3 : ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:27:12.33 ID:4L5zhseI0

 − 第二十三章 過日と私と由無事(其の二) −


こんばんは、都村トソンです。
   _
   |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\           ..~U⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※ ※ ※ ※※ ※ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∪∪ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

(゚、゚トソン 「またコタツなのは主に手抜きのなせる業」

(゚、゚トソン 「本日もまた、私達の思い出をほんの少し語りたいと思います」

(゚、゚トソン 「思えば遠くへ来たもんだ……」

(゚、゚トソン 「色々と違いますし、本編と何ら関係はありません」

ヽ(゚、゚トソン 「では、どうぞ……」 (〃^ω^)ノ オッ!

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


7 :お花見 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:30:00.70 ID:4L5zhseI0

< 並木道 >

ノハ*゚听) 「さざんか、さざんか、咲いた道ー♪」

川д川 「焚き火だ焚き火だ落ち葉焚きー♪」

(゚、゚トソン 「残念ながら、この生垣は椿なんですけどね」

( ^ω^) 「赤いお花が綺麗だおー」

ノハ*゚听) 「これはツバキって言うのかー?」

川д川 「椿と山茶花は似てるよねー。どこかに見分け方はあるの?」

(゚、゚トソン 「1番の違いは開花時期ですかね。椿が冬から春にかけてなのに対して、山茶花は秋から冬です」

(;^ω^) 「おー? 今は冬のまん中ぐらいだからどっちかわからんお?」

(゚ー゚トソン 「それもそうですね。椿の花はこんな感じで綺麗に全部は開かないんですよ。蕾のままの部分が少し残ります」

川д川 「なるほど。確かに、開きかけみたいな咲き方だね」


9 :お花見 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:31:00.77 ID:4L5zhseI0

(゚、゚トソン 「後は散り方ですね。ほら、椿はこんな風に花のまま落ちます。山茶花は花びらが散って行く感じです」

ノハ*゚听) 「おー! 今、ボトって落ちたぞ!」

(゚、゚トソン 「あんな落ち方ですから、お見舞いに持って行くのは良くないとされていますね。首が──これは知らなくてもいいですね」

川д川 「でも、純粋に花の部分だけ、開きかけの山茶花と比べると、どっちがどっちかわからなさそうだね」

(゚、゚トソン 「もう少し細かい見分け方があるらしいですが、確かに難しいですね」

(-、-トソン 「山茶花と椿との交雑園芸品種である寒椿とか、似たようなものがあって紛らわしいですから」

d(>、<トソン 「今回はwikiに頼りっきりじゃなくて、半分以上自分の記憶なんで間違ってたらごめんなさい」

川;д川 「誰に言ったの?」

ノハ*゚听) 「この花は知ってるぞー! 梅干しだぁぁぁぁ!」

川ー川 「ヒートちゃん、干しはいらないよ。でも、正解。よくわかったね」

( ^ω^) 「おー、ちょっと桜に似てるお」


11 :お花見→雪柳と紅白梅 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:33:04.94 ID:4L5zhseI0

(゚、゚トソン 「そうですね、遠めに見たら似てるかもしれません。でも、ほら、こうやって近くで見ると……」

( ^ω^) 「お! ちょっと花びらが丸いお!」

(゚、゚トソン 「違いはそこですね。桜に比べて丸いです。それと色も、いわゆる桜色ではなく、こういった紅や白が多いですね」

ノパ听) 「この花もすっぱいのかー?」

川ー川 「花は酸っぱくないよ。それと、実もそのまま食べちゃダメなんだよ? 中毒になったりしちゃうからね」

ノパ听) 「わかったぞー」

(゚、゚トソン 「そして木の根元には雪柳が群生していますが……」

( ^ω^) 「お花咲いてないお」

(゚、゚トソン 「雪柳は春先ですからね。まだ少し早いですね」

川д川 「こっちの梅は遅咲きみたいだから、来月ぐらいにいっしょに咲いてるのが見られるかもね」

( ^ω^) 「おそざきってなんだお?」

川д川 「本来咲く時期よりは遅く咲くお花の事を遅咲きって言うんだよ」


13 :雪柳と紅白梅 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:34:12.99 ID:4L5zhseI0

(゚ー゚トソン 「お花さんの中にも、ブーンみたいにお寝坊さんがいるんですよ」

(;^ω^) 「お、僕はちゃんと早起きできるお! ホントだお!」

(゚、゚トソン 「はいはい、ちゃんと起きないと朝ご飯食べそびれてしまいますもんね」

ノパ听) 「じゃあ、逆に早く咲くのもあるのかー?」

川д川 「うん、あるよ。早咲きって言われるね」

ノパ听) 「なるほどー。ツンみたいなせっかちな花かー」

(゚、゚トソン 「そうですが、本人がいたら殴られてますね」

ノハ;゚听) 「ツ、ツンには言うなー」

川ー川 「はいはい、わかってますよ」


川ー川ノハ*゚ー゚)(〃^ω^)(゚、゚トソン


 − お花見&雪柳と紅白梅 おしまい −


16 :ワイルド乙女 / ゚、。/ ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:36:07.79 ID:4L5zhseI0

< 学食 >

/ ゚、。/ 「乙女……恋をするの巻」

*(;‘‘)* 「てめーは……またですか?」

/ ゚、。/ 「うむ……またなんだ……すまない」

*(;‘‘)* 「今度はどこのどいつですか?」

           ∧∧
/ ゚、。/ 「こんな(,,゚Д゚)の……」

*(;‘‘)* 「野良ですか」

/ ゚、。/ 「今日……捕獲作戦……敢行」

*(;‘‘)* 「ほどほどにしとくですよ?」

・・・・
・・・


19 :ワイルド乙女 / ゚、。/ ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:39:37.63 ID:4L5zhseI0

< ホワイトVIP 裏手 >

ウフフフフ……∧∧
/*゚、。/つ<;,゚Д゚) ナーゴルァ

ξ;゚听)ξ 「何やってんの……ダイオード?」

/*゚、。/ 「ラブリー……猫……捕獲」

ξ;゚听)ξ 「止めなさいよ。つーか、あんた高いから怯えてるじゃないの!」

:(;,゚Д゚): ナーゴルァ……

/ ゚、。/ 「む……すまぬ……降ろす」

三 ナーゴルァァァァ!

