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( ^ω^)の首に懸賞金が掛けられたようです
1
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:40:13 ID:rr4IaDFYO
カランコロン
ξ゚⊿゚)ξ「マスター、新しい手配書は入ったかしら?」
(´・ω・`)「今日の新規手配書はこの二枚だね……」
[( ^ω^)ナイトウ・B・ホライゾン
懸賞金5,000,000M]
[('A`)ドクオ・ウットゥーダ
懸賞金10,500M(税込み)店長イチオシ!]
2
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:41:44 ID:rr4IaDFYO
ξ゚⊿゚)ξ「あらコイツ……500万の割りには、随分と弱そうじゃない」
(´・ω・`)「そうだね、それに、ツン、もう君程の賞金稼ぎが狙う相手じゃないと思うけど」
ξ゚⊿゚)ξ「でもコイツ初犯でこの額よ
罪状は大方非公認魔石の使用やらでしょ
」
(´・ω・`)「よくわかったね、どうも聞くところによるとそうらしい」
ξ゚⊿゚)ξ「それなら各地の反世界連盟勢力が戦力としてコイツを勧誘することは十分有り得るわ」
(´・ω・`)「たしかに……反乱分子はここ半世紀各地に増えてきたしね」
ドドドドドド
カランコロン
( `ー´)「ショ………マスター!マスター!」
( `ー´)「( ^ω^)の首に懸賞金が掛けられたようです」
3
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:42:29 ID:rr4IaDFYO
(´・ω・`)「今ちょうどその話をしてたとこさ」
ξ゚⊿゚)ξ「あら、このナイトウとかいう賞金首知り合いだったの?」
(´・ω・`)「フフッ…さぁね
そういえば反連盟側のアスタリスク教団幹部、鶏男クックルが最近このあたりで目撃されているらしいね」
ξ゚⊿゚)ξ(相変わらず掴めない男ね……でもいいことを聞いたわ)
( `ー´)「それはそうと、ツンさんの姉さんついに削除人入りしたそうじゃないですか」
ξ゚⊿゚)ξ「クッ,,,……フン、その姉様の地位を私が越える日も近いわ……邪魔したわね」
べちゃっ
カランコロン
4
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:43:18 ID:rr4IaDFYO
(´・ω・`)「………………………………………………………ププッはははははははは」
( `ー´)「どうしたんですか?」
((´>ω<`))「出ていくときwwwツンの奴、床に張り付いてたガム踏んでたってwwwwwwwwべちゃっだってwwwwwwべっちゃっwwwwww
(姉の話題をもちだした瞬間さぁ、あんなにもムキになっちゃって……高名な姉を持った妹は辛いなぁと思ってね……フフッ)」
( `ー´)「は………」
(´・ω・`)「あ………………いまのカットでお願いします、マジで」
第一話「神速の靴」
5
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:44:17 ID:rr4IaDFYO
(,, ゚Д゚)「ゴーラゴラゴラゴルァ
相変わらず逃げ足の早ええ野郎だぜ!」
⊂二二二( ^ω^)二⊃「おっおっお毎日毎日ご苦労様だお!」
白昼の原野
そこでは風を切るような早さで駆け抜ける熱い男たちの追いかけっこが行われていた
………そしてこの顔である↓
((*''A``))「ブブブブブーン、揺らすなっっっっつつのあばばばばばば!!ぼぎゅゅ!あああ熱いィィーッァィィィィアキモチヨイィィーッァィィィィア」
なぜ彼はこんな有様なのだろうか。
ブーンの走行速度は現在140km/hだ。
ドクオの現在地はブーンの背中である。
想像してみてほしい、超高速移動する男の背中に両腕でしがみつくということを
振動、空気抵抗、そして体熱体臭……もはや拷問である
6
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:45:20 ID:rr4IaDFYO
(,, ゚Д゚)「ここらで一発かますぜぇ!食らえ!風爪!」
シュパッシュパッキュイン
~((*゚゚A゚゚))「オゥオゥオゥオゥ──ブーン避けるんだー──オゥオゥオゥオゥオルランドゥゥゥァアアアア」
( ^ω^)「承知!見ろお!空中における緊急回避術その一!」
ピォーン
しゅばばばぴゅいん
クルクルクルクル
スタッ!ビクンビクん………………………!?
('A`)+ь「…ふぅ………フュージョン完☆了です」
7
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:46:50 ID:rr4IaDFYO
(,, ゚Д゚)「ふん、やっぱ避けやがったな
だが……てめぇらこれをよく見やがれ!」
男が腰巾着から取り出した二枚の紙切れ
それは賞金首の手配書だった
('A`)+「遅かれ早かれ私達に懸賞金を掛けられることは予測していましたよ」
ドクオは冷静だった、理由は言うまでもない。フュージョンしたからだ。
あえて、もう一度言おうフュージョンしたからだ。
( ^ω^)「一週間はそれを覚悟するのには充分な時間だったお」
(,, ゚Д゚)「けっ、この手配書がひろまれば、各地の連盟軍や賞金稼ぎがお前達を潰しにくるだろうな。
俺としちゃあこの手で仕留めてぇんだがよ」
('A`)+「はははは、けっこうなことです、はたしてフュージョンした私に勝てますかな?」
8
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:47:51 ID:rr4IaDFYO
( ^ω^)「それでも500,000,000は高いお!20%くらいまけろお!」
(,, ゚Д゚)「好き勝手言いやがって…何を言うのもお前らの勝手だが、俺の事務連絡は終わりだ!
今日は娘のために早く帰りてぇ。
だからここいらでお開きにしてやらぁ!!」
(,, ゚Д゚)「いくぜぇっ!北方統括部にその人ありと言われた'新快速旋風ギコ`参るッ!」
(,, ゚Д゚)「……風の魔石と魔石具スーンウインドよ!俺に魔力を流し込め!
そら、抽出完了だ!
この攻撃はてめえらまだ一回も避けれなかったよなぁ!」
(; ^ω^)「いきなり魔石具効果かお!今日はまだ一時間も逃げてないお!」
('A`)+「この場合、私達の回避率は0であります、なぜならこれもまた宇宙創造のときより導きだされし天☆命」
9
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:49:09 ID:rr4IaDFYO
(,, ゚Д゚)「破
(,, ゚Д゚)「振
(,, ゚Д゚)「旋
(,, ゚Д゚)「風
10
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/07/26(月) 21:49:40 ID:zM3G7pmg0
支援
図書館で宣伝できるよー
11
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:51:26 ID:rr4IaDFYO
(,, ゚Д゚)「ハァァァァァ
ギコの剣先から巨大な竜巻が放たれ、ブーン達に迫り来る
( ^ω^)「はい!よけられませんお!先生!
ではみなさん!せーのでイきましょう!
せーのっ!3!2!1!」
竜巻はブーン達を包み込み、2人を作動中の乾燥機に全力で突っ込まれたネコのごとく、激しい回転で吹き飛ばした
(((゚゚゚゚ω゚ω゚ω゚゚)))))&((((゚゚゚゚A゚A゚A゚゚゚゚))))「ホギャピレブー!!!」
ヒューウン
キラリンチョ☆
2人は飛ばされ、お星様になったのだ
12
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:52:07 ID:rr4IaDFYO
(,, ゚Д゚)「フン、今日も俺の勝ちだ!」
トトトトト
(;-@∀@)「ハァ……またやってしまわれましたか……………(この男は仕事を何だと思っているのだろうか)」
(,, ゚Д゚)「おう、お前か。追い付くのが遅いぞ!!」
(;-@∀@)「ハァ………少佐…困るんですよ…賞金首は少佐のトレーニング相手じゃないんだから」
(,, ゚Д゚)「ゴーラゴラゴラゴラ、俺に指図すんなっつーの!
俺はな、奴らを俺の敵として認めるに値するまで鍛えてから仕留めてぇんだよ!」
(-@∀@)(………脳筋の猪武者が下らぬこだわりを持ちおって
まぁ、時間はたっぷりとある…私が名を上げる日もそう遠くはあるまいて)
13
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:52:41 ID:rr4IaDFYO
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
〜一ヶ月前〜
ブーンはマイテリトリーズ・ガードナーつまりは自宅警備員だった
( ^ω^)「………………」
DQN旅人A「なに玄関先に座ってんだにーちゃん」
DQN旅人B「黙ってねーで返事しろよオイ!」
DQN旅人C「何も言わねぇし、ムカつく面だな、シめちまおうぜ」
山道の中継地点たるブーンの故郷には旅人も多く訪れるが、その中には柄の悪い連中もいる
だが、ブーンは自宅警備員としての職務において敗北を知らない男だった
その理由がこれだ
14
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/07/26(月) 21:53:54 ID:zM3G7pmg0
面白い
あとで纏めて読ませてもらうぜ
15
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:55:07 ID:rr4IaDFYO
ピュルキュキーン
( ゚ω゚)「キョカヲモタヌモノノ、シンニュウヲカクニン、ゼンリョクデハイジョスル」
DQN旅人共「え?」
ブーンの装備した魔石板が光り輝く
DQN旅人B「こいつ魔石板持ちか!」
DQN旅人C「どーせ、賞金稼ぎでも世界連盟の回し者でもねーんだろ」
DQN旅人A「んだんだ、市販魔石なんか怖かねーよ、顔からして抽出率も低そうだしな」
16
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:55:51 ID:rr4IaDFYO
( ゚ω゚)「フゥ………ショクンラワ、ナニモワカッテハイナイ。
ダカライマワカラセテヤロウ………ワガセイイキヲオカシタツミヲアガナウガヨイ!」
( ゚ω゚)「シャープスクリュー………」
ブーンの腕から間欠泉が吹き出した!
( ゚ω゚)「プシャアァァァ!」
DQN旅人共「コイツ自分でSEいれやがったぁ!!!!
それにウガャポポポポーー自宅警備員ってそういうんじゃねーだろがー!!!ギャース!!」
状況を例えるならば、まさに小学生とかの罰ゲームでよくある、水洗トイレに流される人間!
( ゚ω゚)「オカシタツミトトモニナガサレルガヨイ、ニンムカンリョウ」
そう、全て排除だ
17
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:56:46 ID:rr4IaDFYO
J(#'ー`)し「何が任務完了だい馬鹿息子が!」
バシィッカァン!
(+;^ω^)「痛てーお、、僕は家領を侵そうとする不埒な輩を追い払っただけだお」
J(#'ー`)し「あんたがそこにいると、恐がって御近所さんまでこの家に近づかなかなくなんのよ!!
それだけ魔石を使えるなら外に出て人の役にたちなさい!!」
こうして偉大なる母様にブーンは家を追い出されてしまったのだ。
18
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:57:26 ID:rr4IaDFYO
〜三週間経過〜
野盗A「ウギャパー!」
野盗B「グハボギョ!」
野盗C「ラッツィンガアアアア!」
( ^ω^)「自宅警備員上がりの僕に喧嘩を挑むとは、身の程を知れお」
( ^ω^)「(にしても迷ったお、もう日も沈んだし)…………あれは家?」
コンロンコンロリコンロンコンコン
( ^ω^)「………………」
ロリコンコンロンコンコン
( ^ω^)「…………なにしてるんだお?」
コンコンコンコ
lw´- _-ノv「……ノック」
( ^ω^)「…………」
これが運命を変える出会いだった………
19
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:58:25 ID:rr4IaDFYO
lw´- _-ノv「あらまぁお帰りなさいまし……ただいまー」
(;;;^ω^)(今ひどい自演をみたお)
挙動不審女──シューと名乗った──につれられ彼女の家の中に入るブーン
lw´- _-ノv「まぁ座ってくれまたまえよ」
( ^ω^)「入ってから言うのもなんだけど、大丈夫かお?この家」
シューの家は独り暮らしの割りには立派で面積も多く、屋敷と言ってもさしあたりはないものであった
しかし、歪な形の柱に、シャンデリア上の田んぼ、それに階段には昆布が敷き詰められていたのだ
つまりはモダンアートと小学校の図画工作の絶妙なコラボということだ
20
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 21:59:50 ID:rr4IaDFYO
lw´- _-ノv「まぁまぁあれを見たまえ」
( ^ω^)「………お?」
ブーンが見た先には文字が掘られた銀板が壁に貼り付けられていた
lw´- _-ノv「読んでみなよ」
( ^ω^)「“耐震偽装済”……おおっ!!これは安心だお!」
そして
時が流れた……一時間くらい
21
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:00:35 ID:rr4IaDFYO
lw´- _-ノv「…………ところで君、君、女の子と話すの何年ぶり?」
( ^ω^)「……え?」
lw´- _-ノv「勿論家族は除く」
( ;^ω^)「……家を出てから三週間、一回だけ宿の主が女性だったことがあったお」
lw´- _-ノv「は?業務連絡系はノーカンだよ」
(;;^ω^)「………お」
22
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:01:58 ID:rr4IaDFYO
lw´- _-ノv「Music start!
ラ・ラ・ラ言えるかな?
キ・ミ・は言えるかな?
ラ・ラ・ラ言えるかな?
女友達の名前〜?」
(;;^ω^)「……あ…………お……え?(十年前の夏に窓から侵入してきたヘラクレスオオカブトの♀はカウントされるのかお?)」
lw´- _-ノv「さぁ早く早く、制限時間はあまり用意してないよ」
(;;^ω^)「ええっと……………あ……………………………………
…………カーチャンは家族だし……」
.
lw´- _-ノv「タイムアッー!
図鑑評価システム起動………
はなしたかず0
つきあったかず0
つかまえたかず0
しょうぶしたかず0
ぎゃくにおそわれたかず0
もうそうのなかでしょうぶしたかず150
コメント:曹孟徳「お主こそ天下無双の意気地なしよ!」
テレテレテレレテッテンテ♪」
23
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:02:49 ID:rr4IaDFYO
(;;^ω^)「………(どうしてそこまで、わかるんだお?)」
( ゜ω゜)(まてお?この娘をここで、どうにかしてしまえば図鑑更新だお、
よく見てみるといい体してるお、フヒヒ)
( ^ω^)(lw´///ノv「らめぇ……」ハァハァ)
もうそうのなかでしょうぶしたかず151→152
ピキーン
図鑑ガ更新サレマシタ
オメデトウ!
24
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:03:29 ID:rr4IaDFYO
lw´- _-ノv「あーあ、変なこと考えちゃったか」ピッ
ストッヒュグシャ
なんと!椅子が音をたてて形を変えていく
(;;^ω^)「なんだお?いきなり」
lw´- _-ノv「変なこと考えると逆調教システムが起動します」
拘束器具がブーンをとらえ、無防備な体勢へと身体がねじ曲げられる!!
( ゜ω゜)「なにぃぃぃぃ、ちょ股がさけるぅぅぅぅぅぃぃぃ!!!」
25
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:05:26 ID:rr4IaDFYO
lw´- _-ノv「それで、はい、これは夕食」
どうしようもない体勢のブーンの頭の上にボルシチがのせられる、美味そうだ
( ゜ω゜)「ッッッちょ、まてお、クォレどんなプレーだお!!」
lw´- _-ノv「いいえ、逆調教です」
(;;;゜ω゜)「(ま・さ・か、ここはマイノリティピーポーのためのキュアプレイスだったと!ハァハァ)」
lw´- _-ノv「そして取り出したるは焼きたてご飯
これを今から君の服のなかにねじ込もうと思う」
(;;゜ω゜)「おおおお!!!!」
.
lw´- _-ノv「さぁ!さぁ!さぁ!!!」
(゚゚゚ω゚゚゚゚)「おおおおおおおお!!!!」
lw´- _-ノv「さぁ!さぁ!さぁ!食べろ!!!」
(゚゚゚ω゚゚゚゚)「うまいッ……ガクッ………」
見ていて涙をさそう光景である(パリッ←フランスの首都
その夜、意識を失ったままのブーンの前でたたずむシュー
lw´- _-ノv(やはり………明日試してみよう)
26
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:07:02 ID:rr4IaDFYO
明朝
( 'ω^)「………ん、確か昨日は…おおおお」
グラッ
ベチャッヒ
(|||゚ω゚)「え………」
ブーンのズボンはびしょ濡れで、トマトエキスが身体中に張り付いている
lw´- _-ノv「うわー、変態がいるー、逃げろー」
(#^ω^#)「なんでもいいから早くはずせや。」
lw´- _-ノv「ワガママだなぁ、すこし待っててね」
っ撮影器
カシャッカシャッカシャッ
( ゜ω゜)「何撮影しとるかぁ!!!こらぁ!!」
27
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:07:44 ID:rr4IaDFYO
(;;^ω^)「ふぅ………起きた拍子に頭の上のボルシチがこぼれたんだお。
それ以上、それ以下でもないお」
lw´- _-ノv「まぁ、おもらしの言い訳かい、母さん騙されないよ」
(##^ω^)「あんたが乗せたんだお」
lw´- _-ノv「…………………ところで、君に見てもらいたいものがあるんだ」
( ^ω^)「ハイハイわかったお
(油断はできないお、この人何するかわからんお)」
ブーンはシューに奥の部屋に案内された
28
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:08:28 ID:rr4IaDFYO
( ^ω^)「これは靴……?」
lw´- _-ノv「そう、歴史を変えることになる靴さ……」
( ^ω^)「(まーた、突拍子もないことをいうお)
それはスグォーイスグォーイ(棒読み)」
lw´- _-ノv「これを君にあげよう」
( ^ω^)「(まずは中に誰も入ってないかを調べるお)
それはありがたいお、今まで履いてた靴は、僕が所々食べたせいで虫食いだらけだお」
lw´- _-ノv「さぁ履いてごらん」
( ^ω^)(………スルーされた?まぁ空腹を満たすために食べたのは事実だお)
29
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:09:13 ID:rr4IaDFYO
シュタッ
( ^ω^)「(特に異常なしだお…よかったよかった)おっおっお」
lw´- _-ノv(やはり履けたか……)
( ^ω^)「(これ以上付き合ってらんないお)
僕はもう出ていくお、扱いはひどかったけど泊めてくれてありがとうだお」
lw´- _-ノv「まぁそうデレるなって」
(;;^ω^)「はい……?」
ブーンが新たに履いた靴、白色に金色の模様、爪先の紋章等どことなく価値がありそうだったが
ブーンにはそこまで考える余裕はなかった。
lw´- _-ノv「これで……なんとかできたのだろうか……ねぇ……」
30
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:09:59 ID:rr4IaDFYO
('A`)「ったくよぉ暇な部隊だぜ…………んあれは…」
( トマト )
('A`)「おおっあの後ろ姿、まさかブーン!!(ってトマトッッッ!?何!?)」
クルッ
(^ω^)「その声はドクオかお!!」
('∀`)「自宅警備員だったお前が外に出でくるとはなあ(怖いよ怖いよトマト星人)」
( ^ω^)「ドクオこそ、まだ下っぱ連盟兵やってんのかお」
('∀`)「るせぇ、平和な地区だから仕事の割に給料がいいんだよ」
ドクオは自宅警備員だったブーンが唯一家に入れた男だった
31
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:11:28 ID:rr4IaDFYO
('A`)「ともかく森を出よう」
二人は森を歩き、しばらくすると連盟兵が集まっている場所に出た。
('A`)「ドクオ二等兵ただいま戻りました」
(-@∀@)「うむ…………待て」
('A`)「何か……?」
(-@∀@)「お前ではない…そちらの民間人だ」
( ^ω^)「えっ?僕?」
('A`)「(まずいっ!あんな服のままで連れてくんじゃなかったッ…)」
(-@∀@)「魔石探知機用意!!」
「ハッ!!」
アサピーは魔石探知機を見て顔をしかめた
32
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:11:58 ID:rr4IaDFYO
(-@∀@)「………貴様名前は」
( ^ω^)「ナイトウ・B・ホライゾンですお……」
(-@∀@)「撮影器用意!!」
「ハッ!」
カシャッカシャッカシャッ
(* ^ω^)「いきなりなんだお……僕の写真なんか売れないお、でも売るとしたら(-@∀@)「貴様を非公認魔石具所持の疑いで逮捕する!!!」
('A`)「いえっ!!このトマトは……………え?」
(,, ゚Д゚)「おいおいどうしたてめぇら」
その時、森の奥から図体のでかい中年が出てきた
(,, ゚Д゚)「オイオイ、何人かいねーな、揃いが悪いぞてめぇら」
33
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:12:44 ID:rr4IaDFYO
(;-@∀@)「少佐が迷子になったから皆で探していたんですよ!!」
(,, ゚Д゚)「あぁそいつは悪かったなぁ……でこのトマト野郎は?」
(-@∀@)「非公認魔石具所持の疑いがある上に、少佐のふがいなさを中傷する発言をした者にございます」
(##^ω^)「んなこと言ってないお!!」
(#'A`)「(アサピーの野郎、それはてめぇが思っていることじゃあねぇか…それにブーンをどうするつもりだ!)」
(,, ゚Д゚)「…あ?こいつ俺が誰だか知らねえようだな」
(;'A`)「お待ち下さい少佐、ブーンは少佐を中傷していません!!
それに非公認魔石具所持もまだ確定では……」
(-@∀@)「静かにしたまえ……二等兵の意見なぞ聞いていない」
34
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:13:25 ID:rr4IaDFYO
(,, ゚Д゚)「フン…やりあえば本当かどうかわかるぜ!…風爪!!」
ブーンに衝撃波が迫り来る
(;;;^ω^)「おおおおおおおお!!!」
(;;;'A`)「ブゥゥゥゥゥン!!!」
シュパッパパパパ
シュタッ!!!
(;;-@∀@)(;;;'A`)!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(;;;^ω^)「??????」
「少佐の風爪を……」
「なんだあの動きは……」
「先生!僕達」
「一民間人がっ!?」
「私達は」
「この学校での思い出を胸に」
「旅立つことを誓います」
「「「誓います!!!」」」
周りの連盟兵にも動揺が走る
35
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:14:04 ID:rr4IaDFYO
(,, ゚Д゚)「ほう………やるじゃねえか」
(;-@∀@)(これはまぐれではないぞ…やはりそうだ、奴の魔石板には水魔石一つ…これは魔石具の力だ)
(;;'A`)(いくら自宅警備員でもこんな力があるはずは………)
(,, ゚Д゚)「まぁよくわからんが、俺の攻撃を避けるだけの力があんだろ?」
(;;^ω^)「あの……その……自分でも……」
(,, ゚Д゚)「はっきりしねぇ奴だなぁ、俺は強い奴と戦いてーんだ、次は本気でいくぜ!」
(;;'A`)「少佐!民間人ですよ!!」
(-@∀@)「静かにしろと何度言ったらわかるのだドクオよ。
上官の方針に従えないならお前はクビだ…二等兵一人いなくとも問題にはならん」
(##'A`)「野郎、上等だ!少佐はともかくてめえの下にいたことは人生最大の恥だった!!」
そう叫ぶとドクオはブーンの元に駆け寄った
36
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:14:47 ID:rr4IaDFYO
(,, ゚Д゚)「ふん、罪人の肩を持つか…後悔はねぇな?」
('A`)「少佐……あなたがもう少し頭を働かしてくれたら……」
(,, ゚Д゚)「俺は戦いでしか物を語れん、お前が罪人の肩をもつなら撃破するまで!」
(,, ゚Д゚)「いくぞ!!」
('A`)「ブーン、今のお前でも多分次の一撃を避けるのは無理だ
だが、少佐の性格を考えると使ってくる技は一つ、この技で俺達はこの場から結果として逃げることになるだろう…」
(;;^ω^)「…おっ……」
37
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:15:37 ID:rr4IaDFYO
(,, ゚Д゚)ゴゴゴゴ
(,, ゚Д゚)「破
(,, ゚Д゚)「振
(,, ゚Д゚)「旋
(,, ゚Д゚)「風
( ゚゚゚ω゚゚゚゚)(゚゚A゚゚゚゚゚)「ぐびギョーン!!!」
☆
(-@∀@)「(吹き飛ばした…か……)紙をもってこい、世界首都に報告書を送る……」
「ハッ!!」
(-@∀@)(あの靴……間違いない、ついに私にも旗揚げの機会が来たぞ……)
38
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:17:07 ID:rr4IaDFYO
《用語解説》
魔石:魔石板に装備することで装備者は様々な力を得られる
魔石板:全部で7個の魔石を装備可能な一辺10cmほどの正六角形の板
抽出率:一つの魔石の持つ力をどれだけ引き出しているかを表す数値、威力効力に影響
魔石具:魔力のこもった武器防具のこと。使用者を選ぶので誰もが使えるわけではない。
市販魔石:全世界連盟が市民の使用を公認している魔石。
該当しない魔石、おゆび魔石具は非公認魔石(具)と称され、連盟軍および登録のある賞金稼ぎのみ使用可能。
削除人:獲得賞金額が非常に高い賞金稼ぎにあたえられる称号。
自分の勢力圏内における大佐以下の連盟軍の指揮権等、連盟より様々な特権が与えられる。
全世界連盟:全世界を統括する中央政府、これに従わない者達は問答無用で懸賞金をかけられる
39
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:18:22 ID:rr4IaDFYO
《第一話登場人物》
ξ゚⊿゚)ξ ツン・デ・レコンキスタ(18)
獲得懸賞金:約140,000,000
所持魔石不明
魔石具不明
身長153cm
B72
W56
H81
(´・ω・`)ショボン・バーヴォンファウスト(34)
( `ー´)ネーノ(21)←題名を言った人
( ^ω^)ナイトウ・B・ホライゾン(19)
懸賞金:5,000,000
所持魔石:水×1
抽出率:水43%
魔石具:謎の靴(速度上昇の能力?)
('A`)ドクオ・ウットゥーダ(19)
懸賞金:10,500(税込み)
所持魔石:火×2雷×1
抽出率:火15×2
雷22×1
魔石具:なし
40
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:19:17 ID:rr4IaDFYO
(,, ゚Д゚)ギヨーム・コンスタンツ(41)
階級:少佐
二つ名、新快速旋風ギコ
最高速度:130km/h
所持魔石:風×7
総抽出率:70×7
魔石具:剣スゥーンウインド(一時的に抽出率上昇の効果)
(-@∀@)アサピー・モーニングショット(26)
階級:大尉
所持魔石不明
lw´- _-ノvシュー?(?)
所持魔石不明
魔石具不明
身長170cm
B97
W57
H88
41
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:20:15 ID:rr4IaDFYO
次回予告
アサピーの送った報告書
全世界連盟最高機関が動きだす!
\(^o^)/「かいぎをはじめます、はじめはじめー」
そして彼女はまたやらかすぞ
lw´- _-ノvバッ「この人視姦しました」
さらにブーンを追うツン
ξ゚⊿゚)ξ…………この下着は買いどきね
謎に満ちた敵
| ^o^ |「ふふふふふ」
| ^o^ |「おしりかゆいです」
次回「ダイスと大豆」
42
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/26(月) 22:23:50 ID:rr4IaDFYO
本日はここまでです
>>14
支援感想ありがとうございます
筆者はPCを持っておらず、この作品も携帯で書かせていただいております。
そのため連載は全てここでさせていただくつもりです。
第二話は半分ほとできているので3日後くらいには投下できそうです。
今後ともよろしくお願いします
43
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/07/26(月) 22:35:48 ID:QZzYHZi6O
ギャグとバトルの混ざり具合がなんとも面白かったw
乙です〜
44
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/07/26(月) 23:14:02 ID:XWuJZnFI0
うーん・・・状況が把握できない・・・
取り合えず乙
45
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:17:56 ID:Y.Bf.le6O
第二話を投下します
46
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:18:36 ID:Y.Bf.le6O
ここは世界首都WC(world Capital)
四方から伸びた鉄道が高層ビル立ち上る三層に区切られた円形都市の中心部へと向かってひかれている
さらに全世界で最も科学が進んだ地でもあるのだ
どのくらい進んでいるか比喩で表現すると
コンビニ弁当の自動販売機が50mごとに設置されているという例えが適切だといえるだろう
さて、今回はこの都市のとある議員事務所から話が始まる
47
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:19:11 ID:Y.Bf.le6O
(´・_ゝ・`)(北方統轄部からか……)
(´・_ゝ・`)「先生、地方の一大尉からわざわざ報告書とはご苦労なことですね」
( ´W`)「だが書かれていることが本当ならば、最高議会に提出しなければならなかろう」
(´・_ゝ・`)「私がですか?」
( ´W`)「そうだ、お前もそろそろ私とともに最高議会に参加し、将来を担う者としての自覚を養うのだ」
(´・_ゝ・`)「ハッ!」
(´・_ゝ・`)(ついに最高議会へと参加できるのか…緊張するな)
ピンポーン
「本日臨時最高議会召集、世界首長6名及び第一級議員は直ちに中央会議へお越しください」
第二話「ダイスと大豆」
48
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:19:40 ID:Y.Bf.le6O
Pr‐ゝ‐oP( ∵)w∂ν∂hiho゜=゜‖we( ∴)\(^o^)/ズラリ
(´・_ゝ・`)(あの方々が世界首長か、さすがに全世界を束ねる方々だ……威圧感が凄まじい)
(´・_ゝ・`)(特に→\(^o^)/………全世界連盟中央中枢機関第一級最高首席総括首長で
全世界最高議会第一級首席中央中枢総括議長の'終焉のオワタ`様
これがトップが持つ風格か……)
デミタスが圧倒されるのも無理はない
オワタ・ジ・エンドは世界最高の地位を手にしている男だ
その力量の程はこの顔→(^o^)が物語る通りだ
\(^o^)/「かいぎをはじめます、はじめはじめー」
49
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:20:31 ID:Y.Bf.le6O
Pr‐ゝ‐oP( ∵)( ∴)…………………
w∂ν∂hi「今日はハウからだよー」
ho゜=゜‖we「うむそうか、ではサイコロを振るかな、ダイスロール!!!」
(;´・_ゝ・`)(これは何をしているんだっ?会議は?)
