幸せの('A`)のようです
3
:名無しさんのようです:2010/03/26(金) 23:50:50
ID:YwvTHbLQO
- 三日目後編
('A`)
(´<_` )
〜♪
( ´_ゝ`)「機嫌が良さそうですわね弟者ちゃん」
('A`)
(´<_` )「そういうお兄様は不服そうですわね」
( ´_ゝ`)「おいお兄様とかやめろ鳥肌たつわ」
('A`)
(´<_` )「お前こそちゃんづけすんな吐くわ」
∬´_ゝ`)「喧嘩するなって言ってるでしょ」
l从・∀・ノ!リ人「母者に言いつけるのじゃー」
('A`)
( ´_ゝ`)そΣ(´<_` )
- 5 :名無しさんのようです:2010/03/27(土) 00:00:09 ID:iEyv.oX2O
- ( ´_ゝ`)「それはやめて欲しい………」
('A`)
(´<_` )「ビビり」
(;´_ゝ`)「お前だってビビってただろうが!」
('A`)
(´<_` )「兄者に合わせただけだ」
(;´_ゝ`)「あーもうお前って……お前って本当……!」
∬´_ゝ`)「もう、弟者が素直じゃないのはいつものことじゃないの」
('A`)
(´<_` )「そんなことはない」
l从・∀・ノ!リ人「そんなことあるのじゃ!
大ありなのじゃ!」
- 6 :名無しさんのようです:2010/03/27(土) 00:13:01 ID:iEyv.oX2O
- ( ´_ゝ`)「お前そんなんだと絶対損するからな!」
('A`)
(´<_` )「大きなお世話だ」
∬´_ゝ`)「いい加減にしないとお尻ぺんぺんするわよ」
(;´_ゝ`)「ごめんなさい!」
('A`)
(´<_` )「姉者のはお尻ぺんぺんじゃなくてお尻ドスドスだな」
l从・∀・ノ!リ人「のじゃのじゃ」
∬´_ゝ`)「ドスドスはないわよ強くてもガスガスよ」
(;´_ゝ`)「あんまり変わってない気がするよ!?」
- 7 :名無しさんのようです:2010/03/27(土) 00:22:49 ID:iEyv.oX2O
- (('A`)
モニョモニョ
(´<_` )
l从・∀・ノ!リ人「ドクオが動きだしたのじゃー」
∬´_ゝ`)「こっちおいでー」
(*´_ゝ`)「おいで!
おいで!」
((('A`)
(´<_` )「必死だな」
(;´_ゝ`)「うっせ!」
⌒
ピョーン
(´<_` )('A`)
((('A`) l从・∀・*ノ!リ人
!
l从・∀・*ノ!リ人「妹者のとこに来たのじゃ!」
∬´_ゝ`)「呼んだの私なのにー」
( ´_ゝ`)「…………」
- 8 :名無しさんのようです:2010/03/27(土) 00:31:12 ID:iEyv.oX2O
- (´<_` )「きっと心の綺麗なやつにしか近寄らんのだ」
∬´_ゝ`)「お姉ちゃんの心は綺麗じゃないってわけ?」
(´<_` )「妹者の方が綺麗だったんだろ」
∬´_ゝ`)
ムー
( ´_ゝ`)「心が綺麗なやつにしか近寄らないならお前に近寄らないだろ」
(´<_` )「何を言う。俺の心は真っ白だぞ」
( ´_ゝ`)「口が痒くならないか」
(´<_` )「ならないね」
('A`)ヾl从・∀・*ノ!リ人
ナデナデ
- 9 :名無しさんのようです:2010/03/27(土) 00:41:00 ID:iEyv.oX2O
- (´<_` )「兄者は下心ばっかりだから近寄らないな」
(;´_ゝ`)「下心なんかねーよ!」
(´<_` )「嘘つけ。指でつつき回したいとか思ってるはずだ」
ドキィッ
(;´_ゝ`)そ
l从・∀・*ノ!リ人「図星なのじゃー」
(;´_ゝ`)「ずずず図星ちゃうわ!」
∬´_ゝ`)「そんなんだから近所の猫も懐かないのよ」
(('A`))
(;´_ゝ`)「人の気にしていることを!!」
- 12
:名無しさんのようです:2010/03/27(土) 01:09:46
ID:iEyv.oX2O
- _
( ゚∀゚)「よーショボン」
(´・ω・`)「ん?」
_
( ゚∀゚)「ちょっと言っときたいことがあってよ」
(´・ω・`)「なにさかしこまって」
_
( ゚∀゚)「流石のとこの花はちょっと特殊でな」
(´・ω・`)「……特殊?」
_
( ゚∀゚)「おう。あいつらの両親が研究者でよ、なんか新種の花とか作ってんだよ」
(´・ω・`)「すごいじゃないか」
- 13 :名無しさんのようです:2010/03/27(土) 01:17:22 ID:iEyv.oX2O
-
_
( ゚∀゚)「いやまあすごいんだけどよ、できるのは綺麗な花ばっかじゃなくてな」
(´・ω・`)(なんかやな予感がする)
_
( ゚∀゚)「でかいうえに動く食虫植物とかもできちゃったりするのよ」
(;´・ω・`)「ええ……」
_
( ゚∀゚)「お前にはそんなん売らないだろうけどよ」
(;´・ω・`)「お前にはって……」
_
( ゚∀゚)「物好きってけっこういるんだぜ」
(;´・ω・`)「僕には理解できないな」
_
( ゚∀゚)「安心しろ俺もだ」
- 14 :名無しさんのようです:2010/03/27(土) 01:33:16 ID:iEyv.oX2O
-
_
( ゚∀゚)「まあ、なんつーか、アレだ。今後も仲良くしてやってくれや」
(´・ω・`)「……それはいいけどさ、なんでそんなこと僕に言うの」
_
( ゚∀゚)「…………」
(´・ω・`)「…………」
_
( ゚∀゚)「あいつら友達はいるこたいるんだけどな、そんなに仲良くないんだよ」
(´・ω・`)「なんで」
_
(;゚∀゚)「いや、なんでって……さっき言っただろ?
