3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 23:03:05.31 ID:afbz9RmyO
(;'A`)「はぁ・・・はぁ・・・」
――マテヨー♪――
('A`;)「く・・・、来んじゃねー!!」
――ハハハハハハハハ♪――
ガッ
(;'A`)「ぐッ・・・!?」
ズシャァッ
――コロブナンテドンクサイヤツダナー?――
(;'A`)「ヒッ!!?」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 23:09:21.06 ID:afbz9RmyO
パシュッウ!
(;'A`)「う゛・・・あ・・・ギャァ・・・」
バキャア!
( A )「ガッ・・・・・・」
――フフフ♪――
ズル・・・プチッ・・・プシュゥッ
――ハハハハハハハハハハハハハハハハ――
――ヒトノナイゾウハタノシイナァ♪――
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 23:14:20.15 ID:afbz9RmyO
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・・・体が酷くだるい
嫌な汗が体中から溢れ出して、ベッドがグチャグチャに濡らしている。
上体を起こすと酷い頭痛にみまわれた。
また・・・
( ω )「また・・・人を殺す夢だお・・・。」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 23:22:49.96 ID:afbz9RmyO
―朝―
J( 'ー`)し「ブーン!起きなさーい!!」
( ^ω^)「起きてるお。」
J( 'ー`)し「あら珍しい。
早く朝食食べなさい。」
( ^ω^)「お・・・。」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 23:31:20.08 ID:afbz9RmyO
朝食を食べている間に、テレビからニュースキャスターの声が聞こえてくる。
川 ゚ -゚)「・・・―ようです。現場にカメラが向かっています。
現場のしょぼんさーん?」
(´・ω・`)ノシ「はい。現場のしょぼんです。
今日午前未明、殺人が起こりました。
殺害されたのはドクオさん(21)で、内臓が引きずり出されていたようですそれから・・・―」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 23:37:57.83 ID:afbz9RmyO
・・・また夢で殺した人が殺されたらしい・・・
もう偶然には感じられない
様々な可能性が頭の中を巡り、人が死んでいるのに不謹慎かもしれないがものすごいwktkものだ。
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 23:42:13.00 ID:afbz9RmyO
超能力?予知夢?霊能力?
なんにせよすごいことだ。
今日見たことを警察n・・・
J(♯'ー`)し「早く飯食いなさい!」
(;☆ω^)「あだっ!?」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 23:47:00.25 ID:afbz9RmyO
そうだ!
(メ^ω^)「母ちゃん!」
J(#'ー`)し「なんだい!?」
(;^ω^)「な・・・なんで怒ってるんだお?」
J(#'ー`)し「早く飯を食わないからよ!学校に遅れるわよ!?」
( ^ω^)「大丈夫!今日は学校休むお。」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 23:53:22.58 ID:afbz9RmyO
J( 'ー`)し「殴られたいの?」
(;^ω^)「か、堪忍。」
J( 'ー`)し「理由は?」
( ^ω^)「言えないお。」
J( 'ー`)し「殴られたいようね。」
(;^ω^)「この衝動は誰にも止められないんだお!」
J(#'ー`)し「あ!?お待ち!」
⊂( ^ω^)⊃「ブーーーーン!」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/02(金) 23:57:13.17 ID:afbz9RmyO
⊂二二( ^ω^)二二⊃「ドクオって人が殺された殺人現場に行くお!
行ったらなにかわかるかもしれないお。」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:03:33.90 ID:gTxKjgyCO
―数分後―
( ^ω^)「着いたお。」
・・・夢で見た光景そのままだお・・・
警察官がせわしなく動き、野次馬も何人かいた。
・・・警察に夢のこと言ったほうがいいのかお?・・・
・・・馬鹿にされるのが落ちかお?・・・
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:09:48.75 ID:gTxKjgyCO
やっぱ言ってみるお!
(;^ω^)「あ・・・、あのー・・・」
ドクンッ!
(; ω )「え゛・・・!?」
ドクンッ!
