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( ´ω`)ブーンが悲しい悲しい夢を見るようです
824 :
( ´ω`)ブーンが悲しい悲しい夢を見るようです
[]2008/10/23(木) 20:50:16.58 ID:aBu5hwHI0
( ´ω`)「おはようだお……」
('A`)「おはよう。お前にしちゃ元気ねぇなあ。どうしたんだ」
( ´ω`)「なんでもないお……」
('A`)「そ……そうか……」
僕は知っているんだ。
他の人に伝えたい。
もできない。
伝えたら大変なことになる。
('A`)「さっさと行こうぜ」
今日はドクオ達と遊園地へ行くことになっている。
ツンとクーは遊園地で待っている。
ξ゚听)ξ「遅いわよ」
川 ゚ -゚)「待ちくたびれたぞ」
( ´ω`)「ごめんだお……」
ξ゚听)ξ「どうしたの? 元気ないじゃない」
('A`)「なんかこいつさっきから元気ないんだよ」
川 ゚ -゚)「まあいいじゃないか。早く行かないと時間がなくなるぞ」
825 :
( ´ω`)ブーンが悲しい悲しい夢を見るようです
[]2008/10/23(木) 20:51:23.32 ID:aBu5hwHI0
いきなりミスった
826 :
( ´ω`)ブーンが悲しい悲しい夢を見るようです
[]2008/10/23(木) 20:51:56.11 ID:aBu5hwHI0
( ´ω`)「おはようだお……」
('A`)「おはよう。お前にしちゃ元気ねぇなあ。どうしたんだ」
( ´ω`)「なんでもないお……」
('A`)「そ……そうか……」
僕は知っているんだ。
他の人に伝えたい。
でもできない。
伝えたら大変なことになる。
('A`)「さっさと行こうぜ」
今日はドクオ達と遊園地へ行くことになっている。
ツンとクーは遊園地で待っている。
ξ゚听)ξ「遅いわよ」
川 ゚ -゚)「待ちくたびれたぞ」
( ´ω`)「ごめんだお……」
ξ゚听)ξ「どうしたの? 元気ないじゃない」
('A`)「なんかこいつさっきから元気ないんだよ」
川 ゚ -゚)「まあいいじゃないか。早く行かないと時間がなくなるぞ」
827 :
( ´ω`)ブーンが悲しい悲しい夢を見るようです
[]2008/10/23(木) 20:52:51.56 ID:aBu5hwHI0
ξ゚听)ξ「キャーーーーーーーーーー」
('A`)「そ……そんな……」
クーが死んだ。
828 :
( ´ω`)ブーンが悲しい悲しい夢を見るようです
[]2008/10/23(木) 20:53:54.00 ID:aBu5hwHI0
観覧車のゴンドラが落ちたのだ。
一緒に乗っていたドクオは奇跡的に無傷だった。
僕は知っていた。
すべて知っていた。
でも止めることはできない。
他の人に伝えることもできない。
どうすればいいんだ。
829 :
( ´ω`)ブーンが悲しい悲しい夢を見るようです
[]2008/10/23(木) 20:55:10.58 ID:aBu5hwHI0
僕は家に帰った。
そしてベッドに潜り込んだ。
僕はこの時間が嫌いだ。
なぜなら寝ると明日のことが全てわかってしまうからだ。
分かっていてもやはり寝ないわけにはいかない。
僕は目を閉じた。
830 :
( ´ω`)ブーンが悲しい悲しい夢を見るようです
[]2008/10/23(木) 20:56:16.63 ID:aBu5hwHI0
ああ。
どうしよう。
死にたい。
死にたい。
ああ。
どうすればいいんだ。
ツンが……今日……死ぬ……。
831 :
( ´ω`)ブーンが悲しい悲しい夢を見るようです
[]2008/10/23(木) 20:57:12.62 ID:aBu5hwHI0
( ´ω`)「おはようだお……」
('A`)「おはよう。お前にしちゃ元気ねぇなあ。どうしたんだ」
( ´ω`)「なんでもないお……」
('A`)「そ……そうか……」
今日はドクオ達と遊園地へ行くことになっている。
ツンは遊園地で待っている。
ξ゚听)ξ「遅いわよ」
( ´ω`)「ごめんだお……」
ξ゚听)ξ「どうしたの? 元気ないじゃない」
('A`)「なんかこいつさっきから元気ないんだよ」
832 :
( ´ω`)ブーンが悲しい悲しい夢を見るようです
[]2008/10/23(木) 20:58:20.86 ID:aBu5hwHI0
僕たちは遊園地で遊んだ。
楽しかった。
ツンが死ぬことなんて忘れていた。
ξ゚听)ξ「ブーン、観覧車に乗りましょう」
( ´ω`)「え……」
思い出してしまった。
ツンが死ぬということを。
ツンは……観覧車のゴンドラが落ちて死ぬ。
止められない運命だ。
でも止めたい。
( ´ω`)「ドクオはどうするんだお……」
('A`)「俺はいいさ。二人でゆっくりしてくるといいさ」
ξ゚听)ξ「さあ、早くいきましょ」
840 :
( ´ω`)ブーンが悲しい悲しい夢を見るようです
[]2008/10/23(木) 21:09:14.92 ID:oyg75qJVO
次の瞬間、僕はツンを抱いていた。
そして、浮いていた。
空中にフワフワと。
ツンは生きている。
ああ、運命は止められたんだ。
そしてだんだん
視界が黒く染まっていった。
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