( ^ω^)と超高性能メイドロボのようです
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 19:42:20.20 ID:XO1nfHrx0
- メイドさんが好きです。
メイドロボが欲しいです。
そして、やらしいことをしたいです。
メイドロボとはksms社が開発した超未来的人造人間。
あまりの可愛らしさと機能性の高さに世界中でバカ売れです。
という訳で、今日はメイドロボ販売店に来ました。
――――( ^ω^)と超高性能メイドロボのようです―――
-
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 19:44:01.10 ID:XO1nfHrx0
- ( ^ω^)「・・・・・・・」
('、`*川「いらっしゃいませ。本日はどんなものをお求めでしょうか?」
( ^ω^)「ロリだお」
('、`*川「は?」
( ^ω^)「金はある、いいからロリっ子メイドロボをだすんだお」
ペニサスは思いました。
ああ、またこういうタイプの変態が店に来たのか・・・と。
('、`*川「ちっ、社会のゴミの変態が・・・」
心の声より口が悪くては三人称の意味がありません
-
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 19:45:32.03 ID:XO1nfHrx0
- ('、`*川「さて、出来ればもう少し詳しく希望の品についてお聞きしたいのですが・・・・」
( ^ω^)「やれやれ、これだから凡人は嫌だお。プロならそれぐらい予測しろお」
ペニサスはむかつきました。
いえ、たとえ釈迦様でもこの豚には苛立ちを隠せないでしょう。
( ^ω^)「まぁいいお。とりあえず、身長150cm未満、これは外せないお。
後は貧乳、黒髪、清純派、だけどもエッチな行為には興味津々☆なんてのが希望だお」
('、`*川「・・・はぁ、メイドロボはご主人様のご奉仕をするのが基本であって、性行為には基本的に・・・」
( ゚ω゚)「いいから、パイパンメイドロボをだすんだおッ!!!」
('、`*川(気が狂っとる・・・)
-
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 19:48:40.95 ID:XO1nfHrx0
- ('、`*川「それでしたら・・・こちらのメイドロボはいかかでしょう?」
(*゚ー゚)
('、`*川「最近発売されたばかりの新商品です。
小さな体からは想像出来ませんが、現在市場にあるどんな商品よりも馬力があります。
同時に、細かい作業にも向いており、まさに万能型究極メイドロボと言っても過言ではないでしょう」
(*^ω^)「・・・・・・・」
('、`*川「お客様?」
(*^ω^)「パッケージを見ただけで射精したお」
('、`*川「お気に召して頂いたようでなによりです」
-
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 19:50:05.01 ID:XO1nfHrx0
- 店内にはイカの臭いが蔓延している。
ブーンとペニサス以外の客と店員は逃げ去った!
ブーン達は折れない心を手に入れ、羞恥心を落とした。
('、`*川「こちらの書類にサインしてください」
( ^ω^)「かしこマルゲリータ」
さらさらっとサインをする。
不細工なやつほど字が綺麗な不思議。
('、`*川「それでは今夜にでも配達いたします。
お買い上げ、どうもありがとうございます」
( ^ω^)「いや、配達はいいお」
('、`*川「・・・は?」
-
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 19:51:18.72 ID:XO1nfHrx0
- ( ^ω^)「ブーンが自分で持ってくお」
('、`*川「・・・お客様、いくら見た目は可愛い女の子とはいえ、所詮は人造人間。
重力緩和装置を作動しないと、およそ200キロは越えると思いますが・・・」
( ^ω^)「だがそれがいい、障害があるほど恋は盛り上がるお」
『メイドロボ−モデルしぃ』を箱ごと担ぎ上げるブーン。
その顔はどこか爽やかさを感じさせるほどの満足感を帯びていた。
もちろん、爽やかさは気のせいである。
-
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 19:52:35.95 ID:XO1nfHrx0
( ゚ω゚)「待ってろパイパンメイドロボォォオオオオオオオ!!!」
走り去っていくブーン。
背中には愛する人を入れた命の箱。
通り過ぎていく人たちが白い目で見ていたのは言うまでもない。
