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( ^ω^)とξ゜⊿゜)ξが愛のあるセクロスをするようです。10

2006-05-01 | ( ^ω^)とξ゜⊿゜)ξ

78 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/30(日) 23:54:58.94 ID:9KAOBjGa0
ピッ
ξ゜⊿゜)ξ「もしもし」

( ゜∀゜)「あ、ツン。家に着いた?」

ξ゜⊿゜)ξ「うん。ジョルジュ君ももう部屋?」

( ゜∀゜)「うん。今日もバイトお疲れ様」

ξ゜⊿゜)ξ「ありがと」

今日はジョルジュに会ってすらいない。そんな状態で電話をするのは珍しいから、なんだかちょっと緊張する。

( ゜∀゜)「昨日話してたあのコのことなんだけど・・・」

ξ゜⊿゜)ξ「!」

きた。またあのコの話だ。
まさか、もう二人きりで会わないって決めたとか、そういう話?



81 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/30(日) 23:56:17.31 ID:9KAOBjGa0
( ゜∀゜)「今日、もう二人っきりで会うのはやめようって言ったんだ」

ξ゜⊿゜)ξ「・・・・・そう・・・」

しまった。そっけない返事をしてしまった。
でも、本当はすごく嬉しい。まさか本当に自分の期待通りになるなんて。

( ゜∀゜)「そしたらあいつ急に泣き出して・・・・」

ξ゜⊿゜)ξ「・・・・・・・」

( ゜∀゜)「”やっぱり私より彼女の方が大切なんだ”って言って・・・・」

ξ゜⊿゜)ξ「・・・・・・」

そりゃそうだよ。女友達よりも彼女が最優先に決まっている。私だってジョルジュを優先してきたんだもの。



84 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/30(日) 23:57:57.46 ID:9KAOBjGa0
( ゜∀゜)「それで、”私を見てくれるヒトがいなくてつらい、寂しい”って言うんだ」

ξ゜⊿゜)ξ「・・・・・うん・・・・」

( ゜∀゜)「で・・・・・・・・・・泣きながら、吐いちゃってさ」

ξ;゜⊿゜)ξ「・・・・・・・・え?」

( ゜∀゜)「ごめん、ごめんって謝りながら吐いて、泣き続けて・・・・」

ξ;゜⊿゜)ξ「・・・・・・・・」

これはどうやらそのコの気持ちは本物かもしれない。
本気でジョルジュのことが好きに違いない。
そうじゃなきゃ、そこまでしてすがりつくとは思えない。



96 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/30(日) 23:59:34.82 ID:9KAOBjGa0
( ゜∀゜)「・・・・・で、ツンには悪いと思うけど」

( ゜∀゜)「そのコについててあげようと思うんだ」

ξ;゜⊿゜)ξ「!?」

ξ;゜⊿゜)ξ「それってどういう意味?」

( ;゜∀゜)「誤解しないでくれ、ツンと別れるとかそんなんじゃない。
     ただ、そのコには受験勉強ですごくお世話になったし、同じ大学を目指す戦友っていうか・・・」

ξ;゜⊿゜)ξ「・・・・・・・・」

( ゜∀゜)「今までお世話になった分のお礼みたいな感じ。
   他についててあげれる奴がいないみたいだし・・・」

ξ゜⊿゜)ξ「・・・・・・・・・・・」


105 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/01(月) 00:01:06.44 ID:TfBi0KOB0
( ゜∀゜)「傷ついたコは放っておけないだろ?」

ξ゜⊿゜)ξ「・・・・・・・・・・・・そうだね・・・・」

本当はそのコなんてどうでも良かったが、とりあえず当り障りのない返事をしてみた。

( ゜∀゜)「精神的に弱いコなんだよ。それに更に元カレの浮気で傷ついちゃってて、トラウマになってるみたいなんだ」

ξ゜⊿゜)ξ「・・・・・・・・・・・・」

( ゜∀゜)「せめて受験が終わるまではついててあげようと思う」

ξ゜⊿゜)ξ「そっか・・・・・」

( ゜∀゜)「ツンには寂しい思いさせると思うけど・・・」

ξ゜⊿゜)ξ「・・・・・・・・・・・・・・・・」



111 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/01(月) 00:02:24.98 ID:TfBi0KOB0
( ゜∀゜)「あっ」

ξ゜⊿゜)ξ「?」

( ゜∀゜)「ごめん、携帯に電話きた。また明日メールするから」

ξ゜⊿゜)ξ「・・・うん」

( ゜∀゜)「じゃあな」

ツーツーツー

ξ゜⊿゜)ξ(どうせあのコからの電話なんでしょ・・・)

なんだか急に胸のあたりが重くなった。
冷凍して作り置きしていたスープでも温めて軽い夕食にしようと思っていたが、それすら喉を通りそうにない。

ツンはふらふらと階段を上がって、自分の部屋に入り、ベッドに飛び込んだ。


119 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/01(月) 00:04:44.56 ID:TfBi0KOB0
ξ゜⊿゜)ξ「・・・・・・・あのコの寂しい気持ちは埋めてあげるのに、私には寂しいの我慢しろってこと?」

