18 名前:名も無きAAのようです :2013/09/25(水) 20:58:12 ID:1uPhEyyE0
1.ろりいたこんぷれっくす

19 名前:名も無きAAのようです :2013/09/25(水) 20:59:18 ID:1uPhEyyE0
(;´_ゝ`)(予想通りと言えば予想通りだが…)

悪い予感は当たっていても嬉しくない。厄介な子どもがやって来てしまった。

嗜好品などは別の惑星にいる商人などが運んでくる。
ここにある本も含め、地球に残った人類に与えられる数少ない娯楽品もだ。

つい先日、新しい本を仕入れたばかりだ。

20 名前:名も無きAAのようです :2013/09/25(水) 21:00:45 ID:.FZA2OHM0
おそらくヒートはその貿易宇宙船に乗ってきたのだろう。

しかし、理由がわからない。素直は政治家だ。頼めば船には乗せて地球まで来ることは可能だろうが、子供を置いていくようなことをするだろうか。

( ´_ゝ`)「ヒートは何で此所にいrノパ听)グー

ノパ听)グーキュルル

(;´_ゝ`)「…ご飯にしようか」

ノハ*゚听)「うん!」

お金持ちでも腹は減る。

○   ○   ○   ○

21 名前:名も無きAAのようです :2013/09/25(水) 21:01:58 ID:twicDEX60
【とある主婦のレシピ】
●オムライス●
@トマトを1p角にきり、玉ねぎ、ピーマンをみじん切りにする。
鶏肉は食べやすい大きさに。

A先ほど刻んだ野菜と鶏肉を炒める。コンソメ、胡椒などを入れ、味を整える。

B野菜と鶏肉に十分火が通ったら炊いておいたご飯と、ケチャップを入れて混ぜる。ムラがなくなるようにしっかり混ぜこむ。

Cケチャップライスを皿に移し、溶き卵をフライパンに流す。
卵は混ぜすぎると固まってしまうのであまり混ぜない方がよい。

D半熟になった卵をケチャップライスの上に乗せる。端にプチトマトを半分に切ったものを添え、卵のうえにケチャップをかけて、完成。

22 名前:名も無きAAのようです :2013/09/25(水) 21:03:48 ID:.FZA2OHM0
【リビング】
ノハ*゚听)「オムライス!!」

( ´_ゝ`)「ほら、ちゃんといただきますしてから食べなさい」

大きなスプーンを凶器さながらに振り上げているヒートをなだめる。
渋々、と言った様子もなく勢いよく、

ノハ*゚听)「いただきます」

挨拶もそこそこにオムライスをがっつく。
いっぱい食べる君が好き。

ノハ*゚听)「おいしいぞ!えーと…」

( ´_ゝ`)「ああ、まだ名前を言ってなかったな。俺の名前は兄者だよ」

ノハ*゚听)「兄者!おいしいぞ!!」

おぉ眩しい笑顔。
料理を誉められるのも悪くない。そう言えば久々に誰かとご飯を一緒に食べる。

ふわふわとした卵を崩し、なかのライスと絡めて食べる。

23 名前:名も無きAAのようです :2013/09/25(水) 21:05:24 ID:.FZA2OHM0
ふむ、流石は俺の得意料理だ。お隣さんのトマトも甘くて美味しい。今度お礼をしなくては。

ノハ*゚听)「そう言えば何で図書館にキッチンとリビングがあるんだ?」

( ´_ゝ`)「ここは図書館兼、俺の家なんだよ。そっちの方が楽だし。寝室とシャワールームもあるんだぜ」

さあ、ご飯を食べ終わったらこの子をどうしようか…('A`)「兄者ーこの本ページ欠けてたんだが…」

開けられたドアの向こうには本を抱えた隣人…否、本を落とした隣人。
なんとタイミングの悪い人なのだろう。

24 名前:名も無きAAのようです :2013/09/25(水) 21:06:21 ID:.FZA2OHM0
('A`;)「え……なに、警察呼んだ方がいいの…?」

いや、まて隣人さんよ、俺は犯罪者ではない。

うちに迷いこんでしまったいたいけな少女に料理を振る舞っていただけだ。
ああ、それを世間はロリコンと呼ぶのですか。

ノパ听)
突然現れた謎の男をいぶかしみつつも食べる手を止めない少女。

(;´_ゝ`)
隣人に誤解されているのに気付き、必死に言い訳を考えているイケメン(重要)な青年。

('A`;)
幼馴染みが少女を拐ったと思い、どうしたら良いか分からずに混乱しているチビ。

…なんともシュールな絵面になってしまった。

○   ○   ○   ○

25 名前:名も無きAAのようです :2013/09/25(水) 21:07:37 ID:FFmAIAaM0
椅子に向かい合うように座り、冷や汗をかく。
エロ本を親に見つかった時はこんな感じになってしまうのだろう。
ヒートはキッチンへ食器を持っていくように言ったので、今ここにはいない。

