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問合せ
( ^ω^)ブーン達はマインスイーパに集められたようです
第1話
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 15:43:12.47 ID:23jkEcGn0
これはマインスイーパをやるスレではありません
ブーン系小説、です。一応
いわゆる「ながら投下」なので、まったりと読んでください
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 15:45:19.18 ID:23jkEcGn0
コンクリートの床
コンクリートの壁
コンクリートの天井
窓は無い
あるのは、男女合計10人の姿と、一つのパソコンだけ
パソコンは電源が入れられており、一つのソフトが立ち上げてあった
( ^ω^)ブーン達はマインスイーパに集められたようです
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 15:49:15.60 ID:23jkEcGn0
( ^ω^)この人たち、誰なんだお…
周りで、まだ寝ている9人の男女は、一人もみたことのある人はいない。
というか、僕自身、なぜここにいるのかが分からない
こんな場所に心当たりはない。
そしてこのパソコン…
('A`)どこだよここ…
僕がパソコンをのぞき込んでいると、後から男の声がした。
覇気の無い、下の中といった感じの顔
('A`)誰だお前?
彼が僕に問うた時、ほとんどの人間が起き出していた。
彼らも、お互いのことを知らないようだった。
中には小学生にしか見えない男の子もいる。
(;^ω^)な、内藤と申します
僕はなんでこんな所にいるんでしょうか…
10 :
>>5善処します
:2008/08/25(月) 15:54:35.83 ID:23jkEcGn0
('A`)俺の名前は鬱田ドクオ。呼ぶ時はドックンで良い
(;^ω^)よろしくですおドクオさん
('A`)……
この人は、威圧感があるが、敵意を発していない。
仲良くなれそうだった
周りの男女も、お互いに名前を言い合っている。
なぜこんなに安心しきった雰囲気なのだろう。
不安がっているのは僕だけではないのか。
('A`)んー、拉致されたかな
ドクオさんのその言葉に、反応した人間がいた。
さっきから部屋の隅で振るえていた10台の女学生だ。
(#゚ー゚)なっ!なんで拉致されたってのに、そんなに落ち着いていられるの!?
私は帰るから!
そもそもアンタ達誰よ!
ここはどこなのよ!
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 16:13:59.18 ID:23jkEcGn0
( ・∀・)まあ待ちなよ、お嬢さん
(#゚ー゚)あなたは誰?
( ・∀・)モララー。と呼んでくれ
見ず知らずの他人に本名を教えるのは得策では無いだろうからね
それを聞いて僕は、ドクオさんに、というか、このメンバーの前で自分の名前を教えたことを後悔した。
きっとドクオさんの名前も偽名だろう。
( ・∀・)まあ名前なんてどうでも良いんだ
まずは状況を確認して、落ち着こう
(#゚ー゚)そう……ね
(*゚ー゚)騒いでも、仕方ないし…そうするわ
半分パニックだった少女を、ここまで落ち着かせるとは、
このモララーさんは、かなり信頼できるかも知れない
55 :
ID変わったけど>>1です
:2008/08/25(月) 22:09:00.13 ID:HwpMsRPa0
(;^ω^)と、とりあえず皆さんの名前を教えてくださいお
('A`)なんだか、長期戦になりそうだしな
ドクオさんが不吉なことをつぶやいたが、僕はスルーした。
最初に口を開いたのは、さきほどの女学生だった。
(*゚ー゚)私の名前は「しぃ」。本名よ。見ての通り、女子高生です。
次々に自己紹介がされていく
(;´・ω・`)あ、あの、僕はショボンと言います。偽名です。
山梨県の小学生6年生、です。
( ^ω^)ショボン君、安心して良いから、落ち着いてくれお?
(;´・ω・`)あ、ありがとうございます
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 22:15:24.10 ID:HwpMsRPa0
( ・∀・)私はモララー。ま、偽名だがね
とある会社でサラリーマンをしている。
(;´∀`)わ、私はモナーと申します。本名です。
私もサラリーマンをしておりましたが、昨年定年退職しました
从 ゚∀从私は高岡。呼ぶ時はハインで良いぜ
大学生だ。
川 ゚ -゚)私はクー。偽名を使わせてもらう。
薬の研究職についている。
( ゚∀゚)俺はジョルジュって呼んでくれ。職業は……言わなきゃダメか?
