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( ^ω^) ぶーん と つんξ(゚、゚ξ
( ^ω^)「・・・」 ブーンは朝、一人で学校にむかっている。 クーが部長だからと言って、一人で先に学校に行くようになったためだ。 ( ^ω^)「朝練なんてないのに、早く行ってどうするんだお???」 川=*’凵f)=「わからないとしたら、鈍いわねえ」 ( ;^ω^)「・・・お?」 川=*’凵f)=「ブーンはもっと、女の気持ちを理解しなさい」 ( ;^ω^)「てか、いつのまに背後に?」 川=*’ー’)=「いつの間にかよ。・・・じゃあねえー」 276 :第18話 :2006/09/23(土) 20:25:23.58 ID:5mC28Cr/0 ( ^ω^)「・・・お」 ブーンがそのまま一人歩いていると、 クーがコンビニから出てくるのが見えた。 ・・・誰かと一緒だ。 川*゚−゚ハ「XXXXXXXX」 (´<_` )「XXXXX」 何か喋っている。 スーツを着た男だ。 ( ^ω^)「・・・」 ( ;^ω^)「まさか・・・彼氏? パパ?」 クーと男はブーンに気が付かず、二人並んで歩いていった。 278 :第18話 :2006/09/23(土) 20:29:39.09 ID:5mC28Cr/0 何となく、後をつけるブーン。 二人は学校から離れていく。 ( ;^ω^)「クー・・・」 川*゚听ハ「xxxxx!」 (´<_` )「xxxxxxxxxxxxxxx」 ( ^ω^)「・・・喧嘩かお?」 (´<_` )「xxxx」 川*゚−゚ハ「・・・」 学校を通り過ぎて10分。 薄暗い路地裏の空き地に止めてあった車にクーを連れ込み、 男は走り去った。 279 :第18話 :2006/09/23(土) 20:33:18.14 ID:5mC28Cr/0 ( ^ω^)「・・・」 ( ゚ω゚)「・・・」 ポケットの中の櫛を握り締めるブーン。 右ポケットがぼんやりと光る。 そして、ブーンは車を追いかけ始めた。 281 :第18話 :2006/09/23(土) 20:36:17.93 ID:5mC28Cr/0 車の中、男とクー。 川*゚−゚ハ「・・・」 (´<_` )「・・・」 川*゚听ハ「ブーンは無事なんだろうな?」 (´<_` )「ああ。我々についてくれば、ちゃんと会わせてあげるよ」 川*゚听ハ「なんでブーンを誘拐した?」 (´<_` )「自分の身を守るためさ。その、協力をして貰いたいと思っててね」 川*゚−゚ハ「・・・?」 (´<_` )「彼が櫛使いなのは知っているだろう?」 川*゚−゚ハ「ああ」 (´<_` )「我々は、櫛使いを自分達の手で作り出したいのさ」 川*゚听ハ「え・・・?」 (´<_` )「ふふふ。我々は正義だ。今はその事だけ、保障しておいてあげよう」 川*゚−゚ハ「?」 284 :第18話 :2006/09/23(土) 20:40:14.40 ID:5mC28Cr/0 (´<_` )「さて、ここからは目隠しをしてもらう」 川*゚−゚ハ「・・・なぜ?」 (´<_` )「正義のヒーローに、秘密はつき物だからさ」 川*゚听ハ「うさんくさいな・・・」 クーは男から細長い布を受け取って、自分の目を隠した。 それから一時間。 車は走り回り、 止まった。 なんの変哲もない、小さなアパート。 その一階に車が駐車してある。 ( ;゚ω゚)「疲れたお・・・」 285 :第18話 :2006/09/23(土) 20:43:27.63 ID:5mC28Cr/0 ( ^ω^)「アパートか」 ( ^ω^)「帰るかお・・・お邪魔虫っぽいし」 クーが男に手を引かれて、車から降りてきた。 ブーンにとっては不思議な事に、目隠ししている。 ( ;^ω^)「・・・目隠し?」 ( ^ω^)「あー・・・そういうプレイかお・・・?」 ちょっと残念そうに、ブーンは立ち去ろうとする。 ・・・立ち去れない。 ( ^ω^)「・・・何か、気になるおー」 ( ^ω^)「クーに、男がいたなんて・・・」 ( ^ω^)「そっか・・・もう高校生だから、普通だお・・・」 288 :第18話 :2006/09/23(土) 20:44:42.21 ID:5mC28Cr/0 男が、アパートの扉を開いた。 その瞬間、ブーンの体が固まる。 ( ^ω^)「お・・・?」 ( ;^ω^)「今の感覚、もしかして・・・?」 ( ゚ω゚)「・・・妖怪かお・・・?」 ブーンはしばらく、様子を伺うことにした。 290 :第18話 :2006/09/23(土) 20:47:17.44 ID:5mC28Cr/0 建物の中の一室。 男とクーが話している。 (´<_` )「さあ、ここでしばらく、大人しくしていて欲しい」 川*゚−゚ハ「・・・ブーンはどうした?」 (´<_` )「今から来るよ。君を助けにね」 川*゚听ハ「な・・・!」 (´<_` )「ふっふっふ。可愛いもんだな」 男は笑いながら、部屋から出て行った。 川*゚−゚ハ「・・・ごめん、ブーン」 「・・・やれやれ。人間って本当に馬鹿だな」 部屋の奥から、何者かの声がした。 291 :第18話 :2006/09/23(土) 20:49:02.20 ID:5mC28Cr/0 クーを連れてきた男は、階段を下りる。 延々と続く階段を。 アパートは2階建てにしか見えなかった。 どうやら、地下に大きな建造物を隠しているらしい。 下から、別の男が現れた。姿、振る舞い、声まで似ている。 301 :第18話 :2006/09/23(土) 21:13:19.48 ID:5mC28Cr/0 ( ´_ゝ`)「よう。お嬢ちゃんはどうした? 弟者」 (´<_` )「部屋でゆっくりしてるよ、兄者」 ( ´_ゝ`)兄「どの部屋だ?」 (´<_` )弟「203だ」 (;´_ゝ`)兄「・・・あの部屋、spectre02がいるぜ?」 (´<_` )弟「知ってるよ?」 ( ´_ゝ`)兄「・・・そうか、もう、要らないってか」 (´<_` )弟「ああ。だから、今頃これ以上ないってくらい、ゆっくりしてるさ」 ( ´_ゝ`)兄「・・・可愛そうに」 (´<_` )弟「しょうがない。大儀の前に犠牲はつきものだ、兄者」 305 :第18話 :2006/09/23(土) 21:19:24.28 ID:5mC28Cr/0 ある男が、203と呼んだ部屋。 そこにクーはいる。 部屋の奥にいる、何者かの気配を感じながら。 川;゚听ハ「だ、誰だ・・・!」 「娘。前に会ったな」 (,,-Д-)「俺だよ」 Σ川;゚听ハ「お、お前はっ!」 (,,゚Д゚)「そう。