2004/06/28(月)17:15
存在理由 第八話
「杏!なんであんな大声出したんだ!!しかもアンドロイドと!!このことは外部には秘密にしてあるんだぞ!!」
うわぁ~・・・。こんなに怒ってるマスターなんて初めて。でも、こっちにだって言い分はある。
「だってマスター!女型アンドロイドだと思っていたのに男型だったんですよ!?それを見て驚かないのはおこしいと思います!」
「しょうがないだろう。これはまだ試作品で男とか女とかは関係なかったんだ。」
「でも、マスター。私だって一応女ですよ!?アンドロイドって言っても男の人と一緒の部屋ってゆぅのはひどいですっ!」
そうよ。私だってプライベートぐらいあるし・・・。それに・・・。
「あのなぁ・・・。ここにはもう空き部屋なんてものないんだ。だから結果的に杏の部屋ということになったんだ。」
「いやなもんはいやですっ!!」
「これは命令だ。・・・杏だって命令を守らなかった時の罰はわかってるよな?」
うっ・・・。それだけは避けたい。しょうがない・・・。
「ぅぅぅぅぅ、わかりました!!わかりました!!・・・ところでアンドロイドの名前は?」