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( ^ω^)とξ゜⊿゜)ξが愛のあるセクロスをするようです。5

2006-04-24 | ( ^ω^)とξ゜⊿゜)ξ

292 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:04:30.11 ID:rxD3Wv5h0
ξ゜⊿゜)ξ「今日も図書館に行くの?」

( ゜∀゜)「ああ。センターまであと2ヶ月だしな」

ξ゜⊿゜)ξ「そっかぁ。頑張ってるね」

( ゜∀゜)「ツンも今日バイトだろ?お互い頑張ろうな」

そう言ってジョルジュはツンの小さな手を優しく握る。

ξ*゜⊿゜)ξ「うん」

ツンもそっと握り返した。

( ゜∀゜)「あれ・・・なんか手荒れてるね」

ξ゜⊿゜)ξ「あ、うん。食器洗いのバイトの人が急に辞めちゃって。
     新しい人入るまで、ホールと食器洗い両方やってるの」

( ゜∀゜)「そうなんだ。ぞれじゃあ仕方ないね。
    大変だろうけど頑張ろうな」

ξ゜⊿゜)ξ「うん」

ジョルジュがツンの透き通るような白い頬に口付ける。


296 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:06:40.39 ID:rxD3Wv5h0
暦は既に11月になっていた。
ジョルジュがセンター試験を控えているせいもあり、二人が会う機会は日に日に少なくなっていた。
それでもジョルジュはツンへのメールを欠かさなかったし、あまり会えない分、二人一緒に過ごす時間を
大切にしていた。
ただ、あの日以来、二人の関係が進展することはなかった。

( ゜∀゜)「もうすぐ予鈴なるね。そろそろ行こうか」

ξ゜⊿゜)ξ「うん」

ツンが屋上のドアに手をかけたところで、ジョルジュがツンの手をつかんだ。


298 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:08:56.99 ID:rxD3Wv5h0
( ゜∀゜)「ツン・・・」

ξ゜⊿゜)ξ「?どうしたの?」

ジョルジュはツンをそっと抱きしめた。

( ゜∀゜)「寂しい思いさせてごめんな。俺はかわらずツンのこと愛してるから・・・」

ξ///)ξ「・・・・・・・・・・・・うん」

二人は甘い口付けを交わす。
夢中になって口付けあっていたが、しばらくして予鈴がなり、二人は慌てて教室へと走った。


301 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:11:48.32 ID:rxD3Wv5h0

放課後―


( ^▽^ )「あれ、ツン
     今日は彼氏と一緒に帰らないの?

バイト先に向かおうと下駄箱から靴を取り出しているところに、クラスメートから声を掛けられた。

ξ゜⊿゜)ξ「うん、勉強しなきゃいけないし、私もバイトだから」

( ^▽^ )「そっかー。旦那に浮気されてなきゃいいネw」

ξ゜⊿゜)ξ「もー!」

その時、ツンの脳裏に、卒業アルバムのあのメッセージが浮かび上がった。
あの日以来、ジョルジュが以前付き合っていた「さやか」という女の子のことが気になって仕方がなかった。

( ^▽^ )「冗談だってwそんな暗くならないでよ。
     あ、バス停まで一緒に行こーよ」

ξ゜⊿゜)ξ「うん」

心が重くなるのを感じながら、うわばきを下駄箱にしまった。



303 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:14:53.46 ID:rxD3Wv5h0

( ^ω^)「おーすっかり寒くなったお。息が白いお」

('A`)「もうすぐ雪降るかもな」

学校の帰り道。二人はいつものように、近くの本屋へ向かっていた。
先月まで赤く色付いていた木の葉はすっかり風にさらわれ、はだかんぼうの木々が北風に必死に耐えている。



('A`)「そういやお前、就活どなってんの?」

(;^ω^)「まだ一社も内定もらってないお」

('A`;)「・・・・・・・マジでか」



306 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:18:08.47 ID:rxD3Wv5h0
本屋に入り、ドクオは「アニメ・ゲーム 雑誌」のコーナーへ一人向かった。
ブーンは店内を見渡し、「パソコン資格」の分類の本棚へと向かった。

( ^ω^)「今のご時世、資格を持ってないと就職できないのかお・・・・
     まだ漢検3級と英検4級しか持ってないお」

ブーンはパソコンの資格の本を手に取り、一通りさらさらっとページをめくった。

( ^ω^)「パソコンなんてネットしかやらないお」

学校の授業でパソコンをやってはいたが、就職活動にそれ程危機感がなかったブーンは
検定を受けるまでに思考が及ばなかった。
今思えば、もっと貪欲に資格取得に挑めば良かったと思う。


310 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:22:02.98 ID:rxD3Wv5h0
( ^ω^)「とりあえずこの本買うお」