コロコロコロコロ
ピタリ
サイコロ「外出先で気まずかったこと」
ho゜=゜‖we「では皆、きいてくれ」
50
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:21:13 ID:Y.Bf.le6O
────────────
あれは南部からの視察の帰りだった
私は警備もつけず1人で世界首都行きの列車に乗ったんだ
思えばこれが間違いだったのかもしれない
そのときは時間も時間だったから車内は混雑していた
ho゜=゜‖we(なんだ視線を感じるぞ)
lw´- _-ノv……………
ho゜=゜‖we(私を見ているのか?)
lw´- _-ノv…………………
ho゜=゜‖we「もしもしお嬢さん」
lw´- _-ノv…………
ho゜=゜‖we「聞いておられますか?」
lw´- _-ノvバッ「この人視姦しました」
突然腕をつかまれ、私は驚いた
同時に触られたことに快感を覚えた
51
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:22:07 ID:Y.Bf.le6O
「何ぃ痴漢だと」
「乗務員に知らせろ」
ho;;;゜=゜‖we「いや私は痴漢なんかしてない、断じてしてないぞ」
ho;;;゜=゜‖we「それにこのお嬢さんは痴漢ではなく視姦と……」
「死姦ですって………」
「なんて酷い……」
ho;;;゜=゜‖we「違ーう!!!!ネクロじゃなくてヴァーチャルだっ!!
だいたいこのお嬢さんは生きてるじゃないか!」
lw´- _-ノv「つまり視姦は認めるんだね?」
ho;;;゜=゜‖we「あ……………うえーん泣いてやるぅ!!!!」
この時私は悔しくてたまらなかった
仕返しに妄想の中でこの女を色々な目に合わせてやろうとも思った
52
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:22:38 ID:Y.Bf.le6O
────────────
(;´・_ゝ・`)(…………………………だめだこりゃ)
Pr‐ゝ‐oP\(^o^)/w∂ν∂hi「ププッざまぁwwwwwwwwwwww」
(;´・_ゝ・`)「ちょ、可哀想でしょう、あなた方の同胞ですよ!!」
サイコロ「そうだそうだ!!!ハウさんをいじめんなよてめぇら!!」
\(^o^)/「これはいいことをききました、あすのきしゃかいけんでみんなにばらしましょう」
ゲラゲラケラケラ
( ∵)………………一同静粛に
( ∴)………顔をあげられいハウエバー・バットィルン、そして
( ∵)( ∴)早く続きを話すのだ………………ワクワク
ho゜=゜‖we「はぁ………」
53
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:23:32 ID:Y.Bf.le6O
────────────
ho;;゜=゜‖we「はなせ!はなせ!やってないと言っているだろう」
「ええい、観念しなさい」
「目撃者がたくさんいるんだ」
ho;;゜=゜‖we「そいつらぜってー俺の外見から想像して言ってんだよ!!!!」
lw´- _-ノv「えー見てたじゃん」
ho;;゜=゜‖we「見てねーよ」
lw´- _-ノv「見た」
ho;;゜=゜‖we「見てねー」
lw´- _-ノv「見た」
ho;;゜=゜‖we「見てねー」
lw´- _-ノv「見てねー」
ho;;゜=゜‖we「見た」
lw´- _-ノv「お巡りさん、こいつ白状しましたぜ」
ho゜=゜‖we「……………あ」
54
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:24:10 ID:Y.Bf.le6O
「やっと認めたか」
「まったく、手前をかけさせやがるぜ」
ho;;゜=゜‖we「やめろー!!どこへ連れていくつもりだっ!!私は世界首長だぞ!!」
「るせぇメタボが、お前のどこが世界首長だっ!!」
ho;;゜=゜‖we「ええええ!!!俺の顔知らないの?新聞ちゃんと読んでる?!」
その後、私は誤解をとくのに20時間を費やした
私を犯罪者扱いした女はいつの間にかいなくなっていたのだ
もし、私に世界首長の地位がなければ今頃は豚箱送りになっていただろう
この経験によって私は現代社会に潜む理不尽さを身を持って知ることができた…
今もこのことを思い出すたびに胸が高鳴る………ハァハァ
55
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:24:34 ID:Y.Bf.le6O
────────────
(;;;´・_ゝ・`)(…………………………なんだマゾか)
( ∵)( ∴)………………………シクシクシク
Σ(´・_ゝ・`)!?
\(;o;)/「えいがかをめいじます、せかいぶんかふっこういいんにれんらくをしなさい、うるうる」
Pr;ゝ;oP「実に心が洗われる物語だ
まるで乾いた大地への恵みの雨のように……」
w;ν;hi「感動ドキュメンタリーだねー
世界中の人に知ってもらいたいよ……」
ho;=;‖we「そうだろう、そうだろう、私も大変だったんだ…………だから毎晩あの女に仕返しをしてるんだ……頭の中で」
(;´・_ゝ・`)(………この人、リコールすればいいと思うよ)
56
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:25:30 ID:Y.Bf.le6O
\(^o^)/「ではきをとりなおして、つぎはわたしのばんです、わたしのたーんどろー!」
コロコロコロコロ
ピタリ
サイコロ「これはオワタと思ったこと」
\(^o^)/「わたしのなまえがオワタだということをオワタとおもいました。いじょう」
(´・_ゝ・`)……………………………
( ∵)( ∴)………プププププクスクス
Σ(´・_ゝ・`)!?
その後、各世界首長がサイコロを振り、こんなやりとりが続けられること5時間……
57
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:25:57 ID:Y.Bf.le6O
Pr‐ゝ‐oP「ではいいですか皆さん、そろそろ始めましょう」
(´-_ゝ-`)ウツラウツラ
Σ(´・_ゝ・`)(しまった寝るところだった)
Pr‐ゝ‐oP「ナイトウ・B・ホライゾンの懸賞金は5,000,000Mが妥当であると提唱」
( ∵)「何故なら、所持している魔石具の力は強大であるからだ」
w∂ν∂hi「確かに、ナイトウという1個人としての力は弱いけどねー」
ho゜=゜‖we「しかしながら、魔石具はやはり危険である」
( ∴)「それゆえに、5,000,000Mは妥当であるといえる」
\(^o^)/「かいぎオワタ」
(´・_ゝ・`)(なんということだ……わずか2分で結論にいたるとは………………………
しかし最初の5時間は何だったのだろう?)
58
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:26:28 ID:Y.Bf.le6O
(´・_ゝ・`)(まぁ、会議は終わった……やっと帰れる)
\(^o^)/「ではいまから、にじかいをはじめます」
(´・_ゝ・`)「…………え?」
Pr‐ゝ‐oP「内容はいつも通り10時間耐久不眠不休カラオケですな……」
( ∵)( ∴)……………ワクワクソワソワ
ho゜=゜‖we「このために先週はヒトカラに行きっぱなしだったぞ」
w∂ν∂hi「楽しみだねー」
59
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:28:02 ID:Y.Bf.le6O
(;´・_ゝ・`)(付き合ってられるかいっ!!)
(;;´・_ゝ・`)「先生、私もう帰( ´W`)「オオオーオオ!オオオーオオ!ダッダダダダッダー!!!!」
「シラヒーゲさんが歌い出したぞっ!!」
「おおっさすがベテラン議員!!!」
(´;_ゝ;`)(ボクモウカエリタイ………)
\(^o^)/「きみきみ」
(´;_ゝ;`)「はい?」
\(^o^)/「ぎかいとは、えんたーていめんとなんですよ」
また一つ新たなことを学んだデミタスであった(ポリッ←煎餅をかじった音
60
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:29:59 ID:Y.Bf.le6O
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
一方、ギコに森の奥深くに飛ばされたブーン達は、自分達の今後について話し合っていた
(;^ω^)「ごめんお、僕のせいで連盟兵をクビになってしまって」
('A`)「いいんだブーン、アサピーの野郎の下にいるぐらいなら……あの野郎士官学校上がりだからって調子のりやがって」
(;;^ω^)「でも、賞金首になったりしたら……」
('A`)「もう気にすんなって
それよりもブーン、お前の靴、どうやら魔石具みてえだな」
( ^ω^)「…お、森の中の変な館に住む変な女に貰ったお」
('A`)「じゃあそいつに聞き出しにいこうぜ、なんでブーンに靴を渡したかをよ」
lw´- _-ノv「それはいい考えだね」
( ^ω^)「じゃあ早速いってみるお」
61
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:30:41 ID:Y.Bf.le6O
('A`)lw´- _-ノv( ^ω^)トコトコトコトコ
('A`)「え………………………どちら様?」
lw´- _-ノv「前を行く彼に魔石具を渡した変な女です」
('A`)「あぁ、そりゃどうも」
('A`)「ん?」
Σ(゚A゚)「お前かよっ!!」
(##^ω^)「アンタのせいで、僕はともかくドクオまで大変な目にあったんだお!!」
ドンッバタッ
↓現状↓
( ^ω^)ブーンが押し倒しシューが倒れこんだようですlw- _-`ノv
62
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:31:52 ID:Y.Bf.le6O
lw´- _-ノv「こんなところで押し倒すなんて大胆だね」
(##^ω^)「大胆もへったくりもないお!この靴は何なんだお!教えろお!」
lw´- _-ノv「絶大な魔力が込められている
世界連盟が危険視
君の足にぴったりフィット」
(;^ω^)「じゃあなんでそんな物騒な物を僕に預けるんだお?」
lw´- _-ノv「魔石具は魔石と違って、装備適性者を選ぶよね?」
(;;^ω^)「じゃあ百歩譲って、選ばれたことは仕方ないとするお?
でも、これからこの靴で僕は何をすればいいお?」
lw´- _-ノv「私がいいと言うまで履き続けていてくれればいいよ」
63
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:32:50 ID:Y.Bf.le6O
( ^ω^)「なんだそれなら簡単だおねー…………………って終わりが見えないお!
ちゃんと説明しろお!!!」
lw´- _-ノv「しょうがない、教えてあげよう
その靴は界滅器の封印をコントロールする鍵なんだ
あとほんのオマケで高速移動ができるようになる効果もあるよ」
( ^ω^)「高速移動はさっき使った気がするお
それよりかいめつきってなんだお?」
('A`)「800年近く前一度世界を滅ぼした兵器さブーン……」
(;;^ω^)「ますますこの靴が物騒に思えてきたお」
lw´- _-ノv「君がその靴をはいた状態で、界滅器の封印盤にかかれた紋章の上にのれば間違いなく封印は解ける」
64
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:34:32 ID:Y.Bf.le6O
(;;;^ω^)「それじゃあこんなもん便所倉庫の中に洗剤と一緒に埋もれさせておけばよかったんだお
そうすれば封印は解けないお」
lw´- _-ノv「それは無理さ、封印には期限があるからね
期限が切れればその靴なしでも封印は解けるよ」
(;;;^ω^)「………お」
('A`)(まだ、押し倒された状態で説明してるよこの女)
lw´- _-ノv「だけど、逆に靴をはいた状態で歩く、魔力を使う等
適性者がその靴を装備した上で身体的または精神的エネルギーを使い続ければ続けるほど封印は回復するんだ」
65
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:35:18 ID:Y.Bf.le6O
('A`)「だがそれじゃあ根本的な解決にはなってねーぞ」
lw´- _-ノv「いや……一定以上封印が回復されれば界滅器は自動解体される
靴には六つの紋章があるだろう
界滅器が一つ自動解体される度にそれが消えていく……」
( ^ω^)「つまり、全部消えるまでの履いてりゃいいのかお」
('A`)「制限時間つきだがな……」
( ^ω^)「どういうことだお?」
('A`)「封印には期限があんだろ?
その期限て実はもうすぐなんじゃねえのか?
なら、期限切れの前に界滅器を全て自動解体させなきゃいけないってことさ」
lw´- _-ノv「……よくわかったね」
(;;;^ω^)「なっ!!ハードじゃねぇかお!
10年に一つくらいのペースでマターリとやればいいと思ったのにお!!
どんだけ僕の体をすり減らす気かお!!」
66
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:35:48 ID:Y.Bf.le6O
lw´- _-ノv「一応、界滅器の封印盤をその靴の適性者が破壊することでも自動解体は行われるけど……」
('A`)「残された期限が、その封印盤を捜し回って全部壊す時間分あるかはわからないんだろ」
lw´- _-ノv「その通りさ……私にも封印盤の位置はわからない
だからエネルギー消耗のほうが確実なんだ……」
(##^ω^)「何が確実だお!!
どう考えても封印盤を壊すほうが早いお!!
それに、封印盤を探す旅でエネルギーも消耗しまくるはずだお!!
だから一石二鳥だお!!
僕は封印盤を壊す道を選ぶお!!」
lw´- _-ノv「よくぞ言ってくれた」
('A`)(ん……まさかこの女、ブーンにこれを言わせるために、わざと消極的な方法を最初に提示したのか……
だとしたらやるな………)
67
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:36:43 ID:Y.Bf.le6O
( ^ω^)「それに、カーチャンに言われたお、外で人の役に立てって!
今がまさにその時だお!!」
(;A;)「よく言ったわね、ブーン……お母さん嬉しいわ!!」
( ^ω^)「誰だてめぇ帰れ」
lw´- _-ノv「でも世界を守るくらいの大事業なんだから
ボランティアはかわいそうだよね、何かほしいものはあるかい?」
('A`)(確かに、こりゃ大事だ………だが報酬のためにするもんじゃあねえだろう)
( ^ω^)「うーんじゃあ………………………………………そうだ!君をもらうお!!!」
('A`)「???卵の黄身のことか?」
( ^ω^)「違うお!シューを貰うってことだお!!」
68
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:37:15 ID:Y.Bf.le6O
('A`)「は…………?え……………お…………」
(゚゚A゚゚)「えええええ、こんなタイミングで自宅警備員だった奴が付き合ってすらいない女にプロポーズだと!!!!!!!
これじゃあただの変態ストーカーの勘違い野郎みたいな!!ふ!!し!!ぎ!!」
( ^ω^)「シューは僕が始めて会話した家族以外の女の子だお!だからもらうお!!
(フヒヒヒ、これで僕も妄想世界から脱却できるお)」
(;'A`)「(これが世に聞く、女に話しかけられただけで( ^ω^)『おっ、俺に気があるにちがいない、ひひっ』とか勘違いするダメ男か……)
あんた、いいのか、コイツ自宅警備員だったんだぞ?」
lw´- _-ノv「私でよければ」
(;'A`)「ちょっ軽ッ
(でも、さっきの誘導から考えると……この女のことだ…
釣りだろ?釣りだよな?釣り針でかいですよー)」
69
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:37:39 ID:Y.Bf.le6O
( ゜ω゜)「おっおっお、アンナコト〜コンナコト〜ヤレルッショ〜〜〜」
(;'A`)「見ろよ、ブーンの奴下心丸出しだぞ!!」
lw´- _-ノv「それでこそ、私の将来の旦那……」
(;;;;'A`)「(釣りじゃねーのかよ!!、いやまだ油断はできん!!)
どうなったて知らねーぞ、一生の問題なんだからな!!」
lw´- _-ノv「どうなるも何もすでに押し倒されてますがな」
(;;'A`)「(釣りだ、釣りだ!釣りであってくれ!)
むむむ」
lw´- _-ノv「それに正式に嫁ぐとしたら、全てが終わった後
素晴らしいじゃないか、英雄の妻だよ」
(;;;'A`)「つまり釣りじゃなくマジなんだな……
あーわかったわかった、お前がいいならそれで構わん、これが本当の電撃結婚か……」
70
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:38:15 ID:Y.Bf.le6O
('A`)(まさかブーンに先をこされるとは……………
いやまてよ……ブーンですらこうなんだ…
俺がブーンの旅について行けば、行く先々で様々な出会いがあることだろう……)
('∀`)(つまり、この俺にも素敵な出会いが訪れる可能性は今後十分に有り得るということだ!)
('∀`)「そらブーン、お前の将来の嫁(と俺の素敵だ出会い)とあとついでに世界のためだ!俺も一緒に行くぞ!」
( ゜ω゜)「フヒヒ、マイニチ、マイニチ、ヤリタイホーダィ」
バコッ
('A`)「馬鹿やってねーで行くぞ!!(俺の素敵な出会いのために……あとついでに世界)」
(#^ω^)「いでーお、何すんだお!!」
バサッ
↓現状↓
( ^ω^)ブーンが起き上がりシューが解放されたようですlw- _-`ノv
71
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:39:34 ID:Y.Bf.le6O
lw´- _-ノv「ふぅ、やっと解放された」
( ^ω^)「おおおおお将来のマ・イ・ワ・イ・フ、待ってろお!
この僕が世界を救ってくるお!!」
('A`)(まったく、お前は救いようのねぇ野郎だぜ……だがそれでも俺の数少ない友人…助けるのが義理ってもんだ
そして俺の素敵な出会い!のために!!!!!ツイデニ、セカイ)
lw´- _-ノv「頼んだよ、私のブーン」
( ^ω^)「任せろお!!!」
( ゜ω゜)(フヒヒ、帰って来たらやりたい放題だお)
('∀`)(素敵な出会いが俺を待っているぜっ!!!!!アト、セカイ?)
かくしてブーンはちゃっかり死亡フラグも立てつつ、ドクオと共に誇り高き下心を胸に旅立つのであった………
72
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:40:14 ID:Y.Bf.le6O
lw´- _-ノv(……ブーンか…………)
ガサガサッ
山 ゚ -゚)「まさか姉さんが色仕掛けに走るとはな」
lw´- _-ノv「なんだ来てたのか…いつから見てた?」
山 ゚ -゚)「最初からさ…本当にあの男に嫁ぐつもりなのか?」
lw´- _-ノv「彼が私達の希望となれたら……」
山 ゚ -゚)「姉さん………………………………………………………………………………………………………………………や め て く れ
いや、少なくともあれを『お義兄ちゃーん』てか呼ぶことになる私の気持ちにもなってくれ、頼む、なっ!なっ!」
lw´- _-ノv「あ、今の『お義兄ちゃーん』録音しといたから
さて、いくらで売ろうかな?」
山;;゚ -゚)(この人には勝てない………)
73
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:43:04 ID:Y.Bf.le6O
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
そして時間は第一話冒頭へと戻る
ここはギヨーム少佐の守る北方統轄部第25基地、長官室
(*゚ー゚)「あ、お父さんお帰りなさい」
(,, ゚Д゚)「お前が来るって聞いたから、すっとんできたぜ」
実はシィはギコの実娘ではない
孤児だった彼女を遠征先で見つけたギコが養子にしたのだ
(*゚ー゚)「今日はね、大事なお知らせがあるのっ」
(,, ゚Д゚)「おうおう」
(*゚ー゚)「この度シィルヴィア・コンスタンツは中佐に昇格しましたっ」
(,, ゚Д゚)「さすが俺の娘だぜっ!!親父としても鼻が高……………ん?俺今少佐だよな………ん?
まさか娘が上官…ん?なななななななな」
74
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:43:35 ID:Y.Bf.le6O
(;゚ー゚)「落ち着いてお父さん!!!
私は……その……盟立士官学校出だし……最初から将校だったし」
(,, ゚Д゚)「………ああそうか、すまん、俺としたことが……お前は卒業時、成績が第三位だったからな
たしか次々席は初任が大尉か…」
(*゚ー゚)「でも、その士官学校に行けたのはお父さんのおかげだよっ
それに、お父さんは二等兵から少佐まで上がったんだからやっぱりすごいよっ」
(,, ;Д;)「おおおお前てやつぁ、なんて優しい娘なんだ…………」
一方、この親子の会話を傍で見ていたアサピーは人知れず不敵な微笑みを浮かべていた
(-@∀@)(まったく…つまらん男よ………この女も私より後輩にもかかわらず中佐か…
まぁ、あの靴さえ手に入れれば階級なぞは関係なくなるがな………クククク)
75
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:44:37 ID:Y.Bf.le6O
(,, ゚Д゚)「それにしても、お前の今着てる服、戦闘用なんだろうが
露出が多くないか?」
(;*゚ー゚)「そっそんなことないよぅ
今の女性将校はみんなこんなもんだよ……」
確かにシィの服装は際どかった
機動性重視なのだろう
やはり、戦う女の服装はこうでなければならない
(,, ゚Д゚)「そうか……まぁ将校は装備を自主選択できる権利がある
ましてや、今のお前は上官だから部下の俺が着替えさせるわけにもいかんしな、ゴーラゴラゴルァ」
(,,* ゚Д゚)(にしてもしばらく見ない間にまた綺麗になってるな……しかもなんだこの服は…
股食い込ませすぎだし、胸元開いてるし、ヘソ出してるし……)
(,, ‐Д‐)(………いかんいかん俺としたことが……血の繋がりはないとはいえ娘だぞ…年も20くらい離れてんだしな……)
(*゚ー゚)………?
(,, ‐Д‐)(だが変な男が寄ってくることだけは避けねばならん
シィは親である俺が守る!)
76
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:45:23 ID:Y.Bf.le6O
ドドドドドドドドドド
バタン
ノパ⊿゚)「うおおおおシィ姉が来てるってほんとかあああああ」
(*゚ー゚)「あらヒートちゃん久しぶりね」
(,, ゚Д゚)「お前はもう少し静かにできんか」
ノパ⊿゚)「うおおおお少佐、私に命令があるんだろなっ!なっ!なっ!」
(,, ゚Д゚)「あーあーうるせー
今から言うからそう急かすな」
(,, ゚Д゚)「あー、俺とシィ……中佐は今から本隊率いて親父……フサギコ北方統轄部大将に合流して軍事演習だ
つまり留守はまかせるってことだな、うん」
ノパ⊿゚)「うおおおお責任重大じゃねぇぇかぁぁぁぁ」
77
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:45:59 ID:Y.Bf.le6O
(,, ゚Д゚)「どーせ、ここいらは平和だから何も起きねぇと思うがな」
(*゚ー゚)「もうっ、お父さん気を抜かせるようなこと言っちゃだめでしょ
平和な日常を守るのも立派な仕事だよっ」
(-@∀@)(何が平和だ………私もこんな僻地の凡庸な部隊に配属されていなければ今頃は………まぁいいさ、こんな日々も後少しで終わる)
(,, ゚Д゚)「おいアサピー」
Σ(-@∀@)「ハッ!」
(,, ゚Д゚)「お前は世界首都からお呼びがかかってんだろ?
早く出発したほうがいいんじゃねーか」
(-@∀@)「申し訳ありません、これより準備し早急に出立させて頂きます」
(-@∀@)(もうすぐだ…もうすぐ私の時代が始まるのだ……)
78
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:47:45 ID:Y.Bf.le6O
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ところ変わって毎度おなじみこちらはブーン
時間は第一話前半でギコに吹き飛ばされた後である
('A`)「さっすがに一週間毎日吹き飛ばされてるとなれるなぁ……」
( ^ω^)「正直癖になるお…」
('A`)「どんな性癖だよまったく……」
( ^ω^)「それより見ろお!!池があるお」
('A`)「随分汚ねぇ色した水だな……」
( ^ω^)ゴクゴク「炭酸飲料の味がするお!!グゴゴゴポォ」
(;'A`)「おいおい何飲んでんだよ……ってブーンどうした!!」
なんとブーンは顔面から池にのめりこんでいる
79
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:48:27 ID:Y.Bf.le6O
( ゜ω゜)「ゲゴゴゴ引きヴりコまれるぅぇぅぅ」
(;;'A`)「待ってろ今助けるっ!!!」
(゜A゜)「ウォォォォォェェェェ!!!セイヤー!!」
ドバッ!!!
(;;´ω`)「ゲホッゲホッ………助かったお」
「ちっ、あとすこしのところでした」
「だからいけのみずはしょうゆにしようといったのです」
「しかしどちらがでるかはうんしだい、だからしかたありません」
池の中から声が聞こえる
(#'A`)「誰だ!!!」
ジャッパーン
| ^o^ |「ふふふふふ」
| ^o^ |「だいずはえいようまんてんです!!」
池の中から顔のよくにた少年が2人、ぬっと現れた
80
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:50:19 ID:Y.Bf.le6O
(;^ω^)「お前達は誰だお………」
('A`)「こいつらは確か……」
ドクオは持っていた鞄をあさる
('A`)「(俺が連盟兵になった時にこいつらの手配書を渡されていたはずだ)……あったこれだ」
[| ^o^ |ブーム
懸賞金750,000]
[| ^o^ |ブームのいとこのユウタロウ
懸賞金750,000]
( ^ω^)「なんだお……たいした賞金額じゃないお」
| ^o^ |「そりゃそうですよ」
| ^o^ |「ぼくたちにいまで、だれひとりとしてまけたひとはいません」
( ^ω^)「おっおっおっ、自分の実力がわかってんのかお
ならとっとと立ち去れお
お前らじゃ僕達に勝てるはずないお」
81
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:50:51 ID:Y.Bf.le6O
| ^o^ |「それはどうでしょう」
| ^o^ |「あのいけのみずをのんだのはあなたがはじめてです」
| ^o^ |「あのいけをわなとしてつくってからはやさんかげつ」
| ^o^ |「やっとひっかかてくれるほどのおろかなひとがきてくれた」
| ^o^ |「あのいけにひっかかるようなひとのつよさなどたかがしれてますね」
| ^o^ |「さぁかくごなさい」
('A`)「くるぞブーン」
( ^ω^)「わかってるお!」
82
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:51:29 ID:Y.Bf.le6O
| ^o^ |「そい・しょっと!!!」
ジュパンジュパンジュパン
茶色の水柱が巻き起こる
しかしブーンには当たらない
( ^ω^)「ギコのおっさんの攻撃を避けれる僕に当たると思ってんのかお!!」
| ^o^ |「ふふふ、あなたはよけましたね
しかし、あなたのおなかまをみてごらんなさい」
(゜A゜)アップアップガポガポ
ブーンの視線の先ではドクオが醤油の水柱に呑まれていた
(;^ω^)「くっ……シャープスクリュー!!」
ブーンの腕から放たれた間欠泉が水柱の中のドクオを押し出す
(;;'A`)「ゲホッゲホッ……ありがてぇブーン」
83
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:52:26 ID:Y.Bf.le6O
| ^o^ |「ほほう、あなたもみずけいませきのつかいてとは」
| ^o^ |「しかしながらたんなるみずませきでは、ぼくたちのませきよりはいちだんおとりますね」
(;^ω^)「だからどうしたお!!
魔石の力を決めるのは装備者の魔力抽出率だおっ!!」
| ^o^ |「ふふふふふふふふ、ならばぼくたちをたおしてそれをしょうめいなさい」
| ^o^ |「……ブーム、あなたはそちらのみずませきのかたとたたかってください
ぼくはもうひとりをたおします」
| ^o^ |「わかりました」
(;^ω^)「やれるかおドクオ!!」
(;'A`)「おう!こんな奴らに負けちゃあ、いくらなんでも恥だ!!」
84
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:53:19 ID:Y.Bf.le6O
| ^o^ |「ふふふふふふふふ、さきほどぼくたちにまけたものはだれひとりいないといいました」
| ^o^ |「ふふふ、あなたたちはそのことばをしんじてたたかっていますね?」
(;^ω^)「まさかハッタリだったと……」
| ^o^ |「いいえ」
| ^o^ |「じじつです」
| ^o^ |「なぜならぼくたちは」
| ^o^ |「ただしくはしょうきんくびではなく、いえでしょうねんだからです」
('A`)( ^ω^)…………………………ハイ?
