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( ^ω^) ぶーん と つんξ(゚、゚ξ
白髪の、疲れきった顔の老人が一人。 照明が切れた部屋の中で受話器を握り締めている。 「私だ。日本の大統領、安部だ。例のプラン・・・実行に移してくれ」 「いいのか」 「早くやらないと、あの怪物が着いてからじゃ取り返しがつかない!」 「・・・しかし、当方では責任は持ちかねる。 あくまで、貴方の責任ということになるが、よろしいかね?」 「そんな事は、とうに分かっている!!!」 「・・・じゃ ぷつ・・・ツー、ツー、ツー。突然、向こう側からの音声が途絶えた。 「・・・お、おい? ミスター? ・・・切れただと?」 老人は、慌ててもう一度電話を掛ける。 ・・・繋がらない。 「・・・この回線は、独自のものを使っているはずなのに・・・!馬鹿な・・・」 10 :第25話 :2006/09/29(金) 22:03:12.82 ID:qwBTxLZI0 厳しい格好をした人間たちが、 沢山のモニターと睨めっこをしている広い部屋。 一人が慌てて立ち上がり、 その部屋で一番偉そうな態度をしている男に告げた。 ・・・異国語で。 「隊長! この基地の回線がハックされています!」 「・・・なんだと、我が軍の誇るセキュリティを突破してきた者がいるのか?」 「さっきからO P P A I U P というわけの分からない文字が、 モニター上に氾濫しています。これはどういう・・・」 「・・・わからん。もしや、日本のモンスターと何か、関係が・・・?」 うろたえる男たち。 その部屋の中央にある大きなモニターには、 人類歴史上、存在した事があるはずのない異形が映っている。 その部屋の誰もが気味悪そうに、そのモニターを眺めていた。 11 :第25話 :2006/09/29(金) 22:04:59.02 ID:qwBTxLZI0 薄暗い部屋のパソコンを凝視していた流石弟が、ガッツポーズをとった。 ( ´_ゝ`)兄「うまくいったみたいだな、ジョルジュは」 (´<_` )弟「ああ」 ( ´_ゝ`)兄「よし、じゃあ今度は猫又の策を実行に移そう」 (´<_` )弟「おお、兄者。やってやろうぜ」 ( ´_ゝ`)兄「ふふふふふ」 (´<_` )弟「どうした、兄者。気持ちがわるいぞ?」 ( #´_ゝ`)兄「・・・」 (´<_`; )弟「OK.兄者。時に落ち着け。で、どうしたんだ?」 ( ´_ゝ`)兄「いや、昔に戻ったみたいだと思ったのさ」 (´<_`; )弟「?」 ( ´_ゝ`)兄「何でもない。やるぞ?」 不審げな弟。それに対し、緊急時にもかかわらず兄は満足げな顔をしていた。 13 :第25話 :2006/09/29(金) 22:06:28.59 ID:qwBTxLZI0 ・・・怪物 上空付近。 ξ(゚、゚#ξ ・・・ ( ;^ω^)「いつまで怒ってるんだお???」 ξ(゚Δ゚#ξ「別に怒ってなんぞおらんわ」 ( ;^ω^)「そーですか・・・」 ξ゚听)ξ「おお、追いついたな」 巨大な化け物に対し、自衛隊が後退しながらけん制攻撃を行う。 全く意に介せず、歩き続ける化け物。 その動き自体が凶器となり 地の大きな揺れが人間達に襲い掛かる。 17 :第25話 :2006/09/29(金) 22:08:16.13 ID:qwBTxLZI0 ( ^ω^)「どう戦うつもりだお?」 ξ゚听)ξ「正面からぶっ潰してやろう」 ( ;^ω^)「・・・さっき負けたばかりだお?」 ξ#゚听)ξ「負けてなどおらんっ!!!」 ( ;^ω^)「はいだお」 ξ゚听)ξ「それに・・・」 ( ;^ω^)「お? なんだお?」 ξ#゚听)ξ「・・・やっぱ、なんでもないぞ!」 ( ;^ω^)「何なんだお・・・」 19 :第25話 :2006/09/29(金) 22:10:16.29 ID:qwBTxLZI0 ( ^ω^)「そういやツン。怪我はどうしたんだお?」 ξ゚听)ξ「なんか、髪を梳いても・・・ いや、記憶戻ってから調子がいい」 ( ^ω^)「そうかお。よかったお」 ξ゚听)ξ「・・・よし」 ( ^ω^)「何か思い浮かんだのかお?」 ξ゚听)ξ「お前の話じゃ、どくおは怪物と合体してないんだろ?」 ( ^ω^)「だおだお」 ξ゚听)ξ「それじゃ、ぶーん。ちょっと覚悟してくれ」 ( ;^ω^)「え、なになに???」 ξ゚ー゚)ξ「いいから、ワシに任せておけ!」 ( ;^ω^)「不安・・・」 21 :第25話 :2006/09/29(金) 22:12:11.55 ID:qwBTxLZI0 ツンがブーンの首根っこを掴んで、更に飛び上がる。 そして大きく振りかぶって・・・ なげたー 22 :第25話 :2006/09/29(金) 22:13:10.81 ID:qwBTxLZI0 ( ;^ω^)「ちょおおおおおおおおおおw」 凄い勢いで飛ぶブーン。 そして彼は、星になった。 完 24 :第25話 :2006/09/29(金) 22:17:40.17 ID:qwBTxLZI0 うそです・・・ 額から生えたモナーと、 その近くに浮かぶドクオ。 ドクオがモナーに対し、頭を叩いて話しかけた。 ('A`)「・・・何か飛んでくるぞ?」 ( ´∀`)「また、人間達の小道具かモナ?」 ('A`)「・・・」 (;'A`) 「ブーン?」 ( ;^ω^)「ちょおおおおおおおおおお」 ( ;´∀`)「飛んでる・・・てことは、あれはツンか!?」 (;'A`)「ブーンだと思うが・・・まさかもう戻ってきたのか?」 ( #´∀`)「えーい・・・どっちだろうと、また打ち殺してやる!」 25 :第25話 :2006/09/29(金) 22:18:41.58 ID:qwBTxLZI0 巨大な怪物が豪腕を振るう。 ブーン目掛けて、一直線に ( ゚ω゚)「お・・・おお雄雄雄おおおおおおオオおお!!!!!」 ブーンも光で体を包みながら、一直線に拳へと走る。 ぐちゅん。 勝ったのブーン。 弾丸の様に怪物の拳を貫いた。 「ぐうううううううううううううううううううううううううううううううう」 緑色の体液が、崩れた巨大な手から溢れ出す。 ( #´∀`)「くそ・・・!」 ('A`)「・・・やはり、こっちはブーンだ! てことは・・・」 ξ ゚∀゚)ξ「そうそう。ワシはここだぞ?」 突然、ドクオの後ろにツンが現れた。 モナーとドクオが驚いて振り向く。 27 :第25話 :2006/09/29(金) 22:20:00.96 ID:qwBTxLZI0 ( ;´∀`)「ツン!!」 (;'A`)「つ、ツン様、何時の間に!!!」 ξ ゚∀゚)ξ「ワシはお前の師匠だろうが。 