ブーン系小説をまとめて紹介しているサイトです
HOME | 問合せ
( ^ω^)の人生は、運命と共にあるようです

第8話

1名無しさん:2008/01/13(日) 21:19:04
まとめサイト様
ttp://booooonovel.web.fc2.com/

2chはhient永久規制なんでこっちでやらせてください・・・
第8話です。

2名無しさん:2008/01/13(日) 21:21:52

('A`)「ふぅ〜、待つのは辛いな」

ブーンが"覚醒所"にはいってから、すでに一日が経過した。
ドクオは、ブーンが館にいってからずっと車の中にいる。

('A`)「ブーンの奴・・・大丈夫だろうか・・・?」

ここにくると、無意識に思い出す

  ─立て

・・・痛みまでも、鮮明に

それは、ドクオにとって、まさに"地獄"だった。

3名無しさん:2008/01/13(日) 21:23:12

「立てよ!!」

(メ゚A`)「ゴフッ」

体が壁に激突する。

滲み出てきたのは、血と・・・痛み

もはや壁も、地面も、相手の拳も真っ赤になっている。

4名無しさん:2008/01/13(日) 21:24:34
何回も生死の狭間を行き来し

    精神的、肉体的と、ありとあらゆる苦痛を体験し

 苦痛以外の感覚が消え、流れる物も"赤い"ものばかり

   いつしか、汗も涙も枯れ果てて



─出てくるのは、もはや血だけになっていた。

5名無しさん:2008/01/13(日) 21:26:40

「ククク・・・これだからやめられねぇな。"試験"はよう・・・」

(゚A。)「・・・」

狂いそうだ・・・ 誰か・・・


誰か俺を殺してくれ・・・!

6名無しさん:2008/01/13(日) 21:28:19

「おっと、こいつ死にそうだぜ」

「あぁ」

フワッ

痛みが"また"消える。

「悪いねぇ・・・これも"試練"だからよ・・・!」

ヒャッハッハッハハハハハ・・・

7名無しさん:2008/01/13(日) 21:30:20

(#'A`)「チッ・・・嫌なもんを思い出したぜ・・・」

(#'A`)「ハァ・・・あいつ・・・"死"ななきゃいいけど」

('A`)「ん?あれは・・・?」

館のほうから、こっちに歩いてくる者が一人・・・

( ^ω^)

ブーンだ。

8名無しさん:2008/01/13(日) 21:32:10

( ^ω^)「おいすー」

('A`)(どうやら杞憂だったようだな
   ・・・にしてもずいぶん早いな)

('A`)「おかえり。で、何回死にかけた?」

( ^ω^)「一回だお」

(;'A`)「いっ、一回だってぇー!?」

( ^ω^)「?どうかしたかお?」

('A`)「い、いや、なんでもない」

( ^ω^)「?」

('A`)(おれなんて、何回死にかけたかわからないってのに・・・世の中不平等だ)

9名無しさん:2008/01/13(日) 21:33:50

('A`)「まぁいいや、さっさと帰るぞ」

( ^ω^)「?把握したお」

('A`)「車を出してくれ」

「了解しました。」

ブーンとドクオの乗せた車は、静かに走り出した。

10名無しさん:2008/01/13(日) 21:35:28
( ^ω^)「ところで、これからどうするんだお?」

('A`)「まぁ、これからある人にあってもらうんだが、お前が早く覚醒しすぎたからな
   とりあえず一週間はOFFだな」

( ^ω^)「把握したお」

('A`)「ところで、マナが使えるようになってどんな感じだ?」

( ^ω^)「どんな感じって、あんまり実感が沸かないお。
       試しに、マナをこめて壁を殴ってみたけど、やっぱり拳が痛いだけだったお」

('A`)「ふぅん?まぁ、始めはそんなもんだよ」

11名無しさん:2008/01/13(日) 21:37:02
( ^ω^)「そうかお
       ドクオの始めはどんな感じだったんだお?」

('A`)「どんなって・・・まぁ、一瞬、ライターくらいの火がぼっと出ただけだったな」

( ^ω^)「火?火がだせるのかお?」

('A`)「あぁ、そうだが?」

( ^ω^)「どうやって出すんだお?」

('A`)「そりゃぁ、説明しずらいが
   出したいところにマナをこめて、力を入れたらでるぞ?」

( ^ω^)「・・・」

ぎゅぅぅぅぅ!

