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( ^ω^) ぶーん と つんξ(゚、゚ξ
今日は水曜日。 ブーンは授業後に特にやることなく、 歴史研究部の部室に入り込んで2chをしていた。 ( ^ω^)「お? このアドは? まさか・・・」 ( *^ω^)「ピンク色の、素敵空間な予感!」 ブーンは急いでクリックした。 別ウインドウに、画像が表示される。 ( ;^ω^)「お・・・?」 4 :第14話 変貌 :2006/09/22(金) 22:39:32.64 ID:MoB99NKs0 グロ画像だった。 人のお腹が切り裂かれ、内臓が露出している。 まるで、牛の屠殺のように、 解体されている最中のようだ。 ( ;^ω^)「うわー・・・」 グぅー・・・ ブーンのお腹がなった。 8 :第14話 :2006/09/22(金) 22:47:02.56 ID:MoB99NKs0 Σ( ;^ω^)「おっ!? あれ、オカシイお・・・さっきオヤツ食べたのに」 ξ゚听)ξ「おい、ぶーん」 ( ;^ω^)「あ、どうかしたのかお?」 ξ゚ー゚)ξ「ん? いつもに増して変な顔をしおってからに。 お主こそ、どうかしたのか?」 ( ;^ω^)「いや、別に」 ξ゚听)ξ「儂は、また ちと出かけてくる」 ( ;^ω^)「あ、うん。行ってらっしゃいだお」 ξ゚ー゚)ξ「? 何か、疲れてるんじゃないのか?」 ( ;^ω^)「大丈夫だお!」 ξ゚听)ξ「そうか? じゃあな」 ツンは部室から、 壁抜けをして出て行った。 9 :第14話 :2006/09/22(金) 22:49:54.94 ID:MoB99NKs0 ( ;^ω^)「・・・」 パソコンを切り、ブーンも部室から出ようとする。 ブーンがドアノブを捻ろうとした瞬間、 勝手に向こうから開いた。 川*゚ー゚ハ「・・・なんだ、ブーンか」 ( ^ω^)「クー! しぃさんの事、伝えておくお」 川*゚听ハ「しぃさん???」 ( ;^ω^)「え・・・?」 川*゚听ハ「誰だ、それ?」 ( ;^ω^)「誰って、歴史研究部の部長・・・ 川;゚0゚ハ「はあ? 歴史研究部の部長は私だろう?」 ( ;^ω^)「・・・???」 10 :第14話 :2006/09/22(金) 22:50:43.11 ID:MoB99NKs0 川*゚ー゚ハ「夢でも、見たんじゃないか?」 ( ;^ω^)「お・・・」 ( ;^ω^)「・・・クー。日本史の先生って誰だっけ?」 川;゚0゚ハ「はあ? ツー先生だろお? 本当、大丈夫か?」 ( ;^ω^)(記憶の・・・操作かお?) ( ^ω^)「・・・なんでもないお」 11 :第14話 :2006/09/22(金) 22:52:43.68 ID:MoB99NKs0 川*゚ー゚ハ「ところでブーン。暇か?」 ( ^ω^)「暇だおー」 川*゚ー゚ハ「じゃあ、街にでも遊びに行こうじゃないか。 付き合え」 ( ^ω^)「いいお」 クーと二人、並んで歩くブーン。 車どおりの大きな通りに出て、その道沿いに歩く。 十分も歩くと、商店街に出た。 12 :第14話 :2006/09/22(金) 22:53:51.82 ID:MoB99NKs0 ウインドウショッピングを楽しむクーと、 そんなクーを見るブーン。 前まで、よくあった光景。 ツンに会うまでは。 ( ^ω^)「・・・」 ブーンとクーは喫茶店に入った。 紅茶二つと、クーはチョコレートケーキを注文したあと、 2階の席からブーンたちは商店街を歩く人ごみをみる。 川*゚ー゚ハ「平日なのに、人が多いな・・・」 ( ^ω^)「・・・本当だお」 14 :第14話 :2006/09/22(金) 22:55:16.83 ID:MoB99NKs0 歩く人。 何で、こんなにいるんだお? オカシイ。 ひょっとして、こいつらは実は家畜なんじゃないかお? 気が付いていないだけで。 本当は、食べるため、 誰かが管理している、 肉・・・ 肉・・・ 肉、肉、肉 肉、肉、肉、肉、肉肉、にくにくにくにくにくにくにくにくにくにく・・・・ 16 :第14話 :2006/09/22(金) 22:58:38.19 ID:MoB99NKs0 川*゚−゚ハ「ブーン?」 