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( ^ω^)とξ゜⊿゜)ξが愛のあるセクロスをするようです。8

2006-04-25 | ( ^ω^)とξ゜⊿゜)ξ

11 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:36:30.52 ID:Nqp0D26S0

翌日、ツンとジョルジュはいつものように昼休みを一緒に過ごした。
そして放課後はいつものようにツンはバイト先へ、ジョルジュは図書館へ向かった。
いつもと変わらない日常。いつもと変わらない二人の関係。
昨日あんな光景を目にしながら、ツンはジョルジュに真実を確かめることができなかった。

ξ゜⊿゜)ξ(もしジョルジュ君が浮気してるのだとしたら、私が問い詰める事で”真実”になってしまう。
     それならいっそこのまま黙っていて、隠し通された方がまだマシだ・・・)

真実に向き合う事に臆病になっているツンは、ジョルジュを信じることしかできなかった。
ただ、表面上では信じてはいるものの、心の奥には微かな不信感が芽生え始めていた。
しかしツンはそれをあえて遮り、自分に嘘をついてジョルジュと接し続けた。



13 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:38:02.46 ID:Nqp0D26S0


('A`)「おいブーン、帰りヅダヤ寄ってかね?」

( ^ω^)「いいお。俺もちょうど欲しいCDがあったお」

二人はいつものように一緒に下校していた。
ヅダヤは二人の通学路とは逆方向にあったが、
邦楽が好きなブーンと、アニメのビデオやCDを借りるのが好きなドクオの帰りの寄り道の定番となっていた。

( ^ω^)「ドクオはヅダヤに何の用だお?」

('A`)「日蝕グランギニョルが欲しい」

(;^ω^)「・・・?」

('A`)「あるかな。田舎のヅダヤにも」

(;^ω^)「・・・・・・わかんないお」

('A`*)「・・・楽しみだな」


15 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:39:49.26 ID:Nqp0D26S0

二人は店内に入り、CDのコーナーへ向かった。

( ^ω^)「チェミストリーのアルバム欲しいお。でもお金ないお」

('A`)「おい、ねーぞ日蝕グランギニョル」

(;^ω^)「しらないお」

('A`)「・・・・・・・・・・・もうやる気なくした。オナニーする気力もねーよ」

(;^ω^)「そんなに欲しいなら注文するといいお」

('A`)「俺に、ヅダヤの店員に話し掛ける勇気があると思うか?」

(;^ω^)「・・・・・・・勇気出すお」

('A`)「・・・・・・・・・・・・・いくら振り絞ってもしっこしか出ない。帰ろうぜ」

(;^ω^)「・・・・・・・・・・・・・」

二人は結局何も買わずに店を出た。
ドクオは、俺は社会不適合者だからな、と、なんだかよくわけの分からない言い訳をしていた。



18 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:40:43.47 ID:Nqp0D26S0

( ^ω^)「ドクオ、元気出すお。ゲーセンにでも行くお」

('A`)「・・・・・・・・・・メイたんが俺を待っているというんだな?」

(;^ω^)「メイたん?」

相変わらず会話が噛みあわないまま、二人はいつものゲーセンに向かった。

( ^ω^)「本当に暖冬かお?すごく寒いお。でも雪が降らないってことはやっぱり暖冬かお」

('A`)「俺の心にはいつも雪が降り積もっている」

(;^ω^)「・・・・・・」

('A`)「・・・・・あ、もうすぐ点広真人のイラスト集出るな。予約しようかな」

二人がいつも寄る本屋の前に差し掛かった時、ドクオは歩きながら外から店内を覗いた。
その時、ドクオの足が止まった。

('A`)「・・・・・・・・・・・・」



22 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:42:09.61 ID:Nqp0D26S0

( ^ω^)「ドクオどうしたお。早くゲーセンに行くお」

('A`)(あれは・・・)

( ^ω^)「ドクオ?何見てr・・・」

('A`)「アッ―」
  
( ^ω^)「・・・・・・!」

その時、本屋の自動ドアから、見覚えのある人物が出てきた。

( ^ω^)「・・・ジョルジュ!」

(;゜∀゜)「ブーン!?」

ジョルジュの明らかに焦っている様子を見て、ブーンは疑問に思った。
そして・・・



26 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:43:27.66 ID:Nqp0D26S0

ヽ^∀^ノ「ジョルジュ?どうしたの?」

ジョルジュの後ろから、他校の制服を着た女の子が顔を出した。

(;^ω^)「・・・・・・・・」

(;゜∀゜)「あっ、ああ、高校の友達」

ヽ^∀^ノ「ふーん」

(;゜∀゜)「・・・じゃ、またなブーン、ドクオ」

ジョルジュはその女の子を連れ、そそくさとその場を後にした。

(;^ω^)「・・・・・・・・・・・・」



29 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:44:59.18 ID:Nqp0D26S0

あの女の子は一体誰なのか?もしやジョルジュが、浮気を・・・?

