( ФωФ)冷血非道ロマネスクのようです 最終話1~2
カテゴリ: ブーン系
( ФωФ)冷血非道ロマネスクのようです 目次
543 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/07/19(火) 21:39:28 ID:R6t2P3vM0
(´<_` ) えーっと、じゃあ割り当てを決めようか
<_プー゚)フ 何の割り当てだ?
(´<_` ) もちろん誰が誰を担当するかって割り当てだよ
最終話その一「戦前前線」
(´<_` ) えーっと、じゃあ割り当てを決めようか
<_プー゚)フ 何の割り当てだ?
(´<_` ) もちろん誰が誰を担当するかって割り当てだよ
最終話その一「戦前前線」
ζ(゚ー゚*ζ タナトスで気をつけなければいけないのは渋澤とクックル
それから歯車王とエンジン王だ
こいつらに限っては必ず2人以上で闘うこと。いいね
l从・∀・ノ!リ人 歯車王とエンジン王はもう死んでいるらしいのじゃ
ζ(゚、゚*ζ えーそうなんだ。じゃあそいつらは除外ね
( ´ー`) 4番隊隊長とやりたい
(´<_` ) 4番隊は…ネーノか
( ´_ゝ`) あいつは近接格闘だけでいえばトップクラスだぞ。大丈夫か?
( ´ー`) 問題ネーヨ
ζ(゚ー゚*ζ 決まりだな。他は希望あるか?
o川*゚ー゚)o はーい!女の子がいいでーす!
ζ(゚ー゚*ζ ならのーちゃんと貞子だな
o川*゚ー゚)o りょうかーい!
<_プー゚)フ 俺たちは適当にやらせてもらうぜ
|(●), 、(●)、| ああ。こんな会議無意味だ
ζ(゚ー゚*ζ 別に構わん。だが勝手な行動を取られると面倒だ
報告は逐一行うこと。いいな?
<_プー゚)フ ああ
( <●><●>) 我々は三人一組で行動ということで、いいでしょうか?
( ><) 僕たちは三人いないと真の力が発揮できないんです!
(*‘ω‘ *) ビロが三人じゃないと寂しいらしいっぽ
( ;><) ちんぽっぽちゃん!そういう意味じゃないんです
ζ(゚ー゚*ζ お前たちは最初からグループで行動してもらうつもりだったから、それでいい
( ><) やった!
N| "゚'` {"゚`lリ 俺は渋澤とやりたい
ζ(゚ー゚*ζ あんたか。渋澤は手強いぞ。まだ避けておいた方がいい
N| "゚'` {"゚`lリ クックルも駄目かい?
ζ(゚ー゚*ζ 同じ理由でな
N| "゚'` {"゚`lリ 困ったな。他に好みのタイプはいないんだが…
おっと、そうだ。横堀くんという子がいるそうだね
見たことは無いが、キュートなお尻をしているそうじゃないか
ζ(゚ー゚*ζ あいつは駄目
N| "゚'` {"゚`lリ どうして?
l从・∀・ノ!リ人 横堀は先約がいるのじゃ!
N| "゚'` {"゚`lリ 先約?うむ、そうか。ならば仕方ないな
<_プー゚)フ 全身兵器のあいつに一人で挑もうって奴がいるのか?
あいつこそ二人以上でやった方がいいぜ
l从・∀・ノ!リ人 大丈夫なのじゃ。おまえらよりよっぽど強い者なのじゃ
|(●), 、(●)、| チッ。まあ何でもいいが、あちらさんがおいそれとタイマンしてくれるとは思えん
総攻撃をかけるなら「月下の暁」を総動員するべきだ
ζ(゚ー゚*ζ 却下
|(●), 、(●)、| 幹部だけで攻める理由は何だ?
少数精鋭にこだわらなくても、団体で攻め入ればいいだろう
ζ(゚ー゚*ζ 魔王軍の全軍と戦うより、混乱も被害も少ないだろう
<_プー゚)フ 向こうがこっちの思い通りに動いてくれたらの話だぞ
ζ(゚ー゚*ζ それについては安心しろ。あたしはタナトスの体質をよく知ってる
|(●), 、(●)、| 大層な自信だ
ζ(゚ー゚*ζ いずれわかるさ。あたしの言っていることが正しいってな
―――タナトス全体会議
(^A^* ) キター!キタキタキター!こーいうの待っとったんやって!!!
向こうが幹部だけでこっちの幹部を狙ってくる…つまりタイマンやで!?
もう面倒な戦争なんかせんでええんやで!?いやっほー!
こんな大っぴらなケンカは高校出てからやから久々やー!
