しゅーきゅうっとそーん!のようです 第4話
カテゴリ: ブーン系
しゅーきゅうっとそーん!のようです 目次
138 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/02/25(金) 22:12:25 ID:D6b8LAvMO
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「始まりでもあり、終わりでもある生命の根源として」
lw´‐ _‐ノv「この星を出ることを決めました」
o川;゚ー゚)o「……」
(゚、゚トソン「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「……私は誰と話してんだよ」
o川;゚ー゚)o「知らないよ! ほんとに誰と話してたの!?」
(゚、゚トソン「キューに語りかけていたのでは?」
o川*゚ー゚)o「そんな難解なこと語り明かされても、返事に困るよ!」
(゚、゚トソン「へぇとか、そうですかとか言っとけばいいじゃないですか」
o川;゚ー゚)o「それは興味無さ過ぎだろ!」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「始まりでもあり、終わりでもある生命の根源として」
lw´‐ _‐ノv「この星を出ることを決めました」
o川;゚ー゚)o「……」
(゚、゚トソン「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「……私は誰と話してんだよ」
o川;゚ー゚)o「知らないよ! ほんとに誰と話してたの!?」
(゚、゚トソン「キューに語りかけていたのでは?」
o川*゚ー゚)o「そんな難解なこと語り明かされても、返事に困るよ!」
(゚、゚トソン「へぇとか、そうですかとか言っとけばいいじゃないですか」
o川;゚ー゚)o「それは興味無さ過ぎだろ!」
o川;゚ー゚)o「私は、宇宙の真理について聞き返すべきか迷ってたのに!」
(゚、゚;トソン「その対応力はキューにしかありません」
(゚、゚トソン「それから、真理なんて誤謬なんですよ」
o川*゚ー゚)o「ニーチェみたいなこというなよ……」
lw´‐ _‐ノv「さっきのは独り言だよー」
o川*゚ー゚)o「シューちゃん……」
o川*゚ー゚)o「じゃあ誰とも話してなかったんだよ……」
lw´‐ _‐ノv「独り言は誰とお話ししてるのかなって」
(゚、゚トソン「哲学的ですね」
(゚、゚トソン「言わば自分との対話でしょうか」
o川*゚ー゚)o「だからそれは誰とも話してないんだよ……」
しゅーきゅうっとそーん!のようです
第四話前編
o川*゚ー゚)o「あのね、私思うんだけど」
(゚、゚トソン「何でしょう?」
o川*゚ー゚)o「いつも私のうちで飽きない?」
(゚、゚トソン「飽きない、と言えば嘘になりますね」
o川*゚ー゚)o「でしょ~?」
lw´‐ _‐ノv「お部屋の中、代わり映えしないしね」
o川;゚ー゚)o「来客の度に模様替えはしないよ……」
o川*゚ー゚)o「だけど飽き飽きするよね~」
o川*゚ー゚)o「だから、たまには2人のとこに行きたいな~って」
lw´‐ _‐ノv「……」
(゚、゚トソン「……」
o川*゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「押し黙るなよ……」
(゚、゚トソン「えーと、私はその」
(゚、゚トソン「彼氏と同棲しているので」
lw´‐ _‐ノv「なん……だと」
o川*゚ー゚)o「えぇ~、彼氏がいるなんて聞いたことないよ」
o川*゚ー゚)o「それに前に一度行った時、彼氏の影もなかったじゃん」