両親が研究者で、家に変な生き物がいっぱいいるんだよ」
(´・ω・`)「だから?」
_
(;゚∀゚)「……流石の家はおかしい、とか言われるらしい」
(´・ω・`)「そんなこと言うやつの家の躾の方がおかしいよ」
- 15 :名無しさんのようです:2010/03/27(土) 01:45:10 ID:iEyv.oX2O
- _
(;゚∀゚)「お、おう……」
(´・ω・`)「というか、アレかい?
君は僕が『両親が研究者』だとか『家に変な生き物がいる』だとか、その程度のことで人を嫌いになるとでも思ってるのか」
_
(;゚∀゚)「いや思ってねーよ!」
(´・ω・`)「ならいちいちそんなこと言うな」
_
( ゚∀゚)「……わかったよ、ちょっと心配しただけだよ」
(´・ω・`)「心配もするな」
_
(;゚∀゚)「心くらい自由にさせてくれ」
- 16 :名無しさんのようです:2010/03/27(土) 01:58:05 ID:iEyv.oX2O
-
_
( ゚∀゚)「まあ、確かにお前なら心配なんていらんわな」
(´・ω・`)「当たり前だろ、長い付き合いなのにわからないのか」
_
( ゚∀゚)「すまんすまん」
(´・ω・`)「それより」
_
( ゚∀゚)「ん?」
(´・ω・`)「さっき動く食虫植物とか言ってたよね」
_
( ゚∀゚)「おう」
(´・ω・`)「……去年の夏頃、店の前をひまわり根っこ振り上げてが歩いてたんだよ」
_
( ゚∀゚)
(´・ω・`)「あの時は暑さで幻覚を見たんだと思ったんだけど」
_
( ゚∀゚)「たぶん流石のだわ」
(´・ω・`)「だよね」
- 17 :名無しさんのようです:2010/03/27(土) 02:05:13 ID:iEyv.oX2O
- (´・ω・`)「ああスッキリした、僕の頭がおかしくなったのかと心配してたんだよ」
_
( ゚∀゚)「なんで今まで言わなかったんだよ」
(´・ω・`)「言ったら信じたの?」
_
( ゚∀゚)「………………信じたよ」
(´・ω・`)「間が長すぎて説得力がないよ」
_
( ゚∀゚)「ごめん信じないと思う」
(´・ω・`)「だろうね。僕も君が見たって言っても信じないよ」
- 19 :名無しさんのようです:2010/03/27(土) 21:41:02 ID:iEyv.oX2O
- ∬´_ゝ`)ノ「店員さーんお勘定」
(´・ω・`)「かしこまりました」
l从・∀・ノ!リ人「ドクオバイバイなのじゃ」
('A`)ノシ
( ´_ゝ`)(今度は花つけてこよう、絶対に)
(´<_` )「花つけても兄者のとこにはこないだろうよ」
(;´_ゝ`)「人の心を読むな!
そして希望を否定するな!」
- 20 :名無しさんのようです:2010/03/27(土) 21:51:35 ID:iEyv.oX2O
- (´・ω・`)「合計1300円になります」
∬´_ゝ`)「はい」
(´・ω・`)「1300円ちょうどお預かりしました。またのご来店をお待ちしております」
∬´_ゝ`)「はーい」
( ´_ゝ`)「ああそうだ店員さん」
(´・ω・`)「はい?」
( ´_ゝ`)「いつでもいいから暇な時に店にきて、花を選んでくれ」
(´・ω・`)「わかりました」
l从・∀・ノ!リ人「いっぱいあるのじゃ、きっと迷うのじゃ」
(´<_` )「いや迷うことなく俺の花を選ぶはずだ」
- 21 :名無しさんのようです:2010/03/27(土) 22:00:44 ID:iEyv.oX2O
- ∬´_ゝ`)ノシ
「じゃあねドクちゃん」
( ´_ゝ`)ノシ
l从・∀・ノ!リ人ノシ
(´<_` )ノシ
('A`)ノシ
_
( ゚∀゚)ノシ
(´・ω・`)ノシ
カランコロンカラン
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