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( ^ω^)とξ゜⊿゜)ξが愛のあるセクロスをするようです。14

2006-05-09 | ( ^ω^)とξ゜⊿゜)ξ

20 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/03(水) 23:48:18.66 ID:PKb+EHXt0
(;^ω^)「結局、就職決まらなかったおwwwwwwwwww」

卒業式から数日後、まだ結果通知がきていなかった企業から、不採用のしらせが届いた。
これでブーンは就職浪人となってしまった。

( ^ω^)「仕方ないお・・・パートでもいいから働くお」

そう思って求人情報を調べていたところへ、一本の電話がかかってきた。

ピピルピルピピ~♪

ピッ
( ^ω^)「もしもしだおー」

( ゜Д゜)「あー、内藤ー?俺俺ー」

( ^ω^)「ギコさんかお?」

ギコとは、ブーンがスーパーでバイトをしていた時に知り合った、微糖園という飲料メーカーの営業の人だ。
年は離れていたが、好きなアーティストが一緒で、音楽の話をするうちに親しくなった。



26 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/03(水) 23:50:15.87 ID:PKb+EHXt0

( ゜Д゜)「お前どこに就職決まったの?」

(;^ω^)「実はまだ決まってないお・・・」

( ゜Д゜)「うっそ?じゃあうちでバイトしね?」

( ^ω^)「いいのかお?」

( ゜Д゜)「ああ。でも土日と祝日だけなんだけど」

( ^ω^)「それでもいいお」

( ゜Д゜)「マジで?助かるわー。休日だけのバイトしてくれる奴、なかなかいなくてよー」



29 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/03(水) 23:51:46.33 ID:PKb+EHXt0

( ^ω^)「いつから始まるのかお?」

( ゜Д゜)「とりあえず来週の土曜の朝8時にお前んちに迎えに行くわ。
    契約書用意しとくから、印鑑持ってきて」

( ^ω^)「分かったお。よろしくだお」

( ゜Д゜)「こちらこそよろしく。じゃー」

( ^ω^)「ばいぶー」

ピッ

(*^ω^)「とりあえずバイト決まったお。
       土日と祝日だけだけどまぁいいお」


こうして、ブーンの半ニート生活が幕を開けた。



32 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/03(水) 23:54:44.96 ID:PKb+EHXt0

翌週の土曜の朝、ギコがブーンを迎えに来た。
ブーンはギコの車に乗り、微糖園の営業所へと向かった。
そこで契約書に捺印し、早速バイトを始めることになった。

ブーンのバイトは、主に管轄内の自販機の補充や、スーパーでの販促・売場作りなどであった。
以前スーパーでバイトをしていたこともあり、体力勝負の仕事には慣れていた。

( ゜Д゜)「お前、思ったよりも要領いいんだな」

( ^ω^)「そうかお?」

( ゜Д゜)「ああ。なかなかよく気が付くし。
    お前みたいのが社員になってくれりゃ助かるんだけどな」

(*^ω^)「フッフ~ン♪」

本来なら、ここで”社員になりたい”と申し出るところだが、この時のブーンの頭には、
そんな言葉は浮んでいなかった。
まだ就職したくないという深層心理の表れか、はたまたただの天然なのか・・・。
それはブーン自身もわかっていない。



35 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/03(水) 23:55:36.07 ID:PKb+EHXt0

ギコのおかげで土日はバイトがあったが、平日は暇だった。
特にする事もないので、一日中家にいて家事を手伝ったりしていた。
ドクオとは割と頻繁にメールのやりとりをしていた。
ある日、ドクオから、”ホーソンの深夜のバイトが決まった”とメールが来た。

( ^ω^)「ドクオがニートにならなくて良かったお」

自分のことよりもドクオのことの方が気がかりだっただけに、その報告は何よりも嬉しいものだった。

平日は引き篭もり・土日はバイト、という妙なバランスの生活をしていたある日、
ドクオの誘いで久々にドクオ宅で遊ぶ事になった。


37 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/03(水) 23:58:35.86 ID:PKb+EHXt0

ピンポーン

ガチャッ
( ^ω^)「お邪魔するおー」

ブーンはドクオ宅のインターホンを押した後、慣れた様子で家の中に入り、
階段を上って2階にあるドクオの部屋のドアをノックした。

コンコン
( ^ω^)「きたおー」

('A`)「おー 入れー」

( ^ω^)「すぐそこの公園の桜が咲き始めてたお」

('A`)「もうそんな季節か。夜以外外に出ないから気付かなかった。
   つーか夜勤明けでねみい」

ドクオはけだるそうな表情でゲームをしていた。
ブーンは荷物をドアの近くのハンガーにかけ、ソファに腰掛けた。
テーブルの上にコップが2つ用意されていたので、ジュースを注いでドクオに差し出した。



40 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/04(木) 00:01:11.48 ID:FLG6IYJq0