急に、名前も知らないあのコへ対して殺意が芽生えた。
彼女がいると分かっている相手に、同情を買うような形で心の隙を見せるなんて卑怯だ。
ジョルジュは受験が終わるまでそばにいるって言っていたけど、もし二人とも同じ大学に合格したら―。
それこそ、自分の目の届かない場所に二人がいってしまう。
自分がいないところで二人に何が起こっても、私は何も知らずに過ごす事になる。
そのコがどのくらい精神的に弱いのかだとか、どの程度心に傷を負ったかは知らないけれど、
どうして私までその事を知らされなきゃいけないのだろうか。

ここで自分が過去のことをジョルジュに話したところで、ただの不幸自慢になってしまう。
先手を取られた、まさしくそんな感じだ。

ジョルジュは、ツンなら大丈夫だと思って、ツンを信用してこのような決断をしたのだろう。
だがそれはツンには重荷でしかなかった。ただの足かせだった。
海の底で、海面に向かって一生懸命泳いでもいつまでたっても光が見えてこない、そんな感じだった。


123 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/01(月) 00:06:21.26 ID:TfBi0KOB0
ξ-⊿-)ξ「・・・・・・・」

なんか、色んなこと考えたらスッキリした。
そう思い、ツンはジョルジュに電話をかけた。

トゥルルルルル・・・・

( ゜∀゜)「はい、もしもし」

ξ゜⊿゜)ξ「あ、ジョルジュ君?」

( ゜∀゜)「ごめん、またあのコから電話がくるからさ・・・・」

ξ-⊿-)ξ「・・・・」

ツンの中で何かがプツッと切れたような気がした。

ξ゜⊿゜)ξ「私さ、どうすればいいの?」

( ゜∀゜)「?ツン・・・?」

ξ゜⊿゜)ξ「そのコのこと、ジョルジュ君はすごく心配してるだろうけど」

ξ;⊿;)ξ「私もそのコの心配しなきゃいけないの?」

(;゜∀゜)「・・・・・・・!!」



129 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/01(月) 00:09:18.83 ID:TfBi0KOB0
ξ;⊿;)ξ「勉強が目的とはいえ、女の子と二人で過ごしてたってだけでもすごくつらかった。
      本当は嫌で嫌で仕方なかった。できるなら会わないで欲しかった。
      なのに今度はそのコが立ち直る応援までしなきゃいけないの?」

(;゜∀゜)「いや、そこまで言って・・・」

ξ;⊿;)ξ「同じようなもんじゃない。そのコが元気になるまで私は待ってなきゃいけないんだよ。
       どうしようもないくらいに嫉妬しながら我慢してなきゃいけないんだよ」

(;゜∀゜)「・・・・・・」

ξ;⊿;)ξ「・・・・・・・・私には無理・・・自信ない・・・」

(;゜∀゜)「ツン・・・・」

ツンは溢れ出る涙を頬で感じていた。
今まで、ジョルジュに対してこんなに感情的になったことはあっただろうか。
涙は止め処なく流れてくるが、感情的になりつつも、自分でも驚くほど冷静だった。



135 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/01(月) 00:13:00.89 ID:TfBi0KOB0
( ゜∀゜)「ごめん・・・ツンが無理なら、仕方ないな・・・・」

ξ;⊿;)ξ「・・・・・」

( ゜∀゜)「・・・・・・・・わかった」


( ゜∀゜)「別れよう」

ξ;゜⊿゜)ξ「・・・・・・・・・・・・・・え」

思いも寄らない言葉が返ってきた。
体が急激に硬直する。目の前がグラつく。
嫉妬に苦しんでひたすら我慢して・・・。その結果がコレ?

( ゜∀゜)「ツンをそんな気持ちにさせるなんて彼氏として失格だよ」

ξ;゜⊿゜)ξ「・・・・・・・・・・・・・・」

( ゜∀゜)「今までつらい思いさせてごめん。
    でも俺はあのコを放っておけないし、ツンが俺を待てないって言うなら、別れよう」

ξ;゜⊿゜)ξ「・・・・・・・・・・・・・・」



148 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/01(月) 00:16:23.25 ID:TfBi0KOB0
ξ゜⊿゜)ξ「・・・・・・・・・・・・・・わかった。
・・・・もう、終わりにしよう」

( ゜∀゜)「・・・・・・・・うん、今までごめん」

ξ゜⊿゜)ξ「ううん・・・・私の方こそ・・・・」

( ゜∀゜)「じゃあ・・・・・・・さようなら」

ξ゜⊿゜)ξ「さようなら・・・・・・・」

プッ
ツーッツーッツーッ

受話器から聞こえる機械音を聞きながら、ツンはしばらく放心した。


156 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/01(月) 00:18:21.18 ID:TfBi0KOB0

ジョルジュと、別れた?
あんなに大好きだったジョルジュと?
こんなに突然?