今からでは遅すぎることは分かっていたが、
裏表紙に表示されてある値段を確認し、財布の中身を確かめると
ブーンはレジに向かった。

会計を終え、ドクオのもとへ向かうと、ドクオは電撃萌キングを立ち読みしていた。

('A`#)「なんだよ!こんな明らかに狙ったとしか思えないパンチラなんて萌えねーよ!
    こんなのただのエロ本だろうが!!大体俺は健全な萌えをだな・・・」

( ^ω^)「ドクオ、俺の用事は終わったお」

('A`)「おう。じゃ行こか」

ドクオは雑誌を本棚にしまった。


312 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:24:02.22 ID:rxD3Wv5h0
( ^ω^)「何にそんなに怒ってるお?」

('A`)「萌えってゆーのはさ、何気ない仕草とかキャラの持ち味から自然に滲み出るものなんだ。狙っちゃだめなんだ。
   メディアはそれを分かっちゃいねー」

( ^ω^)「???そうかお。奥が深いお。
      ところでドクオは女の子には興味ないのかお?」

('A`)「何言ってんの。俺の恋人はシスプリの咲代だ」

(;^ω^)「ちょwwwwそうじゃなくて
     生きてる女の子を好きになったことはないのかお?」

('A`)「三次元に興味はない」

( ^ω^)「????さんじげん??????」

('A`)「俺には咲代がいるからな」

(;^ω^)「・・・・・・もういいお」



315 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:26:08.50 ID:rxD3Wv5h0
ドクオと別れ、ブーンは家路を急いでいた。早く帰って、さっき買った本を読みたかったのだ。
空はすっかり夜の帳が下り、小さな星たちが輝いていた。

( ^ω^)「きれいなお星様だお」

ブーンは星空を見上げながら夜道を歩いていた。

( ^ω^)「それにしてもドクオは漫画の女の子にしか興味がないなんて不健全だお。
     ぜったいおかしいお」

そんなことを考えながら自宅近くまで来たところで、後ろから声をかけられた。



318 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:30:17.56 ID:rxD3Wv5h0
( ゜∀゜)「よおブーン」

( ^ω^)「お?ジョルジュ!?どうしたお??」

そこには、図書館に行ったはずのジョルジュの姿があった。

( ゜∀゜)「ちょっと話があるんだ。いいか?」

( ^ω^)「わざわざ来たのかお。いいお、俺んちに来るお」

( ゜∀゜)「すまないな」

ブーンはジョルジュを連れて帰宅し自分の部屋に通した。

( ^ω^)「適当に座ってくれお。今ジュース持ってくるお」

( ゜∀゜)「いや、いいよ。お構いなく」

( ^ω^)「どうかしたお?何か話でもあるのかお?」

( ゜∀゜)「・・・・・・・・・うん、ツンのことなんだけど」

(;^ω^)「ツンがどうかしたかお?」


325 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:38:55.02 ID:rxD3Wv5h0
( ゜∀゜)「ツンのさ、様子がおかしいんだよね。
    まぁ男が苦手なのは付き合う前から分かってたけど」

(;^ω^)「そうかお・・・」

( ゜∀゜)「この間俺んちに呼んだ時にいい感じになって、先に進もうとしたんだけど・・・
     あいつ、急に泣き出したんだよ・・・・」

(;^ω^)「・・・・・・・・」

( ゜∀゜)「俺、どうしたらいいかわかんなくて。
    最近会う機会も減っちゃってるし、あいつきっと不安がってると思うんだ」

( ^ω^)「・・・・・・・・」

( ゜∀゜)「お前、あいつから何か聞いてない?
     俺に対することとか、悩みがあるとか・・・」



330 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:41:51.89 ID:rxD3Wv5h0
(;^ω^)「・・・・・・・・俺はツンとは連絡とってないお」

( ゜∀゜)「え?なんで?あんなに仲良かったじゃん」

(;^ω^)「ジョルジュに悪いと思ったお」

( ゜∀゜)「んなこと気にすることないのに。そんなことで怒ったりしねーよ。
     付き合う前の方がよっぽどお前にやきもち焼いてたっつーの」

(;^ω^)「それもそうかお・・・・・」

( ゜∀゜)「んー、でもお前が何も聞いてないなら仕方ないな」

( ^ω^)「すまんお」

( ゜∀゜)「お前が謝ることじゃねーよ」


333 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:43:59.60 ID:rxD3Wv5h0
( ^ω^)「ツンはジョルジュのこと好きなはずだお。だから自信持つお」

ブーンはジョルジュに精一杯の励ましの言葉をおくったつもりだったが、
急にジョルジュの顔色が変わった。

( ゜∀゜)「・・・・・・・・・・・・そんなことは分かってるよ」

ジョルジュの口調が少し暗くなる。ブーンへの微かな怒りが感じられた。
お前なんかに言われなくとも、俺が一番ツンを理解している。
そんな心の声が聞こえてくるようだった。

(;^ω^)「・・・・・・・すまんお」

( ゜∀゜)「・・・じゃあ、俺は帰るな。急に押しかけてごめんな」

( ^ω^)「気を付けて帰るお」

( ゜∀゜)「サンキュ。また明日、学校でな」

ブーンはジョルジュを玄関先で見送り、自分の部屋に戻った。



334 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:45:23.16 ID:rxD3Wv5h0
(;^ω^)「・・・・・・・・・・・・嘘ついちゃったお」