( ^ω^)いや、言いたくないなら言わなくてもおkですお
( ゚∀゚)そりゃ助かる
あんまり人様に言える職じゃないんでな
ちょっと、怖い人かも知れない
ジョルジュと名乗った彼の左眼から左耳にかけて、切り傷があるのが、余計怖く見せる
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 22:21:31.21 ID:HwpMsRPa0
(;^ω^)僕は内藤と言いますお。いつもはブーンって呼ばれてるんで、そっちで呼んで下さいお
中学生、3年ですお。
('A`)へえ?もっと年上かと思ってたな
俺は鬱田ドクオ。苗字は嫌いなんで、ドックンって呼んでくれ
川 ゚ -゚)ドクオの職業は何だ?
('A`)…(ドックンって呼んでよ)……無職です
( ゚∀゚)wwwww
ジョルジュさんが、声を殺して笑っている。
自らの職を明かさなかった彼に笑う権利はあるのだろうか…
( ・∀・)で、そこの彼女は、まだ起きてないのかな?
モララーさんの指さした先には、首を縮ませて眠っている女の人がいた。
黒髪の綺麗な女性だが、壁に向いて寝ているので、ここからでは顔が見えない。
起こすのも悪いかと思ったが、ハインと名乗った女性が、眠っている女性の体を揺さぶって起こしていた
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 22:25:43.33 ID:HwpMsRPa0
('、`*川ありゃ?あんた達誰?
ここはどこなの?
('A`)誰かさんと違って、落ち着いた第一声だな
しぃさんが、ドクオさんを睨んだ気がした。
でも、ドクオさんの言うとおり、彼女の第一声は、まるで自分の部屋で起きたかのような落ち着きを持っていた。
モララーさんが、起きたばかりの彼女に自己紹介を促した。
('、`*川 んー?
私はペニサス。趣味はいろいろ。特技はパソコン。年齢は二桁ね。」
とにかく、これでこの部屋にいる十人の男女、全員が起きたことになった。
いろいろ問題はありそうだが、この十人で、どうにかしてここから出ないといけない。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 22:30:09.53 ID:HwpMsRPa0
「試合開始前」終了
とりあえず登場人物まとめ
( ^ω^)ブーン。中学三年生
('A`)ドクオ。無職
(´・ω・`)ショボン。小学生
( ・∀・)モララー。サラリーマン
( ´∀`)モナー。定年後、無職
(*゚ー゚)しぃ。高校生
从 ゚∀从ハイン。大学生
( ゚∀゚)ジョルジュ。???
川 ゚ -゚)クー。薬の研究職
('、`*川ペニサス。???(パソコンが得意)
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 22:38:51.93 ID:HwpMsRPa0
「試合開始・ルール説明」
突然、部屋の天井にあったスピーカーから声が響いた。
というか、それまでは誰も天井にスピーカーがあるなんて気づいていなかった。
(;´・ω・`)な、なんでしょうか?
(;´∀`)お、落ち着くんだモナ。
ルール説明。って言ってたモナ。
きっとここから出るための条件みたいなもの……じゃないモナか?
( ・∀・)そうでしょうね。だから静かに聞いておくべきかと
モララーさんの一言で、皆が黙った。
スピーカーの声は、説明を始める
「まず、突然拉致などして、申し訳ない。非礼を詫びよう」
川 ゚ -゚)(このような小説を、読んだことがあるな)
( ・∀・)(こんな推理小説、読んだことあるなあ)
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 22:44:29.75 ID:HwpMsRPa0
「君たちは、突然拉致されてどう思った?きっと驚いただろう」
「悲しんだり、悔しがったり、怒ったものもいるだろうな」
「だが、すぐには殺さないから、安心して良い」
「拷問なんてものも、私は好かないから、安心しなさい」
_,
( ゚∀゚)……
「君たちがここから出られるようになる条件は、二つだ」
「一つは、我々の提示する条件をクリアすること」
「もう一つは、死ぬことだ」
('A`)ブーン。相手は思ったよりも過激じゃない。
けどな、俺たちがピンチなのは変わりないんだ。油断だけはするなよ
僕は、ドクオさんの言葉で、少しだけ気を引き締めた。
油断は、禁物。
「君たちがゲームをし、クリアすれば君らの勝ちだ」
(*゚ー゚)それだけ?
