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魔法戦士ツンのようです〜敗北の螺旋〜

1 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 20:52:05 ID:60ArESaE0
比較的ソフトな描写で女の子をぼっこぼこにする物語です。

2 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 20:54:02 ID:60ArESaE0
ξ#゚⊿゚)ξ「うおおおおおお!!」

闇夜に叫びが響き渡る。直後、衝撃と崩落の音。人とは違う獣の断末魔。
瓦礫により土煙が舞い立つが、周辺住民のいない廃墟の中央部では問題にはならない。
むしろ、誰もいないところが戦場となるように敵を誘い込んでいたのである。

ξ゚⊿゚)ξ「よしっと! お仕事完了!」

ガッツポーズをして、瓦礫に片足をのせる彼女。煌びやかなコスチュームが月明かりに照らされる。
白を基調にしたそれは、人とはかけ離れた清楚な印象を与えるが、無機質ではない。
ところどころに付された青の刺繍が少女らしいかわいらしさをアピールしているからだ。

それでいて、開かれた胸元や、フリルのついた水色のスカートから覗く太ももは大胆さにも捉えられかねなかったが、
彼女の肉体の放つ瑞々しさのために、清廉潔白な雰囲気へと変質しており、ある種の気品さえも兼ね備えていた。

それでも人目を避けてしまうのは、少女らしいささやかな羞恥心の現れである。

魔法戦士――それが彼女、ツンの仕事であった。

3 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 20:54:31 ID:60ArESaE0
ξ゚⊿゚)ξ「あれ?」

長めの金髪を垂れ下げながら、ツンは首を傾げた。
瓦礫の奥から物音がしたためだ。
目を凝らしてみると、黒々とした肉体が瓦礫の隙間から這い出してきているのが目に見えた。

ξ゚⊿゚)ξ「うっそ、まだ倒れてないの? 普通の妖魔なら終わりなのにー」

敵のしぶとさに驚嘆しながらも、ツンの口調は軽い。
相手が動けない状態であることが彼女を安心させていた。

リズミカルに瓦礫を渡り、先ほど殴り飛ばした敵へと歩み寄る。
戦闘中はスカートなど気にしていなかったのに、このときはめくれ上がらないようにとお尻を手で押さえていた。
誰もいないのにそんなことをしてしまったのは、まだ高校生である彼女の癖だと言えた。

4 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 20:56:00 ID:60ArESaE0
低く呻くその肉体。
黒い人の身体に、鬼のような角。
今は下半身が瓦礫に潰されているため、十分に動けないであるが、完全な姿では人間の十数倍の怪力を有している。

これが妖魔という存在。
人の世界に危険をもたらす不安分子だった。

通常、妖魔の姿は人間の瞳に映ることはない。
妖魔は人の精神エネルギーを食らいにこの世界へとやってくるだけにすぎない。
しかし、精神エネルギーを吸い取られ過ぎた人間は心に絶望を抱き、やがて気持ちを鬱屈させてしまう。
近年この国で自殺者が急増し社会問題となっているのは、人知れず妖魔が現れて人間たちの精神を吸い取っていることが原因でもあった。

,(・)(・),「こんな、ガキの魔法戦士にやられるとは」

妖魔が無念そうに呟き、ツンを睨みつけた。
確かに一般の妖魔に比べれば身体が大きい。
実際にツンも普段妖魔と戦うときよりも苦戦を強いられていた。

5 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 20:56:45 ID:60ArESaE0
しかし既に勝敗は決しており、ツンを舐めてかかる妖魔の言い方は彼女をむかつかせた。

顔をしかめつつも、悪態をつく前に咳をついて自分の職務を思い出す。
彼女は妖魔が憎くて魔法戦士となっているわけではなかった。

ξ゚⊿゚)ξ「あのね、妖魔さん。あなたはこっちの世界に迷い込んじゃっただけなの」

優しく、教え諭すように、ツンは妖魔をじっと見つめて言った。

ξ゚⊿゚)ξ「私の仕事はね、迷って人間を襲っちゃっているあなたたちを元の世界に返すことなの。殺したりとかしないから、安心して」

,(・)(・),「何を言っているんだ。貴様、今まで散々俺たちの同胞をあの世に送ったじゃねえか!」

妖魔が怒鳴ってくる。ツンは多少身じろぎながらも話し続けた。

ξ゚⊿゚)ξ「ううん、違うの。私は転送しただけなのよ。あなたたちを元の世界へ」

,(・)(・),「そんなの、信じられるか! 勝手に俺たちを襲ってくるのはお前だろ」

ξ#゚⊿゚)ξ「だから、そもそもあなたたちがこっちにいることがおかしいんであって……ああ、もう!」

ツンはくしゃくしゃと自分の髪をかいた。
せっかくのきめ細かい金色の髪が乱れてしまうが、彼女は苛立ちはそれを気にさせない。

6 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 20:57:39 ID:60ArESaE0
ξ#゚⊿゚)ξ「やっぱりめんどくさい! 送っちゃうからね! 妖魔さんに私は勝ったの! それでいいでしょ?」