ギコ、spectre02、好きな方で呼んでくれ」 川;゚听ハ「ま、まさか・・・」 (,,゚Д゚)「おお、娘・・・美味そうだ」 川*゚−゚ハ「・・・ごめん、ブーン」 クーは諦めて、目をつぶった。 308 :第18話 :2006/09/23(土) 21:24:28.85 ID:5mC28Cr/0 クーは来るであろう衝撃を待っていたが、いつまで経っても来ない。 ・・・うすく、目を開けた。 ギコは、詰まらなそうな顔をしている。 (,,゚Д゚)「美味そうだから、あっちいけ。腹減るだろ?」 川*゚−゚ハ「・・・食べないのか?」 (,,゚Д゚)「残念ながら、仕事中だ。ゴルァ・・・」 川*゚−゚ハ「・・・差し支えなければ、聞いてもいいだろうか?」 (,,゚Д゚)「・・・ほお。前と比べて、度胸据わってるじゃねえか」 川*゚听ハ「少し、慣れた。それにブーンが危ないしな・・・」 (,,゚Д゚)「・・・いいだろう。だがな、この部屋には盗聴器とカメラがあるんでな・・・」 川*゚−゚ハ「・・・む、どうする?」 (,,゚Д゚)「そうだな・・・女、言う事を聞け。あいつの足を引っ張りたくないならな」 309 :第18話 :2006/09/23(土) 21:26:31.57 ID:5mC28Cr/0 川*゚听ハ「あいつ? ブーンの事、知ってるのか?」 (,,゚Д゚)「・・・最近、ブーンの周りに小さい猫みたいな妖怪がいたろう? あれ、俺だ」 川;゚−゚ハ「えっ! 知らなかった」 (,,゚Д゚)「本来の姿はこっちだ。まあ、そんな話はどーでもいい。 お前をこれから暫く、変化させる」 川*゚听ハ「・・・変化?」 (,,゚Д゚)「そうだな・・・鼠にでもするか」 川;゚听ハ「え・・・?」 (,,゚Д゚)「ほれ、ちょっと椅子の陰に屈め。そこならカメラに映らん」 川;゚听ハ「あ、ああ」 クーは言われたとおりにした。 ギコも同じく、顔から下半分を椅子の陰に隠す。 ギコは目を瞑り、何かを口から吐き出した。 白く、もやもやした塊。それをクーに上から掛けた。 311 :第18話 :2006/09/23(土) 21:29:55.11 ID:5mC28Cr/0 塊はクーを覆い、クーは自分の体が少し歪むのを感じた。 ノq|;゚听ハ「あわわ」 クーは、ハムスターみたいになってしまった。 (,,゚Д゚)「白くて餅みてえだな」 (,,゚Д゚)「さて・・・」 ギコは何も無いところにまたもや、白い塊を吐き出す。 今度はその塊は、ギコの姿へと瓜二つになった。 (,,-Д-) ・・・ 312 :第18話 :2006/09/23(土) 21:32:10.06 ID:5mC28Cr/0 (,,゚Д゚)「んで、俺は」 ギコはちょっと苦しそうな顔をすると、 自分の姿を変えた。 川,,゚Д゚ハ「こんなもんか、ゴルァ!」 ギコは、クーになってしまった。 ・クー → ハムスター ・ギコ → クー ・ギコの吐き出した塊 → ギコ 313 :第18話 :2006/09/23(土) 21:33:34.08 ID:5mC28Cr/0 川,,゚Д゚ハ「おい、娘」 ノq|;゚听ハ「なんだ?」 川,,゚Д゚ハ「鼠の姿なら、狭い所に隠れたりしながら様子を探れるだろう? ここを探るのが俺の仕事だ。娘、お前にとっても重要だろ? それで、この建物の下にある研究施設を探ってくれ」 ノq|*゚听ハ「・・・お前は?」 川,,゚Д゚ハ「お前の姿を借りて、隙あらば俺も外を探る」 ノq|*゚听ハ「・・・お前がこのネズミの姿になれば早いんじゃ?」 315 :第18話 :2006/09/23(土) 21:36:22.45 ID:5mC28Cr/0 川,,゚Д゚ハ「俺はこの術が下手だから、体積をあんまり小さく出来ないんだよ。 お前はチッコイからできたがな」 ノq|*゚听ハ「そうか」 川,,゚Д゚ハ「それにお前の今の大きさでも、部屋から出る隙間はねぇ。 だから、俺のこの姿で隙を作る。 その間に、行け」 ノq|*゚听ハ「わかった」 クーが返事した語尾に、部屋のドアを叩く音がした。 316 :第18話 :2006/09/23(土) 21:38:10.78 ID:5mC28Cr/0 川,,゚Д゚ハ「誰だ?」 ( ´_ゝ`)「spectre02か、入室してもいいかね?」 川,,゚Д゚ハ「そいつなら、寝てる」 ( ´_ゝ`)「・・・お嬢さん、生きておいででしたか」 川,,゚Д゚ハ「酷い奴らだな。あんたら。生きて肉食獣の餌にしようとは」 ( ´_ゝ`)「・・・俺は、そんな事には反対なんだがな」 川,,゚Д゚ハ「・・・で、何のようだ?」 ( ´_ゝ`)「入ってもいいかい?」 川,,゚Д゚ハ「ああ」 扉が開き、男が入ってきた。 326 :第18話 :2006/09/23(土) 22:05:19.10 ID:5mC28Cr/0 ( ´_ゝ`)「初めまして、兄者と呼んでくれ」 川,,゚Д゚ハ「で?」 ( ´_ゝ`)「君をここから出そうと思う」 川,,゚Д゚ハ「ほう。開放してくれるのか?」 ( ´_ゝ`)「・・・それは無理だ」 川,,゚Д゚ハ「じゃあ、どうするつもりだ?」 ( ´_ゝ`)「他の妖怪がいない部屋にいてもらう」 327 :第18話 :2006/09/23(土) 22:06:10.53 ID:5mC28Cr/0 川,,゚Д゚ハ「・・・一体、どうするつもりなんだ?」 ( ´_ゝ`)「残念ながら、ここの実権を握っているのは弟者でね 私の好きがってにはできない。 ・・・さしあたり、別の部屋で勘弁してくれ」 川,,゚Д゚ハ「いいだろう」 ( ´_ゝ`)(・・・変な喋り方だなあ) ギコはクーに目配せした。 ギコが兄者に連れられて出て行くのにあわせて、ハムスター姿のクーは部屋を出た。 330 :第18話 :2006/09/23(土) 22:08:45.81 ID:5mC28Cr/0 ・・・ ブーンの家。 ぷるるるるるるるる ξ ´兪)ξ「うるさいのう。誰もおらんのか?」 ツンは髪の毛の先で受話器をとりあげ、 自分の顔の近くに持ってきた。 「もしもし・・・内藤さんのお宅ですか」 ξ ´兪)ξ「お宅のお子さんを預かった。 返して欲しくば、3000万円用意しろ」 「・・・は?」 ξ ゚兪)ξ「いや、何でもない。てれびの真似したかっただけだ。 いま、ブーン親子は留守だ。またにせよ」 「すると、もしや貴方はツン・・・さん?」 332 :第18話 :2006/09/23(土) 22:10:12.98 ID:5mC28Cr/0 ξ゚听)ξ「・・・誰だ、お主は」 「肯定と受け取って、かまわないですね? 