(  ^ω^) ぶーん と つんξ(゚、゚ξ


242 :最終話 ぶうんとつん :2006/09/30(土) 00:52:53.51 ID:b2jzfHtm0 

ブーンの部屋。 
ブーンとクーが仲良さげに話し合って、じゃれあっている。 

二人から少し離れた部屋の隅。 
ツンがぼうっと立っている。 

( *^ω^)「クー♪」 

川*゚ー゚ハ「よしよし、どうしたんだ? ブーン」 

( *^ω^)「好きだお〜♪」 

川*"ー"ハ「ば、馬鹿だな、ブーン。そんな事、大声でいうな・・・」 



ξ゚−゚)ξ ・・・ 






243 :最終話 :2006/09/30(土) 00:53:43.48 ID:b2jzfHtm0 




「いいなあ、人間は。 
 ナンデ儂ハ、アアジャナイ・・・?」 






248 :最終話 :2006/09/30(土) 00:55:30.99 ID:b2jzfHtm0 

川*゚ー゚ハ「ツンさんが好きだと思ったぞ?」 

( *^ω^)「・・・? ツンは好きだお?」 

川 ゚−゚ハ「ちょっと、ブーン・・・」 

( *^ω^)「大事な、友達だお!」 

川 ゚−゚ハ「・・・私も、友達か?」 

( *^ω^)「クーは、恋人っ! だおだお」 

川*"ー"ハ「・・・よしよし」 

( *^ω^)「おっ おっ おっ」 

川*゚ー゚ハ「なんで、ツンは友達なんだ?」 

(  ^ω^)「お? ツンは、だって・・・ 

      妖怪 

      だお? 」 




249 :最終話 :2006/09/30(土) 00:56:15.20 ID:b2jzfHtm0 




「・・・そうか、儂は妖怪・・・化け物・・・ 

 ・・・人間じゃ、ないものな」 






255 :最終話 :2006/09/30(土) 00:58:25.48 ID:b2jzfHtm0 


・・・・ 


ξ゚−゚)ξ「・・・」 

ξ゚听)ξ「ここは?」 

久しぶりに上げた瞼。 
張り付いてて、少し痛かった。 

瞼の向こうには、ゆったり揺れる透き通った湖と 
その周りを囲う新緑の美しい木々がある。 

・・・人気(ひとけ)はない。 

ξ゚−゚)ξ「そうか、儂は・・・ 

      妖気を使い果たしてしまったんだったな」 


ξ゚−゚)ξ(さっきのは、夢・・・か) 



261 :最終話 :2006/09/30(土) 01:00:41.78 ID:b2jzfHtm0 

ツンは気を失う前のことに思いをはせる。 

ξ゚听)ξ「儂の妖気の量を考えて、 
      復活には途方も無い時間がかかった事だろうな。 

      何百年・・・あるいは・・・」 

ξ゚−゚)ξ(もう、死んだかな。あの馬鹿は・・・) 

ξ゚听)ξ「それも当然か」 

・・・心地の良い風がツンの髪を揺らす。 
しかし、空虚な顔をしたツンの頬を緩める事はなかった。 


ξ(゚、゚*ξ「どうなったんだろうか・・・あいつ」 

ξ(゚−゚*ξ「幸せに、暮らせてたらいいなあ」 

ξ('−`*ξ「・・・」 



「ぶーん・・・」 



266 :最終話 :2006/09/30(土) 01:01:51.86 ID:b2jzfHtm0 

(くぅと一緒になって、子供作って・・・ 
 仲間達と笑って暮らせたか? 
  
 もう、お前の馬鹿面を見ることもないがな。  

 お前がその馬鹿面を保てたまま、死ねたなら。 
 儂がやったことも、ちょっとは意味があったか? 

 ・・・今だから言えるがな。 
 お前といた時、何ていうかな、凄く・・・安らいだぞ。 
 もっと、一緒に居たかったな。 

 ・・・でも、ぶーん。 
 お前に会えて、それでも良かったぞ? 