('、`*川「・・・ははは、ちょろいちょろい。
言うなれば、これは天罰天罰FOWFOW。」
してやったりと、ほくそ笑んでいるペニサス。
しかし、彼女にもイカの臭いが染み付いているとは誰が知るだろう。
いや、周りの人間は既に彼女に近づきはしないと決めているのだが。
-
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 19:53:49.14 ID:XO1nfHrx0
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・
( ^ω^)「さて、こんなもんでいいお」
彼はスーツを羽織っていた。
こんな正装をするのは成人式以来であろう、もっとも部屋内での一人成人式だったが。
何であろうとも、第一印象は大事である。
彼にもそれくらいのことは分かっていた。
部屋中にある、フィギアとエロビデオは隠す気はないみたいだが。
-
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 19:55:24.80 ID:XO1nfHrx0
( ^ω^)「ふふふ・・・・いよいよ、ご対面だお」
彼の目の前に置かれた巨大な箱。
それには可愛らしい女の子の写真が貼られている。
それもそのはず、『メイドロボ−モデルしぃ』は全世界で最も人気のある機種。
その筋の人なら血眼になって欲しがるものなのである。
彼は小さな頃からコツコツと親からくすね続け、ようやく貯まったお金だ。
その結果、今日という日が訪れたのである。
( ^ω^)「さぁ、箱を開けるお・・・!!」
-
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 19:56:40.11 ID:XO1nfHrx0
- ゆっくり、ゆっくりと包装を剥がしていく。
その一つ一つが彼の夢への一歩になるのである。
そして、ようやく箱の中から一つの影が見えたのであった・・・・。
パカ
(´・ω・`)「やぁ」
-
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 19:57:59.23 ID:XO1nfHrx0
- パタン
( ^ω^)
(^ω^)
-
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 19:58:55.27 ID:XO1nfHrx0
- ( ^ω^)「うん、顔も叩いた。目薬も差した。
さぁ、僕たちの愛の始まりだお…しぃ!!」
パカッ
(´・ω・`)「やぁ」
パタン
アッ チョット シメナイデヨ ゴシュジンサマ
-
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:00:16.57 ID:XO1nfHrx0
- パカッ
( ゚ω゚)「おうおうおうおう!!!何なんだおてめーは!!」
(´・ω・`)「何って…超高性能メイドロボショボンだよ」
( ゚ω゚)「しぃは!僕の愛するパイパンメイドロボはどーしたおッ!!」
(´・ω・`)「しらないよぉ、でも僕のほうがしぃより可愛い自身はあるよぉ」
言われてみればそうなのである。
締まっていて細く長い足。
手を伸ばせば天井に手が届いてしまいそうなスレンダーながら大きな体。
胸は程よく発達した大胸筋が胸部を膨らましている。
何より、メイド姿がはちきれんばかりだ。
(;゚ω゚)「いや、てめーはどこのK−1ファイターだおッ!!」
-
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:02:02.54 ID:XO1nfHrx0
- (´・ω・`)「ふふっ…僕の性能を甘くみてもらっちゃ困るね」
(;^ω^)「な、なんだお?」
そう言ってショボンはゆっくりとスカートをたくしあげる。
美しすぎるほどに毛を帯びた足の先にあったのは布切れ。
そう、誰しもが求めてやまないパンツである。
布は体との境目にしわを作っており、それがなんとも言えなくいやらしい。
そして、その柄はブーンにとって大好物である水と白のボーダー、つまり紺パンなのである。
何より、股間部分の盛り上がりがセクシーである。
(;゚ω゚)「てめぇ!毛無しどころか竿付きじゃねーかおッ!!」
-
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:03:44.45 ID:XO1nfHrx0
- そこでブーンはふと思い出した。
確か箱にはあの店の電話番号が載っていたはずだと。
( ^ω^)「おいショボン、ちょっとそのまま待機してるんだお」
(´・ω・`)「初めて名前を読んでくれたと思えば放置プレイ?
