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( ^ω^)が('A`)で(´・ω・`)なようです

第7話

29 : ◆dcA562FVRg :2006/12/26(火) 00:44:45.73 ID:T7xwOAAg0
第7話

〜KHN本社〜


(´'ω'`)「ほ、本日のニューシュは」

([] ゚∀゚)「ダメだダメだ!もっと笑顔で軽やかに」

(;´'ω'`)「ほ、ほんぢゅつにょ・・・」

([] ゚∀゚)「噛むな!」

(;´'ω'`)「うぅ・・・。」

([]#゚∀゚)「休むんじゃねぇ!あと2時間で全部覚えにゃならんぞ!」

一方ドクオはジョルジュの猛特訓を受けていた。約15年ぶりに他人に叱咤される。
中学時代を思い出し鬱になり始めるドクオ。

31 : ◆dcA562FVRg :2006/12/26(火) 00:45:39.16 ID:T7xwOAAg0
(;´'ω'`)(そうだ、この感じだ。いつも他人に怒鳴られて殴られてたんだ。
          見た目が良くなっても中身が俺じゃ扱いは同じなんだ。)

([]#゚∀゚)「どうした?さぁ続きを読むんだ!」

その時頭の中に誰かに声が響く。

(???)『よぉ、また辛そうだな』

(´'ω'`)『またあんたか・・・。あの時はあんたのせいで・・・。』

(???)『ククッ、人聞きが悪ぃな。だがあの時だって判断したのはてめぇだぜ?』

(;´'ω'`)『う、うるさい!お前は出てくるな!俺に話しかけるな』

(???)『そうはい神崎。俺はなぁ、お前が心配でよぉ。
        何せお前の味方は俺だけだしな。』

(;´'ω'`)『よ、余計なお世話だ。俺は一人で生きていk』

(???)『おいおい、それの結果が今までのお前の姿だろ?』

(;´'ω'`)『う・・ち、違う!今は休憩中なんだ、い、いつかは・・・。』

32 : ◆dcA562FVRg :2006/12/26(火) 00:47:02.47 ID:T7xwOAAg0
(???)『フハハ、お前はいつまでたってもそのままだよ。
         一生働きもせず、親の資産も食い潰して死んでいたさ。』

(´;ω;`)『ち、ちが、ちが・・・』

その様子を見て声の主は一気に畳み掛ける。

(???)『今回はラッキーだったな!その肉体を使えば女も食い放題だ!
        まだヤッた事ねぇんだろ?めんどくさいことは抜きにして雌探しに行こうぜぇ』

(´;ω;`)『・・・・・』

「・・・・い・・・・・おい!聞いてるのか!」

([] ゚∀゚)「おい!・・・チッ、時間だ・・・。いいかしっかりやるんだぞ?」

(´;ω;`)「・・・・・。」

35 : ◆dcA562FVRg :2006/12/26(火) 00:50:10.17 ID:T7xwOAAg0
〜荒巻総合病院〜


/ ,' 3 「う〜む、ダメださっぱり分からん」

川 ゚ -゚)「肝心のモスラバーガーが閉まってる状態ですから、手がかりが見つかりませんね」

/ ,' 3 「3人も入院生活で麻薬の依存度も低くなって来ているが
       またいつ手を出すかもわからん。」

川 ゚ -゚)「荒巻院長」

/ ,' 3 「どうした改まって?」

川 ゚ -゚)「1月ほど私に休暇をいただけませんでしょうか?
      どうしても今回の件、調査してみたいのです。」

/ ,' 3 「しょ、正気か?来月には教授会もあるんだぞ?
      君の昇進もかかっている。」

川 ゚ -゚)「分かっています。ですが今回の件、私が今まで学んできた医学の
     範疇を超えています。」

36 : ◆dcA562FVRg :2006/12/26(火) 00:51:09.20 ID:T7xwOAAg0
/ ,' 3 「私ですら今回は始めての症状だ。
      だが、優秀な君には一刻も早く私の右腕の立場になって欲しい。」

川 ゚ -゚)「・・・申し訳ありません。」

/ ,' 3 「・・・やれやれ。まぁいいだろう。1月の時間を与えよう。
     やれるだけやってみなさい。」

川 ゚ -゚)「ありがとうございます。それでは失礼します。」

ガチャ

クー女医が院長室を出て行く。

/ ,' 3 (やれやれ・・・。クー君を推している私の立場も考えて欲しいものだ。)