('A`)「お前!決め付けるなって!妹かもしれねーだろうが!」

(;^ω^)「・・・・まだ何も言ってないお・・・」

('A`*)「アーン」

もはやゲーセンに行く気にもなれなかった。
二人はそのまま帰宅した。




そしてその夜―

( ^ω^)(納得いかないお。ジョルジュはどうして他の女の子と一緒にいたお?)

帰宅してからずっと、ブーンは本屋の前で起きたことを考えていた。
ジョルジュが狼狽している様子は、きっと誰が見ても不自然だっただろう。
明日学校でジョルジュを問い詰めなくては。
ブーンはそうは思ったものの、果たして自分が介入して良い問題なのか疑問を感じた。
もしかしたら「お前には関係ない」と門前払いをくらうかもしれない。



31 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:46:16.02 ID:Nqp0D26S0

( ^ω^)「・・・・・・・ちょっとドクオの意見も聞くお・・・」

いつもならオナニーをしている時間だが、今日はやる気をなくしたと言っていたから、きっとゲームをしているだろう。
そう思い、携帯を手にした。

ぴぴるぴるぴぴ~♪

その時ブーンの携帯がなった。
画面に表示されている名前を見て一瞬出るのを躊躇したが、思い切って電話に出ることにした。

ピッ
( ^ω^)「・・・・・・もしもし」

( ゜∀゜)[・・・もしもし、俺だけど]

(;^ω^)(・・・・ジョルジュ・・・)

まさかジョルジュの方から連絡してくるなんて予想外だったが、遅かれ早かれ話さなくてはいけない事。
それならいっそ早い方がいい。



36 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:47:56.89 ID:Nqp0D26S0

( ゜∀゜)[なんの用件かもうわかってるとおもうけど・・・・]

( ^ω^)「・・・ジョルジュのこと見損なったお。浮気なんてする奴じゃないと思ってたお」

(;゜∀゜)[違うんだ!あれは塾が一緒のコで・・・それで仲良くなったんだ]

( ^ω^)「・・・」

(;゜∀゜)[志望校が同じだから一緒に勉強してるだけで・・・・恋愛感情は全くない]

( ^ω^)「本当かお?」

( ゜∀゜)[ああ。俺が好きなのはツンだけだ]

それを聞いて安心した。
・・・・という言葉が脳裏に浮んだが、何故か声になって出ることはなかった。


39 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:49:38.92 ID:Nqp0D26S0

( ゜∀゜)[・・・でも、誤解される状況作ったしな・・・ツンには正直に言おうと思ってる]

(;^ω^)「ツンに言うのかお!?」

( ゜∀゜)[ああ。バレてから言うよりも、事前に話しておいた方が後ろめたさもないし]

果たしてその選択は正しいのか、ブーンには決めかねる問題だった。
ジョルジュの言うことも一理あるのだが、ツンの心の傷をますますえぐる事になるのではないか。
自分でさえジョルジュに怒りを覚えたのに、ツンには重荷になるだけなのではないだろうか・・・。

( ゜∀゜)[じゃあそういうことだから]

(;^ω^)「あっ・・・待つお!」

( ゜∀゜)[?・・・何?]

(;^ω^)「・・・いや、なんでもないお。」

( ゜∀゜)[じゃあ、また明日な]

(;^ω^)「ばいぶーだお」

ピッ

電話を切り、携帯電話を充電器につなげた。



42 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:50:18.84 ID:Nqp0D26S0

実はツンには消したくても消せないつらい過去がある。
そう喉まで出かかったが、その言葉を制止した。
自分が言うべきではない。ツンが言いたい時に言えばいいことなのだ。
でもこのままではツンが傷つくのを黙って見ているだけになってしまう。

(;^ω^)(・・・・・・・・やっぱり俺には何もできないお)

もはや自分とツンを繋ぐ存在はジョルジュだけであったが、
ブーンには越えられない壁となって伸し掛かっていた。


45 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:51:51.79 ID:Nqp0D26S0

次の日の3時間目の休み時間。ツンは美術室へ移動していた。

( ゜∀゜)「ツン!」

ξ゜⊿゜)ξ「あ、ジョルジュ君」

美術室へ入ろうとしたところで、ジョルジュに声を掛けられ、立ち止まった。

( ゜∀゜)「今日の昼休みは図書室で勉強するからさ、一緒にいれないんだ」

ξ゜⊿゜)ξ「そっか。分かった」

( ゜∀゜)「で、そのかわりに今日一緒に帰らない?バイトないでしょ?」

ξ゜⊿゜)ξ「え?今日は勉強はいいの?」

( ゜∀゜)「うん。放課後玄関で待ってるから」

ξ゜⊿゜)ξ「わかった」

( ゜∀゜)「じゃあね」



48 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:53:18.99 ID:Nqp0D26S0

いつもならメールで済ませるぐらいの用なのに、どうして今日はわざわざ直接来たんだろう。
と疑問に思いつつも、思いがけずジョルジュと会う事が出来てツンは嬉しかった。
それに今日は久し振りに放課後デートができる。

