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( ^ω^) ぶーん と つんξ(゚、゚ξ
荒巻が昇天してしばらく。 ツンとブーンが落ち着いた頃 荒巻は帰る寸前、ブーンを連れ出した ./ ,' 3 `ヽーっ「・・・所でな」 ( ^ω^)「・・・ド変態、何だお?」 ./ ,' 3 `ヽーっ「ちょっと、真面目な話だ。お主、人間だろう?」 ( ^ω^)「当たり前だお」 ./ ,' 3 `ヽーっ「最初、儂には分らなかったぞ。随分、妖気が馴染み始めている」 ( ;^ω^)「お・・・?」 ./ ,' 3 `ヽーっ「櫛使いに妖気を盗る力があるとは知らなかったな」 ( ;^ω^)「・・・この櫛のこと、知ってるのかお?」 ./ ,' 3 `ヽーっ「ああ。実はな、その櫛は儂が作った」 ( ;^ω^)「え? ほ、本当かおっ!!!」 181 :第16話 :2006/09/23(土) 11:09:25.85 ID:rMe1LWB90 ./ ,' 3 `ヽーっ「勿 論 う そ だぴょん♪」 ( #^ω^)「・・・やべえ、マジ殺したいお」 182 :第16話 :2006/09/23(土) 11:13:17.49 ID:rMe1LWB90 ./ ,' 3 `ヽーっ「・・・」 ( ^ω^)「・・・お?」 ./ ,' 3 `ヽーっ「あの妖怪、面白い奴だな」 ( ^ω^)「ツンの事かお?」 ./ ,' 3 `ヽーっ「そうだ。色んな意味でな」 ( ^ω^)「?」 ./ ,' 3 `ヽーっ「・・・実は、儂は妖怪を治す術を持たんのじゃよ」 ( ^ω^)「そうだったのかお。それじゃ、あれは誤魔化してたのかお?」 ./ ,' 3 `ヽーっ「まあ、変態でもあるんだけどね」 ( ;^ω^)「・・・」 ./ ,' 3 `ヽーっ「だが、逆にお前は治してやれる」 ( ^ω^)「お? 妖気を取り除くってことかお?」 183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/23(土) 11:15:22.62 ID: rMe1LWB90 ./ ,' 3 `ヽーっ「そうだ。見たところ、連れの一匹の妖気以外にも、混ざってるな?」 ( ^ω^)「・・・もう一匹、死んだ妖怪のものだお」 ./ ,' 3 `ヽーっ「連れの妖気は、返してやれ」 ( ^ω^)「・・・死んだ妖怪のものは?」 ./ ,' 3 `ヽーっ「その術は、持ち主にしか返せんみたいじゃからな・・・」 ( ^ω^)「・・・どうするんだお?」 ./ ,' 3 `ヽーっ「そっちは、儂が浄化してやろう・・・。ただ」 ( ^ω^)「ただ?」 ./ ,' 3 `ヽーっ「問題は二つある。連れに妖気を返して、今の関係に戻れるかだ」 ( ^ω^)「?」 ./ ,' 3 `ヽーっ「大きすぎる力は、持ち主を歪ませるものだ。 こと、妖気に関してはな」 ( ^ω^)「・・・」 184 :第16話 :2006/09/23(土) 11:16:53.31 ID:rMe1LWB90 ./ ,' 3 `ヽーっ「それから」 ( ^ω^)「なんだお」 ./ ,' 3 `ヽーっ「お主がどうしたいかだ」 ( ^ω^)「・・・」 ./ ,' 3 `ヽーっ「お主が新たに妖気を盗らない限りは、まだ時間がある」 ./ ,' 3 `ヽーっ「よく考えろ」 ( ^ω^)「ギコに妖気を戻して、また暴れだしたらどうしたらいいんだお?」 ./ ,' 3 `ヽーっ「・・・」 ( ^ω^)「新しく暴れまわる妖怪を見つけたとき、どうしたらいいんだお?」 ( ・ω・)「・・・ブーンは例え妖怪でも殺したくないお」 ./ ,' 3 `ヽーっ「・・・」 ( ・ω・)「守るためなら戦うお。でも、できたら戦いはしたくないお。 