「そうとも、単純明快だろう?」
「ああ、君たちの声はこちらにも届いているから、質問があれば受け付けよう」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 22:47:37.45 ID:HwpMsRPa0
(*゚ー゚)クリアすれば、帰してくれるんでしょうね?
「ああ、もちろんだとも」
「だが、君らの家まで、というわけには行かない。せいぜい最寄り駅くらいまでだな」
从 ゚∀从ゲームをしなかったら、どうなるんだ?
「君らは、殺される」
「その部屋の中でね」
( ^ω^)じゃあ、質問ですお。やるのは、何のゲームですかお?
「そこのパソコンに出てるだろう?」
「マインスイーパだ」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 22:53:05.68 ID:HwpMsRPa0
('A`)('、`*川川 ゚ -゚)( ・∀・)( ^ω^)
マインスイーパ!
( ´∀`)(*゚ー゚)(´・ω・`)( ゚∀゚)从 ゚∀从
全員が、喜んだような声を合わせた。
まさか
( ・∀・)おや?みんなマインスイーパは上級者かい?
('A`)まあ、上級くらいなら、大体クリアできるな
ドクオさんが、自分の実力を言うと、みんなも明かしていった。
だいたいはドクオさんと同じくらいだが、ペニサスさんとモララーさんだけは飛び抜けてうまいとのことだった。
自称だが、自信に満ちあふれた口調だったから、かなりのものだろう
( ´∀`)制限時間は?
「ナシだ。時計が999になっても、クリアさえすれば良い」
(´・ω・`)これは見たところ、一番新しいマインスイーパですが…
「そのパソコンはマインスイーパ用でね、昔の表示の方が良いならそっちでもできるよ」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 22:59:07.06 ID:HwpMsRPa0
('、`*川 一番大事なことを聞くわね
そうだ。僕らが出られるかどうかが決まる大事な要素がある。
ペニサスさんが口を開いた。
('、`*川 難易度は?
「設定で決めさせてもらっている」
「初級を3回、中級を3回、上級を3回。そして、オリジナル盤で1回クリアすれば君らの勝ちだ」
「オリジナル盤の設定は、盤面最大・地雷数200だ」
(;・∀・)「にひゃっ……?」('、`;川
とんでも無い数だ。
きっと、「不可予知」も出てくる。
そんなの、クリアできるハズが無い。
('、`#川 そんなの…!
「クリアしてもらう。」
「いくら失敗しても良いから、クリアしてもらおう」
「返事は?」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 23:04:15.84 ID:HwpMsRPa0
(#゚ー゚)わかったわよ!やってやる!!!!
「元気が良い子は好きだよ」
「それと、失敗しても良いのは、オリジナル盤と上級だけだ」
「中級以下は、一度の失敗でも許さない」
「地雷を爆発させたプレーヤーは、死ぬことになる」
川 ゚ -゚)初級だからと、安易にプレイはできない。そういうことか?
「そうだね、追々ルールは説明して行こう」
「あと、パソコンにはネット回線は無いから、助けを呼ぼうとしても無駄だよ」
「もちろん、携帯はぶっ壊させてもらったから」
「じゃあ、ゲームを開始しても、良いかな?」
マインスイーパ・スタート
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 23:26:45.55 ID:HwpMsRPa0
マインスイーパに運が絡むのはこういう時です
1・2・3開拓後の数字
◎未開拓
×地雷
×◎◎×
×33×
これだと、どちらの◎が地雷なのかわかりません。
こういった状況を、作中では「不可予知」と表しています
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 23:30:09.53 ID:HwpMsRPa0
( ^ω^)……始まったのかお
( ゚∀゚)みたいだな、止まってたマインスイーパの時計が動き出した
( ・∀・)(なるほど、特注みたいだね
はじめの一つを開いてないのに、時計が動き出すとは)
(´・ω・`)で、でも、時間は気にしなくて良いんですよね?
