25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:40:49.18 ID:OJvlAwULO
(*゚ー゚)「ジョルジュさんジョルジュさん」
( ゚∀゚)「んー?どうしたしぃ?」
俺の妻となるしぃ
可愛くて可愛くてたまらない。
全てを自分のものにしたくなるほど
俺はしぃが大好きだ。
(*゚ー゚)「ジョルジュさん、だいすきですよ」
目の前に来てニッコリと微笑む
それが愛おしくてたまらない
ジョルジュはしぃを自分の方に抱き寄せ
耳元で
(*゚∀゚)「俺も大好きだ……」
と、呟くとしぃは頬をほんのりと染め嬉しそうに笑う。
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:45:00.33 ID:OJvlAwULO
お互いに抱き合い、幸せな一時をしていた。
すると、ジョルジュの胸に埋めていた顔を上に向け
ジョルジュの目をじっと見ると
ニコッ微笑み、更に強く抱き締める
ジョルジュはその行動に喜びを感じ
強く抱き締め返す
(*゚ー゚)「…愛を感じます」
クスリと笑うしぃの髪の毛をとかしながら
( ゚∀゚)「俺もだ……」
――――( ゚∀゚)沼の愛のようです
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:48:27.13 ID:OJvlAwULO
(*゚ー゚)「ジョルジュさん何か今日可愛いです」
きゅっと服を掴み安心そうな顔をし目を瞑る
僅かな隙間から見えたその彼女の顔を見て嬉しそうな目をし軽く頬にキスをする
(*゚ー゚)「……ジョルジュさん」
( ゚∀゚)「お前の方が可愛いと思うけど?」
大きく目を見開き暫くすれば、柔らかい笑みを溢し、嬉しさと恥ずかしさでしぃは直ぐに顔を埋める。
( ゚∀゚)(可愛い……しぃ可愛い…誰にも渡さない、取らせない……しぃは俺だけの…)
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:51:06.28 ID:OJvlAwULO
――――結婚当日
ジョルジュは白のタキシードを着てしぃの控室へと向かった。
コンコン
(*゚ー゚)「はぁ?い」
扉をノックすればしぃの声が聞こえた。
( ゚∀゚)「俺だけど…開けてもいいか?」
(*゚ー゚)「ジョルジュさん?いいわよ、入っても」
明るくて可愛い声がした。
( ゚∀゚)「失礼しまーす……っ!……しぃ…」
ジョルジュはドアの前に立ちつくした
(*゚ー゚)「ジョルジュさん、どうかな…似合う?」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:55:54.78 ID:OJvlAwULO
しぃは白いウェディングドレスではなく、薄いピンク色のドレスを身に纏っていた。
前日に見たが実際に着るとやはり違う。
薄いピンク色のドレス
レースまでもがピンクだった。
薄く長い手袋が二の腕まであった
( ゚∀゚)「凄い似合うぞ…」
それしか言葉が出てこなかった。
ウェディングベールを付けながら、
(*゚ー゚)「わたしね、こんなに可愛いドレス着たことないから嬉しいの」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:58:10.77 ID:OJvlAwULO
目を瞑りながらいった。
( ゚∀゚)「ドレスじゃなくても可愛いから平気だ…」
腕を組みクスッと笑っていると
('、`*川『旦那さん、そろそろお時間ですよ?』
ニコッと笑いながら案内人が来た。
(;゚∀゚)「だ、旦那って……」
('、`*川「あら、旦那さまにおなりになるのでしょう?ねぇ?奥さま」
意地悪そうに笑いながらしぃに話し掛ける。しぃは頬を染め恥ずかしそうに下を向く。
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:59:53.90 ID:OJvlAwULO
('、`*川「新婚夫婦ってなんでこうも可愛いのかしらぁ?。あー、あたしも早く結婚したぁいー!」
案内人が急に嘆き始める。ジョルジュとしぃがどうしたもんかと悩んでいたその時、
(゚、゚トソン「先輩!何してるんですか!行きますよ」
案内人の人がもう一人きた。雰囲気が活発的な印象だった
(゚、゚トソン「お客様申し訳ございませんでした!…ほら、先輩行きますよ!」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:03:08.24 ID:OJvlAwULO
頭を深々と下げ案内人の腕を引っ張り廊下に連れていく
(;、;*川「いやぁあああ…」
嵐のごとく消え去った二人を見てポツリとジョルジュは、
(; ゚∀゚)「何しに来たんだ」
と、言った。しぃもそれに、
(;゚ー゚)「さぁ…」
と、不思議な表情をした。
/ ,' 3「失礼いたします……ジョルジュ様、もうすぐお時間なので」
また案内人がきた。次は男の人だった。
中年で白髪混じりの男性。
物腰が柔らかくいい印象を受けた。
