26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 19:41:31.55 ID:aVxo7zYB0
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 19:42:57.10 ID:aVxo7zYB0
ξ;゚⊿゚)ξ ←気まずい
(;'A`) ←気まずい
从 -∀从 ←気にしてない
つ旦
从 -∀从「ドックン」
('A`)「なんだよ」
('A`)「つーか、人前でドックンって呼ぶなよ」
从 ゚∀从「ドックンはドックンだろ」
从 ゚∀从「で、ドックン」
('A`)「何…」
从 ゚∀从「茶が薄い」
从 ゚∀从「カーチャンはこれでもいいけど、お客さんにはちゃんとしたの出しなよ」
(;'A`)「わ、分かってるよ」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 19:44:24.97 ID:aVxo7zYB0
ξ;゚⊿゚)ξ「…」
ξ ゚⊿゚)ξ、「あの」
从 ゚∀从「ん?」
ξ ゚⊿゚)ξ「ミトコ…、じゃなかった、ドクオくんのお母さんなんですよね?」
从 ゚∀从「そだね」
从 ゚∀从「どうかした?」
ξ;゚⊿゚)ξ「その、…随分とお若いんですね」
从 ゚∀从「またまたー、上手いんだから」
ξ ゚⊿゚)ξ、「いえ、ホントに。一緒ぐらいかと思いました」
从 ゚∀从「一緒?」
ξ ゚⊿゚)ξ「えぇ、私と同じぐらいかと」
从 ゚∀从「お嬢ちゃんと?」
从 ゚∀从「…」
从*^∀从ノシ「あはははは、こんなおばちゃん誉めても何もでねぇよ?」
(;'A`)(すげぇ喜んでる…)
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 19:46:06.41 ID:aVxo7zYB0
从 ゚∀从「ドックン産んだのは…、まぁ、10代の頃だったけど」
从 ゚∀从「それでも若い子には敵わんなぁ」
ξ ゚⊿゚)ξ「はぁ…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「(ねぇ)」
('A`)「(…? なんすか?)」
ξ;゚⊿゚)ξ「(あの人、本当にあんたのお母さん?)」
ξ;゚⊿゚)ξ「(デリヘルのお母さんプレイとかじゃなくて?)」
('A`;)「(なんすかそれ!? そんな似てないですか!?)」
ξ ゚⊿゚)ξ「え、うん」
ξ ゚⊿゚)ξ「DNA調べたほうがいいと思う」
('A`)「うわぁ…、素の返事だ…」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 19:47:51.97 ID:aVxo7zYB0
从 ゚∀从「何々、こそこそ話して?」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、いやなんでもないです!!」
从 ゚∀从「…」
从 ゚∀从「ツンさんだったけ?」
ξ ゚⊿゚)ξ「はい」
从 ゚∀从「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「何か?」
从 ゚∀从「…あんた、美人さんだなぁ」
ξ*゚⊿゚)ξ「え!?」
ξ*-∀-)ξ「まぁ、それほどでも……、ありますけど。一応、業界のトップ張ってますし…?」
('A`)「そこは自重しときましょうよ」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 19:50:18.16 ID:aVxo7zYB0
从 -∀从「はぁ―…」
从 ゚∀从「夢にも思わなかったな」
从 ゚∀从「ドックンにこんな可愛い彼女ができるとは…」
ξ ゚⊿゚)ξつ∩)A`)
ξ;゚⊿゚)ξノシ「いやいや、全然違いますよ!?」
ξ;゚⊿゚)ξ=つ「ほら、こんな風に殴り合う関係なだけですから!!」
=つつメ)A`)「いや、それおかし……ぶっ!? 痛い!! 合ってない合ってない!! 一方的!!」
从 ゚∀从「あんら?」
从 ゚∀从「違うのか」
ξ ゚⊿゚)ξ ギシギシギシ
∩('A`;)メ
ξ ゚⊿゚)ξ「えぇ、違います」
('A`;)「ギブギブ!! チョークスリーパーって殴り合いかな!? 違うよね!?」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 19:52:05.64 ID:aVxo7zYB0
从 ゚∀从「ふむ」
从 ゚∀从「じゃあ、ツンさんはフリーと」
ξ ゚⊿゚)ξ「えぇ、まぁ」
('A`;)「…ぐげけけけっ……」
从 -∀从「なるほど」
ξ ゚⊿゚)ξ「?」
从 ゚∀从「…」
从 ゚∀从「個人的な意見だけど…」
从 ゚∀从「付き合ってもいない男と若い娘がベタベタするのは、感心しねぇなぁ」
ξ;゚⊿゚)ξ ゾクゾクゾク!!