Σ( ;^ω^)「はっ!」 川*゚−゚ハ「どうかしたのか?」 ( ;^ω^)「い、いや! なんでもないお!!!」 川*゚ー゚ハ「・・・なら、いいが」 ( ;^ω^)「・・・」 17 :第14話 :2006/09/22(金) 23:00:05.27 ID:MoB99NKs0 ブーンはクーから視線をそらし、下を向いた。 クーのほっそりとした指が視界に入る。 ( ^ω^)「おいしそうだお・・・」 川*゚ー゚ハ「ケーキ食べるか?」 Σ( ;^ω^)「あ、いや! いいお!」 川*゚−゚ハ「・・・そうか」 クーは少しショックそうな顔をした。 ブーンは再び、窓の外を眺めた。 18 :第14話 :2006/09/22(金) 23:03:57.97 ID:MoB99NKs0 ( ^ω^)「・・・ん?」 川*゚ー゚ハ「どうかしたのか?」 ( ^ω^)「今、人ごみにドックンがいたような・・・」 川*゚听ハ「ドックン? 誰だ?」 ( ^ω^)「・・・昔の友達だお」 川*゚ー゚ハ「・・・会ってこなくていいのか?」 ( ^ω^)「見間違いかもしれないお。こんな所にいるわけ 「みぎゃあああああああああああっ!!!!」 突然、悲鳴が聞こえた。 19 :第14話 :2006/09/22(金) 23:05:34.41 ID:MoB99NKs0 川*゚−゚ハ「・・・何だ?」 クーが通りを見ようとする。 ブーンはクーの手を引っ張り、首をふった。 川;゚听ハ「ブーン?」 ( ^ω^)「クー。逃げて欲しいお」 川;゚听ハ「え?」 ( ^ω^)「ブーンと櫛に任せて」 ブーンは喫茶店の二階から、窓を破って下の通りへ降りた。 21 :第14話 :2006/09/22(金) 23:06:56.81 ID:MoB99NKs0 ● ●、「ぐおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 通りには 巨大な犬の化け物・・・ ではなく、 3mはある巨大な犬の顔に、二本の足が直接付いた不気味な怪物がいた。 唖然とする人。 触ろうとする人。 電話で誰かを呼ぶ人。 写真をとっている人。 アトラクションかと思っているのか 様々な行動をとっている者がいた。 が、 怪物の近くで腰を抜かした人が丸呑みされてからは、 皆が一斉に逃げ出した。 22 :第14話 :2006/09/22(金) 23:07:49.23 ID:MoB99NKs0 ( ;^ω^)「くそ、間に合わなかったお」 ブーンは首を振り、流れに逆らって怪物へと近づく。 ( ^ω^)「お前は?」 ● ●、「ぐおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 ( ;^ω^)「ぐおおおお、しか言えないのかお?」 ● ●、「ぐおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 ( ;^ω^)「おおっ・・・!?」 怪物がブーンへと突進してきた。 ブーンは咄嗟に跳び箱の要領で、 怪物の頭頂部に手を付き、飛び越えてよける。 24 :第14話 :2006/09/22(金) 23:09:48.90 ID:MoB99NKs0 目標を失った怪物は、 ぐしゃっという、嫌な音と共に怪物は近くの建物に突っ込んだ。 瓦礫の下から、赤い液体がにじみ出始める。 ( ;^ω^)「あ・・・?」 ( ;^ω^)(危なくて、これじゃあ避けられないお・・・!) ( ゚ω゚)「しょうがないかお・・・」 25 :第14話 :2006/09/22(金) 23:10:47.49 ID:MoB99NKs0 櫛は激しく光りながら、ブーンの右腕に力を宿した。 起き上がろうとする怪物の上に乗っかり、 ブーンは右腕を怪物の頭頂部に押し当てる。 ( ゚ω゚)「動くなお!」 ● ●、「ぐおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 怪物はブーンを振り落とそうと、暴れまわる。 ( ゚ω゚)「・・・しょうがないお。