しゅーきゅうっとそーん!のようです 第2話
カテゴリ: ブーン系
しゅーきゅうっとそーん!のようです 目次
21 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/04/21(水) 23:49:53 ID:VMJFgJNMO
ある郊外のマンションの一室。そこでは夕暮れ時にうら若き乙女が集い、何かよからぬことをしているのであった。
o川*ー)o「乾いちゃった……」
キュートは自身の赤い肉ビラの割れ目に、何か棒状のモノを押し当てて擦り付けていた。
o川*ー)o「ん……」
そんなことなどつゆ知らず、大学の授業を終えたシュールは彼女の家の呼び鈴を鳴らした。
ピンポーン
o川*ー)oビクッ
o川*ー)o「あ、いま出まーす!」
ある郊外のマンションの一室。そこでは夕暮れ時にうら若き乙女が集い、何かよからぬことをしているのであった。
o川*ー)o「乾いちゃった……」
キュートは自身の赤い肉ビラの割れ目に、何か棒状のモノを押し当てて擦り付けていた。
o川*ー)o「ん……」
そんなことなどつゆ知らず、大学の授業を終えたシュールは彼女の家の呼び鈴を鳴らした。
ピンポーン
o川*ー)oビクッ
o川*ー)o「あ、いま出まーす!」
よほど慌てていたのか、キュートは棒状のモノを持ったまま玄関に向かっていた。
o川*ー)o「はーい、どなたーって、シューちゃん?」
ガチャ
lw´‐ _‐ノv「やほー」
lw´‐ _‐ノv「あ、ナイツのマネじゃないからね」
o川*ー)o「う、うん、分かってるよ」
lw´‐ _‐ノv「ところできゅーよ、手に持ってるそれは?」
o川*ー)o「あっ! 見てのとーり……」
o川*゚ー゚)o「リップクリームだよ!」
しゅーきゅうっとそーん!のようです
第二話前編
o川*゚ー゚)o「最近唇が乾燥しちゃって……あ、どうぞ上がって」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「いや、何でリップクリーム持ってたの?」
o川*゚ー゚)o「ちょうど塗ってたとこで、慌ててたから持ったままだったんだよー」
lw´‐ _‐ノv「なーんだ、てっきりシューを宅配便と勘違いして」
lw´‐ _‐ノv「判子と間違えて持ってたのかと」
o川*゚ー゚)o「えー、間違えないよ―」
lw´‐ _‐ノv「だよねー」
o川*゚ー゚)o「寝ぼけてて、包丁持って宅配便に出たことはあったけど……」
lw´‐ _‐ノv(なんで台所用品を……形状も全く違うだろ……)
o川*゚ー゚)o「寝起きだとよくあるよねー」
lw´‐ _‐ノv
lw´‐ _‐ノv「うん」
lw´‐ _‐ノv(人生で一度もねえよ……)
o川*゚ー゚)o「あの時は恥ずかしかったなあ……」
lw´‐ _‐ノv「……配達の人、驚いただろうね」
o川*゚ー゚)o「何かを諦めたような目をしていたよ」
lw´‐ _‐ノv「ああ、荷物の中身なんか見なきゃよかったんだ! って?」
o川*゚ー゚)o「アクション映画じゃないんだから……」
lw´‐ _‐ノv(コメディか……)
o川*゚ー゚)o「ところで、どうして急に?」
lw´‐ _‐ノv「用が無きゃ来ちゃいけないのかよ」
o川;*゚ー゚)o「いや、全然構わないんだけど、メールでも送ってくれればよかったのに」
o川*゚ー゚)o「大体私が居なかったらどうしたの?」
lw´‐ _‐ノv「ずっと待ってたよ……帰ってくるまで」
o川*゚ー゚)o「その執念こええよ……」
lw´‐ _‐ノv「あ、これお土産」
o川*゚ー゚)o「わーい、なになに―?」
lw´‐ _‐ノvつ【牛肉】
o川;*゚ー゚)o「え、牛肉なんだ……」
lw´‐ _‐ノv「スーパーで買ってきたよ」
