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(´・ω・`)がトンファーな正義の味方になったようです


第2話

3 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:33:30.02 ID:CUzfigSj0
第5話 ピンチィィィ!折れたトンファァァァッ!

今日も平和にバーボンハウスの営業は終った。

(´・ω・`)「平和っていいよね」

誰にともなく、こんな言葉を吐く。

ここ最近VIPの活動がない。

正義の味方としての仕事が忙しくないことはうれしいことだけど、VIPが何かの準備しているのかと考えるとゾッとする。

(´・ω・`)(何も無ければいいけど…)

ノパ听)「ショボンーッ!今日もきたぞーッ!」

また来たよ、この娘は。僕の今日の平和は終ったな。


4 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:34:13.57 ID:CUzfigSj0
ノパ听)「今日はショボンに質問があってきたんだ!」

(´・ω・`)「? なんだい言ってみなよ?」

ノパ听)「ショボンのもっているトンファーって一体何でできてるんだ?」

この娘はほんと唐突なことをいうね。ま、まじめに答えてあげるか。

(´・ω・`)「ただの木だよ」

ノハ;゚听)「ぇ、嘘だァァァッ!だってソファー出したりできるじゃねーかッ!」

僕のトンファーは昔、自作で作ったものだ。


5 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:35:16.94 ID:CUzfigSj0
(´・ω・`)「トンファー自作! 」
        ∧_∧
       (´・ω・`)_
       ∩     ヽ              ドゴォォォ
 ギリ    (⌒)     | |
   ギリ <lllll(⌒二二ノ                     ノ7
       | |)    /                 (三三ノ7三三◎             =lニ>
   / ̄ | |     ̄ ̄ヽ            (三三ノ7三三◎          ⊂ニニ>買jX⊃
   \  ̄| || ̄ ̄ ̄  ノ  =lニ⊃   (三三三三三◎        ⊂ニニ>買jX⊃
      ̄ヽUレ ̄ ̄ ̄

  ∧_∧
 (;`・ω・)  。・゚・⌒) トンファー作るよ!!
 /   o━ヽニニフ))
 しー-J

「トンファー自作」
トンファー真拳の基礎、トンファーを自分で作る。


6 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:36:27.49 ID:CUzfigSj0
(´・ω・`)「うーん…それじゃトンファー真拳について話そうか」

トンファー真拳、それは野を超え、山を越え、時空を超える拳法。

トンファー歩行。トンファー真拳の中でも基礎の基礎。これが無ければトンファー真拳は使えない。

トンファー真拳奥義。トンファー真拳の中でも割と高度な技。トンファーを使って攻撃する。

トンファー真拳裏奥義。もし、トンファーが紛失したときなどに使う技。トンファーが無い為、トンファー奥義ほどの威力はでない。

その他トンファー技。トンファーの力によって時空を超え、テレポートをしたり、ソファーを出したりできるものも有る。

邪気眼。おなかが空きにくくなる。相手は死ぬ。

一流のトンファー使いは体の中から煮えたぎるトンファーエネルギーを使い自由自在にトンファーを操ることが出来る。

また、トンファーは世界中のヌンチャク・三節棍・箸使い・トンファーの力のおかげで例え象が乗っても壊れないようになっている。


7 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:37:27.45 ID:CUzfigSj0
そう、こんな感じに。
  パォォォン
     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
     | ・ U      |
     | |ι        |つ
     U||  ̄ ̄ ||
        ̄      ̄
三ノパ听)っ━┻ パッ

  ドゴォォォン
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
   | ・ U      |
   | |ι        |つ
   U||  ̄ ̄ ||
    ━┻      ̄
      ↓拡大
   ⊂ニニZ買j○ニ⊃


8 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:38:25.13 ID:CUzfigSj0
……

(´゚ω゚`)「アッー!!」

ノハ;゚听)「ちょ、ショボンーッ!折れてるじゃないかァァァッ!」

(´゚ω゚`)(こ、これはまずい。今VIPの奴らが来たら負けるかもしれない。)