視界が歪み、世界が闇に包まれていく・・・
ドサァッ・・・
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:17:58.74 ID:gTxKjgyCO
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( ω )「・・・・・・。」
J( 'ー`)し「・・・・・・。」
( ‐ω‐)「ん・・・。」
J( 'ー`)し「・・・ブーン?」
( ´ω`)「・・・うん?」
J( 'ー`)し「・・・・・・。」
?(゜ω゜;)「母ちゃん!?」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:22:55.94 ID:gTxKjgyCO
J(#'ー`)し「この馬鹿息子が!!」
(;☆ω^)「あだっ!痛いお母ちゃん!ていうかなんでここにいるんだお!?」
J(#'ー`)し「あんたが路上で倒れたって警察から連絡きたら来ないわけないでしょうが!!」
(;^ω^)「へ?」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:28:04.74 ID:gTxKjgyCO
あの後警察が病院まで運んでくれたらしい。
(;^ω^)「あー・・・
ごめんなさい。」
J(#'ー`)し「明日家に帰ってきたら覚悟しときなさいよ。」
(;^ω^)「へ?なんで明日なんだお?」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:32:49.24 ID:gTxKjgyCO
J( 'ー`)し「あんたは明日まで大事をとって入院よ。」
( ^ω^)「そうかお・・・。」
J( 'ー`)し「じゃあそろそろ帰るから、明日の覚悟でも決めておきなさいよ。」
(;^ω^)「か、堪忍・・・。」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:38:43.90 ID:gTxKjgyCO
( ^ω^)「ふぅ・・・。」
やっと帰ったお。
・・・しかしあれは何だったんだお?
いきなり気を失うなんて初めてだお・・・
ζ(゚ー゚*ζ「ブーンさーん。就寝の時間ですので電気消しますよー?」
( ^ω^)「いいおー。」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:42:10.97 ID:gTxKjgyCO
( ^ω^)「考えてもしょうがないし、もう寝るお。」
母ちゃんおやすみだお・・・
( ´ω`)
( ‐ω‐)
( ω )「・・・zzz」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:48:24.42 ID:gTxKjgyCO
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ここは・・・どこだお?
J( 'ー`)し「ふぅ・・・。」
母ちゃん?てことは僕の家かお?
母ちゃん。
母ちゃん!
だめだお・・・
体が言うことをきかないお・・・
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 00:56:57.86 ID:gTxKjgyCO
J(;'ー`)し「・・・え?なんであ
ドスッ
J(;;'ー`)し「な・・・!?あ・・・!?グプッ!」
・・・え?
僕は何をしてるんだお?
J(; ー )し「ブッ!・・・グフッ・・・!?」
止めろ!止めるんだお!
なんで・・・なんで体が言うことを聞かないんだおぉ!?
――ヒャアアハハハハハハハハハハハハ♪――
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:05:58.06 ID:gTxKjgyCO
J( ー )し
・・・・・・
母ちゃん・・・
――ヨウ♪――
!?
――ムシスンナヨ――
僕かお?
――オマエイガイニダレガイル?――
お前は誰だお?なんで・・・母ちゃんを・・・
――オレハ・・・オマエダヨ――
・・・え?
――ホラ♪――
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:10:03.71 ID:gTxKjgyCO
窓に映ったそいつの顔は・・・
まぎれもなく・・・
ぼくだった・・・
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:39:18.37 ID:gTxKjgyCO
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( ω )「・・・・・・。」
人を三人も殺め・・・
親を殺したのは・・・
僕だったのかお?
超能力とか予知夢とか・・・
そんなことを思っていた僕を殺したい・・・
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:50:07.00 ID:gTxKjgyCO
――コロシテモラッチャァコマルナァ・・・
オマエハオレナンダカラ――
( ω )「・・・うるせぇ。」
――マァドウシテモシヌッツウナラ、オレガノットルマデ――
(# ω )「うるせぇっつてんだお!!」
ζ(゚ー゚;ζ「ブーンさんどうかなさいましたか!?」
( ω )「・・・なんでもないですお・・・。」
ζ(゚ー゚*ζ「何かあったら言ってくださいね。」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 01:58:25.47 ID:gTxKjgyCO
――ドウセオマエニハシヌユウキナンカナイダロウガ――
( ω )「ためしてみるかお?」
ζ(゚ー゚*ζ「え?」
――ハ?オマエニハムリダ――
( ^ω^)「看護婦さん。ベッド汚してしまうかもだけどごめんだお。」
ζ(゚ー゚*ζ「・・・どういうことですか?」
――ナニヲスルキダ?――
( ^ω^)「さよならだお。」
――ヤメ・・・――
ブツッ!
ζ(゚-゚;;ζ「ーーっ!?」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 02:04:17.43 ID:gTxKjgyCO
・・・ポテッ
噛み切った舌が地面に落下した・・・。
残った舌がまるまり、気道を塞ぐ・・・
ブーンは窒息してこの世をさった。
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/03(土) 02:11:14.79 ID:gTxKjgyCO
人を殺すのも、自分を殺すのも案外簡単なものだ
ブーンには人を殺す理由がなかった
だが人を殺めた
それは誰もがもっている本能
命を奪う本能と、好奇心という二つが重なり殺人鬼と化した
ただそれだけのことだった・・・
――終わり
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- 2009/01/03(土) 02:29:56|
- ブーン系小説(短編)
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