173:15◆p7NLwd/q.6
08/27(月) 11:39 zAUm6cARO
十七重 『Air』
適当に町を散策しているとある男に出会ったが、男は戦いを望まなかったため話をすることにした。
戦いのために廃屋と化した家で話していた。
幾分話してから男は真剣に言った。
(‘_L’)「私は死にました でも神様になって家族を見守ることができるでしょう」
だから僕は「戦わなければ神様にはなれませんお」と言った。
(;‘_L’)「戦いは苦手ですけど家族のためですから戦います」と言い返した。
僕らは決めた。
「組みませんか?」と。
その時だった。
壁が崩れて数本の槍が刺さっていた。
壁際にいた16thは貫かれて絶命していた。
( ^Д^)「一人殺せちゃったよ ラッキーwww」
こんなDQNにこの人が…。
僕はぶちギレた。
( ゜ω ゚)「殺すお」
絶対に、絶対に、絶対に。
174:名無しさん
08/27(月) 11:41 zAUm6cARO
崖から少し降りた所の川原で三人は腰を下ろしていた。
('A`)「神字が現れたんだが」
( ^ω^)「…なんで文字が現れるのはこんなに痛いんだお」
( ゚∀゚)「知らん 俺の左手はどうよ」
金髪の男が左手を見せる。
('A`)「みさお だな」
( ^ω^)「みさお だお」
( ゚∀゚)「あぁみさお なんだ」
みさおとは 現実離れした美しさや信念を曲げないことなどの意味がある。
175:名無しさん
08/27(月) 11:42 zAUm6cARO
('A`)「操か」
( ゚∀゚)「みさおじゃないわ」
( ^ω^)「操だけどみさおじゃないって」
('A`)「使ってみればわかるだろ」
( ゚∀゚)「やってやんよ 「錬」「操」」
男の左右の手の甲が光る。
地面から造り出されたのは猛るおっぱい。
('A`)「普通だな」
( ^ω^)「今までと変わらんお」
( ゚∀゚)「俺の能力はランク上がると錬成範囲と速さが上がるんだがいつものランクアップと同じなんだが」
('A`)「はずれ」
( ^ω^)「はずれだお」
( ゚∀゚)「……」
(゚∀゚)「……」
( ゚д゚ )
176:名無しさん
08/27(月) 11:43 zAUm6cARO
('A`)「…効果みれ」
(;゚∀゚)「把握」
( ^ω^)「どうだお」
( ゚∀゚)「俺、最強だぜ」
('A`)「なんでよ」
今造ったおっぱいが左右に震え出した。
( ゚∀゚)「錬成物が操作できるんだよ」
( ^ω^)「一人同時攻撃が可能になったお」
('A`)「いーな、いーな」
( ゚∀゚)「……」
男が地面に手を付ける。
丸く薄い物を錬成した。
男はそれに乗った。
(;'A`)「すげぇ」
(;^ω^)「凄いお」
男は丸い物に乗って空に浮いていた。
( ゚∀゚)「操作の極意w」
('A`)「次は俺な」
男の手の甲に書かれている「弾」「宙」の文字が輝く。
177:名無しさん
08/27(月) 11:45 zAUm6cARO
('A`)「「弾」「宙」」
( ^ω^)「…また不発かお」
( ゚∀゚)「…4:の強化版じゃないのか」
(;'A`)「…」
男は手を握ったり開いたりして確認する。
空気が揺らめいている。
('A`)「…4:と同じ」
(;^ω^)「……」
( ゚∀゚)「……」
(゚A゚)ウバァー
( ^ω^)「…効果見れ」
('A`)「…あぁ」
( ゚∀゚)「俺らっていつも絶望してるな」
('∀`)「……」
( ^ω^)「どうよ」
('A`)「…ぱっとしない」
(;゚∀゚)「笑顔だったのに」
('A`)「握った物を弾として飛ばすんだってよ」
( ^ω^)「空気も例外じゃないと」
('A`)「やってみるか」
男が数個の小石を握り、一つ一つ離していく。
その場に留まり浮いている。
178:名無しさん
08/27(月) 11:46 zAUm6cARO
( ゚∀゚)「おぉ」
('A`)「……」
男が掌を前に向けて開く。
小石が全て飛んで行き、木に小さな穴を開けるが貫通はしていなかった。
( ^ω^)「…強いんじゃね」
( ゚∀゚)「強いよな」
('A`)「俺の時代」
( ^ω^)「僕もやるお」
にやけ面の男が声を出す。
( ^ω^)「「刺」「天」」
丸い銀色の球に沢山の針が生えている物体が二つ現れた。
('A`)「それで敵を貫くのか」
( ゚∀゚)「グロい」
(;^ω^)「ひでぇお」
179:名無しさん
08/27(月) 11:47 zAUm6cARO
物体が左右に動く。
( ^ω^)「動かせるお」
( ゚∀゚)「俺の能力が霞むな」
('A`)「効果は?」
( ^ω^)「お」
( ゚∀゚)「あれか まさか中から何か出たり」
('A`)「何かって?」
(;゚∀゚)「カニミソとか」
(;'A`)「なまものかよ」
( ^ω^)「ktkr」
( ゚∀゚)「kwsk」
('A`)「kwsk」
( ^ω^)「つまりこういう事だお」
丸い物体が弾けて周りに針が放たれる。
( ゚∀゚)「…これだけ?」
('A`)「針飛ばすだけ?」
( ^ω^)「いや、この針は相手の能力を無効果して貫くお」
(;'A`)「チートくせぇ」
( ゚∀゚)「オーバーキルだな」
( ^ω^)「うっさいお」
180:名無しさん
08/27(月) 11:48 zAUm6cARO
今はまだ昼。
だがここらが陰で隠れた。
('A`)「なんだ…?」
空を見上げる。
( ゚∀゚)「いつからここは空戦が認められるようになったんだ」
黒い塊。
(;^ω^)「非常識」
両翼についているプロペラ。
胴体はヘリコプターに酷似しているがガタイが別物。
前方には大型のバルカンが姿を現している。
(;'A`)「MH-1C バラクーダ」
(;^ω^)「ばらくーだ? ヘリかお」
(;゚∀゚)「いや雷撃機だ あのプロペラが動いて無茶苦茶速く動くぞ」
(;^ω^)「対空戦ですかお 装甲目標だけでいっぱいいっぱいだったお」
(;'A`)「あぁ」
空にはなんか黒いヘリコプターっぽいやつにげんなり。
中からしょんぼりした顔が出てきた。
(´・ω・`)「悪いけど死んで」
こっくぴっとからしゃきんな顔が出てきた。
(`・ω・´)「こいつからは逃げ切れないぞ」
プロペラの音で声が掻き消されたが。
('A`)「噛ませ犬が何か言ってるな」
( ^ω^)「このタイミングで現れるなんて良い噛ませ犬」
( ゚∀゚)「さっさと仕留めて先に行くか」
三人が走り出す。
空を飛ぶ機体に向かって。