85
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:53:54 ID:Y.Bf.le6O
| ^o^ |「ぼくのとうさんは
いえでしたぼくたちをさがすために
しょっけんらんようして、けんしょうきんまでかけやがりました
まったくめいわくなことです」
| ^o^ |「もとはといえば、おじさんがいけないのです……
\(?)/「きみたちは、わたしのあとをついでえらくなりなさい、さぁべんきょうのじかんですよ」
とかいってぼくたちをそくばくしました」
| ^o^ |「だからここであなたがたをたおします」
| ^o^ |「そうすれば、ぼくたちもせいしきにしょうきんくびになれるでしょう」
| ^o^ |「しょうきんくびになれば、さすがにおやもおってはこれないでしょう」
('A`)(どういう理屈かさっぱりわからん)
(##^ω^)「なんて親不孝な奴らかお!!!」
(;'A`)(いや、お前だって自宅警備員だっただろうが…)
86
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:56:24 ID:Y.Bf.le6O
| ^o^ || ^o^ |「さあしょうぶです!!」
( ^ω^)「おおおおシャープスクリュー!!!」
| ^o^ |「たんさんしょっと!!」
| ^o^ |「ふふふふ、さきほどおぼれていたあなたはなにができますか?」
('A`)「俺は仮にも元連盟兵だったのさ、俺の剣捌きを食らってみなっ!!!!」
ドクオは腰の剣を抜き走りだした
| ^o^ |「ぐっ」
ズシャッ
ユウタロウはドクオの攻撃を真正面から受ける
| ^o^ |「ふふふふふふふふ」
(;'A`)「何っ効かねぇだと……もう一度だっ!!」
ズシャッズシャッズシャッ
| ^o^ |「ふふふふふふふふ」
87
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:57:30 ID:Y.Bf.le6O
(;'A`)「まさか残像?」
| ^o^ |「いいえ……ぼくたちふたりは体をしょうゆ、またはこーらにかえられるのです
だからぶつりこうげきはききません」
('A`)「……………自分でネタばらしとか馬鹿だろ」
| ^o^ |「え……?」
('A`)「雷魔石から魔力抽出!!!」
| ^o^ |「しまった!!!」
ドクオの剣が電気お帯びだした
('A`)「ライトニンググラジオラス!!!」
|| ゛o゛||「ぐえええええ」
('A`)「ったく自分から弱点さらしてどーすんだよ」
| ;^o^ |「ユウタロウ!!」
( ^ω^)「どうしたお?さっきから、攻撃に締まりがないお」
| ^o^ |「あのわざをつかいましょう」
|;;^o^ |「あのわざですね」
88
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:57:56 ID:Y.Bf.le6O
('A`)「まーだなんかすんのか?」
| ^o^ |「これをみなさい」
( ^ω^)「……あれは」
('A`)「多分魔石具だな、なんでこんな弱い奴らが持ってるかが疑問だが」
| ^o^ |「さぁさぁ」
| ^o^ |「みせてあげましょう」
(;;^ω^)「何がおこるんだお……」
(;'A`)「それなりには備えたほうがいいかもな……」
89
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:58:57 ID:Y.Bf.le6O
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ピャキーン
| ^o^ || ^o^ ||^o^|| ^o^ || ^o^ |
ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ
| ^o^ || ^o^ || ^o^ |
| ^o^ |「ぼくはブーム」
| ^o^ |「ぼくはユウタロウ」
| ^o^ || ^o^ |「ぼくたちのませきぐはふたつでひとつ
そののうりょくとは、ぼくたちふたりをいれかえ('A`)「オラオラオラ!!!」( ^ω^)「シャープスクリュー!!!」
| ゛o゛ || ゛o゛ |「げふっ!!!」
('A`)「心配して損したぜ」
( ^ω^)「こいつらが真性の馬鹿で助かったお」
90
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 01:59:43 ID:Y.Bf.le6O
パチパチパチパチ
「思ったよりもやるじゃないのナイトウ」
( ^ω^)「誰だおっ!」
ξ゚⊿゚)ξ「クレマティスキャプチャー!!」
ドフドブドブガシッ
地中から飛び出した蔓がドクオを捕らえる
(;;'A`)「なっ!てめぇ!まさか!!!グッ……」
蔓にからまれ意識を失うドクオ
(;;;^ω^)「ドクオーーー!!!!!」
| ;;^o^ |「ううう……ぼくたちのたたかいのじゃまはやめなさい……」
虫の息のブームが立ち上がりツンを睨む
ξ゚⊿゚)ξ「うるさいわねぇ、ついでに捕まえときますか」
ドフドブドブドフドブドブ
(;;^ω^)「触手がいっぱい…………」
| ;;^o^;;|「ふふ…ぼくにぶつりこうげきはき…か…な…い」
ピシュッガシッ
ツンの出した蔓はブームをも捕らえた
91
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 02:00:12 ID:Y.Bf.le6O
| ;;^o^;;|「な…なぜ……」
ξ゚⊿゚)ξ「お探しの物はこれかしら?」
| ;;^o^;;|「……いつのまに……」
ブームの魔石板はツンが持っていた
ツンは一瞬の隙を突いてそれを自らの蔓で奪っていたのだ
ξ゚⊿゚)ξ「魔石板さえ外せば全ての魔法効果は無効よ……
そんな堂々と見えるところに魔石板を装備するなんであなた素人?」
ブームの隣で意識を失っていたユウタロウも魔石板を外され蔓に捕らえられる
92
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 02:01:48 ID:Y.Bf.le6O
ξ゚⊿゚)ξ「ナイトウ……この男あなたのお友達なんでしょ?」
(#^ω^)「そうだお!!早くドクオを返せお!!」
ξ゚⊿゚)ξ「返してほしいなら、この先の連盟軍北方統轄部第25基地に来なさい
待ってるわよ……」
そう言うやいなやツンの蔓は霧を吹き出した
(;;´ω`)「ゴホゴホゴッホ……ドクオー!!!」
煙が晴れた時にはそこには誰もいなかった
(;;´ω`)(…………僕のせいでドクオが……
でもあいつの蔓は多分植物魔石の力で出しているお……水魔石の僕では不利だお……)
「君君、お困りのようだね」
( ´ω`)「お……?」
( ゚∋゚)「お兄さんと一緒に踊らないか?」
93
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 02:03:13 ID:Y.Bf.le6O
《第二話登場人物》
(´・_ゝ・`)デミタス・アルロッド(25)
世界連盟の若きエリート新人議員
( ´W`)シラヒーゲ・マゼロッティー(57)
世界連盟のベテラン議員
94
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 02:03:33 ID:Y.Bf.le6O
Pr‐ゝ‐oPプロポサル・サージェスト(43)
提唱者の異名をもつ世界首長
( ∵)ビコーズ・リーズン(?)
根拠者の異名をもつ世界首長
w∂ν∂hiホワイル・ゾウルーク(35)
譲歩者の異名をもつ世界首長
B89
W55
H90
ho゜=゜‖weハウエバー・バットィルン(56)
逆接者の異名をもつ世界首長
ややメタボ
( ∴)ゼアフォー・リザルトス(?)
結論者の異名をもつ世界首長
\(^o^)/オワタ・ジ・エンド(45)
世界最高権力者
95
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 02:04:02 ID:Y.Bf.le6O
( ^ω^)ナイトウ・B・ホライゾン(19)
懸賞金:5,000,000
所持魔石:水×1
抽出率:水44%
魔石具:封印の靴?(界滅器の封印をコントロール)
('A`)ドクオ・ウットゥーダ(19)
懸賞金:10,500(税込み)
所持魔石:火×2雷×1
抽出率:火15×2
雷22×1
魔石具:なし
lw´- _-ノvシュー?(?)
所持魔石不明
魔石具不明
身長170cm
B97
W57
H88
山 ゚ -゚)??????????
96
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 02:05:15 ID:Y.Bf.le6O
(*゚ー゚)シィルヴィア・コンスタンツ(20)
階級:中佐
所持魔石不明
魔石具不明
身長168cm
B94
W54
H91
(,, ゚Д゚)ギヨーム・コンスタンツ(41)
階級:少佐
二つ名、新快速旋風ギコ
最高速度:130km/h
所持魔石:風×7
総抽出率:70×7
魔石具:剣スゥーンウインド(一時的に抽出率上昇の効果)
97
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 02:06:21 ID:Y.Bf.le6O
(-@∀@)アサピー・モーニングショット(26)
階級:大尉
所持魔石不明
ノパ⊿゚)ヒート・メロヴィス(19)
階級:中尉
所持魔石不明
魔石具不明
身長172cm
B87
W56
H90
98
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 02:06:52 ID:Y.Bf.le6O
| ^o^ |ブーム&| ^o^ |ユウタロウ(16)
懸賞金:750,000
魔石:醤油と炭酸飲料の魔石1×2
魔石具:ジェミニッティ(2人を入れ替える)
ξ゚⊿゚)ξ ツン・デ・レコンキスタ(18)
獲得懸賞金:約140,000,000
所持魔石:植物×3、水×1、残りの所持魔石不明
総抽出率不明
魔石具不明
身長153cm
B72
W56
H81
( ゚∋゚)???????
99
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 02:08:33 ID:Y.Bf.le6O
《次回予告》
捕らわれたドクオを助けるため謎の筋肉男とともに奮闘するブーン
( ゚∋゚)「!!マッスルマッスル!!筋肉ってスバラシイィー!!!」
ノパ⊿゚)「うおおおおやらせねぇぇぇぇぇ」
(;;;^ω^)「……………熱いし暑い……」
そして謎の狩人
_
( ゚∀゚)「女子更衣室、そこはまさに狩場」
あのツンにピンチ!?
ξ;゚⊿゚)ξ「くっ…」
そして……
ζ(゚ー゚*ζ「削除人の力を見せてあげましょうか?」
次回「ブラックランスとテンタクル」
100
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/30(金) 02:13:49 ID:Y.Bf.le6O
すみません、前回宣言した期日より投下が送れました
前回
>>44
さんの助言をいかして状況説明をなるべく増やしました
まぁシューは喋らせすぎた感はあります
第三話は一週間後を目安に書いていきたいと思います
では、本日はこれにて
101
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/07/30(金) 06:16:34 ID:oTse3rg2O
乙!
102
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/07/31(土) 16:12:47 ID:rN0xJA4gO
先日第三話投下は1週間後を予定していますと宣言しましたが、どうやらそれよりも早く投下できそうです
第二話が宣言した日にちを1日遅れたので、第三話ではそういうことのないようにスケジュールに余裕をもたせて投下する日を決定したのですが
さすがに1週間もかかりませんでした
ですので第三話投下は多分明日か明後日になると思います
103
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/01(日) 03:18:16 ID:tJIFsv5M0
そうか、待っていよう
104
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:03:12 ID:1QyRl7p2O
第三話を投下します
105
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:03:41 ID:1QyRl7p2O
前回までのあらすじ
台詞が平仮名ばっかで読みにくい敵を倒したら(一文字だけ漢字があります、探してみて下さい)
ドクオがツンにさらわれた
以上
( ゚∋゚)「お兄さんは男の子が大好きなんだ」
(;;;^ω^)「………ハイ?」
( ゚∋゚)「だから、お兄さんは君が大好きさ」
(;;;^ω^)(こんな一大事にゲイに絡まれるとは思わなかったお……)
( ゚∋゚)「だからお兄さんと一緒に踊ろう」
突如その場に現れた筋肉男はブーンにねちっこく絡んできた
106
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:04:14 ID:1QyRl7p2O
(;;^ω^)「僕にとって今は踊ってられるような状況ではないお!」
( ゚∋゚)「……………………………そうか、踊らないのか……」
(;;^ω^)「そうだお、僕は今から仲間を救いにいかなきゃいけないお」
( ゚∋゚)「よしお兄さんも行こう……」
(;;^ω^)「ハイ……?
( ゚∋゚)「お兄さんは君を放ってはおけないッ」
(;;^ω^)「(………まぁ肉体から見るに戦力にはなってくれそうだお)
わかったお…勝手について来るといいお…」
( ゚∋゚)「話がわかるじゃないかマイブラダー」
(;;^ω^)(この人何考えてるかわからないけど、ふり払ったって帰ってくれそうにないお)
107
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:05:14 ID:1QyRl7p2O
( ^ω^)「じゃあさっそく行くお、確か第25基地だお」
( ゚∋゚)「君君、お兄さん思うんだこんな昼間っから堂々と向かうなんて無謀だってね」
(;;^ω^)「わかったわかったお……じゃあ夜まで待つお」
(* ゚∋゚)ムッハー「じゃあ、それまで踊らないか」
(;;;;^ω^)「いやいや……ってそんなことする前に、僕達自己紹介すらしてなかったお」
108
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:05:44 ID:1QyRl7p2O
( ゚∋゚)っ[( ゚∋゚)クックル・ドゥルドゥー
懸賞金285,000,000M]
( ゜ω゜)「約3億………(この人ただの筋肉さんじゃないお、じゃあいったい……)」
(; ^ω^)「今度は僕からだお、僕は( ゚∋゚)「ナイトウ・B・ホライゾン……」
(;^ω^)「なんで知ってるんだお?」
( ゚∋゚)「お兄さんね、君の手配書集めたてんだ、ほら」
( ゚∋゚)っ[( ^ω^)ナイトウ・B・ホライゾン
懸賞金5,000,000M][( ^ω^)ナイトウ・B・ホライゾン
懸賞金5,000,000M][( ^ω^)ナイトウ・B・ホライゾン
懸賞金5,000,000M][( ^ω^)ナイトウ・B・ホライゾン
懸賞金5,000,000M][( ^ω^)ナイトウ・B・ホライゾン
懸賞金5,000,000M]
(;;^ω^)(この人危なすぎる……)
109
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:06:09 ID:1QyRl7p2O
( ゚∋゚)「さぁ自己紹介も終わったし踊らないか」
(;;;;^ω^)(まさか……僕をほr……)
( ゚∋゚)「さあ!!!最初はワルツだっ、ズンチャッチャズンチャッチャズンチャッチャズンチャッチャ♪」
突然筋肉男はステップを踏みながら高速回転しはじめた
( ^ω^)
(^ω^ )
(^ω^)
( ゜ω゜)「なんて軽やかな筋肉の舞なんだ!!!!!!!」
( ゚∋゚)「さぁサイドステップを踏んで!!ポンポン」
(;;^ω^)「えっ?えっ?」
( ゚∋゚)「そこでターンだっ!!!」
第三話「ブラックランスとテンタクル」
110
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:06:44 ID:1QyRl7p2O
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ブーンがクックルにダンスレッスンを受けているころ
こちらは第25基地
ξ゚⊿゚)ξ「尋問室を一つ、あと世界首都行きの護送隊を出してくれないかしら?」
ノパ⊿゚)「ああああああああ、一賞金稼ぎの命令に従う義務はねぇぇぇぇ!!」
「……中尉中尉」
ノパ⊿゚)「なんだよぉぉぉ」
「この方、削除人デレ・デ・レコンキスタ氏の妹君ですぞ
削除人の一族に逆らうのはまずいかと……」
ノパ⊿゚)「ったくしかたねぇぇぇぇ、削除人の妹だから特例だぞっ!感謝しろよな!な!な!」
ξ゚⊿゚)ξ(こういうときは姉様の名前が役に立つわね……ハァ)
111
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:07:10 ID:1QyRl7p2O
ξ゚⊿゚)ξ「後、基地全体に緊急戦闘体制を敷きなさい」
ノパ⊿゚)「はぁぁ?もう賞金首は捕らえたんだろーがぁぁ?何言ってんだ?おまえ頭悪いだろ!」
「ですから中尉……」
ノパ⊿゚)「あーあーあー、わかったわかったお前らこの女の言うようにやっとけぇぇ!!!!私は晩飯まで寝るからな!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあこいつらを世界首都に護送なさい」
ドサッ
| ゛o゛ || ゛o゛ |
ツンは蔓にからまれ意識を失っていた2人を解放した
ξ゚⊿゚)ξ「あと今すぐ尋問室に案内なさい……」
112
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:07:32 ID:1QyRl7p2O
……………………………………………………………
(‖'A`)「むっ……ここは」
ξ゚ー゚)ξ「お目覚めかしら、賞金首のドクオくん」
('A`)「俺を拘束する蔓…やはり……お前ツン・デ・レコンキスタだな」
ξ゚ー゚)ξ「よくご存じね」
('A`)「賞金稼ぎ三大妖女が一角デレ・デ・レコンキスタ……と聞きゃあ有名だが
蔓を触手のごとく使う妹がいるってのもまぁ有名だ」
ξ゚⊿゚)ξゴニョゴニョ『やっぱ、私は姉様のオマケなのね………』
('A`)「……は」
ξ゚ー゚)ξ「いいえ何でもないわ……それより自分の心配をしたらどうかしら?」
('A`)「あー?なんせ俺の懸賞金は10万にすら達してないんでね
いざ処罰されるとしても、せいぜい罰金か奉仕活動だろ」
113
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:08:06 ID:1QyRl7p2O
ξ゚ー゚)ξ「でもあなたのお友達が助けにくるかもしれないわ
彼が捕まっちゃったら、あなたみたいに甘い量刑は下されないはずよ」
('A`)「だが今日この基地にいるのは留守部隊だけのはずだがな」
ξ゚ー゚)ξ「よくわかっているじゃないの」
('A`)「俺は一週間前までここの基地所属だったんでね
今日は確か北方統轄部の大軍事演習日だったはず
」
ξ゚ー゚)ξ「そうよ全てその通り」
('A`)「つまりだ、留守部隊くらいにブーンは捕まりゃしねぇ
そりゃ今のブーンでも留守部隊を壊滅させるのはさすがに無理だがな
ここまで助けに来ることぐらいはできる」
114
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:08:30 ID:1QyRl7p2O
ξ゚ー゚)ξ「随分と信頼しているのね
でもここには私もいるのよ」
('A`)「お前じゃあ無理さ……
お前あいつのスピードを知らねーだろ」
ξ゚ー゚)ξ「えぇ」
('A`)「さっきのを見るかぎり、お前の蔓の速さじゃ無理だな
お前の姉ならブーンのスピードでも簡単に捕らえちまうだろうが…」
ξ;゚⊿゚)ξ!!(………こんな奴にまで姉様と比べられるなんて……)
('A`)「俺を捕まえたのがお前で正直安心している
デレ・デ・レコンキスタに捕まってりゃ俺は今頃廃人にされるだろうな……」
ξ;;;゚⊿゚)ξ(なんで?なんで?なんで?なんで?そこで姉様の名をだすの!!私はなんなの!?
オマケだって言うの?!!)
('A`)「お前の姉の話はいたる所で聞いてきた
なんでも、とんでもない強さで容赦なく賞金首を思考停止に追い込んでるらしいな」
ξ;;;゚⊿゚)ξ(イヤイヤイヤイヤァァァ!!もうやめて!)
115
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:08:53 ID:1QyRl7p2O
('A`)「そんな強い姉がいてお前も´誇り`だろ?」
ξ##゚⊿゚)ξ(誇りですって!!何が!何が!誇りなもんですか!!)
ξ##゚⊿゚)ξ「クレマティスキャプチャー!ハーダー!!!」
(‖゜A゜‖)「ウゴグゲラァブジャア!!!!」
ξ##゚⊿゚)ξ「自惚れるのはやめなさい!!!
私の狙いはアンタでもナイトウでもないわ!!!」
バタン
(゜A゜)ナンデキレタノ?…………
意識を失うドクオを放ってツンは尋問室を出ていってしまった
116
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:10:00 ID:Wn5T.t3g0
そして日は沈み………
( ゚∋゚)「これで君も一流のバレリーノだ……」
(;;^ω^)「そうかお、それはよかったお
だから早くドクオを助けに行こうお…」
( ゚∋゚)「友達を助けに行くその君の瞳、面構え、気迫、お兄さん興奮してきたぞ!!!」
(;;;^ω^)(なんなんだお……この人?)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ξ゚⊿゚)ξ(…………日が沈んだわ……そろそろね……この計画が成功すれば私と姉様の距離はぐっと近くなるはず…)
しかしこのとき、ツンもブーンもドクオもクックルも想定に入れていなかった男が一人動きだしていたのだ
117
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:10:07 ID:1QyRl7p2O
( ゚∀゚)「くくく、ちょろいちょろい、女子更衣室まで直行だせヒャッハー!!」
「おい今なんか声しなかったか?」
「何言ってんだお前、誰もいねーじゃねーか」
( ゚∀゚)「はははは、存在魔石と感覚魔石の組み合わせは最高だぜ!!任務ご苦労連盟兵諸君!!」
(**** ゚∀゚)→→→→→→〔女子更衣室〕
( ゚∀゚)(今回のミッションはいつも通り
連盟軍女将校のスペア装備を全ていただくぜッ!)
バタンε≡〔女子更衣室〕
118
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:10:29 ID:1QyRl7p2O
山肌を切り抜くようにして作られた山岳要塞────第25基地に強者共が集う
ξ゚⊿゚)ξ「来るわね…総員配置に!!」
ノパ⊿゚)「てめぇぇぇ私の台詞とんなぁぁ!!!」
( ゚∋゚)「さぁ潜入開始だ」
(;;^ω^)(不安だお……)
(゜A゜)「ぶ……うん……」
( ゚∀゚)「おおっこりゃシィたんのレオタ!!
こっちはヒーたんのミニスカ!
ぶっひゃたまんね!!やっぱ女将校はいいもん着てるぜ!!!!」
今ここに各々の'戦い`が始まった!!
119
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:11:06 ID:1QyRl7p2O
ドカーン
突如、入口付近の基地の城壁が崩れ落ちる
「なんだなんだ!!」
「正面から打ち破られたぞ!!!」
崩れた壁、舞狂う塵、その真ん中を1人の男が前進してきた
( ゚∋゚)「ダダンダンダダン、ダダンダンダダン、とぅれれーれれー♪」
「拳一つで城壁を!!!」
「なぜこんな大物が!!」
ξ゚⊿゚)ξ(やっぱりナイトウはいい餌になったようね……)
基地の入口が見下ろせる司令塔屋上、ツンは自らの計画の成功を確信していた
120
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:13:19 ID:1QyRl7p2O
ノパ⊿゚)「うおおおお、やらせねぇ!!!」
ツンの隣にいたヒートが火の玉となって屋上から地上のクックルへと突進する
シュゴゴゴゴ
ノパ⊿゚)「ウスタ・ソマァーーーッ!!!!!!!!」
( ゚∋゚)「少しは戦える子がいるみたいだね、お兄さんうれしいな」
ノパ⊿゚)「うおおおおおおおお」
ガシッ
( ゚∋゚)「でも力不足だね」
ノハ;゚⊿゚)「ありえねぇぇぇ、素手で燃える私の体をつかんだだとおおおお!!」
( ゚∋゚)「ゴゴゴゴゴ」
ノハ;゚⊿゚)「危ねぇッ!」
バシシュバッ
クックルが全身に力を溜めるのを感じとったヒートがクックルの腕を蹴り飛ばし、彼の攻撃範囲から脱出する
121
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:13:54 ID:1QyRl7p2O
( ゚∋゚)「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」
ノハ;゚⊿゚)
( ゚∋゚)「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」
ノハ;゚⊿゚)
( ゚∋゚)「ゴゴゴゴゴ……ここでクイーズタイム!!お兄さんは〈ゴ〉って何回言ったかな?」
ノハ;゚⊿゚)「……(やべぇ、わからねぇ)」
( ゚∋゚)「正解は…………」
ノハ;゚⊿゚)「正解は……」
( ゚∋゚)「お兄さんにもわからん!」
ノハ#゚⊿゚)「てめぇぇぇ!!気になるじゃねーか!!!」
( ゚∋゚)「お兄さんだって気になるよ!!!」
ノハ#゚⊿゚)「うおおおお!!ならぁお前の体を刺激して思い出させてやらああああ!!
カリエンテ・ピュジリストゥスゥゥ!!!!!百☆連☆打」
ヒートの拳が炎を帯びる
ノパ⊿゚)「うらうらうらうらうらうらうらうらうらうらうらうらうらうらうら」
122
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:14:24 ID:1QyRl7p2O
ヒートの激しい連続攻撃によってクックルの体は後ろへ後ろへと押されていく
だが、燃える拳からくる打撃は全て掌で止められ、クックルにダメージを与えられていない
バゴゴボガーン
ヒートに押しこまれたクックルが背中から基地内部にある兵舎の壁にめり込み、その中へと吹っ飛んだ
ノハ;゚⊿゚)「はぁぁはぁぁ、これだけやりゃ……さすがに…」
123
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:14:43 ID:1QyRl7p2O
「ダダンダンダダン、ダダンダンダダン」
ノハ;゚⊿゚)「何ィイイ」
( ゚∋゚)「トゥレレー、レレー♪」
半壊した兵舎の中からヒートを見つめるクックル
そんな彼の体には傷一つなかった
ノハ;゚⊿゚)「なぜだ、なぜだぁ!!!」
( ゚∋゚)「まさかこんな僻地でこんなに楽しめるなんて……お兄さん感動」
周りの連盟兵はこの戦いを手をこまねいて見るより他はなかった
さらに、この場に残り戦いを見届けようとする連盟兵ですら留守部隊全体の1割にも満たない
情けないことに残りの9割は二人が戦っている間に逃げ出してしまっていた……
124
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:15:24 ID:1QyRl7p2O
‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖
( ^ω^)(ドクオ……
( ゚∋゚)「いいかい、お兄さんがみんなの前で踊っている間に友達を救うんだ」
必ず助けるお!!)
ξ゚⊿゚)ξ(さて私もそろそろ出ようかしら……さすがに相手はクックル
あのうるさい女の子一人じゃつらいわね)
〔女子更衣室〕
( ゚∀゚)(ったく外がさわがしいなぁ、吟味に集中できねーじゃねーか)
125
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:15:37 ID:1QyRl7p2O
( ^ω^)('A`)( ゚∋゚)( ゚∀゚)
ドゥレデデデーン♪
(*゚ー゚)ノパ⊿゚)ξ゚⊿゚)ξlw´- _-ノv
テレレレレテレレン♪
↑アイキャッチのつもり↑
126
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:16:32 ID:1QyRl7p2O
ξ゚⊿゚)ξ「クレマティックロード!!」
ツンが蔓で作られた道を通り綱渡りのごとく屋上から地上へと舞い降りる
( ゚∋゚)「削除人デレ・デ・レコンキスタの妹か……」
ノハ;゚⊿゚)「おめえ手を出すなっ、こいつは私がやる!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「あらそう、あなた一人じゃ勝てないと思うけど」
ノハ;゚⊿゚)「くっ、見ていろ、これが私の本気だぁぁぁぁぁ!!!」
127
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:16:43 ID:1QyRl7p2O
ノパ⊿゚)「カリエンテ・ピュジリストゥス・レ・ガイアァァァ!!!!!」
ヒートが地面に向けて燃える拳を叩きつける
シュシュシュシュシュ
地面が赤く染まり出しクックルを囲む
ノパ⊿゚)「まだまだぁぁ!!!!ケレオス・テールムゥゥゥゥ!!!」
そして、赤く染まった地面が槍となって打ち上げられ、クックルへと降り注ぐ
ドゴゴゴゴゴ
( ゚∋゚)「ぬるいっ、ぬるすぎる、お兄さんは熱いのがお好みなんだぁ!!ハァーッ!」
ドバッシュ
クックルが両腕を振り上げ降り注ぐ赤き槍をふきとばした
128
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:18:01 ID:1QyRl7p2O
‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖
そのころギコ達は
ミ ゚Д゚彡「今日の演習はここまで!!明日にそなえてしっかり寝とけ!!!」
「「「「「「「ハッ」」」」」」」
ミ ゚Д゚彡「ったく昼間からぶっ通しは辛いぜ」
(,, ゚Д゚)「あ?親父ィ、お前大将だろ!弱音はいてんじゃねーよ」
ミ ゚Д゚彡「るせぇ!!おめぇも俺の息子ならもっと高けぇ階級にちいたらどうなんでい」
(*゚ー゚)「もーお父さんもお爺ちゃんも久しぶりに会ったんだから仲良くしなよっ」
(,, ゚Д゚)「だってよーこの親父が俺を叩き上げの大将にしてーとか考えたせいで、俺二等兵から初めさせられたんだぜ
それでもっと上とかよぉ」
ミ ゚Д゚彡「頑張って勝ち上がる機会を与えてやったんでい、おめぇの努力がたりねぇ」
(*゚ー゚)「まぁまぁ、もういいじゃない
お父さんもまだまだ出世する機会はあるよっ
こんなに強いんだから」
(,, ;Д;)「シィィィ」
129
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:18:24 ID:1QyRl7p2O
ミ ゚Д゚彡「おもしれぇ、いい年した男が泣いてやがるぜ」
(*゚ー゚)「お爺ちゃんも、本当は将官会議でお父さんの階級を上げるように何度も言ってるくせに」
ミ ;゚Д゚彡!!「んなっ!どこでそれを!」
(,, ;Д;)「親父が……冗談だろ……」
(*゚ー゚)「ううん本当だよ、有名な話だよ」
(,, ;Д;)「親父ィィィ」
ミ;;゚Д゚彡「抱きついてくんな!!気持ちわりぃだろが」
(*゚ー゚)「……ふふっ、それより私、ヒートちゃんが心配だな」
(,, ‐Д‐)「あーあいつなら今頃飯食って寝てんだろ……
こっちは忙しいってーのに、まったくうらやましいぜ」
‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖
130
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:19:54 ID:1QyRl7p2O
クックルがふきとばした赤き円柱は基地に降り注ぎ、司令塔を倒壊させた
ノハ;゚⊿゚)「なっ…………こんなはずは」
ξ゚⊿゚)ξ「(中尉の割にはかなり強いわね、でもまだまだ)あなたの番は終わりよ!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「クレマティスキャプチャー´ハーデスト`!!!」
ドブドブドブドブドブドブガシッ
無数の蔓がクックルを締めあげる
( ゚∋゚)「実に美味しそうな蔓だね、お兄さん食たくなってきた」
ガブムシャムシャムシャ
ξ;;゚⊿゚)ξ(私の蔓を貪り食っているですって)
131
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:20:25 ID:1QyRl7p2O
ノパ⊿゚)「削除人の妹かなんか知らねーがたいしたことねぇなぁぁぁ!!
