289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 01:24:16.10 ID:jWUaT3090
規制解除されてる今の内に、年末に投下出来なかった物を投下しちゃうぜ!
291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 01:26:07.85 ID:jWUaT3090
【最初に】
ノパ?゚)「あけましておめでとうだああぁぁぁぁっっ!!」
川 ゚ -゚)「あけましておめでとう。今年もよろしくな」
lw´‐ _‐ノv「あけび」
ノパ?゚)「よし、新年の挨拶終了!! さだまさしの続き見るぞ!!」
川 ゚ -゚)「……何を言ってるんだ、我が妹よ。まだ年末だろ?」
ノハ;゚?゚)「ええっ!? でも行く年来る年も終わったし、クーねぇだってさっき挨拶を……」
lw´‐ _‐ノv「ならヒートよ、今回の紅白はどちらが勝った?」
ノパ?゚)「それは勿論…………あれっ!? 見たはずなのに思い出せないぞおおおおぉぉぉっっ!?」
川 ゚ -゚)(まあ作者は、ポニョを見ただけだからな)
lw´‐ _‐ノv「だろ。つまり今はまだ年末。これからまた大掃除を……」
ノハ;?;)「嫌だああああぁぁぁっっ!! あの物置だけはあああぁぁぁっっ!!」
川 ゚ -゚)「という訳で、この短編を見るときは、年末気分に戻って見てほしい。
具体的には……」
【以下本編】
293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 01:27:36.91 ID:jWUaT3090
lw´‐ _‐ノv「ふんふふふー ふんふふふー ふふふーんふふー」 ペタペタ
川 ゚ -゚)「シュー、何を作っているんだ?」
lw´‐ _‐ノv「いや、今日は私の誕生日なのでな。
ちょっと『ライスケーキ』なる物を作っているんだよ」 ペタペタ
川 ゚ -゚)「そ、そうか……」
ノハ;゚?゚)「うおおっ! シューねぇは何を作っているんだあああぁぁぁっっ!!」
lw´‐ _‐ノv「いや、ライスケーk ――」
ノハ;゚?゚)「茶碗に持った御飯に、生クリームを塗るなんて気持ち悪いぞおおおぉぉぉっ!!」
lw´‐ _‐ノv「違う、これはバタークリームだ」
12月26日はシューの誕生日らしいよ ようです
295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 01:29:25.30 ID:jWUaT3090
lw´‐ _‐ノv「……という訳で姉と妹よ、何かくれ」
川 ゚ -゚)「ああ、じゃあこれでも……」
lw´‐ _‐ノv「こっ、これは……」
川 ゚ -゚)「5000円分の図書カードだ。表に印刷されている富士山が綺麗だろ?」
ノパ?゚)「おおっ、5000円なんて凄いぞぉぉっ!」
lw´‐ _‐ノv「クー姉さんよ、残金0の所に穴が開いているように見えるが……」
川 ゚ -゚)「画びょうで壁に貼り付ける時、穴を開ける手間が省けるだろ?」
lw´‐ _‐ノv(私は琵琶湖の方が良かったんだが……)
296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 01:31:19.99 ID:jWUaT3090
ノパ?゚)「私からはこれだあああああぁぁぁぁっっ!!」
lw´‐ _‐ノv「こ、これは『魚沼産コシヒカリ 10kg入り』!」
ノパー゚)「嬉しいかっ!?」
lw´‐ _‐ノv「……封が開いている上、中身が半分以下なのだが」
ノパ?゚)「細かい事は気にするなっ!!」
<ちょっとー、誰か台所に置いてた米袋知らないー!?
川 ゚ -゚)「母さんが何か言ってるぞ」
ノハ;゚?゚)「ま、まあ気にするな! 貰っておけ!!」
lw´‐ _‐ノv(…………この封をしている洗濯ばさみも貰っていいのか?)
