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( ^ω^) ぶーん と つんξ(゚、゚ξ
ブーンはツンを静かに横たえ、怪物を睨み付ける。 ( #゚ω゚)「・・・おおおおおおおっ」 櫛の持つ輝きが、ブーンの体を包み込む。 光になったブーンは、ツンを潰した怪物に向って突撃した。 ・・・怪物の足をブーンが貫き、 怪物がよろめく。 「ぐえぇええええええええええええむうううぅうううう」 怪物が、妙な声を上げた。 ( ;´∀`)「な、なんだモナ? ツンが生きてたのかモナ?」 ('A`)「違う。本物のブーンだ」 ( ´∀`)「ち・・・さっさと殺して、日夜練に行くモナ」 ('A`)「・・・」 ( ´∀`)「ドクオ?」 ('A`)「また早くなっている」 ( ´∀`)「?」 ('A`)「あの速さは、こいつでは捉えきれんだろう」 ( ;´∀`)「・・・ツンと同じように、押しつぶせば」 ('A`)「十中八九、逃げ切るな。それに倒せたとて、無防備な所をあまり人間どもにも見せたくな い」 ( ´∀`)「人間なんぞ・・・ ('A`)「人間を舐めるな。そもそも、俺たちは僻地においやられた弱者・・・」 ( ´∀`)「・・・」 ('A`)「ツン様やブーンを倒せばいいわけじゃない。 本来の目的は、人間どもに勝つことだ!」 ( ´∀`)「・・・そうかモナ。じゃ、ドクオはあの小僧にどう対処すればいいと?」 ('A`)「俺が出る」 ( ´∀`)「ドクオが? ・・・」 ('A`)「不満か?」 ( ´∀`)「お前の力に不満はないが」 ('A`)「じゃ、いいだろ?」 ( ´∀`)「・・・わかたモナ。モナーは、日夜連に行くモナ」 ('A`)「ああ。早く、この国の人間どもの首領を血祭りに上げてくれ 始末したら、すぐ追いつく」 怪物から、根暗な顔した人・・・のようなものが降り立つ。 怪物はそれを落とした後、東へと向った。 ブーンは、降りてきた‘それ’が自分の旧友である事を認め、話しかけた。 ( #゚ω゚)「ドックン・・・」 ('A`)「人間、気軽に呼ぶなよ」 ( #゚ω゚)「戦いたくなんて、なかったおっ!」 ('A`)「・・・」 ( #゚ω゚)「でも、甘かったお! 全力を持ってお前・・・お前らを止めるお!」 ('A`)「止める? まだ甘いこと言ってんな・・・」 (#'A`)「殺す気で来いよ。お前らとの関係ってのは、そういうもんだっ!」 ( #゚ω゚)「・・・!」 ブーンが再び光に包まれる。 ドクオは複雑な顔をした。 ('A`)「ち・・・術がこの光の所為で乱されるな」 ( #゚ω゚)「・・・」 ('A`) ・・・ (゚A`) ( #゚ω゚)「おっ!」 ドクオが両目を開ききる前に、 ブーンが体当たりをした。 あっけなく突き飛ばされるドクオ。 倒れるドクオを見つめるブーン。 壊れた人形のような不気味な動きをしながら、 ドクオはゆっくり起き上がった。 ('A`)「ブーン」 ( #゚ω゚)「・・・なんだお?」 ('A`)「頼むよ。目を覚ましてくれよ」 ( #゚ω゚)「・・・?」 ('A`)「怒ってもお前は甘ちゃんだ・・・ そんなんじゃ、ツン様だって・・・ クーさんだって、守れないぞ?」 ( ゚ω゚)「・・・ドックン?」 ('A`)「・・・」 沈黙してうつむくドクオ。 ドクオの弱気な様を見て、ブーンはドクオに遠慮がちに近寄った。 ドクオの肩に手を掛け、話しかける。 ( ゚ω゚)「どっくん・・・」 ドクオは、ブーンの声に顔を上げて こう答えた。 (゚A゚)「くふふっ・・・もういい死んでくれ」 ドクオとブーンの周りが突如色あせ、 上と下が入れ替わる。 地面が上に その地面に足をつけ、逆さまにぶら下がっているかのような ドクオとブーン ブーンが下を見下ろすと、 抜けるような暗い空が広がっている。 ( ;゚ω゚)「一体、何をしたんだお?」 (゚A゚)「さあねえ・・・」 ドクオが笑う。 にたにたと。 ( #゚ω゚)「ドックン・・・」 ブーンは、ドクオに近づこうとした。 右足を持ち上げる (゚A゚)「あ」 ( #゚ω゚)「なんだお?」 (゚A゚)「そんなことしたら、落ちるよ?」 ブーンの体ががくんと揺れる。 ( #゚ω゚)「・・・う、上に落ちるおっ!!!」 (゚A゚)「下だよ、下。くふふふ」 ( #゚ω゚)「だ、だって、下には空があるから、上だおっ!」 (゚A゚)「何言ってんの? 下は下だよ。 ブーンは落ちなきゃ?」 ( #゚ω゚)「お、お前は・・・?」 (゚A゚)「俺はドクオ。妖怪だもの」 ( #゚ω゚)「ど (゚A゚)「さあ、ブーン? お空に落ちて死のうね? くふふふふ」 ( #゚ω゚)「どおおおおおおおおおおおおおおおおお・・・・ ブーンは昏い空へと落っこちていった。 (゚A゚)「・・・」 ('A`)「櫛があるから・・・死なないだろ?」 ドクオは上を見下ろしながら、座り込んだ。 ( #゚ω゚) ・・・ 空へと落ち続けるブーン。 その速度は加速度的に増して行き ブーンの意識が途切れそうになる。 ( ゚ω゚)「ツン・・・ブーンは情けないお」 ( 'ω`)「ツンはブーンの事を考えてくれて戦ったのに ブーンはそれに少しも報いる事が出来なかったお・・・」 ( 'ω`)「ぶーんは・・・役立たずの、いらない子・・・だお」 ・・・ 「そんなこと、ないよ?」 ( 'ω`)「・・・お?」 ( ;^ω^)「い、今の誰だお??? 周り誰も・・・」 「わたし、わたし」 櫛から暗い光があふれ出す。 その光の中、ブーンは隠れて完全に姿が見えなくなってしまった。 灰色の世界。一人で立つブーン。 ( ^ω^)「・・・ここは?」 「ぶーん!」 ( ^ω^)「・・・お?」 小さな女の子の声が聞こえた。 たったったっ。 どっからか、駆け寄ってくる。 ノ∠ξ*^ー)「初めまして!」 ( ^ω^)「・・・お?」 ふと気が付くと、小さな女の子が目の前に立っていた。 にこやかに微笑みながら、ブーンをじっと見つめている。 ( *^ω^)「初めましてだお。えーと・・・」 ノ∠ξ*゚ー)「見て貰いたいものが・・・あるんだけど」 ( ^ω^)「ぶーんにかお?」 ノ∠ξ*^ー)「そうだお〜♪」 ( *^ω^)「・・・なんだお?」 ノ∠ξ*゚ー)「ぶーんがね。よく知ってるようで、全然知らない者のこと」 ( ^ω^)「・・・?」 ノ∠ξ*^ー)「ほら〜、あれだよ!」 ( ^ω^)「え? ・・・あれは、ツン?」 灰色が消し飛び、突然テレビに画面が映るように周りに夜景が広がる。 その夜景の一部。 夜風に当たりながら、ツンが崖の上から人の集落を見下ろしていた。 その少し後ろに、以前の夢で見た盲目の男がいた。 (,,゚ω゚)「・・・月闇」 ξ゚听)ξ「・・・なんだ、夜?」 (,,゚ω゚)「名の由来を聞いてもいいか?」 ξ゚听)ξ「私のか?」 (,,゚ω゚)「ああ」 ξ(゚、゚*ξ「自分で言うのは気恥ずかしいがな。 