(´・ω・`) 誰かあそこの馬鹿を黙らせてくれ
(゚A゚# ) なんやとコラいてもうたろか!?
/ ,' 3 少し落ち着け。何も向こうに合わせなくてもいいじゃろ
(´・ω・`) 荒巻さんの言う通りだ。向こうが少数精鋭で来ようが、こっちは
全軍を動員して殲滅してしまえばいい
向こうが勝手に決めたルールに従う必要は無いだろう
/ ,' 3 うむ
_、_
( ,_ノ` )y━・~ まあ、しかし、あちらの罠だとしても乗っておくのも一興だぜ
/ ,' 3 本気で言っておるのか?これは戦争じゃ。ゲームでは無いんじゃぞ
_、_
( ,_ノ` )y━・~ 奴さんたち幹部が総動員した場合、いくら下級兵士をぶつけても
太刀打ちは出来ないだろう。それなら最初から俺たちが直々に
相手をした方が最終的な被害は少なくなる
川 ゚ 々゚) 異議なーし!
(´・ω・`) 被害どうこうではない。最も大切なのは最後に勝つことだ
わざわざ戦力を限定したまま闘うのがどれだけリスキーかわかるだろう
川д川 ショボーン自信無いの……?
(´・ω・`) 無いね。僕は今まで100%勝つ戦いしかしていないんだ
最低でも90%以上の勝機が無ければ動かない
これで勝ちを築いてきたんだ。これからもそうするつもりだ
川 ゚ 々゚) 異議なーし!
(-@∀@) 城下町が近いんだから、
少数同士でやり合うのは魔王軍以外の被害も考えて合理的だと思うぜ
(´・ω・`) 少年ギャングの抗争じゃないんだから。河原でタイマンでもするつもりなんですか?
僕は反対だね。魔王軍の命運を決める戦いに、下級兵士が参加できないも可哀想だろ
川 ゚ 々゚) 異議なーし!
(゚A゚* ) いーやウチはやる気まんまんやで!ほらクックルを見てみぃ!
( ゚∋゚)シュッ シュッ
(゚A゚* ) さっきから素振りしとるやないか!
これは直にやりあったろっちゅう心意気の現れやで!
川 ゚ 々゚) 異議なーし!
( `ー´) めんどくせーなぁ~。多数決で決めればいいんじゃネーノ?
(//‰ ゚) やってみるか
[タイマン賛成派]
_、_
( ,_ノ` )y━・~ (゚A゚* ) 川 ゚ 々゚) ( `ー´) (//‰ ゚) ( ゚∋゚) (-@∀@)
[タイマン反対派]
川д川 (´・ω・`) / ,' 3
[ピクルスは入れない派]
lw´‐ _‐ノv
lw´‐ _‐ノv どうしてピクルスなんて入れるのよ!
_、_
( ,_ノ` )y━・~ あれを入れないと食感が出ないじゃないか
川д川 でも確かにちょっと匂いが…
(´・ω・`) 何の話をしている
(-@∀@) ところで魔王はどうしたんだ?
川;д川 あ……魔王様は……
(-@∀@) ケッ。まだ腑抜けになっちまったままかよ
―――魔王の間
( ФωФ)
(・(エ)・) 魔王様、お茶を入れました!
( ФωФ) すまんな
▼・ェ・▼ あれ以来、ずっと元気が無いな
(・(エ)・) 無理ないよ。どういう経緯があったにせよ、自分の部下を殺したようなものだから
( ФωФ)(ワシは魔界大戦で、誰も殺さなかった。
それが今になってみんなを苦しめている。どうすればよかった?
皆が皆を憎み合い、殺し合っていたあの場で、どうするのが正解だったのだ…)
(´・_ゝ・`) 魔王様
( ФωФ) おお、デミタス。体はもういいのか?
(´・_ゝ・`) ええ。おかげさまで。魔王様には大変なご迷惑をおかけしました
( ФωФ) いーよいーよそんなもん
(´・_ゝ・`) そこで、折り入ってお話があります
( ФωФ) どしたの?
(´・_ゝ・`) 魔王軍を退職しようと思います。辞表です。受け取って下さい
( ФωФ) ……はい?
(゚A゚# ) もうええわ!ウチはウチで勝手にやるからな!
川;д川 あ、ちょっと……待ちなさいって……
/ ,' 3 これこれ!お前たち何処へ行くのじゃ!
(´・ω・`) 放っておきましょう。どうやら話し合うだけ無駄だったようだ
_、_
( ,_ノ` )y━・~ さて、戦闘準備でもしとこうかね
川 ゚ 々゚) クルウも行くですー!
