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( ^ω^)ブーンが神様決定戦に選ばれたようです


第4話

5 : ◆5nfcOAFgGU :2006/12/24(日) 21:13:37.16 ID:C8swjLM/O
(;´∀`)「はぁ、はぁ…だれもいないもな」

荒野をさまよう筋肉質な男が一人。
そしてその男を狙うものが―――

(*´・ω・`)「うほっ、いいオトコ」

先天的に備え付いているオトコの勘でターゲットを発見する。

(´・ω・`)「だが消えてもらうよ…」

6 : ◆5nfcOAFgGU :2006/12/24(日) 21:14:03.91 ID:C8swjLM/O
右腕を硬化し、後ろから頭を殴りかかる―――

が、とっさに男は前方に飛び込み殴打を避ける。

(;´∀`)「気付かないとでも思ったかモナ?あぶないオーラ丸出しだモナ」

(´・ω・`)「ふふ、なら話は早いね。 や ら な い か 」
 
( ´∀`)「だが断るモナ」

(´・ω・`)「ぶち殺すぞ」

一連の流れを済ましお互いに間合いをとる。



7 : ◆5nfcOAFgGU :2006/12/24(日) 21:14:41.97 ID:C8swjLM/O
張り詰めた空気。
 
(´・ω・`)「かかってこないのか?」

( ´∀`)「それじゃあ…いくモナ」

そして男の体は巨大化した。現実世界でのビル六階に相当する大きさ。
おそらくラウンジ内で最も巨大な物体であろう。

(*´・ω・`)「すごく…大きいです」



8 : ◆5nfcOAFgGU :2006/12/24(日) 21:15:07.75 ID:C8swjLM/O
巨大な男から連続して繰り出される強大な拳。その様はまるで降り注ぐ流星群。

だがもう一人によける様子はない。

(´・ω・`)「硬化」

男の全身が黒光りする。

鉄を殴ったような甲高い音が鳴り響く。

(;´∀`)「くっ、固いモナ…なんだこれはモナ?」

(´・ω・`)「身体硬化だよ。キミに僕の体は破壊できない」

(´・ω・`)「だが残念なことに僕の力では巨大化したキミに勝てる気はしないがね」



9 : ◆5nfcOAFgGU :2006/12/24(日) 21:15:31.11 ID:C8swjLM/O
それだけ言うと男は走って行ってしまった。
取り残された男は、すでに通常の人間サイズに姿を戻していた。

(;´∀`)「くそっ、行ってしまったモナ…なかなか強敵だモナ」


物陰から今の戦闘を覗いていた者が、取り残された男に近付いていった。
疲弊している者を狩るのはたやすい仕事だ―――





10 : ◆5nfcOAFgGU :2006/12/24(日) 21:15:56.22 ID:C8swjLM/O
( ・∀・)「キミ、ずいぶんお疲れみたいだね」

男に迫る。
 
( ・∀・)「すぐに楽にしてあげるよ」

そして巨大化。

(;´∀`)「な、おまえも巨大化モナ?!」

巨人から繰り出される踏み付けをギリギリでかわし、こちらも巨大化。

今ここに巨大対巨大の、人類『最大』の戦いが始まる。
 



11 : ◆5nfcOAFgGU :2006/12/24(日) 21:17:17.61 ID:C8swjLM/O
( ´∀`)「それじゃあ…いくモナ!!」

先陣を切ったのはモナー。腰を奪いにいく。
肉弾戦では自らにかなう者はいない―――


はずだった。男はすんでで飛翔し、モナーの脳天にかかとを落とす。
倒れ込んだモナーの顔面を踏み付ける。
踏み付ける
踏み付ける
踏み付ける

( ・∀・)「これでも僕は黒神拳の使い手でね……キミには少しは期待していたんだけどね」

12 : ◆5nfcOAFgGU :2006/12/24(日) 21:18:24.03 ID:C8swjLM/O
黒神拳だと?……まったくついてない……まさか裏の人がいるなんて……
 


慢心がたたったな―――

ここでモナーの意識は途切れた。



(´・ω・`)「あーあ、残念だよ。せっかくのいいオトコが……一発やっとけばよかったな」



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