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( ^ω^)ショボ戦記のようです
1
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 18:47:28 ID:OiYOz69wO
( ^ω^)「死ぬのが怖いお…」
( ^ω^)「癌で余命3ヶ月とかありえないお…」
( ^ω^)「とにかくトーチャンを殺して『真理の剣』を頂くお」
2
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 18:50:48 ID:OiYOz69wO
トーチャン「ん?どうしたブーン。そんな怖い顔して。」
( ^ω^)「トーチャン、僕はもうすぐ癌で死んじゃうお。」
トーチャン「何だと?…そうか、気の毒にな。」
( ^ω^)「真理の剣が欲しいお。死を欺く方法を知りたいお。」
3
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 18:55:19 ID:OiYOz69wO
トーチャン「ブーン。よく聞きなさい。死は恐れることじゃないんだ。誰にでも訪れる、自然のことなんだよ。」
( ^ω^)「…まあどうせそう言うと思ってたお。」
ブーンは懐に隠していた短刀を取り出し、おもむろにトーチャンの脇腹に突き刺した。 トーチャンは驚いた顔をしている。それはそうだ、今トーチャンはまさに死のふちに立っているのだから。
4
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 19:00:37 ID:OiYOz69wO
トーチャン「ブ…ブーン…どうして…こんな…」
( ^ω^)「あれ?トーチャンは死を恐れないんじゃなかったのかお?」
トーチャン「た…助けて…」
( ^ω^)「偉そうに説教してた割には随分と生にしがみついてるおね。みっともないおトーチャン」
ブーンはじれったく思いながら今度はトーチャンの心臓を刺しました。トーチャンは完全にこと切れてしまいました。
( ^ω^)「さーてと、鍵、鍵…」
ブーンはトーチャンの懐から宝物室の鍵を取り出すと、急いで宝物室に向かいました。
5
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 19:07:31 ID:OiYOz69wO
ガチャン。ギギギ…。
宝物室の扉は古く、開けるのに手間がかかりました。でもブーンは、予定通り、目的のモノを見つけました。
( ^ω^)「これが『真理の剣』…神からアースシーの天使へと渡された、あらゆる闇と悪を切り裂く光の剣…」
ブーンは、ゆっくりと剣を手に取り、柄に手をかけました。
( ^ω^)「僕の死を切りさいて下さいお!」
( ^ω^)「…あれ?」
ブーンは思いっきり力を込めます。しかし、剣は鞘から抜けません。
( ^ω^)「何で抜けないんだお…クソックソッ…」
6
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 19:12:49 ID:OiYOz69wO
ブーンはあらゆる方法で剣を抜こうとしましたが、剣は一向に鞘から離れる気配はありません。
( ^ω^)「畜生…これじゃあトーチャンを殺したことが無駄になっちゃうお。」
( ^ω^)「とりあえず、この街からは離れるお…元々馴れ合いが好きなきもち悪い連中ばっかだから未練はないお…」
真理の剣を持ったブーンは急いで王宮を抜け出し、お小遣いをもって、街を後にしたした。果たして、余命1ヶ月の運命から逃れることはできるのでしょうか。
7
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 19:20:39 ID:OiYOz69wO
死の世界の魔物につきまとわれた時のことは、今でも鮮明に覚えている。
自己顕示欲につき動かされ、自分の力を過信したが故の過ちだったが、ヘタをすれば永遠に闇に堕ちていた。
一度地獄に行くと、現世に比べて向上には遥かに時間がかかる。
それだけに、闇の世界に堕ちることは危険なのだ。
(´・ω・`)「とはいえ、それだけの試練をくぐり抜けてきたから、今の強力な魔力があるんだけどね…ん…?」
海岸を歩いていたショボンだが、奇妙な光景を目にした。剣を持った少年が、野犬の集団に追いかけられている。
8
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 19:28:38 ID:OiYOz69wO
( ^ω^)「お前たちが…僕の『死』かお…」
ブーンは野犬達に追い詰められました。
