第二話16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 20:00:28.90 ID:kJnyq73i0第2章 プレーボール 「ウワァァァァー・・・・・・・」プレーボールを待つ観客たちの声援が次第に大きくなる。 (実・∀・)「甲子園決勝戦はVip高校対2ndハイスクールです。今日の試合なんですが、両チームとも初出場なんですね。 ・・・となると優勝したチームは初優勝ということになります。」 (解・∀・)「どちらのチームにもがんばって欲しいですね。初出場とはいえ、並み居る強豪高を破ってここまでやってきたのですからね。 良い試合が見られると思いますよ。」 その頃、相手ベンチでは・・・ ( 0w0)「ツンに任せておけばこの試合も勝てるな。そうなればわしの監督の株も上がる。」 音弗監督。勝つことのみに執着する監督。元は有名校の監督だったが不祥事により今の高校の監督になる。 ξ゚△゚)ξ「当たり前よ。私が投げて、私が打てば良いだけの話。あなたたちは、私の邪魔をしないように守ってれば良いのよ。」 (・(ェ)・)「・・・クマァ・・・・」 そしてスターティングメンバーが発表された。 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 20:19:58.79 ID:kJnyq73i0 Vip高校 後攻 1番 ミ・д・ミ 布佐 センター 右投左打 2番 (-@∀@) 浅田 ショート 右投右打 3番 ('A`) 毒男 キャッチャー 右投右打 4番 ( ゚∋゚) 鳥山 サード 右投右打 5番 (´・ω・`) 小本 ファースト 左投左打 6番 ( ^ω^) 内藤 ピッチャー 右投右打 7番 (´Д`) 茂名 レフト 右投右打 8番 (,,゚Д゚) 擬古 ライト 右投右打 9番 (-_-) 日置 セカンド 右投右打 2nd高校 先攻 1番 (´<_` ) 弟者 セカンド 右投左打 2番 ( ´_ゝ`) 兄者 ショート 右投左打 3番 (・(ェ)・) 熊田 キャッチャー 右投右打 4番 ξ゚△゚)ξ ツン ピッチャー 左投左打 5番 (*‘ω‘ *) 珍 サード 右投右打 6番 (*゚ー゚) 四位 レフト 右投右打 7番 (・ω・)ノ■ 御菓子 ライト 右投右打 8番 |/゚U゚|丿 忍 センター 右投両打 9番 <丶・∀・> 荷駄 ファースト 右投右打 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 20:23:14.67 ID:kJnyq73i0 そして投球練習を始めるブーン ( ^ω^)「いよいよ始まったお。」 ('A`)「まあいつも通り気楽にな。先頭バッターは出すなよ。」 ( ^ω^)「わかったお。」 そういうと毒男はポジションについた。 (実・∀・)「審判の手が上がって、プレーボールです。」 「ウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 とサイレンが鳴り、試合が始まった。観客の大声援が聞こえる。 ( ^ω^)(・・・いくお) ブーンはボールを強く握り締め、呼吸を整える。気合は十分入っていた。 (ウ・∀・)「1番セカンド弟者君。」 ウグイス嬢が名前を呼び、弟者がバッターボックスに入る。 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 20:29:17.04 ID:kJnyq73i0 (´<_` )「よろしく。」 ('A`)(弟者か・・・とりあえずストレートから入るか) ブーンはうなずいて投げた。 「バシッ」真ん中低めにボールがミットに収まる。・・・ストライーク。 審判の手が上がる。1ストライク。2球目もストレートでストライクを取りに行く ('A`)(振ってこないな、変化球待ちか?次は外にはずしてみよう) ( ^ω^)「わかったお。」(ピシュッ)!!!! 3球目、外にストレートをはずすつもりだったが、真ん中に入ってしまう。 (審・∀・)「ストライーク。バッターアウト」 (実・∀・)「おっと?1球も振らずに三振です。」 ( ^ω^)「ふう。助かったお。」 ('A`)(なぜ???あの甘いコースを振らない?) 毒男は不安にかられた。手が出なかったのか?いや・・・そんなはずはない。 ・・・・何か策があるのか? 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 20:45:36.98 ID:kJnyq73i0 ('A`)(2番・・・かとりあえずスライダーから入るか) ( ´_ゝ`)(ブンッ) (審・∀・)「ストライーク。」 2球目は、ストレート。このボールには空振りしてしまう。 そして、迎えた3球目。 (実・∀・)「スライダーを引っ掛けたー。ファーストゴロです。小本さばいて2アウトになりました。」 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 20:49:13.04 ID:kJnyq73i0 そして、3番の熊田に打席が回る。 初球のストレートをファールにされ、2球目もファール。完全に合わされていると思った毒男は、 スライダーを2球外すようにサインを出し様子を見る。しかしバットは出ない。 ('A`)(ボール球には手を出さない・・・・か。外に続けたから・・・次は、内だな。) インコースにストレートを投げ込み三振に仕留めるつもりだった。 しかしこれもファールにされてしまう。 (実・∀・)「熊田選手、粘りますねー。カウントは2ストライク2ボール、次で6球目です。」 (解・∀・)「熊田選手はどの球にも当ててきていますね。それだけバットコントロールが良いということでしょうね。」 ('A`)(インコースにスライダーだ。) (・(ェ)・)「・・・クマー。」