2007/01/31(水)01:14
( ^ω^)が料理人になるようです(第十三章中)
22 名前: ◆RDnvhIU7bw [sage] 投稿日:2007/01/15(月) 01:06:13.60 ID:ajC0DBd70
5階建てビルの頂上にそびえたつひげコック。
こんなシュールな光景ははじめて見た。
ξ゚△゚)ξ『…だれよコレ』
ツンがそんなどうでもいい感想を述べる。
(*゚∀゚)『なんでもこのビルのご主人だってさ!! さ、まずはココから見ていこう!!』
( ;^ω^)(なんて無駄な豆知識だおwww)
ツーさんに先導されてビルに入った僕は度肝を抜かれてしまった。
そこにあるのはありとあらゆる食器・鍋・調理器具。
見た事がある物から見た事がない物までずらりと並んでいる。
(*゚∀゚)『さしづめ調理道具のドンキ・ホーテってトコかな!!
ここだけでも欲しい物全部見つかるって言っても過言じゃないね!!』
( ^ω^)『ハ、ハァ…』
これだけ揃ってると色々欲しくなって衝動買いしてしまいそうだ。
すでに中華鍋やスープを作る寸胴鍋が欲しくなっている。
ツンも何やら皿を一枚手にとってまじまじと眺めている。
(*゚∀゚)『あっはっは!! 今からそんなんじゃ欲しい物買う前に資金尽きちまうよ!!
この街は料理人の強い味方だけど、魅力的過ぎてお財布には大敵だからね!!
まずはこの店で免疫つけないと、あっと言う間にお財布空っぽさ!!』
ツーさんはそう言って豪快に笑った。
23 名前: ◆RDnvhIU7bw [sage] 投稿日:2007/01/15(月) 01:10:17.43 ID:ajC0DBd70
1階奥で包丁を見させてもらう。
左利き用の包丁も揃っていて、この街がどれほど料理人にとって重要なのかよく分かる。
残念なのは僕のイメージにピンと来る包丁がなかった事だ。
ツンはさっそく皿を何枚か買い込んだようで、
何故だか僕はそれを持たされている。
('A`)『この街には幾つも包丁専門店がある。そこを全部見てから決めても遅くないだろ』
ドクオの言葉に自分を納得させ2階に上がる事に。
階段にも陳列棚が並び、所狭しと調理道具が並んでいる。
なるほど、確かに調理道具のドンキ・ホーテって感じだ。
それを買うわけでもないのに眺めながら階段を登っていると…
(´・ω・`)『おや?』
見慣れたしょぼくれ顔とバッタリ遭遇した。
26 名前: ◆RDnvhIU7bw [sage] 投稿日:2007/01/15(月) 01:16:01.31 ID:ajC0DBd70
(´・ω・`)『君達、今から買い物かい?』
ショボンさんが普段と全く変わらないどこか困ったような笑顔で言った。
(*゚∀゚)『あれま、ショボンさん!! まさか本当に会えるとは思ってなかったよ!!』
('A`)『もっと早い時間に来るって聞いてましたからね』
ショボンさんはチラと2階フロアを見て
(´・ω・`)『確かに家を出たのは午前中だけどね。
ちょっとツレが原宿で洋服を買いたいって言い出してさ。
付き合ってたら遅くなってしまったんだ』
( ^ω^)『ツレ?』
僕ら4人もショボンさんの目線を追ってみる。
確かにその先では一人、店員と何やら話しこんでいる。
問題はその服装が黒いヒラヒラのついたメイド服…いわゆるゴスロリファッションだと言う事だ。
ξ゚△゚)ξ『…ジミー、ちょっといいかしら?』
それを見るなり階段を降りたツンが手招きする。
僕の答えは決まっている。
( ^ω^)『呼んだかい、ナンシー』
29 名前: ◆RDnvhIU7bw [sage] 投稿日:2007/01/15(月) 01:20:24.86 ID:ajC0DBd70
ナンシー将軍閣下の命令により僕らは階段下に集合した。
ショボンさんはそんな僕らを見て頭の上に大きなクエスチョンマークを付けていたが、
上階の女性との約束もあるらしく退屈そうに陳列棚を眺めている。
ξ^ー^)ξ『ジミー。 まずは標的の詳細を説明して』
( ^ω^)『OK、ナンシー。 我らが敬愛する料理長のツレは女性と確認しましたおwww』
(*゚∀゚)『それだけじゃ報告が足りないよ、ジミー。
将軍、【ゴスロリファッション】【原宿】以上のキーワードから
ターゲットは10代の女性と思われます』
('∀`)『ショボンさんから浮いた噂聞かないしな…娘さんかもしれないぜ』
ξ^ー^)ξ『流石ねキャサリン、ボブ。
娘さんにしても彼女にしても
ξ´・ω・`)ξ
こんな顔してるのは間違いないわね』
( ^ω^)『ちょwwwバロスwww』
そんな会話で盛り上がっていると、ショボンさんが用事を終えたらしいゴスロリファッションを連れて階下に来た。
川*゚ -゚)『む。内藤ではないか。これも運命の赤い糸…』
( ^ω^)'A`)゚△゚)ξ*゚∀゚)(ちょwww待てwww)