私は・・・弟者と申すもの」 ξ゚听)ξ「あ、そう」 「・・・よろしければ、貴方にとって重要な情報をお伝えする事ができます。 当方まで、ご足労願えませんでしょうか?」 ξ゚听)ξ「んー・・・めんどい」 「・・・櫛に関することです」 334 :第18話 :2006/09/23(土) 22:16:47.77 ID:5mC28Cr/0 ξ゚听)ξ「・・・む?」 「貴方に、櫛の持つ秘密を伝える事ができます。どうでしょう」 ξ゚ー゚)ξ「ふん」 「・・・どちらですか?」 ξ゚听)ξ「人間程度に暴ける情報になど、期待しておらんわ。 じゃあな」 「・・・そうですか。では・・・ブーン君に伝言を頼めませんか?」 335 :第18話 :2006/09/23(土) 22:18:18.93 ID:5mC28Cr/0 ξ゚听)ξ「儂は伝言係じゃあないぞ?」 「一言でよいのです。クーは預かったと」 ξ゚听)ξ「・・・なんだと?」 「後で改めて連絡しますので。それでは・・・」 ξ゚−゚)ξ「・・・」 ツンは受話器を置いた。 ξ゚听)ξ「・・・じょるじゅ、じょるじゅよ!」 ・・・ (*゚∀゚)「はい! ツンたん!!!」 ξ#`凵L)ξ ・・・ (*゚∀゚)(最近、このプレッシャーがタマラナイ・・・) 336 :第18話 :2006/09/23(土) 22:20:17.78 ID:5mC28Cr/0 謎のアパートの前 ( ^ω^)「うーん。何の変哲も無いアパートだお・・・ さっきのは気のせいかお?」 ( ^ω^)「・・・入りたいけど、入り口がオートロックだし」 ( ;^ω^)「どーするかお。クーにメール入れても返信ないお」 ( ^ω^)「ん?」 ブーンの携帯から着うたが流れる。 「いでよ、心に住み着く雷獣♪ 我に力、与えよ いでよ、邪神を崇める妖獣! くだけ!くだけ! 暗黒を砕け!!!・・・ ( ;^ω^)「誰だお、こんな時に?」 ブーンは慌てて、画面を開いた。 ( ゚∀゚)「よっ!」 携帯の画面から、奇妙な音と共にジョルジュが現れた。 338 :第18話 :2006/09/23(土) 22:23:29.43 ID:5mC28Cr/0 ( ;^ω^)「なんだお、じょっちゃん」 ( ゚∀゚)「ツン様からの伝言だ。・・・クーが、誘拐されたらしい」 Σ( ;^ω^)「なっ!!!」 ( ゚∀゚)「また連絡くるから、家にいた方がいいカモナ」 ( ^ω^)「クーは、ここにいるお」 ( ゚∀゚)「えっ?」 ( ^ω^)「見知らぬ男と一緒にいたから、ちょっとつけてみたんだお。 そしたら、ここへ・・・」 ( ゚∀゚)「・・・ふーん」 ( ;^ω^)「ジョっちゃん?」 ( ゚∀゚)「いや・・・奴ら、櫛についての情報も持ってるみたいだ。 妖しいぞ」 ( ;^ω^)「だお」 341 :第18話 :2006/09/23(土) 22:28:44.52 ID:5mC28Cr/0 ( ゚∀゚)「で、どーすんだ?」 ( ^ω^)「接触してみるお。妖の気配を感じたお。 クーが危ないかも・・・」 ( ゚∀゚)「そーか・・・」 ( ^ω^)「ジョっちゃんは?」 ( ゚∀゚)「とりあえず、このことをツン様に伝える。 また、携帯に連絡いれるよ。マナーにしとけな」 ( ^ω^)「お」 ジョルジュは消えた。 ( ^ω^)「さてと・・・」 ブーンは堂々と、インターホンを押した。 343 :第18話 :2006/09/23(土) 22:30:15.00 ID:5mC28Cr/0 「・・・どなたです?」 ( ^ω^)「こっちから、出向いてやったお」 「!!! ブーン君か? な、何故ここが」 ( ^ω^)「どうでもいいお。開けるのかお?」 「・・・今、開けます。歓迎しますよ」 ロックが外れる音がした。ブーンは内部へと入る。 3分も待つと、朝にクーと一緒にいた男が姿を現した。 351 :第18話 :2006/09/23(土) 22:57:35.68 ID:5mC28Cr/0 (´<_` )「まさか、こんな早くブーン君と会えるとはね。弟者といいます」 ( ^ω^)「クーはどうしたお?」 (´<_` )「今、ゆっくり休憩してますよ。 それより、見せたいものがあります。一緒に来てくだ ( ^ω^)「クーの安全の確認が先だお」 (´<_` )「・・・クーさんも、そこにいます」 ( ^ω^)「・・・」 弟者はブーンを引き連れ、階下へと向った。 353 :第18話 :2006/09/23(土) 23:01:08.65 ID:5mC28Cr/0 ノq|*゚听ハ「ああ・・・階段下りるのも大変だ」 ハムスター姿のクーは、とっとこ一生懸命降りている。 ノq|;゚听ハ「もう、あのギコとか言う奴、 どうせなら鳥にでもしてくれたら良かったのに・・・」 ノq|;゚听ハ「ん?」 「・・・ずいぶん、降りるんだお?」 「はい。まあ、だいたい、あと6階分下へ潜りますので」 ノq|*゚听ハ「この声は、ブーン!!!」 356 :第18話 :2006/09/23(土) 23:03:49.55 ID:5mC28Cr/0 ( ^ω^)「見せたいものって、何なんだお?」 (´<_` )「今の人間側の力です」 ( ^ω^)「・・・?」 (´<_` )「なに、すぐですよ」 −−−−−−−−−−−−−− ノq|;゚听ハ「うーん。弟者も一緒か・・・」 ノq|*゚−゚ハ(ブーンの鞄に、何とかくっつけないかな?) ノq|*゚A゚ハ(跡をつけて、5階分も降りられないしな〜) ノq|*゚听ハ「よっしゃ、女は度胸! 何とか飛びつくぞっと!」 361 :第18話 :2006/09/23(土) 23:10:35.93 ID:5mC28Cr/0 クーはブーン達が通り過ぎるまで、身を潜ませていた。 それから、ブーンの鞄とクーのいる段が大体同じになった時 ノq|#`凵Lハ「どりゃああああああああ!」 ぺちゃ。 クーは大きく飛び上がり、 ブーンの肩掛け鞄の中に着地した。 ノq|;++ハ「きゅう・・・」 ・・・頭をぶつけたらしい。クーは気絶してしまった。 −−−−−−−−−−−−−− ( ;^ω^)「ん?」 (´<_` )「どうかしました?」 ( ;^ω^)「いや、なんでもないお」 ( ;^ω^)(・・・なんか、聞きなれた声がしたお?) (´<_` )「歩く時間が勿体無いし、我々の立場、というのを教えましょうか」 ( ^ω^)「・・・頼むお」 365 :第18話 :2006/09/23(土) 23:14:36.86 ID:5mC28Cr/0 地上の部屋・・・ 川,,゚Д゚ハ「・・・で、隣の部屋か?」 ( ´_ゝ`)「大丈夫だ。このアパートは壁の間に鉄の板を挟んでいてな。 