ξ;゚⊿゚)ξ(なにこれ、空気が変わった!?)
(;'A`)「や、やばい!! カーチャン、待っ――…」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 19:55:11.06 ID:aVxo7zYB0
lw´‐ _‐ノv「修羅場なう!!」
('A`)
从 ゚∀从
ξ ゚⊿゚)ξ
lw´‐ _‐ノv「あ、イマイチだった?」
lw´‐ _‐ノv「シュラババーンが良かったかな?」
('A`)「…」
('A`)「…なぜ来た」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 19:59:24.66 ID:aVxo7zYB0
lw´‐ _‐ノv「いやぁ、一応双子設定とかあったじゃん?」
lw´‐ _‐ノv「フラグ回収しとこうかなぁと」
(;'A`)「いらねぇよ、そんなん!!」
(;'A`)「お前が勝手に言ってたことだし、読者誰も覚えてねぇだろ!!」
lw´‐ _‐ノv「でも、ドックンは覚えてくれた…」
(;'A`)「やめて。今更名前…、しかも、あだ名で呼ぶのなんてやめて」
lw´‐ _‐ノv「なんだよ、せっかく来てあげたのにつれない」
(;'A`)「なんて恩着せがましい…」
从 ゚∀从「で」
ξ ゚⊿゚)ξ「誰?」
('A`)「あ、あぁ、こいつは…」
lw´‐ _‐ノv「VIP警察、警視の素直シュールです!!」
lw´‐ _‐ノv「今後とも4649!!」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:04:11.86 ID:aVxo7zYB0
从 ゚∀从「はぁ、どうも」
ξ ゚⊿゚)ξ「ポリ公か…」
('A`)「ツンさん、物騒な言葉が出てますよ」
lw´‐ _‐ノv「ということで、私も混ぜてもらおうか」
('A`)「混ぜるって何に」
lw´‐ _‐ノv「愛憎渦巻くドロドロの三角関係~やだ、それでも私はやってない~に」
(;'A`)「これがそういう状況に見えてたの!?」
lw´‐ _‐ノv「違った?」
ξ ゚⊿゚)ξ「かすりもしてないわね」
('A`)「人から言われるとそれはそれで…」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:05:22.62 ID:aVxo7zYB0
lw´‐ _‐ノv「むー…、なんだつまらん」
('A`)「しかし、よく今日母親が来るって分かったな?」
lw´‐ _‐ノv「警察の情報網を甘く見てもらっては困る」
('A`)「え、オレのプライベートってそんな網羅されてるの?」
lw´‐ _‐ノv「えーっと、観察対象? 一回捕まってるし」
(;'A`)「やめて、リアルだから!!」
从 ゚∀从「…」
从 ゚∀从「ドックン…?」
('A`;)「あぁ、よりによって一番聞かれたくない人に!!」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:07:29.96 ID:aVxo7zYB0
从 ゚∀从「昔、三輪車でウォーリーしようとしてコケた挙句6針縫ったことはあっても、警察のお世話になるような子じゃないと…」
('A`;)「なんでそんな昔のことひっくり返すの!? しかも、あんまり関係なくね!?」
lw´‐ _‐ノv「皆が通る道だな」
ξ ゚⊿゚)ξ「残念ながら私は通らなかったわね」
ξ ゚⊿゚)ξ「小さいころは、酒とギャンブルに溺れた生活をしてたわ」
lw´‐ _‐ノv「ヒュー、オレが警察だったら逮捕してたとこだぜ」
('A`)「いや、お前警察だろ」
从 ゚∀从「…」
从 ゚∀从「警察の方…」
lw´‐ _‐ノv「ふむ、なんぞ」
从 ゚∀从、「すいません、ウチの愚息が大変ご迷惑を…」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:09:37.79 ID:aVxo7zYB0
