( ^ω^)ブーンと(,,メ゚Д゚)ギコはタワーを登るようです
-
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:20:44.92 ID:fdFccZ0p0
( ゜ω゜)「ぉぉおおォォォ〜〜!!」
( `ハ´)「――ッ!?」
シナーの受けとブーンの拳がぶつかりあった時、
シナーはある違和感に襲われた。
( `ハ´)(この感じ…受け流せないアル!?)
シナーの防御は円の動き。
ただの力の流れなら、その円熟した技術でいくら強い突きでも受け流す。
だがブーンが狙ったのは
(;`ハ´)(指の…隙間アルか!?)
いくら流れるような受けでも
隙間を突けば、崩れる、崩せる。
無論、一般人に防御の隙間をつく事など不可能。
ブーンの‘目’があってから初めて成立するのである。
シナーの指の隙間に照準された拳は、
その隙間を広げるように、さらに強まり、
ブーンの肉体から爆発的に膨れ上がる“力”の圧力が―――
-
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:21:19.06 ID:fdFccZ0p0
( ゜ω゜)「ふぅ――」
ブーンの唇から鋭い笛に似た、呼気がもれたかと思うと、次の瞬間
「 破ッッ ! ! 」
ブーンが掛け声とともに一気に足を踏み込ませ、
正拳を猛烈な勢いでシナーの隙間めがけ突き出していた。
2人の拳と技がぶつかり合い、大気が、一瞬、爆発したようにスパークした。
常人にはとても見えない、力と技の反流。
「ぱん!」という、肉が肉を打つ音が周囲に響き渡った時だった。
シナーの体が一瞬緑に光り、そして
ド ゴ ォ ォ オ オ ン !!!!
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11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:22:57.68 ID:fdFccZ0p0
(;´_ゝ`)「今…何がおこったんだ!?」
(´<_`;)「ぇ、なんだこれ?」
(,,メ゚Д゚)「…」
観客席がざわつくのも、仕方ない。
二人の拳が衝突した、次の瞬間、そこにあったのは。
( `ハ´)「…」
( ω )「―――――」
返り血を浴びて
、紅に染まりながらも気にするそぶりを見せないシナーと
壁にめり込み、壊れたファービーのように動かないブーンの姿。
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12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:23:56.59 ID:fdFccZ0p0
(,,;メ゚Д゚)「ブーン!!」
叫びながら、たまらず観客席から身を乗り出す。
試合開始前に感じた不安
それが予感ではなく、確信に変わったからだ。
(,,;メ゚Д゚)(何故だ、あの時の兄貴とブーンが重なって、しょうがない…)
思い出す。
狂気の洗礼を受け、狂気に染まり
そして堕ちていった兄の事を。
嫌な汗で、服がグッショリと濡れていて、気持ち悪い。
もうだめだ、これ以上は…
そう思い、身を乗り出して、闘技場にでようとした瞬間――
ミ(´・ω・`) ミξ゚听)ξ
そして自分より先に闘技場に飛び降りる男女が一対。
刻が凍り。
そして、動き出す。
-
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:24:54.35 ID:fdFccZ0p0
( ^ω^)ブーンと(,,メ゚Д゚)ギコはタワーを登るようです
第5話 使う、者
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18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:25:28.99 ID:fdFccZ0p0
- ('A`)「チィ…」
思わず舌打ちが漏れる。
あのピザの潜在能力を試せたのはいいが、
おれさまが遊ぶ前に壊されちまったら意味ねーだろチンカス。
とPOPな黒タイツは心の中で悪態をつきながら
ブーンの生死を確認すべく、近寄る。
( ω )「――――ぉ――」
('A`)(肋骨2本に左手バッキバッキねぇ…人のオモチャをよくも…)
ドクオがシナーをひと睨みしようとした時
2階の観客席から勢いよくふたつの影が現れ、ブーンを奪う。
('A`)「おいおい、テメーら勝手に・・・」
ξ゚听)ξ「ショボン、この子の容態は?」
(´・ω・`)「肋骨数本イッちゃってて、左手複雑骨折
あとは全身打撲ってとこかな」
ξ--)ξ「わかったわ、ありがとう」
女が目をつぶり、思い耽ったと思われた
次の瞬間、女の右手現れる、白い靄のようなもの。
ξ゚听)ξ「なら…‘30分’て、とこね」
-
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:26:10.29 ID:fdFccZ0p0
('A`)「へぇ、こいつらも…」
ブーンを奪った2人の男女を見やりながら、
ドクオは関心した様子で一人、漏らす。
意外と130期生は優秀なのかもしれないな…
そう思った時だった。
( `ハ´)「審判――――」
('A`)「ぁ゛?んだよ」
催促するような声。
振り向いた先にいたのは、シナーの姿。
('A`)「…わかってるよ、お前の勝利宣言すりゃいんだろ?」
ダルそうに黒タイツをパタパタさせながら
オモチャを壊した張本人を、睨む。
( `ハ´)「いや…違うアル」
( `ハ´)「私の負けに、してほしいアル」
-
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:26:55.21 ID:fdFccZ0p0
('A`)「ぁ゛?」
( `ハ´)「朕は自惚れてたアル…」
( `ハ´)「幼い頃から武に励み、
齢25で中国拳法のすべてを極めたと周囲から持て囃され――」
( `ハ´)「できたのは‘驕り’それから朕は一人のシナーとしてでなく
世界のシナーとして振る舞い、あたかも自分が最強だと思っていたアル」
( `ハ´)「‘あの日’まで」
後ろで負けってどういう事ニダ!
