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( ^ω^)当確への一票のようです
1
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 13:52:45 ID:sp.Z.X1Q0
( ^ω^)「そこらへんに座ってくれお」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、はい」
( ^ω^)「紅茶とコーヒーは?」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、ええっと……じゃあ紅茶で」
( ^ω^)「ミルクか砂糖かレモンは?」
ミセ*゚ー゚)リ「レモンと砂糖をお願いします」
( ^ω^)「どうぞ」
ミセ*゚ー゚)リ「(早っ……)あ、ありがとうござ……」
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ「(アップルティーにレモン入れやがった……)」
2
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 13:55:00 ID:sp.Z.X1Q0
( ^ω^)「お、そうだそうだ」
ミセ*゚ー゚)リ「なんですか?」
( ^ω^)「さっき、駅前のケーキ屋さんでケーキを買ったんだお」
ミセ*゚ー゚)リ「へぇ、そうなんですか」
( ^ω^)「よかったらおひとつどうかお?」
ミセ*゚ー゚)リ「いいんですか?」
( ^ω^)「アップルパイと、レモンシフォン」
ミセ*゚ー゚)リ「(紅茶とダダ被りやん)」
( ^ω^)「フォークは3股と4股、どっちがいいかお?」
ミセ*゚ー゚)リ「(心底どうでもいい)」
3
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 13:55:36 ID:sp.Z.X1Q0
( ^ω^)「ええっと……ミセリさん?」
ミセ*゚ー゚)リ「はい」
( ^ω^)「ほう……なかなかな学歴と資格を……」
ミセ*゚ー゚)リ「いえいえ……」
( ^ω^)「僕の……秘書を希望と?」
ミセ*゚ー゚)リ「はい」
( ^ω^)「よかったらその理由を教えてくれるかお?」
ミセ*゚ー゚)リ「はい!単純に職が無かったからです!」
( ^ω^)
ミセ*゚ー゚)リ
( ^ω^)「ちょっとは大人の都合で動こうぜ」
4
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 13:56:11 ID:sp.Z.X1Q0
( ^ω^)「まあ正直な事はいい事だお」
ミセ*゚ー゚)リ「はい!それが取り柄です!」
( ^ω^)「今まで生きてきた中でのデメリットは?」
ミセ*゚ー゚)リ「企業秘密を外に漏らしてクビに」
( ^ω^)「……ミセリさん」
ミセ*゚ー゚)リ「はい!」
( ^ω^)「…………」
ミセ*゚ー゚)リ「…………?」
( ^ω^)「……いや、なんでもないお」
ミセ*゚ー゚)リ「(こいつ秘書にしてもいいなとか思ったな絶対)」
( ^ω^)「(こいつ秘書にしても大丈夫かな)」
5
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 13:56:31 ID:sp.Z.X1Q0
( ^ω^)「知っての通り」
ミセ*゚ー゚)リ「はい」
( ^ω^)「僕はこのVIP市の市長として立候補しているお」
ミセ*゚ー゚)リ「はい」
( ^ω^)「この治安もへったくれもないこの街だお」
ミセ*゚ー゚)リ「心得ております」
( ^ω^)「君は……この街の出身で?」
ミセ*゚ー゚)リ「いえ、出身はロンドンです。ロンドン」
( ^ω^)「ああ、ロンドン……(ドヤ顔うぜぇ)」
ミセ*゚ー゚)リ「ですが、一応はこの街について調べてきたつもりではいます」
( ^ω^)「ほう」
6
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 13:57:02 ID:sp.Z.X1Q0
ミセ*゚ー゚)リ「VIP市……人口は6万人、面積は30平方キロメートル」
ミセ*゚ー゚)リ「『人にやさしい街づくり』をコンセプトにし、名産物はなまず」
( ^ω^)「基礎知識は心得ているようだおね」
ミセ*゚ー゚)リ「ちなみにブーンさんはなまず食べた事あります?」
( ^ω^)「ないお」
ミセ*゚ー゚)リ「私もないです」