从 ゚∀从 「……ここはどうか、これで」
从 ゚∀从
つ【饅頭】 スッ…
lw´‐ _‐ノv「ほほぅ、黄金色の饅頭」
(;'A`)「ちょっとそこ!! オレの目の間で変な取り引きしないでくれます!?」
(;'A`)「つーかなんでそんなの持ち歩いてんだよ!!」
从 ゚∀从「備えあれば憂いなしだ」
lw´‐ _‐ノv「年長者の知恵ですな」
从 ゚∀从「うむ」
('A`)「やだ、もう打ち解けてる…」
ξ ゚⊿゚)ξ「世の中腐ってるわね」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:12:03.03 ID:aVxo7zYB0
lw´‐ _‐ノv「しかし、饅頭かぁ」
lw´‐ _‐ノv「茶くれ」
('A`)「誰が出すか」
从 ゚∀从「んん?」
(;'A`)「…!!」
从 ゚∀从「客に茶も出せない子に育てた覚えはねぇぞ…?」
ξ;゚⊿゚)ξ「このプレッシャー…!!」
(;'A`)「分かった!! 分ーかったよ!!」
('A`))「はぁ…」 トコトコ
('A`))「なんで、オレが」
('A`)―…ヒュゥ
('A`)「ん」
('A`)「風…?」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:14:03.19 ID:aVxo7zYB0
('A`)「…」
('A`)「…」
('A`)「いやいや」
('A`)「マジで?」
('A`)―……ヒュルルル…
(;'A`)「ちょっと、待て!!」
ビュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!
ξ;゚⊿゚)ξ「突風!?」
lw´‐ _‐ノv「いやーん、モンロー」
ξ ゚⊿゚)ξ「あんたスラックスじゃない」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:16:08.05 ID:aVxo7zYB0
ハ Ξ ハ ビュルルルルル…
ハ川川ハ ピタッ
川д川 バサッ
川д川「こんにちは」
从 ゚∀从「はぁ、こんにちは」
(;'A`)「…おいこら、台風」
川д川「はい、なんでしょ」
(;'A`)「お前は出てきちゃダメだろ」
(;'A`)「なんていうか、ほら、怪奇しての威厳とかないの?」
川д川「あるっちゃありますけど」
川д川「せっかくお母様がお見えになったのだし、挨拶でもと」
lw´‐ _‐ノv「あ、ちなみに情報流したの私ね」
(;'A`)「ここ警察の連絡網はどうなってんだよ!!」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:19:00.18 ID:aVxo7zYB0
川д川「はじめまして、熱帯低気圧の貞子といいます」
从 ゚∀从、「ご丁寧にどうも」
从 ゚∀从「ドクオの母です。うちの息子…、というか日本(?)がいつもお世話になっているようで」
川д川「いえいえ、私なんて一度ドクオさんを殺しかけたこともありますし、そんな…」
从 ゚∀从「…」
从 ゚∀从「まぁ、天災なら仕方ないなぁ」
('A`;)「普通に受け入れてる!?」
lw´‐ _‐ノv「ちょっと風が強いぐらいだかんな」
ξ ゚⊿゚)ξ「変態やストーカーじゃないだけマシかしら」
(;'A`)「なにその基準!? 台風だよ、台風!!」
从 ゚∀从「ドックン」
从 ゚∀从「日本男児たる者、台風の一つや二つでジタバタするんじゃありません」
('A`)「え、はい。ごめんなさい…」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:20:20.68 ID:aVxo7zYB0
从 ゚∀从「というわけで、お茶追加」
('A`)「はぁ…」
('A`)「…」
('A`)「なんで今日に限って…」
('A`)「カーチャンだけでも手一杯なのに…」
<ワーワー!!
