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978 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/27(土) 18:16:07.45 ID:OAfBsAlW0
「待ちなさい! そこの若人たち!」
三人が振り返るとそこには、揺らめく金髪。
両腕を組んで仁王立ちする華奢な身体つきの(といっても彼らも似たようなものだが)、
これまで何度となく顔を突き合わせてきた少女。
ツンだ。
(;^ω^) 「お……ってツンかお」
他よりも一際大きな荷物を背負った少年、ブーンの間抜けな声に、
( ゚∀゚) 「……何の用だ?」
ジョルジュの警戒しきった声。
とどめにドクオの酔った声が
('A`) 「止めに来たんなら帰んな。
俺たちはもう、ξ゚?゚)ξ 「用、ね……。
あんたら“村の悪ガキ三人衆”が、今度は何をするつもりなのか聞きたい、それだけよ」
被されて、ツンは彼らの目的を尋ねた。
('A`) 「頼むから台詞被せないで」
979 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/27(土) 18:17:03.93 ID:OAfBsAlW0
オホン、と咳払いをして、三人は好奇に満ちた両目を合わせ、一斉に息を吸い込んだ。
( ^ω^) 「聞いて驚けお!」
( ゚∀゚) 「俺たち三人は!」
('A`) 「“夢を叶える虹”を探しに!」
(*^ω^)*゚∀゚)*'A`) 「「「行くn」」」
ξ゚?゚)ξ 「把握した」
(^ω^)(゚∀゚)('A`)
ξ;゚?゚)ξ 「ほら……三行だったしさ、ね?」
(^ω^)(゚∀゚)('A`)
ξ゚?゚)ξ 「すいませんでした」
(゚A゚) 「テエエぇぇイク2――――――!!」
(#゚ω゚) 「聞いておd
980 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/27(土) 18:18:03.29 ID:OAfBsAlW0
――
ξ゚?゚)ξ 「それで、どこにあるかもわかわないお宝を探しに行くってわけ?」
少女の言葉に、少年たちは口を噤む。
詳細な計画を話したものの、彼女から見ればそれは穴だらけの使えない傘のように思えていたわけで。
大きく溜息をつかれ、抑え込まれて頭を垂れる少年三人。
ξ゚?゚)ξ 「なっちゃいないわね……ったく、仕方ない。
あたしも混ぜなさいよ。
あんたらだけじゃどこに行くかもわかんないし、すぐにのたれ死んじゃいそうだし」
突然の彼女の申し出に、三人が色めき立つ。
心強い助っ人の仲間入りに喜ぶが、内二人には別の疑問も思い浮かんだ。
(*'A`) 「とか何とかカッコつけて、ホントは自分も行きたかったんじゃねえのかぁ?」
(*゚∀゚) 「自分だけ仲間に入れてもらえなくて悔しかったんだろ!?」
ξ*゚?゚)ξ 「うううっさいわね! んなわけないじゃない!
あとジョルジュAA被ってんぞコラ」
( ゚∀゚) 「馬鹿たれ! そこはほれ俺の女人化設定とかそっくりさんの美少女と恋に落ちる設定とかいろいr」
('A`) 「ない。断言してもいい」
(゚∀゚ )
981 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/27(土) 18:19:13.72 ID:OAfBsAlW0
残ったブーン少年が『まあまあその辺で』と場をなだめ、改めて右手の指先をはるか遠く、地平線の向こうへ。
( ^ω^) 「さあ、行くお! “夢を叶える虹”を探しに!」
彼らの頭上には澄み切った蒼の中を飛ぶ鳥達の群れ。
彼らの前には生命息吹く緑の草原、動物、昆虫たち。
旅をするには好い日和だ。
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魔が指した。今は反省している
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- 2008/12/27(土) 19:36:54|
- ブーン系小説(総合)
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