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( ^ω^)とξ゜⊿゜)ξが愛のあるセクロスをするようです。28

2006-05-24 | ( ^ω^)とξ゜⊿゜)ξ

10 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:07:38.84 ID:SPyEXPT60
ツンと手を繋いでいるととても気が安らぐ。
自分の手におさまるほど小さなツンの手は、とても柔らかくて、そして少しでも力を入れれば折れてしまいそうなくらい繊細だった。
ずっとつないでいたい。ずっと守ってあげたい。
ブーンの心には、そんな気持ちが芽吹いていた。



( ゜Д゜)「おいブーン、彼女とはうまくいってんのか?」

( ^ω^)「まぁぼちぼちだお」

( ゜Д゜)「どお?あれから行った?ホテル」

( ^ω^)「まだ行ってないお」

( ゜Д゜)「ええええええええええええええ
    まだ行ってねーの?てっきりもう行ったもんだと・・・・」

( ^ω^)「俺も意外と奥手だおwwwwwwwwwww」

( ゜Д゜)「自分で言うな」



13 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:08:29.83 ID:SPyEXPT60
補充に向かうトラックの中で、ギコはタバコをくわえながら車を運転していた。

( ゜Д゜)「つーかあのサボった日から何週間か経ってんじゃんよ?」

( ^ω^)「もうそんなに経つかお・・・」

( ゜Д゜)「まぁ別にいーけど。大切にしてるってことなんだろ?」

( ^ω^)「・・・・そんな感じだお」

ギコはうんうん、と首を縦に振りながら、灰皿にタバコの灰を落とした。
そして再びタバコをくわえ、煙をふう~っと吐いた。

( ゜Д゜)「あー俺もセックスしてぇなー」

( ^ω^)「そういえばあの時付き合ってた彼女はどうなったんだお?」

( ゜Д゜)「とっくに別れたよ。お前がスーパー辞めたあたりかな」



16 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:09:35.14 ID:SPyEXPT60
( ^ω^)「そうかお・・・それからは誰とも付き合ってないのかお?」

( ゜Д゜)「ああ。なかなか出会いがないしな」

( ^ω^)「・・・・・」

( ゜Д゜)「まっ、別に欲しくて作るものでもないしな。
   今は一人の方が気楽だし」

( ^ω^)「ギコさんは結婚願望はないのかお?」

( ゜Д゜)「あんまないな。
    お前は?今の彼女と結婚してーの?」

( ^ω^)「俺は・・・・・・・・・
      よく分からないお。ずっと一緒にいたいとは思うけど・・・」

( ゜Д゜)「結婚なんてあくまで制度だしな。
    別に結婚しなくても充分幸せに暮らせると思うけど」

( ^ω^)「・・・・」



20 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:11:39.87 ID:SPyEXPT60
( ゜Д゜)「けど女ってのはそうもいかないみたいだぜ。
    形あるもので証明してもらいたがる」

( ^ω^)「そうなのかお」

( ゜Д゜)「価値観とか合わないとやっぱ難しいよな」

( ^ω^)「・・・・・・・・」

流れていく景色を助手席を眺めながら、ブーンはツンのことを考えていた。
幼い頃から放任主義の家庭で育ち、今もほとんど両親と顔を合わせることなく暮らしている。
きっとツンはずっと寂しい思いをしてきたに違いない。
その分、家族愛を人一倍求めてきたのではないだろうか?
そして、それにともない結婚して家庭を持ちたいという願望が人よりも強いのではないだろうか。

まだ高校生のツンがそこまで考えているか分からないし、
一人でいくら考えても推測の域を出ない。

ブーンは助手席の窓のへりに肘をかけて頬杖をつきながら
次々と移り変わる風景を眺めていた。



23 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:12:42.74 ID:SPyEXPT60



ξ゜⊿゜)ξ「おまたせー」

約束の時間より少し前にツンが待ち合わせ場所にやって来た。
今日は土曜日。二人一緒の休みの日だ。

( ^ω^)「あと15分くらいでバス来るみたいだお」

ξ゜⊿゜)ξ「あっ、じゃあコンビニでジュース買っていい?」

( ^ω^)「おk」

今日は郊外にある大型のショッピングセンターに行く約束をしていた。
田舎の中心街はとても狭い。一日あれば余裕で全部見て回れるほどの狭さだ。
だから遊ぶところが限られてくるので、今日はちょっと遠いが郊外まで足を伸ばそうという話になったのだ。



26 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:14:17.06 ID:SPyEXPT60
コンビニで飲み物を買い、バス停へ向かうと、すでにショッピングセンターに直行するバスが停車していた。
二人は慌ててバスに乗り、一番後ろの席に座った。
ほどなくして、バスが走り出した。

