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問合せ
( ^ω^)女心と秋の空のようです
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 20:35:20.21 ID:4DTtmzZxO
部屋の窓から見えるのは、紅葉の落ちる様と、紅く染まった道。
空は青く透き通って、ぽつんと浮かぶ雲はいつもよりも高く感じられる。
太陽が体を照らしてくれるおかげで、寒くもなく、暑くもなく。
( ´ω`)「……はぁ」
綺麗だなぁ、なんてガラにもないことを思いながら、僕はため息をつく。
窓を開けてみると、優しく、しかし身を裂くような冷たい風が入り込んできた。
その風は、悪戯のつもりか、一つの写真立てを倒して消えていった。
( ´ω`)「……」
そう言えば、ちょうどこんな日の出来事だったなぁ。
僕と、彼女のあの日は……
ガチャリとドアノブのまわる音がし、木製のドアが軋みながら開く。
その隙間から見える、小さな男の子。
その子は、キョロキョロと周りを見回し、僕の姿を見るな否や、駆け寄ってきた。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 20:39:16.41 ID:4DTtmzZxO
( ><)「おじいちゃん、こんにちはなんです!」
( ´ω`)「おぉ、よう来たよう来た。久しぶりじゃのう、ビロード」
( ><)「久しぶりなんです!今日は遊びにきたんです!」
( ´ω`)「ホッホッホ……ワシのところに来たって何にもありゃせんぞ」
あどけない顔をして、僕に寄り添う男の子は、僕の孫だ。
よしよし、と言って頭をなででやると、顔を赤らめながら俯いた。
ドアの隙間から、もう一つ影が現れる。
( `゜ e ゜)「やあ、久しぶり、親父」
それは、ギルバート……僕の息子だった。
昔は良くチャンバラごッこ等をしていた元気な奴だったが、今や中年男だ。
しかし、それでも自分の息子。可愛いものは可愛いのである。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 20:40:54.36 ID:4DTtmzZxO
( ´ω`)「よく来たのう……ギルバート……疲れたじゃろうて」
( `゜ e ゜)「ぬぅ?まだまだ親父には負けてないと思っているのだが……」
( ´ω`)「その見てくれじゃあ誰も信じんわい」
(;`゜ e ゜)「ぬぅん……ぬ?薪が切れてるじゃないか。ちょっと切ってくる」
( ´ω`)「その見てくれじゃあ誰も信じんわい」
(;`゜ e ゜)「ぬぅん……ぬ?薪が切れてるじゃないか。ちょっと切ってくる」
( ´ω`)「気をつけてな……」
( `゜ e ゜)「親父も体にな」
そういい残し、消えていく息子の体を見ながら、少し哀愁を感じる。
やはり、あの時期だからだろうか……。
( ><)「おじいちゃん、つまんないんです!」
Σ(;´ω`)「つまらんて……そっちが来たんじゃろうが……」
( ><)「何か言いましたか?」
(;´ω`)「い、いえ、何も……」
( ><)「それならいいんです」
( ´ω`)「ふむ。そうじゃのう……ちと、昔話でもするかのう……」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 20:43:07.44 ID:4DTtmzZxO
どうせ、暇だし。
なんて都合のいい言い訳を考えながら、先程倒れた写真立てに近付き、立て直した。
そして、一息おいて、話し始める。
( ´ω`)「あれは、ちょうど今日のような日じゃった……」
( ><)「うっせーんです!前置きはいらないからさっさと分かりやすく話し始めるんです!」
(;´ω`)「ビロード……ま、まぁいい。まずは、ワシと彼女との出会いから始めるかのぅ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 20:46:50.73 ID:4DTtmzZxO
僕と彼女が出会ったのは、大学でのサークルであった。
当時僕はテニスサークルに入っており、その理由は痩せようと思ったからだ。
まぁ、結果的にそれがよかったんだけど……
これは、サークルに入ったばっかりの時の、自己紹介の話。
(,,゜Д゜) 「テニスサークル主任、四年のギコだ。新入生ども、一人ずつ自己紹介をしろ!」
( ^ω^)「VIP高校出身、ブーンですお!高校では部活はやってませんでしたが、お願いしますお!」
(,,゜Д゜) 「ぎゃはは、威勢のいい奴だな!次!」
