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( ^ω^)とξ゜⊿゜)ξが愛のあるセクロスをするようです。19

2006-05-11 | ( ^ω^)とξ゜⊿゜)ξ

215 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:04:07.04 ID:gKfAx1gt0

数時間後、バスは無事目的地に到着した。
二人が荷物を持ってバスを降りると、眼前に見慣れた地元の街の風景が広がった。
無事帰ってこれて良かった、という安堵感よりも、現実に引き戻される不安感の方が大きかった。

バスの中、ブーンの膝枕で寝ていたツンはというと、
あれから一時間ほどあの体勢で眠った後に目を覚まし、無言のまま
元の体勢に戻り、再び眠った。
そして20ほど経った後に再び目覚め、今度は完全に起きたようで、ジュースを一口飲んだ後に
”今どこ?”とブーンに尋ねた。
ツンは、ブーンの膝枕で寝ていたことを全く覚えていないようで、今は何食わぬ顔でブーンの隣にいる。

ξ゜⊿゜)ξ「あー、帰ってきちゃったねー。もっと千台にいたかったなー」

ツンは名残惜しそうな表情でバスを見つめていた。



217 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:04:50.40 ID:gKfAx1gt0
( ^ω^)「千台楽しかったお。また行きたいお」

ξ゜⊿゜)ξ「そうだね・・・」

( ^ω^)「ところでこれからどうするお?もう帰るかお?」

ξ゜⊿゜)ξ「うーん、どうしようかな」

( ^ω^)「ご飯食べてから帰らないかお?」

ξ゜⊿゜)ξ「もうそんな時間かー。いいわよ」

二人は近くのファミレスに入って食事を取った。そして1時間半後、二人は別れた。



220 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:06:58.92 ID:gKfAx1gt0

( ^ω^)「ただいまだおー」

二日ぶりの我が家への帰宅。家の懐かしいにおいが鼻をくすぐる。
すごく心が落ち着くのを感じる。やはりなんといっても自分の家が一番だ。

J(‘ー`)し「ブーンおかえり」

( ^ω^)「かあちゃん、お土産だおー」

J(‘ー`)し「あら何かしら?」

母がお土産の入った紙袋の中を見ている間に、ブーンはバッグの中の洗濯物を洗濯機に放り込んだ。
リビングの方で母が嬉しそうにお土産のパールのピアスを眺めているのを見た後に、
洗濯機のスイッチを押し、2階の自分の部屋に行って部屋着に着替えた。

J(‘ー`)し「千台はどうだった?楽しかった?」

( ^ω^)「楽しかったお!チェミかっこよかったお!」

ブーンはその日夜遅くまで、母に千台での思い出話を聞かせた。
母はブーンの話を、ただ黙って嬉しそうに聞いていた。



223 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:08:13.28 ID:gKfAx1gt0
3日後の水曜の夜、ブーンはドクオのバイト先のホーソンを訪ねた。

( ^ω^)「ドクオーお土産だおー」

ブーンがお土産の入った紙袋を差し出すと、ドクオはあからさまに嫌そうな顔をした。
口元がいつにも増して歪んでいる。

('A`)「お前、まさか荻の月とか言わねぇよな?」

ドクオが差し出された紙袋を、少し身をひいて嫌そうな目で見つめる。
ブーンは、そういえばドクオは荻の月が嫌いだったんだっけ、と思った。



225 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:09:13.48 ID:gKfAx1gt0
(;^ω^)「いちおうアヌメイトで買った咲代のフィギュアだお・・・」

('A`*)「マジで!?サンキュー!!」

ドクオは紙袋を奪い取り、早速箱を開封し始めた。

(;^ω^)「ちょwwwwおまwwww仕事中だおwwwwwww」

('A`*)「やっぱパンツは白と水色のしましまだよな」

咲夜のフィギュアを下からの角度で眺めるドクオを見ながら、ブーンは
いっそのこと荻の月を押し付ければよかった、と思った。



229 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:10:18.63 ID:gKfAx1gt0
('A`)「ところで、どうだった?」