,(・)(・),「そんなことあるわけが……お、おい!」

なおも妖魔は喚いていたが、ツンの知ったことではなかった。
彼女は腰に巻いたポーチから一枚の紙を取り出した。
率直に言えば、お札である。非常に簡易なつくりだが、これが妖魔を元いた世界へと返すツールとなるのであった。

妖魔の頭を片腕でぎゅっと抑え込む。
反発は大きかったが、魔法戦士のコスチュームを身に纏っているツンには敵わない。
強引に妖魔の顔の動きを封じ、その額へとお札を貼り付けた。

ξ゚⊿゚)ξ「これでおしまい! じゃあね」

手を振るうちに、妖魔の身体は透けていった。
悔しそうな顔がすぐにいなくなってしまう。
ものの五秒で、この世に侵入してきていた異世界人の痕跡は跡形もなく消え去ってしまった。

7 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 20:58:15 ID:60ArESaE0
ξ゚⊿゚)ξ「やれやれ、疲れたー」

大きく伸びをするツン。
すでに妖魔はいないことを確認し、安心が胸に広がる。

廃墟の入口を出ようとしたとき、ツンは振り返った。
妖魔の気配を感じたからである。

まさか先ほどの妖魔がまだ――ツンは一挙に冷や汗をかいて、瓦礫の山に目を凝らした。
月明かりで照らされるコンクリート片。
だが、おかしなところは見当たらない。

思い違いだろうか。

沸き立ちそうになっていた恐怖心を、鼻を鳴らすことでかき消した。
あの妖魔を消す瞬間は確かに目撃していた。

もう何も残されていないにきまっているじゃないか。
そう心で呟いて、再び外へと顔を向けようとする。

と、そのとき、拍手を耳にした。

8 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 20:58:56 ID:60ArESaE0
ツンは目を剥いてあたりを見回す。
前、後、左右。誰もいないはずなのに拍手がなりやまない。

ξ;゚⊿゚)ξ「誰‼?」

大声を上げて顔を動かし続ける。
すると、今度はくすくすと笑い声が聞こえた
。聞こえた方向、つまりビルの廃墟の上階を向く。

ζ(゚ー゚*ζ「強いのねえ、あなた」

三階にあたる窓辺に、その女は立っていた。
銀の短い髪、切れ長の瞳、そして端正な顔立ちが特徴的な女性である。

年齢はツンと同程度にみえた。

しかし、服装はツンのコスチュームよりもさらに大胆に胸を広げており、
紫色の輝きを放つレオタードであるために、大人の雰囲気も兼ね備えている。
見るものすべてに妖艶な印象を放つその姿を見て、ツンはすぐにただ者でないことを理解した。

9 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 20:59:46 ID:60ArESaE0
ξ;゚⊿゚)ξ「誰なの、あなた!」

ツンは女性を指差す。女性は眉根を寄せて首を振った。

ζ(゚ー゚*ζ「指をさすなんて失礼よ。私は……名前なんてないの。同胞と同じ」

同胞――その言葉と、このただならぬ雰囲気から、ツンはひとつの推測をする。

ξ;゚⊿゚)ξ「妖魔、なの?」

こくりとうなずく銀髪の少女。口元には底知れない笑みが湛えられている。

ツンは無意識のうちに唾を飲み込む。
女性型の妖魔を初めて見たという驚きもあるし、
その女性から感じられる妖気が他の妖魔とは比べ物にならないほど強大であることからくる恐怖心も感じていた。

思わず瞬きをする。

と、レオタードの女性は上階の窓辺からすでにいなくなっていた。

10 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 21:00:26 ID:60ArESaE0
え?――と声を上げる前に、耳元に声がかかる。

ζ(゚ー゚*ζ「どうしても呼びたいなら、デレって呼んでほしいな」

ほとんど悲鳴をあげ、ツンは飛び退いた。
横に立たれたことなんてまったく気づかなかった。

彼女、デレの移動速度についていけない。
その事実が、圧倒的な恐怖の波を彼女の心に浴びせかけていた。

十分に距離を置いて地面に足をつける。
ほっとしたのもつかの間、ツンの腕が掴まれる感触があった。
逃げようと距離を置いたのに、デレの腕が既に伸びてきていたのである。

