183:◆/wOcNhjd4U
09/18(月) 22:38 9/saqEPSO


翌日




僕は今本屋にいる。いや、いつも通販で本を買う真性ひきこもりの僕にとっては本屋にいること自体が"事件"だ。


そして今回の"事件"を"大事件"たらしめていることは










ξ゚听)ξ「あ、これ面白そう。」


横に可愛い女の子がいるってことだ。





(  ^ω^)「……まあ猟奇的だけど。」



ξ#゚听)ξ「な に か?」



(; ^ω^)「いえ何も……」




今日は明日の本番に向けてツンが彼女役の練習しようと持ち掛けてきた。僕も予め打ち合わせをしたかったのでその要望を快く承諾した。


現在はデートのリハーサルを兼ねて本屋で本を適当に漁っている。




(  ^ω^)(……にしても。)


ξ゚听)ξ「〜♪」



(* ^ω^)(あらためて見るとマジで美少女……)



ξ゚听)ξ「…ん?」



ξ*゚听)ξ「なっ、なに人の顔じろじろ見てるのよっ!!」


(; ^ω^)「な、なんでもないお!」



ξ*゚听)ξ「い、いい?!これはあくまでリハーサルよっ!!変なこと考えたら承知しないからねっ!!」



(  ^ω^)「……変なことってなんだお?」



ξ゚听)ξ「え……?た、例えば……」












ξ///)ξ ボッ



ξ///)ξ「いっ、怒りのスクリューパンチ!!」



Σ(;#)`ω゚)「ひでぶっ!!」











ξ;゚听)ξ「あ……、ほら、腕組んだりしてみない?」



( #)^ω^)「腕を組んでどうするお?今度は悲しみの背負い投げでもするかお?」



ξ;^竸)ξ「ご、ごめんって……。ほら、腕だして!!」


ツンが不意に腕に抱き付く。。



(* ^ω^)(あ、胸が……)





〜〜



ξ///)ξ「……ブーン、触っても……いいよ?」




僕は黙って手を伸ばす




ξ*--)ξ「あ……ふぅん、……はぁ……いぃ……いいよぉ……」




「さ…最後まで……してぇ……」



〜〜


(; ^ω^)「じゃなくてホラ!恋人同士ならお互いのこともよく知っとかないと!!」




意識を戻す。これ以上の妄想は命とりになる。何故なら……













これはギャグだし作者にスキルがない!(切実)