( ^ω^)「バイトは慣れたかお?」

('A`)「ああ。もう入って3週間くらい経つからな」

暦は既に4月下旬になっていた。
この街の桜の見頃は、毎年4月下旬からGWかけてで、GWともなると近隣の町村から花見に来る人が多かった。

( ^ω^)「またみんなでお花見に行くお。
      去年のお花見は楽しかったお」

去年の5月の初め頃、ブーンとドクオは、ツンのバイト先を急に訪ねた。
そしてツンがバイトが終わった後に、公園に夜桜を見に行った。
お酒こそ飲まなかったが、ツンのお手製のチョコレートパフェ(といっても急いで作ってきたので
コーンフレークの上にアイスクリームと生クリーム、チョコレートソースがのっているだけだったが)と、
ツンのバイト先のファミレスの厨房のスタッフのはからいでもらってきた唐揚げ、焼きそば、そしてパスタの盛り合わせで、大いに盛り上がった。
3人という少人数ではあったが、気の知れた仲間同士、楽しく過ごす事が出来た。

('A`)「・・・ま、ツンが酔っ払いにからまれて大変だったけどな」

(;^ω^)「・・・・そんなこともあったお」

ツンと出かけると、何かしらハプニングがある。
男の中に女の子が一人だから、目立ってしまうのだろう。


45 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/04(木) 00:02:45.74 ID:FLG6IYJq0

('A`)「そういやツンといえばさー、こないだ電話かかってきたぞ」

( ^ω^)「?なんでだお?」

('A`)「シラネ。
   なんか夜9時半くらいにかかってきて、”あんた今何やってんの?ニート?”って。
   俺が”ホーソンで夜勤してる”っつったら、”バイト決まって良かったねー”とか言ってた。
   あとはもう取り留めのない話をしてた」

( ^ω^)「そうかお」

('A`)「やっべ、きたんじゃね?コレ」

( ^ω^)「?」

('A`)「ツン、俺のこと好きなんじゃね?」

( ^ω^)「wwwwwwwwwwwww」



52 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/04(木) 00:05:16.44 ID:FLG6IYJq0

('A`)「困っちゃうよー、俺には咲代がいるのにー」

( ^ω^)「良かったおwww同じツインテールだおwwwwwwwww」

('A`)「萌えるぜ」



ドクオの冗談にのって盛り上がっているところで、ブーンはふと気付いた。

(;^ω^)(そういえばツンとは電話どころかメールすらしてないお・・・)

卒業式の日にカラオケで盛り上がった後、
何通かメールのやりとりをしただけで、ツンとは連絡を取り合っていなかった。
なぜツンはドクオにだけ連絡を取ったのだろうか・・・?

( ^ω^)(ツンは気まぐれなコだお。
      きっと理由は”ただなんとなく”だお)

そうは思い聞かせたものの、何かがひっかかるのを感じた。
ブーンはその思いを振り払うように、コーラを飲み干した。


56 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/04(木) 00:07:52.99 ID:FLG6IYJq0

ブーンの表情が晴れない様子を、ドクオは見逃さなかった。

('A`)(やっべ、ちょっと調子に乗りすぎたかな)

ドクオは、体をテレビに向けたままブーンの方をチラリと見た。
コーラを無理に飲み干して少しむせた後、ブーンは何事もなかったかのように本棚から漫画本を選んでいた。

('A`)(・・・・・・・・・・まいっか。知ったこっちゃねー。
    つーか三次元なんて萌えねーよ。)

ドクオは再び体をテレビに向けた。



64 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/04(木) 00:10:59.73 ID:FLG6IYJq0

桜は見事に咲き誇り、綺麗な花びらを風にのせて、街中に春を運んでいた。
スイセンやチューリップといった色とりどりの花が街を鮮やかに彩り、春のやわらかな日差しが人々を明るく照らす。

5月に入ったばかりのある日の午後、家でテレビを見ていたブーンの携帯が鳴った。

( ^ω^)「・・・・・・・・ツンからだお!!!!」

携帯の画面には、『着信中:ツン』と表示されていた。
つい先日、ドクオとの会話に出てきたツンからの久し振りの電話だ。
まともに連絡をとるのは、実に1ヶ月半ぶりである。
ブーンはおそるおそる通話ボタンを押した。

( ^ω^)「・・・もしもしだお」

ξ゜⊿゜)ξ「あ、ブーン?私ー。久し振りだねー」

( ^ω^)「おひさだお」

以前と変わらないツンの声に、ブーンは心が落ち着くのを感じた。

ξ゜⊿゜)ξ「ところであんた、5月×日、暇?」

(*^ω^)(デートのお誘いktkr!!!!!!!!!!!!!)