アタシの髪がよく、空に浮かぶ三日月に見間違えられたんだ」 (,,゚ω゚)「それで、月か」 ξ゚听)ξ「闇ってのはな、アタシの邪悪さをよく現しているだろう?」 (,,゚ω゚)「・・・そうか?」 ξ゚听)ξ「そーだ」 (,,゚ω゚)「単に、ツンツンしてるだけだと思うが」 ξ#゚听)ξ「・・・夜よ。お前は本当に、遠慮がないな」 (,,゚ω゚)「・・・」 ξ゚听)ξ「む? どうした?」 (,,゚ω゚)「ツン・・・」 ξ゚听)ξ「え?」 (,,゚ω゚)「月闇よ。貴方は私に夜という名前をくれた。 お返ししよう」 ξ゚听)ξ「なに?」 (,,゚ω゚)「私はこれから、貴方の事をツンと呼ぶ」 ξ#゚听)ξ「美しい名前じゃあ、ないな」 (,,゚ω゚)「そうか? でも、可愛い名前じゃないか。 素直じゃない子供みたいで」 ξ#゚−゚)ξ「・・・たまに、本気で殺意を覚えるぞ?」 (,,゚ω゚)「またまた」 ξ#゚ー゚)ξ「・・・」 (,,゚ω゚)「・・・正直スマンかった。首絞めないで」 ξ゚听)ξ「わかれば、よい」 (,,゚ω゚)「じゃ、ツン。私は寝るよ」 ξ#`凵L)ξ「結局、呼ぶんかい!」 ノ∠ξ ゚ー)「じゃ、次、いくね」 ( *^ω^)「お・・・次?」 突然、外が暗くなる。 盲目の男をみると、少し老けたようだ。 数年くらい、経過したのかもしれない。 (,,゚ω゚)「ツン」 ξ゚听)ξ「何だ?」 (,,゚ω゚)「ツンに、あげたいものがある」 ξ゚ー゚)ξ「・・・? ほう、盲目のお前が何をくれると言うんだ?」 (,,゚ω゚)「櫛だ」 ξ゚−゚)ξ「・・・」 盲目の男が、懐から紅色の櫛を取り出した。 月と桜の絵が彫ってあり、 汚らしいボロを着た男が持っているとは思えないほど上品なふいんき(ry が漂っている。 ツンは静かにそれを受け取り、 しげしげと見つめた。 (,,゚ω゚)「・・・気に入って頂けないだろうか?」 ξ(゚、゚*ξ「ぃ、いや? なかなかじゃないか。どこで盗った?」 (,,゚ω゚)「この目で盗れると思うか? これは、母の形見だよ」 ξ゚−゚)ξ「・・・そんなもの」 (,,゚ω゚)「私は目が見えないが、 何故かツンの髪の毛だけは見える気がするんだ・・・ そしてこの櫛が、とても似合う気がする」 ξ*゚−゚)ξ「う、うん」 (,,゚ω゚)「それに・・・ ξ(゚、゚*ξ「な、何だ?」 (,,゚ω゚)「迷惑だろうが、好きになったようだ」 ξ(゚、゚*ξ「えっ・・・?」 (,,゚ω゚)「ツンが・・・」 ξ///)ξ「・・・!」 (,,゚ω゚)「・・・」 ξ///)ξ「・・・」 (,,゚ω゚)「ツン?」 ξ///)ξ「・・・ぁ」 (,,゚ω゚)「大丈夫。答えてくれなくていいんだ・・・ 迷惑だと、分かっているから」 ξ///)ξ「・・・ぇと」 (,,゚ω゚)「でも、せめて、この櫛は受け取ってくれ・・・」 ξ///)ξ「・・・ぅん」 ・・・ ・・・・ ノ∠ξ ゚ー)「どう? 今見てるの、ツンの一番捨てたかった思い出・・・」 ( #^ω^)「なんか妬けるお・・・」 ノ∠ξ ゚ー)「捨てたかったんだよ?」 ( ^ω^)「・・・どういう、ことだお?」 ノ∠ξ ^ー)「つづき、見ようか」 ツンが川のほとり、一匹で星を見上げていた。 後ろに、モナーが現れる。 ( ´∀`)「・・・月闇さま」 ξ゚听)ξ「儂をその名で呼ぶなと言うたであろうが?」 ( ´∀`)「では、ツン様。何故、あの男を傍に置き続けるのです?」 ξ゚−゚)ξ「夜の、ことか?」 ( ´∀`)「そう、あの汚らわしい人間。 