435:◆/wOcNhjd4U
11/28(水) 22:34 zi2P2+6pO
( ^ω^)「ふう。今日も一日が始まるお」
朝……というには少し遅い起床。
しかし窓から覗く秋晴れの空は早朝に負けない清々しさを提供してくれる。
ひきこもりの自分でさえ外に出ようと思ってしまうところだ。
( ^ω^)「ま、とりあえずいつものようにオンラインゲームでもやるお」
ガチャ
ξ゚听)ξ「おーす。みんなのアイドルツンちゃんが来てやったわよ」
(; ^ω^)「アイドルはおーすなんて言いながら無断で家に入ったりしないお」
まあもう慣れたけども。それにたまに来るツンを実は楽しみにさえしている。
( ^ω^)「今日はどうしたお?」
ξ゚听)ξ「何よ? 私がここに来るのに理由がいるわけ?」
Σ(* ^ω^)「そっ、それっt」
ξ゚听)ξ「路傍の石ころの横をたまたま通るのに理由なんかあるわけないでしょ」
(# ゚ω゚)ビキビキビキビキ
青筋を立てる僕の横を通ってちゃぶ台で漫画を読み始めるツン。
(# ^ω^)(絶対いつか僕のエクスカリバーで肉奴隷に)
ξ゚听)ξ「あ、そういえばブーン」
(; ^ω^)「 エクスカリバー? 肉奴隷? なんのことです?」
ξ;゚听)ξ「何言ってんのよ。アレはやった?」
( ^ω^)「お? アレとはなんぞや?」
ξ゚听)ξ「しぃから来た大量のお菓子やらなんやらよ。クーリングオフに出して目茶苦茶に言ってやるって息巻いてたじゃない」
( ^ω^)「…………」
ξ゚听)ξ「あれ? そういえばこの布被った箱ってなn……」
ξ; )ξ「…………………………」
( ^ω^)「今日もいい一日だったお。そろそろクソして寝るかお」
ξ;゚听)ξ「ばっ、ああアンタこれ」
( ;ω;)「だだだだって僕ひきこもりだおっ! ぼぼ僕に掛かれば天の岩戸だって開かずに世界は永遠の闇に包まr」
ξ;゚听)ξ「おお落ち着きなさい。と、とりあえずこれ返さないと」
( うω;)「でも」
ξ;゚听)ξ「クーリングオフは一週間以内ならなんとかなるはずよ。あれから何日たった?」
(; ^ω^)「……ちょうど一週間」
ξ )ξ
436:◆/wOcNhjd4U
11/28(水) 22:39 zi2P2+6pO
ξ゚听)ξ「今日もいい一日だったわ。帰ってお風呂入って寝なきゃ」
(; ^ω^)「そんなこと言わずに頼むおっ!」
ξ゚听)ξ「だってもう無理じゃん。家で寝てた方がマシよ」
(; ^ω^)「お、お願いしますツン様」
ξ*゚听)ξ「えっ? よく聞こえなかったわ!」
( ^ω^)「……僕にはツン様だけが頼りなんデス」
ξ*゚听)ξ「なに? 私がいなきゃ生きていけない? 一生奴隷として飼って欲しい?」
( ^ω^)「……」
ξ////)ξ「そっ、そこまで言うなら協力してやらなくもないわよっ! か、勘違いしないでよねっ! あくまで(ry」
( ^ω^)(なんて単純)
ξ*゚听)ξ「と、とりあえず0時にまで返せば法的にはセーフのはずよ。今は何時?」
( ^ω^)「10時ぐらいだお」
ξ゚听)ξ「リミットは14時間。余裕よ余裕」
(* ^ω^)「ほっ、ホントかお?」
ξ^竸)ξ「ええ。それじゃ早く段ボール持ってしぃの家にいくわよ」
〜〜〜
( ^ω^)「差出人の住所はここで合ってるはずだお」
ξ )ξ「……なんで私が段ボール担ぐのよ?」
(; ^ω^)「僕じゃ流石にその重さは持てないお。お菓子や洗剤が詰め込むだけ詰め込んであるし」
ξ#゚听)ξ「何よっ! 私だってか弱いのよっ!」
( ^ω^)「ならせめて両手で持つお。なんでその重さの段ボールを片手でピザみたいに持つんだお」
ξ゚听)ξ「この方が楽なのよ」
( ^ω^)「……とにかくインターホン押すお」
ピンポーン
……それにしてもしぃって結構近くに住んでたんだな。電車とバスで二時間ぐらいだし。
( ^ω^)(……しかも一軒家)
「はーい」
( ^ω^)「あ、僕ブーンって言いますお。ここはしぃさんの家ですかお?」
「……あー、しぃさんはちょうど一週間前にお引っ越しなされて」
( ^ω^)「ああ、そうでしたかお。ちなみに今のしぃさんの住所とかわかりますかお?」
「んー、ちょっとわかんないですねー」
( ^ω^)「そうですかお。大変失礼しました」
(; ω )
ξ; )ξ
リミットまで残り約12時間
〜尋ね人 にようこそ!〜