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( ^ω^) ぶーん と つんξ(゚、゚ξ
(´・ω・`)「ブーン」 ( ^ω^)「お?」 帰宅後、一風呂浴びたブーン。 サッパリとした顔で、フルーツ牛乳を一気飲みしていた。 そこに、ショボンは真剣な顔をして、自分の息子に話しかけてきた。 (´・ω・`)「息子よ・・・」 ( ;^ω^)「残念、そいつは親父自身のお稲荷さんだお」 7:第12話 :2006/09/21(木) 23:05:14.94 ID:9PJR0ghG0 (´・ω・`)「冗談はさておき、ツン達を連れて帰ったようだな?」 ( ;^ω^)「・・・帰ったお」 (´・ω・`)「・・・そうか」 ( ;^ω^)「どうしたんだお? 珍しく真剣な顔をして」 (´・ω・`)「明日また家出る。最後にちょっと酒に付き合え」 ( ;^ω^)「ブーンは高校 (´・ω・`)「固い事いうなよ」 ショボンはブーンの前に小さなお猪口を置く。 そして、酔鯨とラベルに書かれた緑色のビンを傾けた。 8:第12話 :2006/09/21(木) 23:08:46.11 ID:9PJR0ghG0 (´・ω・`)「もう、知ってると思うがな」 ( ^ω^)「お?」 (´・ω・`)「俺は妖怪を今まで殺してきた」 ( ^ω^)「・・・」 (´・ω・`)「そして」 (´・ω・`)「内藤家の長男であるお前には、継いでもらわなければならない」 9:第12話 :2006/09/21(木) 23:10:54.70 ID:9PJR0ghG0 ( ^ω^)「・・・嫌だお」 (´・ω・`)「とまあ、これは俺が大嫌いだった親父に言われたことだ」 ( ;^ω^)「・・・お?」 (´・ω・`)「息子とはいえ、俺とお前は他人。 自分の生き方は自分で決めろ」 ( ;^ω^)「・・・それはそれで、酷い言い方だお」 (´・ω・`)「ブーンちゃんは、父ちゃんに生き方決めて貰いたい?」 ( ^ω^)「断る」 17:第12話 :2006/09/21(木) 23:20:20.79 ID:9PJR0ghG0 (´・ω・`)「それでいい。他人からの押し付けなんて糞喰らえだ」 ( ;^ω^)「・・・」 (´・ω・`)「だがな、俺は親父の言い分が分かったから、継いだ」 ( ^ω^)「お?」 (´・ω・`)「お前も、俺の話を聞いてから決めろ」 ( ^ω^)「・・・わかったお」 18:第12話 :2006/09/21(木) 23:22:57.77 ID:9PJR0ghG0 (´・ω・`)「さて、ブーン。俺達人間は、妖怪に比べて弱すぎる」 ( ^ω^)「・・・そうかお?」 (´・ω・`)「俺みたいに修行を積むか・・・ お前みたいに櫛に選ばれない限りは、一人で勝てはしないさ」 ( ^ω^)「・・・」 (´・ω・`)「だからな、俺は殺す。 妖怪から恐れられ、 内藤がいる、というだけで 妖怪どもが息を潜める様な存在になりたかった。 人が、出来るだけ食べられないようにな」 ( ^ω^)「・・・そんなに、人の被害が出ているのかお?」 (´・ω・`)「出てるさ。身近な例がある」 ( ^ω^)「・・・誰だお?」 (´・ω・`)「お前の母親さ」 19:第12話 :2006/09/21(木) 23:24:21.64 ID:9PJR0ghG0 ( ;^ω^)「え・・・」 (´・ω・`)「お前を生んで、しばらくしてな・・・ 頭からぱっくり、食べられちまった。 あいつは既に優秀な退魔師だったが、 ・・・体力がなくなってる所を狙われたんだろうな。 俺は修行中だったから、その時は勝てなくて逃げられた」 ( ;^ω^)「そ、そいつはっ!?」 (´・ω・`)「既に俺が殺したよ。 話したら引くから、殺った時の詳細は言わないが」 ( ;^ω^)「・・・」 (´・ω・`)「それから15年。今では、妖怪が悪い奴ばかりとは言わないさ」 (´・ω・`)「だがな。 いざという時。