( .∀.)「半角文字列出身、モララーです」
( ´∀`)「オカルト出身、モナーだモナ」
(,,゜Д゜) 「モララーは変態、と……次!」
こんな感じで、淡々とみんなが自己紹介をしていった。
見る限りみんないい人のようで、ギコ先輩は面は怖かったけど、根は優しかった。
そんなみんなの紹介をボケッと聞いている僕に、一人だけ目に付く人がいた。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 20:49:01.79 ID:4DTtmzZxO
ξ゜凵K)ξ「qiv高校出身、ツンよ」
(,,゜Д゜) 「それだけかゴルァ!」
ξ゜凵K)ξ「それだけよ」
彼女は、美しかった。
しかし普段話す言葉には棘があり、最初、僕は彼女が怖かった。
だから、話しかけるのもビクビクしながらだった。
(;^ω^)「あ、あの……ツンさん?」
ξ゜凵K)ξ「何?」
(;^ω^)「あ、いや……なんでもないです」
いつもこんな感じだ。
僕は彼女が僕を嫌っている、僕に怒っているのだと思い込んでいた。
しかし、ある時、またこんなシチュエーションが起きたのだが、それは普段とは違った。
僕は彼女が僕を嫌っている、僕に怒っているのだと思い込んでいた。
しかし、ある時、またこんなシチュエーションが起きたのだが、それは普段とは違った。
僕がまた、なんでもないと言った時だった。
ξ゜凵K)ξ「……あのさ」
(;^ω^)「ぶひぃ!ごめんなさい、ブーーンは卑しい豚です!貴方様の奴隷です!ブヒブヒィ!」
ヘリクダ
ξ#゜凵K)ξ「そういう謙った態度とらないでくれない?同年代なんでしょ!?」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 20:51:11.10 ID:4DTtmzZxO
彼女は、別に人が嫌いでツンツンしていたわけではなかった。
ただ、人とコミュニケーションを取るのが苦手なだけ。
そして、たまたま特別謙っていた僕に、遂にその本音が爆発したのだ。
それからは、僕と彼女は、彼女と他の人との間柄以上に親しくなった。
ξ゜凵K)ξ「私ね、本当は友達が作れなかったの」
( ^ω^)「折角可愛いのに、もったいないお」
ξ////)ξ「ば、バカ!お世辞なんて言っても何もでないんだからね!」
喧嘩した相手と一度仲直りすると、急に仲良くなってしまうことがある。
それは当に、僕と彼女にも当てはまった。
彼女の心を知ってから、もっと知りたくなった。
もっと知ってほしくなった。でも、自信がなかった。
未だに他の人にはツンツンしている間がチャンスだ、なんて思いつつも
それは卑怯だと偽善ぶる自分の心に嫌気がさしつつ、どっちつかず。
結局、一年次の間には言い出せなかった。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 20:56:55.59 ID:4DTtmzZxO
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
( ><)「全く、だらしねえったらありゃしねえんです!」
(;´ω`)「うっ……孫に言われるなんて悔しい……でも感じちゃう!ビクビクッ!」
( ><)「帰るんです!」
(;´ω`)「あぁん!嘘、嘘よビロード!待ってえな!」
( ><)「仕方ねぇやろうです、三分間だけまってやるんです」
(;´ω`)(誰に似たんだろう……)
まぁいいや、コホン。と一息置いて、僕は再び話し始めた。
二年次の話だった。
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31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 21:02:13.88 ID:4DTtmzZxO
流石に一年もたつと、みんな周りとはかなり親しくなっていく。
勿論、彼女も例外ではなかった。
ξ゜凵K)ξ「うーん、うまく返せないわね……」
(*゜ー゜) 「いっそショートクロス狙っちゃえば?」
ξ゜凵K)ξ「卑怯なの嫌いなの」
(*゜ー゜) 「卑怯じゃなくて戦略なのにwww」 ※ショートクロスとはテニスにおいて相手側の、自分とは左右で反対側の、ネットに近いところである。
昔ならば、みんな、そう……と言って去っていくのだが、慣れたものである。
だからこそ、僕はツンに告白するチャンスを失ったと感じていた。
僕は、卑怯な人間だった。
(;^ω^)(どうしようだお……絶対無理だお……でも好きなんだお……!)