と騒ぐニダーも眼中にはいらないのか
突如現れたフサギコに敗北し、
すべてを失った自分を回想するシナー。
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24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:27:28.41 ID:fdFccZ0p0
- (,,メ゚Д゚)「…」
( `ハ´)「でも、なんだか目が覚めたアル」
( `ハ´)「ここにいるのは、世界のシナーでなく
一人のタワー挑戦者のシナーアル」
( `ハ´)「そして―――」
舞うようにゆったりと、
しかし強い意志を感じさせる動きでギコの方を振り向く。
( `ハ´)「ただの復讐者、アル」
(,,メ゚Д゚)「…」ピク
( `ハ´)「あの日から忘れた事はないアルよ…
最強だと謳われ、事実生涯一敗もしたことがなかった朕が
一撃で
ただの一撃で負けたアルからね…」
( `ハ´)「それまで自分を支えていたのを強引に奪われる気持ちわかるアルか?
いや、わからないアル…乾く、乾くアル
誇りを奪ったジャップを殺せと!!
血をすすり、内臓をすり潰せ!と朕の体が求め、乾く、乾くアル…」
-
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:28:51.59 ID:fdFccZ0p0
( `ハ´)「そうアル、勘違いしてたアル」
( `ハ´)「朕は世界のシナーを演じる為にどこか遠慮してたアルヨ」
( `ハ´)「先の少年のように―――
ガムシャラに――
ただただ、力を求め、最強を目指し――
復讐を、果たせばいいアル…己の望むように
武とは力、形式ではなく、想いアル
だから、フサギコの弟」
( `ハ´)「今ここで…朕と戦うアルッ!!
フサギコとの前哨戦…試してやるアル
その血で、体で、朕の乾きを癒すアル…ッッ!!」
歪みながらも、その瞳は
真に強さを求めるように、輝いていた。
ただひたすら己の求めるほうへ。
-
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:29:26.65 ID:fdFccZ0p0
('A`)「おいおい、なに言ってんだ
さっきの試合の勝敗も次の試合もすべておれが――」
( `ハ´)「管理人」
( `ハ´)「頼む、アル」
言葉とは裏腹に、ドクオを睨みながら
強制するようにお願いするシナー。
('A`)「お前いい加減n」
止めるつもりだった、いや腕の2,3本は折ってやろうとも思っていた。
しかし、こうして相対して改めて感じる、違和感。
自らの格闘家としての生まれに根ざすような、根源的、本能的脅え。
違うのだ。
先のシナーとは根本的に。
('A`)(こいつ…)
得体が知れないとか、
そういう、表向きの底知れなさではない。
-
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:29:59.00 ID:fdFccZ0p0
('A`)「…好きにしろ」
舌打ちと共に、くるりと身を翻し、出入り口に向かう。
後ろから皮肉のように「ありがとうアル」と聞こえてくるのが余計腹立たしい。
('A`)「かったりー…」
(*゚∀゚)「ちょっと」
(*゚ー゚)「どこいくんだよ変態ー」
('A`)「ぁ゛?帰るんだよおっぱいと貧乳」
(*゚∀゚)「試験官の仕事は」
(*゚ー゚)「どーすんだ包茎」
('A`)「…わりー気乗りしねーわ」
そういうとドクオはダルそうに
「おれより強いとかねーだろ…」と零し
黒タイツをパタつかせながら消えてしまった。
-
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:31:31.14 ID:fdFccZ0p0
(*゚∀゚)「え、なになにこの展開」
(*゚ー゚)「どうなるどうなるこの展開」
( `ハ´)「さあ…降りてくるアル…フサギコの弟ッ!」
展開を心配する少女たちを尻目に
シナーはさらにオーラを強め、太い微笑を浮かべ歓喜。
(,,メ゚Д゚)「…狂人が」
シナーの微笑に応えるかのように
ギコも闘技場に舞い降りる。
(,,メ゚Д゚)「言っておくが・・・
フサ兄ィに手を出すのはゆるさねぇ
と、いってもお前じゃ手も足もでにだろうがな」
( `ハ´)「兄と同じく口が減らないアルな
御託はいいアル、お前も‘使う’がヨロシ」
-
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:33:33.59 ID:fdFccZ0p0
(,,メ゚Д゚)「後悔するなよッ…!」
瞬間、大気が裂けた。
右腕に聳えるギコの爪が――
黄色く、駆け抜けるように煌き、轟く。