/ ゚、。/ 「あ……逃げた……しょっく」

ξ;゚听)ξ 「そりゃ逃げるわよ……」


21 :ワイルド乙女 / ゚、。/ ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:41:34.39 ID:4L5zhseI0

/ ゚、。/ 「猫……猫……いない……」

ξ゚听)ξ 「まあ、あれだけ騒げば他の猫も逃げるでしょうね……」

/ ゚、。/ 「しょぼーん……」

ξ--)ξ 「もう……、せっかくご飯持ってきたのに──」

     ヒョイ
/ ゚、。/つξ--)ξ

ξ゚听)ξ 「……何してんの?」

/*゚、。/ 「猫……いない……代わりに……妖精さん」

ξ;゚听)ξ 「代わりに、じゃないでしょーが! 降ろしなさいよ!」

/*゚、。/ 「お家……行こ……ご飯……あげる」

ξ;゚听)ξ 「行かないわよ! 私の家はデレの──」


23 :ワイルド乙女 / ゚、。/ ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:42:49.83 ID:4L5zhseI0

ζ(゚ー゚*ζ 「あれー? ツンちゃん……とダイオード先輩? こんにちは、何──」

     ヒョイ
ζ(´д`*ζ⊂/ ゚、。/つξ゚听)ξ

ζ(´д`;ζ 「へ?」

ξ;゚听)ξ 「何でデレまで捕まえてんのよ?」

/*゚、。/ 「妖精さん……デレの家が……自分の家……デレ……私の家連れてく……妖精さんの家……私の家」

ξ;゚听)ξ 「何じゃその無茶苦茶理論は!」

ζ(´ー`;ζ 「えーと、私はどうなるのかなー、これ?」

/*゚、。/ 「よし……だっしゅ……」

ξ;゚听)ξ 「ちょ、急に走るんじゃないわよ! 落ちる!」

ζ(´д`;ζ 「みぎゃー!? 高い揺れる落ちる怖いー!!!」


24 :ワイルド乙女 / ゚、。/ ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:44:44.78 ID:4L5zhseI0

/*゚、。/ 「大丈夫……ほんの数キロ……」

ξ;゚听)ξ 「意外と遠いじゃないのよ。何でこんなとこまで来てんのよ!」

ζ(´д`;ζ 「落ちる落ちる落ちる落ちる落ちる落ちる」

/*゚、。/ 「だーっしゅ……」

ξ;゚听)ξ 「はーなーせー!!!」

ζ(´д`;ζ 「おぇうぃあぁぁぁぁ!?」

・・・・
・・・

< トソン宅 >

(゚、゚トソン 「それで、連れて行かれてどうしたのですか?」
つ^ω^)

ξ--)ξ 「別に大した事はなかったわ」


28 :ワイルド乙女 / ゚、。/ ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:47:16.27 ID:4L5zhseI0

ζ(´ー`*ζ 「鰹節ご飯美味しかったー」

( ^ω^) 「おー、かつおぶしご飯って食べた事ないお。食べてみたいおー」

(゚、゚トソン 「なるほど。言葉通り猫の代わりというわけですか……」

ζ(´ー`*ζ 「後は猫じゃらしで遊んだ」

ξ--)ξ 「デレだけね」
 _, ,_
(-、-トソン 「何やってるんですか……」

dζ(´ー`*ζ 「意外とはまるね。中々つかまんない」


 − ワイルド乙女 / ゚、。/ おしまい −


/*゚、。/ 「次は……誰にしようかな……」


30 :ショボンとシャキンの対談 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:50:03.84 ID:4L5zhseI0

< 某所 某時 >

(´・ω・`) 「えーと、こんばんは、饅頭庶凡屋店長のショボンです」

(`・ω・´) 「こんばんは、旅館るんるん雲井ヶ浜を経営してるシャキンだよ」

(´・ω・`) 「しかし、シャキンさん、今日は何なんです? わざわざこんな所に呼び出して」

(`・ω・´) 「いやいや、ショボン君、これは僕が呼び出したわけじゃないよ」

(´・ω・`) 「そうなんですか?」

(`・ω・´) 「何でもね、僕と君の対談らしいんだ」

(´・ω・`) 「……何の為にでしょう?」

(`・ω・´) 「そりゃあ、僕らのファンの為にじゃないかな?」

(´・ω・`) 「……ファンとは?」

(`・ω・´) 「そりゃあ、お客様じゃないかな? 僕は旅館の、君は饅頭の」


32 :ショボンとシャキンの対談 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:51:02.17 ID:4L5zhseI0

(´・ω・`) 「なるほど、つまりはそれを語ればいいのかな。僕の、饅頭への思いを」

(´-ω-`) 「僕と饅頭の出会いはそう、かれこれ20数年前にさかのぼる──」

(;`・ω・´) 「いや、それは違うと言うか、君が饅頭論を語りだすと軽く1日潰れるから止めとこう」

(´-ω-`) 「そもそも饅頭というのは、その歴史の紐を解けば──」

(;`・ω・´) 「いや、聞いてよ。つーか聞け。そこは誰も望んでないから!」

・・・・
・・・

(´・ω・`) 「失敬。つい、饅頭の世界に入り込んでいました」

(;`・ω・´) 「どんな世界なんだと突っ込みたいけど、僕もどちらかと言えばボケなんだよね……」

(´・ω・`) 「まあ、要約すれば饅頭愛だね、饅頭ラブ」

(;`・ω・´) 「君は少しは饅頭から離れた方がいい気もするけどね。饅頭通してしか人と会話してないんじゃないかな?」


36 :ショボンとシャキンの対談 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:53:17.15 ID:4L5zhseI0

(´・ω・`) 「そんな事ないですよ。店に来たお客さんと世間話は普通にしますし、買い物に行ったスーパーとかでも
       話したりしますよ」

(`・ω・´) 「あれ、ショボン君、スーパーに買い物とか行くの? 材料仕入れ?」

(´・ω・`) 「いえ、材料は直接仕入れてますから、単に食事の材料とかを──」

(;`・ω・´) 「え? ショボン君、饅頭以外も食べるの?」

(;´・ω・`) 「そりゃ食べますよ。3食饅頭なわけないじゃないですか」

(;`・ω・´) 「そうなんだ……シャキン、軽くショッキング」

(´・ω・`) 「食事は割と洋食派ですね」

(`・ω・´) 「うちは和食が多いな。まあ、ああいう旅館だから、賄いもそうなる事が多いね」

(´・ω・`) 「でぃさんは相変わらず料理はされないのですか?」


38 :ショボンとシャキンの対談 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:55:39.74 ID:4L5zhseI0

