604:名無しさん
11/25(日) 19:35 G/vpGgUnO
エピローグ
太陽が傾き、影が伸びる。
蝉の鳴き声が響き、昼の暑さはまだ残っている。
ブーンが家を出る。
少し歩いた先にある線路を渡っていた。
( ^ω^)「今日はすこぶる運が良い気がするお」
ブーンは独り言を呟いた。
今朝飲んだお茶に茶柱がたっていた事を思い出し、顔には満面の笑みを浮かべていた。
( ^ω^)「僕の人生は呆気なかったお」
前からバモスが迫ってくる。
( ^ω^)「運がいいと思った途端にこれだお」
ただ真っ直ぐブーンに向かってバモスが走って来る。
( ^ω^)「友達、家族……僕の周りにいるくだらなくすばらしい人々、僕は先に逝かせてもらうお」
ブーンは何時もと変わらない様子で少し大きな声を発した。
( ^ω^)「おぉ…!!」
ノパ听)「残念賞ぉ!!」
線路に足を挟めていた猫をブーンは助けようとした。
そしたらヒートが横からさらって行った。
605:名無しさん
11/25(日) 19:37 G/vpGgUnO
(;^ω^)「ちょw」
ξ゚听)ξ「危ないよ」
ξ(゚△゚*ξ「危ないよ」
直後、双子にドロップキックされるブーンの姿が。
そしてデレとツンに迫るバモス!!
川 ゚ -゚)「危ないぞ」
なんと二人を同時にドロップキックするクーのs('A`)「危ねぇな」
そしてクーを普通に引き寄せるドクヲの姿が!!
バモスが止まる。
結局危険じゃなかったようだ。
_
( ゚∀゚)「急ぐと危ないぞ」
( ^ω^)「被害はドロップキックの連鎖のようだお」
从 ゚∀从「相も変わらず馬鹿なことしてるな」
車椅子 を 押す ジョルジュ と それ に 座る ハイン が 現れた。
(,,^Д^)「……おまえら学校は?」
バモスから下りたタカラが誰ともなく質問する。
(;'A`)「今夏休みなんだが てかお前も同じだろうが」
ξ(゚△゚*ξ「お祭りに行く途中なの」
ξ゚听)ξ「タカラも行く?」
(,,^Д^)「んー、どうすっかなぁ」
助手席からあぷーが顔を出す。
(*ノωノ)「え、行かないんですか?」
(,,^Д^)「行く」
_
( ゚∀゚)「即答」
从 ゚∀从「仲良いね ヒューヒューしちゃいますね」
606:名無しさん
11/25(日) 19:40 G/vpGgUnO
(,,^Д^)「四人くらい乗れるけどどうするよ?」
从 ゚∀从「乗るー」
_
( ゚∀゚)「乗るのか?」
从 ゚∀从「ジョルジュ大変だろ?」
_
( ゚∀゚)「大丈夫なんだが」
从 ゚∀从「エアコンで涼みたいんだ」
_
( ゚∀゚)「じゃタカラ、乗らせてもらうわ」
(,,^Д^)「おう 他は?」
ノパ听)「私はシューを迎えに行くぞぉ!!」
ヒートは走り去った。
風を纏ったヒートはどこまでも走って行けるかのような元気さでした。
川 ゚ -゚)「私たちが乗るか」
('A`)「ういうい」
そして二人を乗せ、走り去るバモス。
( ^ω^)「行っちゃったお」
ξ゚听)ξ「一緒に歩いたほうが楽しい」
ξ(゚△゚*ξ「だから、ね?」
そう言ってブーンの手を二人は引く。
( ^ω^)「そうかお」
ξ*゚ー゚)ξ「そうだお♪」
ξ(゚ー゚*ξ「楽しいお♪」
(*^ω^)「おっおっお」
月が顔を出し始めた。
夜がやってきた。
だけど今日は明るい夜。
沢山の笑顔が集まるお祭り。
607:名無しさん
11/25(日) 19:41 G/vpGgUnO
「ねえ、ブーン?」
「なんだお?」
「一緒に!!」
「楽しもうね!!」
「もちろんだお!!」
「今日は私たちね!!」
花火が空に上がり、綺麗な光を放つ。
そして、遅れて音が聞こえる。
毎年聞いている馴染みの深い音が。
「「はしゃいじゃうよ!!」」
月が金色に輝いている。
雲は無く、心地よい風が吹いている。
太鼓の音と人の笑い声が響き渡っていた。
( ^ω^)がはしゃいじゃうよ 終