70 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/04(木) 00:13:59.81 ID:FLG6IYJq0

ブーンの体温が一気に上昇していく。心臓の鼓動も急激に早くなった。

(*^ω^)「ひっ、暇だお!!!!!!!!」

ξ゜⊿゜)ξ「私、チェミストリーの千台公演のペアチケット持ってるんだけど」

チェミストリーといえば、ブーンの好きなアーティストで、よくツンにもアルバムを貸したりしていた。
雑誌に載っていれば必ずチェックしたし、よくツンと一緒に本屋へチェミストリーのインタビューが掲載されている雑誌を買いに行ったものだ。
そのチェミストリーのコンサートに、ツンと行ける。しかもツンからのお誘いで。

(*^ω^)「チェミ大好きだお!!!!!」

ξ゜⊿゜)ξ「チケット、買ってくんない?」

(;^ω^)「・・・・・・・・・は?」



73 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/04(木) 00:15:01.73 ID:FLG6IYJq0

意味が分からない。一緒に行こう、という誘いではないのか?

ξ゜⊿゜)ξ「知り合いにチェミファンがいて、×日のチケット取ったけど、都合悪くて行けないらしくて。
      チケット買わないかって言われて買ったはいいものの、一緒に行く人いないし・・・・。
      だからもし良ければ、ブーンが行かないかなーと思って・・・・」

(;^ω^)「俺も一緒に行く人いないお・・・」

ξ゜⊿゜)ξ「ドクオと行けばいいじゃない!」

( ^ω^)「ドクオは夜勤のバイトがあるお」

ξ゜⊿゜)ξ「休み取れないの?」

( ^ω^)「人手が足りなくて、契約休以外は絶対休めないらしいお」

ξ;゜⊿゜)ξ「そうなの・・・?
       あーどうしよう。ヤプオクで売ろうかな・・・・」

( ^ω^)「今から売っても遅いと思うお」

ξ;゜⊿゜)ξ「そうだよね・・・。どうしよっかな・・・」



80 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/04(木) 00:16:42.47 ID:FLG6IYJq0

( ^ω^)「ツンも一緒に行くなら買うお」

ξ;゜⊿゜)ξ「えっ?」

( ^ω^)「2枚買っても俺も一緒に行く人いないし・・・・
     ツンが行くなら俺も行くお」

ξ;-⊿-)ξ「えー、あんたと千台ー?あんた千台行った事あんの?
       言っとくけど私、地下鉄とか乗ったことないよ」

( ^ω^)「何回かあるお。電車も地下鉄も任せるお」

ξ゜⊿゜)ξ「どうしよっかな・・・・・・バイト休めないかもしれないし・・・・」

( ^ω^)「店長に休み取れるか聞いてみてくれお。それで休み取れたら一緒に行くお」

ξ゜⊿゜)ξ「うん・・・・・そうだね。わかった。聞いてみる」

( ^ω^)「取る時は二日取るお。千台へは日帰りで行けなくもないけど、
     コンサート終わってから最終の新幹線で帰るのは、結構疲れると思うお」

ξ゜⊿゜)ξ「わかった、二日ね。取れるか分かんないけど、聞いてみるよ」

( ^ω^)「ktkr」



87 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/04(木) 00:19:16.82 ID:FLG6IYJq0

ξ゜⊿゜)ξ「あー、バス来た。それじゃーね。休みの事決まったらまた電話する」

( ^ω^)「わかったお。ばいぶー」

ピッ

(*^ω^)「ツンと旅行ktkr!!!!!!!!」

ブーンは思わずガッツポーズをした。

( ^ω^)「・・・・・・でも嘘ついちゃったお」

実は、ドクオがバイトを絶対休めないというのは、口から出たデタラメだった。
ツンと旅行に行きたいが為に、ブーンは嘘をついたのだ。
でもまさか、こんなにうまくいくなんて。自分には詐欺師の才能があるのかもしれない。

( ^ω^)「それにしてもチェミのチケット買わされるなんて、ツンはお人よしだお」

ツンは男性には冷たい態度を取るが、女性に対しては(特に年上の女性には)逆らう事ができない性分だった。
今回も、大方、バイト先のスタッフにチケットを買ってくれと頼まれ、断りきれずに買ってしまったに違いない。
ブーンはそう予想した。



91 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/04(木) 00:21:17.06 ID:FLG6IYJq0

( ^ω^)「ツンは損な性格だお」

男性に対しても、ただ冷たい態度を取り続けるわけではない。
冷たい態度を取った後は、何気ない優しさを見せる。きっと、ツンなりの罪悪感があるのだろう。
その結果、無意識のうちに飴と鞭の行為を男性にしている時があるのだ。
それに勘違いをしたクラスメートに熱烈なアタックをされたことがある、とツンが言っていたのを思い出した。

何はともあれ、ツンと旅行に行けるかもしれない。
不測の事態ではあったが、なんだか上手く転がりそうな気がする。

(*^ω^)「楽しみだお」

ブーンは、心が今だかつてないほど軽やかなのを感じた。



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