかでニュー即にスレ立てられるんだ……)
(゚A゚)「ああぁあぁぁぁあぁああああぁぁああぁぁああ……………………」
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118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 03:05:40.91 ID:cEZQDfgf0
(゚A゚)「振られたくない……振られたくない……」
(゚A゚)「振られないように……する為には…………」
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121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 03:07:55.28 ID:cEZQDfgf0
o川*゚ー゚)o「ドックン!」
( )「キュー……」
( )
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* ヽ(゚A゚)ノ *゚
+゚ ( ) 「愛してます!」
ノω|
o川*゚ー゚)o
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127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/04(月) 03:11:22.23 ID:cEZQDfgf0
川 ゚ -゚)「シューお姉ちゃん。ドク兄振られたみたいよ」
lw´‐ _‐ノv「どうして?」
川 ゚ -゚)「何でも、屋上で全裸になって待ってたらしい。乳首には絆創膏がしてあったとか」
lw´‐ _‐ノv「馬鹿じゃないのあいつ。それよりCoCo壱行かない? 今日はいける気がするんだ」
−終−
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