184:◆/wOcNhjd4U
09/18(月) 22:40 9/saqEPSO


ξ゚听)ξ「……確かにお互いのことを聞かれた時に答えられないのはマズいわね。」


(  ^ω^)「そっ、そうだお!最低、言えないとマズいことは……」




(  ^ω^)「まず誕生日だお。」


ξ゚听)ξ「ブーンの誕生日は8月27日。」




(  ^ω^)「血液型もかお。」

ξ゚听)ξ「B型ね。」




(  ^ω^)「……好きな食べ物。」


ξ゚听)ξ「うなぎ。」




(; ^ω^)「……趣味。」


ξ゚听)ξ「運動。ひきこもりで趣味が運動だなんてそうそういないわ。」




(  ^ω^)「……性癖」


ξ゚听)ξ「実はSもMもいける……」



ξ///)ξ「って何言わせるのよ!!!」



(  ^ω^)「……何者だお。」


ξ;゚听)ξ「と、ともかくっ!私はいいからブーンが私のこと覚えてっ!!」



ξ゚听)ξ「まず、私の祖父はブリj」


(  ^ω^)「祖父はいいから誕生日。」



ξ;゚听)ξ「……言わせなさいよ。」



(  ^ω^)「文字数の制限上致し方ないのですお。」



ξ;--)ξ「……私の誕生日は12月14日、他には……」







今ごろ思う。




僕は本当にツンのことを何も知らなかったんだなと。





なのに











(  ^ω^)「ツン。」



ξ゚听)ξ「何よ?」



(  ^ω^)「……ありがとうだお。」



ξ*゚听)ξ「……はっ?!」


(  ^ω^)「うまくは言えないけど……ツンには本当に感謝してるお。」



ξ゚听)ξ「……」









……違うの






「こんなひきこもりにここまでしてくれて……」






違うのブーン……








「だから……本当にありがとうだお。」







本当は……







「……うん。」






私が……





〜ありがとうにようこそ!〜

187:◆/wOcNhjd4U
09/22(金) 22:00 qoFvrhyFO


(  ^ω^)「お母様!ようこそいらっしゃいました!」



「お久し振りですね、ブーン。本当に立派になって…」



(  ^ω^)「はい!仕事が順調なのもお嫁さんをもらえることになったのも全てお母様のおかげですお!」



「……私もこんな子を息子に持てて幸せです。……ツンさん。」



ξ゚听)ξ「はい。」



「こんな息子ですがどうかよろしくお願いします。」



ξ*゚听)ξ「……はい。」



(  ^ω^)「心配するなお!ツンは僕が必ず幸せにするお!」



ξ///)ξ「……もうっ、ブーンったら……」











「……幸せにしないとただじゃおかないんだから」




〜〜



(  ^ω^)「って夢を見たo」
デュクシッッッッッ!!!








派手に響き渡る打撃音。



その音だけで人が目覚めるには十分過ぎる。さらに打撃を喰らった本人ならもういちど永眠(ねむ)ってもおかしくない。




ξ#  )ξ「寝言が許されるのは寝てる時だけよ。覚えときなさい。」



( #)ω^)「……おっ、まだ死んでなかったお。」



ξ゚听)ξ「全く、私が起こさなかったら絶対に遅刻だったわよ。」




時計に目をやる。


短針は現在が8時であることをしっかり示していた。



母親との待ち合わせは9時。確かにぎりぎりだ。











そう。今日はついにブーンの母親がブーンに会いに来る日だ。




(  ^ω^)「正直スマンかった。」



ξ゚听)ξ「ほら、とにかく着替えて来なさい。」



衣服を渡される。どうやら洗面所で着替えてこいということらしい。



(  ^ω^)(まあ、さすがにツンのまえで着替えるのもあれだし)




特に文句も言わずに洗面所に入る。渡された着替えは昨日ツンに選んでもらって購入したものだ。



(; ^ω^)(えっと、これの上からこれを着て……ややこしいお。)

188:◆/wOcNhjd4U
09/22(金) 22:03 qoFvrhyFO


……だいたい、母親に会うだけなのにここまでする必要があるのか?




湧きあがる不満とは裏腹に顔が緩んでるのがわかる。


母親以外の女性に服を選んでもらったことなど今までにあっただろうか?




女の子と一緒に買った服を着ていると考えるだけで……







(* ^ω^)(むふふふふだお。)






……まあそれはそれとして気掛かりなことがある。





(  ^ω^)「ツン。」



着替えながらドア越しに話しかける。



「なによ?早く着替えないt」

(  ^ω^)「どうやってうちに入ったんだお?鍵は締めてあったはずだお。」








「……」



(  ^ω^)「……」











(  ^ω^)「……ああ、郵便受けの中に隠してある合鍵を使ったのかお。」



「そ、そうよ!全く、あんな簡単な場所に隠すなんて不用j」

(  ^ω^)「そんなとこに鍵は入れてないお。」







「……」



(  ^ω^)「……」











(  ^ω^)「……開けるのに何分かかったお?」



「……7秒。」







「……」



(  ^ω^)「……」












(  ^ω^)「……もうやっちゃだめだお。」



「……うん。」









(  ^ω^)「お待たせしましただお。」



ξ゚听)ξ「よし、それじゃあいきますか!」



ツンがドアノブに手をかける。



準備は整った。
あとは駅で待ってるはずの母ちゃんをツンと一緒に迎えにいけば完璧だ。





がちゃ



ξ゚听)ξ「……」



J( 'ー`)し「……」



(  ^ω^)「……」










さて、母親のご登場です。




〜そんなことよりツンのピッキングスキルについてkwsうわ何するやめにようこそ!〜

194:◆/wOcNhjd4U
09/26(火) 01:54 l4i2RA6EO


J( ;ー;)し「ブーン……。大きくなって……」



(  ^ω^)「いや、幼少時代から会ってないとかそういう設定じゃないお。」



J( 'ー`)し「……ああ、そうだったわね。割と最近に会ったのよね。一週間ぐらい前とか。」



(  ^ω^)「そんな最近でもないお。」



J( 'ー`)し「……じゃあ……2年ぶりぐらいかしら?」



(  ^ω^)「そうそうそれぐらi」

J( ;ー;)し「ブーン……、大きくなって……」

(  ^ω^)「2年じゃ泣くほど大きくならないから。」





玄関先で感動の再会を果たすブーンと母。そして一人蚊帳の外のツン。




ξ;゚听)ξ(ちょ、ちょっと。この人がブーンのお母さん?)



