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( ^ω^)の人生は、運命と共にあるようです

第5話

[29] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:35:52.40 ID:Q0GvkNPc0

( ^ω^)「ここは・・・」

防音壁に囲まれてはいるが、それ以外ははそれなりの部屋だった。

フトンが4つ並び、トイレやシャワーもあるみたいだ。

そして・・・ひとつ、他の部屋に通じる扉がある。

( ^ω^)「意外にも普通の部屋だお・・・」

ノパ听)「それはそうだろう!ここまで汚かったら、寝泊りなぞできんからな!」

( ^ω^)「ぅわお!」
[30] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:37:08.99 ID:Q0GvkNPc0

ノパ听)「どうした!?なにか凄いものでもあったか?」

( ;^ω^)「いえ、ただびっくりしただけですお・・・」

ノパ听)「そうか!ところで名を聞いてなかったな。名は?」

( ^ω^)「僕の名前は内藤ホライゾンですお!ブーンって呼んでくださいお」

ノパ听)「わかった!」
[31] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:37:50.76 ID:Q0GvkNPc0
ノパ听)「さぁ、さっそく本題だ!今から何をするか説明しよう!」

ノパ听)「君は、ここが何をする場所かきいているか?」

( ^ω^)「いえ、聞いてませんお」

ノパ听)「ここは"覚醒所"だ!」

( ^ω^)「"覚醒所"?」

ノパ听)「そう、覚醒所だ。お偉いさんは試験場とも呼んでるらしいがな」
[32] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:39:08.74 ID:Q0GvkNPc0

ノパ听)「君は能力について聞いているか?」

( ^ω^)「いえ、詳しくは・・・」

ノパ听)「そうか、ではそこからだな」

ノパ听)「そうだな・・・能力とは、いわば超能力だ!」

ノパ听)「もの凄い力がだせたり、物を変化させたり、種類が多すぎる!」

( ;^ω^)「(僕に文句をいわれても・・・)」
[33] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:43:02.09 ID:Q0GvkNPc0
ノパ听)「それらを使うには、"マナ"を使う!」

( ^ω^)「マナ?」

ノパ听)「いわばもうひとつの肺みたいな物だ!」

ノパ听)「用途は様々で、例えばマナという肺を使って腕に力をこめると、普段こめる力より格段に強くなる!」
[34] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:43:46.32 ID:Q0GvkNPc0
( ^ω^)「ハンター×ハン○ーのオー○みたいなものですかお?」

ノパ听)「ハンター×ハン○ー?なんだそれは?」

( ^ω^)「いえ、気にしないでくださいお」

( ^ω^)「例えば、マナを極力使わなかったら、敵からばれなくなったり、寿命が延びたりするんですかお?」

ノパ听)「そんな都合のいい効果はない!」

( ;^ω^)「そ、そうですかお・・・(この人に否定されるとちょっとショックだお)」
[36] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:44:39.14 ID:Q0GvkNPc0
( ;^ω^)「そ、そうですかお・・・(この人に否定されるとちょっとショックだお)」

ノパ听)「ただ、そういう能力をもった者なら敵からばれなくなったり、寿命が延びたりするぞ!」

( ;^ω^)「はぁ・・・」

ノパ听)「しかも!マナの使い方を知った人なら、普通の体力でも若干だが代用することが可能だ!」

ノパ听)「とまぁ、とりあえずはこんな感じかな?何か質問は?」
[37] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:45:51.35 ID:Q0GvkNPc0

( ^ω^)「マナは普通に生活してるだけでも消費するんですかお?」

ノパ听)「安心しろ!しないぞ!」

( ^ω^)「そうですか、マナについてはよくわかりましたお」
[38] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:47:00.70 ID:Q0GvkNPc0

ノパ听)「よし!じゃぁ、ここからが本題だ!」

ノパ听)「マナは、使用できるようになる時、つまり覚醒する時が限定されている!どの状況かわかるか?」

( ^ω^)「さぁ・・・人にマナを体に流してもらった時ですかお?」

ノパ听)「違う!人が瀕死になったときだ!」

( ;^ω^)「へ?」
[39] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:47:42.16 ID:Q0GvkNPc0



――人が、瀕死になった、時?