( `ー´) しばらく休みは取れそうにねーな
(-@∀@) 横堀。戦闘用パーツに取り替えてやる。研究所に行くぞ
(//‰ ゚) ああ
∋゚)))...
lw´‐ _‐ノv ちょりーっす、おっつぁえーしたぁー
/ ,' 3 全く。いつまでも学生気分の抜けない奴らじゃのう
ショボーン、お前はどうする?
(´・ω・`) 僕は僕の戦いをするだけだ
/ ,' 3 せいぜい、オチに使われんように気をつけるんじゃぞ
(´・ω・`) 余計なお世話だね
会議の結果が絡んでいるかどうかは不明だが、
魔王ロマネスクは「幹部総力戦」を受け入れた。
城下町には戒厳令が出され、タナトスの幹部以外の兵士は街の統治と防衛に当たることにした。
( ФωФ) ( ゚∋゚) lw´‐ _‐ノv (//‰ ゚)
_、_
( ,_ノ` )y━・~ 川 ゚ 々゚) (゚A゚* ) 川д川 ( `ー´) (´・ω・`) / ,' 3
ζ(゚ー゚*ζ l从・∀・ノ!リ人 (´<_` ) ( ´_ゝ`)
N| "゚'` {"゚`lリ o川*゚ー゚)o ( <●><●>) ( ><) (*‘ω‘ *) <_プー゚)フ |(●), 、(●)、|
歴史の変わる時が近づいていた。
【+ 】ゞ゚) さて、どう動くのがベストなんでしょうかねぇ―――
魔界大戦より事を発した戦いは、一つの終結に向けて加速していく。
to be continued…
笑いあり、笑いありのラストに向かって書き進めたいと思います
乙!
クマとイヌの活躍にもひっそり期待してるぜ
おっつぁえーしたぁー
( ФωФ) これからみんなは、それぞれ戦う訳だが、その…
―――出来ることなら、誰も殺さずに
( ФωФ) ……
_、_
( ,_ノ` )y━・~ 魔王様?
( ФωФ) ―――いや、何でもない。生き残ってくれ。この戦争は勝利で飾ろう
最終話その二「交戦」
―――9番隊本部
/ ,' 3
荒巻は誰もいない9番隊の本部で、一人座禅を組んでいた。
無心で、という訳ではなく、頭の中で家族の姿を思い浮かべている。
/ ,' 3 (さて、そろそろ行くかのぅ)
この歳になってまさか前線で闘うことになるとは、誰かに愚痴を言いたい気分だった。
本部から出て行くと、一人のまま魔王城から出て行った。
敵の出方をうかがって「待ち」を続けるより、誰かが的になり、戦況を動かした方がいいと考えていた。
そしてそれは、この戦いでは足手まといとなる自分が適任だろう。
荒巻はそう考えた。
何より、ずっと前から一つの殺気が自分につきまとっていたのを感じていた。
売られた喧嘩は買ってやろうじゃないか。
ここがショボーンと荒巻の違いである。
/ ,' 3 ああ―――誰かと思えばお前さんか
|(●), 、(●)、| 久しぶりだな、ジジイ
/ ,' 3 え~と、誰じゃったかな~
確か魔王暗殺を企んで一度死刑になった男だが、ロマネスク様に慈悲を頂いて
魔王軍に復帰したにも関わらず、結局またテロリストに寝返ったアホウじゃったっけな~
|(●), 、(●)、| でかい口を叩けるのも今の内だ
俺の計画を邪魔した冷血非道はいずれ潰すとして、俺の過去の汚点を
知っている貴様から消してやる
/ ,' 3 こンたわけが。ガキはいつまでもガキのままじゃの
逆恨みで粋がってる内は、ロマネスク様の足下にも及ばんわ
|(●), 、(●)、| あのときの俺とは違う
ビッグマザーに認められた俺の実力、とくと味あわせてやる
/ ,' 3 ケッ
/ ,' 3 (あ、しまった。そういえば明後日は孫の誕生日じゃったな。
どうせならその後にすればよかったのぅ)
―――セクタ77
( `ー´) おい、約束通り来てやったぞ。さっさと出てこい
4番隊本部に送られた伝書鳩には、ネーノ宛にセクタ77に来いという旨が書かれていた。
まともな教育を受けていない、下手くそな字だった。
岩陰から、一人の男が姿を現す。
( `ー´) ―――初めまして、4番隊隊長のネーノだ
( ´ー`) ああ。「初めまして」
( `ー´) 用件は言わなくていいぞ。どうせお前が一方的にやられるだけだ
( ´ー`) へえ。出来るかね?俺は一度もお前に負けたことは無いんだが
(#`ー´) 初めましてだっつってんだろーが!