从 ゚∀从 だけど、まったくいじらないと、全員が殺されてしまうらしい
('、`*川 誰が、どの難易度をやるか、決めないとね…
ペニサスさんの言うとおりだ。
ここでウダウダしても仕方がない。
( ・∀・)僕は中級をやるよ。
ミスは許されないんだろう?なら、うまい人がやった方が良いだろうし
('、`*川 アンタがそういうなら、私も負けられないわね
私も中級をやるわ。
この人達、自分の命が失われそうだってこと、分かってるのかな
この二人が、一番過酷なコースを選んだことで、話し合いは進みやすくなったと思われた。
が、その二人を決めてからは、話し合いは停滞してしまった。
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 23:34:49.87 ID:HwpMsRPa0
止まったままの空気を破ったのは、僕だった。
( ^ω^)……、ショボン君は、上級をやれお
(;´・ω・`)上級ですか?しかし……
上級は、このルールでは最も楽なハズだ。
初・中級と違い、失敗が許される上に、オリジナル盤のような無茶な要求でもない。
ショボン君がやるなら、上級が一番だろう
(´・ω・`)……心遣い、ありがとうございます
(´・ω・`)できることなら、中級をクリアしたかったんですが、
すみません……自信がありません
( ^ω^)良いんだお、君は君の上級をクリアするんだお
('A`)ブーン。お前は中級をやるつもりかも知れないが、ダメだ
お前には中級をやらせない
(;^ω^)なっ……
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 23:39:19.51 ID:HwpMsRPa0
僕は驚いた。
上級の3つの椅子の内の一つをショボン君に上げた時、僕は中級か初級をやるつもりでいた。
ドクオさんにそれを見透かされた驚きもあるが、何よりその言葉の内容だった。
(;^ω^)なんでですかお!僕がやった方が、良いに決まってますお!
('A`)プレッシャーがある。お前にはな
きっと家族がいるだろう、友人もいるだろう
失う物が、大きすぎるんだよ。お前は
(;^ω^)う……
そこで思い描いたのは、学校でいつも話しているツンやィョウの姿だった。
確かに、彼らと会えないのは辛い。
(;^ω^)でも……僕がやらないと……
('A`)ブーン、俺がお前より下手だと思ってるのか?ナメるなよ
('A`)とにかく、最後の中級の挑戦者は、俺だ。
最大の難関である中級
それに挑戦する3人の椅子が、埋まってしまった。
モララーさんと、ペニサスさんと、ドクオさん。
(;´∀`)危険なチョイスの気がするモナ……
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 23:45:38.99 ID:HwpMsRPa0
( ゚∀゚)何かいったか?オッさん
(;´∀`)モララー君、ペニサス君。ドクオ君。
リーダー役のこの3人が中級に挑むということは……
从 ゚∀从 一気に頭を失う可能性が出る……ってこと?
(;´∀`)…モナ……
モナーさんの言葉に、ドクオさん達3人の中級挑戦者が反応した。
('、`*川 私達は、絶対クリアするから
( ・∀・) クリアします。安心してください
('A`) ……やりとげます。絶対に
この3人が、こんなにもはっきりと自分の意志を伝えるのは、意外だった。
出会ってから数時間もたっていないが、この3人の性格は把握しているつもりだった。
のらりくらりと、風に揺れる葉っぱのような性格だと思っていた。
(;´∀`)そうか……モナ…
モナーさんが不安を抱えたまま同意した後、彼の後から声がした。
優しく語りかけるような声だ。
川 ゚ -゚)モナーさん、あなたは上級をやるべきだ
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 23:53:28.59 ID:HwpMsRPa0
(;´∀`)モナッ!?
川 ゚ -゚)その老いた体では、クリックミスも犯しかねない。
ましてや、命を賭けた勝負なんだ。あなたには荷が重い
失礼なことを言っているようだが、真実だ。
それに、モナーを思っての発言だと、容易に読み取れた。
(;´∀`)……わかったモナ。やらせてもらうモナ……
(;´∀`)残念だけど、君の言う通りだモナ……
上級を選ばせてもらうモナ
川 ゚ -゚)そうだ。心配はするな。
「あなたは、あなたの上級をクリアすれば良い。」
だろう?ブーン君
突然名を呼ばれて、僕は少し驚いたが、力強く同意した。
これで、上級の椅子はショボン君とモナーさんが座った。
上級の椅子、残りはあと一つ。
危険な椅子は、初級の3つが残っている。
そして、異端児「オリジナル」の椅子。
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/25(月) 23:57:45.53 ID:HwpMsRPa0
川 ゚ -゚)そして私は、初級を選ばせてもらう
( ゚∀゚)理由を聞きたい
川 ゚ -゚)残っているのは、私と君と、ブーン君とハインさん、しぃさんだ。
この5人の中で一番うまいのは、私だろうと踏んだ
( ゚∀゚)言うね。
川 ゚ -゚)言うさ。
はっきり言って、クーさんの言ってる強さはなんの理由付けも無い。
勘によるところのみだ。
だが、残った5人の中ではクーさんが一番うまいだろうと、僕も思った
川 ゚ -゚)では、私は初級をやる、異論は無いな?