-wヘ√レv〜(´゚ω゚`)─wヘ√レv

不幸とは、重なるものである。VIPの気配を感じた。

悪いけどヒーには帰ってもらおう。

ノパ听)「ん、奴らがきたのかッ!?」

僕の様子の変化に気づいたのか、ヒーが喋りかけてきた。


11 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:40:34.42 ID:CUzfigSj0
(´・ω・`)「そうみたい、だからヒーは安全なところにいてね。家に帰ってくれても良いよ。
      ただ、もう夜も更けてきたし、バーボンハウスで待ってれば終ったあと僕が送っていくよ」

いつ帰ってくるかわからないけど、僕はそう付け足した。

ノパ听)「把握したぞ!バーボンハウスで待ってる」

やっぱり待つのか、ヒーは優しくすると絶対言うこと聞くよね。

ヒーがバーボンハウスに入ったのを確認した僕は一言。

(´・ω・`)「仕方ない、折れたトンファーを持っていくか」

こう喋ってトンファーブラックに変身(仮装)してVIPの位置へと向かった。

12 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:41:15.67 ID:CUzfigSj0
――――
〜一時間前のVIP基地〜

俺はニダーとトンファーブラックの戦いの動画を見ていた。

俺たち流石兄弟は総帥から今日出撃する命を受けた。

だからトンファーブラックの弱点を探しているのだ。

( ´_ゝ`)「弟者、こいつトンファー折っちまえば弱くなるんじゃないか?」

(´<_` )「そりゃ弱くなるんじゃないか?仮にも"トンファー"マスターだし。
      というか、そもそもトンファーつかってない気がするんだが」

( ´_ゝ`)「そうか、じゃ今日俺たちが戦うとき、トンファーを折ることに集中するぞ」

(´<_`;)「兄者、俺の発言の後半部分はスルーか。流石だな」


13 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:42:12.02 ID:CUzfigSj0
――――
〜東シベリア町〜
(´▼ω▼)「さて、今日は奴ら何をしてるんだろう」

VIPの反応があったここ「東シベリア町」に僕は"トンファーテレポート"できた。

( ´_ゝ`)(´<_` )

周りを見渡しているとどこかで見た二人組みをみた。

昔、ヒーに絡んでいたVIPの兄弟怪人か。

どうやら彼らは夜の闇の中、交通整理をしているようだ。しかも黒旗で。ここは車なんて絶対通らない歩道なのに。

(´▼ω▼)「まてぇい!」


14 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:42:49.83 ID:CUzfigSj0
( ´_ゝ`)「! 来たか、トンファーブラック」(´<_` )

二人は同時に喋る。コンビネーション攻撃をされた時を考えると少しゾッとする。

(´▼ω▼)「貴様らの悪事!俺は許さん!」

( ´_ゝ`)「ふ、俺たちは今日貴様に勝つ気で来た。悪いが容赦しない。いけ!弟者」

(´<_`;)「え?戦うの俺なの?」

身長156センチの男が身長180センチの男に命令する。これはみてて面白いかも。

( ´_ゝ`)「いいからいけ、そしてトンファーを折ってこい」

(´<_`;)「…把握した」


15 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:43:40.20 ID:CUzfigSj0
二人は何か小声で話をしていたようだ。

(´▼ω▼)「どちらからかかってくるんだい?私は二人同時でも構わんよ」

弟者が振り向いて兄者と話す。

(´<_`;)「兄者あちらはああいっているが、どうせなら二人で行かないか?」

(#´_ゝ`)「いいからいけ!俺の作戦が信じられないのか!?」

(´<_`;)「おk兄者。時に落ち着けって」

(´▼ω▼)「君が私の相手をしてくれるんだね、それじゃはじめようか」

僕は折れたトンファーを構える。

(´<_` )「ん?あれは…」


16 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:44:36.56 ID:CUzfigSj0
僕の折れたトンファーに気づいたのか弟者はもう一度振り向いた。