もう、ご主人様ってば大胆な上にエッチなんだからぁ☆」
( ^ω^)(…これほどの殺意を抱いたのは初めてだお)
-
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:05:05.01 ID:XO1nfHrx0
- Trrrrrrrrr
Trrrrrrrrr
ガチャ
『はい、もしもし。VIP地区メイドロボ販売店でございます」
( ^ω^)「おい、お前さっきの店員だよな?」
『ああ、ブーン様ですね。先ほどはお買い上げありがとうございます。どうかなされましたか?』
( ^ω^)「どうしたもこうしたもねーお。
箱の中から出てきたのは女の子どころか化け物だったお」
『…なるほど、お客様虫メガネはおもちですか?」
( ^ω^)「は?いや、持ってるけど…」
-
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:06:30.83 ID:XO1nfHrx0
『それでしたら、パッケージの電話番号の隣にある注意書きをよく読んでみてください』
ブーンは思った。
おかしい、この女の言ってることは何かおかしい
だって、この電話番号の隣には注意書きなんて書かれてないのだから。
そこまできて、ようやく虫メガネの存在を思い出す
彼が虫メガネを使ってようやく見れる程度の極小の字でこう書かれていた。
【注意※パッケージはイメージです】
(;゚ω゚)「詐欺ってレベルじゃねーおおおおおおおおお!!!!」
-
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:08:28.83 ID:XO1nfHrx0
- ( ゚ω゚)「おい、女…まさかこれで済ますつもりじゃないかお?」
『まだ、納得されていませんか…それでしたら先ほどサインした書類をご覧ください』
ブーンは驚愕した。
書類には確かに【いかなる場合も返品は効きません】と書かれていたからだ。
詐欺には変わりないのであるが。
(;゚ω゚)「で、でも、こんなのって…!!
『先程も言いましたとおり、メイドロボは基本的にご奉仕が基本とされています。
それ上、ショボンのご奉仕機能も実はパーフェクトの仕様となっておりますが?』
(;゚ω゚)「う、うぐぅ…だが、これは…」
(´・ω・`)「ご主人さまぁ?」
(;^ω^)(吐き気がするお)
-
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:09:58.71 ID:XO1nfHrx0
- 『ふむ、ではしょうがない。
「メイドロボ−モデルショボン」にしか付いていない機能をご紹介いたしましょう』
( ^ω^)「ほうほう、それは興味深いお」
『まず、ショボンのパンティーを脱がしてください』
( ^ω^)「ショボン、パンツ脱げお」
(´・ω・`)「えっ…!?…わかった、ご主人様の命令だもんね…」
スルスルと脱げていくパンツ。
露になる立派なエクスカリバー。
パンツには何か黒ずんだ染みがついていた。
-
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:10:54.87 ID:XO1nfHrx0
- 『脱げましたか?それでは四つんばいにさせてください。
お尻をこちらに向ける様にするのがベストだと思います」
( ^ω^)「ショボン、こっちに尻向けて四つんばいになるお」
(´・ω・`)「ええっ!!……でも、うん、僕頑張るよ」
顔を赤くしながらも、言われたとおりにするショボン。
その姿は正に、命令を受けて恥辱をうけるメイドそのもの。
ショボンは今まさに、メイドとして成長しているのである。
同時に、やや傾きを上に上げたエクスカリバー。
-
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:25:24.35 ID:s/VkplY70
- 『…それで準備は完了です。
後はお尻の中心にあるボタンを強く押すだけです』
( ^ω^)「なるほど、そぉい」
ズブズブッ
(´・ω・`)「あひぃぃいいいいんんっ!!」
ブーンの指がずぶずぶと穴に深く埋まっていく。
また、ショボンの苦しそうで嬉しそうな呻き声が部屋中に響き渡る。
そして、完成した
エクスカリバーは真の聖剣となったのである!!!