あまりに唐突すぎて事態がうまく飲み込めない。
頭の中をめいっぱい掻き回されている感じだ。
めいっぱい頭をフル回転させようとしても、完全にショートして動かなくなってしまっているようだ。


ξ゜⊿゜)ξ「・・・ふふ・・・変なの・・・もう、涙すら出ないよ・・・」

そう呟くツンの頬には、大粒の涙がぼたぼたと零れ落ちていた。


168 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/01(月) 00:20:01.00 ID:TfBi0KOB0
その夜はあまり眠れなかった。
寝苦しくて起きて、寝苦しくて起きてを繰り返していた為、
朝目覚し時計が鳴って起きた後も、頭がすっきりしなかった。

そんな状態で頭が働かないままなんとなく学校に行って、なんとなく授業を受けた。
お昼休みにはまかないのチャーハンが入ったお弁当を食べ、ぼんやりしたまま午後の授業を受け、
放課後にはバイト先へ向かった。

今日はお客さんが少ない日だったので、ボーっとしたまま働いていても特にミスをすることはなかった。
ただただ時間が経つのを待ちながら働き、今日は珍しく9時に上がる事ができた。


ξ゜⊿゜)ξ(・・・・あ、そうだ、コンビニに寄ってジュース買ってかえろ・・・・)

バイト先の通用口を出て、いつも帰る道とは反対側にあるコンビニへ向かおうとした。
その時―

( ゜∀゜)「ツン!」

声をかけられ振り返ると、そこにはジョルジュの姿があった。


179 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/01(月) 00:22:08.38 ID:TfBi0KOB0
ξ゜⊿゜)ξ「ジョルジュ君・・・」

( ゜∀゜)「ちょっと・・・いい?」

ξ゜⊿゜)ξ「ごめん、私帰るから・・・」

( ゜∀゜)「待ってくれ!!!」

ジョルジュがツンの腕をつかんだ。

ξ゜⊿゜)ξ「・・・・・なに?」

( ゜∀゜)「昨日はあんなこと言ってごめん!俺もちょっと気が滅入ってて・・・・」

ξ゜⊿゜)ξ「・・・・・・」

( ゜∀゜)「・・・・・ちゃんとやり直したい。昨日の話、取り消してもいいかな?」


189 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/01(月) 00:24:27.37 ID:TfBi0KOB0
まただ。
また自分のペースが乱されている。

ξ゜⊿゜)ξ「私の気持ちは変わらないから」

( ゜∀゜)「ツン・・・・」
     ・・・・・・・本気か?」

ξ゜⊿゜)ξ「さようなら」

( ゜∀゜)「・・・・・・・ツン・・・・」

ツンはジョルジュに背を向けて歩き出した。
その後姿に向かって、ジョルジュが急に叫んだ。

( ゜∀゜)「もし俺がっ・・・!!」

ξ゜⊿゜)ξ「?」

ツンは立ち止まった。

( ゜∀゜)「もし俺がもう他の女の子と会わないって言っても別れるって言うのか!?」

ξ゜⊿゜)ξ「!!」



194 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/01(月) 00:25:40.93 ID:TfBi0KOB0
”他の女の子とは会わない”
この言葉をどれほど待ちわびただろうか。昨日の電話でも、いつジョルジュからこの言葉が出るかと期待していた。
自分のことをずっと好きでいてくれたジョルジュなら、こう言ってくれると思っていた。
そしてついにこの瞬間、自分が望んだ言葉をジョルジュが言ってくれた。

ツンはうつむいて少し考えた後に、ジョルジュに向かって言った。


ξ゜⊿゜)ξ「もう遅いよ」

(;゜∀゜)「・・・・・・・・・ツン」


ξ゜⊿゜)ξ「やっぱり気持ちは変わりません」

(;゜∀゜)「ツンッ、ごめん、ほんとに俺はもう―」

ξ゜⊿゜)ξ「さよなら」


214 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/01(月) 00:31:36.21 ID:TfBi0KOB0
ジョルジュの言葉を遮り、ツンはその場を後にした。
もし昨日、あの時に言ってくれてたら、違う今があったかもしれない。

でも、もう遅い。自分の気持ちはすっかり離れてしまったし、ジョルジュも自分よりもあのコの事で頭がいっぱいなはずだ。
ジョルジュの中で自分の存在が一番大きいのなら、誰よりも自分を優先してくれたはずなのだ。
だけどジョルジュはあのコといることを選んだ。それが何よりの答えだった。


付き合い始めて2ヶ月半。
二人の関係は、幕を閉じた―。



それからしばらくして、ジョルジュはクオリティ高校の”さやか”というコと付き合い始めたことを、ジョルジュとの共通の友人から聞いた。
ツンの中で全てがつながった。ようやく完全に納得できた気がした。

そしてブーンも、ツンとジョルジュが破局したという話を耳にした。
クリスマスも終わり、あと数日で新年を迎えようとしている時だった。


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1 コメント

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Unknown ( )
2006-05-01 18:47:24
めっさ続きが気になるんですが・・・

作者さんと管理人さんがんばってください!

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