今度は私の番だあああああ!!!
覚悟しやがれ筋肉野郎!!!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「抜け駆けはさせないわ!!!クレマティックミサイル!!!」
ノパ⊿゚)「ウスタ・ソマァァ!!!!」
( ゚∋゚)「チームワークもへったくりもないな、お兄さん見てて悲しい」
炎を纏い突撃するヒートと、ツンの足下から飛び出してきた鋭い蔓がクックルに迫る
( ゚∋゚)「フンッ!!!」
クックルは迫りくる蔓を両腕で掴み取りヒートの方へと解き放った
鋭くても蔓は蔓、あっという間にヒートが身に纏った炎に燃やされていく
さらに、ヒートの方も焼け焦げた蔓に絡まれ攻撃を中断せざるをえなかった
132
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:20:57 ID:1QyRl7p2O
ノハ#゚⊿゚)「んにゃろう、私の邪魔すんなぁぁぁぁ!!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「あなたこそ足手まといよ!!!」
( ゚∋゚)「まあまあお嬢さん達喧嘩はいけないよ、お兄さんはみんなに仲良くしてほしいな」
ξ#゚⊿゚)ξノハ#゚⊿゚)
ξ゚⊿゚)ξ「(ホントこの女の子使えないわねぇ……仕方ないわ)クレマティックストリーム!!!」
ドブドブドブドブ
ノハ;゚⊿゚)「ななななんで私を蔓で捕らえる!?」
ξ゚⊿゚)ξ「あなた邪魔なのよ、せいぜい飛んでなさい」
ノハ>⊿<)うああああああァァァ
ヒートはツンの出した蔓によってどこかへと飛ばされていった
133
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:21:26 ID:1QyRl7p2O
「中尉が飛ばされたぞ!!!」
「総員中尉の救助へ!!!」
「「「了解ィィィ!!」」」
ドタバタドタバタ
逃げずにその場に残っていた連盟兵もヒートが飛ばされるやいなや、なんだかんだ理由をつけて逃げ出してしまった
ξ゚⊿゚)ξ(さて、足手まとい共はいなくなってくれたわね)
( ゚∋゚)「いいのかい?」
ξ゚⊿゚)ξ「は?」
( ゚∋゚)「あの子を離脱させたことでお兄さん´達`に有利になってきちゃった」
134
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:22:51 ID:1QyRl7p2O
‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖
ブーンは見ていた
蔓に体を絡まれる親友の姿を
(゜A゜)
( ^ω^)(これが美少女なら萌えるだろうお……)
(;;^ω^)(ってそんな場合ではないお!!)
(;;^ω^)「ドクオー!!!!」
('A+)「んっ、ブーン?」
(; ^ω^)「よかった無事かお………」
('A`)「お前…俺の武器と魔石板まで持ってきてくれたのか……」
( ^ω^)「クックルさんという人が暴れてくれたおかげで探す時間は十分にあったお!!」
('A`)(クックルだと?なぜそんな大物が俺達のために……
まさかブーンの魔石具が何かを知っているんじゃ……)
( ^ω^)「それよりも今は蔓をほどくお!!」
135
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:22:59 ID:1QyRl7p2O
('A`)「いや、先に魔石板をかえしてくれ」
( ^ω^)「お?……なるほど!」
('A`)「フンッ」
ぼおっ
ドクオの手から放たれた炎によってあっという間に蔓は燃えくずれた
('A`)「よしっ、こんなところに長居は無用だぜ!!」
( ^ω^)「おうだお!!!!」
‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖
136
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:24:04 ID:1QyRl7p2O
ξ;;;゚⊿゚)ξ「ハァ……ハァ……」
( ゚∋゚)「お兄さんは君にまだ一回も攻撃しちゃいないよ
受けたながしてただけさ」
ξ;;;゚⊿゚)ξ(ええぃなぜ!?なぜ!攻撃が通らないの!?)
「おいおいクックル…遊びそのくらいにしときなよ」
( ゚∋゚)「ごめんごめん、お兄さん熱くなりすぎちゃった」
(+■皿■)「またまた冗談を、本気を出さないにもほどがあるよ」
クックルの背後から黒い鎧兜に身をつつんだ男達が現れた
(■皿■)(■皿■)(■皿■)(■皿■)(■皿■)(+■皿■)(■皿■)(■皿■)(■皿■)(■皿■)
ξ;;;゚⊿゚)ξ(こいつら、アスタリスク教団の精鋭、黒槍隊……)
137
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:27:11 ID:1QyRl7p2O
(+■皿■)「よくもまぁ、こんなチープな策に釣られてくれたね……ツン」
ξ;;゚⊿゚)ξ「あなたが隊長格ね……(この声どこかで…)」
(+■皿■)「はぁ……まさか気付いてくれないなんて…僕だよ僕」
黒槍隊の隊長と思わしき人物が兜をぬいだ
(´・ω・`)「もう……そんなに僕って印象薄い?」
ξ;;゚⊿゚)ξ「マスター!!!」
(´・ω・`)「マスター?そんな名前じゃないよ僕
僕の名はショボン・バーヴォンファウスト、アスタリスク教団の黒槍第三隊隊長さ」
ξ;;;;゚⊿゚)ξ(ショボン……確か懸賞金は……)
(´・ω・`)「4億くらいだっけ僕の懸賞金?忘れちゃったよ……」
ξ;;゚⊿゚)ξ「な………」
(´・ω・`)「この顔の印象が薄いのはしょうがないのかなぁ……
僕は戦うとき兜を脱いだことがなかったし……手配書も兜着用時の写真が使われてるし」
( ゚∋゚)「だから君、裏で動くにはもってこいなんだろ、とお兄さん思った」
138
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:27:48 ID:1QyRl7p2O
ξ;;゚⊿゚)ξ「(この状況…まずい)……………ふふっ、さらに大物がかかってきてくれたわ……今日は大漁よ」
(´・ω・`)「強がるのはやめなよ、見苦しい
網にかかったのは君のほうだよ」
( ゚∋゚)「この子、ナイトウくんを使ってお兄さんを誘き寄せて捕らえるとか考えてたんだっけ」
(´・ω・`)「そうだよ……
たしかに、初犯の高額賞金首を自分の傘下に入れようとして、大物は彼らに接触したがる……
そして、それを利用して大物を誘き寄せるという作戦自体には問題がないよね」
( ゚∋゚)「でも君の計画はあまりにお粗末だった」
(´・ω・`)「一つは自らの力の限界を考えなかったこと………」
ξ;;゚⊿゚)ξ「クッ」
(´・ω・`)「自分の今までの獲得懸賞金以上の賞金首を狙うなんて愚かだよ
姉との間を埋めるために焦ってたとしてもね」
ξ;;;;゚⊿゚)ξ!!!!!!!!!
139
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:28:17 ID:1QyRl7p2O
(´・ω・`)「まぁクックルを狙うように誘導したのは僕だけど」
ξ;;;゚⊿゚)ξ(あの時…………
(´・ω・`)「フフッ…さぁね
そういえば反連盟側のアスタリスク教団幹部、鶏男クックルが最近このあたりで目撃されているらしいね」)
(´・ω・`)「思い出してくれたみたいだね、冷静な君なら引っ掛かりはしなかったさ
でも、あのときの君は姉が削除人になった直後で焦っていたね……」
ξ;;;゚⊿゚)ξ(そんな………そんな……)
(´・ω・`)「そういうことさ、もはや君に勝ち目はないよ」
140
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:29:25 ID:1QyRl7p2O
ξ;;゚⊿゚)ξ「いいわよ……殺しなさい………殺しなさいよ!!!!」
(´・ω・`)「や・だ・ね、君を捕虜とすることで、デレ・デ・レコンキスタに交渉を持ちかけるのが僕達の目的だったんだから……
君の姉にこう持ちかけるんだ
妹が大事ならアスタリスク教団に手を出さないでくれ、とね」
ξ;;;;゚⊿゚)ξ「いやぁ!!そんなことされたら!!!!!本当に私の存在意義はデレの妹というだけでしかなくなるじゃない!!
………そんな生き恥をさらすくらいなら、ここで舌を噛み切るまでよ!!」
( ゚∋゚)「!!!ショボン!!」
ξ‐⊿‐)ξ(結局、私は姉様を越えられなかった……さようならお父様お母様…)
(´・ω・`)「大地の奥底遥かなる穴の深遠におわす、アスタリスクの精霊たちよ!僕の力となりたまえ!!」
ツンの周りに*の形をした魔方陣が敷かれる
ξ;‐⊿‐)ξ(こ……れは………)ガクッ
ツンは意識を失った
141
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:29:54 ID:1QyRl7p2O
(´・ω・`)「危ない危ない、死なれちゃ元も子もないよ」
ζ(゚ー゚*ζ「そうよね……できが悪くても妹は妹よね……」
(;´・ω・`)(; ゚∋゚)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ショボン達の後ろには無数の触手を背中や周りの地面から蠢かせ
一際妖しい雰囲気を醸し出す女の姿があった
142
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:30:26 ID:1QyRl7p2O
‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖
時は少々さかのぼる
( ゚∀゚)(いやー今日も大漁だったなぁ!!それにしてもヒーたんのミニスカ最高ー!!)
ヒューウボカーン
狩人ジョルジュね頭上に何かが落下してきた
その拍子に彼の魔石板が地面を転がる
(σ ゛∀゚)「痛ってーな!!何だよー」
ノハ##゚⊿゚)「ちくしょおおお、あの女ぁぁぁぁぁ!!!」
( ゚∀゚)「おおっ本物のヒーたんだぁ!!!」
ノパ⊿゚)「は?誰だお前!!」
( ゚∀゚)「アレ、俺が見えてるの?」
ノパ⊿゚)「ああ」
( ゚∀゚)→→→→→魔石板
(;; ゚∀゚)「やべぇぇぇ魔法が解除されてる!!!」
ε=====(;; ゚∀゚)
ジョルジュは魔石板を拾い上げ逃走した
143
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:31:18 ID:1QyRl7p2O
ノパ⊿゚)「…………」
ノパ⊿゚)「あいつ確か……」
ノパ⊿゚)([( ゚∀゚)ジョルジュ・ド・ジョルジョ
懸賞金:18,000,000M])
ノパ⊿゚)「待てやこらぁぁぁぁ!!!!」
(; ゚∀゚)「げっ!!もう来やがった!!存在魔石ちゃんよ!!早く発動してくれよぉ!!」
144
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:33:00 ID:1QyRl7p2O
('A`)「ここが裏口だ………」
( ^ω^)「誰もいないみたいだお……ん?」
(; ゚∀゚)「どいてくれぇぇぇぇ!!!」
ノパ⊿゚)「逃がさねぇぞおおお!!!!」
('A`)(^ω^)……………………
('A`)(^ω^)……………………
(;'A` )(;^ω^ )「くんなー!!!!!!!!」
‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖
145
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:34:32 ID:1QyRl7p2O
ζ(゚ー゚*ζ「あらあら、お久しぶりねショボン」
(´・ω・`)「…………」
ζ(゚ー゚*ζ「もし、あなたがいなければ私の賞金稼ぎももう少し楽に進んだと思うのだけど……」
146
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:35:46 ID:1QyRl7p2O
(´・ω・`)(あのときか…
〜数年前〜
ヌメヌメボビュボビュ
ζ(///*ζ「ああ……らめぇ………」
(´・ω・`)「…………」
ヌルヌルヌメヌメ
ζ(///*ζ「お兄さん、お願い助けてぇ……うっ」
(´・ω・`)「…………」
ヌルヌルボビュボビュ
ζ(///*ζ「見てないで……お願い……ああっ……」
(´・ω・`)「君を襲うその触手……自作自演だよね」
ζ(///;;*ζ!!
147
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:36:12 ID:1QyRl7p2O
ζ(///*;ζ「何言ってるの?……このままじゃ私……あっ……」
(´・ω・`)「残念だけど僕、女の子に興味ないんだ」
ヌルヌルヌメヌ……
ヒュッ
ζ(゚ー゚*ζ「…あらそうなの」
(´・ω・`)「男の子は大好きだけどね……
それにしても演技うまいね君」
ζ(゚ー゚*ζ「ふふっ、でもこの手口を知られたからには死んでもらうわ」
)
ζ(゚ー゚*ζ「あそこで、あなたを打ち損じたばかりに、私はあの手口を放棄せずをえなかった……」
(´・ω・`)「自らの触手で自らを辱め、油断して近づいてきた男を刈り取る……
とんでもない方法を考えたもんだよ」
148
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:36:51 ID:1QyRl7p2O
ζ(゚ー゚*ζ「でも私の手口を世間に流布する必要はなかったんじゃないの?」
(´・ω・`)「あれ以上、男の子が騙された挙げ句、葬られるのは見たくなかったんでね……」
ζ(゚ー゚*ζ「欲に身を委ねたのだからその代償は当然よ」
(´・ω・`)「僕らアスタリスク教団は欲に素直に生きることを推奨してるんでね」
ζ(゚ー゚*ζ「結局あの手口で私が稼げたのは5億……今の総獲得懸賞金の半分どころか3分の1程度……」
(´・ω・`)「十分じゃないか、君の妹なんて2億にすら到達してないのにね」
149
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:39:04 ID:1QyRl7p2O
ζ(゚ー゚*ζ「まぁお話はこのへんで終わりにしましょうか……」
( ゚∋゚)「………くる!」
(´・ω・`)「お前達覚悟しとけよ!!」
(■皿■)(■皿■)(■皿■)(■皿■)(■皿■)(■皿■)(■皿■)「「「「「はっ!」」」」」
ζ(゚ー゚*ζ「ふふっ、テンタクル・アゴラ………」
ドブドブドブドブドブドブドブドブドブドブガシッガシッガシッガシッガシッガシッ
黒槍隊が次々に硬い肉質を持つ触手に締めあげられていく
(■皿■)「!!!!ボキャー!!」
(■皿■)「なっ!!!」
(■皿■)「ウゲッ!!」
(■皿■)「ボカッハ!!」
(■皿■)「サインコサインタンジェントォォェ!!!」
(■皿■)「ピュー!!!」
(■皿■)「ジュデーム!!!」
ζ(゚ー゚*ζ「実につまらないわ……」
たった数秒でその場に立っているのはわずか3人となった
150
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:40:25 ID:1QyRl7p2O
(;´・ω・`)(僕とクックルなら完全に負けることはないけど、勝てるとも言いきれない……)
( ゚∋゚)「ショボン……デレが来た段階でお兄さん達の計画は崩れた……
お兄さんはこう思う、このままでは連れてきた黒槍隊が皆殺しにされると………」
(;´・ω・`)(うっ…確かに隊長として部下は見殺しにできない……)
ζ(゚ー゚*ζ「さぁお次はあなた達の番ね……テンタk」
(´・ω・`)「アスタリスクの精霊たちよ、我らが同胞を安息の地へ導きたまへ!!!!!」
ショボンの叫びとともに、触手に締めあげられていた黒槍隊は光の中に消えていった
(´・ω・`)「さらばだデレ、また会おう」
( ゚∋゚)「妹には楽しかった、ってお兄さんが言ってたよって伝えといてね」
シュパッ
光が消えると黒槍隊もショボン、そしてクックルもいなくなっていた
151
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:44:02 ID:1QyRl7p2O
ζ(゚ー゚*ζ(教団専用の転移魔法ね……仕留め損ねたわ……)
ξ゚⊿‐)ξ「う……ん……」
ζ(゚ー゚*ζ「起きたようねツン……」
ξ;゚⊿゚)ξ「姉様……はっ、じゃあ私は……あ…あ…」
ζ(゚ー゚*ζ「あなた今回随分なかなか無謀なことをしてくれたわね……」
ξ;;゚⊿゚)ξ「姉様が……姉様のおかげで助かった?私は…私は…」
ツンの言葉はどこか安定していなかった
トボトボトボトボ
ζ(゚ー゚;*ζ「ちょっとツンどこに行くつもり?」
ξ⊿)ξ「(これじゃ愚かなのは私だけ……)ついて来ないでッ!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「……今の私には姉様に合わせる顔がないわ
絶対に探さないでね………(ナイトウは逃げたはず……まだよ!まだ!!負けたわけじゃないわ!!!)」
トボトボトボトボ
ツンは山肌の暗闇へと消えていった
ζ(゚ー゚*;;ζ(どうしたというのあの子………)
152
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:44:44 ID:1QyRl7p2O
《第三話登場人物》
( ^ω^)ナイトウ・B・ホライゾン(19)
懸賞金:5,000,000M
所持魔石:水×1
抽出率:水44%
魔石具:封印の靴?(界滅器の封印をコントロール)
( ゚∋゚)クックル・ドゥルドゥー(32)
懸賞金:285,000,000M
所持魔石不明
魔石具不明
153
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:45:04 ID:1QyRl7p2O
ξ゚⊿゚)ξ ツン・デ・レコンキスタ(18)
獲得懸賞金:約140,000,000
所持魔石:植物×3、水×1、残りの所持魔石不明
総抽出率不明
魔石具不明
身長153cm
B72
W56
H81
ノパ⊿゚)ヒート・メロヴィス(19)
階級:中尉
所持魔石:火×7
総抽出率:58×7
魔石具不明
身長172cm
B87
W56
H90
154
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:45:24 ID:1QyRl7p2O
('A`)ドクオ・ウットゥーダ(19)
懸賞金:10,500M(税込み)
所持魔石:火×2雷×1
総抽出率:火15×2
雷22×1
魔石具:なし
( ゚∀゚)ジョルジュ・ド・ジョルジョ(23)
懸賞金:18,000,000
所持魔石:存在×3感覚×2幻惑×2
総抽出率:存在50×3感覚42×2幻惑29×2
155
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:45:42 ID:1QyRl7p2O
ミ ゚Д゚彡フッサロス=ギヨーム・コンスタンツ(66)
階級:大将
所持魔石不明
魔石具不明
(*゚ー゚)シィルヴィア・コンスタンツ(20)
階級:中佐
所持魔石不明
魔石具不明
身長168cm
B94
W54
H91
(,, ゚Д゚)ギヨーム・コンスタンツ(41)
階級:少佐
二つ名、新快速旋風ギコ
最高速度:130km/h
所持魔石:風×7
総抽出率:70×7
魔石具:剣スゥーンウインド(一時的に抽出率上昇の効果)
156
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:46:06 ID:1QyRl7p2O
(´・ω・`)ショボン・バーヴォンファウスト(34)
懸賞金:約400,0000,000
所持魔石不明
魔石具:アスタリスクアミュレット(効果不明)
ζ(゚ー゚*ζデレ・デ・レコンキスタ(22)
三大妖女、削除人
獲得懸賞金:1,560,000,000
所持魔石:触手×7
総抽出率:触手148×7魔石具:ライグルテンタクル(呼び出した触手と身体を同化させる)
身長179cm
B107
W55
H105
157
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:46:27 ID:1QyRl7p2O
《次回予告》
世界首都に呼び出されたアサピーは密命をうける
(-@∀@)(これでつまらない日常ともおさらばだ!!)
基地に帰ってきたギコの目前に迫る廃墟
(,, ゚Д゚)「なんじゃこりゃぁぁぁぁ!!!」
そして熱い女の拳は煮える
ノパ⊿゚)「寒いぞおおおお」
さらに
川 ゚ -゚)「私の従姉妹に手を出した奴は誰だ……」
第四話「暑くて寒い雪山遭難」
158
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 16:49:10 ID:1QyRl7p2O
第三話は以上です
第四話はだいたい3日から5日くらいに投下する予定です
159
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/01(日) 21:19:00 ID:zXAfI2G60
これ待ってた
160
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/01(日) 21:25:54 ID:3iz48HbQO
投下する前に告知すればいいのにwww
一旦乙、読んでくる
161
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/01(日) 21:39:59 ID:1QyRl7p2O
>>160
なるほど……
次回からはそうさせてもらいます
162
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:40:23 ID:DEX8gO3AO
アスタリスク教団の教会施設、発展場
ここでは肉体精神共に'発展`させることを目的として日々教団員達が'修行`に励んでいる
「教団員か否かの認証を行います……こいつをどう思う?」
(´・ω・`)( ゚∋゚)「すごく大きいです」
「認証完了、立ち入りを許可します」
ウィーン
すごく大きいです、とはアスタリスク教団における、他人の'得物`を敬うときに使う言葉である。
彼らにとって他人よりも、装備し使いこなすのが難しい'大きく長い武器`を使えることはそれだけで尊敬に値するのだ
163
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:41:41 ID:DEX8gO3AO
(´・ω・`)「お前達は本日の反省会を行った後、寝とけ、明日は'修行`だ」
(■皿■)(■皿■)(■皿■)(■皿■)(■皿■)(■皿■)「「「「はっ!」」」
発展場の足元は寒色形のタイルが敷き詰められ清潔感ただよう造りになっている
さらに、内部は幾つもの小さな個室で区切られており、教団員はこの中で二人一組となって'修行`に励げむという
(´・ω・`)「では行こうかクックル」
( ゚∋゚)「おう」
164
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:42:29 ID:DEX8gO3AO
カツカツカツカツ
アッー アッー アッー
歩く2人の耳にも'修行`する者達の声が入ってきた
一般に教団員が'修行`に励めば励むほど室内が臭くなると言われているが、
さすがに'神聖`な場所だけあり'荘厳な雰囲気`が建物全体を覆っていて、匂いなぞ気にする隙を与えない
カチャ
(´・ω・`)「教祖様につなげてくれ」
( `ー´)「ハッ」
ピッピッピッピッ
スチャ
N| "゚'` {"゚`lリ「お前俺のk………何?通信が繋がったって?」
165
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:43:02 ID:DEX8gO3AO
(´・ω・`)「教祖…'修行`中でしたか…」
ショボンとクックルはモニタの前に跪いた
N| "゚'` {"゚`lリ「誰かと思えば、ショボンにクックルじゃないの……
どう?任務は」
(´・ω・`)「ハッ……ナイトウくん達は無事逃がせたのですが……ツン・デ・レコンキスタを取り逃がしました……」
N| "゚'` {"゚`lリ「ああいーんだいーんだ、ナイトウちゃんが助かれば
本命はそっちなんだから」
(´・ω・`)「?……と、言いますと」
N| "゚'` {"゚`lリ「君に手とり足とり教えてあげよう、ナイトウちゃんの靴について………」
166
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:43:47 ID:DEX8gO3AO
‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖
ノパ⊿゚)「うおおおおお!!スピードを上げるぞおおお!!!インフレイム・ブーストォォォ!!!」
⊂二二二( ^ω^)二⊃「ったく、あの女の子からはギコのおっさんと同じ匂いしかしないお!!!」
( ゜゜゜∀゜゜゜)「おまえええ、すげげげえなあああ、これなななれてるるんだろろ?」
(゜゜゜A゜゜゜)「まままあああなな、もうえくせにになるぅぅぜええ」
ノパ⊿゚)「うおおおおお!!!!私はあんなに臭くねええええ!!!!」
どっかで見た光景ではあるが、追いかけてくるのは女の子だ、よかったなお前ら
だが、今回のブーンはいつもより1人多く背中に乗せていてさすがに苦しそうだ
⊂二二二( ;;^ω^)二⊃「ジョルジュがあの場でしゃしゃり出てこなけりゃ少しは楽に逃げられたのにお……」
167
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:46:25 ID:DEX8gO3AO
〜一時間前〜
(;'A` )(;^ω^ )「くんなー!!!」
ノパ⊿゚)「カリエンテ・ピュジリストゥスゥゥゥゥ!!!!!」
ドバーン
裏口はあっという間に瓦礫の山となった
ジョルジュ、ブーン、ドクオは間一髪基地の裏から続く間道へとなんとか脱出した
(; ゚∀゚)「はぁ……はぁ……今のうちに……インヴィジブル!!」
( ゚∀゚
( ゚∀
( ゚
(
「よっしゃあ!!これで逃げられるぜ」
168
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:47:17 ID:DEX8gO3AO
バゴッバキッバキッ
ノパ⊿゚)「うおおおおおどこに逃げたアア!!!」
ヒートが裏口跡に積み上げられた瓦礫を吹き飛ばしその場へと現れた
ノパ⊿゚)「どこだっ?どこだっ?どこだっ?」
ノパ⊿゚)σ「そこかぁぁぁ!!!」
「ええ!?なんでわかるの?!」
('A`)(脳神経に働きかけ存在認識を低下させる魔法……相手が脳筋なら効くことはない…か…)
( ^ω^)「ドクオ、ドクオ、あの女の子が向こうに気をとられている隙に逃げるお……」
('A`)「わかった!」
))))( ^ω^)('A`)ソソクサソソクサ
169
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:47:35 ID:DEX8gO3AO
(;;゚∀゚)「ちょっ!!まて!!俺を見捨てる気か?」
ジョルジュが仲間になりたそうにこっちを見ている
ノパ⊿゚)「観念しろやこらぁぁぁぁ!!!」
しかし、ヒートはブーン達に気付いていない
('A`)「いや、こちとら逃亡者だし、さっき会ったばっかりの奴を助ける余裕はないっていうか」
( ^ω^)「可哀想だけど仕方ないお」
はい
アいいえ
(;;;゚∀゚)「ええええ!!!!」
170
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:48:10 ID:DEX8gO3AO
(; ゚∀゚)(待てよ、こいつらも賞金首なんだよな……)
( ゚∀゚)「ねぇねぇヒートたん、あっちに賞金首が2人もいるよー」
ノハ;゚⊿゚)「何ィ!!」
クルッ
ヒートは振り返った
ノパ⊿゚)「てめえらかああああ!!ぶっ倒す!!!」
(;; ^ω^)「あんの野郎!!!」
ノパ⊿゚)「賞金首は逃がさねぇぞぉぉぉ!!!」
ノパ⊿゚)「うおおおおお、コンフラグラントチャージィィィ!!!」
ヒートの体に熱が集まりだす
171
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:48:55 ID:DEX8gO3AO
( ゚∀゚)「今のうち今のうち……あらよっと」
ジョルジュはヒートの隙を見てブーン達の側にやって来た
( ゚∀゚)「へへっ同業者同士仲良く一緒に逃げようじゃねーか」
(;'A`)「調子の言いこと言うな、ジョルジュ・ド・ジョルジョ!!」
( ゚∀゚)「おおっ俺のこと知ってんのか?」
('A`)「たりめーだ、お前が賞金首になった理由も含め有名だっつーの」
(;;;^ω^)「話してる場合じゃないお!!!!」
\\+ノパ⊿゚)+//「うおおおおおチャージ完了ッ!!!
いくぜっ!!オーバーヒートォォォォ!!!」
ピカーーーーーーンドゴーン
172
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:49:26 ID:DEX8gO3AO
そして現在に至る…………
ノハ;゚⊿゚)「はぁ……はぁ……さすがに疲れたぜぇぇぇ」
(;^ω^)「おっ?手を引いてくれそうな雰囲気だお」
(‖ ゚∀゚)「もう、吐きそう………」
('A`)「汚ねぇこと言ってんじゃねーよ」
( ^ω^)「まったくだお!…でも……ここどこだお?」
気が付けば4人の周りの風景は雪の舞う山の中とへと変わっていた
さらに夜なので視界が悪く自分達がどの方向からきたかもわからない
ノハ;゚⊿゚)「寒い寒い寒いィィィィィィ!!!!凍死したらどうするつもりだよお前らァァァ!!!!」
( ^ω^)('A`)( ゚∀゚)(お前に限りそれはない〈お〉)
173
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/03(火) 20:49:38 ID:mS.ahwBkO
シベリアから支援しにきますた
174
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:50:01 ID:DEX8gO3AO
( ゚∀゚)「つか適当に人がいなさそうな方へと逃げてたバーンがいけないんだろ」
(;^ω^)「どこの大魔王だお!僕はブーンだお!」
( ゚∀゚)「ったくわかったよ、ボーン」
ダカラチガウオ!ボクブーン
ハイハイビーンナ
('A`)(たしか、25基地からの裏間道の終点は3つ……しかし、24基地と23基地に続く道だったらもうそれらが目に入っているはず……)
('A`;)(残りの一つは………まずいかもしれん、奴が来る可能性が…だが…ともかく今は…)
('A`)「とりあえずお前ら!寒さをしのぐために準備だ!!!」
175
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:50:43 ID:DEX8gO3AO
ノハ;゚⊿゚)「えっ私もか?」
('A`)「今は敵味方に分かれている場合じゃないぜ、ヒート中尉…それとも一人で帰るか?」
ノハ;゚⊿゚)「こんな中帰ったら遭難しちまうだろうがァァァ!!!」
('A`)「だろ?………ブーン、水を出してくれ」
ノパ⊿゚)????