(  ^ω^)(そうだお。)



ξ*゚听)ξ「は、はじめまして!ツンと言います!」



J( 'ー`)し「ああ、この娘が電話で話してた……」



J( 'ー`)し「……」











J( 'ー`)し「……仕事」

(; ^ω^)「彼女だお。仕事は人聞きが悪いお。」



ξ;゚听)ξ「と、とにかくよろしくお願いします!」



J( 'ー`)し「いえいえ、こちらこそよろしくね。」




二人して頭を深く下げる。アパートの廊下は狭いため余計に窮屈に感じた。




J( 'ー`)し「それじゃあご飯食べにいきましょ。」



(; ^ω^)「……えっ!部屋に入んなくていいのかお?」



J( 'ー`)し「……私はあなたの母親よ?」



(  ^ω^)「そういう冗談は嫌いだお。」



J( 'ー`)し「いいじゃない。どうせ散らかってるんでしょ?ほら、早くいきましょ。」


ξ;゚听)ξ「ちょ、お義母さん押さないで……」



ブーンの母はツンの両肩を掴むとすたすたと階段を降りていってしまった。






(  ^ω^)「……何の為に必死こいて片付けたんだか……」

195:◆/wOcNhjd4U
09/26(火) 01:57 l4i2RA6EO







J( 'ー`)し「あら、おいしい!それでいて財布にも優しいなんて……」



ξ^竸)ξ「ここの中華、かなり有名なんですよ!」



(; ^ω^)「……どちらも嘘はついてないけど。」




つつがなくバーミヤンで食事を続ける三人。
最初は馴染めてなかったツンも今ではブーン以上に母親と喋っていた。



(; ^ω^)(ぼろがでないといいけど……)



J( 'ー`)し「それにしても……こんないい子が息子の嫁に来てくれるなんて……」



Σξ///)ξ「あっ……、いえ……」


Σ(; ^ω^)「ちょ、なにツンが赤くなってるお!!」



J( 'ー`)し「……違うの?今までのは全部嘘?」


(; ^ω^)「結婚を前提にお付き合いさせてもらってますっ!」



J( 'ー`)し「……本当に?」


(; ^ω^)「あたりまえだおっ!僕たちは深く愛し合った仲だおっ!!」



J( 'ー`)し「……ふーん。じゃあツンちゃんはブーンの背中のどこにホクロがあるか知ってるんだ?」



Σ(; ^ω^)「ちょっt」

ξ゚听)ξ「右肩下ですよね。」



(  ^ω^)「……」





ξ゚听)ξb グッ




(; ^ω^)(……一度作戦を考え直さないと)


(; ^ω^)「……あんまり変な質問をするなお。それじゃ、僕はトイレにいってくるお。」





ブーンは席を立つと慌てるようにトイレへ駆け込んでいった。




J( 'ー`)し「……ねえ。ツンちゃん。」



ξ;゚听)ξ「は、はい。」



J( 'ー`)し「付き合ってるっていうの……嘘なんでしょ?」



ξ;゚听)ξ「そ、そんなことありませんよ!」



J( 'ー`)し「あらそう。」



ξ;゚听)ξ「……え?」



J( 'ー`)し「ホクロの位置も当たってたしね。疑う余地もないか。」



ξ;゚听)ξ(……単純……何のために練習したんだか……)