カッカッ

廊下を軽快な音を響かせ白衣を着たクーが歩く。

川 ゚ -゚)(まずは情報収集からだな。
      ・・・・・・・・あいつに頼むか・・・・。)

37 : ◆dcA562FVRg :2006/12/26(火) 00:53:29.53 ID:T7xwOAAg0
〜ドクオ宅〜

('A`)「ハムッハムッ」

J( 'ー`)し ニコニコ

(;'A`)「な、何見てるんだお?」

J( 'ー`)し「ん〜、久々にドクちゃんの顔が見れたから」

(;'A`)「べっ、別にこれからだっていつでも見れるお」

J( 'ー`)し「そうかいうれしいねぇ」

(;'A`)「・・・・・・ご、ごちそう様だお。じ、自分の部屋に戻るお」

トントンと階段を上がっていく

(;'A`)「ギ、ギャップがありすぎるお・・・・。」

38 : ◆dcA562FVRg :2006/12/26(火) 00:54:25.40 ID:T7xwOAAg0
フリーターのブーンですらたじろぐ生活。
世間で言われている、生粋のニートの片鱗を垣間見たブーンだった。

('A`)「さて・・・と。部屋も綺麗になったし、とりあえずネットやるおwww」

ブーンはパソコンの電源を入れる。
そのパソコンは最新型のハイスペックのパソコンだった。

('A`)「・・・金持ちのニートはいいもの使ってるお。」

ブーンが自分用で使っているパソコンは中古で買ったノート型だった。
何かがやりきれない気持ちになる。

('A`)「立ち上がったお・・・」

ブーンは立ち上がったデスクトップを見て驚愕した。
背景が見えないほど敷き詰められたアイコン、アイコン、アイコン。
しかもそれの殆どがエロゲかネトゲのそれである。

(゚A゚)「・・・・。」

39 : ◆dcA562FVRg :2006/12/26(火) 00:55:54.64 ID:T7xwOAAg0
ブーンはしばらく固まってしまった。何をクリックしていいのかもわからず
一通りアイコンに目を通す。

 【モスラチャット】

というアイコンを見つけ、いつも集まっていたチャンネルだと把握し
ブーンはチャットを開いた。

 【モスラバーガーうめぇwwwww】(1)

すでに誰かが入っているようだ。
この時間だと普段ブーンはバイト中なため
誰が入室しているのか想像がつかなかった。

40 : ◆dcA562FVRg :2006/12/26(火) 00:56:57.45 ID:T7xwOAAg0
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テキヤリチキン→in

テキヤリチキン:おいす〜

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反応がない。ブーンは入室しているHNを確かめる。
HNはMTNK、初めて見るHNだ。

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テキヤリチキン:無視かお?
MTNK:ん?てめぇ!!!
テキヤリチキン:お・・・?
MTNK:モスラバーガーをどこにやった!
テキヤリチキン:ぼ、僕は知らないお。こっちが聞きたいくらいだお
MTNK:うるせぇ!早く薬持ってこい!
テキヤリチキン:薬?チャンネルルーム間違えてないかお?
MTNK:てめぇ、早く持ってこねぇとマジで殺すぞ!
テキヤリチキン:うはwwwDQNwwww
MTNK:頼む・・・限界なんだ・・・。金は幾らでも・・・出す。
テキヤリチキン:残念だけど僕は本当に知らないんだお。
MTNK:早くkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk.....................
テキヤリチキン:荒らしはヌルーするお

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41 : ◆dcA562FVRg :2006/12/26(火) 00:59:16.65 ID:T7xwOAAg0

だがそれ以降MTNKというHNが発言することはなかった。

('A`)「薬?何かの病気だったのかお?
        部屋違いもいいとこだおwwww」

('A`)(でも、他に誰もいないし・・・。本当にモスラバーガーは何処にいったんだお?
      店長が失踪したとか言ってたけど・・・。テキヤリチキン食いたいお・・・。)


まだこの時ブーンは気づく余地も無かった。
自分が巻き込まれている大きな事件に・・・・。

こうしてブーンのニート生活初夜は更けていった。



第7話 〜完〜


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