(゚、゚;トソン「それはその、あれですよ」
(゚、゚;トソン「お、押し入れの中にいつもいるので」
o川;゚ー゚)o「えぇ……ずっと押し入れにいるの!?」
o川;゚ー゚)o「ドラえもんでも流石に部屋には出てくるよ!?」
lw´‐ _‐ノv「彼氏の待遇それで大丈夫なの?」
(゚、゚;トソン「も、問題ありません」
(゚、゚トソン「それよりシューの家はどうなんですか?」
lw´‐ _‐ノv「私の家?」
(゚、゚トソン「はい」
lw´‐ _‐ノv「みんなお金持ってないでしょ?」
o川;゚ー゚)o「金取るのかよ……遊園地にでも住んでるの?」
lw´‐ _‐ノv「千葉にある東京のテーマパークに」
o川*゚ー゚)o「夢の世界の住人なのかよ……」
(゚、゚トソン「言葉にするのも憚られるあそこですね」
o川;゚ー゚)o「いやいや、そんな恐れ多い場所じゃないでしょ!?」
o川*゚ー゚)o「ディズニーランド!」
lw´‐ _‐ノv「あーあ……」
(゚、゚トソン「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
o川;゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「押し黙るなよ……」
o川;゚ー゚)o「ミッキーを無断で使ったりすると怒られるだけで」
o川*゚ー゚)o「ディズニーランドは大丈夫だよ~」
lw´‐ _‐ノv「じゃあさ」
lw´‐ _‐ノv「ディズニーランド、ってキャラクター作っても大丈夫?」
o川;゚ー゚)o「分かんないけど、たぶん物凄い勢いで怒られると思う」
(゚、゚トソン「ちょっと名前を変えたら大丈夫ですよ」
lw´‐ _‐ノv「うーん」
lw´‐ _‐ノv「じゃあ、ブンダーランドってキャラクター作ろうかな?」
o川;゚ー゚)o「それはまた、別の人に怒られると思う……」
lw´‐ _‐ノv「ともかく」
lw´‐ _‐ノv「私の家もまた今度ね」
o川*゚ー゚)o「そっか~……残念だな~」
lw´‐ _‐ノv「今は居候がいるの」
(゚、゚トソン「それは初耳ですね」
lw´‐ _‐ノv「もさっとした人語を喋る生物が」
o川;゚ー゚)o「それはもっさりさんだと思うけど、シューちゃんじゃないでしょ!?」
o川;゚ー゚)o「ね?」
(゚、゚トソン「えっ」
(゚、゚;トソン「えぇ、私ですか」
(゚、゚;トソン「そんな貪欲にボケを求めないでくださいよ……」
o川;゚ー゚)o「え、あ、ごめんね! そんなつもりじゃなかったんだけど……」
o川;゚ー゚)o「あと一応言うと、今まで一度たりとも一切ボケを求めてないからね!」
lw´‐ _‐ノv「まあまあ」
(゚、゚トソン「はいはい、分かってますから」
o川*゚ー゚)o「なんでフリみたいになってるんだよ……」
(゚、゚トソン「そうだ」
(゚、゚トソン「シューの買ってきたケーキ食べましょうよ」
lw´‐ _‐ノv「食べよー」
o川*゚ー゚)o「う、うん、遊びに行く話しはうやむやになっちゃったけど」
o川*゚ー゚)o「いま、冷蔵庫からケーキとってくるね」
lw´‐ _‐ノv「わーい、シューちゃんありがとー」
o川*゚ー゚)o「シューちゃんは自分自身だよ、シューちゃん……」
(゚、゚トソン「どこのお店で買ったんですか?」
lw´‐ _‐ノv「喫茶ニュー速VIPだよ」
o川;゚ー゚)o「違う世界でケーキ買ってくるなよ……」
lw´‐ _‐ノv「うそうそ」
lw´‐ _‐ノv「ほんとは駅ナカのやつ」
o川*゚ー゚)o「わ~、駅あんまり使わないから初めて食べる!」
(゚、゚トソン「箱開けていいですか?」
lw´‐ _‐ノv「もち」
o川*゚ー゚)o「じゃじゃーん、っと」