他の部屋の妖怪は、入って来れない。 この部屋は、安全だ」 川,,゚Д゚ハ「お前らは、一体ここで何をやってるんだ?」 ( ´_ゝ`)「・・・聞けば、帰れなくなるぞ?」 川,,゚Д゚ハ「正直に言えよ。どうせ、帰す気はないんだろ?」 367 :第18話 :2006/09/23(土) 23:17:49.47 ID:5mC28Cr/0 ( ´_ゝ`)「・・・私は、殺す気はない」 川,,゚Д゚ハ「あー、まどろっこしいなぁ。早く、話せよ」 ( ´_ゝ`)「・・・対妖怪用の武器の開発と、妖怪を使役する技術の開発だ」 川,,゚Д゚ハ「む・・・?」 ( ´_ゝ`)「妖怪なんてものが存在するなんて、 ブーン君が櫛使いになるまで知らなかっただろう?」 川,,゚Д゚ハ「・・・ああ」 368 :第18話 :2006/09/23(土) 23:19:46.54 ID:5mC28Cr/0 ( ´_ゝ`)「亜矢家・・・という一族がいる。 そいつらは妖怪を操り、人間と妖怪の間に立つ立場だった」 ( ´_ゝ`)「ブーン君のいる内藤家・・・こいつらは、人間側に立ち、 古の秘術をもって妖怪を倒す立場だ」 ( ´_ゝ`)「古い・・・と思わないか?」 川,,゚Д゚ハ「・・・古い?」 ( ´_ゝ`)「そうだ。もっと効率的に妖怪を狩る方法、利用する方法が、ないかってことさ」 川,,゚Д゚ハ「・・・」 370 :第18話 :2006/09/23(土) 23:23:12.57 ID:5mC28Cr/0 ( ´_ゝ`)「我々は国の一部・・・のお偉方の作った 対妖怪業務を担う‘朧’のメンバーだ」 川,,゚Д゚ハ「おぼろ?」 ( ´_ゝ`)「悪趣味な名前だろう? はっきりしない事を意味する言葉さ。 国のTop secretにでもしたいのかな」 川,,゚Д゚ハ「それで? その朧とやら、今までと何が違うんだ?」 ( ´_ゝ`)「国家というものは、国民を守るためにある。 それは、妖怪からだとて、変わりはしない」 川,,゚Д゚ハ「ほお」 ( ´_ゝ`)「内藤家のショボンの秘術、亜矢家のでぃの使役術。 二人からは、今もある程度の協力を得ている。 ・・・それで、妖怪に対抗する力を我々は得た。 妖怪を従属させる力を得た。 そして、これらに現代科学技術を組み合わせ、効率化を図った」 川,,゚Д゚ハ「・・・」 371 :第18話 :2006/09/23(土) 23:25:17.64 ID:5mC28Cr/0 ( ´_ゝ`)「さて、クーさん。屈服させ、従属させた妖怪・・・ 対妖怪用だけでは勿体なくないか?」 川,,゚Д゚ハ「?」 ( ´_ゝ`)「もっと、広い範囲で・・・ 例えば他国の侵略などからの防御にも、使えるじゃないか・・・? 今、この国にいる妖怪を出来るだけ従属させ、軍事力へ転用させたい」 川,,゚Д゚ハ「・・・むなくそわりぃ」 372 :第18話 :2006/09/23(土) 23:26:59.51 ID:5mC28Cr/0 ( ´_ゝ`)「胸糞悪い? 何故だい? 妖怪、彼らは人間の敵だ」 川,,゚−゚ハ「・・・」 ( ´_ゝ`)「そして彼らを使う事で、これからの世界情勢の変化の中、 国民に被害をほとんど出すことなく、 わが国は生き延びていけるかもしれない。一石二鳥だ」 川,,゚Д゚ハ「世界情勢の変化だと?」 ( ´_ゝ`)「・・・今の世界情勢は、君達が思っている以上に綱渡りということさ」 川,,゚Д゚ハ「・・・そーかよ。で、ブーンには何の用だ?」 ( ´_ゝ`)「妖怪を捕獲するため、制御するためにまだまだ我々には力がいる。 そこで、ブーン君の持つ櫛と同じようなものを作りたいんだ」 川,,゚Д゚ハ「んで、その櫛のために俺もブーンも巻き込まれたってわけか」 ( ´_ゝ`)「君を巻き込んで済まないと思ってる」 川,,゚Д゚ハ「・・・」 374 :第18話 :2006/09/23(土) 23:30:33.83 ID:5mC28Cr/0 ( ´_ゝ`)「君を帰す気はないが、私は弟者と違い殺す気は断じてない。 ・・・そこで、ここで働いてもらいたいと思う」 川,,゚Д゚ハ「・・・あ?」 ( ´_ゝ`)「・・・見たところ、女性ながらその胆力には目を見張る。 技術者としては役に立たんだろうが、他に仕事は幾らでもある」 川,,-Д-ハ「・・・そうだな。まだわからない。 とりあえず、施設内を見せてくれないか? 具体的にどんな事してるかわからないと、なんとも・・・」 ( ´_ゝ`)「・・・悪いが、これ以上詳しくは教えられない。 今はな。弟者と話しをつけなければならないのでな」 川,,゚Д゚ハ「・・・」 377 :第18話 :2006/09/23(土) 23:34:01.03 ID:5mC28Cr/0 ( ´_ゝ`)「今しばらく、ここで大人しくしててくれ。 ブーン君の事も、まとめて次来た時に伝えるよ」 川,,゚Д゚ハ「・・・ブーンは今?」 ( ´_ゝ`)「あの子は今、弟者がここに来るよう交渉中だよ」 川,,゚Д゚ハ「・・・そーか。なるべく早く、結論つけてくれ」 ( ´_ゝ`)「ああ」 ・・・ 川,,゚Д゚ハ(やれやれ・・・打ち殺したいぜ・・・) 379 :第18話 :2006/09/23(土) 23:36:59.05 ID:5mC28Cr/0 ブーンは弟者から、ほぼギコが聞いた内容と同じ話を聞いていた。 ( ^ω^)「胸糞悪いお」 (´<_` )「・・・流石だと、思わないか?」 ( ^ω^)「思えないお。あいつらは、道具じゃないお」(口調変わった???) (´<_` )「・・・クローン技術で培養した人工皮膚を、 火傷患者に移植する」 ( ^ω^)「・・・は?」 (´<_` )「心臓など、一部の病人は健康な内臓を欲して止まない」 (´<_` )「だがな、他人の内臓を移植した所で、拒絶反応が起きる。 よって、免疫機能を抑える薬を服用せねばならない。 だが、これが人体に良くない結果をもたらす事はわかるな? 実際、運よく内臓が手に入ってもその患者はどうせ長生きできない。 ・・・本人のゲノムと合致する、内臓でなければな」 ( ;^ω^)「???」 (´<_` )「そこで、面白いクローン技術が注目されてる」 ( ;^ω^)「突然、何の話だお!」 383 :第18話 :2006/09/23(土) 23:42:32.67 ID:5mC28Cr/0 (´<_` )「豚に、内臓を作らせるんだ」 ( ;^ω^)「え?」 (´<_` )「わかるか? 人間は豚を培養器に見立てて、健康な臓器を豚体内で培養するんだ。 これって、豚を物としか見てないよな?」 ( ;^ω^)(・・・わかんないです) (´<_` )「わからんか? 人は、今までも他の生き物を 食べ物として、道具として扱ってきた。 ・・・今更、何をためらう? 牛を食べるのと一緒だ。馬を乗り物として使うのと!」 ( ;^ω^)「で、でも、それとこれとは話が・・・ (´<_` )「ほう、知性が低ければ、どう扱ってもいいか?」 ( ;^ω^)「・・・」 (´<_` )「牛にしても、馬にしても、人間はそれらが、 人間の目的に適するよう、長い時間を掛けて作り変えてきた。 ・・・我らがやる事と、何が違う?」 386 :第18話 :2006/09/23(土) 23:53:45.20 ID:5mC28Cr/0 ( ;^ω^)「で、でも! お前らは戦争の道具にまでする気だお!」 (´<_` )「馬は古来から、軍事用として使われてきた事、 流石に知らんわけじゃあるまい」 ( ;^ω^)「・・・」 (´<_` )「ブーン君。くだらない常識に捕らわれるな。 もっと、広く考えてくれ・・・ 我々がやってることは、悪か? 否!」 (´<_` )「我々がやる事は、これからの日本人全ての幸せに直結する!」 (´<_` )「君には力がある。君もこっちに来て、我らに手を貸してくれないか?」 ( ^ω^)「・・・」 388 :第18話 :2006/09/23(土) 23:57:14.20 ID:5mC28Cr/0 (´<_` )「私は焦らない。よく考え ( ^ω^)「だ が 断 る」 (´<_`; )「む・・・何故だ?」 ( ^ω^)「理由はシンプルだお。 気に食わないから」 ( ^ω^)「ブーンは、妖怪の友達がいるお! ・・・それに今から、分かり合えるはずの奴もいるお! 難しい事は分からなくても、それで十分だお」 (´<_` )「・・・やはり、まだ子供か。 1の犠牲で10を救える事があるのに」 ( #^ω^)「じゃあ、その1にお前がなってみるお!」 (´<_` )「ある意味、なってるさ・・・」 ( ;^ω^)「お・・・?」 392 :第18話 :2006/09/24(日) 00:01:24.64 ID:DPQHFyIr0 (´<_` )「まあ、今の君に何を言っても無駄なようだ。 先に、クーさんに会わせてあげよう」 ( ^ω^)「・・・随分と、あっさりと会わせるんだお?」 (´<_` )「約束だからな」 ( ^ω^)「・・・」 弟者は目的の階にたどり着いたようで、その階の中を移動する。 ある扉の前で立ち止まり、ブーンにその部屋の中に入るよう指示した。 394 :第18話 :2006/09/24(日) 00:02:33.89 ID:DPQHFyIr0 ブーンは部屋の中に入る。 外から、かちゃっと音がした。 ( ^ω^)「・・・お?」 ( ;^ω^)「か、鍵ぃかけたお!?」 扉の向こう側から、弟者の声が聞こえる。 (´<_` )「かけた」 ( ;^ω^)「何するんだおっ!」 (´<_` )「今から、ブーン君を妖怪が襲う。 生き残るためには、戦うしかない」 396 :第18話 :2006/09/24(日) 00:06:01.05 ID:DPQHFyIr0 ( ;^ω^)「なんで (´<_` )「貴重なデータとなるからな」 ( ;^ω^)「データ?」 (´<_` )「我々は知りたいんだ。 ただの櫛が、わが国最強の妖怪を凌駕する力を持ちえた、 その理由が」 ( ;^ω^)「この櫛は、お前らのいう科学なんかで測れるものじゃないお!」 (´<_` )「はかってみせるさ」 399 :第18話 :2006/09/24(日) 00:10:03.36 ID:DPQHFyIr0 部屋の中から、気配がする。ブーンはそちらを向いた。 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~ しゅぼっ・・・ ( ;^ω^)「・・・お前は誰だお?」 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~「・・・」 ( ;^ω^)「誰だお!!!」 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~「・・・俺が誰かが、問題か?」 ( ;^ω^)「・・・お前、人間だお?」 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~ こくり 400 :第18話 :2006/09/24(日) 00:13:10.83 ID:DPQHFyIr0 ( ;^ω^)「弟者! 妖怪を襲わせるんじゃなかったのかお?」 (´<_` )「その人は渋沢さんさ。 大丈夫、彼が君と戦う妖怪を操ってくれる」 ( ;^ω^)「・・・お?」 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~「来なさい・・・spectre01」 ズドン! ( ・∀・) ・・・ モララーが一体現れた! 403 :第18話 :2006/09/24(日) 00:16:43.04 ID:DPQHFyIr0 ( ^ω^)「・・・戦うのかお?」 ( ・∀・) ・・・ _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~「spectre01・・・破壊意欲を暴走させなさい」 ( ・∀・) ・・・ ( ・∀・) ・・・・ ( #・∀・)「お・・・・おおおお・・・・・・・!!!」 ( ;^ω^)「!」 405 :第18話 :2006/09/24(日) 00:18:56.13 ID:DPQHFyIr0 ( #・∀・)「せ、世界征服してやるからなああああああ!!!!!」 ( ;^ω^)「・・・は????」 406 :第18話 :2006/09/24(日) 00:20:47.95 ID:DPQHFyIr0 ( #・∀・)「くらえ! マターリ光線!!!!」 ( ;^ω^)「わっ! 危ないお!」 ( #・∀・)「モラスマッシャー!!!」 ( ;^ω^)「わっ! 汚いおっ! ションベン飛ばすな!」 ( #・∀・)「四方八方マターリ光線 乱れ撃ちっ!!!」 ( ;^ω^)「おおおおおおおおっ!!!!!」 408 :第18話 :2006/09/24(日) 00:24:06.94 ID:DPQHFyIr0 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~「・・・ふむ。