一時の気まぐれとしても、長すぎます・・・ 数年は経ったではありませんか」 ξ゚听)ξ「なんか悪いか?」 ( ´∀`)「貴方様は、我々を導いて下さる立場。 人間なんぞは、ただの食べ物。 ・・・傍に置き続けるのは、おかしいでしょう?」 ξ--)ξ「言いたい事はそれだけか?」 ( ´∀`)「・・・はい」 ξ゚听)ξ「つまらん話だ。儂はもう休む。じゃあな」 ( ´∀`)「・・・お疲れ様です。ツン様」 ξ--)ξ「ああ」 ツンはモナーに背を向け、去っていく。 ( ´∀`)「・・・」 ( ´∀`)「ツン様、何故だモナ?」 ξ゚听)ξ「なあ、夜」 (,,゚ω゚)「はい?」 ξ゚听)ξ「私と夜が、一緒にいること・・・シモベどもが、 どうしても納得できないらしい・・・」 (,,゚ω゚)「・・・やはり、私は邪魔ものか」 ξ゚ー゚)ξ「・・・邪魔じゃ、ないぞ」 (,,゚ω゚)「・・・え?」 ξ゚ー゚)ξ「邪魔じゃ、ない」 ツンは、盲目の男を優しく抱きしめた。 ξ゚−゚)ξ「・・・私は、確かに寂しかったんだろう」 (,,゚ω゚)「・・・」 ξ゚ー゚)ξ「夜がいるのは・・・正直心地がよい」 (,,゚ω゚)「ありがとう・・・」 ツンは盲目の男から離れて、櫛を懐から持ち出した。 盲目の男に、優しく触らせる。 ξ゚ー゚)ξ「これはお前がくれた櫛だ。わかるか?」 (,,゚ω゚)「・・・はい」 ξ゚ー゚)ξ「これに私の力を込める」 (,,゚ω゚)「力を・・・?」 ξ゚ー゚)ξ「ああ。持ってるだけで、私と同程度の力を扱えるだろう。 それをお前にやる。 これで付近の化け物は、お前を襲えなくなるだろう」 (,,゚ω゚)「そ、そんなものを・・・」 ξ゚ー゚)ξ「いいんだ。それに、もしかしたら、 持つことでお前の目も見えるようになるかもしれないぞ?」 (,,゚ω゚)「! ありがとう・・・ツン。ただ・・・」 ξ゚ー゚)ξ「何だ?」 (,,゚ω゚)「・・・何も、私があげた物でなくても」 ξ(゚、゚*ξ「・・・」 また、ツンは盲目の男を抱きしめた。 ξ(゚、゚*ξ「夜。この術はな、術者が思い入れの最も強いものでないと行えないんだ」 (,,゚ω゚)「最も、思い入れの強い・・・」 ξ(゚、゚*ξ「そ、それに櫛は髪を梳くもの・・・ お前が持っていて、私の髪を梳け」 (,,゚ω゚)「・・・」 ξ゚−゚)ξ「嫌・・・なのか?」 (,,゚ω゚)「と、とんでもない。私で、いいのかと思っていた・・・」 ξ*゚ー゚)ξ「・・・いつかの問いの答え、待たせたな。 お前以外、代わりはいないよ・・・」 (,,゚ω゚)「・・・ツン」 ξ゚ー゚)ξ「この櫛に力を込め終わるには、月が満ちて、また欠けるくらいの時間がかかる・・・」 (,,゚ω゚)「はい」 ξ゚ー゚)ξ「それまで、人里に下ろす・・・なんとか、生きておれ」 (,,゚ω゚)「・・・ありがとう」 ・・・ ( ^ω^)「・・・ん? どこが捨てたかったんだお?」 ノ∠ξ*゚ー)「つぎ、一月後・・・くらいかな?」 ( ^ω^)「お?」 ノ∠ξ*^ー)「ごめんね。もうちょっと、付き合って」 ・・・ ツンは、櫛を片手に人里へとおりてきた。 顔は、達成感にあふれている。 ξ゚ー゚)ξ「・・・なんだ、夜め。居ないではないか・・・」 ツンは、左右を見渡す。 どうやら、盲目の男との約束の場所らしい。 ξ゚ー゚)ξ「道に迷ったか・・・探そう」 ツンは歩き始める。 だんだん、表情に陰りが出てきた。 どこにも、いない。 