( ´ー`) ああ、そうだったな
( `ー´) むかつくぜ。こんなにむかついたのは久々だ
( ´ー`) 魔王軍は楽しいか?
( `ー´) あぁ!?
( ´ー`) 誰かの下につくのが楽しいかと訊いている
(#`ー´) 俺の台詞だコラァ!クソテロリストに成り下がりやがって!
どこまで墜ちれば気が済むんだよテメーは!
( ´ー`) おや、おかしいな。お前と俺は「初対面」じゃなかったのか?
(#`ー´) テメーが…テメーが世界で一番殺したい奴に似てっからだよ!
仲間をそそのかして部族戦争なんか起こしやがって!
他の奴らはみんな死んだのに、おいそれと一人だけ生き残ってよぉ!
あげく竜族の誇りを捨ててテロリストになっちまった俺のクソ兄貴に似てんだよ!!!
( ´ー`) 一族の誇りを捨てたのはお前だ
竜族に対しての隔離政策に対して何もしないどころか
政府側に近い魔王軍に入ってのうのうと生きてるお前に、一族の誇り?
(#´ー`) 笑わせるな!二度と竜族の名を口に出せないようにしてやる!
(#`ー´) テメーは百万回はぶっ殺すからなぁー!!!!
―――城下町
川;д川 ねぇ、こんなときにアイスなんか食べなくていいじゃない……
(゚A゚* ) そうは行かんねんて!
名菓店「ミックミクアイス」のダブル抹茶大納言小豆を食べとかんと力が出ぇへんのやて
川;д川 お店の人に頼んで宅配してもらえばよかったんじゃ…
(゚A゚* ) その発想は無かったわ
∧∧
川 ゚ -゚) いらっしゃいませ
(^A^* ) うおーかぁいいー!
えー何、君新しいバイトの子なん?
∧∧
川 ゚ -゚) はい
川;ヮ川 ごめんねーこのお姉ちゃんテンション高くてうざいよねー
∧∧
川 ゚ -゚) はい
(゚A゚* ) 正直やな
(゚A゚* ) そうそう、ダブル抹茶大納言小豆一つお願い
川д川 私も同じの……
∧∧
川 ゚ -゚) わかりました
< あ、私も同じのおねがーい
∧∧
川 ゚ -゚) え?あ、はい
(゚A゚* ) おー君もミックミクアイスの常連さんでっか?
o川*゚ー゚)o そうなの。ここのアイス美味しいよねー
(^A^* ) せやろー?通はあっつあつのコーヒーと交互に食べるんやで
o川*゚ー゚)o へぇーそうなんだ、知らなかったわ
川;д川 ……のーちゃん、下がって!
(゚A゚* ) え?
川д川 その女、普通じゃない―――!
o川*゚ー゚)o そんなに睨まないでよ
(゚A゚; ) その魔力―――暁!?
川;д川 アイスはおあずけね……
o川*゚ー゚)o 大丈夫。私って女の子にすっごく優しいから。だから
o川*^ー^)o なるべく痛みを感じないように、殺してアゲル
―――あさぴーラボ
∬´_ゝ`) 博士
(-@∀@) おお、姉者か。どうした?
∬´_ゝ`) 横堀ちゃんは何処にいるんですか?
(-@∀@) そのカプセルの中だ。今はスリープモードだがな
∬´_ゝ`) スリープモード?
(-@∀@) 戦闘用パーツは魔力を大きく喰うんだよ
だから普段はスリープモードにして魔力を使わないようにしないとすぐにダウンしちまうんだ
∬´_ゝ`) 敵が来たらどうするのですか?
(-@∀@) スリープ解除をすればいい
∬´_ゝ`) どうやって?
(-@∀@) カプセル前の赤いボタンを―――待て、どうしてそんなことを訊く?
∬´_ゝ`) あら、そんなこと決まってますわ――――――
―――(//‰ -)―z____
(//‰ ゚)ハッ
(//‰ ゚) 博士!
∬´_ゝ`) おはよう、横堀ちゃん
(//‰ ゚) む、姉者か。博士はどうした?
∬´_ゝ`) そこよ
姉者の指さした先に、俯せになって倒れているあさぴー博士の姿があった。
頭を中心にして、血溜まりが広がっている。
(//‰ ゚) 博士!?敵か!
辺りはしんと静まりかえっていた。
他の研究員も、あさぴーと同じように床に転がっている。
∬´_ゝ`)
(//‰ ゚)
(//‰ ゚) お前が、やった、のか
∬´_ゝ`) 戦闘用パーツって、凄く厳ついイメージがあったんだけど
天使みたいで可愛いわね~。その背中の羽って飛べるようになってるのかしら?