( ^▽^ )「なぁに~?デートの約束?ほんとラブラブだねー」

ξ*゜⊿゜)ξ「またからかうー!」

授業が終わるの楽しみだな。
果物をデッサンしながら、ジョルジュとどうやって過ごそうかをずっと考えていた。



51 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:54:40.09 ID:Nqp0D26S0



ξ゜⊿゜)ξ「・・・あっ、ジョルジュ君!ごめん待ってた?」

( ゜∀゜)「いや、大丈夫。それじゃあ行こうか」

授業が終わった後に早めに教室を出たつもりだったが、玄関にはすでにジョルジュの姿があった。

ξ゜⊿゜)ξ「どこ行こっか?」

( ゜∀゜)「ああ、俺んち来ない?」

ξ;゜⊿゜)ξ「え・・・ジョルジュ君の家?でも急に悪いな・・・」

( ゜∀゜)「親はまだ仕事だからいないよ。じゃあ行こうか」

なんか今日はジョルジュのペースに振り回されてる気がする・・・。
そう思いつつも、やっぱり一緒にいれるのは嬉しい。
ジョルジュの家に行くのは気が引けたが、素直に一緒に過ごそう。
ジョルジュの後ろを歩きながら、ツンはそう思っていた。



55 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:56:19.57 ID:Nqp0D26S0

( ゜∀゜)「ごめんね、急に呼んじゃって」

温かいココアが入ったマグカップを差し出してジョルジュがツンに声を掛ける。

ξ゜⊿゜)ξ「ううん。・・・・いいの?勉強」

( ゜∀゜)「ああ。センター前の最後の模試でA判定が出たから」

ξ゜⊿゜)ξ「えっ?すごいね!合格確実だね!」

( ゜∀゜)「でもまだまだ油断できないよ。余裕こいて足切りになったら洒落にならないし」

ξ゜⊿゜)ξ「そうだね・・・」

( ゜∀゜)「今までどんなにあがいてもB判定までしかならなかったんだけど、一緒に勉強する人ができてね。
    その人と勉強したり対策問題を交換したりして、やっとA判定取れたんだ」

ξ;゜⊿゜)ξ「へぇ・・・」



59 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 00:58:02.71 ID:Nqp0D26S0

その言葉を聞いて、図書館での出来事を思い出した。
まさか・・・今ジョルジュが話している人が、あの時の女の子・・・?

( ゜∀゜)「その人はクオリティ高校のコなんだけど」

クオリティ高校・・・。市内にある唯一の女子高である。
そして、図書館で見た女の子の制服も、クオリティ高校のものだった。

ξ゜⊿゜)ξ「それって・・・女の子ってことだよね」

( ゜∀゜)「でも、別にそのコのことが好きなわけじゃない。
    ただ志望校が同じで一緒の塾に通ってるからってだけで・・・」

ξ-⊿-)ξ「・・・・・・・・・・・・・」

( ゜∀゜)「俺が好きなのはツンだけだよ・・・」

ジョルジュはそう言ってツンを抱きしめ、額にキスをした。
ふと目が合った時に、ツンは思わずうつむいてしまった。
ジョルジュがツンに触れる時の手はいつものように優しかったが、
その優しさが余計にみじめになった。

時計の秒針の音と一緒に自分の心臓の鼓動が部屋中に響いているのではないかと思うくらい、
ツンの心臓は高鳴っていた。


64 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/04/25(火) 01:00:37.59 ID:Nqp0D26S0

いつものように、誰もいない真っ暗な家に帰宅する。
真っ先に自分の部屋へと向かい、電気もつけずにベッドに飛び込み枕に顔を埋めた。

まさか、自分が問い詰める前にジョルジュから先に言われるなんて、
予想していなかった。心の準備もしていなかった。
ジョルジュがそばにいない今も、未だに居心地の悪さを感じている。

ξ゜⊿゜)ξ(先に言っちゃった方が私に隠さなくて済むからやりやすいんだよね・・・きっと)


ξ゜⊿゜)ξ(ジョルジュ君のこと、信じたい。信じたいけど・・・)

肩のあたりに、ジョルジュに抱きしめられた時の感触がまだ残っている。
いつもの優しい触れ方が、急に偽物のように感じた。

夜の暗闇と心の中の黒い感情が溶け合っていく感覚を覚えながら、
自分も溶けてなくなればいい、そう思った。


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