( ゚∀゚)「あ、わかりました。しぃ、後でな」
(*^ー^)「うん」
ニコッ笑いながら手を振るしぃを見て、自然に笑みが溢れた。
幸せだ。
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:05:09.98 ID:OJvlAwULO
案内人が歩く後ろをジョルジュが歩いていた。
カツン‥カツン‥
と、静かな足音だけが響いた。
式が始まる。運命の日が決まる。しぃとやっと結ばれる。
/ ,' 3「お客様、さぁどうぞ」
案内人は微笑み、
/ ,' 3「行ってらっしゃいませ」
と、言った。ジョルジュにはそれがかっこよく見えた。
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:06:34.44 ID:OJvlAwULO
――――――――――――――
ミ ゚Д゚彡『―――誓いますか?』
(*゚ー゚)( ゚∀゚)「「誓います」」
そのあと盛大な拍手と口笛が鳴り響いた。生きてきた人生の中で始めての経験だった。
心のそこから嬉しかった。
しぃは恥ずかしそうに下を向くが、友達からの呼びかけて前を向きニッコリと微笑む。
その小さな行動が可愛かった。
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:09:09.78 ID:OJvlAwULO
――――――――――――――
(*゚ー゚)「ジョルジュさん、私幸せです」
控室に戻った二人。ウェディングベールを取り、椅子の上にちょこんと座りジョルジュを見つめる
( ゚∀゚)「俺も幸せだ……」
何回こんなやりとりをしたのだろう、かと思うほどこの会話のやり取りをしている。
と思い、
しぃの髪の毛をなるべく崩さぬように頭を撫でる
( ゚∀゚)「これからよろしくな、しぃ」
その行動に嬉しかったのか、その言葉が嬉しかったのか、分からないがしぃは嬉しそうな顔をし、
(*゚ー^)「よろしくね、えっと‥あなた?」
顎に手を当てて考えた結果「あなた」になった。
きっとしぃの夢だったのだろう、とジョルジュはそう受け取り
嬉しそうにはにかむ
こんなに幸せな時はない……
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:11:38.43 ID:OJvlAwULO
結婚してから一ヶ月。
ジョルジュとしぃの愛はさめなかった、というより深まった。
(*゚ー゚)「ジョルジュさんジョルジュさん、今日の晩御飯何がいい?」
ソファーに座って新聞を読むジョルジュの隣に座り嬉しそうな顔でのぞきこむ。
それに微笑み、ジョルジュは
( ゚∀゚)「しぃが作ってくれるのなら何でもいいよ」
と、頬にキスをするとしぃは照れ臭そうに
(*゚ー゚)「じゃあ楽しみにしてて、私頑張っちゃうから!」
そう言ってソファーから立ち上がりガッツポーズをしキッチンに向かうしぃを見て、ジョルジュは苦笑しながら新聞を読み続けた。
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:15:14.04 ID:OJvlAwULO
――――――――――――
(*゚ー゚)「ご飯、出来ましたぁ?」
パタパタと階段を上がり呼びに来るしぃの足音が聞こえ、読んでいた小説を机の上に置き、自室から部屋を出ようとすると、丁度しぃと出会い、
(*゚ー゚)「あら」
( ゚∀゚)「あ……」
バッタリと会いジョルジュを見上げれば、ニコッと微笑み、
(*゚ー゚)「ご飯ですよ?」
と、手を頬に持っていき、首を傾げ大きく可愛らしい目を開き、
(*゚ー^)「冷めちゃう前に食べましょ?」
ジョルジュは嬉しそうに笑い、
( ゚∀゚)「ああ、行こうか」
と、しぃの肩を掴みニッコリと笑う。
その言葉を聞いたしぃは嬉しそうにし、階段を下りた。
その後を追い掛けるようにジョルジュも行き
、階段の丁度真ん中でふと足を止め鼻を効かせる。
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:17:06.09 ID:OJvlAwULO
( ゚∀゚)「……この匂いは」
どこか懐かしい香りがした。小走りでリビングに行ってみると、
( ゚∀゚)「やっぱりな………」
テーブルの上にあったモノを見てクスッと笑いしぃを見る。
( ゚∀゚)「よくわかってるじゃん」
(*゚ー゚)「あったりまえでしょ?わたしはジョルジュさんのお嫁さんなんだからっ」
仁王立ちをしえっへんとポーズしたその小柄で細いその腕、足、首 が無償にも折りたくなった。
( ゚∀゚)「………」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:19:39.35 ID:OJvlAwULO
ジョルジュは少しずつだがしぃに近寄り、首にそっと触れた。
その行動に不思議に思ったのかしぃは
(*゚ー゚)「どうしたの?ジョルジュさん」
と、首を傾げた。ジョルジュは我に返り自分が今している行動を見て青ざめた。
( ∀)(…俺は一体何をしているんだ………っ!)
