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('A`)たちは水の上に生きるようです

プロローグ

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/17(火) 00:18:15.10 ID:yuNLpAsb0
プロローグ


7月の初めのころ、雲ひとつない空の下で

二人の少年が、夏の日差しを避けて、小さな店の前に据え付けてあるベンチに座っている

パタパタとはためくビニールの屋根の上には色あせたペンキで「荒巻屋」と書いてある。

('A`)「あぢぃ・・・・・死ぬ・・・・・」

( ^ω^)「おっおっ あついおwwww」

学校帰りなのか、半そでワイシャツのままだ、

一人は細身の少年で、制服の半そでのワイシャツのボタンを全開にして、ベンチにふんぞり返っている。

もう一人体格の良いの少年はクルクルと二人の前で舞うカモメを見ながらニコニコしている


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/17(火) 00:19:56.66 ID:yuNLpAsb0
('A`)「ショボンのやつ、たかがアイス選ぶのに時間かかりすぎだろjk・・・・」

細身の少年がため息のようにつぶやく。

( ^ω^)「はやく行かないと怒られちゃうお!」

||'A`)「あー、ベンチの鉄んとこ、冷たくてきもちいい・・・・」

( ^ω^)「ドクオ、何鉄パイプに頬ずりしてるんだおwwwキメェwwwwwww」

||'A`)「今俺の火照ったカラダを冷やしてくれるのは、この鉄パイプだけなんだよ・・・」

( ^ω^)「ドクオはひ弱だお、ブーンは全然平気だおw」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/17(火) 00:21:15.66 ID:yuNLpAsb0
(´・ω・`)「やあ、遅くなってすまない、荒巻のじいさんの話が長くてね」

荒巻屋の歪んで開けにくいアルミの引き戸を開けて眉毛の下がった少年が出てきた

('A`)「おせーんだよショボン、このしょぼくれ顔!おまえ格好から暑苦しい。」

(´・ω・`)「ぶち殺すぞこの薄幸顔。」

しょぼくれ顔の少年は制服のワイシャツをきっちりとズボンに入れていて、優等生といった感じだ。

(´・ω・`)「早く行こう、みんなアイスを待ってるだろうし」

( ^ω^)「おっおっw早くいくお、ショボン、アイス半分持つお。」

('A`)「早く行こうぜ、アイスがとけちまう。」

三人は荒巻屋の脇にある坂道を登っていく、坂の下の荒巻屋、その目の前には青く輝く海がどこまでも広がっていた。



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