瞳術に関して、お前はワシを超えたなあ・・・」 (;'A`)「・・・」 ξ ゚∀゚)ξ「だからこそ、お前が一番厄介なんだよ。 もなーよりも切れるしな。 ちょっと、相手してもらおうか?」 (;'A`)「うわっ!」 ドクオは灰色の雲に包まれる。 ξ ゚∀゚)ξ「雲よ! そいつをそこらに放り投げろ!」 ( ;´∀`)「ドクオ!」 28 :第25話 :2006/09/29(金) 22:21:16.07 ID:qwBTxLZI0 怪物から飛ばされたドクオ。 雲を追い払った瞬間、ツンから雷が飛んできて慌てて避ける。 ('A`;)「のおっ!」 ξ ゚∀゚)ξ「ドクオよ、相変わらず、瞳術以外からきしだな」 (;'A`)「く・・・」 ξ ゚∀゚)ξ「さあ、ちょっと眠っててもらおうか?」 ツンはドクオに雷を浴びせかけながら、 ドクオに術を使う隙を与えない。 前後左右から襲う無数の雷を必死で避け続けるドクオに、 ツンは悠々と近づいていった。 29 :第25話 :2006/09/29(金) 22:23:05.13 ID:qwBTxLZI0 拳を貫いて地面に着地したブーン。 ( #゚ω゚)「おおおっ!!!」 ブーンは飛べないので、怪物の足元を何度も攻撃する。 光の弾丸となったブーンに足を撃ちぬかれながら 怪物はフラフラと体を揺らしている。 しかし、ブーンのつけた傷跡はしばらくすると治ってしまい、 決定的なダメージは与えられずにいる。 足止めするだけのブーン。 ブーンを捉えきれない怪物。 戦況は変わらない。 30 :第25話 :2006/09/29(金) 22:24:14.80 ID:qwBTxLZI0 ・・・ここで動けなくなった怪物に対し、 人間の手による攻撃が開始された。 怪物に比べ 羽虫の様に見える戦闘機から 地上を這うように走る戦車から 人工の炎を生み出す塊が飛び出す 32 :第25話 :2006/09/29(金) 22:25:37.04 ID:qwBTxLZI0 怪物の表面で弾ける火の塊。 それが増えて、表面が燃える。 でも、中から溢れる体液が直に火を消し、 焼けたはしから治癒していく。 怪物は不快に思ったのか、ブーンからの攻撃を受けながらも 人間達の方に向き直り、 自らの口を裂きながら、どす黒い光線を吐き出した。 「ぶるるるるるっるああああああああああああああああ」 ( #゚ω゚)「!!!!!!!!!!!!!」 34 :第25話 :2006/09/29(金) 22:26:27.79 ID:qwBTxLZI0 ブーンは慌てて怪光線を追う。 明らかに間に合わない。 しかも、ブーンは飛べない。 ツンはドクオで手がふさがっている。 ( #゚ω゚)「あああああああああっ! ま、間に合わないおっ!!!!!」 どうにかならないか?という考えが、ブーンの中をよぎる。 自分だけじゃ、どうにもならない。 それが、答えだった。 ブーンは純粋に、助けを呼んだ。 ( ;゚ω゚)「ぎ、ギコ! ジョルジュ! ミケっ!!! だ、誰かっ!!!!」 ばちん 怪物の吐く怪光線が途中で霧散した。 37 :第25話 :2006/09/29(金) 22:28:18.36 ID:qwBTxLZI0 「やれやれ。やっと呼んだか?」 ( #゚ω゚)「お?」 (,,゚Д゚)「よう。今北」 ( #;ω;)「ぎ、ギコオオオオオオオオ!!!」 (,,゚Д゚)「汚い。鼻水垂らしながら寄んな」 ( #;ω;)「ど、どうやったんだお、今!?」 (,,゚Д゚)「俺じゃねえよ。ディのババアと、おめえの親父だ」 ( #;ω;)「糞親父とディ先生っ!?」 (,,゚Д゚)「ああ。おめえの親父とその家来どもが協力して結界を張った」 ( #;ω;)「・・・家来? そんなのいたのかお・・・」 (,,゚Д゚)「そいつらを抱えて、ディとしぃの人形どもが飛んでんだ。 何発もは無理かもしれんが、 あの懲りん人間どもをしばらく守ることはできるかもな」 38 :第25話 :2006/09/29(金) 22:29:15.75 ID:qwBTxLZI0 ( #;ω;)「おおおおおおおっつつつつ!!!!」 (;,,゚Д゚)「こら、寄んなっつってんだろーが!」 ( #;ω;)「おお」 (,,゚Д゚)「お前は、あのでっけえ化け物を足止めしとけ。 ツンが来るまでな」 ( #;ω;)「ツン・・・」 (,,゚Д゚)「ディが根暗野郎の相手を交代してくるから」 ( #;ω;)「お? でも、ツンがいれば・・・」 (,,゚Д゚)「あの根暗、瞳術のおかげで無敵だからな。 なんでもかんでも、感覚を操って好きに敵を動かしちまう。 あれを本当にどうにかするにゃ、シラネーヨみたいな すげえ早いのがいるんだよ。 それに、ツンはどっちかというと けそけそ戦うより、 あのデカイのとみたいに派手に戦う方が向いてんだ」 ( #;ω;)「・・・そうかお。ギコは?」 41 :第25話 :2006/09/29(金) 22:31:49.15 ID:qwBTxLZI0 (,,゚Д゚)「俺は、しぃやお前の親父の所に行くよ。 俺の火は、そこそこあの化け物の攻撃を防ぐのに役立つからな」 ( #;ω;)「・・・わかったおギコっ! 頼むお! それじゃ、ブーンはツンが来るまで、足止めしとくお!」 ・・・ (,,゚Д゚)「しかし・・・ツンが自由になっても、 あいつにどうにか出来るのかねえ・・・」 ギコはふらっと飛び上がって、そんな事をこぼした。 ブーンは既に聞いてなく、 光となって再び怪物を攻撃し始める。 42 :第25話 :2006/09/29(金) 22:33:15.24 ID:qwBTxLZI0 ・・・ ツンとドクオ。 ξ#`凵L)ξ「くそう」 (;゚A`)「はー、はー」 ツンを片目で見つめ続けるドクオ。 ツンはまさにドクオの顔面を引っ叩こうとする瞬間、 動画を停止したかのように 動けないでいる。 でも、ドクオも動かない。 両者睨みあったまま、口と鼻しか動いていない。 44 :第25話 :2006/09/29(金) 22:36:00.86 ID:qwBTxLZI0 ξ#`凵L)ξ「このまま、睨みあいを続けるつもりか? ドクオよ」 (;゚A`)「・・・私としては、これで十分です。 貴方様を止める事もでき、命を守ることもできる」 ξ#`Д´)ξ「あ?」 (;゚A`)「貴方様は、私とミケの恩人。 今働いてる無礼は、必ず償います。 ですから・・・」 ξ#`Д´)ξ「昔の事をぐだぐだいうな。 ワシはお前と戦っておるんだ!」 (;゚A`)「すいません・・・ですが、解く事もできません。 私の全能力をもってしても、これが精一杯ですから」 ξ#`Д´)ξ「がー・・・ 瞳術をもうちょっと研究しとくんだったわ・・・」 「無様だねえ・・・」 どっかから、馬鹿にしたような声がした。 47 :第25話 :2006/09/29(金) 22:38:20.28 ID:qwBTxLZI0 ξ#`Д´)ξ「な ん だ と お っ!? 