(´<_` )「兄者。大変だ!既にトンファーは折れている」

(#´_ゝ`)「早くいけ!そんな嘘をついても俺はゆるさんぞ!」

(´<_` )「だが兄者…」

戦闘が始まっているのに彼らは話しっぱなしだ。

僕は早く帰りたかったので弟者を後ろから攻撃した。

17 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:45:53.80 ID:CUzfigSj0
(´▼ω▼)「くらえ!トンファー真拳、裏奥義!トンファー無限1UP! 」

         ∧_∧
        (´▼ω▼)  
       /      )、  
      / ,イ 、  ノヽ ヽ  
     / / |    (   \ \ 
   N| |  |  /⌒!.   l l 
   | || | ( /   /    | |
   | |((ll!) ヽ /  / \ (!l))       
   ∪     / /  ゝ )             
        / <  / /          
        ヽ_ゝ/ /                   
            ヽ__ゝ  1upドゴォォォ                
               1upドゴォォォ     
           川  1upドゴォォォ
                   .| ̄ ̄ ̄ ̄
         ∵. ・ (´<_`;) |
             ヽ===ノ三|
            | ̄ ̄ ̄ ̄

「トンファー無限1UP」
トンファー真拳の中でもトンファーがたとえ折れていても使える裏奥義の一つだ。
どんなに背の高い相手でも踏みつけることにより体長10センチまで縮めることができるなんとも恐ろしい技である。


18 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:46:35.76 ID:CUzfigSj0
弟者はいつの間にやら身長156センチである兄者より小さくなっていた。

(´・ω・`)(トンファーが折れてたから威力が低いな)

(´<_`メ)「あ、兄者。俺はもうだめかもしれん…。
      何も残すことはできなかったが…後のことは任せた…ゴフゥ」

弟者は血を吐いて倒れた。体長10センチなので倒れたという概念があるかわからないが。

(;´_ゝ`)「お、弟者ァァァァッ!お前が命をはってトンファーを折ってくれたことは無駄にはしないぞ!」

兄者はかなりやる気みたいだ。トンファーが折れているからもしかしたら負けるかもしれない。

でも僕は逆に考えた。新たな技を考えるチャンスなんじゃないか。と、逆に考えた。

(#´_ゝ`)「弟者を殺しやがって!てめぇの血は何色だァァァッ!」

都合よく、僕はトンファーが折れたことにより、新たな技を思いついた。

兄者が向かってくる。両手でパソコンを持って。身長が156センチな所為か歩幅が狭くとても遅かった。

僕は新たな技を繰り出す。


21 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:48:46.87 ID:CUzfigSj0
(´▼ω▼)「トンファー再利用! ブゥゥゥゥメラァァァァン!」

       ∧_∧ _ 
     _(´▼ω▼)_ \ シュッ           三三三買jニニ⊃
    /      / \_ ヽ  /     ドゴォォォ /
   / ,イ 、  ノ     l.jw)        ―= ̄ `ヽ, _
  / / |   (        ∵. ・(   〈__ >  ゛ 、_
N |  ヽ  ー=- ̄ ̄=_、          (/ , ´ノ \
| | | |   `iー__=―_      ;, / / /
| |ニ(!、)   =_二__ ̄_=;,     / / ,'
∪     /  /           /  /|  |
     /  /           !、_/ /   〉
    / _/                 |_/
    ヽ、_ヽ  

「トンファー再利用」「トンファーブーメラン」
トンファー再利用はトンファーが折れたときに使う裏奥義の一つである。
トンファーブーメランはトンファーをブーメランのように敵に向けて投げる技だ。
ショボンはこの二つの技を合成することによって、新たな技、トンファー再利用ブーメランを完成させた。
これがトンファーマスターの力である。