(゚、゚トソン「ショートケーキにチーズケーキとチョコケーキ」
o川*゚ー゚)o「おお~! 美味しそう~」
(゚、゚トソン「ありがとうございます、シュー」
o川*゚ー゚)o「ありがと~」
lw´‐ _‐ノv「うむ。それより早く食べようよ」
o川*゚ー゚)o「みんなどれにする~?」
(゚、゚トソン「せーの、で食べたいのを言い合いましょう」
lw´‐ _‐ノv「おっけー」
o川*゚ー゚)o「うん!」
(゚、゚トソン「では、いきますよ」
(゚、゚トソン「せーの」
o川*゚ー゚)olw´‐ _‐ノv「ショートケーキ!」(゚、゚トソン
o川;゚ー゚)o「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(゚、゚トソン「……」
o川*゚ー゚)o「見事に揃ったね……」
(゚、゚;トソン「まさかショートケーキ好きが三人も集うとは……」
lw´‐ _‐ノv「どうする?」
o川*゚ー゚)o「シューちゃんが買ってきたんだし」
o川*゚ー゚)o「シューちゃんから選んでいいんじゃない?」
(゚、゚トソン「待って下さい」
o川*゚ー゚)o「え?」
(゚、゚トソン「ここはあえて、一人一人ショートケーキが食べたい思いを述べましょう」
(゚、゚トソン「一番熱い人が優勝です」
o川;゚ー゚)o「何の競技なのか分かんないけど、私はそれでいいよ」
(゚、゚トソン「シューはどうです?」
lw´‐ _‐ノv「いいよー」
lw´‐ _‐ノv「さっそく私から言う」
(゚、゚トソン「ええ、ではお願いします」
lw´‐ _‐ノv「……ゴホン!」
o川;゚ー゚)o(そんな改まるものなんだ……)
lw´‐ _‐ノv「ショートケーキが食べられないと……」
(゚、゚トソン「はい」
lw´‐ _‐ノv「人格変わるよ、私」
o川;゚ー゚)o「えぇ……」
(゚、゚トソン「……」
o川;゚ー゚)o「人格変わるほどショートケーキに飢えてるんだ……」
o川*゚ー゚)o「もうシューちゃん優勝でいいよ、なんかコワいし……」
lw´‐ _‐ノv「ショートケーキを食べられても」
lw´‐ _‐ノv「人格変わるよ」
o川;゚ー゚)o「どちらにせよ変わるの!? ショートケーキを前に居れないじゃん……」
(゚、゚トソン「オブラートを食べて性別が変わるようなかんじですね」
o川;゚ー゚)o「いったい何の箱を開けちゃったの!? それはケーキの箱じゃないよ!」
(゚、゚トソン「次はキューの番です」
o川;゚ー゚)o「ショートケーキにそんな思い入れないんだけど、どうしよう……」
続く
o川;゚ー゚)o(どうしよう……)
o川;゚ー゚)o「う~ん……」
o川*゚ー゚)o「ちょっと考えてもいい?」
lw´‐ _‐ノv「考えずとも、頭の中にあることを言えばいいんだよ」
o川;゚ー゚)o「えぇ~、遠い星のきらめきとかしか思いつかないよ?」
(゚、゚;トソン「どんだけ宇宙好きなんですか……」
(゚、゚トソン「私が先に言いましょうか?」
o川*゚ー゚)o「あ、じゃあお願い~」
(゚、゚トソン「では……ゴホン」
o川*゚ー゚)o(やっぱり咳払いは必須なんだ……)
(゚、゚トソン「東に病気の子供あれば」
(゚、゚トソン「ショートケーキを黙って渡す」
(゚、゚トソン「そういうものに」
(゚、゚トソン「私はなりたい」
o川;゚ー゚)o「えぇ……」
lw´‐ _‐ノv「もっと栄養のあるもの食べさせろよ……」
o川;゚ー゚)o「その前にそれは有名な詩をお借りしちゃってない!?」
(゚、゚トソン「北に喧嘩や訴訟があれば」
o川;゚ー゚)o「続いてたんだ……」
(゚、゚トソン「ショートケーキを黙って渡す」
(゚、゚トソン「そういうものに……」
o川;゚ー゚)o「いやいや! ショートケーキ万能過ぎるだろ! 何で争ってたんだよ!」
