2004/06/21(月)19:27
存在理由
もう日常的になっていた―――殺人。
私はもう壊れてしまったんだ。傷つくというココロが―――。
「存在理由」
パチッ!
目が覚める。あぁ、またあの夢だ。もう見たくないのに・・・。
私は杏。学校には通っていない。なんでって?それは・・・それは・・・。
「お~い!杏、依頼がきたみたいだよ!早く降りてきて~!!」
あ~ぁ。また仕事か・・・。昨日終わったばかりなのに。―――その仕事っていうのは・・・殺しなんだ。
私は小さい頃から孤児院で暮らしていた。で、1人ぼっちだった。友達はいなかったのかって?それがいなかったの。実は私、ハーフみたいで目とか青いのよね~・・・。で、みんなから避けられてたの。。
そんな時だった。私を引き取ってもいいって言ってくれる人が現れたのは。私はすごくうれしくてすぐさまその話に飛びついた。
その人はまぁ、見かけで言えば40歳近くに見えた。でももっと若そうにも見えるしよくわからなかった。
「君が杏ちゃんかい?私は長谷川というんだ。―――杏ちゃん、私の家で暮らさないかい??」
私は感無量だった。半分、1人ぼっちのまま人生が終わっちゃうんじゃぁ・・・。なんて考えたりしてたから。
続く