鞄を抱えたまま、全て避けるか」 (´<_` )「驚いたな・・・人間の肉体で、あの様な動きが出来るとは」 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~「成る程。私も欲しくなってきたよ」 (´<_` )「兄者に急ぎ、spectre02を連れてきてもらわねば」 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~「ああ。spectre01だけじゃ、もたない」 (´<_` )「ナンバーを初めて与えた実験体なんだがな」 411 :第18話 :2006/09/24(日) 00:26:10.54 ID:DPQHFyIr0 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~「spectre02・・・自らの意思で協力する化物・・・ 今、保有する最大の戦力か。 やはり本来の思考力がないと本来の実力は発揮できない・・・」 (´<_` )「そうだな。spectre01も、本来はこの程度じゃないからな。 ディのクルックドゥドゥドゥでなければ、捕獲は無理だった」 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~「私も、spectre01の補助にまわる」 (´<_` )「実弾は使うなよ?」 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~「わかってる」 413 :第18話 :2006/09/24(日) 00:28:09.08 ID:DPQHFyIr0 _、_ ( ,_ノ` )y━・ パスッ パスッ ( #・∀・)「モララララララララァァァアアアアアアッ!!!!」 ( ;^ω^)「おおお! 2対1とは卑怯なりぃ!」 激しく逃げるブーン。その肩に下げた鞄の中、 クーは目を覚ました。 Σノq|;゚听ハ「はっ!」 415 :第18話 :2006/09/24(日) 00:30:42.62 ID:DPQHFyIr0 ノq|;゚听ハ「ブーン・・・!」 ( ;^ω^)「お? クーの声が聞こえたような?」 ノq|;゚听ハ「そうだ! クーだ!」 ( ;^ω^)「クー! ど、どこだお!」 (´<_` )「・・・? 何だ、何を言ってるんだ?」 420 :第18話 :2006/09/24(日) 00:43:33.76 ID:DPQHFyIr0 ( ;^ω^)「・・・?」 ( ゚ω゚ )「!」 ノq|*゚听ハ「こっち見んな」 ( ;^ω^)「クー!? ちっちゃなクーが、ハムスターの着ぐるみ着てるぅううう!」 ノq|*゚听ハ「もちつけ。目立たないようにギコに姿を変えてもらったんだ」 ( #・∀・)「変異抜刀! モララ斬り!!!」 ( ;^ω^)「わっと」 _、_ ( ,_ノ` )y━・3「ふん。そこだっ!」 ( ;^ω^)「うにょわおっ! あ、アブねえ!」 ( ;^ω^)「ギコが来てるのかお?」 ノq|*゚听ハ「ああ。この建物にいる。何か、ここで調べたい事があるみたいだ」 ( ;^ω^)「一体、何を。おっとお!」 423 :第18話 :2006/09/24(日) 00:48:02.79 ID:DPQHFyIr0 (´<_`; )「ブーン君、余裕そうだな」 弟者は携帯をとりだした。 (´<_` )「兄者」 「・・・こちら、兄者だ。どうした、弟者」 (´<_` )「spectre02を連れてきてくれ」 「どうかしたのか?」 (´<_` )「期待以上だ。櫛の力、恐るべし」 「・・・わかった。動いてくれればよいが」 (´<_` )「早く頼むぞ、兄者」 「おう」 ぷつ。 (´<_` )「もってくれよ? 渋沢さん」 425 :第18話 :2006/09/24(日) 00:51:09.99 ID:DPQHFyIr0 ・・・ 兄者とギコのいる部屋。 川,,゚Д゚ハ「誰から電話だ?」 ( ´_ゝ`)「弟者からだよ。君はここで大人しくしててくれ」 川,,゚Д゚ハ「俺も連れて行ってくれ」 ( ´_ゝ`)「駄目だ」 川,,゚Д゚ハ「・・・じゃ、何が起きたか教えてくれ」 ( ´_ゝ`)「・・・知らないほうがいい」 兄者は外に出ようとした。 川,,-Д-ハ「・・・」 クーの姿をしたギコが、兄者の手を掴む。 ( *´_ゝ`)「・・・手をはな ぐしゃ・・・ 426 :第18話 :2006/09/24(日) 00:54:04.26 ID:DPQHFyIr0 再び、地下の部屋。 (´<_` )「・・・」 (´<_`; )「何故、ブーン君は避け続けているんだ?」 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~「・・・」 (´<_`; )「私でもわかる。攻撃するチャンスはあったろう?」 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~「ああ」 (´<_`; )「な、何故・・・?」 ( ^ω^)「お前らに、櫛の何もわからないお!」 (´<_`; )「・・・?」 427 :第18話 :2006/09/24(日) 00:58:24.91 ID:DPQHFyIr0 ( #・∀・)「モラモラモラモラモラモラモラモラモラモラモラッ!!!」 ( ;^ω^)「うぃっ・・・と。この櫛は、 誰かを傷つけるために作られたんじゃないお!」 (´<_`; )「何をいう。その櫛は、古より伝わる破魔の武器だろう?」 ( ^ω^)「違うお! この櫛はただ単に、誰かを守るために作られたんだおっ!」 (´<_`; )「?」 ( ^ω^)「ブーンは最近、この櫛を使うと声が聞こえるようになったお」 (´<_`; )「声だと?」 428 :第18話 :2006/09/24(日) 00:59:41.31 ID:DPQHFyIr0 ( ^ω^)「誰かを助けられなかった事を後悔する、悲痛な叫び声だお」 (´<_`; )「・・・」 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~「spectre01、攻撃やめ」 ( ・∀・) ・・・ ( ^ω^)「そして・・・」 (´<_`; )「そして?」 ( ^ω^)「今度こそ、貴方は死なないでって・・・言われるお」 430 :第18話 :2006/09/24(日) 01:02:25.90 ID:DPQHFyIr0 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~「・・・」 (´<_`; )「馬鹿な・・・」 (´<_`; )「その櫛は、今まで何百体と化物を殺してきたという話だ! そんな、死なないでだと・・・?」 ( ^ω^)「本当だお」 (´<_`; )「それで、何故攻撃に使わない?」 ( ^ω^)「言ったはずだお。この櫛は守るために使うものだお」 _、_ ( ,_ノ` )y━・~~~「・・・」 (´<_` )「・・・それは、困る」 ( ^ω^)「?」 (´<_` )「クーさんに死んで欲しくなくば、戦え!」 449 :第18話 :2006/09/24(日) 04:27:44.94 ID:DPQHFyIr0 ( ;^ω^)「・・・く」 (´<_` )「避けてばかりのデータじゃ面白くないんだ。 戦って勝てば、クーさんを返してあげよう」 ( ^ω^)「クーならここにいるお?」 ノq|*゚听ハ「あれ? 言っちゃった? まあ、いいけど」 ブーンの持つ鞄から、クーは顔だけ出した。 (´<_`; )「・・・は? それがクーさん???」 ( ^ω^)「わかったかお? 実は、もうブーンはここにいる必要ないんだお!」 ( ゚ω゚)「」 452 :第18話 :2006/09/24(日) 04:30:25.52 ID:DPQHFyIr0 右手から伸ばした爪で派手に扉を壊し、一直線にブーンは弟者に詰め寄った。 (´<_`; )「ぐ・・・」 ( ^ω^)「動くなお」 弟者の首を左手で締め上げ、ブーンは命じた。 454 :第18話 :2006/09/24(日) 04:31:58.63 ID:DPQHFyIr0 (´<_`; )「・・・誰も、傷つけないんじゃなかったのか?」 ( ^ω^)「ブーンは、櫛でって言ったお〜♪」 (´<_`; )「く・・・」 _、_ (;,_ノ` )y━・~~~「・・・」 ( ^ω^)「渋沢さんも動くなだお〜」 _、_ (;,_ノ` )y━・~~~「・・・」 ( ^ω^)「悪いけど、人質になって貰うお」 456 :第18話 :2006/09/24(日) 04:36:14.74 ID:DPQHFyIr0 ノq|*゚听ハ((ギコはどうするんだ?)) クーが囁いた。ブーンも、弟者に聞こえないくらいの声で返す。 ( ^ω^)((渋沢さんとあの妖怪、手ごわいお。 他にもいるかもしれないしどうせなら合流したいお)) ノq|*゚听ハ((そっか クーが納得したような顔をして返事しようとした時。 その時、鳴き声みたいなものが聞こえた。 「クックルドウドウドウ」 460 :第18話 :2006/09/24(日) 04:41:05.17 ID:DPQHFyIr0 ( ^ω^)「・・・何か、言ったかお?」 (´<_`; )「・・・まさか」 がこんっ・・・! 突如、真上から派手な音がした。 上で、何かが暴れているような。床を叩いているような。 463 :第18話 :2006/09/24(日) 04:50:05.07 ID:DPQHFyIr0 ( ;^ω^)「・・・?」 「クックルドウドウドウ」 ガドムッ! ノq|;゚听ハ「・・・揺れてないか?」 「クックルドウドウドウ」 ドギャムッ! _、_ (;,_ノ` )y━・~~~「て、天井にヒビが・・・?」 「クックルドウドウドウ」 ズギャアアアンッ!!!!!!!!!!! 465 :第18話 :2006/09/24(日) 04:51:04.88 ID:DPQHFyIr0 天井が割れる。 大小のコンクリート材が、ブーンたちに降りかかってきた。 ( ;^ω^)「わっ、なんだおっ!!!」 ノq|;><ハ「おおっ?」 (´<_`; )「ぐおおおっ!?」 _、_ (;,_ノ` )y━・~~~「・・・終わり、か」 コンクリートの細かい破片や塵が舞い上がり、 一時的に視界が悪くなった。 そして・・・ その中に隠れ、いつの間にか何者かがブーンの近くに立っていた。 鳥面で体が人間の、化け物だった。 ( ゚∋゚) ・・・・ 467 :第18話 :2006/09/24(日) 04:53:47.49 ID:DPQHFyIr0 ( ;^ω^)「・・・だれだお?」 ( ゚∋゚) ・・・・ ブーンは余りの事に、弟者を解放してしまっている。 弟者は渋沢さんの近くに逃げた。 (´<_`; )「な、何故ここが?」 _、_ (;,_ノ` )y━・~~~「ディにここがばれたんでしょうな」 ( ;^ω^)「ディ先生が??? お前ら、敵対してるのかお?」 (´<_`; )「・・・ディは妖怪を戦争に使う事は反対なんだ」 _、_ (;,_ノ` )y━・「しかし意外ですな。ここまで強硬手段をとるとは」 (´<_`; )「ブーン君。いくら君でも、彼には勝てないだろうな・・・」 ( ;^ω^)「・・・」 ( ゚∋゚) ク・・・ 470 :第18話 :2006/09/24(日) 04:55:21.39 ID:DPQHFyIr0 ( ゚ω゚)「!」 突然、ブーンの目の前からクックルが消えた。 慌てて、左右を見回すブーン。 弟者や渋沢さんも同様のようだ。 ク いきなり上から、クックルのものと思しき鳴き声がブーンに聞こえた。 攻撃を警戒しながら、ブーンは慌てて上を見る。 ブーンの丁度真上に、クックルはいた。 そして・・・ クックルは分裂した。 8体のクックルがそれぞれ降りてきて、ブーンを取り囲む。 473 :第18話 :2006/09/24(日) 04:56:58.95 ID:DPQHFyIr0 ( ;^ω^)「なんじゃこりゃああああああああああ!!!!」 (´<_`; )「で、でたでた、でたでぇ!! クックル自慢の分身技!!!!! も、もうこれでブーンには勝ち目はないでえっ!!!」 _、_ (;,_ノ` )y━・~~~「落ち着きたまえ、弟者・・・」 ノq|;゚听ハ「ブーン・・・!」 ( ゚ω゚)「」 クックルが一斉に襲い掛かってきた。 ブーンは前方からのクックルの攻撃を避けたが、 他の7体のクックルの攻撃を避ける事は出来なかった。 前後左右へ満遍なく激しく体を殴り飛ばされながら、 ブーンは倒れた。 475 :第18話 :2006/09/24(日) 04:58:50.60 ID:DPQHFyIr0 ( ゚∋゚)「クックルドウドウドウ」 ( メ'ω`)「お・・・」 クックルは分身を解き、ブーンに馬乗りになる。 クーはブーンの鞄から這い出て、クックルへと怒鳴りつけた。 ノq|#゚听ハ「このー! ブーンになにするんだっ!!!」 ( ゚∋゚)「?」 ノq|#゚听ハ「ブーンから早く降りろっ!」 σ( ゚∋゚)「?」 476 :第18話 :2006/09/24(日) 05:00:22.05 ID:DPQHFyIr0 ノq|#゚听ハ「おりろーっ!!!」 