-
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:27:00.83 ID:s/VkplY70
- 『…どうなりましたか?』
( ^ω^)「ショボンのチンコが大きくなって、はちきれんばかりですお。
あと、僕の指がどことなく臭くなったような気がするお」
『そうですか…大きくなりましたか、臭くなりましたか…ぶふぉうっ」
(;゚ω゚)「お、お前今噴出したおっ!?また騙したおっ!!?」
(´・ω・`)「はぁはぁ…ご主人さんさまぁ…もっとぉ!」
(;゚ω゚)「お前は黙ってるおぉおおおおお!!!」
-
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:29:46.63 ID:s/VkplY70
- その後、いささかの問答はあったが、最終的にペニサスに丸め込まれたブーン。
結論は、このままショボンがブーンの家に住み着くということである。
ちなみに電話の最中に何故かゴミ箱の中身がティッシュでいっぱいになってしまっていた。
『まぁ、そんな訳でショボンをよろしくおねがいします』
(´・ω・`)「よろしくお願いします」
(;^ω^)「もう、どうにでもなれだお…」
『これにて一件落着ですね。私も売れ残ったショボンをどうやって売るか悩んでいたところなんです。
あなたみたいなお客様が引き取ってくださってよかった(笑)
これからもメイドロボをご贔屓に、それでは失礼いたします」
ガチャ
(;゚ω゚)「(笑)ってなんだお!?あっ、畜生切れてやがるおッ!!」
(´・ω・`)「ペニサスちゃんは自由だからね、しょうがないですよぉ」
-
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:31:43.58 ID:s/VkplY70
- ( ^ω^)「…………」
(´・ω・`)「…………」
( ^ω^)「…………」
(´・ω・`)「…………?」
( ^ω^)「…一応、よろしくだお」
(´・ω・`)「…はい!よろしくですご主人様!!」
こうして、二人の奇妙な生活が始まった!
-
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:33:22.82 ID:s/VkplY70
- ――――それから
(´・ω・`)「ご主人様、ご飯が出来ました」
( ^ω^)「おお、どれどれ…ってメチャクチャ美味いじゃないかお!」
(´・ω・`)「気に入ってくれて嬉しいです」
( ^ω^)「さすがに、超高性能は伊達じゃないお……」
(´・ω・`)「隠し味に白いお汁を入れてよかった」ボソッ
(;゚ω゚)「お、お前今なんていったお…!!?」
-
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:35:26.22 ID:s/VkplY70
- ――――それからの生活は
( ^ω^)「ちょっと正座するお」
(´・ω・`)「はい」
( ^ω^)「僕はお前にこの服を洗濯しろと言ったはずだお?」
(´・ω・`)「はい、確かに言われました」
( ^ω^)「んで、なんで余計に汚れてるんだお?」
(´・ω・`)「さぁ…世の中って不思議ですよね」
( #^ω^)「この白くて粘着質のたかい液体はなんなんだお…!!」
(´・ω・`)「洗剤が固まったんですよぉ☆」
-
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:37:54.88 ID:s/VkplY70
- ――――それからの生活は楽しくて
( -ω-)「グーグー」
(´・ω・`)「…………」
( -ω-)「グーグー」
(´・ω・`) ゴソゴソ
( -ω-)「…それ以上近づいたらぶん殴るお」
(´・ω・`) ピタ
( -ω-)「グーグー」
(´;ω;`)「グーグー」
-
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:39:42.28 ID:s/VkplY70
- ――――それからの生活は楽しくて幸せで
(´・ω・`)「ご主人様、お背中流しましょうか?」
( ^ω^)「断る」
(´・ω・`)「……何もしませんよ」
( ^ω^)「…してもいいって言ったら?」
(´・ω・`)「抱きついて、吸い付いて、いれて、アッー!アッー!」
( ^ω^)「ぶち殺すぞ」
(´・ω・`)「ショボーン」
( ^ω^)「ぶち殺すぞ」
-
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:42:02.94 ID:s/VkplY70
- ――――それからの生活は楽しくて幸せで……
( ^ω^)(はぁ、ショボンがきてからオナニーも出来ないお)
( ^ω^)(おかげで、オナ禁が嫌になるほど続いてるお……)
( ^ω^)(体に良いとか…我慢のしすぎは逆効果だお)
( ^ω^)「ところで、何故ゴミ箱に山ほど丸めたティッシュがあるのか問いただしてもいいかお?」
(´・ω・`)「…殺生なり」
-
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:44:03.15 ID:s/VkplY70
- ――――それからの生活は楽しくて幸せ……?