lw´‐ _‐ノv「私はなりたい」
o川*゚ー゚)o「シューちゃんがなるんだ……」
しゅーきゅうっとそーん!のようです
第四話後編
o川*゚ー゚)o「いまのはちょっとだめじゃない?」
(゚、゚トソン「なんでですか」
(゚、゚トソン「聞いていて優しい気持ちになれたでしょう?」
o川;゚ー゚)o「人の心を揺さぶらなくていいんだよ!? 趣旨変わってない?」
o川*゚ー゚)o「そもそもその内容、ケーキ譲っちゃってるじゃん!」
(゚、゚トソン「いえ、キュー達がそんな人物になることを願って」
o川;゚ー゚)o「あ、要求してるのを表してたんだ……」
(゚、゚トソン「シューはどう思いました?」
lw´‐ _‐ノv「うーん」
lw´‐ _‐ノv「私の暫定一位は揺るいでないかな」
o川*゚ー゚)o「ほら、シューちゃんも失望したって言ってるよ!」
lw;´‐ _‐ノv(えぇ……)
(゚、゚;トソン「いや、そんなストレートには言ってないと思いますが……」
(゚、゚トソン「ともあれ次はキューの番ですよ」
o川*゚ー゚)o「……う、うん、とりあえずやってみるね」
o川*゚ー゚)o「……ゴホン!」
o川*゚ー゚)o「口いっぱいに溶けちゃうホイップに……」
o川*゚ー゚)o「甘酸っぱいイチゴ!」
(゚、゚トソン「……」
o川*゚ー゚)o「そんなショートケーキが大好き!」
lw´‐ _‐ノv「……」
o川*゚ー゚)o「もしも100万円貰ったら、お腹いっぱい買いたいな」
o川*゚ー゚)o「終わり!」
(゚、゚トソン「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
o川*゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「無言の視線はよせよ……」
(゚、゚;トソン「なんですか、最後の俗物感溢れるセリフは……」
o川*゚ー゚)o「え~可愛いでしょ?」
lw´‐ _‐ノv「かっこいい、スマートなことを言うのは」
lw´‐ _‐ノv「実力がついてからがいいよ」
o川;゚ー゚)o「車の運転適性診断みたいなことを……」
lw´‐ _‐ノv「ねえねえ、ところで誰が採点するの?」
o川*゚ー゚)o「あっ、たしかに」
(゚、゚トソン「私のが一番良かったと思うんですけど、私がジャッジしましょうか?」
o川;゚ー゚)o「結果が既に口から滑ってるよ! どんな東洋の笛だよ……」
(゚、゚トソン「仕方ないですね」
(゚、゚トソン「……じゃんけんにしますか」
lw´‐ _‐ノv「そうしよー。一番公平だしね」
o川;゚ー゚)o「えぇ……」
o川;゚ー゚)o(今までやってきたことは……)
(゚、゚トソン「私チョキ出しますよ、チョキ」
lw´‐ _‐ノv「じゃあ私はグーにしよ」
(゚、゚トソン「本当はパー出すんですけどね」
o川*゚ー゚)o(でた、心理戦……)
lw´‐ _‐ノv「やっぱりチョキにしようかな」
(゚、゚トソン「本当の本当はグーです」
o川;゚ー゚)o(心理戦でも何でもなかった……)
o川*゚ー゚)o「二人ともいい? いくよ~」
lw´‐ _‐ノv「うん」
(゚、゚トソン「ええ、負けませんよ」
o川*゚ー゚)o「じゃんけん、ぽい!」
(゚、゚トソン グー
lw´‐ _‐ノv グー
o川*゚ー゚)o パー
lw´‐ _‐ノv「負けた……」
o川*゚ー゚)o「あっ、私の勝ち!? やったー! 神さまありがとう」
(゚、゚トソン「くっ……」
o川*゚ー゚)o「ショートケーキ、もっらい~!」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン「家、燃えますよ」