異論など、言えるはずが無い。
正しい判断なのだから。
( ゚∀゚)俺もやるぜ。このねーちゃんには負けたくないんでな
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 00:03:53.94 ID:AeQJyyj20
負けず嫌いの塊のような、左頬に傷を持った男が初級に挑戦する。
残りは初級一つ、上級一つ、そしてオリジナル。
だが、すでに初級に座る人間は決まっているようなものだった。
女性を命の危険にさらすわけにはいかない。
特にしぃさんは、精神もマインスイーパも強くなさそうだ。
( ^ω^)僕が、初級をやるお
('A`)……
スピーカーから声は聞こえない。
だが、今もこの会話を聞いているのだろう。
マインスイーパの時計は、すでに999となっていた。
どうやら、さきほどの声の主が「ゲームの参加・不参加」を見極めるらしい。
話し合いによる時間の消費は、ゲーム参加のためと判断されているのだろうか
从 ゚∀从じゃ、私は上級で良いか?
(*゚ー゚)……良いよ、「声」にケンカを売ったのは私だもん。
私がオリジナルに勝たないと、売り逃げだもんね。
これで、全ての参加者の挑戦ランクが決まった。
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 00:10:10.01 ID:AeQJyyj20
「どうやら、挑戦する難易度を決めたようだね」
「話し合いで疲れただろう、少し休憩すると良い」
「次に、私の声がかかった時、ランダムで誰かを選ばせてもらう」
川 ゚ -゚)「誰かを」だと?
「ああ、たとえば君を選んだとしよう」
「選ばれた君は、ランクを選ぶ。」
川 ゚ -゚)私は初級をやるのだが
「そうか、ならばパソコンの前の椅子に座った後、私に「初級」と話しかけると良い」
「すると、画面は初級のランクに変えてやる」
「マインスイーパの表示は、その時に変更してくれ」
「使い慣れた表示が良いだろう?」
川 ゚ -゚)わかった
クーさんは分かったようだが、全員がわかったかどうかは分からない。
僕もやっとのことで理解できた。
この声の主は、説明が下手なのかも知れない。
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 00:14:11.99 ID:AeQJyyj20
( ゚∀゚)どういうことだ?从∀゚ 从
( ・∀・)自分が呼ばれるまでは、休んでて良いってことだよ
呼ばれたら、さっき決めた難易度を選べば良い
そして、マインスイーパを開始するんだ
モララーさんの説明は、スピーカーの声よりもずいぶん分かり易かった。
目を閉じたり、壁にもたれたりして休む者がほとんどだった。
僕も、最初は壁にもたれて体と頭を休めていた
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 00:19:13.28 ID:AeQJyyj20
だが次第に尿意を催してきた。
( ^ω^)聞いてるかお?
「なんだ?」
( ^ω^)トイレはどこだお?
「そこの木製の方の扉を開けろ、便所だ」
( ^ω^)そうかお
木製のドアをあけると、そこは割と綺麗なトイレだった。
用を足しながら、ブーンは考えた。
皆がいた部屋のことだ。
あの部屋は、天井にはスピーカーと電灯があるだけ、
床には何もなく、「ゲーム用」のパソコンが置いてあるだけだった。
ドアは二つ、このトイレへのドアと、もう一つ、金属製の鍵がかかったドア
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 00:24:24.43 ID:AeQJyyj20
金属製のドアは、きっとクリアした人たちをここから出すためのドアだろう
破壊することはできないと思う。
たとえ破壊できても、見張りを置くなり、何らかの対処はしてあるだろう
( ^ω^)やっぱり、ゲームに勝つしか無いのかお…
ブーンの選んだ難易度は、初級
決して難しくない。
初級なら「不可予知」にもなりにくい。
けれど、ノーミスが条件だ。
失敗してしまったら……
そう考えるだけで、身の毛がよだった。
トイレから出ても、しばらくそのことを考えていたが、
( ^ω^)(あんまり、精神を消耗しない方が良いかも知れないお)
と思い立ち、
少しだけ、目を閉じて休んだ
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 00:30:17.61 ID:AeQJyyj20
隣にいるしぃさんが、何かつぶやいていた。
(*;ー;)ギコ兄……なんで私、こんなところにいるのかな……
怖いよ、助けてよ……ギコ兄……
( ^ω^)しぃさん、休んでた方が良いですお…
( ;ー;)ブーンくん…私、私ね、怖いの
( ^ω^)僕も、怖いですお…
(*;ー;)自分で初級を選んだのに、怖いの?
