13 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 22:48:04 ID:ySnd4MNQ0
('A`)「ふう……」


まあ、一度決まってしまったことは仕方がない……

俺も準備を始めるとするか


('A`)「さて、どうしようか?」


1、ドアの隙間に黒板消しをセット

2、準備なんて俺には必要ない

3、トソンさんたちを誘う

4、自由安価


安価>>15

15 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 22:53:44 ID:X16XIwdk0
4 全裸亀甲縛り下半身臨戦態勢正座待機

18 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 23:13:46 ID:ySnd4MNQ0
――――――――――――――――――――
――――――――――
―――――
――


( A )「あ、れ……」


俺が目を覚ますとそこはまっ白い部屋……

その中の白いベッドの上に俺は寝かされていた

ずっとここに留まっているとなんだか気がおかしくなってしまいそうだった


('、`*川「……目が、覚めたか?」


( A )「せん、せい……?」


気がつくと俺の目の前には担任のペニサス先生が座っていた


( A )「ここ、は……?」


('、`*川「…………」


('、`*川「……知りたいか?」


( A )「え?」

20 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 23:22:54 ID:ySnd4MNQ0
('、`*川「今のお前には二つの選択肢がある」


そう言って先生はピースサインを指で作った

そして――


('、`*川「真実を知るか、知らないままでいるか……だ」


重々しい口調で言葉を告げた……


( A )「真実……」


('、`*川「そうだ、もし前者を選ぶとするとなれば……」


( A )「…………」


唾を飲み込む生々しい音が響く

そして、全身からジワジワと嫌な脂汗が浮かんできた

そうやって俺の五感の全てが警鐘を告げていた

21 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 23:30:41 ID:ySnd4MNQ0
('、`*川「それはきっとお前にとって辛いものになる……だからそれなりの覚悟が必要になるだろう」


( A )「…………」


('、`*川「鬱田……私はな、逃げること自体は決して悪いことじゃないと思ってるんだよ」


('、`*川「人間は弱いからな……それも自己防衛のために必要なことだ」


( A )「…………」


('、`*川「私は……後者を選ぶことをすすめるぞ」


( A )「…………」

22 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 23:33:17 ID:ySnd4MNQ0
( A )「…………」


俺は――


1、真実を知る

2、知らないままでいる

3、わかんねえよ……


安価>>24

24 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 23:39:43 ID:X16XIwdk0
1

25 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 23:56:27 ID:ySnd4MNQ0
( A )「おしえて、ください……」


('、`*川「……いいのか?」


( A )「正直、怖いですよ……でも……」


( A )「でも、何も知らずにいることの方が……もっと、怖いから」


('、`*川「…………」


('、`*川「お前……」


( A )「だから、教えてください……!そうすれば……そうすれば俺は、ここから出られるんでしょう?」


( A )「俺は、戻るんだ……戻らないと、いけないんだ……!」


( A )「こんな薄暗い部屋なんかじゃない……あいつらのいる、いつもの毎日に……!」


('、`*川「…………」


('、`*川「そう、だな……」


先生はどこか遠くを見つめて寂しそうに笑った

26 名前:名も無きAAのようです :2013/11/14(木) 00:10:28 ID:hSCip01k0
('、`*川「…………」


( A )「…………」


互いの視線がぶつかり合うだけの音の無い世界……

そんな沈黙がしばらくその場を包みこむ、そして――


('、`*川「…………」


('、`*川「わかった」


俺の一切動じることのない表情を見て決心したのだろうか

ペニサス先生がゆっくりと言葉を紡ぎ始めた――


('、`*川「……いいな?落ち着いて聞いてくれ」


( A )「…………」


( A )「はい」


先生の確認の言葉に俺ははっきりと答えた

28 名前:名も無きAAのようです :2013/11/14(木) 00:18:14 ID:hSCip01k0
('、`*川「…………」


('、`*川「いいか?鬱田、お前はな……」


('、`*川「長い間、意識の無い状態で眠っていたんだよ それも、かれこれ二週間ぐらいか」


( A )「……え?」


そんなはずはないだろ?

だって、俺はついさっきまで――


( A )「いてっ!」


だが、俺の思考は突然の鋭い頭痛によって一旦遮断されることになった

29 名前:名も無きAAのようです :2013/11/14(木) 00:31:39 ID:hSCip01k0
( A )「なん、で……」


(;A;)「おもい、だせないんだよ……!」


いくら脳みそをひねっても出てくるのは、何もないまっ白な光景と沁みるような頭痛だけだった……

そして、いつの間にか俺の視界はぐちゃぐちゃに歪んでいた


('、`*川「…………」


('、`*川「後遺症、だ……」


(;A;)「……え?」


('、`*川「よっぽど、悲しいことがあったんだろうな……」


('、`*川「深夜で誰もいない学校の屋上……」


('、`*川「お前は、そこから飛び降りたんだよ……自らの手で、な」

31 名前:名も無きAAのようです :2013/11/14(木) 00:45:09 ID:hSCip01k0
(;A;)「は!?ふざけんなよッ!!そんなバカなことッ!!」


(;A;)「俺は帰るんだ!!帰らないといけないんだッ!!」


(;A;)「あいつらがいるあの場所へ!!」


(;A;)「だから!!だからッ!!」


そして俺はそのまま勢いよく立ち上がろうとしたが――


(;A;)「……あ、れ?」


(;A;)「なんで、だよ……」


ビクともしなかった……

人形のように全く動けなかったのだ……

32 名前:名も無きAAのようです :2013/11/14(木) 00:47:08 ID:hSCip01k0
(;A;)「なんで!!なんでッ!!」


( 、 *川「…………」


( 、 *川「鬱田……お前の足は、もう……」


(;A;)「……ないで、ください」


(;A;)「そのさきは……いわないで、ください……」


( 、 *川「…………」


( 、 *川「わかった……明日も来るからな」


それから先生は無言で立ち上がり帰って行った

その間一度もこっちを振り返ることなく……

34 名前:名も無きAAのようです :2013/11/14(木) 00:57:16 ID:hSCip01k0
(;A;)「わかんねえよ……どうして……」


俺は一体どこで選択を間違ってしまったのか

あいつらが今どこで何をしているのか

俺はこれからどうなってしまうのか……


(;A;)「わかん、ねえよ……」


何も、わからなかった……






―BAD END―


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