人の前に立って妖怪たちを躊躇なく殺せる、 何ていう言うかな、 人間側の、妖怪達に対する抑止力・・・的な存在は必要だと思う」 20:第12話 :2006/09/21(木) 23:26:14.73 ID:9PJR0ghG0 (´・ω・`)「お前が妖怪達の一部と仲良くやってる事は知っている」 ( ;^ω^)「お・・・」 (´・ω・`)「お前の将来を強制はしない。 一つの選択肢として、考えてくれ。 しばらく考えた末、お前の考えがまとまったら答えを聞こう」 ( ;^ω^)「・・・でぃ先生にも、同じようなことを言われたお」 (´・ω・`)「でぃ・・・か。 既に、亜矢家とも接触があったか」 ( ;^ω^)「2時間ばかり前の話だお」 23:第12話 :2006/09/21(木) 23:27:56.00 ID:9PJR0ghG0 (´・ω・`)「でぃは、寧ろお前の方に近いのかもしれないな」 ( ;^ω^)「?」 (´・ω・`)「今、妖怪達の力が弱くなってきているのは確かだ。 そして弱い妖怪ほど、その傾向は顕著だ。 だから、そいつらを守ろうとしているようにも見える。 幼少の頃から傀儡師として妖怪と付き合ってるからな。 普通の人とは異なる感情が、妖怪達にあるんだろう」 (´・ω・`)「まあ、やり方は、合理的を装っているがな」 24:第12話 :2006/09/21(木) 23:32:02.38 ID:9PJR0ghG0 ( ^ω^)「・・・」 (´・ω・`)「櫛使いは力がある。 色んな奴が、お前と手を組みたがるだろう。 自分なりの道を考えて、選べ」 ( ^ω^)「・・・ブーンは皆が幸せになって欲しいお」 (´・ω・`)「・・・そんな道はない」 ( ;^ω^)「じゃ・・・作るお!!!」 (´・ω・`)「ふふ。そうか」 25:第12話 :2006/09/21(木) 23:32:54.12 ID:9PJR0ghG0 ( ;^ω^)「・・・」 (´・ω・`)「まあ、明日からよく考えろ。 とりあえず、今は呑め。全然呑んでないじゃないか」 ( ;^ω^)「お・・・これ苦手・・・」 (´・ω・`)「・・・俺の酒が飲めねーのかぁ!!!」 ( >ω<)「アッーーー!」 ブーンはショボンに無理やり押さえつけられ、 酒を飲まされた。 26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/21(木) 23:33:58.10 ID: 9PJR0ghG0 ブーンは自分の部屋に戻っている。 ふらふらと、覚束(おぼつか)ない足取りで。 ( *^ω^)「うぃーーーーーーーよっとっとぉ」 ( *^ω^)「んんんん???」 自分の部屋から変な音がした。 「ぴちゃぴちゃぴちゃ」 「うっ・・・」 「ツンさまぁ・・・」 ( *^ω^)「・・・・?」 27:第12話 :2006/09/21(木) 23:34:52.50 ID:9PJR0ghG0 ブーンは息を殺して、部屋の中の気配を探る。 二体。どうやら、ツンと猫又。 水が滴るような妙な音と、苦しそうな息遣い。 そして、耐えるような小さな声。 ブーンはそっと部屋のドアを開けた。 28:第12話 :2006/09/21(木) 23:36:37.32 ID:9PJR0ghG0 ブーンの椅子に、足を組んで座っているツン。 その上に猫又が跨り、顔を赤く染めながらツンの左手の指を舐めあげていた。 ξ*^ー^)ξ「うむ。良い感じだ」 川=*//o//)=「お褒めに預かり、光栄ですぅ。ちゅぱちゅぱ」 ξ*'兪)ξ「うあっ・・・」 川=*//A//)=「ツン様の肌、お綺麗です・・・」 猫又は自分の内股をツンの膝に擦り付けながら、 今度はツンの首元に顔を持っていった。 川=*//o//)=「ちゅ・・・」 猫又はうなじにキスをしながら、 ツンの着ている和服の帯を緩め始める。 30:第12話 :2006/09/21(木) 23:38:16.54 ID:9PJR0ghG0 ガタンっ!!! ( ;ω;)「ちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」 Σξ;゜Δ゜)ξ「うわっ! 