(`・ω・´) 「うん、作らないね、料理下手だからねー。ただ、味覚はいいし、味にはうるさいから気は抜けないね」

(´・ω・`) 「それはシャキンさんがちゃんと作れる人だとわかってるから仰られるのでしょうね。素敵なご夫婦ですよね」

(*`・ω・´) 「そうかい? まあ、でぃも普段は厳しいし、何度も死にそうな目に合わされたけど、やっぱり僕の事を
         愛してるんだよねー、うん」

(;´・ω・`) 「死ぬ目に合う原因は、ほぼ自業自得だと思いますけどね……」

(`・ω・´) 「ショボン君は結婚しないの? 色々あるけど、やはり夫婦はいいものだよ」

(´・ω・`) 「……まあ、相手が必要な話ですからね」

(`・ω・´) 「あれ? ショボン君、ひょっとして……」

(´・ω・`) 「……」

(`^ω^´) 「モテないのかな? かなかな?」

(´・ω・`) 「そうですね、自分……不器用ですから」


47 :ショボンとシャキンの対談 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 21:59:38.13 ID:4L5zhseI0

(`^ω^´) 「あー、そうだねー。確かにショボン君はそういうの苦手そうだよねー」

(´・ω・`) 「ええ」

(`^ω^´) 「でも、そういうのは意外と簡単だよ? 僕らは幸い手に職持ってるじゃん?」

(`・ω・´) 「こう、ひた向きに仕事をしてるフリをして、キリっとした横顔を見せちゃったりなんかすると、もう……」

(*`・ω・´) 「ねー、ねー、あの人イケテナーイ? 横顔がチョーステキ!」

(`^ω^´) 「見たいな感じで女の子がわんさとやって来──」

(#゚;;-゚) 

(`・ω・´) 「──てくれて、上手くいけばリピーターになってくれてお店の売り上げも上がり、引いては地域全体活性化につながり、
        良い事尽くめだと僕は思う所存だよ」

(#゚;;-゚) 「へー、なかなかご立派な考え方やね」

(*`・ω・´) 「あれ!? でぃ? いつの間に? やだなー……今の聞いてたの? ちょっと恥ずかしシャキン」


48 :ショボンとシャキンの対談 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:00:30.83 ID:4L5zhseI0

(#^;;-^) 「聞いてたよー……最初からねー」

(;`・ω・´) 「……いや、これはね、あくまでショボン君の為にやり方の1つをね──」

(#^;;-^) 「はいはい、続きは向こうでな」

ハーイ、コッチネー ズリズリ……
(^-;;^#)つ<;`゚ω゚´) 「いや、だから、別にやましい考えがあったわけでは──」

(;´・ω・`) 「……」

(´・ω・`) 「……うん、帰ろう。」

(´・ω・`) 「……結婚か」

(´・ω・`) 「……僕には待ってる人(饅頭)がいるからね」

  クルッ
(ω・` ) 「明日は明日の饅頭が転がるさ……」


 − ショボンとシャキンの対談 おしまい −


53 :4人で飲み会 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:02:40.83 ID:4L5zhseI0

< トソン宅 >

ミセ*゚ー゚)リつU 「んじゃ、かんぱーい!」

川д川「「「かんぱーい」」」ζ(^ー^*ζ(゚、゚トソン

ミセ*゚∀゚)リ 「くぁーっ! 久々のお酒は美味いねー」

チビチビト
U(゚、゚トソン 「そんなに一気に飲むと、酔いが回りますよ?」

川д川U「トソンちゃんはゆっくり過ぎな気もするけどね」

dζ(´ー`*ζ 「今日は皆の風邪の快気祝いの4人だけの飲み会で、ツンちゃん達は私の部屋に避難してまーす」

ミセ*゚ー゚)リ 「説明ご苦労。そういうこったから飲みねー飲みねー」

(゚、゚トソン 「避難という言葉も変ですけどね。まあ、悪い影響を与えないためという意味では避難ですか」

ミセ*゚∀゚)リ 「酒もそうだけど、ここのお店はつまみも美味いんだよねー。ママ最高ー」


58 :4人で飲み会 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:04:54.53 ID:4L5zhseI0

(゚、゚;トソン 「別に風邪が治ったからといってお酒を飲む必要もないのですが。そしてここは私の部屋で店ではありません」

川;д川 「この場合のママはひょっとして私なのかな?」

ミセ*゚д゚)リ 「お前らさー、細かい事ぐたぐた言ってないで楽しく飲もうよー。
        こういう事でもなければ滅多にお酒なんて飲まないじゃんかー?」

Uζ(´ー`*ζ 「苦マズー」

ミセ*゚д゚)リ 「デレはビール飲むな! その辺の缶チューハイで十分だ!」

(゚、゚トソン 「缶チューハイの方がアルコールの度数が低くていいですね」

ミセ*゚ー゚)リ 「たまにはパーっと酔っ払って浮世の憂さを晴らそうぜ?」

(゚、゚トソン 「別に晴らすほどの憂さはありませんし、酔って思考が覚束なくなる事に何らメリットを感じませんが」

ミセ;゚ー゚)リ 「こいつは……」


60 :4人で飲み会 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:06:33.24 ID:4L5zhseI0

Uζ(´ー`*ζ 「かーんちゅーはーい」

川д川 「色んな味があるんだねー。でも、ジュースっぽいよね」

ボソボソ
ミセ*゚ー゚)リ 「ねー貞ちゃん、貞ちゃん、トソン酔わせようぜ?」
ボソボソ
川д川 「え? なんでそんな事を?」
ボソボソ
ミセ*゚д゚)リ 「いちいち冷静に突っ込まれるとさ、こっちが酔えないじゃん」
ボソボソ
川д川 「それは確かに。でも、今までトソンちゃん酔っ払った事ないよね? と言うか、あんまり飲まないし」
ボソボソ
ミセ*゚∀゚)リ 「だから、飲ませてみようって話。面白そうじゃん?」
ボソボソ
川д川 「確かに、トソンちゃんが酔ってどうなるか興味はなくもないけど……」
ボソボソ
ミセ*゚ー゚)リ 「けど?」
ボソボソ
川;д川 「酔ったら酔ったで、確実に誰かが被害を被りそうな気がする。主にミセリちゃんが」


63 :4人で飲み会 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:08:09.25 ID:4L5zhseI0
ボソボソ
ミセ*゚ー゚)リ 「大丈夫、大丈夫、私と貞ちゃんは酔ってもちゃんと意識しっかりしてる方じゃん? ヤバそうなら、ふんにゃりしてるデレを
        生け贄にすればいいからさ」
ボソボソ
川;д川 「軽くヒドいけど、それなら確かに……」

ζ(´ー`*ζ 「唐揚げウマー」

(゚、゚*トソン 「冷奴が美味しいですね」

ミセ*゚д゚)リ 「お前らー! 飲み会だぞ? 食ってばかりじゃなくて飲めよ!」

ζ(゚ー゚*ζ 「お酒のつまみってご飯に合うよねー。ご飯炊いてない?」

川д川 「炊いてないけど……、炊く?」

ミセ*゚д゚)リ 「炊かなくていいよ、ってか、飲めよ!」

(゚、゚トソン 「うるさいですね……。飲めばいいんでしょ、飲めば」

ミセ*゚д゚)リ 「それ、烏龍茶じゃんか! 飲めっつったらこの場合はアルコールでしょうが?」

ζ(゚一゚*ζ 「アルコールかー。貞ちゃん、カクテルとか作れないの?」


69 :4人で飲み会 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:13:05.82 ID:4L5zhseI0

