第三話44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 21:39:15.69 ID:kJnyq73i0第3章 序盤戦 ξ゚△゚)ξ「ストレートとスライダー・・・。」 ('A`)(?) ξ゚△゚)ξ「あのピッチャーが投げた球種よ。得意球は投げないのかしら?まあ、何が来ても打ち返すけどね。」 ('A`)(挑発か?・・・まあいい、とりあえずインコースストレートだ。コースは一杯だ外れてもいい) そう言うと、ブーンは頷き。1球目を投げる。 (審・∀・)「ストライーック。」 インコース一杯に決まった直球にツンは手を出さなかった ('A`)(次はスローカーブだ。外気味でいいから、低めは意識しろよ。) ξ゚△゚)ξ「クッ・・・。」 次のスローカーブにまったくタイミングが合わず、ツンは空振りしてしまう。 ('A`)(口だけか?タイミングがまったく合っていない。もう1球いけるな。次は外して様子を見よう。) 次のスローカーブが外れて、2ストライク1ボール。しかし、毒男はツンが手を出しかけたことに気がついていた。 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 21:45:22.76 ID:kJnyq73i0 ('A`)(これでストレートで三振だが、スローカーブにまったくタイミングが合っていなかった。これはスローカーブで・・・) ξ゚△゚)ξ(フフッ、私の演技に気づいたかしら?普通ならストレートで三振を取りに来るわ。 でも、私がバットを出しかけたのには気づいてるはず、それなら・・・) ('A`)(ここは・・・スローカーブだ。) ξ゚△゚)ξ(スローカーブね。) 「カキーーーーンッ」 ブーンの投じた1球は、ライトの頭上を超えスタンドに消えていった。 (実・∀・)「入ったー。先制点は、ツン選手のバットから生まれました。」 (解・∀・)「これで、かなり有利になりましたね。」 ('A`)(くっ、甘かったか・・・) ( ^ω^)「打たれたお・・・。先制点取られたお。」 (-@∀@)「1点くらい大丈夫です。3打席あれば打てます。」 ( ゚∋゚)「気にするな。それより、これから崩れるなよ。」 (´・ω・`)「気楽に行こう。まだ序盤だ。」 (-_-)「勝てるかなぁ・・・。」 ( ゚∋゚)「お前はまた・・・。」 ( ^ω^)「もういいお。みんなありがとうだお。なんかやれそうだお。ツン一人に怖がってても仕方ないお。こっちはみんなで勝つお。」 ('A`)「ああその意気だ。さっきのは俺のリードミスだ。お前の球威は落ちてない。」 みんなはブーンを励まし、自分たちのポジションへ戻った。 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 21:47:35.21 ID:kJnyq73i0 ( ^ω^)(珍は三振マシーンって言ってたから、気が楽だお。) ('A`)(おい、それでも気は抜けないぞ。低目を意識しろよ。) 1球目はスライダーから入り、2球目、スライダーを外に外し、インコース低めの厳しいコースにストレートを決めて、 最後は、スローカーブで三振に斬って取った。 (*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ(悲)」 48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 21:50:07.48 ID:kJnyq73i0 ('A`)(次は四位か・・それにしても、完全なワンマンチームだな。これが、このチームの戦い方なのか?) (*゚ー゚)(すっ) ('A`)「なっ?」 (実・∀・)「おーっと、初球セーフティバントだ。三塁線にボールが転がる。」 ( ゚∋゚)(くっ、スタートが遅れた。・・・だが間に合う・・・か?) 鳥山は体制を崩しながら、ファーストへ送球した。 (実・∀・)「これは、きわどい判定になりそうだー。判定は??」 審判の判定に、息を呑むブーンたち・・・ (審・∀・)「ア、アウトー。」 (実・∀・)「間一髪アウトだーー。」 (解・∀・)「右打席だったのが、残念ですね。1歩の差が出た形でしょうか。それにしても狙いは良かったですね。」 ( ^ω^)「助かったお。」 ( ゚∋゚)「まあ、バックを信頼して、打たせて取っていくしかないしな。それが俺たちのやり方だろ? いつも通りだ。いつも通り点も取られてるしなw」 ( ^ω^)「ひどいおwww」 ( ゚∋゚)「俺たちが取り返してやるよw」 51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 22:09:31.68 ID:kJnyq73i0 ('A`)(御菓子か・・・下位打線は、低めに集めれば大丈夫だろう。) (・ω・)ノ■「御菓子食べる?」 ('A`)「ちょwwい、いらねえよ。」 御菓子は、3球目を引っ掛けショートゴロに倒れた。 (実・∀・)「3アウトチェンジです。1点は失いましたが、まだ試合はわかりませんね。」 (解・∀・)「2nd高校の方が今のところ有利ですが、終盤になればVip高校も目が慣れてくるでしょうし、 まだどちらに転ぶかわかりませんね。」 ( ゚∋゚)「よし、打ってくるか。」 ( ^ω^)「まず1点だお。」 ('A`)(・・・無理だ。1順目は、全員打てない・・・勝負は終盤だ。そしてツンを抑えるしかない。1打席目はやられたが次は打たせない。) 毒男の予想は的中した。 ( ゚∋゚)「速い。・・・打てなかった。」 (´・ω・`)「振ったとこより、明らかに上にボールが来ている。」 2者凡退。しかも、2者連続三振。そして、ブーンの打席を迎えた。 54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 22:22:54.98 ID:kJnyq73i0 ( ^ω^)(どれだけ速いお?) 1球目が投じられる。ここまで、全部ストレートだ。 ( ^ω^)(速い・・・こんなボール打てるのかお??) ブーンは不安になった。今だ誰もボールに当たっていない現実を、受け止めることしか出来なかった。 そして、この試合に勝つことの難しさを思い知らされた。 ( ^ω^)(ブンッ) (実・∀・)「空振り三振ーーー。この回も、3者連続三振。前の回からを合わせると、6者連続三振です。」 (解・∀・)「すごいとしかいいようがないですね。しかも、ここまでストレートのみ。 ストレートだけで、三振が取れる投手って言うのは凄いですね。」 ブーンは、緊張の糸が切れ始めていた。1点の重み・・・それを知らされようとしていたからだ。 |