( ^ω^)指先一つ間違えるだけで……
( ^ω^)考えるだけで、怖いですお
( ;ー;)そうよね……
( ^ω^)はい。
だから、しぃさんも今は休んでくださいお…?
(*;ー;)うん、うん……わかった…
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 00:34:31.41 ID:AeQJyyj20
しぃさんをなだめた後、周りを見渡した。
どうやら、体力以上に、精神を消耗している人が多いようだ。
(´;ω;`)シャキン兄ちゃん……助けて……
大人びたショボンくんも、やはり恐ろしいのだろう。
(;゚∀゚)…………
景気の良い啖呵を切ったジョルジュさんも、どこか落ち着きがないように見えた
川 ゚ -゚)くそっ……
クーさんも、死と隣あわせのゲームなど、やりたくないだろう。
僕だって、そうだ
モナーさんやハインさんは、壁に寄りかかって、体を震わせていた。
寒くはない。
恐怖だ。
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 00:38:18.12 ID:AeQJyyj20
やはり、10人の中でも特別な存在だったのは、中級の挑戦者達だった。
('A`)…
(-、-*川
( -∀-)
ペニサスさんとモララーさんは寝てるし、ドクオさんは集中力を高めているようだった。
体に負担をかけるような姿勢でも無い。
マインスイーパの腕どうこうよりも、プレッシャーに強いのだろう
やはり、この3人以外に中級をクリアできる人間はいなさそうだった。
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 00:41:05.19 ID:AeQJyyj20
3人をしばらく見つめていると僕がトイレに行く時に呼びかけた後、まったく声を出さなかったスピーカーが、鳴った
「ゲームを始める」
全員が、それに耳を傾けた
寝ていたペニサスさんやモララーさんも、おびえていたしぃさんやショボンくんも。
「最初のプレイヤーは…」
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 01:01:42.01 ID:AeQJyyj20
「最初のプレーヤーは、ハインリッヒ=高岡」
この名前は、たぶん
从 ゚∀从「私か」
「まずは、パソコンの前の椅子に座れ」
「これから3分以内に座らなければ、ゲーム放棄と見なし、君らを皆殺しにする」
「皆殺し、とは少し幼稚な響きだがね」
从 -∀从「座らないわけないだろ、そんなこと言われてよお」
「オーケー、ゲームに参加するんだね?」
从 ゚∀从「ああ」
「では、難易度を選べ」
ハインさんの選んだランクは上級。
从 ゚∀从「上級だ」
ゲームが、始まった。
ハインさんが右手に持ったマウスが、動き出す
197 :
>>192YES
:2008/08/26(火) 01:09:49.78 ID:AeQJyyj20
ハインさんは、普通の人よりはうまい。
スラスラと道を開いている。
地雷に旗を立て、ミスクリックを防止する。
だが、判断に時間を掛けすぎている気がする。
( ^ω^)ハインさん!
「内藤=ホライゾン。助言をすると、プレイヤーと君を殺すことになる」
( ^ω^)助言じゃないお!聞きたいことがあるんだお!
「ダメだ。君らの間で暗号があるかも知れないからな」
「プレイヤーからの発言は、許してやるが、それに対する返答は禁ずる」
「本来は、今の行動も反則だが、説明していなかった私が悪いから、今のは許す」
(;^ω^)くっ……
从 ゚∀从そこの、内藤?っつったか?