o川;*゚ー゚)o「ありがとう、と、とりあえず冷蔵庫入れておくね」
lw´‐ _‐ノv「えっ」
o川*゚ー゚)o「えっ」
lw´‐ _‐ノv「きゅーは牛肉嫌いなの?」
o川;*゚ー゚)o「どちらかと言えば好きだよ! だけど、その場で生肉を手掴みで食べ出したりしないよ!」
lw´‐ _‐ノv「えっ」
o川*゚ー゚)o「えっ」
lw´‐ _‐ノv「好きか嫌いか聞いただけだけど……」
o川*゚ー゚)o「え? ごめん。シューちゃんなら聞き兼ねないかなと思って」
lw´‐ _‐ノv「私は未開の地の土人かよ」
lw´‐ _‐ノv
アフリカの皆さん、すいません
o川*゚ー゚)o「アフリカでも焼いて食べてるよ!!」
lw´‐ _‐ノv「エスキモーの名前の意味は生肉を食べる人、なんだよ」
o川*゚ー゚)o「だからって私は生肉食べねえよ……」
lw´‐ _‐ノv「そういえばね、民族学を研究してる先生とその学生がね」
o川*゚ー゚)o「え? なに突然?」
lw´‐ _‐ノv「台湾の奥地の集落に研究に行ったんだって」
o川*゚ー゚)o「うん」
lw´‐ _‐ノv「そこは文明もそれほど発展してなくて」
lw´‐ _‐ノv「人々の大多数は、森の中で狩猟と食物の栽培で暮らしているようなところなんだって」
o川*゚ー゚)o「うんうん」
lw´‐ _‐ノv「一行は族長に快く迎えられて」
lw´‐ _‐ノv「そこで一番大きなトタン屋根の建物で、族長と共に生活することになったの」
lw´‐ _‐ノv「もちろん機械の類は何も無くて、灯りもランプを使ってるようなとこなんだけどね」
lw´‐ _‐ノv「一つだけ、絶対に入っちゃいけない、っていう部屋があったんだけど」
o川*゚ー゚)oワクワク
lw´‐ _‐ノv「ある日、その部屋が気になった先生は」
lw´‐ _‐ノv「族長の外出している隙に」
lw´‐ _‐ノv「部屋の扉を恐る恐る開けると」
o川;*゚ー゚)oゴクン
lw´‐ _‐ノv「テレビとか電話、ソファーがばりばりあったんだって」
o川*゚ー゚)o「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
o川;*゚ー゚)o「えぇ……」
lw´‐ _‐ノv「うん……」
lw´‐ _‐ノv「ほんとは、そうやって研究とか観光でくる人を」
lw´‐ _‐ノv「その集落まで案内したりする人が貰うお金を分けて暮らせてるらしいよ」
o川;*゚ー゚)o「現地の人でそういうシステムが出来ちゃってるんだ……」
o川*゚ー゚)o「だけどその伝統的な生活を止めちゃったら」
o川*゚ー゚)o「研究とか観光の人が来なくなっちゃうってことか……」
lw´‐ _‐ノv「うん……だから神に感謝して牛肉食べなきゃね」
o川;*゚ー゚)o「今のお話しのどこに、そんな教訓的な一節を見い出しちゃったの!?」
lw´‐ _‐ノv「感じろよ、神の息吹きを」
o川*゚ー゚)o「吹いてねえよ……」
lw´‐ _‐ノv「ところでトソは?」
o川*゚ー゚)o「え? メールとか貰ってないし、突然来ないと思うけど……」
ピンポーン
o川;*゚ー゚)o「突然来ちゃったよ!!」
lw´‐ _‐ノv「さっきメールしたし」
o川;*゚ー゚)o「いつの間にだよ!? シューちゃんずっと語ってたじゃん!」
lw´‐ _‐ノv「昨日の夜だけど……」
o川;*゚ー゚)o「時間の捉え方アバウト過ぎるだろ!! ……その時に私にも来ること伝えろよ!」
ピンポーンピンポーン
o川;*゚ー゚)o「ああ! はい、今行きます!」
lw´‐ _‐ノv「……のど、枯れるよ」
o川;*゚ー゚)o「分かってるよ! もう既にちょっと痛いよ!」
ガチャ
(゚、゚トソン「どうも」