誰だっ!?」 (#゚;;-゚)「私だよ」 ( ´ー`)「・・・シラネーヨ」 ディとクックルが、シラネーヨに跨ってツンの背後にいつの間にかいた。 ディが凄く、憎たらしげな顔をしている。 (;゚A`)「・・・ディ、シラネーヨ!!! 厄介な奴が・・・」 ξ#゚听)ξ「なんのようだ。でぃ」 (#゚;;-゚)「お前がこいつと戦うのは勿体無い。 さっさとあっちに行け」 ξ#゚听)ξ「はあ? なんで御主に指図されにゃならんのだ?」 (#゚;;-゚)「いいから。お前の大事なブーンが死んでしまうかも知れんぞ?」 ξ#`Д´)ξ「何がワシの大事なぶーんだああああああああああああああっ!!!」 (;#゚;;-゚)「お前も厄介な奴だなあ」 49 :第25話 :2006/09/29(金) 22:39:10.28 ID:qwBTxLZI0 体が固まってるツンを、クックルが抱えた。 ξ#゚听)ξ「ふきーーーっ!!!! さわるなあああっ!!!」 ( ;゚∋゚)「クックル」 (#゚;;-゚)「うるさいなあ。ほら、坊やのとこにお行きよ?」 ξ#゚听)ξ「待て、ディ! その男は意外と・・・」 (#゚;;-゚)「知ってる。ドクオの目で見えない速さで動けないと、 術に捕らわれるんだろ? お前みたいに術に精通してる奴は別だが」 ξ#゚听)ξ「・・・」 (#゚;;-゚)「クックル。送っておやり。今ドクオの瞳術はツンに集中してるから大丈夫だ。 しばらく動けないだろうから」 (;゚A`)「く、糞。ツンさま・・・!」 ξ#゚听)ξ「あー、何か気に食わん!」 ツンはクックルに抱えられて、怪物の方へと向った。 51 :第25話 :2006/09/29(金) 22:41:05.02 ID:qwBTxLZI0 (#゚;;-゚)「さて、ドクオよ? 相手になってもらおうか?」 ('A`#)「人間が・・・身の程を思い知らせてやる・・・」 (#゚;;听)「私はあんたと真面目に戦う気はないよ?」 ('A`;)「・・・は?」 (#゚;;ー゚)「可哀想な妖怪を、わざわざ苛めてやる趣味は無い」 ('A`#)「・・・カワイ・・・ソウ?」 (#゚;;听)「ああ。生き残るチャンスを用意してやるんだ。 感謝してくれ」 (゚A゚#)「訳の分からん事をいうなあっ!!!!!!」 ドクオの周りの世界が歪む。 同時に、ディとシラネーヨが消えた。 (゚A゚#)「ち・・・見えねえ・・・」 ドクオは足止めされてしまった。 53 :第25話 :2006/09/29(金) 22:41:54.07 ID:qwBTxLZI0 ξ#`凵L)ξ「おい」 ( ;゚∋゚)「・・・クックル?」 ξ#゚听)ξ「いーかげんに、離さんか。もう、動けるわ」 ( ;゚∋゚)「クックル・・・」 クックルがツンを離した。 ξ#゚听)ξ「たく・・・」 ( ;゚∋゚)「クックル?」 ξ#゚听)ξ「お前はご主人様の元にでも戻っておればよかろうが?」 ( ;゚∋゚)「クックル・・・」 ξ#゚听)ξ「・・・何? ドクオ戦じゃ私は役に立たないから、 ワシに付いて行くように言われた?」 ( ;゚∋゚)「クックル・・・」 56 :第25話 :2006/09/29(金) 22:44:30.87 ID:qwBTxLZI0 ξ゚听)ξ「ん・・・?」 ( ゚∋゚)「クックルドウドウドウ」 ξ゚听)ξ「は? しかも、ワシの力に惚れたから 是非とも役に立ちたいだと?」 ( ゚∋゚)「クックル!」 ξ゚ー゚)ξ「・・・ほお。そうかそうか。 そこまで言うなら、連れていってやらんこともない」 ( ゚∋゚)「クックル〜♪」 ξ゚听)ξ「よし、ついて来い」 ( ゚∋゚)「クックル!!!!!」 ( ゚∋゚)「にやり」 59 :第25話 :2006/09/29(金) 22:46:19.44 ID:qwBTxLZI0 怪物の足元。 ( ;゚ω゚)「しかし、コイツ。本当に効かないお・・・」 ----------------- 一方、頭部。 ( #´∀`)「本当にうざいモナ・・・ なんかいい方法が・・・」 ( #´∀`)「・・・ん?」 怪物はブーンを追う。 その怪物の頭部で、モナーはある存在に気がついた。 ( #´∀`)「・・・あれは?」 人間の子供が、自転車に乗ってこちらに来るのが見える。 逃げる人間が目立つ中、特異的だ。 怪物の歩く振動で、ふらふらしながらも一生懸命走ってきてる。 ( #´∀`)「・・・」 ( #´∀`)「こんな時に・・・もしや小僧の知り合いかモナ?」 62 :第25話 :2006/09/29(金) 22:50:13.82 ID:qwBTxLZI0 怪物が突然、倒れこんできた。 ブーンは驚きながらも下敷きになるのを避けながら、 ここぞとばかりに頭部に近寄る。 ( ^ω^)「モナー! 今捕まえてやるおっ!!!」 ( #´∀`)「ぐふふふふふ。捕まえたモナーっ!!!!」 ( ;^ω^)「お・・・?」 怪物がその巨大な手で何かを捕まえている。 それが何かが、ブーンにはよく見えなかった。 ただ、怪物の親指と人差し指から、 黒髪のようなものがはみ出て見える。 ( ;^ω^)「ひ、人質か、モナーっ!!!!」 ( #´∀`)「動くな小僧! この人間を捻りつぶすぞ?」 64 :第25話 :2006/09/29(金) 22:53:03.75 ID:qwBTxLZI0 ( ;^ω^)「お・・・」 ( #´∀`)「小僧、動いたらこいつを殺すモナ?」 ( ;^ω^)「お?」 ブーンが怪物の手の中の人間に注目する。 怪物の手に比べてかなり小さな人の頭は、 反射的に逃げるかのように怪物の手の影に隠れた。 怪物が少しだけ、握る力を強くする。 同時に悲鳴が上がった。 「ぐあああああああああっ・・・・!」 ( ;^ω^)「・・・クーっ!!!?」 66 :第25話 :2006/09/29(金) 22:57:53.94 ID:qwBTxLZI0 ( ;^ω^)「・・・何でクーがここに!?」 「・・・」 ( ;^ω^)「クー!!!」 「ひ、人違いだ・・・」 ( ;^ω^)「そんなしゃべり方する女の子は他にいないお!」 「人違いだといってるだろう!」 ( #´∀`)「うるせえモナ。余計なお喋りするなモナ」 ( ´∀`)「さあ、どうする? ブーン?」 ( ;^ω^)「・・・わ、わかったお」 ( #´∀`)「じゃあ、死ねモナ! ひーひっひっひ!」 69 :第25話 :2006/09/29(金) 23:00:58.38 ID:qwBTxLZI0 モナーは怪物の体を使って、ブーンを掴むと 怪物のデカイ口の中に放り込もうとした。 ( ;^ω^)「く・・・ツン・・・」 「やれやれ、本当にお前はワシがいないと駄目だな」 暴風のような風が、怪物の周りに吹く。 