(´・ω・`)「お兄ちゃん!」
(´・ω・`)「先輩……」
(´・ω・`)「ブーン!」
( ^ω^)「何言ってるんだお」
(´・ω・`)「え…呼びかけにもバリエーション増やそうかなって」
( ^ω^)「僕としては、『殿』がオススメだお」
(´・ω・`)「帯を引っ張ってあ〜れ〜がしたいんですか?
( ^ω^)「お前にそれはないお」
(´・ω・`)「あ〜r」
( ^ω^)「それはないお」
-
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:45:50.89 ID:s/VkplY70
- ――――それからの生活は楽しくて幸せ(笑)
( ^ω^)「なぁ、ちょっと胸触っていいかお?」
(´・ω・`)「え!?…ちょっとだけだよ」
さわさわ
(´・ω・`)(あ、ご主人様の指が僕の胸に……!)
(´・ω・`)(そ、そんなに撫で回しちゃダメぇ!)
(´・ω・`)(また聖剣開放しちゃううう!!)
( ^ω^)「素晴らしい大胸筋だお」
-
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:48:15.70 ID:s/VkplY70
- ――――それからの生活は楽しくて幸せ(笑)なもので誰もが羨むものであると思いこむ事にした。
( ^ω^)「メイド服が恐ろしい位に似合わないお」
(´・ω・`)「ガーン、気に入ってるのに……」
( ^ω^)「お前には、ビキニパンツ一丁が一番だと思うお」
(´・ω・`)「え、そんな…エッチ☆」
( ^ω^)「……そういう意味じゃないって、自分でもわかってるお?」
(´・ω・`)「……うん」
-
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:50:06.70 ID:s/VkplY70
- そんな幸せ(笑)な日常もそう長くは続かない。
一ヶ月もしたある日、ブーンの家にある来訪者が現れたのである。
その時から、運命の歯車は狂い始めた。
…初めから壊れた時計の歯車などどうでもいいのではあるが。
ピンポーン
(´・ω・`)「僕が出ましょうか?」
( ^ω^)「いや、いいお。僕が自分で出るお」
-
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:51:42.10 ID:s/VkplY70
- ( ^ω^)「はいはい、どちら様〜」
ガチャ
(*゚ー゚)「あ、ご主人様!ようやく会えました!!」
バタン
( ^ω^)
(^ω^)
-
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:53:23.29 ID:s/VkplY70
- ガチャ
(*゚ー゚)「何でいきなり閉めるんですかッ!」
(;^ω^)「お、おお?君はメイドモデルしぃ…だお?
生憎、僕には二つ目のメイドを買う余裕はないというか…」
(*゚ー゚)「あ、お金なら心配しないでくださいってペニサスさんが言ってました!」
( ^ω^)(あの店員が…?)
( ^ω^)「ちょ、ちょっと上がって待ってて欲しいお」
(*゚ー゚)「わかりましたーお邪魔しまぁーす」
-
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:55:10.91 ID:s/VkplY70
- (´・ω・`)「どうしたんですかぁ〜」
(´・ω・`)「……って、君は『メイドロボ−モデルしぃ』じゃないか。どうしたんだい?」
(*゚ー゚)「……それは、ご主人様が今から話してくれるよ」
(´・ω・`)(『ご主人様』?そうか…)
Trrrrrrrrrrrrrr
Trrrrrrrrrrrrrr
ガチャ
『はい、こちらVIP地区メイドロボ販売店でございます』
( ^ω^)「あ、あの時の店員かお!?」
『ああ、ブーンさんですか。そろそろ電話が来る頃かと』
-
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:57:38.81 ID:s/VkplY70
- 『聞いてください、私支店長になったんですよイエーイ』
( ^ω^)「あ、そうですか…それはおめでとうございます。
じゃなくて、あのメイドロボは一体なんなんですお?」
『ああ、やはりその件ですよね』
ペニサスはふぅと一息つく。
そして、ゆっくりと説明を始めた。
『元々、詐欺まがいで押し付けたショボンですが…普通の人ならすぐに捨てますよ。
現に、今までもショボンは捨てられた経験のあるメイドロボですから…」
そんな馬鹿な、と言おうとブーンは思ったが、この女の商法とアイツの姿を考えて納得した。
-
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 20:59:17.91 ID:s/VkplY70
- 『でも、あなたは見捨てなかった、最後まで共に歩む事を放棄しなかった。