( ^ω^)「わかったお!スプラッシュ・コラム!!」
直径5m高さ3mほどの水柱が現れた
('A`)「よししばらくそのままの状態を保ってくれ」
( ^ω^)「さすがドクオ!!これなら防寒になりそうだお!」
( ゚∀゚)「ああ……そういうことか…」
ノパ⊿゚)???????
水柱は次第に凍っていった……
176
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:51:03 ID:DEX8gO3AO
('A`)「さぁ中尉……あんたの出番だ……」
ノパ⊿゚)?????????
( ^ω^)「炎を使って水柱の中に部屋を作ってほしいお」
('A`)「俺は火魔石の抽出率が低くて力不足なんでな…中尉の力が必要だ」
ノパ⊿゚)「おお!!やっとわかったぞ!!!!」
ノパ⊿゚)「ケレオス・テールム!!小型!!」
氷の中を赤い槍が内側から砕きだして3分
ついに氷の家が完成した
('A`)「とりあえずこれで今夜は凍死せずにすみそうだぜ……」
177
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:51:32 ID:DEX8gO3AO
‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖
北方統括部第20基地
ごんごんごんごん
川 ゚ -゚)「入れ」
「第25基地留守部隊からの通信です」
川 ゚ -゚)「読み上げろ」
「アスタリスク教団幹部鶏男クックルの襲撃を受け我々留守部隊は全面撤退……」
川 ゚ -゚)「ほう…妥当な判断だ……続けろ……」
「被害としては負傷者多数、幸いにも戦死者0……」
川 ゚ -゚)「……被害を最小限に留めたことについて評価する……」
「行方不明者1、ヒート・メロヴィス中尉……」
川 ゚ -゚)!
「さらに、中尉はツン・デ・レコンキスタに飛ばされた後、裏間道へ逃げた逃亡者を全力で追っていたという目撃情報があります」
178
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:52:02 ID:DEX8gO3AO
川 ゚ -゚)(24基地や23基地から保護したとの情報が入らない……ということは……しかし…)
「メロヴィス大佐……如何致しましょう」
川 ゚ -゚)「親類を助けるためとて軍を私的目的のために動かしてはならん」
「……大佐はそれでよいのですかっ!?」
川 ゚ -゚)「よって、25基地の留守部隊に返信、ヒート・メロヴィス中尉の捜索は20基地が請け負ったと」
「ハッ!(さすがは大佐だ……)」
川 ゚ -゚)(メロヴィス家全体として見ればヒートは傍系の血…だが、見殺しにするわけにはいかん)
179
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:52:29 ID:DEX8gO3AO
‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖
ノハ‐⊿‐)「あー暇だぞーおお」
('A`)「凍死しないだけましだ」
( ゚∀゚)「でも思ってたより暖かいな氷の家って」
( ^ω^)「貴重な体験だお…………」
( ^ω^)( ゚∀゚)('A`)ノパ⊿゚)……………………………
('A`)「たしかに暇だな………」
ノパ⊿゚)「誰かなんか面白そうなこと話せよー」
( ^ω^)「そういえば僕気になってることがあるお」
ノパ⊿゚)「なんだそれ、面白い話か?そうだよな?な?」
( ^ω^)「ジョルジュって何して賞金首になったんだお?」
180
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:53:13 ID:DEX8gO3AO
( ゚∀゚)「聞いて驚くなよ俺は('A`)「下着泥棒だ」
(# ゚∀゚)「俺は下着泥棒じゃねえ!!!!怪盗だ!」
('A`)「たしかに下着泥棒には語弊があるよな、正確には下着だけじゃなく女性用の服全般がこいつの盗む対象だ」
(;;^ω^)「はぁ……でも、こう言うのもなんだけお、ジョルジュは顔的にそんなことする奴には見えないお……」
ジョルジュは顔立ちが整っており、細身長身だった
( ゚∀゚)「ヴーソ、よくぞ言ってくれた!!」
(;^ω^)「だから僕はB、いやいいおもう…」
181
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:54:26 ID:DEX8gO3AO
( ゚∀゚)「俺もかつては普通にいろんな女の子達と付き合ってたんだ、でもな…」
( ^ω^)(ちょっと殴りたくなったお)
('A`)………………
ノパ⊿゚)「面白そうな話だな?私ワクワクしてきたぞぉっ!!」
( ゚∀゚)「気付いちまったんだ……一度には基本1人の女の子としか付き合えないというオフィシャルルールが制定されてることにな」
( ^ω^)(1人とでも付き合えたら万々歳だお!!………おっそういえば僕にはシューがいたお!)
( ゚∀゚)「だから俺はフリーの状態でいろんな女に手を出そうと思った……」
ノハ‐⊿゜)ウツラウツラ
( ^ω^)(……シューに会いたいお……それで〈ピーーーー〉たいお…フヒヒ)
( ゚∀゚)「そんな頃手に入った魔石具がこれ、インフニティーバッグさ」
ノハ‐⊿‐)ZZZZZ
( ^ω^)(フヒヒ、さぁシュー、今か〈ピーーーーーー〉るお!)
182
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:54:43 ID:DEX8gO3AO
( ゚∀゚)「一件普通の袋だが容量は無限大、俺は自分の野望のためこれを最大限に活用できないか考えた」
ノハ‐⊿‐)ο○◯(ノパ⊿゚)「さぁ!さぁ!次はどいつだぁぁ!!かかかってこいやぁぁぁ!!!」)
( ゜ω゜)(おおっ!もうそんな〈ピーーー〉、シュー〈ピーーーーーーー〉しろお!フヒヒヒヒ)
( ゚∀゚)「そして思いついた方法が女性用衣類のコレクションの作成だ!」
183
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:55:11 ID:DEX8gO3AO
( ゚∀゚)「女の子本体と一度に複数付き合えないなら!!せめて服ならと!!!って思ったんだ」
ノハ‐⊿‐)ο○◯(ミ ゚Д゚彡「ヒートに、中将の座を与えるでい!!ヒートは強ぇんだ!!文句は言わせねぇぞ!!!」
ノパ⊿゚)「おおおお!!!ありがとうございますぅぅぅ!!フサギコ大将ぉぉぉ!!」
「「「ヒート新中将万歳!!!」」」
ノパ⊿゚)「私は最強だぁぁぁぁぁ!!!!」)
( ゜ω゜)(〈ピーー〉かお?もっと舌〈バキューーーーーーン〉くれお!!)
( ゚∀゚)「だから俺は魔石も鍛練し、抽出率を上げ、狙った獲物(衣類)を必ず手に入れるだけの力を得た!!」
ノハ‐⊿‐)ο○◯(ξ゚⊿゚)ξ「あなたには負けたわ、あのときはごめんなさい」
ノパ⊿゚)「いいって!!!強い奴は細けぇことは気にしねぇからな!!!」)
( ゜ω゜)(さぁ!僕〈ピーーーー〉で〈ピーーーー〉てやるお!!)
184
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:55:34 ID:DEX8gO3AO
( ゚∀゚)「そして、俺は連盟軍の女将校にターゲットを絞った、なぜって?
彼女達って、動きやすいのかなんか知らないけど、
けっこう際どいの着てるの多いじゃねーか、だから余計熱が入ったというか」
ノハ‐⊿‐)ο○◯(川 ゚ -゚)「家族として、先輩として、上官として……お前の成長を心から誇りに思うぞヒート中将」
ノパ⊿゚)「ありがとうクー姉ェ!!、そして、ありがとうございます!メロヴィス大将ォォォォ!!!」)
( ゜ω゜)(バッコンバッコンバッコンバッコン……おお〈ピーーーーー〉お)
( ゚∀゚)「そんで、気がつけばコレクション作成が生き甲斐になってたんだよなー」
ノハ‐⊿‐)ο○◯(\(^o^)/「きみはせかいのほこりですよヒート」
ノパ⊿゚)「世界首長ォォォォ!!!!!!ありがとうございますゥゥゥゥ!!!」)
( ゜ω゜)(おおおおおおお!!〈ピーー〉出〈ピーー〉!シュー!!僕〈バキューーーーーーン〉注ぎこむおー!!)
185
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:56:43 ID:DEX8gO3AO
( ゚∀゚)「まぁ連盟軍相手にそんなことしたわけだから懸賞金掛けられたけどな!!まぁ後悔はしてないぜ!」
ノハ‐⊿‐)ο○◯(
パチパチパチパチパチパチ
川 ゚ -゚)「おめでとう」
(*゚ー゚)「おめでとう」
(,, ゚Д゚)「おめでとうだゴルァ」
ミ ゚Д゚彡「めでてぇじゃねえか」
ξ゚⊿゚)ξ「おめでとう」
('A`)「おめでとう」
( ゚∀゚)「おめでとう」
( ^ω^)「おめでとうだお」
\(^o^)/「おめでとう」
ノパー゚)「ありがとう」
父に、ありがとう、母に、さようなら、そして全てのブーン系小説に、おめでとう)
( ^ω^)(ふぅ……シューの〈ピーーーー〉して〈ピーーー〉おね……)
186
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:57:10 ID:DEX8gO3AO
( ゚∀゚)「と、いうわけさ」
('A`;)「…………………お前らいろいろ大丈夫か?」
こうして夜はふけていくのであった…………
‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖
翌朝………
川 ゚ -゚)「まだ見つからんのか」
「昨夜の積雪がひどく捜索は難航しております!」
川 ゚ -゚)「この場はまかせた……」
「大佐ッ!どこへ行かれるおつもりですか!」
川 ゚ -゚)「案ずるな、30分に一回は必ず連絡をいれる」
「はっ!!」
川 ゚ -゚)(ヒート………生きていてくれよ……)
187
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:57:57 ID:DEX8gO3AO
‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖
( ^ω^)「おおっみんな!おはようございますだお」
('A`)「おう、ブーン」
( ゚∀゚)「ブーソ!起きるのが遅いぜ!」
( ^ω^)「だから僕の名前は……」
( ゚∀゚)「ブーンだろ」
(;;^ω^)「わざとかお……まぁいいお、ヒートは?」
ノパ⊿゚)「おおおお!!私はここだぁぁぁぁぁ!!!」
( ^ω^)「おおっ、外にいたのかお、朝っぱらから元気がいいお」
188
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:58:19 ID:DEX8gO3AO
ォォォォ!ワタシハココダァ!!
川 ゚ -゚)(この声……ヒート!!)
タタタタタッ
川 ゚ -゚)(なんだあの氷の家は)
川 ゚ -゚)(だがヒートの声が……近付くほかあるまい…)
サササッ
川 ゚ -゚)「誰かいるのか?」
ノパ⊿゚)「おおっ!!!!!!!!クー姉ぇぇぇぇぇぇ!!」
( ゚∀゚)「うほっ、こんな寒冷地に場違いなビキニアーマー娘発見!!!」
( ^ω^)「………誰?」
(;'A`;)(げーっ!クー!いかん最悪の事態がおきてしまった!!!!!!!!!)
川 ゚ -゚)「よかったヒート、無事のようだな」
川 ゚ -゚)(やはりここにいたか…ドクオ……)
川 ゚ ー゚)「久しぶりじゃないか、'軍師`ドクオよ………」
(゜゜A゜゜)ガクガクブルブル(素敵な出会いを期待して旅立ったとたんにこれかよ………)
189
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:59:02 ID:DEX8gO3AO
‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖
世界首都
特別臨時会議───世界首長のみが参加する最高議会の一つだ
(´・_ゝ・`)(まさか私が次期世界首長候補に選抜されるとはな)
前回の最高議会でオワタに見初められたデミタスは世界首長候補として特別臨時会議の末席に座席を用意されたのだ
(´・_ゝ・`)(飲み物までついてくるのか)
\(^o^)/ごくごく「しょくえんすいおいしいです」
Σ(´・_ゝ・`)!?
190
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:59:32 ID:DEX8gO3AO
コンコンコン
Pr‐ゝ‐oP「入りたまへ」
ガタン
(-@∀@)「一週間前に報告書を提出いたしました北方統括部第25基地大尉アサピー・モーニングショットでございます」
w∂ν∂hi「よくきてくれたねー」
ho゜=゜‖we「ご苦労なことだ」
(-@∀@)「(呼んだのは貴様らだろうが、中央の蚤共)私を呼びなさったということは何らかの任務を私に下さるということでしょうか?」
ho゜=゜‖we「そうだ……端的に申そう」
\(^o^)/「あのくつのいっけんについてはあなたにすべてまかせることにしました」
Pr‐ゝ‐oP「これが特別任務証明書だ……上官を動かすのに使うがよい」
(-@∀@)「ハッ!(あとはナイトウを捕らえるだけ……)」
191
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 20:59:53 ID:DEX8gO3AO
ho゜=゜‖we「よい報告を期待しているぞ」
(-@∀@)「わかりました(貴様らはそのとき、もうすでにくたばっているだろうよ)」
ガタン
コツコツコツコツ
(-@∀@)(この証明書一つ渡すのに呼び出すとは非効率なマネをする奴らよ)
(-@∀@)+(だがこれで私があの蚤共を跪かせる日が一気に近づいた)
(-@∀@)「ハハハハハハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッグホッ…ゴハッ」←蒸せた
192
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 21:00:30 ID:DEX8gO3AO
一方〜会議室〜
ho゜=゜‖we「見たかあの顔、実によい余興だった」
w∂ν∂hi「わざわざ呼びよせたかいがあったねー」
Pr‐ゝ‐oP「やはりとんだ勘違い野郎だったな」
(´・_ゝ・`)「よいのですか、あのような者に危険物のとり扱いなどさせて」
w∂ν∂hi「たしかに私達だって、あんなの信用してないよー、裏切る気満々だろうねー」
ho゜=゜‖we「しかしながら、我らの脅威にもならんだろう」
Pr‐ゝ‐oP「問題はその後だ」
\(^o^)/「じだいのうつりめがちかづきつつあります」
(´・_ゝ・`)「はぁ……(今回は皆様まともだな)」
193
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 21:00:50 ID:DEX8gO3AO
ho゜=゜‖we「しっかし、盟立士官学校出身だとしても、あの靴について知っているとは」
w∂ν∂hi「その点だけは評価できるねー」
Pr‐ゝ‐oP「大方、誰も取らないようなマニアックな歴史ゼミでも履修したんだろう」
w∂ν∂hi「それでも、そんなのを覚えてるとはねー」
ho゜=゜‖we「まぁ我々世界首長と第一級議員にとっては当たり前の知識ではあるがな」
( ∵)( ∴)………………ショッペーヨコレ
\(^o^)/「みなさんはなしはおわりですね、さて…………………」
(;´・_ゝ・`)(くるかっ?
194
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 21:01:10 ID:DEX8gO3AO
\(;o;)/「ほうこくです、いちねんまえから、ゆくえふめいだった、わたしのむすことおいがみつかったそうです」
ho;=;‖wePr;ゝ;oPw;ν;hi( ∵)( ∴)ゴクゴクゴクゴク
(´・_ゝ・`)「よかったではありませんか」
\(;o;)/「ですので、じかいのかいぎは……」
Pr‐ゝ‐oP「〜感動の親子再会〜ポロリもあるよ!みんなで泣こう5時間スペシャル、ですな」
\(^o^)/「そうです、さぷらいずでしちょうしゃをとりもどさなければ」
w∂ν∂hi「たしかにー、最近議会中継の視聴率落ちてるらしいからねー」
ho゜=゜‖we「雷魔石が一般家庭にも普及し、田舎でも通信器を買う家が増えた今だからこそ!視聴率は重視せねばならん」
(´・_ゝ・`)「視聴率?議会中継の視聴率って重要なんですか?」
195
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 21:01:46 ID:DEX8gO3AO
w∂ν∂hi「視聴率が減るとスポンサーがお金出してくれないよー」
ho゜=゜‖we「全世界連盟の予算の25%は議会中継のスポンサーによって出されている」
Pr‐ゝ‐oP「議会中継の視聴率を上げねば財政悪化につながるだろうな」
(;´・_ゝ・`)「(前回の有様はこれのせいか……)なるほど…」
w∂ν∂hi「だから基本的に全ての会議は全世界に流れてるよー」
(´・_ゝ・`)「でもそんなことしたら機密事項とか中継で漏れたりしないんですか?」
ho゜=゜‖we「そういうのは全部モザイクとか〈ピー〉って音を入れてごまかしているのだ
それでも不都合な場合はあらかじめ作っておいた美化まくりの再現VTRを流す」
196
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 21:02:22 ID:DEX8gO3AO
(´・_ゝ・`)(いいのかそれで……)
( ∵)( ∴)ゴクゴク…………コレヤッパカイスイジャネエカ……
( ∵)( ∴)………………………
( ∵)海水はおいしい
( ∴)しょっぱい
( ∵)でもおいしい
( ∴)みんなも飲めよな
\(^o^)/「かいぎ!!オワタ!!」
(;´・_ゝ・`)「えっ……何この締め」
この会議の中継はごらんのスポンサーの提供でお送りいたしました
w∂ν∂hi「次回もみてねー」
197
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 21:02:45 ID:DEX8gO3AO
(;´・_ゝ・`)「子供向けアニメかいっ!!」
\(^o^)/「はいではほんばんいきまーす!!!」
(;´・_ゝ・`)「今のリハかよ!!!!」
ho゜=゜‖we「あのアサピーが出るシーンは機密事項だしあいつ帰ったから再現VTR流しとけ」
(;´・_ゝ・`)「いきなり使うのかい!!!!」
198
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 21:03:03 ID:DEX8gO3AO
《第四話登場人物》
(´・ω・`)ショボン・バーヴォンファウスト(34)
懸賞金:約400,0000,000
所持魔石不明
魔石具:アスタリスクアミュレット(効果不明)
( ゚∋゚)クックル・ドゥルドゥー(32)
懸賞金:285,000,000M
所持魔石不明
魔石具不明
N| "゚'` {"゚`lリアヴェ・タカカズ(?)
懸賞金不明
所持魔石不明
魔石具不明
199
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 21:03:17 ID:DEX8gO3AO
ノパ⊿゚)ヒート・メロヴィス(19)
階級:中尉
所持魔石:火×7
総抽出率:58×7
魔石具不明
身長172cm
B87
W56
H90
( ^ω^)ナイトウ・B・ホライゾン(19)
懸賞金:5,000,000M
所持魔石:水×1
抽出率:水44%
魔石具:封印の靴?(界滅器の封印をコントロール)
200
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 21:03:40 ID:DEX8gO3AO
( ゚∀゚)ジョルジュ・ド・ジョルジョ(23)
懸賞金:18,000,000
所持魔石:存在×3感覚×2幻惑×2
総抽出率:存在50×3感覚42×2幻惑29×2
('A`)ドクオ・ウットゥーダ(19)
懸賞金:10,500M(税込み)
所持魔石:火×2雷×1
総抽出率:火15×2
雷22×1
魔石具:なし
201
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 21:03:59 ID:DEX8gO3AO
川 ゚ -゚)クールレイン・ヴェルゼーリア・メロヴィス(20)
階級:大佐
所持魔石不明
魔石具不明
身長177cm
B101
W59
H92
(´・_ゝ・`)デミタス・アルロッド(25)
世界連盟の若きエリート新人議員
(-@∀@)アサピー・モーニングショット(26)
階級:大尉
所持魔石不明
202
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 21:04:20 ID:DEX8gO3AO
Pr‐ゝ‐oPプロポサル・サージェスト(43)
提唱者の異名をもつ世界首長
( ∵)ビコーズ・リーズン(?)
根拠者の異名をもつ世界首長
w∂ν∂hiホワイル・ゾウルーク(35)
譲歩者の異名をもつ世界首長
B89
W55
H90
ho゜=゜‖weハウエバー・バットィルン(56)
逆接者の異名をもつ世界首長
ややメタボ
( ∴)ゼアフォー・リザルトス(?)
結論者の異名をもつ世界首長
\(^o^)/オワタ・ジ・エンド(45)
世界最高権力者
203
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 21:04:38 ID:DEX8gO3AO
相変わらず適当な《次回予告》
lw´- _-ノv「妄想の中とはいえ、襲われました………そうだ通報しよう」
山 ゚ -゚)「姉さん……」
lw´- _-ノv「〈ピー〉と〈バキューン〉には好きな言葉を入れて読んでね」
次回「ドクオの過去」
204
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/03(火) 21:06:48 ID:DEX8gO3AO
第四話は以上です
第五話は金曜か土曜に投下予定です
205
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/03(火) 21:47:57 ID:Z1MIl5vgO
今北乙!
206
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/04(水) 19:42:51 ID:KmXA0OksO
第五話を執筆中ですが
( <●><●>)の性別をどうしようか悩んでいます
ですのでアンケートをとりたいと思います
( <●><●>)の性別は?
1男
2女
207
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/04(水) 22:01:53 ID:KmXA0OksO
やはり避難所では人が集まりにくいですね
一応第五話では性別はどっちでもいけるように書いているので
誰からも意見がなくても投下を送らすことはありません
208
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/04(水) 22:05:20 ID:xByiSNqM0
男かなやっぱ
男のイメージが強いし
209
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/04(水) 22:11:58 ID:KmXA0OksO
>>208
ご意見ありがとうございます
第五話からの登場キャラなので詳しくはネタバレとなる恐れがあり一部伏せますが、性別以外の設定としては
( <●><●>)ヴェリサリウス・ワカッテマス(30)
階級・将官以上
盟立士官首席卒業
213
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 18:55:11 ID:qpM2LTrIO
今夜22時前後投稿予定です
214
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:35:03 ID:qpM2LTrIO
第五話投下します
215
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:35:47 ID:qpM2LTrIO
川 ゚ -゚)「いったい何年振りかなドクオ……いや、エルデンゲル・ド・クォール……」
('A`)(クーのことだ…逃がしちゃあくれねぇよな………)
(* ゚∀゚)ウホッイイオンナキシ
ノパ⊿゚)???????
(#^ω^)「ちょっと待ったー!!!ここで僕の言いたいことはひとーつ!
なんでドクオにこんなムチムチ女騎士の知り合いがいるんだお!!!!」
(# ^ω^)「あれは一週間前、旅立ちの直後だお
( ^ω^)「なんでドクオは僕の旅についてきてくれるんだお……危険な旅になるかもしれないおに」
('A`)「それは俺が素敵な出会いを求めているからだ」
って言ったじゃないかお!」
216
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:36:10 ID:qpM2LTrIO
(#^ω^)「あの言葉はなんだったんだお!!」
('A`)「(こんなときにそれかよ)あの言葉は嘘じゃないさ………」
(;^ω^)……………………
川 ゚ ー゚)「さすが我が主ドクオ、冷静さはかわらんな」
(#^ω^)「我が?我が?我が?我が?」
川 ゚ ー゚)「何?嫉妬か?……ほうドクオはついにそっちの道に走ったか」
(#^ω^)「違うお!!気持ち悪い勘違いしないでほしいお!!なんで僕がドクオとくっつかなきゃいかんのだお!」
川 ゚ -゚)「…ならば貴様が嫉妬する必要なぞないではないか、賞金首ナイトウ・B・ホライゾン」
(;;^ω^)「ぼぼ僕を知っているのかお?」
川 ゚ -゚)「賞金首を知らずして連盟軍大佐が勤まるか」
(;^ω^)「大佐………(このムチムチ女、ギコのおっさんより上かお……)」
217
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:36:53 ID:qpM2LTrIO
川 ゚ -゚)「さぁ話してみろナイトウ、なぜ貴様は嫉妬するのだ?」
(#^ω^)「……っっっっ僕はドクオに女はいないと思っていたんだお!!」
(# ^ω^)「また一週間前のことだお
('A`)「それにしてもお前に先をこされちまったなぁ」
( ^ω^)「ドクオにもきっと素敵な出会いがあるお」
ってやりとりがあったお」
川 ゚ -゚)「我がという言葉は別に男女としての関係を意味するものとして使ったのではない………」
(#^ω^)「じゃあいったいなんなんだお!!」
川 ゚ -゚)「私は本来ドクオの右腕になるはずだったのだ……」
(;^ω^)??????
( ゚∀゚)(いいぞブーン、もっと話を長引かせるんだ………うっひょー撮りほうだいだぜ!!ビキニアーマー最高!!」
川 ゚ -゚)ジロリ
( ゚∀゚)?
川 ゚ -゚)「何が最高なんだ?」
(;;゚∀゚)(もしかして声出てました?)
218
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:37:30 ID:qpM2LTrIO
川 ゚ -゚)…………………
(;;゚∀゚)……………………
川 ゚ -゚)…………………
(;;゚∀゚)……………………
川 ゚ -゚)…………………
(*゚∀゚)「上がおっぱいおっぱいで下がうほっビキニラインってことだよ!!!!ヒャッハー!!!こんな寒冷地で何着てんだよ!!!誘ってんのかっつーの!!!」
川 ゚ -゚)…………………
( ゚∀゚)………………………
川 ゚ -゚)「ヒート、この下衆がお前と外で鍛練したいそうだ」
ノパ⊿゚)「おおおおわかったぞおおお!!!」
テレオス・ケールムゥゥゥ
ボギャアアアアア
219
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:38:16 ID:qpM2LTrIO
川 ゚ -゚)「ナイトウ、そこまで知りたいのならば貴様にはドクオの過去について話してやろう」
(;^ω^)「ドクオの過去?」
('A`)……………………
川 ゚ -゚)「そうだ……こいつが盟立士官学校にいた頃の話さ」
(;^ω^)「なっ!!ドクオが盟立士官出!?だってドクオは二等兵だっただから志願して入隊したんじゃ……」
川 ゚ ー゚)「ほう、やはり隠していたか……筆記学科成績総合1位、戦闘技術総合4位、二つ合わせて全科目総合2位…」
(;;^ω^)「なんなんだおそれは」
川 ゚ -゚)「ドクオが本来とるはずだった成績さ……」
(;;^ω^)「なっ!!!!!!」
220
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:39:10 ID:qpM2LTrIO
川 ゚ -゚)「貴様、一週間もこいつと行動して気が付かなかったのか?
二等兵とは思えない知識、機転、貴様も何度も助けられたのではないのか?」
(;;^ω^)(
('A`)「800年近く前一度世界を滅ぼした兵器さブーン……」
('A`)「封印には期限があんだろ?
その期限て実はもうすぐなんじゃねえのか?
なら、期限切れの前に界滅器を全て自動解体させなきゃいけないってことさ」
('A`)「今は敵味方に分かれている場合じゃないぜ、ヒート中尉…それとも一人で帰るか?」
('A`)「だろ?………ブーン、水を出してくれ」)
川 ゚ -゚)「どうやら思うところがあるらしいな……」
221
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:39:39 ID:qpM2LTrIO
(;;^ω^)「じゃあなんでドクオは二等兵なんかやってたんだお……」
('A`)……………………
川 ゚ ー゚)「あわてるなナイトウ……今、話してやる」
川 ゚ -゚)「
〜7年前〜
私は13歳のときに盟立士官学校へと入学した
( <●><●>)「皆さん、今日あなた方は、将来この世界の平和やら安定やらに貢献したい等の志を持って入学してきたのはわかってます」
( <●><●>)「しかし、はたしてそれが全てでしょうか……世界だの国だの言う前に私があなた方に求めるのは大切な人を1人でも多く守る力をまず身につけてほしいということです」
( <●><●>)「連盟軍の役目とは、賞金首をしょっぴくことでしょうか?
いいえ違います、人を守ることなのです」
( <●><●>)「決してその点を勘違いせずに日々の学習に取り組んで下さい、私の話はこれまでです」
222
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:40:33 ID:qpM2LTrIO
「ワカッテマス少将ありがとうございました
現役将校による新入生への激励は以上です、次はオワタ世界首長からのお言葉です……」
\(^o^)/「はいはいはーいみんなでかいすいのみましょー」
ショッパクテオイシイデス
('A`)「寝るか………」
川 ゚ -゚)「…君……いいのか?世界首長が話しておられるぞ」
('A`)「大丈夫、ありゃ自己満でやってんだ、生徒ひとりひとりなんて見ちゃいないのさ………」クカー
入学式で隣に座っていたドクオ……
これが私達の出会いだった」
( ^ω^)(うわーリア充っぽい出だしだお……この後の展開によっては僕が発狂するお…)
223
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:41:43 ID:qpM2LTrIO
川 ゚ -゚)「
(*゚ー゚)「クー!私達同じクラスみたいだね!」
川 ゚ ー゚)「あぁ」
私は幼なじみのシィと同じクラスになったことが嬉しかった。
が、それと同時に入学式のときに世界首長の演説中堂々と寝ていた生徒がどのクラスになったか気になってしかたなかったのだ
从'ー'从「あれれー私の教室どこー?