ξ゜凵K)ξ「ブーン?どうしたの?」
(;^ω^)「くぁwせdrftgyふじこlp;@:」
急に彼女の顔が目前に現れ、驚いてしまった。
バランスを崩し、倒れていく僕。
しかし、体が地面に着く事はなかった。
彼女が、僕を支えてくれていた。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 21:05:22.66 ID:4DTtmzZxO
しかし季節とは無常なものである。
僕が彼女に言い出せないまま、夏が訪れた。
二年次の夏季長期休暇である。
( ´∀`)「山!山!」
ξ゜凵K)ξ「海しかないでしょ」
( ´∀`)「いいや、山だモナ!」
僕らテニスサークルは、特訓と言う名の旅行を企画していた。
何処に行くかを決めようと、色々な案が飛び交う中、僕は彼女を見つめている。
( ^ω^)「……」
ξ゜凵K)ξ「ちょっとブーン、何か言いなさいよ!勿論あんたも海よね!」
(;^ω^)「おっ、お……海がいいと思うお」
突然話を振られたので、何がなんだか分からないまま返事をしてしまった。
まぁ、結果としてよかったんだけど……
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 21:10:35.87 ID:4DTtmzZxO
ξ゜凵K)ξ「きっまりー!じゃあ場所は海ね!」
(;´∀`)「モナ……多数決じゃ仕方ないモナ……」
僕が反射的に答えた結果、行く場所は海に決まった。
悔しがって地面を叩く人や、抱き合って喜ぶ人が目に入る。
ちくしょういちゃついてんじゃねーよと心の中で呪詛を唱えた。
ξ*゜凵K)ξ「きゃっほー!海海!」
(*゜ー゜) 「やってきまし〜た〜!あっちちちな夏!」
(;^ω^)(しぃさんそれはアウトだお」
遂にやってきた。
ギラギラと燃える太陽に、青の映える海。
砂浜は白く輝いていて、遊びに来ていた人でにぎわっている。
そして僕の目の前には、水着姿のピチピチ女子大生……!
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 21:13:09.40 ID:4DTtmzZxO
( ^ω^)(海になってよかったお)
(*´∀`)「……」
僕がそんな事を考えていると、同級生のモナーがこちらをチラッと見てきた。
何となくその意味を理解した僕。
(*^ω^)b d(´∀`*)
どうやら親睦も深まったようだ。
とりあえず砂浜にパラソルを立て、荷物を運んだ。
モナーが手伝ってくれたので、大分楽だった。
疲れたなぁと思って座ろうとしたとき、顔に冷たいものが飛んできた。
ξ*゜凵K)ξ「アハハ!ブーンもこっちに来なよ!」
ツンが僕に水鉄砲を飛ばしたようだった。
隣から殺気を感じる。
(#´∀`)q
( ^ω^)+
( ^ω^)「今から行くおー!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 21:15:26.65 ID:4DTtmzZxO
モナーを軽く一見し、叫びながら海へ駆け出そうとしたときだ。
また声が一つ聞こえた。
(*゜ー゜) 「モナー君も一緒にこっちで遊ぼー!」
( ´∀`)「わかったモナ!」
そう叫んで、こっちを振り向くモナー。
( ´∀`)+
(#^ω^)
ちょっと悔しかった。
でも、ツンを狙ってない事を確認できて安心した。
これからも、いい友達でありますようにと願った。
秋になった。
女心と秋の空と言うように、季節とは素早く過ぎ去ってしまうものだ。
彼女と入れる時間は、残り2年と半分しかない。
焦った僕は、彼女をドライブに誘う事にした。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 21:17:46.48 ID:4DTtmzZxO
ξ*゜凵K)ξ「キャー!」
( ^ω^)「まだまだ飛ばすおー!」
なんと、二人だけでドライブに行くという大胆な事をしでかしてしまったのだ。
マジ最高。作者にもいつかこんな日が来ますように。
渦巻く峠をグングンと上っていく車。
窓を開けると、冷たい風が身を裂いた。
彼女と居られる時間が、一瞬に感じる。
ξ*゜凵K)ξ「ここに荷物を置くの?」
( ^ω^)「そうだお」
僕らは小さなコテージに居た。
木製のそれは季節を感じさせてくれる。
窓から見える落ち葉が紅く道を彩っている。
コテージの近くにはちょっとしたスペースがある。
そこは砂で敷き詰めてあり、落ち葉が入らないようにしてある。
端には木製のテーブルとイス。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 21:19:01.64 ID:4DTtmzZxO