 儂を、色んなものから開放してくれた。 

 お前といれなくても、お前と会ったということだけで 
 儂は・・・) 



269 :最終話 :2006/09/30(土) 01:02:34.17 ID:b2jzfHtm0 

一匹の美しいアヤカシは、同じく美しい湖の畔に立たずんでいる。 

静かな湖は人によっては、優しさや落ち着きを与えてくれただろう。 

しかし、そのアヤカシは寂しさしか感じていないようだ。 


・・・アヤカシの近くには、誰かの死体が横たわっていた。 

一体だけ、孤独に。 

アヤカシは、それに興味も何も示さない。 

気が付いてないのかもしれない。 
夢の一つが、叶っていた事に。 

頬を何かで濡らしながら 
静かに、水辺に佇んでいた・・・。 



276 :最終話 :2006/09/30(土) 01:05:29.24 ID:b2jzfHtm0 

ツンは長い間、ぼうっと湖を眺めていた。 

・・・がさがさ。 
ツンの背後から、誰かが歩く音がしだした。 

ξ(;、;*ξ「・・・」 

ξ(-、-*ξ「・・・」 


ξ゚−゚)ξ「誰だ・・・?」 


( ;^ω^)「わっ! み、見つかったおっ!」 


Σξ;゚Δ゚)ξ「ぶ、ぶーん????????」 


( ;^ω^)「? 誰だおっ! ブーンの名前を知っているなんて!」 




279 :最終話 :2006/09/30(土) 01:06:53.90 ID:b2jzfHtm0 

Σξ;゚Δ゚)ξ「え? 儂だ、つんだぞ? 覚えていないのか?」 

( ;^ω^)「お??? ごめんなさいだお。わからないだお・・・」 


ξ゚−゚)ξ ・・・ 

ξ゚−゚)ξ(そうか・・・ぶーんの子孫かもな・・・ 
      あいつが、生きているはずがない) 

ξ ゚ー゚)ξ(・・・しかし、名前まで同じとは・・・) 


( ;^ω^)「・・・ツンさん? 貴方は、一体何者なんだお?」 

ξ ゚ー゚)ξ(・・・!) 

ξ ゚∀゚)ξ「・・・くっくっく」 

( ;^ω^)「お?」 

ξ ゚∀゚)ξ 「儂はな、お前ら人間どもを恐怖の底に叩き落すべく生まれた化け物だ!」 



286 :最終話 :2006/09/30(土) 01:09:06.41 ID:b2jzfHtm0 

( ;^ω^)「な、なんだってー!?」 

ξ ゚∀゚)ξ「小僧、死にたくなかったら儂を縛る封印を解け!」 

( ;^ω^)「つ・・・ツンさんは封印されてるのかお?」 

ξ ゚∀゚)ξ「おお、2、300年前に油断して、ここに封印されてたのだ」 
       
( ;^ω^)「ブーンが貴方を縛る封印を解いたら、どうするんだお?」 

ξ゚ー゚)ξ 「決まっておろうが。この国の人間、全てを血と憎しみで染め上げてやるわ!」 

ξ ゚∀゚)ξ「あっはっはっは!!!!」 

((((^ω^; )「・・・」 


ξ゚听)ξ 「あ、こら待たんか、小僧! 

      もし、封印を解いてくれるなら、何でも望みを一つ叶えてやるぞ?」 

Σ(  ^ω^)「ほ、本当かおっ!?」 



291 :最終話 :2006/09/30(土) 01:10:12.87 ID:b2jzfHtm0 


ξ゚ー゚)ξ 「ああ。これでも儂は2000年以上の時を生きておる。 

      その間に覚えた術で、大抵の願いは叶えてやれるぞ?」 

(  ^ω^)「まじっすかお。じゃあ・・・」 

ξ゚听)ξ(ほお・・・このぶーんは決断が早いな・・・) 




( *^ω^)「ツン、また一緒にいて欲しいお!」 



ξ;゚Δ゚)ξ「・・・は?」 




294 :最終話 :2006/09/30(土) 01:11:03.55 ID:b2jzfHtm0 

(  ^ω^)「釣りでした。ブーンです」 

ξ;゚Δ゚)ξ「・・・は?」 

( *^ω^)「ツン?」 

ξ;゚Δ゚)ξ「何でお前が生きておる?」 


(  'ω`)「・・・生きてて御免なさいだお」 

ξ;゚Δ゚)ξ「え、いや。責めてないが・・・」 

(  ^ω^)「そうかお。それは良かったお」 

ξ;゚Δ゚)ξ「あ、うん」 
     (この立ち直りの速さは本物だな・・・) 