( ^ω^)「でも僕はもう、癌で死ぬことが決まってるんだお。それなのに、意地悪く僕を集団で追いかけ回しやがって…」
ブーンの中に、とても残酷な気持ちがわきあがってきました。
( ^ω^)「うおらあっ死ねお。死ねお。」
鞘にささったままの剣ですが、振り回せば武器にはなります。野犬の頭が次々と潰れていきます。
野犬「キャウン!」
( ^ω^)「逃げるなお、おらあ、死ねお!」
(´・ω・`)「やめろ、なんて酷いことするんだ。」
( ^ω^)「あ?」
9
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 19:34:45 ID:OiYOz69wO
( ^ω^)「お前…ハイタカかお?」
(´・ω・`)「僕の名を知ってるなら話は早いな。どうして犬を無慈悲に殺した?返答次第では君を拘束させてもらう?」
( ^ω^)「は?あのままだと僕は犬に食い殺されてたお。正当防衛にケチをつけるのが魔法使いなのかお?」
(´・ω・`)「だからってあれは酷過ぎる。逃げる犬まで殺すことはないだろ。」
( ^ω^)「お前…うざいお。」
(´・ω・`)「何だと?」
10
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 19:42:53 ID:OiYOz69wO
( ^ω^)「突然現れて正義面して偉そうに説教かお?死の世界の悪霊に呪われていた魔法使いの分際で、随分図々しいまねをするおね。」
(´・ω・`)「それとこれとは話が別だが、喧嘩なら買うよ。」
ショボンは杖を構えました。
( ^ω^)「僕はお前みたいに『昔はヤンキーだったけど今はいい人です』みたいな奴が一番キライなんだお。」
ブーンは真っ直ぐショボンに向かって駆け出しました。
ショボンの杖が真っ白な光を放ちます。 ブーンはその場に倒れ込みました。
魔法使いとただの少年では、勝負にならなかったのです。
(´・ω・`)「さてと…このクズどうするか…とりあえず家に運ぶか。」
11
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 19:52:16 ID:OiYOz69wO
ブーンは馬車の上で目覚めました。どうやら自分の体は縄で縛られているようです。
( ^ω^)「くっ…こいつ…僕の体をどうするつもりだお?魔法使いはショタコンなのかお?」
(´・ω・`)「目が覚めたみたいだなチンピラ。君は僕の家に向かってるんだ。」
( ^ω^)「家でゆっくりと楽しむつもりかお?ケダモノだお。」
(´・ω・`)「何なのコイツ…。」
ショボンはこの生意気な少年に興味を持ち始めていました(変な意味じゃなく) なんとなく、昔の自分に似ている気がしたのです。
12
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 20:01:50 ID:OiYOz69wO
(´・ω・`)「着いたぞ。港町『ニュース速報』略してν速だ。」
ブーンは馬車から下ろされました。王室育ちのブーンにとっては始めて見る港町です。
( ^ω^)「お?縄はほどいてくれるのかお?」
(´・ω・`)「僕の近くから離れるなよ。離れたら遠距離魔法『サンダーストーム』でぶち殺す。」
( ^ω^)「お…。」
ブーンは大人しくショボンの言うことに従うことにしました。
(´・ω・`)「ν速はね、言わば欲望と残虐の町だ。そこかしこに地獄行き直前の自縛霊や邪霊がたむろしている。」
( ^ω^)「悪霊のことかお?」
(´・ω・`)「悪霊ほど恐ろしい力は持ってない。が、酒に溺れる人間、ギャンブルに溺れる人間、色欲に溺れる人間にとり憑いては、彼らを闇に落としいれ、堕落させることは出来る。」
13
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 20:09:12 ID:OiYOz69wO
(´・ω・`)「時には死を恐れる人間にとり憑き、彼の魂を蝕むこともある…」
( ^ω^)「…」
(´・ω・`)「まあなんだ。要するに社会の底辺の集まる町ってことだ。」
( ^ω^)「なんでそんな町に来たんだお?ハイタカは頭がイカれてるのかお?」
(´・ω・`)「ちょっと買いたいものがあってね。港町だから、ここでしか手に入らないものも多いんだ。」
ショボンとブーンは、町を歩いています。ショボンは目的の店を見つけたらしく、店員と何やら会話しています。
( °∀°)「ちょっとそこのお兄さん」
( ^ω^)「あ?何だおババア。」
14
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 20:17:29 ID:OiYOz69wO
ショボンが店員と話してる間に、ブーンは気味の悪いおばあさんに話しかけられました。