そんなあなたへの、ささやかなご褒美があの『メイドロボ−モデルしぃ』ですよ』
( ^ω^)「…ちょっと待つお、『最後』ってどういうことだお?」
『…ショボンの内臓バッテリーの電池が切れるんですよ。
何度も人の手を渡ってきたショボンですから、所謂中古品というやつなんです。
本来なら、充電をするんですが…何分古いタイプのメイドロボですから……』
( ^ω^)「それはつまり…?」
『はい、ショボンはこちらで廃棄させてもらいます。
他の店でも手に余してしまうのが『モデルショボン』ですからねぇ…』
-
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 21:00:34.68 ID:s/VkplY70
- ブーンは全身から力が抜けるのを感じた。
いるのが当たり前だと思っていた存在が消える、それを思うと何故か無性に切なくなったのである。
『電池が切れたらまた電話してください、業者がショボンを迎えに行きます。
それまでは、ショボンとしぃ3人で仲良く暮らしてください』
( ^ω^)「わかったお……」
『はい、今後もメイドロボをご贔屓に。それでは』
ガチャ
ツーツーと冷たい電子音だけがブーンの世界を支配する。
彼は耳から受話器を放すことを忘れるくらいに動揺していた。
-
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 21:02:08.26 ID:s/VkplY70
- (´・ω・`)「……そっか」
( ^ω^)「ショボン!?」
振り返ると、そこには悲しげな顔をしたメイドロボが立っている。
いつも、二人の間に流れていた和やかな雰囲気、暖かな時間はそこにはない。
あるのは、緊迫した静けさだけだった。
(´・ω・`)「僕……もう、時間がきちゃうんだね」
(;^ω^)「ちがっ、ショボン!」
(´・ω・`)「ううん、いいんだ。僕、幸せだったから!」
『幸せ』と口にしたショボン。
悲しげな雰囲気は消えていない。が、それは確かに幸せを感じた者の笑顔だった。
-
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 21:03:05.75 ID:s/VkplY70
- (´・ω・`)「今までのご主人様はね…僕を見た瞬間に殴り飛ばしたよ。
『ふざけるな!』『俺をバカにしてるのか』!ってさ」
(´・ω・`)「それでペニサスのところに帰るとさ、いつも申し訳ない顔をするんだ。
……僕自身の力だけじゃ、あそこまで行き着くことも出来ないのに。
やれるだけのことをやってくれてるから僕は感謝してるくらいなのに。」
(´・ω・`)「そんな毎日をしているうちにさ、もうこのまま廃棄された方が良いんじゃないかと思った。
もう、ペニサスの悲しむかをは見たくなかったし、何より僕も辛かった。
……だから、今度のご主人様が最後のチャンスだと思っていた」
( ^ω^)「…………」
(´・ω・`)「そんな時だよ、あなたと出会ったのは!」
-
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 21:04:39.68 ID:s/VkplY70
- (´・ω・`)「僕を見たとき、殴らなかった!
それだけでね、僕はなんだか救われたような気がしたんだ!
怒鳴られちゃったけど、それでも僕は嬉しかった!!」
(´・ω・`)「それだけでも嬉しかったのに…嬉しかったのに…」
ショボンの瞳が少しずつ赤く染まっていく。
ほのかな赤みを灯した頃、大粒の涙が溢れ出した。
(´;ω;`)「あなたは言ったくれたんだ!『よろしく』って!
こんな僕に、メイドロボとしての生きる資格を与えてくれたんだ!!
僕が、僕であるための権利を作ってくれたんだ!!」
-
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 21:05:57.15 ID:s/VkplY70
- (´・ω・`)「……僕は幸せだったよ。あなたに会えて良かった。
だからこそ、あなたには幸せになってもらいんだよ。
理想のメイドロボ、『しぃ』の傍でアナタが幸せになってくれると願ってるよ」
そう言い残し、ショボンは玄関へと向かう。
恐らく、メイドロボ販売店へと行くつもりなのだろう。
自らを、廃棄させるために。
それは苦渋の決断だった。
でも、誰よりもご主人様の幸せを願う『最高のメイドロボ』の決断だった。
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88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 21:07:55.67 ID:s/VkplY70
- (;゚ω゚)「い、嫌だっ!!」
男が吼えた。
そんな最高のメイドロボを手放したくないと男が吼えた。
(;゚ω゚)「た、確かに最初はこんなやつが来たと残念だった!