首から手を退けグッと握り締める。ギリギリと歯を噛み締め悔しそうな表情を見せると、
しぃは心配そうな表情で覗き込んだ。
(*゚―゚)「ジョルジュさん…?大丈夫?」
そっとジョルジュの腕を両手で触ってくるしぃを見て、
(#゚∀゚)「ふれるな!!」
と、バシンとしぃの手を振り払った。
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:24:07.37 ID:OJvlAwULO
目を大きく見開いたしぃは、今にも泣きそうな目をし、
(*;ー;)「ジョルジュさん…わたし何か悪い、ことを…しちゃった、んです…か?」
両手をギュッと握り締める。うるうるとさせ、ジョルジュを見つめる。
(;゚∀゚)「…違う、違うんだ……」
しぃが今にも泣きそうな顔を見てジョルジュはギュッと抱き締め耳元でボソッと言う。
(*;ー;)「じ、じゃあ‥どうして…っ」
大粒の涙が頬を伝い、ジョルジュの目を見て訴えた。
( ∀)「…お前が愛おしいから‥全てが欲しいから…」
目を瞑りながら少し下を向き、
( ∀)「お前の首を…折ろうとしてしまった」
その"折る"と言う言葉を聞くとしぃはクスッと笑い、
(*゚ー゚)「なんだ‥よかった」
涙は流れたままだが笑顔になりクスクスと笑うと、ジョルジュは不思議そうにしぃを見つめ、
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:26:49.11 ID:OJvlAwULO
(;゚∀゚)「き、嫌いにならないのか?こんなにも危ないのに…」
(*゚ー゚)「だって、約束したじゃないですか。結婚する一週間前に」
(;゚∀゚)「一週間前?」
(*゚ー゚)「そう」
と、微笑みジョルジュから離れて涙を拭う。
腫れた目でジョルジュを見つめると約束事を言った。
(*゚ー゚)「"俺はしぃが愛おしすぎて殺してしまうかもしれない、それでもいいのか?"って言ったじゃない、私は"愛おしい人に殺されるなら本望です。"って言ったはずよ?そしたらジョルジュさん"約束しよう、
もし殺そうとしたら…それを愛だと受け止めて欲しい、お互いに、な?"…覚えてなぁい?」
ジョルジュに近寄り頭を撫でながら、
(*ー)「だから、気にしなくてもいいのよ?」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:29:15.94 ID:OJvlAwULO
優しく透き通った声でジョルジュに言うと、ジョルジュは自然に涙が出てきて、
( ;∀;)「ありがとう」
と、弱々しく呟いた。ありがとう、ありがとう。
こんなにも愛を注いでくれて。ありがとう、ありがとう。
こんなにも優しくしてくれて。俺はしぃを一生大切にする。
ジョルジュさん、ありがとう。些細な事でも心配してくれて、愛してくれてありがとう
私は世界一の幸福者です。
ありがとう
終わり
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:31:39.50 ID:OJvlAwULO
終わります
ありがとうございました
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- 2009/01/03(土) 02:03:09|
- ブーン系小説(短編)
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