(カキーン) (実・∀・)「打ったーーーー。これは大きいー、入るか?ポールを巻いたかどうか・・・」 鋭い音をたてレフトに伸びていった打球は、ポールを巻かずにスタンドへ消えていった。 (審・∀・)「ファーーーール。」 ('A`)(ふぅ・・・助かった。それにしても、厄介だな・・・) 毒男はここまで粘られると、投げるボールがなくなることをわかっていた。 そして、ネクストバッターズサークルにいるツンに目をやる。 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 21:01:02.82 ID:kJnyq73i0 ('A`)(・・・ツンまでスローカーブは使いたくなかったんだが、ここは使うしかないか) ( ^ω^)「・・・」 スローカーブのサインを出す毒男だが、ブーンは首を縦に振ろうとしない。 ('A`)(抑える方法でもあるのか?もしかして・・・) ( ^ω^)(アウトコース低め一杯のストレートだお) ('A`)(確かに、当ててきてはいるが、打球は引っ張り傾向にある。レフトフライになる確率は高いが・・・ ブーンここしかないところだぞ・・・まだ2ボールだ、思いっきり腕を振って来いよ。外れてもいい) ブーンは投球を開始した。 (・(ェ)・)(き、際どいクマ・・・これは振るしかないクマ) ブーンの投じたボールは、アウトコース低めのギリギリのコースへ決まった。 (実・∀・)「打ったー。これも大きいーーー。しかしあと一伸び足りないか?レフトが取って3アウトチェンジです。」 ('A`)「ナイスピッチ。」 ( ^ω^)「これで、ツンの1打席目抑えられそうだお。」 そう言いながら、ブーンたちは自分たちのベンチへと帰っていく。 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 21:09:35.16 ID:kJnyq73i0 ミ・д・ミ「次は、こっちの番ミャー。」 ( ^ω^)「頼んだお。」 そういって布佐は、打席に向かっていく。 (実・∀・)「3者凡退に抑えた内藤選手に対して、今大会最強左腕との呼び声高いツン選手は、どのような投球を見せるのでしょうか?」 (解・∀・)「ツン選手ですが、味方のエラーで失点は多いですが、防御率は0点台ですね。点を取られたのは地方大会で、 甲子園からは、自責点0という脅威の記録を持っています。」 ミ・д・ミ「よし、来いミャー。」 ξ゚△゚)ξ「あなたたちじゃ、私の球は打てないわよ。」 ツンは、第1球を投げる。 「ズバーン」という音を立てミットに吸い込まれたボールに、布佐は空振りをしてしまう。 (実・∀・)「な、なんといきなり150km/h、150km/hが出ました。」 (解・∀・)「速いですねぇ。」 その後も、2球ともストレートで簡単に、空振りの三振に倒れてしまう。 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 21:20:37.06 ID:kJnyq73i0 ミ・д・ミ「速ええ。気をつけろミャー。」 (-@∀@)「そんなに速いんですか?」 ミ・д・ミ「・・・ミャー。」 そして、浅田が打席に立った。 (-@∀@)(とりあえず、ボールを見せてもらうかな。) ストレートで、簡単にストライクを取ってくる。 (-@∀@)(これは速いな。ただ、布佐がいうほど速いもんじゃない。) 2球目もストレートが来る。 (-@∀@)(もらった。)ブンッ、なっ!! (-@∀@)(捕らえたと思ったのに・・・なぜだ??) ξ゚△゚)ξ(フフッ、あんたらじゃ打てないっていったでしょ。) 3球目もストレートで、空振りの三振に終わった。 (実・∀・)「ここまで、すべてストレート。しかも、すべて150km/hを超えています。」 (解・∀・)「タイミングが合ってませんね。打つまで時間がかかりそうですよ。これは1点もやれませんね。」 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 21:28:10.30 ID:kJnyq73i0 (-@∀@)「毒男。これは打てないぞ。手元でかなり伸びてきてる・・・」 ('A`)「・・・。」(この二人がバットにも当てられないのは異常だな) ('A`)(とりあえず1球目は見させてもらうか) (審・∀・)「ストライーク」 ('A`)「!?」(なっ、これは・・・) 次も簡単に、ストライクを取ってくる。 ('A`)(くっ、厄介なボール投げやがる。これがツンの自信なのか?) ξ゚△゚)ξ「フフッ、見てるだけじゃボールは前に飛ばないわよ。まあ、見てるだけで打てるようになるはずもないけどね。」 毒男はボールを見ることだけに専念し、この打席は三振に終わった。 (実・∀・)「なんと3者連続三振。こちらも負けじと、3者凡退に押さえ込みました。」 (解・∀・)「やはり最強左腕というだけはありますね。Vip高校の選手は、タイミングが合ってません。 こうなってくると2nd高校の方が、有利になりますね。」 41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/03(火) 21:32:28.11 ID:kJnyq73i0 ('A`)(これはまずいな。うちの打線が捕らえるにしても終盤か・・・点はやれない) ('A`)「おいブーン、本気で行くぞ。」 ( ^ω^)「どうしたお?いつもの毒男らしくないお。」 ('A`)「今回は相手が悪い。正直1点勝負だ。1点取られたほうが負けだと思ったほうが良い。」 ( ^ω^)「わかったお。まずはツンを抑えるお。」 そういうとみんなはポジションに散らばった。 ジャンル別一覧
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