298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 01:33:21.82 ID:jWUaT3090
ζ(゚ー゚*ζ「あら? どうしたの、シュー」
lw´‐ _‐ノv「母上殿、今日は私の誕生日なのだが……」
ζ(゚ー゚*ζ「やーねぇ、娘の誕生日を忘れるわけ無いじゃない」
lw´‐ _‐ノv「Mamは今夜の献立を何にするつもりだ?」
ζ(゚ー゚*ζ「そりゃあ決まっているでしょ、昨夜の鶏肉の残りよ。
クリスマスの残り物は結構あるし」
lw´‐ _‐ノv「…………米は?」
ζ(゚ー゚*ζ「昨日のチキンライスがまだ残ってるし、買い置きのパンもあるからね」
lw´‐ _‐ノv「…………白米」
ζ(゚ー゚*ζ「シューのために少しだけ炊こうと思ったんだけど、米袋が見当たらなくてね。
正直買いに行くのもめんどいし、今日はチキンr ――」
lw´‐ _‐ノv「お袋の部屋のタンスの右側、上から三段目の――」
ζ(゚ー゚;ζ「シュー! 買ってくるから、ちょっと待ってなさいね!」
lw´‐ _‐ノv(適当に言ってみただけなのに……)
299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 01:35:31.41 ID:jWUaT3090
川 ゚ -゚)「シュー、来客だぞ」
从'ー'从「シューちゃ?ん、遊びに来たよ?」
lw´‐ _‐ノv「ああ、渡辺か。あけましておめでとうございます」
从;'ー'从「ふええ?っ、まだ少し早いよ?っ」
lw´‐ _‐ノv「いや、今年の年明けに言ってなかった気がしてな」
从;'ー'从「それだと遅すぎだよ?」
lw´‐ _‐ノv「まあそれはともかく、汚い所だが上がってくれ。
ところでその背中に背負っているものは何だ?」
从'ー'从「あっ、忘れない内に渡しておくね?。
誕生日プレゼントだよ?。 おめでとう?」
lw´‐ _‐ノv「ここで開封してもいいか?」
lw´‐ _‐ノv「こ、これは……」
从'ー'从「60kg入りの米俵だよ?」
lw´‐ _‐ノv「ありがとう! 君は上質の友人だ!」
301 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 01:37:29.85 ID:jWUaT3090
从'ー'从「じゃあね?、ばいば?い!」
lw´‐ _‐ノv「また見てギアス」
川 ゚ -゚)「なあシュー、廊下においてある米俵は何だ?」
lw´‐ _‐ノv「渡辺から貰ったプレゼントだ」
川 ゚ -゚)「お前の部屋に入れられないのか?」
lw´‐ _‐ノv「試したけど無理だった、ドアに引っ掛かって」
川 ゚ -゚)「ならせめて端の方に寄せてくれ。通行の邪魔だ」
lw´‐ _‐ノv「分かった。出来れば手伝ってほしい」
川 ゚ -゚)「……しかしこれは重いな」 ズルズル
lw´‐ _‐ノv「60kgだしね。ここでいい?」 ズルズル
川 ゚ -゚)「ああ、上出来だろ」
ノパ?゚)「あれ、ドアが開かない……誰かが押さえているのか?」
302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 01:39:28.86 ID:jWUaT3090
川 ゚ -゚)「やはり気の滅入るようなニュースばかりだな」
lw´‐ _‐ノv「こんな時代だからこそ、せんとくんが必要かもな」
<誰かあああぁぁぁっっ! 開けてくれえええぇぇぇっっ!!
川 ゚ -゚)「円高ならもうちょい小麦が安くなってもいいと思うが」
lw´‐ _‐ノv「ガソリンはどんどん安くなる……
年末に200円を越すって言ってたのが嘘のようだ」
<クーねぇっ、シューねぇっ!! 私が何をしたって言うんだああぁぁぁっっ!!
川 ゚ -゚)「む、県内で五つ子が生まれたらしいぞ」
lw´‐ _‐ノv「養育費が嵩むこの時代に大変だな」
<うおおおっっっ!! こうなればぁぁぁっっ!!
川 ゚ -゚)「ソースは毎日(笑)」
lw´‐ _‐ノv「ソースよりは醤油派だな」
<酔舞・再現江湖! デッドリー・ウェェェェイブッ!!