<キャー!!
('A`)「…?」
('A`)「何か外が騒がしいな…」
<熊だー!!
('A`)「…」
从 ゚∀从「どうした?」
('A`)「いや、ちょっと扉補強してくるから待ってて…」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:22:36.39 ID:aVxo7zYB0
…んで
ξ ゚⊿゚)ξ ←元アイドル
lw´‐ _‐ノv ←警察
川д川 ←台風
( ・(ェ)・) ←熊
从 ゚∀从 ←母親
('A`)「…」
('A`)「どうしてこうなった…」
('A`)「しかも、レモナちゃんどうして熊形態なんだよ…」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:24:51.29 ID:aVxo7zYB0
从 ゚∀从「随分と賑やかになったな」
lw´‐ _‐ノv「おぉ、熊だぞ」
川д川「こんな近くで見るのはじめて…」
( ・(ェ)・)、
lw´‐ _‐ノv「ちょっと畏まってるぞ、この熊」
川д川「珍しいですね」
('A`)「…個人的には台風のほうが珍しいと思うけどな」
川д川「夏にしゅっちゅう会うじゃないですか」
('A`)「そういうレベルの問題じゃねぇよ」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:26:28.37 ID:aVxo7zYB0
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「あんたって熊に手出してたの?」
(;'A`)「出してません!!」
(;'A`)「そこまで追い詰められていねぇよ!!」
lw´‐ _‐ノv「半裸の犬を襲おうとしてたけどな」
ξ ゚⊿゚)ξ
川д川
从 ゚∀从
( ・(ェ)・)(…そいつは敵だな)
;・ェ・▼ …!?
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:28:06.51 ID:aVxo7zYB0
(;'A`)「待て待て!! 誤解だ!! 誤解がある!!」
lw´‐ _‐ノv「事実でしょ」
(;'A`)「違う!! あれは犬じゃなくて人だったろ!!」
lw´‐ _‐ノv「あ、ごめんごめん。半裸の少女だったね」
ξ ゚⊿゚)ξ
川д川
从 ゚∀从
( ・(ェ)・)(…そいつもだな)
;・ェ・▼ …!!?
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:29:29.48 ID:aVxo7zYB0
ξ ゚⊿゚)ξ「うわぁ…」
川д川「見損ないました…」
从 ゚∀从「…ドックン」
( ・(ェ)・) …
;・ェ・▼ …何故か殺気を感じる
(;>'A`)>「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:31:45.55 ID:aVxo7zYB0
チーン
( A ) モウヤダ……ココ、コワイ……
ξ ゚⊿゚)ξ「あーぁ」
lw´‐ _‐ノv「からかいすぎたな」
川;д川「え、ウソだったんですか!?」
lw´‐ _‐ノv「いや、概ね本当。犬と人を襲おうとしたところをお縄」
川;д川「それはそれで!!」
ξ ゚⊿゚)ξ「ロックしてんな、あいつ」
从 ゚∀从「かーちゃんとしてはコメントしにくいぞ」
从 ゚∀从「まぁ、元気にしてるだけマシだが」
从 ゚∀从「…」
从 ゚∀从「ちなみに」
从 ゚∀从「お嬢さん方、ウチのドックンとはどんなご関係で?」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:33:47.50 ID:aVxo7zYB0
ξ;゚⊿゚)ξ「うっ…」
lw´‐ _‐ノv「そうだなぁ、ルパンと銭形みたいな?」
lw´‐ _‐ノv「まてぇぃ、ルゥパァン」
从 ゚∀从「それは不二子じゃないのか?」
lw´‐ _‐ノv「あれ?」
从 ゚∀从「んー、貞子ちゃんは?」
川д川「私は…」
川д川、「えーっと、……大人にしてもらった、かな」
ξ ゚⊿゚)ξ !?