(;´_ゝ`)「か、かくかくしかじか?」

('A`;)「おい…ちゃんと説明してくれ」

すごく、物凄く面倒だ。しかし隣人…もといドクオは許してくれそうにないので順をおって説明する。

気づいたら図書館にいたこと。
ここではない所から来たこと。
とりあえずお腹がすいたので晩御飯を食べていたこと。

重要な部分は伏せ、それ以外を話し終わるとドクオは大きくため息をついた。

26 名前:名も無きAAのようです :2013/09/25(水) 21:09:50 ID:FFmAIAaM0
('A`;)「うーん…分かった?」

(;´_ゝ`)「なんで疑問形なんだよ」

正直、俺だって分かっていない。ある日突然お空から女の子が落ちてきましたー、なんて。

しかもそれが名家のお嬢様だ。動揺もする。

('A`;)「…理解はしてないが状況は分かった」

('A`)「でも、そんなベタな恋愛小説みたいな展開だと転落する時が来るぞ」

おお、こいつが恋愛小説を語る時が来るとは。鳥肌がすごい。

( ´,_ゝ`)「しかし、似合わないな。そのセリフ」

('A`;)「ほっとけ!!」

まず、理解者第一号か。順調な滑り出しじゃないか?

('A`)「おいにやにやすんな。それより、ヒートちゃんをこれからどうするのかは決めてあるのか?」

( ´_ゝ`)「ん、俺の家で匿おうと思う。よその人に見つかると面倒になりそうだし」

('A`;)「…所謂、軟禁と言うやつか?」

(;´_ゝ`)「…当たってはいるんだけどなぁ」

言い方、と言うものがある。

27 名前:名も無きAAのようです :2013/09/25(水) 21:12:04 ID:H8lOr2QQ0




【一般的な国語辞典】
なん‐きん【軟禁】

[名](スル)比較的ゆるやかな監禁。被拘束者の外部との接触・交渉を自由にさせないこと。「部屋に――する。」

28 名前:名も無きAAのようです :2013/09/25(水) 21:13:17 ID:FFmAIAaM0

(;´_ゝ`)「文字にするとヤバいことしてる気分…」

('A`;)「…見つかった時は覚悟しとけよ」

幸か不幸か、殆ど人のこない図書館だ。来るのは俺の幼馴染みたちだけだ。バレることはないだろう。…誰かが漏らさないかぎりは。

ノパ听)「兄者!お皿持っていった!」バーン

(;´_ゝ`)そ「うおぅ!?」

得意げな顔で膝に乗り上げてくるヒート。可愛いが、きちんとノックはしような。よしよし。

ノハ*゚听)「ヒートは偉いだろ!」

もっと誉めて、と言わんばかりに俺の膝の上に座る。可愛い奴だな。

('A`)「……お前なら大丈夫だよな」

(*´_ゝ`)「大丈夫だ。任せてくれ」

('A`;)「お、おう…。じゃあ俺もう帰るわ」

なんだ、その不審者を見るような目は。これでも俺は幼馴染みだろう。

( ´_ゝ`)「そう言えば、本は良いのか?」

('A`)「疲れたからもう良いわ。…デレには俺から伝えておくぞ?」

(;´_ゝ`)「…分かった。じゃあな」

('A`)ノシ

29 名前:名も無きAAのようです :2013/09/25(水) 21:14:30 ID:81.Uguic0
デレか…デレが知ったらなんと言うだろう。俺が死ななければそれでいいのだが…。

時計を見ると、短針が9を指していた。ヒートも目を擦っている。

俺はソファーで寝ることにし、とりあえずヒートをベッドまで連れていく。妹の服を着せた。ぴったりだった。
ヒートは、どこかで見たことのある寝顔で眠った。

( ´_ゝ`)「おやすみ」

30 名前:名も無きAAのようです :2013/09/25(水) 21:15:46 ID:2yQp3LKA0






          ぱちん






○   ○   ○   ○

31 名前:名も無きAAのようです :2013/09/25(水) 21:17:04 ID:jqtYtsmg0

なつかしいゆめをみた。


みずのなかでうかんでいるゆめだった。


てのとどきそうなところにおれがいた

○   ○   ○   ○


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