ξ ゚A゚)ξ「よ、夜・・・待っててくれなかったのか?」 ツンは人へと化け、周りにいた人間に意を決して話しかけた。 ξ ゚A゚)ξ「あの、ここに、盲目の男がいなかったか?」 「盲目・・・の男?」 ξ ゚A゚)ξ「そうだ」 「・・・ああ。アイツか。アイツなら、ちょっと前に殺されたよ」 ξ ゚A゚)ξ「え・・・?」 「近所で盗みがあってな。アイツだろうって事になった」 ξ ゚A゚)ξ「え・・・? あ、アイツは、目が見えなかったんだろう? 盗みなんて・・・」 「・・・知らない。あっちに行け」 ξ゚−゚)ξ「・・・話せ」 ツンの目が、妖しく光る。男は表情を消し、ツンに向って話し始めた。 「・・・正直、まあ、誰でもよかったんだ」 ξ ゚A゚)ξ「え・・・?」 「盗人が入られた家、ここら辺の有力者だったんでな 誰かを犯人に仕立てないと、・・・収まらなかった」 ξ ゚A゚)ξ「それで、夜は・・・」 「ああ、犯人にしたてて、殺した」 ξ ゚A゚)ξ「・・・」 「・・・」 ξ ゚A゚)ξ「墓は?」 「ないよ。そこら辺の野に捨てられた。野獣に食べられて、骨にでもなってるとおもう」 ξ ゚A゚)ξ「ど、どこだ?」 「・・・案内します」 男に、ツンはついて行った。 でも、そこには何もない。 「もう、獣どもが引きずっていったみたいだな・・・」 ξ ゚A゚)ξ「・・・」 「もう、いい・・・ ツンは黙って、男の顔を殴った。 男の頭は潰れたスイカのように弾けて、辺りは赤い雨が降った。 ・・・ ツンはシモベの妖怪たちを率いて、村を襲う。 ξ ゚−゚)ξ「・・・」 ( *´∀`)「やっと、人間どもを襲う決心がついた事・・・ 皆、待ちわびておりました」 ξ ゚−゚)ξ「・・・」 ( *´∀`)「やつら、好き放題に食い散らかし、 我々の天下を築きましょう」 ξ ゚−゚)ξ「・・・」 ('A`) 「・・・ツンさま?」 川*’A’)「ツンさま・・・」 ξ ゚−゚)ξ「一人残らず、殺せ。誰も残すな・・・」 川*’A’)「・・・はい」 ξ ゚−゚)ξ「それから、この建物は、私だけでよい」 ( ;´∀`)「は、はい・・・」 村で一番大きな家に、ツンだけ入っていく。 屋敷の奥。 (〇дO)「だ、誰だ貴様・・・!」 ξ ゚A゚)ξ「お前か? 夜を殺したのは」 (〇дO)「夜・・・?」 ξ ゚A゚)ξ「盲目の男だ」 (〇дO)「ああ・・・ひょっとして我が家宝を盗んだ、馬鹿者か?」 ξ ゚A゚)ξ「アイツではなかったのに・・・絶対に」 (〇дO)「なんだと・・・? 犯人をしっているのか?」 ξ ゚A゚)ξ「そんな者は知らぬ」 (〇дO)「では、何しにきた? まさか、あのような男の恋人ではあるまい?」 ξ ゚A゚)ξ「恋・・・人ではないな」 (〇дO)「いずれにせよ、恨み言など聞きたくない。出て行け」 ξ ゚A゚)ξ「・・・」 ツンは無造作に、話していた男の頭をもいだ。 首だけになった男は、何故か死なない。 血もほとんど出ておらず、不思議そうな声を上げ始めた。 (〇дO)「・・・え?」 ξ ゚A゚)ξ「痛みは、なかろうが?」 (〇дO)「な・・・な・・・? か、体が、わ、わしの・・・体が・・・?」 ξ ゚A゚)ξ「お前は最早、私の許可がないと すぐに死ぬこともできない」 (〇дO)「ば・・・ば・・・化け物・・・!」 ξ ゚A゚)ξ「化け物?・・・そうだ、私は化け物だ」 (〇дO)「・・・!」 