2004/06/22(火)18:43
存在理由 第二話
こうして私は長谷川さんの家で暮らすことになった。
引越し当日。私はわくわくしながら長谷川さんの家の扉をノックした。
「あっ、あなたが杏ちゃんね!!主人(マスター)から話を聞いてるわ!!さぁ、入って!!」
・・・どういうことだろう・・・?孤児院の先生は長谷川あんは1人で暮らしているから。と聞いていたのに。
「あっ、杏ちゃん。よく来たね。―――私のアッサシンギルドへ・・・。」
その瞬間、体中が震えだした。どういうこと?アッサシンギルドってなんなの??
「落ち着いて、杏ちゃん。ここがどんな所か最初から説明するから。」
―――つまりここは殺し屋だった。憎んでいる人や国の滅亡のためいろんな人がここへ来て殺人を依頼する。アッサシン(暗殺者)が殺す―――。そして報酬をもらう―――そんな所だった。
続く