(  ^ω^)「叶えてくれるのかお? ツン?」 

ξ*゚−゚)ξ「・・・」 



296 :最終話 :2006/09/30(土) 01:11:49.61 ID:b2jzfHtm0 





ξ#`凵L)ξつ「とりあえず、一発殴らせろ」 
       ((( )+ω+)「ぶひぃいいいいいっ!!!」 





298 :最終話 :2006/09/30(土) 01:12:47.23 ID:b2jzfHtm0 

ξ(゚、゚#ξ「それにな、櫛のないお前に拘束される儂ではないっ!」 


( ;^ω^)「・・・違うお!」 

ξ;゚听)ξ「え?」 


(  ^ω^)「ツンが好きだから、そばにいたいんだお!」 


ξ*゚−゚)ξ「ぇ・・・?」 

ξ゚−゚)ξ「・・・・」 


ξ゚−゚)ξ「・・・好き、か」 



301 :最終話 :2006/09/30(土) 01:13:32.42 ID:b2jzfHtm0 

( ;^ω^)「つ、ツン?」 

ξ゚听)ξ「儂は妖怪だ。人間の友達ごっこに付き合ってる暇はない」 

( ;^ω^)「と、友達としてじゃ、なくてだお?」 

ξ゚−゚)ξ「?」 

(  ^ω^)「今言った意味は、ツンが唯一としての意味だお」 

ξ゚−゚)ξ「・・・・・?」 

ξ゚−゚)ξ「・・・・」 


ξ*///)ξ「・・・!?」 




304 :最終話 :2006/09/30(土) 01:14:13.51 ID:b2jzfHtm0 

(  ^ω^)「ツンが命がけで助けてくれたおかげで、皆が助かったお」 

ξ*///)ξ「・・・」 

(  ^ω^)「でも、ツンがその代わりにいなくなったから・・・」 

ξ*///)ξ「・・・う」 

(  ^ω^)「やっぱり、ツンがいなきゃブーンは・・・ 
      だから、ずっとツンが寝てる間、守ってきたんだお」 

ξ*///)ξ「・・・くぅは?」 

(  ^ω^)「いい友達・・・だったお。はっきりさせたお」 


ξ*///)ξ「・・・!」 

ξ ゚A゚)ξ「・・・?」 

ξ゚−゚)ξ「・・・だった、か」 

(  ^ω^)「だお・・・」 




305 :最終話 :2006/09/30(土) 01:14:49.37 ID:b2jzfHtm0 

ξ゚−゚)ξ「・・・」 

(  ^ω^)「ツン?」 

ξ゚−゚)ξ「儂はお前を人間じゃなく、してしまったんだな」 

(  ^ω^)「ブーンが好きでなったんだお」 

ξ゚−゚)ξ「・・・儂は、お前と会わないほうが良かったのかもしれないな」 

( ;^ω^)「ツン!?」 

ξ(゚Δ゚ ξ「人間として生きる道を奪ってしまったのだから・・・ 
      普通の人としての幸せがあったろうに・・・ 

      ・・・すまんな」 





( *^ω^)「ぶひひひひ」 





308 :最終話 :2006/09/30(土) 01:15:35.93 ID:b2jzfHtm0 

ξ(゚Δ゚#ξ「・・・なんじゃぃ、その笑いは」 

( *^ω^)「ツンが、ブーンの事を考えてくれてて嬉しいんだお〜」 

ξ(゚Δ゚*ξ「そ、そりゃあ・・・」 

( *^ω^)「そりゃあ、何だお?」 

ξ(゚Δ゚*ξ「・・・えと」 

( *^ω^)「ブーンも、ツンと同じくらい、ツンの事を考えてるお?」 

ξ*///)ξ「・・・ばか」 

( *^ω^)「ブーンは、自分がブーンであることがわかって、 
      ツンが、ツンなら別になんだっていいお!」 

ξ*///)ξ「そ、そうか」 


311 :最終話 :2006/09/30(土) 01:17:25.06 ID:b2jzfHtm0 

( *^ω^)「ツン! ツン! 長かったおっ!」 

ブーンが、ツンに飛びついた。 

( *^ω^)「 もう離さないおっ!!!」 

ξ*///)ξ「・・・」 

( *^ω^)「さあ、ツン。望み・・・叶えてくれるのかお?」 

ξ*//ー/)ξっ「・・・・・・」 

ツンは、ゆっくりブーンを抱きしめ返した。 

( *^ω^)「・・・幸せにするお、ツン♪」 

ξ*//A/)ξ「・・・やっぱ、はずかしい」 

ツンの言葉と裏腹に、 
ブーンとツンは必死に抱き合い続けた。 

互い、これまでと、これからの事を考えながら。 


313 :最終話 :2006/09/30(土) 01:18:25.39 ID:b2jzfHtm0 




      ぶーんとつん 

        おわり 








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