( ^ω^)「千台楽しかったお!チェミかっこよかったお」

('A`)「そうじゃなくて」

( ^ω^)「?」

('A`)「ツンがさ」

(;^ω^)「!?」

急にドクオの口からツンの名前が出たからびっくりした。
なんて答えて良いか分からず、ブーンはただドクオの顔を見ていた。


232 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:11:53.67 ID:gKfAx1gt0
('A`)「久々に会ったんだろ?なんか変わりなかったか?ってこと」

(;^ω^)「ああ・・・・別に変わりなかったお」

ブーンの脳裏に、バスの待合室に現れたツンの姿が浮んだ。
本当はツンはずっと大人っぽくなっていた。しかしブーンは、そんなツンを知っていることをなんとなく隠した。
ドクオの知らないツンを知っていたかった。

('A`)「ふーん。あいつももう3年生じゃん?進路はどうなってんの?」

(;^ω^)「・・・・・・・・・・知らないお」

('A`)「はぁ?お前ら一体何の話してたわけ?」



234 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:14:02.91 ID:gKfAx1gt0
そう言われれば、ツンももう高校3年生だ。そろそろ進路をどうするか考えがまとまっていなければならない。
しかし、そんな話はツンとはしなかった。
あんなにたくさん会話をして盛り上がっていて、ツンのことでは知らないことはないと思うくらいたくさんお喋りしたのに、進路については1回も話題に出なかった。
それどころか、自分の今の職業についても聞かれなかった気がする。
聞き漏れはないと思うくらい会話をしたと思っていただけに、ブーンは少しショックを受けた。

('A`)「まぁ別にいいけどね」

ドクオは咲代のフィギュアを大切そうに箱にしまい、レジの後ろのカウンターの上に置いた。



235 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:14:51.56 ID:gKfAx1gt0
ブーンはペットボトルのお茶を買い、ホーソンを出た。
実はドクオに話していないことがもう一つあった。それは・・・

ピピルピルピピ~♪

( ^ω^)「・・・・」
ピッ

『from:ツン
 件名:
 本文:今日もバイト疲れたー。
     ところで、駅で買った牛タン食べた?
     すっごくやわらかくて美味しかったよ 』

(*^ω^)「♪」



238 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:15:54.41 ID:gKfAx1gt0
卒業式以来、ツンからチェミストリーのチケットの件で電話が来るまで一切連絡を取り合っていなかった二人だったが、
千台から帰って以来、毎日メール交換をするようになっていた。
しかも一日一通ではなく、最低でも四通くらいはやりとりしている。
今までもメールのやりとりはしていたが、以前にも増して頻繁にメールを送りあっている。
ブーンは、何かあればツンに真っ先にメールしようと思ったし、何もなくてもメールを送った。
きっとツンも同じ気持ちなのだろう。

すでに次に会う約束もしてある。
2日後の金曜日、ツンが学校が終わってからカラオケに行くことになっているのだ。
ブーンはその日が楽しみで仕方がなかった。
その気持ちが、余計にツンへのメールの本数を増やした。



240 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:17:25.50 ID:gKfAx1gt0
2日後。ブーンは午前中にほした洗濯物を取り込んだ後、午後3時くらいに家を出た。
待ち合わせ場所の駅まではバスと徒歩で30分ほどでつくが、
途中本屋やCDショップに寄ったりしてゆっくり向かおうと思ったのだ。
そういえば、卒業以来一人でゆっくり街を歩くのは初めてかもしれない。
街頭の木々の鮮やかな新緑とそこに吹く爽やかな風は、まるで心がリフレッシュするようだ。

本屋に寄り週刊誌を立ち読みし、CDショップに入り新人アーティストの曲を試聴したりした後に待ち合わせの駅に向かい、
約束の4時半には駅前のベンチで缶コーヒーを飲みながらツンが来るのを待った。



