第十一話54 : ◆Urz3/eAJDE :2006/10/04(水) 23:33:48.85 ID:/FxFg5fp0第11章 高校最後の夏 ( ^ω^)(あ、当たった。そ、そうだ早く走らないと) 「ダダッ」 ブーンは無我夢中で走っていた。1塁ベースを回ったところで何かにぶつかった。 「ドーン」 ( ^ω^)痛いお・・・ そこにいたのは、小本だった。 ( ^ω^)「何してるお?早く走るお。」 (´・ω・`)「ん?おまえ打球見てないのか?ホームランだよ。ホームラン。」 走りながら小本はそういった。 ( ^ω^)「ホームラン?おいらが打ったおか?」 (´・ω・`)「ああ、そうだ。」 そういうと小本は、レフトスタンドの観客を指差した。 (´・ω・`)「あのあたりに入ったよ。打球を見てないのによく打てたな。」 ( ^ω^)「無我夢中に振りぬいたお。打った後は何も見えなかったお。」 (´・ω・`)「たいした奴だな。お前は・・・本当に試合を決めちまいやがった。」 ( ^ω^)「えへへ、だお・・・夢じゃないおね?」 (´・ω・`)「ああ、夢じゃないよ。みんなが待ってるぞ。早くホームに帰ろう。」 55 : ◆Urz3/eAJDE :2006/10/04(水) 23:37:30.45 ID:/FxFg5fp0 ホームに帰ったブーンには、手痛い祝福が待っていた。 「バシッ、バシッ、バンッ」 ミ・д・ミ「スゴイミャー。」 (-@∀@)「ナイスバッティングですね。」 ('A`)「マジで決めちまうとわなw」 ( ゚∋゚)「俺の手柄取りやがって。」 (´Д`)「さすがもなー。」 (,,゚Д゚)「ゴラァー。俺が決めるはずだったのに。」 (-_-)「すごいね。」 ( ^ω^)「ちょwwみんな痛いお。」 ξ゚△゚)ξ「・・・・負けたわね。勝ちたかったなあ。このチームで・・・」 ツンはなんだか寂しそうだった。 (・(ェ)・)「・・・」 ξ゚△゚)ξ「やっぱり、勝ちたいって気持ちが足りなかったのかしら?」 (・(ェ)・)「執念・・・クマかね・・・。」 ξ゚△゚)ξ「リベンジしたいわ。プロで・・・・」 (・(ェ)・)「ツン・・・僕の分もお願いするクマ。」 ξ゚△゚)ξ「なにいってるの?あなたも行くのよ。プロに・・・」 (・(ェ)・)「無理クマよ。」 ξ゚△゚)ξ「やってみなきゃわからないじゃない。」 (・(ェ)・)「それにまだ、内藤もプロに行くかどうか・・・」 ξ゚△゚)ξ「そうと決まれば特訓よ。」 (・(ェ)・)「ちょwwwむちゃくちゃクマーーー。」 56 : ◆Urz3/eAJDE :2006/10/04(水) 23:40:23.50 ID:/FxFg5fp0 (実・∀・)「劇的なサヨナラ勝ちだーーーーー。満塁ホームラン。グランドスラム。これは凄い試合になりましたね。」 (解・∀・)「最後まで目の離せない、本当にすばらしい戦いを見せてくれました。両チームに拍手を送りたいですね。」 「ウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」 試合終了のサイレンが鳴る。そして、観客から大きな激励と拍手が両チームに贈られた。 (審・∀・)「全員整列。7対4でVip高校の勝利。ありがとうございましたー。」 一同「ありがとうございました。」 ξ゚△゚)ξ「はじめは怒ってごめんなさい。良い勝負だったわ。」 ( ^ω^)「おいらも悪かったですお。」 ブーンは、ツンの変わりようにびっくりしていた。 ( ^ω^)(こっちが本当の顔かお?) ξ゚△゚)ξ「今度は、プロの世界で会いましょ・・・次は私が勝つけどね・・・フフッじゃあね。」 そういい残すと、ツンはベンチへ帰っていった。 ( ^ω^)(プロかお?・・・・) 57 : ◆Urz3/eAJDE :2006/10/04(水) 23:45:40.36 ID:/FxFg5fp0 (ア・∀・)「それでは勝利チームのインタビューです。四名監督に来ていただきました。おめでとうございます。」 ( `ハ´)「ありがとうございます。」 (ア・∀・)「それでは、優勝した感想をお聞きいたします。」 ( `ハ´)「みんなが自分の役割を果たしてくれたのが大きいですね。」 (ア・∀・)「試合中のバントの指示ですが、あれは監督の指示ですか?」 ( `ハ´)「あれは私の指示です。みんながツン選手にタイミングがあっていなかったので目を慣らせるために指示を出しました。 あれが結果として出たのは大きかったですね。」 (ア・∀・)「四名監督ありがとうございました。続いて投打に活躍した内藤選手です。おめでとうございます。」 ( ^ω^)「ありがとうですお。」 (ア・∀・)「幾度となくピンチを迎えましたが、投げていてつらかったことはなんですか?」 ( ^ω^)「投げても点が入らなかったことですお。でも、チームを信じられるようになってからは恐いものはなかったし、 投げてもつらくなかったですお。」 (ア・∀・)「最後のホームランですが、あれは狙ってたのですか?」 ( ^ω^)「そんなことできませんお。おいらは、無我夢中でボールを打っただけですお。その結果がそうなっただけですお。」 (ア・∀・)「走塁のときも、小本選手にぶつかってましたね。」 ( ^ω^)「お恥ずかしいですお。打ったあと何も見えてませんでしたお。」 (ア・∀・)「内藤選手でした。ありがとうございました。みなさんVip高校に盛大な拍手をお願いします。」 観客からもう一度、盛大な拍手が贈られる。ブーンたちは満面の笑みを浮かべていた。 (実・∀・)続いて閉会式です。まず始めに優勝旗授与式で・・・・・ 「ウワァーーーーー」「ナイスゲーム」「パチパチ・・・・」 鳴り止まない拍手の中、ブーンたちの夏は終わった。一生忘れることのない思い出を残して・・・ そして、また新しい季節が幕を開けようとしていた。 完 ジャンル別一覧
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