( ・(ェ)・) !?
lw´‐ _‐ノv「今、ここに、オレが来なかったか!?」
从 ゚∀从「ほー…」
从 ゚∀从「ドックンもやるねぇ」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:36:07.60 ID:aVxo7zYB0
ξ;゚⊿゚)ξ「ねぇ、ちょっと! 熊がシャドーしてるんだけど!?」
( ・(ェ) = (ェ)・) ヒュンヒュン
( ・(ェ)・)=つ=つ シュッシュッ!!
lw´‐ _‐ノv「いいね、世界を狙える」
川;д川「こっちを睨んでるような気がするんだけど…」
从 ゚∀从「それで、ツンちゃんは?」
ξ;゚⊿゚)ξ「…う」
ξ;゚⊿゚)ξ「…」
ξ ゚⊿゚)ξ、「先ほどは恥ずかくして口籠ってしまいましたが、正直に言います」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ -⊿-)ξ「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「主人と下僕です」
从 ゚∀从「なるほど」
(;'A`)「おい、待てこらぁぁぁぁぁぁ!!!」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:38:50.64 ID:aVxo7zYB0
ξ ゚⊿゚)ξ「あ、復活した」
lw´‐ _‐ノv「しぶといな。しっかりと息の根をとめておくべきだったか…」
(;'A`)「なに物騒なこと言ってんの!?」
(;'A`)「つーか、人がいないところで母親に色々と吹き込むのやめてくれます?」
从 ゚∀从「でも、ドックンとの関係は把握できたぞ」
lw´‐ _‐ノv「なぁ」
川д川「うん」
ξ ゚⊿゚)ξ「ねぇ」
(;'A`)「こ、こいつら…!!」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:40:59.12 ID:aVxo7zYB0
(;'A`)「そこ!! 大人にしてもらってたってなんだよ!!」
川д川「ドクオさんのおかげで立派な熱帯低気圧になれました」
(;'A`)「主人と下僕って何!?」
ξ ゚⊿゚)ξ「非常に分かりやすく関係を説明したつもりだけど?」
(;'A`)「ルパンは…!!」
(;'A`)「…」
('A`)「まぁ、いいや」
lw´‐ _‐ノv「諦めんなよ! 全力を尽くせよ!!」
( ・(ェ)・)=つ=つ
('A`)(なんでレモナちゃんはシャドーしてるんだろう…)
从 ゚∀从「んー」
从 ゚∀从「なるほどねぇ」
从 ゚∀从「さっきツンちゃんを怒ったばっかりだけど」
从 ゚∀从「まさかドックンの女友達がこんなに多いとは…」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:42:58.18 ID:aVxo7zYB0
从 -∀从「…むぅ」
从 ゚∀从「誰か、ドックンの彼女候補はいないのか?」
('A`;)「ひゃー!? 何言ってんの、この人!?」
从 ゚∀从「なんかこうトキメキ? みたいなの、感じた子いない?」
ξ ゚⊿゚)ξlw´‐ _‐ノv川д川『あ、すいません。そんなこと全くないです』
(A )⊂(・(ェ)・ )、 ポンポン
ξ ゚⊿゚)ξ(熊に慰められてる…)
川д川(…実はあの熊さんが何考えてるか分かるんだけど、言わないほうがいいわね)
※台風なだけに空気の読める貞子
(;'A`)「上手くねぇわ、ボケ!!」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:46:00.39 ID:aVxo7zYB0
从 ゚∀从「熊かぁ」
从 ゚∀从「まぁ、ドックンがいいって言うならしょうがないけど…」
从 ゚∀从「孫の顔って見れるのかなぁ」
(;'A`)「未来の嫁の第一候補に獣が挙がってる!?」
(*∩(ェ)∩)
ξ ゚⊿゚)ξ「あ、照れてる」
lw´‐ _‐ノv「可愛いな、おい」
川д川「大丈夫ですよ、ドクオさん」
川д川「雪女から熱帯低気圧になれたんです、頑張れば熊を娶るぐらい…」
(;'A`)「基準がおかしいだろ、それは!!」