22 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:49:54.26 ID:CUzfigSj0
新しい技は兄者に当たった。兄者は血を吐きながら喋る。

(メ´_ゝ`)「ゴ、ゴファ。なんというトンファー力。一度くらっただけでドゴォォォしてしまった。このキックは間違いなく流行る」

(´▼ω▼)「キックではない!トンファー再利用ブーメランだ!」

正直僕はびっくりした。

トンファー真拳をくらって生きている人間(怪人だが)がいたからだ。

(メ´_ゝ`)「うぉぉぉおおおおお!」

兄者が迫ってくる。

僕は兄者の気迫に驚き、後ずさりしてしまった。

23 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:50:36.21 ID:CUzfigSj0
(´▼ω▼)「トンファー真拳!トンファームーンウォ〜ク!」
      ∧_∧
     (´▼ω▼) 三.
    /      ) 三..              ドゴォォォ _  /
   / ,イ 、  ノ/                  ―= ̄ `ヽ, _
  / / |    (〈         ∵. ・(   〈__ >  ゛ 、_
N | |  |     }                  (/ , ´   
| | | |  ヽ   ヽ’ 三.               / / / \
| |ニ(!、)   \  \ 三..            / / ,'     '
∪     /  ゝ  )             /  /|  |
     /  / {  |             .!、_/ /   〉
   / _/  |  |_ 三              |_/   
    ヽ、_ヽ {_ ___ゝ 三..

「トンファームーンウォーク」
トンファー真拳の歩行技の一つ。習得するのは意外と至難で有る。
達人クラスになると歩行術のみで「ドゴォォォ」の快音と共に敵を打ち倒す。
ある意味、トンファー使い最強の技である。


24 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:51:10.25 ID:CUzfigSj0
(メ´_ゝ`)「ちょ、これ以上止めてェェェ!アッー!!」

兄者は倒れた。今まで僕が相手をした怪人の中で一番強い奴だった。

僕は最強の相手にせめてもの手向けとして、体長10センチの生物を彼の上に乗せた。

(´▼ω▼)「強敵だったよ、君達は。ただ、攻撃の時、運が良かったのが私だっただけだ。
        もし、君達の運が僕よりちょっとだけよかったら僕は負けていたかもしれない」

それだけいって僕はバーボンハウスへと帰った。

無論トンファーテレポートで。

僕にはまだ一つ仕事が残っているからだ。


25 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:52:07.02 ID:CUzfigSj0
(´・ω・`)「ただいまー」

バーボンハウスに帰る。カウンター席にヒーがいた。

ノハ --) 「Zzz…おかえりィィィッ!…Zzz」

(´・ω・`)「あれ、寝ちゃってる。今の寝言なのか」

凄くタイミングの良い寝言だ。

流石にカウンター席に寝かしたまま放っておくことは出来ないので休憩室のベッドまで運んだ。

(´・ω・`)「黙ってればかなり可愛いんだけどな。さて、僕は帰るのめんどくさいし、ソファーで寝るか」

そういって部屋を出て店内のソファーへ向かった。

ノハ --) 「Zzz…ショボンーッ!そういう優しいところも好きだァァァッ!抱いてくれェェェッ!Zzz」

(;´・ω・`)「…寝言…だよね…?」


26 : ◆HJpDhgwF9U :2007/01/24(水) 00:52:55.35 ID:CUzfigSj0
第5話 ピンチ!折れたトンファー! 完

怪人   流石兄弟
使用技  トンファー自作
      トンファー無限1UP
      トンファー再利用ブーメラン
      トンファームーンウォーク
決め技  兄者:トンファームーンウォーク
      弟者:トンファー無限1UP
状態   兄者:再起不能
      弟者:身長10センチの生物へ進化

ショボンの状態 正常ではあるが、ソファーで寝たため全身がポキポキなる。

トンファーが折れても全然ピンチではない。


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