o川;゚ー゚)o「燃えないよ! 露骨な脅迫に打って出るなよ……」
o川*゚ー゚)o「もー」
o川*゚ー゚)o「しょうがないからあとで一口あげるね」
(゚、゚トソン「ありがたく頂きましょう」
o川*゚ー゚)o「うん。あ、フォーク取ってくるね~」
lw´‐ _‐ノv「私も一口もらうー。ケーキ、トソはどっちにする?」
(゚、゚トソン「残った方でいいですよ」
lw´‐ _‐ノv「えっ……」
lw´‐ _‐ノv「ケーキの透明フィルム集めてるの……?」
(゚、゚;トソン「集めてません。それしか残さないつもりですか」
lw´‐ _‐ノv「うそうそ、じゃあトソはチョコの方ね。はい」
(゚、゚トソン「あ、どうも」
o川*゚ー゚)o「お待たせ~。じゃあ食べよっか!」
lw´‐ _‐ノv「お~いただきます」
(゚、゚トソン「いただきます」
(゚、゚トソン パクッ
(゚、゚*トソン「あ、甘い……」
o川*゚ー゚)o「う~ん、口がとろける~」
lw´‐ _‐ノv「けど、しばらく置いといてたからちょっと温かくなってるね」
lw´‐ _‐ノv「まるで……」
o川*゚ー゚)o「これがほんとのホットケーキとか言うんでしょ~」
lw´‐ _‐ノv「誰かが座った後の便座みたい」
(゚、゚;トソン「……」
o川;゚ー゚)o「食べたことないでしょ! 人としてその例えはやめなよ……」
lw´‐ _‐ノv「時間が緩やかに流れていくね」
(゚、゚トソン「ですねえ」
o川*゚ー゚)o「何だか優雅なかんじ~」
lw´‐ _‐ノv「怪談話でもする?」
o川;゚ー゚)o「ケーキ食べながら!? どんな午後のひと時だよ……」
(゚、゚トソン「そういえば……」
(゚、゚トソン「キューの部屋には角がありませんね……」
lw´‐ _‐ノv「はっ! 部屋が、まるい……」
o川;゚ー゚)o「いやいや、そこら中尖ってるから! わんさかわんこ出てくるよ!」
(゚、゚トソン「まるいですよ、賭けて闇のデュエルします?」
o川;゚ー゚)o「私たちは今どこにいるんだよ……、名前でも何でも賭けるよ」
(゚、゚トソン「ほら、あのペットボトル……」
o川;゚ー゚)o「あれが私の部屋なの!? 私は炭酸飲料の妖精なのかよ……」
lw´‐ _‐ノv「トソの勝ちー」
o川;゚ー゚)o「えぇ……」
(゚、゚トソン「さて、名前を賭けましたからね」
(゚、゚トソン「これから私のことは、都村・キュート・トソンと呼んで下さい」
lw´‐ _‐ノv「おおー、ミドルネームみたいでかっこいい」
o川;゚ー゚)o「人の名前、スターチップみたいに扱うなよ……」
lw´‐ _‐ノv「ふふふ、私はその名前をもらった」
lw´‐ _‐ノv「しゅーるきゅーととそん、と呼びたまえ」
o川;゚ー゚)o「名前ごちゃごちゃすぎじゃない、それ」
(゚、゚トソン「ちょっと語感が悪いですね」
lw´‐ _‐ノv「じゃあ……、しゅーきゅうっとそーんで」
o川;゚ー゚)o「実社会でやってけないよ、その名前……」
lw´‐ _‐ノv「……次生まれるときは、労働のない時代に生まれたい」
o川*゚ー゚)o「シューちゃんの中の未来の世界どうなってるの?」
(゚、゚トソン「きっと世紀末ですね」
o川;゚ー゚)o(生まれたくねえ……)
o川*゚ー゚)o「あっ、そういえば」
o川*゚ー゚)o「シューちゃん民俗論のレポート出してないでしょ?」
lw´‐ _‐ノv「まだ手つけてない」
o川;゚ー゚)o「ええ~大丈夫? 明後日までだよ、たしか」
lw´‐ _‐ノv「あのね……」
o川*゚ー゚)o「うん?」
lw´‐ _‐ノv「私ん家、タオル置くとこが浴室からちょっと離れててね」
o川*゚ー゚)o「?」
lw´‐ _‐ノv「ちょっと手を伸ばさないとタオルに届かないの」