ねぇねぇあなた達K55ってどこだかわかる?」
(*゚ー゚)「それって私達のクラスじゃない」
川 ゚ -゚)「つまり君も今日から私達とクラスメイトと言うことだ、よろしくな。私はクールレイン・ヴェルゼーリア・メロヴィス、クーと呼んでくれ」
(*゚ー゚)「私はシィルヴィア・コンスタンツ、シィと呼んでね」
从'ー'从「えーっと私は……」
彼女の名前はワタナベ・アレレード・コー、その後今に至るまで私達の良き友人であり、良きライバルだ」
( ^ω^)(リア充氏ねと言うつもりだったのにお…とんでもない名前の女が出てきたお、不意をうたれたお)
224
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:42:21 ID:qpM2LTrIO
川 ゚ -゚)「
そしてクラスルームに向かう私達……
と、その前をゆらゆら歩く後ろ姿があったんだ
川 ゚ -゚)「君は……」
('A`)「…………」
そのときは何も会話は行われず、私もドクオを変な奴だとしか思わなかった」
( ^ω^)「ん……まてお?」
川 ゚ -゚)「どうしたというんだまだ話の途中だ」
( ^ω^)「ドクオは僕と同い年のはずだお、だから7年前でその年齢だと僕より一つ上になってしまうお」
川 ゚ -゚)「公称年齢なぞいくらでもかえが効く」
(; ^ω^)「えっ?」
川 ゚ -゚)「年齢どころではない……ドクオは名前すら変えた……」
('A`)………………………
225
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:43:37 ID:qpM2LTrIO
川 ゚ -゚)「さっき言っただろうエルデンゲル・ド・クォール……ドクオ・ウットゥーダなぞ偽名にすぎん」
(;;^ω^)「なっ…………」
川 ゚ -゚)「大方私に居場所を捕捉されないようにそんな事をしたんだろう……」
(;;^ω^)「でも年齢は一引いただけに過ぎないし偽名も本名から見ればバレバレだお……」
川 ゚ -゚)「そこさ……あえてあからさまな偽造をし、私の管轄する地区で堂々と二等兵をしていた……どんな意図があったかはわからんがな」
川 ゚ -゚)「ドクオ……コンスタンツ少佐は貴様の正体を知った上で置いていたのだろうな」
('A`)「そうだ……………(
(,, ゚Д゚)「おお、おめぇは確かシィの同期で…」
('A`)「このことは内密でお願いします、誰にも言わないで下さい」
(,; ゚Д゚)「むむむ……すまんわかった、お前はドクオ・ウットゥーダ二等兵だ、それ以上でもそれ以下でもねぇ」)
226
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:44:30 ID:qpM2LTrIO
川 ゚ -゚)「コンスタンツ少佐の頭ではお前の真意までは理解できなかっただろう、だが彼は義理がたく情に流されやすい、お前の願いを破らなかった」
('A`)「そして、俺がブーンを庇ったときも、俺に何か考えがあると思ったんだろう」
( ^ω^)「じゃあギコのおっさんは手加減をしてたのかお……」
('A`)「そうだ……俺と一緒にいたからお前は一週間ものあいだ、あの新快速旋風ギコと呼ばれる少佐から逃げられたんだ」
川 ゚ -゚)「そんなことよりナイトウ、貴様は話の続きが聞きたくないのか?」
( ^ω^)「たしかに気になるお」
227
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:46:00 ID:qpM2LTrIO
川 ゚ -゚)「
以後私達はこの奇抜なドクオという男に興味を持つようになる
川 ゚ -゚)「お前、基本属性魔石が苦手なのか?」
('A`)「……………」
从'ー'从「でもそれ以外の精神知覚系とか物質変化系とかはやたら得意だよねー」
(*゚ー゚)「私達にも教えてよっ」
」
(#####^ω^)「後で一発殴らせろおDO・KU・O」
('A`)「いや、話しかけられただけだろ」
(#####゜ω゜) 「話しかけられただけ?だけ?だけ?だけ?」
(;'A`)「あーあーあー、わかったわかったお前の気持ちはよーくわかった」
228
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:48:09 ID:qpM2LTrIO
川 ゚ -゚)「
('A`)「あ宿題、自分らでしろよんなもん俺に頼んな」
从'ー'从「そこを頼むよー」
(*゚ー゚)「アイス一個、クーが奢るって」
川 ゚ -゚)「そんなこと言った覚えはないな」
(*゚ー゚)「もークー、空気読んでよー」
('A`)「ふん……くれねぇなら俺が行く必要はないな」
从'ー'从「へーじゃあ逆にクーに奢ってもらえるならくるんだー」
('A`)「…………わかったわかったくりゃいいんだろ」
\(^o^)/「あいすにしょうゆ、どりんくにはしょくえんすい!これかんぺき!!」
」
229
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:49:40 ID:qpM2LTrIO
( ^ω^)「ん?」
( ^ω^)「もしもし」
( ^ω^)「こちら指令部」
( ^ω^)「女の子に誘われたにもかかわらず権利放棄しようした不遜な男がいたお」
( ^ω^)「こちら指令部、迎撃を許可するお」
( ^ω^)「了解、ただちに駆除に入るお」
川;゚ -゚)(こいつ多重人格者か……ドクオが組むだけはある)
('A`)………………………
川;゚ -゚)「ともかく続きだ
それから約5年間、私達は切磋琢磨し
事実上の卒業試験の一つ戦闘技術力トーナメントの日を迎えた……………
230
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:50:47 ID:qpM2LTrIO
( ><)「これより盟立士官最高学年戦闘技術力トーナメント準決勝を行います!!」
从'ー'从「よろしくね〜ドクオくん」
('A`)「ふん…………」
( ><)「開始ィッ!!!!」
从'ー'从「フラッシングアロー、ディミニッシュ!!」
ワタナベの背後で矢が現れると同時に消えた、透明化したのだ
ヒュンヒュンヒュンヒュン
透明の矢が空気を引き裂きながらドクオに迫る
('A`)「ディテクター………………」
カキーンカキーンカキーンカキーン
ドクオは持っていた剣で透明の矢を全て引き落した
231
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:51:13 ID:qpM2LTrIO
从'ー'从「もー!!ドクオ君!!」
('A`)「お喋りしてる暇はねーぞ……ボトムトーン」
ドクオの掌から非常に低い周波数を持つ音波の波が放たれる
ビリビリビリビリ
从>ー<从「ふぇぇぇ頭が'ジンジン`するよぉぉぉ」
突如、試合を見ていた男子の何人かがトイレへ駆け込んだ
川 ゚ -゚)(こいつらどんな脳内変換したんだ……)
('A`)「悪ぃな」
ワタナベの背後をドクオが突こうと回り込んだ
从'ー'从「ま ぼ ろ し だ よ………バウンドシェイド」
(;'A`)「なっ!!!!」
ワタナベの体が揺らいで消えドクオの体を金縛りが襲う
232
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:52:17 ID:qpM2LTrIO
从'ー'从「アピアー!!!!透明解除ッ」
(;'A`)「くっ………」
ドクオの四方を包囲するように光輝く矢が現れた
透明化した矢はまだ残っていたのだ
从'ー'从「さぁ降参しなよ〜」
('A`)「……………拒否」
プシュー
ドクオの周りに怪しげな霧が立ち込める
从'ー'从「やっぱりそんな簡単には勝たせてくれないよね〜」
('A`)「………」
霧がはれると矢は全て朽ち果てていた
从'ー'从「こるならどう〜フラッシングロッド!!」
ワタナベの杖からまばゆい光が溢れ出す
233
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:54:06 ID:qpM2LTrIO
('A`)「ディテクター改…………………」
ササササッ
カキーン
( ><)川 ゚ -゚)(*゚ー゚)!!!!!!!!
ドクオはまばゆい光の中を駆け抜けワタナベの杖に切りこんだ
('A`)……………
从;'ー'从「この光の中私の居場所がわかるなんてさすがはドクオくんだよ〜」
ドクオの剣とワタナベの杖が擦れ金切り声をあげる
从'ー'从「でもまだ甘いよ、フラッシン('A`)「スイック・ミスト………」
あたりが黒い霧につつまれた
从;'ー'从(筆記一位の知力は伊達じゃないか………何処にいるの?)
「弾け……」
カキーン
234
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:55:52 ID:qpM2LTrIO
Σ从'ー'从「グッ」
ワタナベの杖が宙をまった
ヒュンヒュンヒュンヒュンガタン
('A`)「さぁ、次はどうくる」
霧ははれ、ワタナベの真っ正面に向き合うドクオ
从'ー'从「浮いちゃえっ!!!」
ドクオの周りの足場が地面を離れ宙へ持ち上げられる
ゴゴゴゴゴゴ
从'ー'从「落下させちゃうぞっ!」
('A`)………………………
从'ー'从「いっけぇー」
ゴゴゴゴゴゴヒュゥゥゥ
「幻を使えるのはお前だけじゃない」
从;'ー'从「えっ?」
235
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:57:13 ID:qpM2LTrIO
('A`)「ほらよ」
ワタナベのすぐ背後には彼女の背中に対し剣を向けるドクオの姿があった
从'ー'从「じゃああの空中のは幻かぁ〜残念残念」
('A`)「ふん……もう魔法詠唱時間は与えん」
从'ー'从「え〜ごめんね〜もう発動してるよ〜」
(;'A`)「なっ」
从'ー'从「あれれ〜さっきの持ち上げられた地面どこ〜」
ゴゴゴゴゴゴガシッィッッッ
(゜A゜)グポッアッー
ドクオの背中を岩石の塊が襲う
先程ドクオの幻を乗せ宙を舞った地面が跳んできたのだ
从'ー'从「ごめんね〜」
バタッ
( ><)「そこまでぇっ、この試合はワタナベ・アレレード・コーの勝ちなんですっ」
236
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:58:27 ID:qpM2LTrIO
川 ゚ -゚)(学年きっての戦闘技術力を持つワタナベ相手にここまでやるとはな……)
( ><)「治療班、ド・クォールの回復をしなさいっ」
从'ー'从「ふぅ、ドクオ君が後ろから何も言わずに切り込んできたら負けてたかもしれないよ〜」
川 ゚ -゚)「ふむ……ドクオだからこそあそこまで戦えたといっても過言ではないな……」
」
237
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:58:52 ID:qpM2LTrIO
(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)わさわさわさわさ
(^ω^)「………………リア充談義はもう聞き飽きたお、なぁみんな」
(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)そ・う・だ・そ・う・だ
Σ川 ;゚ -゚)
川 っ -っ)コスコス
(^ω^)オッオッオッオ
川 ゚ -゚) (なんだ幻か……)
238
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/06(金) 23:59:33 ID:qpM2LTrIO
川 ゚ -゚)「じきに終わる………
その後ドクオは三位決定戦で善戦するもシィに敗北、戦闘技術力トーナメントは第四位に終わった
ヒュゥゥゥ
川 ゚ -゚)「来週で私達も卒業か」
('A`)…………………
川 ゚ -゚)「私は多分大尉からスタートだろうな」
('A`)………………………
川 ゚ -゚)「所属はお前の持つであろう地区の副官の職を希望する」
('A`)「それは無理な願いだな……」
川 ゚ -゚)「……なぜだ」
('A`)「俺は今日限りで学校をやめる」
239
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 00:00:19 ID:r7LHao2gO
Σ川; ゚ -゚)「なんだと!!」
川;゚ -゚)「なぜだ、お前は少佐から始められるんだぞ!!!なぜここまで来て放棄するんだ!!」
」
(##^ω^)「なぜだお、ドクオはムチムチ女騎士を部下にできたんだお!!なぜそこまで来て放棄したんだお!!!」
川 ゚ -゚)………………………
川 ゚ -゚)「そんなにムチムチが好きか?」
(^ω^)はい
川 ゚ -゚)「続きだ」
(^ω^)「え……」
240
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 00:01:17 ID:r7LHao2gO
川 ゚ -゚)「
('A`)「世界議員の親に強制的にここに入学させられたんだよ俺は……だから連盟軍の将校になんてなるつもりはなかった」
川#゚ -゚)「じゃあ!!じゃあなんで今なんだ、学校なんて途中でいくらでもやめれただろう!!!」
('A`)「欲しかったのさ、外で生き抜く力、そして知識……俺はガキのころから旅に出たかった……そのために必要なものとして…な」
川;゚ -゚)「むむむ、自由をとるとはお前らしいが……」
('A`)「自由…か……俺は明日の朝には世界首都を出る…探したって無駄だぜ」
川 ゚ -゚)「待って……くれるはずもないか」
('A`)「わかってんじゃねーか……俺がいなくなれば次席の座はお前のもんだ、少佐から頑張れよ……」
こうしてドクオは私の前から姿を消した」
241
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 00:03:11 ID:r7LHao2gO
( ^ω^)(僕の妄想スキルによると……別れ際に押し倒せば一回は確保できたはずだお……)
川 ゚ ー゚)「久しぶりにお前に会って嬉しかったことがある……随分と情が表に出るようになったなドクオ……」
Σ(;'A`)ビクッ
川 ゚ ー゚)「ほら……昔のお前は私達の前でそんな顔をすることはなかった……」
川 ゚ -゚)「話してくれないか、なぜ二等兵をしていた?ドクオ」
('A`)「旅費のためだ」
川 ゚ -゚)「旅費?」
('A`)「ブーンとともに世界を旅する旅費さ」
( ^ω^)「お?」
242
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 00:05:35 ID:r7LHao2gO
('A`)「あれは二年前世界首都を出てから半年
('A`)(ったく、しけた村だ……)
「シャープスクリュー!!」
プッシャャャア
ササッ
('A`)「張りはあるがイマイチ狙いきれてないな」
( ゜ω゜)「ワガヤノマエトオルベカラズ」
('A`)「なんだか知らねぇが、お前は村人だ。魔石なしで相手してやろう」
三分後
( ゜ω゜)ぐへっ
('A`)「見込みがないことはないな……」
」
川 ゚ -゚)「成る程、お前はナイトウを旅の相棒として育てあげるつもりだったのか」
('A`)「気がつけば2人でばかやる仲になっていたがな」
243
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 00:06:16 ID:r7LHao2gO
川 ゚ -゚)「しかし、賞金首にまでなってしまうとはな」
('A`)「だからなんだ…今時、全世界連盟に逆らえば国家元首ですら賞金首じゃねーか。俺の懸賞金額知ってんのか?」
川 ゚ -゚)「無論だ、私が決めたからな」
('A`)「そうかやっぱりな」
川 ゚ -゚)「25基地から送られてきた報告書と写真を見て驚いたさ、まさかお前の顔を見るとは思わなかったぞ」
('A`)「それで、ブーンのは誰が決めたんだ?」
川 ゚ -゚)「世界首長達だ」
Σ(;'A`)「な……んだと………まずいぞブーン」
( ^ω^)「お?ちょっとくらいの懸賞金なら大丈夫って言ったのはドクオだお」
(;'A`)「何言ってんだ…お前の魔石具が何か奴らはわかってやりやがったんだぞ」
( ^ω^)?
244
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 00:06:45 ID:r7LHao2gO
(;'A`)「わかんねぇならこう思っとけ、お前の懸賞金は実質50倍から100倍だとな、そんな額でもちょっとなんて言えるのか!?」
(;;^ω^)「なっなぜそうなるんだお??」
(;'A`)「世界首長が懸賞金額を定めるのは特別なときだけだ!!お前のその金額も最初の様子見程度につけただけさ…しばらくしたら上げる気だぞ!!」
(;;^ω^)「なっ!!!!!」
(;'A`)「どっかの反連盟国家や組織にかくまってもらうのも手だが……ともかく早く出発しよう」
245
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 00:07:44 ID:r7LHao2gO
川 ゚ -゚)「待て……ドクオ」
川 ゚ ー゚)「仮にも私は連盟軍大佐だ、お前達を見逃すわけにもいくまい……」
('A`)「くっ………」
川 ゚ -゚)「お前、わざと盟立士官時代の魔石を封印し、苦手な基本属性魔石を装備しているようだな」
(; ^ω^)「おっ?」
('A`)「ちっ、そこまで把握済みか……わかったわかった、やりゃいいんだろ?勝てる気はしねぇがな」
川 ゚ -゚)「そうだ…それでよい
さぁこい!ドクオ!旅立ちたいならばかつての魔石でこの私を倒してみせよ!!!」
246
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 00:08:38 ID:r7LHao2gO
《第五話登場人物》
川 ゚ -゚)クールレイン・ヴェルゼーリア・メロヴィス(20)
階級:大佐
所持魔石不明
魔石具不明
身長177cm
B101
W59
H92
('A`)ドクオ・ウットゥーダ(19)→エルデンゲル・ド・クォール(20)
懸賞金:10,500M(税込み)
所持魔石:火×2雷×1→????????
総抽出率:火15×2雷22×1→??????
魔石具:なし
247
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 00:09:02 ID:r7LHao2gO
( ゚∀゚)ジョルジュ・ド・ジョルジョ(23)
懸賞金:18,000,000
所持魔石:存在×3感覚×2幻惑×2
総抽出率:存在50×3感覚42×2幻惑29×2
ノパ⊿゚)ヒート・メロヴィス(19)
階級:中尉
所持魔石:火×7
総抽出率:58×7
魔石具不明
身長172cm
B87
W56
H90
248
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 00:09:38 ID:r7LHao2gO
( ^ω^)ナイトウ・B・ホライゾン(19)
懸賞金:5,000,000M
所持魔石:水×1
抽出率:水44%
魔石具:封印の靴?(界滅器の封印をコントロール)
(,, ゚Д゚)ギヨーム・コンスタンツ(41)
階級:少佐
二つ名、新快速旋風ギコ
最高速度:130km/h
所持魔石:風×7
総抽出率:70×7
魔石具:剣スゥーンウインド(一時的に抽出率上昇の効果)
( <●><●>)ヴェリサリウス・ワカッテマス(23)※7年前
階級:少将→????
所持魔石不明
魔石具不明
249
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 00:10:03 ID:r7LHao2gO
\(^o^)/オワタ・ジ・エンド(38)→(45)
世界最高権力者
(*゚ー゚)シィルヴィア・コンスタンツ(13)→(20)
階級:士官学校生徒→中佐
所持魔石不明
魔石具不明
身長168cm
B94
W54
H91
从'ー'从ワタナベ・アレレード・コー(13)→(20)
階級:士官学校生徒→????
所持魔石※約2年前:光×3、幻惑×2、地×2
抽出率※約2年前:光75×3、幻惑52×2、地64×2
身長166cm
B105
W58
H102
250
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 00:11:08 ID:r7LHao2gO
( ><)ビロード・クレメンス(28)→(30)
階級:准将→????
所持魔石不明
魔石具不明
《次回予告》
クーと戦うドクオ
川 ゚ -゚)「こうしてお前とやりあうのも久しぶりだな」
('A`)「相変わらず激しい突きだぜ」
( ^ω^)…………ハァハァ
行方不明だったあの女も登場だ
ξ゚⊿゚)ξ「ナイトウそこにいたのねっ!!」
食塩水はうまいよな
\(^o^)/「ぎゅうにゅうにはのりがあいます」
きさまあああああああ
次回「クーVSドクオ」
251
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 00:13:03 ID:r7LHao2gO
第五話は以上です
第六話は9日か10日に投下しようと思います
252
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/07(土) 05:10:26 ID:sLQdvhNs0
`・+。*・ (´・ω・`)
。*゚ 。☆―⊂、 つ
。*゚ : ヽ ⊃
`+。**゚**゚ ∪~
253
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 18:19:43 ID:r7LHao2gO
明後日がしあさって投下の第六話で第一期は折り返し地点を迎えることになります
そのため、それを前にして作者から自身の作品に対してコメントです
《登場人物紹介で女性キャラの欄はやたら細かい理由》
スリーサイズまで載せているのは、こだわりでもあると同時に絵師さんに描いていただけたらなぁ、という野望があるからでもあります
そのためスリーサイズに関しては実はかなり慎重に決めているのです
ちなみに貧乳は今のところξ゚⊿゚)ξしかいません
ζ(゚ー゚*ζは今のところバスト−ウェスト=バストカップでは最強ですが、今後抜かれることがあるかもしれません、いえ、抜かれるます、バスト110以上ウェスト60以下があと何人かはでてきます
254
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 18:20:06 ID:r7LHao2gO
《懸賞金、獲得懸賞金について》
作中のキャラの強さを図るバロメーターです
軍所属の場合は階級がこれにあたります
しかし三つとも単位が違うので、懸賞金と獲得懸賞金を比べることはできません
例えば懸賞金1億と獲得懸賞金1億では懸賞金1億のほうが強いと見てよいでしょう
なぜなら獲得懸賞金1億の賞金稼ぎには懸賞金500万を二十人倒すことでもなることができます
だからこそ(´・ω・`)の言うように自分の獲得懸賞金以上の賞金首を相手にすることは無謀だと言えるのです
255
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 18:21:14 ID:r7LHao2gO
《キャラの姓名について》
( ^ω^)
皆さんのご想像通り
懸賞金をネタに書こうと決めたときに某有名人気海賊マンガが頭に浮かび、ブーンをBとして、間に挟んたら見事はまりました。
ξ゚⊿゚)ξζ(゚ー゚*ζ
最初
ξ゚⊿゚)ξレコンキスタのようです
という没ネタがあり、ネタそのものは没にしましたが響きがよかったんで名前には採用しました
この没ネタはξ///)ξ「べっ別にあんたのためなんかじゃなくて、国土復帰のためなんだからね!!」
というどうしようもないネタでした
川 ゚ -゚)ノパ⊿゚)
素直→率直→フランク→フランク王国→メロヴィス朝
256
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/07(土) 18:21:48 ID:r7LHao2gO
(,, ゚Д゚)(*゚ー゚)ミ ゚Д゚彡
ギコを姓名に分けたときにコからはじまるカッコいいのは何かないかな、と思いつけました
(-@∀@)
コーヒーの名前から、変な意味ではありません
( <●><●>)
東ローマ帝国の名将ヴェリサリウスより
( ><)
響きだけで決めましたが、この名前の有名人は多いようです
Pr‐ゝ‐oPw∂ν∂hiho゜=゜‖we
由来は高校生が習う英単語です
( ∵)( ∴)に加えるかたちで出しました
(´・ω・`)
バーボンハウスを格好つけさせただけです
257
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/07(土) 18:33:46 ID:/2J7h46.O
乙です〜
バストとかの設定にそんな策略がw
258
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/07(土) 20:34:23 ID:T2KGbnRU0
>>253
変態変態!!
259
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/07(土) 20:56:18 ID:s1XPr7SM0
絵師来いw
260
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/08(日) 00:46:28 ID:22vRp.bM0
懐かしい感じがする
こういうのいいな
261
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 12:57:37 ID:UEZl8.XQO
>>258
バレてしまいましたか
作中、( ゚∀゚)や( ^ω^)の台詞を見て頂くか、または
女性キャラのサービスシーンが各話さりげなく用意されていることに注目して頂ければ作者の性癖がよくわかると思います
そして、今回バレてしまった記念に次回第六話ではもう少しはっきりしたサービスシーンを入れますがよろしいでしょうか?
ちなみに、作者は少年マンガによくあるちょいエロ表現をかなり重視するタイプです
>>260
感想ありがとうございます
この作品のテーマの一つに古き良きブーン系への回帰があります
ですので懐かしいといって頂けるのはとても嬉しいことです
もちろん、この作品は昔に回帰するだけでなく新しい要素も取り入れていくつもりですので、ただ単なる懐古物語にするつもりはありません
262
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:20:28 ID:UEZl8.XQO
作者は
>>258
さんに本性をあばかれてしまったので今から投下する第六話は第一リミッターを外して書きました
これもひとえに
>>258
さんのおかげであります
でもリミッターは全部で6つあるんですけどね
263
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:21:15 ID:UEZl8.XQO
('A`)「使うしかねぇよな」
ドクオはカバンから7つの魔石を取出し魔石板の魔石と装備を交換した
川 ゚ -゚)「さあ、外へでようか」
外はところどころ雪がとけ、ススだらけのジョルジュとヒートがいた
(※ ∀※)「グエッフォッグエッフォッグホッヘッ」
ノパ⊿゚)「いい汗かいたぜぇぇぇぇ」
川 ゚ -゚)「ふむ……ムチムチが好きなお前もああなってみたいだろう?ナイトウ」
( ;^ω^)「遠慮しとくお」
川 ゚ -゚)「趣のない奴め………さぁドクオ抜けッ!!!」
(;;^ω^)「オオッ!!さすがのドクオでも人前でそんなことできんお………」
('A`)「(お前って奴はこんなときに何考えてやがる……だが…)
…ブーン…ありがてぇ」
(; ^ω^)「おっ!?」
('A`)「お前がばかみたいなこと言ってくれたおかげで緊張が和らいだ」
川 ゚ ー゚)「それはよかった、緊張して実力を出し切ってくれないとこちらとしても困る」
川 ゚ -゚)「いくぞっッ!!!」('A`)
264
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:22:04 ID:UEZl8.XQO
川 ゚ -゚)「ネージュ・ヴァン!!!」
クーの剣先から冷たい白さを帯びた風の刃が放たれる
('A`)「テンペーラテゥール………ライズ!!!!」
辺りが急に暑くなり、風の刃は水滴となって弾けとんだ
川 ゚ ー゚)「攻撃そのものを無効にする戦い方か……お前はそうでなくてはな」
川 ゚ -゚)「ではこれはどう守る………霙切り!」
サササッ
クーが剣を構えドクオに向かって駆け出した
('A`)「ファントム・クレイエールン」
ボゥンボゥンボゥン
('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)
(;^ω^;)「なにこれー怖いお」
ズシャ
('A'A`'A'A)
ヒュヒュヒュヒュ
クーの斬撃でドクオの幻が消されていく
265
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:23:05 ID:UEZl8.XQO
川 ゚ -゚)「本体なしか…となると」
クルッ
カキーン
川 ゚ -゚)っ┼──╂─ガシィッ
( 'A)っ╋━━━┿ガシィッ
二つの剣が交差する
川 ゚ -゚)「私の背後を取れると思っていたのか?」
(;'A`)「クッ!」
クーは腕に力を込めドクオの剣を弾き返した
(;'A`)「ウァァゥァア!!」
弾き返された拍子に体ごと吹き飛ばされるドクオ
( ゚∀゚)「相変わらず絵になるよなー、雪原の女騎士かー」
(;;^ω^)「そんなこと言ってる場合じゃないおー!!ドクオーーーッ!!」
266
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:24:10 ID:UEZl8.XQO
川 ゚ -゚)「終わるには早いぞドクオ………」
雪上に倒れ込むドクオに近づいていくクー
('A`メ;)「スヒァー…デゥウ・パペット……」
うつ伏せに倒れたドクオの爪先から放たれるた糸状の光がクーの影へと付着する
川;゚ -゚)「クッ体が………行動封じの魔法か………」
('A`メ)「封じるだけなら光魔石でもできる……俺のは影による操りだ」
(* ゚∀゚)=зムッハー「なんだってぇぇぇー!!!
その魔石俺に貸してくれ!!そんでその技も俺に伝授してくれ!!