大丈夫だって、安心しろよ。
「そうだな、上級はいわばサービスランクだ。死なないし、クリアできる見込みがある」
从 ゚∀从悔しいけど、こいつの言う通りだ。
安心して私の帰りを待ってろ
ハインさんは、少しずつ陣を広げていった。
地雷に立てた旗も、増えてきていた。
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 01:14:40.30 ID:AeQJyyj20
ゆっくりだが、ミスの無い判断。
ハインさんの見た目とは、真逆のような気がするが、このゲームに関しては、最適だろう
从;゚∀从うっ……
上級やオリジナルなど、地雷が多い盤で起きうる現象が出た。
盤の壁際、地雷の旗に囲まれた4コマ。壁際の二つが不明。内側の二つはどちらも「3」
「不可予知」だ。
マインスイーパは、運の要素は実は小さい。
大体が冷静な判断と迅速なクリックによって構成されている。
だが、この「不可予知」だけはその二つではカバーできない。
100%を運に任せるしかないのだ。
上級でこれが出たのは、不幸中の幸い。
いや、かなりの幸いだった。
204 :
>>198そう
:2008/08/26(火) 01:20:08.33 ID:AeQJyyj20
上級でこの現象が起きたことで、中級や初級にも起きうるということが分かったのだ。
改造してあるマインスイーパだから、「不可予知」はひょっとしたら無いかも知れないと思っていた。
だが、あった。
希望が断ち切られたが、情報は手に入った。
从 ゚∀从 不可予知か〜
あんまり迷っても、同じなんだよね。これって
ハインさんの言うことは正しい。
さらに挑戦ランクは上級、リスクが無い。
早くここから出たいという気持ちもあるのか、ハインさんは早めに決断をした。
从 ゚∀从 こっち!!おっ!!正解かよ!
ハインさんは「不可予知」を、二分の一を正解したようだった。
その後は、どんどん陣を広げた。
油断することなく、着実に。
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 01:25:17.16 ID:AeQJyyj20
上級盤は、地雷の数が99、盤面の大きさが16×30ある。
だが、約100個の地雷も、一つ一つ対処すればどうと言うことはない。
おそらく、ハインさんはクリアする。
クリアした後、そこで知っておきたい情報が幾つかある。
从 ゚∀从地雷はあと2つ。
余裕だな
油断だけはするな。とは念じた。
失敗しても、最初からやり直しになるだけで、別にリスクは無い。
が、雰囲気を乱されるのは、モチベーション的にどうも痛い。
从 ゚∀从ほいほいっと、クリアだな
そんな僕の心配をよそに、
ハインさんは、あっさりとクリアした。
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 01:28:21.59 ID:AeQJyyj20
「ハインリッヒ=高岡、上級をクリアしたことを認める」
从 ゚∀从へっ、当然だぜ!
( ^ω^)おめでとうございますお!
从 ゚∀从おっと、そうだ内藤。お前がさっき言ってt
「おめでとう。ハインリッヒ高岡」
「君は見事上級をクリアした」
「だが、まだ解放はしない」
从 ゚∀从 ……は?
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 01:35:09.46 ID:AeQJyyj20
「君らは、めでたくも、まだ10人生き残っている」
('A`)……で?
「だが、クリアしていないのは9つある」
( ・∀・)おいおい、まさか
「そう、死者が出るランクがまだあるな?」
川;゚ -゚)おい、それでは!
「あと10人で、」
「初級3回・中級3回・上級2回・オリジナル盤1回をクリアせよ」
「初級や中級で失敗し、プレイヤーが死んだ時、他のランクをクリアしたプレイヤーを補充しても良い」
「今の状況なら、たとえ初級・中級の挑戦者が連敗しても、ハインリッヒ高岡を初・中級挑戦者として出せる」
从#゚∀从訳わかんねーよ!!!早く出せよ!
ハインさんが怒るのも無理はない。
これは、これはとんでも無いことになりそうだ。
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 01:42:55.53 ID:AeQJyyj20
(;´・ω・`)どういうこと……ですか?
(;^ω^)今、ハインさんがクリアしたおね?
(;´・ω・`)はい、見てました
(;^ω^)もしも、次に僕が呼ばれたとするおね?
(;´・ω・`)は、はい
(;^ω^)そこで、僕が失敗したら、初級のプレイヤーが一人減るお
(;´・ω・`)……
(;^ω^)僕がクリアできずに死ぬ。ということになるからね
(;´・ω・`)……
(;^ω^)僕の「空席」に、クリアしたハインさんが座るんだお
(;^ω^)死ぬ危険のある、初級の空席に。だお
完全に、誤算だった
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 01:49:33.67 ID:AeQJyyj20
从;゚∀从ありゃ……俺、死ぬかも知れないの?
从;;゚∀从クリアしたのに?
从 ;∀从何も悪いことしてないのに!?