(,,メ゚Д゚)「――疾ッッ!!」
つッ――――
( `ハ´)「!?」
気が付くと右目の下から真っ直ぐに走って鼻梁を跨ぎ、
線対象に左目の下まで切り裂く真一文字の傷を負っていた。
( `ハ´)「今、なにを――!?」
そしてボタボタと紅が零れ、滝のように噴き出して鉄の臭いを撒き散らす。
-
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:34:32.45 ID:fdFccZ0p0
(,,メ゚Д゚)「答える義理はない、早々に逝け」
( `ハ´)「!」
反応する間もなく、追撃。
脳天から股間まで正中線を駆け抜ける一撃、
しかしシナーは避けるでもなく、逆にギコの拳の方へと跳躍、
膝を胸に着くほどに折り畳んで飛び込んだ。
(,,メ゚Д゚)(懐に!?素早い奴だ)
( `ハ´)「惜しかったアル」
畳み込んだ体をさらに捻り、廻し
そのまま―――
( `ハ´)「‘捻廻’!!」
-
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:35:30.58 ID:fdFccZ0p0
( ω )「ぉ――」
薄らぼけた視界で、彼は静かに状況を伺っていた。
ξ゚听)ξ「〜〜〜」
目の前の白い光を、その白魚のような手に纏い、自分に当てる少女。
黄色い光を爪に纏い、大暴れするヤクザ。
そして自分を襲った、あのあふれんばかりの緑の光を。
爆発的に膨れ上がるそられら光の圧力が、
背中にぞくり…と疾り抜ける悪寒を感じさせていた。
( ω )(なん・・・なんだお・・・・この光は・・・でもなんだか・・・)
各人に宿る、様々なカタチをした、光。
ブーンは、それを、間違いなくどこかで見、聞き、知っていた。
なのに、引出しが開かない。鍵が、最後のピースが、当て嵌まらない。
-
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:42:17.62 ID:fdFccZ0p0
- ( ω )(なんだお…このもどかしさ…)
もどかしさと、体を襲う激痛のなかで
彼は静かに悶え、そして…
飛び散る血飛沫。
(,,メ゚Д゚)「ぐッ…」
その強烈な一撃を腹部に浴びて、
ギコが思わず吐血しながら片膝を地面につく。
( `ハ´)「フサギコの弟なのに…この程度アル、か?」
シナーがフサギコへの恨みを晴らすかのように、
小馬鹿にしたような口調で言う。
(,,メ゚Д゚)「うるせぇっ!!」
言葉に反応するようにギコの右の拳が動く。
やや苦し紛れながらも、突きで強引に反撃しようとするが―
-
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/03(月) 23:46:39.21 ID:fdFccZ0p0
- シナーはそれを身軽な動きで避けた瞬間
前に突き出されたギコの腕を左手で掴み
身動きがとれなくなったギコに対し
そのままの態勢で掌羝破を今度は相手のドテっ腹にブチ込んだ。
( `ハ´)「破ッ!!」
(,,メ゚Д゚)「くっ…」
たまらず後方に、吹き飛ぶ。
(,,メ゚Д゚)「…案外その捻廻ってのもきかねーんだな…」
間合いは計るように、ちょこまかと動きながら
口の中の血反吐を吐き出し、強がる。
( `ハ´)「減らず口が止まらないようアルね」
コキッコキッと間接を鳴らし
再度近づこうとするシナー
-
51 : ◆FPZlUAfWEw
:2007/12/04(火) 00:05:16.77 ID:MPZRUZfx0
(,,メ゚Д゚)(これほどまで…強くなるものなのか…)
間合いを計りながら、ギコは考える。
シナーの変化について
(,,メ゚Д゚)(たしかに‘使った’ってのはある、だが…)
(,,メ゚Д゚)(それ以上に今のこいつは揺るがない、ゆるがせない)
今もシナーの心中にあるのは復讐心だろう
だが、以前のものとは質も温度も違うように見受けられる。
(,,メ゚Д゚)(そこまでのものをブーンから感じ取ったというわけか…)
あの試合前のタイミングなら造作もなく殺せたものを…
心のなかで歯軋りするギコ。
-
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/04(火) 00:05:48.09 ID:MPZRUZfx0
( `ハ´)「でかい体のくせに、ちょこまか動き回って
よほど朕の攻撃が怖いアルか?」
(,,メ゚Д゚)「うるせぇ、タイミングを計ってるだけだ…」
( `ハ´)「わかったアル、それじゃ
間合いなど関係ない一撃をお見舞いしてやるアルッッ!」
( `ハ´)「はァ〜〜――ッ」
言うなり、構えを変え、うなるシナー。
(,,メ゚Д゚)(この距離で!?3Mはあるぞ!?いや、それより
中国拳法では…ない?)