ζ(゚ー゚*ζ「逃げないでよ。私、あなたと遊びたいの。私の仲間を倒しちゃうくらい強いあなたと」

無邪気な言い方だが、デレの目は正しく妖魔といったように、怪しく輝いていた。
ツンの鳥肌が一気に立つ。

11 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 21:01:06 ID:60ArESaE0
こうなったら攻撃するしかない――ツンは意を決してデレの顔目がけ拳を振るった。

魔法戦士といえども、基本の攻撃は肉弾戦であった。
そもそも魔法戦士という名称も、彼女を頼ってきた人物から聞かされた名称をそのまま使っているだけであり、
ゲームのように魔術が使えるわけではなかった。

ただ人間よりも数十倍強い攻撃力と耐久力を得ることしか彼女は知らない。
それでも妖魔を倒せるのだから、今まで問題はなかった。

今までは。

ξ;゚⊿゚)ξ「あぐっ!?」

衝撃はお腹に来た。
デレの片脚がまっすぐ自分の腹に伸びているのを辛うじて捉えることができたが、
立っていることはできず、ツンの身体はくの字に折れ曲がって背後へと吹っ飛ばされた。

やがて廃墟の壁に激突し、呻きが再び込み上げる。

12 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 21:01:54 ID:60ArESaE0
自分の咄嗟の攻撃より、デレの攻撃の方が速く届いた。
反応速度に絶対の格差があることは明白だった。

ちらりとのぞかせる絶望から必死に目を反らし、お腹を押さえて立ち上がる。
デレを見ると、すでに次の動きに向けて身体を捻っていた。

くる、また蹴りが。

予想はできたが、距離があり過ぎて軌道が読めない。
やむなく横へと身体を飛ばせ、転がり込む。

空気を断ち切る音が背後に聞こえた。
廃墟のきしむ音。

首を捻ると、廃墟に飛び掛かっているデレが見えた。
壁には深い切込みができている。

13 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 21:02:23 ID:60ArESaE0
人間にできる技じゃない。
妖魔特有の敏捷性と、攻撃力が備わってなければならない、斬撃と化した蹴りだ。

目を見開く。
そのときに時間が生まれた。

デレはすぐには襲ってこなかった。
一仕事終わったとでもいうように、ふうと一息ついてツンを見つめている。
対するツンは、冷や汗を流すばかりだ。

ζ(゚ー゚*ζ「ツンちゃん。本当のことをいうとね、私は向こうから送られてきたの」

唐突に、デレは言い始めた。

ζ(゚ー゚*ζ「向こうの世界にたくさん送られてくる私の同輩たちがね、どうにかして雪辱を晴らしてくれって、うるさいの。
      だから私はこっちに来た。あなたに会うために」

14 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 21:02:50 ID:60ArESaE0
ξ;゚⊿゚)ξ「雪辱って……もしかして元の世界に戻した妖魔たち? な、なんで」

ζ(゚ー゚*ζ「無理やり戻されることなんて誰も望んでいないよ」

ξ;゚⊿゚)ξ「だって、こっちの世界に勝手に来ているのが悪いんじゃない!」

相手の強さはわかっていても、言わずにはいられなかった。
人知れず世の中に蔓延り、エネルギーを貪り食らう妖魔という存在。
その悪行を許さない心が、これまでツンを戦わせて来ていたからだ。

ζ(゚ー゚*ζ「人間たちを勝手にえさにしたから? ふふ、そうかもしれない。
      でも人間だっていろんなものを食べているじゃない。動物とか植物とか。それと同じだよ」

ξ;゚⊿゚)ξ「で、でも」

15 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 21:03:15 ID:60ArESaE0
ζ(゚ー゚*ζ「たとえがおおざっぱすぎたかな? 
      じゃあ、死なない程度にエネルギーを吸い取るって約束したらどう? そうしたら問題ないでしょ」

ξ;゚⊿゚)ξ「問題とか、そういうわけじゃ」

ζ(゚ー゚*ζ「人間を傷つけたから、殺すの? あなたは気に入らないとすぐにうやむやにして消しちゃうのね。
      さっきの同輩にたいしてもそう。話し合いの機会なんて設けない」

ξ;゚⊿゚)ξ「そんなこと、通じる相手じゃないでしょ!」

ζ( ー *ζ「私たちのことを――」

ここで初めて、デレの顔から笑みが消えた。

あるのはただ、憎悪ばかり。

ζ(゚ー゚#ζ「知ろうともしていないくせに」

16 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 21:03:52 ID:60ArESaE0
一瞬のうちに、デレの姿が消える。
風に吹かれたように忽然と。