o川*゚ー゚)o「も―、トソちゃんもトソちゃんで来るなら、連絡してくれればいいのに」
(゚、゚トソン「いえ、シューがサプライズパーティーにしようと」
o川*゚ー゚)o「確かに驚いたけど、その先に何も見えてこねえよ……」
(゚、゚;トソン「あなたは時々、おかしな物言いをしますね」
o川*゚ー゚)o「そんなことないよ」
(゚、゚トソン「言語社会に物申しますか?」
o川*゚ー゚)o「キャラ違う上にパクッちゃだめだよ!」
o川*゚ー゚)o「あれ? そのスーパーの袋は?」
(゚、゚トソン「ええ、夕食を作ろうかと思って」
o川*゚ー゚)o「あ、もうそんな時間か―」
(゚、゚トソン「今晩は、シュー」
lw´‐ _‐ノv「へろー」
o川*゚ー゚)o「ご飯、なにを作ってくれるの―?」
(゚、゚トソン「今日はビーフシチューを作ろうと思います」
o川*゚ー゚)o「おぉー豪華」
(゚、゚トソン「シュー、牛肉はちゃんと買ってきてくれましたか?」
lw´‐ _‐ノv「うん、きゅーの冷蔵庫に眠ってるよ」
o川*゚ー゚)o(だからシューちゃん牛肉持ってきたんだ……)
(゚、゚トソン「そうですか、ありがとう」
o川*゚ー゚)o「え?」
o川;*゚ー゚)o「ていうか牛肉だけ分担しちゃったの!? 同じスーパーだよね!?」
(゚、゚トソン「重いじゃないですか」
o川;*゚ー゚)o「だったらハーフ:ハーフにすべきだよ! 何で1:9の割合なんだよ!」
lw´‐ _‐ノv「たしかに」
(゚、゚トソン「シューは絶対に変な物を買うだろうなと思って、牛肉だけ任せました」
o川;*゚ー゚)o「ああ、うん……」
lw´‐ _‐ノv「そうなんだ……」
o川*゚ー゚)o「あ、お金いくらだったの?」
(゚、゚トソン「いえ、普段キューの冷蔵庫から勝手に材料使わせてもらっているので」
lw´‐ _‐ノv「私もそれにあやかってるからお構いな―く―」
o川;*゚ー゚)o「えー何だか悪いなぁ」
(゚、゚トソン「だったら2万円下さい」
o川*゚ー゚)o「子供かっ! そして妙に生々しい金額言うなよ!」
lw´‐ _‐ノv「私は……」
lw´‐ _‐ノv「あらゆる可能性が欲しい」
o川*゚ー゚)o「既にその手に握ってるよ……」
(゚、゚トソン「早速ですが、私は調理してきますね」
o川*゚ー゚)o「あ、うん、いつもありがとね」
lw´‐ _‐ノv「ありがとう、未来の三ツ星シェフ」
(゚、゚トソン「いえいえ」
o川*゚ー゚)o「ううん」
(゚、゚トソン「……」
o川*゚ー゚)o「……」
(゚、゚トソン「……」
o川*゚ー゚)o「?」
(゚、゚トソン「……居間とキッチンって、狭い部屋ながらも多少離れているじゃないですか」
o川*゚ー゚)o「狭い部屋は余計だけど、それがどうしたの?」
(゚、゚トソン「……会話に参加し辛いんですよね」
o川;*゚ー゚)o(寂しいんだ……)
lw´‐ _‐ノv(寂しいのか……)
o川;*゚ー゚)o「あ、あの、煮込んでる合間とかにちょくちょく戻ったらいいんじゃないかな?」
(`、`トソン「ええ、そうします……」
(`、`トソン~
o川;*゚ー゚)o(トボトボ歩いてったよ……)
lw´‐ _‐ノv「まるで、未来から来たロボットが五月病になったみたいだったね」
o川;*゚ー゚)o「どんな例えだよ!」
lw´‐ _‐ノv「……」
o川*゚ー゚)o「……」
lw´‐ _‐ノv「私、お料理手伝ってこようかな?」
o川*゚ー゚)o「え、じゃあ私も行くー」
lw´‐ _‐ノv「嘘でしたー。はい、きゅーは手伝ってくるー」
o川;*゚ー゚)o「えぇ……」
o川*゚ー゚)o「わ、私も嘘だもん!」
lw´‐ _‐ノv「手伝わないなら、初めから言うなし」