J( 'ー`)し「さ、早く食べちゃいましょ。」



ξ^竸)ξ「……そうですね。」



あっさり信じてもらえたため気兼ねなく談笑をするツン





(; ^ω^)「どうするかお……」



そしてそんなことは知らずにブーンは未だ頭を抱えていた



〜みんなでバーミヤン♪にようこそ!〜

199:◆/wOcNhjd4U
09/27(水) 17:32 0SQ0Ekl+O


ブーンは男子トイレで手を洗っていた。




(; ^ω^)「マズいお……。さっきの様子じゃ母ちゃんきっとまだ僕とツンのこと疑ってるお。」






J( 'ー`)し「ブーンの小さい時の話聞きたい?」



ξ*゚听)ξ「えっ!?是非!!」



J( 'ー`)し「そうよね。やっぱブーンの彼女だもんね。」







(; ^ω^)「もしかしたら今もツンは質問責めをされてるかも……」







J( 'ー`)し「今でこそあんなだけど小さい時はやんちゃでね……」



ξ*゚听)ξ「へー。それで他にはどんなことがあったんですか?」







(; ^ω^)「あまつさえもうバレてたり……」







J( 'ー`)し「でね。点数の悪いテストはいつも机の引きだしの裏に隠すのよ。」



ξ*^竸)ξ「バレてないと思ってたんですねー。かわいーなぁ。」







(; ^ω^)「と、とにかくなんとかしないと!」



(; ^ω^)「えっと、仕事関連は専門用語を並べて一気に突き通すお。ツンのことに関してはさっきのツンの返事に合わせて肉体関係はもう済んでることに……」



考えながらふと鏡に意識が向く。



(  ^ω^)「……」




そこには慣れない服を着て必死に何かを取り繕ってる見飽きた青年がいた。










……僕は何をやってるんだろ?