ブーンが口の中に入る前に飛ばされ、 怪物の体の上を転がり落ちる。 同時に、ツンが鳥のように上空から急降下してきて 人質を掴む腕に切りかかった。 「ぐおおおおおおおおおおおっ!!!」 ぎぃんっ! 72 :第25話 :2006/09/29(金) 23:06:03.24 ID:qwBTxLZI0 ξ;゚听)ξ「あら?」 ツンの予想に反して、怪物の腕は表面が硬く、太かった。 怪物の腕に対して大きなダメージを与えたが 切断することが叶わず・・・ ( #´∀`)「この野郎、糞があモナ! ぶっ殺してやるモナ!」 モナーは人質を握りつぶそうとした。 「く・・・!」 人質が痛みを堪える様な声を漏らす。 ( ;^ω^)「クー!!!」 76 :第25話 :2006/09/29(金) 23:09:50.04 ID:qwBTxLZI0 「クックルドウドウドウ!」 ぱきょ ( ゚∋゚) 「クックル」 ξ;゚听)ξ「お、くっくるか」 クックルが人質のいる手の中に飛び込んだ。 そしてご自慢のまっするぼでぃで怪物の指をねじ切り 人質を救い出した。 ( #´∀`)「くそがあああああああああああああっ!!!」 77 :第25話 :2006/09/29(金) 23:11:52.00 ID:qwBTxLZI0 悶える怪物を横目に、クーとクックルの所に行くブーン。 ブーンは起き上がろうとする怪物を警戒しながら クーに話しかけた。 ( ;^ω^)「やっぱりクーだお」 川;゚−゚ハ「うん・・・ごめん」 ( ;^ω^)「危険だから来ちゃ駄目だお!」 川;゚听ハ「でも、お前だってここにいる。私はせめて、同じ場所で見てたいんだっ!」 ( ;^ω^)「駄目だおっ!」 川;゚听ハ「見るっ!」 ( ;^ω^)「・・・クー」 ξ ´兪)ξ「・・・おい、ぶーん」 ( ;^ω^)「なんだお、ツン」 ξ゚听)ξ「・・・まあ、なんだ。 女心もわかってやれ」 79 :第25話 :2006/09/29(金) 23:13:32.91 ID:qwBTxLZI0 ( ;^ω^)「・・・お?」 ( ゚∋゚)「・・・クックル?」 ξ(゚、゚#ξ「・・・おい、くっくる。意外すぎる発言とか言うな」 ( ;^ω^)「でも、き ξ゚听)ξ「くぅはそこの鳥面にでも任せれば良かろう。 どうせあいつを倒すのはワシ一人でも十分なくらいだ」 ( ;゚∋゚)「!!! クックルー!!!!」 ξ(゚Δ゚#ξ「黙れ、鳥類のなりそこない」 ( ;^ω^)「・・・」 81 :第25話 :2006/09/29(金) 23:15:59.30 ID:qwBTxLZI0 川*゚ー゚ハ「ツンさん、ありがとう・・・」 ξ゚听)ξ「ふん・・・こやつが想い人だと大変だな」 川*^ー^ハ「・・・ああ。そうだな。あなたもな」 ξ(゚Δ゚;ξ「・・・はあっ?」 ( ;^ω^)「???」 ( #´∀`)「くそ、和やかに話してんじゃねーモナあああああ!!!」 ブーンたちに向けて、怪物が怪光線を吐く。 ツンはブーンの首根っこを掴んで上空へ。 クーはクックルに抱きかかえられて少しはなれたところへ下がった。 86 :第25話 :2006/09/29(金) 23:19:33.23 ID:qwBTxLZI0 ξ゚听)ξ「おい、ぶーん」 ( ;^ω^)「なんだお・・・? ちょっと・・・首が絞まって苦しいわけだが」 ξ゚听)ξ「お前は今から、ワシの右腕だ!」 ( ;^ω^)「お?」 ξ゚听)ξ「爪をよく出しとけよ?」 ( ;^ω^)「あ・・・北」 「ぶりゅりゅううるうああああっ!!!」 怪物が意味不明の声を漏らしながら、 ブーンとツンを殴りかかった。 ツンはギリギリの所で巨大な拳を避け、 ブーンを下から上へと振り上げた。 ブーンから伸びた大きな爪が、怪物の腕を切断した。 89 :第25話 :2006/09/29(金) 23:22:00.11 ID:qwBTxLZI0 「ぎくぎゃrっらあああっ!!!」 怪物が呻きながら、落ちた腕を拾おうとする。 傾いた体勢にツンは雷を降らしながら、 怪物の背中側に上った。 ξ゚听)ξ「いくぞ、ぶーん?」 ( ゚ω゚)「お・・・おおおおおおおおおおおおっ!!!」 ツンがブーンを怪物の背中擦れ擦れで駆け抜ける。 ブーンは爪を長く伸ばしながら、 怪物の背中に大きな3本の水平に伸びた傷を作った。 91 :第25話 :2006/09/29(金) 23:24:33.48 ID:qwBTxLZI0 ( #´∀`)「ちくしょう!ちくしょう! ツンとブーンめえええ!!!」 ξ゚听)ξ「ふん。いいかげんにしたらどうだ? そろそろ勝てない事がわかって来ただろう?」 ( #´∀`)「・・・ふん。こっちの再生能力舐めるなモナ? それにこっちにはまだ、取って置きがあるモナ! 出来たら使いたくなかったが・・・!」 背中の大きな傷が突然、大きく広がった。 ξ゚听)ξ「・・・何だ?」 3つの傷が丸く開く。 そして、緑色の血が吹き出る。 ( ;゚ω゚)「自分で傷口を開いてどうするんだお?」 徐々に怪物から吹き出る血が少なくなり、緑色の気体が噴出しだした。 ξ゚听)ξ「!!!な、なんだ!」 ( ;゚ω゚)「ツン! 何か嫌な予感がするお!」 ξ;゚听)ξ「い、雷よおっ!!!」 93 :第25話 :2006/09/29(金) 23:26:30.59 ID:qwBTxLZI0 ツンが怪物にむけて雷を降らす。 多少のダメージは与えた様子はあるが、 背中の異変は止まらない。 ( #´∀`)「遅いモナっ!!!」 背中の穴から、今度は炎があふれ出した。 ξ;゚听)ξ「な、何の術だ!?」 ( ;゚ω゚)「ツンにもわからないのかおっ!?」 ( #´∀`)「ふははは、絶望するがいいモナ!?」 ξ;゚听)ξ「くっ、ぶーん、気をつけろよっ!?」 95 :第25話 :2006/09/29(金) 23:27:45.75 ID:qwBTxLZI0 背中の穴から出る炎で、怪物の巨体が少し持ち上がる。 そして・・・ ( ´∀`)「じゃ、ばいばいモナ」 すたこらさっさ 背中から炎をだしながら、巨体は高速でツンたちから遠ざかっていった。 ( ^ω^)「・・・あれ?」 ξ゚−゚)ξ「・・・あ、逃げた」 98 :第25話 :2006/09/29(金) 23:28:55.99 ID:qwBTxLZI0 ( ;゚ω゚)「追うおっ!」 ξ#゚−゚)ξ「もなーめ・・・」 ブーンとツンは慌てて追いかけ始めた。 しかし、巨体の割りに早く、 考えている時間の分、離されてしまっている。 ( ;゚ω゚)「も、もしや、この方角は日夜練の方かおっ!?」 ξ゚−゚)ξ「日夜練?」 ( ;゚ω゚)「この国の首都だおっ!?」 ξ゚−゚)ξ「首都?」 ( ;゚ω゚)「・・・日本の中心地だおっ!」 