ξ ゚A゚)ξ「夜の、最後を語れ・・・更に酷いことになりたくなくばな」 (;〇дO)「あ、あの男か・・・、あ、あの男なら、 熱く煮えた湯の中に入れて、煮殺した」 ξ ゚A゚)ξ「・・・」 ツンは、地面に手をかざす。 ぼこぼこと水のように地面が沸きあがりだし、地面が裂けた。 少し、深めの穴ができる。 その中に、男の首を投げ入れた。 (;〇дO)「こ、殺す気なのか・・・! た、たすけて ξ ゚A゚)ξ「・・・」 (;〇дO)「た、頼む! 金なら、幾らでも・・・」 ξ ゚A゚)ξ「お前は、すぐには死ねないんだ」 (;〇дO)「・・・?」 ξ ゚A゚)ξ「お前は完全に骨となるまで死ねない。 暗い土の中・・・夜を殺したことを後悔して・・・ お前はここで腐っていけ」 (;〇дO)「え・・・ちょ・・・・ちょ・・・」 ツンは既に男に興味を失い、 建物にいた残りの人間を焼き殺した後、外に出た。 シモベの一体、猫又がツンの下へやってきた。 川*’A’)「ツン様・・・今後、どうしましょう?」 ξ ゚−゚)ξ「なあ、猫又」 川*’A’)「はい・・・?」 ξ ゚−゚)ξ「私は、化け物だ」 川*’A’)「・・・」 ξ ゚−゚)ξ「化け物なら、化け物らしくせねば・・・」 川*’A’)「・・・」 ξ゚ー゚)ξ「ふふふ・・・人間どもめ 私にそう望むなら、不本意ながら従ってやろうではないか」 川*’A’)「ツンさ ξ ゚A゚)ξ「静かにしておれ」 ツンは自分の頭の中へと手を差込み、少し苦しそうな顔をする。 そして、頭から手を引き抜いた。 ツンの手には白く光る妙なものが巻きついていた。 それを煩わしそうに、ツンは投げ捨てようとする。 ・・・からまって、中々とれない。 ツンが燃やそうとすると、その白い光はツンの着ている服の隙間へと入り込んだ。 ツンは白い光を取り出そうと、服の中へ手を突っ込む。 ξ゚−゚)ξ「む?」 ツンは、懐から櫛を取り出した。不思議そうな顔をしている。 ξ゚−゚)ξ「なんだ? この櫛は・・・」 ξ゚听)ξ「こんなもの、いらんわ」 ツンは櫛を遠くへ投げ捨てた。 ξ゚听)ξ「猫又、皆を呼べ」 川*’−’)「・・・わかりました」 猫又が、鳴き声をあげる。 ツンのシモベ達が、集まってきた。 ツンは集まってきたシモベ達に顔を向け、宣言する。 ξ ゚∀゚)ξ「この地上の人間、全てを恐怖の底に叩き落してやる・・・ 皆、行くぞ? 遅れるでない!」 シモベ達から、喜びあふれる声が上がる。 ツン達は次の村へと、旅立ちはじめた。 猫又はツンの捨てた櫛を見ている。 川*’A’)「ツン様、記憶を捨てられたのか・・・? ひょっとして、夜の奴が・・・」 ξ ゚∀゚)ξ「何をしておる、猫又!」 川*’A’)「は、はい! ただ今、参ります!」 ・・・ ツンや猫又たちの姿は薄れ、まわりは暗くなってきた。 たまに話しかけてくる小さな女の子だけが、ブーンの近くに残った。 ノ∠ξ*゚ー)「どう? 色々分かったでしょ?」 ( ^ω^)「・・・ツンが・・・作ったのかお」 ノ∠ξ*^ー)「そう。だから、ツンは右腕が使えなくなってたの。 右腕を中心に、妖力を櫛に注ぎ込んだから」 ( ^ω^)「・・・いくつか聞きたい事があるお」 ノ∠ξ*゚ー)「なーに?」 ( ^ω^)「・・・この後、ツンは?」 ノ∠ξ*゚ー)「この国のあちこちの村を襲ったわ。 一方、ツンが最初に焼き殺した村の生き残りが、最初の櫛使いになったの」 ( ^ω^)「最初の?」 ノ∠ξ*゚ー)「そう。それから、何十人にもわたる櫛使いと、 その人を中心とした退魔師集団。 