どうしたら・・・」 185 :第16話 :2006/09/23(土) 11:18:32.34 ID:rMe1LWB90 ./ ,' 3 `ヽーっ「お主の周りにいる妖怪。あいつ等は、なんでお前の周りにいる?」 ( ・ω・)「・・・」 ./ ,' 3 `ヽーっ「お主は妖怪に好かれやすい・・・不思議な気質だ」 ( ・ω・)「・・・」 ./ ,' 3 `ヽーっ「お主の望む道は、誰も解決法を見つけておらん」 ./ ,' 3 `ヽーっ「でもな、この世の者はどうせ、その場で出来ることをするしかないんだ」 ./ ,' 3 `ヽーっ「お主が人間も、妖怪も守りたいなら。 それをするにはどうすればいいか。 常にそれを考えて、精一杯行動しろ」 ( ・ω・)「・・・でも、もし間違ってしまったら」 ./ ,' 3 `ヽーっ「間違ってもいいじゃろ。笑って誤魔化せ。人間だもの」 ( ^ω^)「・・・そうかお」 ./ ,' 3 `ヽーっ「大事なのは間違った後、どうするかじゃよ・・・」 186 :第16話 :2006/09/23(土) 11:21:17.70 ID:rMe1LWB90 ( ^ω^)「・・・ギコに、妖気を返すお」 ./ ,' 3 `ヽーっ「そうか」 ( ^ω^)「もう一匹分の妖気の浄化、お願いしますお」 ./ ,' 3 `ヽーっ「うむ」 ( ^ω^)「ツンにもらしくないと言われたし、とりあえず今は妖怪にはならないお。 人も食べたくないし」 ./ ,' 3 `ヽーっ「・・・」 ( ^ω^)「でも、ブーンは強くなるお」 ./ ,' 3 `ヽーっ「ん?」 ( ^ω^)「強くなって、ブーンの話が聞いてもらえるように。 単純に、力じゃなくて」 ( ^ω^)「一人じゃ無理だから、仲間も探すお!」 ( ^ω^)「人と妖怪、殺しあわなくてすむように」 ./ ,' 3 `ヽーっ「・・・そうか」 187 :第16話 :2006/09/23(土) 11:22:05.85 ID:rMe1LWB90 ( ^ω^)「荒巻、ただの変態と思ってたけど、違ったんだお・・・」 ./ ,' 3 `ヽーっ「ああ。変態仙人だ」 ( ;^ω^)「・・・じゃあ、ギコに返してくるお」 ./ ,' 3 `ヽーっ「うむ。事が済んだら、また荒巻山に来るがよい」 ブーンは家へと戻った。 ./ ,' 3 `ヽーっ「妖怪と、人がか・・・」 ./ ,' 3 `ヽーっ「さて、どうなることやら・・・」 188 :第16話 :2006/09/23(土) 11:25:41.28 ID:rMe1LWB90 ブーンは部屋に戻った ( ^ω^)「ギコは?」 川=*’凵f)=「屋根の上で孤独を気取ってるわ。キャラ付け乙って感じ」 ( ;^ω^)「あ、ありがとうだお」 川=*’凵f)=「どーいたしまして」 201 :第16話 :2006/09/23(土) 12:20:00.93 ID:8p+abblw0 ブーンは屋根の上へとのぼる。 ギコは一匹、星を眺めていた。 ( ^ω^)「ギコ」 (,,゚Д゚)「なんだ、ゴルァ」 ( ^ω^)「ギコは最近、落ち着いてるお」 (,,゚Д゚)「お前に力を取られたからな。 無駄な力の浪費は、抑えたいんだよ」 ( ^ω^)「・・・そうかお」 (,,゚Д゚)「ただの世間話に来たのか?」 ( ^ω^)「・・・ギコ、力を返したいお」 203 :第16話 :2006/09/23(土) 12:21:54.43 ID:8p+abblw0 (,,゚Д゚)「・・・? 急になんだ?」 ( ^ω^)「喜ばないのかお?」 (,,゚Д゚)「突然すぎてな。警戒してるんだ、ゴルァ」 ( ^ω^)「ブーンはこのまま妖気を纏い続けると、 妖怪になってしまうそうなんだお。 背に腹は変えられないお」 (,,゚Д゚)「ふーん」 ( ^ω^)「でも・・・ギコ、まだ、人を襲うのかお?」 (,,゚Д゚)「・・・わからん」 ( ;^ω^)「わからん?」 (,,゚Д゚)「お前らと敵対するのは面倒だからな」 ( ^ω^)「・・・」 206 :第16話 :2006/09/23(土) 12:25:05.15 ID:8p+abblw0 ( ^ω^)「ギコは、なんでディの言う事を聞くんだお?」 (,,゚Д゚)「・・・」 ( ^ω^)「お?」 (,,゚Д゚)「聞きたいか?」 ( ^ω^)「聞きたいお」 (,,゚Д゚)「簡単な話だ。アイツの持つ中で最強の妖、クックルドゥドゥドゥに敗れたからだ」 ( ^ω^)「くっくるどぅどぅどぅ?」 (,,゚Д゚)「チキンジョージの別名を持つ超獣だ。 肉弾戦だけなら、絶頂時のツンよりも強いかもな」 ( ^ω^)「・・・負けたから、言う事を聞くようになったのかお?」 (,,゚Д゚)「ああ。負けて、契約させられた」 ( ^ω^)「契約・・・」 208 :第16話 :2006/09/23(土) 12:26:34.67 ID:8p+abblw0 (,,゚Д゚)「奴等が言うに、契約には二種類あってな」 ( ^ω^)「二つ?」 (,,゚Д゚)「一つは、ある程度の意思疎通をとれるようになった後に、 術者の血を飲ませる事で傀儡師との関係を作るもの。 ちんぽっぽとかが、この方法だな。 比較的 納得した形で入るから、言う事も聞きやすいみてーだ」 ( ^ω^)「・・・ギコは?」 209 :第16話 :2006/09/23(土) 12:28:03.71 ID:8p+abblw0 (,,゚Д゚)「そう。俺は違う。 命令に逆らわないように体の中に 直接 死に至る呪いの術式を書き込まれる。 そして、長い封印の間に、体に慣らさせられる・・・」 ( ;^ω^)「・・・酷いお」 (,,゚Д゚)「ま、でも、殺されないだけ、ましだったのかもな」 ( ^ω^)「・・・」 (,,゚Д゚)「だが、プライドは傷つけられたぜ。 そのうち、ディの奴は殺してやるつもりだった」 210 :第16話 :2006/09/23(土) 12:29:47.11 ID:8p+abblw0 ( ^ω^)「・・・過去形、なのかお?」 (,,゚Д゚)「おい、ブーン」 ( ^ω^)「なんだお?」 (,,゚Д゚)「お前、誇っていいぜ?」 ( *^ω^)「え? 何が?」 (,,゚Д゚)「やる気をそぐ達人だよ。お前は」 ( ;^ω^)「やる気って・・・酷いお」 (,,゚Д゚)「ああ。人間を殺して喰って回るやる気すら失せちまった。 お前見てるうちにな」 ( ^ω^)「・・・」 (,,゚Д゚)「力、返してくれるんだろ?」 ( ^ω^)「・・・いくお、ギコ!」 211 :第16話 :2006/09/23(土) 12:32:07.99 ID:8p+abblw0 ブーンはしゃがみこみ、ギコの額に右手をあてた。 ( ゚ω゚)「・・・!!!!」 (,,-Д-)「・・・」 ・・・ブーンとギコの周りが淡く光り、すぐに止んだ。 (,,゚Д゚)「やれやれ、取り戻せたか」 ( ^ω^)「・・・ギコ」 (,,゚Д゚)「くっくっく。妖の口車に乗せられやがって」 ( ;^ω^)「ぎ、ギコっ!?」 213 :第16話 :2006/09/23(土) 12:34:44.52 ID:8p+abblw0 (,,゚Д゚)「しょうがない奴だよ、ブーン」 ( ;^ω^)「・・・お?」 (,,゚Д゚)「お前が戦うのが嫌いなことは、よく分かったよ」 (,,゚Д゚)「・・・俺の名前は、ギコ・ハニャーン。用があれば、この名を呟け」 ( ^ω^)「・・・?」 (,,゚Д゚)「・・・これで、3体目だよ。俺の本名を知る奴は」 ギコはふわりと浮かび上がり、夜空へと消えていった。 ( ^ω^)「あ、ギコ・・・」 ( ^ω^)「行ってしまったお・・・」
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