( ^ω^)「正直、食べたいとも思えない」
ミセ*゚ー゚)リ「同感です」
ミセ*゚ー゚)リ「……それと、市を守るVIP警察署は何故か隣町のラウンジ市にあり」
ミセ*゚ー゚)リ「市を東西に挟んだ2つの川が氾濫した場合、9割が水没します」
ミセ*゚ー゚)リ「あと、市民アンケートで市の良いところを聞くと、ディ○ニー○ンドまで乗り換えなしで行けるとこ……」
( ^ω^)「あ、それ以上言うとモチーフにした地名が割れるから止めて」
7
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 13:57:30 ID:sp.Z.X1Q0
( ^ω^)「この市についてよく調べてきたおね」
ミセ*゚ー゚)リ「はい……他にも」
( ^ω^)「……他とは?」
ミセ*゚ー゚)リ「今現在、この街の治安は荒れに荒れています」
( ^ω^)「……」
ミセ*゚ー゚)リ「強盗、強姦、窃盗、殺人、麻薬、放火……検挙される事例は跡を絶ちません」
( ^ω^)「警察署が三郷市にあるしね」
ミセ*゚ー゚)リ「三郷じゃないですラウンジです」
( ^ω^)「おっと失礼」
ミセ*゚ー゚)リ「そして……つい先日」
ミセ*゚ー゚)リ「前市長……タカラ市長が何者かによって射殺されました」
8
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 13:57:50 ID:sp.Z.X1Q0
( ^ω^)「……」
ミセ*゚ー゚)リ「そして、今回彼の後釜となる人物を決めるべく、市長選が行われます」
( ^ω^)「正解だお」
( ^ω^)「僕が立候補している市の現状は腐りに腐っているお」
( ^ω^)「僕の事務所でも数人のスタッフが撃たれたお」
ミセ*゚ー゚)リ「……」
( ^ω^)「そして、前秘書を始め、多くのスタッフが辞めてしまったお……」
ミセ*゚ー゚)リ「まあ、しょうがないでしょう」
( ^ω^)「それで欠員を募ったら」
ミセ*゚ー゚)リ「私が来たと」
( ^ω^)「そうだお」
9
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 13:58:17 ID:sp.Z.X1Q0
( ^ω^)「こんな現状の街で、いつ死ぬかもわからない状況で」
( ^ω^)「知っていても、どうして応募したんだお?」
ミセ*゚ー゚)リ「決まってます」
ミセ*゚ー゚)リ「職にありつけるからです」
( ^ω^)「潔いね」
ミセ*゚ー゚)リ「それに……そういう類いのは慣れてますから」
( ^ω^)「……」
( ^ω^)「君はモララーという男を知ってるかお?」
ミセ*゚ー゚)リ「ええ。市長選に立候補したもう一人の男……」
( ^ω^)「そう。今回の市長選で僕のライバルとなる存在だお」
10
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 13:58:44 ID:sp.Z.X1Q0
( ^ω^)「僕は前市長が受け継いできたこの街の伝統や、風習を守りながら、この街を変えようと公約したお」
ミセ*゚ー゚)リ「なるほど」
( ^ω^)「『人にやさしい街づくり』……特に僕はバリアフリーや公園の設置……いわゆる福祉に力を注ぐつもりだお」
( ^ω^)「対するモララーは、20代にして市長選に立候補した男だお」
( ^ω^)「彼は今までの市営を全て根本的に改革をしようとしているお」
ミセ*゚ー゚)リ「改革……」
( ^ω^)「モララーはこの街の治安だけでなく、この街を都市にまで発展させる計画を組んでいるそうだお」
ミセ*゚ー゚)リ「随分と野心家ですね」
( ^ω^)「僕の考えは年老いた層から、モララーは若い層からの支持が強いお」
ミセ*゚ー゚)リ「じゃあ、どちらが勝つかはまだ分からないわけですね」
( ^ω^)「いや、この街高齢化だから。60以上が6割以上占めてるから」
ミセ*゚ー゚)リ「なんという限界集落」
11
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 13:59:04 ID:sp.Z.X1Q0
その後、私の面接はグダグダと進み、気が付けば雑談をしていた。
カップの中のアップルレモンティーはすっかり冷めてしまった。
( ^ω^)「んん……ミセリさん」
ミセ*゚ー゚)リ「はい」
( ^ω^)「人柄や、経歴、仕事に対する熱意は十分に伝わりました」
ミセ*゚ー゚)リ「(敬語?)……ありがとうございます」
( ^ω^)「僕としては、あなたを雇ってもいい」
