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問合せ
('A`)キャベツなようです
336 :
('A`)キャベツなようです
:2008/10/04(土) 04:21:38.71 ID:h3hTGRiOO
緑色の葉が朝露に濡れ、太陽の光を受けて輝く。
ここは10アールにも満たない家庭菜園。
老後を優雅に暮らす1人の老人が気ままにキャベツを育てていた。
('A`)「今日はこいつにするかの」
鎌を振るって一つのキャベツを収穫する。
('A`)ノ◎ ドクオは キャベツを てにいれた!!
誰が何と言おうとキャベツである。
337 :
('A`)キャベツなようです
:2008/10/04(土) 04:23:45.29 ID:h3hTGRiOO
朝食の時間だ。
早速キャベツの出番だ。
('A`) バリバリ
一番外の葉は捨て、半分に切る。
片方にラップを掛けて冷蔵庫へ。
('A`) ザクッザクッ
一口大ほどにに切ったキャベツを、既に煮立ったコンソメ入り鍋に入れる。
朝食‐キャベツのコンソメスープ・食パン
('A`)「いただきます」
('A`) ムシャムシャ
('A`)=3 ゲプー
('A`)「ごちそうさまでした」
338 :
('A`)キャベツなようです
:2008/10/04(土) 04:25:14.90 ID:h3hTGRiOO
玄関の掃除やコイの餌やりなどを済ませると、昼になっていた。
ここでまたキャベツの出番だ。
市販のお好み焼き粉を水で溶かし、先程冷蔵庫に入れていたキャベツの半分を刻んで混ぜ、それを油を軽く引いたフライパンで焼く。
昼食‐お好み焼き・朝の残りのコンソメスープ
('A`)「いただきます」
('A`) ムシャムシャ
('A`)=3 ゲプー
('A`)「ごちそうさまでした」
339 :
('A`)キャベツなようです
:2008/10/04(土) 04:26:55.88 ID:h3hTGRiOO
キャベツ畑に向かう。
青虫を捕まえたり雑草を抜いたりする。別に売ったりする訳ではないので基本無農薬栽培である。
夕方になると買い物に出かける。
('A`)「このミンチ肉200g」
( ^ω^)「あいよー」
夕食の献立が決まった。
今夜はロールキャベツだな。
340 :
('A`)キャベツなようです
:2008/10/04(土) 04:29:03.74 ID:h3hTGRiOO
('A`)「…!!」
しまった。
今日のキャベツは1玉使い果たしてしまったのだ。
('A`)「…まぁミンチ炒めでいいか」
夕食‐ミンチ炒め・朝と昼の残りのコンソメスープ
('A`)「いただきます」
('A`) ムシャムシャ
('A`)=3 ゲプー
('A`)「ごちそうさまでした」
食事を終え、床につく。
341 :
('A`)キャベツなようです
:2008/10/04(土) 04:30:09.32 ID:h3hTGRiOO
(-A-) ンゴーンゴー
こうして彼の一日が過ぎてゆく。
こんな平凡な日々が毎日過ぎていくだけだと彼は思っていた。
10年後、彼の土地から『幻のキャベツ』が生まれることになるのだが、
それが彼の人生に何ら影響を与えることはなく、彼は天寿を全うするのであった。
おわり
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