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( ^ω^)感傷のようですhttp://jigendaddy.vs.land.to/yaruo/boon-kansho.htm
最近では貴重になった現代が舞台の探偵もの。
探偵のブーンのもとに一人の美しい依頼人だった。
依頼人は、ある人物から強迫を受けているのだという。
その内容とは……。
ウィットに富んだ会話に、お洒落な感じの地の文。
一つ一つのフレーズが丹念に書かれているように感じます。
こういうブーン系ってあんまりなかったんじゃないでしょうか?
冴えない雰囲気ながら、時折プロの探偵としての能力を覗かせる( ^ω^)
匂い立つような女性としての魅力と、上流の品性が漂う依頼人('、`*川
この二人のやりとりが、ブラックメールの核心に迫るにつれて、
言いようのない緊張感を帯びていく様子は圧巻です。
このちょっぴりコロンボ風味なブーンが、今後どのような活躍を見せてくれるのかが楽しみです。
( ^ω^)立食パーティのようですhttp://mesimarja.blog74.fc2.com/blog-entry-2094.html
以下は作品内から抜粋。
>未発達ではあるが、赤みと威厳を讃えたペニスがピィンと天を仰いでいる。
>僕は料理だ。
>今日という新郎新婦の結婚を祝う為に用意された、ペニスと言う名の料理なのだ。
才能あるマジキチ。そして閲覧注意。
ずばりこの作品の主人公はペニスです。
ペニスとはいっても、鯛やおせちの栗きんとんと同じく祝いの席の料理です。
何をどう食べるかというのは実際に読んでみて確かめてください。
筒井康隆がこういう一種異様な作品世界を作る名手ですが、
この作者からはそうした才能が感じられます。
登場する人物全員が常軌を逸しているにもかかわらず、
決してカオスにならないのは、この作者の力量のなせる技です。
登場人物たちの異常な長台詞。ペニスの恍惚とした一人称。
緻密に描かれた背景などが絡まりあい、
この立食パーティーのキチガイじみた空気が読者に襲いかかります。
個人的に、ペニスを目の前にして恥ずかしがっていた新婦が、
あることをきっかけに豹変する場面が衝撃的でした。
そして後半で丁寧に描写されるグロシーンは、
殊男にとって非常におぞましいもので、
読者の猟奇的な好奇心を十二分に満たしてくれるでしょう。
話題をさらった作品ですので、
未読の方は(その中でもこうした物に耐性があり、楽しめる人は)
ぜひ一度読んでみて頂きたい。
*――――――――*
今回は現行と短編を一つづつご紹介
( ^ω^)ブーンと円のようです
八話 書き溜め進行状況
現在11k
今月中にいけるかな……?
- 2011年01月05日 23:33 |
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