ξ;゚⊿゚)ξ「むぐっ!!?」

衝撃は下から顎へ昇ってくる。
いつの間にか間合いを詰めてきたデレが、その脚でツンを蹴り上げたのだ。

ξ; ⊿ )ξ「がっはっ」

身体が宙を舞う中、ツンはやっとのことで息を吐いた。
お腹は無防備にも空へ向けて反らされている。

その横へ影が現れる。

17 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 21:04:19 ID:60ArESaE0
デレが、手を組んで腕を上げていた。

何をやろうとしているのか理解し恐怖するも、宙に浮いた体では何もできなかった。

組んだデレの拳が、ツンのお腹に叩き落される。

骨を伝って鈍い衝突音がツンの脳をついた。

身体は急速に落下し、コンクリートの地面へと激突する。
周りの面が盛り上がり、背中には途方もない痛みが迸った。

人間の身体ならば即座にバラバラになっていただろう。
魔法戦士の身体だといっても、これを数発くらえば死に至るに違いない。

18 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 21:04:48 ID:60ArESaE0
ξ; ⊿ )ξ「あ……が、ああ」

怖い、怖い――怯えが生まれ、ツンの身体を取り巻く。
すでに上空にはデレがいる。
彼女を避けなければならないのに動かない。

ξ; ⊿ )ξ「や、やめ……」

言葉は途切れた。
恐怖で口が動かない。
声が発せられない。

上空の影は一挙に迫ってきた。
デレの小柄な身体が降り注いでくる。

デレからのびる美麗な長い脚が、真っ直ぐツンの胸元へと突き刺さってきた。
あまりの痛さと衝撃に、声を上げることさえてきず、目も開けていられない。

19 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 21:05:43 ID:60ArESaE0
デレの脚が離れても、ツンは白目をむいて悶えつづけていた。
痛みがちっともひかない。
どれほどの衝撃だったのか、魔法戦士になってから受けたいかなる攻撃よりもはるかに強い力を浴びた。

ζ(゚ー゚*ζ「ふふ、やっぱりあなたは――」

デレの声がする。
とてもきれいで澄んだ声。

ツンは痛みの中で、その声に耳を傾けた。
敵だとわかっていても無視することができない声だったからだ。

ツンの身体の硬直が抜け、腕がだらりと地に伸びる。
しまったと思う時にはすでに遅く、デレの脚はその腕を踏みつけ捩じり潰してきた。

ξ;⊿;)ξ「いやああああぁぁ」

悲痛な声は尻すぼみになる。

ζ(^ー^*ζ「私より弱い。ずっと、ね」

20 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 21:06:22 ID:60ArESaE0
その後、デレはずっと笑いつづけていた。
ツンを何度も何度も蹴り飛ばしながら。

初めは顔。
次はお腹。

女の子だろうと容赦はせず、何度も何度も蹴りつける。

ξ;?;)ξ「いたい、いたいよお」

ζ(^ー^*ζ「知ってるよ、もちろん。知っててやってるの」

ξ;?;)ξ「そんな……うぐっ!」

靴のつま先がお腹の肉に食い込み、顔が歪んで息が漏れる。

ζ(^ー^*ζ「あは、今の顔かわいい!」

涎を垂らして無様に喘ぐ魔法戦士の傍らで、デレの顔がぱあっと華やいだ。

21 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 21:07:05 ID:60ArESaE0
ツンの感覚は徐々に薄れていった。

はじめのうちは抵抗しようとあがいたが、無駄であった。
抗えば抗うほど、デレの攻撃は激しさを増した。
一方的な暴力が、ツンを苦しめ、屈辱を浴びせかける。

光は憎しみに飲まれた。

ツンのコスチュームはぼろぼろに裂けた。
瑞々しい肉体も今や傷だらけに汚れ、敗残者の証と化している。
事実は濃厚にツンの心を蝕み、反撃の意欲を削ぐ。

やがて、一際深く振りかぶった蹴りがツンの下腹部を打ち付けてきた。
突き上げられる衝撃に、意識が耐え切れなくなって、真っ暗な闇がツンの思考を塞ぎこむ。

これが一人の魔法戦士の、完膚無き敗北の経緯であった。

22 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/19(土) 21:08:50 ID:60ArESaE0
第一話おわり。第二話へ続く。
むしゃくしゃして寝る間際に書き溜めたものを手直しして載せています。

23 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/20(日) 09:57:44 ID:S9jmDrAw0
おつ 閲覧注意のシーンがありそうなスレタイだ

24 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/04/20(日) 22:05:53 ID:LNHL3S8Y0
乙 ところでエロはあるのかね

25 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2014/06/04(水) 12:32:10 ID:qjoZurpg0
期待


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