吃驚した!」 31:第12話 :2006/09/21(木) 23:40:27.02 ID:9PJR0ghG0 ( ;ω;)「ブーンは、ツンをそんな娘に育てた覚えはないお!!」 ξ;゜Δ゜)ξ「はあっ?」 川=*’凵f)=「酒臭い・・・」 猫又がツンの上から降りた。 ブーンは二人の顔を交互に見る。 ( ;ω;)「そうかお・・・二人はそういう関係だったのかお・・・」 ξ;゜Δ゜)ξ「そういう???」 ( ;ω;)「隠さなくてもいいお・・・。恋仲だったんだお?」 ξ#゜Δ゜)ξ「あほか!」 33:第12話 :2006/09/21(木) 23:42:08.39 ID:9PJR0ghG0 ( ;ω;)「! じゃあ、違うのかお?」 ξ゜凵K)ξ「猫又に治癒の術を使ってもらっていたのだ」 ( ^ω^)「治癒の術???」 ξ゜凵K)ξ「左腕がまだ治っておらんのでな。 お前も昨日の夜、さっきみたいに猫又がしてくれたんだぞ」 川=*’ー’)= ニヤリ・・・ 35:第12話 :2006/09/21(木) 23:45:20.97 ID:9PJR0ghG0 ( *^ω^)「つんちゃーーーーーーーん! 良かったおーーーーー!」 ξ;゜Δ゜)ξ「お、おい! こらっ! 抱きついてくんな!!!酔っ払い!!」 ( *^ω^)「ぐふふふふ」 ξ;゜Δ゜)ξ「おい、猫又、こやつをひっぺはがせ!」 川=*’凵f)=「あ、ツン様、ごめんなさい。急用が」 ξ;゜Δ゜)ξ「お、おい! 猫又! 猫又ああああああ!」 猫又は窓から外に出て行った。 ( *^ω^)「ツーンちゃあああああああん」 ξ#゜Δ゜)ξ「ええええい! 鬱陶しい!!!」 抱きついてくるブーンを、殴るツン。 それでも、ブーンはツンに寄りかかってきた。 37:第12話 :2006/09/21(木) 23:48:52.03 ID:9PJR0ghG0 ( メ^ω^)「・・・ツン」 ξ(゜△゜#ξ「何だ! てか、近づくな!」 ( メ・ω・)「ブーンは、母親を妖怪に殺されたらしいお」 ξ゜−゜)ξ「む・・・」 ツンは、ブーンを押し戻していた手の力を緩めた。 ブーンは力なく、だらりとツンに倒れこむ。 椅子に座ったツンの膝の上に、ブーンの頭が落ち着いた。 38:第12話 :2006/09/21(木) 23:50:23.65 ID:9PJR0ghG0 ( メ・ω・)「ブーンには母親がいなかったから・・・ 凄く周りの子達が羨ましかったお。 小さい頃から」 ξ゜−゜)ξ「・・・そうか」 ( メ・ω・)「会った事ないから、母親ってどんな感じかは分からないお。 でも、多分・・・ 母さんを殺した犯人にもし会えたら、 ・・・自分でも考えたくないような方法で、 相手を殺したかもしれないお」 ξ゜凵K)ξ「我々が、憎いか?」 39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/21(木) 23:51:10.11 ID: 9PJR0ghG0 ブーンはゆっくり、首を振った。 ( メ・ω・)「この話を聞く前に、ツンと会えて良かったお」 ξ゜凵K)ξ「えっ・・・?」 ( メ・ω・)「もしツンと会っていなかったら、 躊躇なく妖怪を殺す道を選んでいたかもしれないお」 ξ*゜−゜)ξ「ブーン・・・」 ( メ・ω・)「人を食べる恐ろしい存在だけど・・・ それだけじゃ、なかったお」 ( メ−ω・)「何だか、ブーンはツンと一緒に・・・ ( メ−ω−) zzzzz・・・ 41:第12話 :2006/09/21(木) 23:52:23.78 ID:9PJR0ghG0 ξ゜−゜)ξ「・・・寝たか」 ツンは膝の上のブーンの頭の上に、手を置いた。 ξ゜凵K)ξ「ちっ・・・酔っ払いめ」 ξ゜−゜)ξ「・・・」 ξ ゜A゜)ξ「儂は人間じゃない。それに、お主にはくぅがおろうに・・・」 何となくブーンの頭を撫でながら、 ツンは外を眺めた。 月が雲に隠れてしまった。 雨が降るのかもしれない。
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