お前からも、力を取り上げることにするお」 ブーンの右手が怪しく輝くと、 怪物の姿は小さくなってしまった。 26 :第14話 :2006/09/22(金) 23:13:24.92 ID:MoB99NKs0 ( ;゚ω゚)「ふう・・・」 ● ●、「・・・」 ( ^ω^)「暴れないでくれお? 大人しくするなら、元に戻してやるお」 ● ●、「・・・」 怪物は突然、倒れた。 ( ^ω^)「お・・・?」 ブーンは駆け寄り、怪物の体を調べる。 返事はない。 ただの屍のようだ。 27 :第14話 :2006/09/22(金) 23:14:44.89 ID:MoB99NKs0 ・・・怪物の体は徐々に薄くなり、消えた。 ( ;^ω^)「な、なんでだお? こ、殺すつもりなんて・・・!」 ('A`)「そいつ、ゾヌは力にプライドを掛けていた。 盗られたら、生きる意志なんてなくなるだろうな」 Σ( ;^ω^)「わっ! 吃驚した! ドックン!!!」 ('A`)「ゾヌを殺したな?」 ( ;^ω^)「お・・・」 28 :第14話 :2006/09/22(金) 23:15:47.31 ID:MoB99NKs0 ('A`)「妖怪はな、生きる意志を無くしたときに死ぬんだ。 覚えとけよ、ブーン」 ( 'ω`)「ごめんだお・・・ごめんだお・・・」 ('A`)「なんで、謝る?」 ( 'ω`)「ブーンは殺したくなんてないんだお・・・」 ('A`)「妖怪でもか?」 ( 'ω`)「関係ないお・・・」 ('A`)「・・・」 29 :第14話 :2006/09/22(金) 23:16:53.28 ID:MoB99NKs0 ('A`)「ブーン、あれを見てどう思う?」 ドクオは、怪物が破壊した建物を指差した。 瓦礫の下から赤い液体が染み出てきて、 近くの排水溝へと流れている。 ('A`)「ゾヌも殺した。それも、この場だけじゃない。 数え切れないほどの、人間を」 ( 'ω`)「・・・」 31 :第14話 :2006/09/22(金) 23:18:05.53 ID:MoB99NKs0 ('A`)「俺にしても、ツン様にしてもそうだ。 何故、敵だと思わない?」 ( 'ω`)「・・・」 ('A`)「・・・教えてやろうか?」 ( 'ω`)「・・・ドックン?」 ('A`)「お前は実は今、こっち側に近いのさ」 32 :第14話 :2006/09/22(金) 23:18:52.17 ID:MoB99NKs0 ( ;^ω^)「え・・・?」 ('A`)「食べてみたいんだろう? 人間を」 ( ;^ω^)「な、なに ('A`)「最近のお前を見させてもらった」 ( ;^ω^)「す、ストーカー?」 ('A`)「氏ね。話を続けるぞ。 最近、クーにまで食欲を感じ始めたはずだ」 ( ;^ω^)「ど ('A`)「お前は、ギコの妖気を盗った。そして、今日はゾヌのまで」 ('A`)「・・・お前の体は妖気を帯びており、いずれは妖怪化するだろうな」 ( ;^ω^)「・・・!!!」 33 :第14話 :2006/09/22(金) 23:19:57.75 ID:MoB99NKs0 ( ;^ω^)「よ、妖気はか、返すお!」 ('A`)「・・・なあ」 ( ;^ω^)「お?」 ('A`)「俺はあの時、正直嬉しかった」 ( ;^ω^)「あの時???」 ('A`)「お前が妖気を奪う力を見た時な。 焦ったフリをしたが・・・」 ('A`)「妖気を纏ったまま死ねば、ブーンは確実にこっち側に来てた」 ( ;^ω^)「え・・・」 ('A`)「だから俺は、お前を操っているときにギコに妖気を返すことを拒否した」 ('A`)「今のまま、妖気を纏い続けろ。 そして、お前もこっち側に来い」 34 :第14話 :2006/09/22(金) 23:23:02.46 ID:MoB99NKs0 ( ;^ω^)「ブーンも、妖怪に・・・?」 ('A`)「・・・ツン様のこと、どう思う?」 ( ;^ω^)「え・・・す、好きだお」 ('A`)「・・・男と女としてか?」 ( ;^ω^)「男と女???」 ('A`)「お前には、クーもいる。 選べ。 クー達を選び、俺達と戦うか。 