(;'A`)「それならサチエを……!!」
(;'A`)
从 ゚∀从「…」
从 ゚∀从「サチエ?」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:52:11.53 ID:aVxo7zYB0
(;'A`)
lw´‐ _‐ノv「おぉっと、ここで新キャラ?」
ξ ゚⊿゚)ξ「え、誰々?」
( ∩(ェ)∩)
( ・(ェ)・)
∩ ∩
(;'A`)
あな死にたい、性癖発覚
鬱田ドクオ
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:53:48.66 ID:aVxo7zYB0
ズーン
( A ) …………シニタイ
lw´‐ _‐ノv「今度こそ死んだな」
川д川「あそこの一角だけ吹雪いてますね」
ξ ゚⊿゚)ξ「なんかさっきから熊が臨戦態勢なんだけど…」
( ・(ェ)・)∩つ ゴゴゴゴゴゴゴ
lw´‐ _‐ノv「ちょっと追い討ちいっとく?」
川;д川「とどめ!?」
ξ ゚⊿゚)ξ「やるんだったら、熊に気をつけなさいよ」
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:55:54.84 ID:aVxo7zYB0
从 -∀从「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…?」
ξ ゚⊿゚)ξ「あの、おばさま?」
川д川「ショックが大きかったのかしら…」
lw´‐ _‐ノv「まぁ、仕方のないことよ」
ξ ゚⊿゚)ξ「息子が犬と人を襲って警察のお世話になった挙句、熊とダッチワイフが嫁候補とかね…」
川д川「まとめてみると結構ぶっ飛んでるわね…」
lw´‐ _‐ノv「台風だけに!?」
川;д川「そのボケ2回目ですよ!?」
ξ ゚⊿゚)ξ「さして上手くもないからね」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:57:44.44 ID:aVxo7zYB0
从 -∀从「ははっ…」
从 -∀从「…」
从*^∀从「あははははははっwwwwww」
ξ;゚⊿゚)ξ「!?」
lw´‐ _‐ノv「おい、ギャグがうけたぞ」
川д川「違うと思いますよ」
从*^∀从「くっくっくwwwwww」
ξ;゚⊿゚)ξ「まさかクスリ!?」
川д川「いや、それも違うかと」
从*゚∀从「いや、悪ぃ悪ぃ」
从 ゚∀从「あんたら面白いね」
从 ゚∀从「人間の嫁候補がいなかったのはちょっと残念だけど、ウチの息子にはいい友達ができたみたいだ」
从 ゚∀从「女手一つで育てあげて不安もあったけど、ちょっと安心したよ」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 20:59:28.75 ID:aVxo7zYB0
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「ま、まぁ、悪い奴じゃないですね」
lw´‐ _‐ノv「前科持ちだけどな」
川;д川「空気読んでください…!!」
从 -∀从「多少のやんちゃもしたようだが」
从 ゚∀从「そこらは母親に似たんだろうね」
ξ ゚⊿゚)ξ(…たぶん、大分やんちゃしたんだろうなぁ)
从 ゚∀从「これでも、毎年母の日にはカーネーションを贈ってくれるし」
从 ゚∀从「ちまちま電話をくれたりする、親思いのいい子だ」
从 -∀从「…大分親バカ入ってかもしれねぇけど」
lw´‐ _‐ノv(だな)
ξ ゚⊿゚)ξ(そうねぇ)
川д川(否定ですきない…)
(*・(ェ)・)(ドクオくん偉い…)
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 21:00:53.68 ID:aVxo7zYB0
从 ゚∀从「今日は来てよかったよ」
从 ゚∀从「…」
从 -∀从「よろしければ、これからも息子をよろしくお願いします」
ξ ゚⊿゚)ξ、「あ、はい。そのまぁ適当に…」
川д川、「こちらこそ、です」
lw´‐ _‐ノv「くるしゅうないぞ。面を上げい」
川;д川「この人、私より人外って感じがする…」
( ・(ェ)・) …
( ・(ェ)・) !