亜矢家の先祖たち。 一般兵士達が協力し合って対抗したわ。 ・・・そして」 ( ^ω^)「そして?」 ノ∠ξ*^ー)「最終的には貴方のご先祖様に、ツンは封印されちゃったの。 それから、妖怪達は組織力を失い 自分達の元いた住処に追い戻された」 ( ^ω^)「・・・そして、その住処すら現代じゃ追い出されて今に至るのかお」 ノ∠ξ*^ー)「そうそう」 ( ^ω^)「何で櫛はツンと戦って、さらに封印までしたんだお?」 ノ∠ξ*^ー)「・・・止めたかったのよ」 ( ^ω^)「お?」 ノ∠ξ*゚ー)「ツンの、分身として」 ( ^ω^)「・・・」 ( ^ω^)「じゃ、もう一つ・・・」 ノ∠ξ*^ー)「なに?」 ( ^ω^)「君は、誰なんだお?」 ノ∠ξ*゚ー)「ツン。・・・私も、ツン」 ( ^ω^)「・・・やっぱり、そうかお」 ノ∠ξ*^ー)「ツンの捨てた、記憶みたいなものだけどね」 ( ^ω^)「ねえ、ツンちゃん」 ノ∠ξ*^ー)「なに?」 ( ^ω^)「ツンの中に、戻って欲しいお」 ノ∠ξ*゚ー)「・・・それは、私じゃないツン次第・・・」 ( ^ω^)「大丈夫だお」 ノ∠ξ*゚凵j「えっ・・・?」 ( ^ω^)「ブーンも、ツンと一緒に頑張るお・・・」 ノ∠ξ*゚ー)「・・・」 小さなツンは、小さく頷いた。 ・・・まわりの光景が、突然白く光りだす。 ブーンは、目が覚めた。 「そういう貴方だから・・・ 選んで良かった。 長かったな・・・」 ( ^ω^)「・・・ツンちゃんの声? どこから・・・」 首を傾げながら、起き上がるブーン。 横には、人形の様に動かないツン。 不安げに、ブーンはツンに声をかけた。 ( ^ω^)「ツン・・・起きてくれお・・・」 ξ('、`メξ ・・・ ( ^ω^)「・・・髪を梳いてあげるお」 ブーンはゆっくり、櫛でツンの髪を梳く。 ぎこちないが、それでも丁寧に。 ξ('、`メξ ・・・ ξ('、゚メξ「・・・ん?」 ( *^ω^)「・・・!」 ブーンがツンに飛びついた。 少し不機嫌な顔をしたツンは、昏い声でブーンに言った。 ξ(゚、゚メξ「思い出してしまった・・・」 ( ^ω^)「ツン・・・記憶が?」 ξ(゚、゚メξ「ああ・・・」 ( ^ω^)「・・・」 ξ(゚、゚メξ「お前の所為だ・・・」 ( ^ω^)「いや、でも」 ξ(゚Δ゚メξ「責任取れ」 ( ;^ω^)「責任って・・・どうすれば・・・?」 ξ(゚Δ゚メξ「ちょっと、後ろを向いておれ」 ( ;^ω^)「?」 ブーンは素直に後ろを向いた。 めこっ! ( ;>ω<)「ぶひいいいっ! いったあああああ!!!!」 ブーンは背中を思いっきり殴られた。 ・・・いや。 ( ;^ω^)(あれ、頭突きかお?) ツンの頭と髪の毛の感触、それから振動が伝わってくる。 ( ^ω^)「・・・」 断続的に震えるツンの頭。 それが止まるまで暫らく、ブーンは動かなかった。 ξ(゚Δ゚メξ「行くか」 ( ^ω^)「もう、いいのかお?」 ξ(゚Δ゚メξ「なにが、もうだ? 全く。時間が無いからいくぞ」 ( ;^ω^)「おおお? 待つお、ツン!」 ξ(゚Δ゚メξ「待たん。追いついて来い」 先に行くツン。 急いで追いかけるブーン。 追いついたブーンが暫らく、ツンと並んで歩く。 そして、ツンは突然ブーンの首根っこを右手で掴むと 左手を上げて雲を呼び、二人でそれに乗った。
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