(//‰ ゚) お前がやったのかと訊いている!
∬´_ゝ`) そうよ
悪びれることもなく、いつもと変わらない軽い調子で姉者は答えた。
横堀は頭が痺れて、体に上手く力が入らない。
(//‰ ゚) どうして
∬´_ゝ`) 革命の為よ
(//‰ ゚) お前は、私たちを裏切って
∬´_ゝ`) それは違うわ。最初から仲間ではなかったのよ
(//‰ ゚) 全て、全て嘘だったのか。全てが……
姉者が一瞬、目を逸らしたように見えた。
しかし気のせいだったのか、涼しい目元が横堀を見返す。
∬´_ゝ`) ここでやってもいいけど、少し狭いわねえ。修練場に行きましょうか
今は誰もいないわよ
(//‰ ゚) 私は…
∬´_ゝ`) 戦いたくないなんて言わないでしょう?
あなたはずっと戦場で戦うことを所望してたじゃない。願いが叶ったわよ?
(//‰ ゚) 一つ聞かせてくれ
∬´_ゝ`) 何かしら
(//‰ ゚) 母者の狙いは―――本当の狙いは何だ
∬´_ゝ`) 本当の狙い?
(//‰ ゚) 魔王軍を倒して、魔界を支配するのが暁の狙いなのか?違うだろう
<_プー゚)フ なあ、そろそろ教えろよ
( ´_ゝ`) 教えろって?
<_プー゚)フ 母者の本当の目的ってやつをだ
(´<_` ) 本当の目的ねえ。魔界の支配者になることなんじゃないか?
<_プー゚)フ その目的の為にかつての同胞を裏切ってテロを起こしたってのか?
違うな。俺は母者と同じ軍で戦ってたんだ
奴が権力に対して酷く無関心だってのは知ってる
<_プー゚)フ なぁ、教えてくれねえのか?
( ´_ゝ`) そうは言っても、仮に母者が何か隠してるとしても俺たちは知らないからな
(´<_` ) そういうこと
<_プー゚)フ へーそうかい。まあいいさ
(´<_` ) それよりも、お前も戦いに行ったらどうだ?
ダディは一人でいっちまったぞ
<_プー゚)フ 俺は狡猾なタイプだ。下手には動かない
( ´_ゝ`) (臆病とも言うがな)
<_プー゚)フ へへ。じゃあ何かわかったら教えてくれよ
( ´_ゝ`) オーケー。んじゃお疲れさん
<_プー゚)フ おう。じゃあな
(´<_` ) 本当の目的、ねえ
( ´_ゝ`) 家族にすら教えてくれないからな
(´<_` ) ああ。魔界の支配者にっつーのは、確かに母者らしくないしな
( ´_ゝ`) ただ、そうだな。おそらく母者のやろうとしていることってのは―――
∬´_ゝ`) 狙い、ねえ
(//‰ ゚) 君は、権力が欲しかったのか。ただそのために私たちを裏切ったのか?
∬´_ゝ`) ん~そうねえ、一つだけ言えるとしたら、そう
∬´_ゝ`) これから始まるのは、歴史に残るような喜劇よ
( ´_ゝ`) 歴史に刻まれるような惨劇、だろうな
(´<_` ) 俺もそう思う。姉者たちはどう考えてるんだろう?
( ´_ゝ`) 姉者はああ見えても頭の中がお花畑だからな
ポジティブ思考過ぎて別のことを考えてそうだ
(´<_` ) 何にせよ、俺たちに拒否権は無いんだよな
( ´_ゝ`) ああ。事の成り行きを見守るか
(//‰ ゚) 喜劇、か
∬´_ゝ`) ええ
(//‰ ゚) 君の言っていることは、時たま本当に理解不能に陥る
∬´_ゝ`) いずれわかるときが来るわ。ああ、でもあなたには一生わからないかも
(//‰ ゚) どうして?
∬´_ゝ`) これからあなたが、スクラップになるからよ
この日、暁との交戦が四カ所で行われた。
どれもが増援を送るような暇さえない短い戦闘だったという。
司令室にいたロマネスクの所に、4番隊のモララーが戦況のまとめを報告しに来た。
荒巻、ネーノの二人が重体で、頭へのダメージが大きかった荒巻は意識不明。
のーちゃん、貞子の二人は激しい戦闘を繰り広げた後、生死不明。
そして、横堀が死亡したという報告だった。
to be continued…
姉者ェ・・・
孫の誕生日前に荒巻かわいそすぎだろ
乙
どこが笑いあり、笑いありのry
泣けてきた…
乙!!
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