ξ゜⊿゜)ξ「私、バスであっちの方行くの初めて」

( ^ω^)「俺もだお。いつもかあちゃんと車で行くお」

ξ゜⊿゜)ξ「郊外型が進むとやっぱ車がないと不便だよね」

( ^ω^)「・・・・・・・・・・・年内には免許取りに行くお」

建物が少なくなり、周りの景色がどんどん殺風景になっていく。
田んぼや畑が多くなり、目に付くものに緑が多くなっていく。

( ^ω^)「田植えして結構経ったのかお?田んぼの稲がちょっと伸びてるお」

ξ゜⊿゜)ξ「あー、そういや先月田植えで休んだ人いたなぁ」



28 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:15:12.49 ID:SPyEXPT60
地方には兼業農家を営む家庭が多く、5月下旬になると天気の良い日を利用して田植えをする農家が多い。
家が農家の子供は、学校を休んで田植えや稲刈りをすることもあるのだ。
田植えの時期から約一ヶ月が過ぎ、少しではあるが稲が青々と伸びていた。

( ^ω^)「そういえばドクオも、ばーちゃんちが農家だからってよく田植えに行ってたらしいお」

ξ゜⊿゜)ξ「あー、そういえばそんなことも言ってたねw」

( ^ω^)「”気ままな俺には農家が性に合っているかもしれない・・・”」

ξ゜⊿゜)ξ「ちょっとwそれドクオの真似?w」

( ^ω^)「”人間よりも、自然と対話していた方がよっぽど有意義だ。自然は嘘をつかないからな・・・”」

ブーンがドクオの口ぶりを真似ると、ツンは腹を抱えて笑った。

ξ゜⊿゜)ξ「農家こそあいつに合わないものはないわよw」

涙目になりながら、いつまでもいつまでも笑い合った。



31 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:17:31.27 ID:SPyEXPT60
やがてバスは目的地につき、二人はバスを降りて店内に入った。
土曜日なので人がとても多い。この街は郊外型が進んでおり、休日ともなれば中心街よりも、
車で郊外にあるショッピングモールに出かけるのだ。
食料品、洋服、下着、家具、食器、化粧品、スポーツ用品・・・
欲しいものは大抵揃うし、歯医者や内科などの診療所や、美容院があるショッピングセンターも多くなってきた。
一箇所で用が済むというのは何よりも便利なので、利用者は中心街と比べ物にならないくらい多いのだ。

( ^ω^)「ツン、迷子になるなお」

ξ゜⊿゜)ξ「うん、ちゃんとついてく」

そういってツンはブーンの親指をつかんだ。
本来ならここでは手をつなぐところなのだが、ツンの手は特別小さい上に、ブーンの手は長身なだけあって人より少し大きめで、
手をつないでいるとツンの手の疲労が激しいらしいので、ツンの一番無理のないつなぎ方ということで、親指をつかむので落ち着いたのだった。



33 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:18:36.83 ID:SPyEXPT60
ξ゜⊿゜)ξ「そういえば私、生まれてきた時1800グラムだったらしいよ。
     どんだけ未熟児だったのよって感じじゃない?」

( ^ω^)「ちょwwwwwよくここまで無事に育ったおwwwwwwwwww」

ξ゜⊿゜)ξ「そうだよねー。随分大きくなって」

( ^ω^)「・・・・・・・大きいのは態度だけだお」

ξ#゜⊿゜)ξ「てめぇ今なんつった?」

( ^ω^)「うはwwwwwwwwwwwwwなんでもないおwwwwwwwwwwwwwwwww
      元不良はおっかないおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ξ゜⊿゜)ξ「で?あんたは何グラムだったの?」

( ^ω^)「俺は3900グラムだったらしいお」

ξ;゜⊿゜)ξ「でかっ!初産にしては随分大きかったのね」

( ^ω^)「テラピザスwwwwwwwwwww」



36 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:21:32.49 ID:SPyEXPT60
ショッピングセンター内を一店舗ずつ見てまわりながら、他愛もない話をする。
ツンは興味の先がたくさんあるようで、あっちに行ったかと思えばこっちに行ったり、かなり連れまわされた。
正午を少し過ぎたところでファーストフードを食べて昼食を済ませ、午後は映画でも見よう、という話になった。

ξ゜⊿゜)ξ「何見る?私あんま映画って興味ないんだよね」

( ^ω^)「俺もだお。どうせビデオになったりテレビではいると思うと映画館で見る気にならないお」

ξ゜⊿゜)ξ「・・・・・・・・・・まぁでも・・・・せっかくだし、ねぇ?」

( ^ω^)「とりあえず何が上映されてるか見に行くお」

二人は映画館の方へと向かった。
お昼を過ぎ、更に人が多くなったような気がした。



38 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:23:12.68 ID:SPyEXPT60
人通りの多い通路を肩を並べて歩いていると、どこからか小さな女の子の泣き声が聞こえた。
特に気にとめることなく歩いていると、二人が歩いている少し先に、2~3歳くらいの女の子が歩きながら大泣きしているのが見えた。

( ^ω^)(?迷子かお・・・?)