ミセ*゚ー゚)リ「本当ですか!?」
( ^ω^)「気がはやり過ぎだお」
( ^ω^)「確かに素質は問題ないお。ただし……」
( ^ω^)「最後に……テストをしてもらうお」
ミセ*゚ー゚)リ「テスト……?」
12
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 13:59:24 ID:sp.Z.X1Q0
( ^ω^)「大した事ないお。簡単なものだお」
ミセ*゚ー゚)リ「何ですか?それは……」
( ^ω^)「このテストに受かれば、君は晴れて僕の秘書だお」
ミセ*゚ー゚)リ「ですから、その内容は…………」
ミセ;*゚ー゚)リ「!!」
その瞬間、窓から無数の銃弾が無差別に襲ってきた。
私は、素早くテーブルの下に隠れ、身を守る。
ティーカップは割れ、食べかけのケーキは床に落ちた。
瞬間ではあったが、窓の外に数十人もの黒い服を着た男達が事務所を囲んでいたのを確認した。
ミセ;*゚ー゚)リ「なっ……一体何が……!?」
男達は、一斉に事務所に向かって走り出した。
13
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 13:59:46 ID:sp.Z.X1Q0
( ^ω^)「襲撃を喰らったお」
ミセ*゚ー゚)リ「し、襲撃?」
いつの間にか、ブーンさんもテーブルの下に避難していた。
( ^ω^)「最近良くあるんだお。僕の首を狙う連中が」
ミセ*゚ー゚)リ「そんな……」
( ^ω^)「さあ、ここでテスト内容の発表だお」
ミセ*゚ー゚)リ「は?」
( ^ω^)「あそこにいる連中から……」
僕 を 守 り な さ い
.
14
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 14:00:05 ID:sp.Z.X1Q0
ミセ*゚ー゚)リ「……」
( ^ω^)「時間制限は無いお。強いて言えば僕が死ななければ……」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、あの……」
( ^ω^)「なんだお?」
ミセ*゚ー゚)リ「話の意図がよく読めないんですが……」
( ^ω^)「ん?話?」
ミセ*゚ー゚)リ「なんで私があの人達の相手をしないといけないんですか?」
( ^ω^)「それがテストだお」
ミセ*゚ー゚)リ「いや、なんでそんな……」
( ^ω^)「とぼけるのが上手いおね」
( ^ω^)「………『ディナー』」
ミセ*゚ー゚)リ「!!」
15
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 14:01:24 ID:sp.Z.X1Q0
( ^ω^)「僕を守れと言われたら真っ先に逃げることを考えるお」
( ^ω^)「でも君は彼らと戦うことを考えた」
ミセ;* ー )リ「……それが理由で私を雇ったんですか?」
( ^ω^)「まあ厳密に言えば君が応募してきたんだけれども」
( ^ω^)「上手く面接に誘導したのは認めるお」
その瞬間、銃を持った男達が事務所の中に侵入してきた。
数人の男が銃を構える。
私はその瞬間を見逃さず、紅茶のマドラーを一人の男に投げつけた。
ミセ;*゚ー゚)リ「……もうこの仕事はしないと思ってました」
( ^ω^)「テーブルの上にある道具で標的を狙う、パーティ専門の殺し屋」
( ^ω^)「数年前に忽然と行方を眩ました、伝説の超一流の殺し屋」
( ^ω^)「『ディナー』」
( ^ω^)「君の実力を見せてもらうお」
この人は……初めから殺し屋としての私を秘書として迎え入れようとしていたのだ。
16
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 14:01:46 ID:sp.Z.X1Q0
マドラーは男の目に深く刺さった。
とりあえず、1人。
残る人数は12人。
私はケーキ用のフォークを握り、テーブルの陰から飛び出す。
ミセ*゚ー゚)リ「もし、私があなたを守れたら……採用ですか?」
飛び交う弾丸を素早く避け、少しずつ間合いを縮める。
( ^ω^)「もちろんだお」
ミセ*゚ー゚)リ「それを聞いて安心しました」
男の喉元にフォークを突き刺し、一気に引く。
血が霧のように噴出した。
その男の銃を奪い、他の襲撃者に向けて発砲する。
銃はあまり得意ではないが、この距離なら十分に相手の眉間を狙える。
( ^ω^)「素晴らしい命中精度だお」
ミセ*゚ー゚)リ「それで生きてきたんで」
17