川д川 「さすがにそこまでは勉強して──」

      モガッ
ミセ*゚∀゚)リつ-川 「作れる! 作れる! 貞ちゃん作れるからちょっち待っててね」

ボソボソ
川;д川 「ミセリちゃん、私、カクテルとか作ったことないよ?」
ボソボソ
ミセ*゚ー゚)リ 「大丈夫、大丈夫、その辺の材料、適当にチャンポンすればいいって。それよっかこれ……」
ボソボソ
川д川 「これは? カルーア? カルーアってコーヒー豆から作られるってやつ?」
ボソボソ
ミセ*゚ー゚)リ 「そうそう、それ。……で、それ、コーヒーって事はさ、誰かさんが好みそうじゃない?」
ボソボソ
川д川 「あー、なるほど、そうだね」
ボソボソ
ミセ*゚∀゚)リb 「カルーアのアルコール度数はそれほど低くないし、甘党じゃないから牛乳の量を減らせば──」
ボソボソ
川;д川 「よくもまあ、色々と考えたもんだね。……でも、やってみようかな」

川ー川 「面白そうだしね」


71 :4人で飲み会 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:16:20.09 ID:4L5zhseI0

・・・・
・・・

川ー川つU 「はい、出来たよー」

Uζ(´ー`*ζ 「カクテルだー。すごーい」

U(゚、゚トソン 「何故、私にも?」

川ー川 「トソンちゃんもこれなら好きかなーって思ってね。ほら、匂いとか、どう?」

(゚、゚トソン 「これは……コーヒーですか? 確かにこれならちょっと興味ありますね」

ミセ*゚∀゚)リb 「カルアミルクだよ。コーヒー牛乳みたいなもんだから飲みやすいよ」

川ー川 「トソンちゃん用に少し甘みは抑えたけどね」

(゚、゚トソン 「そうなのですか? では、頂いてみますね」

川ー川 「どうぞ召し上がれ」


72 :4人で飲み会 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:18:10.73 ID:4L5zhseI0

(゚、゚*トソン 「あ、これは美味しいですね。ちょっとアルコール分は感じますが、コーヒーの様で飲みやすいです」

ミセ*゚∀゚)リ 「そりゃ良かった! ほら、まだあるからじゃんじゃん飲んで」

(゚、゚*トソン 「そんなには飲めませんよ。でも、これなら飲めますね……」

川ー川 「フフフ……」

ミセ* ∀ )リ 「クックック……」

・・・・
・・・

< トソン宅 2時間後 >

ζ(´q`*ζ 「うぴぃ……」

U(゚、゚*トソン ゴクゴク……

ミセ;゚ー゚)リ 「……」

川;д川 「……」


76 :4人で飲み会→(゚、゚トソンが酔った! ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:20:34.37 ID:4L5zhseI0

(゚、゚*トソン 「ん? どうしました、ミセリ、貞子?」

ミセ;゚ー゚)リ 「いや、どうもしてないけど……」

川;д川 「どちらかと言えばトソンちゃんがどうかなと……」

(゚、゚*トソン 「私がどうかしましたか?」

ミセ;゚ー゚)リ 「あ、いや、結構飲んでるけど、大丈夫なのかなー……とかね」

(゚、゚*トソン 「大丈夫って? 何が大丈夫ですか?」

ミセ;゚ー゚)リ 「いや、トソン自身が──」

(゚ー゚*トソン 「私の何が大丈夫じゃないのですか? 少なくとも、あなたの単位よりは大丈夫ですよ?」

ミセ;゚д゚)リ 「単位!?」

(゚、゚*トソン 「例えば……あ、これは言わない方がいいですね。すみません、何でもありません」

ミセ;゚д゚)リ 「いや、言えよ! 何かあったっけ? 出なきゃいけないの出てなかったりした?」


80 :(゚、゚トソンが酔った! ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:22:55.85 ID:4L5zhseI0

U⊂(゚、゚*トソン 「あ、貞子、おかわりお願いします」

ミセ;゚д゚)リ 「うぉぉぉぉい! シカトすんなよ」

(^ー^*トソン 「冗談です。大丈夫ですよ」

川;д川 「ちょ、ちょっと飲み過ぎじゃないかなー?」

d(^ー^*トソン 「へーき、へーき、こっそりつま先立ちダイエットしてる貞子のお腹周りよりはへーきです」

川;д川 「な、なんでそれをー!?」

(゚、゚*トソン 「まあ、冬場はしょうがないですよね。寒いから脂肪が付きやすいし」

川;д川 「そ、そうだよね……、食べ物も美味しいからついつい……」

(^ー^*トソン 「まあ、そのままその脂肪が生涯の伴侶になることも多々ありますけどね」

川;д川 「ええー!?」

ミセ;゚ー゚)リ 「おーい、やっぱ飲み過ぎじゃね? つーか、ホントに私の単位は大丈夫なんだよね?」


83 :(゚、゚トソンが酔った! ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:26:13.45 ID:4L5zhseI0

(^ー^*トソン 「ええ、大丈夫ですよ? まだ1年じゃないですか?」

ミセ;゚д゚)リ 「来年もう1回受けろと!? てか、ダメじゃん、平気じゃないじゃん!」

d(^一^*トソン 「ドンマイ!」

ミセ;゚д゚)リ 「こいつ、全然話にならNEEEEEE!!!」

ボソボソ
ミセ;゚ー゚)リ 「何、これ? パッと見、全然酔ってないのにさ、何かおかしくね?」
ボソボソ
川;д川 「リミッターが外れてる感じだよね、……毒舌の」
ボソボソ
ミセ;゚ー゚)リ 「どうしよ?」
ボソボソ
川;д川 「どうしよ? って言われても……さっさと潰しちゃうか、それか──」
ボソボソ
ミセ;゚ー゚)リ 「当初の予定通り、人身御供を使うか……だね」


85 :(゚、゚トソンが酔った! ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:26:57.11 ID:4L5zhseI0

ヾ(^ー^*トソン 「貞子ちゃーん、おかわりまだー?」

川;д川 「は、はい、今お持ちします!」

ミセ;゚ー゚)リ 「おっと、失礼」

ζ(´д`*ζ 「むぎゅぅ!?」

ミセ;゚ー゚)リ 「あ、ごめんね、デレ、大丈夫?」

ζ(´ー`*ζ 「あれー? ここどこー? ……あートソンちゃん家だー」

(゚、゚*トソン 「おや、起きましたか、デレ。頭は大丈夫ですか?」

ζ(´ー`*ζヽ 「んー……頭痛はないね。大丈夫みたい」

(^ー^*トソン 「そうですか、それは良かった」

ミセ;゚ー゚)リ 「あー、デレ、何か飲む?」

ζ(´ー`*ζ 「そだね、何か冷たいものー」


88 :(゚、゚トソンが酔った! ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:28:37.35 ID:4L5zhseI0

