2004/06/23(水)16:54
存在理由 第三話
「さぁ、今日から君もアッサシンだよ。私のことはマスターと呼んでくれ。・・・まぁ、まずは柚由のもとで殺しの技術を学んでからだな。柚由、頼んだぞ。」
「はい。マスター。」
私は呆然としていた。ちょっとまってよ。何で私が―――。
「私はそんなこと聞いてないわ!!!なんでそんなことを・・・。」
私の問いに柚由さんが答える。
「ここに来たからにはそうする他ないのよ―――。」
つらそうな目をしていると思った。―――そうか、ここに居る人はみんなつらいんだ。でもそうするしか道はないんだ・・・。
「・・・わかりました・・・。」
こうしてその日から私は「アッサシン」になった。