それ使って女の子に卑猥なポーズをさせ放題なんて素敵じゃねーか!!!」
川;゚ -゚)「何ばかなことを言っている…貴様くらいだ、そんなことをするのは……ドクオはそんなことはしない!」
('A`メ)「昔の俺ならな……」
川;゚ -゚)「な、何ィ!!!」
267
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:25:06 ID:UEZl8.XQO
('A`メ)「ここ二年ブーンとつるんでる間に、少しは柔軟になったんでね……
お前だってさっき気付いてたじゃねーか…俺が昔より情を表に出すようになったと」
川;゚ -゚)「やめ…ろ……」
('A`)「誇り高きメロヴィス家の次女にして、連盟軍大佐クー………」
('∀`)「あられもない姿を見せてくれ!!!」
川;゚ -゚)「ううううう……」
バタッ
クーは尻餅をついた
川; -;)「足が……勝手に……やめ…ろ…やめてくれぇぇぇ」
体育座りの体制から足が徐々に開いていくクー
(*^ω^)(** ゚∀゚)「M字!!M字!!」
川;///)「見るな見るなぁぁぁぁぁ!!!」
足をM字に開かされ恥じらうクー
装備がビキニアーマーのおかげでその魅力は一層引き立つ
268
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:25:53 ID:UEZl8.XQO
ノパ⊿゚)「???何だぁぁ??クー姉!!戦闘中に柔軟体操する暇はねぇぞおおおお」
( ゚∀゚)「いいや彼女は戦いの中でも基礎トレーニングを欠かさないんだ
君も今ここでやってみなよ……フヒヒ」
ノパ⊿゚)「おおおぉ!!そりゃすげーなぁぁ!!私もやるぞぉぉぉ!!」
川;///)「よせ!!ヒート!!」
ノパ⊿゚)「そーれぇっ!」
く○ぁ
あああああああああ素晴らしいィィィ
ヒートはミニスカ着用……つまりそういうことだ……白か
広々とした雪原でM字開脚をする美少女二名、芸術作品にも程がある
( ゚∀゚)「いいねいいねー」カシャッカシャッ
( ^ω^)「後で一枚わけてくれお…」
ノパ⊿゚)「おおおぉッ!たしかにこりゃ足の間接を柔らかくするのに使えそうだぞっ!!」
269
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:26:53 ID:UEZl8.XQO
川;///)「クッ……この私だけでなくヒートにまで恥をかかせるとはッ!!」
ブチブチブチィッ
川#゚ -゚)「許せん!!」
('A`メ;)「ちっ、思ったより早く呪縛から抜けやがったか!!!」
川#゚ ー゚)「思ったより早くだと?まだ私に何かさせるつもりだったのか?」
スチャッ
('A`メ)「させちゃ悪いか?」
スチャッ
川#゚ -゚)「あぁ悪い!!!」
('A`メ)「そりゃ結構だッ!!!」
カキーンカキーンカキーン
270
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:27:13 ID:UEZl8.XQO
ノパ⊿゚)「おおおっまた始まったぜ!!」
(; ゚∀゚)「ちょ、どうしちゃったの立ち上がっちゃって……トレーニングは?」
ノパ⊿゚)「クー姉がトレーニング終えたんだ!!私も終わりだぁぁぁ!!!」
( ゚∀゚)「…………………もう少しだったのによ」
( ^ω^)「まあまあ、豊作!大漁!大傑作!だお、とりあえず一枚わけろお……」
カキーンカキーンカキーン
川#゚ -゚)「ぬぅ……」
('A`メ)「さっきより、斬撃が甘くなってんぞ、俺ごときにどうした?」
川#゚ -゚)「あのようなまねをさせておいて、戯言を!!」
カキーンカキーン
271
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:28:43 ID:UEZl8.XQO
('A`メ)「盟立んときからあれを使えたら面白かっただろうな」
川#゚ -゚)「ワタナベやシィを辱める気か!!」
('∀`メ)「ハハハッそれも悪くねぇな」
カキーンカキーン
川#゚ -゚)「ええぃ埒が明かん!!!ロゼ・エペ!!」
クーの剣から水滴が滴る
('A`メ)「来るかっ!?」
川 ‐-‐)(落ち着けクー、水の力を扱う者が力んでどうするのだ)
川 ゚ -゚)パァッ
川 ゚ -゚)「リヴィエール・エペ!!」
クーの剣が宙を切り裂く
するとその斬撃によって放たれた水滴が膨張し河となってドクオに向かって流れ出した
川 ゚ -゚)「防げるものならば……防いでみせよ!!!!!」
(;;^ω^)(僕の出すシャープスクリューとは比べものにならないほどでかいお………)
272
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:29:35 ID:UEZl8.XQO
('A`メ;)「くっ!!!カウト・クリマー川 ゚ -゚)「そうくると思ったぞ!!!!!ネージュ・ヴァン」
ドクオが流れくる水を凍らせようとすると同時
クーが水の流れに向けて氷の刃を放った
('A`メ;)「まさかッ!!」
水の流れの中を貫通してドクオに氷の刃が降り注ぐ
('A`メメ)「ぐわッ!!……くっ…この河は氷の刃を…当てるための…おとり…かっ……」
川 ゚ -゚)「いいや違う、今のお前の様は単なる自業自得だ
お前自信が凍らせた水が私の氷の刃と一緒になってお前に降り注いだだけにすぎん」
川 ゚ ー゚)「…その証拠に大河はまだとまってはいないぞ……」
ゴゴゴゴゴ
水の流れがドクオにせまる
('A`メメ)「くっ………」
川 ゚ ー゚)「さぁ…のまれるがいい、そうだ…先程の言葉をそのまま返そう…」
273
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:30:47 ID:UEZl8.XQO
(;;^ω^)「なっ!さっき撮った写真でハァハァしている場合じゃないお!!ドクオッ!」
( ゚∀゚)(しめて30枚以上、こりゃ一生涯の宝だぜ!!)
川 ゚ ー゚)「あられもない姿を見せてくれ!!」
ゴゴゴゴゴドッパーン
水の流れがドクオをのみこんだ
(゜゜A゜゜メメメ)「ぐわわわわぁぁわわぁぁわわ!!」
川 ゚ ー゚)「ははははは、ドクオ、今はお前も昔ほどの勢いがないな……安心しろ、手加減はしておいた、死にはしない」
(;;^ω^)(ヤバイお、強すぎるおこの女)
274
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:31:12 ID:UEZl8.XQO
川 ゚ -゚)「ドクオは沈黙させた、あとは賞金首ナイトウを討つだけだな」
( ^ω^)え
川 ゚ -゚)「ここで、首をいただいておこう」
(^ω^ )たしかに僕賞金首だけどー
(^ω^)この状況まずくね
(^^^ω^^^)アハッアハッアハッ
(;;;゜ω゜)「何ィィィ」
川 ゚ -゚)「何を不思議がるのだ、私は連盟軍大佐、賞金首を仕留めることが仕事だ」
(;;^ω^)「でもドクオだって賞金首だお!!ドクオには手加減しといて、僕は殺す気かお!!!」
川 ゚ -゚)「ドクオの賞金額では死罪どころか懲役すら課されない、それに対しお前は世界首長直々に懸賞額を定められた男……」
275
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:32:03 ID:UEZl8.XQO
(;;^ω^)「まてお、ここにはもう一人賞金首がいるお……………………っていねぇーお!!!あんの野郎ぉ!!!」
川 ゚ -゚)「ヒート、あの下衆は」
ノパ⊿゚)「あいつならニヤニヤしながら一人でどっか行っちまったぞぉぉ!!」
川 ゚ -゚)「そういうことだ、それにあの下衆よりもお前のほうがはるかに危険だ」
川 ゚ ー゚)「そして、お前が消えればドクオも連盟軍に戻ってこれる……」
(;;^ω^)「なっ!?」
川 ゚ -゚)「あいつの懸賞金を低く設定したのはそのためだ、あの額なら社会復帰は容易、戻っても軍内部から白い目で見られることもない」
(;;^ω^)「それがどうしたんだお!!」
川 ゚ -゚)「わからないのか……ドクオがお前を討ったことにすれば、あいつは軍に戻れる…昇格切符つきでな」
(;;;^ω^)!!!!!
276
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:32:54 ID:UEZl8.XQO
川 ゚ ー゚)「つまり、私が貴様を討ち、ドクオの功績だと吹聴する……ドクオは連盟軍に必要な人材だ」
(;;;^ω^)(ヤバイヤバイヤバイ!!!ん、そうだお!あの手があるお!)
( ^ω^)「あれあれいいのかお……僕は君の弱味を握ってるお」
( ^ω^)っ[川//// )]
( ^ω^)「おっおっお、このM字開脚ショットをバラされたくなければ川 ゚ -゚)「なおさらお前を討たなければな」
(;;゜ω゜)「しまったぁぁぁぁぁ!!!逆効果だったお!!!!」
277
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:33:54 ID:UEZl8.XQO
スチャッ
川 ゚ ー゚)「さらばだナイトあんっ……」
クーが尻餅をつく
川;゚ -゚)「まさか……まだ完全に解放されてはいなかったのか!!!」
クーの影には僅かに一本細い糸状の光がくっついていた
のそり………のそり……
(‖‖'A`メメ)「おいおい……お前の相手は俺だぜ」
川;゚ -゚)「なぜだ!!体のどこに戦う気力が残っているというのだ!!!」
(‖‖'A`メメ)「親友が殺されかけてんだ……寝てられっかよ」
(;;;^ω^)「ドクオ………」
川;゚ -゚)(これほどまで闘志を剥き出しにしたドクオは初めて見た……)
278
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:34:32 ID:UEZl8.XQO
(‖‖'A`メメ)「それにクー……お前手加減してんだろ?」
川;゚ -゚)「お前こそ実はそうなんじゃないか?
先程の攻撃だって昔のお前だったら避けれたはず…なぜ真正面から受けた?」
(‖‖'A`メメ)「なんだわかってたのか、いゃあ……お前の攻撃が久しぶりに受けたくなったんでね」
川 ゚ -゚)(なんだ、やはり手加減していたのか……もう少しでこいつに失望するところだった)
川 ゚ ー゚)「仕切りなおしといこう……ロゼ・ルメディキャマン…」
クーの掌から雫がはなたれドクオにあたる
(‖‖'A`メメ)
(‖'A`メ)
('A`)
(;;^ω^)(回復系まで使えるのかお……)
川 ゚ -゚)「さぁはじめようか!今度は本気でな!!!!」
('A`)「おう!!!」
カキーンカキーンカキーン
( ^ω^)(凄まじい戦いだお……2人ともさっきので本気じゃないとかどうかしてるお)
279
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:35:15 ID:UEZl8.XQO
カキーンカキーン
川 ゚ -゚)「それでもだドクオ、私の冷静さを崩すためとはいえ、変態を装うのはどうかと思うぞ」
('A`)???????
川 ゚ -゚)「私を辱めた件だ」
カキーンカキーン
('A`)「あぁ、ありゃ策でも心理作戦でもねぇ、素だ」
川;゚ -゚)「なっ貴様!!」
('A`)「俺の内面まで理解しないお前が悪い」
カキーンカキーン
川 ゚ -゚)(くっならば、逆にその性癖を利用してやる)
川 ゚ -゚)「ならばドクオよ、一つ約束してやろう……貴様が勝ったら」
('A`)「ブーンと一緒にすみやかにここから旅立たせてもらう」
280
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:35:56 ID:UEZl8.XQO
川 ゚ -゚)「あぁもちろん、それに追加するかたちでもう一つ約束してやろう」
カキーンカキーン
('A`)「ん?なんだ旅費でも恵んでくれんのか?」
川 ゚ ー゚)「いいや、貴様が勝ったら…一糸纏わぬ姿でさっき貴様が私にとらせたポーズをとってやろう」
('A`)な…ん…だ…と……
('A`)οо〇(
川 ///)「見てくれドクオ……これが私の大切な場所だ……」
川 ///)「もし、見るだけじゃもの足りないなら………i」
)
('∀`)ハァハァ
川 ゚ -゚)(さぁ……冷静さを失ってしまえ!!)
☆☆('∀`)☆☆シュピーン
ビクンビクン……!?
('A`)ь+「………ふぅ、フュージョン完了です」
川;゚ -゚)(何が起きたんだ??)
281
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:36:21 ID:UEZl8.XQO
('A`)+「ふふっ、では続きといきますかな?」
カキィィィン
川;゚ -゚)(さっきまでの斬撃よりさらに一段上の強さだと!?)
川 ゚ ー゚)「だがこれはこれでおもしろい!!実に楽しめそうだ!!!」
カキィィィンカキィィィン
( ^ω^)(二人の戦いに入り込む余地が僕にはないお……)
( ^ω^)(ひまだお………………………)
( ^ω^)(そうだお!妄想の中でシュー……いやついでにまとめてヒートとあのクーとかいう女騎士も《バキューーン》お!!)
282
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:36:46 ID:UEZl8.XQO
( ゜ω゜)(おっクーはムチムチしてるおね、その肉《ピーーーー》でヒート《バキューーン》でシューは《ピーーーー》お)
( ゜ω゜)(《ピーーーー》すお!!口《バキューーン》お!!け《ピーーーー》に手《ピーーーー》)
( ゜ω゜)(おっおっお、みんなそんな蔓みたいに絡んで………ん)
( ^ω^)「蔓……?」
ξ゚ー゚)ξ「考えごとかしら?ぼーっとしてくれてて助かったわ」
( ^ω^)ん、たしか
(^ω^ )この貧乳は
(^ω^)賞金稼ぎの
( ゜ω゜)「ツン・デ・レコンキスタァァ!!!!!」
( ^ω^)(でもまてお……この貧乳、ドクオなら普通に勝てるんじゃ)
ξ゚ー゚)ξ「たしかにあのドクオって男、あの戦いぶりを見ると昨日私に捕まったのは全部お芝居だったみたいね……」
(;;^ω^)「読まれたっ!!」
283
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:37:49 ID:UEZl8.XQO
ξ゚ー゚)ξ「この状況におかれたら、あなたでなくてもお友達に助けを求めるわよ」
( ^ω^)「なんだ、よかったおーてっきり貧乳って思ってんのがバレたと思ったお!!」
ξ゚⊿゚)ξ…………………
ξ#゚⊿゚)ξ「クレマティックキャプチャー´ハーダー`」
(‖゜゜ω゜゜‖)「グェェェェ」
(‖;^ω^)「はぁ…はぁ…ヒート助けてくれおー!!」
ノパ⊿゚)(すげぇぇぇ!!これがクー姉の本気かぁぁぁ!!)パァァァッ
(‖;^ω^)「うわー、どんだけ夢中に見てんだお……」
ξ゚ー゚)ξ「さて、これであなたを料理できるわ」
(‖;^ω^)「まぁまてお、落ち着けお」
284
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:38:59 ID:UEZl8.XQO
ξ゚ー゚)ξ「私は落ち着いているわ」
( ゚∀ξ゚ー゚)ξ
(‖; ^ω^)(おおっジョルジュ戻って来てくれたかお)
( ゚∀゚)「…………………そりゃー!!」
ペタン
ξ///)ξ「ちょっとどこ触ってんのよっ!!」
パッ
ツンが集中を解いた拍子にブーンが蔓から解放される
ノパ⊿゚)「なんだぁぁうるさいぞぉ、クー姉が戦ってるんだぁ黙ってみ……………ってめぇぇは私の邪魔をした賞金稼ぎかぁぁ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「くっ、しくじったわ!!」
ノパ⊿゚)「昨日はよくもやってくれたなぁぁぁぁ」
( ゚∀゚)(ちっ小せーな、貧乳が)
( ^ω^)(ここはヒートに任せるお)
かくして強者同士の戦いの裏でもう一つの戦いがおきようとしていた
285
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:39:41 ID:UEZl8.XQO
‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖
(-@∀@)(さて、まずは封印盤の場所だ、これがわからなければお話にならん)
(-@∀@)(まぁ特別任務証明書の前では上官も逆らえはしない………)
コツコツコツコツ
(-@∀@)「誰だっ、私は部屋に入る許可をだした覚えはない」
山 ゚ -゚)…………………
(-@∀@)(メロヴィス家本家の次女か?……いや似ているが違う)
山 ゚ -゚)「そんなに自滅をお望みですか?」
(-@∀@)「何だ?いきなり現れておいて、貴様何が言いたい」
山 ゚ -゚)「大尉が自ら死ににいくのを諌めに参りました」
286
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:40:37 ID:UEZl8.XQO
(-@∀@)(なんだこいつは、頭がおかしいのか?)
山 ゚ -゚)「大尉ではこの世界の頂点には立てない」
(#-@∀@)「貴様ッ言わせておけば何をいうか!!!」
山 ゚ -゚)「少なくとも界滅器を用いるには値しない……」
(-@∀@)(こいつ界滅器を知っている…となると頭のおかしい奴である可能性は低い)
山 ゚ -゚)「界滅戦争の上辺だけしか知らない貴方に界滅器は扱いきれない」
(-@∀@)(何者だこいつ…………)
lw´- _-ノv「まあまあ、そうかっかなさるな」
(-@∀@)「あぁ……」
287
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:40:59 ID:UEZl8.XQO
lw´- _-ノv「これは私の奢りだ」
lw´- _-ノvっ旦←サラダ油
(-@∀@)「うむ」ゴクゴク
(-@∀@)……………………
(-@∀@)……………………
(-@∀@)……………………
(-@∀@)「うまいっもう一杯!」
lw´- _-ノv「どうぞ」
lw´- _-ノvっ旦←溶けたヨーグルト
(-@∀@)ゴクゴクゴクゴク
(-@∀@)「甘くてクリーミーだな」
(-@∀@)「他にはないのか」
288
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:42:07 ID:UEZl8.XQO
lw´- _-ノv「じゃあ次はコッテリしたのをどーぞ」
lw´- _-ノvっ旦←ハイオク
(-@∀@)ゴクゴクゴクゴク
(-@∀@)「これは燃費がよくなりそうだ」
(-@∀@)「最後にもう一杯くれ」
lw´- _-ノv「では最後には冷たいものをどーぞ」
lw´- _-ノvっ旦←液体窒素
(-@∀@)……………………
(-@∀@)……………………
Σ(-@∀@)「貴様、私を殺す気か!!!
さんざん美味いもの飲ませておいて最後にそれかっ!!」
289
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:43:14 ID:UEZl8.XQO
m9(-@∀@)「それにお前らは誰だ」
lw´- _-ノv「……………誰?」
山 ゚ -゚)「たしかに……誰だ?」
(;-@∀@)「お前らのことだ!!!」
lw´- _-ノv「私は…………誰?」
山 ゚ -゚)「たしかに……誰だ?」
(-@∀@)「ええい、もう名前なぞどうでもよい、何をしにきた?」
lw´- _-ノv「私は………何?」
山 ゚ -゚)「たしかに……何だ?」
(-@∀@)「これはひどい」
lw´- _-ノv「私は……ひどい?」
山 ゚ -゚)「たしかに……ひどい?」
(-@∀@)「………もう帰ってくれ!私は寝るからな」
290
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:44:01 ID:UEZl8.XQO
lw´- _-ノv「うわなに夜這い期待してんの」
山 ゚ -゚)「たしかに……きもちわるい」
(#-@∀@)「してねーから!!帰ってくれ!!」
lw´- _-ノv「引き留めたほうがいいと思うけどなー」
山 ゚ -゚)「たしかにたしかに」
(-@∀@)「あ?これ以上お前らに付き合ってられるか!!」
lw´- _-ノv「誰がお前なんかと付き合うかー」
山 ゚ -゚)「たしかにたしかに」
(#-@∀@)「お前らそんなこと言ってんのマジで襲うぞ!!!」
lw´- _-ノv「うわ」
山 ゚ -゚)「犯罪者ー」
lw´- _-ノv「うわっ、うわっうわ♪」
山 ゚ -゚)「犯罪者ー♪」
※某金や銀のなんやらで箱とかもらえるお菓子のCMに合わせて歌ってね
291
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:44:54 ID:UEZl8.XQO
(-@∀@)(よし無視して寝よう)
lw´- _-ノv山 ゚ -゚)…………………………………
lw´- _-ノv「寝た?」
山 ゚ -゚)「寝たね」
lw´- _-ノv「布団の中に何仕込もうか?」
山 ゚ -゚)「爆竹、G、etc‥」
lw´- _-ノv「まあまあ、もっとサプライズ要素が強いものは?」
山 ゚ -゚)「全裸の私達」
lw´- _-ノv「いや、こんな臭い男とは寝たくないな」
………………………………………………………………
翌朝
(-@∀@)(きっとあの変な女共は夢だったんだ……ん?)
N| "゚'` {"゚`lリ
N| "゚'` {"゚`lリ
(-@∀@)「貴様っ!!アスタリスク教団教祖のアヴェ!!!なぜこんなところに2人も………2人?」
292
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:45:44 ID:UEZl8.XQO
(-@∀@)……………………………
(-@∀@)「何だ等身大の人形か……ご丁寧に服は着てないと……下らないイタズラをしおる」
カチャ
‖゜〜゜‖「アサピー特務大尉、お部屋の掃除にまい……………ごめんなさいぃぃぃぃ、私、何も見てませーん!!!」
(-@∀@)………………………
(-@∀@
(-@∀
(-@
(-
(
293
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:46:28 ID:UEZl8.XQO
《第六話登場人物》
('A`)ドクオ・ウットゥーダ(19)→エルデンゲル・ド・クォール(20)
懸賞金:10,500M(税込み)
所持魔石:火×2雷×1→気候×2闇×3幻想×2
総抽出率:火15×2雷22×1→気候58×2闇69×3幻想60×2
魔石具:なし
川 ゚ -゚)クールレイン・ヴェルゼーリア・メロヴィス(20)
階級:大佐
所持魔石:水×3氷×2風×2
総抽出率:水90×3氷84×2風81×2
魔石具不明
身長177cm
B101
W59
H92
294
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:46:44 ID:UEZl8.XQO
( ゚∀゚)ジョルジュ・ド・ジョルジョ(23)
懸賞金:18,000,000
所持魔石:存在×3感覚×2幻惑×2
総抽出率:存在50×3感覚42×2幻惑29×2
ノパ⊿゚)ヒート・メロヴィス(19)
階級:中尉
所持魔石:火×7
総抽出率:58×7
魔石具不明
身長172cm
B87
W56
H90
295
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:48:20 ID:UEZl8.XQO
( ^ω^)ナイトウ・B・ホライゾン(19)
懸賞金:5,000,000M
所持魔石:水×1
抽出率:水44%
魔石具:封印の靴?(界滅器の封印をコントロール)
ξ゚⊿゚)ξ ツン・デ・レコンキスタ(18)
獲得懸賞金:約140,000,000
所持魔石:植物×3、水×1、残りの所持魔石不明
総抽出率不明
魔石具不明
身長153cm
B72
W56
H81
296
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:48:54 ID:UEZl8.XQO
(-@∀@)アサピー・モーニングショット(26)
階級:大尉
所持魔石不明
lw´- _-ノvシュー?(?)
所持魔石不明
魔石具不明
身長170cm
B97
W57
H88
山 ゚ -゚)????????
‖゜〜゜‖世界首都来賓館のメイド
B95
W59
H92
297
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:49:35 ID:UEZl8.XQO
《次回予告》
クーとドクオの戦いの裏で行われるドタバタバトル
( ゚∀゚)( ^ω^)「貧乳!貧乳!!」
ξ゚⊿゚)ξ「アンタたちぃぃぃぃ、覚悟なさい!!!」
ノパ⊿゚)「それはこっちのセリフだぜぇぇぇ!!!!」
そういえばブーンって一話以来バトルに参加してねーよなっ
Σ( ^ω^)「ギクリ」
山 ゚ -゚)「たしかにたしかに」
次回「ブーン捕まる」
lw´- _-ノv「なんか犯罪者っぽい見出しだな」
298
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/08(日) 21:51:18 ID:UEZl8.XQO
今回は指定日より早く投下できました
次回は11日までには投下したいと思います
299
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/08(日) 21:56:06 ID:U1UebN2sO
投下ペース速いね
乙です
300
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/08(日) 21:57:18 ID:RsQ.qwDE0
乙!楽しみにまってるよ
301
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/08(日) 22:34:47 ID:ZEH131L60
だんだんとらぶるみたいになっていくに1ぺリカ
302
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/09(月) 05:18:51 ID:2jfeIXLs0
`・+。*・ (´・ω・`)
。*゚ 。☆―⊂、 つ
。*゚ : ヽ ⊃
`+。**゚**゚ ∪~
303
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/09(月) 21:50:47 ID:V9WgPRsUO
久々に続きが楽しみな作品。
304
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/09(月) 23:48:06 ID:7yoHr1sIO
本日のオマケ
本編を投下しない日にも何かやりたい、そんなこんなでこのコーナー二回目です
一回目は
>>253
ー256
《技名について》
各キャラの技名には法則があります
それば言語です、例えば
川 ゚ -゚)の技はフランス語
ξ゚⊿゚)ξは英語
('A`)は回想編を除くとオランダ語
ノパ⊿゚)は一言語だけではありませんが、ギリシャ語、スペイン語、ラテン語と暑いイメージのある地中海沿岸の言語で統一されています
( ゚∀゚)は一度英語の技インヴィジブルと発言させてしまいましたが、ジョルジュという名前自体がフランス語なので以後フランス語に技名を統一します
そのため、新しい技を出そうとするたびに様々な言語を調べているので、技名一つ決めるのにも以外に時間がかかっています
305
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/09(月) 23:55:11 ID:7yoHr1sIO
《省略した点》
実は初期ね想定話数は現在の倍近くありました
第二話の会議のシーンも世界首長全員が自分のエピソードを出しあい、それだけで第二話が終わる、というのが初期段階の予定でしたが、あまりに長いので省略しました
同じく第二話のlw´- _-ノvの説明するシーンですが、lw´- _-ノvに噛み合わない会話を連発し、ブーンが旅立つシーンでその回は終わるというものでした
しかし、やはり長くなるのでlw´- _-ノvに真面目に話をさせて短くしました
しかしながら一話や六話のlw´- _-ノvと比べるとやはり違和感があります
306
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/10(火) 00:06:50 ID:EvH6Xtw2O
《女の子キャラについて》
第六話の川 ゚ -゚)とノパ⊿゚)
やってしまった感はありますが逆にすっきりしました
>>301
さんの予想通りに進ませるのは残念ながら不可能です
なぜなら、メインとなる女性AAはブーン側についていないからです
ξ゚⊿゚)ξζ(゚ー゚*ζ賞金稼ぎ
从'ー'从川 ゚ -゚)(*゚ー゚)ノパ⊿゚)全世界連盟軍
そしてこの方lw´- _-ノvは旅の仲間には加わってはいません
つまり女性キャラをバンバンプッシュするわりにはレギュラーキャラには誰もいないという状況です
ですので女性キャラの登場頻度を安定させられないということもありなかなか
>>301
さんの予想通りにはいかないかと
307
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/10(火) 17:24:03 ID:t4gpry.E0
超変態!超変態!
308
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/10(火) 18:01:57 ID:t4gpry.E0
これを使うのは?↓
川д川
309
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/10(火) 18:31:32 ID:t4gpry.E0
忘れてた
o川*^ー^)o
310
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/10(火) 19:20:45 ID:EvH6Xtw2O
現在設定が固まっている女の子達
从 ゚∀从(゚、゚トソン('、`*川/ ゚、。 /ミセ*゚ー゚)リ川д川o川*゚ー゚)oイ从゚ ー゚ノi从´ヮ`从トリi、゚ー ゚イ`!l从・∀・ノ!リ人∬´_ゝ`)(*‘ω‘ *)*(‘‘)*⌒*(・∀・)*⌒
この内の何名かが仲間になる予定です
311
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 21:49:33 ID:rE0rd6zMO
一時間以内に第七話投下いたします
312
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/11(水) 22:17:40 ID:6MMUtwMI0
wktk
313
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:17:15 ID:rE0rd6zMO
すみません30分遅れました
では投下します
314
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:18:37 ID:rE0rd6zMO
ξ゚⊿゚)ξ「三人まとめてかかってらっしゃい!!!」
ノパ⊿゚)「いくぞぉぉ!!お前らァァ!!」
( ^ω^)(1人で頑張ってくれお)
( ゚∀゚)(貧乳か………時間を浪費したな)
ノパ⊿゚)「こないだのお返しだぁぁぁ!!!!」
ノパ⊿゚)「ケレオス・テールムゥゥゥ!!!」
ツンに向って何本もの燃えたぎる槍が放たれる
ξ゚⊿゚)ξ「スポット・ダウス!!!」
飛んでくる槍達に向っていくつもの水の玉がそれぞれぶつけられた
プシャプシャプシャプシャ
シュゥゥゥ
ノハ;゚⊿゚)「なっ!!!」
赤き槍は熱を失い、たちまちに消滅した
ξ゚⊿゚)ξ「私が植物系しか扱えないとでも思った?」
315
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:19:02 ID:rE0rd6zMO
(;;^ω^)(こいつ、水も使えるのかお……ヒート一人じゃ不利だお……)
( ゚∀゚)(うーんこのアングルからじゃあ見えないな)
ξ゚ー゚)ξ「25基地での戦いを見るかぎり、あなたは炎以外は使えないようね」
ノハ;゚⊿゚)「クッッッ!!こうなりゃァァァこの拳でぶっ飛ばしてやんよォォ!」
ズササッ
腕を振り上げツンに向ってかけるヒート
ξ゚ー゚)ξ「クレマティック・プロテクト」
ブヴァン
突如ヒートの前に現れた極太の蔓が攻撃をさえぎった
ノハ;゚⊿゚)「衝撃を吸収されたぁぁだとぉぉ!!」
( ゚∀゚)(うーんナイスアングル、パンチラ2枚get!)