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 14:02:05 ID:sp.Z.X1Q0
右から銃弾が飛んできた。私はそれをしゃがんで回避し、その体勢から引き金を引く。
その隙を突かれると辛いので、目線は別の場所、そう、銃口とは真反対の方を向き、その先にいる男に向けてフォークを投げた。
見事、ナイフは首に深く刺さり、その男は絶命した。
同じ位置にはいられない。
直ぐに立ち上がり、目の前の敵に数発銃弾を撃ち込む。
5人、6人、7人。
どんどんと敵の数が減っていく。
やはり、寄せ集めただけの素人集団か。
( ^ω^)「あ、言い忘れていたお」
ミセ*゚ー゚)リ「何ですか?」
( ^ω^)「あの男には気をつけるお」
そう言うと、ブーンさんはテーブルの陰から集団の中の一人を指さした。
( ゚д゚ )
その男は瞳孔が開いたように大きく目を開け、
何もせずただじっと直立していた。
体格が大きい。2mくらいはあるだろうか。
18
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 14:02:24 ID:sp.Z.X1Q0
ミセ*゚ー゚)リ「あの人がどうかしたんですか?」
( ^ω^)「アイツは何度かここに来てるお。僕の部下をナイフでザクザクに切り刻んだ男だお」
ナイフ使い……面白い。
気が付けば、散乱した事務所の室内には12個の死体が転がっていた。
残す相手はあの巨体男のみ。
ミセ*゚ー゚)リ「あなた……ナイフを使うんですって?」
( ゚д゚ )「…………ああ」
男はそれだけ言うとゆっくりナイフを構えた。
こっちには銃があると言うのに、なんて余裕だろうか。
それだけ自身があるのだろう。
私は躊躇うことなく引き金を引く。
男はその体からは連想できないような俊敏なフットワークで銃弾をかわす。
かわしながらも、私の傍までしっかりと寄ってきていた。
ミセ*゚ー゚)リ「!!」
思わぬ速さだ。
私は急いで後退する。
しかし男は間合いなどお構いなしに大きく振りかぶり、ナイフを私に向けた。
19
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 14:02:42 ID:sp.Z.X1Q0
敵のナイフから我が身を守る為、私はフォークで応戦した。
もちろん、こっちは戦闘用のフォークでもなんでもない。
ナイフと競り合った時、どっちが勝つかなんて明白だ。
フォークは弾き飛ばされ、壁に突き刺さった。
何て威力の高い一振りなんだろうか。
( ゚д゚ )「…………終わりだ」
そう言うと、男は私が持っていた銃を左手で掴み、右手に握られたナイフを私の首へ斬りつけた。
私はすかさず男の腹を蹴り、男を突き飛ばす。
体格差のせいであまり距離は取れなかったが、相手の攻撃を避けることは成功した。
銃は……相手に取られてしまった。
( ゚д゚ )「無駄な足掻きを……」
ミセ*゚ー゚)リ「いや私も就職が掛ってるもんで」
( ゚д゚ )「これで最後だ」
そう言って男は私に向かって駆け出してきた。
しかし、彼の思惑通りには全くならなかった。
20
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 14:04:13 ID:sp.Z.X1Q0
( ゚д゚ )「!!」
彼は落としたケーキを踏みつけたせいで、バランスを崩した。
これも想定内だ。
むしろこうするために彼を誘導したと言ってもいい。
ケーキの位置に的確に突き飛ばし、第1歩目で踏ませるように。
バランスを崩した男は頭から床に倒れた。
ミセ*゚ー゚)リ「足元には気をつけなくちゃ駄目ですよ」
(; ゚д゚ )「ぐっ……不覚な!!」
私はテーブルの上にあるもう一つのフォークを掴み、倒れた彼の元へ飛びかかった。
彼も、ナイフを構え、私に向かって思い切り投げつける。
(; ゚д゚ )「馬鹿が!上空では避けられまい!」
しかし、私はケーキ皿を盾にし、ナイフを防いだ。
ケーキ皿にナイフが突き刺さり、彼の手に武器は無くなった。
ミセ*゚ー゚)リ「あなた……あんまり強くないですね」
( ;゚д゚ )「なっ……!!」
私は全体重を、手に握られたナイフに込め、そのまま彼の体にのしかかった。
フォークは左の胸に深く突き刺さった。
血が、スプリンクラーのように噴出した。
21
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 14:06:01 ID:sp.Z.X1Q0