ハインさんの泣き声は、しばらくの間、コンクリートの部屋に響いていた。
ハインさんを、初級や中級に回らせてはいけない。
それを思わせるには、十分の涙だった。
「では、次のプレーヤーを、選んでも良いか」
「まだ「空席」が無いから、ハインリッヒは選ばれない」
「次のプレーヤーは、ハインリッヒ以外の9人から選択する」
「次のプレーヤーは……」
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 02:11:43.74 ID:AeQJyyj20
「次のプレーヤーは君だ、素直=クール」
川 ゚ -゚)私か、
「パソコンの前に着席せよ。3分以内にしなかった場合、ゲームを放棄したと見なす」
「ゲームを放棄した場合、わかっているな?」
川 ゚ -゚)座るさ。もちろん
川 ゚ -゚)(上級やオリジナルは、敗北がありえないから、確実に勝てる)
川 ゚ -゚)(つまり、4人は確実に生きて帰れると思っていたが、やはり甘くないな)
川 ゚ -゚)(これでは、7人以上の死者が出る可能性があるのか)
川 ゚ -゚)(だがこのシステム、無駄が多い)
川 ゚ -゚)(何か、理由があるはずだ)
川 ゚ -゚)やるか
クーさんが小さくつぶやいた。
その声は、9人全員に聞こえたのだろうか。
僕には、聞こえた。
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 02:14:48.74 ID:AeQJyyj20
「ランクは?」
川 ゚ -゚)
クーさんが、ちらりとドクオさん達の方を見た
ドクオさんの隣には、モララーさんとペニサスさんがいる。
中級の、挑戦者達だ。
川 ゚ -゚)初級だ
「わかった。表示はこれで良いな?」
川 ゚ -゚)かまわん
始まった。
ハインさんの上級とは違う、本当に命を賭けたマインスイーパが。
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 02:19:40.84 ID:AeQJyyj20
川 ゚ -゚)ふむ、早速こまったな
初級では、最初の一手が全てを決めると言っても過言ではない。
周りに地雷がなく、多くの土地が開ければ、クリアに近づく。
最初の一手と、「不可予知」は、運に任せるしかない。
川 ゚ -゚)……
クーさんが最初に開いたマスは、数字が書いてあった。
その数、「1」
つまり、開いたマスの周りのマスのうち、1つは地雷だ。
いきなり、賭けになってしまった。
しかも、クーさんの開いたマスは、盤の辺の部分である。
つまり、となり合うマスが5つしかない。
2手目、五分の一の確率で、クーさんが死ぬ
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 02:25:03.57 ID:AeQJyyj20
もちろん、一手目とは違うところを適当に開くという選択肢もある
初級盤の大きさは9×9=81マス。地雷数は10
クーさんが開いたマスと、その周りを全体から引くと、75マス
地雷は、その中に一つあるので残り9
9/75か、1/5か、
リスクの低いのは、明らかに前者だった。
川 ゚ -゚)うむ…
クーさんは、マインスイーパはへタではない。
自分であそこまで言えるのだから、きっとそうだろう。
僕やジョルジュさん、ハインさん、しぃさんより、うまいと言い切った。
だがそのクーさんが、詰まっている
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 02:32:00.13 ID:AeQJyyj20
上手い人は、自然と初級から離れていく。
ハイスコアを出したり、自分なりのオリジナル盤を作ったりする。
初級は、お遊びなのだ
だが、そのお遊びに命を賭けさせられている。
初級の感覚を戻せないというよりは、命を賭けているということが、クーさんの心を乱しているのだろう
さきほどから左手で汗を拭う回数が増えている。
まずい。クーさんが焦りだしている。
それも、まだ2手目だというのに
川 ゚ ー゚)賭けなら、楽しい方をやりたいよな?
(;^ω^)……
僕は、返事ができない。
スピーカー男が、さきほどのハインさんの試合の時に言った
「プレイヤーからの発言は、許してやるが、それに対する返答は禁ずる」
は、ルールの一つだ。
平気で他人を拉致し、監禁し、命を賭けさせる奴らだ。
破れば、おそらくは……
(;^ω^)
返事は、できない
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/08/26(火) 02:36:39.73 ID:AeQJyyj20
川 ゚ -゚)私は、別の場所を開く
川 ゚ -゚)チラッ
クーさんは、一瞬どこかを見た。
天井のスピーカーか、後にいる僕ら9人か
クーさんの右手のマウスが、人差し指によって、左クリックの指令を出す。
カチッ
(続く)
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