o川;゚ー゚)o「シューちゃんに言われたくないよ……」
しゅーきゅうっとそーん!のようです
第二話後編
lw´‐ _‐ノv「テレビつけるよ―」
o川*゚ー゚)o「うん」
トタトタトタッ
(゚、゚トソン「呼びましたか?」
o川;゚ー゚)o「いやいや、トソちゃんのトの字も言ってないよ!?」
(゚、゚トソン「そうですか……」
(`、`トソン~
lw´‐ _‐ノv「……」
o川;゚ー゚)o「……」
lw´‐ _‐ノv「……トソ」ボソッ
トタトタッ
(゚、゚トソン「何でしょう?」
o川;゚ー゚)o「うおっ!」
lw´‐ _‐ノv「カゴメとハウス食品、どっちがいいかなって話してただけだよ」
o川;゚ー゚)o「ミートソースの話!? それも全くしてないよ!」
lw´‐ _‐ノv(よく分かったな……)
(`、`トソン~
o川;゚ー゚)o(シューちゃん、トソちゃんで遊ぶなよ……)
lw´‐ _‐ノv(かわええな、あいつ……)
ヤサイハアトデ……
o川;゚ー゚)o(台所から終始独り言が……)
lw´‐ _‐ノv「豆腐ってさ」
o川*゚ー゚)o「豆腐?」
lw´‐ _‐ノv「うん、豆腐。わりと万能だよね、最近気付いたよ」
o川*゚ー゚)o「麻婆豆腐とか作って、余ったらお味噌汁作ればいいもんね」
lw´‐ _‐ノv「そうそう。もやしも万能っていうけど、傷むのが早いよね」
o川*゚ー゚)o「もやしは野菜炒めくらいにしか使わないなぁ」
lw´‐ _‐ノv「あとラーメンとか?」
o川*゚ー゚)o「恥ずかしながら、ここ最近ラーメンはインスタントです……」
lw´‐ _‐ノv「その上にもやし炒めて乗せちゃえば?」
o川*゚ー゚)o「だったら、始めからラーメン作ってるよ……」
lw´‐ _‐ノv「そっか……」
o川;゚ー゚)o「あ、あの」
o川*゚ー゚)o「インスタントなのに美味しい、ていうのがいけないんだと思う」
lw´‐ _‐ノv「あー、ひとのせいにしてるー」
o川;゚ー゚)o「……人というか食べ物だけど、今度はちゃんと作るよ」
ガラガラッ
(゚、゚トソン「オプーナを買う権利要りますか!?」
o川;゚ー゚)o「何で窓開けながらの登場!?」
lw´‐ _‐ノv「さ、寒い……」
(゚、゚トソン「すいません、熱気を逃がそうと」
lw´‐ _‐ノv「た、耐えろ、私の体」
o川*゚ー゚)o「4月なのにまだ寒いよねー」
lw´‐ _‐ノv「雨ばっかりだしね……」
(゚、゚トソン「私の地元では雪が降ったみたいです」
o川*゚ー゚)o「トソちゃんの地元どこだっけ?」
(゚、゚トソン「北海道の函館市ですね」
o川;゚ー゚)o(雪が降ることに珍しさを感じないよ……)
lw´‐ _‐ノv(そりゃ降るだろ……)
o川*゚ー゚)o「この間は東京でも降ったみたいだよ」
lw´‐ _‐ノv「Snow in Aprilだね」
(゚、゚トソン「なんでしょう?」
lw´‐ _‐ノv「うたがあるの」
lw´‐ _‐ノv「さむたいむ~いっと、すの~いん、え~ぷりる~」
o川*゚ー゚)o「ロマンチックな歌だねー」
lw´‐ _‐ノv「ふふん」
o川*゚ー゚)o「シューちゃんが誇らしげになってどうするのー」
(゚、゚トソン「それはそうと、ビーフシチューが出来ましたよ」
o川*゚ー゚)o「わ―い、まってました―!」
lw´‐ _‐ノv「おおーいい匂いー」
o川*゚ー゚)o「さっそく食べようよ、お腹空いたー」
lw´‐ _‐ノv「いつでも準備おっけー」
(゚、゚トソン「では」
(゚、゚トソン「主よ、慈しみに感謝してこの食事をいただきます。アーメン」
o川*゚ー゚)o
(゚、゚トソン「どうしましたか?」
o川;゚ー゚)o「今までそんなこと言ってないよね!? 何に目覚めちゃったの!?」