しぃが手に入るまでの繋ぎのような感覚で僕は過ごしていた」
(;゚ω゚)「だけど、だけど……!!」
男は叫ぶ。
彼は答えを知っていたから。
何が、彼の『幸せ』であるかということを。
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90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 21:10:29.51 ID:s/VkplY70
- ( :ω;)「今は、お前が僕には必要なんだお!
ムカツクこともあるし、嫌なところがいっぱいあるようなお前が!!
僕の『理想』なんかよりもずっと好きな『最高』になったんだお!!」
( :ω;)「電池がなくなるなら、どうにかするお!
直接、本社へと向かってでも何とかするお!
だから、だから!!」
( :ω;)「ずっとずっと、僕のメイドロボでいてくれおおおおおおお!!!」
男の言葉は誠の言葉。
心を直接映し出した、真実の言葉。
愛する心が生みだした言葉。
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94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 21:12:53.21 ID:s/VkplY70
- (´・ω・`)「でも、ダメなんですよ。
もう、僕の体はボロボロだ……それに電池はたった一つのものだから」
(;゚ω゚)「どうにもならないのかお?絶対に?」
(*゚ー゚)「それは私が答えます。ショボンさんは古いパーツだから充電仕様になっていないんです。
おまけに、重要パーツと電池部分のパーツが繋がってるから……」
( ^ω^)「……そう…かお」
(*゚ー゚)「でも、たった一つだけ助かる方法があります」
(;゚ω゚)「な、なんだお!?それを聞かせてくれお!?」
(*゚ー゚)「それは……」
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95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 21:13:50.05 ID:s/VkplY70
『それは……』
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98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 21:15:06.76 ID:s/VkplY70
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ペニサス「よし、最終調整完了。これでばっちりってやつだ。」
『おっおっ、ありがとうですお』
『うん、本当に感謝するばかりですね』
ペニサス「まぁ、お前達には色々迷惑かけたからな……おあいこだ。
これからも、メイドロボ販売店をご贔屓に、じゃあね」
『バイバイですおー』
『さよーならー』
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99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 21:16:35.66 ID:s/VkplY70
- ('、`*川「……しかしまぁ、驚いたものだよな。
ブーンもしぃもショボンも…あんな考え普通思いつくか?」
('、`*川「『しぃの体にショボンの思考チップ』だけを移しかえるなんてな…。
これで、しぃのボディのショボンが誕生って訳か…気持ち悪いもんだな。」
('、`*川「さて、私は新しい『しぃ』のボディを作ってやらんとな。
こんなに良い子が市場に出ないなんて宝の持ち腐れってやつだしな!」
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100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 21:17:56.79 ID:s/VkplY70
- 『なぁ、そう言えばなんて呼べばいいんだお?』
『え?しぃでいいんじゃないですか?』
『それだと、何だかオリジナリティがないっていうか……』
『そうですかぁ、じゃあ僕に名前付けますか?』
『まぁ、それなら決まってるお』
『あはは、この体になってもやっぱりそれなんですよね』
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102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/15(火) 21:19:01.51 ID:s/VkplY70
- ( ^ω^)「帰ろうか、ショボン」
(*゚ー゚)「はい、ご主人様」
――――( ^ω^)と超高性能メイドロボのようです―――
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109 : ◆9d9cVF02x2
:2008/01/15(火) 21:21:28.83 ID:s/VkplY70
- これを書いた理由
・息抜き
・>>101の言う通りこはるびより
・軽く三人称の練習
・ホモショボンが最近みないから
・ショボン欲しい
以上ですかね。いやぁ、皆様お疲れ様でした
100前後で終わってヨカター
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167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
:2008/01/16(水) 12:57:07.80 ID:cwOxBUeMO
- 乙!

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