ブーンは精一杯力を入れるが、やはり火など出ない

12名無しさん:2008/01/13(日) 21:38:16

('A`)「何してるんだ?」

( ^ω^)「何って、試してみたんだお、やっぱりでないお」

('A`)「お前そんな"能力"なのか?」

( ^ω^)「自分の"能力"なんて、そんなのわからないお」

('A`)「・・そっか、お前そういうタイプだったのか」

( ^ω^)「?」

13名無しさん:2008/01/13(日) 21:41:37
('A`)「"契約者"だよ。普通は能力を与えたついでに説明もしていくんだがな
    どういう風に言われたんだ?」

( ^ω^)「どうって・・・餞別をやるっていってたお。
       それはかつて僕が欲しがったもので、そのうちなにかわかるって」

('A`)「やっぱりか・・・たまに匂わす程度にしか教えない奴がいるんだよ
   ・・・けど、まったく教えないって奴は初めて聞いたな」

( ^ω^)「ふーん?ドクオはどうだったんだお?」

('A`)「"お前に、物を爆破させる力をやろう。
    将来、それが必ず必要になる時がくるだろうよ"って言ってたな」

14名無しさん:2008/01/13(日) 21:43:02
( ^ω^)「へぇ、そうなのかお。じゃあ、ブーンはどうやって自分の"能力"を知ればいいんだお?」

('A`)「まぁ、そういう場合も、ちゃんと準備してあるからOKだ。ちゃんとわかるよ」

( ^ω^)「把握したお!
       所で、ドクオがいる所は、何をする所なんだお?」

('A`)「それは、まぁ、簡単に言うと警備だな。」

( ^ω^)「警備?」

15名無しさん:2008/01/13(日) 21:44:12
('A`)「街の平和を守る、正義のヒーロー!って奴さ。昔憧れただろ?」

( ^ω^)「まぁ、憧れたけど。その割には、聞いた事がないお」

('A`)「当然だ。仕事内容は暴れてる能力者を"消す"事だからな」

( ^ω^)「・・・」

('A`)「・・どうした?」

( ^ω^)「殺すの、かお?」

('A`)「場合によっちゃあな。まぁ、めったに殺さないが」

16名無しさん:2008/01/13(日) 21:45:08
( ^ω^)「じゃあ、いつもはどうしてるんだお?」

('A`)「まぁ。平たく言えば監禁してるな。」

( ^ω^)「監禁・・・」

('A`)「なんせ人様に迷惑かけてんだ。それぐらいは当然だろ」

( ^ω^)「まぁ、それも、そうだおね」

('A`)「まぁ、仕事とかの詳しい話も、あとで詳しく聞けるさ」

( ^ω^)「了解だお。」

17名無しさん:2008/01/13(日) 21:46:22
ブーンの乗せた車は、森の中を進んでいる。

その道は全然整備されていなく、完全に獣道である。

当然、人などいない。

・・・はずなのだが

一人。その車を静かにおいかける者がいた。

髪をなびかせ、木から木へと移り代わり進んでいる。

その者は、窓から見えたブーンの顔をみると、クスリと笑い。こうつぶやいた。

18名無しさん:2008/01/13(日) 21:47:07


「・・・ふふふっ」



从 ゚∀从「みーつっけた♪」


第9話へ


HOMEに戻る ニュー速VIPのブーン系小説まとめ
Copyright © 2008 Boon Novel. All Rights Reserved.
inserted by FC2 system