ぺちぺち ( ゚∋゚)つ ぺしっ ノq|;++ハ「きゅう・・・」 クーはクックルに軽く叩かれて、気絶した。 478 :第18話 :2006/09/24(日) 05:01:42.09 ID:DPQHFyIr0 ( メ'ω`)「く、クー・・・」 「久しぶりだね。内藤家の坊や?」 「ぐおっ!」 ( ´ー`)「シラネーヨ」 渋沢さんが、突然あらわれた妙な動物のようなものの下敷きになった。 その動物の上に、気だるそうな中年女性が跨っている。 (´<_`; )「でいっ!」 (#゚;;-゚)「・・・やあ。お前は元気そうだね」 480 :第18話 :2006/09/24(日) 05:02:45.59 ID:DPQHFyIr0 (´<_`; )「お、お前、どういうつもりだっ!?」 (#゚;;听)「どうもこうもないよ。自分の不始末の責任をつけにきた」 (´<_`; )「ふしまつ?」 (#゚;;ー゚)「あんたらの考え、妖怪どもを全て道具にするやり方が ここまで具体的に進んでると知らなかったからね・・・」 (´<_`; )「な、なぜ、でぃがその事をっ!?」 (#゚;;听)「聞いたよ。ギコにね」 482 :第18話 :2006/09/24(日) 05:06:03.27 ID:DPQHFyIr0 (´<_`; )「・・・ギコ?」 (#゚;;-゚)「お前らがspectre02と呼ぶ個体だよ」 (´<_`; )「なっ!!!」 (#゚;;ー゚)「私からのスパイとも知らず、馬鹿だねえ」 (´<_`; )「くぅ・・・」 (#゚;;-゚)「私がアンタ等に手を貸したのは、バランスをより効率よく保つためだ。 妖怪達を奴隷にするためじゃないよ」 (´<_`; )「何故だ? アンタは妖怪の味方かっ!?」 (#゚;;听)「やれやれ。理系の坊やには、難しい科学しか分からんか。 もう、話はいい。この施設、破壊させてもらう」 (´<_`; )「・・・くそ、ここまで来て・・・」 483 :第18話 :2006/09/24(日) 05:07:42.26 ID:DPQHFyIr0 (#゚;;ー゚)「さて、内藤家の坊や?」 ( メ'ω`)「なんだお?」 (#゚;;听)「まあ、クックルの攻撃を受けて意識があるのも驚きだが・・・ でも、ツンを追い詰める力、こんなものか?」 ( メ'ω`)「・・・」 (#゚;;听)「・・・相性が悪いのかねぇ。それとも、まだ何か隠してるのか・・・?」 ( メ'ω`)「何も隠してないお・・・」 (#゚;;-゚)「・・・」 ( メ'ω`)「・・・でも、ディ先生・・・」 (#゚;;听)「なんだい?」 ( メ'ω`)「ブーンは、何も無くても、貴方を止めなきゃならないお」 485 :第18話 :2006/09/24(日) 05:09:49.10 ID:DPQHFyIr0 (#゚;;-゚)「・・・何故だい?」 ( メ'ω`)「貴方のやり方は、大きな乱を呼ばないやり方かも知れないお。 ・・・でも、一部の悲劇の元になりたってるお」 (#゚;;听)「・・・そんなのは、どんなやり方でも同じだろうよ」 ( メ'ω`)「でも、貴方のやり方では、その一部の悲劇がずっと続くやり方だと思うお」 (#゚;;-゚)「・・・」 ( メ'ω`)「その証拠に、今も・・・」 (#゚;;-゚)「・・・」 ブーンはクックルの腕を掴む。 (#゚;;-゚)「・・・力の無いものは、何も語れないよ?」 486 :第18話 :2006/09/24(日) 05:11:35.62 ID:DPQHFyIr0 ( メ'ω`)「どけお。クックル・・・」 ( ゚∋゚) ・・・ ( メ'ω`)「どけお。先生も苦しんでるんだお?」 ( ;゚∋゚) ・・・ クックルは困惑したように、ディを見る。 (#゚;;听)「・・・クックル! アンタともあろうものが、シャンとしないか!」 ( メ'ω`)「先生は、本当はこんなやり方は好きじゃないんだお。クックル?」 ( ;゚∋゚) ・・・ 「やれやれ・・・」 (#゚;;听)「・・・ん?」 489 :第18話 :2006/09/24(日) 05:14:07.17 ID:DPQHFyIr0 (,,゚Д゚)「完全に病気だよな、ディ・・・?」 (#゚;;-゚)「ギコか」 (,,゚Д゚)「なんで、ディが苦しんでるんだ? ブーン」 ( メ'ω`)「ディ先生に懐いてる妖怪たちを見れば分かるお。 ・・・先生は、守りたいんだお。徐々に弱りくる妖怪や、暴走する人間を。 だから、仕方なく今の道を・・・」 (#゚;;-゚)「・・・そこまで分かってて、何故手を貸さない?」 ( メ'ω`)「先生、新しい方法、考えればいいお」 (#゚;;-゚)「・・・先祖代々行ってきた大事な仕事だ。 私の代で放棄するつもりはない」 ( メ'ω`)「どうせ、人間が考えたやり方だお? なら、人間が変えてもいいはずだお」 (#゚;;-゚)「・・・」 491 :第18話 :2006/09/24(日) 05:15:03.29 ID:DPQHFyIr0 ( メ'ω`)「先生、もっと妖怪達と話してみるお・・・」 (#゚;;听)「クックル! この小僧の口を止めろ!」 ( ゚∋゚) ・・・クックル! (,,゚Д゚)「おおっとお!!!」 ギコは突然、クックルに炎を吐き掛けた。 クックルはブーンを殴りつけようとした拳を途中で止め、 炎を避けた。 ギコはクックルが避けた瞬間、ブーンの前に立つ。 495 :第18話 :2006/09/24(日) 05:18:25.52 ID:DPQHFyIr0 (#゚;;-゚)「・・・ギコ、どういうつもりだ?」 (,,゚Д゚)「こいつにゃ、思い入れがあってな。 殺すなら俺がやる」 (#゚;;-゚)「・・・好きにしろ。お前は確かに今回役立った」 (,,゚Д゚)「・・・そうかい。じゃ、お言葉に甘えて」 ギコは、ブーンを咥え、放り投げる。 そして、落ちてきた所を丸呑みにした。 (,,゚Д゚)「ついでに、そこの小娘も頂くぜ?」 (#゚;;-゚)「ああ」 ノq|*--ハ ・・・ (,,゚Д゚) ごくん ギコは続いて、クーを呑みこんだ。 498 :第18話 :2006/09/24(日) 05:21:34.21 ID:DPQHFyIr0 (#゚;;听)「さあ、クックル、シラネーヨ、ギコ。 この施設を壊せ!!!」 (´<_`; )「・・・ちくしょう もっと早く、取り掛かってれば・・・」 破壊音が施設内に響く。 小さな電子音も同時に鳴り響いた。 流石弟者はその音を聞きながら、 疲れきった顔をしてうな垂れた。
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