ξ゚听)ξ「・・・おお」 100 :第25話 :2006/09/29(金) 23:30:24.30 ID:qwBTxLZI0 ( ;゚ω゚)「糞・・・あそこをネタに脅されたら、どうしようもなくなるおっ 止めるおっ、ツン!!」 ξ;゚听)ξ「しかし、あの質量を止めるとなると・・・!」 ( #´∀`)「ふはははは! ざまあみるモナ!!!!」 怪物の上のモナーが振り返り、 勝ち誇った笑い声をあげた。 しかし・・・ ばきん しゅううううう モナーが調子こいた発言をしたあと、 なぜか怪物から出ている炎が少なくなり、 消えた。 102 :第25話 :2006/09/29(金) 23:31:58.01 ID:qwBTxLZI0 ( #´∀`)「な、なんだ! なんで動かねーモナ!?」 「・・・・・」 頭のてっぺんでモララーが焦った顔で喚く。 しかし、モララーが繋がっている怪物の方はびくともしない。 ξ゚−゚)ξ「・・・?」 ( ;^ω^)「どうしたんだお?」 「ふふふふふ」 ξ゚−゚)ξ「・・・猫又!?」 笑い声から、猫又と分かる。 怪物が向っていた方向から、猫又が飛んできた。 ちょっと、誇らしげに笑っている。 107 :第25話 :2006/09/29(金) 23:34:39.07 ID:qwBTxLZI0 ( ;^ω^)「いったい、何が?」 川*=’凵f)=「モララーよ」 ( ;^ω^)「?」 川*=’ー’)=「ドクオ兄じゃから聞き出してたの。 モララーを核に使ってるって」 ( ;^ω^)「モララー?」 川*=’凵f)=「流石弟に操られて、あんたと戦ってた奴よ」 ( ;^ω^)「お・・・」 ξ゚听)ξ「あの怪物を作るには、沢山の妖怪の繋ぎとなる妖怪・・・ まあ、核とワシが呼んでる役割と、 あの怪物を操る頭脳の役割を果たす妖怪がいる。 両者ともに、それ相応の妖力を要求される」 110 :第25話 :2006/09/29(金) 23:36:22.00 ID:qwBTxLZI0 川*=’凵f)=「そこで白羽の矢が立ったのがモララー。 しかも、核に使う妖怪はどうせ意識はいらない。 あの怪物を作るのに、相当利用しやすかったみたいね」 ξ゚ー゚)ξ「成る程、からくりが読めたぞ? あの兄弟がもららーを操っていた技を試したわけだな?」 川*=’ー’)=「はい」 ( ;^ω^)「???」 川*=’凵f)=「モララーを使ってあの怪物を作ってるなら、 そのままモララーを操ってた技術が使えるんじゃないかって試したのよ」 ( ;^ω^)「はあ・・・」 113 :第25話 :2006/09/29(金) 23:39:26.00 ID:qwBTxLZI0 怪物から離れたところで 10tトラックにのっている大きな装置を操っていた人間二人。 怪物が止まったところをみて ( ´_ゝ`)「流石だな?」 (´<_` )「俺ら」 ( ´_ゝ`)bd(´<_` ) びっ! 親指を立てながら、兄弟は頷きあった。 (,,゚Д゚)「変な奴ら・・・」 (´・ω・`)「来るの遅いよ・・・」 (*゚−゚)「本当、使えないわね」 ( ;´_ゝ`)(´<_`; ) ・・・ 116 :第25話 :2006/09/29(金) 23:43:15.66 ID:qwBTxLZI0 ( *´_ゝ`)(ちょっとしぃちゃんに蔑まされるの、いいかも・・・) (´<_`; )「・・・兄者?」 118 :第25話 :2006/09/29(金) 23:45:34.70 ID:qwBTxLZI0 ・・・ 倒れた怪物の頭部。 ( #´∀`)「くそおおおおおおおおっ!!!」 モナーは下半身を怪物の肉に埋もれさせたまま肉を掻き分け ブーンたちの元に走る。 ( ^ω^)「お・・・」 ξ゚听)ξ「やれやれ」 モナーは刀を抜き、 手前にいたブーンに切りかかる。 流れるような素早い攻撃が、何度もブーンに襲い掛かる。 しかしその全てを爪でいなし、攻撃を受け流すブーン。 二人の間で火花が散る。 ・・・一方 欠伸をしながら見守るツン。 すでに明後日の方向を見ている猫又。 122 :第25話 :2006/09/29(金) 23:49:05.89 ID:qwBTxLZI0 ξ゚听)ξ「もなー、怒りで攻撃が単調になっているぞ?」 ( #´∀`)「ぐ・・・」 モナーは自分の刀とブーンの爪をすり合わせながら、 一歩下がった。 ( ;^ω^)「お!」 刀を小さく構え、一つ息をつくと モナーは激しく刀を突き出した。 ( #´∀`)「モララードライバー!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ξ゚听)ξ「おっと」 ブーンめがけてモナーから赤黒い光が走った。 同時に、ツンが左手をふり、複数の雷を降らせる。 二つの術がぶつかり、爆発する。 ここで、トンっと音がした。 126 :第25話 :2006/09/29(金) 23:50:40.71 ID:qwBTxLZI0 ( #´∀`)「くそおおおおおおおおっ!!!」 ( ^ω^)「もう、モナー、止めるお・・・」 モナーに一瞬で肉薄し、 蹴倒したブーン。。 同時に、爪でモナーの首も押さえつけている。 ξ゚听)ξ「もう止めろ。モナー?」 ブーンの頭の上に、ツンが止まった。 ( #´∀`)「ツンめええええええっ!!!!」 モナーは頭だけをツンの方にむけ、 地獄の底から響いてきたような掠れ声を発した。 133 :第25話 :2006/09/29(金) 23:53:28.99 ID:qwBTxLZI0 ( ^ω^)「モナー、ブーンの話を聞いてほしいお」 ( #´∀`)「・・・」 ( ^ω^)「ブーンとしては、モナー達と戦いたくないんだお?」 ( #´∀`)「あ?」 ( ^ω^)「共存できるはずだお。ブーンたちは」 ( #´∀`)「・・・意味がわからんモナ」 ( ^ω^)「一緒に考えていけば、変えられるんじゃないかお? 今のまま睨み合う関係じゃなくて 変化を ( #´∀`)「うるせえモナっ・・・!」 136 :第25話 :2006/09/29(金) 23:55:54.92 ID:qwBTxLZI0 モナーが顔を真っ赤にして怒鳴る。 汚く、唾を飛ばしながら。 ( #´∀`)「ツン様も、こうやって口説き落としたかモナっ!? 猫又や、じょるじゅも?」 ξ#゚听)ξ「口説き落とって・・・あほかーっ!!!」 ( ^ω^)「・・・ツン達だって、本当はそういう気持ちがあったんだお 昔からいがみ合って来たからといって、 今後もそうあり続ける必要はないお!」 ( #´∀`)「うるさい! うるさい! うるさい! うるさいモナ!!!!」 ξ#゚听)ξ「・・・するーされた」 ・・・ 川*=’−’)=「・・・?」 