─小さい時



近所で有名な怖いおじさんの壺を割ってしまったことがあった



怖いおじさんは僕の家にまで押しかけてきた



母ちゃんに自分がやったのかと聞かれて











「……僕じゃないお。」





僕は嘘をついた




必死になって言い訳して他人の性にして

そうしたら







J( 'ー`)し「壺を割ったのはうちの子じゃありません。」












罪悪感で体が鉛になった




本当のことが言えたのはおじさんが帰ったあとで



母ちゃんは僕を責めることなく一緒に謝りに行ってくれた




(  ^ω^)「……僕は誓ったんだお。二度と母ちゃんに嘘はつかないって。」









それなのに……

200:◆/wOcNhjd4U
09/27(水) 17:33 0SQ0Ekl+O






ξ゚听)ξ「そんなことがあったんですか。」



J( 'ー`)し「まあ最初からわかってたんだけどね。」



ξ゚听)ξ「え?」



J( 'ー`)し「自分の息子だもの、嘘をついてるかどうかぐらいわかるわ。」



ξ゚听)ξ「それじゃあどうして……?」



J( 'ー`)し「ブーンがそういうなら私はブーンを守るわ。」



ξ゚听)ξ「……」







(  ^ω^)「……決めたお。本当のこと言うお。」







「だって……私はブーンの母親だもの。」








J( 'ー`)し「あ、戻ってきたわ。」



(  ^ω^)「……母ちゃん。」



テーブルの前で思わず立ち尽くす。今から言うことはまた母親を裏切る。









いや、このまま隠し通すことこそ本当の裏切りだ。




(  ^ω^)「実は……」



J( 'ー`)し「それじゃあ私は帰るわね。」



(  ^ω^)「……は?」



J( 'ー`)し「ツンちゃんと十分話したし、姑はさっさと消えるわ。」



ブーンの母はバッグを持って立ち上り出口に向かう。



(; ^ω^)「待っt」

ξ゚听)ξ「あ、あの……!!」



J( 'ー`)し「……なあに?」


自動ドアのところで立ち止まる。




ξ*゚听)ξ「今日は……いろんな話ができてとても楽しかったです!」



J( ^ー^)し「……私もよ。それじゃあ。」





最後の一言を告げると同時に自動ドアが締まる。




ドア越しに見える母親の背中はすぐに人込みに溶けていった。




(  ^ω^)「……なんだったんだお。」



ξ゚听)ξ「……」



Σ(; ^ω^)「もっ、もしかしてバレたのかお?!」



ξ゚听)ξ「……ううん。」


ξ゚听)ξ「……けど。」



(  ^ω^)「……けど?」



ξ゚听)ξ「きっと気付いてたわ。」











「だって……、ブーンのお母さんだもの。」



〜母親にようこそ!〜

202:◆/wOcNhjd4U
10/05(木) 09:07 RGdrSXU1O


僕たちは今、海岸沿いを歩いている。




母親と別れたあと、やることが無くなった僕たちはなんとなく歩くことにした。



下らない談笑をし、通りすがりの店を覗き、未知の景色に感銘する。






(  ^ω^)「……」



ξ゚听)ξ「……」





けれど先ほどからは会話もなくなった。









──僕はずっと母親のことを考えている。




初めは母親との面会を切り抜けた安堵感でいっぱいだった。




しかし今は罪悪感と自己嫌悪が僕の心を締め付けている。









小さい時、僕がした『もう母親に嘘をつかない』という誓いは絶対だったはずだ。




けれど今ではたまにくる電話で話すことは9割は嘘



仕送りのためにはどんな嘘でもつき



会いに来るともなれば人に協力までしてもらい嘘を通す。










少し大きくなっただけで子供の時の尊い誓いは随分軽薄なものになってしまった。






あの時、あんなに泣いたのに……





あの時、あんなに苦しかったのに……










あの時……、あんなに誓ったのに……!!







ξ゚听)ξ「……」



ξ゚听)ξ「……ねぇ、ブーン。」



(  ^ω^)「……なんだお。」


ξ゚听)ξ「最後……お母さんにホントのことを言おうとしたんでしょ?」



(  ^ω^)「……でも結局言えなかったお。」




下を向きながら小さく答える。

今の顔ではツンととても顔を合わせられない。




ξ゚听)ξ「言葉にしてないから伝わらないとは限らないわよ。」



(  ^ω^)「……でも。」



ξ゚听)ξ「ブーンの気持ちはきっと伝わったわ。だって、帰る時あんなに嬉しそうな顔してたじゃない。」



ξ゚听)ξ「だから……」










ξ゚听)ξ「だから……そんなに自分を責めないで。」



(  ^ω^)「ツン……。」





なんでこの人は僕の考えていることがわかってしまうのだろう。



そしてなんでこんな僕を慰めてくれるのだろう。





わからない。




けど……






僕の気持ちがとても軽くなったのだけはよくわかった。




(  ^ω^)「……ありがとうだお。」

203:◆/wOcNhjd4U
10/05(木) 09:15 RGdrSXU1O


ξ*゚听)ξ「べ、別にあんたが心配だったわけじゃないんだからね!」



(  ^ω^)「ツンデレktkr」




ξ゚听)ξ「とにかく……あんないいお母さんそうそういないわよ。大事にしなさい。」



(* ^ω^)「……べ、別に普通の母親だお。」




身内を誉められた気恥ずかしさから思わず謙虚に答えてしまう。


ξ゚听)ξ「……そっか。」




ツンは軽く前に駆け出して止まり










「なら私は『普通』にも届かないってことか……。」




海を見ながらそう零した。




(  ^ω^)「……え?」



ξ゚听)ξ「……なんでもないわよ。」



ξ゚听)ξ「ねぇブーン。」


(  ^ω^)「……なんだお?」


ξ*゚听)ξ「キス……してみようか?」



(; ^ω^)「へあっ?!なななな何言ってるおっ!!!いきなりそんなことい言われてもそれにまま周りだって人がいるし僕たちはなんていうかそのようするにqあwせdrftgyふじこlp」



ξ゚听)ξ「……馬鹿ねぇ。冗談に決まってるじゃない。」



(; ^ω^)「……は?」




ξ^竸)ξ「見事に釣られてやんのwwwメガワロスwwwww」



(  ^ω^)「……ヒドスww」



ξ゚听)ξ「それじゃあ私はそろそろ帰るわ。じゃあね!」



(; ^ω^)「え、ちょ……」




ブーンが止める間もなく駆けていくツン。目で背中を追うがすぐに曲がり角に消えてしまった。







「……釣られるなら全力で……かお。僕に勇気があればツンと……」





〜モラトリアムにようこそ〜




ξ゚听)ξ「……冗談じゃなくてもよかったかな。」





ξ゚听)ξ「……」
  ↑
妄想中











ξ///)ξ ボッ




ξ///)ξ(何言ってるんだろ私……。とりあえず吊ってこよう!!!)





[樹海]  ツン...





( 'A`)「鬱だ……。死のう。」



ξ゚听)ξ「ちょw先客がいるwww」




「どうせ俺はウンコに詰まった細菌以下の存在なんだ……。生きてても意味なんか……」



「そこは認めるが早まるなwwwい`wwww」



「ちょww認めるなよwwwwww」

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