242 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:18:49.89 ID:gKfAx1gt0
約束の時間を5分ほどすぎたところで、遠くからツンが走ってくるのが見えた。
駆け足でブーンの元へ駆け寄る。ツンの制服姿を見るのは卒業式の日以来だ。

ξ;゜⊿゜)ξ「遅くなってごめん!帰りのHRがいつもより長引いちゃって・・・」

( ^ω^)「大丈夫だお。カラオケは5時からの予約だお」

ξ゜⊿゜)ξ「じゃあゆっくり行っても間に合うね。
     ちょっとジュース買って行ってもいい?」

( ^ω^)「じゃあ途中のミミストップに寄るお」

二人はミミストップに寄ってジュースを買い、雑誌を立ち読みした後、カラオケに向かった。
そこは、駅の近くにあり料金設定が安いことから以前からよく二人で利用していた。
いつもの機種を指定し、部屋に入る。


244 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:19:36.14 ID:gKfAx1gt0
ξ゜⊿゜)ξ「ここ来るのも久々だねー」

( ^ω^)「前はよく二人で来てたお」

ツンはソファに座り、バッグからジュースを取り出す。
ブーンはテーブルの上に置いてある食事のメニューやカラオケの料金表を隅にひとまとめにして置く。
ブーンは、テーブルの上が散らかったままの状態が好きではなかった。よくこまめにゴミを片付けたりする。
一方ツンもブーン同様、あまり散らかっているのは好きではなかったが、ブーンが過剰なまでに片付けてくれるので
すっかり任せっきりにしていた。



246 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:20:56.69 ID:gKfAx1gt0
(;^ω^)「ツンは本当にA型かお?」

ξ゜⊿゜)ξ「うちは父がOで母がABだからね。色々混ざってるんじゃない?よくわかんないけど。
      それより、O型って意外にきれい好きなのね」

( ^ω^)「うちは両親ともOで、二人ともおおざっぱだけどきれい好きだお」

ツンはふーん、と相槌をうちながら、カラオケのリモコンをブーンに差し出した。

ξ゜⊿゜)ξ「じゃあ、はい、あんたから歌って」

( ^ω^)「ちょwwwwなんでいつも俺からだおwwwwww」

ξ゜⊿゜)ξ「こうゆうのは年上から歌うもんなのよ!」

またツンのわけのわからない屁理屈が飛び出した。
しかしこんなことは日常茶飯事なので、ブーンは軽く流しながら仕方なしに毎回先に曲を登録していた。



247 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:21:29.19 ID:gKfAx1gt0
ξ゜⊿゜)ξ「ちょっと、飛来ケン歌ってよ」

( ^ω^)「わかったお。じゃあツンはまやや歌ってくれお」

ξ゜⊿゜)ξ「え?やだ」

(;^ω^)「・・・・・・・・・」

ツンはブーンにいつも曲のリクエストをしてくれるが、
ブーンがリクエストする曲はツンはいつも歌ってくれない。
ツン曰く、そういう気分ではないそうなのだが、何度突っぱねられてもブーンは歌って欲しい歌があればリクエストした。
20回に1回くらいの確率で歌ってくれることもあったので、油断禁物だった。



251 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/11(木) 00:23:57.11 ID:gKfAx1gt0
ブーンはとても不思議な感覚に陥っていた。

二人でカラオケに来るのは今まで何度もある。
しかし今日は、今までとは違ってものすごく楽しいというか・・・。
今までももちろん楽しかったのだが、それとは違って、もっとアドレナリンとかなんとかの興奮物質が脳内に溢れてるような、
そんな状態だった。

ツンに対しても、今までとは全く違った感情が芽生えている。
それは恋愛感情とかではなくて、もっともっと大切な何かだと思うのだが、
ブーンにはそれを上手く説明することも表現することもできなかった。


隣で楽しそうに歌うツンを見て、ブーンはツンと同じ気持ちになりたいと思うと同時に、
ツンも自分と同じ気持ちであって欲しいと思っていた。




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