305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 01:41:38.48 ID:jWUaT3090
ノハ#゚?゚)「誰だああっっ!! 私の部屋の前に米俵を置いたのはああっっ!!」
lw´‐ _‐ノvσ ‐o (゚- ゚ 川
ノハ#゚?゚)「どっちでもいい!! 片付けを手伝ってもらうからなっ!!」
lw´‐ _‐ノv「……肩漬け?」
タマシイ
lw´ _ ノv「わ、私の米が……」
川 ゚ -゚)「廊下一面に散らばる米、ある意味絶景だな」
ζ(゚ー゚*ζ「ただいまー……って何? この廊下の米の山は?」
ノハ;゚?゚)「わ、私が悪いんじゃないからなっ!!」
ζ(゚ー゚*ζ「こんなに米があるんだったら、買いに行かずに済んだのに……」
川 ゚ -゚)「母さん、論点がずれてるぞ」
lw´ _ ノv「ああ……大きな米が付いたり消えたりしている……」
312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 01:55:41.32 ID:jWUaT3090
川 ゚ -゚)「ふう、何とか片付いたな。さあ、飯だ飯だ」
lw´‐ _‐ノv「良かった、まだ生きてて……」
ノパ?゚)「半分以上母さんに没収されたけどなっ!!」
| ^o^ |「ただいま かえりました。 おや これは・・・」
ζ(゚ー゚*ζ「あらあなた、お帰りなさい」
| ^o^ |「これは・・・ こんやもごうせいですね」
ζ(゚ー゚*ζ「ええ、なにしろ誕生日ですからね」
| ^o^ |「おぼえて いたのですか?」
ζ(^ー^*ζ「ええ、大事なシューの誕生日を忘れるはずないじゃない」
| ^o^ |「・・・そうですね シューの たんじょうびでしたね」
ノパ?゚)「そういえば、父さんの誕生日って確か……」
川 ゚ -゚)「……12月26日、今日だな」
ノパ?゚)「忘れた事にしておくぞっ!」
川 ゚ -゚)「そうだな」
315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 01:58:57.11 ID:jWUaT3090
川 ゚ -゚)「ふう、食った食った」
ノパ?゚)「昨日とほとんど献立が一緒だったけど、おいしかったぞおおぉぉぉっっ!!」
ζ(゚ー゚*ζ「はいこれ、シューへの誕生日プレゼント」
lw´‐ _‐ノv「これは……」
ζ(゚ー゚*ζ「河合商会の箱庭シリーズプラモデル、『農家』よ。前に欲しがっていたでしょ?」
※参考:http://www.kawaihobby.co.jp/hakoniwa/index.htm
lw´‐ _‐ノv「ありがとう、母。大事に箱に入れて仕舞っておく」
ζ(゚ー゚;ζ「作らないと駄目でしょ……」
ノパ?゚)「私にも作らせてくれええぇぇぇっっ!!」
川 ゚ -゚)「折り紙で鶴も折れないヒートには無理だろ、常考……」
| ^o^ |「ぱくぱく もぐもぐ・・・」
| ↑o↑ |「ぱくぱく もぐもぐ・・・」
317 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 02:02:08.50 ID:jWUaT3090
lw´‐ _‐ノv「ふう、今日はなかなか充実してたな」
lw´‐ _‐ノv「む、電子文通が……何々……」
lw´‐ _‐ノv「『ミルナ:今から公園で会えないか』だと……」
lw´‐ _‐ノv「…………」
( ゚д゚ )「す、すまない。こんな夜遅くに呼び出して。誕生日を明日だと思っていてさ……」
lw´‐ _‐ノv「べ、別にたまたま夜風に当たりたくなって来たんじゃないからね。
あんたに会いたくって来ただけだから」
(;゚д゚ )「なんでツンデレ……? しかも何か違うし……
まあいい、これを」
lw´‐ _‐ノv「これって……」
( ゚д゚ )「ほら、前に欲しがっていただろ?」
lw´‐ _‐ノv「『箱庭シリーズ・農家』…………」
( ゚д゚ )「う……やっぱりいらなかったか……?
そ、そうだよな……女の子にプラモなんて……」
319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 02:04:40.58 ID:jWUaT3090
lw´‐ _‐ノv「ミルナ、プレゼントに必要なもの……それは魂だ。
これには君の思いが詰まっている」
( ゚д゚ )「えっ……?」
lw´‐ _‐ノv「大方私とこんな生活をしたいと思っているんだろ?
田舎で米や野菜を作りつつ、一生を過ごしたいと」
(;゚д゚ )「いや、別にそんなつもりは――」
lw´‐ _‐ノv「……大いに気に入った。大事にするよ」
( ゚д゚ )「えっ…………あっ、ありがとう」
lw´‐ _‐ノv「じゃあな、ミルナ……ああ、一つ言い忘れてた。こっちみんな」
(;゚д゚ )「ぐはっ!!」
323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 02:07:47.18 ID:jWUaT3090
―― 『一ヶ月後』 ――
ノパ?゚)「あれ、そのプラモ完成させたのかっ!! すごいぞぉっ!!」
lw´‐ _‐ノv「まあな。夜な夜な少しずつ命を削る思いで……」
ノパ?゚)「さすがシューねぇ…………ってあれっ? 何で二つあるんだ!?」
lw´‐ _‐ノv「私は将来家が二件ほど欲しくてな。それを表現してみた」
ノパ?゚)「おおおっ!! シューねぇは欲張りだぞおおぉぉぉっっ!!」
lw´‐ _‐ノv「……でも家はフローリングだな、やっぱり」
終
325 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 02:10:49.20 ID:jWUaT3090
以上。12月26日に投下したかったのだが、絶讃規制中だったので無理だった。
貰ったお題は
・図書カード
・絶景
・箱庭
の三つ。
嘘。本当は一つも貰ってない。脳内の思うままに書いた。
ともかく祝・2009年! 良質新作&現行復活が多くなりますように!! あと猿氏ね
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- 2009/01/01(木) 02:17:30|
- ブーン系小説(総合)
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