(゚、゚トソン「いえ、カッコいいかなと」
lw´‐ _‐ノv「あ、昨日やってたやつでしょ? 私もその番組見たよ」
o川*゚ー゚)o「ドラマの影響かい!」
lw´‐ _‐ノv「ドラマじゃなくて映画だよ」
o川*゚ー゚)o「どっちでもいいよ!」
(゚、゚トソン「お二人は、作った私に感謝のお祈りを毎晩捧げて下さいね」
o川*゚ー゚)o「毎晩って……それはもはや一種の呪いだよ……」
lw´‐ _‐ノv「捧げます、アーメン」
o川;゚ー゚)o「捧げちゃうんだ……」
(゚、゚トソン「そんなことより、せっかくのビーフシチューが冷めちゃいますよ」
o川;゚д゚)o「ハッ! トソちゃんが突っ込ませるから忘れてた!」
(゚、゚トソン「では、いただきます」
o川*゚ー゚)o「いただきまーす」
lw´‐ _‐ノvもぐもぐ
(゚、゚トソン「時間も時間ですので、あまり煮込んでいませんがどうでしょうか?」
o川*゚ー゚)o「うん、美味しい!」
lw´‐ _‐ノv「いいお味だよ」
(゚、゚トソン「お粗末様です。でも、作った甲斐がありますね」
o川*゚ー゚)o「ビーフシチューなんて久々だなぁ」
(゚、゚トソン「最近見た映画の1シーンが印象的だったので、作ろうと思ってたんです」
o川*゚ー゚)o「そうなんだー、なんて映画?」
(゚、゚トソン「ソイレント・グリーンです。SF映画ですね」
lw´‐ _‐ノv「ソイレントグリーン、イズ……」
lw´‐ _‐ノv「「ピープル!」!」(゚、゚トソン
o川;゚ー゚)oビクッ
o川;゚ー゚)o「え? なになに?」
(゚、゚トソン「面白いですよ、今度DVDを貸しましょう」
o川*゚ー゚)o「うん、ありがとー」
lw´‐ _‐ノv(ネタバレしちゃったけどね)
o川*゚ー゚)o「サラダも美味しいなぁ」
lw´‐ _‐ノv「しかし米が欲しいな、米」
o川*゚ー゚)o「シューちゃんはシチューとご飯一緒に食べる派?」
lw´‐ _‐ノv「シチューに限らず何でもご飯と一緒派、かな」
o川*゚ー゚)o「そうだった……」
(゚、゚トソン「レトルトのご飯がキッチンに有りましたが、チンしますか?」
lw´‐ _‐ノv「大丈夫、ちょっとお腹いっぱいになってきた」
o川*゚ー゚)o「そういえば、サトウのご飯ってあるでしょ?」
(゚、゚トソン「レトルトのですか、はい」
o川*゚ー゚)o「子どもの頃、初めて知った時にお砂糖のご飯なのかと思ったんだ」
lw´‐ _‐ノv「あ、私も思った」
(゚、゚;トソン「私は特に……」
o川*゚ー゚)o「それで、お母さんにサトウのご飯食べたいって言ったら、凄いツッコミされて驚いたなぁ」
(゚、゚トソン「どんなツッコミだったのです?」
o川*゚ー゚)o「我が家の米にどんな不満を持っているの!?」
o川*゚ー゚)o「ちゃんと銅釜で炊いてるのに……、って」
lw´‐ _‐ノv「きゅーのツッコミは、親譲りのものだったんだね」
o川*゚ー゚)o「うん……あの頃は純粋だったなぁ」
(゚、゚トソン「今では心身ともに真っ黒ですか」
o川;゚ー゚)o「うーん、そこまでじゃないと思うけど……」
lw´‐ _‐ノv「グレーくらい?」
o川*゚ー゚)o「色の表現にはこだわってないよ!」
(゚、゚トソン「では、真っ黒で良いのでは?」
o川*゚ー゚)o「その色は未来のためにとっておくよ……」
lw´‐ _‐ノv「もっと自信持てよ、若者」
o川*゚ー゚)o「ありがと、シューちゃん……」
(゚、゚トソン「未来といえば、今年から就活ですね」
o川*゚ー゚)o「だねー、みんな夏くらいから始めるみたいだね」
lw´‐ _‐ノv
lw´‐ _‐ノv「うっ、急に目眩が……」
o川*゚ー゚)o「さっきの言葉返すよ、シューちゃん……」