ζ(´д`*ζ 「てか、この部屋あっつーい」

(゚、゚*トソン 「高熱が続くと、人間は脳細胞が死滅しますよね」

ζ(´д`*ζ 「マジで? ヤバいね、それは。よし、脱ごう」

ミセ;゚ー゚)リ 「いや、脱ぐなよ」

ζ(´ー`*ζ 「上着だけだよ、大丈夫、大丈夫」

ミセ;゚ー゚)リ (酔っ払いの大丈夫は全く信用おけねーよなー、と改めて思う私でしたとさ)

(゚、゚*トソン 「……」

ζ(´ー`*ζ 「?」

(゚、゚*トソン 「……また太りましたか」

ζ(´д`*ζ 「太ったんじゃねっスよ? 大きくなっただけっスよ。切れてないっスよ」

ミセ;゚ー゚)リ (お前は何キャラだよ……)


93 :(゚、゚トソンが酔った!→ζ(゚ー゚*ζ(゚、゚トソンの黒い戦い ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:30:46.33 ID:4L5zhseI0

(゚、゚*トソン 「所詮は脂肪の塊ですよ」

ζ(´ー`*ζ 「ウヒヒ……ぺったんこなトソンちゃん、かわいー」

(゚、゚*トソン 「一応、起伏はありますので──」
..)
∩ζ(´ー`*ζ 「起伏ってこんな感じー?」

ミセ;゚ー゚)リ (うわぁ……やりやがった)

( ー *トソン 「……括弧が逆では?」

ζ(´ー`*ζ 「静かな湖畔の森の陰から♪ はい」

ミセ;゚ー゚)リ (はい、じゃねーよ。何で歌いだすんだよ)

(゚、゚*トソン 「静かな湖畔の森の陰から♪」

ミセ;゚ー゚)リ (お前も歌うのかよ──ってか輪唱かよ)

ζ(´ー`*ζ 「もう起きちゃいかがとカッコーが鳴くー♪」

(゚、゚*トソン 「もう起きちゃいかがとカッコーが鳴くー♪」


96 :ζ(゚ー゚*ζ(゚、゚トソンの黒い戦い ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:32:49.52 ID:4L5zhseI0
コソコソ
ミセ;゚ー゚)リ 「退避、退避。……何だこれ? ねー、貞ちゃん、どうしよう?」

「……」

ミセ;゚д゚)リ 「あれ? 貞ちゃん?」

ミセ;゚д゚)リつ□ 「ん? 何、この紙?」

『 ミセリちゃんゑ
 
 ヒートちゃん達を子供3人だけにしておくのはあまり良くないだろうから、デレちゃんの部屋に行ってるね。

 ちゃんと、カルアは2リットルのペットボトルに作っておいたから安心してね。

 こっちの部屋はそちらの邪魔にならないようにしっかりと鍵をかけておくからね。

 朝までごゆっくり楽しんでくださいね。

                                                          貞子より 』

ミセ;゚д゚)リ 「さぁぁぁだぁぁぁこぉぉぉ!? 自分だけ逃げやがったぁぁぁぁぁぁ!!!」


98 :ζ(゚ー゚*ζ(゚、゚トソンの黒い戦い ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:34:52.00 ID:4L5zhseI0

Uヾ(^ー^*トソンζ(´д`*ζノシU 「「おかわりー」」

ミセ;゚д゚)リ 「自分でやれぇぇぇぇ!!!」

(^ー^*トソンζ(´д`*ζ 「「……」」

ミセ;゚ー゚)リ 「……」

( − *トソンζ( − *ζ 「「……おかわり」」

ミセ;゚ー゚)リ 「……はい、ただいま」

Uヾ(^ー^*トソンζ(´д`*ζノシU 「「やっほぉー」」

ミセ;゚д゚)リ 「ちょ、氷がこぼれるから止めれー!」

・・・・
・・・


102 :ζ(゚ー゚*ζ(゚、゚トソンの黒い戦い ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:38:41.10 ID:4L5zhseI0

< トソン宅 翌朝 >

ガチャ
川д川 「おはよー」

(゚、゚トソン 「おはようございます、貞子」

川д川 「……トソンちゃん? えーと……大丈夫……なのかな?」

(゚、゚トソン 「何がですか?」

ミセ − )リ 「……ブツブツ」

ζ(´へ`||ζ 「おぇいうぁ……」

川;д川 「いや、お酒……他の2人はどう見ても……」

(゚、゚トソン 「デレは例によって二日酔いみたいですね。ミセリは……何でしょう? 朝からまっ白ですが」
 _, ,_
(-、-トソン 「この部屋の状況から察するに、昨夜はかなり飲んだみたいですね。そんなに強くないなら無理して飲まなければいいのに……」

ミセ − )リ 「…………」


104 :ζ(゚ー゚*ζ(゚、゚トソンの黒い戦い ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:41:17.78 ID:4L5zhseI0

川;д川 「トソンちゃんは飲んでないの?」

(゚、゚トソン 「そんなには飲んでないと思いますよ? カルアミルクを頂いた辺りから覚えてませんから寝てしまったのでしょう」

ミセ − )リ 「……………………」

川;д川 「そ、そうなんだ……」

(-、-トソン 「しかし、私も意外とお酒に弱いようですね。外で飲む場合は気を付けないといけませんね」

ミセ − )リ 「…………………………………………」

d(゚ー゚*トソン 「あ、でも、カルアミルクは美味しかったです。また飲みたい──」

ミセ;゚д゚)リ 「お前はもう2度と飲むんじゃねぇぇぇぇ!!!」

川;д川 (うわぁ……)