[42] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:49:08.22 ID:Q0GvkNPc0

ノパ听)「正しくは、瀕死になったとき、"契約者"と呼ばれる者が見える!姿は人によって様々らしい!」

ノパ听)「契約者は、その人の頭の中から、今まで生きた中で一番強く望んだ物を感じ取り、能力として与えるといわれる!」

ノパ听)「それを、今からここで、覚醒できるまで、何度でも試す!ここはそういう場所だ!」

( ;^ω^)「そ、そんな・・・・」
[43] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:50:28.18 ID:Q0GvkNPc0

ノパ听)「大丈夫だ!死にはしない!死ぬ前に助けるからな!」

ノパ听)「(まぁ、その前に三割がいままで体験したことない痛みで廃人になるがな)」

ノパ听)「さぁ、いくぞ!奥の部屋へ!」

( ;^ω^)「ちょ、まだ心の準備が・・・」

ブーンは、恐怖で体をうまく動かすことができない

奥の部屋へずるずるひきずられていく
[44] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:51:19.56 ID:Q0GvkNPc0




―地獄が始まった



[45] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:53:15.08 ID:Q0GvkNPc0

―時はすこしさかのぼって、夜の一時半

街外れの細い並木道に、少女が一人走っている。

―走るというよりも、飛んでいるといったほうが正しいだろう

バサバサの髪と、白いローブが風になびいている

羽こそないが、空を"走る"少女は、はたから見たならは、まるで天使のそれだろう

夜空を駆ける"天使"は、なにやら機嫌がよさそうだ
[46] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:54:59.88 ID:Q0GvkNPc0
从 ゚A从「(ちぇっ今日は結局誰もヤれなかったな。つまんなかったなぁ〜)」

从 ゚∀从「(だけど・・・ブーン、だったっけかな?あの人は、面白そうな感じだったな)」

从 ゚∀从「(あぁいうタイプは腕が一本消えたあたりから面白くなるタイプだろうし)」

从 ゚∀从「(また、早くあいたいな〜)」

从*゚∀从「〜♪」
[47] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:56:06.18 ID:Q0GvkNPc0

从 ゚∀从「ただいま〜♪」

( ,'3 ) 「ふぉっふぉ。おかえりハイン。今日はどうたったかの?」

从 ゚∀从「今日は、収穫なし。」

( ,'3 )「それにしてはごきげんじゃの。どうかしたのか?」

从*゚∀从「ウフフ。久々にいい獲物を見つけたからね」

( ,'3 )「ふぉっふぉ。そうか。それはよかったの」
[48] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:57:22.90 ID:Q0GvkNPc0

「へぇ、なにやらおもしろそうな話をしてるな」

( ,'3 )「おぉジョルジュや。起きてたのか」
  _
( ゚∀゚)「まぁな」
  _
( *゚∀゚)「ハイン!そいつはおp―」

从 ゚∀从「男だよ?そいつは。」
  _
(#゚∀゚)「・・・けっ!つまんねぇ話をきいたぜ。寝る!」

少年は、とぼとぼと奥の部屋に向かっていった

( ,'3 )「ふぉっふぉっふぉ。ハインや、お前も寝るのか?」

从 ゚∀从「あぁ、今日はもう寝るよ」

从 ゚∀从「おやすみっ!」

ダッタッタッタッタッ・・・

バタン!
[49] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2007/06/05(火) 23:58:50.79 ID:Q0GvkNPc0


( ,'3 )「・・・ふぉっふぉ。やたら楽しそうだったなぁ」

いい狂いぶりだよまったく・・・ククク・・・



老人は、一人、静かに夜空を眺めていた―


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