(*・(ェ)・)(これは親御さんへのご挨拶とみていいのかな…!!)
ξ ゚⊿゚)ξ「なんかソワソワしてんぞ、熊」
从 ゚∀从「くくっwwww」
从 ゚∀从「面白いな、ホント」
从 ゚∀从「…」
从 ゚∀从「さて、と」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 21:02:53.63 ID:aVxo7zYB0
从 ゚∀从「ドックーン。カーチャン、もう帰るぞ」
( A )
('A`) !
(;'A`)「え、もう帰んの!?」
(;'A`)「来たばっかじゃん!!」
从 ゚∀从「大学にもご挨拶と思ったけど、もうお腹いっぱいだ」
(;'A`)「えぇー…」
从 ゚∀从「んー、それとも何か?」
从 ゚∀从「まだいて欲しいとか?」
(;'A`)「バ、バカ!! ちげーよ!!」
(;'A`)「掃除して損したなって思っただけだし!!」
(;'A`)「大体、大学に挨拶ってなんだよ、そんなのいんねーよ!!」
从 ゚∀从「あー、そうなの?」
从 -∀从「まぁ、こっちの勝手は分かんねぇからなぁ」
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 21:05:20.66 ID:aVxo7zYB0
('A`)、「…」
('A`)「帰るんなら、あれだ」
('A`)「昨日雨降ったみたいだし、傘…」
从 ゚∀从「ん、持ってきたよ」
(;'A`)「忘れんなよ、って言おうと思ったんだよ!!」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「(なんていうか…)」 ヒソヒソ
lw´‐ _‐ノv「(マザコン?)」 ヒソヒソ
川д川「(というより…、ツンデレ?)」 ヒソヒソ
ξ;゚⊿゚)ξ「(それ、私のアイデンティティなんですけど!)」 ヒソヒソ
(*・(ェ)・)(ドクオくん、可愛い…)
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 21:06:55.26 ID:aVxo7zYB0
lw´‐ _‐ノv「じゃあ、お母様も帰られるということなので」
lw´‐ _‐ノv「ウチらも解散しますか」
川д川「そうですね」
川д川「挨拶も済みましたし」
ξ ゚⊿゚)ξ「いや、私は別に挨拶しに来たわけじゃないのよ? 本当よ?」
lw´‐ _‐ノv「そんな今更個性を主張しなくても…」
ξ#゚⊿゚)ξ「違うわ!!」
<このあたりで熊を見かけませんでしたか!?
<レモナって子なんですけど
( ・(ェ)・) …
( ・(ェ)・) ヤベェ…
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 21:11:55.44 ID:aVxo7zYB0
从 ゚∀从「お、一緒に帰る?」
lw´‐ _‐ノv「そうっすね」
川д川「私は上(↑)なんで、別方向ですけど途中までなら」
ξ ゚⊿゚)ξ「上って表現初めて聞いたわ」
从 ゚∀从「じゃあ、みんなで一緒に飯でも行くか」
ξ ゚⊿゚)ξ「え、いいんですか?」
从 ゚∀从「おう」
lw´‐ _‐ノv「そーだな、米とライスがあればいいかな」
川д川「私は家屋から人まで基本的になんでも」
ξ ゚⊿゚)ξ「お前ら雑食すぎだろ」
从 ^∀从「あはははっwwwww」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 21:25:22.22 ID:aVxo7zYB0
从 ゚∀从「なんでもいいってことなのかな」
(;'A`)「…」
从 ゚∀从″
从 ゚∀从「ドックン、どうした?」
(;'A`)「いや、いってらっしゃいって思って…」
从 ゚∀从「何言ってんだよ」
从 ゚∀从「一緒に行くに決まってるだろ」
(;'A`)「…」
(;'A`)「え、そうなの?」
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 21:28:01.28 ID:aVxo7zYB0
从 ゚∀从「あったりまえだろ」
lw´‐ _‐ノv「クラッカーだろ」
ξ ゚⊿゚)ξ「クラッカーだけ言われても分かんないわよ」
川д川「行きましょう、ドクオさん」
('A`)、「…」
('A`)「う、うん」
<あれ、熊は?