妖怪となり、ツン様達といる道を選ぶか」 ( ;^ω^)「えーと・・・妖怪にならなければ、戦わなければならないのかお?」 ('A`)「ああ。そうだ」 ( ;^ω^)「そんな事、ないはずだお!!!」 35 :第14話 :2006/09/22(金) 23:24:27.04 ID:MoB99NKs0 ('A`)「ある!!! でなきゃ、お前らは食料だ!」 ( ;^ω^)「・・・!」 ('A`)「俺も実は、お前と戦いたくないんだ」 ( ;^ω^)「・・・ドックン」 ('A`)「友だった者として忠告したぞ。 モナーが動くまでの少しの時間、考えろ」 ( ;^ω^)「・・・」 ('A`)「願わくば、友に戻りたいな・・・ ・・・あばよ」 ドクオは消えた。 ( ;^ω^)「ドックン・・・」 38 :第14話 :2006/09/22(金) 23:27:55.22 ID:MoB99NKs0 ( ^ω^)「・・・クーは、無事かお」 川*゚ー゚ハ「無事だ」 Σ( ;^ω^)「わっ! びつくりしたお!」 川*゚−゚ハ「倒したのか、妖怪を・・・」 ( ^ω^)「・・・そうだお」 川*゚ー゚ハ「そうか、良かった」 ( ^ω^)「え・・・?」 川*゚−゚ハ「ん? 変なこと言ったか?」 ( ^ω^)「・・・いや、何でもないお」 川*゚−゚ハ「・・・」 ふと、沈黙が訪れた。 そして、それはそのまま続く。 ブーンは無言のまま、クーを家まで送り届けた。 39 :第14話 :2006/09/22(金) 23:29:56.85 ID:MoB99NKs0 川*゚ー゚ハ「・・・家に、ついたか」 ( ^ω^)「すぐに帰ることにして、ごめんだお」 川*゚ー゚ハ「いい。あんなのの後だからな・・・」 ( ^ω^)「そうかお」 川*゚−゚ハ「・・・なあ」 ( ^ω^)「・・・お?」 川*゚−゚ハ「また誘っても、いいんだよな?」 ( ^ω^)「もちろんだお!」 川 ゚ー゚ハ「・・・じゃあな!」 クーはまた寂しげな笑顔で、ブーンに別れを告げた。 ブーンはクーが家の中に消えるまで手を振ると、 帰路についた。 40 :第14話 :2006/09/22(金) 23:31:54.71 ID:MoB99NKs0 ブーンは自分の部屋へ入る。 ツンが、ブーンの椅子に腰掛けていた。 ξ゚−゚)ξ「・・・」 ( ^ω^)「考え事かお? ツン」 ξ゚ー゚)ξ「おお、ぶーん か」 ( ^ω^)「・・・」 ξ゚−゚)ξ「左手がまだ癒えんのだ」 ( ^ω^)「・・・痛むのかお?」 ξ゚−゚)ξ「痛みは無いが、上手く術が使えん」 ( ^ω^)「・・・大丈夫だお」 ξ゚听)ξ「え?」 ( ^ω^)「モナーが来ても、ブーンが守るお」 ξ(゚、゚#ξ「・・・小僧が。生意気いうな」 41 :第14話 :2006/09/22(金) 23:34:04.56 ID:MoB99NKs0 ( ^ω^)「・・・ツン」 ξ゚听)ξ「なんだ?」 ( ^ω^)「ブーンが妖怪になるとしたら、どう思うお?」 ξ゚听)ξ「はあ? お前が?」 ( ^ω^)「・・・」 ξ゚−゚)ξ「何かあったのか?」 ( ^ω^)「・・・別に、なにもないお」 ξ゚听)ξ「・・・やめとけ」 ( ^ω^)「お?」 ξ゚ー゚)ξ「らしくないからな」 ( ;^ω^)「え?」 ξ゚−゚)ξ「それに妖怪化すると、色んなものを無くすと思うぞ」 ( ^ω^)「・・・ツン」 42 :第14話 :2006/09/22(金) 23:35:15.74 ID:MoB99NKs0 ( ^ω^)「色んなものってなんだお?」 ξ゚−゚)ξ「わからん。そんな気がしただけだ」 ( ^ω^)「・・・」 ξ゚ー゚)ξ「それに、お主にはクーがおろうが? 妖怪になると、食べてしまうかも知れんぞ?」 ( ^ω^)「・・・それは嫌だお」 ξ゚听)ξ「やっぱり、何かあったのか?」 ( ^ω^)「・・・ツンと」 ξ゚−゚)ξ「ん?」 ( ^ω^)「いや、本当に何でもないお」 ξ゚ー゚)ξ「やっぱり、変な奴だな」 一人と一匹は薄暗い部屋で 紅色に染まった空を眺めた。
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