男はしばらく私の腕をつかんだりしていたが、間も無く絶命した。
( ^ω^)「……………合格だお」
その時、背後からブーンさんが拍手をしながら歩いてきた。
見事なまでに無傷。
スーツはシワ一つ付いていなかった。
こんなに血まみれになったのだ。合格しないと困る。
ミセ*゚ー゚)リ「もしかして……これからもこれが続くんですか?」
( ^ω^)「続くお……ってか仕事の半分はこれになるお」
ミセ*゚ー゚)リ「マジすか」
( ^ω^)「ごめんね。でもこれ書くと求人しても来ないから」
ミセ*゚ー゚)リ「(野郎……)」
( ^ω^)「でも君以外にも雇っている人間はたくさんいるお。だから君一人が戦うわけではないお」
ミセ*゚ー゚)リ「他にも人がいるんですか?」
( ^ω^)「まあ。でも秘書は君だけだお」
22
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 14:07:18 ID:sp.Z.X1Q0
ミセ*゚ー゚)リ「良かった……」
そりゃあそうか。
私一人では限度がある。
ともかく、私の就職活動はピリオドを向かえたらしい。
( ^ω^)「改めて歓迎するお。秘書、ミセリさん」
ミセ*゚ー゚)リ「……採用されたからには、頑張りますよ」
( ^ω^)「人を殺す仕事に抵抗は?」
ミセ*゚ー゚)リ「殺しは引退したんですけど……まあ2週間なら」
( ^ω^)「期待してるお」
( ^ω^)「ようこそ、僕の事務所へ」
内藤ホライゾン、……市民からは親しくブーンと呼ばれている。
私は2週間の間、この人を……ブーンさんを守らなければならない。
当確まであと 14 日
23
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 14:08:47 ID:sp.Z.X1Q0
とりあえず、今日は以上です。
これから暇な時にちょくちょくと連載していきます
24
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 14:52:07 ID:IOpJTMbI0
乙!
珍しい題材だな…
25
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 17:08:07 ID:FNiUHgj.0
ギャグかと思ったら超展開だな。
面白かった。次回も期待する。
乙
26
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/26(日) 18:31:35 ID:4LhoJyIEO
吉川って恐い町なんだな・・・
ちなみになまずは結構うまい
27
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/27(月) 01:38:01 ID:kDOdB8/EO
きたい
28
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/27(月) 11:27:59 ID:ZJv.QPi.O
面白い
29
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/27(月) 11:38:34 ID:bEDwKQ3g0
> ゚д゚ )「ぐっ……不覚な!!」
「不覚な」という用法は間違い
所々で文法言葉を間違ってるのが惜しいが
まあ今後頑張れ
30
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/27(月) 11:41:45 ID:GN.2fxVYO
>>29
指摘㌧
31
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/27(月) 17:44:31 ID:quCFKA5ko
おもしろい
はやくかけ
>>20
はナイフを刺したの?フォークを刺したの?
32
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/27(月) 20:17:50 ID:X3ZpXm2.0
おい吉川地元なんだが
ちなみになまずは食ったことない
とりあえず支援
33
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/19(火) 01:02:56 ID:MX7UwYLU0
続きこないんかな・・・
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