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問合せ
( ^ω^)ブーン達が魔法の世界で戦うようです
プロローグ
2 :
布袋(ほてい)
:2006/12/28(木) 20:01:06.15 ID:oEAa3PzbO
プロローグ
兄者と弟者
3 :
◆ZGuRy.Pfdg
:2006/12/28(木) 20:02:04.02 ID:oEAa3PzbO
魔力に覆われた大陸『ツーチャンネル』
舞台はここ、ツーチャンネルの中心に位置する国、『ニューソク』にある魔術研究所から始まる。
( ´_ゝ`)「おい弟者、とうとう時空をこじあける魔法陣が完成したぞ」
(´<_` )「流石だな、兄者。これで魔法文明が飛躍的に発展するな」
( ´_ゝ`)「あぁ、魔法陣の発動は明日にするぞ。国家への報告もあるからな」
(´<_` )「把握した。明日が楽しみだな」
似通った顔をしているこの兄弟、兄者と弟者は魔術に長けた賢者であり、国家直属の司令を受けて時空を拓く魔法陣を研究し、作成していた。
4 :
◆ZGuRy.Pfdg
:2006/12/28(木) 20:02:32.66 ID:oEAa3PzbO
そして翌日
( ´_ゝ`)「…っと、これで完成だ」
(´<_` )「ほぅ…かなり複雑だな」
円の中に様々な紋様を重ね書きした様な、言葉では言い表せない魔法陣を研究所内の聖堂に描き終える。
その魔法陣は賢者である二人にとっても理解に難関を究めるほどの代物であった。
そして二人が対極した位置で、円の縁に手をかざし呪文を詠唱する。
( ´_ゝ`)「平行に移行する崇高なるものよ…」
(´<_` )「垂直に交わりその交差を拓きたまえ…」
( ´_ゝ`)(´<_` )「魔法陣発動!!」
5 :
◆ZGuRy.Pfdg
:2006/12/28(木) 20:02:59.87 ID:oEAa3PzbO
魔法陣が輝き始め、そして―――
漆黒の闇を撒き散らす。
(;´_ゝ`)「馬鹿なっ!失敗だと!?」
(´<_`;)「そんな、俺たちの理論に間違いは無かったはずだ!」
(;´_ゝ`)「まずい、このままでは―――」
二人は魔法陣から発生した闇に飲み込まれた。
6 :
◆ZGuRy.Pfdg
:2006/12/28(木) 20:03:21.93 ID:oEAa3PzbO
ここは―――
辺り一面の暗闇。
そこに重力は無く、まるで泳いでいる様な気さえする。
何時間漂い続けただろう。
終わり急に訪れた。
( ´_ゝ`)「なんだあの光は?」
光に近付いて行く。
なぜだかそうしなきゃいけない気がしたから。
光に触れるともう一度暗黒が現れた。
(;´_ゝ`)「なっ…ここは…そんな馬鹿な…」
かつて自分達兄弟が切磋琢磨し魔術を磨いていた研究所。
かつては四方を自然に囲まれた魔力に豊かな地だった場所。
だがそこには自然はなく、あるのは吹き上げる暗黒だけ。
(;´_ゝ`)「やはり俺たちの理論に間違いはなかったんだ…だがこれは…」
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