<いないねぇ
<さすがに店に熊入ったら驚かれるだろ…
<台風は?
<驚かれるだろうな…
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 21:30:52.92 ID:aVxo7zYB0
オレの名前は、鬱田ドクオ
貧乏大学2年生
住んでるアパートは、6畳風呂なし1R
南向き、日当たり良好
駅から徒歩で10分程度
立地条件からすれば非常にリーズナブル
大学生の一人暮らしとしては中々のものである
('A`)】「着いた?」
('A`)】「そう」
('A`)】「いや、あー…、うん」
('A`)】「分かってるって…」
('A`)】「そっちも忙しいんだろ? そんな頻繁に来なくていいよ」
(;'A`)】「あぁ、すいませんね!! 彼女じゃなくて!!」
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 21:33:47.22 ID:aVxo7zYB0
;・ェ・▼ …
;・ェ・▼)) キョロキョロ
▼・ェ・▼ フー…
('A`)】「うん、分かってる」
('A`)】「ちゃんと勉強してるって」
('A`)】「仕送りは、別にいいよ。そんなにいらねーし」
('A`)】「ん」
('A`)】「…」
('A`)】「あぁ…」
('A`)】「そうだな」
('A`)】「まぁ、仕事はそっちで探そうと思ってるよ」
▼・ェ・▼ …!!
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 21:36:39.33 ID:aVxo7zYB0
('A`)】「うん」
('A`)】「あーはいはい、分かった分かった」
('A`)】「切るぞ」
('A`)】「…」
(;'A`)】「キモいこと言うなよ!!」
('A`) ピッ
▼・ェ・▼ …
('A`)「…!」
('A`)「リザードンか。脅かすなよ」
▼・ェ・▼ …
('A`)「なんだよ、そんな顔して」
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 21:39:38.26 ID:aVxo7zYB0
('A`)「…」
('A`)「お前、物分りいいからなぁ…」
('A`)「聞こえてたか?」
▼・ェ・▼ …クゥン
(;'A`)「そんな声出すなよ、調子狂うだろーが」
('A`)、「…」
('A`)「ウチは母子家庭だからさ…」
('A`)「卒業したら出来るだけ傍にいようと思ってな」
('A`)「まぁ、大学に無理やり行かせたのはカーチャンなんだが…」
▼・ェ・▼ …
(;'A`)ヾ「あー…」 ボリボリ
('A`)「お前にこんなこと言ってもしょうがないか」
('A`)「メシだろ? ちょっと待ってろ」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 21:43:17.07 ID:aVxo7zYB0
ただ、問題があるとすれば――…
('A`)(まだまだ先の話だ…)
('A`)(先の…)
('A`)(…)
('A`)(最初はなんつーとこに引っ越してきたもんだと思ったんだがな…)
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 21:45:05.75 ID:aVxo7zYB0
('A`)「…」
('A`)「不思議なもんだなぁ…」
▼・ェ・▼ クゥン?
('A`)「いや、なんでもねーよ」
('A`)「ほい、メシ」
▼・ェ・▼ メシ!!
('A`)「…」
('A`)「現金なやつ…」
それはこんな家でも愛着が湧いてしまった、ということだ
Case16:おしまい
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 21:51:54.30 ID:aVxo7zYB0
お粗末さまでした
从 ゚∀从といいつつ、ほかのキャラクター総集編になってる感じが否めない
終わりというか、ちょうどここで折り返し地点です
まだ2年生だしね、出したいAAいっぱいいるしね
次週はお休みをいただいて(ちょうど書き溜めがオワタので)
次は3月10日(土)のこのぐらいに投下しようかと思います
というわけで次は【(ワカンナイ)】【(* *)】辺りで
できればおまけもつけたい
それではまた再来週!!
いつも心にドクオハウスを!!
ログ(倉庫様)
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