(゚、゚トソン「それは不便ですね」
lw´‐ _‐ノv「うん。だけど、それで気づいたことがあって」
lw´‐ _‐ノv「手を伸ばすとき、自然と片足を後ろに上げてバランスをとってた」
o川*゚ー゚)o「それでそれで?」
lw´‐ _‐ノv「人間、自然となるようになるんだなって」
(゚、゚トソン「なるほど」
lw´‐ _‐ノv「バランスに身を任せて生きていいのかな、って思ったの」
o川*゚ー゚)o「シューちゃん」
o川*゚ー゚)o「だけど、レポートはやらないと終わらないんだよ……」
lw´‐ _‐ノv「うん……」
(゚、゚トソン「おっと、体のバランスが勝手に」
o川*゚ー゚)o「あっ! イチゴ、食べるなー」
(゚、゚トソン「チョコの部分あげますから」
o川;゚ー゚)o「チョコケーキのチョコの部分ってほぼ全部だよ、それ……」
lw´‐ _‐ノv「透明のフィルムはいる?」
o川;゚ー゚)o「いらないよ、貰ってもすぐにごみ箱行きだよ……」
lw´‐ _‐ノv「フィルム、そのままごみ箱入れていいの?」
o川*゚ー゚)o「あ、うん、大丈夫~」
(゚、゚トソン「なんだかアンニュイな午後ですね」
o川*゚ー゚)o「ぽかぽかな春の陽気のせいだよ、きっと」
(゚、゚トソン「外に出て、映画でも借りてきますか?」
lw´‐ _‐ノv「おお~」
lw´‐ _‐ノv「ビルから飛び降りて現実に戻るシーンが久々に見たい」
o川;゚ー゚)o「またなんかネタバレしたでしょ……、それは借りないからね」
lw´‐ _‐ノv「ついでに身近なネタバレもする?」
(゚、゚トソン「身近なネタバレですか?」
lw´‐ _‐ノv「歯車王の正体とか」
o川;゚ー゚)o「ネタバレは嫌だけど、身近に歯車王いないでしょ!?」
(゚、゚トソン「……もうすぐ梅雨入りですね」
lw´‐ _‐ノv「うん」
lw´‐ _‐ノv「そしたら夏がきて、すぐに秋がきて」
lw´‐ _‐ノv「ちょっとずつ街も変わっちゃうのかな」
(゚、゚トソン「いつになく感傷的ですね」
o川*゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「……桜、まだ咲いてるかなあ」
(゚、゚トソン「ですねえ」
lw´‐ _‐ノv「うん……」
終わり
乙乙~
全体を通して他作品のパロディネタが秀逸すぎるw
面白いし俺の中では既に名作入りだぜ…!
★最高級洋菓子 ウィーンの銘菓ザッハトルテ チョコレートケーキ★
★休日には向かないクラブ・ケーキ★
- ブーン系の関連記事
-
- ( ФωФ)冷血非道ロマネスクのようです 18話~19話
- ( ФωФ)冷血非道ロマネスクのようです 15話~17話
- ( ФωФ)冷血非道ロマネスクのようです 10話~14話
- ( ФωФ)冷血非道ロマネスクのようです 7話~9話
- ( ФωФ)冷血非道ロマネスクのようです 1話~6話
- しゅーきゅうっとそーん!のようです 第1話
- しゅーきゅうっとそーん!のようです 番外編
- しゅーきゅうっとそーん!のようです 第4話 « «
- しゅーきゅうっとそーん!のようです 第3話
- しゅーきゅうっとそーん!のようです 第2話
- しゅーきゅうっとそーん!のようです 最終話
- ('A`)ドクオと飛竜と時々オトモのようです 3
- ( ゚∀゚)人はその男を『決闘』と呼ぶようです 最終章
- ( ゚∀゚)人はその男を『決闘』と呼ぶようです 第3章
- ( ゚∀゚)人はその男を『決闘』と呼ぶようです 第2章
カテゴリ: ブーン系
[edit]
« しゅーきゅうっとそーん!のようです 番外編 | しゅーきゅうっとそーん!のようです 第3話 »
この記事に対するコメント
| h o m e |