( °∀°)「面白い薬があるんだ。『マジックマッシュルーム』食べたことある?」
( ^ω^)「なんだおそれ、面白そうだお。よこせお。」
ブーンがそう言うと、おばあさんは気味の悪い笑みを浮かべました。
( °∀°)「イヒヒ、まあ試してみな…」
ブーンはおばあさんからマジックマッシュルームを貰うと、早速飲み込みました。
( ^ω^)「う…頭がクラクラするお、う…あ…ああああああああああああ」
(´・ω・`)「!どうしたブーン!」
店員と話していたショボンがブーンの異変に気づきました。 ブーンはこの世のものとは思えない苦悶の表情をしています。
( °ω。)「アギャハナポレコビョーチンチンコプター」
( °∀°)「どうやら副作用が強かったみたいだね。病気持ちかな?ヘタすると死んじゃうね〜。」
15
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 20:26:24 ID:OiYOz69wO
(´・ω・`)「ブーン!しっかりするんだブーン!くそ…ちょっと目を離したらこれだ」
( ^ω^)「ボクハシヌボクハシヌシヌノハキモチイイシヌノハキモチイイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイ…」
(´・ω・`)「くそ…こうなったら…」
(´・ω・`)「トールハンマー!」
ショボンは雷の最強魔法を使った。ブーンの体は電撃につつまれ、ブーンは気を失った。
(´・ω・`)「神経に作用するタイプの麻薬か…また厄介なものを…」
ショボンはブーンを抱きかかえ、宿屋を探しました。しばらくブーンを休ませて、体から麻薬を抜く必要があったのです。
(´・ω・`)「最低でも一晩は休ませなきゃな…」
宿屋を見つけたショボンは、早速ブーンをベッドで休ませました。
16
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 20:33:02 ID:OiYOz69wO
( ^ω^)「?僕はどうしたんだお…?」
(´・ω・`)「目が覚めたかブーン。お前は…。」
( ^ω^)「ポイポイピーポイポイピー」
(´・ω・`)「?クソッ…まだ薬の効果が残ってる…」
ブーンは奇妙な言葉を発しながら、宿屋を飛び出しました。 ショボンは急いで後を追います。しかし、あたりは既に暗く、ブーンがどこに行ったのか分かりません。
(´・ω・`)「クソッ…あのチンピラ…」
今のブーンは危険です。薬の効果で何をするか分かりません。しかも、真理の剣を持ったままです。
17
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/16(土) 22:08:12 ID:U0KL8jbkO
なんで地の文多用してるのにキャラに説明させるし
18
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/18(月) 11:35:36 ID:nUsLf5WQO
こんなのがハイタカを名乗るなんて
19
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/09/22(木) 19:00:35 ID:vqsAlIAQO
( ^ω^)「ダレデモイイコロス…ダレデモイイコロス…!」
ブーンは船着き場に着くと、ある光景を目にしました。どうやら売春されたらしい初々しい少女達が、奴隷船に連れ込まれているようです。
( ゚∀゚)「君達はこれから私の性奴隷として、私の肉棒に永遠に奉仕してもらう。私はラビット。御主人様と呼んでくれたまえ。」
( ^ω^)「あの男…どうやらサキュバスにとりつかれてるお。」
色欲の妖精にとりつかれた男の前に、ブーンは正気をとり戻しました。いえ、ブーンが正気というよりラビットの狂気が異様な雰囲気を放ってたのです。
20
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/09/23(金) 21:40:01 ID:EjoSHb5QO
本来ならすぐにその場を離れていたブーンです。しかし、少女達の中に、ブーンの目を引き付けてやまない者がいたのです。
ξ ゚⊿゚)ξ「あら?あの子…」
( ^ω^)「僕はブーンだお。君可愛いおね。」
ξ ゚⊿゚)ξ「…は?」
( ^ω^)「ホンット可愛いおねー。お名前なんて言うんだお?」
ξ ゚⊿゚)ξ「…キモッ」
ブーンは捕らえられていた少女の一人、ツンデレに一目惚れしてしまったのです。
( ゚∀゚)「おいおいお兄ちゃん…俺の大事な肉棒に気安く話しかけてんじゃねえぞ?ん?」
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