ξ゜凵K)ξ「ほらほら、早くしなさい」
(;^ω^)「お〜ん……」
ξ#゜凵K)ξ「休まない!」
(;^ω^)「ひぎぃ!」
僕は落ち葉をかき集めていた。
何のためかと言うと、焼き芋をするため。
僕は彼女と一緒に紅い道を手を繋いで歩きあわよくばふひひ……
なんてプランを考えていたのだけども、突然彼女が言い出したのだ。
(;^ω^)「このくらいでいいかお?」
ξ゜ー゜)ξ「そうね、充分だと思うわ」
目の前にはもはや僕の腰まで届きそうなほど積もった落ち葉。
茶色だったり赤色だったりするそれの中に、芋が入れられる。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 21:21:07.23 ID:4DTtmzZxO
ξ゜ー゜)ξ「投入〜」
(*^ω^)(そこはかとなくエロスwwww)
置かれた芋の上に、さらに落ち葉の布団をかけなおす。
一応回りに火の移るものがないかを確認し、内側に火をつける。
ξ゜ー゜)ξ「楽しみだね」
( ^ω^)「おっおっ。そうだおー」
うほっ。これはいいふいんき(何故か変換(ry
そう思ったのもつかの間。
これからあの恐ろしい事件が起こるとは、誰も思いもしなかったのだ。
( ^ω^)「お?なんだか動いてないかお?」
ξ゜凵K)ξ「え?燃えてるからじゃないの?」
( ^ω^)「そうかお……?」
なんだか火のついた落ち葉がもぞもぞと動いているようにみえたのだ。
彼女は気のせいだと言ったが、どうにも怪しいなぁと思った僕。
その時である。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 21:22:43.48 ID:4DTtmzZxO
||iiヽ(´・ω・`) ノii||「俺登場ー!」
火の中から、落ち葉を回りに撒き散らしながら男が現れたのだ。
その男は、一度周りを見回した後、僕を凝視した。
(´゜ω゜`)「ぐひひ、獲物発見!」
(;^ω^)(やばいお、ツンを守らなくちゃ!)
僕は本能的に彼女の前に立った。
彼女が僕の腕を握ったのが、服越しに感じた。
(´゜ω゜`)「そこの男の子……こっちに来な!」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 21:27:03.21 ID:4DTtmzZxO
狙いは、僕だったのだ。
しかしそうやすやすと掘られるわけにはいかない。
僕は近くに会ったバールをもって男に飛び掛ったのだ。
(#^ω^)「ふんっ!」
ゴキッ、と鈍い音がして、男が倒れたように見えた。
しかし、男はなんとも無いと言った表情で立ち尽くしていた。
(´゜ω゜`)「きかんなぁ……あっひゃっひゃっひゃwwww」
(;^ω^)(こいつはやばいお……)
(´゜ω゜`)「君のアヌスを掘るのは……」
(´゜ω゜`)「このショボン様さ!!」
そう言って僕を指差す男は、気付いていなかった。
彼の足元には、燃え滾る落ち葉があることに。
もちろん彼の足に火が燃え移った。
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 21:28:27.44 ID:4DTtmzZxO
(´゜ω゜`)「な、何!?くそっ、そこの糞尼め、謀ったな!?」
( ^ω^)(ツンは何もしてないのに……)
ξ゜凵K)ξ「おーっほっほっほ!かかったわね!」
(´゜ω゜`)「くそっ!ちくしょおおおおっ!」
そう叫んで溶けていく男。
最終的に紫色の液体となって消うせた。
ふと僕が横を見ると、彼女が、ツンが溶けていた
その色はルビーのような赤。
( ^ω^)「ツン……?」
呟くが、返事はない。
その赤色の液体は、少しずつ集まっていき、最終的に一つの赤ん坊の姿になった。
( ^ω^)「……」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/09/28(日) 21:29:36.06 ID:4DTtmzZxO
おぎゃあ、おぎゃあ、ぬぅんと泣き叫ぶその赤ん坊を、僕はツンに因んでギルバートと名づけた。
今の僕の息子である。
これは、僕だけの秘密だった。
( ^ω^)「ツン……」
コテージには、ぬぅん、ぬぅんと泣き叫ぶギルバートの声が木霊していた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
( ^ω^)「まぁ全部嘘なんだけどね」
( ><)「死ね!」
( ^ω^)女心と秋の空のようです おわり
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