( ^ω^)(ソプラノ……ノ…ノ…飲んだくれ…れ…れ…)
316
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:19:33 ID:rE0rd6zMO
ξ゚ー゚)ξ「さあお次はどうするのかしら?」
ノパ⊿゚)「るせぇぇ!!次は防がせねぇぇ!!ウスタ・ソマァァァァ!!」
ヒートの全身が炎につつまれる
ノパ⊿゚)「おラ御ラをラ尾ラ羅良ァァァ!!!!」
再びツンに駆け出すヒート
ξ゚ー゚)ξ「バブル・パッケージ」
ピュピュピュピュバブン
ノハ;゚⊿゚)「なんだこれはぁぁぁぁ!!」
ヒートの体が水の膜に取り込まれていく
シュゥゥゥ
ノハ;゚⊿゚)「私の体の炎がぁぁぁぁぁ」
ξ゚ー゚)ξ「やりやすいわねぇ……あなたが肉弾戦でくれば植物、炎を使えば水で対応すればいくらでも守りきれるわ」
317
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:20:47 ID:rE0rd6zMO
( ゚∀゚)(快適な鑑賞環境だぜ)
( ^ω^)(ローカル…る…る…ルームサービス…す…す)
ノパ⊿゚)………………………( ゚∀゚)( ^ω^)
ノハ;゚⊿゚)「お前ら戦えよ!!!!!!」
(;;^ω^)「水魔石一つの僕に何をしろというんだお……」
( ゚∀゚)(眼福ッッ眼福ッッ)
ξ゚ー゚)ξ「あらあら大したことないのねぇ、三人ががりでそれ?」
( ゚∀゚)「おい貧乳ちゃん!動くな!!鑑賞に集中できないだろうが!!!お前は黙ってパンチラしとけ!!」
(;;;;^ω^)!!!!!!!!
318
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:21:12 ID:rE0rd6zMO
ξ゚ー゚)ξ…………………………
ξ゚ー゚)ξ…………………
ξ#^ー^)ξ「あなたの首から頂くわ賞金首ジョルジュ・ド・ジョルジョ」
ξ##゚⊿゚)ξ「肝臓の内側からブッ貫いて串カツにして出荷してあげるから覚悟しなさい!!!」
(;;;;゚∀゚)「えーっ!!なんで怒ってんのこの人!!!!」
( ゚∀゚)「……………なーんてねー、これはお前を陽動するために´ブーンが考えた`作戦なのさ」
( ^ω^)え?……え?
ξ#゚⊿゚)ξジロリ
((^ω≡ω^))ブルブル
ξ゚⊿゚)ξ「ハァ……正直に答えなさい、あれはアンタの本音ね」
( ゚∀゚)「は………いいえ」
ξ゚⊿゚)ξ…………………
319
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:22:03 ID:rE0rd6zMO
ξ^ー^)ξ「言い出しっぺがどっちかわからないなら……両方消しちゃえばいいじゃない!!」
(;;;;゜ω゜)「そうきたかァァ!!!!」
( ゚∀゚)「いーねーその笑顔、貧乳はマイナスポイント、だけどその笑顔はナイスッス!」カシャカシャ
ξ^ー^)ξ「さようなら、ゴミのような男共……クレマティック・キャプチャー´ハーデぐわッッッ」
にこやかな笑顔に包まれたツンが突如突き飛ばされる
ノパ⊿゚)「戦闘中にぐだぐだ話てんじゃねぇぇぇ!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「く…油断したわ」
320
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:23:04 ID:rE0rd6zMO
( ゚∀゚)「あーあーだから言ったのにー、これは作戦なんだぜ」
(;^ω^)(こいつできる……)
ノパ⊿゚)「さぁいくぜお前らぁぁぁぁ!!!」
( ゚∀゚)「おう!!」
ノパ⊿゚)「ケレオス・テールム」
ξ゚ー゚)ξ「あらあら同じ技を使うなんてばかねぇ」
( ゚∀゚)「そりゃ防げてから言えよな!!!トランスパランス!!」
ヒュゥゥゥン
ヒートの出した炎の槍達がその姿を消す
ξ;゚⊿゚)ξ「なっ!!!!透明化ですってぇ!どこから来るというの?!!」
(;^ω^)「なっ!!!!ここにきて、ジョルジュが僕より活躍してるお!!」
321
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:23:51 ID:rE0rd6zMO
ブシャァァァァ
辺りが炎に包まれる
ξ>⊿<)ξ「キャァァァァ!!!!!くっ!バブル・パッケージィ!!」
ツンはかろうじて水の膜をはり防御した
シュゥゥゥ
ξ;゚⊿゚)ξ「ハァ…ハァ……ハァ…ハァ…なんとか耐えきったわ」
( ゚∀゚)「んー、いい焼けっぷり、スカート全焼だねぇこりゃ」カシャカシャ
(;;^ω^)(服が丸焼けで半裸とか新境地すぎるお……)
ξ;゚⊿゚)ξ(さすがに三人を相手にするのはつらいわね………こうなったら)
ξ゚⊿゚)ξ「クレマティックキャプチャー!!」
ノパ⊿゚)「まだやる気かァァァ??懲りない奴だぜぇぇ!!」
ドブドブドブ
ガシッ
地中から現れた蔓がブーンを捕らえる
( ^ω^)………はい?
322
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:24:37 ID:rE0rd6zMO
ξ゚⊿゚)ξ「わざわざあなた達の相手をするなんて時間の無駄だったわ」
プシュュュゥゥウ
蔓から霧が吹き出し視界を狭めた
ξ゚ー゚)ξ「こいつだけでも捕らえれば残り物に用はないわ……フフフフフフフ」
霧が晴れるとツンとブーンはいなくなっていた
ノハ#゚⊿゚)「あんの野郎ォォォォォ!!戦いを放棄して逃げやがっただとォォ!!」
( ゚∀゚)(あれ?これまずくね?賞金首が賞金稼ぎに捕まったんだぞ…………)
323
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:26:06 ID:rE0rd6zMO
そのころドクオとクーは
('A`メメ;)「ハァ…ハァ…さすがはクー……フュージョンがもたねぇ」
川;;゚ -゚)(まさかこれ程まで腕を上げていたとは……こちらとしても体力切れは避けねばな)
('A`メメ)「ズワルト・ズワールト!!!」
剣に黒い気を棚引かせドクオが高く飛び上がった
川;゚ -゚)(止めきれるかッ?)
カキィィィィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ン
降下とともに鋭い一撃を叩き込むドクオの剣をクーが必死の力で弾こうとする
シュパッ
擦れあっていた刃が離れた
324
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:26:54 ID:rE0rd6zMO
川;; ゚ -<)「グハッァァァ」
ドブシャッ
クーの肩から鮮血がほとばしり雪原を赤く染め上げる
('д`メメメメ)「ゥォゲホオッッッ」
ドクッドクッ…………バタッ
それと同時にドクオが口から血を吐き、倒れた
川;;゚ -゚)「グッ……ハァ…ハァ……ドクオ……お前……強くなったな………」
('A`メメメメ)「そりゃ……ありがてぇ……」
(;;;゚∀゚)(なにこの雰囲気の違い……向こうで戦ってた俺らのがお遊びみたいじゃねーか……いやいやそんなことより……)
( ;゚∀゚)「ドクオ……お前らがボカスカやってる間にブーンがツンとかいう貧に、じゃなくて賞金稼ぎに捕まっちまった」
325
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:27:20 ID:rE0rd6zMO
('д`メメメメ)「なんだt……ゥォゲホオッッ!!!!」
ドクオが再び吐血する
(;;;゚∀゚)(怖ぇぇぇぇ!!俺ここにいていいのか?)
川;;゚ -゚)「……くっ、今治療してやる」
('A`メメメメ)「まだ……勝負はついてねぇ……敵である俺の傷を……癒す必要はねぇはずだ……」
川;;゚ -゚)「お前を殺して何になると言うんだ!!!勝負は終わりだ!」
川;゚ -゚)「ロゼ・ルメディキャマン………」
癒しの雫が降り注ぎ、2人の傷が塞がりはじめた
326
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:27:55 ID:rE0rd6zMO
川 ゚ -゚)「ツン・デ・レコンキスタは多分私の基地にナイトウを引き渡すだろう……」
('A`メメメ)「そうか…ブーンも守れず……あまつさえ治療までしてもらった……さっきの勝負はどうみても俺の負けだ」
川 ゚ -゚)「そうだ……だが次の勝負をすべきときがじきにくる」
('A`メメ)「どういうことだ……」
川 ゚ -゚)「ツンから引き渡されたナイトウを私が世界首都に護送することになるだろう……」
('A`メ)「…………」
川 ゚ ー゚)「そこで、ナイトウを奪還できたらその勝負……お前の勝ちだ」
327
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:28:20 ID:rE0rd6zMO
('A`)「いいのか、連盟軍大佐として…そんなこと言っちまって」
川 ゚ -゚)「問題ない、負けないだけの自信はあるからな」
川 ゚ ー゚)「ではな、楽しみにしてるぞドクオ……ヒート」
ノパ⊿゚)「おう!!!」
川 ゚ -゚)「帰ろう、皆も心配しているだろう………」
( ゚∀゚)(今日はいい収穫日だったぜ)
川 ゚ -゚)「と……その前に」
('A`)「どうした、何か忘れ物か?」
川 ゚ -゚)「いや、ドクオお前ではない……賞金首ジョルジュ・ド・ジョルジョ」
Σ(;;゚∀゚)「はひっ!!」
328
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:28:57 ID:rE0rd6zMO
川 ゚ -゚)「ナイトウが持っていた私の恥ずかしい写真……犯人は貴様だな」
(;;゚∀゚)「あーハイハイ返します返します、ね?ね?」
川 ゚ -゚)「ならば早くこっちへこい」
トコトコトコトコ
(;;゚∀゚)っ{川 ///)}「ほら、これですよ、これ、よく撮れてるっしょ?」
川 ゚ -゚)「そんなことはどうでもよい、早く手渡せ」
( ゚∀゚)「そらよ………と見せかけてタッーチ&フィット!!」
グリングリンシュパッ
ジョルジュはクーの胸元をまさぐり、双丘の間に写真を挟みこんだ
( ゚∀゚)σσ「お見事!!挿まれましたーっ!!書類を運ぶのに便利そうな胸だナァ!!!!」
329
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:29:20 ID:rE0rd6zMO
川 ゚ -゚)…………………………
川 ゚ -゚)………………………………
( ゚∀゚)え………………………
川 ゚ -゚)「今回は素直に返したから許す」
( ゚∀゚)………………………………
川 ゚ -゚)「だが、次貴様に会ったとき、私は容赦はせんつもりだ……では行こうかヒート」
ノパ⊿゚)「おおっ!!!」
トコトコトコトコ
( ゚∀゚)……………………………
330
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:30:23 ID:rE0rd6zMO
( ゚∀゚)………………………………
( ゚∀゚)(行ったか……)
( ゚∀゚)「フヒヒヒヒ、ははははははははははは!!!!!!
俺のコレクションがあんなに枚数少ねぇわきゃねーだろ!!はーははははははははははは!!」
川 ゚( ゚∀゚)「ははははははははははは!!!!!」
川 ゚ -゚)(゚∀゚ )「ははははははははははは……………………は?」
川 ゚ ー゚)「何がそんなに嬉しいんだ?私に話してみなさい」
ドブスコガァァァン
ボギャァァァァァァァァァァァァァム
('A`;;;;)
331
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:30:47 ID:rE0rd6zMO
────────────
ξ゚⊿゚)ξ「さっきからうるさいわねぇ…もう少し静かにできないのかしら?」
(;;^ω^)「捕まえといてそりゃないお!!僕にはやらなきゃいけないことがあるんだお!!」
ξ゚⊿゚)ξ「あーはいはい、賞金首の話なんて一々聞いてる暇はないわ」
(;;^ω^)(だいたいどこに連れていくつもりだお……ドクオ達ともだいぶ離れてしまったようだお)
ツンの蔓で縛られ歩かされるブーン
ゴシッ
ξ゚⊿゚)ξ「ノロノロしてないで、さっさと歩きなさいっ」
( ゜ω^)「ゴフッ」
(;;^ω^)「ううう……露出女に蹴られたお…」
ξ;゚⊿゚)ξ「なっ、これは服を燃やされただけよ、失礼なこと言うわね!!」
332
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:31:28 ID:rE0rd6zMO
(;;^ω^)「ならとっとと着替えろお!!!見ているこっちまで恥ずかしくなってくるお!!!!」
ξ;;゚⊿゚)ξ!!!!!!!!!!!!
ξ;;゚⊿゚)ξ(まさか私女として扱われてない?
もしここにいる私が姉様だったら
(**^ω^)ハフッハフッハフッ
ζ(゚ー゚*ζ「あらあらどうしたの?さっきら鼻息荒いわよ」
(**^ω^**)オッオッオッオ
ってなるんだろうな……)
(; ^ω^)「ぼーっとしてないで早く着替えてほしいお……」
ξ#゚⊿゚)ξ「わかったわよまったく!!!着替えればいいんでしょ!!着替えてば!!!!」
────────────
333
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:32:55 ID:rE0rd6zMO
( ゚∀゚)「ふぃーまったく酷い目にあったぜー」
('A`;)(こいつ…懲りてねぇ!!)
( ゚∀゚)「んで、どうすんの、ブーンを助けに行くのか?」
('A`)「今すぐに行くのは少し早い、護送が行われるとしたら捕らえてから3日4日後だな」
( ゚∀゚)「んじゃそれまでどーすんの?」
('A`)「山ん中潜って見つからねぇよに……ってお前も来んのかよ」
( ゚∀゚)「1人でいんのもそろそろ退屈になってきやがったからな……お前らと組めばさっきみたいに女がバンバン出てきてくれるみたいだしな」
('A`)(何言ってんだコイツ)
( ゚∀゚)「ブーンとお前の旅とやらに連れていってくれよ、頼むぜ」
('A`)「別にかまわんがどうなっても知らんぞ」
334
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:33:20 ID:rE0rd6zMO
( ゚∀゚)「へへっんなもん覚悟してらぁ、よろしくたのむぜ」
ジョルジュが仲間にくわわった▼
────────────
プルプルプルプル
(-@∀@)「もしもし」
『第20基地のメロヴィスだ』
(-@∀@)「(チッ、あの優等生女か)おおこれは大佐、如何なされましたか」
『中央より指令が届いていたのでな、ナイトウ・B・ホライゾンを捕らえたら貴様に連絡を入れるように、と』
(-@∀@)「まさか捕らえたのですか?」
『あぁ、実際にはレコンキスタ削除人の妹を名乗る女が連れてきたな』
(-@∀@)「(くくく、これだ、私はこのときを待っていたのだ)私が早急にそちらへ参りますので、ナイトウの管理をお願いいたします」
ガチャン
335
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:33:45 ID:rE0rd6zMO
(-@∀@)「ふはははははははは、素晴らしい、素晴らしいぞ、こんなにも早く時流が私に味方するとはな!!!!」
フハハハハハ
壁‖_-ノv「歴史が動きだすね……こりゃ…」
────────────
川 ゚ -゚)「何度言ったらわかる、懸賞金は出せん」
ξ#゚⊿゚)ξ「ナイトウを捕まえたのは私よ!!!」
川 ゚ -゚)「第25基地が陥落したのもお前が原因だ」
ξ;゚⊿゚)ξ「くっ!!」
川 ゚ -゚)「本来ならば我々連盟軍に対する妨害行為をした罪として罰せられてもおかしくない」
ξ;゚⊿゚)ξ………………………
川 ゚ -゚)「それをナイトウを捕えた功績で相殺してやろうと言うのだ、悪い話ではあるまい」
ξ#゚⊿゚)ξ「ハイハイわかったわ!!帰ればいいんでしょ帰れば!!」
コツコツコツコツバタン
336
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:34:11 ID:rE0rd6zMO
川 ゚ -゚)(さて世界首都からだと、アサピーが来るのは明日になってからか……)
川 ゚ -゚)「(鍛練でもしよう………)………ヒートを呼んでくれ」
「ハッ」
────────────
\(^o^)/「そうですか、つかまえましたか」
(-@∀@)「ハッ、ナイトウさへいれば封印盤はもう目の前でございます」
w∂ν∂hi「早速出発するのー?」
(-@∀@)「今日中には」
Pr‐ゝ‐oP「何があるかわからん、高い戦闘力を有する者を同行させるのがよかろう」
(-@∀@)「(監察官をつけるつもりか?)はっ………」
ho゜=゜‖we「と、言っても中央に空いている将校はいないしなぁ」
ガチャギィィ
「私がいくわ」
Pr;‐ゝ‐oPw;∂ν∂hiho;゜=゜‖we!!!!!!!!!!!
337
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:35:33 ID:rE0rd6zMO
ζ(゚ー゚*ζ「何か驚くことかしら?こういうときのために私達賞金稼ぎに媚び売って削除人とかいう特権を与えてるんじゃないの?」
\(^o^)/「これはいいときに、きてくれました、ぜひ、おねがいします」
ζ(゚ー゚*ζ「ふふふ、いい子ねオワタさん、世界首都に頼まれちゃったんだから、行くしかなさそうね」
(-@∀@)(世界首都にこの態度……削除人か、やっかいなのをつけられてしまった)
Pr‐ゝ‐oP「一応、北方統括部にはメロヴィス大佐に加え、コンスタンツ中佐少佐の親子、そして将官を一人出すよう伝えておく」
w∂ν∂hi「なんたってそんな軽い問題じゃあないからねー」
ho゜=゜‖we「貴様も心強かろう」
( ∵)( ∴)ムシャムシャパクパク
(-@∀@)「(まったく、無駄遣いにもほどがある)ハッ、心より!!では行って参ります」
ガチャバタン
338
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:36:55 ID:rE0rd6zMO
(-@∀@)「削除人レコンキスタ氏、私についてくるからには私の命令ζ(゚ー゚*ζ「テンタクル・アゴラ!!」
ドブドブドブ
触手がアサピーの前に出現する
(;-@∀@)「なっ何をするのです!!!」
ζ(゚ー゚*ζ「私の触手を使えばあなたの腎臓くらい二秒で摘出できるの……ザコが私に命令しないで下さるかしら」
(;-@∀@)「(こいつ…………)なっ、しかし私は特別任務証明書を持っています、ですから私の命令は世界首長の命令と同じなんですよ!!!」
ζ(゚ー゚*ζ「世界首長の命令に私達削除人が従ってるとでもお思い?」
(;-@∀@)「な………!?」
339
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:37:15 ID:rE0rd6zMO
ζ(゚ー゚*ζ「あの子達が私達を削除人にするのは特権を与えて恩を売ることで、自分達を裏切り反連盟側に立たれることを防止するためなのよ」
(;-@∀@)「しかし……」
ζ(゚ー゚*ζ「ふふふ、だから私に命令しちゃダメ、次命令なんて言葉使ったら廃人だ・か・ら・ね」
(;-@∀@)「はっはい……(界滅器を手に入れたらまずこいつから消してやる……)」
────────────各々の思惑が交差する中日は沈み、そして再び日は昇る
( ´ω`)(ううう……狭いお、暗いお、ドクオ………早く来ておくれお)
( ´ω`)(何もすることがないお……妄想もしつくしてエネルギー切れだお)
340
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:38:30 ID:rE0rd6zMO
( ´ω`)(このまま…まさか…首をはねられるのかお……)
( ´ω`)(…それだけは勘弁だお)
ガランガシャァァ
川 ゚ -゚)「立てナイトウ」
( ´ω`)「もう今日はたたないお」
川 ゚ -゚)「何を言っている、早く立て!!」
( ´ω`)「なんなら君がいろいろしてたててくれお」
川;゚ -゚)「貴様は赤子か一人で立てんのか!!!」
( ´ω`)「たたないもんはたたないお……たてたいならたててくれお」
川;゚ -゚)「ええぃ誰かこいつを早く連れ出せぇ!!」
「「ハッ」」
ブーンは兵士二人に抱えられ牢から運ばれていった
341
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:38:54 ID:rE0rd6zMO
川 ゚ -゚)(それにしても臭い牢だな、昨日まではこんな匂いはしなかったはずだが?)
◇◇◇
(-@∀@)「ここが第20基地………」
ζ(゚ー゚*ζ「寒いけどシヴェ=リアほどじゃないわね」
川 ゚ -゚)「待っていたぞモーニングショット大尉、そしてデレ・デ・レコンキスタ氏」
(-@∀@)「これはこれはメロヴィス大佐」
ζ(゚ー゚*ζ「あら、綺麗な子ね」
川 ゚ -゚)「じきに、コンスタンツ親子も到着するだろう……2人を会議室へ案内しろ」
「「ハッ」」
342
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:40:59 ID:rE0rd6zMO
◇◇◇
(*゚ー゚)「クーちゃ……あ……メロヴィス大佐久しぶりですっ」
川 ゚ ー゚)「おいおい会議室でならばともかく、我々の個人的な会話の上では名前で呼んでくれ」
(*゚ー゚)「ごめんごめんっ、それにしても久しぶりだねー、クーちゃんがここのトップになってから会ってなかったもんね」
川 ゚ ー゚)「あぁ、久しぶりシィと会えて私も嬉しい」
(,, ゚Д゚)「おうおう、久々の再会を喜んでるのはいいんだが会議室はどこだ?」
川 ゚ -゚)「会議室にコンスタンツ親子を案内しろ……じゃあまた後でなシィ」
(*゚ー゚)「うんっ」
「ささっ、こちらです」
◇◇◇
343
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:41:53 ID:rE0rd6zMO
('A`)「どうだった20基地の様子は?」
( ゚∀゚)「随分集まってきやがってたぜ、ブーン1人にあそこまでつくのかよ」
('A`)「そりゃまずいな……多分、そりゃブーンの魔石具に問題がある」
( ゚∀゚)「なんだ?話してくれよ」
ドクオはジョルジュにブーンの魔石具のこと、界滅器のこと、全てを包み隠さず話した
(;;゚∀゚)「なっ、随分重てぇもん背負ってんだなぁお前ら」
('A`)「俺達に加わっちまったお前も同じさ……こりゃ護送時の奪還はきつそうだ」
(;;゚∀゚)「どうすんだよ……」
('A`)「手は考えておくが……まだ動くときじゃあねーな」
344
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:42:13 ID:rE0rd6zMO
《第七話登場人物》
ξ゚⊿゚)ξ ツン・デ・レコンキスタ(18)
獲得懸賞金:約140,000,000
所持魔石:植物×3、水×1、残りの所持魔石不明
総抽出率不明
魔石具不明
身長153cm
B72
W56
H81
ノパ⊿゚)ヒート・メロヴィス(19)
階級:中尉
所持魔石:火×7
総抽出率:58×7
魔石具不明
身長172cm
B87
W56
H90
345
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:42:46 ID:rE0rd6zMO
( ^ω^)ナイトウ・B・ホライゾン(19)
懸賞金:5,000,000M
所持魔石:水×1
抽出率:水44%
魔石具:封印の靴?(界滅器の封印をコントロール)
( ゚∀゚)ジョルジュ・ド・ジョルジョ(23)
懸賞金:18,000,000
所持魔石:存在×3感覚×2幻惑×2
総抽出率:存在50×3感覚42×2幻惑29×2
346
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:43:35 ID:rE0rd6zMO
('A`)エルデンゲル・ド・クォール(20)
懸賞金:10,500M(税込み)
所持魔石:気候×2闇×3幻想×2
総抽出率:気候58×2闇69×3幻想60×2
魔石具:なし
川 ゚ -゚)クールレイン・ヴェルゼーリア・メロヴィス(20)
階級:大佐
所持魔石:水×3氷×2風×2
総抽出率:水90×3氷84×2風81×2
魔石具不明
身長177cm
B101
W59
H92
347
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:44:17 ID:rE0rd6zMO
(-@∀@)アサピー・モーニングショット(26)
階級:大尉
所持魔石不明
lw´- _-ノvシュー?(?)
所持魔石不明
魔石具不明
身長170cm
B97
W57
H88
Pr‐ゝ‐oPプロポサル・サージェスト(43)
提唱者の異名をもつ世界首長
( ∵)ビコーズ・リーズン(?)
根拠者の異名をもつ世界首長
348
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:44:34 ID:rE0rd6zMO
w∂ν∂hiホワイル・ゾウルーク(35)
譲歩者の異名をもつ世界首長
B89
W55
H90
ho゜=゜‖weハウエバー・バットィルン(56)
逆接者の異名をもつ世界首長
ややメタボ
( ∴)ゼアフォー・リザルトス(?)
結論者の異名をもつ世界首長
\(^o^)/オワタ・ジ・エンド(45)
世界最高権力者
349
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:45:30 ID:rE0rd6zMO
(*゚ー゚)シィルヴィア・コンスタンツ(20)
階級:中佐
所持魔石不明
魔石具不明
身長168cm
B94
W54
H91
(,, ゚Д゚)ギヨーム・コンスタンツ(41)
階級:少佐
二つ名、新快速旋風ギコ
最高速度:130km/h
所持魔石:風×7
総抽出率:70×7
魔石具:剣スゥーンウインド(一時的に抽出率上昇の効果)
350
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:46:13 ID:rE0rd6zMO
ζ(゚ー゚*ζデレ・デ・レコンキスタ(22)
三大妖女、削除人
獲得懸賞金:1,560,000,000
所持魔石:触手×7
総抽出率:触手148×7魔石具:ライグルテンタクル(呼び出した触手と身体を同化させる)
身長179cm
B107
W55
H105
351
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:46:42 ID:rE0rd6zMO
《次回予告》
从'ー'从「さぁさぁ、楽しい時間の始まり始まりぃ〜」
魔法少女が現れた
ζ(゚ー゚*ζ「使えない子達ねぇ」
触手妖女が現れた
川 ゚ -゚)「来るかっドクオッ」
ムチムチ女騎士が現れた
ξ゚⊿゚)ξ「え………私の出番ないの……」
噛ませ犬が現r
ξ#゚⊿゚)ξ「ちっくしょぉぉぉ」
次回「界滅器探索」
352
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/11(水) 23:50:02 ID:rE0rd6zMO
以上です
次回投下は15日あたりになりそうです
353
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/12(木) 03:05:38 ID:QMvCMcNs0
`・+。*・ (´・ω・`)
。*゚ 。☆―⊂、 つ
。*゚ : ヽ ⊃
`+。**゚**゚ ∪~
354
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/12(木) 23:12:22 ID:ZB0nySyUO
DoCoMo規制が解けた今
避難所発のこの作品をVIPでやるのは良いと思いますか
355
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/12(木) 23:26:42 ID:Xqu5fhk.0
>>354
いいんでない?
VIPの連載だってまとめ嫁なわけだし、
ここのURL貼ってればいいんじゃね?
356
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/12(木) 23:31:54 ID:ZB0nySyUO
そうですか
ご意見ありがとうございます
では次回以降VIPに移らせていただきます
そして、この作品を一話一話まとめてくれる方が出できてくれたらこのスレを過去ログに入れてくれるよう管理人さんに依頼するつもりです
やはり作品の知名度を上げるにはVIPでやるほうがよさそうですね
357
:
◆sIiD8aXkHg
:2010/08/16(月) 20:45:26 ID:TOB9Iwt2O
本日よりこの作品はVIP投下となります
このスレは時期をみて管理人さんに過去ログに送ってもらうつもりです
358
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/16(月) 20:56:58 ID:XQY4R7Uko
サヨウナラサヨウナラ
マタアウヒマデサヨウナラ
ヴィップデモガンバルンダヨー
359
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/17(火) 01:14:09 ID:/JNMSQto0
ばいばい
360
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/17(火) 13:04:24 ID:bLRO0mYM0
荒れまくりだなぁ
361
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/31(火) 13:36:03 ID:T5npQGYQo
そういや、この前の回はVIP投下だったから読めないじゃん
まとめあったっけ?
362
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/31(火) 14:10:23 ID:WSafdUH60
>>361
ここにまとめられてるよ
http://2chkaisetu.blog129.fc2.com/
363
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/08/31(火) 22:10:50 ID:W51w0.Yk0
>>128
(*゚ー゚)「まぁまぁ、もういいじゃない
お父さんもまだまだ出世する機会はあるよっ
こんなに強いんだから」
↓
(*゚ー゚)「ま
ん
こ
正直スマンカッタ
364
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2010/09/10(金) 06:44:52 ID:PPX9NQyIo
続きは?
365
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/03/13(日) 18:48:22 ID:M48noiUw0
ブーン系有名作者は地震と津波で死ね。ブーン系有名作者は地震と津波で死ね。ブーン系有名作者は地震と津波で死ね。
ブーン系有名作者は地震と津波で死ね。ブーン系有名作者は地震と津波で死ね。ブーン系有名作者は地震と津波で死ね。
ブーン系有名作者は地震と津波で死ね。ブーン系有名作者は地震と津波で死ね。ブーン系有名作者は地震と津波で死ね。
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