川; д;)「ママァー!ママァー!」

周りを見渡しても、その子の母親らしき人物が見当たらない。
大声で泣くその女の子を見た周りの大人たちは、”あら、迷子?”と言い合いながら通り過ぎている。
誰も、その女の子に声を掛ける者はいなかった。

ブーンはその光景を見て、周りと同じように通り過ぎようとした。



39 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:23:38.61 ID:SPyEXPT60
その瞬間、ツンがその子の元へ駆け寄った。

ξ゜⊿゜)ξ「お嬢ちゃん、どうしたの?迷子になったの?」

その女の子は立ち止まり、ツンの方をじっと見つめた。

ξ゜⊿゜)ξ「ママがどこか行っちゃったの?」

川; д;)「ママ・・・・・・・」

ツンはしゃがんでその子と目線を合わせると、涙をハンカチで拭き取ってあげた。



40 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:25:08.53 ID:SPyEXPT60
ξ゜⊿゜)ξ「大丈夫だよ、泣かないで。絶対ママ見つかるから」

川‘ д‘) 「・・・・・・・・・」

川; д;)「ママ・・・・」

ξ゜⊿゜)ξ「ああ、泣かないで。大丈夫だから、ね?」

ツンはそう言って頭を撫でてあげた。
女の子はこくんと頷いて、ツンの服の裾を掴んだ。

ξ゜⊿゜)ξ「お名前は?何て言うのか教えて?」

川‘ д‘) 「みなちゃん」

ξ゜⊿゜)ξ「みなちゃんね、いくつかな?」

川‘ д‘) 「3歳」

みなと名乗る女の子は、指で不器用な3を作って答えた。



42 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:26:59.86 ID:SPyEXPT60
ξ゜⊿゜)ξ「今日はママと来たの?」

川‘ д‘) 「ママとパパと、ゆうくん」

ξ゜⊿゜)ξ「じゃあお姉ちゃんがママとパパとゆうくんを捜してあげるから、一緒に行こう?」

女の子が再び頷く。ツンはにっこり微笑んで「いい子だね」と言って頭を撫でた。

ξ゜⊿゜)ξ「じゃあ行こう。抱っこしてあげよっか?」

ツンが軽く両手を広げると、女の子はツンの胸に飛び込んだ。
よいしょ、と勢いよく女の子を抱き上げ、ツンは立ち上がった。


45 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:28:25.63 ID:SPyEXPT60
ξ゜⊿゜)ξ「ブーン、サービスカウンター行くよ」

( ^ω^)「おっ?・・・・うんだお」

ツンが女の子を抱いたまま、すたすたと歩き出す。ブーンはそれについて行った。

ξ゜⊿゜)ξ「今ね、ママを捜しに行くからね。心配しないでね」

ツンが女の子に飛び切り優しい口調で声を掛けている。
こんなツンを見るのは初めてだ。ブーンは少し戸惑った。
女の子に目をやると、ツンをすっかり信用しているのか、服にしっかりしがみついて身を委ねていた。



46 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:29:13.82 ID:SPyEXPT60
やがてサービスカウンターにつくと、ツンはカウンターのスタッフのもとへ歩み寄った。

ξ゜⊿゜)ξ「すいません、このコ、1階のコムザの前で迷子になってたんですけど」

スタッフに説明した後、カウンターの前に並んである椅子に女の子を座らせた。

ξ゜⊿゜)ξ「みなちゃん、ここにいればママすぐに見つかるからね」

女の子が小さく頷いた。
ツンはにっこりと微笑み、女の子を頭を撫でてあげた。

ξ゜⊿゜)ξ「じゃあね、私もう行くからね」



47 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:29:59.08 ID:SPyEXPT60
ツンが立ち上がろうとすると、女の子は不安そうな顔でツンのスカートの裾をつかんだ。
ツンは再びしゃがみ、女の子に「大丈夫だから」と言った。

ξ゜⊿゜)ξ「ここのお姉さんがみなちゃんのママたちを捜してくれるから」

川‘ д‘) 「・・・・・うん」

ξ゜⊿゜)ξ「おりこうさんだね」

ツンは立ち上がり、スタッフに「宜しくお願いします」と頭を下げた。
そして女の子に手を振り、サービスカウンターを後にした。



48 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:30:40.45 ID:SPyEXPT60
ξ゜⊿゜)ξ「ごめんね、遅くなって」

( ^ω^)「ツン・・・・・・。ツンって子供好きだったのかお?」

ξ゜⊿゜)ξ「え?どっちかと言われればあんま好きじゃないよ」

(;^ω^)「ちょwwwwwww」

ξ゜⊿゜)ξ「でもさ、迷子って放っておけないじゃん。
      他の人は見て見ぬフリしてたし」

( ^ω^)「ツンのこと見直したお」



50 :1 ◆stb.HbmXsI :2006/05/24(水) 00:32:49.60 ID:SPyEXPT60
ξ゜⊿゜)ξ「お店にも子供来るから扱い慣れてるだけ。
      でも別にこんなの普通でしょ?」

( ^ω^)「なかなかここまでできないお・・・・・俺なら無視しちゃうお」

ξ゜⊿゜)ξ「じゃあ今度から迷子はサービスカウンターに連れて行きなさいね」

( ^ω^)「・・・・・・・はいお」

ツンは「それにしても3歳児って重いのね」と呟きながら、運動前のストレッチのように手首を振っていた。
ブーンはふと、以前ギコと話した会話を思い出した。




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