(゚、゚トソン「未開封のお茶があったんですが、開けていいですか?」
o川*゚ー゚)o「もちろんいいよー」
lw´‐ _‐ノv「お、お前も食べるか、ほれ」
o川;゚ー゚)o「ちょっと、床に向かって何やってるの? 絨毯汚れちゃうよ!」
lw´‐ _‐ノv「あ、ごめん、カメムシに餌をやろうと」
o川;゚ー゚)o「カメムシとかどこにもいないよ!? 現実を直視しろよ……」
(゚、゚トソン「あなたも食べますか、どうぞ」
o川*゚ー゚)o「……トソちゃん、悪ノリ大好きでしょ?」
o川*゚ー゚)o「そこには何がいるの」
(゚、゚トソン「すいません、夢見にご飯をあげようと」
o川;゚ー゚)o「私の部屋にファンタジーは広がってないよ……」
(゚、゚トソン「……キューには、見えないんですね」
o川;゚ー゚)o「そして、悲しそうな目をするなよ……」
o川*゚ー゚)o「ごちそうさまー」
lw´‐ _‐ノv「おいしかったよ」
o川*゚ー゚)o「トソちゃんは料理上手だよね」
(゚、゚トソン「そんなことはありませんが、出来る限り挑戦はしますね」
(゚、゚トソン「何事も限界を自分で決めたくないんです」
lw´‐ _‐ノv「そうだ」
o川*゚ー゚)o「ん?」
lw´‐ _‐ノv「今度チョコフォンデュ作ってよ、流れるやつ」
o川;゚ー゚)o「それは料理云々より、器具とかの問題じゃ……」
(゚、゚;トソン「うーん……考えておきます」
lw´‐ _‐ノv「チョコ跳ねそうだから、もしやるときは公園とかでやろうね」
o川;゚ー゚)o「その配慮は嬉しいけど、公園でチョコフォンデュってどうなの!?」
(゚、゚トソン「面白そうですね、真剣に考えておきます」
o川*゚ー゚)o「気楽に考えていーよー」
lw´‐ _‐ノv「私の力が必要になったら、いつでも呼ぶがよい」
o川;゚ー゚)o「何で上から目線なの!? チョコフォンデュ界の重鎮かよ!」
lw´‐ _‐ノv「おっ、今のツッコミ、美味しんぼで使えそう」
o川*゚ー゚)o「残念だけどシューちゃんは、美味しんぼ製作に何一つ関わってないよ」
(゚、゚トソン「ハガキを出してみてはどうでしょう?」
o川;゚ー゚)o「バトル漫画のキャラ募集じゃないんだから……」
lw´‐ _‐ノv「じゃあ私が、美味しんぼって漫画書こうかな」
o川*゚ー゚)o「既にあるから安心して学業に励んで!」
(゚、゚トソン「あ、もうこんな時間ですね」
o川*゚ー゚)o「時間経つの早いねー」
(゚、゚トソン「シュー、そろそろおいとましますか」
lw´‐ _‐ノv「ほんとだ、明日一限やばい……」
(゚、゚トソン「キュー、洗い物は任せました、私たちはこの辺で」
lw´‐ _‐ノv「またねー、きゅー」
ガチャン
o川;゚ー゚)o「え? ちょ、ま……」
o川*゚ー゚)o「今日こそはジャンケンで……って、行っちゃったよ」
o川;゚ー゚)o「もー、二人とも逃げ足早いんだから」
o川;゚ー゚)o「三人分のお皿ってわりと大変なんだよ……」
o川*゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「……仕方がない、洗うか!」
終わり
見てるよ、がんばって
細かいことかもしれないが >>49のラーメンはインスタントであってる?
カップ麺とかでなく
初支援に泣きそう……ありがとうございます!
普段常食なのに「カップ麺」って単語が出てこなくて、やむなくインスタントにしました。
カップ麺の意味で捉えて貰えれば幸いです。
何これ面白い。密かに続き待っとく
★ソイレント・グリーン★
★ハウス ふらんす厨房ビーフシチュー 102g (2入り)★
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