σ(゚、゚トソン 「?」


 − 4人で飲み会 おしまい −


108 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:45:55.82 ID:4L5zhseI0

< トソン宅 >

ミセ*゚ぺ)リ 「やっぱりヘリカル先輩にお礼をすべきだと思うんだよね」

(゚、゚トソン 「……ここには木刀も釘バットもありませんよ?」

ミセ;゚д゚)リ 「お礼参りじゃねーよ! お礼だよ、お礼! 純粋に感謝だよ!」

ζ(゚ー゚*ζ 「純粋と言いつつその裏には……」

川д川 「秘めた復讐の炎が心を焦がす一匹の獣……」

ミセ;゚д゚)リ 「ドロドロの昼メロみたいなナレーションいらないから! お礼だって言ってんじゃん! 風邪の時のお礼だよ!」

(゚、゚トソン 「ああ、なるほど」

ζ(゚ー゚*ζ 「そういやお見舞いの品をもらったんだったね」

川д川 「それなら、まあ、お礼すればいいんじゃないかなーと思う」


109 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:48:24.16 ID:4L5zhseI0

ミセ;゚ー゚)リ 「いや、まあ、そうなんだけどさ……」

ξ゚听)ξ 「何か問題あんの?」

ミセ;゚ー゚)リ 「うん、その、こういう場合、何をすればいいの?」

ζ(゚ー゚*ζ 「同じ様に、何か物で返せばいいんじゃない?」

ミセ*゚ー゚)リ 「どんな物? 向こうも風邪引いてるんだったら同じ物でいいのかもしれないけど、ヘリカル先輩元気だしね」

川д川 「気持ちがこもってれば何でもいいんじゃない?」

ミセ*゚ぺ)リ 「気持ちかー……。バッグとか財布とか?」

(゚、゚;トソン 「桃缶のお礼にそれはないでしょう。同じぐらいの値段の物にしないと受け取り辛いですよ」

ミセ*゚ー゚)リ 「桃缶っていくらぐらい?」

川д川 「せいぜい、100円から200円ってとこだね」

ミセ;゚д゚)リ 「そんなに安いのか!」


114 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:50:30.50 ID:4L5zhseI0

(゚、゚トソン 「フルーツの缶詰は一部の例外を除き、大体そんなものですよ」

ミセ;゚ー゚)リ 「あんなに美味いのに……。今度いっぱい買っとこう」

ζ(゚ー゚*ζ 「あれ? ミセリちゃん、食事の材料を買うだけはしてるから物価とかわかるんじゃないの?」

ミセ*゚д゚)リ 「缶詰は見てなかったねー。それに買い物に行くの、スーパーじゃないしね」

(゚、゚トソン 「そう言えば八百屋やら肉屋やらから買ってましたね」

川;д川 「でも、さすがにジャガイモ箱買いとかは勘弁して欲しいな」

ξ゚听)ξ 「そう言えばあったわね、貞子の家に行くと大半がジャガイモ料理だった日」

ミセ*゚ー゚)リ 「肉じゃが美味しいからいいじゃん」

ノハ*゚听) 「ジャガイモ大好きだぁぁぁぁ! ほっこりしてて美味いぞぉぉぉぉ!」

ミセ*゚∀゚)リ 「また今度買って来るから、じゃがバター作ってもらおう、じゃがバタ!」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「僕もじゃがバタ食べたいお!」


117 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:51:48.08 ID:4L5zhseI0

(゚、゚トソン 「話がそれてますね。そして箱買いは私の所でも止めてください」

ζ(´ー`*ζ 「あったねー、タマネギ箱買い」

ミセ*゚д゚)リ 「あれはトソンが作るオニオンスープが美味いのが悪い!」

(゚、゚*トソン 「何ですか、その褒め殺しは?」

( ^ω^) 「おー、トソンのオニオンスープ美味しいお。タマネギさん、サラダだとちょっと苦かったりするのに、スープだと甘いお!」

ξ゚听)ξ 「さすがにスープだけじゃあの量を消費するのに困ってたわね」

川д川 「タマネギ料理のレパートリー増えたねー」

(゚、゚トソン 「まあ、まだ色んなものに使える材料の場合はいいですけどね」

川д川 「この料理にしか使えない、って感じの1点ものはキツいね」

ミセ;゚ー゚)リ 「うん、でも、そういうのは箱買いしてないよね?」


119 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:53:57.51 ID:4L5zhseI0

ξ--)ξ 「箱じゃないけど、大量に和布蕪(めかぶ)買って来た事あったわよね」

( ´ω`) 「セロリいっぱいはもうイヤだお……」

ミセ;゚ー゚)リヾ 「あー……あれね、うん、何か急に食べたくなってね、それで安かったからつい……」

ノパ听) 「缶詰どこ行ったぁぁぁぁ!」

ζ(゚ー゚;ζ 「ヒートちゃんが話を戻した!?」

川;д川 「そ、そうだったね、お見舞い返しに缶詰と同じくらいのやつを、って話だったね」

ミセ;゚ー゚)リ 「しかし、その値段だと大したものは買えないな。箱買いも出来ないし」

(゚、゚;トソン 「箱買いは止めてくださいと……」

(〃^ω^) 「お! かんこんそーさい、ごぞーとーにはショボンまんじゅうだお!」

ξ;゚听)ξ 「そのフレーズ、どこで覚えたのよ?」


121 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:55:49.51 ID:4L5zhseI0

( ^ω^) 「おー? ショボンが公園で会ってショボンまんじゅうくれた時に、覚えておくと良い事あるって教えてくれたお!」

(゚、゚トソン 「……子供を広告塔にしてやがりますか」

川;д川 「トソンちゃん、口調がヘリカル先輩みたいだよ?」

ζ(゚ー゚;ζ 「ま、まあ、経緯はともかく、贈答品としては無難だよねー、和菓子とか」

ミセ*゚ー゚)リ 「あ、饅頭とかって有りなの? ……そういや、ショボン饅頭っていくらぐらいなの?」

(゚、゚トソン 「……」

川д川 「……」

ζ(゚ー゚*ζ 「……」

ξ--)ξ 「なるほど、誰も自分では買った事ないのね」

ノパ听) 「でも、いつも袋に入ってるぞぉぉぉぉ!」


124 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:57:50.69 ID:4L5zhseI0

(゚、゚;トソン 「ほ、他のお饅頭ならどれも値段わかりますよ!」

ミセ;゚ー゚)リ 「と、取り敢えず饅頭は一時置いとこう、うん」

(〃^ω^)ノ 「お! じゃあ、缶詰もらったんだから違う缶詰あげればいいお! おんなじだお!」

ミセ*゚ー゚)リ 「あー、それいいかもね。同じ桃缶だとお見舞いっぽいから、普通に食べれそうなやつならいいね」

ξ;゚听)ξ 「別に桃缶も普通に食べれるけどね」

・・・・
・・・

< 大型スーパー 舶来 >

dζ(´ー`*ζ 「というわけで、私達はスーパーに来てます」

川д川 「折角だから珍しいもの、というミセリちゃんの希望も踏まえて、少し遠い郊外型大型店舗です」

(゚、゚トソン 「何やら海外製の怪しげな物が多々あり、暇潰し──失礼、お礼の品を選ぶには丁度良いお店です」


125 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 22:59:49.44 ID:4L5zhseI0