シナーの構えは見たところ我流であるが、
隙が見えないのは本人の卓越した技量の故か。
さまざまな流派の特徴を取り入れた半オリジナルなのか?
そこまで推測した時ギコはある事に気付く。
-
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/04(火) 00:09:57.75 ID:MPZRUZfx0
(,,メ゚Д゚)(絶対量が…増えている?)
ギコはわずかに逡巡した。
シナーの力の根源、緑の光の絶対量があきらかに増えているのだ。
(,,メ゚Д゚)「やるなら、いましか…」
力が増えきる前に、仕留める。
そう思い行動しようにも、脚が動かない。
( `ハ´)「こないアルか?」
喰い止めるつもりだった。
しかし、こうして相対して改めて感じる、違和感。
やはり以前のシナーとは違う
前に立つと、自分の芯が、萎え、枯れてゆくような思いに駆られる。
(,,メ゚Д゚)(くっ…)
-
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/04(火) 00:15:55.35 ID:MPZRUZfx0
- (,,メ゚Д゚)「うるせぇッ!!」
不安を吹き飛ばすように、ギコはシナーに飛び掛る。
一瞬で縮む距離
刹那、黄色い光に包まれたギコの拳…爪はシナーの体を貫く。
ごはっと血を吐きながらも、尚体勢を変えないシナー
(,,メ゚Д゚)(あたっているのに…圧倒しているはずなのに、なんだこの…)
(不安は!!)
(,,メ゚Д゚)「うぉぉおお!!!!!」
更に拳で、一直線に顔面を狙った。
シナーの虚をついた、絶対不可避のタイミング
(,,メ゚Д゚)「頭!! 」
もてる力を最大限まで引き出し
(,,メ゚Д゚)「胸!! 」
己の感情を散らすように
(,,メ゚Д゚)「腰!! 」
放つ連撃!
-
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/04(火) 00:22:23.63 ID:MPZRUZfx0
- (,,メ゚Д゚)「何故だ!何故防御すらとらない!!」
ギコの連撃を受けながら、尚構えを変えないシナー
そして更に膨れ上がる緑の光
( `ハ´)「お前は…かかったアルよ」
(,,メ゚Д゚)「なに?」
( `ハ´)「焦って、己から間合いをつめる…
この間合い、そして今力はたまったアルッ!!」
( `ハ´)「はぁああ!!!」
シナーがドス黒い咆哮に吐きあげ、
その小さな体が跳ねるようにのけぞる。
(,,メ゚Д゚)(バ…化物か、この男)
絶望を感じ始めたギコの、
小さな掌に、まだ舞っていた埃の一欠片が降りてくる。それはさながら、一枚の羽にも似て――
(,,メ゚Д゚)(ならば、おれもそれ相応の――)
そう、覚悟を決めたとき
( `ハ´)「終わりアル」
狂気を纏った拳が、眼下に向かって振り下ろされ――
-
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/04(火) 00:25:50.18 ID:MPZRUZfx0
- ( ω )(―――!!)
その異様な光景を見てブーンは、思い出す。
( ^ω^)(あれ、これってもしかして…)
狂う
緑 青
高ぶる 白に
強さ
染めて 強化
廻る
求める 踊り
5系統
許容範囲外
感情の種類
名ばかりの狂気
思い出す、
おもいだす、
想い出す、
オモイダス――
-
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/04(火) 00:28:03.37 ID:MPZRUZfx0
- ダメだ、これ以上は
父さん?とうさん?
( ^ω^)「うわぁああああああ!!!!」
力の衝突が始まると同時に、ブーンは咆哮を上げた。
終
-
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/04(火) 00:30:26.69 ID:MPZRUZfx0
- 6話も続けて、といいたいところですが
時間が時間なので今日の22時にでも投下します。
意味不な展開ですが、次話で色々説明いれますので
(特に使うとかなんか能力っぽいとこ)ご了承くださいませ。
なにか質問あれば、どうぞ
-
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/04(火) 00:37:49.25 ID:tZx2Bt9eO
- 全体像は掴めてるし面白いよ。
だけどこの設定だと終盤かなり辛くなると思う。
あとなんで40階にしたの?
-
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2007/12/04(火) 00:39:51.66 ID:MPZRUZfx0
-
>>75
次話でかなり話を動かす予定です。
この話の目的や、終わり方も少しは見えてくるんじゃないでしょうか
40階も一応伏線というか、登場人物のふにゃむにゃにそって40階にしました。
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