ツンがジョルジュに体を許さない理由は、ブーンは痛いほど分かっていた。
ツンと付き合う以上、早かれ遅かれぶち当たる壁。
いつかこんな日が来るのではないかと、ブーンは常々思っていたのだ。

( ^ω^)「ツンが何も言わない以上、俺からはジョルジュに話せないお」

ブーンは制服のままベッドに寝転がり、先ほど買った本を読もうと、バッグの中を漁った。

( ^ω^)「・・・・・お?」

ふと手に何か固いものが当たり、無意識にそれを取り出した。

(;^ω^)「・・・・・・・・これは・・・」


341 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:48:05.61 ID:rxD3Wv5h0
それは、数ヶ月前にツンから借りたCDだった。
あの日返そうと思ってバッグに入れたまま、今日に至っていたのだ。

( ^ω^)「・・・・・・・・返せる日は来るのかお・・・・」

CDを再びバッグにしまい、先ほど買った本を取り出す。
あお向けでベッドに寝転がりながら本のページをパラパラとめくった。

ブーンは本を眺めながら、これまでのことをぼんやり考えていた。
ツンといた日々が、輝やくように脳内にうつしだされた。


( ^ω^)「就活もうまくいかない・・・ツンとも喧嘩したまま・・・・・」

( ;ω;)「俺は・・・本当にだめな男だお・・・・・・」

涙が耳元へ流れる。
本を枕もとに置き、うつぶせになってむせび泣いた。

( ;ω;)「おっおっおっ・・・・・」


349 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:50:38.90 ID:rxD3Wv5h0
あの時、ツンに何か声をかけてやれば・・・。
ツンの頬に流れる涙を拭ってあげることができれば、こんな”今”じゃなかったかもしれない。
ツンの輝くような笑顔をそばで見続けることができたかもしれない。
でも自分にはできなかった。ツンの心の傷に向かい合うことができなかった。
それどころか、あの時の自分の行動はツンを突き放す結果になってしまった。

後悔しかない。
あの時ツンに何もしてやれなかったせいで、こんなに悔むなんて思ってなかった。

( ;ω;)「俺は・・・俺は・・・本当にだめな男だお・・・・・・俺は・・・・・・・うう・・・・」

そんなことを繰り返しつぶやく。
こんなことをしてもツンと仲直りできるわけではない。でも自分には何もできない。
メールも電話もできない。直接会うこともできない。
何もできない。
あんなに毎日聞いていたツンの声を、もう聞くことができない。

353 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:52:19.13 ID:rxD3Wv5h0
( ;ω;)「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ツンのことはジョルジュが幸せにしてくれる。
自分がいなくても、ジョルジュがそばにいればツンはきっと昔の傷を癒せるはず。
ツンには、ジョルジュと一緒にいるのが一番いいはずだ。
少なくとも、無力な自分がそばにいるよりは・・・・。

こんなにもツンの存在を遠く感じたことがあったろうか。
今までにない孤独感が、ブーンを襲った―。


355 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:53:43.16 ID:rxD3Wv5h0




( -ω-)「・・・・・」

('A`)「おいブーン、どうした?元気ないな」

翌日、ブーンは珍しく遅刻してきた。
今までブーンは一度も学校に遅れてくることはなかったのだが、この日は1時間目の授業をしている最中に登校してきた。

('A`)「ちょっと遅刻したぐらいで何ヘコんでんだよ」

( -ω-)「寝不足だお・・・夕べ遅くまで本を読んでいたお」

('A`)「オナニーのしすぎには気ぃつけろ。俺みたくクマができるぞ」

(;^ω^)「ちょwwwwエロ本じゃないおwwwww」


362 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:57:14.57 ID:rxD3Wv5h0
ブーンの目元が赤く腫れているのを、ドクオは見逃さなかった。
しかしあえてそれには触れなかった。
言いたい時に言えばいい。そうしたら俺はいくらでも話を聞いてやる。
ドクオは心の中でブーンにそう話し掛けた。

('A`)(でもこいつ、変に頑固なんだよな。普段はどんな些細なことも報告してくるのに、
  悩み事は一切相談してこねぇんだよな)

夕べも相当泣いたのだろう。
鼻をかみすぎたのか、鼻の頭の皮膚が少しだけカサついていた。



364 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/23(日) 00:58:07.72 ID:rxD3Wv5h0
('A`)「溜めすぎは良くないぞ。悩みも、精子も。」

( ^ω^)「・・・・お?今なんて言ったかお?聞こえなかったお」

('A`)「やっぱニ次元が一番ってこと」

(;^ω^)「またそれかおwwwwwwいい加減目覚めるおwwwwwwww」

('A`)(その言葉、そっくりお前に返してやるよ)

ドクオはブーンの肩をポンポンと叩き、自分の席についた。
2時間目の授業開始を知らせるチャイムが鳴った。



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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-06-18 05:27:37
ドクオかっけぇな~

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