ミセ*゚∀゚)リ 「よーし、それじゃあ各員、お見舞い返しに良さそうな物があったら逐一、隊長の元に報告に来てくれたまえ」

 ハイハイ
ξ--)ξ(〃^ω^)ゞノハ*゚听)ゞ「「らじゃー(だお)!」」

・・・・
・・・

(゚、゚トソン 「これなどどうでしょう?」

ミセ*゚ー゚)リ 「んー? トロピカルフルーツ・ナタデココ入り……」

ミセ*゚д゚)リ 「普通だなー」

(゚、゚;トソン 「いや、普通でいいでしょう? 自分でも驚くほど真面目に選びましたが」

ミセ*゚ー゚)リ 「いやー、折角こんなとこまで来たんだしさ、何かもうちょいインパクトあって、先輩が驚いたり喜んだりするのがいいかなーって」

(-、-トソン 「なるほど……」

(^ー^トソン 「その言葉に後悔はありませんね……」

ミセ;゚д゚)リ 「いや、贈ったらこっちが蹴られそうなのとか止めてね、割と切実に」


128 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 23:01:43.38 ID:4L5zhseI0

川д川 「これ何かどうかな、時期的に」

ミセ*゚ー゚)リ 「何なに……七草粥?」

ミセ;゚ー゚)リ 「米入りなの? てか、ちょっと時期遅くね?」

川д川 「ヘリカル先輩、そういう行事とかやってなさそうだから、いいかなーって」

ミセ*゚ぺ)リ 「うーん……、着眼点はいいけどインパクトに欠けるなー」

ξ゚听)ξ 「じゃあ、こういうのは?」

ミセ*゚ー゚)リ 「あー、パンの缶詰かー。一時期話題になったねー。でもイマイチ味がねー」

ξ゚听)ξ 「こっちは?」

ミセ*゚ー゚)リ 「あー、ペンの缶詰かー。一時期話題に──」

ミセ;゚д゚)リ 「なってねー!!!」


129 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 23:02:26.82 ID:4L5zhseI0

ミセ;゚ー゚)リ 「つーか、ペンって何? 何で缶詰にペン?」

ξ゚听)ξ 「説明によるとサバイバルグッズの一環らしいわよ。ほら、缶詰自体が丈夫でしょ?」

ミセ;゚ー゚)リ 「だからって缶詰に入れんなよ。意味わかんねーよ」

ξ゚听)ξ 「アタシに言わないでよ。あんたがインパクトを求めたんでしょうが」

ミセ;゚ー゚)リ 「そりゃ、求めたけどさ……。よし、わかった、取り敢えず食料品限定で!」

Σζ(´д`;ζ ガーン!
   つ□⊂

ζ(´へ`;ζ スゴスゴ

ミセ;゚д゚)リ 「おい、そこ! 何、持って来ようとした!? 気になんだろうが!」

(;^ω^) 「おー? 食べ物だけかお? じゃあ、これはダメだおね……」

(゚、゚トソン 「それは何の缶詰ですか?」


132 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 23:04:36.14 ID:4L5zhseI0

( ^ω^)つ□ 「お」

□(゚、゚トソン 「えーと……おも……ちゃの……」

(゚、゚*トソン 「缶詰!?」

ミセ;゚д゚)リ 「それ、何か違ーう!!!」

川д川 「景品から混ざっちゃったのかな?」

ζ(゚ー゚;ζ 「本来は有り得ないけどねー、店頭交換じゃないし」

(゚、゚*トソン

ミセ;゚ー゚)リ 「何でこんなとこに……」

ξ゚听)ξ 「まあ、何かしら事情があったんでしょ」

川д川 「後でレジにでも渡しておけばいいんじゃない?」

+ (゚、゚*トソン


136 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 23:08:14.59 ID:4L5zhseI0

ミセ;゚ー゚)リ 「まあ、そうだね。後で──って、そこ!」

(゚、゚*トソン 「え? 何ですか?」

ミセ;゚д゚)リ 「何でさっきから魅入られてんだよ?」

(゚、゚*トソン 「……昔、憧れませんでした?」

ζ(´ー`*ζ 「うん、小さい頃、私も欲しかったなー」

川*ー川 「時期によって色々あるんだよねー。男の子用、女の子用、角缶とか丸缶とか」

ミセ;゚д゚)リ 「まさかの全員チャーム!」

ξ゚听)ξ 「何やってんのよ。それは売り物じゃないんでしょ」

(-、-*トソン 「わかってますよ、ええ。ちゃんと戻しておきます」

ミセ;゚ー゚)リ 「と言いつつ、かごに入れんなよ」

(゚、゚*トソン 「こ、これは後でちゃんと届けるためにですね……」


141 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)*→(゚ω゚ブソでもいっしょ ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 23:11:16.32 ID:4L5zhseI0
       ヒョイ
ξ--)ξつ□ 「これはアタシが預かっておくわね……」

Σ(゚д゚*トソン ガーン!

(´ω`ブソ ショボーン

ミセ;゚д゚)リ 「ブーンちゃんと同じ顔をしてもダメー!!!」

ξ*゚听)ξつ□ 「しょ、しょうがないわねー……」

ミセ;゚д゚)リ 「ツンちゃんも渡さないの!!!」

ミセ;゚д゚)リ 「つーかトソンにボケ側に居られると私の負担が増えんだよ! 戻って来い!!!」

ζ(´ー`*ζ 「あった、あった。ミセリちゃん、これなんかどう?」

ミセ;゚ー゚)リ 「ん? それ、何の缶詰?」

dζ(´ー`*ζ 「サクラ田麩ー」

ミセ;゚д゚)リ 「またかよ!? 何となく予想はしてたけども!」


144 :(゚ω゚ブソでもいっしょ→ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 23:12:16.85 ID:4L5zhseI0

ミセ;゚д゚)リ 「しかも、何これ? 重っ! 桃缶と同じサイズじゃん! 中、びっしり詰まってんの?」

ζ(´ー`*ζ 「お徳用だからね」

ミセ;゚ー゚)リ 「普通に瓶詰めとかパック詰めのやつでいいじゃん」

ζ(´ー`*ζ 「非常時に備えてね」

ミセ;゚ー゚)リ 「もっと別のもん備えようよ。ダメ、ダメ! 次、次!」

ノパ听)□

ミセ;゚ー゚)リ 「ん? ヒーちゃんも何か見つけたのかな?」

ノパ听) 「見つけたぞー。これだー」

ミセ*゚ー゚)リ 「えーと、これは……スイートコーン?」

ノハ*゚听) 「私が好きなやつだぞー」


149 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 23:15:25.45 ID:4L5zhseI0