ξ#゚听)ξ「おい、ワシは口説き落とされてなんかおらん・・・」 ( ^ω^)「モナー、聞いて 川*=;’凵f)=「ツンさま! ブーン! そいつ変だ!」 142 :第25話 :2006/09/29(金) 23:58:26.00 ID:qwBTxLZI0 ξ゚听)ξ「っ!?」 ( ;^ω^)「・・・お?」 モナーは体まで赤色に染まっている。 ( #´∀`)「ぐぐぐぐぐ、認めない・・・ 認めないモナ・・・・!」 ( ;^ω^)「も・・・モナー?」 ( #´∀`)「こんな世界、ぶっ壊してやるモナっ!!!」 144 :第25話 :2006/09/29(金) 23:59:28.87 ID:qwBTxLZI0 モナーの真っ赤な色が、怪物の黒い肌の上にも伝わっていく・・・ ξ゚听)ξ「もなー、貴様・・・」 ( ;^ω^)「いったい、何が・・・?」 ( #´∀`)「お前らも道連れだああああああああああああっ!!!」 ブーンはただならぬ雰囲気を感じ、 モナーの首から爪を離し、 さらに一歩下がる。 ツンと猫又も警戒し、じりじりと後退していく。 147 :第25話 :2006/09/30(土) 00:01:25.92 ID:b2jzfHtm0 川*=;’凵f)=「ツンさま! 」 ξ;゚听)ξ「こ、こいつ・・・自爆する気か・・・? な、何をとち狂っておる・・・!」 ( #´∀`)「狂ってるのは、お前らだああああっ!!!」 ( ;^ω^)「お・・・?」 ξ;゚听)ξ「ぶーん、猫又、離れるぞっ!!!」 ( ;^ω^)「え・・・でも、皆が・・・」 川*=;’凵f)=「早く!」 ( #´∀`)「おせええええええええええモナアアアア!!!」 150 :第25話 :2006/09/30(土) 00:03:44.62 ID:b2jzfHtm0 モナーが一番近くにいたブーンの両足を掴んだ。 ( ;^ω^)「あっ!」 ξ;゚听)ξ「・・・ぶ、ぶーん!」 川*=;’凵f)=「ブーン!」 ( #´∀`)「あっはっはっは! こいつが全て悪いんだあっ!!! こいつだけは、目の前で最後の瞬間を眺めてやるもなああっ!」 ブーンの両足を掴んだまま、 モナーは怪物の肉の中へと埋もれていった。 それに伴って、ブーンも一緒に消えていった。 つんの名を呼ぶ叫び声を残して。 153 :第25話 :2006/09/30(土) 00:06:12.85 ID:b2jzfHtm0 ξ;゚A゚)ξ「ぶ、ぶーん・・・」 川*=’A’)=「つ、ツン様・・・」 ブーンが肉に埋もれた後、 櫛が怪物の表面に残っていた。 川*=’A’)=「ツン様、逃げないと爆発に・・・」 ξ゚−゚)ξ「・・・」 川*=’A’)=「ツン様っ!!!」 ξ゚听)ξ「・・・お主は逃げろ。猫又」 川*=’A’)=「何を言ってるのですかっ!」 ξ゚听)ξ「ドクオの事が心配じゃないか?」 川*=’A’)=「・・・」 158 :第25話 :2006/09/30(土) 00:08:22.48 ID:b2jzfHtm0 ξ゚ー゚)ξ「何、心配いらん。一つ、手段があるのだ。 ただ、周りに危険かもしれないんだ」 川*=’A’)=「そうなのですか?」 ξ゚−゚)ξ「ああ。いけ・・・」 川*=’A’)=「・・・」 猫又は去りづらそうに去っていった。 161 :第25話 :2006/09/30(土) 00:08:52.13 ID:b2jzfHtm0 ツンは、ブーンが残した櫛を拾い上げた。 ξ゚−゚)ξ「・・・しょうが、ないか」 ξ゚ー゚)ξ「ふふん。自分で作っておきながら・・・こいつには苦しめられたなあ」 今はツンの手の中にあっても、櫛は大人しくしている。 ツンは表情を消し、そして櫛を握りつぶした。 びくんっ、とツンの体が震える。 瞼を一度下ろし、 ゆっくり呼吸を吸ってから、吐くと同時に目を開く。 すこし、決心した顔。 ツンが握り締めた手を開くと、 粉々になった櫛は手から舞い上がって無くなった。 ξ゚−゚)ξ「さよなら・・・夜」 164 :第25話 :2006/09/30(土) 00:10:40.73 ID:b2jzfHtm0 ツンは両手を首の後ろで組み、 空に向って手を広げる動作をした。 手と一緒に、ツンの髪の毛が逆さまに立ち上がる。 手と触れた所が、黒く染まりながら。 そして、 ツンの逆立った黒髪は 体積を増しながら広がっていく。 髪の境があいまいになり、 黒いねっとりとした気体の様なものが広がる。 ・・・その黒いものは、ツンを覆い隠すまでになった。 ξ゚−゚)ξ「これが、効くといいが」 ツンの周りの黒い気体は一瞬収縮すると、 爆発的に広がっていった。 169 :第25話 :2006/09/30(土) 00:15:17.50 ID:b2jzfHtm0 ドクオとディ (;゚A`)「糞が・・・ずるずるずるずる時間稼ぎしやがって・・・!」 「む・・・」 突然、今まで無言でけん制してたディとシラネーヨが ドクオから少し離れたところに止まった。 (#゚A`)「! 馬鹿が! お前なんて止まりさえすればこっちの・・・ (#゚;;-゚)「黙れ馬鹿。気がつかないか?」 (#゚A`)「あ・・・?」 (#゚;;-゚)「お前の仲間のモナーも怪しいし ・・・ツン? お前は何をやっている?」 (#゚A`)「え・・・ちょ」 (#゚;;听)「お遊びはここまでだね。あばよ。私は避難する」 ディとシラネーヨは消えた。 展開が速くて付いていけなかったドクオは固まっていたが、 猫又に見つかって叩かれてから移動を開始した。 170 :第25話 :2006/09/30(土) 00:15:56.14 ID:b2jzfHtm0 ショボン軍団としぃたち (´・ω・`)「・・・うん。危ないね」 (*゚−゚)「あれ、やっぱり?私達も危ない?」 (´・ω・`)「・・・ツン次第かな。兄弟たちにも伝えないといけないね」 (*゚ー゚)「まあ、気が向いたらね」 (;´・ω・`)「・・・とりあえず、 僕は無駄死にしたくなきゃ、ここから逃げろと 自衛隊のかたがたに伝えてくるよ」 172 :第25話 :2006/09/30(土) 00:17:50.43 ID:b2jzfHtm0 ショボンは移動しながら、怪物の方に目をやった。 黒い球体が、怪物の巨大な体を包み込む。 周りのものを徐々に巻き込みながら。 黒い球体の まわりの景色まで暗くなってくる。 光を飲み込んでいるのか。 影が広がり、 世界の終わりを思わせるような不吉な光景が続いていた。 178 :第25話 :2006/09/30(土) 00:22:23.26 ID:b2jzfHtm0 ・・・ ・・・・ ・・・・・・ 膨らみきった黒い球体が、今度は長い間をかけてしぼみ始めた。 萎んだ後には、沢山の妖怪たちが横たわっていた。 その中心にはツンと、倒れたブーンがいた。 ツンはブーンの頬っぺたをぺちぺち叩く。 