ミセ*>д<)リ 「チクショー! ヒーちゃん可愛いなー! よし、お姉ちゃんが買ってあげよう」
つハ*゚听) ガシッ

ノハ*゚听) 「ホントかぁぁぁぁ? 嬉しいぞぉぉぉぉ!」

ミセ*;ー;)リ 「うんうん、マトモなの持ってきてくれるのはヒーちゃんだけだよ」

ξ;゚听)ξ 「あんたが自分で変なインパクトを求めたんじゃないのよ……」

・・・・
・・・

ミセ;゚д゚)リ 「……怒鳴りまくって疲れました」

ζ(´ー`*ζ 「結構面白いのあったけどねー」

川д川 「未だ決まらず」

(゚、゚トソン 「もう、何でもいいんじゃないですか。空き缶とかで」

ミセ;゚д゚)リ 「ダメに決まっとろうが!」


151 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 23:16:27.70 ID:4L5zhseI0

( ^ω^)つ□ 「ねー、トソーン、これ、何て読むんだお?」

(゚、゚トソン 「どれですか? の……ニンニク? ああ、これは──」

     ズビシッ!
ミセ*゚∀゚)リつ 「それだ!!!」

( ^ω^) 「お?」

□(゚、゚;トソン 「これですか? しかしこれは……」

ミセ*゚ー゚)リ 「いやいや、ヘリカル先輩に丁度いいじゃん、名前的に」

(゚、゚;トソン 「いいのですか? 個人的な想像を述べますと、確実に──」

    ムギュッ  オッ!
ミセ*>д<)リ)^ω^) 「ブーンちゃん、偉い! よく見つけた!」

(゚、゚トソン 「まあ、本人がいいならそれでいいですけどね……」

・・・・
・・・


153 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 23:18:09.53 ID:4L5zhseI0

< 大学 後日 >

ミセ*゚ー゚)リノシ 「あ、いたいた、ヘリカル先ぱーい」

*(‘‘)* 「何だ、ミセリじゃねーですか。風邪はもういいんですか?」

ミセ*゚ー゚)リ 「……」

*(;‘‘)* 「どうしやがりましたか? 何で無言ですかよ?」

ミセ*゚∀゚)リ 「いえいえ、心配してくれてどうもです。お陰さまですっかり良くなりました」

*(‘‘)* 「別に心配はしてねーですよ」

ミセ*゚ー゚)リ 「はい、どうもでした」

*(‘‘)* 「……用事はそれだけですか? 私はもう行くですよ」

ミセ*゚д゚)リつ□「あ、これ……」


155 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 23:20:05.69 ID:4L5zhseI0

*(;‘‘)* 「な、何ですか、これは?」

ミセ*゚ー゚)リ 「いわゆるお見舞い返しというやつです」

*(;‘‘)* 「な、何で──ってか、大したことしてませんよ、私は? あんなんでわざわざ……バカですか?」

ミセ*゚ー゚)リ 「それだけ、感謝してるって事です。嬉しかったです、ありがとうございました」

*(*‘‘)* 「ま、まあ、一応後輩ですからね。大学生は1人暮らしが多いですし、こういう時は助け合うもんですからね」

*(*‘‘)* 「取り敢えず受け取ってやるですよ」

ミセ*゚ー゚)リつ□「どぞ」

*(*‘‘)*つ□「これは何ですか? 缶詰? ……野蒜?」

ミセ*゚ー゚)リ 「そうです、野草なんで缶詰としては中々珍しくないですか? そのままで味噌漬けや、天ぷらにしても美味しいらしいです」

*(‘‘)* 「確かに珍しいですが、何でこれを?」


157 :ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 23:20:50.70 ID:4L5zhseI0

ミセ*-∀-)リb 「そりゃ、まあ、野蒜(のびる)ですから、ちっこい先輩の背が伸びるよう──」

ダレガチビカーッ! ドゴォ! ナンデー!?
ヽ*(#‘‘)*┌┛#)゚д゚)リ.・。 ’

・・・・
・・・

< トソン宅 同時刻 >

~旦(-、-トソン ズズーッ

(-、-トソン (今頃、ヘリカル先輩に蹴られてる頃ですかね……)

ヾ(〃^ω^)ノシ□ 「おもちゃいっぱい入ってるお!」

(゚、゚*トソン 「ブーン、キョ○ちゃん人形は私のですからね?」


 − ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)* おしまい −


161 : ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 23:23:41.48 ID:4L5zhseI0

(゚、゚トソン 「そんな所で、本日はお仕舞いです」


(゚、゚トソン 「今回、使わさせて頂いたお題は

      ・お花見
      ・雪柳と紅白梅
      ・ワイルド乙女 / ゚、。/
      ・ショボンとシャキンの対談
      ・4人で飲み会
      ・(゚、゚トソンが酔った!
      ・ζ(゚ー゚*ζ(゚、゚トソンの黒い戦い
      ・ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)*
      ・(゚ω゚ブソでもいっしょ

      でした。ご提供、ありがとうございました」 ヾ(〃^ω^)ノシ ダオ!



 − 第二十三章 過日と私と由無事(其の二) おしまい −


   − 夢は次章へつづきます −   


171 :おまけの缶詰 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 23:26:12.54 ID:4L5zhseI0

< 大型スーパー 舶来 >

(゚、゚トソン 「さて……ちょっと行ってきますね」

ζ(゚ー゚*ζ 「あれ? レジあっちだよ?」

□⊂(゚、゚トソン 「これは直接、お店の事務所に届けておきますよ。レジにお渡ししても、対処を判断できるかどうか難しいでしょうからね」

川д川 「え、あ、うん……」

ξ゚听)ξ 「……アタシが付いて行くわ」

・・・・
・・・

(゚ー゚*トソン ルンルン♪

ζ(゚−゚*ζ 「おか……」

川−川 「……えり」

ξ--)ξ 「……ただいま」

(^ー^*トソン 「ただいま」


173 :おまけの缶詰 ◆xJGXGruetE:2009/01/21(水) 23:26:49.06 ID:4L5zhseI0

ζ(゚ー゚;ζ 「えーっと……」

ξ--)ξ 「売り場にあったけど売り物ではないのですか? 見つけたのは子供で、欲しがってます的な
        諸々の硬軟合わせた話術で勝ち取って来たわ」

川;д川 「ああ……」

ξ--)ξ (さらに、若い責任者さんが私が見えた事を逆手に取って、私が気ぐるみ来た子供役やらされたんだけどね……)

ξ゚听)ξ チラッ

シーッ
d(゚、゚*トソン チ・ロ・ル・チョ・コ

ξ*--)ξ (まあ、悪い事したわけでもないからね。欲しがってた子供がいたのはホントだし)

ヾ(〃^ω^)ノシ 「お! おもちゃだお! 開けたいお!」

(^ー^*トソン 「帰ってからいっしょに開けましょうね」


 − おまけの缶詰 おしまい −


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