181 :第25話 :2006/09/30(土) 00:23:59.32 ID:b2jzfHtm0 ( ^ω^)「・・・お?」 ブーンが、目を覚ました。 ( ^ω^)「あれ? ブーンは何時寝たんだお???」 ξ゚ー゚)ξ「起きたか。良かった、間に合って」 ( ^ω^)「ツン?・・・間に合う?」 ξ^ー^)ξ「闇に包まれて、寝心地はどうだった?」 ( ^ω^)「お・・・良かったみたいだお。なんか、すっきりしたお」 ξ゚ー゚)ξ「前、この術を使ったときは妖力が完全じゃなくて暴走してしまったがな。 今度が完全版だ」 ( ^ω^)「何が起きたんだお?」 183 :第25話 :2006/09/30(土) 00:27:04.45 ID:b2jzfHtm0 ξ゚ー゚)ξ「・・・好き嫌い・・・かな」 ( ;^ω^)「好き嫌い???」 ξ゚听)ξ「・・・暗闇はやさしいと思わないか?」 ( ^ω^)「?」 ξ゚听)ξ「ワシは好きなんだ・・・。 嫌なもの、なんでもかんでも覆い隠してくれる」 ( ^ω^)「・・・」 ξ゚听)ξ「この術は、ワシの中の闇でもあるのかもしれん。 ワシの嫌なものをなくしてく・・・ 自分でもよくわからんのだが・・・」 ( ^ω^)「・・・だから、怪物が消えたのかお・・・。 んで、妖怪たちが元に戻ったのかお?」 ξ゚听)ξ「ああ・・・この合体する暑苦しい術・・・ 考え付いたものの・・・嫌いだったからな」 186 :第25話 :2006/09/30(土) 00:28:42.17 ID:b2jzfHtm0 ( *^ω^)「凄いお!流石 ツン!!!」 ξ゚−゚)ξ「ああ・・・」 ( *^ω^)「しかも、そんな術なのに、皆生き残ってるっぽいお! ツンって心が結構広いんだお・・・!」 ξ゚−゚)ξ「・・・ふ。そうか・・・お前のおかげかもな」 ( ;^ω^)「・・・ツン? ちょっとらしくないお? 疲れたのかお?」 ξ゚−゚)ξ「・・・」 ・・・とさっ 188 :第25話 :2006/09/30(土) 00:29:21.96 ID:b2jzfHtm0 ( ^ω^)「・・・ツン?」 ツンが倒れた。ブーンの目の前で。 慌ててツンを抱き起こすブーン。 目を閉じたツンは 白かった肌が、今まで以上に白くなっている。 抱える体にも、力がない。 ・・・存在が希薄になっていた。 ・・・ ( ;^ω^)「・・・ツン? ツン? ツン?」 ( ;ω;)「・・・お? つ・・・ツン?」 192 :第25話 :2006/09/30(土) 00:30:38.02 ID:b2jzfHtm0 ブーンの泣声に反応したのか ツンがまた、ゆっくり動き出した。 ξ^ー^)ξ「泣くな、ブーン」 ( ;ω;)「ツン・・・? ツン・・・?」 ξ゚ー゚)ξ「この術は、ちょっと疲れるんだ。 ・・・自分の心の中の醜い部分を外に出すからかな?」 ( ;ω;)「・・・大丈夫なのかお?」 ξ^ー^)ξ「ああ」 ( ;ω;)「じゃ、じゃあ、一緒に帰るお」 ξ^ー^)ξ「ああ・・・ブーン?」 ( ;ω;)「なんだお?」 ξ゚ー゚)ξ「まあ、悪くなかったぞ?」 ( ;ω;)「・・・悪くなかった?」 ξ゚ー゚)ξ「ああ・・・悪くなかった」 194 :第25話 :2006/09/30(土) 00:31:57.23 ID:b2jzfHtm0 ( ;ω;)「ツン・・・」 ξ゚ー゚)ξ「そーだ。櫛は返してもらったよ」 ( ;ω;)「え・・?」 ξ゚ー゚)ξ「悪いが、この術使うにゃ力がいったんでな・・・」 ( ;ω;)「・・・そうかお」 ξ^ー^)ξ「疲れたなあ。眠るよ、ブーン・・・」 ( ;ω;)「・・・・・・・・・・・・・・・・ツン!!!」 ツンは動かなくなった。 ゼンマイの切れた、人形のように。 ( ;ω;)「つーーーーーんんんんんんん!!!!」 197 :第25話 :2006/09/30(土) 00:33:00.84 ID:b2jzfHtm0 叫ぶブーンに、背後から肩に手をおく人物がいた。 ブーンは、後ろを振り返る。 (´・ω・`)「ブーン」 ( ;ω;)「お、親父! ツンが・・・!」 (´・ω・`)「ツンが、あの術を使ってしまったんだね」 ( ;ω;)「・・・」 (´・ω・`)「やはり、危険な術だったね・・・ツンにとって」 ( ;ω;)「・・・どういうことだおっ!!!」 (´・ω・`)「詳しい事は、お前を心配してきた彼女らに聞きなさい」 ( ;ω;)「・・・猫又さん・・・皆・・・」 199 :第25話 :2006/09/30(土) 00:33:33.24 ID:b2jzfHtm0 ( ;ω;)「ツンは・・・どうなったんだお?」 川*=’−’)=「ツン様は、力を使いすぎたのよ」 ( ;ω;)「?」 ( ゚∀゚)「・・・妖怪ってのは、死なないんだ。生きるのを諦めるまでな」 ( ;ω;)「?」 川*=’−’)=「ただ死ななくてもね、妖怪は回復のために眠りにつくの」 ( ;ω;)「眠り? どの位の眠りにつくんだお?」 201 :第25話 :2006/09/30(土) 00:34:29.95 ID:b2jzfHtm0 川*=’−’)=「・・・」 ( ゚∀゚)「・・・」 ('A`メ)「長い・・・よ。人にはな」 ( #;ω;)「あ・・・ドックン? ・・・具体的に言って欲しいお」 ('A`メ)「・・・人の寿命の、数回分だな」 ( ;ω;)「・・・ツン」 203 :第25話 :2006/09/30(土) 00:35:15.29 ID:b2jzfHtm0 川*゚−゚ハ「・・・回復を早める方法はないのか?」 川*=’−’)=「妖怪は天空に浮かび上がる月の光も力の源の一つ。 その光がよく当たるところがいいかしらね」 ('A`メ)「・・・あと個体差はあるが、水が大量にあるところがいいな。 水は、不思議な力があるから・・・」 ( #;ω;)「それでどの位早まるんだお?」 ( ゚∀゚)「・・・人間には、関係の無い程度だな」 ( ;ω;)「ツン・・・ごめんだお。ブーンが我侭言ったばっかりに。 今、ゆっくり休める所に連れて行くお」 ブーンはツンを優しく抱きしめ、 ふらふらと歩き出した。 数歩 歩いてブーンは皆を振り返る。 そして、ごめんなさいって言って。 また歩き出した。 その後姿をショボンとクーは黙って見つめていた。 209 :第25話 :2006/09/30(土) 00:37:41.68 ID:b2jzfHtm0 川*=’−’)=「ドクオあにじゃ。よく見てよ。あれが、ブーンよ。 妖怪も人も関係ないわ」 ('A`メ)「・・・ああ」 川*=’−’)=「兄者や私が思ってたように、ブーンとツン様は無理な関係ではないのかも」 ('A`メ)「・・・」 川*=’凵f)=「ブーンみたいなの、他にもきっといるわ? 人と戦うの、もう止めたら?」 ('A`メ)「あんなの、あいつだけだよ」 川*=’凵f)=「そりゃ極端だけど。理解してくれる人も」 ('A`メ)「人間なんて、食べ物だ」 川*=’−’)=「・・・」 ('A`メ)「でも、食べ物相手に真剣に戦うなんて、馬鹿らしいな・・・」 川*=’ー’)=「・・・あにじゃ」 212 :第25話 :2006/09/30(土) 00:38:26.35 ID:b2jzfHtm0 少し離れたところ。 倒れたモナーをギコが見下ろす。 ギコが、引きずってきたらしい。 (,,゚Д゚)「くっくっく」 ( ´∀`)「糞・・・」 (,,゚Д゚)「おめえは負けたんだ。 負けたもんは、勝ったもんに従いな」 ( ´∀`)「・・・」 (,,゚Д゚)「・・・」 214 :第25話 :2006/09/30(土) 00:39:13.05 ID:b2jzfHtm0 (,,゚Д゚)「おめえ、本当は人間と戦いたかったわけじゃないだろ?」 ( ´∀`)「・・・は? 何が言いたいんだモナ?」 (,,゚Д゚)「お前はツンに対して固執しすぎてたからな? ・・・おめえ、妖怪らしくも無く、ツンが好きだったんだろ?」 ( ´∀`)「は? 馬鹿いうなモナ」 (,,゚Д゚)「人間に対する憎悪は、夜やら、ブーンのとばっちりだろ? 自分が見てもらえねぇ、っつー嫉妬心か。くっくっく」 ( ´∀`)「・・・馬鹿言うなモナ。ギコごときが、偉そうに」 (,,゚Д゚)「ほう。じゃあ、誰ならお前に偉そうに言えるんだ?」 ( ´∀`)「・・・」 216 :第25話 :2006/09/30(土) 00:40:07.44 ID:b2jzfHtm0 (,,゚Д゚)「まあ、いいや。おめえ、これからどうすんだ?」 ( ´∀`)「・・・」 人間が二人、沈黙するモナーとギコのところにやって来た。 年長の人間が、ひどく皮肉な笑いを浮かべている。 (#゚;;ー゚)「モナー」 ( ´∀`)「ディの婆かモナ」 (#゚;;ー゚)「そうだ」 ( ´∀`)「おい、ギコ。お前のご主人様が、やってきたぞ? ひれ伏さなくていいのかモナ?」 (,,゚Д゚)「・・・」 (*゚ー゚)「ギコはもう、おばあちゃんのシモベじゃないよ?」 ( ´∀`)「・・・どういう事だモナ?」 (#゚;;听)「ギコは自分の意思で動いてたのさ」 218 :第25話 :2006/09/30(土) 00:41:47.45 ID:b2jzfHtm0 ( ´∀`)「・・・ギコ? あの暴れん坊だったお前が、どうしたんだモナ?」 (,,゚Д゚)「別に。長い間生きてりゃ、変わることもあらあな」 ( ´∀`)「・・・」 (,,゚Д゚)「ふん。間抜け面しやがって。 ツンに固執しすぎて、おめえは何も変わらなかったんだな」 ( ´∀`)「・・・お前、妖怪としての誇りはどうしたんだモナ ただの食料である人間なんぞと馴れ合って・・・」 (,,゚Д゚)「誇り? 俺は、俺がギコであるという誇りがある。 他はいらねえな」 ( ´∀`)「・・・」 (,,゚Д゚)「おめえこそ、逃げてばかりじゃ何も変わらねーぜ」 ( ´∀`)「このモナーのどこが逃げてるというモナ? 何から逃げてるモナ? モナーは戦っていたモナ!」 (,,゚Д゚)「現実から逃げてんだろ」 221 :第25話 :2006/09/30(土) 00:44:00.30 ID:b2jzfHtm0 ( ´∀`)「・・・現実?」 (,,゚Д゚)「・・・ああ」 ( ´∀`)「・・・」 (,,゚Д゚)「手前ら、ブーン達が止めてなかったら死んでたぞ」 ( ´∀`)「・・・?」 (,,゚Д゚)「おめえらは、さっさと山奥へと移動してたから分からなかったかもしれないが 人間共はお前や俺なんかじゃ出せねえ炎を作れるようになってんだ。 ・・・カクとかいう奴だ」 ( ´∀`)「・・・かく?」 (,,゚Д゚)「あれを喰らったら、生き残れるのはいねえな」 ( ´∀`)「・・・馬鹿な」 (,,゚Д゚)「おめえらが合体してた、あの体でもだ」 ( ´∀`)「・・・」 226 :第25話 :2006/09/30(土) 00:45:29.61 ID:b2jzfHtm0 ( メ´∀`)「人間・・・本当なのかモナ?」 (#゚;;-゚)「ああ・・・そうだな・・・一つの町を一瞬で軽く消し飛ばす程の威力だ」 ( メ´∀`)「・・・」 (#゚;;-゚)「我々としても、そんな自分に被害の出る方法はとりたくなかった。 それに・・・」 ( メ´∀`)「それに?」 (#゚;;-゚)「あんた達と、他の関係を築けないかと思ってね」 ( メ´∀`)「・・・他だと?」 (#゚;;听)「亜矢家と内藤家が、あんた達と人間が共存できる関係を作る事を働きかける・・・ そう、せめて宣言したかった」 ( メ´∀`)「・・・迷惑だモナ。我々は、誇り高い妖怪だモナ。 お前らみたいなのに、世話してもらう筋合いは無い。 ・・・自分の住処は、勝ち取ってやるモナ」 (#゚;;听)「負けたくせに」 ( メ´∀`)「・・・糞」 228 :第25話 :2006/09/30(土) 00:46:18.14 ID:b2jzfHtm0 (#゚;;听)「まあ、あんたが急に変わるとは思ってないよ」 ( メ´∀`)「・・・モナーに、亜矢家の秘術を使う気かモナ?」 (#゚;;听)「・・・やらん」 ( メ´∀`)「・・・モナ?」 (#゚;;听)「私は、あんたと交渉にきたのさ。 しかも、気長にね」 ( メ´∀`)「・・・」 (#゚;;听)「・・ああ。大丈夫。 私はあと20年は生きないだろうが、しぃの奴もやる気満々みたいだ。 内藤家の坊やも、元よりそのつもりみたいだしね」 ( メ´∀`)「・・・」 (#゚;;听)「まあ、今日のところは帰りな。 再戦するにしても、交渉に応じるにしてもさ。 あんたも、自分の意思を押し通すだけじゃなくて、 色々考えなよ」 ( メ´∀`)「・・・」 229 :第25話 :2006/09/30(土) 00:46:49.13 ID:b2jzfHtm0 モナーは惨めな顔をして、 地上から浮かび上がる。 ふと、自分の左手をみた。 消えたはずの、左手を。 表情が、不思議そうな顔へと変化した。 しばらく、自分の左手を見た後、 ふらっとどこかへ飛び立った。 230 :第25話 :2006/09/30(土) 00:47:26.09 ID:b2jzfHtm0 ・・ ・・・ ・・・・ それぞれ、人間や妖怪たちは自分なりに道を歩きはじめる。 速度や方向は違っても、 共に同じ世界で。 しかし、生き残った中で肝心のブーン。 ブーンだけ。 彼らの輪に、もう戻ってくることはなかった。 ・・・現実から逃げたのかもしれない。
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